説明

ルテニウム錯体を製造する方法

トランス-[テトラクロロビス(1H-インダゾール)ルテナート(III)]のアルカリ金属塩を作成する方法が開示される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
関連出願の相互参照
本出願は、参照により本出願に組み入れられる、2007年6月11日に出願された米国特許仮出願第60/943,283号について優先権を主張する。
【0002】
発明の分野
本発明は一般的に化学合成に関連し、特に、トランス-[テトラクロロビス(1H-インダゾール)ルテナート(III)]のアルカリ金属塩を作成する方法に関連する。
【背景技術】
【0003】
発明の背景
多数のルテナート化合物が当技術分野において抗腫瘍化合物として有用であることが知られている。例えば、米国特許第4,843,069号(特許文献1)、PCT公開第WO 9736595号(特許文献2)、及び米国出願公開第2005032801号(特許文献3)参照。特に、ルテニウム錯塩の化合物インダゾリウム トランス-[テトラクロロビス(1H-インダゾール)ルテナート(III)](KP1099)及びナトリウム トランス-[テトラクロロビス(1H-インダゾール)ルテナート(III)](KP1339)は、広範囲の癌細胞におけるアポトーシスの誘導において高度に活性であることが示されてきた。例えば、Kapitzaら、J. Cancer Res. Clin. Oncol., 131(2):101-10 (2005)(非特許文献1)参照。
【0004】
ナトリウム トランス-[テトラクロロビス(1H-インダゾール)ルテナート(III)](KP1339)を作成する当技術分野の既存の方法は煩雑である。例えば、W. Petiら、Eur. J. Inorg. Chem. 1999, 1551-1555(非特許文献2)は、以下の合成スキームを開示している。

この方法では、第2段階のテトラメチルアンモニウムクロリド塩の限られた溶解性のため、多量の溶媒が必要とされる。この工程の効率は低い。改善された代替の合成工程が必要とされている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】米国特許第4,843,069号
【特許文献2】PCT公開第WO 9736595号
【特許文献3】米国出願公開第2005032801号
【非特許文献】
【0006】
【非特許文献1】Kapitzaら、J. Cancer Res. Clin. Oncol., 131(2):101-10 (2005)
【非特許文献2】W. Petiら、Eur. J. Inorg. Chem. 1999, 1551-1555
【発明の概要】
【0007】
本発明は、トランス-[テトラクロロビス(1H-インダゾール)ルテナート(III)]のアルカリ金属塩を提供するための効率的且つ簡便な方法を提供する。
【0008】
特に、本発明は、Mがアルカリ金属陽イオンである、M-トランス-[テトラクロロビス(1H-インダゾール)ルテナート(III)]化合物を作成する方法であって、以下の段階を含む方法を提供する:(1)水性溶液中、または、水と水溶性である第一の有機溶媒との混合物中で、インダゾリウム トランス-[テトラクロロビス(1H-インダゾール)ルテナート(III)]をアルカリ金属陽イオンMの無機塩と反応させ、M-トランス-[テトラクロロビス(1H-インダゾール)ルテナート(III)]化合物及びインダゾールの無機塩を形成する段階;並びに(2)M-トランス-[テトラクロロビス(1H-インダゾール)ルテナート(III)]からインダゾールを実質的に水溶性でない第二の有機溶媒で抽出する段階。
【0009】
本発明の前記及び他の利点並びに特徴、そしてどのようにそれが達成されるかは、以下の発明の詳細な説明を例示的な態様を説明する付随の実施例と共に考慮することによってより容易に明瞭となるであろう。
