説明

ラベルを切断するための切断装置および切断方法、ならびにラベル貼付装置

【課題】切断部と逆圧ローラを備えるラベル切断の為の切断装置を提供する。
【解決手段】切断部はラベルストリップの長さ方向に縦に配置された複数のラベルを設けるラベルストリップを個々のラベルに切分け、切断部はその周りで回転可能な第1軸内に切断手段を有する。逆圧ローラはラベルストリップを配置し、第1軸に対し平行に配置された第2軸の周りで回転可能で、第2軸に対し本質的に平行に逆圧ローラの外側表面上に設けた1以上のカウンタ切断バー6を有する。1以上のカウンタ切断バー6は、第2軸に対し平行なカウンタ切断バー6の長さ未満の第2軸に垂直な幅を有する。1以上のカウンタ切断バー6は、切断部がラベルを切断する際にカウンタ切断バー6と接触する切断位置をカウンタ切断バー上で移動可能な幅を有する。切断装置1は切断されたラベルを貼付ける為のラベル貼付装置内に存在し得る。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ラベルを切断するための切断装置および切断方法、ならびにこの切断装置が装備されたラベル貼付装置に関する。
【背景技術】
【0002】
ラベル貼付装置は、瓶、カンなどの対象物にラベルを供給するために使用される。この目的を達成するために、ラベル貼付装置において、切断装置を用いることによって、エンドレスロールの回転および非回転方向に、縦に配置された複数のラベルが設けられているラベルロールからラベルは切断され、次いで、ラベルが貼られる対象物にラベルが貼り付けられる。
【0003】
ラベルを切断するための切断装置は、欧州特許出願公開第2042437号明細書または西独国実用新案出願公開第202005002793号明細書より知られている。切断装置は、回転する真空ローラおよび回転する切断部を備える。切断部は、その円周上に、好ましくは切刃であるが穴あけ手段でもよい、少なくとも1つの切断手段を有する。ラベルは、真空ローラ上を渡され、真空ローラのローラ表面に配置された開口部を介して真空ローラによって適用された真空によって真空ローラ上に保持され、それにより、切断部は制御された方法でラベルを切断できるようになる。この目的を達成するために、真空ローラはカウンタ切断バーも有し、切断工程中、ラベルロールはカウンタ切断バー上に載置され、ラベルのエンドレスロールを切り抜く目的で、切刃をカウンタ切断バーに接触させることができる。カウンタ切断バーは、金属バーによって形成される。ラベルまたはラベルのエンドレスロールを切断する工程は、切刃とカウンタ切断バーとの間の接触によって実施される。金属バーは、好ましくは、ローラ表面から突出しないように真空ローラ内に組み込まれる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】欧州特許出願公開第2042437号明細書
【特許文献2】西独国実用新案出願公開第202005002793号明細書
【0005】
さらに、回転する切断部に関しては、大抵少なくとも2つの切刃がラベルを切り抜くために設けられているが、その理由としては、このようにして、ラベル貼付装置の同じ性能を維持しながら、切断部の回転スピードを低減することができるためである。これは、3つ以上の切刃の場合、切断部が1枚のラベルの切断から次の切断まで360°の回転を行う必要がないためであるが、さらに正確にいえば、2つだけの切刃の場合は、180°の回転しか必要とされず、4つの切刃の場合は、90°の回転しか必要とされないためである。
【0006】
また、回転する真空ローラ上には、切刃がラベルロールを切り抜くことができる場所に、好ましくは少なくとも2本のカウンタ切断バーが存在する。また、たとえば、互いから等間隔を空けて、あるいは、互いから異なった間隔を空けて、3本または4本のカウンタ切断バーも設けられてよい。また、たとえば、カウンタ切断バーがいずれの場合も互いから60°の間隔を空けて存在するカウンタ切断バーの配置も可能である。
【0007】
しかし、この従来技術では、それぞれの真空ローラの寸法に好ましくないラベルの長さの場合、ラベルの始端部がカウンタ切断バー上に正確に載置され、真空によって保持されることができないという問題がある。本出願人の内部の従来技術によれば、これは、真空ローラを用いることによって、バーが存在する場所で開口部を介して真空を生成するために、このカウンタ切断バーを取り外さなければならず、また、開口部を備えた適切なバーを真空ローラ内のカウンタ切断バー用の安全装置内に挿入しなければならないという状況をもたらす。開口部を備えたそのようなバーは、現在のところ、ラベル貼付機または切断装置自体のユーザによって作り出されなければならないが、開口部は、バーの表面に対してある角度を成して作られなければならず、開口部を作製するために使用されるドリルはたとえば壊れやすいことがあるため、困難である。このように変更された真空ローラの場合、変更されたバーが取り付けられた場所で、もう一度ラベルロールの切断が行われる場合、現在ある変更されたバーを再度取り外し、元のカウンタ切断バーを取り付けなければならない。
