説明

レーザ照射装置

【課題】所要時間を短縮できると共にオペレータの負担を軽減でき且つ実用的な精度でレーザビームの長軸長を計測する装置を提供する。
【解決手段】ステージ11を相対移動させてレーザビームWの長軸プロファイルの一方の肩領域の上辺部分から斜辺部分へとレーザビームWをCCDカメラ14で撮影し長軸プロファイルの上辺部分強度よりも所定割合だけ強度が落ちた第1位置を検出し、次にレーザビームWの長軸プロファイルの他方の肩領域の上辺部分へと相対移動させ、次にステージ11を所定速度で相対移動させてレーザビームWの長軸プロファイルの他方の肩領域の上辺部分から斜辺部分へとレーザビームWをCCDカメラ14で撮影し長軸プロファイルの上辺部分強度よりも所定割合だけ強度が落ちた第2位置を検出し、第1位置と第2位置の距離を長軸長として算出する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、レーザ照射装置に関し、さらに詳しくは、所要時間を短縮できると共にオペレータの負担を軽減でき且つ実用的な精度でレーザビームの長軸長を計測することが出来るレーザ照射装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、短軸および長軸を持つ形状に整形したレーザビームを基板の表面に照射するレーザ照射装置が知られている(例えば、特許文献1,2,3参照。)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特表2009−51t127号公報
【特許文献2】特開2005−72334号公報
【特許文献3】国際公開WO2004−017392号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来、短軸および長軸を持つ形状に整形したレーザビームの長軸長の計測は、次の2つの方法によって行われている。
【0005】
第1の方法では、レーザビーム短軸長よりも大きく且つレーザビーム長軸長よりも小さい撮影領域を持つCCDカメラにレーザビームを入射させ、得られた短軸プロファイルの頂点強度をオペレータが確認しながらCCDカメラを長軸方向に手動で移動し、頂点強度がほぼ一定値で続く上辺値から例えば50%落ちる第1位置を測定し、次にCCDカメラを反対方向に手動で移動し、強度が上辺値から例えば50%落ちる第2位置を測定し、第1位置と第2位置の距離を計算して求めていた。
しかし、第1の方法は、オペレータの手動作業であるため、所要時間が長くなると共にオペレータの負担が重くなってしまう問題点がある。
【0006】
第2の方法では、レーザビーム短軸長よりも大きく且つレーザビーム長軸長よりも小さい撮影領域を持つCCDカメラにレーザビームを入射させ、一つの短軸プロファイルで強度が頂点となる位置にCCDカメラの短軸方向位置を固定し、次にCCDカメラにレーザビームが入射しなくなる位置までCCDカメラを長軸方向に自動で移動し、次にCCDカメラにレーザビームが入射し再び入射しなくなる位置までCCDカメラを反対方向に自動で移動してその間のCCDカメラの長軸方向位置と頂点強度を対応付けて記憶し、次に記憶したデータすなわち長軸プロファイルを計算機で解析し、頂点強度がほぼ一定値で続く上辺値から例えば50%落ちる両側の位置を検出し両位置間の距離を計算して求めていた。
しかし、第2の方法は、実用的な精度の結果を得ようとすると、CCDカメラを低速で移動しなければならないため、所要時間が長くなると共に記憶すべきデータ量が膨大になってしまう問題点がある。
【0007】
そこで、本発明の目的は、所要時間を短縮できると共にオペレータの負担を軽減でき且つ実用的な精度でレーザビームの長軸長を計測することが出来るレーザ照射装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
