説明

ワイヤレス通信システムにおいてサービス品質確実を提供するための方法及びシステム

【課題】ワイヤレス通信システムにおいてサービス品質保証を提供するための方法及びシステムである。
【解決手段】方法は主に:先ずワイヤレス通信システムにおいてロスレスリロケーションインジケータの情報を定義し;次にWiMaxシステムにおけるエンティティ間にロスレスリロケーション表示情報を含む情報を送信し;送信されたロスレスリロケーション表示情報に基づき対応するサービスストリームにサービス品質保証を提供することからなる。本発明の他の実施形態は、WiMaxがロスレスリロケーションを選択的に実行できるように、MSS−ASN−CSNに関してWiMaxのQoSパラメータを次から次へと定義する。従って、WiMaxシステムに合理的なQoSパラメータを提供することで、ワイヤレス通信システムのパフォーマンスを改善する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ワイヤレス通信技術の分野に関し、具体的にはワイヤレス通信システムにおいてサービス品質(QoS)保証を提供するための方法及びシステムに関する。
【背景技術】
【0002】
広帯域符号分割多重アクセス(WCDMA)システム及び符号分割多重アクセス(CDMA)システムのような既存のワイヤレス通信システムにおいて、差別化されたサービスをユーザに提供するために種々のユーザに異なるサービス品質保証を提供する必要がしばしばある。
【0003】
ワイヤレス通信技術が発達するにつれ、マイクロ波アクセスに関する世界的な相互運用(WiMax)システムは、ワイヤレス通信システムにおいてかなり注目を集める新たなワイヤレスブロードバンドアクセス技術になりつつある。WiMaxシステムは、アクセスサービスネットワーク(ASN)、接続サービスネットワーク(CSN)及びモバイル加入者局(MSS)を含む。ASNは、WiMax加入者に無線アクセスを提供する一組のネットワーク機能である。ASNは、基地局(BS)及びASNゲートウェイ(ASN GW)のようなネットワーク要素を含む。一つのASNは、多数のCSNによって共有されうる。CSNは、WiMax加入者にインターネットプロトコル(IP)接続サービスを提供するように構成される。CSNは、認証認可アカウンティングサーバ(AAAサーバ)機能を含むことができる。
【0004】
WCDMAシステム及びCDMAシステムと同様に、WiMaxシステムにおいて、各QoS保証をユーザに提供することが必要である。既存のWiMaxシステムにおいて、無線インタフェース情報の一部のみが定義される一方、全てのWiMaxアクセスネットワーク上のエンドツーエンドのQoSパラメータ及び処理は、未だに定義されていない。即ち、WiMaxに対して定義されたQoSパラメータがなく、対応する処理プロシージャが提供されない。
【0005】
故に、既存のWiMaxシステムにおいて種々のユーザに異なるQoS保証を提供することは不可能であり、即ちユーザに異なるレベルのQoSを提供することが不可能である。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、種々のユーザに異なるサービス品質保証を提供するために、ワイヤレス通信システムにおいてサービス品質保証を提供するための方法及びシステムを提供する。
【0007】
本発明は、ワイヤレス通信システムにおいてサービス品質保証を提供するための方法を提供する。方法は、リロケーションパフォーマンスを示すサービス品質パラメータをワイヤレス通信システムにおいて定義する過程と、リロケーションパフォーマンスを示すサービス品質パラメータを含むサービス品質パラメータについて、ワイヤレス通信システムにおけるエンティティ間で交渉する過程と、対応するサービスフローに、交渉されたサービス品質パラメータに対応するサービス品質保証を提供する過程とを含む。
【0008】
サービス品質パラメータを定義するためのプロシージャは、ワイヤレス通信システムにおいてサービス品質パラメータとしてロスレスリロケーション表示情報を定義する過程を含む。
【0009】
本発明は、ワイヤレス通信システムにおいてサービス品質保証を提供するための方法を提供する。方法は、ワイヤレス通信システムにおいてロスレスリロケーション表示情報を定義する過程と、ワイヤレス通信システムにおけるエンティティ間でロスレスリロケーション表示情報を転送する過程と、転送されたロスレスリロケーション表示情報に従って特定のサービスフローにロスレス又は少なくとも比較的高いレベルのサービス品質保証を提供する過程とを含む。
【0010】
サービス品質パラメータを定義するためのプロシージャは、ワイヤレス通信システムにおいてサービス品質パラメータとしてロスレスリロケーション表示情報を定義する過程を含む。
【0011】
ワイヤレス通信システムは、ロスレスリロケーション処理プロシージャを有し、マイクロ波アクセスに関する世界的な相互運用(WiMax)システム、広帯域符号分割多重アクセス(WCDMA)システム、符号分割多重アクセス(CDMA)システム、CDMA−2000システム、及び時分割同期符号分割多重アクセス(TD−SCDMA)システムを少なくとも含む。
【0012】
WiMaxシステムにおいて、ロスレスリロケーション表示情報は、イントラアクセスサービスネットワーク(ASN)ロスレスリロケーションを実行するか否かを示すインジケータと、インターASNロスレスリロケーションを実行するか否かを示すインジケータと、イントラASNクロスオペレータロスレスリロケーションを実行するか否かを示すインジケータと、インターASNクロスオペレータロスレスリロケーションを実行するか否かを示すインジケータと、ロスレスリロケーションの目標又はレベルを表示及び保証するためのパラメータとを含む。
【0013】
本発明はまた、ワイヤレス通信システムにおいてサービス品質保証を提供するための方法を提供する。方法は、無線インタフェース上の要件を示すサービス品質パラメータと上部層サービスの情報を示すサービス品質パラメータとを含むサービス品質パラメータをワイヤレス通信システムにおいて定義する過程を含み、上部層サービスの情報を示すサービス品質パラメータは、トラヒッククラス、トラヒックに関するユーザ優先度、サービスデータユニットエラー率、残留ビットエラー率、及び/又は不正確なサービスデータユニットの配信を少なくとも含み、ワイヤレス通信システムにおけるエンティティ間でサービス品質パラメータについて交渉する過程と、交渉されたサービス品質パラメータに対応するサービス品質保証を提供する過程とを含む。
【0014】
WiMaxシステムにおいて、アクセスサービスネットワークゲートウェイがサービス品質交渉の制御に関与する場合、交渉プロシージャは、アクセスサービスネットワークゲートウェイにサービスを設定するリクエストをモバイル加入者局によって送信し、サービス品質パラメータがリクエストで伝えられる過程と、加入したサービス品質パラメータに従ってサービスフローに対するサービス品質パラメータをアクセスサービスネットワークゲートウェイによってチェックする過程と、アクセスサービスネットワークゲートウェイの制御下で、サービス品質パラメータに基づきモバイル加入者局のサービング基地局と接続サービスネットワークとの間で対応するサービス転送トンネルについて交渉及び設定する過程とを含む。
【0015】
サービス転送トンネルについて設定するためのプロシージャは、モバイル加入者局のサービス品質パラメータに従ってモバイル加入者局のサービング基地局に対して情報を交わすことを介して対応する無線ベアラをアクセスサービスネットワークゲートウェイによって設定する過程と、モバイル加入者局のサービス品質パラメータに従って接続サービスネットワークに対して情報を交わすことを介して対応するトンネルをアクセスサービスネットワークゲートウェイによって設定する過程とを含む。
【0016】
