説明

一次ブロードキャストメディアコンテンツに関連する二次コンテンツを提供するための方法、機器、及び製造品

メディアコンテンツを提供するための方法、機器、及び製造品の例を開示する。開示する方法の一例は、第1のメディア提示装置により音声出力を受け取るステップと、その音声からニールセンコード又はアービトロン(Arbitron)(登録商標)コードのうちの少なくとも1つを得るステップであって、その得られるコードは第1のメディアコンテンツ又は第1のメディアコンテンツの放送者のうちの少なくとも一方を表す、得るステップと、抽出したコードに基づいて第2のメディアコンテンツを得るステップと、その第2のメディアコンテンツを、第1のメディア提示装置とは別の第2のメディア提示装置上に提示するステップとを含む。

【発明の詳細な説明】
【関連出願】
【0001】
[0001]本特許は、参照によりその全体が本明細書に組み込まれている、2009年5月1日に出願され、「Methods and Apparatus To Provide Secondary Content in Association with Primary Broadcast Media Content」と題された米国特許仮出願第61/174,787号の利益を主張するものである。
【開示の分野】
【0002】
[0002]本開示は、一般にコンテンツ配信に関し、より詳細には一次ブロードキャストメディアコンテンツに関連する二次コンテンツを提供するための方法及び機器に関する。
【背景】
【0003】
[0003]メディアコンテンツ(例えばテレビ(TV)番組、ラジオ番組、広告、解説、音声/映像コンテンツ、映画、コマーシャル、広告等)を識別することは、そのようなコンテンツに対する視聴者のエクスポージャを評価するのに有用である。例えば、視聴者を測定する応用例では、メディアコンテンツ(例えば番組や広告)の音声又は映像の中にコードを挿入することができ、そのメディアコンテンツが提示される(例えばモニタされている世帯で再生される)とき、コードが1箇所又は複数箇所のモニタリングサイトにおいて後に検出される。元の信号の中に埋め込まれるコード/透かし(watermark)の情報ペイロードは、一意の番組識別情報(identification)、供給元識別情報、及び/又は放送時間を含むことができる。モニタリングサイトには、メディアコンテンツのエクスポージャ及び/又はメディアコンテンツの消費がモニタされる、世帯、店舗、事業所、並びに/又は他の任意の公共施設及び/若しくは私的施設などの場所が含まれ得る。例えば、モニタリングサイトにおいて、音声及び/又は映像のコードを補足する。次いで、収集したコードを、解析するために中央データ収集施設に送ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0004】
【図1】[0004] 本開示の教示により構築される、一次メディアコンテンツ及び二次コンテンツ配信システムの一例を示す概略図である。
【図2】[0005] 図1のメディアサーバの一例を実装する、一方法例を示す図である。
【図3】[0006] 図1の二次コンテンツ提示装置の一例を実装する、一方法例を示す図である。
【図4】[0007] 図1及び図3の二次コンテンツ提示装置の一例において、二次コンテンツを提示するために使用することができるユーザインターフェイスの一例を示す図である。
【図5】図1及び図3の二次コンテンツ提示装置の一例において、二次コンテンツを提示するために使用することができるユーザインターフェイスの一例を示す図である。
【図6】[0008] 図1の配信システムの一例によって実施することができる、二次コンテンツ配信シナリオの一例を示す図である。
【図7】図1の配信システムの一例によって実施することができる、二次コンテンツ配信シナリオの一例を示す図である。
【図8】図1の配信システムの一例によって実施することができる、二次コンテンツ配信シナリオの一例を示す図である。
【図9】図1の配信システムの一例によって実施することができる、二次コンテンツ配信シナリオの一例を示す図である。
【図10】図1の配信システムの一例によって実施することができる、二次コンテンツ配信シナリオの一例を示す図である。
【図11】[0009] 図1の二次コンテンツサーバの一例を実装する、一方法例を示す図である。
【図12】[0010] 図11のアクションデータベースの一例を実装するために使用することができるデータ構造の一例を示す図である。
【図13】[0011] 図11の二次コンテンツデータベースの一例を実装するために使用することができるデータ構造の一例を示す図である。
【図14】[0012] 図1及び図11の二次コンテンツサーバの一例を使用して実施することができる、二次コンテンツ配信フローの一例を示す図である。
