説明

ロール

【課題】長期間に亘り、ロール片の位置ずれを発生する事無く、安定して均一に被洗浄面の液体の除去、搾取、洗浄、及び被洗浄面にたいして液体を塗布できるロールを提供する。
【解決手段】鋼板、非鉄金属板、樹脂板、あるいはフィルム状からなる被洗浄面に付着した水分、油分、あるいは薬品成分の除去、搾取、洗浄、及び被洗浄面に水分、油分、薬品成分を塗布する為のロールにおいて、ロールはロール部及び台座を有し、ロール部はロール片を有すると共に、ロール片には、台座の外周部に嵌合部の断面形状が一箇所以上のΩ形状を有するもので、嵌合部の断面形状がΩ形状の為、Ω形状のくびれ部によって、嵌合部からロール片が吊上がろうとする力を抑止できる。その為、ロール片はロールの回転中に位置ずれが無く、ロール部の形状が維持される為、ロールは長期間に亘り、安定して均一に被洗浄面の液体の除去、搾取、洗浄、及び被洗浄面にたいして液体を塗布できる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、鋼板、非鉄金属板、樹脂板、あるいはフィルム状からなる被洗浄面に付着した水分、油分、あるいは薬品成分等の液体を除去、搾取、洗浄、及び前記被洗浄面に水分、油分、薬品成分を塗布する為のロールに関するものである。
【背景技術】
【0002】
鋼板、非鉄金属板、あるいはフィルム状からなる被洗浄面に付着した水分、油分、あるいは薬品成分等の液体を除去、搾取、洗浄、及び前記被洗浄面に水分、油分、薬品成分を塗布する為のロールに関しては、一般的に周知されてある技術として、図3(a)、及び図3(b)の如く、台座の外周部に、断面形状が略四角形のキー溝にキーを取り付け、前記キーにロール片を嵌合し、前記台座に挿入して製作されるロールが知られている。
【0003】
また、円筒状の軸本体の外周に、複数の嵌合溝を形成し、突片を有する不織布シート状体と、戻り防止シート状物とを密着状に重畳して嵌合挿入する複合構造積層ロールが開示されてある。(特許文献1)。
【0004】
【特許文献1】特開平5−180216号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上記、従来の一般的に周知されてある技術では、台座の外周部に2ヶ所のキー溝が設置されているのみなので、長期間に亘る使用によりロール片のキー溝に嵌合する部分以外の箇所が位置ずれをおこすことがあった。その為、ロール片の外周部に凹凸、うねり等が発生し、液体の除去性能の劣化及び液体等の塗布性能の劣化があった。
【0006】
図3(a)、(b)及び(c)を用いて、上記従来の一般的に周知されてある技術における、ロールの構成を説明する。図3(a)は、従来技術のロールに使用されるロール片14を正面から見た斜視図である。ロール片14は概円盤状の平板形状に形成された不織布であり、略中央部には穴部18が形成されてあり、穴部18の外周には、略四角形の溝部12が形成されてある。また、ロール片18の外周部には端部17が形成されてある。図3(b)は、従来技術のロールの断面図のロール11である。図3(c)は従来のロールの使用状態の断面図である。ロール11は台座13の外周にロール片14が形成されており、台座13の外周とロール片14の内周との間にキー15が取り付けられてある。
【0007】
次に、図3(a)、(b)及び(c)を用いて、上記従来の一般的に周知されてある技術における、ロール11を詳述する。ロール11は、台座13が駆動源(図示せず)により回転している。また、台座13の外周にはロール片14が形成されていると共に、溝部12と台座13の切り欠き(図示せず)に嵌合するキー15により、台座13の回転力をロール片14に伝えている。また、ロール片14の端部17は被洗浄面(図示せず)に圧接されてある。その為、図3(c)の如く、台座13が矢印方向に回転することにより、鋼板22は矢印方向に押出される。その為、ロール11は洗浄面にたいして圧接されながら回転する為、端部17は圧縮あるいは、摩擦抵抗により止まる作用が発生する。しかし台座13は回転を続ける為、台座13とロール片14が嵌め合う溝部12において変形力が発生する。その為、キー15からロール片14が吊上がろうとする為、変形部21が発生する。その為、図3(c)の如く、一般的に周知されてある技術では、嵌合溝の断面形状は略四角形なので、不織布シート状体はロールの回転中に吊り上りながら回転する為、ロール片14は、位置ずれしてロール表面が凹凸になり易く、被洗浄面上の液体を均一に除去する事ができないという課題があった。