【0008】
したがって、ラベルの長さに応じて、ラベル貼付機または切断装置のユーザによる相当な変更努力が必要とされるため、対象物にラベルを貼る間の時間および費用の面による欠点になることが判明していることは明確である。
【0009】
さらに、最近の切断装置は、ユーザによる元のカウンタ切断バーの取り外し、および再取り付けの場合に固守できない製造公差を求めるため、説明されたように、開口部が設けられたバーを備える元のカウンタ切断バーの取り換えは最近の切断装置上では不可能である。したがって、最近の切断装置上では、ユーザが上記で説明したラベル貼付装置の変更によって対処することができないため、それぞれの真空ローラの寸法に好ましくないラベルの長さの場合には、最近の切断装置を使用することができない。
【0010】
また、より多くの開口部または真空開口部が、真空ローラのローラ表面に存在するように真空ローラを変更することも考えられてきている。言い換えれば、真空ローラの軸に対して垂直に列を成して配置された開口部または真空開口部の列を、真空ローラにおける真空開口部の一方の列から他方の列までの穴の間隔をより近くして配置することが考えられてきた。しかし、真空ローラに存在する開口部が多いほど、切断装置を洗浄するためにかかる時間が長くなるため、装置の休止時間がより長くなるという結果となる。さらに、そのような変更型では、望ましくないラベルの長さの場合、ラベルの始端部が正確にカウンタ切断バー上に、または真空開口部の隣に載置されるという問題を解決することは不可能である。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0011】
したがって、本発明の目的は、どのような長さのラベルも、切断装置の複雑な変更および/または切断装置さらにはラベル貼付装置の処理量の低減なしに切断することができる、ラベルを切断するための切断装置および切断方法、ならびにラベル貼付装置を提供することである。
【0012】
この目的は、請求項1に記載のラベルを切断するための切断装置、請求項14に記載のラベル貼付装置、および請求項15に記載の切断方法によって達成される。
【課題を解決するための手段】
【0013】
切断装置は、切断部と、逆圧ローラとを備える。切断部は、ラベルストリップの長さ方向に、縦に配置された複数のラベルが設けられているラベルストリップを個々のラベルに切り分ける役割を果たし、切断部は、切断部がその周りで回転可能である第1軸に対して平行な切断手段を有する。逆圧ローラは、ラベルストリップを配置する役割を果たし、逆圧ローラは、第1軸に対して平行に配置された第2軸周りで回転可能であり、第2軸に対して本質的に平行に逆圧ローラの外側表面上に設けられた少なくとも1つのカウンタ切断バーを有する。少なくとも1つのカウンタ切断バーは、第2軸に対して平行なカウンタ切断バーの長さよりも小さい第2軸に垂直な幅を有する。さらに、少なくとも1つのカウンタ切断バーは、切断部がラベルを切断する際にカウンタ切断バーと接触する切断位置をカウンタ切断バー上で移動させることができるような幅を有する。
【0014】
ラベル貼付装置は、そのような切断装置を備え、切断装置によって切断されたラベルをラベルが供給される対象物に貼り付ける役割を果たす。
【0015】
特に、切断装置上のカウンタ切断バ−の変更された幅は、生産費用を最低限に抑えるために、カウンタ切断バーをできるだけ狭く保つため、以前の手法とは逆のものである。
【0016】
切断装置の有利な実施形態は、従属請求項内に具体化される。
【0017】
好ましくは、逆圧ローラは、開口部が少なくとも部分的にラベルストリップによって覆われるときに、逆圧ローラ内に真空を生成するための多数の開口部を逆圧ローラの外側表面に有する。有利には、この場合、逆圧ローラ内の開口部は、逆圧ローラの表面上にカウンタ切断バーに対して本質的に垂直に配置され、互いに平行に配置された複数の列を成して配置される。しかし、これらの開口部の配置は、たとえば正確に平行ではない列の形態など、さまざまに形作ることもできる。
【0018】
逆圧ローラによって真空が生成されたとき、カウンタ切断バー上に載置するラベルストリップがカウンタ切断バーに接触して保持されるようにして、少なくとも1つのカウンタ切断バーの少なくとも1つが、逆圧ローラの表面の開口部と連通する複数の開口部を有していると有利である。
【0019】
この場合、カウンタ切断バーの複数の開口部は、カウンタ切断バーの長さに沿って列を成し、かつ、カウンタ切断バーの幅の本質的に中央に配置され得る。
【0020】
好ましくは、切断装置は、切断位置をカウンタ切断バー上で移動させることができるため、ラベルストリップ上のラベルの始端部を、複数の開口部がラベルの外側領域内に配置するように置くことができるように設計される。
【0021】
