説明

ワイパーブレード組立体

【課題】本発明は、車両用ワイパーブレード組立体に関する。
【解決手段】本発明は、ワイパーブレード組立体に関するものであって、より詳細には、自動車の高速走行時に安定したワイピングが可能であるようにワイパーブレードの浮上り(lifting)及びガタツキ(chattering)を防止することができるワイパーブレード組立体に関するものである。また、本発明においては、多様なワイパーアームと結合可能にするためのアダプター部を備えるワイパーブレード組立体を提供する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ワイパーブレード組立体に関するものである。
【背景技術】
【0002】
一般的に、ワイパーブレードは、自動車の運行中に異物質や雪又は雨を除去して運転者の前方視界が妨害されるのを予防するためのものであって、ワイパーアームによって連結されたリンク装置をモーターが駆動することにより、扇形に反復的な往復運動をする。
【0003】
従来のワイパーブレードはトーナメント型であって、金属材のレバーを連結してなるレバー組立体を備える。前記レバー組立体は、バッキングプレートが設けられたワイパーストリップを複数個のトーナメントレバーがワイパーストリップを屈曲させて、自動車ガラスの曲率に追従するようになっている。
【0004】
このようなワイパーブレードは、自動車の高速走行時にガラス面に作用する空気の圧力によってワイパーブレードが浮き上がったり(lifting)、ガタツキ(chattering)が発生する問題点があった。
【0005】
また、従来のワイパーブレードは、車種別に互いに異なる規格と形状を有する多様な形態のワイパー駆動アームを収容することができるように、前記駆動アームに対応する形態の専用製品として市販されている。
【0006】
すなわち、従来の車両用駆動アームは、大きく、係止構造を有する「U」字形クリップタイプ、プラグ形態で差し込むバヨネット(bayonet)タイプ、側部に突起を形成してこの突起による嵌合構造を取るピン(Pin)タイプと、ボシュ社(Bosch社)で開発されたものであって、ワイパー装置の側部で嵌合する方式のサイドホール(side hole)タイプ、及びワイパー装置の上部側から覆う構造で結合する方式のトップロック(Top Lock)タイプ等に区分されるが、これらの様々な種類の駆動アームは、その形態や大きさが互いに異なって、専用のワイパー装置にしか使用できないという制約があった。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
したがって、本発明の目的は、様々な駆動アームの中で多様な規格と形状を有する汎用のアダプター部を提供して、製品の標準化及びデザイン設計を容易にすることができるワイパーブレードを提供することにある。
【0008】
また、アダプター部をワイパーブレードに脱・付着可能にして、多様なコネクタを収容することができるワイパーブレード組立体を提供する。
【0009】
また、多様な規格と形状を有するワイパー駆動アームに適用され、浮上り及びガタツキを防止することができるワイパーブレード組立体を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明によるワイパーブレードは、ワイピング面を直接ワイピングするワイパーストリップ、前記ワイパーストリップを支持するレバー組立体、及び前記レバー組立体を収容するカバー部を備えるワイパーブレードにおいて、前記カバー部は、連結ホルダー部を有する中央カバー部、一対のサイドスポイラーを備え、前記中央カバー部は、走行風を受ける際に前記ワイピング面に対してワイパーストリップを加圧するための加圧力を加えるフィン部、前記連結ホルダー部は、ワイパーアームと連結されるコネクタが装着される連結ホルダー部アダプター部が形成されることを特徴とする。
【0011】
本発明によるワイパーブレードは、ワイピング面を直接ワイピングするワイパーストリップ、前記ワイパーストリップを支持するレバー組立体、及び前記レバー組立体を収容するカバー部を備えるが、前記カバー部は、略中央に凹部及びコネクタが装着されるための嵌合溝を有するアダプター部を備え、前記アダプター部は、その下面が前記凹部に合うように形成され、前記アダプター部の上面は、前記コネクタの床面に収容されて前記アダプター部と前記コネクタを連結させる一対以上の連結突起が突出するように形成されており、前記嵌合溝は、前記アダプター部の略中央に突出して形成されていることを特徴とする。
【0012】
本発明によるワイパーブレード組立体は、ワイピング面を直接ワイピングするワイパーストリップ、前記ワイパーストリップを支持するレバー組立体、略中央に嵌合溝を有するアダプター部を備えて前記レバー組立体を収容するカバー部、及び前記アダプター部の嵌合溝に嵌合されるための嵌合爪及びワイパーアームの係止爪が係止されるための結合部を有するコネクタを備えるが、前記カバー部は、前記カバー部の上側に先端を形成して全体的に前記ワイパーストリップ方向に凹むように前記カバー部と一体に形成されるフィン部をさらに備えることを特徴とする。
【0013】
本発明によるワイパーブレード組立体は、ワイピング面を直接ワイピングするワイパーストリップ、前記ワイパーストリップを支持するレバー組立体、コネクタが装着されるための嵌合溝を有するアダプター部を備え、前記レバー組立体を収容するカバー部、及び前記アダプター部の前記嵌合溝に嵌合されるための嵌合爪及びワイパーアームの係止爪が係止されるための結合部を有するコネクタを備えるが、前記カバー部は略中央に凹部を有し、前記アダプター部は、その下面が前記凹部に合うように形成され、前記アダプター部の上面は、前記コネクタの床面に収容されて前記アダプター部と前記コネクタを連結させる一対以上の連結突起が突出するように形成されており、前記嵌合溝は、前記アダプター部の略中央に突出して形成されていることを特徴とする。
【発明の効果】
【0014】
本発明によると、多様な規格と形状を有する駆動アームに適用できる汎用のワイパーブレードを提供することができる。
【0015】
本発明によると、多様な規格と形状を有するワイパー駆動アームに適用され、浮上り及びガタツキの防止が可能なワイパーブレードを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0016】
【図1a】本発明によるワイパーブレードの全体構成を示した正面図。
【図1b】本発明によるワイパーブレードの全体構成を示した斜視図。
【図2a】本発明によるアダプター部が形成されたワイパーブレードの全体構成を示した正面図。
【図2b】本発明によるアダプター部が形成されたワイパーブレードの全体構成を示した斜視図。
【図3a】本発明によるワイパーストリップの一端を示した部分斜視図。
【図3b】本発明によるワイパーストリップの他端を示した部分斜視図。
【図4】本発明によるワイパーブレードのカバー部とレバー組立体を示した正面分解図。
【図5】本発明によるワイパーブレードのカバー部とレバー組立体とを分離して示した斜視図。
【図6】本発明によるワイパーブレードのカバー部とレバー組立体の断面を示す。
【図7a】図6のVCに対する軸方向の断面を示した断面図。
【図7b】図6のVBに対する軸方向の断面を示した断面図。
【図7c】図6のVAに対する軸方向の断面を示した断面図。
【図7d】図6のIVCに対する軸方向の断面を示した断面図。
【図7e】図6のIVBに対する軸方向の断面を示した断面図。
【図7f】図6のIVAに対する軸方向の断面を示した断面図。
【図8a】本発明によるワイパーブレードの連結ホルダー部を示す平面図。
【図8b】本発明によるワイパーブレードの連結ホルダー部を示す正面図。
【図8c】本発明によるワイパーブレードの連結ホルダー部を示す断面図。
【図9a】本発明によりワイパーアームが装着されたワイパーブレードを示す斜視図。
【図9b】本発明によりワイパーアームが装着されたワイパーブレードを示す斜視図。
【図9c】本発明によりワイパーアームが装着されたワイパーブレードを示す斜視図。
【図10a】本発明によるワイパーブレードのアダプター部の第1実施例を示す斜視図。
【図10b】図10aに示されたワイパーブレードのアダプター部の横方向断面図。
【図11a】本発明によるワイパーブレードのアダプター部の第2実施例を示す斜視図。
【図11b】図11aに示されたワイパーブレードのアダプター部の横方向断面図。
【図12a】本発明によるワイパーブレードのアダプター部の第3実施例を示す斜視図。
【図12b】本発明によるワイパーブレードのアダプター部の第3実施例を示す斜視図。
【図13a】本発明によるワイパーブレードの安着部及びアダプター部の第4実施例を示す斜視図。
【図13b】本発明によるワイパーブレードの安着部及びアダプター部の第4実施例を示す斜視図。
【図13c】本発明によるワイパーブレードのアダプター部の第4実施例のアダプター部を下から見た斜視図。
【図14a】本発明によるコネクタの第1実施例の斜視図。
【図14b】本発明の第1実施例によるコネクタのヘッド部が回転した様子を示す斜視図。
【図14c】本発明の第1実施例によるコネクタのコネクタ本体とヘッド部蓋体とを分離した状態を示す斜視図。
【図14d】本発明の第1実施例によるコネクタの背面図。
【図15a】本発明の第1実施例によるコネクタに、ワイパーアームが結合する様子を示す斜視図。
【図15b】本発明の第1実施例によるコネクタに、ワイパーアームが結合する様子を示す斜視図。
【図16a】本発明の第2実施例によるコネクタの斜視図。
【図16b】本発明の第2実施例によるコネクタを上から見た状態を示した平面図。
【図16c】本発明の第2実施例によるコネクタの背面図。
【図16d】本発明の第2実施例によるコネクタを下から見た斜視図。
