説明

不連続受信とタイミングをとるチャネル品質指標伝送

【課題】不連続受信(DRX)とタイミングをとるチャネル品質指標(CQI)伝送を提供する。
【解決手段】ユーザ機器UEは、DRX動作モードのオン持続時間の開始前に、割り当てられた周期的CQI報告リソースを使用して、CQI伝送を開始するように構成されている、プロセッサを含む。プロセッサは、DRX動作モードのオン持続時間の前のリードタイムの直前の割り当てられた周期的CQI報告リソースを使用してCQI伝送を開始するように構成され、該リードタイムは、UEから拡張ノードB「ENB」まで進行するようにCQI伝送を送信する伝搬遅延と、CQI伝送を受信および処理し、それに基づいて通信パラメータを適合させるENBの処理遅延時間との合計として決定される。

【発明の詳細な説明】
【背景技術】
【0001】
携帯電話、携帯端末、手持ち式コンピュータ、および類似デバイス等の、無線電気通信能力を伴う容易に運搬可能なデバイスは、本明細書では、ユーザ機器(UE)と呼ばれる。「ユーザ機器」という用語は、デバイスと、加入者識別モジュール(SIM)アプリケーション、汎用加入者識別モジュール(USIM)アプリケーション、または可撤性ユーザ識別モジュール(R-UIM)アプリケーションを含む関連汎用集積回路カード(UI
CC)とを指し得、または、そのようなカードを伴わないデバイス自体を指し得る。UEは、第2のUE、電気通信ネットワーク内の何らかの他の要素、サーバコンピュータ等の自動コンピューティングデバイス、または何らかの他のデバイスと通信する場合がある。UEと別の構成要素との間の通信接続は、音声呼出、ファイル転送、または何らかの他の種類のデータ交換を促進する場合があり、そのいずれも、呼出またはセッションと呼ぶことができる。
【0002】
電気通信技術が発展するにつれて、以前は不可能であったサービスを提供することができる、より先進的なネットワークアクセス機器が導入されてきた。この先進的ネットワークアクセス機器は、例えば、基地局よりもむしろ拡張ノードB(ENB)、または従来の無線電気通信システムにおける同等機器より高度に進化した他のシステムおよびデバイスを含む場合がある。そのような先進的または次世代機器は、本明細書では、ロングタームエボリューション(LTE)機器と呼ばれ得る。
【0003】
いくつかのUEは、パケット交換方式モードで通信する能力を有し、呼出またはセッションの一部分を表すデータストリームは、一意の識別子が与えられるパケットに分割される。次いで、パケットは、異なるパスに沿って、ソースから送信先へと伝送される場合があり、かつ異なる時間に送信先に着信する場合がある。送信先に到達すると、パケットは、識別子に基づいて、そのオリジナルシーケンスに再構築される。ボイスオーバーインターネットプロトコル(VoIP)は、インターネット上でのパケット交換方式ベースの音声通信のための周知のシステムである。「VoIP」という用語は、本明細書では、呼出するために使用される場合がある特定の技術にかかわらず、インターネットを介して接続される任意のパケット交換方式の音声呼出を指す。
【0004】
無線VoIP呼出の場合、UEとENBとの間でデータを搬送する信号は、特定の一式の周波数、コード、および時間パラメータ、ならびENBによって指定される場合がある他の特性を有することができる。特定の一式のそのような特性を有するUEとENBとの間の接続を、リソースと呼ぶことができる。ENBは、典型的には、それが任意の特定の時に通信している各UEに対して、異なるリソースを確立する。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0005】
最初に、本開示の1つ以上の実施形態の例証的実装を以下で提供するが、開示されたシステムおよび/または方法は、現在周知であるか、または既存であるかどうかを問わず、任意の数の技術を使用して実装され得ることを理解されたい。本開示は、本明細書で例証および説明される例示的設計および実装を含む、以下で例証される例証的実装、図面、および技術に決して限定されるべきではなく、添付の特許請求の範囲内で、同等物の全範囲とともに修正され得る。
【0006】
実施形態では、ユーザ機器(UE)を開示する。UEは、不連続受信(DRX)動作モードのオン持続時間の開始前に、割り当てられた周期的CQI報告リソース中にチャネル品質指標(CQI)伝送を開始するように構成されている、プロセッサを含む。
【0007】
別の実施形態では、ユーザ機器(UE)から拡張ノードB(ENB)へ制御信号を伝送するための方法が提供される。方法は、UEの不連続受信(DRX)動作のオン持続時間がスケジュールされる時を決定することと、オン持続時間のスケジュールされた開始に先行する、割り当てられた周期的チャネル品質指標(CQI)報告リソースを識別することと、識別された割り当てられた周期的CQI報告リソースの時に、周期的CQI制御信号伝送を開始することとを含む。
【0008】
さらに別の実施形態では、ユーザ機器(UE)が提供される。UEは、拡張ノードB(ENB)にチャネル品質指標(CQI)制御信号を伝送するように構成されている。UEは、再伝送ウィンドウのCQI報告時間間隔中にCQI制御信号を周期的に伝送するように、および再伝送ウィンドウの終了に応答して、CQI制御信号の伝送を停止するように構成されている、構成要素を含む。
【0009】
さらに別の実施形態では、ユーザ機器(UE)から拡張ノードB(ENB)へ制御信号を伝送するための方法が提供される。方法は、割り当てられた周期的チャネル品質指標(CQI)報告リソースを識別することと、再伝送ウィンドウ中に周期的CQI制御信号を伝送することとを含む。方法は、再伝送ウィンドウの終了を識別することと、再伝送ウィンドウの終了に応答して、CQI制御信号の周期的伝送を停止することとを含む。
本発明は、例えば、以下を提供する。
(項目1)
不連続受信「DRX」動作モードのオフ持続時間中にチャネル品質指標「CQI」伝送を停止し、かつ、該「DRX」動作モードのオン持続時間の開始前に、割り当てられた周期的CQI報告リソースを使用して「CQI」伝送を開始するように構成されているプロセッサを備えている、ユーザ機器(UE)。
(項目2)
上記プロセッサは、上記DRX動作モードの上記オン持続時間の開始の直前の割り当てられた周期的CQI報告リソースを使用してCQI伝送を開始するように構成されている、項目1に記載のUE。
(項目3)
上記プロセッサは、上記DRX動作モードの上記オン持続時間の前のリードタイムの直前の割り当てられた周期的CQI報告リソースを使用してCQI伝送を開始するように構成され、該リードタイムは、上記UEから拡張ノードB「ENB」まで進行するように上記CQI伝送を送信する伝搬遅延と、該CQI伝送を受信および処理し、それに基づいて通信パラメータを適合させる該ENBの処理遅延時間との合計として決定される、項目1に記載のUE。
(項目4)
上記ENBの上記処理遅延時間は、ほぼ2つのサブフレームの時間分に等しい、項目3に記載のUE。
(項目5)
上記プロセッサは、上記UEが起動している場合に、上記オン持続時間または上記オン持続時間よりも長い活動時間の終了時にCQI伝送を停止するようにさらに構成されている、項目1から4のいずれか1項に記載のUE。
(項目6)
上記プロセッサは、再伝送を含む全てのデータが受信された後に、CQI伝送を停止するようにさらに構成されている、項目1から4のうちのいずれか1項に記載のUE。
(項目7)
上記プロセッサは、再伝送ウィンドウの直後にCQI伝送を停止するようにさらに構成されている、項目6に記載のUE。