切断装置はまた、制御装置によって制御可能であるように設計されてもよく、該制御装置は、切断手段が逆圧ローラのカウンタ切断バーと接触するや否や、カウンタ切断バーの幅上の所定の位置に常に打ち当たる開始回転位置から逆圧ローラおよび切断部の互いに対する回転位置を互いに対して異なる回転位置までずらすように、カウンタ切断バー上で切断位置を移動させるように設計される。
【0022】
切断位置は、少なくとも1つの回転部の円周速度を少なくとも一時的に変更するように設計された駆動装置によって移動させることができてよく、この少なくとも1つの回転部は、それぞれの他方の回転部に対して、切断部または逆圧ローラである。
【0023】
切断位置はまた、切断部の円周速度を逆圧ローラの円周速度に対して少なくとも一時的に減速または加速させるように設計された駆動装置によって移動させることができてもよい。
【0024】
さらに、切断位置は、逆圧ローラの円周速度を切断部の円周速度に対して少なくとも一時的に減速または加速させるように設計された駆動装置によって移動させることができてよい。
【0025】
切断位置は、ラベルストリップの送り速度を逆圧ローラの円周速度および/または切断部の円周速度に対して少なくとも一時的に変更するように設計された駆動装置によって移動させることもさらに可能である。
【0026】
カウンタ切断バーは、5〜20mm、好ましくは13〜14mmの幅を有し得ることが好ましい。
【0027】
切断方法は、ラベルストリップの長さ方向に、縦に配置された複数のラベルが設けられているラベルストリップを個々のラベルに切り分ける切断部を用いて、ラベルを切断する役割を果たし、切断部は、切断部がその周りで回転する第1軸に対して平行な切断手段を有し、切断手段は、ラベルストリップを切断する際、ラベルストリップがその上に置かれる逆圧ローラのカウンタ切断バーと接触し、逆圧ローラは、第1軸に対して平行に配置された第2軸の周りで回転し、第2軸に対して本質的に平行に、好ましくは第2軸内に、逆圧ローラの外側表面上に設けられた少なくとも1つのカウンタ切断バーを有し、少なくとも1つのカウンタ切断バーは、第2軸に対して平行なカウンタ切断バーの長さよりも小さい第2軸に対して垂直な幅を有する。切断部がラベルを切断する際に、カウンタ切断バーと接触する切断位置は、ラベルストリップを個々のラベルに切り分ける前にカウンタ切断バーの幅上で移動される。
【0028】
従来技術より幅広いカウンタ切断バーにより、カウンタ切断バーの全体の領域を、ラベルストリップからラベルを「切断」または分離するために使用することができる。上記で説明したように、カウンタ切断バー上で切断位置を移動させることにより、ラベルの始端部を固定して保持することが常に保証される。さらに、説明した切断装置を装備したラベル貼付装置の切り替え時間、および休止時間を短縮できる。その結果として、費用および時間の節減が可能になる。
【0029】
本発明は、添付の図を参照し、また、実施形態の例に基づいて、より詳細に以下で説明される。
【図面の簡単な説明】
【0030】
【図1】ラベル貼付機の概略平面図である。
【図2】そのようなラベル貼付機の切断装置の概略平面図である。
【図3】切断装置の概略斜視図である。
【図4】切断装置の逆圧ローラの3次元図である。
【図5】切断装置の逆圧ローラの概略平面図である。
【発明を実施するための形態】
【0031】
(実施形態の第1の例)
図1は、一列になって連続的に供給される瓶10に対し、巻き付けラベルを連続的に強力に貼り付けることを可能にするラベル貼付機の概略平面図を示す。
【0032】
ラベル貼付機は、送りコンベア24と、上流側の切込ウォーム23を備えた入口スターホイール25と、ガイド湾曲部22と、共通ピッチ円上に等間隔に配置された複数の回転板26を備えた回転台27と、出口スターホイール8と、出口コンベア9とを有する。装置を介して瓶10を移動させる輸送部は、速度および位置に関して互いに同期する方法によって、連続的に駆動される。
【0033】
入口スターホイール25と出口スターホイール8との間の循環領域では、巻き付けラベルを貼り付けるためのラベル貼付部12が回転台27の外周上に配置されている。ラベル貼付部12は、接合ステーション15がその間に配置された2つのラベルロールホルダ14と、切断装置1と、糊付け部17と、糊がその先縁と後縁上に塗布されている切れ込みの入ったラベルを、通り過ぎていく瓶10に送るためのグリッパシリンダ7とを有する。
【0034】
図1のラベル貼付機を用いて瓶10にラベルを貼る工程は、本質的には次の通りに進める。
【0035】
送りコンベア24によって導入された瓶10は、横方向に配置された切込ウォーム23と連結して、正しい位置で入口スターホイール25内へ送られ、入口スターホイール25によって、反対側のガイド湾曲部22と連携して連続移動で回転する回転台27の回転板26上に送られる。そこで、瓶10は、回転板26に対して制御され、上下させることができる心立てベル(図示せず)を用いることによって、回転板26と共に回転するような方法で回転板26上に軸方向に固定され、ラベル貼付部12のグリッパシリンダ7へ回転台27を循環移動させることによって、接線方向に運ばれる。
