説明

ワイパーブレードアセンブリ

弾性ワイパー部材を有し、内部に長手方向通路をさらに含む改良型ワイパーブレードアセンブリを提供する。所定の曲率と形状を有する支持ビームは長手方向通路内に配置され、長手方向通路とほぼ相補的な断面を有し、ビームの周囲での弾性部材の回転捩れを防止する。別の実施形態は、支持ビームに沿って設けられ、フロントガラス流体供給源に流体接続された長手方向流路を含む。弾性部材に設けられ、流路に接続された複数の開口部により、流体を選択的にフロントガラス上に放出する。さらに別の実施形態は、ビーム周囲での弾性部材の捩れをさらに防止し、フロントガラスに対するワイパーアセンブリの下方向の力を増加させるための弾性部材の少なくとも一部に沿って延びるウィンドデフレクタ部を含む。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明はワイパーブレードアセンブリに関する。より詳細には、本発明は、埋込支持ビーム部材を有する弾力性ワイパーブレードに関する。
【背景技術】
【0002】
従来の自動車用ワイパーの設計において多く見られる欠点は、拭き取られたフロントガラスの表面に縞又は筋が残ることである。この問題は、ワイパーアセンブリがワイパーブレードの長さにわたって(フロントガラスの表面に対して)均一な拭き取り力を加えることができないことに少なくとも部分的に起因する場合が多い。ワイパーブレードに加わる拭き取り力が不均一になる現象は、ワイパーブレードに対して比較的広い間隔でのみ荷重を与える上部構造を有する従来のワイパーアセンブリに特徴的である。その結果、これらの間隔の間の各位置ではほとんど力が加わらない場合がある。
【0003】
ワイパーの分野では異なる設計の比較的多数の特許が付与されているが、ワイパーの設計は通常は基本的機能に対するアプローチの共通性を顕著に有している。そのため、ワイパーの多くは、中央のワイパーアームによって加わる力を分散させる上部構造と、中間ワイパーブレード支持部材と、フロントガラスを拭き取る機能を直接行う柔軟なワイパーブレードインサートとによって特徴付けられる。様々なワイパーの設計はある種の構造の共通性を共有しているため、基本的なタスクを行う場合のある種の欠点も共有している。例えば、現代のワイパーアセンブリの設計には、ワイパーアームによって加わる力を柔軟なワイパーブレードの長さに沿って分散させるための力分散手段が必要である。これは、変化する曲率半径を有するフロントガラスの表面と掃拭接触した状態を維持するために、ワイパーブレードはその長さに沿って屈曲することができなければならないためである。
【0004】
Hinderに付与された米国特許第3,104,412号は、拭き取るフロントガラスの表面の最大曲率と実質的に等しい曲率を有する凹面を有する成形プラスチックからなる弾性支持部材又は上部構造を開示している。支持部材は柔軟なワイパーブレードに直接取り付けられる。この配置では、支持部材とワイパーブレードとの接合点が構成要素に露出することは言うまでもなく、ブレードの長さに沿って曲率半径が変化する場合に均一に力を分散させることができない。
【0005】
別の従来のワイパーアセンブリは、構造的な支持及び下方向の拭き取り力を与えるための手段として、弾性ワイパー部分の両側に沿って支持ビーム装置を含む。このような支持ビーム装置は、端部から端部へと長手方向に内部を貫通する支持ビームを有する弾性ワイパー部材からなる場合が多い。
【0006】
この設計に共通する問題は、振動時にワイパーブレードに加わる摩擦力のために支持ビームの周囲で弾性部分が捩じれてしまうことである。従って、拭き取り品質とブレード耐用年数を損なう状況を防止するために、クリップやその他の手段などの外部装置を設けなければならない。
【0007】
本発明は、各種用途のためのワイパーを提供する設計の可変性を維持しながら、埋込ビームを有するワイパーを提供することによって上述した欠点及びその他の欠点を克服する。
【0008】
本発明の利用可能性のさらなる領域は以下の詳細な説明から明らかになるだろう。以下の詳細な説明と実施例は本発明の好適な実施形態を示すものではあるが、単なる例示のみを意図するものであり、本発明の範囲を限定することを意図するものではない。
【発明の開示】
【0009】
本発明の目的は、各種振動時にワイパーブレードの構造的かつ均一な支持体となる埋込ビームを有するワイパーを提供することにある。
【0010】
本発明の別の目的は、支持ビームの周囲での弾性ワイパーブレードの回転と捩じれを防止する埋込ビームを有するワイパーブレードを提供することにある。
【0011】
本発明の別の目的は、ビームの周囲での弾性ワイパーブレードの捩じれをさらに防止するウィンドデフレクタ部をさらに含む埋込ビームを有するワイパーブレードを提供することにある。
【0012】
