説明

リフロー半田付け装置

【課題】炉内の気体を循環させるための送風機を軸方向に並べて複数備え、送風機は軸方向から吸込み、外周より吐き出す構造を有し、各送風機の吐出口に接続した吐出用案内通路は送風機の吐出口付近の部分が仕切壁を介して隣接するリフロー半田付け装置において、仕切壁が送風機の吐出風により振動するのを防止する。
【解決手段】炉1内の気体を循環させるための送風機9A,9Bを軸方向に並べて一対備え、これらの送風機9A,9Bは軸方向から吸込み、外周より吐き出す構造を有し、これらの送風機9A,9Bの吐出口にそれぞれ接続した吐出用ダクト13A,13Bは送風機9A,9Bの吐出口付近の部分が仕切壁23を介して互いに隣接しているリフロー半田付け装置であって、送風機から吐出される気体の風向を仕切壁23から遠ざかる向きに変更する風向変更板30を有する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、リフロー半田付け装置に関し、特に炉内の気体を循環させるための送風機を軸方向に並べて複数備えるリフロー半田付け装置に関する。
【背景技術】
【0002】
リフロー半田付け装置は、一般に、熱風循環装置を備える炉内を電子部品が搭載された基板をコンベヤで搬送しながら、熱風を基板の上下から基板に吹き付けて電子部品を基板に半田付けする。このように、熱風を基板の上下から基板に吹き付けるために、熱風循環装置は基板の上面に熱風を送風するための上側循環系の送風機と、基板の下面に熱風を送風するための下側循環系の送風機とを備えている。そして従来は、上側循環系の送風機はコンベヤよりも上側の炉内に配置され、下側循環系の送風機はコンベヤよりも下側の炉内に配置されており、これらの送風機を駆動するためのモータが炉の上側及び下側にそれぞれ設置されていた(特許文献1及び特許文献2参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2002−134905号公報
【特許文献2】特開昭63−180368号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記のリフロー半田付け装置において、モータの数を低減するために、前記2系統の送風機を共通の1個のモータで駆動する場合、図6に示されているように、上側循環系の送風機9Aと下側循環系の送風機9Bを同心状に並べて配置し、これに吸入用案内通路、吐出用案内通路などを設けて熱風循環装置を構成することが考えられる。送風機9A,9Bは軸方向から吸込み、外周より吐き出す構造を有している。
【0005】
しかしながら、図6に示されているように、上側循環系の送風機9Aと下側循環系の送風機9Bの各吐出口に接続する一対の吐出用ダクト13A,13Bが、送風機9A,9Bの吐出口付近で仕切壁23を介して隣接していると、上側循環系の送風機9Aと下側循環系の送風機9Bから吐出される熱風は仕切壁23の両面に当たり、仕切壁23が振動しびびり音が発生することがあることが判明した。
【0006】
本発明は上記点に鑑みてなされたものであり、炉内の気体を循環させるための送風機を軸方向に並べて複数備え、これらの送風機は軸方向から吸込み、外周より吐き出す構造を有し、これらの送風機の吐出口にそれぞれ接続された吐出用案内通路は前記送風機の吐出口付近の部分が仕切壁を介して互いに隣接しているリフロー半田付け装置において、前記仕切壁が送風機の吐出風により振動するのを防止することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するために本発明は次の解決手段を採る。すなわち、
本発明は、炉内の気体を循環させるための送風機を軸方向に並べて複数備え、これらの送風機は軸方向から吸込み、外周より吐き出す構造を有し、これらの送風機の吐出口にそれぞれ接続された吐出用案内通路は送風機の吐出口付近の部分が仕切壁を介して互いに隣接しているリフロー半田付け装置であって、前記送風機から吐出される気体の風向を前記仕切壁から遠ざかる向きに変更する風向変更手段を備えていることを特徴とする。