【0036】
ラベルストリップは、一時的に平行になって、制御された方法でラベルストリップロール14から引き出され、印刷マークまたは印刷画像を検出するセンサ(図示せず)上を渡され、印刷画像または切断マークに従ってセンサに連結された切断装置1内で切断される。切断処理中、回転する逆圧ローラ2上に印刷画像を外側にして配置された切断ラベルは、切断処理後、真空作動式グリッパシリンダ7へ送られ、この真空作動式グリッパシリンダ7から、切断ラベルは、その後側を外側に向けて糊付けローラ18上を渡され、糊のストリップがその始端部および終端部に供給される。始端部および終端部に糊のストリップが供給されたこのラベルは、瓶10がその上に配置された回転台27へ接線方向に送られる。始端部の糊のストリップは、瓶10と接触させられ、ラベルは、瓶10をそれ自体の軸の周りで回転させることによって巻き付けられ、終端部の糊のストリップが、重なるように、または端と端を合わせるように、ラベルの始端部に糊付けされる。説明したラベルの貼り付けは、回転台27の連続的な前方への移動中に行われる。
【0037】
ラベル部12を通過した後、また、巻き付け工程の終了後、ラベルが貼られた瓶10は、出口スターホイール8に到達し、出口コンベア9へ送られる。
【0038】
図2は、ラベル貼付部12の切断装置1の詳細図である。ラベルストリップロール14から引き出されたラベルストリップは、矢印31の方向に切断装置1の逆圧ローラ2へと接線方向に送られ、逆圧ローラ2によって矢印32の方向に離れるように導かれる。回転する逆圧ローラ2の円周速度は、ラベルストリップの送り速度と同一であるため、逆圧ローラ2上のラベルストリップの運送は、滑らずに摩擦よって行われる。印刷画像または切断マークを検出するためのセンサ(図示せず)は、切断される場所に関してラベルストリップを感知し、その情報を切断部3の駆動部および/または逆圧ローラ2へ直接送る。プログラム制御は、切断時間を決定することができ、したがって第1軸A周りの切断部3の円周速度および/または第2軸B周りの逆圧ローラ2の円周速度を設定することができる。そのようにする際、回転する切断部3における切断手段4の円周速度は、逆圧ローラ2の円周速度およびラベルストリップの運送速度とも同一であることが考慮に入れられる。
【0039】
図3は、ラベル貼付部12の切断装置1の斜視図を示している。切断されるラベルストリップは、矢印31の方向に逆圧ローラ2へと送られる。逆圧ローラ2および切断部3は、切断手段4がラベルを切り抜く時点で、逆圧ローラ2上のカウンタ部6と係合するように、それ自体の駆動装置(ここでは切断部3のモータ駆動装置5のみが示される)によって駆動され、この瞬間において、切断部3の円周速度および逆圧ローラ2の円周速度は同一である。切断手段4は、切断手段上にはほとんど摩耗を生じず、ラベル上に軽く載る方法で、カウンタ部6と係合する際に切断を行うことを可能にするために、切断部3内にばね装着される。カウンタ部6は、以下ではカウンタ切断バー6とも称される。
【0040】
図3に示されるように、逆圧ローラ2は、その逆圧ローラ2の円周周りに列を成して縦に配置された多数の開口部65を有する。複数のそのような列は、逆圧ローラ2上に互いに対して平行に、また、互いから所定の距離を離して配置されている。ここでは、開口部65の列は、2つの隣り合う列の開口部65が、開口部65の列、すなわち逆圧ローラ2の回転軸Bに対して垂直である列に垂直である本質的には一直線上に位置するように配置される。開口部65を介して、陰圧または真空を逆圧ローラ2のローラ表面または外側表面上に生成することができるため、逆圧ローラ2上に載置するラベルストリップは、逆圧ローラ2に接触し、したがって逆圧ローラ2によって吸着される。
【0041】
開口部65の列の配置は、図4に示されるように選択可能でもある。すなわち、開口部65の列は、2本の隣り合う列の開口部65が、開口部65の列、すなわち逆圧ローラ2の回転軸Bに対して垂直である列に対して垂直である一直線上に位置しないように配置されてよい。言い換えれば、2本の隣り合う列の開口部65は、図4に示されるように、互いに対してずれている。この場合、カウンタ切断バー6の近傍の2本の隣り合う列の開口部65は、開口部65の列、すなわち逆圧ローラ2の回転軸Bに対して垂直である列に対して垂直である本質的には一直線上に配置される。図4では、カウンタ切断バー6の右手および左手に、カウンタ切断バー6に最も近くに配置された2つの開口部65が存在する。
【0042】
図4は、従来技術のカウンタ切断バー6aと、実施形態のこの例によるカウンタ切断バー6との違いをより良好に示す目的で、カウンタ切断バー6のある装着場所におけるカウンタ切断バー6の2つの異なる幅を示す。
【0043】
図4の下側のカウンタ切断バー6a、すなわち従来技術のカウンタ切断バー6aは、太い破線によって示された実施形態のこの例によるカウンタ切断バー6よりも狭小である。このため、カウンタ切断バー6aの左に配置されたラベルの始端部は、ラベルの中間領域だけで保持可能であるように、ずれた開口部65の列上に配置させることができ、一方で、外側領域、すなわちラベルの始端部の縁領域は「緩く」載置される。