本発明の別の目的は、コネクタ装置にユニットとして脱着可能に取り付けることができる埋込ビームを有するワイパーブレードを提供することにある。
【0013】
本発明の別の目的は、ビームがワイパーのコネクタ装置から分離されていながら、ビームに対する弾性部分の回転を防止する構造を有するワイパービームを提供することにある。
【0014】
本発明の別の目的は、弾性媒体内に埋め込むことによって支持ビームの環境への曝露を防止・抑制することにある。
【0015】
最後に、本発明の別の目的は、ワイパーブレードの長さに沿って洗浄/解凍液を散布することができる埋込ビーム部材に沿った流路をさらに含む埋込ビームを有するワイパーブレードを提供することにある。
【0016】
これらの目的及びその他の目的は以下の説明によってより明らかになるだろう。本発明は、弾性ワイパー部材を有し、内部を貫通する長手方向通路をさらに含む改良されたワイパーブレードアセンブリを含む。所定の曲率と長手方向通路と相補的な形状を有する支持ビームが、ビームの周囲での弾性部材の回転捩じれを防止するように通路に挿入されている。別の実施形態は、支持ビームに沿って設けられ、フロントガラス流体供給源に流体接続された長手方向流路を含む。弾性部材に設けられ、流路に接続された複数の開口部により、流体を選択的にフロントガラス上に放出する。さらに別の実施形態は、ビーム周囲での弾性部材の捩じれをさらに防止し、フロントガラスに対するワイパーアセンブリの下方向の力を増加させるための弾性部材の上面少なくとも一部に沿って延びるウィンドデフレクタ部を含む。
【0017】
以下の詳細な説明と添付図面によって、本発明はより良く理解されるだろう。
【発明を実施するための最良の形態】
【0018】
以下の好適な実施形態の説明は単なる例示であり、本発明及び本発明の用途又は使用を制限することを意図するものではない。
【0019】
図A−1及び図A−2は、本発明の埋込ビームアセンブリ10の第1の実施形態を示す。埋込ビームアセンブリ10は、本体13と、細く柔軟な首部16によって底面15に枢着されたワイパーエッジ14とを有する細長い弾性部材12を含む。本体13は、所定の剛性を有する細長いビーム19を挿入する長手方向通路18をさらに含み、ビーム19を通路18に挿入することによってビーム19は弾性部材12内に埋め込まれる。通路18の形状は埋込ビーム19の形状とほぼ相補的であり、埋込ビーム19とは独立した弾性部材12の回転捩じれを防止することができる。
【0020】
図A−3及び図A−4は、本発明の埋込ビーム10の別の実施形態を示す。埋込ビーム10は、本体23と、細く柔軟な首部26によって底面25に取り付けられたワイパーエッジ24と、を有する同様な細長い弾性部材22を含む。図示する本実施形態の弾性部材22及び対応する長手方向通路28の形状によって、埋込ビーム29とは独立した埋込ビーム29の周囲での弾性部材22の外部捩じれ(extraneous twisting)を防止しながら、内部の細長いビーム29によって屈曲量を最小かつ所定の値とすることができる。
【0021】
図A−5は、本発明の埋込ビームアセンブリ10の別の実施形態を示し、埋込ビーム39及び対応する通路38の下方において弾性部材32の本体33は非常に厚くなっており、アセンブリにより高い剛性を与えることができる。
【0022】
図A−6〜図A−10は、埋込ビームアセンブリ10の変形を示す。具体的には、弾性部材32の本体33は、ワイパーエッジ34の反対側において弾性部材32の少なくとも長さの一部にわたって長手方向に延びる各種設計の弾性隆起部37をさらに含む。隆起部37は、隆起部37に当たる風力によって細長いビーム39の周囲での弾性部材32の回転を防止するように方向合わせされたウィンドデフレクタ部を形成するためのものである。
【0023】
これらの図では、細長いビーム39は、ビーム39が配置された弾性部材32内の通路と比較して様々な寸法を有する。これにより、ビーム39の周囲に小さな空間を設け、上述したようにビーム39と弾性部材32との間の屈曲度を変化させることができる。あるいは、以下に詳細に説明するように、必要に応じて上記空間をフロントガラスに選択的に供給する(disburse)洗浄液又は解凍液等の流体の通路とすることもできる。
【0024】
図B−1及び図B−2は、基本的な組立手段の例示として、弾性部材32の通路38から取り出されたビーム39を示す。図B−2は、弾性部材32と分離された構成要素を含むウィンドデフレクタ隆起部37を採用した本発明の別の実施形態を示す。隆起部37は、剛性又は可撓性を有する材料を含み、成形後に弾性部材32に取り付けるか、弾性部材32と被覆成形(over molded)するか、弾性部材32と共押出成形することができる。図B−3〜図B−7は、ウィンドデフレクタ隆起部37を弾性部材32に取り付けるための各種手段を示し、本発明の趣旨から逸脱しない図示しない変形も本発明の範囲に含まれる。図B−8は本発明の別の実施形態を示し、ワイパーエッジ部材44は独立した弾性構成要素を含み、埋込ビームを収容するための通路48の下方に位置する弾性部材42の下部溝46に収容された突出部45によって取り付けられている。デフレクタ隆起部47上に位置する同様な突出部48が、埋込ビームを収容する通路48の上方に位置する弾性部材42の上部溝49に収容されている。