【図17a】本発明の実施例によるワイパーブレード組立体を示した斜視図。
【図17b】本発明の実施例によるワイパーブレード組立体を示した斜視図。
【図17c】本発明の実施例によるワイパーブレード組立体を示した斜視図。
【発明を実施するための形態】
【0017】
以下、添付された図面を参照して、本発明に関して詳細に説明する。本発明の構成要素の中、従来技術によって当業者が明確に把握することができ、容易に再現することができるものに関しては、本発明の要旨を不明確にしないために、その具体的な説明を省略する。
【0018】
(1)ワイパーブレード組立体の全体的な構成
図1a及び図1bは、本発明によるワイパーブレードの一部特徴がある実施例を示した正面図及び斜視図である。
【0019】
図1a及び図1bを参照すると、本発明によるワイパーブレード10は、上端に設けられてワイパーアーム20の端部を固定支持するコネクタ(図示せず)300と連結されるアダプター部(図示せず)200と、車両のガラス窓面に密着して車両のガラス窓面をワイピングするワイパーストリップ600と、トーナメント型に連結されてワイパーストリップ600を支持する複数個のレバー組立体(lever assembly)500と、レバー組立体500を収容するカバー部400とを備える。
【0020】
図2a及び図2bは、本発明によるワイパーブレードの他の実施例を示した正面図及び斜視図である。
【0021】
図2a及び図2bを参照すると、上記で説明した図1a及び図1bのワイパーブレードのカバー部400中央付近にアダプター部200が設けられる。アダプター部200には、後に詳しく説明するコネクタ300が装着され、前記コネクタ300は、ワイパーアーム20の先端を収容する。
【0022】
以下では、図1a及び図1bに示されているワイパーブレードについて詳細に説明する。
【0023】
ワイパーブレード10は、アダプター部(図示せず)200とコネクタ(図示せず)300を介してワイパーアーム20の先端に連結され、車両ガラス30のガラス面30aに対してワイパーアーム20から加圧力を受ける。前記ワイパーアーム20は、ワイパーモーター(図示せず)によって所定角度で往復回転し、前記ワイパーブレード10は、車両ガラス30のガラス面(ワイピング面)30aにおいて所定角度の範囲でワイピングする。
【0024】
図3a及び図3bは、それぞれワイパーストリップ600の一端部及び他端部を示した部分斜視図である。
【0025】
図1a、図1b、図3a及び図3bに示されているように、前記ワイパーブレード10は、ワイパーストリップ600に装着される二つのバッキングプレート700をさらに備える。前記レバー組立体500は、二つの第1レバー510と二つの第2レバー520とを備える。
【0026】
図1a、図1b、図3a及び図3bを参照すると、前記ワイパーストリップ600は、直接ガラス面30aに接触してワイピングを行うワイピングリップ(lip)部620と、前記レバー組立体500に支持されるベース部610とを備える。前記ワイパーストリップ600は、自動車のガラスに摺動接触するように配置されて、そのガラス表面の異物質を除去する。前記ワイパーストリップ600は、長手方向に長く延び、弾性材料すなわちゴム材のような弾性材料又は弾性合成材料からなる。
【0027】
図3a及び図3bを参照すると、前記ベース部610は、レバー組立体500の第1レバー510と第2レバー520の締結具511、521により支持される。前記締結具511、521は、ヨーク形状であってもよい。前記ベース部610及びワイピングリップ部620は、ワイパーストリップ600の長手方向に連続するように延びる。前記ベース部610には、その長手方向に互いに平行な二つのバッキングプレートが収容され得る収容溝630が延びる。スプリング特性を有する長方形金属材プレートである二つのバッキングプレート700は、二つのバッキングプレート収容溝630のそれぞれに収容される。保持部640は、前記締結具511、521が摺動方式で収容される部分である。
【0028】
図3aに示されている前記ワイパーストリップ600一端の保持部640は、前記締結具511、521が収容されるように開放型であるが、図3bに示された他端は、第2レバーの第2締結具521の長手方向の動きを制限するように形成される。すなわち、前記第2レバー520の第2締結具521の中の一つは、前記保持部640の他端にのみ設けられたスロープ641の壁と結合部642により制限される。また、前記第2締結具521の長手方向の動きは、突起部611により制限される。
【0029】
バッキングプレート700は、前記ワイパーリップ部620に弾性と剛性を印加する。ワイパーアーム20から加圧力が加えられた場合、この加圧力は、前記レバー組立体500を介して前記ワイパーストリップ600に分配される。この時、前記加圧力は、前記バッキングプレート700により前記ワイパーストリップ600の長手方向に分散する。したがって、前記バッキングプレート700は弾性を有し、前記ワイパーストリップ600の形状を保持するための剛性を有さなければならない。前記バッキングプレート700及びバッキングプレート収容溝630は、ワイパーストリップの剛性又は弾性の程度により複数個が設けられてもよい。
【0030】
図4は、本発明によるワイパーブレードのカバー部とレバー組立体を示した正面分解図である。図5は、本発明によるワイパーブレードのカバー部とレバー組立体とを分離して示した斜視図である。
【0031】
図1a、図1b、図4及び図5を参照すると、前記レバー組立体500は、本発明の一実施例によると、一対の第1レバー510と、前記第1レバー510とヒンジ結合され、前記カバー部400に結合される一対の第2レバー520とを備える。
【0032】
図4にさらに詳細に示されているように、前記第1レバー510は、前記第2レバー520のうちワイパー中央方向の先端と結合するが、前記第1レバー510の結合軸に対して回転可能にヒンジ結合される。
【0033】
本発明の実施例によると、前記第1レバー510は、前記ワイパーブレード10の中央から所定距離離隔する位置に設けられてもよい。前記第2レバー520は、一端が前記第1レバー510とヒンジ結合され、他端が前記カバー部400に結合される。
【0034】
前記第1レバー510は、前記ワイパーストリップ600の前記ベース部610を支持する。本発明の実施例によると、前記第1レバー510は、前記ワイパーストリップ600のベース部610を摺動可能に支持することができる。
【0035】
前記一対の第1レバー510は、それぞれ二つの第1締結具511、第1貫通孔512、二つのアーム部513を備える。
【0036】
前記第1レバー510は、金属板材をプレス加工して長手方向に延びる山折り部(mountain fold)を有するように形成される。前記第1レバー510は、中央が前記カバー部400側に凸のアーチ形状に形成される。前記第1レバー510の下部側は、開放されたU字型の断面を有するように形成されている。
【0037】
前記第1レバー510の前記第1貫通孔512は、前記第2レバー520とのヒンジ結合のために前記第1レバー510の中央に形成される。
【0038】
前記第1貫通孔512は、前記第1レバーの幅方向に貫通している。前記第1貫通孔512は、後述する第2レバー520の第2貫通孔522と結合される部位である。前記第1レバー510の両端には、前記ワイパーストリップ600を支持するための第1締結具511が形成される。前記第1締結具511は、前記ワイパーストリップ600を摺動可能に支持することができる。図6のIVCに対する軸方向の断面を示した図7dに示されているように、前記第1締結具511の横方向中心線は、ワイパーストリップ600の横方向中心線L1と一致する。図7d、図7e及び図7fを参照すると、前記第1レバー510の横方向中心線L2は、L1からオフセットされている。前記第1レバー510の第1締結具511は、ヨーク形状であってもよい。
【0039】
前記第2レバー520は、前記ワイパーアーム20による加圧力を前記第1レバー510に伝達する。また、前記第2レバー520は、前記ワイパーストリップ600を支持する。前記第2レバー520は、前記カバー部400と結合してワイパーブレード10の全体形状を保持する。
【0040】
図4及び図5に示されているように、前記第2レバー520は、前記ワイパーストリップ600を支持するための第2締結具521と、前記第1レバー510とのヒンジ結合のための第2貫通孔522と、二つのアーム部523a、523bと、前記中央カバー部410と結合するための第3貫通孔524と、前記カバー部400のサイドスポイラー420との結合のための第1収容部525と、第2収容部526とを備えている。
【0041】
前記第2レバー520は、前記カバー部400側に凸のアーチ形状に形成される。前記第2レバー520の下部側は、開放されたU字型の断面を有して形成されている。前記アーム部523は、ワイパー中心方向アーム部523aと先端方向アーム部523bとを備える。
【0042】
前記第2レバー520の中心方向アーム部523aには、第2貫通孔522が形成されて前記第1レバー510とヒンジ結合する。前記第2貫通孔522は、前記第2レバー520の一端に形成される。
【0043】
前記第2レバー520の先端方向アーム部523bには、前記カバー部400との結合のための第1収容部525及び第2収容部526、並びにワイパーストリップを支持するための第2締結具521が形成される。前記第2締結具521の横方向中心線は、前記第1レバー510の第1締結具511と同様に、ワイパーストリップ600の横方向中心線L1と一致する。前記第2レバー520の横方向中心線L2は、L1からオフセットされている。前記第2締結具521は、ヨーク形状であってもよい。また、前記第2レバー520には、前記カバー部400とのヒンジ結合のための第3貫通孔524が形成される。