(項目8)
上記プロセッサは、上記活動時間または上記オン持続時間の終了時にCQI伝送を停止し、かつ、上記再伝送ウィンドウの開始前の割り当てられた周期的CQI報告リソース中にCQI伝送を再開するようにさらに構成されている、項目7に記載のUE。
(項目9)
上記プロセッサは、上記再伝送ウィンドウの開始の前のリードタイムの直前の割り当てられた周期的CQI報告リソース中にCQI伝送を再開するように構成され、該リードタイムは、上記UEからENBまで進行するように該CQI伝送を送信する伝搬遅延と、該CQI伝送を受信および処理し、それに基づいて通信パラメータを適合させる該ENBの処理遅延時間との合計として決定される、項目8に記載のUE。
(項目10)
上記ENBの上記処理遅延時間は、ほぼ2つのサブフレームの時間分に等しい、項目9に記載のUE。
(項目11)
ユーザ機器「UE」から拡張ノードB「ENB」へ制御信号を伝送する方法であって、
該UEの不連続受信「DRX」動作のオン持続時間がスケジュールされる時を決定することと、
該オン持続時間のスケジュールされた開始に先行する、割り当てられた周期的チャネル品質指標「CQI」報告リソースを識別することと、
少なくとも別の先行する割り当てられた周期的「CQI」報告リソースの時ではなく、識別された該割り当てられた周期的CQI報告リソースの時に、周期的CQI制御信号伝送を開始することと
を含む、方法。
(項目12)
上記オン持続時間の開始に先行する、割り当てられた周期的CQI報告リソースを識別することは、該オン持続時間の開始の直前の該割り当てられた周期的CQI報告リソースを識別することとしてさらに特徴付けられる、項目11に記載の方法。
(項目13)
上記オン持続時間の前のリードタイムの直前の割り当てられた周期的CQI報告リソースを識別することは、上記UEから上記ENBまで進行するように上記CQI伝送を送信する伝搬遅延と、該CQI伝送を受信および処理し、それに基づいて通信パラメータを適合させる該ENBの処理遅延時間との合計として、該リードタイムを決定することとしてさらに特徴付けられる、項目11に記載の方法。
(項目14)
上記オン持続時間中に発生する最後の割り当てられた周期的CQI報告リソースの後に、周期的CQI制御信号伝送を停止することをさらに含む、項目11から13のうちのいずれか1項に記載の方法。
(項目15)
上記UEが起動している場合に、活動時間中に発生する最後の割り当てられた周期的CQI報告リソースの後に、周期的CQI制御信号伝送を停止することをさらに含む、項目11から13のうちのいずれか1項に記載の方法。
(項目16)
UEによって実行されると、該UEに、項目11から15のうちのいずれか1項に記載の方法のステップを実装させるコンピュータ実行可能命令を含むコンピュータ可読媒体。
(項目17)
拡張ノードB「ENB」にチャネル品質指標「CQI」制御信号を伝送するように構成されているユーザ機器「UE」であって、
再伝送ウィンドウ中にCQI制御信号を周期的に伝送し、かつ、活動時間の終了後にCQI制御信号の伝送を停止するように構成されている構成要素を備えている、UE。
(項目18)
上記構成要素は、上記オン持続時間の開始の直前の割り当てられた周期的CQI報告リソース中に、CQI制御信号を周期的に伝送し始めるように構成されている、項目17に記載のUE。
(項目19)
上記構成要素は、上記UEが起動している場合に、上記オン持続時間または上記オン持続時間よりも長い活動時間後にCQI制御信号の伝送を停止するように構成され、上記再伝送ウィンドウの開始前の割り当てられた周期的CQI報告リソース中にCQI制御信号を周期的に伝送することを再開する、項目17または項目18に記載のUE。
(項目20)
ユーザ機器「UE」から拡張ノードB「ENB」へ制御信号を伝送する方法であって、
割り当てられた周期的チャネル品質指標「CQI」報告リソースを識別することと、
再伝送ウィンドウ中に周期的CQI制御信号を伝送することと、
活動時間の終了を識別することと、
該活動時間の終了に応答して、該CQI制御信号の該周期的伝送を停止することと
を含む、方法。
(項目21)
上記再伝送ウィンドウの開始の直前に、周期的CQI制御信号伝送を提供することをさらに含む、項目20に記載の方法。
(項目22)
UEによって実施されると、該UEに、項目20または項目1に記載の方法のステップを実装させるコンピュータ実行可能命令を含むコンピュータ可読媒体。
【図面の簡単な説明】
【0010】
ここで、本開示のより完全な理解のために、添付図面および発明を実施するための形態と関連して解釈される、以下の図面の簡単な説明を参照し、図中、類似参照数字は、類似部品を表す。
【図1】図1は、本開示の実施形態による、電気通信システムのブロック図である。
【図2】図2は、本開示の実施形態による、ユーザ機器のオン持続時間およびオフ持続時間を図示する略図である。
【図3a】図3aは、本開示の実施形態による、オン持続時間に対する周期的CQI報告リソースおよびオン持続時間と関連する再伝送ウィンドウの説明図である。
【図3b】図3bは、本開示の実施形態による、オフにされたいくつかのチャネル品質指標伝送を描写する、オン持続時間に対する周期的チャネル品質指標報告リソースおよびオン持続時間と関連する再伝送ウィンドウの説明図である。
【図3c】図3cは、本開示の実施形態による、オフにされたいくつかのチャネル品質指標伝送を描写する、オン持続時間に対する周期的チャネル品質指標報告リソースおよびオン持続時間と関連する再伝送ウィンドウの説明図である。
【図4a】図4aは、本開示の実施形態による、拡張ノードBのアップリンクサブフレームおよびダウンリンクサブフレームに対する周期的チャネル品質指標報告リソースの説明図である。
【図4b】図4bは、本開示の実施形態による、オフにされたいくつかのチャネル品質指標伝送を描写する、オン持続時間に対する周期的チャネル品質指標報告リソースおよびオン持続時間と関連する再伝送ウィンドウの説明図である。
【図5a】図5aは、本開示の実施形態による、チャネル品質指標制御信号を伝送する方法の説明図である。
【図5b】図5bは、本開示の実施形態による、チャネル品質指標制御信号を伝送する別の方法の説明図である。
【図6】図6は、本開示の種々の実施形態のうちのいくつかに対して動作可能なユーザ機器を含む、無線通信システムの略図である。
【図7】図7は、本開示の種々の実施形態のうちのいくつかに対して動作可能なユーザ機器のブロック図である。
【図8】図8は、本開示の種々の実施形態のうちのいくつかに対して動作可能なユーザ機器上で実装され得る、ソフトウェア環境の略図である。
【図9】図9は、本開示のいくつかの実施形態を実装するために好適な例示的汎用コンピュータシステムを図示する。
【発明を実施するための形態】
【0011】
図1は、ENB20または同様の構成要素と通信することが可能なUE10を含む、無線電気通信システム100の実施形態を図示する。種々の種類の情報の伝送は、UE10とENB20との間で行うことができる。例えば、UE10は、ENB20に、VoIPデータパケット、ならびに、ウェブ閲覧、電子メール送信、および他のユーザアプリケーションに関する情報を含むデータパケット等の、種々のアプリケーション層データを送信する場合があり、その全ては、ユーザプレーンデータと呼ばれ得る。UEのアプリケーション層に関する他の種類の情報が、当業者に周知であろう。そのような情報を含む任意の信号は、本明細書ではデータ信号30と呼ばれる。データ信号30と関連する情報は、本明細書ではユーザプレーンデータと呼ばれる。