第1の観点では、本発明は、短軸および長軸を持つ形状に整形したレーザビーム(W)を出射するレンズ系(13)と、基板(B)を載置し前記レンズ系(13)に対して相対移動しうるステージ(11)と、前記ステージ(11)に付設されレーザビーム短軸長(Wx)よりも大きく且つレーザビーム長軸長(Wy)よりも小さい撮影領域を持つ撮影手段(14)と、前記レンズ系(13)に対するステージ(11)の位置制御を行う位置制御手段(12)と、前記ステージ(11)を所定速度(Vs)で相対移動させて前記レーザビーム(W)の長軸プロファイル(Py)の一方の肩領域(R1)の上辺部分(f1)から斜辺部分(t1)へと前記レーザビーム(W)を前記撮影手段(14)で撮影し長軸プロファイル(Py)の上辺部分強度よりも所定割合だけ強度が落ちた第1位置(Y1)を検出し、次に前記所定速度(Vs)よりも速い速度(Vm)で前記ステージ(11)を前記レーザビーム(W)の長軸プロファイル(Py)の他方の肩領域(R2)の上辺部分(f2)へと相対移動させ、次に前記ステージ(11)を所定速度(Vs)で相対移動させて前記レーザビーム(W)の長軸プロファイル(Py)の他方の肩領域(R2)の上辺部分(f2)から斜辺部分(t2)へと前記レーザビーム(W)を前記撮影手段(14)で撮影し長軸プロファイル(Py)の上辺部分強度よりも所定割合だけ強度が落ちた第2位置(Y2)を検出し、前記第1位置(Y1)と前記第2位置(Y2)の距離を長軸長(Wy)として算出するレーザビーム長軸長計測手段(12,15)とを具備したことを特徴とするレーザ照射装置(100)を提供する。
上記第1の観点によるレーザ照射装置(100)では、レーザビーム(W)の長軸プロファイル(Py)の肩領域(R1,R2)では所定速度(Vs)でステージ(11)を相対移動させるが、長軸プロファイル(Py)の上辺領域(F)では所定速度(Vs)よりも速い速度(Vm)でステージ(11)を相対移動させるので、所要時間を短縮できる。また、短軸プロファイルの頂点強度をオペレータが確認しながらステージ(11)を長軸方向に移動する必要がないので、オペレータの負担を軽減できる。さらに、所定速度(Vs)を適正に設定すれば、実用的な精度でレーザビームの長軸長を計測することが出来る。
【0009】
第2の観点では、本発明は、前記第1の観点によるレーザ照射装置(100)において、前記レーザビーム長軸長計測手段(12,15)は、長軸プロファイル(Py)の上辺部分強度よりも所定割合だけ強度が落ちた位置を検出すると、前記所定速度(Vs)よりも遅い速度(Vd)で前記ステージ(11)を逆方向に移動して長軸プロファイル(Py)の上辺部分強度よりも所定割合だけ強度が落ちた位置(Y1,Y2)を検出することを特徴とするレーザ照射装置(100)を提供する。
上記第2の観点によるレーザ照射装置(100)では、所定速度(Vs)よりも遅い速度(Vd)を適正に設定すれば、実用的な精度でレーザビームの長軸長を計測することが出来る。そして、所定速度(Vs)やそれよりも速い速度(Vm)は、実用的な精度の結果が得られる速度(Vd)よりも速くしてもよいので、さらに所要時間を短縮できる。
【発明の効果】
【0010】
本発明のレーザ照射装置によれば、所要時間を短縮できると共にオペレータの負担を軽減でき且つ実用的な精度でレーザビームの長軸長を計測することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【0011】
【図1】実施例1に係るレーザ照射装置を示す構成説明図である。
【図2】実施例1に係るレーザビーム長軸長計測処理を示すフロー図である。
【図3】短軸プロファイルの例示図である。
【図4】長軸プロファイルの例示図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
以下、図に示す実施の形態により本発明をさらに詳細に説明する。なお、これにより本発明が限定されるものではない。
【実施例】
【0013】
−実施例1−
図1は、実施例1に係るレーザ照射装置100を示す構成説明図である。