【0044】
図4に示されているように、前記第2レバー520は、前記カバー部400との結合のための第1スペーサ530と、スペーサクリップ531とをさらに備えていてもよい。前記第3貫通孔524は、前記第1レバー510の先端側第1締結具511と軸方向に同一の位置に形成される。
【0045】
図6は、前記ワイパーブレード10の前記カバー部400及びレバー組立体500と、ワイパーストリップ600との結合状態を前面から見た透視図である。
【0046】
前記カバー部400は、前記レバー組立体500を収容するとともに、前記ワイパーアーム20からの加圧力を前記レバー組立体500に分配して、前記ワイパーストリップ600のガラス面30aに対する密着力を向上させるための手段である。
【0047】
図4、図5及び図6に示されているように、前記カバー部400は、中央カバー部410と二つのサイドスポイラー420とを備える。前記カバー部410、420は、本発明のフィン部(finned section)415、425を有し、中央カバー部410に形成されたフィン部415の上側先端である中央フィン部上側先端411と、サイドスポイラー420に形成されたフィン部425の上側先端であるサイド上側先端421は、前記カバー部400のフィン部の上側先端を構成する。
【0048】
前記サイドスポイラー420は、中央カバー部410の両端部にそれぞれ位置する。前記中央カバー部410と前記サイドスポイラー420は、それぞれ合成樹脂材からなり、所定の剛性を有する。
【0049】
また、前記中央カバー部410とサイドスポイラー420は、結合してカバー部400を構成し、カバー部400は、ワイパーブレード10の長手方向に延びる。前記カバー部400の長手方向の長さは、前記レバー組立体500の長手方向の長さより長くなる。前記カバー部400は、前記ワイパーストリップ600と共に一体的外観を提供する。
【0050】
図1a、図1b、図2a、図2b、図4、図5、図8b及び図8cを参照すると、前記中央カバー部410は、前記中央フィン部上側先端411と、前記ワイパーアーム20との連結のための連結ホルダー部412と、一対の第1レバーカバー部413と、一対のフィン部415とを備える。
【0051】
図5に示されているように、前記連結ホルダー部412は、中央カバー部410の略中央に位置し、下部にレバー組立体500を収容せず、ワイパーアーム20との結合のための開口部412a、又は図2a及び図2bに示されているようなアダプター部200が形成される。
【0052】
前記第1レバーカバー部413は、前記第1レバー510の全体をカバーするように前記連結ホルダー部412の両端部にそれぞれ配置される。
【0053】
前記中央カバー部410は、ワイパーアーム20側に凸のアーチ形状に形成されるため、レバー組立体500に外力を印加することによって間接的にワイパーストリップ600を車両のガラス面に密着させる。
【0054】
図8a、図8b及び図8cは、本発明によるワイパーブレードの連結ホルダー部を示す平面図、正面図、断面図である。
【0055】
図5、図8a、図8b及び図8cに示されているように、前記連結ホルダー部412は、内部に金属材のレバーを収容しないことから形状の自由度が増加する。すなわち、連結ホルダー部412には、前記コネクタ(図示せず)300の形状を考慮したアダプター部(図示せず)200を設けるのが容易である。また、中央カバー部410の外側形状も、車両の走行時に走行風による加圧力をワイパーブレード10全体に効率的に分配するようにフィン部415を形成することができる。フィン部415は、前記カバー部400の先端部に空気の流れを分散させて、ワイパーブレード10の浮上りを防止する。
【0056】
図7a乃至図7fは、図6のVC、VB、VA、IVC、IVB、IVAに対する軸方向の断面を示した断面図である。
【0057】
図7d、図7e、及び図7fを参照すると、中央カバー部410の断面は、内側の各頂点の部分に皮肉部416が設けられる。これにより、中央カバー部410は、捻れモーメントに対する抵抗力増加及び剛性が増加する。内側構造物の遊隙を防止するために、中央カバー部410の内側にリブ417が設けられる。
【0058】
図8a及び図8cを参照すると、前記連結ホルダー部412は平行な側壁を備えるように形成され、前記連結ホルダー部412の横方向中心は、ワイパーストリップ600の横方向中心線L1と一致する。前記連結ホルダー部412の車両前方側の外側は、下端部に連結ホルダー部フィン部415aを備えていてもよい。前記連結ホルダー部フィン部415aの上側先端は、前記連結ホルダー部412の下端部から始まって、前記ワイパーブレード10の両端部方向に行くほどカバー部400の上側先端である中央フィン部上側先端411と出会う曲線の一部をなしている。
【0059】
車両前方の前記連結ホルダー部412の内側には、前記コネクタ(図示せず)300と結合される前記アダプター部(図示せず)200が設けられる。前記連結ホルダー部412の開口部412aは、角の形状が曲率を有するように形成されて連結ホルダー部412の開口部412aに集中する応力を中央カバー部410の第1レバーカバー部413に伝達する。
【0060】
図8aを参照すると、前記連結ホルダー部412は、連結クリップ412aを介して前記ワイパーアーム20の先端部に回転可能に連結される。
【0061】
図7e、図7f、図8a及び図8bを参照すると、第1レバーカバー部413は、中央カバー部410両端に位置し、ワイパーブレード10の長手方向に延びる。前記第1レバーカバー部413は下部側に開放部を有し、その開放部は、前記第1レバー510が収容されるようにU字型に形成される。前記中央カバー部410のフィン部415は、連結ホルダー部に形成されたフィン部415aと第1レバーカバー部413に形成されたフィン部415bとを備える。連結ホルダー部フィン部415aと第1レバーカバー部フィン部415bは、中央カバー部のフィン部415を一体に形成している。前記連結ホルダー部フィン部415aは、前記ワイパーブレード10の連結ホルダー部412に形成され、車両前方からの走行風を左右に分散する。前記連結ホルダー部412のフィン部415aは、前記連結ホルダー部412の下部側から前記ワイパーブレード10の両先端部にそれぞれ延びる形態に形成される。前記第1レバーカバー部フィン部415bは、前記第1レバーカバー部413に形成されて走行風を左右又は上側に流れるようにする。前記第1レバーカバー部フィン部415bの上側先端である中央フィン部上側先端411は、ワイパーストリップ600の横方向中心線L1から所定距離をおいてオフセットされた形状である。
【0062】
前記第1レバーカバー部413は、フィン部415が一体に形成される。走行車両に加えられる走行風を受けることによって、ガラス面30aに対してワイパーストリップ600を加圧する加圧力を発生させるフィン部415は傾斜面に形成される。
【0063】
図4、図5、図6、図7a、図7b及び図7cを参照すると、前記サイドスポイラー420は、前記第2レバー520の少なくとも一部を収容する部分である。前記サイドスポイラー420は下部側に開放部を有し、その開放部は、前記第2レバー520が収容されるようにU字型に形成される。前記サイドスポイラー420のフィン部425の上側先端であるサイドフィン部上側先端421は、ワイパーストリップ600の横方向中心線L1からその横方向中心線L1の横方向一側に所定距離をおいてオフセットされた形状である。
【0064】
前記サイドスポイラー420は、前記第1レバーカバー部413のフィン部415bから延びるサイドフィン部425を備える。前記サイドスポイラー420は、前記第2レバー520の先端方向アーム部523bを収容する。
【0065】
前記サイドフィン部425は、ワイパーブレード10の中心線からオフセットされているサイドフィン部上側先端421から延びるように形成される。前記サイドスポイラー420のサイドフィン部上側先端421は、前記サイドスポイラー420の上側先端と一致する。前記サイドスポイラー420は、第2レバー520を収容することができるように、サイドフィン部上側先端421が前記ワイパーストリップ600の中心線L1から車両前方にオフセットされている。また、前記フィン部425のオフセットは、前記サイドスポイラー420の先端側に沿って一定に保持される。走行風は、ワイパーブレード10の上側に流れるようになる。これにより、ワイパーブレード10の浮上り及びガタツキが防止される。
【0066】
図4を参照すると、前記サイドスポイラー420は、前記第2レバー520を支持することができる支持突起422を備える。前記第2レバー520は、前記サイドスポイラー420の支持突起422により第2締結具521の上部が支持される。前記支持突起422は、前記第2レバー520の前記第2締結具521が前記サイドスポイラー420方向に回転するのを防止して、前記第2レバー520のモーメントによる変形を防止する。また、前記第2レバー520を前記サイドスポイラー420と一体になるように結合させ、前記第2レバー520が前記サイドスポイラー420から離脱するのを防止する第1結合突起423、第2結合突起424を備える。
【0067】