サービス品質保証を提供するためのプロシージャは、対応するサービス転送トンネルを設定した後、モバイル加入者局に応答メッセージをアクセスサービスネットワークゲートウェイによって返し、交渉されたサービス品質パラメータが応答メッセージで伝えられる過程と、サービス転送トンネルに基づき対応するサービスをモバイル加入者局によって開始する過程とを含む。
【0017】
WiMaxシステムにおいて、アクセスサービスネットワークゲートウェイが加入データを得ることに関与しサービング基地局がサービス品質交渉の制御に関与する場合、交渉するためのプロシージャは、ネットワークに接続するためにモバイル加入者局によって開始されたプロシージャからモバイル加入者局の加入したサービス品質パラメータをアクセスサービスネットワークゲートウェイによって得る過程と、加入したサービス品質パラメータをアクセスサービスネットワークゲートウェイによってサービング基地局に送信する過程と、サービスを設定するリクエストをサービング基地局へモバイル加入者局によって送信し、サービス品質パラメータ情報がリクエストで伝えられる過程と、加入したサービス品質パラメータとサービス品質パラメータ情報とに従ってサービスフローに対するサービス品質パラメータをサービング基地局によってチェック及び決定する過程と、チェックされたサービス品質パラメータに従って、接続サービスネットワークに対してモバイル加入者局のサービング基地局によって交渉し、接続サービスネットワークに対応するサービス転送トンネルをモバイル加入者局のサービング基地局によって設定する過程とを含む。
【0018】
交渉するためのプロシージャは、モバイル加入者局のハンドオーバ又はロケーション更新が発生する時、モバイル加入者局の新たなサービング基地局にサービス品質パラメータ情報をアクセスサービスネットワークゲートウェイによって送信する過程をさらに含む。
【0019】
サービス品質保証を提供するためのプロシージャは、対応するサービス転送トンネルを設定した後、モバイル加入者局に応答メッセージをサービング基地局によって返し、モバイル加入者局の交渉されたサービス品質パラメータ情報が応答メッセージで伝えられる過程と、サービス転送トンネルに基づき対応するサービスをモバイル加入者局によって開始する過程とを含む。
【0020】
WiMaxにおいて、サービング基地局が加入データを得ること及びサービス品質交渉を制御することに関与する場合、交渉するためのプロシージャは、ネットワークに接続するためにモバイル加入者局によって開始されたプロシージャからモバイル加入者局の加入したサービス品質パラメータをサービング基地局によって得る過程と、サービスを設定するリクエストをサービング基地局へモバイル加入者局によって送信し、サービス品質パラメータ情報がリクエストで伝えられる過程と、加入したサービス品質パラメータとサービス品質パラメータ情報とに従ってサービスフローに対するサービス品質パラメータをサービング基地局によってチェック及び決定する過程と、チェックされたサービス品質パラメータに従って、接続サービスネットワークに対してモバイル加入者局のサービング基地局によって交渉し、接続サービスネットワークに対応するサービス転送トンネルをモバイル加入者局のサービング基地局によって設定する過程とを含む。
【0021】
サービス品質保証を提供するためのプロシージャは、対応するサービス転送トンネルの設定後、モバイル加入者局へ応答メッセージをサービング基地局によって返し、モバイル加入者局の交渉されたサービス品質パラメータ情報が応答メッセージで伝えられる過程と、サービス転送トンネルに基づき対応するサービスをモバイル加入者局によって開始する過程とを含む。
【0022】
本発明は、ワイヤレス通信システムを提供し、サービス品質を実行するためのエンティティを含み、サービス品質を実行するためのネットワークエンティティは、リロケーションパフォーマンス表示パラメータを含むサービス品質パラメータについて互いに交渉し、対応するサービスフローに、交渉されたサービス品質パラメータに対応するサービス品質保証を提供する。
【0023】
ワイヤレス通信システムは、マイクロ波アクセスに関する世界的な相互運用(WiMax)システム、広帯域符号分割多重アクセス(WCDMA)システム、符号分割多重アクセス(CDMA)システム、CDMA−2000システム又は時分割同期符号分割多重アクセス(TD−SCDMA)システムである。
【0024】
本発明はまた、マイクロ波アクセスに関する世界的な相互運用(WiMax)システムを提供し、WiMaxシステムにおいてサービス品質を実行するためのネットワークエンティティは、アクセスサービスネットワークゲートウェイ、サービング基地局、及び接続サービスネットワークを含み、アクセスサービスネットワークゲートウェイは、サービスを設定するためにモバイル加入者局からリクエストで伝えられたサービス品質パラメータ情報に従ってサービスフローに対するサービス品質パラメータをチェックするように、及びサービス品質パラメータに基づきモバイル加入者局のサービング基地局と接続サービスネットワークとの間でサービス転送トンネルの交渉及び設定を制御するように構成される。
【0025】
本発明はまた、マイクロ波アクセスに関する世界的な相互運用(WiMax)システムを提供し、WiMaxシステムにおいてサービス品質を実行するためのネットワークエンティティは、アクセスサービスネットワークゲートウェイ、サービング基地局、及び接続サービスネットワークを含み、アクセスサービスネットワークゲートウェイは、モバイル加入者局の加入したサービス品質パラメータに従ってサービスフローに対するサービス品質パラメータをチェックするように、対応する無線ベアラを設定するためにモバイル加入者局のサービス品質パラメータに従ってモバイル加入者局のサービング基地局に対して情報を交わすように、及び対応するトンネルを設定するためにモバイル加入者局のサービス品質パラメータに従って接続サービスネットワークに対して情報を交わすように構成される。
【0026】
本発明はまた、マイクロ波アクセスに関する世界的な相互運用(WiMax)システムを提供し、WiMaxシステムにおいてサービス品質を実行するためのネットワークエンティティは、アクセスサービスネットワークゲートウェイ、サービング基地局、及び接続サービスネットワークを含み、ネットワークに接続するためにモバイル加入者局によって開始されたプロシージャからモバイル加入者極の加入したQoSパラメータを得るように、及び加入したサービス品質パラメータをサービング基地局に送信するように構成され、加入したサービス品質パラメータに従ってサービスフローに対するモバイル加入者局のサービス品質パラメータをチェック及び決定するように、接続サービスネットワークに対して交渉するように、及びチェックされたサービス品質パラメータに従って接続サービスネットワークに対応するサービス転送トンネルを設定するように構成されることを特徴とするマイクロ波アクセスに関する世界的な相互運用(WiMax)システム。
【0027】
モバイル加入者局のハンドオーバ又はリロケーションが発生する時、アクセスサービスネットワークゲートウェイは、モバイル加入者局の新たなサービング基地局にサービス品質パラメータ情報を送信する。
【0028】
本発明はまた、マイクロ波アクセスに関する世界的な相互運用(WiMax)システムを提供し、WiMaxシステムにおいてサービス品質を実行するためのネットワークエンティティは、サービング基地局及び接続サービスネットワークを含み、サービング基地局は、ネットワークに接続するためにモバイル加入者局によって開始されたプロシージャでモバイル加入者局の加入したQoSパラメータを得るように、加入したサービス品質パラメータとサービス品質パラメータ情報とに従ってサービスフローに対するモバイル加入者局のサービス品質パラメータをチェック及び決定するように、接続サービスネットワークに対して交渉するように、及びチェックされたサービス品質パラメータに従って接続サービスネットワークに対応するサービス転送トンネルを設定するように構成される。
