説明

ロボット

【課題】伸縮型移動体を構成する2つの移動部材が互いに連動して移動し、且つ一方の移動部材を他方の移動部材よりも長距離移動させるための機構を、大型化を避けながら、しかも、発塵を極力抑制できる形態にて実現する。
【解決手段】伸縮型移動体5を構成する第1の移動部材9および第2の移動部材10に夫々第1のラック19および第2のラック20を設け、昇降用モータ18の回転軸18aに設けられた小径側の第1のピニオン21を第1の移動部材9の第1のラック19に噛合させ、大径側の第2のピニオン22を第2の移動部材10の第2のラック20に噛合させたので、第1の移動部材9および第2の移動部材10を連動して、且つ第2の移動部材10が第1の移動部材9の2倍の距離移動するように構成する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、アームに伸縮型移動体を設けてなるロボットに係り、特に伸縮型移動体を構成する2つの移動部材の連動構成に関するものである。
【背景技術】
【0002】
例えば、直交座標型ロボットでは、先端側のアームに移動体を上下動可能に設け、この移動体にワークを把持するハンドを取り付ける構成としている。この場合、移動体の長さを短く構成するためには、移動体を2つの移動部材から構成し、そして、一方の移動部材をアームに上下動可能に支持し、他方の移動部材を上記アームに支持された一方の移動部材に上下動可能に支持することにより、2つの移動部材がテレスコープ状に移動するように構成することが好ましい。
【0003】
特許文献1には、上下方向移動ではないが、直交座標型ロボットにおいて、横アームに第1および第2の位置決定部を横方向に移動可能に設け、第1の位置決定部を垂直支持部に固定することによって第2の位置決定部が横アームの2倍の速度で横方向に移動するように構成した倍速機構が開示されている。この特許文献1の倍速機構は、横アーム内に一対の軸を回転自在に設けて各軸に夫々2つのプーリーを固定し、両軸の一端側のプーリー同士、他端側のプーリー同士を夫々ベルトで連結し、一方のベルトに第1の位置決定部を固定し、他方のベルトに第2の位置決定部を固定し、そして、いずれか一方の軸をモータによって回転駆動するというものである。
【特許文献1】特開平9−1481号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
直交座標型ロボットにおいて、ハンドを取り付けて上下方向に移動する移動体を、2つの移動部材によってテレスコープ状(伸縮型)に構成する場合、その2つの移動部材を連動して移動させる機構として、特許文献1に記載された倍速機構を応用することが考えられる。
しかしながら、特許文献1の倍速機構では、2つのベルト伝導機構を用いるため、移動体全体として大形になり勝ちで、また、ベルトの伸びによる位置精度低下やベルトの磨耗による発塵が多いという問題を生ずる。更に、特許文献1では、一方の移動部材(横アーム)の内部に倍速機構をその駆動源であるモータと共に設けているため、移動部材が重くなり、可搬重量に悪影響を及ぼしかねない。
【0005】
かといって、特許文献1に示されたような倍速機構を用いることなく、例えば、一方の移動部材から他方の移動部材に爪を出し、一方の移動部材が移動する途中で爪に他方の移動部材を引っ掛けて当該他方の部材を一方の部材の半分の距離だけ移動させる構成とすることも考えられるが、このように構成した場合には、単に爪で引っ掛けて移動部材を移動させるだけであるから、途中で2つの移動部材を止めた場合などでは、どうしても2つの移動部材同士の位置関係が正規の位置関係からずれ、安定した支持状態が得られなくなる可能性がある。
【0006】
本発明は上記の事情に鑑みてなされたもので、その目的は、伸縮型移動体を構成する2つの移動部材が互いに正しく連動して移動し、且つ、その2つの移動部材を連動して移動させるための機構を、大型化を避けながら、しかも、発塵を極力抑制できる形態にて実現でき、更に、移動体を伸縮させるための駆動源を移動部材の内部に設けなくとも済むロボットを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