【0012】
UE10はまた、ENB20に、第1層スケジューリング要求、第1層制御信号伝達(CQI、NACK/ACK等)、第2層無線リソース制御(RRC)メッセージおよび移動度測定メッセージ、および他の制御メッセージ等の、種々の種類の制御信号伝達を送信する場合もあり、その全ては、制御プレーンデータと呼ばれ得る。UE10は、典型的には、呼出を開始または維持するように、必要に応じてそのようなメッセージを生成する。任意のそのような信号は、本明細書では制御信号40と呼ばれる。制御信号40と関連する情報は、同様に、本明細書では制御プレーンデータと呼ばれる。
【0013】
チャネル品質指標(CQI)信号および/またはメッセージが、これらの制御信号の中に含まれる。CQI制御信号は、UE10とENB20との間の無線チャネルの現状の指標を提供するように、UE10からENB20に伝送されるメッセージであり得る。ある実施形態では、ENB20は、ENB20およびUE10の一方または両方によって採用される無線通信技術を適合させるために、CQI制御信号を使用し得る。例えば、ENB20は、変調モード、変調配置、変調ビットレート、符号化速度、冗長バージョン、インターリービングモード、および少なくとも部分的にはCQI制御信号に基づく他の通信パラメータのうちの1つ以上を決定し得る。ある実施形態では、CQI制御信号は、割り当てられた周期的CQI報告リソースを使用して、周期的なスケジュールされた時間間隔でUE10によって伝送され得る。ある実施形態では、ENB20は、約2つのサブフレーム内で、動作パラメータ、例えば、変調ビットレートを更新し得る。別の実施形態では、CQI制御信号の受信とサブフレームシーケンスとの間の整合に応じて、およびUE10とENB20との間の信号伝搬遅延のENB20における処理に応じて、より多いまたはより少ない遅延が、CQI制御信号を伝送するUE10と無線通信パラメータを更新または適合させるENB20との間で発生し得る。
【0014】
場合によっては、専用チャネルが、UE10とENB20との間に存在する場合があり、それを介して制御プレーンデータが送信され得、またはデータを送信する要求が送信され得る。他の場合においては、ランダムアクセスチャネル(RACH)が、これらの目的で使用され得る。つまり、場合によっては、リソースが制御プレーンデータを送信するための要求が、RACHを介して送信され得、他の場合においては、制御プレーンデータ自体が、RACHを介して送信される場合がある。
【0015】
UE10がENB20に制御信号40を送信すると、ENB20は、UE10に応答信号または他の制御信号を返信する場合がある。例えば、UE10がENB20に移動度測定メッセージを送信する場合、ENB20は、UE10に確認メッセージまたは何らかの他のハンドオーバ関連制御メッセージを送信することによって応答する場合がある。UE10によって送信された制御信号40へのENB20による任意のそのような応答は、本明細書では応答信号50と呼ばれる。
【0016】
バッテリ電力を節約するために、UE10は、高電力モードと低電力モードとを周期的に繰り返す。例えば、不連続受信(DRX)として知られている技術を使用して、UE10は、比較的高い電力消費の短い期間に周期的に入り、その間にデータを受信することができる。そのような期間は、本明細書ではオン持続時間と呼ばれる。オン持続時間の合間に、UE10は、電力消費が低減され、データが受信されない、より長い期間に入る。そのような期間は、本明細書ではオフ持続時間と呼ばれる。節電と性能との間のバランスは、オフ持続時間を可能な限り長くする一方で、UE10が適正にデータを受信するために、依然としてオン持続時間を十分長く保つことによって、達成することができる。
【0017】
「DRX」という用語は、一般的に、不連続受信を指すために使用される。混乱を回避するために、「オン持続時間」および「オフ持続時間」という用語も、データを受信するUEの能力を指すために、本明細書で使用され得る。オン持続時間のほかに、活動時間は、UEが起動されている時間を定義し、それは、起こり得る非活動タイマ稼働により、オン持続時間よりも長くなり得、非活動タイマ稼働は、UEを追加時間にわたって起動状態に保つ。追加情報が、参照することにより本明細書に組み込まれる、3GPP TS 36.321で提供されている。
【0018】
図2は、UE10のオン持続時間およびオフ持続時間の理想図を図示する。より高い電力使用量を伴うオン持続時間210が、より低い電力使用量を伴うオフ持続時間220と時間的に交互に起こる。従来、UE10は、オン持続時間210の間のみにデータを受信し、オフ持続時間220の間にはデータを受信しない。一例として、1つのオン持続時間210および1つのオフ持続時間220のサイクル全体は、20ミリ秒持続するべきであると決定される場合がある。このサイクルにおいて、情報の有意な損失を伴わずにUE10がデータを受信するために、5ミリ秒のオン持続時間210が十分であると決定される場合がある。そして、オフ持続時間220は、15ミリ秒持続する。
【0019】
オン持続時間210およびオフ持続時間220のサイズの決定は、アプリケーションのサービスの質(QoS)パラメータに基づく場合がある。例えば、VoIP呼出は、電子メール伝送より高い質のレベル(例えば、少ない遅延)を必要とする場合がある。呼出が設定されている時に、UE10およびENB20は、最大許容遅延、最大許容パケット損失、および同様の考慮事項に基づいてQoSが協議される、サービスネゴシエーション段階に入る。UE10のユーザが加入するサービスのレベルも、QoSネゴシエーションにおける因子となる場合がある。呼出に対するQoSパラメータが確立されると、ENB20は、そのQoSレベルに基づいてオン持続時間210およびオフ持続時間220の適切なサイズを設定する。
【0020】
ここで図3aを参照して、CQI制御信号伝送について論議する。複数の割り当てられた周期的CQI報告時間間隔250が、オン持続時間210および再伝送ウィンドウ230に対して示されている。いくつかの状況では、割り当てられた周期的CQI報告時間間隔250は、割り当てられた周期的CQI報告リソースと呼ばれ得る。描写されたCQI報告時間間隔250は、第1のCQI報告時間間隔250a、第2のCQI報告時間間隔250b、第3のCQI報告時間間隔250c、第4のCQI報告時間間隔250d、第5のCQI報告時間間隔250e、第6のCQI報告時間間隔250f、第7のCQI報告時間間隔250g、第8のCQI報告時間間隔250h、第9のCQI報告時間間隔250i、第10のCQI報告時間間隔250j、第11のCQI報告時間間隔250k、および第12のCQI報告時間間隔250lを含む。ネットワーク内の割り当てられた周期的CQI報告時間間隔250は、継続するシーケンスであり、多くのCQI報告時間間隔250が第1のCQI報告時間間隔250aに先行し、多くのCQI報告時間間隔250が第12のCQI報告時間間隔250lに続くことが理解される。実施形態では、UE10は、割り当てられたCQI報告リソースを使用して、各CQI報告時間間隔250中にCQI制御信号を伝送し得る。再伝送ウィンドウ230は、UE10がオン持続時間中に適正に受信できなかったデータをENB20がUE10に再伝送するための機会を提供する。
【0021】