【0008】
上記風向変更手段は、例えば風向変更板からなり、送風機の吐出口又は吐出用案内通路に設けられる。
【発明の効果】
【0009】
送風機から吐出される気体の風向が風向変更手段によって仕切壁から遠ざかる向きに変更されるため、送風機から吐出される気体が仕切壁に当たるのを抑制でき、仕切壁が風の影響により振動しびびり音が発生するのを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【図1】本発明の一実施形態であるリフロー半田付け装置を示す正面図である。
【図2】リフロー室を示す縦断面図である。
【図3】図2の一部分の拡大図である。
【図4】図3の一部分の拡大断面図である。
【図5】図4の部分の平面図である。
【図6】比較例として示す、風向変更板を有しない、図4に対応する図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下、本発明の一実施形態を図面を参照しながら説明する。
【0012】
リフロー半田付け装置は、図1に示されているように、炉1内に、3個の予熱室2、1個のリフロー室3、1個の冷却室4をコンベヤ5の搬送ラインに沿って順に有している。6は、各室2,3,4を仕切る仕切壁である。炉1内には、雰囲気ガスとして、半田の酸化を防止するために不活性ガス、本実施形態では窒素ガスが供給されており、電子部品を搭載したプリント基板7がコンベヤ5によって炉1内を搬送される。電子部品を搭載したプリント基板7は、半田付け箇所にペースト状のクリーム半田が塗られている。
【0013】
予熱室2及びリフロー室3の各室には熱風循環装置8が設けられている。以下、リフロー室3の熱風循環装置8について説明するが、予熱室2の熱風循環装置8も同じように構成されている。
【0014】
熱風循環装置8は上側循環系と下側循環系とを有している。図2に示されているように、上側循環系は上側循環系の送風機9A、ヒータ11A、熱風吹出ケーシング部材12A、吐出用ダクト13A及び吸入用ダクト14を有しており、下側循環系は下側循環系の送風機9B、ヒータ11B、熱風吹出ケーシング部材12B及び吐出用ダクト13Bを有している。上側循環系の送風機9Aと下側循環系の送風機9Bは1個の共通のモータ10で駆動されるように構成されている。
【0015】
上側循環系の送風機9Aは、コンベヤ5上の電子部品を搭載したプリント基板7の上面に熱風(加熱された雰囲気ガス)を送風するためのものである。下側循環系の送風機9Bは、コンベヤ5上の電子部品を搭載したプリント基板7の下面に熱風(加熱された雰囲気ガス)を送風するためのものである。上側循環系と下側循環系の送風機9A,9Bは共通の垂直な回転軸15を備え、下側循環系の送風機9Bが上位置、上側循環系の送風機9Aが下位置に同心状に2段に重なってリフロー室3内の下部に配置し、炉1の下側に設置された1個の共通のモータ10によって回転駆動されるように構成されている。
【0016】
上側循環系の送風機9Aと下側循環系の送風機9Bは一体に構成されている。すなわち、図3〜図5に示されているように、下側循環系の送風機9Bは半径方向に延びる羽根16を周方向に間隔をおいて複数有し、それらが上下の水平な回転円板17,18の間に取り付けられており、上側の回転円板17の中央部に吸入口19が開口している。上側循環系の送風機9Aも半径方向に延びる羽根20を周方向に間隔をおいて複数有し、それらが上下の水平な回転円板18,21の間に取り付けられており、下側の回転円板21の中央部に吸入口22が開口している。下側循環系の送風機9Bにおける下側の回転円板18と上側循環系の送風機9Aにおける上側の回転円板18は共通の回転板とされ、送風機9A,9Bの共通の垂直な回転軸15の先端部が回転円板18の中心部に固定されている。
【0017】
したがって、上側循環系及び下側循環系の送風機9A,9Bが共通のモータ10によって回転駆動されると、下側循環系の送風機9Bは上面に開口する吸入口19から熱風を吸入し、複数枚の羽根16間の外周に開口する吐出口から吐出する。同様に、上側循環系の送風機9Aは下面に開口する吸入口22から熱風を吸入し、複数枚の羽根20間の外周に開口する吐出口から吐出する。