【0008】
また、上記従来の特許文献1に記載された技術においては、円筒状の軸本体の外周面に、複数の嵌合溝を形成し、突片を有する不織布シート状体と、戻り防止シート状物とを密着状に重畳して挿入する複合構造積層ロールにおいては、不織布シート状体は、突片を有して、軸本体に嵌合挿入されているので、嵌合溝の部分における不織布シート状体の肉厚は小さくなることが無く、複合構造積層ロールの弾力性は保持される。しかしながら、ロールは洗浄面にたいして圧接されながら回転する為、ロールの外周部は圧縮あるいは、摩擦抵抗により止まる作用が発生する。しかし軸部の嵌合部においては、軸部は回転を続けようとしているが、ロール片は止まろうとしている為、変形力が発生する。その為、嵌合部からロール片が吊上がろうとする。特許文献1に記載された技術では、嵌合溝の断面形状は略四角形なので、不織布シート状体はロールの回転中に吊り上りながら回転する為、ロール片は、嵌合部において、位置ずれしてロール表面が凹凸になり易く、被洗浄面上の液体を均一に除去、搾取、洗浄、及び被洗浄面にたいして液体を塗布する事ができないという課題があった。
【0009】
本発明は、上記従来の課題を解決するもので、長期間に亘り、ロール片の位置ずれを発生する事無く、長期間に亘り安定して均一に鋼板、非鉄金属板、樹脂板、あるいはフィルム状からなる被洗浄面に付着した水分、油分、あるいは薬品成分の除去、搾取、洗浄、及び前記被洗浄面に水分、油分、薬品成分を塗布できるロールを提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0010】
前記従来の課題を解決する為に、本発明のロールは、鋼板、非鉄金属板、樹脂板、あるいはフィルム状からなる被洗浄面に付着した水分、油分、あるいは薬品成分の除去、搾取、洗浄、及び前記被洗浄面に水分、油分、薬品成分を塗布する為のロールにおいて、前記ロールはロール部及び台座を有し、前記ロール部はロール片を有すると共に、前記ロール片には、前記台座の外周部に嵌合部の断面形状が少なくとも一箇所以上がΩ形状を有するもので、嵌合部の断面形状がΩ形状の為、Ω形状のくびれ部によって、嵌合部からロール片が吊上がろうとする力を抑止できる。その為、ロール片はロールの回転中に位置ずれすることが無く、ロール部の形状が維持されるので、ロールは長期間に亘り、安定して均一に被洗浄面の液体の除去、搾取、洗浄、及び被洗浄面にたいして液体を塗布できる。
【0011】
また、前記Ω形状の嵌合部が前記台座の回転中心にたいして円周等分に前記台座の外周部に複数形成されてある為、嵌合部からロール片が吊上がろうとする力を更に抑止できる。その為、ロール片はロールの回転中に位置ずれすることが無くロール部の形状が維持されるので、前記ロールの回転が更に安定する。その為、より長期間に亘り、ロール部の形態安定化を図ることが可能となり、ロールは長期間に亘り、安定して均一に被洗浄面の液体の除去、搾取、洗浄、及び被洗浄面にたいして液体を塗布できる。
【発明の効果】
【0012】
本発明のロールは、ロール片の台座の外周部に嵌合部の断面形状が少なくとも一箇所以上がΩ形状を有したもので、台座外周に沿った横ずれを防止できる。また、台座のΩ形状の根元部が、ロール片が吊り上ろうとする力にたいして、引っかかるようにして台座から吊上がることを防止できる。その為、ロール部の形状が維持されるので、ロールは長期間に亘り、安定して均一に被洗浄面の液体の除去、搾取、洗浄、及び被洗浄面にたいして液体を塗布できる。