ここで図3bを参照して、CQI制御信号伝送についてさらに論議する。実施形態では、UE10が全てのCQI報告時間間隔250でCQI制御信号を伝送することは、非効率的となる場合がある。具体的には、ENB20がUE10に伝送していない場合のCQI報告時間間隔のうちのいくつかの間、ENB20が、その時にUE10と通信するための通信パラメータを適合させる必要がないため、UE10がENB20にCQI制御信号を送信することに関連する利益がない場合がある。矢印付き鎖線区分によって図3bで描写されるように、UE10は、第1のCQI報告時間間隔250aの間、および第9のCQI報告時間間隔250iから第12のCQI報告時間間隔250lの間に、CQI制御信号の伝送をオフにするか、または停止し、それにより、そうでなければCQI報告時間間隔250a、250i、250j、250k、および250lの間にCQI制御信号を伝送することによって消費されていたであろう電力を節約し得る。UE10は、オン持続時間210のスケジュールを分析し、オン持続時間210の開始の前にCQI報告時間間隔250のうちの1つで伝送することを決定する。オン持続時間210の開始の前にCQI制御信号伝送を伝送し始めることによって、ENB20は、CQI情報を処理するようにUE10からCQI制御信号を受信し、オン持続時間210の開始までに通信パラメータを適合させる方法を決定することが可能であり得る。実施形態では、UE10は、CQI制御信号伝送を開始するために、オン持続時間210の直前に先行するCQI報告時間間隔250を選択する。いくつかの状況では、これは、CQI制御信号伝送を再開することと呼ばれ得る。実施形態では、UE10は、再伝送ウィンドウ230が終了するまでCQI制御信号を周期的に伝送し続け、次いで、UE10は、CQI制御信号の伝送を停止する。一例として、図3bでは、UE10は、第2のCQI報告時間間隔250bから第8のCQI報告時間間隔250hの間にCQI制御信号を周期的に伝送するものとして描写されている。
【0022】
ここで図3cを参照して、CQI制御信号伝送についてさらに論議する。オン持続時間210が終わったか、または停止した後、かつ再伝送ウィンドウ230が開始する前に、UE10がCQI制御信号を伝送することは、非効率的となる場合がある。UE10は、オン持続時間210のスケジュールを分析し、オン持続時間210が終了した後、または活動時間の終了時に、CQI制御信号の周期的伝送をオフにするか、停止し得る。例えば、図3cに描写されるように、UE10は、第2のCQI報告時間間隔250bから第4のCQI報告時間間隔250dの間にCQI制御信号の周期的伝送をオンにし、第5のCQI報告時間間隔250eから第6のCQI報告時間間隔250fの間にCQI制御信号の周期的伝送をオフにし、第7のCQI報告時間間隔250gから第8のCQI報告時間間隔250hの間にCQI制御信号の周期的伝送をオンにするか、または再開し、次いで、第9のCQI報告時間間隔250iにおいてCQI制御信号の期的伝送をオフにし得る。
【0023】
ここで図4aを参照して、CQI報告時間間隔250とENBの複数のアップリンクサブフレームおよびダウンリンクサブフレームとの間のタイミング関係について論議する。実用的な無線ネットワークでは、いくつかの時間のずれが、CQI制御信号を伝送するUE10と、CQI制御信号に基づいて通信パラメータを適合せさせるENB20との間で観察される。CQI制御信号を含む、UE10によって発信される高周波信号が、無線チャネルを通してENB20に伝搬するために要する時間によって、伝搬遅延が導入される。ENB20処理は、アップリンクサブフレーム260およびダウンリンクサブフレーム270、例えば、第1のアップリンクサブフレーム260a、第2のアップリンクサブフレーム260b、第3のアップリンクサブフレーム260c、第1のダウンリンクサブフレーム270a、第2のダウンリンクサブフレーム270b、および第3のダウンリンクサブフレーム270cに区分化される。アップリンクサブフレーム260の縁およびダウンリンクサブフレーム270の縁のタイミングは、伝搬遅延により、整合しない場合がある。一例として、第3のCQI報告時間間隔250c中に伝送されるCQI制御信号は、第1のアップリンクサブフレーム260aの中でENB20によって受信され、第2のアップリンクサブフレーム260bの中で通信パラメータを適合させるようにENB20によって処理され得、新たに適合された通信パラメータは、第3のダウンリンクサブフレーム270c中にUE10と通信するためにENB20によって採用され得る。ある実施形態では、最高条件のサブフレーム遅延は、約2つのサブフレームである。別の実施形態では、サブフレーム遅延は、約3つのサブフレームまたは約4つのサブフレームであり得る。他の実施形態では、サブフレーム遅延は、より大きいか、またはより小さくてもよい。
【0024】
ここで図4bを参照して、CQI制御信号伝送についてさらに論議する。実施形態では、UE10は、オン持続時間210の前および再伝送ウィンドウ230の前にCQI制御信号の周期的伝送を開始する時を決定する際に、図4aを参照して上記で論議される時間のずれを考慮に入れる。一例として、図4bで描写されるように、第3のCQI報告時間間隔250cでCQI制御信号の周期的伝送を開始することにより、オン持続時間210の開始の前に、ENB20が通信パラメータを受信し、処理し、適合するための十分なリードタイムを提供しない場合がある。UE10が第3のCQI報告時間間隔250cでCQI制御信号の周期的伝送を開始する場合、第1のダウンリンクサブフレーム、また、おそらく第2のダウンリンクサブフレームは、新規CQI制御信号に基づく適合から利益を得ない場合があり、UE10とENB20との間のあまり効率的ではない通信動作が生じる場合がある。例えば、不必要に低い変調ビットレートおよび/または低い符号化速度が採用され、それにより、無線チャネルのスループットを減少させる場合がある。代替として、不適切に高い変調ビットレートおよび/または高い符号化速度が採用される場合があり、UE10は、ENB20によって送信されたデータを受信しない場合があり、ENB20は、HARQを使用して、データのうちのいくつかを再送信しなければならない場合があり、再度、おそらく、無線チャネルのスループットを減少させ、再伝送をリッスンするように起動するためのUE電力消費を増加させる。
【0025】
描写されるように、UE10は、第2のCQI報告時間間隔250bでCQI制御信号の周期的伝送を開始し、それにより、オン持続時間210の開始までにENB20がCQI制御信号を回収し、CQI制御信号を処理し、通信パラメータを適合させることを可能にするのに十分な時間を提供する。同様に、UE20は、再伝送ウィンドウ230の開始の前に、CQI制御信号を回収し、CQI制御信号を処理し、通信パラメータを適合させるためにENB20によって必要とされる時間を考慮して、再伝送ウィンドウ230の前にCQI制御信号の周期的伝送を開始または再開する時を決定する。
【0026】