【図15】図1及び図11の二次コンテンツサーバの一例を使用して実施することができる、二次コンテンツ配信フローの一例を示す図である。
【図16】図1及び図11の二次コンテンツサーバの一例を使用して実施することができる、二次コンテンツ配信フローの一例を示す図である。
【図17】[0013] 図1及び図3の二次コンテンツ提示装置の一例を実装するために、例えばプロセッサによって実行することができる、マシンによってアクセス可能な命令の一例を示す流れ図である。
【図18】[0014] コンポジットテレビ信号の音声部分に加えられた番組識別コードを使用する、放送視聴者測定システムの一例を示す概略図である。
【図19】[0015] 図18のエンコーダの一例を実装する一方法例を示す図である。
【図20A】[0016] 図19のコード周波数セレクタによって使用され得る、コード周波数構成の一例を示す図である。
【図20B】図19のコード周波数セレクタによって使用され得る、コード周波数構成の一例を示す図である。
【図20C】図19のコード周波数セレクタによって使用され得る、コード周波数構成の一例を示す図である。
【図21】[0017] 図19のエンコーダの一例を実装するために、例えばプロセッサによって実行することができる、マシンによってアクセス可能な命令の一例を示す図である。
【図22】[0018] 図18のデコーダの一例を実装する一方法例を示す図である。
【図23】[0019] 図22のデコーダの一例を実装するために、例えばプロセッサによって実行することができる、マシンによってアクセス可能な命令の一例を示す図である。
【図24】[0020] 図17、21、23、28、29、36、37、43、45、49〜52及び55のマシンによってアクセス可能な命令の一例、図6〜10、30及び31の動作例、図14〜16のフロー例を実行し、並びに/又は本明細書に記載の方法、機器、及び/又は製造品の例のいずれか若しくはすべてを実施するために使用することができる及び/又はプログラムすることができる、プロセッサプラットフォームの一例の概略図である。
【図25】[0021] 図1及び図3の二次コンテンツモジュールの一例を実装する一方法例を示す図である。
【図26】[0022] 二次コンテンツスケジュールを実施するために使用することができるデータ構造の一例を示す図である。
【図27】二次コンテンツスケジュールを実施するために使用することができるデータ構造の一例を示す図である。
【図28】[0023] 図1、3及び25の二次コンテンツモジュールの一例を実装するために、例えばプロセッサによって実行することができる、マシンによってアクセス可能な命令の一例を示す図である。
【図29】図1、3及び25の二次コンテンツモジュールの一例を実装するために、例えばプロセッサによって実行することができる、マシンによってアクセス可能な命令の一例を示す図である。
【図30】[0024] 図1のコンテンツ配信システムの一例によって実施することができる、スケジュールベースの二次コンテンツ配信シナリオの一例を示す図である。
【図31】図1のコンテンツ配信システムの一例によって実施することができる、スケジュールベースの二次コンテンツ配信シナリオの一例を示す図である。
【図32】[0025] 図11のロイヤルティベーススケジューラの一例を実装する一方法例を示す図である。
【図33】[0026] 様々な人が見る番組を表にするために使用することができるデータ構造の一例を示す図である。
【図34】[0027] アフィニティグループを定義するプロセスの一例を示す図である。
【図35】アフィニティグループを定義するプロセスの一例を示す図である。
【図36】[0028] 図11及び図32のロイヤルティベーススケジューラの一例を実装するために、例えばプロセッサによって実行することができる、マシンによってアクセス可能な命令の一例を示す図である。
【図37】図11及び図32のロイヤルティベーススケジューラの一例を実装するために、例えばプロセッサによって実行することができる、マシンによってアクセス可能な命令の一例を示す図である。
【図38】[0029]コンポジットテレビ信号の音声部分に加えられた番組識別コードを使用する、放送視聴者測定システムの概略図である。
【図39】[0030] 図38のエンコーダの一例を実装する一方法例を示す図である。
【図40】[0031] 図39のデコーダの一例を実装するために、例えばプロセッサによって実行することができる、マシンによってアクセス可能な命令の一例を示す図である。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1のメディア提示装置により音声信号出力を受け取るステップであって、前記音声信号は第1のメディアコンテンツに関連している、音声信号出力を受け取るステップと、