【0025】
図B−9は、弾性部材が2つの相補的なC字溝形状の分割部51,52を含むこと以外は図B−8と同様な本発明の実施形態を示す。各分割部は上部タブ53及び下部タブ54を含み、上部タブ53及び下部タブ54は、上部ではデフレクタ隆起部57の受け溝55内で当接し、下部ではワイパーエッジ部材58の受け溝56内で当接している。
【0026】
図C−1〜図C−7は弾性部材60の複数の実施形態を示し、各実施形態は断面を変化させることによって異なる屈曲性を有すると共に風力が上面62に与える影響も異なる。特に、図C−4は、複数のビーム部材を収容するための2つの平行な通路64,66が設けられ、アセンブリの剛性を高めることができる。一方、図C−5はビーム収容通路65の上方に第2の中空通路68を含み、より柔軟なウィンドデフレクタ隆起部67を有するより軽量のアセンブリとすることができる。
【0027】
図C−8〜図C−11は、全体として参照番号70で示す各種埋込ビームを示す。図C−8は、図C−4に示すアセンブリに使用される複数の平行な単一のビーム71,72を示す。図C−9〜図C−11は、所与の用途に必要とされる所望の剛性度に応じて同様又は各種の材料からなる1以上の積層部材73,74,75,76,77,78,79,80,81,82,83,84を含む複合ビームを示す。上述したように、これらのビームは弾性部材の成形時に取り付けるか、成形後に挿入することができる。
【0028】
図D−1及び図D−2は、上部に設けられたウィンドデフレクタ隆起部92と、細く柔軟な首部96によって底面95に取り付けられたワイパーエッジ94とを有する単一の弾性部材90を有する埋込ビームアセンブリ10を含む本発明の基本的な実施形態を示す。本体33は、所定の剛性を有する細長いビーム99を挿入する長手方向通路98をさらに含み、ビーム99を通路98に挿入することによってビーム99は弾性部材90内に埋め込まれる。通路98の形状は埋込ビーム99の形状と相補的であり、埋込ビーム99とは独立した弾性部材90の回転捩じれを防止することができる。図D−2に示す埋込ビームは通路98内に密着嵌合しているが、図D−1ではビーム99を取り囲む空間が設けられ、ビーム99は空間内で僅かに回動することができる。
【0029】
図D−3及び図D−4は、コネクタ装置100を取り付けるための位置における図A−1及び図A−2に示す実施形態を示す。コネクタ装置100には埋込ビームアセンブリ10をワイパーアームに取り付けるための各種手段を採用することができるが、図示する好適な実施形態はワイパーアームコネクタにアセンブリを取り付けるための交差ピン104を有するU字型溝102を含む。複数の下方向の固定脚部106,108が溝102の底部から下方向に延びており、固定脚部106,108は弾性部材113の側面111と底部エッジ112を覆い、アセンブリを締め付ける。脚部材109,110が弾性部材113の側面111に沿って下方向に延び、埋込ビーム10の回転を防止するための側面支持体として機能する。
【0030】
本明細書で説明したような取付アセンブリの重要な特徴は、コネクタ装置100とビーム99との密接した接触がないことである。そのため、ビーム99の摩擦摩耗を防止することができ、別の実施形態において流体を利用する場合には密閉流路98とすることができる。このような固定アセンブリでは中間層の貫通及び/又は穿孔が不要であり、埋込ビーム99を保護することができる。
【0031】
図E−1〜図E−8は埋込ビーム99の変形を示す。図E−1〜図E−8に示すように、ビーム99は直線状、アーチ状又は波形、円形、螺旋形等を含む形状の1つを有することができる。また、ビーム99はほぼあらゆる構造材料で形成することができ、特定の用途に応じて形成することができる。上述したように、ビーム99は、図F−1及び図F−2に示すように、所与の用途に必要とされる剛性度に応じて同様又は各種の材料からなる1以上の積層部材115,116,117を含む複合体として形成することができる。ビーム99を弾性部材の相補的な形状を有する通路内に埋め込むと、これらは協調して本明細書に記載した本発明の機能と特徴を達成する。
【0032】
あるいは、図G−1〜図G−3に示すように、弾性部材122よりも柔らかい又は堅い材料からなるワイパーブレード120を設け、用途に応じて柔軟性を高めたり、低下させたりすることが好ましい場合もある。これは、図B−3〜図B−7に示す個別のウィンドデフレクタ隆起部37を取り付けるための詳述した任意の取付手段によって容易に達成することができる。図示する例では、ブレード120は、弾性部材122の底面に位置する相補溝126内に収容される拡大頭部125を有する突出部124を含む。
