説明

ロータリフィーダ

【課題】ブレードの先端とケーシングの間の粉粒体の噛み込みを防止し、かつブレードの先端とケーシングの隙間を小さくすることができ、さらに構造が比較的簡単な、ロータリフィーダを提供する。
【解決手段】複数枚のブレード(4)を放射状に取付けたロータ(8)を円筒状のケーシング(10)内において回転させケーシングの上方の投入口(12)から粉粒体をブレードとブレードの間に投入し下方の排出口(14)に供給するロータリフィーダにおいて、投入口のロータに対向する開口(12a)を、ロータの軸線(X)を通る鉛直線(Z)に対してロータの回転方向(Y)の後方側に位置付ける。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ブレードを備えたロータを円筒状のケーシング内で回転させ投入口の粉粒体を排出口に定量を連続して供給するロータリフィーダに関する。
【背景技術】
【0002】
図8を参照して説明する。ロータリフィーダは、放射状に複数枚のブレードを備えたロータを円筒状のケーシング内において回転させ、上方の投入口の粉粒体を、ブレードとブレードの間に受入れて下方の排出口に供給する装置である。ロータリフィーダによって粉粒体を定量、連続して供給するには、ブレードの先端とケーシングとの隙間から粉粒体が漏れないようにするとともに、ロータを連続的に安定させ回転させることが重要である。
【0003】
上述したとおりのロータリフィーダには、次のような課題がある。すなわち、
(1)ブレードの先端とケーシングの隙間を小さくすると、粉粒体の噛み込みによってロータの回転がロックされやすく、粉粒体の連続した定量の供給ができなくなる。
(2)ブレードの先端とケーシングの隙間に粉粒体が噛み込むと、ブレードが回転方向の前後に逃げ変形することにより、振動、騒音が発生する。振動によってブレードが損傷することがある。
(3)排出口を、粉粒体の圧送空気による輸送管路に接続する場合、ブレードの先端とケーシングの隙間が大きいと、輸送管路の圧送空気が排出口から投入口に吹き抜け、粉塵が発生するとともに、粉粒体の定量輸送ができなくなる。
【0004】
本出願人は、上記課題を解決するために、ブレードの各々を半径方向においてロータの回転方向の後方に傾斜させ、かつブレードを弾性変形しやすいように先端に向って漸次薄く形成し、ブレードの先端とケーシングの隙間を小さくするとともに噛み込みの問題をなくすようにしたロータリフィーダを開発した(特許文献1参照)。
【0005】
しかしながらこのブレードを後方に傾斜させたロータリフィーダは、ブレードの形状、ブレードとロータの取付構造、などが複雑になる問題がある。
【特許文献1】特開2002−362753号公報(図1〜図9)
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明は上述のような事実に鑑みてなされたもので、その技術的課題は、ブレードの先端とケーシングの間の粉粒体の噛み込みを防止し、かつブレードの先端とケーシングの隙間を小さくすることができ、さらに構造が比較的簡単な、ロータリフィーダを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明者は、鋭意検討および実験を重ねた結果、ブレードの先端とケーシングの間への粉粒体の噛み込みは、投入口からの粉粒体がブレードの先端部に堆積することにより発生しやすく、先端部に粉粒体の堆積のないときには噛み込みの発生がないことに着目し、新規なロータリフィーダを開発した。
【0008】
すなわち、請求項1記載の発明は、複数枚のブレードを放射状に所定の間隔で取付けたロータを水平に延びる円筒状のケーシング内において回転させケーシングの上方の投入口から粉粒体をブレードとブレードの間に投入し下方の排出口に供給するロータリフィーダにおいて、該投入口の該ロータに対向する開口が、該ロータの軸線を通る鉛直線に対してロータの回転方向の後方側に位置している、ことを特徴とするロータリフィーダである。
【0009】
