ランプユニットシステム、該ランプユニットシステムによる投射型画像表示装置
【課題】異種類の組立体間での一方のランプユニットが他方の組み込み部材に組み込まれることを、容易に防止できるようにしたランプユニットシステム、該ランプユニットシステムによる投射型画像表示装置を提供する。
【解決手段】ランプユニットシステムを構成するに当たり、
ランプユニットと、前記ランプユニットを投射型画像表示装置の筐体ユニットに収納するための収納部材とを有し、
前記ランプユニット及び前記収納部材は、予め定められた種類のランプユニットとは異なる種類のランプユニットが前記収納部材へ組み込まれることを防止する防止手段77、78を有する構成とする。
【解決手段】ランプユニットシステムを構成するに当たり、
ランプユニットと、前記ランプユニットを投射型画像表示装置の筐体ユニットに収納するための収納部材とを有し、
前記ランプユニット及び前記収納部材は、予め定められた種類のランプユニットとは異なる種類のランプユニットが前記収納部材へ組み込まれることを防止する防止手段77、78を有する構成とする。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ランプユニットシステム、該ランプユニットシステムによる投射型画像表示装置に関する。
特に、光源からの光を液晶パネル等の表示部を通してスクリーンに拡大投射するプロジェクター装置等のランプユニットシステム、該ランプユニットシステムを用いて構成される投射型画像表示装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
プロジェクターは広範に使用されており、今後も様々な用途で使われる可能性があり、さらにプロジェクターの市場はより一層拡大していく傾向にある。
このようなプロジェクターは、大別して、主にビジネス市場にて使用される照度が高いモデル(以下ビジネスモデル)と、主に一般家庭市場にて映画鑑賞等に使用される照度の低いモデル(以下ホームモデル)がある。
これらのホームモデル、ビジネスモデルのどちらにおいても、低価格化を図ることが望まれており、低価格化を実現するためには、仕様の削減か、部品点数の削減か、または、部品単価の削減等が必要となる。
これらを考慮すると、複数の機種に亙り部品の共通化を行うことが必要となる。
【0003】
上記したとおり、プロジェクターは照度が高いタイプのビジネスモデルと、照度が低いタイプのホームモデルに分かれるが、現在プロジェクターの光源に主に用いられる超高圧水銀ランプは、発光管と、発光管からの光を反射させるリフレクタを備えている。
光源出力は、ホームモデルで100〜200[W]、ビジネスモデルで200〜300[W]が主流であり、ホームモデルとビジネスモデルではそれぞれに合った発光管を採用するため、あるいは安定点灯を行うために発光管形状が異なる。さらに、光源を点灯させるために光源用点灯装置が必要であり、ホームモデルとビジネスモデルで光源点灯装置は光源出力が異なるため仕様が異なる。
尚、プロジェクターは光源に寿命があり、一定期間を過ぎると光源を交換する必要があるため、光源を保持する光源保持部材を含む光源ユニットは筐体側に搭載された光源点灯装置と、プラグとソケットによるコネクタで脱着可能に装着される。
【0004】
また、光学系は主として、ビジネスモデルは会議室等の広い場所で部屋が明るい状態で使用されるため、明るさが優先される。
ホームモデルはリビングルーム等のそれほど広くない場所で部屋を暗くして使用されるため、コントラストが優先される。
そのため、ホームモデルとビジネスモデルでは使われる目的が異なるため光学系が異なる。
ホームモデル及びビジネスモデルの両方に使用可能である低コストな光学系は、例えば、ビジネスモデルの光学系に、部品の追加あるいは交換のみでホームモデルの光学系に変更可能であることが必要である。
この場合、主に一体化によって作られる光学系及び光源を保持する部材を共通化しておくことが必要となる。
【0005】
ここで、複数のプロジェクター機種についてコスト低減のため光源及び光源用点灯装置以外の部品の共通化を行った場合、ホームモデルとビジネスモデルにおいて、異なるモデルにそれぞれの交換ランプユニットが組込み可能となる。
その際、例えばホームモデルの光源ユニットにビジネスモデルの光源点灯装置が組み込まれてしまうと、光源の短寿命化や照度不足といった問題を生ずる原因となる。
このようなことから、例えば、特許文献1ではつぎのように構成した誤接続を防止するようにしたコネクタが提案されている。
このコネクタでは、プラグあるいはソケットのハウジングの位置を可変できる構造とし、同種のコネクタを複数使用した場合において、ハウジングの位置が一致しない場合は、プラグとソケットとが物理的に接続不可能になるという構成が採用されている。
【特許文献1】特開平8−31516号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
ところで、プロジェクターの光源は前述の通り、発光管と発光管からの光を反射するリフレクタを備えており、ビジネスモデルとホームモデルの両方に安価な光源を製造するためには、発光管のみを変更することが有利である。
このような構成により発光管のみ変更することで、低コストな交換ランプユニットを製造することができ、安価で提供することが可能となる。
また、上記したようにホームモデルとビジネスモデルで光学系が異なるため、光学系及び光源を保持する部材を含む筐体側と、筐体と取外し可能な光源側とに、誤組み込みを防止するための構成を設ける必要がある。
しかしながら、上記従来例の特許文献1における誤接続を防止するようにした構成では、プラグあるいはソケットのハウジングの位置が同一であり、同種のコネクタを複数使用した場合等において誤組み込みを防止する構成等については、何ら考慮されていない。
【0007】
本発明は、上記課題に鑑み、ランプユニットと、該ランプユニットを組み込み可能とした組み込み部材とを対とする複数種類の組立体を、同一の構成を備えた投射型画像表示装置の筐体ユニットに収納するに当たり、
異種類の組立体間での一方のランプユニットが他方の組み込み部材に組み込まれることを、容易に防止できるようにしたランプユニットシステム、該ランプユニットシステムによる投射型画像表示装置を提供することを目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明は、上記課題を達成するために、以下のように構成したランプユニットシステムによる投射型画像表示装置を提供するものである。
本発明のランプユニットシステムは、ランプユニットと、前記ランプユニットを投射型画像表示装置の筐体ユニットに収納するための収納部材とを有し、
前記ランプユニット及び前記収納部材は、予め定められた種類のランプユニットとは異なる種類のランプユニットが前記収納部材へ組み込まれることを防止する防止手段を有することを特徴としている。
また、本発明のランプユニットシステムは、前記防止手段は、前記ランプユニット及び収納部材に取外し可能であることを特徴としている。
また、本発明のランプユニットシステムは、前記ランプユニットの防止手段は突出部で構成され、予め定められた種類のランプユニットとは異なる種類のランプユニットと前記収納部材を組み合わせた場合には、
前記突出部が前記収納部材の防止手段に当接し、前記収納部材への前記ランプユニットの組み込みが阻止されることを特徴としている。
また、本発明のランプユニットシステムは、前記収納部材の防止手段は突出部で構成され、予め定められた種類のランプユニットとは異なる種類のランプユニットと前記収納部材を組み合わせた場合には、
前記突出部が前記ランプユニットの防止手段に当接し、前記収納部材への前記ランプユニットの組み込みが阻止されることを特徴としている。
また、本発明のランプユニットシステムは、前記ランプユニット及び前記収納部材の防止手段は突出部で構成され、
予め定められた種類のランプユニットとは異なる種類のランプユニットと前記収納部材を組み合わせた場合には、
前記ランプユニット及び前記収納部材の前記突出部が相互に当接し、前記組み込み部材への前記ランプユニットの組み込みが阻止されることを特徴としている。
また、本発明の投射型画像表示装置は、上記したいずれかに記載のランプユニットシステムを用いて構成されることを特徴としている。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、ランプユニットと、該ランプユニットを組み込み可能とした組み込み部材とを対とする複数種類の組立体を、同一の構成を備えた投射型画像表示装置の筐体ユニットに収納するに当たり、
異種類の組立体間での一方のランプユニットが他方の組み込み部材に組み込まれることを、容易に防止できるようにしたランプユニットシステム、該ランプユニットシステムによる投射型画像表示装置を実現することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0010】
以上の構成によれば、前記ランプユニット及び組み込み部材にそれぞれ誤組込み防止手段を設け、前記組立体における異種類の組立体間での一方のランプユニットと他方の組み込み部材とを対とする組み合わせを、容易に阻止することが可能となる。
これにより、例えば、前記ランプユニットに設けられたランプを点灯するための電源側と接続されている前記組み込み部材側のプラグと、ランプユニット側に設けられているソケットとの誤接続が防止できる。
したがって、例えば、照度の低いホームモデルのランプユニットに、照度が高いビジネスモデルの光源点灯側との誤接続が防止でき、これら誤接続による光源ランプの短寿命化や、照度不良といった問題を未然に防ぐことが可能となる。
また、誤組込み防止手段を、突出部による構成を採ることで、1部品より構成することができ、安価に製造することが可能となる。
また、誤組込み規制手段を取外し可能に構成することで、他部品の共通化を容易に図ることが可能となる。
【実施例】
【0011】
以下に、本発明の実施例について説明する。
[実施例1]
実施例1においては、本発明を適用した投射型画像表示装置(投射表示装置)について説明する。
図1に、本実施例の投射型画像表示装置の構成を説明する分解斜視図を示す。
図1において、1は第1の光源ランプ、2はランプ1を保持するランプホルダー、3は防爆ガラス、4はガラス押さえである。
αはランプ1からの光を入射する照明光学系、βは照明光学系からの出射光を入射するRGBの3色用の液晶パネルを備えた色分解合成光学系である。
5は色分解合成光学系からの出射光を入射して図示せぬスクリーン(被投射面)に画像を投射する投射レンズ鏡筒であり、投射レンズ鏡筒5内には後述する投射レンズ光学系を収納している。
6は光学ボックスであり、この光学ボックス6には上記した第1の光源ランプ1、照明光学系α、色分解合成光学系β等が収納されると共に、投射レンズ5が固定される。
また、この光学ボックス6には、第1の光源ランプ1の周囲を囲むランプ周辺部材としてのランプケース部材が形成されている。
【0012】
7は光学ボックス蓋であり、光学ボックス蓋7によって上記光学ボックス6内に照明光学系α、色分解合成光学系β等を収納した状態で蓋をする。
8は電源、9は電源フィルタ、10は電源8と合体し第1の光源ランプ1を点灯するためのバラスト電源である。
11は電源8からの電力により液晶パネルの駆動、及びランプ1の点灯指令を送るための回路基板である。
12A、12Bは後述する外装キャビネット21の吸気口21aから空気を吸い込むことで色分解合成光学系β内の液晶パネル等の光学素子を冷却するための光学系用の冷却ファンA及び冷却ファンBである。
13は光学冷却ファン12による風を色分解合成光学系β内の液晶パネル等の光学素子に送るためのRGBダクトAである。
【0013】
14はランプ1に対して吹き付け風を送り、第1の光源ランプ1を冷却するための光源ランプ用の冷却ファンである。
15はランプ冷却ファン14を保持しつつ冷却風をランプに送るためのランプダクトAであり、16は冷却ファン14を押さえて15のランプダクトAと合わせてダクトを構築するためのランプダクトBである。
