説明

ワイヤリフト

【課題】 本発明は、手動式ワイヤリフトにおいて、落下防止のための自動ロック手段を具備し作業員の転落事故の起らない安全性の高いワイヤリフトを提供することを目的とする。
【解決手段】
第1主ワイヤ9に弛緩又は切断が発生した時ストッパー12が傾斜し、第1中管15が嵌挿している通口13の周縁部で同第1中管の周囲を挟み、次に第1解除ワイヤ25を操作して解除駒24を前傾動すると、解除駒の前端部が傾斜しているストッパーの一端部を叩き、ストッパーを水平位置に戻し、ストッパーと第1中管との固定関係を解除し、ストッパーは直に傾斜位置に戻り、再度第1中管をストッパーの通口周縁部が挟み、この一連の動作を繰返すことにより、第1中管は微少巨離降下し、この動作を続けて第1中管は第2支柱5まで降下し、第2支柱を降下するために第1支柱4の外側部に付設する解除棒34によって、解除駒に連設する解除ワイヤを引いて放すものである。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ワイヤリフトの安全機構に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、高所作業を行うための手動式のワイヤリフトにおいては、高さ調整用の手動ウィンチとリフト本体とを連結するワイヤの切断事故がしばしば起っているところ、その原因の多くは、作業前にしなければならない手動ロックの掛け忘れ等の不注意によることにあった。しかし、たとえそうであったとしても、それ以外のワイヤの切断や弛暖による作業台の落下という突発的な事故の発生を未然に防止するための安全装置を具備したワイヤリフトは、これまでに存しないことが調査の結果判明している。
【0003】
次に例挙する公知文献にあっては、可搬作業台であったり、高所作業機であり、一般的な面での基本的な技術は開示されているが、手動式ワイヤリフトにおける安全機構については全く関係のないものである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開平8−290374号公報
【特許文献2】特許第3356397号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
そこで、本発明は、手動式ワイヤリフトにおいて、落下防止用の手動ロック手段を有するのはもちろん、落下防止のための自動ロック手段を具備して安全かつ完全な事故防止を行うとともに、梯子の傾斜角度を80°以下の緩傾斜にして安全性のより高いワイヤリフトを提供することを目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、移動固定式の支台1に設けた支柱基部3に第1支柱4を,第1支柱には第2支柱5を,第2支柱には第3支柱6をそれぞれ嵌挿し、前記第1支柱の中間一側部に第1主ワイヤ9の巻き取りウィンチドラム7を設置したワイヤリフトにおいて、前記第1支柱の上端一側部に設けた中間シーブ10に第1主ワイヤを懸架し、該第1主ワイヤの先端部は嵌挿する第2支柱の内部に挿入し固定子11の通孔11’より下降して該固定子の下方部に接離するストッパー12の通孔13’を介して止着子14に取付け、前記第1支柱に嵌挿する第2支柱の内部に配置する第1中管15が嵌挿する前記ストッパーの通口13部周囲はストッパーが傾斜動し得るように形成し、前記ストッパーの他端部には前記第2支柱の開口底部の底板17に下端を止着した圧縮弾機16の上端を止着し、前記底板の一端部に下端を止着した伸張弾機22の上端は前端部が前記ストッパーの他端部上面に接離する解除駒24の下側部に止着し、該解除駒の他端部には第1解除ワイヤ25の一端を止着し、該第1解除ワイヤは前記第2支柱の上端一側部に設けた中間シーブ30に懸架し、この中間シーブには第2主ワイヤ28を並列に懸架し、前記第2支柱内部のストッパーの上方部に設けたガイド板34の通孔19に第2中管の下端部を固設し、この第2中管には前記第1中管の上端部を嵌挿し、このように成る複数の支柱上に作業台41を設置して成るものである。