【発明を実施するための形態】
【0010】
発明の詳細な説明
Mがアルカリ金属陽イオンである、M-トランス-[テトラクロロビス(1H-インダゾール)ルテナート(III)]化合物を作成するための方法が提供される。一般的に、本方法は、水性溶液中、場合により水溶性の第一の有機溶媒との混和物中で、インダゾリウム トランス-[テトラクロロビス(1H-インダゾール)ルテナート(III)]をアルカリ金属陽イオンMの無機塩と反応させ、M-トランス-[テトラクロロビス(1H-インダゾール)ルテナート(III)]化合物及びインダゾールの無機塩を形成させる段階、並びにM-トランス-[テトラクロロビス(1H-インダゾール)ルテナート(III)]からインダゾールを、実質的に水溶性でない第二の有機溶媒による抽出により除去する段階を含む。
【0011】
インダゾリウム トランス-[テトラクロロビス(1H-インダゾール)ルテナート(III)]は、例えば、米国特許第4,843,069号、PCT公開第WO 9736595号、及びUS出願公開第2005032801号に開示される公知の化合物である。これは例えば、塩化ルテニウムと過剰のインダゾールとを、インダゾリウム-トランス-[テトラクロロビス(1H-インダゾール)ルテナート(III)]を生じるように反応させることにより得ることができる。
【0012】
従って、本発明の方法では、インダゾリウム-トランス-[テトラクロロビス(1H-インダゾール)ルテナート(III)]を、アルカリ金属陽イオンMの無機塩と、水性溶液中、場合により水溶性有機溶媒との混和物中で反応させる。例えば、インダゾリウム-トランス-[テトラクロロビス(1H-インダゾール)ルテナート(III)]化合物は最初に、水性溶液中、場合により水溶性有機溶媒との混和物中に溶解され得、そしてその後、そこにアルカリ金属陽イオンMの無機塩がそこに添加される。あるいは、インダゾリウム-トランス-[テトラクロロビス(1H-インダゾール)ルテナート(III)]化合物とアルカリ金属陽イオンMの無機塩とが混合され、そして水性溶液中、場合により水溶性有機溶媒との混和物中に溶解され得る。さらに代わりの方法として、アルカリ金属陽イオンMの無機塩を最初に水性溶液中、場合により水溶性有機溶媒との混和物中に溶解させ得、そして、得られた混合物を用いてインダゾリウム-トランス-[テトラクロロビス(1H-インダゾール)ルテナート(III)]化合物を溶解する。
【0013】
好ましくは、インダゾリウム-トランス-[テトラクロロビス(1H-インダゾール)ルテナート(III)]化合物及びアルカリ金属陽イオンMの無機塩は混合され、そして水、好ましくは水と水溶性有機溶媒との混合物中に溶解される。水溶性有機溶媒は好ましくは相分離することなく水と完全に混合することができる。水性溶液、または水と水溶性有機溶媒との混合物は、インダゾリウム-トランス-[テトラクロロビス(1H-インダゾール)ルテナート(III)]化合物を溶解することができなければならない。さらに、有機溶媒は実質的にルテニウムに配位結合してはならない。好適な水溶性有機溶媒の例には、これらに限定されないが、THF、アセトン、ジオキサン、水溶性アルコール(例えば、メタノール、エタノール、プロパノール、2-プロパノール)、アセトニトリル、ピリジン、DMF、DMSO等、及びそれらの混合物が含まれる。好ましくは、THF及び/またはアセトンが使用される。水性溶液または水が水溶性有機溶媒と混和される場合、水性溶液または水と溶媒との間の容量対容量の比率(v/v)は、例えば、約50:1から約1:10、約10:1から約1:5、及び好ましくは約5:1から約1:1であり得る。インダゾリウム-トランス-[テトラクロロビス(1H-インダゾール)ルテナート(III)]化合物と総液体(水性溶液、場合により有機溶媒との混和物)との間の比率(w/v)は、例えば、約1:10から約1:500、好ましくは約1:90〜1:200であり得る。
【0014】