前記音声信号を復号して前記音声信号からコードを抽出するステップであって、前記コードは前記第1のメディアコンテンツ又は前記第1のメディアコンテンツの放送者のうちの少なくとも一方を識別する、コードを抽出するステップと、
前記コードに関連するタイムスタンプを使用してクロックを設定するステップと、
前記コード及び前記タイムスタンプに基づいて第2のメディアコンテンツを得るステップであって、前記第2のメディアコンテンツは複数のタイムスタンプのそれぞれについて複数の二次コンテンツを含む、第2のメディアコンテンツを得るステップと、
前記複数の二次メディアのそれぞれのタイムスタンプが前記クロックから得られる時間値に実質的に一致するとき、前記複数の二次メディアの最初の二次メディアを第2のメディア提示装置において提示するステップと
を含む方法。
【請求項2】
前記音声信号から前記タイムスタンプを抽出するステップをさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記コードが前記タイムスタンプを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記複数の二次コンテンツメディアのそれぞれのタイムスタンプが前記クロックから得られる第2の時間値に実質的に一致するとき、前記複数の二次コンテンツメディアの2番目の二次コンテンツメディアを提示するステップをさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項5】
前記音声信号を復号して第2のコードを抽出するステップであって、前記第2のコードは第3のメディアコンテンツ又は前記第3のメディアコンテンツの第2の放送者のうちの少なくとも一方を表す、コードを抽出するステップと、
前記第2のコードに関連する第2のタイムスタンプを使用して前記クロックを設定するステップと、
前記第2のコードが前記第1のコードと異なる場合、前記第2のコード及び前記第2のタイムスタンプに基づいて第4のメディアコンテンツを得るステップであって、前記第4のメディアコンテンツは第2の複数のタイムスタンプのそれぞれについて第2の複数の二次コンテンツを含む、第4のメディアコンテンツを得るステップと、
前記第2の複数の第4のメディアコンテンツのそれぞれのタイムスタンプが前記クロックから得られる第2の時間値に実質的に一致するとき、前記第2の複数の第4のメディアコンテンツの最初のメディアコンテンツを前記第2のメディア提示装置において提示するステップと
をさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項6】
第2のメディアコンテンツを得る前記ステップが、
前記コード及びタイムスタンプを含む要求を二次コンテンツサーバに送るサブステップと、
前記二次コンテンツサーバから、前記複数の二次コンテンツ、及び前記複数のタイムスタンプのそれぞれを受け取るサブステップと
を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項7】
前記二次コンテンツサーバが、顧客構内のメディアサーバを含む、請求項6に記載の方法。
【請求項8】
前記コードが、ニールセンコード又はアービトロンコードのうちの少なくとも一方を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項9】
前記音声信号が、前記コードを表す埋め込まれた周波数成分を含み、前記周波数成分の別の組が、それぞれ異なる情報を表し、前記周波数成分の組のそれぞれからの1つの周波数成分が、コード帯域の中に位置しており、前記コード帯域が、複数のコード帯域のうちの1つであり、隣接するコード帯域間の間隔が、前記コード帯域それぞれの隣接する周波数成分間の前記間隔以下であり、前記周波数成分の振幅が、前記情報を表し、前記音声のマスキング能力に基づいて選択される、請求項1に記載の方法。
【請求項10】
前記音声信号を復号して前記コードを抽出する前記ステップが、
前記音声信号をサンプリングするサブステップと、
前記サンプリングした音声信号を周波数領域表現に変換するサブステップと、
前記コードを含み得る前記周波数領域表現の周波数の特性を求めるサブステップと、
前記コードを含み得るそのコード帯域内の前記周波数領域表現の前記周波数の前記特性を各コード帯域にわたって正規化するサブステップであって、前記正規化はそのコード帯域内の周波数の閾値特性に突き合わせて実行される、正規化するサブステップと、
対応する各周波数の前記正規化済みの特性を合計して、最大和を有する前記周波数を特定するサブステップと、