そして、投入口の開口を回転方向の後方側に寄せることによりブレードとブレードの間に入る粉粒体の流れを改善し粉粒体がブレードの先端部まで溢れないようにする。また、粉粒体を、ブレードの先端が鉛直方向の最上部に達する前にブレードとブレードの間に投入し、ブレードの先端部に粉粒体が堆積しにくいようにする。
【0010】
請求項2記載の発明は、請求項1記載のロータリフィーダが、該投入口の該回転方向前方側を形成する前板を備え、該前板の該ロータに対向する先端は、該ブレードの先端の通る軌跡に対し所定の隙間を有して該鉛直軸線の該回転方向の後方側に位置付けられ、該前板の該回転方向の前方側の、該ブレードの先端の通る軌跡の外側に、該前板により該投入口と仕切られた空間を備えている、ことを特徴とするロータリフィーダである。
【0011】
そして、ブレードの先端部に堆積した粉粒体を、ブレードの先端が回転方向の最上部から下降しケーシングの内周面に入る前に、空間に落下するようにする。
【0012】
請求項3記載の発明は、請求項2記載のロータリフィーダにおいて、該空間に開口する該ケーシングの内周面の端部が、該内周面を該空間に向けて半径方向外方に徐々に拡げた拡張部を備え、該拡張部に、外部から導入した圧縮空気を拡張部においてブレードの先端に向けて噴射する噴射口を備えている、ことを特徴とするロータリフィーダである。
【0013】
そして、ブレードがケーシングの内周面に入る直前でブレードの先端に堆積している粉粒体を、強制的に吹き飛ばす。
【0014】
請求項4記載の発明は、請求項2または3記載のロータリフィーダが、該空間に、先端を該ブレードに対向させて配設した掻き板を備え、該掻き板の先端が、該ブレードの先端が通る軌跡に対し、該前板の前記所定の隙間よりも小さい隙間を備えている、ことを特徴とするロータリフィーダである。
【0015】
そして、掻き板によってブレードの先端部に堆積した粉粒体を掻き落とす。
【0016】
請求項5記載の発明は、請求項4記載のロータリフィーダにおいて、該掻き板は、該回転方向において傾斜した1個以上の傾斜部を備えている、ことを特徴とするロータリフィーダである。
【0017】
そして、掻き板の傾斜部によって粉粒体を効果的に掻き落す。
【0018】
請求項6記載の発明は、請求項4または5記載のロータリフィーダにおいて、該掻き板は、その先端部に外部から導入した圧縮空気をブレードの先端に向けて噴射する噴射口を備えている、ことを特徴とするロータリフィーダである。
【0019】
そして、掻き板から圧縮空気を噴射してブレードの先端部の堆積した粉粒体を強制的に吹き飛ばす。
【0020】
請求項7記載の発明は、請求項4から6までのいずれかに記載のロータリフィーダにおいて、該掻き板は、該ブレードに対向する先端を該回転方向に弾性的に変位自在に支持する支持手段を備えている、ことを特徴とするロータリフィーダである。
【0021】
そして、掻き板を変位自在にしてブレードの先端部に堆積した粉粒体を、掻き板およびブレードに無理な力が作用しないようにして、掻き落す。
【0022】
請求項8記載の発明は、請求項4または5記載のロータリフィーダにおいて、該掻き板は、該ブレードに対向する先端に該回転方向に弾性的に変位自在な弾性部材を備えている、ことを特徴とするロータリフィーダである。
【0023】
そして、掻き板の先端の弾性部材によってブレードの先端部に堆積した粉粒体を、掻き板およびブレードに無理な力が作用しないようにして、掻き落す。
【発明の効果】
【0024】
本発明に従って構成されたロータリフィーダは、ブレードの先端部への粉粒体の堆積を除くので、ブレードの先端とケーシングの間の粉粒体の噛み込みを防止でき、ブレードの先端とケーシングの間の隙間を小さくすることができ、さらに構造を比較的簡単にすることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0025】
以下、本発明に従って構成されたロータリフィーダについて、好適実施形態を図示している添付図面を参照して、さらに詳細に説明する。
【0026】
なお、以下の実施例1〜6に示すロータリフィーダの基本構成は実質的に同一であるので、実施例2以降においては同一の部分は同一の符号で示し、また説明上必要のない符号は図面が煩雑になるのを避けて省略されている。