図4、図5、図7a及び図7cを参照すると、前記サイドフィン部425は、前記サイドスポイラー420の上部面に一体に形成されている。さらに具体的に、前記フィン部425は、前記サイドスポイラー420の上部面の形状の変化によって具現される。前記フィン部425は、ワイピング動作時に自動車ガラス側に流動する空気が、前記サイドスポイラー420を自動車ガラス30に近づく方向に加圧するように空気の流れを誘導する作用をする。図7aに示されているように、前記第1結合突起423は、前記サイドスポイラー420の下部で内側に突出するように形成され、前記第2レバー520を収容することができる空間を形成する。前記第2レバー520の第1収容部525は、前記形成された空間に結合収容されるようにレバーの下端が外側に曲がった形状に形成される。したがって、第1収容部525は、第1結合突起423によって係止されて、前記第2レバー520が前記サイドスポイラー420から離脱するのを防止する。図7b及び図7cに示されているように、前記第2レバー520の先端方向アーム部523bの横方向幅は、前記第2収容部526の横方向幅より広い。すなわち、サイドスポイラー420の前記第2結合突起424は、前記第2レバー520に第2収容部526を横方向に加圧して、弾性的に結合して前記サイドスポイラー420から前記第2レバー520の離脱を防止する。
【0068】
(2)アダプター部
本発明によるアダプター部の実施例について説明する。
【0069】
(2−1)第1実施例
図10aは、本発明によるワイパーブレードのアダプター部の第1実施例を示す斜視図である。
【0070】
図10aを参照すると、本発明によるアダプター部200は、中央部212と一対の先端部232とを備える。前記中央部212には、前記中央部212の中央に形成され、コネクタ300と連結される嵌合溝222と、コネクタ300の下端部と出会う第1収容溝223と、第2収容溝224とを有していてもよい。
【0071】
前記アダプター部200は、カバー部400の連結ホルダー部412の略中央に位置する凹部242に形成される。前記凹部242は、ワイパーブレードの中央フィン部415の一部である連結ホルダー部フィン部415aが連結ホルダー部412の下端部と連結される形態に形成されるように、前記凹部242は、前記ワイパーストリップ600方向に幅が狭くなる台形状に形成されることが望ましい。ところが、前記凹部242の形態は、台形状に限定される訳ではなく、U字型に形成されてもよい。前記アダプター部200は、その下面が前記凹部242に合うように形成される。
【0072】
図5及び図8bに示されているように、連結ホルダー部412は、下部側から前記ワイパーブレード10の両先端方向に延びるフィン部415aを備える。前記連結ホルダー部フィン部415aは、第1レバーカバー部413に形成される第1レバーカバー部フィン部415bとともに、中央カバー部410の中央フィン部415を形成する。前記連結ホルダー部フィン部415aは、車両走行時にワイパーブレード10に印加される走行風の圧力を左右に流れるようにして、加圧力をワイパーブレード10全体に分散する。
【0073】
したがって、前記アダプター部200は、フィン部415aを備えた連結ホルダー部412に形成される。また、アダプター部200は、前記カバー部400と一体に形成されるため、素材もカバー部400と同一の樹脂材で形成される。したがって、剛性確保のためにアダプター部200の下部は開放型でない閉鎖型に形成される。
【0074】
図10bは、図10aに示されているアダプター部200の横方向の断面図である。
【0075】
図10bに示されているように、前記中央部212は、ワイパーブレードの横方向中心を対応軸として向かい合い、垂直に突出する形状に形成される。前記中央部212一対の板状部材からなってもよい。前記中央部212の両終端には、コネクタ300の下端部と適合する第1収容溝223、第2収容溝224が形成される。中央部212の中央には、前記コネクタ300との結合のための嵌合溝222が形成される。
【0076】
図10bに示されているように、中央部212は、前記ワイパーブレード10の横方向中心を基準として対称となる形態に形成される。すなわち、嵌合溝222、第1収容溝223、第2収容溝224は、ワイパーブレード10の横方向中心を基準として対称になるように形成されている。前記嵌合溝222は、ワイパーブレード10の長手方向中央に円形溝の形態に形成される。
【0077】
前記先端部232は、前記アダプター部200の両端に形成され、中央部212の第1収容溝223、第2収容溝224とそれぞれ接する。先端部232は、連結ホルダー部412から一定の高さを保持するように形成される。
【0078】
図17aは、前記アダプター部200にコネクタ300が装着されたワイパーブレード組立体を示す。
【0079】
(2−2)第2実施例
次に、アダプター部の第2実施例を説明する。
【0080】
図11aは、本発明によるワイパーブレードのアダプター部の第2実施例を示す斜視図である。
【0081】
図11aを参照すると、前記アダプター部201は、前記カバー部の中央に形成され、コネクタ300と連結される嵌合溝220を有する。
【0082】
前記アダプター部201は、カバー部400連結ホルダー部412の略中央に位置する凹部240に形成される。前記凹部240は、ワイパーブレードの中央フィン部415の一部である連結ホルダー部フィン部415aが連結ホルダー部412の下端部と連結される形態に形成されるように、前記凹部240は、前記ワイパーストリップ600方向に幅が狭くなる台形状に形成されることが望ましい。ところが、前記凹部240の形態は、台形状に限定される訳ではなく、U字型の形状に形成されてもよい。本実施例では、前記アダプター部201は、その下面が前記凹部240に合うように形成される必要がない。
【0083】
図5及び図8bに示されているように、連結ホルダー部412は、下部側から前記ワイパーブレード10の両先端方向に延びるフィン部415aを備える。前記連結ホルダー部フィン部415aは、第1レバーカバー部413に形成される第1レバーカバー部フィン部415bとともに、中央カバー部410の中央フィン部415を形成する。前記連結ホルダー部フィン部415aは、車両走行時にワイパーブレード10に印加される走行風の圧力を左右に流れるようにして、加圧力をワイパーブレード10全体に分散する。
【0084】
したがって、前記アダプター部201は、フィン部415aを備えた連結ホルダー部412に形成される。また、アダプター部201は、前記カバー部400と一体に形成されるため、素材もカバー部400と同一の樹脂材で形成される。したがって、剛性確保のためにアダプター部201の下部は開放型でない閉鎖型に形成される。
【0085】
前記アダプター部201は、前記カバー部400と一体に形成され、上側に突出する形状に形成される。前記アダプター部201は、ワイパーブレード10と一体に形成されることによって、ワイパーブレード10の剛性を高める。前記アダプター部201の一端は、傾斜をなす前記凹部240の一端230と出会い、前記アダプター部201の他端は、前記カバー部400の上面に続く。前記アダプター部201の他端は、前記カバー部400と段差を有していてもよい。
【0086】
他の実施例として、前記アダプター部201の両端部全てが、前記凹部240の両端部に形成された傾斜面と適合する形状に形成されてもよい。
【0087】
図11bは、本発明の第2実施例によるワイパーブレード10のアダプター部201の横方向断面図である。
【0088】
図11bに示されているように、嵌合溝220は、ワイパーブレード10の横方向中心を基準として対称になるように形成されている。前記嵌合溝220は、ワイパーブレード10の長手方向中央付近に円形溝の形態に形成される。アダプター部201は、前記嵌合溝220にコネクタ300が結合されるようにガイド溝219が形成されている。前記ガイド溝219は、アダプター部201の上部で嵌合溝220に行くほど横方向幅が増加する形態に傾斜を形成することができる。これは、前記コネクタ300との結合は容易にし、簡単に離脱しないようにする。
【0089】
前記凹部240の両端部は、連結ホルダー部412から中央に行くほど下方向の傾斜が形成され、傾斜は直線であるか曲線である。前記両端部230中の一側には、前記コネクタ300のヘッド部310が載置されてもよい。前記凹部240の一端部230の傾斜に沿って、前記コネクタ300の蓋体310b部分がガイドされ、前後に移動することができる。
【0090】
前記コネクタ300の形状により、アダプター部200は、両側の先端部全てが前記カバー部400の上面と繋がるように形成される。図17bは、前記アダプター部201にコネクタ300が装着されたワイパーブレード組立体を示す。
【0091】
(2−3)第3実施例
次に、アダプター部の第3実施例を説明する。
【0092】
図12a及び図12bは、本発明によるワイパーブレードのアダプター部の第3実施例を示す斜視図である。
【0093】
図12aを参照すると、前記アダプター部202は、カバー部400の連結ホルダー部412の略中央に位置する凹部241に形成される。前記アダプター部202は、カバー部400連結ホルダー部412の略中央に位置する凹部241に形成される。前記凹部241は、ワイパーブレードの中央フィン部415の一部である連結ホルダー部フィン部415aが連結ホルダー部412の下端部と連結される形態に形成されるように、前記凹部241は、前記ワイパーストリップ600方向に幅が狭くなる台形状に形成されることが望ましい。ところが、前記凹部241の形態は台形状に限定される訳ではなく、U字型の形状に形成されてもよい。前記アダプター部202は、その下面が前記凹部241に合うように形成される。
【0094】
アダプター部202は、前記カバー部400と一体に形成されるため、素材もカバー部400と同一の樹脂材で形成される。したがって、剛性確保のために、アダプター部202の下部は開放型でない閉鎖型に形成される。
【0095】