【発明の効果】
【0007】
第1に、高さ調節用の手動ウィンチと本体とを連繋するワイヤの切断又は弛緩時に、各支柱を支持する各中管に対してブレーキをかけるようにすることによって、支柱の現在位置をロックすることにしたから、高架作業台上に作業員はいても落下せず、安全な状態にいることができる。その後は作業員はすぐ降りて、自分で解除レバーを操作して作業台を降下することができる。
【0008】
第2に、梯子は段階的に80°以下の傾斜作動して固定することができるから、作業員の昇降は常に安全である。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【図1】移動前の全体の側面図
【図2】図1の正面図
【図3】移動後に作業台を上昇した状態の側面図
【図4】支柱部の正断面図
【図5】主ワイヤの正常状態時の要部の正断面図
【図6】主ワイヤの異常状態発生時の要部の正断面図
【図7】主ワイヤの異常状態発生時の要部の正断面図
【図8】主ワイヤの正常戻り時の要部の正断面図
【図9】要部の斜視図
【図10】図3A−A線部の平断面図
【図11】図3の平面図
【図12】図3の底面図
【図13】他例の要部の正面図
【図14】図13のB−B線断面図
【発明を実施するための形態】
【0010】
いま第1主ワイヤが切断されると、第2支柱の下部において第1中管を通口部に嵌挿していたストッパーが、固定子に接した水平位置からストッパー下の圧縮弾機に押し上げられ、前記第1支管を前記第1中管の通口部内で挟み込む。
【0011】
即ち、ストッパーは、第1主ワイヤが切断されると、その定位置を拘束する手段がなくなるから、圧縮弾機に押圧されて傾斜し、傾斜状態になるストッパーの通口部内に位置する第1支管を上下両側縁部から挟むようになる。(図5→図6)
【0012】
すると、第1支管はストッパーに挟まれて停止するから、第2支柱の落下が停止されるようになる。
【0013】
以上の状況をまとめると、次のようになる。
【0014】
いま第1主ワイヤに弛緩又は切断が発生した時は、ストッパーが傾斜し、第1中管が嵌挿している通口の周縁部で同第1中管の周囲を挟むようにし、次に第1解除ワイヤを操作して解除駒を前傾動する。すると、解除駒の前端部が傾斜しているストッパーの一端部を叩き、ストッパーを水平位置に戻すから、ストッパーと第1中管との固定関係が解除される。
【0015】
また、ストッパーは直ぐに傾斜位置に戻り、再度第1中管をストッパーの通口周縁部が挟み固定する。
【0016】
この一連の動作を繰返すことにより、第1中管は微少巨離降下し、この動作を続けて第1中管は第2支柱まで降下するようになる。(以上、一連の動作については図5→図7を参照)
【0017】
次に、第2支柱を降下するためには、第1支柱の外側部に付設している解除棒を使用し、解除駒に連設する解除ワイヤを直ぐに引いて放す。
【0018】
この解除ワイヤを引くと、解除駒の支点ピンを軸に解除駒の先端部が下動するが、解除駒には引張弾機の上端部が止着しているから、第1解除ワイヤを放すと、解除駒は元の姿勢位置に戻る。
【0019】
前記ストッパーは、常に圧縮弾機によって下方から押圧されているから、解除駒がストッパーから離間すると同時に傾斜状態になり、ストッパーの通口部が第1支管を挟む姿勢となる。
【0020】
解除駒とストッパーとは、解除ワイヤを引く毎に、第1中管を挟む,離れる,の作動を繰り返すため、1回で降下する距離は短い。したがって、第2支柱が真下に降下するまで解除ワイヤを繰返し引くようにする。
【0021】
第2支柱を降下した後は、第3支柱を降下する。
【0022】
第3支柱は、解除ワイヤを引き、第3支柱に取付く解除駒及びストッパーを作動して降下する。
【0023】
第3中管は第3支柱に取付けてあり、第2中管のガイドとなる。
【0024】