【0033】
図H−1〜図H−4は、上部に設けられたウィンドデフレクタ隆起部132と、細く柔軟な首部136によって底面135に取り付けられたワイパーエッジ134とを有する単一の弾性部材130を有する埋込ビームアセンブリ10の別の実施形態を示す。本体は、所定の剛性を有する細長いビーム142を挿入する長手方向通路140をさらに含み、ビーム142を通路140に挿入することによってビーム142は弾性部材130内に埋め込まれる。通路140の形状は埋込ビーム142の形状と相補的であり、埋込ビーム142とは独立した弾性部材130の回転捩じれを防止することができる。図H−2に示す埋込ビームは通路98内に密着嵌合しているが、図H−1、図H−3、図H−4では通路98によってビーム142を取り囲む空間が設けられ、ビーム142は空間内で僅かに回動することができる。
【0034】
本発明の最後の実施形態は図I−1〜図O−2に網羅されており、上述した実施形態を実施する際の小さな変更のみに関する。そのため、上述した本発明の範囲と矛盾するものではない。本実施形態は、図I−1及び図I−2に示すように埋込ビーム152が配置される弾性部材150の通路155内の空間を利用する。本実施形態では、上記空間は、本明細書で説明したワイパーブレードアセンブリ全体に沿った各点での放出のためにフロントガラス洗浄液又は解凍液を埋込ビームの長さにわたって流すための流路となる。
【0035】
図J−1〜図J−5に最も良く示すように、弾性部材150は、埋込ビーム152が配置され、洗浄液又は解凍液(FLUID)を輸送するための流路となる通路155を含む。1以上の流体注入開口部156が弾性部材の上部を貫通して形成され、弾性部材150を長手方向に延びる通路155と流体的に連通している。接続具160が開口部156内に収容され、公知のFLUID間接供給源から延びるチューブ162に接続されている。図J−2に示すように、組み立てられ、動作可能となった状態では、流れ方向を示す矢印で示すFLUIDは接続具160及び開口部156を介して供給源から弾性部材150に選択的に流れる。図J−5及び図J−6に示すように、開口部156とFLUID入口はコネクタ装置100に近接して配置することができ、供給源からのチューブ162をワイパーブレードアーム170の下側に直接配設することができる。
【0036】
図K−1に詳細に示すように、FLUIDが通路155を流れると、FLUIDは埋込ビームの全長にわたって移動し、弾性部材150の長さに沿って位置する開口部168を介して拭き取り表面に流れ出す。エンドキャップ163又は同様な密閉手段が埋込ビームアセンブリ10の先端に設けられ、埋込ビームアセンブリの先端からのFLUIDの長手方向の放出を防止する。
【0037】
弾性部材150に沿った放出開口部168の位置と向きは比較図M−2及びM−3に示すように用途に応じて変更することができるが、フロントガラスの表面に直接放出するために通常は側面又は下部に沿って配置する。
【0038】
流路155の大きさ、種類、位置は、図L−1、図L−2、図N−1〜図O−2に示すように様々に変更することができる。具体的には、図L−1及び図L−2はより大きな内部容積を有する流路155を示し、弾性部材150内により大量の流体を流通させることができる。図N−1〜図O−2はビーム152が配置された流路155とは別の通路157を利用しており、実施形態の設計における可能な限りの柔軟性、FLUID供給、散布が可能となる。最後に、図N−3及び図O−2は本明細書に詳述した各種実施形態の組み合わせを利用しており、本発明の範囲を逸脱しない幅広い可能性を例示している。
【0039】
本発明の説明は単に例示を目的としたものであり、本発明の要旨から逸脱しない変形も本発明の範囲に含まれる。そのような変形は本発明の趣旨および範囲からの逸脱とみなされるものではない。
【図面の簡単な説明】
【0040】
【図A−1】図A−1は、本発明の第1の実施形態の断面を示す。
【図A−2】図A−2は、図A−1の実施形態の部分斜視図である。
【図A−3】図A−3は、本発明の第2の実施形態の断面を示す。
【図A−4】図A−4は、図A−3の実施形態の部分斜視図である。
【図A−5】図A−5は、本発明の第3の実施形態の断面を示す。
【図A−6】図A−6は、本発明の第4の実施形態の断面を示す。
【図A−7】図A−7は、本発明の第5の実施形態の断面を示す。
【図A−8】図A−8は、本発明の第6の実施形態の断面を示す。
【図A−9】図A−9は、本発明の別の実施形態の部分斜視断面を示す。
【図A−10】図A−10は、本発明の別の実施形態の部分斜視断面を示す。
【図B−1】図B−1は、取り出したビーム部材を有する本発明の一実施形態の部分斜視図である。