【発明の効果】
【0029】
本発明が提供する技術的解決策によると、本発明は、WiMaxがロスレスリロケーションを選択的に実行できるようにリロケーションパフォーマンスを示すサービス品質パラメータを定義する。特に、WiMaxは、WiMaxシステムにさらに適切なQoSパラメータを提供するために、ネットワークの複雑性、クロスオペレータ加入、レイテンシ、パケットロス率、ユーザクラス等を集合的に考慮することを介してユーザがロスレスリロケーションに加入するか否かを決定することができる。また、ロスレスリロケーション表示パラメータは、これらワイヤレス通信システムのパフォーマンスを改善するためにWCDMA及びCDMAのような他のワイヤレス通信システムに適用されうる。
【0030】
本発明はまた、全てのエンドツーエンドのMSS−ASN−CSNベアラがWiMaxに関して保証されるように、WiMaxに関してエンドツーエンドのMSS−ASN−CSN QoS交渉プロシージャを定義し、それによりWiMaxユーザに、差別化されたサービスを提供する。
【図面の簡単な説明】
【0031】
【図1】図1は、本発明の一つの実施形態による、WiMaxシステムにおけるロス レスリロケーションを示す概略図である。
【図2】図2は、本発明の一つの実施形態による、加入データを得てサービス品質パ ラメータの交渉を制御するASN GWのためのプロシージャを示すフローチャート である。
【図3】図3は、本発明の一つの実施形態による、加入データを得るASN GWと サービス品質パラメータの交渉を制御するBSとのためのプロシージャを示すフロー チャートである。
【図4】図4は、図3のモバイル加入者局のロケーションが更新される時に実行され る処理を示すフローチャートである。
【図5】図5は、図3のモバイル加入者局のハンドオーバが発生する時に実行される 処理を示すフローチャートである。
【図6】図6は、本発明の実施形態による、加入データを得てサービス品質パラメー タの交渉を制御するBSのためのプロシージャに相当するフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0032】
本発明において、対応するQoSパラメータは、WiMaxシステムのプロパティに対して選択的に定義されうる。エンドツーエンドのQoS交渉は、対応するQoSパラメータに従ってWiMaxシステムで実行されうる。本発明は、WiMaxに対するQoSパラメータ及び交渉プロシージャを示す。定義されたQoSパラメータは、既存のワイヤレスネットワークで使用されなかったいくつかのパラメータを含む。本発明の実行は、WiMaxシステムにおけるエンドツーエンドのQoS保証を可能にする。
【0033】
本発明で提案されたパラメータは、ASN GW、BS、MSS及びCSNだけでなくAAAサーバに対するエンドツーエンドのQoS交渉で使用されうる。
【0034】
本発明で提案されたWiMax QoSパラメータは、2つの部分即ち、802.16e(ワイヤレスアクセス標準)に基づき定義されたQoSパラメータと、本発明に対して特別に定義されたQoSパラメータとによって構成される。以下、これらQoSパラメータの2つの部分は、それぞれ説明される。
【0035】
802.16e(ワイヤレスアクセス標準)に基づき定義されたWiMax QoSパラメータは、0〜7の範囲の値を有するトラヒックハンドリング優先度と、最大維持トラヒック比(kbps)と、最大トラヒックバースト(Byte)と、最小予約トラヒック比(kbps)と、許容ジッタと、最大レイテンシと、最大サービスデータユニット(SDU)サイズとを含む。
【0036】
本発明に対して特別に定義されたWiMax QoSパラメータは、ユーザ優先度と、SDUエラー率と、残留ビットエラー率と、不正確なSDUの配信と、ロスレスリロケーションインジケータと、トラヒッククラスとを含む。トラヒッククラスは、対話型で、ストリーミング型で、双方向性で、及びバックグラウンド性でもよく、必要に応じて拡張されてもよい。これら特別に定義されたWiMax QoSパラメータはまた、同一の概念を持つ他の方法によって定義されてもよい。
【0037】
本発明で提案されたWiMax QoSパラメータは、本発明に対して特別に定義されたパラメータをより理解し易くするために以下で詳細に説明される。
【0038】
(I)ユーザ優先度、即ちユーザの差別化されたレベル
このパラメータを使用して、WiMaxエンドツーエンドのベアラ上の各種セクションは、種々のユーザを識別することができる。重要なユーザは、高い優先度を有する。例えば、アドミッションコントロールエンティティ、ソース分配エンティティ及びQoS実行(スケジュール、バッファリング等)エンティティ等であるがこれらに限定されないロジックエンティティは、ユーザの差別化されたレベルを考慮に入れることが必要である。また、QoSパラメータとしてユーザ優先度は、ASN GW及び特にBSに送信される必要がある。
【0039】
このパラメータは、8ビットで示され、[0、127]の範囲の値を有することができる。この実施形態において、このパラメータは、1、2又は3の値を有するのが好ましい。このパラメータは、3GPP23.107の割当/保持優先度を定義する方法と類似した方法で定義される。
【0040】
ユーザは、多数のサービスに加入することができ、それぞれ加入したサービスのQoSプロフィールは、種々のユーザの差別化されたレベルを有することができる。例えば、ユーザAは、普通のユーザとして従来のサービスに加入する一方、重要なユーザとしてビデオサービスに加入することができる。故に、ユーザの差別化されたレベルは、ユーザによって定義され、ユーザのユーザ優先度は、全てのユーザの加入したサービスによって同一又は異なることがある。
【0041】
本発明において、BSは、QoSエンフォースメントポイント(EP)として無線インタフェースのQoSエンフォースメントに直接的に関与しなければならず、ユーザの差別化されたレベルを正確に区別する。決定ポイント(DP)とエンフォースメントポイント(EP)とを含むASN GWはまた、ASN GWのQoS EPがサービスフローに適用される時、ユーザの差別化されたレベルを正確に区別しなければならない。
【0042】
WiMaxのユーザは、ユーザが加入する全てのサービスによって同一のユーザ優先度又は異なるユーザ優先度を有しうることも本発明で示される。
【0043】
(II)ロスレスリロケーションインジケータ
本発明のロスレスリロケーションインジケータの提案は、ロスレスリロケーションが全てのケースにおいて必要ではないが、任意的な要件が特定のサービス要求、ユーザレベル及びネットワーク状態によって決まることを意味する。リロケーション又はハンドオーバパフォーマンスは、各種状態下でロスレスか否か、どのサービスフローがロスレスか、各種状態下でどれくらいロスレスか、各種状態下でロスレスのレベルは何か等のようなパラメータを含む。
【0044】
ロスレスリロケーションは、BS間のハンドオーバが発生する時、古いBS(元の基地局、即ちハンドオーバ前のサービング基地局)が、ダウンリンクデータパケットの連続性を保証するために、未だに配信されていないダウンリンクデータパケットを新しいBSに転送することを意味する。3GPPのSRNSリロケーションプロシージャに適用されたロスレスリロケーションの原理の一例として、古い無線ネットワークコントローラ(古いRNC)は、未だに配信されていないダウンリンクデータパケットを目標RNCに転送する。WiMaxにおいて、ロスレスリロケーションは、BS間のハンドオーバが発生する時又はBSがハンドオーバプロシージャによって変更される時、古いBSが、未だに配信されていないダウンリンクデータパケットを新たなBS(ハンドオーバ後のサービング基地局)に転送することを意味する。ロスレスリロケーションの原理はまた、類似の概念を持つWiMaxにおいて他のプロシージャで使用されうる。
【0045】