17は後述する外装キャビネット21に設けた吸気口21bから空気を吸い込んで電源8とバラスト電源10内に風を流通させることで電源8及びバラスト電源10を同時に冷却するための電源用の冷却ファンである。
18は排気ファンであり、排気ファン18はランプ冷却ファン14によるランプ1を通過した後の熱風を排出する。
【0014】
19はランプ排気ルーバーA、20はランプ排気ルーバーBであり、ランプ1からの光が装置外部に漏れないような遮光機能を有している。
21は光学ボックス6等を収納するための外装キャビネット(外装ケース下部)、22は外装キャビネット21に光学ボックス6等を収納した状態で蓋をするための外装キャビネット蓋(外装ケース上部)である。
23は側板A、24は側板Bであり、外装キャビネット21には上述した吸気口21a、21bが形成されており、側板B24には排気口が形成されている。
25は各種信号を取り込むコネクタが搭載されるインターフェース基板、26は側板A23の内側に取り付けられたインターフェース補強板である。
27はランプ1からの排気熱を18の排気ファンまで導き、装置内部に排気風を放散させないためのランプ排気ボックスであり、19のランプ排気ルーバーAと20のランプ排気ルーバーBを保持する。
【0015】
28はランプ蓋であり、ランプ蓋28は外装キャビネット21の底面に着脱自在に設けられており、図示を省略したビスにより固定されている。
29はセット調整脚であり、セット調整脚29は外装キャビネット21に固定されており、その脚部29aの高さを調整可能となっている。脚部29aの高さ調整により、装置本体の傾斜角度を調整できるように構成されている。
30は外装キャビネット21の吸気口21a外側に取り付く不図示のフィルタを押えるRGB吸気プレートである。
31はβの色分解合成光学系を保持するプリズムベース、32はβの色分解合成光学系の光学素子と反射型液晶表示素子を冷却するために12A・12Bの冷却ファンA・冷却ファンBからの冷却風を導くためのダクト形状部を有するボックスサイドカバーである。
33は32のボックスサイドカバーと合わせることでダクトを形成するためのRGBダクトBである。
34はβの色分解合成光学系内に配置されるところの、反射型液晶表示素子から出ているFPCが接続され、11の回路基板に接続されるRGB基板である。
35は34のRGB基板に電気ノイズが入り込まないようにするためのRGB基板カバーである。
【0016】
次に、前述したランプ1、照明光学系α、色分解合成光学系β、投射レンズ5にて構成される反射型液晶表示素子(反射型液晶パネル等の画像形成素子)を搭載した投射型画像表示装置について説明する。
図2に上記投射型画像表示装置の光学構成を説明する図を示す。
図2において、41は連続スペクトルで白色光を発光する発光管、42は発光管41からの光を所定の方向に集光するリフレクタであり、これらの発光管41とリフレクタ42によりランプ1を形成する。
43aは水平方向(ランプ1からの光の進行方向における水平方向(紙面垂直方向))において屈折力を有するレンズアレイで構成された第1のシリンダアレイである。
43bは第1のシリンダアレイ43aの個々のレンズに対応したレンズアレイを有する第2のシリンダアレイである。
44は紫外線吸収フィルタ。45は無偏光光を所定の偏光光に揃える偏光変換素子である。
46は垂直方向において屈折力を有するシリンドリカルレンズで構成されたフロントコンプレッサ、47は光軸を88度変換する為の全反射ミラーである。
43cは垂直方向(ランプ1からの光の進行方向における垂直方向(紙面垂直方向))において屈折力を有するレンズアレイで構成された第3のシリンダアレイである。
43dは第3のシリンダアレイ43cの個々のレンズに対応したレンズアレイを有する第4のシリンダアレイである。
50は色座標をある値に調整するために特定波長域の色をランプに戻すためのカラーフィルタ、48はコンデンサーレンズ、49は垂直方向において屈折力を有するシリンドリカルレンズで構成されたリアコンプレッサである。
以上部材により、照明光学系αが構成される。
【0017】
58は青(B)と赤(R)の波長領域の光を反射し、緑(G)の波長領域の光を透過するダイクロイックミラー。59は透明基板に偏光素子を貼着したG用の入射側偏光板であり、P偏光光のみを透過する。60はP偏光光を透過し、S偏光光を反射する第1の偏光ビームスプリッターであり、偏光分離面を有する。
61R,61G,61Bはそれぞれ入射した光を反射するとともに画像変調する赤用の反射型液晶表示素子、緑用の反射型液晶表示素子、青用の反射型液晶表示素子である。62R,62G,62Bはそれぞれ、赤用の1/4波長板、緑用の1/4波長板、青用の1/4波長板である。64aはRの色純度を高めるためにオレンジ光をランプに戻すトリミングフィルタで、64bは透明基板に偏光素子を貼着したRB用の入射側偏光板であり、P偏光のみを透過する。65はRの光の偏光方向を90度変換し、Bの光の偏光方向は変換しない色選択性位相差板である。66はP偏光を透過し、S偏光を反射する第2の偏光ビームスプリッターであり、偏光分離面を有する。
68BはB用出射側偏光板(偏光素子)であり、BのS偏光のみを整流し、68GはS偏光のみを透過させるG用出側偏光板、69はRB光を透過し、G光を反射するダイクロイックプリズムである。
【0018】
以上のダイクロイックミラー58から69のダイクロイックプリズムにより、色分解合成光学系βが構成される。
ここでP偏光とS偏光の定義を明確にすると、45の偏光変換素子では、P偏光をS偏光に変換するが、ここでゆうP偏光とS偏光は45の偏光変換素子を基準として述べている。
一方、58のダイクロイックミラーに入射する光は60と66の偏光ビームスプリッター基準で考えるのでP偏光光が入射するものとする。
45の偏光変換素子から射出された光はS偏光だが、同じS偏光光を58のダイクロイックミラーに入射する光をP偏光光として本実施例では定義する。
【0019】
次に、光学的な作用を説明する。
発光管41から発した光はリフレクタ42により所定の方向に集光される。
リフレクタ42は放物面形状を有しており、放物面の焦点位置からの光は放物面の対称軸に平行な光束となる。但し、発光管41からの光源は理想的な点光源ではなく有限の大きさを有しているので、集光する光束には放物面の対称軸に平行でない光の成分も多く含まれている。
これらの光束は、第1のシリンダアレイ43aに入射する。
第1のシリンダアレイ43aに入射した光束は、それぞれのシリンダレンズに応じた複数の光束に分割、集光される(垂直方向に帯状の複数の光束)。
そして、紫外線吸収フィルタ44を介して、第2のシリンダアレイ43bを経て、複数の光束(垂直方向に帯状の複数の光束)を偏光変換素子45の近傍に形成する。
【0020】
偏光変換素子45は、偏光分離面と反射面と1/2波長板とからなり、複数の光束は、その列に対応した偏光分離面に入射し、透過するP偏光成分の光と反射するS偏光成分の光に分割される。
反射されたS偏光成分の光は反射面で反射し、P偏光成分と同じ方向に出射する。
一方、透過したP偏光成分の光は、1/2波長板を透過してS偏光成分と同じ偏光成分に変換され、偏光方向が揃った光として出射する。
偏光変換された複数の光束(垂直方向に帯状の複数の光束)は、偏光変換素子45を出射した後、フロントコンプレッサ46を介して、反射ミラー47にて88度反射し、第3のシリンダアレイ43cに入射する。
第3のシリンダアレイ43cに入射した光束はそれぞれのシリンダレンズに応じた複数の光束に分割、集光され(水平方向に帯状の複数の光束)、第4のシリンダアレイ43dを経て、複数の光束(水平方向に帯状の複数の光束)となる。
そして、コンデンサーレンズ48、リアコンプレッサ49に至る。
【0021】
ここで、フロントコンプレッサ46、コンデンサーレンズ48、リアコンプレッサ49の光学的作用の関係で、複数の光束は矩形形状の像が重なった形で矩形の均一な照明エリアが形成されることになる。
この照明エリアに後述の反射型液晶表示素子61R、61G、61Bを配置する。
次に、偏光変換素子45によりS偏光とされた光は、ダイクロイックミラー58に入射する。尚、ダイクロイックミラー58は、B(430〜495nm)とR(590〜650nm)の光は反射し、G(505〜580nm)の光は透過する。
【0022】
次に、Gの光路について説明する。
ダイクロイックミラー58を透過したGの光はG用入射側偏光板59に入射する。尚、Gの光はダイクロイックミラー58によって分解された後もP偏光(45の偏光変換素子基準の場合はS偏光)となっている。
そしてGの光は、G用入射側偏光板59から出射した後、第1の偏光ビームスプリッター60に対してP偏光として入射して偏光分離面で透過して、G用の反射型液晶表示素子61Gへと至る。
G用の反射型液晶表示素子61Gにおいては、Gの光が画像変調されて反射される。
画像変調されたGの反射光のうちP偏光成分は、再び第1の偏光ビームスプリッター60の偏光分離面で透過して光源側に戻され、投射光から除去される。
一方、画像変調されたGの反射光のうちS偏光成分は、第1の偏光ビームスプリッター60の偏光分離面で反射され、投射光としてダイクロイックプリズム69に向かう。
このとき、すべての偏光成分をP偏光に変換した状態(黒を表示した状態)において、第1の偏光ビームスプリッター60とG用の反射型液晶表示素子61Gとの間に設けられた1/4波長板62Gの遅相軸を所定の方向に調整する。これにより、第1の偏光ビームスプリッター60とG用の反射型液晶表示素子61Gで発生する偏光状態の乱れの影響を小さく抑えることができる。
第1の偏光ビームスプリッター60から出射したGの光は、第3の偏光ビームスプリッター69に対してS偏光として入射し、ダイクロイックプリズム69のダイクロイック膜面でG光を反射して投射レンズ5へと至る。
【0023】
一方、ダイクロイックミラー58を反射したRとBの光は、入射側偏光板64bに入射する。尚、RとBの光はダイクロイックミラー58によって分解された後もP偏光となっている。
そして、RとBの光は、トリミングフィルタ64aでオレンジ光をカットされた後、64bの入射側偏光板から出射し、色選択性位相差板65に入射する。
色選択性位相差板65は、Rの光のみ偏光方向を90度回転する作用を持っており、これによりRの光はS偏光として、Bの光はP偏光として第2の偏光ビームスプリッター66に入射する。
S偏光として第2の偏光ビームスプリッター66に入射したRの光は、第2の偏光ビームスプリッター66の偏光分離面で反射され、R用の反射型液晶表示素子61Rへと至る。
また、P偏光として第2の偏光ビームスプリッター66に入射したBの光は、第2の偏光ビームスプリッター66の偏光分離面を透過してB用の反射型液晶表示素子61Bへと至る。
【0024】
R用の反射型液晶表示素子61Rに入射したRの光は画像変調されて反射される。
画像変調されたRの反射光のうちS偏光成分は、再び第2の偏光ビームスプリッター66の偏光分離面で反射されて光源側に戻され、投射光から除去される。
一方、画像変調されたRの反射光のうちP偏光成分は第2の偏光ビームスプリッター66の偏光分離面を透過して投射光として69のダイクロイックプリズムに向かう。
また、B用の反射型液晶表示素子61Bに入射したBの光は画像変調されて反射される。
画像変調されたBの反射光のうちP偏光成分は、再び第2の偏光ビームスプリッター66の偏光分離面を透過して光源側に戻され、投射光から除去される。
一方、画像変調されたBの反射光のうちS偏光成分は第2の偏光ビームスプリッター66の偏光分離面で反射して投射光として69のダイクロイックプリズムに向かう。
このとき、第2の偏光ビームスプリッター66とR用,B用の反射型液晶表示素子61R,61Bの間に設けられた1/4波長板62R,62Bの遅相軸を調整する。これにより、Gの場合と同じようにR,Bそれぞれの黒の表示の調整を行うことができる。
【0025】
こうして1つの光束に合成され、第2の偏光ビームスプリッター66から出射したRとBの投射光のうちBの光は、出射側偏光板68Bで検光されて69のダイクロイックプリズムに入射する。
また、Rの光はP偏光のまま68Bの偏光板をそのまま透過し、69のダイクロイックプリズムに入射する。