前記特定した周波数が前記コードを表すと決定するサブステップと
を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項11】
マシン可読命令を記憶する有形製造品であって、前記マシン可読命令は、実行されたとき、
第1のメディア提示装置により音声信号出力を受け取ることであり、前記音声信号は第1のメディアコンテンツに関連している、音声信号出力を受け取ることと、
前記音声信号を復号して前記音声信号からコードを抽出することであり、前記コードは前記第1のメディアコンテンツ又は前記第1のメディアコンテンツの放送者のうちの少なくとも一方を表す、コードを抽出することと、
前記コードに関連するタイムスタンプに基づいてクロックを設定することと、
前記コード及び前記第1のタイムスタンプに基づいて第2のメディアコンテンツを得ることであり、前記第2のメディアコンテンツは複数のタイムスタンプのそれぞれについて複数の二次コンテンツを含む、第2のメディアコンテンツを得ることと、
前記複数の二次メディアのそれぞれのタイムスタンプが前記クロックから得られる時間値に実質的に一致するとき、前記複数の二次メディアの最初の二次メディアを第2のメディア提示装置において提示することと
をマシンに行わせる有形製造品。
【請求項12】
実行されたとき、前記マシン可読命令が、前記複数の二次コンテンツメディアのそれぞれのタイムスタンプが前記クロックから得られる第2の時間値に実質的に一致するとき、前記複数の二次コンテンツメディアの2番目の二次コンテンツメディアを前記マシンに提示させる、請求項11に記載の有形製造品。
【請求項13】
実行されたとき、前記マシン可読命令が、
前記音声信号を復号して第2のコードを抽出することであって、前記第2のコードは第3のメディアコンテンツ又は前記第3のメディアコンテンツの第2の放送者のうちの少なくとも一方を表す、コードを抽出することと、
前記第2のコードに関連する第2のタイムスタンプに基づいて前記クロックを設定することと、
前記第2のコードが前記第1のコードと異なる場合、前記第2のコード及び前記第2のタイムスタンプに基づいて第4のメディアコンテンツを得ることであって、前記第4のメディアコンテンツは第2の複数のタイムスタンプのそれぞれについて第2の複数の二次コンテンツを含む、第4のメディアコンテンツを得ることと、
前記第2の複数の第4のメディアコンテンツのそれぞれのタイムスタンプが前記クロックから得られる第2の時間値に実質的に一致するとき、前記第2の複数の第4のメディアコンテンツの最初のメディアコンテンツを前記第2のメディア提示装置において提示することと
を前記マシンに行わせる、請求項11に記載の有形製造品。
【請求項14】
第1のメディア提示装置により音声信号出力を受け取るための音声インターフェイスであって、前記音声信号は第1のメディアコンテンツに関連している、音声インターフェイスと、
前記音声信号を復号して前記音声信号からコードを抽出するためのデコーダであって、前記コードは前記第1のメディアコンテンツ又は前記第1のメディアコンテンツの放送者のうちの少なくとも一方を表し、前記デコーダは前記コードに関連するタイムスタンプを得る、デコーダと、
前記コード及び前記タイムスタンプに基づいて第2のメディアコンテンツを得るための二次コンテンツモジュールであって、前記第2のメディアコンテンツは複数のタイムスタンプのそれぞれについて複数の二次コンテンツを含む、二次コンテンツモジュールと、
前記複数の二次コンテンツメディアのそれぞれのタイムスタンプが、前記タイムスタンプから求められる時間値に実質的に一致するとき、前記複数の二次コンテンツメディアの最初の二次コンテンツメディアを提示するためのユーザインターフェイスモジュールと
を備える機器。
【請求項15】
前記ユーザインターフェイスモジュールは、前記複数の二次コンテンツメディアのそれぞれのタイムスタンプが前記タイムスタンプから求められる第2の時間値に実質的に一致するとき、前記複数の二次コンテンツメディアの2番目の二次コンテンツメディアを提示するためのものである、請求項14に記載の機器。
【請求項16】
前記デコーダが、前記音声信号を復号して前記音声信号から、第3のメディアコンテンツ又は前記第3のメディアコンテンツの第2の放送者のうちの少なくとも一方を表す第2のコードを抽出し、且つ前記第2のコードに関連する第2のタイムスタンプを得るためのものであり、前記第2のコードが前記第1のコードと異なる場合、前記二次コンテンツモジュールが、前記第2のコード及び前記第2のタイムスタンプに基づいて、第2の複数のタイムスタンプのそれぞれについて第2の複数の二次コンテンツを含む第4のメディアコンテンツを得るためのものであり、前記ユーザインターフェイスモジュールが、前記第2の複数の二次コンテンツのそれぞれのタイムスタンプが前記第2のタイムスタンプから求められる第2の時間値に実質的に一致するとき、前記第2の複数の二次コンテンツの最初の二次コンテンツを提示するためのものである、請求項14に記載の機器。