【図B−2】図B−2は、取り出したビーム部材を有する本発明の別の実施形態の部分斜視図である。
【図B−3】図B−3は、本発明の別の実施形態の断面図である。
【図B−4】図B−4は、本発明の別の実施形態の断面図である。
【図B−5】図B−5は、本発明の別の実施形態の断面図である。
【図B−6】図B−6は、本発明の別の実施形態の断面図である。
【図B−7】図B−7は、ビーム部材を有さない本発明の別の実施形態の断面図である。
【図B−8】図B−8は、ビーム部材を有さない本発明の別の実施形態の断面図である。
【図B−9】図B−9は、ビーム部材を有さない本発明の別の実施形態の断面図である。
【図C−1】図C−1は、ビーム部材を有さない本発明の別の実施形態の断面図である。
【図C−2】図C−2は、ビーム部材を有さない本発明の別の実施形態の断面図である。
【図C−3】図C−3は、ビーム部材を有さない本発明の別の実施形態の断面図である。
【図C−4】図C−4は、ビーム部材を有さない本発明の別の実施形態の断面図である。
【図C−5】図C−5は、ビーム部材を有さない本発明の別の実施形態の断面図である。
【図C−5a】
【図C−6】図C−6は、ビーム部材を有さない本発明の別の実施形態の断面図である。
【図C−7】図C−7は、ビーム部材を有さない本発明の別の実施形態の断面図である。
【図C−8】図C−8は、埋込ビーム部材の第1の実施形態の部分斜視図である。
【図C−9】図C−9は、埋込ビーム部材の第1の実施形態の部分斜視図である。
【図C−10】図C−10は、埋込ビーム部材の第1の実施形態の部分斜視図である。
【図C−11】図C−11は、埋込ビーム部材の第1の実施形態の部分斜視図である。
【図D−1】図D−1は、本発明の別の実施形態の断面図である。
【図D−2】図D−2は、本発明の別の実施形態の断面図である。
【図D−3】図D−3は、コネクタ手段を示す本発明の別の実施形態の断面図である。
【図D−4】図D−3は、コネクタ手段を示す本発明の別の実施形態の部分斜視図である。
【図E−1】図E−1は、本発明の支持ビームの別の実施形態の部分斜視図である。
【図E−2】図E−2は、本発明の支持ビームの別の実施形態の部分斜視図である。
【図E−3】図E−3は、本発明の支持ビームの別の実施形態の部分斜視図である。
【図E−4】図E−4は、本発明のビームの別の実施形態の部分斜視図である。
【図E−5】図E−5は、本発明の支持ビームの別の実施形態の部分斜視図である。
【図E−6】図E−6は、本発明の支持ビームの別の実施形態の部分斜視図である。
【図E−7】図E−7は、本発明の支持ビームの別の実施形態の部分斜視図である。
【図E−8】図E−8は、本発明の支持ビームの別の実施形態の部分斜視図である。
【図F−1】図F−1は、本発明のビームの別の実施形態の部分斜視図である。
【図F−2】図F−2は、本発明の支持ビームの別の実施形態の部分斜視図である。
【図G−1】図G−1は、ワイパーブレード及び本体が別の構成要素である別の実施形態の組立断面図である。
【図G−2】図G−2は、図G−1に示す実施形態の部分分解斜視図である。
【図G−3】図G−3は、ワイパーブレード及び本体が別の構成要素である別の実施形態の組立断面図である。
【図G−4】図G−4は、図G−2に示す実施形態の部分分解斜視図である。
【図H−1】図H−1は、本発明の別の実施形態の断面図である。
【図H−2】図H−2は、本発明の別の実施形態の断面図である。
【図H−3】図H−3は、本発明の別の実施形態の断面図である。
【図H−4】図H−4は、本発明の別の実施形態の断面図である。
【図I−1】図I−1は、本発明の別の実施形態の断面図である。
【図I−2】図I−2は、本発明の別の実施形態の断面図である。
【図J−1】図J−1は、本発明の別の実施形態の部分斜視図である。
【図J−2】図J−2は、図J−1に示す実施形態の断面図である。
【図J−3】図J−3は、本発明の別の実施形態の断面を示す。
【図J−5】図J−5は、コネクタ手段における本発明の別の実施形態の断面図である。
【図J−6】図J−6は、図J−5に示す実施形態の部分上面図である。
【図K−1】図K−1は、本発明の別の実施形態の部分斜視図である。
【図L−1】図L−1は、本発明の別の実施形態の断面を示す。
【図L−2】図L−2は、本発明の別の実施形態の断面を示す。
【図M−1】図M−1は、図K−1に示す弾性ワイパー部の別の斜視図である。
【図M−2】図M−2は、本発明の別の実施形態の断面を示す。
【図M−3】図M−3は、図K−1に示す実施形態の断面を示す。
【図N−1】図N−1は、本発明の別の実施形態の断面を示す。
【図N−2】図N−2は、本発明の別の実施形態の断面を示す。
【図N−3】図N−3は、本発明の別の実施形態の断面を示す。
【図O−1】図O−1は、本発明の別の実施形態の断面を示す。
【図O−2】図O−2は、本発明の別の実施形態の断面を示す。
【図A−1】