【0018】
下側循環系の送風機9Bは、上面に開口する吸入口19がコンベヤ5よりも下側のリフロー室3内に臨み、外周に開口する吐出口が吐出用ダクト13Bを介して下側循環系の熱風吹出ケーシング部材12Bに接続している。吐出用ダクト13Bは送風機9Bの左右に延びている。下側循環系の熱風吹出ケーシング部材12Bは、熱風を電子部品を搭載したプリント基板7の下面に吹き出すための熱風吹出口をコンベヤ5上の基板7に臨む側に複数有しており、コンベヤ5よりも下側のリフロー室3内に、コンベヤ5上の基板7に対向するように配置されて設けられている。
【0019】
上側循環系の送風機9Aは、下面に開口する吸入口22に吸入用ダクト14が接続し、吸入用ダクト14はコンベヤ5よりも上側のリフロー室3内まで延びて、リフロー室3の上部において開口している。吸入用ダクト14は送風機9Aの左右に延びてリフロー室3の上部の左右に一対の開口先端部を備えている。上側循環系の送風機9Aの外周に開口する吐出口は吐出用ダクト13Aを介して上側循環系の熱風吹出ケーシング部材12Aに接続している。吐出用ダクト13Aは送風機9Aの左右に延びている。上側循環系の熱風吹出ケーシング部材12Aは、熱風を電子部品を搭載したプリント基板7の上面に吹き出すための熱風吹出口をコンベヤ5上の基板7に臨む側に複数有しており、コンベヤ5よりも上側のリフロー室3内に、コンベヤ5上の基板7に対向するように配置されて設けられている。
【0020】
下側循環系の送風機9Bに接続する吐出用ダクト13Bと、上側循環系の送風機9Aに接続する吐出用ダクト13Aは、送風機9A,9B付近で共通の仕切壁23を介して互いに隣接して配置されている。すなわち、両吐出用ダクト13A,13Bは送風機9A,9B付近では次のように構成されている。
【0021】
矩形形状のダクト24が内部を水平な仕切壁23で上下に仕切られ、上側部分が下側循環系の送風機9Bに接続する吐出用ダクト13Bの一部分を構成し、下側部分が上側循環系の送風機9Aに接続する吐出用ダクト13Aの一部分を構成している。この矩形形状のダクト24の上壁25、仕切壁23、及び下壁26には送風機9A,9Bの挿入用の円形孔27,28,29がそれぞれ形成されている。上側循環系及び下側循環系の送風機9A,9Bは矩形形状のダクト24の送風機挿入孔27,28,29に挿入配置される。これにより、上側循環系の送風機9Aの吐出口が上側循環系の吐出用ダクト13Aに接続し、下側循環系の送風機9Bの吐出口が下側循環系の吐出用ダクト13Bに接続する。
【0022】
下側循環系の送風機9Bの吐出口には、吐出口から吹き出される熱風の風向きを変更するための風向変更板30が設けられている。風向変更板30は外側に向かって斜め上方に延びている裁頭円錐状のリング状板部材と、その下縁に設けられている取付板部とからなり、取付板部が下側循環系の送風機9Bにおける下側の回転円板18の外周端部に固定されている。したがって、風向変更板30は下側循環系の送風機9Bにおける吐出口の下縁部から外方に向けて斜め上方に延びている。
【0023】
上側循環系のヒータ11Aは、上側循環系の熱風吹出ケーシング部材12Aの上方の空間部に配置されている。下側循環系のヒータ11Bは、下側循環系の熱風吹出ケーシング部材12Bの下方の空間部に配置されている。
【0024】
冷却室4には冷却風循環装置31が設けられている。冷却風循環装置31は、上記熱風循環装置8とはヒータ11A,11Bを備えていない点でのみ相違し、他の構成は同じである。
【0025】
以下、上記リフロー半田付け装置の動作を説明する。
【0026】
電子部品を搭載したプリント基板7は、炉1の入口側でコンベヤ5に載せられ、コンベヤ5によって炉1内を搬送される。予熱室2とリフロー室3と冷却室4では、各室2,3,4内の上側循環系の送風機9Aと下側循環系の送風機9Bがモータ10によって回転駆動される。
【0027】