ここで図5aを参照して、CQI制御信号伝送を制御するためのUE10の方法300について論議する。ブロック305では、UE10は、次のオン持続時間210がスケジュールされる時を決定する。ブロック310では、UE10は、オン持続時間210と関連する再伝送ウィンドウ230がスケジュールされる時を決定する。ブロック315では、UE10は、オン持続時間210の開始に先行するCQI報告時間間隔250を識別または選択する。ある実施形態では、UE10は、オン持続時間210の開始に先行する任意のCQI報告時間間隔250を選択し得る。別の実施形態では、UE10は、オン持続時間210の開始の直前に先行するCQI報告時間間隔250を選択し得る。この実施形態の挙動を説明する別の方法として、UE10は、オン持続時間210の開始の前に発生する最後のCQI報告時間間隔250を選択し得る。別の実施形態では、UE10は、オン持続時間210に先行するCQI報告時間間隔250を選択するように、ENB20による高周波信号伝搬および処理の時間のずれを考慮する。ある実施形態では、UE10は、ほぼ2つのサブフレームの時間分を消費する時間のずれを推定し得る。別の実施形態では、UE10は、ほぼ3つのサブフレームまたは4つのサブフレームの時間分を消費する時間のずれを推定し得る。状況によっては、オン持続時間210の合間のタイミング整合に応じて、UE10は、オン持続時間210の開始の前に発生する最後のCQI報告時間間隔250を選択し得、または、UE10は、オン持続時間210の開始の前に発生する最後のCQI報告時間間隔250の1つ前の間隔を選択し得る。
【0027】
ブロック320では、UE10は、選択されたCQI報告時間間隔250でCQI制御信号を伝送する。ある実施形態では、ブロック320の処理は、待機プロセスまたは休止プロセスを含み得、プロセス300は、適切な時に、例えば、選択されたCQI報告時間間隔250の時に、ブロック320を実行するのみである。ブロック325では、オン持続時間210と関連する再伝送ウィンドウ230が完了していなければ、方法300はブロック320に戻る。ブロック320および325を通してループすることによって、UE10は、ENB20にCQI制御信号を周期的に伝送する。ある実施形態では、UE10は、CQI制御信号の各新規伝送について、CQI値および/または情報を再決定することが理解される。UE10は、割り当てられたCQI報告リソースにわたって、ほぼCQI報告時間間隔250の割り当てられた時間にCQI制御信号を伝送することも理解される。
【0028】
ブロック325では、オン持続時間210と関連する再伝送ウィンドウ230が完了していれば、処理はブロック305に戻る。これは、方法300がブロック320に戻るまで、CQI制御信号の周期的伝送を停止することを含むと理解することができる。
【0029】
ここで図5bを参照して、CQI制御信号伝送を制御するためのUE10の方法350について論議する。ブロック355では、UE10は、次のオン持続時間210が開始する時、終了する時を決定する。ブロック360では、UE10は、次のオン持続時間210と関連する再伝送ウィンドウ230が開始する時および終了する時を決定する。ブロック365では、UE10は、周期的CQI制御信号伝送を開始するように、次のスケジュールされたオン持続時間210に先行するCQI報告時間間隔を識別または選択する。上記のブロック315に関して説明されるように、UE10は、いくつかの異なる基準に従ってCQI報告時間間隔を選択し得、その基準の全ても、方法350によって検討される。
【0030】
ブロック370では、UE10は、選択されたCQI報告時間間隔250でCQI制御信号を伝送する。実施形態では、ブロック370の処理は、待機プロセスまたは休止プロセスを含み得、プロセス350は、適切な時に、例えば、選択されたCQI報告時間間隔250の時に、ブロック370を実行するのみである。ブロック375では、オン持続時間210が完了していなければ、方法350はブロック370に戻る。ブロック370および375を通してループすることによって、UE10は、ENB20にCQI制御信号を周期的に伝送する。ある実施形態では、UE10は、CQI制御信号の各新規伝送について、CQI値および/または情報を再決定することが理解される。UE10は、割り当てられたCQI報告リソースにわたって、ほぼCQI報告時間間隔250の割り当てられた時間にCQI制御信号を伝送することも理解される。
【0031】
ブロック375では、オン持続時間210が完了していれば、処理はブロック380に進む。ブロック380では、UE10は、周期的CQI制御信号伝送を開始または再開するように、再伝送ウィンドウ230に先行するCQI報告時間間隔を識別または選択する。上記のブロック315に関して説明されるように、UE10は、いくつかの異なる基準に従ってCQI報告時間間隔を選択し得、その基準の全ても、方法350によって検討される。
【0032】
ブロック385では、UE10は、選択されたCQI報告時間間隔250でCQI制御信号を伝送する。実施形態では、ブロック385の処理は、待機プロセスまたは休止プロセスを含み得、プロセス350は、適切な時に、例えば、選択されたCQI報告時間間隔250の時に、ブロック385を実行するのみである。ブロック390では、再伝送ウィンドウ230が完了していなければ、方法350はブロック385に戻る。ブロック385および390を通してループすることによって、UE10は、ENB20にCQI制御信号を周期的に伝送する。ある実施形態では、UE10は、CQI制御信号の各新規伝送について、CQI値および/または情報を再決定することが理解される。UE10は、割り当てられたCQI報告リソースにわたって、ほぼCQI報告時間間隔250の割り当てられた時間にCQI制御信号を伝送することも理解される。
【0033】
ブロック390では、再伝送ウィンドウ230が完了していれば、処理はブロック355に戻る。これは、方法350がブロック370に戻るまで、CQI制御信号の周期的伝送を停止することを含むと理解することができる。
【0034】
図6は、UE10の実施形態を含む無線通信システムを図示する。UE10は、本開示の側面を実装するために動作可能であるが、本開示は、これらの実装に限定されるべきではない。携帯電話として図示されているが、UE10は、無線ハンドセット、ポケットベル、携帯端末(PDA)、ポータブルコンピュータ、タブレットコンピュータ、またはラップトップコンピュータを含む、種々の形態を成し得る。多くの好適なデバイスは、これらの機能のうちのいくつかまたは全てを組み合わせる。本開示のいくつかの実施形態では、UE10は、ポータブル、ラップトップ、またはタブレットコンピュータ等の汎用コンピューティングデバイスではないが、むしろ、携帯電話、無線ハンドセット、ポケットベル、PDA、または車両に搭載される電気通信デバイス等の特殊用途通信デバイスである。別の実施形態では、UE10は、ポータブル、ラップトップ、または他のコンピューティングデバイスであり得る。UE10は、ゲーム、在庫制御、ジョブ制御、および/またはタスク管理機能等の特殊活動をサポートし得る。
【0035】
UE10は、ディスプレイ402を含む。UE10はまた、ユーザによる入力のために、概して404と呼ばれる、タッチセンサ式表面、キーボード、または他の入力キーも含む。キーボードは、QWERTY、Dvorak、AZERTY、および順列型等の完全または簡略英数字キーボード、または電話用キーパッドと関連するアルファベット文字を伴う従来のテンキーであり得る。入力キーは、トラックホイール、終了またはエスケープキー、トラックボール、およびさらなる入力機能を提供するように内向きに押下され得る他のナビゲーションまたは機能キーを含み得る。UE10は、ユーザ選択用オプション、ユーザ作動用制御、および/またはユーザ指示用カーソルあるいは他のインジケータを提供し得る。
【0036】
UE10はさらに、ダイヤルするための数字またはUE10の動作を構成するための種々のパラメータ値を含む、ユーザからのデータ入力を受け取ってもよい。UE10はさらに、ユーザコマンドに応答して、1つ以上のソフトウェアまたはファームウェアアプリケーションを実行し得る。これらのアプリケーションは、ユーザ交信に応答して、種々のカスタマイズされた機能を果たすように、UE10を構成し得る。加えて、UE10は、例えば、無線基地局、無線アクセスポイント、またはピアUE10から、無線でプログラムおよび/または構成され得る。