【実施例1】
【0027】
図1を参照して説明する。図示のロータリフィーダ2は、複数枚のブレード4(実施例では8枚)を円柱軸6に放射状に所定の間隔、等間隔で一体的に固定し取付けたロータ8を水平に(図1の紙面に直角方向に)延びる円筒状のケーシング10内において矢印Yで示す回転方向(図1において反時計方向)に軸線Xを中心に回転させケーシング10の上方の投入口12から粉粒体をブレード4とブレード4の間に投入し下方の排出口14に供給する。
【0028】
投入口12のロータ8に対向する開口12aは、ロータ8の軸線Xを通る鉛直線Zに対してロータ8の回転方向Yの後方側に位置付けられている。投入口12は、回転方向Yの前方側を形成し鉛直線Zの回転方向Y後方側に位置付けられた前板12bを備えている。したがって、この前板12bの開口12a側の端は鉛直線Zから寸法K離れた所に位置している。
【0029】
前板12bのロータ8に対向した先端は、ブレード8の先端が通る軌跡Lに対して所定の隙間t1を有している。前板12bの回転方向Yの前方側の、ブレード4の先端が通る軌跡Lの外側には、前板12bにより投入口12と仕切られた、閉じた空間Sが備えられている。
【0030】
ブレード4は矩形平板によって形成され、先端部の回転方向Yの後方側には傾斜面4aが備えられている。ロータ8の軸線X方向両側には、上記軌跡Lと同じ外径の側板16がブレード4、円柱軸6それぞれに一体的に取付けられている。両側の側板16,16と一対のブレード4,4によって粉粒体が投入される「枡」が形成されている。
【0031】
投入口12は、軸線X方向(図1の紙面に直角の方向)に延びる矩形に形成され、その大きさは開口12aに向けて徐々に小さく絞られている。
【0032】
ロータリフィーダ2の作用効果について説明する。
【0033】
ロータリフィーダ2は、投入口12のロータ8に対向する開口12aが、ロータ8の軸線Xを通る鉛直線Zに対してロータ8の回転方向Yの後方側に寸法K寄せて位置付けられているので、ブレード4とブレード4の間の「枡」に入る粉粒体の量は実質上減らされ粉粒体はブレード4の先端部まで溢れないようになる。また、ブレード4の先端部が鉛直線Z方向の最上部に達する前に、粉粒体はブレード4とブレード4の間の「枡」に投入され下方から上方に順次移動するので、ブレード4の先端部には粉粒体は堆積しにくく、粉粒体がブレード4の先端とケーシング10の内周面10aの間に噛み込むのを防止できる。したがって、ブレード4の先端とケーシング10の間の隙間を小さくすることができ、構造も比較的簡単である。
【0034】
さらに、ブレード4の先端に堆積した粉粒体は開口12aの前板12bによって掻き落とされるとともに、前板12bを通過し鉛直線Zの部分で最上部に達したブレード4は外方の空間S内を徐々に下降するので、ブレード4の先端部に堆積した粉粒体はブレード4がケーシング10の内周面10aに入る前に先端部から落下する。
【0035】
開口12aの前板12bの下端の位置の前記寸法Kは、扱う粉粒体の性状、ロータリフィーダの大きさにもよるが、例えば比較的微細な粉粒体を扱うロータ8の直径が200〜300mmの場合、ロータ8の回転方向Y後方側に鉛直線Zより10mm以上にし、隙間t1を0〜5mmにすると、ブレード4の先端に堆積する粉粒体を大幅に減らすことができた。
【実施例2】
【0036】
図2を参照してロータリフィーダ20について説明する。ロータリフィーダ20は、前記ロータリフィーダ2における、空間Sに開口するケーシング10の内周面10aの端部が、内周面10aを空間Sに向けて半径方向外方に徐々に拡げた拡張部10bを備えたものである。この拡張部10bには、外部から導入した圧縮空気を、拡張部10bに到達したブレード4の先端に向けて噴射する噴射口10cが備えられている。噴射口10cは、軸線X方向に延びるスリットによって、あるいは軸線X方向に並べた複数個の穴によって形成されている。
【0037】
ロータリフィーダ20の作用効果について説明する。
【0038】