【0044】
図4の上側のカウンタ切断バー6、すなわち実施形態のこの例によるカウンタ切断バー6は、従来技術のカウンタ切断バー6aよりも幅広である。その結果、ラベルの始端部を、カウンタ切断バー6内の開口部66が外側領域、すなわちラベルの始端部の縁領域内に位置するように置くことができる。このようにして、カウンタ切断バー6のより広い幅を、ラベルまたはラベルストリップを切断するために使用でき、ラベルの始端部の縁領域もまた、逆圧ローラ2に接触させて確実に保持可能となる。すなわち、実施形態のこの例によれば、カウンタ切断バー6は従来技術のカウンタ切断バー6aよりも幅広であるため、切断部3がラベルの切断中にカウンタ切断バー6と接触する切断位置を、カウンタ切断バー6上で移動させることができる。
【0045】
図4では、カウンタ切断バー6aが、約7mmの幅を有するカウンタ切断バーとして示され、一方でカウンタ切断バー6は、約13〜14mmの幅を有するカウンタ切断バー6として示される。すなわち、カウンタ切断バー6は、カウンタ切断バー6aの約2倍の幅を有する。さらに、カウンタ切断バー6内の開口部66は、逆圧ローラ2の表面内の開口部65を覆って配置されるように設計される。その結果、開口部65および66は連通するため、真空が逆圧ローラ2によって生成されたとき、カウンタ切断バー6上に載置されるラベルストリップをカウンタ切断バー6に接触させて保持できる。図4からわかるように、カウンタ切断バー6内の開口部66は、カウンタ切断バー6の長さに沿って列を成し、また、カウンタ切断バー6の幅の中央に配置される。
【0046】
通常、カウンタ切断バー6は逆圧ローラ2の全体幅を覆って存在し、カウンタ切断バー6と6aとの違いを示す目的で図4に示されるような逆圧ローラ2の幅の半分だけではないことが指摘されなければならない。
【0047】
図5は、逆圧ローラ2の概略平面図を示し、その中では、カウンタ切断バー61、62、63、および64は、第2回転軸Bに対して、すなわち逆圧ローラ2の回転軸に対して平行に逆圧ローラ2の外側表面内に組み込まれている。カウンタ切断バー61、62、および63の互いに対する間隔は、それらがそれぞれ、逆圧ローラ2の円周周りで120°の角度でずれるように選択される。第4のカウンタ切断バー64も同様に、第2回転軸Bに対して平行に逆圧ローラ2の外側表面内に組み込まれるが、第4のカウンタ切断バー64は、逆圧ローラ2の円周周りでカウンタ切断バー61に対して180°の角度でずれている。カウンタ切断バー61〜64をこのように配置させることにより、逆圧ローラ2の全周、その円周の4分の3、その円周の半分、その円周の3分の1に対応するラベルの長さを作り出すことが可能になる。この1つの逆圧ローラ2およびその中に組み込まれたカウンタ切断バー61〜64には、さまざまな構造のグリッパシリンダ7を装着できる。装着可能なグリッパシリンダ7は、逆圧ローラ2の円周に対応する2枚のラベル、または逆圧ローラ2の円周の3分の2に対応する3枚のラベル、または逆圧ローラ2の円周の半分に対応する4枚のラベル、または逆圧ローラ2の円周の3分の1に対応する6枚のラベルを拾い上げることができるシリンダでよい。
【0048】
図5では、約7mmおよび約13〜14mmのさまざまな幅が、カウンタ切断バー61、62、63、および64ごとに示されており、さまざまな幅のバー上のラベルの位置を示すために、始端部と終端部を備えたラベルが、逆圧ローラ2上に示される。図4のカウンタ切断バー6aによるカウンタ切断バー61、62、63、および64の狭小設計は、図5ではa*で示されており、一方で図4のカウンタ切断バー6、つまり、実施形態の本例によるカウンタ切断バー61、62、63、および64の幅広設計は、図5では点線で示される。
【0049】
カウンタ切断バー6またはカウンタ切断バー61、62、63、および64、すなわち約12〜18mm、好ましくは13〜14mmの幅を有する実施形態のこの例によるカウンタ切断バー上の切断位置の移動は、切断装置1を制御する制御装置(図示せず)を用いることによって移動させることができる。すなわち、制御装置は、逆圧ローラ2および切断部3の互いに対する回転位置を制御することができる。より詳細には、逆圧ローラ2および切断部3の互いに対する回転位置は、切断部3の切断手段4が、カウンタ切断バー6と接触するや否やカウンタ切断バー6の幅上の所定の位置に常に打ち当るようにして、切断装置1の開始位置に設定される。
【0050】
実施形態のこの例によれば、制御装置は、切断装置1のこの開始位置に対して、逆圧ローラ2の回転位置が切断部3の回転位置に対してずれるようにして切断装置1を作動させることができる。
【0051】
このずれは、制御装置による逆圧ローラ2および切断部3のサーボ駆動装置の対応する作動によって、達成することができる。
【0052】