図12aを参照すると、前記アダプター部202の上部側は、ワイパーストリップ600の横方向中心線L1を対応軸にして向かい合い、長手方向に互いに所定の間隔を置いて垂直に突出する2対の連結突起211と一対の嵌合溝221で形成されてもよい。前記アダプター部202は、一対の連結突起211、嵌合溝221、先端部231を有する。前記連結突起211は、コネクタ300の床に収容されてアダプター部202にコネクタ300を装着させる。嵌合溝221は、コネクタ300と結合してワイパーアームとヒンジ結合され得る部分である。先端部231は、連結ホルダー部412から一定に連結ホルダー部の両先端側に対称に形成される。
【0096】
図12bを参照すると、前記アダプター部202は、フィン部を備えるカバー部400に形成される。すなわち、フィン部を備える中央カバー部410に形成される。
【0097】
(2−4)第4実施例
アダプター部の第4実施例について説明する。
【0098】
図13aは、アダプター部203がワイパーブレード10に脱・付着可能な実施例によるワイパーブレードの斜視図である。
【0099】
図13bは、前記ワイパーブレードにアダプター部203が取り付けられた斜視図である。
【0100】
図13cは、前記脱・付着が可能なアダプター部203を下側から見た斜視図である。
【0101】
図13b及び図13cに示されている前記アダプター部203は、第1実施例で説明したアダプター部200と同一の嵌合溝225、第1収容溝233、第2収容溝234を有している。
【0102】
前記ワイパーブレード10は、脱・付着可能なアダプター部203と結合するために、連結ホルダー部の上側面に安着部205を備える。前記安着部205は、カバー部400連結ホルダー部412の略中央に位置する凹部245に形成される。前記アダプター部200は、カバー部400連結ホルダー部412の略中央に位置する凹部245に形成される。前記凹部245は、ワイパーブレードの中央フィン部415の一部である連結ホルダー部フィン部415aが連結ホルダー部412の下端部と連結される形態に形成されるように、前記凹部245は、前記ワイパーストリップ600方向に幅が狭くなる台形状に形成されることが望ましい。ところが、前記凹部245の形態は台形状に限定される訳ではなく、U字型の形状に形成されてもよい。
【0103】
図5及び図8bに示されているように、連結ホルダー部412は、下部側から前記ワイパーブレード10の両先端方向に延びるフィン部415aを備える。前記連結ホルダー部フィン部415aは、第1レバーカバー部413に形成される第1レバーカバー部フィン部415bとともに、中央カバー部410の中央フィン部415を形成する。前記連結ホルダー部フィン部415aは、車両走行時にワイパーブレード10に印加される走行風の圧力が左右に流れるようにして、加圧力をワイパーブレード10全体に分散する。したがって、前記アダプター部203は、フィン部415aを備えた連結ホルダー部412に形成される。
【0104】
アダプター安着部205の一側には、前記アダプター部203との結合及び脱着のための安着部係止突起206が設けられる。前記安着部205は、アダプター部203との結合のために両サイドに凹凸構造を有しており、これに対応して前記アダプター部203も凹凸構造を有していて互いに噛み合う。すなわち、前記アダプター部203は、前記ワイパーブレード10の安着部205と結合するための凹凸部216と、アダプター部係止爪217をさらに備えている。アダプター部203の凹凸部216と前記安着部205の凹凸構造が噛み合わさった後、アダプター部を前方に押すと前記アダプター部係止爪217が安着部係止突起206により前後方の動きが拘束される。
【0105】
アダプター部203の脱着時は、前記アダプター部係止爪217を持ち上げると安着部係止突起206から係止が解除されて、アダプター部203を後方に動かすことができ、この後、上側に分離することができる。
【0106】
このような、脱・付着が可能なアダプター部203は、凹凸部216の形状は前記ワイパーブレードの安着部205に結合可能に形成され、上側面は、コネクタ300との結合により形状が変わってもよい。ワイパーアーム20により結合可能なコネクタ300の形態が変わるようになり、コネクタ300ごとに結合可能なアダプター形状が変わる。したがって、脱・付着が可能なアダプター部203は、一つのワイパーブレード10にワイパーアーム20の形態に応じて、アダプター部とコネクタを選ぶことができる。
【0107】
図17cは、前記アダプター部203にコネクタ300が装着された形状である。また、図9cは、前記安着部205にUフック(U−Hook)タイプのワイパーアーム20と結合可能なアダプター部が装着され、前記アダプター部にコネクタが結合されたワイパーブレードを示す斜視図である。
【0108】
Uフック(U−Hook)タイプのワイパーアームと結合されるコネクタ300の形状は、従来のコネクタ300の形状と同一であるため、詳しい説明は省略する。前記コネクタ300が装着されるアダプター部200の上側形状も、従来の形状や床面は、先に説明したように凹凸形状とアダプター部係止爪を備える。
【0109】
このように、アダプター部203が脱・付着可能であることによって、一つのワイパーブレード10において多様なワイパーアーム20と結合可能である。
【0110】
(3)コネクタ
次に、コネクタの実施例を説明する。
【0111】
コネクタの実施例を説明するのに先立ち、本発明によるコネクタに連結が可能なワイパーアームの形態について説明する。
【0112】
図9a、図9b及び図9cは、本発明の一実施例に適用されるワイパーアーム20の連結状態を示した図面である。
【0113】
図9a、図9b及び図9cは、それぞれボッシュ方式のワイパーアーム、トップロック(Top−Lock)タイプのワイパーアーム又はUフック(U−Hook)タイプのワイパーアームが、本発明によるコネクタに結合された状態を示した部分斜視図である。
【0114】
図9a、図9b及び図9cに示されているように、本発明の車両用ワイパーブレード10は、車体の駆動源に連結されて回転動力を伝達する所定の長さを有するワイパーアーム20に着脱可能に備えられる。図2a及び図2bに示されているワイパーブレードにコネクタ300が装着されて、前記コネクタ300に図9a、図9b及び図9cに示されているワイパーが結合される。前記アダプター部200は、前記連結ホルダー部412内側に装置されて、後述するコネクタ300とともに様々な形態の駆動アームとの組立てを可能にする。
【0115】
次に本発明によるコネクタの実施例について説明する。
【0116】
(3−1)第1実施例
まず、コネクタの第1実施例を説明する。
【0117】
図14a、図14b、図14c及び図14dは、アダプター部200に装着されるコネクタ300に対する図面である。図10a及び図14dを参照すると、前記コネクタ300は、下部側に前記アダプター部200と結合するために下部側は開放されている。図14a、図14b、図14c及び図14dを参照すると、前記コネクタはコネクタ本体321とヘッド部311とを備える。
【0118】
前記コネクタ本体321は、前記アダプター部200との結合のための嵌合爪351を備え、図9bに示されている先端側の下部側前方部に係止爪が形成されたトップロック(Top−Lock)タイプのワイパーアームとの結合のために、コネクタ本体321の両サイドに形成された第1結合部331、図9aに示されているボッシュ方式のワイパーアームのように先端から係止爪が所定距離離隔して形成されたワイパーアームとの結合のための第2結合部341を備えていてもよい。
【0119】
図15a及び図15bは、様々な形態のワイパーアームと結合されるワイパーブレード組立体を示す。
【0120】
図14b及び図14cを参照すると、前記コネクタヘッド部311は、コネクタ本体321と一体に形成されるコネクタヘッド部本体311aと、前記ヘッド部本体311aを覆うヘッド部蓋体311bとを備える。
【0121】
図14cに示されているように、前記ヘッド部蓋体311bには、内側には一対の結合突起365とヘッド部本体311aとの結合のための係止溝363が形成されている。前記一対の結合突起365は、コネクタヘッド部311に設けられた結合溝364に嵌合されて、前記コネクタヘッド部蓋体311bの前後方の動きを案内する。また、前記結合突起365は、ヘッド部蓋体311bの回転時には回転軸になる。
【0122】
前記コネクタヘッド部本体には、前記ヘッド部蓋体311bの前後方を案内する案内部361、前記ヘッド部蓋体311bの結合突起365が結合される結合溝364、前記ヘッド部蓋体311bの係止溝363に弾性的に結合される弾性係止片362を備えていてもよい。
【0123】
図10a、図14a乃至図14dを参照すると、コネクタ300の下部内側には、前記アダプター部200の嵌合溝222に収容されて、前記コネクタ300を前記アダプター部200に装着させる嵌合爪351を備える。前記アダプター部200は、樹脂材で形成され、前記嵌合溝222は前記コネクタ300の嵌合爪351を弾性的に収容して、前記コネクタ300の離脱を防止することができる。
【0124】
図14a乃至図14dを参照すると、前記第1結合部331は、先端下部側前方部に係止突起が形成されたトップロック(Top−Lock)方式のワイパーアームと結合するために、コネクタ300の上部から下部に案内する第1結合部331に形成されたスロット溝と、前記コネクタ300の下部に形成されて前記スロット溝に沿って案内された前記ワイパーアーム20の係止突起が後方に摺動して支持される摺動部とを備える。
【0125】