【0037】
UE10によって実行可能な種々のアプリケーションの中には、ディスプレイ402がウェブページを示すことを可能にするウェブブラウザがある。ウェブページは、無線ネットワークアクセスノード、携帯電話の基地局、ピアUE10、あるいは任意の他の無線通信ネットワークまたはシステム400との無線通信を介して取得され得る。ネットワーク400は、インターネット等の有線ネットワーク408に連結される。無線リンクおよび優先ネットワークを介して、UE10は、サーバ410等の種々のサーバ上の情報にアクセスできる。サーバ410は、ディスプレイ402上に示され得る、コンテンツを提供し得る。代替として、UE10は、リレー型またはホップ型の接続において仲介の役割を果たすピアUE10を通して、ネットワーク400にアクセスできる。
【0038】
図7は、UE10のブロック図を示す。UE10の種々の公知の構成要素が描写されているが、ある実施形態では、記載された構成要素の一部および/または記載されていない追加構成要素が、UE10に含まれ得る。UE10は、デジタル信号プロセッサ(DSP)502およびメモリ504を含む。示されるように、UE10はさらに、アンテナおよびフロントエンドユニット506、無線周波数(RF)送受信機508、アナログベースバンド処理ユニット510、マイクロホン512、イヤホンスピーカ514、ハンドセットポート516、入/出力インターフェース518、可撤性メモリカード520、ユニバーサルシリアルバス(USB)ポート522、近距離無線通信サブシステム524、アラート526、キーパッド528、タッチセンサ式表面を含み得る液晶ディスプレイ(LCD)530、LCDコントローラ532、電荷結合素子(CCD)カメラ534、カメラコントローラ536、および全地球測位システム(GPS)センサ538を含み得る。ある実施形態では、DSP502は、入/出力インターフェース518を通過せずに、メモリ504と直接通信し得る。
【0039】
DSP502、あるいは何らかの他の形態のコントローラまたは中央処理ユニットは、メモリ504に記憶されるか、またはDSP502自体内に含まれるメモリに記憶される、内蔵ソフトウェアまたはファームウェアに従って、UE10の種々の構成要素を制御するように動作する。内蔵ソフトウェアまたはファームウェアに加えて、DSP502は、メモリ504に記憶されるか、または可撤性メモリカード520のようなポータブルデータ記憶媒体等の情報搬送媒体を介して、もしくは有線または無線ネットワーク通信を介して利用可能となる、他のアプリケーションを実行し得る。アプリケーションソフトウェアは、所望の機能性を提供するようにDSP502を構成する、コンパイルされた一式の機械可読命令を備えてもよく、または、アプリケーションソフトウェアは、DSP502を間接的に構成するようにインタープリタまたはコンパイラによって処理される、高レベルソフトウェア命令であり得る。
【0040】
アンテナおよびフロントエンドユニット506は、無線信号と電気信号とを変換するように提供され得、UE10が、セルラーネットワークまたは何らかの他の利用可能な無線通信ネットワークから、あるいはピアUE10からの情報を送受信することを可能にする。ある実施形態では、アンテナおよびフロントエンドユニット506は、ビーム形成および/または多重入出力(MIMO)動作をサポートするように、複数のアンテナを含み得る。当業者に公知であるように、MIMO動作は、困難なチャネル条件を克服し、および/またはチャネルスループットを増加させるために使用することができる、空間的多様性を提供し得る。アンテナおよびフロントエンドユニット506は、アンテナ同調および/またはインピーダンス整合構成要素、RF電力増幅器、および/または低雑音増幅器を含み得る。
【0041】
RF送受信機508は、周波数偏移、受信したRF信号のベースバンドへの変換、およびベースバンド伝送信号のRFへの変換を提供する。いくつかの説明では、無線送受信機またはRF送受信機は、変調/復調、符号化/復号化、インターリービング/デインタリービング、拡散/逆拡散、逆フーリエ変換(IFFT)/高速フーリエ変換(FFT)、周期的接頭辞付加/除去、および他の信号処理機能等の、他の信号処理機能性を含むと理解され得る。明確にする目的で、本明細書の説明は、この信号処理の説明をRFおよび/または無線段階から分離し、その信号処理をアナログベースバンド処理ユニット510および/またはDSP502あるいは他の中央処理ユニットに概念的に配分する。いくつかの実施形態では、RF送受信機508、アンテナおよびフロントエンド506の複数部分、ならびにアナログベースバンド処理ユニット510は、1つ以上の処理ユニットおよび/または特定用途向け集積回路(ASIC)に組み入れられ得る。
【0042】
アナログベースバンド処理ユニット510は、入力および出力の種々のアナログ処理、例えば、マイクロホン512およびハンドセット516からの入力、ならびにイヤホン514およびハンドセット516への出力のアナログ処理を提供し得る。そのためには、アナログベースバンド処理ユニット510は、UEが携帯電話として使用されることを可能にする、内臓マイクロホン512およびイヤホンスピーカ514に接続するためのポートを有し得る。アナログベースバンド処理ユニット510はさらに、ハンドセットまたは他のハンズフリーマイクロホンおよびスピーカ構成に接続するためのポートを含み得る。アナログベースバンド処理ユニット510は、1つの信号方向では、デジタル/アナログ変換を、反対の信号方向では、アナログ/デジタル変換を提供し得る。いくつかの実施形態では、アナログベースバンド処理ユニット510の機能性の少なくとも一部は、デジタル処理構成要素によって、例えば、DSP502によって、または他の中央処理ユニットによって提供され得る。
【0043】
DSP502は、変調/復調、符号化/復号化、インターリービング/デインタリービング、拡散/逆拡散、逆フーリエ変換(IFFT)/高速フーリエ変換(FFT)、周期的接頭辞付加/除去、および無線通信に付随する他の信号処理機能を行ない得る。ある実施形態では、例えば、符号分割多重アクセス方式(CDMA)技術用途では、伝送機機能の場合、DSP502は、変調、符号化、インターリービング、および拡散を行ない得、受信機機能の場合、DSP502は、逆拡散、デインタリービング、復号化、および復調を行ない得る。別の実施形態では、例えば、直交周波数分割多重アクセス(OFDMA)技術用途では、送信機機能について、DSP502は、変調、符号化、インターリービング、逆フーリエ変換、および周期的接頭辞付加を行ない得、受信機機能について、DSP502は、周期的接頭辞除去、高速フーリエ変換、デインタリービング、復号化、および復調を行ない得る。他の無線技術用途では、さらに他の信号処理機能および信号処理機能の組み合わせが、DSP502によって行なわれ得る。
【0044】