以下、リフロー室3内における熱風の流れを説明する。
【0028】
先ず、熱風がコンベヤ5上の電子部品を搭載したプリント基板7の上面に吹き付けられる場合を説明する。
【0029】
上側循環系の送風機9Aによりヒータ11Aを通って加熱された熱風は、吸入用ダクト14の先端に開口している吸入口から吸入用ダクト14に入る。熱風は、吸入用ダクト14内を流れて、上側循環系の送風機9Aの吸入口22から吸入され、吐出口から吐出用ダクト13Aに吐出される。熱風は、吐出用ダクト13A内を流れて、上側循環系の熱風吹出ケーシング部材12A内に流入し、複数の熱風吹出口からコンベヤ5上の電子部品を搭載したプリント基板7の上面に吹き付けられる。
【0030】
電子部品を搭載したプリント基板7の上面に吹き付けられた熱風は、電子部品を搭載したプリント基板7を加熱した後、リフロー室3内の空間部を上方へ流れ、ヒータ11Aを通過して加熱され、吸入用ダクト14に流入する。
【0031】
以下、熱風は、上記のようにしてリフロー室3内を循環し、電子部品を搭載したプリント基板7を上側から加熱する。
【0032】
次に、熱風がコンベヤ5上の電子部品を搭載したプリント基板7の下面に吹き付けられる場合を説明する。
【0033】
下側循環系の送風機9Bによりヒータ11Bを通って加熱された熱風は、下側循環系の送風機9Bの吸入口19から吸入され、吐出口から吐出用ダクト13Bに吐出される。熱風は、吐出用ダクト13B内を流れて、下側循環系の熱風吹出ケーシング部材12B内に流入し、複数の熱風吹出口からコンベヤ5上の電子部品を搭載したプリント基板7の下面に吹き付けられる。
【0034】
電子部品を搭載したプリント基板7の下面に吹き付けられた熱風は、電子部品を搭載したプリント基板7を加熱した後、リフロー室3内の空間部を下方へ流れ、ヒータ11Bを通過して加熱され、下側循環系の送風機9Bに吸入される。
【0035】
以下、熱風は、上記のようにしてリフロー室3内を循環し、電子部品を搭載したプリント基板7を下側から加熱する。
【0036】
以上のようにして、電子部品を搭載したプリント基板7は、コンベヤ5によって炉1内を搬送されながら、プリント基板上のクリーム半田が、予熱室2内を循環する熱風(加熱された雰囲気ガス)によって所定の温度に加熱され、更に、リフロー室3内を循環する熱風(加熱された雰囲気ガス)によって加熱溶融され、冷却室4で冷却室4内を循環する冷却風(雰囲気ガス)によって溶融半田が冷却固化され、電子部品が基板上に半田付けされる。
【0037】
本発明は上記において、上側循環系の送風機9Aから吐出用ダクト13Aに吹き出された熱風は吐出用ダクト13Aの仕切壁23に当たるが、下側循環系の送風機9Bから吐出用ダクト13Bに吹き出された熱風は風向変更板30に導かれて吐出用ダクト13Bの仕切壁23から遠ざかる方向に案内されるため、熱風が仕切壁23に当たるのが抑制される。このため、吐出用ダクト13A,13Bの仕切壁23が送風機9A,9Bから吐出される熱風によって振動するのを抑制できる。
【0038】
以上の実施形態では、熱風循環装置を備える炉内を電子部品が搭載された基板をコンベヤで搬送しながら、熱風を基板の上下から基板に吹き付けて電子部品を基板に半田付けするリフロー半田付け装置において、前記熱風循環装置が、基板の上面に熱風を送風するための送風機、熱風を基板の上面に吹き出すための熱風吹出手段、送風機の吸入口に接続されコンベヤよりも上側の炉内まで延びて開口する吸入用ダクト、及び送風機の吐出口と熱風吹出手段とを接続する吐出用ダクトを備えた上側循環系と、基板の下面に熱風を送風するための送風機、熱風を基板の下面に吹き出すための熱風吹出手段、及び送風機の吐出口と熱風吹出手段とを接続する吐出用ダクトを備えた下側循環系とを有しており、前記上側循環系と下側循環系の2系統の送風機は軸方向に並んで配置して、炉の下側に設置された共通のモータで駆動され、コンベヤよりも下側の炉内に配置されているリフロー半田付け装置を説明した。
【0039】