ロータリフィーダ20は、ブレード4がケーシング10の拡張部10bに入り込む個所(A部)に圧縮空気の噴射口10cを備えているので、噴射口10cから圧縮空気を噴くことにより接近してくるブレード4の先端に堆積した粉粒体を確実に除去することができる。さらに拡張部10bは、ブレード4の先端部が進入するにしたがって徐々に狭められるので、圧縮空気の粉粒体を吹き飛ばす力はさらに増大される。
【実施例3】
【0039】
図3を参照してロータリフィーダ30について説明する。ロータリフィーダ30は、前記のロータリフィーダ2の空間Sに、先端をブレード4に対向させて配設した掻き板32を備えている。この掻き板32のブレード4に対向する先端は、ブレード4の先端が通る軌跡Lに対して、前板12bの前記隙間t1よりも小さい隙間t2を備えている。
【0040】
掻き板32は前板12bと類似の矩形平板によって形成され、他端は投入口12の上端部の近傍に固定されている。
【0041】
ロータリフィーダ30の作用効果について説明する。
【0042】
ロータリフィーダ30は、ブレード4の先端と掻き板32の先端との間に、前板12bとブレード4の先端の隙間t1よりも小さい隙間t2を備えているので、投入口12の開口12a、前板12bを通過したブレード4の先端に残留堆積した粉粒体は、効果的に除去される。
【0043】
図4を参照して掻き板32の他の形態について説明する。図4は図3においてロータ8の側から掻き板32、投入口12の開口12aを見た図である。この掻き板は、前述の矩形平板の掻き板32を凹凸を有する形態にしたものである。
【0044】
図4(a)に示す掻き板34は、一対の真直な傾斜部34a、34bを、先端を回転方向Yの後方側に凸状に合わせて位置付けて備えている。傾斜部34a、34bのブレード4に対向する端面(図4(a)の紙面に相当する面)は、ブレード4の先端の軌跡Lに沿った円弧面に形成されている。
【0045】
図4(b)に示す掻き板36は、一対の真直な傾斜部36a、36bを、先端を回転方向Yに凸凹に合わせて位置付け、2個備えている。傾斜部36a、36bのブレード4に対向する端面(図4(b)の紙面に相当する面)は、ブレード4の先端の軌跡Lに沿った円弧面に形成されている。
【0046】
図4(c)に示す掻き板38は、一対の真直な傾斜部38a、38bを、先端を回転方向Yの後方側に凹状に合わせて位置付けて備えている。傾斜部38a、38bのブレード4に対向する端面(図4(c)の紙面に相当する面)は、ブレード4の先端の軌跡Lに沿った円弧面に形成されている。
【0047】
上述の掻き板34、36、38の作用効果について説明する。
【0048】
掻き板34、36、38は、傾斜部34a、34b・・38a、38bによって、ブレード4の先端に堆積した粉粒体を斜めに効果的に掻き落すことができる。
【実施例4】
【0049】
図5を参照してロータリフィーダ40について説明する。ロータリフィーダ40は、空間Sに配設した掻き板42の先端部に掻き板42の内部を通して外部から導入した圧縮空気をブレード4の先端に向けて噴射する噴射口42aを備えている。
【0050】
したがって、ロータリフィーダ40は、掻き板42から圧縮空気を噴射してブレード4の先端部に堆積した粉粒体を強制的に吹き飛ばすことができる。
【実施例5】
【0051】
図6を参照してロータリフィーダ50について説明する。ロータリフィーダ50は、空間Sに配設した掻き板52のブレード4に対向する先端側52aが、ヒンジ52bを介して回転方向Yの前方側に変位自在に、弾性的に支持する支持手段である引張ばね52cによって保持されている。
【0052】
このロータリフィーダ50は、掻き板52の先端側を変位自在に保持されているので、万一掻き板52に過大な力がかかったときは、変位しながらブレード4の先端に堆積した粉粒体を掻き落す。この掻き板52は変位することにより破損しないので、スクレーパ52の先端とブレード4の先端との隙間をゼロにすることも可能である。
【実施例6】
【0053】
図7を参照してロータリフィーダ60について説明する。ロータリフィーダ60は、空間Sに配設した掻き板62のブレード4に対向する先端に回転方向Yの前後に弾性的に変位自在な弾性部材としてのブラシ62aを備えている。ブラシ62aは例えばプラスチックによって形成されている。