【図A−2】

【図A−3】

【図A−4】

【図A−5】

【図A−6】

【図A−7】

【図A−8】

【図A−9】

【図A−10】

【図B−1】

【図B−2】

【図B−3】

【図B−4】

【図B−5】

【図B−6】

【図B−7】

【図B−8】

【図B−9】

【図C−1】

【図C−2】

【図C−3】

【図C−4】

【図C−5】

【図C−5a】

【図C−6】

【図C−7】

【図C−8】

【図C−9】

【図C−10】

【図C−11】

【図D−1】

【図D−2】

【図D−3】

【図D−4】

【図E−1】

【図E−2】

【図E−3】

【図E−4】

【図E−5】

【図E−6】

【図E−7】

【図E−8】

【図F−1】

【図F−2】

【図G−1】

【図G−2】

【図G−3】

【図G−4】

【図H−1】

【図H−2】

【図H−3】

【図H−4】

【図I−1】

【図I−2】

【図J−1】

【図J−2】

【図J−3】

【図J−5】

【図J−6】

【図K−1】

【図L−1】

【図L−2】

【図M−1】

【図M−2】

【図M−3】

【図N−1】

【図N−2】

【図N−3】

【図O−1】

【図O−2】


【特許請求の範囲】
【請求項1】
自動車用ワイパーブレードアセンブリであって、
自動車のフロントガラスの表面と連続的に接触する少なくとも1つの連続するワイパーエッジを有する細長い弾性ワイパー部材であって、前記ワイパー部材の長さにわたって延びる少なくとも1つの長手方向通路をさらに含む前記弾性部材と、
前記弾性部材の前記長手方向通路内に挿入するための少なくとも1つの細長い半剛性ビーム部材であって、前記長手方向通路の断面と相補的な断面を有し、挿入された際に前記弾性部材が前記ビーム部材とは独立して回転することを防止するビーム部材と、
前記ワイパーブレードアセンブリを自動車の選択的に振動するワイパーアームに着脱可能に取り付けるための取付手段であって、前記ビーム部材と直接接触することなく、前記ワイパーブレードアセンブリの中点に近接して前記ワイパーブレードアセンブリに着脱可能に取り付けられた前記取付手段と、
を含むワイパーブレードアセンブリ。
【請求項2】
請求項1において、前記少なくとも1つのビーム部材が矩形の断面を有するワイパーブレードアセンブリ。
【請求項3】
請求項1において、前記少なくとも1つのビーム部材が螺旋状の断面を有するワイパーブレードアセンブリ。
【請求項4】
請求項1において、前記少なくとも1つのビーム部材が漸進的に捩じられた矩形の断面を有するワイパーブレードアセンブリ。
【請求項5】
請求項1において、前記少なくとも1つのビーム部材が三角形の断面を有するワイパーブレードアセンブリ。
【請求項6】
請求項1において、前記少なくとも1つのビーム部材が円形の断面を有するワイパーブレードアセンブリ。
【請求項7】
請求項1において、前記少なくとも1つのビーム部材が半円形の断面を有するワイパーブレードアセンブリ。
【請求項8】
請求項1において、前記少なくとも1つのビーム部材が単一構造を有するワイパーブレードアセンブリ。
【請求項9】
請求項1において、前記少なくとも1つのビーム部材が積層構造を有するワイパーブレードアセンブリ。
【請求項10】
請求項1において、前記少なくとも1つのビーム部材が成形後の前記弾性部材に組み込まれるワイパーブレードアセンブリ。
【請求項11】
請求項1において、前記少なくとも1つのビーム部材が前記弾性部材を被覆成形されているワイパーブレードアセンブリ。
【請求項12】
請求項1において、前記少なくとも1つのビーム部材が前記弾性部材と共押出成形されているワイパーブレードアセンブリ。
【請求項13】