請求項1では、伸縮型移動体を構成する第1および第2の移動部材に夫々ラックを設け、回転部材に設けられた小径側の第1のピニオンを第1の移動部材のラックに噛合させ、大径側の第2のピニオンを第2の移動部材のラックに噛合させたので、第1および第2の移動部材を連動して、且つ第2の移動部材が第1の移動部材よりも長い距離移動するように構成できる。また、第1および第2の移動部材に夫々設けたラックと、1つの回転部材に設けられた2個のピニオンとの噛合によって第1および第2の移動部材を連動して移動させることができるので、当該連動機構の大型化を避けることができ、しかも、第1および第2の移動部材の位置関係に狂いを生ずる恐れがなく、また、ラックとピニオンの接触であるから、ベルトを用いる場合に比べて発塵を抑えることができる。その上、回転駆動源を移動体側ではなく、アームに設けることができるので、移動体の重量増加を抑制することができる。
【0008】
請求項2では、第1および第2の移動部材を直線移動可能に支持する支持機構は、レールと、このレールに組み合わされ当該レールに対して相対的に直線移動する支持部材から成るので、その構成が簡単となる。
請求項3では、支持部材は、1本のレールに対し、移動方向に隔てて複数個設けられているので、支持が安定する。
請求項4では、第1のピニオンと第2のピニオンの径比、および支持機構の取り付け位置を、第1および第2の移動部材が最も伸長方向に移動した状態であっても、各支持部材が全体(全長)でレールを支持するから、移動部材の支持状態が安定する。
請求項5では、第1のピニオンの径は、第2のピニオンの径の1/2に設定されているので、第2の移動部材が第1の移動部材の2倍の距離移動するようになる。このため、第2の移動部材の移動距離に対して、第1および第2の移動部材の長さを最短にできる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0009】
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。図5には、4軸(関節)の水平多関節型ロボットが示されている。この図5の水平多関節型ロボットにおいて、ロボット本体1は、ロボットの設置面に固定されるベース2と、このベース2上に垂直軸J1を中心に旋回可能に連結された第1のアーム3と、この第1のアーム3の先端部上に垂直軸J2を中心に旋回可能に連結された第2のアーム4と、先端側のアームである第2のアーム4に矢印Zで示す上下方向に移動可能に設けられた移動体5と、この移動体5の前面下部に垂直軸J3を中心に回転可能に設けられたフランジ6から構成されている。そして、フランジ6には、ワークを把持するハンド(図示せず)が取り付けられる形態となっている。
【0010】
前記第1のアーム3は、ベース2内に設けられた第1軸用モータ(図示せず)によって旋回され、前記第2のアーム4は、当該第2のアーム4自身に設けられた第2軸用モータ(図示せず)によって旋回されるようになっている。また、フランジ6は、移動体5に取り付けられた第3軸用モータ7により減速機8を介して回転されるようになっている。
前記移動体5は、上下方向に伸縮する伸縮型移動体として構成されており、その伸縮により、フランジ6に取り付けられる図示しないハンドを所望の高さ位置に移動させることができるようになっている。つまり、移動体5は、第1の移動部材9および第2の移動部材10からなり、図1に示すように、第1の移動部材9を第2のアーム4の先端部に第1の直動機構(支持機構)11を介して上下方向に移動可能に支持し、第2の移動部材10を第1の移動部材9に第2の直動機構(支持機構)12を介して上下方向に直線的に移動可能に支持することにより、テレスコープ状に伸縮するように構成されている。
【0011】