アルカリ金属陽イオンMは任意のアルカリ金属イオンであってよいが、好ましくは、ナトリウムまたはカリウム陽イオンである。無機塩は、硫酸塩、酢酸塩、炭酸水素塩、リン酸塩、リン酸水素塩、リン酸二水素塩、フォミエート(fomiate)等の塩であり得る。好ましくは、無機塩は、ルテニウムに配位結合するような実質的な親和性を有さない。好ましい態様において、無機塩はリン酸二水素ナトリウム(NaH2PO4)またはその溶媒和物である。
【0015】
インダゾリウム-トランス-[テトラクロロビス(1H-インダゾール)ルテナート(III)]化合物と無機塩との間のモル比は、例えば、約1:1から約1:50、好ましくは約1:1から約1:5、そして約1:1から約1:1.1または1:1.2であり得る。
【0016】
インダゾリウム-トランス-[テトラクロロビス(1H-インダゾール)ルテナート(III)]化合物と無機塩との間の反応が一度完了すると、インダゾールは、実質的に水溶性でない他の有機溶媒(「インダゾール抽出溶媒」)による抽出により除かれる。即ち、このインダゾール抽出溶媒は実質的に水と混和性でなく、且つ、インダゾールはこの有機溶媒に実質的に可溶性である。さらに、水不溶性有機溶媒は、上記の反応中で使用される水溶性有機溶媒とは別の相を形成することができなければならない。インダゾール抽出溶媒の例としては、これに限定されないが、テトラクロロメタン、クロロホルム、ジクロロメタン及びジクロロエタン等のハロゲン化炭化水素類、n-ヘキサン、n-ペンタン、n-へプタン、石油エーテル、シクロヘキサン、シクロペンタン等の脂肪族炭化水素類、ベンゼン及びトルエン等の芳香族、並びに、ジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテル及びMTBE等のエーテル類が含まれる。ジクロロメタン等のハロゲン化炭化水素類が好ましい。
【0017】
インダゾールはこの水不溶性有機溶媒中に溶解性であるため、水溶性または水性の相からインダゾールを抽出するのにこの水不溶性有機溶媒が使用される。抽出の間、インダゾールを含む水不溶性相は廃棄される。必要とされる水不溶性有機溶媒の量は、当業者に理解されるように、抽出すべきインダゾールの量及び上記の反応混合物の容量に依存して異なり得る。有機水不溶性溶媒とインダゾリウム-トランス-[テトラクロロビス(1H-インダゾール)ルテナート(III)]化合物との間の、例えば、1000:1から1:1、好ましくは600:1から約10:1のw/w比での、3または4回の抽出により、最終的な水性の相の十分な純度が達成され得る。
【0018】
場合により、インダゾールの抽出後、アルカリ金属塩であるM-トランス-[テトラクロロビス(1H-インダゾール)ルテナート(III)]を含有する水性液はさらに処理される。一態様において、M-トランス-[テトラクロロビス(1H-インダゾール)ルテナート(III)]含有水性液は、実質的に水溶性でないが、ルテニウム錯体のアルカリ金属塩が実質的に溶解性の有機極性溶媒(「ルテニウム錯体抽出溶媒」)で抽出される。このような溶媒の一例は酢酸エチルである。必要とされる極性水不溶性有機溶媒の量は、当業者に理解されるように、ルテニウム錯体のアルカリ金属塩に依存して異なり得る。例えば、M-トランス-[テトラクロロビス(1H-インダゾール)ルテナート(III)]と有機溶媒との間のw/v比は、約1:10から約1:1000、好ましくは1:100から約1:500であり得る。最良の結果のためには抽出段階を数回繰り返してもよい。好ましくは、この抽出段階前に、M-トランス-[テトラクロロビス(1H-インダゾール)ルテナート(III)]含有水性液は、水性液中でのM-トランス-[テトラクロロビス(1H-インダゾール)ルテナート(III)]の溶解性を減じて、抽出中の有機相へ強制的に移行されるように、アルカリ金属陽イオンMの中性無機塩で飽和される。好ましい塩は、これらに限定されないが、塩化物塩(例えば、NaCl、KCl)及び硫酸塩(Na2SO4)を含み、Mがナトリウムの場合、好ましくはNaClが使用される。