第2中管は第2支柱に取付けてあり、第3中管の中をスライドする。
【0025】
第1中管は第2中管の中をスライドする。
【実施例】
【0026】
1は長方形に成る支台で、この支台の四隅部にはキャスター2・・・を設ける。このキャスターによって定位置まで本体を移転した後は、支台1に用意しているスタンド52・・・を四方に延長して固定するようにするが、これは高さ調節もできる。
【0027】
3は前記支台1の中心部よりやや偏位して設けた支柱基部で、この基部は地上より離間した位置にある。
【0028】
4は前記支柱基部3に立設する第1支柱で、この第1支柱に嵌挿して第2支柱5を、第2支柱5に嵌挿して第3支柱6をそれぞれ構成する。
【0029】
7は前記第1支柱4の中間一側部に設置した第1主ワイヤ9の巻取りウィンチドラムで、これにはハンドル8を設ける。
【0030】
10は前記第1支柱4の上端一側部に設けた中間シーブで、このシーブには前記第1主ワイヤ9を懸架し、この第1主ワイヤの先端部は、第1支柱4に嵌挿する第2支柱5の内部に挿入して下降し、この内部の固定子11の一端部に設けた通孔11’よりストッパー12の通孔13’に挿入した後、止着子14に止着する。
【0031】
前記固定子11の通孔11’の口径とストッパー12の通孔13’の口径とは第1主ワイヤ9が挿通する寸法になるが、後記第1中管15が嵌挿するストッパー12の通口13部の口径周囲は前記ストッパーが傾斜動し得る余裕をもって形成する。(図9・図10参照)
【0032】
15は第1支柱4から第2支柱5の中心部に挿通する第1中管で、この第1中管の基端部は前記第1支柱4の底部に設けた支柱基部3に固定する。
【0033】
16は前記ストッパー12の他端部に上端に設けた蝶番16’に止着した圧縮弾機で、この圧縮弾機の下端は第2支柱5の開口底部に設けた底板17に止着する。
【0034】
18は前記第2支柱5内部の前記ストッパー12の上方部に設けたガイド板で、このガイド板の通孔19には第2中管20の下端部を固設し、この第2中管には、前記第2支柱5の底板17の通孔21及びストッパー12の通口13を挿通した前記第1中管15の上端部が嵌挿する。
【0035】
前記ストッパー12の通口13部は第1中管15を挿通したとき、その口径周囲は余裕のある空間部を有し、ストッパー12が第1中管15に対し傾斜動して挟み込む作用をすることは、前記したとおりである。
【0036】
22は前記底板17の一端部に下端を止着した伸張弾機で、この伸張弾機の上端は支点となる支軸23が前方部に偏心した解除駒24の後側一部に止着する。この解除駒24は2個の駒片から成るが、その支軸23を支点に上下作動する。
【0037】
25は前記解除駒24の後端部に一端を止着した第1解除ワイヤで、この解除ワイヤを引っ張ると、前記解除駒はその支軸23を支点に前傾動し、解除駒の前端部が傾斜状態にあるストッパー12の一端部の蝶番16’に接してこれを叩くようになる。その時、圧縮弾機16はその反発動によって、解除駒24を水平位に接していた固定子11から離間するが、それは瞬間であり、圧縮弾機の弾発力によってストッパーは再び傾斜状態に戻り第1中管を挟み込むようにする。
【0038】
26は開口状態にある第3支柱6の下端一部に設けた底板で、この底板から間隔をおいた上側一部にはストッパー12を設け、このストッパーの上方部にはガイド板18を設ける。
【0039】
前記ストッパー12に設けた通口13は、その口径周囲に余裕を有して前記第2中管20を挿通し、ガイド板18に設ける通孔には第3中管29の基端を固着し、この第3中管には前記第2中管20が嵌挿する。
【0040】
図4において見られる上下におけるストッパー12,12、ガイド板18,18、解除駒24,24及び第1解除ワイヤ25,第2解除ワイヤ27等をめぐる構造は、第1支柱4及び第2支柱5に各設置する取付位置が左右逆になるほかは同一である。
【0041】