上記第1の直動機構11および第2の直動機構12は、基本的には、夫々レールとこのレールに直線移動可能に結合された支持部材とからなるが、本実施形態では、第1の直動機構11は、一対の第1のレール13と、各第1のレール13に2個ずつ結合された第1の支持部材15からなり、同様に、第2の直動機構12も、一対の第2のレール14と、各第2のレール14に2個ずつ結合された第2の支持部材16からなる。この場合、第1のレール13と第1の支持部材15との結合および第2のレール14と第2の支持部材16との結合は、図4に示すようにボール17によって行われる。つまり、図4に示すように、第1の支持部材15,第2の支持部材16は、ほぼコ字型をなし、その内側に第1のレール13,第2のレール14が小間隙をもって嵌め込まれている。
【0012】
そして、第1のレール13,第2のレール14の外側面および第1の支持部材15,第2の支持部材16の内側面には、夫々V溝13a,14aおよびV溝15a,16aが形成されており、これら両V溝13a,14aおよび15a,16aによって構成されるトンネル内には、両V溝13a,14aおよび15a,16aに跨るようにして多数のボール17が収容されている。これにより、第1のレール13,第2のレール14と第1の支持部材15,第2の支持部材16とがボール17を介して結合され、第1のレール13,第2のレール14と第1の支持部材15,第2の支持部材16とが互いに相対的に直線移動可能に結合された形態となる。なお、図示はしないが、第1の支持部材15,第2の支持部材16側には、直線移動に伴って転動するボール17をV溝13a,14aおよび15a,16aから出し、再びV溝13a,14aおよび15a,16aに戻すための循環路が形成されている。
【0013】
そして、一対の第1のレール13は、第1の移動部材9の後面(フランジ6側から見て後となる面)に横方向に隔てて固定され、各第1のレール13に結合された2個の第1の支持部材15は、移動方向である上下方向に所定距離隔てて第2のアーム4の先端面に固定されている。なお、各第1のレール13に結合された2個の第1の支持部材15のうち、下側の第1の支持部材15は、第2のアーム4の前端面の下端部に位置され、上側の第1の支持部材15は、それよりも所定距離上方に位置されている。
【0014】
また、一対の第2のレール14は、第2の移動部材10の後面に横方向に隔てて固定され、各第2のレール14に結合された2個の第2の支持部材16は、移動方向である上下方向に所定距離隔てて第1の移動部材10の前面に固定されている。なお、各第2のレール14に結合された2個の第2の支持部材16のうち、下側の第2の支持部材16は、第1の支持部材15の前面の下端部に位置され、上側の第2の支持部材16は、それよりも所定距離上方に位置されている。
【0015】
さて、伸縮型移動体5を構成する第1の移動部材9および第2の移動部材10を上下に移動させるための回転駆動源としては、昇降用モータ18が用いられる。そして、昇降用モータ18の回転を第1の移動部材9および第2の移動部材10の上下方向の直線移動に変換するための回転‐直線運動変換機構として、ラック・ピニオン機構が用いられている。
【0016】
即ち、第1の移動部材9および第2の移動部材10の後面側には、第1のラック19および第2のラック20が固定されている。一方、昇降用モータ18は、第2のアーム4内において、伸縮型移動体5の伸長方向である下端に寄せて横軸型にして配設されている。そして、昇降用モータ18の回転軸(回転部材)18aは、第2のアーム4の先端面を通って前方に突出し、第1の移動部材9に一対の第1のレール13間に位置するように形成された上下方向に延びる長孔9aを通って第2の移動部材10側へと突出している。
【0017】
このように、回転軸18aは、昇降用モータ18から第1のラック19を経て、第2のラック20にまで延びるように配置されており、その中間部には、第1のラック19に噛合する第1のピニオン21が固定され、先端部には、第2のラック20に噛合する第2のピニオン22が固定されている。
【0018】
本実施形態では、第1の移動部材9および第2の移動部材10が伸縮移動するとき、第2の移動部材10が第1の移動部材9の2倍の距離移動するように構成する。そのために、第2のピニオン22の径を第1のピニオン21の径の2倍に設定している。ここで、第1のピニオン21,第2のピニオン22の径とは、ピッチ円の径をいうものとする。これにより、回転軸18aが回転すると、第1の移動部材9および第2の移動部材10が連動して移動し、且つ、第2の移動部材10が第1の移動部材9の2倍の距離移動するようになる。