【請求項17】
前記二次コンテンツモジュールが、
前記コード及びタイムスタンプを含む要求を二次コンテンツサーバに送り、
前記二次コンテンツサーバから、前記複数の二次コンテンツ及び前記複数のタイムスタンプのそれぞれを受け取る
ためのものである、請求項14に記載の機器。
【請求項18】
前記二次コンテンツサーバが、顧客構内のメディアサーバを含む、請求項17に記載の機器。
【請求項19】
前記機器が、ハンドヘルドコンピュータ、携帯情報端末(PDA)、携帯電話、スマートフォン、ラップトップコンピュータ、ネットブックコンピュータ、iPod、iPad、ハンドヘルドメディア提示装置、又は携帯型メディア提示装置のうちの少なくとも1つを含む、請求項14に記載の機器。
【請求項20】
前記コードが複数のコード帯域の中にある複数の周波数成分を使用して前記音声信号の中に埋め込まれ、前記デコーダが、
前記音声信号をサンプリングするためのサンプラと、
前記サンプリングした音声信号を周波数領域表現に変換するための時間−周波数領域変換器と、
前記コードを含み得る前記周波数領域表現の各周波数の特性を求め、前記コードを含み得るそのコード帯域内の前記周波数領域表現の各周波数の前記特性を各コード帯域にわたって正規化し、前記正規化はそのコード帯域内の周波数の最大特性に突き合わせて実行され、前記コードを表す各周波数の前記正規化済みの特性を合計して、補助情報を表す周波数についての最大和を求め、前記最大和が前記コードを表すと決定するための、コード周波数モニタと
を備える、請求項14に記載の機器。
【請求項21】
前記音声信号が、前記コードを表す埋め込まれた周波数成分を含み、前記周波数成分の別の組が、それぞれ異なる情報を表し、前記周波数成分の組のそれぞれからの1つの周波数成分が、コード帯域の中に位置しており、前記コード帯域が、複数のコード帯域のうちの1つであり、隣接するコード帯域間の間隔が、前記コード帯域それぞれの隣接する周波数成分間の前記間隔以下であり、前記周波数成分の振幅が、前記情報を表し、前記音声のマスキング能力に基づいて選択される、請求項14に記載の機器。
【請求項22】
第1のメディア提示装置により音声信号出力を受け取るステップであって、前記音声信号は第1のメディアコンテンツに関連している、音声信号出力を受け取るステップと、
前記音声信号を復号して前記音声信号からコードを抽出するステップであって、前記コードは前記第1のメディアコンテンツ又は前記第1のメディアコンテンツの放送者のうちの少なくとも一方を表す、コードを抽出するステップと、
第2のメディア提示装置に無線信号を伝送するステップであって、前記信号は前記抽出したコードを含み、前記信号は、前記コードに基づいて第2のメディアコンテンツを得るように前記第2のメディア提示装置をトリガし、前記第2のメディアコンテンツを前記第2のメディア提示装置において提示するためのものである、無線信号を伝送するステップと
を含む方法。
【請求項23】
前記コードが、ニールセンコード又はアービトロンコードのうちの少なくとも一方を含む、請求項22に記載の方法。
【請求項24】
前記無線信号が、Bluetooth信号、無線ローカルエリアネットワーク信号、又はセルラ信号のうちの少なくとも1つを含む、請求項22に記載の方法。
【請求項25】
前記音声信号が、前記コードを表す埋め込まれた周波数成分を含み、前記周波数成分の別の組が、それぞれ異なる情報を表し、前記周波数成分の組のそれぞれからの1つの周波数成分が、コード帯域の中に位置しており、前記コード帯域が、複数のコード帯域のうちの1つであり、隣接するコード帯域間の間隔が、前記コード帯域それぞれの隣接する周波数成分間の前記間隔以下であり、前記周波数成分の振幅が、前記情報を表し、前記音声のマスキング能力に基づいて選択される、請求項22に記載の方法。
【請求項26】
前記音声信号が、複数のコード帯域の中にある複数の周波数成分を使用して前記音声信号の中に埋め込まれた前記コードを含み、前記音声信号を復号して前記コードを抽出する前記ステップが、
前記音声信号をサンプリングするサブステップと、
前記サンプリングした音声信号を周波数領域表現に変換するサブステップと、
前記コードを含み得る前記周波数領域表現の周波数の特性を求めるサブステップと、
前記コードを含み得るそのコード帯域内の前記周波数領域表現の前記周波数の前記特性を各コード帯域にわたって正規化するサブステップであって、前記正規化はそのコード帯域内の周波数の閾値特性に突き合わせて実行される、正規化するサブステップと、