27は前記解除駒24’の後端部に一端を止着した第2解除ワイヤで、この第2解除ワイヤが引っ張られたとき、前記解除駒がその支軸23を支点に前傾動し、解除駒の前端部が水平位置にあるストッパー12の一端部の蝶番16’に接してこれを叩くようになる。
【0042】
28は第2主ワイヤで、この第2主ワイヤの先端部は第2支柱5の下端部内部に設置する別の固定子11の通孔11’及び別のストッパー12の通孔13’に挿入した後、止着子14に止着して取付けるが、ストッパー12の前記第3中管29が挿通する通口13部の口径は、前記第1主ワイヤ9における措置と同様、周囲に余裕をもって形成する。
【0043】
30は前記第2支柱5の上端一側部に設けた中間シーブで、このシーブには前記第2主ワイヤ28を懸架し、その基端部は第1支柱4の外側中間部に設けた取付部31に取付ける。
【0044】
32は前記解除駒24の後端部に止着する第2解除ワイヤ27の上側部を懸架する第3支柱6の上端一側部に設けた中間シーブである。
【0045】
33は前記第3中管29の上端部を固定する取付板である。
【0046】
34は前記第1支柱4の外側部に着脱自在に取付けるT形状の解除棒で、第2,第3支柱6の降下作業を徐々に行うための操作杆である。
【0047】
41は前記第1,第2,第3の支柱の最上段に設置する作業台で、この作業台の基部には支軸42及び固定ピン43を介して起立し折畳みし得るように成る手摺部材44を設置する。
【0048】
即ち、作業時には図3に示すように、三段支柱を組上げた状態においては、手摺部材44を起立して作業台41の周囲を防護するが、作業終了時には三段支柱を組下げ状態にしかつ手摺部材44を側面下方に折畳んで収納状態にしておく。(図1参照)
【0049】
51,51’,51’’は直立する前記支柱材4,5,6と同数の連継状の梯子材で、梯子材の全体は支柱材に対し約75〜80°の緩傾斜状態に設置する。
【0050】
なお、本発明においては、各第1,第2,第3・・支柱の長さや数、各第1,第2,第3・・中管の長さや数は任意であるから、これに合わせて、主ワイヤや解除ワイヤの数も任意である。したがって、各部分の構成もこの数に合わせてそれぞれ構成する。
【0051】
さて、本発明において特徴となる機構をまとめると、次のようになる。
【0052】
(1)多段の支柱4,5がそれぞれ独立した第1,第2の主ワイヤ9,28を有すること。
【0053】
(2)多段の支柱4,5,6がそれぞれ独立した解除ワイヤ25,27を有すること。
【0054】
(3)これに加えて、以下記載する自動落下防止機構を有すること。
【0055】
(4)梯子部材の傾斜角度は80°以下であること。
【0056】
また、本発明における各部の作用は、次のとおりである。
【0057】
(1)自動落下防止機能は、次のとおりである。
【0058】
(ア)多段の各支柱の中に落下防止用の中管15,20,29,33を内蔵し、主ワイヤ9,28が切断されると、ストッパー12,12が弾機作用によって傾斜動してその通口13,13部の周面が前記中管の一部を挟んでロックするようになり、その外部の各支柱には影響を与えないようにする。
【0059】
(イ)このような作動後に、各解除ワイヤ25,27を引く毎にロック状態は解除され、多段支柱が徐々に降下収縮されて収納されるようになる。
【0060】
(ウ)手動ロックを緩めずに支柱を降下した時、多段支柱の降下収縮には主ワイヤが弛んでいても、前記ストッパーが作用しているから、後で手動ロックを緩めても支柱は落下しない。
【0061】
(エ)ウィンチ7側の一段目の支柱4内の第1主ワイヤ9が最初に切断した時は、それ以外の2段,3段の上段の支柱5,6は同時にロックされるようになる。
【0062】
(2)一段,二段目の主ワイヤの切断時における多段支柱の収納操作時の手順は、次のとおりである。
【0063】
(ア)まずのウィンチ側の一段目の第1主ワイヤ9が、第3支柱5の三段目,第2支柱5の二段目の手動ロックを緩めながら降下するから、作業台41から降りることになる。