【0019】
抽出後、M-トランス-[テトラクロロビス(1H-インダゾール)ルテナート(III)]は、有機相、即ち、ルテニウム錯体抽出溶媒から、他のより極性の低い有機溶媒(「沈殿溶媒」)と混合することで沈殿され得る。このようなより極性の低い有機溶媒の例には、これらに限定されないが、エチルエーテル(例えば、ジエチルエーテル)、メチル tert-ブチルエーテル、石油エーテル等のエーテル類、並びに、n-ペンタン、n-ヘキサン、及びシクロヘキサン等の炭化水素類、並びに、それらの組合せが含まれる。必要とされるより極性の低い有機溶媒の量は、当業者に理解されるように、ルテニウム錯体のアルカリ金属塩の量、及び、極性有機相、即ち、ルテニウム錯体抽出溶媒の容量に依存して異なり得る。例えば、M-トランス-[テトラクロロビス(1H-インダゾール)ルテナート(III)]と沈殿溶媒との間のw/v比は、約1:10から約1:1000、好ましくは1:100から約1:500であり得る。好ましくは、沈殿/結晶化段階は約1℃から約25℃、好ましくは約3℃から約10℃、より好ましくは約5℃で行われる。沈殿物/結晶性M-トランス-[テトラクロロビス(1H-インダゾール)ルテナート(III)]は濾過され、そして同じまたは異なる沈殿溶媒で洗浄され得る。場合により、沈殿物/結晶性M-トランス-[テトラクロロビス(1H-インダゾール)ルテナート(III)]は水に再溶解され、そして凍結乾燥され得る。
【0020】
実施例:

343 g(573 mMol)のインダゾリウム トランス-[テトラクロロビス(1H-インダゾール)ルテナート(III)]を、411 g(2.98 Mol)NaH2PO4・H2O及び23リットルの水及び8.6リットルのアセトンの混合物中に溶解した。混合物は透明な溶液となるまで撹拌され、そして、3×34リットルのCH2Cl2で抽出され、そしてCH2Cl2相は廃棄された。水性相をNaCl(〜3.4 kg)の飽和下、34リットルの酢酸エチル(100部)で抽出した。酢酸エチル相をNa2SO4(〜3.4 kg)の上で乾燥し、そして産物を68.5リットルのジエチルエーテルの添加及び5℃での3時間の撹拌により沈殿させた。沈殿物を濾過し、そして3×1.7リットルのジエチルエーテルで洗浄した。17リットルの水に再溶解した後、<0.1%/4時間の重量減少となるまで産物を凍結乾燥した。収量物は118 gのオレンジ色から茶色の固形であった(理論収量の41%)。
【0021】
さらに精製するため、上記産物112 g(223 mMol)を1100 mlの酢酸エチルに懸濁し、そして懸濁液を室温で30分間撹拌した。産物を濾過し、そして100 ml酢酸エチルで2度洗浄した。4200 mlの水に再溶解した後、<0.1%/4時間の重量減少となるまで産物を凍結乾燥した。103 gのオレンジ色から茶色の固形(理論収量の93%)が得られた。
【0022】
本明細書中で言及された全ての刊行物及び特許出願は、本出願が属する技術分野の当業者の水準を示唆するものである。本明細書中の全ての刊行物及び特許出願は、各個別の刊行物または特許出願が参照により組み入れられると特別且つ個別に示されている場合と同様に、参照により本明細書に組み入れられる。
【0023】
以上の発明は、明確な理解を目的として、例示及び実施例によりある程度詳細に記載されたが、添付の特許請求の範囲内で、特定の変化及び改変が行われ得ることは明らかである。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
Mがアルカリ金属陽イオンである、M[テトラクロロビス(1H-インダゾール)ルテナート(III)]化合物を作成する方法であって、以下の段階を含む方法:
水性溶液中、または、水性溶液と水溶性の第一の有機溶媒との混合物中で、インダゾリウム トランス[テトラクロロビス(1H-インダゾール)ルテナート(III)]をアルカリ金属陽イオンMの無機塩と反応させ、M[テトラクロロビス(1H-インダゾール)ルテナート(III)]化合物及びインダゾールの無機塩を形成させる段階;並びに
実質的に水溶性でない第二の有機溶媒による抽出によってインダゾールをM[テトラクロロビス(1H-インダゾール)ルテナート(III)]から除去する段階。
【請求項2】
Mがアルカリ金属陽イオンである、M[テトラクロロビス(1H-インダゾール)ルテナート(III)]化合物を作成する方法であって、以下の段階を含む方法:
インダゾリウム トランス-[テトラクロロビス(1H-インダゾール)ルテナート(III)]を、水性溶液中、または水性溶液と水溶性の第一の有機溶媒との混合物中に溶解する段階;
該インダゾリウム トランス-[テトラクロロビス(1H-インダゾール)ルテナート(III)]をアルカリ金属陽イオンMの無機塩と反応させ、M[テトラクロロビス(1H-インダゾール)ルテナート(III)] 化合物及びインダゾールの無機塩を形成させる段階;並びに
実質的に水溶性でない第二の有機溶媒によって、インダゾールをM[テトラクロロビス(1H-インダゾール)ルテナート(III)]から抽出する段階。
【請求項3】
Mがナトリウムであり、且つアルカリ金属陽イオンMの無機塩がリン酸二水素ナトリウムである、請求項2記載の方法。
【請求項4】
ナトリウム トランス[テトラクロロビス(1H-インダゾール)ルテナート(III)]化合物を作成する方法であって、以下の段階を含む方法:
水性溶液中、場合により、水溶性の第一の有機溶媒との混和物中で、インダゾリウム トランス[テトラクロロビス(1H-インダゾール)ルテナート(III)]をナトリウムの無機塩と反応させ、ナトリウム トランス[テトラクロロビス(1H-インダゾール)ルテナート(III)]化合物及びインダゾールの無機塩を形成させる段階;並びに
実質的に水溶性でない第二の有機溶媒による抽出によってインダゾールをナトリウム トランス[テトラクロロビス(1H-インダゾール)ルテナート(III)]から除去する段階。
【請求項5】
ナトリウム トランス[テトラクロロビス(1H-インダゾール)ルテナート(III)]化合物を作成する方法であって、以下の段階を含む方法:
(1)水性溶液中、場合により、アセトンまたはTHFまたはそれらの混合物より選択される第一の有機溶媒との混和物中で、インダゾリウム トランス-[テトラクロロビス(1H-インダゾール)ルテナート(III)]をNaH2PO4と反応させ、ナトリウム トランス[テトラクロロビス(1H-インダゾール)ルテナート(III)]化合物及びインダゾールのリン酸二水素塩を形成する段階;
(2)CH2Cl2による抽出によってインダゾールをナトリウム トランス[テトラクロロビス(1H-インダゾール)ルテナート(III)]から除去する段階;
(3)段階(2)から得られたナトリウム トランス[テトラクロロビス(1H-インダゾール)ルテナート(III)]をNaClの飽和下において酢酸エチルで抽出する段階;並びに
(4)段階(3)のナトリウム トランス[テトラクロロビス(1H-インダゾール)ルテナート(III)]をジエチルエーテルの添加により沈殿させる段階。

【公表番号】特表2010−529202(P2010−529202A)
【公表日】平成22年8月26日(2010.8.26)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−512304(P2010−512304)
【出願日】平成20年6月10日(2008.6.10)
【国際出願番号】PCT/US2008/066456
【国際公開番号】WO2008/154553
【国際公開日】平成20年12月18日(2008.12.18)
【出願人】(509023584)ニッキ ファーマ インク. (7)
【Fターム(参考)】