第2結合部341は、ワイパーアーム20の係止突起が前記ワイパーアーム20の中央部に形成されている場合、前記係止突起を支持するように形成される。ヘッド部311は、前記コネクタ300の第1結合部331の前方に形成され、前記ヘッド部311はヘッド部蓋体311bとヘッド部本体311aとを備える。ヘッド部蓋体311bは、ヘッド部本体311aを上部から覆う形態に形成される。前記ヘッド部蓋体311bは、ワイパーアーム20の先端の一部を上から覆って、前記ワイパーアーム20の前後方及び上側への動きを防止することができる。前記ヘッド部311の下部に形成された第1下端部352は、前記アダプター部200の第1収容溝223に噛み合い、前記コネクタ300の後端部下部側に形成される第2下端部353は、前記アダプター部200の第2収容溝224に噛み合う。ヘッド部蓋体311bは、ヘッド部311を上部から覆う形態に形成される。
【0126】
図10a、図10b、図10c、図14a乃至図14dを参照して、前記コネクタ300とアダプター部200との結合について説明する。
【0127】
図17aは、前記アダプター部200に前記コネクタ300が装着された形態を示す。
【0128】
前記コネクタ300は、前記アダプター部200の上側から下方向に結合される。前記コネクタ300は、前記アダプター中央部212の嵌合溝222に収容される嵌合爪351を備える。前記アダプター中央部212の嵌合溝222は、前記嵌合爪351を横方向に弾性的に加圧して、前記コネクタ300の離脱を防止する。
【0129】
図15bに示されているように、アダプター部200にコネクタ300が装着され、前記コネクタ300に結合されるトップロック(Top−lock)方式のワイパーアームは、前記コネクタ300との結合のための係止爪があり、これは前記コネクタ300の第1結合部331に沿って垂直方向に上から下に誘導され、これは前記コネクタ300の第1結合部331下端に沿って前記コネクタ300の後方側に摺動して後方支持される。また、前記コネクタ300のヘッド部311が水平に固定されて、前記ワイパーアームは、前記ヘッド部蓋体311bにより前方側の動きが制御される。
【0130】
図15aに示されているように、前記コネクタ300は、ボッシュタイプのワイパーアームのように、ワイパーアーム20の先端から所定の距離ほど離隔して係止爪が形成されたワイパーアーム20と結合するために第2結合部341を有する。前記ワイパーアームの結合突起は、前記コネクタ300の第2結合部341に嵌合されて後方支持される。前記ヘッド部311は、前記ワイパーアーム20の先端を上部から覆う方式でカバーするようになる。前記ヘッド部311が水平に固定されると、前記ボッシュタイプのワイパーアームの回転と前方側の動きが制御される。
【0131】
図14a乃至図14dを参照すると、前記コネクタの下端部には、前記ヘッド部の蓋体311bを前後方に摺動可能にする案内部361が形成される。
【0132】
コネクタ300にワイパーアーム20が結合される場合には、コネクタ300のサイドに形成されている第1結合部331又は第2結合部341にワイパーアーム20が結合支持されると、案内部361に沿ってコネクタ300のヘッド部蓋体311bがコネクタ300の後方側に摺動し、前記コネクタ300のヘッド部本体311aのサイドに形成されている弾性係止片362がヘッド部蓋体311bのサイドに形成された係止溝363に突出して結合される。これにより、前記ワイパーアーム20は、前後方及び上側への動きが制限される。
【0133】
ワイパーブレード組立体において、前記ワイパーアーム20を分離する過程を説明する。前記ヘッド部蓋体311bの係止溝363に突出している弾性係止片362が左右から押圧され、前記係止溝363から係止が解除されると、前記コネクタヘッド部蓋体311bは案内部361に沿って前方側に摺動し、案内部361の前方端まで摺動した後、前記ヘッド部蓋体311bはコネクタの前方下側に90°回転が可能である。前記コネクタ300のヘッド部蓋体311bが前記ヘッド部蓋体311bに形成された結合突起365を軸にして回転するようになると、前記ワイパーアーム20は、第1結合部331又は第2結合部341から分離される。
【0134】
(3−2)第2実施例
次に、コネクタの第2実施例を説明する。
【0135】
図16a乃至図16dは、アダプター部201に装着されるコネクタ300に対する図面である。
【0136】
図16c及び図16dを参照すると、前記コネクタ300は、下部側に前記アダプター部201と結合するために、下部側は開放されている。図16a乃至図16dを参照すると、前記コネクタ300は、コネクタ本体320とコネクタヘッド部310とを備えていてもよい。
【0137】
前記コネクタ本体320は、前記アダプター部201との結合のための嵌合爪350とトップロック(Top−Lock)方式のワイパーアームとの結束のための第1結合部330と、ボッシュ方式のワイパーアームとの結束のための第2結合部340とを有していてもよい。前記嵌合爪350は、図11aに示されているアダプター部201の嵌合溝220に収容される。
【0138】
前記コネクタヘッド部310は、ヘッド部本体310aとヘッド部蓋体310bとを備えていてもよい。ヘッド部蓋体310bは、前記凹部240の先端部230の傾斜に沿って移動することができる。
【0139】
図11a及び図16dを参照すると、前記コネクタ300の下部側は、前記アダプター部200を収容するために開放された形態である。コネクタ300の下部内側には、前記アダプター部200の嵌合溝220に収容されて前記コネクタ300を前記アダプター部200に装着させる嵌合爪350を備える。
【0140】
第1実施例でも説明したように、図15a及び図15bと同様に、前記第1結合部330は、先端下部側前方部に係止爪が形成されたトップロック(Top−Lock)方式のワイパーアームと結合するために、コネクタ300の上部から下部に案内するスロット溝と、前記コネクタ300の下部に形成されて前記スロット溝に沿って案内された前記ワイパーアーム20の係止爪が後方に摺動して支持される摺動部とを備える。また、前記コネクタ300は、ボッシュタイプのワイパーアームのように、ワイパーアーム20の先端から所定の距離だけ離隔して係止爪が形成されたワイパーアーム20と結合するために第2結合部340を有する。前記ワイパーアームの結合突起は、前記コネクタ300の第2結合部340に嵌合されて後方支持される。
【0141】
ヘッド部310は、前記コネクタ300において前記第1結合部330より前方に形成され、前記ヘッド部310は、ヘッド部蓋体310bとヘッド部本体310aとを備える。前記ヘッド部310は、凹部240の一端部230に噛み合うように先端が高くなる形態にヘッド部本体310aが形成され、ヘッド部蓋体310bは、ヘッド部本体310aを上部から覆う形態に形成される。前記ヘッド部蓋体310bは、ワイパーアーム20の先端の一部を上から覆い、前記ワイパーアーム20の前後方及び上側への動きを防止することができる。
【0142】
図11a、図11b、図16a乃至図16d、図17bを参照して、前記コネクタ300とアダプター部201との結合について説明する。
【0143】
図17bは、前記アダプター部201にコネクタ300が装着された様子を示す。
【0144】
前記コネクタ300は、前記アダプター部201の上側において下方向に結合される。前記コネクタ300の嵌合爪350は、ガイド溝219により案内されて嵌合溝220に嵌合される。ガイド溝219は、アダプター部201の上部から嵌合溝220に行くほど横方向幅が増加する形態に傾斜が形成される。これにより、前記コネクタ300の嵌合溝350の結合は容易であり、容易に離脱しない。
【0145】
前記コネクタ300は、前記アダプター部201の嵌合溝220に収容される嵌合爪350を備える。前記アダプター部201の嵌合溝220に嵌合された前記嵌合爪350は、前記アダプター部201を横方向に弾性的に加圧して前記コネクタ300の離脱を防止する。
【0146】
以下では、コネクタ300がアダプター部201に装着された状態でワイパーアームがコネクタ300に結合される方法を説明する。
【0147】
アダプター部201にコネクタ300が装着され、前記コネクタ300にワイパーアーム20が結合される。トップロック(Top−lock)方式のワイパーアームは、前記コネクタ300との結合のための係止突起があり、これは、前記コネクタ300の第1結合部330に沿って垂直方向に上から下に誘導され、これは、前記コネクタ300の下端から前記コネクタ300の後方側に摺動して後方支持される。また、前記コネクタ300のヘッド部310が水平に固定されて、前記ワイパーアームは、前記ヘッド部蓋体310bにより前方側の動きが制御される。
【0148】
ボッシュタイプのワイパーアームのように、ワイパーアーム20の先端側から所定距離離隔して係止爪が形成されたワイパーアーム20は、前記コネクタ300との結合のための結合突起を有しており、前記コネクタ300は、前記ワイパーアームと結合するためのボッシュ結合部340を有する。前記ワイパーアームの結合突起は、前記コネクタ300の第2結合部340に嵌合されて後方支持される。前記ヘッド部310は、前記ワイパーアーム20の先端を上部から覆う方式でカバーするようになる。前記ヘッド部310が水平に固定されると、前記ボッシュタイプのワイパーアームの回転と前方側の動きが制御される。
【0149】
前記コネクタのヘッド部の本体310aは、下端部が前記凹部240の一端部230と接するように形成される。
【0150】
コネクタ300にワイパーアーム20が結合される場合には、コネクタ300のサイドに形成されている第1結合部又は第2結合部にワイパーアーム20が結合支持されると、前記ヘッド部蓋体310bは、図11aに示されている前記凹部240の一端部230に沿って前後方に動き、前記ワイパーアーム20の先端を拘束する。これにより、前記ワイパーアーム20は前方及び上側への離脱が防止される。
【0151】