【0019】
そして、第1の移動部材9および第2の移動部材10が最下降(最伸長)位置まで伸長方向に移動した状態において、第1の移動部材9の第1のレール13の上端部が上側(反伸長方向側)の第1の支持部材15の上端部と同一高さ、或いはそれよりも上側(反伸長方向側)に位置し、第2の移動部材10の第2のレール13の上端部が上側(反伸長方向側)の第2の支持部材16の上端部と同一高さ、或いはそれより上側(反伸長方向側)に位置するように構成されている。
【0020】
次に上記構成の作用を説明する。ロボットの停止時にあっては、第1の移動部材9および第2の移動部材10は、図1に示す最上昇位置(原位置;最収縮位置)にある。この状態から、ロボットが動作を開始してフランジ6に取り付けられた図示しないハンドによりワークを把持しようとする場合、まず、第1のアーム3および第2のアーム4を旋回させてフランジ6に取り付けられた図示しないハンドをワークの直上に移動させる。次に、ハンドによりワークを把持するために、伸縮型移動体5を伸長させてフランジ6を下降させる。この伸縮型移動体5の下降のために、昇降用モータ18が正方向に回転すると、第1のピニオン21および第2のピニオン22の回転が第1のラック19および第2のラック20の下方への直線移動に変換され、第1の移動部材9および第2の移動部材10が互いに連動して下方に移動(伸長)し、フランジ6(ハンド)を下降させる。この下降時、第2の移動部材10は、第1の移動部材9の2倍の速度で2倍の距離移動する。
【0021】
第2の移動部材10がある位置まで下降すると、昇降用モータ18が停止し、ここでハンドがワークを把持する。なお、図2は、フランジ6が最下降位置まで下降した状態を示す。この後、ハンドを元の位置に戻すべく、昇降用モータ18が逆方向に回転する。すると、第1のピニオン21および第2のピニオン22の回転が第1のラック19および第2のラック20の上方への直線移動に変換され、第1の移動部材9および第2の移動部材10が互いに連動して上昇(収縮)する。このときも、第2の移動部材10は、第1の移動部材9の2倍の速度で2倍の距離移動する。そして、第1の移動部材9および第2の移動部材9が元位置まで戻ると、昇降用モータ18が停止する。
【0022】
このように本実施形態によれば、1本の回転軸18aに径の異なる第1のピニオン21および第2のピニオン22を固定し、この第1のピニオン21および第2のピニオン22を第1の移動部材9および第2の移動部材10の第1のラック19および第2のラック20に噛合させたので、第1の移動部材9および第2の移動部材10が互いに連動して上下動するようになると共に、第2の移動部材10が第1の移動部材9よりも長い距離(本実施形態では2倍)移動するようになる。
【0023】
そして、この第1の移動部材9および第2の移動部材10の連動関係をラック・ピニオン機構で達成しているので、大型化を回避でき、また、発塵も抑制することができるようになる。その上、昇降用モータ18が第2のアーム4内に配設されているので、移動体5全体の重量増加を抑制できる。
【0024】
また、第1の移動部材9および第2の移動部材10を第1の直動機構11および第2の直動機構12によって支持するので、直線的に移動可能に支持する構成が簡単となる。その上、第1のレール13,第2のレール14を夫々2個の第1の支持部材15,第2の支持部材16によって支持するので、安定した支持状態を得ることができる。更に、第1の移動部材9および第2の移動部材10が最下降位置まで移動した状態でも、各第1のレール13,第2のレール14は、夫々2個の第1の支持部材15,第2の支持部材16の全長で支持されるので、一層安定した支持状態が得られる。
【0025】
更に、本実施形態では、第2のピニオン22の径が第1のピニオン21の径の2倍に設定されているので、第2の移動部材10は第1の移動部材9の2倍の距離だけ移動するようになる。このため、第1の移動部材9および第2の移動部材10の長さを同じにして、収縮したときの移動体5全体の上下方向長さを最短にすること、換言すれば、第1の移動部材9および第2の移動部材10の長さが互いに異なることにより、収縮したときの移動体5の上下方向長さが長くなるといった不具合の発生をなくすことができる。