【0054】
このロータリフィーダ60は、掻き板62の先端の弾性部材62aによって効果的にブレード4の先端に堆積した粉粒体を掻き落すことができる。
【図面の簡単な説明】
【0055】
【図1】本発明に従って構成されたロータリフィーダの第1の実施例の断面図。
【図2】ロータリフィーダの第2の実施例の断面図。
【図3】ロータリフィーダの第3の実施例の断面図。
【図4】図3に示す掻き板の種々の形状を示す図。
【図5】ロータリフィーダの第4の実施例の断面図。
【図6】ロータリフィーダの第5の実施例の断面図。
【図7】ロータリフィーダの第6の実施例の断面図。
【図8】従来のロータリフィーダの構成を示す断面図。
【符号の説明】
【0056】
2:ロータリフィーダ
4:ブレード
8:ロータ
10:ケーシング
10a:内周面
10b:拡張部
10c:噴射口
12:投入口
12a:開口
14:排出口
20:ロータリフィーダ
30:ロータリフィーダ
32、34、36、38:掻き板
40:ロータリフィーダ
42a:噴射口
50:ロータリフィーダ
52:掻き板
52c:引張ばね(支持手段)
60:ロータリフィーダ
62:掻き板
62a:ブラシ(弾性部材)
L:軌跡
S:空間
t1、t2:隙間
X:軸線
Y:回転方向
Z:鉛直線

【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数枚のブレードを放射状に所定の間隔で取付けたロータを水平に延びる円筒状のケーシング内において回転させケーシングの上方の投入口から粉粒体をブレードとブレードの間に投入し下方の排出口に供給するロータリフィーダにおいて、
該投入口の該ロータに対向する開口が、該ロータの軸線を通る鉛直線に対してロータの回転方向の後方側に位置している、
ことを特徴とするロータリフィーダ。
【請求項2】
該投入口の該回転方向前方側を形成する前板を備え、
該前板の該ロータに対向する先端は、該ブレードの先端の通る軌跡に対し所定の隙間を有して該鉛直軸線の該回転方向の後方側に位置付けられ、
該前板の該回転方向の前方側の、該ブレードの先端の通る軌跡の外側に、該前板により該投入口と仕切られた空間を備えている、
ことを特徴とする請求項1記載のロータリフィーダ。
【請求項3】
該空間に開口する該ケーシングの内周面の端部が、該内周面を該空間に向けて半径方向外方に徐々に拡げた拡張部を備え、
該拡張部に、外部から導入した圧縮空気を拡張部においてブレードの先端に向けて噴射する噴射口を備えている、
ことを特徴とする請求項2記載のロータリフィーダ。
【請求項4】
該空間に、先端を該ブレードに対向させて配設した掻き板を備え、
該掻き板の先端が、該ブレードの先端が通る軌跡に対し、該前板の前記所定の隙間よりも小さい隙間を備えている、
ことを特徴とする請求項2または3記載のロータリフィーダ。
【請求項5】
該掻き板は、
該回転方向において傾斜した1個以上の傾斜部を備えている、
ことを特徴とする請求項4記載のロータリフィーダ。
【請求項6】
該掻き板は、
その先端部に外部から導入した圧縮空気をブレードの先端に向けて噴射する噴射口を備えている、
ことを特徴とする請求項4または5記載のロータリフィーダ。
【請求項7】
該掻き板は、
該ブレードに対向する先端を該回転方向に弾性的に変位自在に支持する支持手段を備えている、
ことを特徴とする請求項4から6までのいずれかに記載のロータリフィーダ。
【請求項8】
該掻き板は、
該ブレードに対向する先端に該回転方向に弾性的に変位自在な弾性部材を備えている、
ことを特徴とする請求項4または5記載のロータリフィーダ。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2009−166921(P2009−166921A)
【公開日】平成21年7月30日(2009.7.30)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−4434(P2008−4434)
【出願日】平成20年1月11日(2008.1.11)
【出願人】(591147786)赤武エンジニアリング株式会社 (27)
【Fターム(参考)】