請求項1において、長手方向に前記弾性部材の長さの少なくとも一部にわたって延び、前記ビーム部材の前記連続するワイパーエッジとは反対側に配置された隆起部を含む上方に延びるウィンドデフレクタ部をさらに含み、前記ウィンドデフレクタ部が風力を利用して前記ビーム部材とは独立して前記弾性部材が回転することをさらに防止するワイパーブレードアセンブリ。
【請求項14】
請求項13において、前記ウィンドデフレクタ部が前記弾性部材と分離されているワイパーブレードアセンブリ。
【請求項15】
請求項13において、前記ウィンドデフレクタ部が前記弾性部材と分離されているワイパーブレードアセンブリ。
【請求項16】
請求項1において、前記ワイパーエッジが成形後に前記弾性部材に取り付けられる個別の構成要素であるワイパーブレードアセンブリ。
【請求項17】
自動車用ワイパーブレードアセンブリであって、
自動車のフロントガラスの表面と連続的に接触する少なくとも1つの連続するワイパーエッジを有する細長い弾性ワイパー部材であって、前記ワイパー部材の長さにわたって延びる少なくとも1つの長手方向通路をさらに含む前記弾性部材と、
前記弾性部材の前記長手方向通路内に挿入するための少なくとも1つの細長い半剛性ビーム部材であって、前記長手方向通路の断面と相補的な断面を有し、挿入された際に前記弾性部材が前記ビーム部材とは独立して回転することを防止し、断面が矩形、螺旋形、漸進捩じれ矩形、円形、半円、三角形からなる群から選択されるビーム部材と、
前記ワイパーブレードアセンブリを自動車の選択的に振動するワイパーアームに着脱可能に取り付けるための取付手段であって、前記ビーム部材と直接接触することなく、前記ワイパーブレードアセンブリの中点に近接して前記ワイパーブレードアセンブリに着脱可能に取り付けられた前記取付手段と、
長手方向に前記弾性部材の長さの少なくとも一部にわたって延び、前記ビーム部材の前記連続するワイパーエッジとは反対側に配置された隆起部を含む上方に延びるウィンドデフレクタ部であって、風力を利用して前記ビーム部材とは独立して前記弾性部材が回転することをさらに防止するウィンドデフレクタ部と、
を含むワイパーブレードアセンブリ。
【請求項18】
請求項17において、前記ウィンドデフレクタ部が前記弾性部材内に形成されているワイパーブレードアセンブリ。
【請求項19】
請求項17において、前記ウィンドデフレクタ部が前記弾性部材と分離されているワイパーブレードアセンブリ。
【請求項20】
請求項17において、前記ウィンドデフレクタ部が前記弾性部材と分離されているワイパーブレードアセンブリ。
【請求項21】
請求項17において、前記ウィンドデフレクタ部が前記弾性部材と分離されているワイパーブレードアセンブリ。
【請求項22】
請求項17において、前記少なくとも1つのビーム部材が成形後の前記弾性部材に組み込まれるワイパーブレードアセンブリ。
【請求項23】
請求項17において、前記少なくとも1つのビーム部材が前記弾性部材を被覆成形されているワイパーブレードアセンブリ。
【請求項24】
請求項17において、前記少なくとも1つのビーム部材が前記弾性部材と共押出成形されているワイパーブレードアセンブリ。
【請求項25】
請求項17において、前記ワイパーエッジが成形後に前記弾性部材に取り付けられた個別の構成要素であるワイパーブレードアセンブリ。
【請求項26】
自動車用ワイパーブレードアセンブリであって、
自動車のフロントガラスの表面と連続的に接触する少なくとも1つの連続するワイパーエッジを有する細長い弾性ワイパー部材であって、前記ワイパー部材の長さにわたって延びる少なくとも1つの長手方向通路をさらに含む前記弾性部材と、
前記弾性部材の前記長手方向通路内に挿入するための少なくとも1つの細長い半剛性ビーム部材であって、前記長手方向通路の断面と相補的な断面を有し、挿入された際に前記弾性部材が前記ビーム部材とは独立して回転することを防止し、断面が矩形、螺旋形、漸進捩じれ矩形、円形、半円、三角形からなる群から選択されるビーム部材と、