このレーザ照射装置100は、レーザ発振器1と、アテネータ2と、ミラー3と、所定のレーザビームWに整形するためのビーム整形器4と、レンズ系13と、基板Bを載置しx方向およびy方向に移動するためのステージ11と、x方向移動モータ6と、y方向移動モータ7と、x方向移動ドライバ8と、y方向移動ドライバ9と、ステージ11に取り付けられたCCDカメラ14と、レーザ発振器1の制御やx方向移動モータ9の制御やy方向移動モータ10の制御やCCDカメラ14の制御などを行うシステムコントローラ10とを具備している。
【0014】
システムコントローラ10は、ステージ11の移動制御を行うためのステージ制御用アプリケーション12と、CCDカメラ14でレーザビームWの短軸プロファイルを得てそのリアルタイム表示を行うためのビームプロファイル表示用アプリケーション15とを有している。
ステージ制御用アプリケーション12とビームプロファイル表示用アプリケーション15とは相互にデータの送受信が出来るようになっている。
【0015】
図2は、レーザ照射装置100で実行されるレーザビーム長軸長計測処理を示すフロー図である。
このレーザビーム長軸長計測処理は、例えばステージ制御用アプリケーション12が表示する長軸長計測開始ボタンをオペレータがクリックすることにより起動される。
【0016】
ステップS1では、ステージ制御用アプリケーション12は、おおよそ判っているレーザビームWの中心位置にCCDカメラ14の中心位置を合致させるようにステージ11を速度Vmで移動する。ステージ11が単時間毎に一定刻みだけステップ的に移動する場合は、一定刻みの大きさをDmとする。
【0017】
ステップS2では、ビームプロファイル表示用アプリケーション15は、図3に示す如き短軸ビームプロファイルPxを表示する。また、その短軸ビームプロファイルPxの頂点強度Eを上辺部分強度31として記憶する。
なお、短軸ビームプロファイルPxにおいて頂点強度Eの例えば50%の強度に落ちるx方向位置間の距離がレーザビームWの短軸長Wxである。
【0018】
ステップS3では、ビームプロファイル表示用アプリケーション15は、記憶した上辺部分強度31よりも所定割合(例えば50%)だけ落ちた境界強度33を算出し記憶する。
【0019】
ステップS4では、ステージ制御用アプリケーション12は、図4に示すように、おおよそ判っている長軸プロファイルPyの一方の肩領域R1の開始位置にCCDカメラ14の中心位置を合致させるようにステージ11を速度Vmで移動する。
なお、図4において、f1は肩領域R1の上辺部分であり、t1は肩領域R1の斜辺部分である。
【0020】
ステップS5では、ステージ制御用アプリケーション12は、移動速度を速度Vmよりも低い速度Vsに変更する。ステージ11が単時間毎に一定刻みだけステップ的に移動する場合は、一定刻みの大きさをDmより短いDsに変更する。
【0021】
ステップS6では、ステージ制御用アプリケーション12は、ステージ11の移動を継続する。
ステップS7では、ビームプロファイル表示用アプリケーション15は、一定のサンプリング時間毎あるいはステージ11が単時間毎に一定刻みだけステップ的に移動する場合は一定刻み移動する毎に短軸ビームプロファイルPxの頂点強度Eが境界強度33より小さくなったか否かを判定し、小さくなったらステップS8へ進み、そうでなければステップS6に戻る。
【0022】
ステップS8では、ステージ制御用アプリケーション12は、移動速度を速度Vsよりも低い速度Vdに変更すると共に移動方向を逆転する。ステージ11が単時間毎に一定刻みだけステップ的に移動する場合は、一定刻みの大きさをDsよりも短いDd(例えば10μm)に変更する。
【0023】
ステップS9では、ステージ制御用アプリケーション12は、ステージ11の移動を継続する。
ステップS10では、ビームプロファイル表示用アプリケーション15は、一定のサンプリング時間毎あるいはステージ11が単時間毎に一定刻みだけステップ的に移動する場合は一定刻み移動する毎に短軸ビームプロファイルPxの頂点強度Eが境界強度33以上になったか否かを判定し、境界強度33以上になったらステップS11へ進み、そうでなければステップS9に戻る。