図1を参照すると、サービング基地局111及びアクセスサービスネットワークゲートウェイ121からサービング基地局112及びアクセスサービスネットワークゲートウェイ122へのハンドオーバが発生する時、サービングベースステーション111は、未だに配信されていないダウンリンクデータパケットをサービング基地局112に転送する。この実施形態において、アクセスサービスネットワークゲートウェイ121及びアクセスサービスネットワークゲートウェイ122は、同一の接続サービスネットワーク130に接続する。
【0046】
WiMaxに対して、本発明は、QoSパラメータとしてロスレスリロケーションを支援するか否かをとり、本発明は、ユーザに関して差別化されたサービスでロスレスリロケーションが使用されうることを提案する。本発明は、ロスレスリロケーションがいくつかのケースにおいて相対的に意味をなさないか又はほとんど意味をなさないこと、及びネットワークの複雑性、クロスオペレータ加入、レイテンシ及びパケットロス比、ユーザクラス等を集合的に考慮することを介してユーザがロスレスリロケーションに加入するか否かが決定されうることを提案する。
【0047】
本発明の実施形態において、以下のケースは、適切なロスレスリロケーションインジケータを構成するために考慮されうる。
【0048】
1.全てのサービスがロスレスリロケーションを必要とするとは限らない。特定のレベルまでのパケットロスが許容されるいくつかのサービスは、ロスレスリロケーションを必要としないように構成されてもよい。
【0049】
2.リアルタイムビデオストリーム等のいくつかのケースにおいて、ダウンリンクデータパケットは、データパケットがロスレスリロケーションで転送されるのを待つ必要がない。なぜなら、パケットロス比よりもリアルタイムのほうが比較的高い要件のことがあるためである。
【0050】
3.いくつかのネットワーク状態において、ロスレスリロケーションで転送されたデータパケットは、かなり長いレイテンシを有することができ、データパケットが目標エンティティに転送される時にそれらが役に立たなくなることをもたらす。
【0051】
4.クロスオペレータハンドオーバが発生する時、オペレータは、ロスレスリロケーションを保証するために多数の層上でネットワークセキュリティと相互接続性とを設計する必要があるので、ネットワーク設計が困難となり、ネットワーク化がさらに複雑となる。
【0052】
故に、オペレータは、ロスレスリロケーションを実行するために特にネットワーク化とセキュリティとにおいて費用を支払う必要がある。故に、本発明では、ロスレスリロケーションは単に、ユーザの差別化されたサービスを提供するためのアプローチとしてとられ、単にロスレスリロケーション上で要求を有する重要なユーザ又はユーザに対して実行される。
【0053】
この実施形態において、このパラメータは、4ビットで提供される。4ビット中、ビット1は、イントラASNロスレスリロケーションを実行するか否かを示し、ビット2は、インターASNロスレスリロケーションを実行するか否かを示し、ビット3は、イントラASNクロスオペレータロスレスリロケーションを実行するか否かを示し、ビット4は、インターASNクロスオペレータロスレスリロケーションを実行するか否かを示す。このパラメータはまた、ロスレスリロケーションが対応するサービスフローと、ロスレスリロケーションのために転送されることが必要なシーケンス番号とを含むことができ、又はロスレスリロケーションの目標又はレベルを示し、保証できる他のパラメータを含むことができる。
【0054】
本発明は、この実施形態で説明されたパラメータ定義アプローチに限定されず、ロスレスリロケーションを実行するか否かを反映する全てのアプローチが採用されうる。
【0055】
このパラメータに基づき、オペレータは、ロスレスリロケーションに加入するユーザの移動領域と数とに従って、物理的接続分配及びパフォーマンス要件を計画することができる。
【0056】
BSは、加入したQoSのロスレスリロケーションインジケータに従って、ロスレスリロケーションプロシージャを開始するか否かを検定する。
【0057】
(III)SDUエラー率、残留ビットエラー率、不正確なSDUの配信
本発明の一つの実施形態において、信頼パラメータは、QoSパラメータとしてWiMaxに関して定義され、上部層のサービスが、信頼要件を支援するために物理層とデータリンク層とを必要とすることが提案される。
【0058】
上記3つの信頼パラメータは、3GPP23.107に関連して定義されうる。QoSの点において、上部層のサービスは、サービスの実行とサービスの品質とを保証するために、データパケット配信上で信頼要件を有することができる。データリンク層と物理層とは、対応するメカニズムを介してこの信頼要件を満たすことが必要とされる。
【0059】
(IV)トラヒッククラス
本発明の一つの実施形態において、トラヒッククラスは、3GPPのそれと同一であり、対話型クラスと、ストリーミングクラスと、双方向性クラスと、バックグラウンドクラスとを含み、必要に応じて拡張できる。
【0060】
WiMax QoS処理プロシージャは、上記定義したサービス品質パラメータに基づき以下に説明される。本発明は、加入データを得るためのエンティティとQoS交渉を制御するためのエンティティとに従って3つの処理プロシージャを提供する。これら処理プロシージャは、別々に使用でき、以下の通り各々説明される。
【0061】
一つの処理プロシージャにおいて、ASN GWは、加入データを得て、QoS交渉を制御する。この処理プロシージャにおいて、BSは、QoS EPを実行するが、交渉制御DPを実行しない。図2に示す通り、特定の処理プロシージャは、以下のようなステップを含む。
【0062】
ステップ21において、ネットワーク接続は、モバイル加入者局(MSS)とASN GWとの間に設定される。
【0063】
ステップ22において、ASN GWは、AAAサーバから加入データを得る。加入データは、サービスに関するQoS交渉で使用されうる。
【0064】
加入データは、ロスレスリロケーションインジケータと全ての他のQoSパラメータとを含む。
【0065】
ステップ23において、ASN GWは、モバイル加入者局に承認メッセージを返す。
【0066】
ステップ24において、モバイル加入者局は、セッションを設定するリクエストをASN GWに送信し、サービスに必要なQoS情報がリクエストメッセージで伝えられる。
【0067】
QoS情報は、全ての先に定義されたパラメータからなるが、パラメータの一部が任意的であることが許容される。
【0068】
ステップ25において、ASN GWは、加入データに従ってリクエストメッセージのQoS情報をチェックし、サービスに提供されうるQoSパラメータを決定し、パラメータが加入データによって許容されるか否かを決定するためにリクエストの各パラメータと得られた加入データとを対比することを含む。
【0069】
ステップ26において、ASN GWは、決定されたQoSパラメータを用いてサービング基地局(BS)に対して情報を交わし、サービスを転送するための無線ベアラを設定する。
【0070】
情報交換は、ロスレスリロケーションインジケータと差別化されたレベルパラメータとが交渉されることなくサービング基地局に配信されることを除いて、全ての先に定義されたパラメータについて交渉することを含む。
【0071】
ステップ27において、ASN GWは、決定されたQoSパラメータに従ってCSNに対して情報を交わすことを介してサービスを転送するためのトンネルを設定する。
【0072】
情報交換は、ロスレスリロケーションインジケータがCSNに対して役に立たなくなりCSNに送信されることがなく、かつ差別化されたレベルパラメータがCSNに配信される必要があることを除いて、全ての先に定義されたパラメータについて交渉することを含む。
【0073】
ステップ28において、サービスを転送するためのトンネルが設定される時、ASN GWは、モバイル加入者局に承認メッセージを返し、モバイル加入者局に提供されうるQoSパラメータが承認メッセージで伝えられる。