前記ワイパーブレードアセンブリを自動車の選択的に振動するワイパーアームに着脱可能に取り付けるための取付手段であって、前記ビーム部材と直接接触することなく、前記ワイパーブレードアセンブリの中点に近接して前記ワイパーブレードアセンブリに着脱可能に取り付けられた前記取付手段と、
長手方向に前記弾性部材の長さの少なくとも一部にわたって延び、前記ビーム部材の前記連続するワイパーエッジとは反対側に配置された隆起部を含む上方に延びるウィンドデフレクタ部であって、風力を利用して前記ビーム部材とは独立して前記弾性部材が回転することをさらに防止するウィンドデフレクタ部と、
を含み、
前記長手方向通路が、流体の間接供給源との流体接続を有する少なくとも1つの流入開口部からの流体を選択的に前記長手方向通路の全長にわたって輸送するための通路手段をさらに含み、前記流体が前記弾性部材の長さに沿って間隔を空けて設けられた1以上の放出開口部から前記自動車の前記フロントガラスに向けて放出され、流体が前記長手方向通路の先端から放出されることを防止するための密閉手段をさらに含むワイパーブレードアセンブリ。
【請求項27】
請求項26において、前記通路手段が、前記ビーム部材を収容する前記長手方向通路と平行に延びる独立した通路であるワイパーブレードアセンブリ。
【請求項28】
請求項26において、前記放出開口部が前記弾性部材の少なくとも1つの側面に位置するワイパーブレードアセンブリ。
【請求項29】
請求項26において、前記放出開口部が前記ワイパーエッジに近接して前記弾性部材の底面に位置するワイパーブレードアセンブリ。
【請求項30】
請求項26において、前記ウィンドデフレクタ部が前記弾性部材内に形成されているワイパーブレードアセンブリ。
【請求項31】
請求項26において、前記ウィンドデフレクタ部が前記弾性部材と分離されているワイパーブレードアセンブリ。
【請求項32】
請求項26において、前記ウィンドデフレクタ部が前記弾性部材と分離されているワイパーブレードアセンブリ。
【請求項33】
請求項26において、前記ウィンドデフレクタ部が前記弾性部材と分離されているワイパーブレードアセンブリ。
【請求項34】
請求項26において、前記少なくとも1つのビーム部材が成形後の前記弾性部材に組み込まれるワイパーブレードアセンブリ。
【請求項35】
請求項26において、前記少なくとも1つのビーム部材が前記弾性部材を被覆成形されているワイパーブレードアセンブリ。
【請求項36】
請求項26において、前記少なくとも1つのビーム部材が前記弾性部材と共押出成形されているワイパーブレードアセンブリ。
【請求項37】
請求項26において、前記ワイパーエッジが成形後に前記弾性部材に取り付けられた個別の構成要素であるワイパーブレードアセンブリ。

【公表番号】特表2008−529883(P2008−529883A)
【公表日】平成20年8月7日(2008.8.7)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−555323(P2007−555323)
【出願日】平成18年2月14日(2006.2.14)
【国際出願番号】PCT/US2006/005064
【国際公開番号】WO2006/088808
【国際公開日】平成18年8月24日(2006.8.24)
【出願人】(505318721)テネコ オートモティブ オペレーティング カンパニー インコーポレイテッド (62)
【氏名又は名称原語表記】Tenneco Automotive Operating Company Inc.
【住所又は居所原語表記】500 North Field Drive,Lake Forest,Illinois,The United States of America
【Fターム(参考)】