また、逆圧ローラ2および切断部3の回転移動を、切断部3が従来の切断装置1に比べて逆圧ローラ2に対して幾分ずれるように、一時的にずらした方法で、すなわち一時的に交互に作動させることも可能である。制御装置は、切断部3の後で、一時的に逆圧ローラ2の制御を実施してよく、または逆圧ローラ2の後で、一時的に切断部3の制御を実施してもよい。すなわち、切断部3が、ラベルの切断中にカウンタ切断バー6と接触する切断位置は、ラベルをラベルストリップから切断する前に、カウンタ切断バー6の幅の方向に移動される。
【0053】
このようにして、実施形態のこの例では、ラベルの切断位置は、もはやカウンタ切断バー6の幅上の所定の位置、たとえば、カウンタ切断バー6の幅の中央に配置されず、異なる位置、すなわちカウンタ切断バー6の幅上の所定の位置の前または後に配置される。その結果、カウンタ切断バー6上の切断位置のずれを、要件に応じて、すなわち進行中のラベルの長さに応じて達成することができる。
【0054】
(実施形態の第2の例)
実施形態の第2の例は、切断位置の移動が達成される方法を除いて、実施形態の第1の例と同一である。したがって、実施形態の第2の例では、実施形態の第1の例と異なる部分のみが、以下で説明される。同一かつ同じ意味を有する部分には、同一の参照番号が施与される。
【0055】
実施形態の第2の例によれば、カウンタ切断バー6またはカウンタ切断バー61、62、63、および64上の切断位置の移動は、切断部3の駆動装置5または逆圧ローラ2の駆動装置(図示せず)を用いることによって行うことができる。すなわち、駆動装置の1つは、それによって駆動される部の円周速度を、他の駆動装置によって駆動される他の部の円周速度に対して、少なくとも一時的に変更することができる。このようにして、カウンタ切断バー6上の切断位置のずれを、要件に応じて、すなわち進行中のラベルの長さに応じて達成することができる。
【0056】
特に、たとえば駆動装置5は、逆圧ローラ2の円周速度に対して切断部3の円周速度を少なくとも一時的に変更する。しかし、逆圧ローラ2の駆動装置(図示せず)もまた、切断部3の円周速度に対して、逆圧ローラ2の円周速度を少なくとも一時的に変更することができる。
【0057】
(実施形態の第3の例)
実施形態の第3の例は、切断位置の移動が達成される方法を除いて、実施形態の第1の例と同一である。したがって、実施形態の第3の例では、実施形態の第1の例と異なる部分のみが、以下で説明される。同一かつ同じ意味を有する部分には、同一の参照番号が施与される。
【0058】
実施形態のこの例によれば、切断位置は、駆動装置5が逆圧ローラ2の円周速度に対して、切断部3の円周速度を一時的に減速または加速させるため、移動される。
【0059】
(実施形態の第4の例)
実施形態の第4の例は、切断位置の移動が達成される方法を除いて、実施形態の第1の例と同一である。したがって、実施形態の第4の例では、実施形態の第1の例と異なる部分のみが、以下で説明される。同一かつ同じ意味を有する部分には、同一の参照番号が施与される。
【0060】
実施形態のこの例によれば、切断位置は、逆圧ローラ2の駆動装置(図示せず)が、切断部3の円周速度に対して、逆圧ローラ2の円周速度を一時的に減速または加速させるため、移動される。
【0061】
(実施形態の第5の例)
実施形態の第5の例は、切断位置の移動が達成される方法を除いて、実施形態の第1の例と同一である。したがって、実施形態の第5の例では、実施形態の第1の例と異なる部分のみが、以下で説明される。同一かつ同じ意味を有する部分には、同一の参照番号が施与される。
【0062】
実施形態のこの例によれば、切断位置は、逆圧ローラ2の駆動装置(図示せず)が逆圧ローラ2の円周速度および/または切断部3の円周速度に対して、ラベルストリップの送り速度を一時的に減速または加速させるため、移動される。
【0063】
この場合、回転する切断部3における切断手段4の円周速度は、たとえば逆圧ローラ2の円周速度と同一でよい。
【0064】
しかし、逆圧ローラ2の円周速度がラベルストリップの送り速度と同一でない場合、逆圧ローラ2上のラベルストリップの運送は、もはや摩擦によってではなく、滑りによって行われる。
【0065】
(概要)
切断装置およびラベル貼付装置の上記で説明されたすべての実施形態は、個々にまたは互いに組み合わせて使用されてよい。特に、以下の改変形態が考えられる。
【0066】
図4のカウンタ切断バー61、62、63および64の幅の形状は、すべてのカウンタ切断バー61、62、63および64が約12〜18mm、好ましくは約13〜14mmの同じ幅を有するか、前記バーの1つだけが約12〜18mm、好ましくは約13〜14mmの幅を有することができるように改変できる。要件に応じて、カウンタ切断バー61、62、63および64の幅はまた、カウンタ切断バー61、62、63および64の幅が、カウンタ切断バー、ひいては切断装置の生産費用を不必要に上昇させないために、カウンタ切断バー61、62、63および64の長さよりも小さいという条件のもと、より大きくてもよい。
【0067】