【0074】
QoSパラメータは、全ての先に定義されたパラメータからなるが、パラメータの一部が任意的であることが許容される。
【0075】
ステップ29において、モバイル加入者局は、設定されたトンネルでサービスを転送し、サービスを開始し、トンネルに基づきサービスへ対応するQoS保証を提供する。
【0076】
図2に示すような処理プロシージャにおいて、モバイル加入者局のハンドオーバ又はリロケーション(イントラASN GWハンドオーバ又はリロケーション、及びインターASN GWハンドオーバ又はリロケーションを含む)が発生する時でも、QoSは、通常のASN GW−BSサービスフロー関連プロシージャ又は定義されたASN GW−通常の関連プロシージャに類似したBSサービスフロー関連プロシージャによって生成及び交渉されうる。
【0077】
ハンドオーバ又はリロケーションプロシージャを実行する時、古いBSは、モバイル加入者局へ未だに配信されていないユーザプレーン上のダウンリンクパケットを新たなBSに転送するか否かを決定する。
【0078】
もう一つの処理プロシージャにおいて、ASN GWは、加入データを得て、モバイル加入者局のサービング基地局(BS)は、QoS交渉を制御する。この処理プロシージャにおいて、BSは、QoS EPだけでなく交渉制御DPも実行する。図3に示す通り、特定の処理プロシージャは、以下のようなステップを含む。
【0079】
ステップ31において、ネットワーク接続は、モバイル加入者局とASN GWとの間に設定される。
【0080】
ステップ32において、ASN GWは、AAAサーバから加入データを得る。加入データは、サービスに関するQoS交渉に使用されうる。
【0081】
加入データは、ロスレスリロケーションインジケータと全ての他のQoSパラメータとを含む。
【0082】
ステップ33において、ASN GWは、モバイル加入者局に承認メッセージを返す。
【0083】
ステップ34において、ASN GWはBSに対して、得られた加入データを交わす。ASN GWは、BSが加入データに従ってQoS交渉を実行できるように、BSに得られた加入データを送信する。
【0084】
ステップ35において、モバイル加入者局は、セッションを設定するリクエストをBSに送信し、サービスに必要なQoS情報がリクエストメッセージで伝えられる。
【0085】
QoS情報は、全ての先に定義されたパラメータからなるが、パラメータの一部が任意的であることが許容される。
【0086】
ステップ36において、BSは、加入データに従ってQoS情報をチェックし、サービスに提供されうるQoSパラメータについて交渉及び決定し、パラメータが加入データによって許容されるか否かを決定するためにリクエストされた各パラメータとステップ32で得られた加入データとを対比することを含み、BS上でローカルに資源をチェックする。
【0087】
ステップ37において、BSは、決定されたQoSパラメータに基づきASN GW及びCSNに対して交渉を開始し、サービスを転送するためのサービス転送トンネルを設定する。
【0088】
交渉は、ロスレスリロケーションインジケータがASN GW/CSNに対して役に立たなくなりASN GW/CSNに送信されることがないこと、及び差別化されたレベルパラメータがASN GW/CSNに配信される必要があることを除いて、全ての先に定義されたパラメータについて交渉することを含む。ASN GWはまた、加入したQoS情報から差別化されたレベルを直接得ることができる。
【0089】
ステップ38において、サービス転送トンネルが設定される時、BSは、モバイル加入者局に承認メッセージを返し、モバイル加入者局に提供されうるQoSパラメータが承認メッセージで伝えられる。QoSパラメータは、全ての先に定義されたパラメータからなるが、パラメータの一部が任意的であることが許容される。
【0090】
ステップ39において、モバイル加入者局は、設定したトンネルでサービスを転送し、サービスを開始し、トンネルに基づきサービスへ対応するQoS保証を提供する。
【0091】
図3に示すような処理プロシージャにおいて、モバイル加入者局のハンドオーバ又はリロケーションが発生する時、ASN GWは、モバイル加入者局のハンドオーバ又はロケーション更新の後、新たなサービング基地局(BS)へ対応する加入データを送信する必要がある。対応する処理プロシージャは、図4及び5に示され、以下のように各々説明される。
【0092】
図4は、モバイル加入者局が移動してイントラASN−GW又はインターASN−GWロケーション更新をもたらす時に実行される特定の処理プロシージャを示す。処理プロシージャは、以下のようなステップを含む。
【0093】
ステップ41において、モバイル加入者局は、そのロケーションが他のBSに更新されるという事実をASN GWに知らせる。
【0094】
ステップ42において、ASN GWが不変であることを維持する場合、プロシージャは、ステップ43に進み、そうでない場合、ASN GWは、サービスに関するQoS交渉で使用されることになる加入データをAAAサーバから再び得る。
【0095】
加入データは、ロスレスリロケーションインジケータと全ての他のQoSパラメータとを含む。
【0096】
ステップ43において、ASN GWは、モバイル加入者局に承認メッセージを返す。
【0097】
ステップ44において、ASN GWは、モバイル加入者局を現在サービングするBSに対して、得られた加入者データを交わす。ASN GWは、BSが加入データに従ってQoS交渉を実行できるように、得られた加入者データをBSに送信する。
【0098】
図5は、イントラASN−GW又はインターASN−GWハンドオーバが発生する時に実行される処理プロシージャを示す。図5の新たなASN GWは、インターASN GWリロケーションが発生する時のみ存在し、新たなASN GWは、ハンドオーバ又はリロケーションが同一のASNで発生する時、元のASN GWである。図5のプロシージャは、以下のようなステップを含む。
【0099】
ステップ51において、モバイル加入者局を最初にサービングするBSは、モバイル加入者局のハンドオーバ、即ち新たなASN GWがサービングする新たなBSへモバイル加入者局がハンドオーバされるという事実を元のASN GW、新たなASN GW及び新たなBSに知らせる。新たなBSは、リロケーションの前にモバイル加入者局によって使用されたQoSパラメータをこのプロセスを介して得てからその独自の資源を割り当てることができる。QoSパラメータは、全ての先に定義されたパラメータからなる。
【0100】
ハンドオーバ又はリロケーションプロシージャを実行する時、古いBSは、未だにモバイル加入者局に配信されていないユーザプレーン上のダウンリンクパケットを新たなBSに転送するか否かを決定する。
【0101】
ステップ52において、新たなASN GWは、サービスに関するQoS交渉で使用されることになる加入データをAAAサーバから得る。
【0102】
加入データは、ロスレスリロケーションデータと全ての他のQoSパラメータとを含む。
【0103】
ステップ53において、新たなASN GWは、モバイル加入者局(即ち、新たなBS)に現在サービングするBSに対して、得られた加入データを交わす。新たなASN GWは、新たなBSが加入データに従って後続のQoS交渉を実行できるように、得られた加入データを新たなBSに送信する。
【0104】
新たなBSによる後続の処理において、リロケーションプロシージャが開始される場合、新たなBSは、ロスレスリロケーションインジケータに従って、未だに配信されていないユーザプレーン上のダウンリンクデータパケットを転送するか否かを決定する。新たなBSがダウンリンクデータを転送しないと決めた場合、それは、これらのダウンリンクデータを廃棄する。
【0105】