尚、出射側偏光板68Bで検光されることにより、Bの投射光は第2の偏光ビームスプリッター66とB用の反射型液晶表示素子61B、1/4波長板62Bを通ることによって生じた無効な成分をカットされた光となる。
そして、69のダイクロイックプリズムに入射したRとBの投射光は69のダイクロイックプリズムのダイクロイック膜面を透過し、前述した該ダイクロイック膜面にて反射したGの光と合成されて投射レンズ5に至る。
そして、合成されたR,G,Bの投射光は、投射レンズ5によってスクリーンなどの被投射面に拡大投影される。
以上が、反射型液晶表示素子(反射型液晶パネル)を使用した投射型画像表示装置での光学構成である。
【0026】
次に、本発明を適用した本実施例の特徴的構成について説明する。
図3に、本実施例における第1の筐体ユニットと第1の光源ユニットを取付ける際の位相を示した第1斜視図を示す。
図4に、本実施例における第1の筐体ユニットと第1の光源ユニットを取付ける際の位相を示した第2斜視図を示す。
図5に、本実施例における第1の光源側の誤組込み防止板と、第1の筐体ユニットに収納される光学ボックス側の第1の切り欠きとが、互いに干渉しない位置関係で装着された状態の断面斜視図を示す。
図6に、本実施例における第2の筐体ユニットと第2の光源ユニットを取付ける際の位相を示した第1斜視図を示す。
図7に、本実施例における第2の筐体ユニットと第2の光源ユニットを取付ける際の位相を示した第2斜視図を示す。
図8に、本実施例における第2の光源側の誤組込み防止板と、光学ボックス側の第2の切り欠きとが、互いに干渉しない位置関係で装着された状態の断面斜視図を示す。
図9に、本実施例における第2の切り欠きを塞ぐ第1の筐体側誤組込み防止板と、第2の光源側誤組込み防止板が干渉しあい、第1の筐体ユニットの光学ボックスと第2の光源ユニットとの装着が不可能な状態の断面斜視図を示す。
図10に、本実施例における第1の切り欠きを塞ぐ第2の筐体側誤組込み防止板と、第1の光源側誤組込み防止板が干渉しあい、第2の筐体ユニットの光学ボックスと第1の光源ユニットとの装着が不可能な状態の断面斜視図を示す。
【0027】
まず、図3〜図5を用いて、第1の筐体ユニットに収納される光学ボックスと第1の交換ランプユニットとの装着構成について説明する。
図3〜図5において、101−1は第1の筐体ユニット、80−1は第1の交換ランプユニット、6−1は第1の筐体ユニット101−1に収納可能に構成された光学ボックスである。
ここで、第1の筐体ユニット101−1は図1に示す投射型表示装置と同一の構成を備えているので、説明を割愛する。
第1の交換ランプユニット80−1は、この第1の筐体ユニット101−1に収納される光学ボックス6−1に組み込み可能に構成されており、取外し作業を容易にするためランプホルダー2にはヒンジを有している。
また、第1の交換ランプユニット80−1は第1の光源ランプ1と、第1の光源ランプ1を保持するランプホルダー2と、第1の光源ランプ1をランプホルダー2に保持する弾性部材81、82、83、84を有している。
ここで、41は第1の光源ランプ1のランプ発光管であり、42は第1の光源ランプ1のリフレクタである。
また、この第1の交換ランプユニット80−1は、さらにランプホルダー2の前面に設置される防爆ガラス3と、ランプホルダー2に防爆ガラス3を保持するためのガラス押さえ4とを有している。
さらにまた、この第1の交換ランプユニット80−1はランプホルダー2に取付け可能に構成されるプラグ85と、プラグ85の近傍にランプホルダー2と取外し可能に構成される第1の光源側誤組込み防止板76を有している。
【0028】
また、第1の筐体ユニット101−1に収納された光学ボックス6−1には、バラスト電源10よりコードを介し、プラグ85と導通するソケット95が取付け可能な構成を有している。
第1の交換ランプユニット80−1が取付けられる光学ボックス6−1に、第1の切り欠き74と、第2の切り欠き75を有している。
第2の切り欠き75には、第2の切り欠き75を塞ぐ第1の筐体側誤組込み防止板77を備えている。この第1の筐体側誤組込み防止板77は、光学ボックス6−1に取外し可能に構成されている。
ここで、第1の筐体ユニット101−1に収納された光学ボックス6−1に第1の交換ランプユニット80−1を組み付けるに際し、図5に示されるように、第1の光源側の誤組込み防止板76と、光学ボックス6−1側の第1の切り欠き74は、互いに干渉しない位置関係にある。
【0029】
つぎに、図6〜図8を用いて、第2の筐体ユニットに収納される光学ボックスと第2の交換ランプユニットとの装着構成について説明する。
図6〜図8において、201−1は第2の筐体ユニット、90−1は第2の交換ランプユニット、6−2は第2の筐体ユニット201に収納可能に構成された光学ボックスである。
ここで、第2の筐体ユニット201−1は図1に示す投射型表示装置と同一の構成を備えているので、説明を割愛する。
第2の交換ランプユニット90−1は、この第2の筐体ユニット201−1に収納される光学ボックス6−2と組み込み可能に構成されている。
また、第2の交換ランプユニット90−1は第1の光源ランプ1におけるランプ発光管41と仕様の異なる第2のランプ発光管401を搭載した第2の光源ランプ402と、第2の光源ランプ402を保持するランプホルダー2を有している。なお、42は第2の光源ランプ402のリフレクタである。
また、第2の交換ランプユニット90−1は、第2の光源ランプ402をランプホルダー2に保持する弾性部材81、82、83、84を有している。
また、第2の交換ランプユニット90−1は、さらにランプホルダー2の前面に設置される防爆ガラス3と、ランプホルダー2に防爆ガラス3を保持するためのガラス押さえ4とを有している。
【0030】
また、第2の交換ランプユニット90−1は、さらにまたランプホルダー2に取付け可能に構成されるプラグ85と、プラグ85の近傍にランプホルダー2と取外し可能に構成される第2の光源側誤組込み防止板78を有している。
また、第2の交換ランプユニット90−1は、光学ボックス6−2と取付け可能な構成を有している。
また、第2の筐体ユニット201−1に収納された光学ボックス6−2には、バラスト電源10よりコードを介し、プラグ85と導通するソケット95が取付け可能な構成を有している。
そして、第2の交換ランプユニット90−1が取付けられる光学ボックス6−2には、第1の筐体ユニット101−1と光学ボックス6−1と同形状の第1の切り欠き74と、第2の切り欠き75を有している。
また、この第1の切り欠き74は、第1の切り欠き74を塞ぐ第2の筐体側誤組込み防止板79を備えている。この第2の筐体側誤組込み防止板79は、光学ボックス6−2に取外し可能に構成されている。
ここで、第2の筐体ユニット201−1に収納された光学ボックス6−2に第2の交換ランプユニット90−1を組み付けるに際し、図8に示されるように、互いに干渉しない位置関係にある。
すなわち、第2の光源側の誤組込み防止板78と、光学ボックス6−2側の第2の切り欠き75は、互いに干渉しない位置関係にある。
【0031】
一方、第1の筐体ユニット101−1と第2の交換ランプユニット90−1を組付けようと試みた場合、図9に示すように、組込みが不可能となる。
すなわち、第2の切り欠き75を塞ぐ第1の筐体側誤組込み防止板77と、第2の光源側誤組込み防止板78が干渉しあうため、組込みが不可能となる。
また、第2の筐体ユニット201−1と第1の交換ランプユニット80−1を組付けようと試みた場合、図10に示すように、第1の切り欠き74を塞ぐ第2の筐体側誤組込み防止板79と、第1の光源側誤組込み防止板76が干渉しあうため、組込みが不可能となる。
【0032】
以上の本実施例の構成によれば、異なる機種同士において、構成が同一であっても容易に誤接続が防止でき、誤接続による第1の光源ランプ1および第2の光源ランプ402の短寿命や爆発といった問題を未然に防ぐことが可能である。
また、誤組込み防止板は簡易形状であり、1部品より構成されるので安価に製造可能であり、低コストでの製品生産が実現できる。
また、本実施例の誤組込み防止構成は2つとして説明しているが、これは3つ以上であっても同様の効果が得られることは言うまでもない。
また、第1の光源側誤組込み防止板76と、第2の光源側誤組込み防止板78は近接する第1の光源ランプ1および第2の光源ランプ402の、コードの位置を制御する形状を有している。
そのため、第1の光源ランプ1および第2の光源ランプ402をランプホルダー2に組込むときに、誤ってリフレクタ42にコードが接するのを防止することができる。
これにより、第1の光源ランプ1および第2の光源ランプ402の、点灯時の発熱によってコードが溶け、第1の光源ランプ1および第2の光源ランプ402がランプの不点灯を起こす心配をなくすことができる。
【0033】
[実施例2]
次に、実施例2における筐体ユニットに収納される光学ボックスと交換ランプユニットとの誤接続を防止した構成について説明する。
図11に、本実施例における第1の筐体ユニットと第1の光源ユニットを取付ける際の位相を示した第1斜視図を示す。
図12に、本実施例における第1の筐体ユニットと第1の光源ユニットを取付ける際の位相を示した第2斜視図を示す。
図13に、本実施例における第1の光源側誤組込み防止板と、第1の筐体側誤組込み防止板とが、互いに干渉しない位置関係で装着された状態の断面斜視図を示す。
図14に、本実施例における第2の筐体ユニットと第2の光源ユニットを取付ける際の位相を示した第1斜視図を示す。
図15に、本実施例における第2の筐体ユニットと第2の光源ユニットを取付ける際の位相を示した第2斜視図を示す。
図16に、本実施例における第2の光源側誤組込み防止板と、第2の筐体側誤組込み防止板とが、互いに干渉しない位置関係で装着された状態の断面斜視図を示す。
図17に、本実施例における第1の筐体側誤組込み防止防止板と第2の光源側誤組込み防止板が干渉しあい、第1の筐体ユニットの光学ボックスと第2の光源ユニットとの装着が不可能な状態の断面斜視図を示す。
図18に、本実施例における第2の筐体側誤組込み防止防止板97と第1の光源側誤組込み防止板86が干渉しあい、第2の筐体ユニットの光学ボックスと第1の光源ユニットとの装着が不可能な状態の断面斜視図を示す。
【0034】
まず、図11〜図13を用いて、第1の筐体ユニットに収納される光学ボックスと第1の交換ランプユニットとの装着構成について説明する。
図11〜図13において、101−2は第1の筐体ユニット、80−2は第1の交換ランプユニット、6−3は第1の筐体ユニット101−2に収納可能に構成された光学ボックスである。
ここで、第1の筐体ユニット101−2は図1に示す投射型表示装置と同一の構成を備えているので、説明を割愛する。
第1の交換ランプユニット80−2は、この第1の筐体ユニット101−2に収納される光学ボックス6−3に組み込み可能に構成とされている。
また、第1の交換ランプユニット80−2は、第1の光源ランプ1と、第1の光源ランプ1を保持するランプホルダー2と、第1の光源ランプ1をランプホルダー2に保持する弾性部材81、82、83、84を有している。
ここで、41は第1の光源ランプ1のランプ発光管であり、42は第1の光源ランプ1のリフレクタである。
また、この第1の交換ランプユニット80−2は、さらにランプホルダー2の前面に設置される防爆ガラス3と、ランプホルダー2に防爆ガラス3を保持するためのガラス押さえ4とを有している。
さらにまた、この第1の交換ランプユニット80−2はランプホルダー2に取付け可能に構成されるプラグ85と、プラグ85の近傍にランプホルダー2と取外し可能に構成される第1の光源側誤組込み防止板86を有している。
【0035】
また、第1の筐体ユニット101−2に収納された光学ボックス6−3には、バラスト電源10よりコードを介し、プラグ85と導通するソケット95が取付け可能な構成を有している。
そして、光学ボックス6−3における第1の交換ランプユニット80−2が取付けられる位置、つまりソケット95の近傍に第1の筐体側誤組込み防止板87を有している。この第1の筐体側誤組込み防止板87は、光学ボックス6−3に取外し可能に構成されている。