対応する各周波数の前記正規化済みの特性を合計して、最大和を有する前記周波数を特定するサブステップと、
前記特定した周波数が前記コードを表すと決定するサブステップと
を含む、請求項22に記載の方法。
【請求項27】
マシン可読命令を記憶する有形製造品であって、前記マシン可読命令は、実行されたとき、
第1のメディア提示装置により音声信号出力を受け取ることであり、前記音声信号は第1のメディアコンテンツに関連している、音声信号出力を受け取ることと、
前記音声信号を復号して前記音声信号からコードを抽出することであり、前記コードは前記第1のメディアコンテンツ又は前記第1のメディアコンテンツの放送者のうちの少なくとも一方に対応する、コードを抽出することと、
第2のメディア提示装置に無線信号を伝送することであり、前記信号は前記抽出したコードを含み、前記信号は、前記コードに基づいて第2のメディアコンテンツを得るように前記第2のメディア提示装置をトリガし、前記第2のメディアコンテンツを前記第2のメディア提示装置において提示するためのものである、無線信号を伝送することと
をマシンに行わせる、有形製造品。
【請求項28】
前記無線信号が、Bluetooth信号、無線ローカルエリアネットワーク信号、又はセルラ信号のうちの少なくとも1つを含む、請求項27に記載の有形製造品。
【請求項29】
前記コードが、ニールセンコード又はアービトロンコードのうちの少なくとも一方を含む、請求項27に記載の有形製造品。
【請求項30】
前記音声信号が、複数のコード帯域の中にある複数の周波数成分を使用して前記音声信号の中に埋め込まれた前記コードを含み、実行されたとき、前記マシン可読命令が、
前記音声信号をサンプリングすることと、
前記サンプリングした音声信号を周波数領域表現に変換することと、
前記コードを含み得る前記周波数領域表現の周波数の特性を求めることと、
前記コードを含み得るそのコード帯域内の前記周波数領域表現の前記周波数の前記特性を各コード帯域にわたって正規化することであって、前記正規化はそのコード帯域内の周波数の閾値特性に突き合わせて実行される、正規化することと、
対応する各周波数の前記正規化済みの特性を合計して、最大和を有する前記周波数を特定することと、
前記特定した周波数が前記コードを表すと決定することと
により、前記マシンに前記音声信号を復号させて前記コードを抽出させる、請求項27に記載の有形製造品。
【請求項31】
第1のメディア提示装置により音声信号出力を受け取るための音声インターフェイスであって、前記音声信号は第1のメディアコンテンツに関連している、音声インターフェイスと、
前記音声信号を復号してコードを抽出するためのデコーダであって、前記コードは前記第1のメディアコンテンツ又は前記第1のメディアコンテンツの放送者のうちの少なくとも一方に関連している、デコーダと、
第2のメディア提示装置に無線信号を伝送するための無線インターフェイスであって、前記信号は前記抽出したコードを含み、前記信号は、前記コードに基づいて第2のメディアコンテンツを得るように前記第2のメディア提示装置をトリガし、前記第2のメディアコンテンツを前記第2のメディア提示装置において提示するためのものである、無線信号を伝送するための無線インターフェイスと
を備える機器。
【請求項32】
前記無線信号が、Bluetooth信号、無線ローカルエリアネットワーク信号、又はセルラ信号のうちの少なくとも1つを含む、請求項31に記載の機器。
【請求項33】
前記音声信号が、前記コードを表す埋め込まれた周波数成分を含み、前記周波数成分の別の組が、それぞれ異なる情報を表し、前記周波数成分の組のそれぞれからの1つの周波数成分が、コード帯域の中に位置しており、前記コード帯域が、複数のコード帯域のうちの1つであり、隣接するコード帯域間の間隔が、前記コード帯域それぞれの隣接する周波数成分間の前記間隔以下であり、前記周波数成分の振幅が、前記情報を表し、前記音声のマスキング能力に基づいて選択される、請求項31に記載の機器。
【請求項34】
前記音声信号が、複数のコード帯域の中にある複数の周波数成分を使用して前記音声信号の中に埋め込まれた前記コードを含み、前記デコーダが、
前記音声信号をサンプリングするためのサンプラと、
前記サンプリングした音声信号を周波数領域表現に変換するための時間−周波数領域変換器と、
前記コードを含み得る前記周波数領域表現の各周波数の特性を求め、前記コードを含み得るそのコード帯域内の前記周波数領域表現の各周波数の前記特性を各コード帯域にわたって正規化し、前記正規化はそのコード帯域内の周波数の最大特性に突き合わせて実行され、前記コードを表す各周波数の前記正規化済みの特性を合計して、補助情報を表す周波数についての最大和を求め、前記最大和が前記コードを表すと決定するための、コード周波数モニタと