もう一つの処理プロシージャにおいて、モバイル加入者局のサービング基地局(BS)は、加入データを得てQoS交渉を制御する。この処理プロシージャにおいて、BSは、QoS EPだけでなく交渉制御DPも実行する。図6に示す通り、特定の処理プロシージャは、以下のようなステップを含む。
【0106】
ステップ61において、ネットワーク接続は、モバイル加入者局(MSS)とBSとの間に設定される。
【0107】
ステップ62において、BSは、サービスに関するQoS交渉で使用されることになる加入データをAAAサーバから得る。
【0108】
加入データは、ロスレスリロケーションインジケータと全ての他のQoSパラメータとを含む。
【0109】
ステップ63において、BSは、モバイル加入者局へ承認メッセージを返す。
【0110】
ステップ64において、モバイル加入者局は、セッションを設定するリクエストをBSに送信し、サービスに必要なQoS情報がリクエストメッセージで伝えられる。QoS情報は、全ての先に定義されたパラメータからなるが、パラメータの一部が任意的であることが許容される。
【0111】
ステップ65において、BSは、加入データに従ってリクエストメッセージのQoS情報をチェックし、サービスに提供されうるQoSパラメータを決定し、パラメータが加入データによって許容されるか否かを決定するためにリクエストされた各パラメータとステップ62で得られた加入データとを対比すること、及びBS上でローカルに資源をチェックすることを含む。
【0112】
ステップ66において、BSは、決定されたQoSパラメータを用いてASN GW及びCSNに対して情報を交わし、サービスを転送するためのトンネルを設定する。
【0113】
情報交換は、ロスレスリロケーションインジケータがASN GW/CSNに対して役に立たずASN GW/CSNに送信されることがないこと、及び差別化されたレベルパラメータがASN GW/CSNに配信される必要があることを除いて、全ての先に定義されたパラメータについて交渉することを含む。
【0114】
ステップ67において、サービスを転送するためのトンネルが設定される時、BSは、モバイル加入者局に承認メッセージを返し、モバイル加入者局に提供されうるQoSパラメータが承認メッセージで伝えられる。QoSパラメータのテンプレートは、全ての先に定義されたパラメータからなるが、パラメータの一部が任意的であることが許容される。
【0115】
ステップ68において、モバイル加入者局は、設定されたトンネルに対してサービスを転送し、サービスを開始し、トンネルに基づきサービスへ対応するQoS保証を提供する。
【0116】
モバイル加入者局のハンドオーバ及びリロケーションが発生する時、古いBS上で交渉されたMSのパラメータは、新たなBSに転送される。新たなBSは、交渉されたパラメータに従って資源を割り当て、古いBSからのハンドオーバ/リロケーションリクエストに応答する。その後、新たなBSは、後続のQoS交渉で加入データを使用するために全ての加入データ(QoSを含む)をAAAサーバにリクエストする。
【0117】
ハンドオーバ又はリロケーションプロシージャを実行する時、古いBSは、モバイル加入者局へ未だに配信されていないユーザプレーン上のダウンリンクパケットを新たなBSに転送するか否かを決定する。
【0118】
本発明は、ユーザがネットワークの複雑性、クロスオペレータ加入、レイテンシ及びパケットロス比、ユーザクラス等を集合的に考慮することを介してロスレスリロケーションに加入するか否かをWiMaxが決定できるように、WiMaxに関してエンドツーエンドのMSS−ANS−CSN QoSパラメータを定義する。本発明はまた、WiMaxシステムが全てのエンドツーエンドのMSS−ASN−CSNベアラ上でQoSを保証することができるように、WiMaxに関して3つのエンドツーエンドのMSS−ASN−CSN QoS交渉プロシージャを定義し、それによりWiMaxユーザに、差別化されたサービスを提供する。
【0119】
本発明の実施形態によるワイヤレス通信システムは、サービス品質を実行するためのネットワークエンティティを含む。サービス品質を実行するためのネットワークエンティティは、リロケーションパフォーマンス表示パラメータを含むサービス品質パラメータについて互いに交渉し、交渉されたサービス品質パラメータに対応するサービス品質保証を、対応するサービスフローに提供する。
【0120】
ワイヤレス通信システムは、マイクロ波アクセスに関する世界的な相互運用(WiMax)システム、広帯域符号分割多重アクセス(WCDMA)システム、符号分割多重アクセス(CDMA)システム、CDMA−2000システム、又は時分割同期符号分割多重アクセス(TD−SCDMA)システムにすることができる。ワイヤレス通信システムは、上記システムに限定されないが、ロスレスリロケーション処理プロシージャを含む種々のワイヤレス通信システムにすることができる。
【0121】
独創的なWiMaxシステムに対する一つの実施形態において、サービス品質を実行するためのネットワークエンティティは、アクセスサービスネットワークゲートウェイと、サービング基地局と、接続サービスネットワークとを含む。
【0122】
実施形態において、アクセスサービスネットワークゲートウェイは、サービスを設定するためにモバイル加入者局からのリクエストで伝えられたサービス品質パラメータに従ってサービスフローに対するサービス品質パラメータをチェックするように、及びサービス品質パラメータに基づきモバイル加入者局のサービング基地局と接続サービスネットワークとの間におけるサービス転送トンネルの交渉及び設定を制御するように構成される。
【0123】
独創的なWiMaxシステムに対するもう一つの実施形態において、サービス品質を実行するためのネットワークエンティティは、アクセスサービスネットワークゲートウェイと、サービング基地局と、接続サービスネットワークとを含む。
【0124】
実施形態において、アクセスサービスネットワークゲートウェイは、モバイル加入者局の加入したサービス品質パラメータに従ってサービスフローに対するサービス品質パラメータをチェックするように、モバイル加入者局のサービス品質パラメータに従ってモバイル加入者局のサービング基地局に対して情報を交わして対応する無線ベアラを設定するように、及びモバイル加入者局のサービス品質パラメータに従って接続サービスネットワークに対して情報を交わして対応するトンネルを設定するように構成される。
【0125】
独創的なWiMaxシステムに対するもう一つの実施形態において、サービス品質を実行するためのネットワークエンティティは、アクセスサービスネットワークゲートウェイと、サービング基地局と、接続サービスネットワークとを含む。
【0126】
実施形態において、アクセスサービスネットワークゲートウェイは、ネットワークに接続するためにモバイル加入者局によって開始されたプロシージャでモバイル加入者局の加入したQoSパラメータを得るように、及び加入したサービス品質パラメータをサービング基地局に送信するように構成される。
【0127】
サービング基地局は、加入したサービス品質パラメータに従ってサービスフローに対するモバイル加入者局のサービス品質パラメータをチェック及び決定するように、接続サービスネットワークに対して交渉するように、及びチェックされたサービス品質パラメータに従って接続サービスネットワークに、対応するサービス転送トンネルを設定するように構成される。
【0128】
モバイル加入者局のハンドオーバ又はリロケーションが発生する時、アクセスサービスネットワークゲートウェイは、モバイル加入者局の新たなサービング基地局にサービス品質パラメータを送信する。
【0129】
独創的なWiMaxシステムに対する一つの実施形態において、サービス品質を実行するためのネットワークエンティティは、サービング基地局と接続サービスネットワークとを含む。
【0130】