ここで、第1の筐体ユニット101−2に収納された光学ボックス6−3に第1の交換ランプユニット80−2を組み付けるに際し、図13に示されるように、干渉しない位置関係にある。
すなわち、第1の光源側誤組込み防止板86と、第1の筐体側誤組込み防止板87は、互いに干渉しない位置関係にある。
【0036】
つぎに、図14〜図16を用いて、第2の筐体ユニットに収納される光学ボックスと第2の交換ランプユニットとの装着構成について説明する。
図14〜図16において、201−2は第2の筐体ユニット、90−2は第2の交換ランプユニット、6−4は第2の筐体ユニット201−2に収納可能に構成された光学ボックスである。
ここで、第2の筐体ユニット201−2は図1に示す投射型表示装置と同一の構成を備えているので、説明を割愛する。
第2の交換ランプユニット90−2は、この第2の筐体ユニット201−2に収納される光学ボックス6−4に組み込み可能に構成されている。
また、第2の交換ランプユニット90−2は第1の光源ランプ1におけるランプ発光管41と仕様の異なる第2のランプ発光管401を搭載した第2の光源ランプ402と、第2の光源ランプ402を保持するランプホルダー2を有している。なお、42は第2の光源ランプ402のリフレクタである。
また、第2の交換ランプユニット90−2は、第2の光源ランプ402をランプホルダー2に保持する弾性部材81、82、83、84を有している。
また、第2の交換ランプユニット90−2は、さらにランプホルダー2の前面に設置される防爆ガラス3と、ランプホルダー2に防爆ガラス3を保持するためのガラス押さえ4とを有している。
また、第2の交換ランプユニット90−2は、さらにまたランプホルダー2に取付け可能に構成されるプラグ85と、プラグ85の近傍にランプホルダー2と取外し可能に構成される第2の光源側誤組込み防止板96を有している。
また、第2の交換ランプユニット90−2は、光学ボックス6−4と取付け可能な構成を有している。
【0037】
また、第2の筐体ユニット201−2に収納された光学ボックス6−4には、バラスト電源10よりコードを介し、プラグ85と導通するソケット95が取付け可能な構成を有している。
そして、光学ボックス6−4における第2の交換ランプユニット90−2が取付けられる位置、つまりソケット95の近傍に第2の筐体側誤組込み防止板97を有している。この第2の筐体側誤組込み防止板97は、光学ボックス6−4に取外し可能に構成されている。
ここで、第2の筐体ユニット201−2に収納された光学ボックス6−4に第2の交換ランプユニット90−2を組み付けるに際し、図16に示されるように、干渉しない位置関係にある。
すなわち、第2の光源側誤組込み防止板96と、第2の筐体側誤組込み防止板97は、互いに干渉しない位置関係にある。
【0038】
一方、第1の筐体ユニット101−2と第2の交換ランプユニット90−2を組付けようと試みた場合、図17に示すように、第1の筐体側誤組込み防止防止板87と第2の光源側誤組込み防止板96が干渉しあうため、組込みは不可能となる。
また、第2の筐体ユニット201−2と第1の交換ランプユニット80−2を組付けようと試みた場合、図18に示すように、第2の筐体側誤組込み防止防止板97と第1の光源側誤組込み防止板86が干渉しあうため、組込みは不可能となる。
【0039】
以上の本実施例の構成によれば、異なる機種同士において、構成が同一であっても容易に誤接続が防止でき、誤点灯による第1の光源ランプ1および第2の光源ランプ402の短寿命や爆発といった問題を未然に防ぐことが可能となる。
また、誤組込み防止板は簡易形状であり、1部品より構成されるので安価に製造可能であり、低コストでの製品生産が実現できる。
また、本実施例の誤組込み防止構成は2つとして説明しているが、これは3つ以上であっても同様の効果が得られることは言うまでもない。
また、第1の光源側誤組込み防止板86と、第2の光源側誤組込み防止板96は近接する第1の光源ランプ1および第2の光源ランプ402のコードの位置を制御する形状を有している。
そのため、第1の光源ランプ1および第2の光源ランプ402をランプホルダー2に組込むときに誤ってリフレクタ42にコードが接することを防止することができる。
これにより、第1の光源ランプ1および第2の光源ランプ401の点灯時の発熱によりコードが溶け、第1の光源ランプ1および第2の光源ランプ402がランプの不点灯を起こす心配をなくすことができる。
なお、以上の各実施例では、第1の筐体ユニットと第2の筐体ユニットの2つの筐体ユニット間の構成例について説明したが、本発明はこのような構成に限られるものではない。3つ以上の筐体ユニット間においても、同様の誤組み込みの防止が図れるものであることは、言うまでもないことである。
【図面の簡単な説明】
【0040】
【図1】本発明の実施例1における投射型画像表示装置の構成を説明する分解斜視図。
【図2】本発明の実施例1における反射型液晶表示素子(反射型液晶パネル等の画像形成素子)を搭載した投射型画像表示装置の光学構成を説明する図。
【図3】本発明の実施例1における第1の筐体ユニットと第1の光源ユニットを取付ける際の位相を示した第1斜視図。
【図4】本発明の実施例1における第1の筐体ユニットと第1の光源ユニットを取付ける際の位相を示した第2斜視図。
【図5】本発明の実施例1における第1の光源側の誤組込み防止板と、第1の筐体ユニットに収納される光学ボックス側の第1の切り欠きとが、互いに干渉しない位置関係で装着された状態を示す断面斜視図。
【図6】本発明の実施例1における第2の筐体ユニットと第2の光源ユニットを取付ける際の位相を示した第1斜視図。
【図7】本発明の実施例1における第2の筐体ユニットと第2の光源ユニットを取付ける際の位相を示した第2斜視図。
【図8】本発明の実施例1における第2の光源側の誤組込み防止板と、光学ボックス側の第2の切り欠きとが、互いに干渉しない位置関係で装着された状態を示す断面斜視図。
【図9】本発明の実施例1における第2の切り欠きを塞ぐ第1の筐体側誤組込み防止板と、第2の光源側誤組込み防止板が干渉しあい、第1の筐体ユニットの光学ボックスと第2の光源ユニットとの装着が不可能な状態を示す断面斜視図。
【図10】本発明の実施例1における第1の切り欠きを塞ぐ第2の筐体側誤組込み防止板と、第1の光源側誤組込み防止板が干渉しあい、第2の筐体ユニットの光学ボックスと第1の光源ユニットとの装着が不可能な状態を示す断面斜視図。
【図11】本発明の実施例2における第1の筐体ユニットと第1の光源ユニットを取付ける際の位相を示した第1斜視図。
【図12】本発明の実施例2における第1の筐体ユニットと第1の光源ユニットを取付ける際の位相を示した第2斜視図。
【図13】本発明の実施例2における第1の光源側誤組込み防止板と、第1の筐体側誤組込み防止板とが、互いに干渉しない位置関係で装着された状態を示す断面斜視図。
【図14】本発明の実施例2における第2の筐体ユニットと第2の光源ユニットを取付ける際の位相を示した第1斜視図。
【図15】本発明の実施例2における第2の筐体ユニットと第2の光源ユニットを取付ける際の位相を示した第2斜視図。
【図16】本発明の実施例2における第2の光源側誤組込み防止板と、第2の筐体側誤組込み防止板とが、互いに干渉しない位置関係で装着された状態を示す断面斜視図。
【図17】本発明の実施例2における第1の筐体側誤組込み防止防止板と第2の光源側誤組込み防止板が干渉しあい、第1の筐体ユニットの光学ボックスと第2の光源ユニットとの装着が不可能な状態を示す断面斜視図。
【図18】本発明の実施例2における第2の筐体側誤組込み防止防止板と第1の光源側誤組込み防止板が干渉しあい、第2の筐体ユニットの光学ボックスと第1の光源ユニットとの装着が不可能な状態を示す断面斜視図。
【符号の説明】
【0041】
1:第1の光源ランプ
2:ランプホルダー
3:防爆ガラス
4:ガラス押さえ
5:投射レンズ
6−1、6−2、6−3、6−4:光学ボックス
7:光学ボックス蓋
8:電源
9:電源フィルタ
10:バラスト電源
11:回路基板
12A:光学冷却ファンA
12B:光学冷却ファンB
13:RGBダクトA
14:ランプ冷却ファン(吹き付けファン)
15:ランプダクトA
16:ランプダクトB
17:電源用冷却ファン
18:排気ファン
19:ランプ排気ルーバーA
20:ランプ排気ルーバーB
21:外装キャビネット
22:外装キャビネット蓋(外装ケース)
23:側板A
24:側板B
25:インターフェース基板
26:インターフェース補強板
27:排気ボックス
28:ランプ蓋
29:セット調整脚
30:外装キャビネット
31:プリズムベース
32:ボックスサイドカバー
33:RGBダクトB
34:RGB基板
35:GB基板カバー
41:ランプ発光管(光源)
42:リフレクタ
43a:第1のシリンダーアレイ
43b:第2のシリンダーアレイ
43c:第3のシリンダーアレイ
43d:第4のシリンダーアレイ
44:紫外線吸収フィルタ
45:偏光変換素子
46:フロントコンプレッサ
47:全反射ミラー
48:コンデンサーレンズ
49:リアコンプレッサ
50:カラーフィルタ
58:ダイクロイックミラー
59:G用入射側偏光板
60:第1の偏光ビームスプリッター
61:反射型液晶表示素子
62:1/4波長板
64a:トリミングフィルタ
64b:RB用入射側偏光板
65:色選択性位相差板
66:第2の偏光ビームスプリッター
68B:B用出射側偏光板
68G:G用出射側偏光板
69:ダイクロイックプリズム
74:第1の切り欠き
75:第2の切り欠き
76:第1の光源側誤組込み防止板
77:第1の筐体側誤組込み防止板
78:第2の光源側誤組込み防止板
79:第2の筐体側誤組込み防止板
80−1、80−2:第1の交換ランプユニット
81:ランプ保持部材
82:ランプ保持部材
83:ランプ保持部材
84:ランプ保持部材
85:プラグ
86:第1の光源側誤組込み防止板
87:第1の筐体側誤組込み防止板
88:ヒンジ
90−1、90−2:第2の交換ランプユニット
95:ソケット
96:第2の光源側誤組込み防止板
97:第2の筐体側誤組込み防止板
101−1、101−2:第1の筐体ユニット
201−1、201−2:第2の筐体ユニット
401:第2のランプ発光管
402:第2の光源ランプ
【技術分野】
【0001】
本発明は、ランプユニットシステム、該ランプユニットシステムによる投射型画像表示装置に関する。
特に、光源からの光を液晶パネル等の表示部を通してスクリーンに拡大投射するプロジェクター装置等のランプユニットシステム、該ランプユニットシステムを用いて構成される投射型画像表示装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
プロジェクターは広範に使用されており、今後も様々な用途で使われる可能性があり、さらにプロジェクターの市場はより一層拡大していく傾向にある。
このようなプロジェクターは、大別して、主にビジネス市場にて使用される照度が高いモデル(以下ビジネスモデル)と、主に一般家庭市場にて映画鑑賞等に使用される照度の低いモデル(以下ホームモデル)がある。
これらのホームモデル、ビジネスモデルのどちらにおいても、低価格化を図ることが望まれており、低価格化を実現するためには、仕様の削減か、部品点数の削減か、または、部品単価の削減等が必要となる。
これらを考慮すると、複数の機種に亙り部品の共通化を行うことが必要となる。
【0003】
上記したとおり、プロジェクターは照度が高いタイプのビジネスモデルと、照度が低いタイプのホームモデルに分かれるが、現在プロジェクターの光源に主に用いられる超高圧水銀ランプは、発光管と、発光管からの光を反射させるリフレクタを備えている。
光源出力は、ホームモデルで100〜200[W]、ビジネスモデルで200〜300[W]が主流であり、ホームモデルとビジネスモデルではそれぞれに合った発光管を採用するため、あるいは安定点灯を行うために発光管形状が異なる。さらに、光源を点灯させるために光源用点灯装置が必要であり、ホームモデルとビジネスモデルで光源点灯装置は光源出力が異なるため仕様が異なる。