【0013】
また、前記ロールにおいて、前記嵌合部が前記台座の回転中心にたいして円周等分の前記台座の外周部に前記嵌合部が複数形成されてあるもので、円周等分にΩ形状の前記嵌合部を複数形成してある為、前記ロールが一周する間に嵌合部からロール片が吊上ろうとする力を複数回に亘って抑止できる。その為、更にロール部の表面が凹凸になることが無く、形状が維持される。また、Ω形状の前記嵌合部が前記台座の回転中心にたいして円周等分に複数形成されてある為、ロール回転中のΩ形状の前記嵌合部の通過間隔は一定ピッチの為、ロールの回転が不均一になる事を抑制する事ができる。その為、ロール表面が凹凸になり難く、ロールは、より長期間に亘り、安定して均一に被洗浄面の液体の除去、搾取、洗浄、及び被洗浄面にたいして液体を塗布できる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0014】
第1の発明は、鋼板、非鉄金属板、樹脂板、あるいはフィルム状からなる被洗浄面に付着した水分、油分、あるいは薬品成分の除去、搾取、洗浄、及び前記被洗浄面に水分、油分、薬品成分を塗布する為のロールにおいて、前記ロールはロール部及び台座を有し、前記ロール部はロール片を有すると共に、前記ロール片には、前記台座の外周部に嵌合部の断面形状が少なくとも一箇所以上がΩ形状を有するもので、台座のΩ形状の根元部が、ロール片が吊り上ろうとする力にたいして、引っかかるようにして台座から吊上がることを防止できる。その為、ロール片の外周部に凹凸、うねり等が発生することが無く、液体の除去性能が劣化する問題を解決できる。
【0015】
第2の発明は、特に第1の発明のロールにおいて、前記嵌合部が前記台座の回転中心にたいして円周等分に前記台座の外周部に複数形成されてあるもので、円周等分にΩ形状の前記嵌合部を複数形成してある為、前記ロールが一周する間に嵌合部からロール片が吊上がろうとする力を複数回に亘って抑止できる。その為、更にロール部の表面が凹凸になることが無く、形状が維持される。また、Ω形状の前記嵌合部が前記台座の回転中心にたいして円周等分に複数形成されてある為、ロール回転中のΩ形状の前記嵌合部の通過間隔は一定ピッチの為、ロールの回転が不均一になる事を抑制する事ができる。例えば、台座の外周の対角線上に2箇所のΩ形状の嵌合部を形成した場合、次のような効果が得られる。ロール片と被加工面との接触部が1箇所目のΩ形状を越えた後には、ロール片の円周方向にかかる変形応力が蓄積され徐々に大きくなる為、ロール片の位置ずれが起こりやすくなるが、ロール片が半回転すると対角線上に形成した2箇所目のΩ形状により、円周方向にかかる応力を抑えることができる。その為、Ω形状を1箇所に形成した場合に比較して、2箇所にΩ形状を形成すると更に位置ずれが発生し難くできる。その為、ロール部の表面が凹凸になることが無く、形状が維持されるので、ロールは、より長期間に亘り、安定して均一に被洗浄面の液体の除去、搾取、洗浄、及び被洗浄面にたいして液体を塗布できる。
【0016】
本発明のロールにおいて、前記嵌合部が前記台座の回転中心にたいして円周等分の前記台座の外周部に前記嵌合部が複数形成されてあるもので、ロール片の台座の外周部に形成される嵌合部の断面形状において、断面形状のΩ形状は、ロールの中心に近い溝の嵌合部の開口が広く、ロールの外周に近い溝の嵌合部の開口部が狭く形成されてある形状であり、一般的には、ありほぞ形状と呼ばれている。
【0017】
また、ロール片の台座の外周部に形成される嵌合部の断面形状において、断面形状のΩ形状は、ブラシ片に掛かる円周に沿った方向及び円周外側の方向の変形力を抑えることができるので、Ω形状は小さくできる。その為、ブラシ片の寸法を均一に近い状態にできるので、ロールを構成するロール部と接触する鋼板、非鉄金属板等に均等に荷重が掛かる為、鋼板、非鉄金属板等の歪み、屈曲等が発生し難い。