ワイパーブレード組立体において、前記ワイパーアーム20を分離する過程を説明する。前記ヘッド部蓋体310bは、凹部240の一端部230に沿って前方に移動可能である。前記コネクタ300のヘッド部蓋体311bが前方に移動すると、前記ワイパーアーム20は、第1結合部331又は第2結合部332から分離される。
【0152】
以上において実施例に説明された特徴、構造、効果等は、本発明の少なくとも一つの実施例に含まれ、必ずしも一つの実施例にのみ限定される訳ではない。さらに、各実施例において例示された特徴、構造、効果等は、本発明が属する分野における通常の知識を有する者によって他の実施例に対しても組合せ又は変形されて実施可能である。したがって、このような組合せと変形に関する内容は、本発明の範囲に含まれるものと解釈されるべきである。
【0153】
また、以上において実施例を中心として説明したが、これは単に例示であるだけであって本発明を限定する訳ではなく、本発明が属する分野における通常の知識を有する者であれば、本実施例の本質的な特性を外れない範囲において、以上に例示されない様々な変形と応用が可能であることが分かるはずである。すなわち、実施例に具体的に示されている各構成要素は、変形して実施することができるものである。また、このような変形と応用に関する相違点は、添付の請求の範囲において規定する本発明の範囲に含まれるものと解釈されるべきである。
【符号の説明】
【0154】
10 ワイパーブレード
20 ワイパーアーム
30 車両ガラス
30a ガラス面
200, 201, 202, 203 アダプター部
205 安着部
206 安着部係止突起
211 連結突起
212 中央部
216 凹凸部
217 アダプター部係止爪
219 ガイド溝
220,221,222,225 嵌合溝
223,233 第1収容溝
224,234 第2収容溝
230 凹部の端部
231,232 アダプター部の先端部
240,241,242,245 凹部
300 コネクタ
310,311 ヘッド部
310a,311a ヘッド部本体
310b,311b ヘッド部蓋体
320,321 コネクタ本体
330,331 第1結合部
340,341 第2結合部
350,351 嵌合爪
352 第1下端部
353 第2下端部
361 案内部
362 弾性係止片
363 係止溝
364 結合溝
365 結合突起
400 カバー部
410 中央カバー部
411 中央フィン部上側先端
412 連結ホルダー部
412a 開口部
412b 連結クリップ
413 第1レバーカバー部
415 中央フィン部
415a 連結ホルダー部フィン部
415b 第1レバーカバー部フィン部
420 サイドスポイラー
421 サイドフィン部上側先端
422 支持突起
423 第1結合突起
424 第2結合突起
425 サイドフィン部
500 レバー組立体
510 第1レバー
511 第1締結具
512 第1貫通孔
513 アーム部
520 第2レバー
521 第2締結具
522 第2貫通孔
523 アーム部
523a 中心方向アーム部
523b 先端方向アーム部
524 第3貫通孔
525 第1連結溝
526 第2連結溝
530 第1スペーサ
531 スペーサクリップ
531a リブ
532 第2スペーサ
551 第1連結ピン
552 第2連結ピン
600 ワイパーストリップ
610 ベース部
611 突起部
620 リップ
630 バッキングプレート収容溝
640 保持部
641 スロープ
642 結合部
700 バッキングプレート

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ワイピング面を直接ワイピングするワイパーストリップ600と、
前記ワイパーストリップ600を支持するレバー組立体500と、
前記レバー組立体500を収容するカバー部400とを備えるが、
前記カバー部400は、
前記カバー部400の上側に先端を形成し、全体的に前記ワイパーストリップ600方向に凹むように前記カバー部400と一体に形成されるフィン部415、425と、
略中央にコネクタ300が装着されるための嵌合溝222、221、220、225を備えるアダプター部200、201、202、203とを備えることを特徴とする、
ワイパーブレード。
【請求項2】
前記カバー部400は、略中央に設けられる連結ホルダー部412をさらに備え、
前記連結ホルダー部412は、前記フィン部415、425の一部を構成する連結ホルダー部フィン部415a及び前記アダプター部200、201、202を備えることを特徴とする、
請求項1に記載のワイパーブレード。
【請求項3】
前記連結ホルダー部フィン部415aの上側先端は、前記連結ホルダー部412の下端部から始まって、前記ワイパーストリップ600の両端部方向に行くほど前記カバー部400の上側先端と出会う曲線の一部をなすことを特徴とする、
請求項2に記載のワイパーブレード。
【請求項4】
前記カバー部400は、略中央に凹部242を有し、
前記アダプター部200は、その下面が前記凹部242に合うように形成され、
前記アダプター部200の上面の中央部212は突出するように形成されており、前記中央部212の略中央に前記嵌合溝222が設けられていることを特徴とする、
請求項1又は2に記載のワイパーブレード。
【請求項5】
前記凹部242は、ワイパーストリップ600方向に幅が狭くなる台形状であるかU字型状であることを特徴とする、
請求項4に記載のワイパーブレード。
【請求項6】
前記中央部212は、互いに向かい合って垂直に突出する一対の板状部材からなることを特徴とする、
請求項4に記載のワイパーブレード。
【請求項7】
前記カバー部400は、略中央に凹部240を有し、
前記アダプター部201は、
前記アダプター部201の一端が傾斜をなす前記凹部240の一端230と出会うことを特徴とする、
請求項1又は2に記載のワイパーブレード。
【請求項8】
前記凹部240は、ワイパーストリップ600方向に幅が狭くなる台形状であるかU字型状であることを特徴とする、
請求項7に記載のワイパーブレード。
【請求項9】
前記アダプター部201の他端は、前記カバー部400の上面と繋がっていることを特徴とする、
請求項7に記載のワイパーブレード。
【請求項10】
前記カバー部400は、略中央に凹部241を有し、
前記アダプター部202は、その下面が前記凹部241に合うように形成され、
前記アダプター部202の上面は、前記コネクタ300の床面に収容されて前記アダプター部202と前記コネクタ300とを連結させる一対以上の連結突起211が突出するように形成されており、前記嵌合溝221は、前記アダプター部200の略中央に突出して形成されていることを特徴とする、
請求項1又は2に記載のワイパーブレード。
【請求項11】
前記凹部241は、ワイパーストリップ600方向に幅が狭くなる台形状であるかU字型状であることを特徴とする、
請求項10に記載のワイパーブレード。
【請求項12】
ワイピング面を直接ワイピングするワイパーストリップ600と、
前記ワイパーストリップ600を支持するレバー組立体500と、
前記レバー組立体500を収容するカバー部400とを備えるが、
前記カバー部400は、略中央に凹部241と、
コネクタ300が装着されるための嵌合溝221を有するアダプター部202とを備え、
前記アダプター部202は、その下面が前記凹部241に合うように形成され、前記アダプター部202の上面は、前記コネクタ300の床面に収容されて、前記アダプター部202と前記コネクタ300とを連結させる一対以上の連結突起211が突出するように形成されており、前記嵌合溝221は、前記アダプター部202の略中央に突出して形成されていることを特徴とする、
ワイパーブレード。
【請求項13】
前記アダプター部203は、下部に凹凸部216をさらに有し、
前記カバー部400は、前記アダプター部203の前記凹凸部216が嵌合される安着部205をさらに備え、
前記凹凸部216が前記安着部205に嵌合されて分離することによって、前記アダプター部203が前記ワイパーブレードと脱・付着可能であることを特徴とする、
請求項1に記載のワイパーブレード。
【請求項14】
前記アダプター部203は、
前記カバー部400の中央に設けられ、前記フィン部415、425の一部を構成する連結ホルダー部フィン部415aを備える連結ホルダー部412に形成されることを特徴とする、
請求項13に記載のワイパーブレード。
【請求項15】
ワイピング面を直接ワイピングするワイパーストリップ600と、
前記ワイパーストリップを支持するレバー組立体500と、
略中央に嵌合溝222、221、220、225を有するアダプター部200、201、202、205を備え、前記レバー組立体500を収容するカバー部400と、
前記アダプター部200、201、202、203の嵌合溝222、221、220、225に嵌合されるための嵌合爪351、及びワイパーアームの係止爪が係止されるための結合部331、341を有するコネクタ300とを備えるが、
前記カバー部400は、
前記カバー部400の上側に先端を形成し、全体的に前記ワイパーストリップ600方向に凹むように前記カバー部400と一体に形成されるフィン部415、425をさらに備えることを特徴とする、
ワイパーブレード組立体。
【請求項16】
前記カバー部400は、略中央に設けられる連結ホルダー部412をさらに備え、
前記連結ホルダー部412は、前記フィン部415、425の一部を構成する連結ホルダー部フィン部415a及び前記アダプター部200、201、202を備えることを特徴とする、
請求項15に記載のワイパーブレード組立体。
【請求項17】
前記連結ホルダー部フィン部415aの上側先端は、前記連結ホルダー部412の下端部から始まって、前記ワイパーストリップ600の両端部方向に行くほど前記カバー部400の上側先端と出会う曲線の一部をなすことを特徴とする、