【0064】
(イ)床面から二段目の梯子材51’の解除レバーをフックで素早く引き(1回の引きで2〜5mmが落下する。)、支柱を降下する。
【0065】
(ウ)二段目の第2支柱5を降下すると同時に、三段目の第3支柱6も降下していれば、収納終了となる。
【0066】
(エ)三段目もロックしていた場合は、二段目を降下した後に、三段目の解除レバーをフックで引き、三段目の第3支柱6を降下する。
【0067】
(3)次に、三段目のアイナット側のワイヤが切断した時の手順は、次のとおりである。
【0068】
(ア)支柱5の三段目,二段目の手動ロックを緩めながら降下し、作業台41から降りる。
【0069】
(イ)ウィンチ7を使用し、二段目の第2支柱5を降下する。
【0070】
(ウ)二段目の第2支柱5を降下した後、三段目の解除レバーをフックで素早く引き、三段目の第3支柱6を降下する。
【符号の説明】
【0071】
1 支台
2・・・ キャスター
3 支柱基部
4 第1支柱
5 第2支柱
6 第3支柱
7 ウィンチドラム
8 ハンドル
9 第1主ワイヤ
10 中間シーブ
11 固定子
11’ 通孔
12 ストッパー
13,13’ 通口
14 止着子
15 第1中管
16 圧縮弾機
16’ 蝶番
17 底板
18 ガイド板
19 通孔
20 第2中管
21 通孔
22 伸張弾機
23 支軸
24,24’ 解除駒
25 第1解除ワイヤ
26 底板
27 第2解除ワイヤ
28 第2主ワイヤ
29 第3中管
30 中間シーブ
31 取付部
32 中間シーブ
33 取付板
34 解除棒
41 作業台
42 支軸
43 固定ピン
44 手摺部材
51,51’,51’’ 梯子材
52・・・ スタンド

【特許請求の範囲】
【請求項1】
移動固定式の支台に設けた支柱基部に第1支柱を,第1支柱には第2支柱を,第2支柱には第3支柱をそれぞれ嵌挿し、前記第1支柱の中間一側部に第1主ワイヤの巻き取りウィンチドラムを設置したワイヤリフトにおいて、前記第1支柱の上端一側部に設けた中間シーブに第1主ワイヤを懸架し、該第1主ワイヤの先端部は嵌挿する第2支柱の内部に挿入し固定子の通孔より下降して該固定子の下方部に接離するストッパーの通孔を介して止着子に取付け、前記第1支柱に嵌挿する第2支柱の内部に配置する第1中管が嵌挿する前記ストッパーの通口部周囲はストッパーが傾斜動し得るように形成し、前記ストッパーの他端部には前記第2支柱の開口底部の底板に下端を止着した圧縮弾機の上端を止着し、前記底板の一端部に下端を止着した伸張弾機の上端は前端部が前記ストッパーの他端部上面に接離する解除駒の下側部に止着し、該解除駒の他端部には第1解除ワイヤの一端を止着し、該第1解除ワイヤは前記第2支柱の上端一側部に設けた中間シーブに懸架し、この中間シーブには第2主ワイヤを並列に懸架し、前記第2支柱内部のストッパーの上方部に設けたガイド板の通孔に第2中管の下端部を固設し、この第2中管には前記第1中管の上端部を嵌挿し、このように成る複数の支柱上に作業台を設置して成ることを特徴とするワイヤリフト。
【請求項2】
複数段の支柱部材に隣接して同数段の連継式梯子材を傾斜角度75〜80°になるよう支台上に設置して成ることを特徴とする請求項1に記載するワイヤリフト。
【請求項3】
支柱、主ワイヤ及び解除ワイヤの数は限定せず、それに伴う各部の構成数も限定しないことを特徴とする請求項1に記載したワイヤリフト。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【公開番号】特開2011−140357(P2011−140357A)
【公開日】平成23年7月21日(2011.7.21)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−322(P2010−322)
【出願日】平成22年1月5日(2010.1.5)
【出願人】(592149820)ダイヤ精工株式会社 (4)
【Fターム(参考)】