【0026】
なお、本発明は上記し且つ図面に示す実施形態に限定されるものではなく、以下のような拡張或いは変更が可能である。
第1のピニオン21および第2のピニオン22の径比は、1対2に限られない。第1のピニオン21の径が第2のピニオン22の径よりも小さければ良い。
回転部材は、モータ18の回転軸18aそのものである必要なない。モータ18aにカップリングにより連結された回転軸であっても良い。
移動体5は、上下方向に伸縮するものに限られない。
本発明は、直交座標型ロボットの移動体に限られず、ロボットの伸縮型移動体に広く適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【0027】
【図1】本発明の一実施形態を示す要部の縦断側面図
【図2】図1と異なる状態で示す要部の縦断側面図
【図3】要部の横断平面図
【図4】直動機構の横断平面図
【図5】水平多関節型ロボットの側面図
【符号の説明】
【0028】
図面中、4は第2のアーム、5は伸縮型移動体、9は第1の移動部材、10は第2の移動部材、11は第1の直動機構(支持機構)、12は第2の直動機構(支持機構)、13は第1のレール、14は第2のレール、15は第1の支持部材、16は第2の支持部材、18はモータ(回転駆動源)、18aは回転軸(回転部材)、19は第1のラック、20は第2のラック、21は第1のピニオン、22は第2のピニオンを示す。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
アームと、
前記アームに直線移動可能に設けられた第1の移動部材およびこの第1の移動部材に直線移動可能に設けられた第2の移動部材からなる伸縮型移動体と、
前記第1の移動部材および前記第2の移動部材に夫々設けられたラックと、
前記アームに、前記伸縮型移動体の伸長方向側の端部に偏って設けられた回転駆動源と、
前記回転駆動源から前記第1の移動部材の前記ラックを経て前記第2の移動部材の前記ラックにまで延びるように設けられた回転部材と、
前記回転部材に設けられ、前記第1の移動部材の前記ラックに噛合する第1のピニオンおよび前記第2の移動部材の前記ラックに噛合する第2のピニオンと
を具備し、前記第1のピニオンの径を前記第2のピニオンの径よりも小さく設定し、前記回転部材の回転により、前記第1および第2の移動部材が連動して移動し、且つ前記第2の移動部材が前記第1の移動部材よりも長い距離移動するように構成したことを特徴とするロボット。
【請求項2】
前記第1の移動部材および前記第2の移動部材を直線移動可能に支持する支持機構は、移動方向に延びるレールと、このレールに組み合わされ当該レールに対して相対的に直線移動する支持部材から構成されていることを特徴とする請求項1記載のロボット。
【請求項3】
前記支持部材は、1本の前記レールに対し、移動方向に隔てて複数個設けられていることを特徴とする請求項2記載のロボット。
【請求項4】
前記第1のピニオンと前記第2のピニオンの径比、および前記支持機構の取り付け位置は、前記第1の移動部材および前記第2の移動部材が最も伸長方向に移動した状態で、前記第1の移動部材を前記アームに支持するための前記支持機構および前記第2の移動部材を前記第1の移動部材に支持するための前記支持機構の夫々の前記レールの反伸長方向側の端部が夫々の前記支持部材の最も反伸長方向側にある端部と同位置または当該最も反伸長方向側にある端部よりも反伸長方向側に位置するように設定されていることを特徴とする請求項2または3に記載のロボット。
【請求項5】
前記第1のピニオンの径は、前記第2のピニオンの径の1/2に設定されていることを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載のロボット。


【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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