尚、プロジェクターは光源に寿命があり、一定期間を過ぎると光源を交換する必要があるため、光源を保持する光源保持部材を含む光源ユニットは筐体側に搭載された光源点灯装置と、プラグとソケットによるコネクタで脱着可能に装着される。
【0004】
また、光学系は主として、ビジネスモデルは会議室等の広い場所で部屋が明るい状態で使用されるため、明るさが優先される。
ホームモデルはリビングルーム等のそれほど広くない場所で部屋を暗くして使用されるため、コントラストが優先される。
そのため、ホームモデルとビジネスモデルでは使われる目的が異なるため光学系が異なる。
ホームモデル及びビジネスモデルの両方に使用可能である低コストな光学系は、例えば、ビジネスモデルの光学系に、部品の追加あるいは交換のみでホームモデルの光学系に変更可能であることが必要である。
この場合、主に一体化によって作られる光学系及び光源を保持する部材を共通化しておくことが必要となる。
【0005】
ここで、複数のプロジェクター機種についてコスト低減のため光源及び光源用点灯装置以外の部品の共通化を行った場合、ホームモデルとビジネスモデルにおいて、異なるモデルにそれぞれの交換ランプユニットが組込み可能となる。
その際、例えばホームモデルの光源ユニットにビジネスモデルの光源点灯装置が組み込まれてしまうと、光源の短寿命化や照度不足といった問題を生ずる原因となる。
このようなことから、例えば、特許文献1ではつぎのように構成した誤接続を防止するようにしたコネクタが提案されている。
このコネクタでは、プラグあるいはソケットのハウジングの位置を可変できる構造とし、同種のコネクタを複数使用した場合において、ハウジングの位置が一致しない場合は、プラグとソケットとが物理的に接続不可能になるという構成が採用されている。
【特許文献1】特開平8−31516号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
ところで、プロジェクターの光源は前述の通り、発光管と発光管からの光を反射するリフレクタを備えており、ビジネスモデルとホームモデルの両方に安価な光源を製造するためには、発光管のみを変更することが有利である。
このような構成により発光管のみ変更することで、低コストな交換ランプユニットを製造することができ、安価で提供することが可能となる。
また、上記したようにホームモデルとビジネスモデルで光学系が異なるため、光学系及び光源を保持する部材を含む筐体側と、筐体と取外し可能な光源側とに、誤組み込みを防止するための構成を設ける必要がある。
しかしながら、上記従来例の特許文献1における誤接続を防止するようにした構成では、プラグあるいはソケットのハウジングの位置が同一であり、同種のコネクタを複数使用した場合等において誤組み込みを防止する構成等については、何ら考慮されていない。
【0007】
本発明は、上記課題に鑑み、ランプユニットと、該ランプユニットを組み込み可能とした組み込み部材とを対とする複数種類の組立体を、同一の構成を備えた投射型画像表示装置の筐体ユニットに収納するに当たり、
異種類の組立体間での一方のランプユニットが他方の組み込み部材に組み込まれることを、容易に防止できるようにしたランプユニットシステム、該ランプユニットシステムによる投射型画像表示装置を提供することを目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明は、上記課題を達成するために、以下のように構成したランプユニットシステムによる投射型画像表示装置を提供するものである。
本発明のランプユニットシステムは、ランプユニットと、前記ランプユニットを投射型画像表示装置の筐体ユニットに収納するための収納部材とを有し、
前記ランプユニット及び前記収納部材は、予め定められた種類のランプユニットとは異なる種類のランプユニットが前記収納部材へ組み込まれることを防止する防止手段を有することを特徴としている。
また、本発明のランプユニットシステムは、前記防止手段は、前記ランプユニット及び収納部材に取外し可能であることを特徴としている。
また、本発明のランプユニットシステムは、前記ランプユニットの防止手段は突出部で構成され、予め定められた種類のランプユニットとは異なる種類のランプユニットと前記収納部材を組み合わせた場合には、
前記突出部が前記収納部材の防止手段に当接し、前記収納部材への前記ランプユニットの組み込みが阻止されることを特徴としている。
また、本発明のランプユニットシステムは、前記収納部材の防止手段は突出部で構成され、予め定められた種類のランプユニットとは異なる種類のランプユニットと前記収納部材を組み合わせた場合には、
前記突出部が前記ランプユニットの防止手段に当接し、前記収納部材への前記ランプユニットの組み込みが阻止されることを特徴としている。
また、本発明のランプユニットシステムは、前記ランプユニット及び前記収納部材の防止手段は突出部で構成され、
予め定められた種類のランプユニットとは異なる種類のランプユニットと前記収納部材を組み合わせた場合には、
前記ランプユニット及び前記収納部材の前記突出部が相互に当接し、前記組み込み部材への前記ランプユニットの組み込みが阻止されることを特徴としている。
また、本発明の投射型画像表示装置は、上記したいずれかに記載のランプユニットシステムを用いて構成されることを特徴としている。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、ランプユニットと、該ランプユニットを組み込み可能とした組み込み部材とを対とする複数種類の組立体を、同一の構成を備えた投射型画像表示装置の筐体ユニットに収納するに当たり、
異種類の組立体間での一方のランプユニットが他方の組み込み部材に組み込まれることを、容易に防止できるようにしたランプユニットシステム、該ランプユニットシステムによる投射型画像表示装置を実現することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0010】
以上の構成によれば、前記ランプユニット及び組み込み部材にそれぞれ誤組込み防止手段を設け、前記組立体における異種類の組立体間での一方のランプユニットと他方の組み込み部材とを対とする組み合わせを、容易に阻止することが可能となる。
これにより、例えば、前記ランプユニットに設けられたランプを点灯するための電源側と接続されている前記組み込み部材側のプラグと、ランプユニット側に設けられているソケットとの誤接続が防止できる。
したがって、例えば、照度の低いホームモデルのランプユニットに、照度が高いビジネスモデルの光源点灯側との誤接続が防止でき、これら誤接続による光源ランプの短寿命化や、照度不良といった問題を未然に防ぐことが可能となる。
また、誤組込み防止手段を、突出部による構成を採ることで、1部品より構成することができ、安価に製造することが可能となる。
また、誤組込み規制手段を取外し可能に構成することで、他部品の共通化を容易に図ることが可能となる。
【実施例】
【0011】
以下に、本発明の実施例について説明する。
[実施例1]
実施例1においては、本発明を適用した投射型画像表示装置(投射表示装置)について説明する。
図1に、本実施例の投射型画像表示装置の構成を説明する分解斜視図を示す。
図1において、1は第1の光源ランプ、2はランプ1を保持するランプホルダー、3は防爆ガラス、4はガラス押さえである。
αはランプ1からの光を入射する照明光学系、βは照明光学系からの出射光を入射するRGBの3色用の液晶パネルを備えた色分解合成光学系である。
5は色分解合成光学系からの出射光を入射して図示せぬスクリーン(被投射面)に画像を投射する投射レンズ鏡筒であり、投射レンズ鏡筒5内には後述する投射レンズ光学系を収納している。
6は光学ボックスであり、この光学ボックス6には上記した第1の光源ランプ1、照明光学系α、色分解合成光学系β等が収納されると共に、投射レンズ5が固定される。
また、この光学ボックス6には、第1の光源ランプ1の周囲を囲むランプ周辺部材としてのランプケース部材が形成されている。
【0012】
7は光学ボックス蓋であり、光学ボックス蓋7によって上記光学ボックス6内に照明光学系α、色分解合成光学系β等を収納した状態で蓋をする。
8は電源、9は電源フィルタ、10は電源8と合体し第1の光源ランプ1を点灯するためのバラスト電源である。
11は電源8からの電力により液晶パネルの駆動、及びランプ1の点灯指令を送るための回路基板である。
12A、12Bは後述する外装キャビネット21の吸気口21aから空気を吸い込むことで色分解合成光学系β内の液晶パネル等の光学素子を冷却するための光学系用の冷却ファンA及び冷却ファンBである。
13は光学冷却ファン12による風を色分解合成光学系β内の液晶パネル等の光学素子に送るためのRGBダクトAである。
【0013】
14はランプ1に対して吹き付け風を送り、第1の光源ランプ1を冷却するための光源ランプ用の冷却ファンである。
15はランプ冷却ファン14を保持しつつ冷却風をランプに送るためのランプダクトAであり、16は冷却ファン14を押さえて15のランプダクトAと合わせてダクトを構築するためのランプダクトBである。
17は後述する外装キャビネット21に設けた吸気口21bから空気を吸い込んで電源8とバラスト電源10内に風を流通させることで電源8及びバラスト電源10を同時に冷却するための電源用の冷却ファンである。
18は排気ファンであり、排気ファン18はランプ冷却ファン14によるランプ1を通過した後の熱風を排出する。
【0014】
19はランプ排気ルーバーA、20はランプ排気ルーバーBであり、ランプ1からの光が装置外部に漏れないような遮光機能を有している。
21は光学ボックス6等を収納するための外装キャビネット(外装ケース下部)、22は外装キャビネット21に光学ボックス6等を収納した状態で蓋をするための外装キャビネット蓋(外装ケース上部)である。
23は側板A、24は側板Bであり、外装キャビネット21には上述した吸気口21a、21bが形成されており、側板B24には排気口が形成されている。
25は各種信号を取り込むコネクタが搭載されるインターフェース基板、26は側板A23の内側に取り付けられたインターフェース補強板である。
27はランプ1からの排気熱を18の排気ファンまで導き、装置内部に排気風を放散させないためのランプ排気ボックスであり、19のランプ排気ルーバーAと20のランプ排気ルーバーBを保持する。
【0015】
28はランプ蓋であり、ランプ蓋28は外装キャビネット21の底面に着脱自在に設けられており、図示を省略したビスにより固定されている。
29はセット調整脚であり、セット調整脚29は外装キャビネット21に固定されており、その脚部29aの高さを調整可能となっている。脚部29aの高さ調整により、装置本体の傾斜角度を調整できるように構成されている。
30は外装キャビネット21の吸気口21a外側に取り付く不図示のフィルタを押えるRGB吸気プレートである。
31はβの色分解合成光学系を保持するプリズムベース、32はβの色分解合成光学系の光学素子と反射型液晶表示素子を冷却するために12A・12Bの冷却ファンA・冷却ファンBからの冷却風を導くためのダクト形状部を有するボックスサイドカバーである。
33は32のボックスサイドカバーと合わせることでダクトを形成するためのRGBダクトBである。
34はβの色分解合成光学系内に配置されるところの、反射型液晶表示素子から出ているFPCが接続され、11の回路基板に接続されるRGB基板である。
35は34のRGB基板に電気ノイズが入り込まないようにするためのRGB基板カバーである。
【0016】
次に、前述したランプ1、照明光学系α、色分解合成光学系β、投射レンズ5にて構成される反射型液晶表示素子(反射型液晶パネル等の画像形成素子)を搭載した投射型画像表示装置について説明する。
図2に上記投射型画像表示装置の光学構成を説明する図を示す。
図2において、41は連続スペクトルで白色光を発光する発光管、42は発光管41からの光を所定の方向に集光するリフレクタであり、これらの発光管41とリフレクタ42によりランプ1を形成する。
43aは水平方向(ランプ1からの光の進行方向における水平方向(紙面垂直方向))において屈折力を有するレンズアレイで構成された第1のシリンダアレイである。