を備える、請求項31に記載の機器。
【請求項35】
前記機器が、顧客構内のメディアサーバを含む、請求項31に記載の機器。
【請求項36】
前記第2のメディア提示装置が、ハンドヘルドコンピュータ、携帯情報端末(PDA)、携帯電話、スマートフォン、ラップトップコンピュータ、ネットブックコンピュータ、ハンドヘルドメディア提示装置、又は携帯型メディア提示装置のうちの少なくとも1つを含む、請求項31に記載の機器。
【請求項37】
メディアコンテンツを提示する方法であって、
第1のメディア提示装置により音声出力を受け取るステップと、
前記音声からニールセンコード又はアービトロンコードのうちの少なくとも一方を得るステップであり、前記得られるコードは前記第1のメディアコンテンツ又は前記第1のメディアコンテンツの放送者のうちの少なくとも一方を表す、得るステップと、
前記抽出したコードに基づいて第2のメディアコンテンツを得るステップと、
前記第1のメディア提示装置とは別の第2のメディア提示装置上で前記第2のメディアコンテンツを提示するステップと
を含む方法。
【請求項38】
前記第2のメディアコンテンツを得る前記ステップが、
前記コードを含む要求を二次コンテンツサーバに送るサブステップと、
前記二次コンテンツサーバから、前記第2のメディアコンテンツを受け取るサブステップと
を含む、請求項37に記載の方法。
【請求項39】
前記二次コンテンツサーバが、顧客構内のメディアサーバを含む、請求項38に記載の方法。
【請求項40】
前記コードに関連するタイムスタンプを得るステップ
をさらに含み、
前記第2のメディアコンテンツを得る前記ステップが、前記コード及び前記タイムスタンプに基づいて前記第2のメディアコンテンツを得るサブステップであって、前記第2のメディアコンテンツは複数のタイムスタンプのそれぞれについて複数の二次コンテンツを含む、前記第2のメディアコンテンツを得るサブステップを含み、
前記第2のメディアコンテンツを提示する前記ステップが、前記複数の二次コンテンツのそれぞれのタイムスタンプが前記タイムスタンプから求められる時間値に実質的に一致するとき、前記複数の二次コンテンツの最初の二次コンテンツを提示するサブステップ
を含む、請求項37に記載の方法。
【請求項41】
前記音声が前記コードを表す埋め込まれた周波数成分を含み、前記周波数成分の別の組が、それぞれ異なる情報を表し、前記周波数成分の組のそれぞれからの1つの周波数成分が、コード帯域の中に位置しており、前記コード帯域が、複数のコード帯域のうちの1つであり、隣接するコード帯域間の間隔が、前記コード帯域それぞれの隣接する周波数成分間の前記間隔以下であり、前記周波数成分の振幅が、前記情報を表し、前記音声のマスキング能力に基づいて選択される、請求項37に記載の方法。
【請求項42】
前記情報を表すために使用する前記周波数成分が、可聴周波数範囲内にある、請求項41に記載の方法。
【請求項43】
前記音声から前記コードを得る前記ステップが、
前記音声をサンプリングするサブステップと、
前記サンプリングした音声を周波数領域表現に変換するサブステップと、
補助情報を含み得る前記周波数領域表現の周波数の特性を求めるサブステップと、
前記コードを含み得るそのコード帯域内の前記周波数領域表現の前記周波数の前記特性を各コード帯域にわたって正規化するサブステップであって、前記正規化はそのコード帯域内の周波数の閾値特性に突き合わせて実行される、正規化するサブステップと、
対応する各周波数の前記正規化済みの特性を合計して、最大和を有する前記周波数を特定するサブステップと、
前記特定した周波数が前記コードを表すと決定するサブステップと
を含む、請求項37に記載の方法。
【請求項44】
マシン可読命令を記憶する有形製造品であって、前記マシン可読命令は、実行されたとき、
第1のメディア提示装置により音声出力を受け取ることと、
前記音声からニールセンコード又はアービトロンコードのうちの少なくとも一方を得ることであり、前記得られるコードは前記第1のメディアコンテンツ又は前記第1のメディアコンテンツの放送者のうちの少なくとも一方を識別する、得ることと、
前記抽出したコードに基づいて第2のメディアコンテンツを得ることと、
前記第1のメディア提示装置とは別の第2のメディア提示装置上で前記第2のメディアコンテンツを提示することと
をマシンに行わせる、有形製造品。
【請求項45】
実行されたとき、前記マシン可読命令が、
前記コードに関連するタイムスタンプを得ることと、
前記コード及び前記タイムスタンプに基づいて前記第2のメディアコンテンツを得ることにより前記第2のメディアコンテンツを得ることであって、前記第2のメディアコンテンツは複数のタイムスタンプのそれぞれについて複数の二次コンテンツを含む、前記第2のメディアコンテンツを得ることと、