サービング基地局は、ネットワークに接続するためにモバイル加入者局によって開始されたプロシージャからモバイル加入者局の加入したQoSパラメータを得るように、加入したサービス品質パラメータに従ってサービスフローに対するモバイル加入者局のサービス品質パラメータをチェック及び決定するように、接続サービスネットワークに対して交渉するように、及びチェックされたサービス品質パラメータに従って接続サービスネットワークに、対応するサービス転送トンネルを設定するように構成される。
【0131】
上記は、本発明の好ましい実施形態である。本発明の範囲をこれら実施形態に限定することを意図しない。本開示を鑑みて当業者にとって想到可能な変更及び置換は、本発明の範囲内にある。本発明の範囲は、添付の請求項によって定義されることを意図する。
【符号の説明】
【0132】
111 サービング基地局(BS)
121 アクセスサービスネットワークゲートウェイ(ASN GW)
130 接続サービスネットワーク(CSN)

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ワイヤレス通信システムにおいてサービス品質保証を提供するための方法であって、
ワイヤレス通信システムにおけるエンティティ間でロスレスリロケーション表示情報を具備するサービス品質パラメータについて交渉する過程と、
転送されたロスレスリロケーション表示情報に従って特定のサービスフローにロスレス又は少なくとも比較的高いレベルのサービス品質保証を提供する過程と、を具備し、
ロスレスリロケーション表示情報は、
イントラアクセスサービスネットワークロスレスリロケーションを実行するか否かを示すインジケータと、
インターアクセスサービスネットワークロスレスリロケーションを実行するか否かを示すインジケータと、
イントラアクセスサービスネットワーククロスオペレータロスレスリロケーションを実行するか否かを示すインジケータと、
インターアクセスサービスネットワーククロスオペレータロスレスリロケーションを実行するか否かを示すインジケータと、
ロスレスリロケーションの保証目標を示すためのパラメータと、
ロスレスリロケーションの保証レベルを示すためのパラメータと
のうち少なくとも1つを具備することを特徴とする方法。
【請求項2】
サービス品質パラメータは、無線インタフェース上の要件を示すサービス品質パラメータと上部層サービスの情報を示すサービス品質パラメータとをさらに具備し、
無線インタフェース上の要件を示すサービス品質パラメータと上部層サービスの情報を示すサービス品質パラメータとに対応するサービス品質保証を提供する過程をさらに具備することを特徴とする請求項1に記載のワイヤレス通信システムにおいてサービス品質保証を提供するための方法。
【請求項3】
ワイヤレス通信システムは、WiMaxシステムであって、ワイヤレス通信システムにおけるエンティティ間でサービス品質パラメータについて交渉する過程は、
アクセスサービスネットワークゲートウェイにサービスを設定するリクエストをモバイル加入者局によって送信し、サービス品質パラメータがリクエストで伝えられる過程と、
加入データに従ってサービスフローに対するサービス品質パラメータをアクセスサービスネットワークゲートウェイによってチェックする過程と、
アクセスサービスネットワークゲートウェイの制御下で、サービス品質パラメータに基づきモバイル加入者局のサービング基地局と接続サービスネットワークとの間で対応するサービス転送トンネルについて交渉及び設定する過程と
を具備することを特徴とする請求項1または2に記載のワイヤレス通信システムにおいてサービス品質保証を提供するための方法。
【請求項4】
サービス転送トンネルについて交渉及び設定するためのプロシージャは、
モバイル加入者局のサービス品質パラメータに従ってモバイル加入者局のサービング基地局に対して情報を交わすことを介して対応する無線ベアラをアクセスサービスネットワークゲートウェイによって設定する過程と、
モバイル加入者局のサービス品質パラメータに従って接続サービスネットワークに対して情報を交わすことを介して対応するトンネルをアクセスサービスネットワークゲートウェイによって設定する過程と
を具備することを特徴とする請求項3に記載のワイヤレス通信システムにおいてサービス品質保証を提供するための方法。
【請求項5】
サービス品質保証を提供するためのプロシージャは、
対応するサービス転送トンネルを設定した後、モバイル加入者局に応答メッセージをアクセスサービスネットワークゲートウェイによって返し、交渉されたサービス品質パラメータが応答メッセージで伝えられる過程と、
サービス転送トンネルに基づき対応するサービスをモバイル加入者局によって開始する過程と
を具備することを特徴とする請求項4に記載のワイヤレス通信システムにおいてサービス品質保証を提供するための方法。
【請求項6】
ワイヤレス通信システムは、WiMaxシステムであって、ワイヤレス通信システムにおけるエンティティ間でサービス品質パラメータについて交渉する過程は、
ネットワークに接続するためにモバイル加入者局によって開始されたプロシージャからモバイル加入者局の加入データをアクセスサービスネットワークゲートウェイによって得る過程と、
加入データをアクセスサービスネットワークゲートウェイによってサービング基地局に送信する過程と、
サービスを設定するリクエストをサービング基地局へモバイル加入者局によって送信し、サービス品質パラメータ情報がリクエストで伝えられる過程と、
加入データとサービス品質パラメータ情報とに従ってサービスフローに対するサービス品質パラメータをサービング基地局によってチェック及び決定する過程と、
チェックされたサービス品質パラメータに従って、接続サービスネットワークに対してモバイル加入者局のサービング基地局によって交渉し、接続サービスネットワークに対応するサービス転送トンネルをモバイル加入者局のサービング基地局によって設定する過程と
を具備することを特徴とする請求項1または2に記載のワイヤレス通信システムにおいてサービス品質保証を提供するための方法。
【請求項7】
交渉するためのプロシージャは、
モバイル加入者局のハンドオーバ又はロケーション更新が発生する時、モバイル加入者局の新たなサービング基地局にサービス品質パラメータ情報をアクセスサービスネットワークゲートウェイによって送信する過程をさらに具備することを特徴とする請求項6に記載のワイヤレス通信システムにおいてサービス品質保証を提供するための方法。
【請求項8】
サービス品質保証を提供するためのプロシージャは、
対応するサービス転送トンネルを設定した後、モバイル加入者局に応答メッセージをサービング基地局によって返し、モバイル加入者局の交渉されたサービス品質パラメータ情報が応答メッセージで伝えられる過程と、
サービス転送トンネルに基づきサービスをモバイル加入者局によって開始する過程と
を具備することを特徴とする請求項6または7に記載のワイヤレス通信システムにおいてサービス品質保証を提供するための方法。
【請求項9】
ワイヤレス通信システムは、WiMaxシステムであって、ワイヤレス通信システムにおけるエンティティ間でサービス品質パラメータについて交渉する過程は、
ネットワークに接続するためにモバイル加入者局によって開始されたプロシージャからモバイル加入者局の加入データをサービング基地局によって得る過程と、
サービスを設定するリクエストをサービング基地局へモバイル加入者局によって送信し、サービス品質パラメータ情報がリクエストで伝えられる過程と、
加入データとサービス品質パラメータ情報とに従ってサービスフローに対するサービス品質パラメータをサービング基地局によってチェック及び決定する過程と、
チェックされたサービス品質パラメータに従って、接続サービスネットワークに対してモバイル加入者局のサービング基地局によって交渉し、接続サービスネットワークに対応するサービス転送トンネルをモバイル加入者局のサービング基地局によって設定する過程と
を具備することを特徴とする請求項1または2に記載のワイヤレス通信システムにおいてサービス品質保証を提供するための方法。
【請求項10】
サービス品質保証を提供するためのプロシージャは、