DSP502は、アナログベースバンド処理ユニット510を介して無線ネットワークと通信し得る。いくつかの実施形態では、通信は、インターネット接続を提供し得、ユーザがインターネット上のコンテンツへのアクセスを獲得すること、および電子メールまたはテキストメッセージを送受信することを可能にし得る。入/出力インターフェース518は、DSP502と種々のメモリおよびインターフェースとを相互接続する。メモリ504および可撤性メモリカード520は、DSP502の動作を構成するソフトウェアおよびデータを提供し得る。インターフェースの中には、USBインターフェース522および短距離無線通信サブシステム524があり得る。USBインターフェース522は、UE10を充電するために使用され得、また、UE10がパーソナルコンピュータまたは他のコンピュータシステムと情報を交換するように周辺デバイスとして機能することを可能にし得る。近距離無線通信サブシステム524は、赤外線ポート、ブルートゥースインターフェース、IEEE 802.11対応無線インターフェース、または任意の他の近距離無線通信サブシステムを含み得、それは、UE10が他の近くのモバイルデバイスおよび/または無線基地局と無線通信することを可能にし得る。
【0045】
入/出力インターフェース518はさらに、トリガされると、例えば、ベルを鳴らす、メロディを再生する、または振動することによって、UE10にユーザへ通知を提供させる、アラート526にDSP502を接続し得る。アラート526は、無音で振動することによって、または特定の発呼者に対して、特定の予め割り当てられたメロディを再生することによって、着信呼出、新しいテキストメッセージ、および予約リマインダ等の種々のイベントのうちのいずれかをユーザに警告するための機構としての役割を果たし得る。
【0046】
キーパッド528は、インターフェース518を介してDSP502に連結し、ユーザが選択し、情報を入力し、および別様にUE10に入力を提供するための1つの機能を提供する。キーボードは、QWERTY、Dvorak、AZERTY、および順列型等の完全または簡略英数字キーボード、または電話用キーパッドと関連するアルファベット文字を伴う従来のテンキーであり得る。入力キーは、トラックホイール、終了またはエスケープキー、トラックボール、およびさらなる入力機能を提供するように内向きに押下され得る他のナビゲーションあるいは機能キーを含み得る。別の入力機構は、タッチスクリーン能力を含み、また、テキストおよび/またはグラフィックをユーザに表示し得る、LCD530であり得る。LCDコントローラ532は、DSP502をLCD530に連結する。
【0047】
CCDカメラ534は、装備されている場合、UE10がデジタル写真を撮影することを可能にする。DSP502は、カメラコントローラ536を介してCCDカメラ534と通信する。別の実施形態では、電荷結合素子カメラ以外の技術に従って動作するカメラが採用され得る。GPSセンサ538は、全地球測位システム信号を復号化するようにDSP502に連結され、それにより、UE10がその位置を決定することを可能にする。種々の他の周辺機器も、追加機能、例えば、無線およびテレビ受信を提供するように含まれ得る。
【0048】
図8は、DSP502によって実装され得るソフトウェア環境602を図示する。DSP502は、ソフトウェアの他の部分が動作するプラットフォームを提供する、オペレーティングシステムドライバ604を実行する。オペレーティングシステムドライバ604は、無線デバイスハードウェアのためのドライバに、アプリケーションソフトウェアにアクセス可能な標準インターフェースを提供する。オペレーティングシステムドライバ604は、UE10上で稼働するアプリケーションの間で制御を転送する、アプリケーション管理サービス(「AMS」)606を含む。図8には、ウェブブラウザアプリケーション608、メディアプレイヤアプリケーション610、およびJava(登録商標)アプレット612も示されている。ウェブブラウザアプリケーション608は、ウェブブラウザとして動作するようにUE10を構成し、ユーザがフォームに情報を入力し、リンクを選択してウェブページを読み出し、閲覧することを可能にする。メディアプレイヤアプリケーション610は、音声または視聴覚メディアを読み出し、再生するように、UE10を構成する。Java(登録商標)アプレット612は、ゲーム、ユーティリティ、および他の機能性を提供するように、UE10を構成する。構成要素614は、制御信号管理に関する機能性を提供する場合がある。
【0049】
上記で説明されるシステム100のいくつかの側面は、それに課される必要作業負荷を処理するために十分な処理電力、メモリリソース、およびネットワークスループット能力を伴う、任意の汎用コンピュータ上に実装され得る。図9は、本明細書で開示される1つ以上の実施形態の側面を実装するために好適である、典型的な汎用コンピュータシステムを図示する。コンピュータシステム680は、2次記憶装置684、読み出し専用メモリ(ROM)686、ランダムアクセスメモリ(RAM)688、入/出力(I/O)デバイス690、およびネットワーク接続デバイス692を含む、メモリデバイスと通信しているプロセッサ682(中央処理ユニットまたはCPUと呼ばれ得る)を含む。
【0050】
2次記憶装置684は、典型的には、1つ以上のディスクドライブまたはテープドライブから成り、RAM688が全作業データを保持するほど大容量ではない場合に、データの不揮発性記憶のために、およびオーバーフローデータ記憶デバイスとして使用される。2次記憶装置684は、RAM688にロードされるプログラムが実行のために選択されると、そのようなプログラムを記憶するために使用され得る。ROM686は、命令と、おそらくプログラム実行中に読み込まれるデータとを記憶するために使用される。ROM686は、典型的には、2次記憶装置のより大容量のメモリ容量と比較して小さいメモリ容量を有する、不揮発性メモリデバイスである。RAM688は、揮発性データと、おそらく命令とを記憶するために使用される。ROM686およびRAM688の両方へのアクセスは、典型的には、2次記憶装置684へのアクセスよりも高速である。
【0051】
I/Oデバイス690は、プリンタ、ビデオモニタ、液晶ディスプレイ(LCD)、タッチスクリーンディスプレイ、キーボード、キーパッド、スイッチ、ダイヤル、マウス、トラックボール、音声認識装置、カード読取装置、紙テープ読取装置、または他の周知の入力デバイスを含み得る。
【0052】
ネットワーク接続デバイス692は、モデム、モデムバンク、イーサネット(登録商標)カード、ユニバーサルシリアルバス(USB)インターフェースカード、シリアルインターフェース、トークンリングカード、光ファイバ分散データインターフェース(FDDI)カード、無線ローカルエリアネットワーク(WLAN)カード、符号分割多重アクセス方式(CDMA)および/または汎欧州デジタル移動電話方式(GSM)無線送受信機カード等の無線送受信機カード、ならびに他の周知のネットワークデバイスの形態を成し得る。これらのネットワーク接続デバイス692は、プロセッサ682がインターネットまたは1つ以上のイントラネットと通信することを可能にし得る。そのようなネットワーク接続によって、プロセッサ682は、上述の方法のステップを行なう過程において、ネットワークから情報を受信する場合があり、またはネットワークに情報を出力する場合があることが想定される。しばしば、プロセッサ682を使用して実行される命令シーケンスとして表される、そのような情報は、例えば、搬送波において具現化されるコンピュータデータ信号の形態で、ネットワークから受信され、かつネットワークに出力され得る。ネットワーク接続デバイス692はまた、当業者に周知であるように、無線で、または別様に信号を送受信するための1つ以上の伝送機および受信機を含み得る。
【0053】