【0018】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態により本発明が限定されるものでない。
【0019】
(実施例1)
図1は、本発明のロールの正面図、図2(a)は、ロール片の正面図、図2(b)は、図1の断面図である。
【0020】
図1において、ロール1は、台座3、止め金具5、プレート6、及び複数のロール片4から形成されてあるロール部2より構成されてある。台座3は、鉄等の金属材料からなる略円柱形状、あるいは略円筒形状であり、外周部にロール部2が形成されてある。また、ロール部2は、複数のロール片4が重ね合わされて形成されてあり、両側から止め金具5、及びプレート6にて挟み付けられて装着されてある。止め金具5には、スナップリングが使用されてある。なお、ロール部2は、ロール1に使用する総数のロール片4より形成されてある。
【0021】
次に、図2においてロール1の構造を説明する。図2(a)において、ロール片4は、概円盤状の平板形状に形成された不織布であり、中央部には穴部8が形成され、穴部8には嵌合部9及び、くびれ部19が形成されてある。また、外周部には端部7が形成されてあり、ロール片4は、図2(b)の如く、台座3の外周に取り付けられてある。また、ロール片4の内周及び台座3の外周をかみ合わせるように嵌合部9が形成されてあり、前記嵌合部9は横広の突起部10及び幅狭のくびれ部19が形成されてある。
【0022】
次に、図2を用いて、ロール片4と台座3に形成されてある嵌合部9について説明する。前記ロール片4の内周の等分4箇所に突起部10及び、くびれ部19を有するΩ形状の嵌合部9が形成されてある。また、前記台座3の外周の等分4箇所に突起部10及び、くびれ部19を有するΩ形状の嵌合部9が形成されてある。前記嵌合部9の形状は、ロール片4、台座3、共に同一形状であるが、ロール片4の前記嵌合部9はロール片4の内周から凸で形成されてある。また、台座3の前記嵌合部9は凹で形成されてある為、ロール片9と台座3を嵌め合わせる事ができる。また、前記の如く、嵌合部9にて台座3と嵌め合わされたロール片4は、ロール片4の中心から外側方向に引っ張り力を加えた場合においては、ロール片4の突起部10と台座3のくびれ部19が互いに掛かっている為、抜け難い構造となっている。さらに、前記嵌合部9は、中心から外周にかけての深さ方向においても、ロール片4と台座3が嵌め合っている為、ロールの回転による円周方向の押付け圧に対しても、ロール片4がずれ難い構造になっている。
【0023】
次に、ロール片4について説明する。前記ロール片4は不織布が使われており、前記不織布は、繊維が絡まりあうと共に、繊維と繊維の間には、空隙部を有する構造となっており、高い弾性変形が可能な特徴を有している。
【0024】
次に、ロール1の製作方法について、図1及び図2を用いて説明する。最初にロール片4を概円盤状の平板状に打ち抜く。次いで、概円盤状の平板形状に打ち抜かれたロール片4を複数重ね合わせて、穴部8を台座3にたいして貫通させる。そして、台座3の長手方向からプレス機にて所定長さだけ圧縮させた後、止め金具5、及びプレート6にて挟みつけ固定する。次に、所定時間放置することにより、重ね合わせた複数のロール片4の内部応力を均一化させ、端部7を切削加工及び研磨加工し、台座3の外周面上にロール部2を形成して製作される。
【0025】
次に、本発明のロール1の動作、作用について説明する。なお、ロール1は、鋼板の油分除去用として用いられている形態である。
【0026】