すなわち、上記では、上側循環系と下側循環系の送風機をコンベヤよりも下側の炉内に配置したリフロー半田付け装置を示したが、上側循環系と下側循環系の送風機をコンベヤよりも上側の炉内に配置したリフロー半田付け装置においても本発明は適用できる。すなわち、熱風循環装置を備える炉内を電子部品が搭載された基板をコンベヤで搬送しながら、熱風を基板の上下から基板に吹き付けて電子部品を基板に半田付けするリフロー半田付け装置において、前記熱風循環装置が、基板の上面に熱風を送風するための送風機、熱風を基板の上面に吹き出すための熱風吹出手段、及び送風機の吐出口と熱風吹出手段とを接続する吐出用ダクトを備えた上側循環系と、基板の下面に熱風を送風するための送風機、熱風を基板の下面に吹き出すための熱風吹出手段、送風機の吸入口に接続されコンベヤよりも下側の炉内まで延びて開口する吸入用ダクト、及び送風機の吐出口と熱風吹出手段とを接続する吐出用ダクトを備えた下側循環系とを有しており、前記上側循環系と下側循環系の2系統の送風機は軸方向に並んで配置して、炉の上側に設置された共通のモータで駆動され、コンベヤよりも上側の炉内に配置されているリフロー半田付け装置においても適用できる。
【0040】
また、上記では、風向変更板を一方の送風機側に設けたが、これに限ることはなく、他方の送風機側に設けてもよく、あるいは両方の送風機側に設けるようにしてもよい。
【0041】
また、上記では、風向変更板を送風機側に設けたが、これに限ることはなく、吐出用ダクト側に設けるようにしてもよい。
【0042】
また、送風機から吐出される気体の風向を仕切壁から遠ざかる向きに変更する風向変更手段として、上記実施形態では風向変更板を示したが、風向変更手段は上記のものに限らないことは言うまでもない。
【0043】
また、本実施形態では炉1内の気体として窒素ガスを使用したものを示したが、気体は窒素ガスに限らない。例えば、空気を使用する場合もある。
【符号の説明】
【0044】
1・・炉、2・・予熱室、3・・リフロー室、4・・冷却室、5・・コンベヤ、6・・仕切壁、7・・電子部品を搭載したプリント基板、8・・熱風循環装置、9A・・上側循環系の送風機、9B・・下側循環系の送風機、10・・モータ、11A・・上側循環系のヒータ、11B・・下側循環系のヒータ、12A・・上側循環系の熱風吹出ケーシング部材、12B・・下側循環系の熱風吹出ケーシング部材、13A・・上側循環系の吐出用ダクト、13B・・下側循環系の吐出用ダクト、14・・上側循環系の吸入用ダクト、15・・回転軸、16,20・・羽根、17,18,21・・回転円板、19・・下側循環系の送風機の吸入口、22・・上側循環系の送風機の吸入口、23・・仕切壁、24・・矩形形状ダクト、25・・上壁、26・・下壁、27,28,29・・送風機挿入孔、30・・風向変更板、31・・冷却風循環装置。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
炉内の気体を循環させるための送風機を軸方向に並べて複数備え、これらの送風機は軸方向から吸込み、外周より吐き出す構造を有し、これらの送風機の吐出口にそれぞれ接続された吐出用案内通路は送風機の吐出口付近の部分が仕切壁を介して互いに隣接しているリフロー半田付け装置であって、前記送風機から吐出される気体の風向を前記仕切壁から遠ざかる向きに変更する風向変更手段を備えていることを特徴とするリフロー半田付け装置。
【請求項2】
前記風向変更手段が風向変更板からなり、送風機の吐出口又は吐出用案内通路に設けられていることを特徴とする請求項1記載のリフロー半田付け装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2010−214436(P2010−214436A)
【公開日】平成22年9月30日(2010.9.30)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−65498(P2009−65498)
【出願日】平成21年3月18日(2009.3.18)
【出願人】(500379509)有限会社ヨコタテクニカ (31)
【Fターム(参考)】