43bは第1のシリンダアレイ43aの個々のレンズに対応したレンズアレイを有する第2のシリンダアレイである。
44は紫外線吸収フィルタ。45は無偏光光を所定の偏光光に揃える偏光変換素子である。
46は垂直方向において屈折力を有するシリンドリカルレンズで構成されたフロントコンプレッサ、47は光軸を88度変換する為の全反射ミラーである。
43cは垂直方向(ランプ1からの光の進行方向における垂直方向(紙面垂直方向))において屈折力を有するレンズアレイで構成された第3のシリンダアレイである。
43dは第3のシリンダアレイ43cの個々のレンズに対応したレンズアレイを有する第4のシリンダアレイである。
50は色座標をある値に調整するために特定波長域の色をランプに戻すためのカラーフィルタ、48はコンデンサーレンズ、49は垂直方向において屈折力を有するシリンドリカルレンズで構成されたリアコンプレッサである。
以上部材により、照明光学系αが構成される。
【0017】
58は青(B)と赤(R)の波長領域の光を反射し、緑(G)の波長領域の光を透過するダイクロイックミラー。59は透明基板に偏光素子を貼着したG用の入射側偏光板であり、P偏光光のみを透過する。60はP偏光光を透過し、S偏光光を反射する第1の偏光ビームスプリッターであり、偏光分離面を有する。
61R,61G,61Bはそれぞれ入射した光を反射するとともに画像変調する赤用の反射型液晶表示素子、緑用の反射型液晶表示素子、青用の反射型液晶表示素子である。62R,62G,62Bはそれぞれ、赤用の1/4波長板、緑用の1/4波長板、青用の1/4波長板である。64aはRの色純度を高めるためにオレンジ光をランプに戻すトリミングフィルタで、64bは透明基板に偏光素子を貼着したRB用の入射側偏光板であり、P偏光のみを透過する。65はRの光の偏光方向を90度変換し、Bの光の偏光方向は変換しない色選択性位相差板である。66はP偏光を透過し、S偏光を反射する第2の偏光ビームスプリッターであり、偏光分離面を有する。
68BはB用出射側偏光板(偏光素子)であり、BのS偏光のみを整流し、68GはS偏光のみを透過させるG用出側偏光板、69はRB光を透過し、G光を反射するダイクロイックプリズムである。
【0018】
以上のダイクロイックミラー58から69のダイクロイックプリズムにより、色分解合成光学系βが構成される。
ここでP偏光とS偏光の定義を明確にすると、45の偏光変換素子では、P偏光をS偏光に変換するが、ここでゆうP偏光とS偏光は45の偏光変換素子を基準として述べている。
一方、58のダイクロイックミラーに入射する光は60と66の偏光ビームスプリッター基準で考えるのでP偏光光が入射するものとする。
45の偏光変換素子から射出された光はS偏光だが、同じS偏光光を58のダイクロイックミラーに入射する光をP偏光光として本実施例では定義する。
【0019】
次に、光学的な作用を説明する。
発光管41から発した光はリフレクタ42により所定の方向に集光される。
リフレクタ42は放物面形状を有しており、放物面の焦点位置からの光は放物面の対称軸に平行な光束となる。但し、発光管41からの光源は理想的な点光源ではなく有限の大きさを有しているので、集光する光束には放物面の対称軸に平行でない光の成分も多く含まれている。
これらの光束は、第1のシリンダアレイ43aに入射する。
第1のシリンダアレイ43aに入射した光束は、それぞれのシリンダレンズに応じた複数の光束に分割、集光される(垂直方向に帯状の複数の光束)。
そして、紫外線吸収フィルタ44を介して、第2のシリンダアレイ43bを経て、複数の光束(垂直方向に帯状の複数の光束)を偏光変換素子45の近傍に形成する。
【0020】
偏光変換素子45は、偏光分離面と反射面と1/2波長板とからなり、複数の光束は、その列に対応した偏光分離面に入射し、透過するP偏光成分の光と反射するS偏光成分の光に分割される。
反射されたS偏光成分の光は反射面で反射し、P偏光成分と同じ方向に出射する。
一方、透過したP偏光成分の光は、1/2波長板を透過してS偏光成分と同じ偏光成分に変換され、偏光方向が揃った光として出射する。
偏光変換された複数の光束(垂直方向に帯状の複数の光束)は、偏光変換素子45を出射した後、フロントコンプレッサ46を介して、反射ミラー47にて88度反射し、第3のシリンダアレイ43cに入射する。
第3のシリンダアレイ43cに入射した光束はそれぞれのシリンダレンズに応じた複数の光束に分割、集光され(水平方向に帯状の複数の光束)、第4のシリンダアレイ43dを経て、複数の光束(水平方向に帯状の複数の光束)となる。
そして、コンデンサーレンズ48、リアコンプレッサ49に至る。
【0021】
ここで、フロントコンプレッサ46、コンデンサーレンズ48、リアコンプレッサ49の光学的作用の関係で、複数の光束は矩形形状の像が重なった形で矩形の均一な照明エリアが形成されることになる。
この照明エリアに後述の反射型液晶表示素子61R、61G、61Bを配置する。
次に、偏光変換素子45によりS偏光とされた光は、ダイクロイックミラー58に入射する。尚、ダイクロイックミラー58は、B(430〜495nm)とR(590〜650nm)の光は反射し、G(505〜580nm)の光は透過する。
【0022】
次に、Gの光路について説明する。
ダイクロイックミラー58を透過したGの光はG用入射側偏光板59に入射する。尚、Gの光はダイクロイックミラー58によって分解された後もP偏光(45の偏光変換素子基準の場合はS偏光)となっている。
そしてGの光は、G用入射側偏光板59から出射した後、第1の偏光ビームスプリッター60に対してP偏光として入射して偏光分離面で透過して、G用の反射型液晶表示素子61Gへと至る。
G用の反射型液晶表示素子61Gにおいては、Gの光が画像変調されて反射される。
画像変調されたGの反射光のうちP偏光成分は、再び第1の偏光ビームスプリッター60の偏光分離面で透過して光源側に戻され、投射光から除去される。
一方、画像変調されたGの反射光のうちS偏光成分は、第1の偏光ビームスプリッター60の偏光分離面で反射され、投射光としてダイクロイックプリズム69に向かう。
このとき、すべての偏光成分をP偏光に変換した状態(黒を表示した状態)において、第1の偏光ビームスプリッター60とG用の反射型液晶表示素子61Gとの間に設けられた1/4波長板62Gの遅相軸を所定の方向に調整する。これにより、第1の偏光ビームスプリッター60とG用の反射型液晶表示素子61Gで発生する偏光状態の乱れの影響を小さく抑えることができる。
第1の偏光ビームスプリッター60から出射したGの光は、第3の偏光ビームスプリッター69に対してS偏光として入射し、ダイクロイックプリズム69のダイクロイック膜面でG光を反射して投射レンズ5へと至る。
【0023】
一方、ダイクロイックミラー58を反射したRとBの光は、入射側偏光板64bに入射する。尚、RとBの光はダイクロイックミラー58によって分解された後もP偏光となっている。
そして、RとBの光は、トリミングフィルタ64aでオレンジ光をカットされた後、64bの入射側偏光板から出射し、色選択性位相差板65に入射する。
色選択性位相差板65は、Rの光のみ偏光方向を90度回転する作用を持っており、これによりRの光はS偏光として、Bの光はP偏光として第2の偏光ビームスプリッター66に入射する。
S偏光として第2の偏光ビームスプリッター66に入射したRの光は、第2の偏光ビームスプリッター66の偏光分離面で反射され、R用の反射型液晶表示素子61Rへと至る。
また、P偏光として第2の偏光ビームスプリッター66に入射したBの光は、第2の偏光ビームスプリッター66の偏光分離面を透過してB用の反射型液晶表示素子61Bへと至る。
【0024】
R用の反射型液晶表示素子61Rに入射したRの光は画像変調されて反射される。
画像変調されたRの反射光のうちS偏光成分は、再び第2の偏光ビームスプリッター66の偏光分離面で反射されて光源側に戻され、投射光から除去される。
一方、画像変調されたRの反射光のうちP偏光成分は第2の偏光ビームスプリッター66の偏光分離面を透過して投射光として69のダイクロイックプリズムに向かう。
また、B用の反射型液晶表示素子61Bに入射したBの光は画像変調されて反射される。
画像変調されたBの反射光のうちP偏光成分は、再び第2の偏光ビームスプリッター66の偏光分離面を透過して光源側に戻され、投射光から除去される。
一方、画像変調されたBの反射光のうちS偏光成分は第2の偏光ビームスプリッター66の偏光分離面で反射して投射光として69のダイクロイックプリズムに向かう。
このとき、第2の偏光ビームスプリッター66とR用,B用の反射型液晶表示素子61R,61Bの間に設けられた1/4波長板62R,62Bの遅相軸を調整する。これにより、Gの場合と同じようにR,Bそれぞれの黒の表示の調整を行うことができる。
【0025】
こうして1つの光束に合成され、第2の偏光ビームスプリッター66から出射したRとBの投射光のうちBの光は、出射側偏光板68Bで検光されて69のダイクロイックプリズムに入射する。
また、Rの光はP偏光のまま68Bの偏光板をそのまま透過し、69のダイクロイックプリズムに入射する。
尚、出射側偏光板68Bで検光されることにより、Bの投射光は第2の偏光ビームスプリッター66とB用の反射型液晶表示素子61B、1/4波長板62Bを通ることによって生じた無効な成分をカットされた光となる。
そして、69のダイクロイックプリズムに入射したRとBの投射光は69のダイクロイックプリズムのダイクロイック膜面を透過し、前述した該ダイクロイック膜面にて反射したGの光と合成されて投射レンズ5に至る。
そして、合成されたR,G,Bの投射光は、投射レンズ5によってスクリーンなどの被投射面に拡大投影される。
以上が、反射型液晶表示素子(反射型液晶パネル)を使用した投射型画像表示装置での光学構成である。
【0026】
次に、本発明を適用した本実施例の特徴的構成について説明する。
図3に、本実施例における第1の筐体ユニットと第1の光源ユニットを取付ける際の位相を示した第1斜視図を示す。
図4に、本実施例における第1の筐体ユニットと第1の光源ユニットを取付ける際の位相を示した第2斜視図を示す。
図5に、本実施例における第1の光源側の誤組込み防止板と、第1の筐体ユニットに収納される光学ボックス側の第1の切り欠きとが、互いに干渉しない位置関係で装着された状態の断面斜視図を示す。
図6に、本実施例における第2の筐体ユニットと第2の光源ユニットを取付ける際の位相を示した第1斜視図を示す。
図7に、本実施例における第2の筐体ユニットと第2の光源ユニットを取付ける際の位相を示した第2斜視図を示す。
図8に、本実施例における第2の光源側の誤組込み防止板と、光学ボックス側の第2の切り欠きとが、互いに干渉しない位置関係で装着された状態の断面斜視図を示す。
図9に、本実施例における第2の切り欠きを塞ぐ第1の筐体側誤組込み防止板と、第2の光源側誤組込み防止板が干渉しあい、第1の筐体ユニットの光学ボックスと第2の光源ユニットとの装着が不可能な状態の断面斜視図を示す。
図10に、本実施例における第1の切り欠きを塞ぐ第2の筐体側誤組込み防止板と、第1の光源側誤組込み防止板が干渉しあい、第2の筐体ユニットの光学ボックスと第1の光源ユニットとの装着が不可能な状態の断面斜視図を示す。
【0027】
まず、図3〜図5を用いて、第1の筐体ユニットに収納される光学ボックスと第1の交換ランプユニットとの装着構成について説明する。
図3〜図5において、101−1は第1の筐体ユニット、80−1は第1の交換ランプユニット、6−1は第1の筐体ユニット101−1に収納可能に構成された光学ボックスである。
ここで、第1の筐体ユニット101−1は図1に示す投射型表示装置と同一の構成を備えているので、説明を割愛する。
第1の交換ランプユニット80−1は、この第1の筐体ユニット101−1に収納される光学ボックス6−1に組み込み可能に構成されており、取外し作業を容易にするためランプホルダー2にはヒンジを有している。
また、第1の交換ランプユニット80−1は第1の光源ランプ1と、第1の光源ランプ1を保持するランプホルダー2と、第1の光源ランプ1をランプホルダー2に保持する弾性部材81、82、83、84を有している。