ロール1は、略箱形の鋼板洗浄機(図示せず)に上下一対で設置されてあり、エアーシリンダーや油圧シリンダーを用いて、ロール1にたいして一定の圧力が加えられ、回転している。そして、回転している上下のロール1の間を、油分が付着した鋼板22が通過し、鋼板22とロール部2が接触する。ロール部2を構成するロール片4は、高い弾性変形が可能な不織布にて形成されている為、鋼板22がロール部2と接触すると、ロール1には圧力が加えられているので、鋼板22はロール部2から押付け圧を受け、鋼板22に付着している油分は、ロール1のダム効果により、鋼板22の両端部から押し流される。同時に、ロール片4には前記押付け圧による摩擦抵抗による止まろうとする力と、駆動装置により回転しようとする台座3の回転力が互いに対抗する為に起こるロール片4の浮上がり力は、嵌合部9のΩ形状によりロール片4が確実に固定されており、浮き上がりによる凹凸変形をする事が無いため、ロール部2は長期間に渡り、均一に鋼板に接触できる。また、ロール部2は、ロール片4が空隙部を有する不織布にて形成されてある為、空隙部の有するスポンジ効果により、ロール1に加えられた圧力からの圧縮ゾーンにてロール部2の空隙部は空隙率が0%となり、空隙部に溜まっていた油分を一旦、鋼板22に放出し、次いでロール1が圧力から開放される開放ゾーンにて空隙部が元の空隙率に復元し、不織布の有する空隙部がスポンジの如く油分を吸い上げ、復元した空隙部に放出する吸排機能が発現する。前記ダム効果と吸排機能は、前記の如く、本発明のロール部2が長期間に渡り、均一に鋼板22に接触した状態で前記ダム効果と吸排機能が発現する為、鋼板22に付着している油分は、長期間に渡り、均一に除去される。
【0027】
また、本発明のロール1は、図2(a)、(b)の如く、嵌合部9のΩ形状が円周4等分に4箇所形成する事により、更にロール片4を確実に固定できる為、ロール片4の浮き上がりによる凹凸変形をする事が無い。その為、ロール部2は長期間に渡り、均一に鋼板に接触できる。その為、本発明のロール部2が長期間に渡り、均一に鋼板に接触した状態で前記ダム効果と吸排機能が発現する為、鋼板に付着している油分は、鋼板から長期間に渡り、均一に除去される。
【産業上の利用可能性】
【0028】
本発明のロールは、主に、鋼板、非鉄金属、樹脂板、あるいはフィルム状からなる被洗浄面に付着した水分、油分、あるいは薬品成分等の液体を除去、搾取、洗浄する目的以外にも、高い耐久性を必要とするロールとして、広く好適に使用することができる。
【図面の簡単な説明】
【0029】
【図1】本発明のロールを鋼板表面の油分除去用として使用した形態の正面図
【図2】(a)ロール片の正面図、(b)図1の断面図
【図3】(a)従来のロール片を前面側から見た斜視図、(b)従来のロールの断面図、(c)従来のロールの使用状態の断面図
【符号の説明】
【0030】
1 ロール
2 ロール部
3、13 台座
4、14 ロール片
5 止め金具
6 プレート
7、17 端部
8、18 穴部
9 嵌合部
10 突起部
11、20 ロール
12 溝部
15 キー
19 くびれ部
21 変形部
22 鋼板

【特許請求の範囲】
【請求項1】
鋼板、非鉄金属板、樹脂板、あるいはフィルム状からなる被洗浄面に付着した水分、油分、あるいは薬品成分の除去、搾取、洗浄、及び前記被洗浄面に水分、油分、薬品成分を塗布する為のロールにおいて、前記ロールはロール部及び台座を有し、前記ロール部はロール片を有すると共に、前記ロール片には、前記台座の外周部に嵌合する嵌合部が形成されてあり、前記嵌合部の断面形状が少なくとも一箇所のΩ形状を有することを特徴とするロール。
【請求項2】
請求項1記載の構成よりなるロールにおいて、前記嵌合部が前記台座の回転中心にたいして円周等分に前記台座の外周部に複数形成されてあることを特徴とするロール。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公開番号】特開2008−185189(P2008−185189A)
【公開日】平成20年8月14日(2008.8.14)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−21275(P2007−21275)
【出願日】平成19年1月31日(2007.1.31)
【出願人】(391044797)株式会社コーワ (283)
【Fターム(参考)】