対応するサービス転送トンネルの設定後、モバイル加入者局へ応答メッセージをサービング基地局によって返し、モバイル加入者局の交渉されたサービス品質パラメータ情報が応答メッセージで伝えられる過程と、
サービス転送トンネルに基づき対応するサービスをモバイル加入者局によって開始する過程と
を具備することを特徴とする請求項9に記載のワイヤレス通信システムにおいてサービス品質保証を提供するための方法。
【請求項11】
サービス品質を実行するためのエンティティを具備し、
サービス品質を実行するためのネットワークエンティティは、リロケーションパフォーマンス表示パラメータを含むサービス品質パラメータについて互いに交渉し、転送されたロスレスリロケーション表示情報に従って特定のサービスフローにサービス品質保証を提供し、
ロスレスリロケーション表示情報は、
イントラアクセスサービスネットワークロスレスリロケーションを実行するか否かを示すインジケータと、
インターアクセスサービスネットワークロスレスリロケーションを実行するか否かを示すインジケータと、
イントラアクセスサービスネットワーククロスオペレータロスレスリロケーションを実行するか否かを示すインジケータと、
インターアクセスサービスネットワーククロスオペレータロスレスリロケーションを実行するか否かを示すインジケータと、
ロスレスリロケーションの保証目標を示すためのパラメータと、
ロスレスリロケーションの保証レベルを示すためのパラメータと
のうち少なくとも1つを具備することを特徴とするワイヤレス通信システム。
【請求項12】
サービス品質パラメータは、無線インタフェース上の要件を示すサービス品質パラメータと上部層サービスの情報を示すサービス品質パラメータとをさらに具備することを特徴とする請求項11に記載のワイヤレス通信システム。
【請求項13】
ワイヤレス通信システムは、マイクロ波アクセスに関する世界的な相互運用(WiMax)システムであって、サービス品質を実行するためのネットワークエンティティは、アクセスサービスネットワークゲートウェイ、サービング基地局、及び接続サービスネットワークを具備し、
アクセスサービスネットワークゲートウェイは、サービスを設定するためにモバイル加入者局からリクエストで伝えられたサービス品質パラメータ情報に従ってサービスフローに対するサービス品質パラメータをチェックするように、及びサービス品質パラメータに基づきモバイル加入者局のサービング基地局と接続サービスネットワークとの間でサービス転送トンネルの交渉及び設定を制御するように構成されることを特徴とする請求項11または12に記載のワイヤレス通信システム。
【請求項14】
ワイヤレス通信システムは、マイクロ波アクセスに関する世界的な相互運用(WiMax)システムであって、サービス品質を実行するためのネットワークエンティティは、アクセスサービスネットワークゲートウェイ、サービング基地局、及び接続サービスネットワークを具備し、
モバイル加入者局の加入したサービス品質パラメータに従ってサービスフローに対するサービス品質パラメータをチェックするように、モバイル加入者局サービス品質パラメータに従ってモバイル加入者局のサービング基地局に対して情報を交わし対応する無線ベアラを設定するように、及びモバイル加入者局のサービス品質パラメータに従って接続サービスネットワークに対して情報を交わし対応するトンネルを設定するように構成されることを特徴とする請求項11または12に記載のワイヤレス通信システム。
【請求項15】
ワイヤレス通信システムは、マイクロ波アクセスに関する世界的な相互運用(WiMax)システムであって、サービス品質を実行するためのネットワークエンティティは、アクセスサービスネットワークゲートウェイ、サービング基地局、及び接続サービスネットワークを具備し、
ネットワークに接続するためにモバイル加入者局によって開始されたプロシージャからモバイル加入者極の加入したQoSパラメータを得るように、及び加入したサービス品質パラメータをサービング基地局に送信するように構成され、
加入したサービス品質パラメータに従ってサービスフローに対するモバイル加入者局のサービス品質パラメータをチェック及び決定するように、接続サービスネットワークに対して交渉するように、及びチェックされたサービス品質パラメータに従って接続サービスネットワークに対応するサービス転送トンネルを設定するように構成されることを特徴とする請求項11または12に記載のワイヤレス通信システム。
【請求項16】
モバイル加入者局のハンドオーバ又はリロケーションが発生する時、アクセスサービスネットワークゲートウェイは、モバイル加入者局の新たなサービング基地局にサービス品質パラメータ情報を送信することを特徴とする請求項15に記載のワイヤレス通信システム。
【請求項17】
ワイヤレス通信システムは、マイクロ波アクセスに関する世界的な相互運用(WiMax)システムであって、サービス品質を実行するためのネットワークエンティティは、サービング基地局及び接続サービスネットワークを具備し、
サービング基地局は、ネットワークに接続するためにモバイル加入者局によって開始されたプロシージャでモバイル加入者局の加入したQoSパラメータを得るように、加入したサービス品質パラメータとサービス品質パラメータ情報とに従ってサービスフローに対するモバイル加入者局のサービス品質パラメータをチェック及び決定するように、接続サービスネットワークに対して交渉するように、及びチェックされたサービス品質パラメータに従って接続サービスネットワークに対応するサービス転送トンネルを設定するように構成されることを特徴とする請求項11または12に記載のワイヤレス通信システム。
【請求項18】
サービス品質を実行するためのワイヤレス通信システムにおける装置であって、
リロケーションパフォーマンス表示パラメータを含むサービス品質パラメータを受信するように構成されたモジュールと、
転送されたロスレスリロケーション表示情報に従って特定のサービスフローにサービス品質保証を提供するように構成されたモジュールと、を具備し、
ロスレスリロケーション表示情報は、
イントラアクセスサービスネットワークロスレスリロケーションを実行するか否かを示すインジケータと、
インターアクセスサービスネットワークロスレスリロケーションを実行するか否かを示すインジケータと、
イントラアクセスサービスネットワーククロスオペレータロスレスリロケーションを実行するか否かを示すインジケータと、
インターアクセスサービスネットワーククロスオペレータロスレスリロケーションを実行するか否かを示すインジケータと、
ロスレスリロケーションの保証目標を示すためのパラメータと、
ロスレスリロケーションの保証レベルを示すためのパラメータと
のうち少なくとも1つを具備することを特徴とする装置。
【請求項19】
サービス品質パラメータは、無線インタフェース上の要求を示すサービス品質パラメータと上部層サービスの情報を示すサービス品質パラメータとをさらに具備することを特徴とする請求項18に記載の装置。
【請求項20】
ワイヤレス通信システムは、マイクロ波アクセスに関する世界的な相互運用(WiMax)システムであって、装置は、アクセスサービスネットワークゲートウェイであることを特徴とする請求項18または19に記載の装置。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate


【公開番号】特開2011−139528(P2011−139528A)
【公開日】平成23年7月14日(2011.7.14)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−53167(P2011−53167)
【出願日】平成23年3月10日(2011.3.10)
【分割の表示】特願2008−513902(P2008−513902)の分割
【原出願日】平成18年6月1日(2006.6.1)
【出願人】(504277388)▲ホア▼▲ウェイ▼技術有限公司 (220)
【Fターム(参考)】