いずれの場合も、それ自体の駆動部を備えた切断部3および逆圧ローラ2の構成は、可能な限り柔軟に現状に適合された切断方法を使用できるという利点を有する。たとえば、切断部3が2つの切断手段4を有するが、1つが摩耗のためにもはや使用不能である場合、切断部3を360°内で段階ごとに回転させて、もはや使用不能である切断手段4がもはや使用されないようにすることが可能である。このとき、もはや使用不能である切断部3または切断手段4の変更は、機械が日常保守点検を受けているときに実施することができるため、これは有利である。したがって、さらなる中断を必要最低限に抑えることができる。
【0068】
本発明の1つの好ましい改変形態によれば、1回転中、必ず異なり得る切断部3および逆圧ローラ2の円周速度は、ラベルを切断する際に、それらが同一になるようにして互いに適合される。すなわち、切断部3または逆圧ローラ2の円周速度は、ラベルの切断中ではなく、ラベルを切断する前に他の回転可能な部の円周速度に対して一時的に減速または加速される。
【0069】
逆圧ローラ2内の開口部65およびカウンタ切断バー6内の開口部66は、たとえばドリルを用いることによって、あるいは穴あけカッターまたはフライス盤を用いることによって作られてよい。図内の開口部65および66は、円形穴または円形開口部として示されているが、逆圧ローラ2内の開口部65およびカウンタ切断バー6内の開口部66の上記で説明した機能を実施することができるどのような他の種類の開口部も適しており、たとえば長穴、三角開口部、星形開口部などがある。
【0070】
複数のカウンタ切断バー6を有する逆圧ローラ2の場合、すべてのカウンタ切断バー6が開口部66を有する必要はない。しかし、カウンタ切断バー6が、ローラ表面から突出しないように逆圧ローラ2の外側表面内に組み込まれ、また、組み込まれたカウンタ切断バー6を備えても逆圧ローラ2の外側表面が平坦な外側表面を有するのであれば有利である。
【符号の説明】
【0071】
1 切断装置
2 逆圧ローラ
3 切断部
4 切断手段
5 切断部の駆動装置
6 カウンタ部またはカウンタ切断バー
7 グリッパシリンダ
8 出口スターホイール
9 出口コンベア
10 瓶
12 ラベル貼付部
14 ラベルロールホルダ
15 接合ステーション
17 糊付け部
18 糊付けローラ
22 ガイド湾曲部
23 切込ウォーム
24 送りコンベア
25 入口スターホイール
26 回転板
27 回転台
31 矢印
32 矢印
61、62、63、64 カウンタ切断バー
65 逆圧ローラ内の開口部
66 カウンタ切断バー内の開口部
A 第1軸
B 第2軸

【特許請求の範囲】
【請求項1】
その周りで回転可能である第1軸(A)に対して平行な切断手段(4)を有し、ラベルストリップの長さ方向に、縦に配置された複数のラベルが設けられた前記ラベルストリップを個々のラベルに切り分ける切断部(3)と、
前記第1軸(A)に対して平行に配置された第2軸(B)の周りで回転可能であり、前記第2軸(B)に対して本質的に平行に少なくとも1つのカウンタ切断バー(6)をその外側表面上に設けた、前記ラベルストリップを配置するための逆圧ローラ(2)とを備え、
前記少なくとも1つのカウンタ切断バー(6)が、前記第2軸(B)に対して平行な前記カウンタ切断バー(6)の長さよりも小さい前記第2軸(B)に対して垂直な幅を有し、
前記少なくとも1つのカウンタ切断バー(6)は、前記切断部(3)が前記ラベルを切断する際に前記カウンタ切断バー6と接触する切断位置を、前記カウンタ切断バー(6)上で移動させることができるような幅を有することを特徴とする、ラベルを切断するための切断装置(1)。
【請求項2】
前記逆圧ローラ(2)は、開口部(65)が前記ラベルストリップによって少なくとも部分的に覆われたときに、前記逆圧ローラ(2)内で真空を生成するための多数の前記開口部(65)を前記逆圧ローラ(2)の前記外側表面内に有し、
前記逆圧ローラ(2)内の前記開口部(65)が、前記逆圧ローラ(2)の前記表面上で前記カウンタ切断バー(6)に対して本質的に垂直に配置され、互いに平行に配置された複数の列を成して配置される、請求項1に記載の切断装置。
【請求項3】
前記少なくとも1つのカウンタ切断バー(6)の少なくとも1つは、真空が前記逆圧ローラ(2)によって生成されたとき、前記カウンタ切断バー(6)上に載置するラベルストリップが、前記カウンタ切断バー(6)に接触して保持されるように、前記逆圧ローラ(2)の前記表面で開口部(65)と連通する複数の開口部(66)を有する、請求項1または請求項2に記載の切断装置。
【請求項4】
前記カウンタ切断バー(6)の前記複数の開口部(66)が、前記カウンタ切断バー(6)の長さに沿って列を成し、かつ、前記カウンタ切断バー(6)の幅の本質的に中央に配置される、請求項3に記載の切断装置。
【請求項5】
前記切断装置(1)は、前記切断位置を前記カウンタ切断バー(6)上で移動させることができ、それにより、前記ラベルストリップのラベルの始端部を、前記複数の開口部(66)が前記ラベルの外側領域内に配置されるように置くことができるように設計される、請求項3または請求項4に記載の切断装置。