【0024】
ステップS11では、ステージ制御用アプリケーション12は、現在位置のy座標を第1位置Y1として検出し、記憶する。
【0025】
ステップS12では、ステージ制御用アプリケーション12は、図4に示すように、おおよそ判っている長軸プロファイルPyの他方の肩領域R2の開始位置にCCDカメラ14の中心位置を合致させるようにステージ11を速度Vmで移動する。ステージ11が単時間毎に一定刻みだけステップ的に移動する場合は、一定刻みの大きさをDmとする。
なお、図4において、f2は肩領域R2の上辺部分であり、t2は肩領域R2の斜辺部分である。
【0026】
ステップS13では、ステージ制御用アプリケーション12は、移動速度を速度Vmよりも低い速度Vsに変更する。ステージ11が単時間毎に一定刻みだけステップ的に移動する場合は、一定刻みの大きさをDmより短いDsに変更する。
【0027】
ステップS14では、ステージ制御用アプリケーション12は、ステージ11の移動を継続する。
ステップS15では、ビームプロファイル表示用アプリケーション15は、一定のサンプリング時間毎あるいはステージ11が単時間毎に一定刻みだけステップ的に移動する場合は一定刻み移動する毎に短軸ビームプロファイルPxの頂点強度Eが境界強度33より小さくなったか否かを判定し、小さくなったらステップS16へ進み、そうでなければステップS14に戻る。
【0028】
ステップS16では、ステージ制御用アプリケーション12は、移動速度を速度Vsよりも低い速度Vdに変更すると共に移動方向を逆転する。ステージ11が単時間毎に一定刻みだけステップ的に移動する場合は、一定刻みの大きさをDsより短いDdに変更する。
【0029】
ステップS17では、ステージ制御用アプリケーション12は、ステージ11の移動を継続する。
ステップS18では、ビームプロファイル表示用アプリケーション15は、一定のサンプリング時間毎あるいはステージ11が単時間毎に一定刻みだけステップ的に移動する場合は一定刻み移動する毎に短軸ビームプロファイルPxの頂点強度Eが境界強度33以上になったか否かを判定し、境界強度33以上になったらステップS19へ進み、そうでなければステップS17に戻る。
【0030】
ステップS19では、ステージ制御用アプリケーション12は、現在位置のy座標を第1位置Y1として検出し、記憶する。
【0031】
ステップS20では、ステージ制御用アプリケーション12は、長軸長Wy=|Y1−Y2|を算出し記憶する。そして、処理を終了する。
【0032】
実施例1のレーザ照射装置100によれば次の効果が得られる。
(1)レーザビームWの長軸プロファイルPyの肩領域R1,R2では所定速度VsやVdでステージ11を相対移動させるが、長軸プロファイルPyの上辺領域Fでは所定速度Vsよりも速い速度Vmでステージ11を相対移動させるので、所要時間を短縮することが出来る。
(2)短軸プロファイルPxの頂点強度Eをオペレータが確認しながらステージ11を長軸方向に移動する必要がないので、オペレータの負担を軽減できる。
(3)所定速度Vdあるいは一定の刻みDdを適正に設定すれば、高い精度でレーザビームWの長軸長Wyを計測することが出来る。
【0033】
−実施例2−
実施例1のステップS2において、ステージ制御用アプリケーション12により、おおよそ判っている長軸プロファイルPyの上辺領域Fを逸脱しない範囲内での数カ所(例えばレーザビームWの中心から2mm間隔の3カ所)にCCDカメラ14を移動し、各位置で頂点強度Eを得て、それらの平均値を上辺部分強度31として記憶してもよい。
【0034】
−実施例3−