前記複数の二次コンテンツのそれぞれのタイムスタンプが前記タイムスタンプから求められる時間値に実質的に一致するとき、前記複数の二次コンテンツの最初の二次コンテンツを提示することにより前記第2のメディアコンテンツを提示することと
を前記マシンに行わせる、請求項44に記載の有形製造品。
【請求項46】
メディアコンテンツを提示するための機器であって、
第1のメディア提示装置により音声出力を受け取るための音声入力インターフェイスと、
前記音声からニールセンコード又はアービトロンコードのうちの少なくとも一方を得るためのデコーダであり、前記コードは前記第1のメディアコンテンツ又は前記第1のメディアコンテンツの放送者のうちの少なくとも一方に対応する、デコーダと、
前記抽出したコードに基づいて第2のメディアコンテンツを得るための二次コンテンツモジュールと、
前記第1のメディア提示装置とは別の第2のメディア提示装置上で前記第2のメディアコンテンツを提示するためのユーザインターフェイスモジュールと
を備える機器。
【請求項47】
前記音声が前記コードを表す埋め込まれた周波数成分を含み、前記周波数成分の別の組が、それぞれ異なる情報を表し、前記周波数成分の組のそれぞれからの1つの周波数成分が、コード帯域の中に位置しており、前記コード帯域が、複数のコード帯域のうちの1つであり、隣接するコード帯域間の間隔が、前記コード帯域それぞれの隣接する周波数成分間の前記間隔以下であり、前記周波数成分の振幅が、前記情報を表し、前記音声のマスキング能力に基づいて選択される、請求項46に記載の機器。
【請求項48】
前記二次コンテンツモジュールが、
前記コードを含む要求を二次コンテンツサーバに送り、
前記二次コンテンツサーバから、前記二次コンテンツを受け取る
ためのものである、請求項46に記載の機器。
【請求項49】
前記二次コンテンツサーバが、顧客構内のメディアサーバを含む、請求項48に記載の機器。
【請求項50】
前記ユーザインターフェイスモジュールが、ハンドヘルドコンピュータ、携帯情報端末(PDA)、携帯電話、スマートフォン、ラップトップコンピュータ、ネットブックコンピュータ、ハンドヘルドメディア提示装置、又は携帯型メディア提示装置のうちの少なくとも1つによって実装される、請求項46に記載の機器。
【請求項51】
前記デコーダが、前記音声からの前記コードに関連するタイムスタンプを得るためのものであり、
前記二次コンテンツモジュールが、前記コード及び前記タイムスタンプに基づいて前記第2のメディアコンテンツを得るためのものであり、
前記二次コンテンツが、複数のタイムスタンプのそれぞれについて複数の二次コンテンツを含み、
前記ユーザインターフェイスモジュールが、前記複数の二次コンテンツのそれぞれのタイムスタンプが前記タイムスタンプを使用して求められる時間値に実質的に一致するとき、前記複数の二次コンテンツの最初の二次コンテンツを提示することにより前記第2のメディアコンテンツを提示するためのものである、
請求項46に記載の機器。
【請求項52】
前記音声信号が、複数のコード帯域の中にある複数の周波数成分を使用して前記音声の中に埋め込まれた前記コードを含み、前記デコーダが、
前記音声をサンプリングするためのサンプラと、
前記サンプリングした音声を周波数領域表現に変換するための時間−周波数領域変換器と、
前記コードを含み得る前記周波数領域表現の各周波数の特性を求め、前記コードを含み得るそのコード帯域内の前記周波数領域表現の各周波数の前記特性を各コード帯域にわたって正規化し、前記正規化はそのコード帯域内の周波数の最大特性に突き合わせて実行され、前記コードを表す各周波数の前記正規化済みの特性を合計して、補助情報を表す周波数についての最大和を求め、前記最大和が前記コードを表すと決定するための、コード周波数モニタと
を備える、請求項46に記載の機器。

【公表番号】特表2012−525655(P2012−525655A)
【公表日】平成24年10月22日(2012.10.22)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−508780(P2012−508780)
【出願日】平成22年4月30日(2010.4.30)
【国際出願番号】PCT/US2010/033201
【国際公開番号】WO2010/127268
【国際公開日】平成22年11月4日(2010.11.4)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.BLUETOOTH
【出願人】(510130723)ザ ニールセン カンパニー (ユー エス) エルエルシー (22)
【Fターム(参考)】