【請求項6】
前記切断装置が、制御装置によって制御可能であるように設計され、
前記制御装置は、切断手段(4)が、前記逆圧ローラ(2)のカウンタ切断バー(6)と接触するや否や前記カウンタ切断バー(6)の幅上の所定の位置に常に打ち当る開始回転位置から、前記逆圧ローラ(2)および切断部(3)の互いに対する回転位置を互いに対して異なる回転位置までずらすように、前記カウンタ切断バー(6)上で前記切断位置を移動させるように設計された、請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の切断装置。
【請求項7】
前記切断位置が、少なくとも1つの回転部の円周速度を少なくとも一時的に変更するように設計された駆動装置によって移動させることができ、
前記少なくとも1つの回転部が、前記それぞれの他方の回転部に対して、前記切断部(3)または前記逆圧ローラ(2)である、請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の切断装置。
【請求項8】
前記切断位置が、前記逆圧ローラ(2)の円周速度に対して、前記切断部(3)の円周速度を少なくとも一時的に減速させるように設計された駆動装置(5)によって移動可能である、請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の切断装置。
【請求項9】
前記切断位置が、前記逆圧ローラ(2)の前記円周速度に対して、前記切断部(3)の前記円周速度を少なくとも一時的に加速させるように設計された駆動装置(5)によって移動可能である、請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の切断装置。
【請求項10】
前記切断位置が、前記切断部(3)の前記円周速度に対して、前記逆圧ローラ(2)の前記円周速度を少なくとも一時的に減速させるように設計された駆動装置によって移動可能である、請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の切断装置。
【請求項11】
前記切断位置が、前記切断部(3)の前記円周速度に対して、前記逆圧ローラ(2)の前記円周速度を少なくとも一時的に加速させるように設計された駆動装置によって移動可能である、請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の切断装置。
【請求項12】
前記切断位置が、前記逆圧ローラ(2)の前記円周速度および/または前記切断部(3)の前記円周速度に対して、前記ラベルストリップの送り速度を少なくも一時的に変更するように設計された駆動装置によって移動可能である、請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の切断装置。
【請求項13】
前記カウンタ切断バー(6)が、5〜20mm、好ましくは13〜14mmの幅を有する、請求項1から請求項12のいずれか一項に記載の切断装置。
【請求項14】
請求項1から請求項13のいずれか一項に記載の切断装置(1)を備え、ラベルが施与される対象物に前記切断装置(1)によって切断された前記ラベルを貼り付けるためのラベル貼付装置。
【請求項15】
切断部(3)は、前記切断部(3)がその周りを回転する第1軸(A)内に切断手段(4)を有し、
前記切断手段(4)はラベルストリップを切断する際、前記ラベルストリップがその上に配置される逆圧ローラ(2)のカウンタ切断バー(6)と接触し、
前記逆圧ローラ(2)が、前記第1軸(A)に対して平行に配置された第2軸(B)の周りを回転し、前記第2軸(B)に対して本質的に平行に、前記逆圧ローラ(2)の外側表面上に設けられた少なくとも1つのカウンタ切断バー(6)を有し、
前記少なくとも1つのカウンタ切断バー(6)が、前記第2軸(B)に対して平行な前記カウンタ切断バー(6)の長さよりも小さい前記第2軸(B)に対して垂直な幅を有し、
前記切断部(3)は、ラベルを切断する際に、前記カウンタ切断バー(6)と接触する切断位置が、前記ラベルストリップを個々のラベルに切り分ける前に、前記カウンタ切断バー(6)の幅上で移動されることを特徴とする、
前記ラベルストリップの長さ方向に縦に配置された複数の前記ラベルが設けられた前記ラベルストリップを、前記個々のラベルに切り分ける前記切断部(3)を用いて、前記ラベルを切断するための切断方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2011−45990(P2011−45990A)
【公開日】平成23年3月10日(2011.3.10)
【国際特許分類】
【外国語出願】
【出願番号】特願2010−167766(P2010−167766)
【出願日】平成22年7月27日(2010.7.27)
【出願人】(508120916)クロネス アーゲー (65)
【Fターム(参考)】