実施例1のステップS7において、ビームプロファイル表示用アプリケーション15により、一定のサンプリング時間毎あるいはステージ11が単時間毎に一定刻みだけステップ的に移動する場合は一定刻み移動する毎に短軸ビームプロファイルの頂点強度Eが境界強度33以下になったか否かを判定し、境界強度33以下になったらステップS11へ進み、そうでなければステップS6に戻るようにし、ステップS8〜S10を省略してもよい。また、ステップS15において、ビームプロファイル表示用アプリケーション15により、一定のサンプリング時間毎あるいはステージ11が単時間毎に一定刻みだけステップ的に移動する場合は一定刻み移動する毎に短軸ビームプロファイルの頂点強度Eが境界強度33以下になったか否かを判定し、境界強度33以下になったらステップS19へ進み、そうでなければステップS14に戻るようにし、ステップS16〜S18を省略してもよい。
【0035】
実施例3のレーザ照射装置100によれば、所定速度Vmあるいは一定の刻みDmを適正に設定すれば、実用的な精度でレーザビームWの長軸長Wyを計測できる。
【産業上の利用可能性】
【0036】
本発明のレーザ照射装置は、例えばガラス基板上に形成した非晶質シリコン半導体層を多結晶シリコン半導体層化する処理に利用できる。
【符号の説明】
【0037】
1 レーザ発振器
2 アテネータ
3 ミラー
4 ビーム整形器
6 x方向移動モータ
7 y方向移動モータ
8 x方向移動ドライバ
9 y方向移動ドライバ
10 システムコントローラ
11 ステージ
12 ステージ制御用アプリケーション
13 レンズ系
15 ビームプロファイル表示用アプリケーション
B 基板
W レーザビーム
Wy レーザビームの長軸長

【特許請求の範囲】
【請求項1】
短軸および長軸を持つ形状に整形したレーザビーム(W)を出射するレンズ系(13)と、
基板(B)を載置し前記レンズ系(13)に対して相対移動しうるステージ(11)と、
前記ステージ(11)に付設されレーザビーム短軸長(Wx)よりも大きく且つレーザビーム長軸長(Wy)よりも小さい撮影領域を持つ撮影手段(14)と、
前記レンズ系(13)に対するステージ(11)の位置制御を行う位置制御手段(12)と、
前記ステージ(11)を所定速度(Vs)で相対移動させて前記レーザビーム(W)の長軸プロファイル(Py)の一方の肩領域(R1)の上辺部分(f1)から斜辺部分(t1)へと前記レーザビーム(W)を前記撮影手段(14)で撮影し長軸プロファイル(Py)の上辺部分強度よりも所定割合だけ強度が落ちた第1位置(Y1)を検出し、次に前記所定速度(Vs)よりも速い速度(Vm)で前記ステージ(11)を前記レーザビーム(W)の長軸プロファイル(Py)の他方の肩領域(R2)の上辺部分(f2)へと相対移動させ、次に前記ステージ(11)を所定速度(Vs)で相対移動させて前記レーザビーム(W)の長軸プロファイル(Py)の他方の肩領域(R2)の上辺部分(f2)から斜辺部分(t2)へと前記レーザビーム(W)を前記撮影手段(14)で撮影し長軸プロファイル(Py)の上辺部分強度よりも所定割合だけ強度が落ちた第2位置(Y2)を検出し、前記第1位置(Y1)と前記第2位置(Y2)の距離を長軸長(Wy)として算出するレーザビーム長軸長計測手段(12,15)と
を具備したことを特徴とするレーザ照射装置(100)。
【請求項2】
請求項1に記載のレーザ照射装置(100)において、前記レーザビーム長軸長計測手段(12,15)は、長軸プロファイル(Py)の上辺部分強度よりも所定割合だけ強度が落ちた位置を検出すると、前記所定速度(Vs)よりも遅い速度(Vd)で前記ステージ(11)を逆方向に相対移動して長軸プロファイル(Py)の上辺部分強度よりも所定割合だけ強度が落ちた位置(Y1,Y2)を検出することを特徴とするレーザ照射装置(100)。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2010−258171(P2010−258171A)
【公開日】平成22年11月11日(2010.11.11)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−105754(P2009−105754)
【出願日】平成21年4月24日(2009.4.24)
【出願人】(000004215)株式会社日本製鋼所 (840)
【Fターム(参考)】