ここで、41は第1の光源ランプ1のランプ発光管であり、42は第1の光源ランプ1のリフレクタである。
また、この第1の交換ランプユニット80−1は、さらにランプホルダー2の前面に設置される防爆ガラス3と、ランプホルダー2に防爆ガラス3を保持するためのガラス押さえ4とを有している。
さらにまた、この第1の交換ランプユニット80−1はランプホルダー2に取付け可能に構成されるプラグ85と、プラグ85の近傍にランプホルダー2と取外し可能に構成される第1の光源側誤組込み防止板76を有している。
【0028】
また、第1の筐体ユニット101−1に収納された光学ボックス6−1には、バラスト電源10よりコードを介し、プラグ85と導通するソケット95が取付け可能な構成を有している。
第1の交換ランプユニット80−1が取付けられる光学ボックス6−1に、第1の切り欠き74と、第2の切り欠き75を有している。
第2の切り欠き75には、第2の切り欠き75を塞ぐ第1の筐体側誤組込み防止板77を備えている。この第1の筐体側誤組込み防止板77は、光学ボックス6−1に取外し可能に構成されている。
ここで、第1の筐体ユニット101−1に収納された光学ボックス6−1に第1の交換ランプユニット80−1を組み付けるに際し、図5に示されるように、第1の光源側の誤組込み防止板76と、光学ボックス6−1側の第1の切り欠き74は、互いに干渉しない位置関係にある。
【0029】
つぎに、図6〜図8を用いて、第2の筐体ユニットに収納される光学ボックスと第2の交換ランプユニットとの装着構成について説明する。
図6〜図8において、201−1は第2の筐体ユニット、90−1は第2の交換ランプユニット、6−2は第2の筐体ユニット201に収納可能に構成された光学ボックスである。
ここで、第2の筐体ユニット201−1は図1に示す投射型表示装置と同一の構成を備えているので、説明を割愛する。
第2の交換ランプユニット90−1は、この第2の筐体ユニット201−1に収納される光学ボックス6−2と組み込み可能に構成されている。
また、第2の交換ランプユニット90−1は第1の光源ランプ1におけるランプ発光管41と仕様の異なる第2のランプ発光管401を搭載した第2の光源ランプ402と、第2の光源ランプ402を保持するランプホルダー2を有している。なお、42は第2の光源ランプ402のリフレクタである。
また、第2の交換ランプユニット90−1は、第2の光源ランプ402をランプホルダー2に保持する弾性部材81、82、83、84を有している。
また、第2の交換ランプユニット90−1は、さらにランプホルダー2の前面に設置される防爆ガラス3と、ランプホルダー2に防爆ガラス3を保持するためのガラス押さえ4とを有している。
【0030】
また、第2の交換ランプユニット90−1は、さらにまたランプホルダー2に取付け可能に構成されるプラグ85と、プラグ85の近傍にランプホルダー2と取外し可能に構成される第2の光源側誤組込み防止板78を有している。
また、第2の交換ランプユニット90−1は、光学ボックス6−2と取付け可能な構成を有している。
また、第2の筐体ユニット201−1に収納された光学ボックス6−2には、バラスト電源10よりコードを介し、プラグ85と導通するソケット95が取付け可能な構成を有している。
そして、第2の交換ランプユニット90−1が取付けられる光学ボックス6−2には、第1の筐体ユニット101−1と光学ボックス6−1と同形状の第1の切り欠き74と、第2の切り欠き75を有している。
また、この第1の切り欠き74は、第1の切り欠き74を塞ぐ第2の筐体側誤組込み防止板79を備えている。この第2の筐体側誤組込み防止板79は、光学ボックス6−2に取外し可能に構成されている。
ここで、第2の筐体ユニット201−1に収納された光学ボックス6−2に第2の交換ランプユニット90−1を組み付けるに際し、図8に示されるように、互いに干渉しない位置関係にある。
すなわち、第2の光源側の誤組込み防止板78と、光学ボックス6−2側の第2の切り欠き75は、互いに干渉しない位置関係にある。
【0031】
一方、第1の筐体ユニット101−1と第2の交換ランプユニット90−1を組付けようと試みた場合、図9に示すように、組込みが不可能となる。
すなわち、第2の切り欠き75を塞ぐ第1の筐体側誤組込み防止板77と、第2の光源側誤組込み防止板78が干渉しあうため、組込みが不可能となる。
また、第2の筐体ユニット201−1と第1の交換ランプユニット80−1を組付けようと試みた場合、図10に示すように、第1の切り欠き74を塞ぐ第2の筐体側誤組込み防止板79と、第1の光源側誤組込み防止板76が干渉しあうため、組込みが不可能となる。
【0032】
以上の本実施例の構成によれば、異なる機種同士において、構成が同一であっても容易に誤接続が防止でき、誤接続による第1の光源ランプ1および第2の光源ランプ402の短寿命や爆発といった問題を未然に防ぐことが可能である。
また、誤組込み防止板は簡易形状であり、1部品より構成されるので安価に製造可能であり、低コストでの製品生産が実現できる。
また、本実施例の誤組込み防止構成は2つとして説明しているが、これは3つ以上であっても同様の効果が得られることは言うまでもない。
また、第1の光源側誤組込み防止板76と、第2の光源側誤組込み防止板78は近接する第1の光源ランプ1および第2の光源ランプ402の、コードの位置を制御する形状を有している。
そのため、第1の光源ランプ1および第2の光源ランプ402をランプホルダー2に組込むときに、誤ってリフレクタ42にコードが接するのを防止することができる。
これにより、第1の光源ランプ1および第2の光源ランプ402の、点灯時の発熱によってコードが溶け、第1の光源ランプ1および第2の光源ランプ402がランプの不点灯を起こす心配をなくすことができる。
【0033】
[実施例2]
次に、実施例2における筐体ユニットに収納される光学ボックスと交換ランプユニットとの誤接続を防止した構成について説明する。
図11に、本実施例における第1の筐体ユニットと第1の光源ユニットを取付ける際の位相を示した第1斜視図を示す。
図12に、本実施例における第1の筐体ユニットと第1の光源ユニットを取付ける際の位相を示した第2斜視図を示す。
図13に、本実施例における第1の光源側誤組込み防止板と、第1の筐体側誤組込み防止板とが、互いに干渉しない位置関係で装着された状態の断面斜視図を示す。
図14に、本実施例における第2の筐体ユニットと第2の光源ユニットを取付ける際の位相を示した第1斜視図を示す。
図15に、本実施例における第2の筐体ユニットと第2の光源ユニットを取付ける際の位相を示した第2斜視図を示す。
図16に、本実施例における第2の光源側誤組込み防止板と、第2の筐体側誤組込み防止板とが、互いに干渉しない位置関係で装着された状態の断面斜視図を示す。
図17に、本実施例における第1の筐体側誤組込み防止防止板と第2の光源側誤組込み防止板が干渉しあい、第1の筐体ユニットの光学ボックスと第2の光源ユニットとの装着が不可能な状態の断面斜視図を示す。
図18に、本実施例における第2の筐体側誤組込み防止防止板97と第1の光源側誤組込み防止板86が干渉しあい、第2の筐体ユニットの光学ボックスと第1の光源ユニットとの装着が不可能な状態の断面斜視図を示す。
【0034】
まず、図11〜図13を用いて、第1の筐体ユニットに収納される光学ボックスと第1の交換ランプユニットとの装着構成について説明する。
図11〜図13において、101−2は第1の筐体ユニット、80−2は第1の交換ランプユニット、6−3は第1の筐体ユニット101−2に収納可能に構成された光学ボックスである。
ここで、第1の筐体ユニット101−2は図1に示す投射型表示装置と同一の構成を備えているので、説明を割愛する。
第1の交換ランプユニット80−2は、この第1の筐体ユニット101−2に収納される光学ボックス6−3に組み込み可能に構成とされている。
また、第1の交換ランプユニット80−2は、第1の光源ランプ1と、第1の光源ランプ1を保持するランプホルダー2と、第1の光源ランプ1をランプホルダー2に保持する弾性部材81、82、83、84を有している。
ここで、41は第1の光源ランプ1のランプ発光管であり、42は第1の光源ランプ1のリフレクタである。
また、この第1の交換ランプユニット80−2は、さらにランプホルダー2の前面に設置される防爆ガラス3と、ランプホルダー2に防爆ガラス3を保持するためのガラス押さえ4とを有している。
さらにまた、この第1の交換ランプユニット80−2はランプホルダー2に取付け可能に構成されるプラグ85と、プラグ85の近傍にランプホルダー2と取外し可能に構成される第1の光源側誤組込み防止板86を有している。
【0035】
また、第1の筐体ユニット101−2に収納された光学ボックス6−3には、バラスト電源10よりコードを介し、プラグ85と導通するソケット95が取付け可能な構成を有している。
そして、光学ボックス6−3における第1の交換ランプユニット80−2が取付けられる位置、つまりソケット95の近傍に第1の筐体側誤組込み防止板87を有している。この第1の筐体側誤組込み防止板87は、光学ボックス6−3に取外し可能に構成されている。
ここで、第1の筐体ユニット101−2に収納された光学ボックス6−3に第1の交換ランプユニット80−2を組み付けるに際し、図13に示されるように、干渉しない位置関係にある。
すなわち、第1の光源側誤組込み防止板86と、第1の筐体側誤組込み防止板87は、互いに干渉しない位置関係にある。
【0036】
つぎに、図14〜図16を用いて、第2の筐体ユニットに収納される光学ボックスと第2の交換ランプユニットとの装着構成について説明する。
図14〜図16において、201−2は第2の筐体ユニット、90−2は第2の交換ランプユニット、6−4は第2の筐体ユニット201−2に収納可能に構成された光学ボックスである。
ここで、第2の筐体ユニット201−2は図1に示す投射型表示装置と同一の構成を備えているので、説明を割愛する。
第2の交換ランプユニット90−2は、この第2の筐体ユニット201−2に収納される光学ボックス6−4に組み込み可能に構成されている。
また、第2の交換ランプユニット90−2は第1の光源ランプ1におけるランプ発光管41と仕様の異なる第2のランプ発光管401を搭載した第2の光源ランプ402と、第2の光源ランプ402を保持するランプホルダー2を有している。なお、42は第2の光源ランプ402のリフレクタである。
また、第2の交換ランプユニット90−2は、第2の光源ランプ402をランプホルダー2に保持する弾性部材81、82、83、84を有している。
また、第2の交換ランプユニット90−2は、さらにランプホルダー2の前面に設置される防爆ガラス3と、ランプホルダー2に防爆ガラス3を保持するためのガラス押さえ4とを有している。
また、第2の交換ランプユニット90−2は、さらにまたランプホルダー2に取付け可能に構成されるプラグ85と、プラグ85の近傍にランプホルダー2と取外し可能に構成される第2の光源側誤組込み防止板96を有している。
また、第2の交換ランプユニット90−2は、光学ボックス6−4と取付け可能な構成を有している。
【0037】
また、第2の筐体ユニット201−2に収納された光学ボックス6−4には、バラスト電源10よりコードを介し、プラグ85と導通するソケット95が取付け可能な構成を有している。
そして、光学ボックス6−4における第2の交換ランプユニット90−2が取付けられる位置、つまりソケット95の近傍に第2の筐体側誤組込み防止板97を有している。この第2の筐体側誤組込み防止板97は、光学ボックス6−4に取外し可能に構成されている。
ここで、第2の筐体ユニット201−2に収納された光学ボックス6−4に第2の交換ランプユニット90−2を組み付けるに際し、図16に示されるように、干渉しない位置関係にある。
すなわち、第2の光源側誤組込み防止板96と、第2の筐体側誤組込み防止板97は、互いに干渉しない位置関係にある。
【0038】
一方、第1の筐体ユニット101−2と第2の交換ランプユニット90−2を組付けようと試みた場合、図17に示すように、第1の筐体側誤組込み防止防止板87と第2の光源側誤組込み防止板96が干渉しあうため、組込みは不可能となる。