請求項16に記載のワイパーブレード組立体。
【請求項18】
前記カバー部400は、略中央に凹部242を有し、
前記アダプター部200は、その下面が前記凹部242に合うように形成され、
前記アダプター部200の上面の中央部212は突出するように形成されており、前記中央部212の略中央に前記嵌合溝222が設けられていることを特徴とする、
請求項15又は16に記載のワイパーブレード組立体。
【請求項19】
前記凹部242は、ワイパーストリップ600方向に幅が狭くなる台形状であるかU字型状であることを特徴とする、
請求項18に記載のワイパーブレード組立体。
【請求項20】
前記中央部212は互いに向かい合い、垂直に突出する一対の板状部材からなることを特徴とする、
請求項18に記載のワイパーブレード組立体。
【請求項21】
前記カバー部400は、略中央に凹部240を有し、
前記アダプター部201は、
前記アダプター部201の一端が傾斜をなす前記凹部240の一端230と出会うことを特徴とする、
請求項15又は16に記載のワイパーブレード組立体。
【請求項22】
前記凹部240は、ワイパーストリップ600方向に幅が狭くなる台形状であるかU字型状であることを特徴とする、
請求項21に記載のワイパーブレード組立体。
【請求項23】
前記アダプター部201の他端は、前記カバー部400の上面と繋がっていることを特徴とする、
請求項21に記載のワイパーブレード組立体。
【請求項24】
前記カバー部400は、略中央に凹部241を有し、
前記アダプター部202は、その下面が前記凹部241に合うように形成され、
前記アダプター部202の上面は、前記コネクタ300の床面に収容されて前記アダプター部202と前記コネクタ300とを連結させる一対以上の連結突起211が突出するように形成されており、前記嵌合溝221は、前記アダプター部202の略中央に突出して形成されていることを特徴とする、
請求項15又は16に記載のワイパーブレード組立体。
【請求項25】
前記凹部241は、ワイパーストリップ600方向に幅が狭くなる台形状であるかU字型状であることを特徴とする、
請求項24に記載のワイパーブレード組立体。
【請求項26】
ワイピング面を直接ワイピングするワイパーストリップ600と、
前記ワイパーストリップ600を支持するレバー組立体500と、
コネクタ300が装着されるための嵌合溝221を有するアダプター部202を備え、前記レバー組立体500を収容するカバー部400と、
前記アダプター部202の前記嵌合溝221に嵌合されるための嵌合爪351、及びワイパーアームの係止爪が係止されるための結合部331、341を有するコネクタ300とを備えるが、
前記カバー部400は、略中央に凹部241を有し、
前記アダプター部202は、その下面が前記凹部241に合うように形成され、前記アダプター部202の上面は、前記コネクタ300の床面に収容されて前記アダプター部202と前記コネクタ300とを連結させる一対以上の連結突起211が突出するように形成されており、前記嵌合溝221は、前記アダプター部202の略中央に突出して形成されていることを特徴とする、
ワイパーブレード組立体。
【請求項27】
前記アダプター部203は、下部に凹凸部216をさらに有し、
前記カバー部400は、前記アダプター部203の前記凹凸部216が嵌合される安着部205をさらに備え、
前記凹凸部216が前記安着部205に嵌合されて分離することによって、前記アダプター部203が前記ワイパーブレードと脱・付着可能であることを特徴とする、
請求項15に記載のワイパーブレード組立体。
【請求項28】
前記アダプター部203は、
前記カバー部400の中央に設けられ、前記フィン部415、425の一部を構成する連結ホルダー部フィン部415aを備える連結ホルダー部412に形成されることを特徴とする、
請求項27に記載のワイパーブレード組立体。

【図1a】
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【図1b】
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【図2a】
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【図2b】
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【図3a】
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【図3b】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7a】
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【図7b】
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【図7c】
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【図7d】
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【図7e】
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【図7f】
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【図8a】
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【図8b】
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【図8c】
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【図9a】
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【図9b】
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【図9c】
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【図10a】
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【図10b】
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【図11a】
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【図11b】
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【図12a】
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【図12b】
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【図13a】
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【図13b】
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【図13c】
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【図14a】
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【図14b】
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【図14c】
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【図14d】
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【図15a】
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【図15b】
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【図16a】
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【図16b】
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【図16c】
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【図16d】
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【図17a】
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【図17b】
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【図17c】
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【公開番号】特開2013−56663(P2013−56663A)
【公開日】平成25年3月28日(2013.3.28)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−196797(P2012−196797)
【出願日】平成24年9月7日(2012.9.7)
【出願人】(504015470)ケーシーダブリュー コーポレーション (9)
【Fターム(参考)】