また、第2の筐体ユニット201−2と第1の交換ランプユニット80−2を組付けようと試みた場合、図18に示すように、第2の筐体側誤組込み防止防止板97と第1の光源側誤組込み防止板86が干渉しあうため、組込みは不可能となる。
【0039】
以上の本実施例の構成によれば、異なる機種同士において、構成が同一であっても容易に誤接続が防止でき、誤点灯による第1の光源ランプ1および第2の光源ランプ402の短寿命や爆発といった問題を未然に防ぐことが可能となる。
また、誤組込み防止板は簡易形状であり、1部品より構成されるので安価に製造可能であり、低コストでの製品生産が実現できる。
また、本実施例の誤組込み防止構成は2つとして説明しているが、これは3つ以上であっても同様の効果が得られることは言うまでもない。
また、第1の光源側誤組込み防止板86と、第2の光源側誤組込み防止板96は近接する第1の光源ランプ1および第2の光源ランプ402のコードの位置を制御する形状を有している。
そのため、第1の光源ランプ1および第2の光源ランプ402をランプホルダー2に組込むときに誤ってリフレクタ42にコードが接することを防止することができる。
これにより、第1の光源ランプ1および第2の光源ランプ401の点灯時の発熱によりコードが溶け、第1の光源ランプ1および第2の光源ランプ402がランプの不点灯を起こす心配をなくすことができる。
なお、以上の各実施例では、第1の筐体ユニットと第2の筐体ユニットの2つの筐体ユニット間の構成例について説明したが、本発明はこのような構成に限られるものではない。3つ以上の筐体ユニット間においても、同様の誤組み込みの防止が図れるものであることは、言うまでもないことである。
【図面の簡単な説明】
【0040】
【図1】本発明の実施例1における投射型画像表示装置の構成を説明する分解斜視図。
【図2】本発明の実施例1における反射型液晶表示素子(反射型液晶パネル等の画像形成素子)を搭載した投射型画像表示装置の光学構成を説明する図。
【図3】本発明の実施例1における第1の筐体ユニットと第1の光源ユニットを取付ける際の位相を示した第1斜視図。
【図4】本発明の実施例1における第1の筐体ユニットと第1の光源ユニットを取付ける際の位相を示した第2斜視図。
【図5】本発明の実施例1における第1の光源側の誤組込み防止板と、第1の筐体ユニットに収納される光学ボックス側の第1の切り欠きとが、互いに干渉しない位置関係で装着された状態を示す断面斜視図。
【図6】本発明の実施例1における第2の筐体ユニットと第2の光源ユニットを取付ける際の位相を示した第1斜視図。
【図7】本発明の実施例1における第2の筐体ユニットと第2の光源ユニットを取付ける際の位相を示した第2斜視図。
【図8】本発明の実施例1における第2の光源側の誤組込み防止板と、光学ボックス側の第2の切り欠きとが、互いに干渉しない位置関係で装着された状態を示す断面斜視図。
【図9】本発明の実施例1における第2の切り欠きを塞ぐ第1の筐体側誤組込み防止板と、第2の光源側誤組込み防止板が干渉しあい、第1の筐体ユニットの光学ボックスと第2の光源ユニットとの装着が不可能な状態を示す断面斜視図。
【図10】本発明の実施例1における第1の切り欠きを塞ぐ第2の筐体側誤組込み防止板と、第1の光源側誤組込み防止板が干渉しあい、第2の筐体ユニットの光学ボックスと第1の光源ユニットとの装着が不可能な状態を示す断面斜視図。
【図11】本発明の実施例2における第1の筐体ユニットと第1の光源ユニットを取付ける際の位相を示した第1斜視図。
【図12】本発明の実施例2における第1の筐体ユニットと第1の光源ユニットを取付ける際の位相を示した第2斜視図。
【図13】本発明の実施例2における第1の光源側誤組込み防止板と、第1の筐体側誤組込み防止板とが、互いに干渉しない位置関係で装着された状態を示す断面斜視図。
【図14】本発明の実施例2における第2の筐体ユニットと第2の光源ユニットを取付ける際の位相を示した第1斜視図。
【図15】本発明の実施例2における第2の筐体ユニットと第2の光源ユニットを取付ける際の位相を示した第2斜視図。
【図16】本発明の実施例2における第2の光源側誤組込み防止板と、第2の筐体側誤組込み防止板とが、互いに干渉しない位置関係で装着された状態を示す断面斜視図。
【図17】本発明の実施例2における第1の筐体側誤組込み防止防止板と第2の光源側誤組込み防止板が干渉しあい、第1の筐体ユニットの光学ボックスと第2の光源ユニットとの装着が不可能な状態を示す断面斜視図。
【図18】本発明の実施例2における第2の筐体側誤組込み防止防止板と第1の光源側誤組込み防止板が干渉しあい、第2の筐体ユニットの光学ボックスと第1の光源ユニットとの装着が不可能な状態を示す断面斜視図。
【符号の説明】
【0041】
1:第1の光源ランプ
2:ランプホルダー
3:防爆ガラス
4:ガラス押さえ
5:投射レンズ
6−1、6−2、6−3、6−4:光学ボックス
7:光学ボックス蓋
8:電源
9:電源フィルタ
10:バラスト電源
11:回路基板
12A:光学冷却ファンA
12B:光学冷却ファンB
13:RGBダクトA
14:ランプ冷却ファン(吹き付けファン)
15:ランプダクトA
16:ランプダクトB
17:電源用冷却ファン
18:排気ファン
19:ランプ排気ルーバーA
20:ランプ排気ルーバーB
21:外装キャビネット
22:外装キャビネット蓋(外装ケース)
23:側板A
24:側板B
25:インターフェース基板
26:インターフェース補強板
27:排気ボックス
28:ランプ蓋
29:セット調整脚
30:外装キャビネット
31:プリズムベース
32:ボックスサイドカバー
33:RGBダクトB
34:RGB基板
35:GB基板カバー
41:ランプ発光管(光源)
42:リフレクタ
43a:第1のシリンダーアレイ
43b:第2のシリンダーアレイ
43c:第3のシリンダーアレイ
43d:第4のシリンダーアレイ
44:紫外線吸収フィルタ
45:偏光変換素子
46:フロントコンプレッサ
47:全反射ミラー
48:コンデンサーレンズ
49:リアコンプレッサ
50:カラーフィルタ
58:ダイクロイックミラー
59:G用入射側偏光板
60:第1の偏光ビームスプリッター
61:反射型液晶表示素子
62:1/4波長板
64a:トリミングフィルタ
64b:RB用入射側偏光板
65:色選択性位相差板
66:第2の偏光ビームスプリッター
68B:B用出射側偏光板
68G:G用出射側偏光板
69:ダイクロイックプリズム
74:第1の切り欠き
75:第2の切り欠き
76:第1の光源側誤組込み防止板
77:第1の筐体側誤組込み防止板
78:第2の光源側誤組込み防止板
79:第2の筐体側誤組込み防止板
80−1、80−2:第1の交換ランプユニット
81:ランプ保持部材
82:ランプ保持部材
83:ランプ保持部材
84:ランプ保持部材
85:プラグ
86:第1の光源側誤組込み防止板
87:第1の筐体側誤組込み防止板
88:ヒンジ
90−1、90−2:第2の交換ランプユニット
95:ソケット
96:第2の光源側誤組込み防止板
97:第2の筐体側誤組込み防止板
101−1、101−2:第1の筐体ユニット
201−1、201−2:第2の筐体ユニット
401:第2のランプ発光管
402:第2の光源ランプ
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ランプユニットと、前記ランプユニットを投射型画像表示装置の筐体ユニットに収納するための収納部材とを有し、
前記ランプユニット及び前記収納部材は、予め定められた種類のランプユニットとは異なる種類のランプユニットが前記収納部材へ組み込まれることを防止する防止手段を有することを特徴とするランプユニットシステム。
【請求項2】
前記防止手段は、前記ランプユニット及び収納部材に取外し可能であることを特徴とする請求項1に記載のランプユニットシステム。
【請求項3】
前記ランプユニットの防止手段は突出部で構成され、予め定められた種類のランプユニットとは異なる種類のランプユニットと前記収納部材を組み合わせた場合には、
前記突出部が前記収納部材の防止手段に当接し、前記収納部材への前記ランプユニットの組み込みが阻止されることを特徴とする請求項1または2のいずれか1項に記載のランプユニットシステム。
【請求項4】
前記収納部材の防止手段は突出部で構成され、予め定められた種類のランプユニットとは異なる種類のランプユニットと前記収納部材を組み合わせた場合には、
前記突出部が前記ランプユニットの防止手段に当接し、前記収納部材への前記ランプユニットの組み込みが阻止されることを特徴とする請求項1または2のいずれか1項に記載のランプユニットシステム。
【請求項5】
前記ランプユニット及び前記収納部材の防止手段は突出部で構成され、
予め定められた種類のランプユニットとは異なる種類のランプユニットと前記収納部材を組み合わせた場合には、
前記ランプユニット及び前記収納部材の前記突出部が相互に当接し、前記組み込み部材への前記ランプユニットの組み込みが阻止されることを特徴とする請求項1または2のいずれか1項に記載のランプユニットシステム。
【請求項6】
請求項1〜5のいずれか1項に記載のランプユニットシステムを用いて構成されることを特徴とする投射型画像表示装置。
【請求項1】
ランプユニットと、前記ランプユニットを投射型画像表示装置の筐体ユニットに収納するための収納部材とを有し、
前記ランプユニット及び前記収納部材は、予め定められた種類のランプユニットとは異なる種類のランプユニットが前記収納部材へ組み込まれることを防止する防止手段を有することを特徴とするランプユニットシステム。
【請求項2】
前記防止手段は、前記ランプユニット及び収納部材に取外し可能であることを特徴とする請求項1に記載のランプユニットシステム。
【請求項3】
前記ランプユニットの防止手段は突出部で構成され、予め定められた種類のランプユニットとは異なる種類のランプユニットと前記収納部材を組み合わせた場合には、
前記突出部が前記収納部材の防止手段に当接し、前記収納部材への前記ランプユニットの組み込みが阻止されることを特徴とする請求項1または2のいずれか1項に記載のランプユニットシステム。
【請求項4】
前記収納部材の防止手段は突出部で構成され、予め定められた種類のランプユニットとは異なる種類のランプユニットと前記収納部材を組み合わせた場合には、
前記突出部が前記ランプユニットの防止手段に当接し、前記収納部材への前記ランプユニットの組み込みが阻止されることを特徴とする請求項1または2のいずれか1項に記載のランプユニットシステム。
【請求項5】
前記ランプユニット及び前記収納部材の防止手段は突出部で構成され、
予め定められた種類のランプユニットとは異なる種類のランプユニットと前記収納部材を組み合わせた場合には、
前記ランプユニット及び前記収納部材の前記突出部が相互に当接し、前記組み込み部材への前記ランプユニットの組み込みが阻止されることを特徴とする請求項1または2のいずれか1項に記載のランプユニットシステム。
【請求項6】
請求項1〜5のいずれか1項に記載のランプユニットシステムを用いて構成されることを特徴とする投射型画像表示装置。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【公開番号】特開2007−212718(P2007−212718A)
【公開日】平成19年8月23日(2007.8.23)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−32007(P2006−32007)
【出願日】平成18年2月9日(2006.2.9)
【出願人】(000001007)キヤノン株式会社 (59,756)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成19年8月23日(2007.8.23)
【国際特許分類】
【出願日】平成18年2月9日(2006.2.9)
【出願人】(000001007)キヤノン株式会社 (59,756)
【Fターム(参考)】
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