例えば、プロセッサ682を使用して実行されるデータまたは命令を含み得る、そのような情報は、例えば、コンピュータデータベースバンド信号または搬送波において具現化される信号の形態で、ネットワークから受信され、かつネットワークに出力され得る。ネットワーク接続デバイス692によって生成される、ベースバンド信号または搬送波において具現化される信号は、導体の表面の中または上、同軸ケーブルの中、導波管の中、光媒体、例えば、光ファイバの中、または空気あるいは自由空間中で、伝搬し得る。ベースバンド信号または搬送波に組み込まれる信号に含まれた情報は、情報を処理または生成するか、あるいは情報を伝送または受信するために望ましい異なるシーケンスに従って、順序付けられ得る。ベースバンド信号または搬送波に組み込まれる信号、あるいは現在使用されているか、または今後開発される他の種類の信号は、本明細書では伝送媒体と呼ばれ、当業者に周知のいくつかの方法に従って生成され得る。
【0054】
プロセッサ682は、ハードディスク、フロッピー(登録商標)ディスク、光ディスク(これらの種々のディスクをベースとするシステムは全て、2次記憶装置684とみなされ得る)、ROM686、RAM688、またはネットワーク接続デバイス692からアクセスする、命令、コード、コンピュータプログラム、スクリプトを実行する。したがって、命令は、プロセッサによって実行されるものとして論議され得るが、命令は、1つまたは複数のプロセッサによって、同時に、連続的に、または別様に実行され得る。
【0055】
以下は、あらゆる目的で参照することにより本明細書に組み込まれる。3rd Generation Partnership Project (3GPP) Technical Specification (TS) 36.300, 3GPP TS 36.321。
【0056】
いくつかの実施形態が本開示で提供されているが、開示されたシステムおよび方法は、本開示の精神または範囲から逸脱することなく、多くの他の具体的な形態で具現化され得ることを理解されたい。本実施例は、制限的はなく例証的とみなされるものであり、本明細書で与えられる詳細に限定されることを意図しない。例えば、種々の要素または構成要素は、別のシステムに組み入れられるか、または統合され得、または、ある特徴が省略されるか、あるいは実装されなくてもよい。
【0057】
また、別々または別個のものとして、種々の実施形態で説明および例証される技術、システム、サブシステム、および方法も、本開示の範囲から逸脱することなく、他のシステム、モジュール、技術、または方法と組み合わされるか、または一体化され得る。相互に連結または直接連結されるか、あるいは通信するものとして、図示もしくは論議される他の項目は、電気的であろうと、機械的であろうと、または他の方法であろうと、何らかのインターフェース、デバイス、または中間構成要素を通して、間接的に連結されるか、または通信し得る。変更、置換、および改変の他の実施例が、当業者によって究明可能であり、本明細書で開示される精神および範囲から逸脱することなく行うことができる。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
不連続受信「DRX」動作モードにおいて動作することが可能なユーザ機器「UE」(10)であって、
チャネル品質指標「CQI」伝送を伝送するように構成されたプロセッサ(682)であって、不連続受信「DRX」動作モードにおいて動作するときに、該プロセッサ(682)は、
該DRX動作モードのオン持続時間(210)の開始の前の割り当てられた周期的CQI報告リソースを使用してCQI伝送を開始することであって、該オン持続時間は、その間にデータが受信され得る該DRX動作モードの期間である、ことと、
条件が満たされたときに、CQI伝送を停止することであって、該条件は、
該オン持続時間(210)の終了時と、
該UEが起動されているときに、該オン持続時間よりも長い活動時間の間に発生する最後の割り当てられた周期的CQI報告リソースの後と、
該UE(10)が起動されているときに、該オン持続時間(210)よりも長い活動時間の終了時と
からなる群から選択される、ことと
を行うように構成されている、プロセッサと
を含む、ユーザ機器「UE」(10)。
【請求項2】
前記プロセッサは、前記DRX動作モードの前記オン持続時間の開始の直前の割り当てられた周期的CQI報告リソースを使用してCQI伝送を開始するように構成されている、請求項1に記載のUE。
【請求項3】
前記プロセッサ(682)は、前記DRX動作モードの前記オン持続時間(210)の前のリードタイムの直前の割り当てられた周期的CQI報告リソースを使用してCQI伝送を開始するように構成され、該リードタイムは、前記UE(10)から拡張ノードB「ENB」(20)まで進行するように前記CQI伝送を送信する伝搬遅延と、該CQI伝送を受信および処理し、それに基づいて通信パラメータを適合させる該ENB(20)の処理遅延時間との合計として決定される、請求項1に記載のUE(10)。
【請求項4】
前記ENB(20)の前記処理遅延時間は、ほぼ2つのサブフレームの時間分に等しい、請求項3に記載のUE(10)。
【請求項5】
前記プロセッサ(682)は、再伝送を含む全てのデータが受信された後に、CQI伝送を停止するようにさらに構成されている、請求項1から4のうちのいずれか1項に記載のUE(10)。
【請求項6】
前記プロセッサ(682)は、再伝送ウィンドウの直後にCQI伝送を停止するようにさらに構成されている、請求項5に記載のUE(10)。
【請求項7】
前記プロセッサ(682)は、前記活動時間または前記オン持続時間(210)の終了時にCQI伝送を停止し、かつ、前記再伝送ウィンドウの開始前の割り当てられた周期的CQI報告リソース中にCQI伝送を再開するようにさらに構成されている、請求項6に記載のUE(10)。
【請求項8】
前記プロセッサ(682)は、前記再伝送ウィンドウの開始の前のリードタイムの直前の割り当てられた周期的CQI報告リソース中にCQI伝送を再開するように構成され、該リードタイムは、前記UE(10)からENB(20)まで進行するように該CQI伝送を送信する伝搬遅延と、該CQI伝送を受信および処理し、それに基づいて通信パラメータを適合させる該ENB(20)の処理遅延時間との合計として決定される、請求項7に記載のUE(10)。
【請求項9】
前記ENB(20)の前記処理遅延時間は、ほぼ2つのサブフレームの時間分に等しい、請求項8に記載のUE(10)。
【請求項10】
ユーザ機器「UE」(10)から拡張ノードB「ENB」(20)に制御信号を伝送するための方法であって、
不連続受信「DRX」動作モードにあるときに、
UE(10)の不連続受信「DRX」動作のオン持続時間(210)がスケジュールされるときを決定することと、
該オン持続時間(210)の該スケジュールされた開始の前のリソースを報告する割り当てられたチャネル品質指標「CQI」を識別することであって、該オン持続時間は、その間にデータが受信され得る該DRX動作モードの期間である、ことと、
該割り当てられた周期的CQI報告リソースが識別された時間において、周期的CQI制御信号伝送を開始することと、
条件が満たされたときに、CQI伝送を停止することであって、該条件は、
該オン持続時間(210)の終了時と、
該UEが起動されているときに、該オン持続時間(210)よりも長い活動時間の間に発生する最後の割り当てられた周期的CQI報告リソースの後と、
該UE(10)が起動されているときに、該オン持続時間(210)よりも長い活動時間の終了時と
からなる群から選択される、ことと
を含み、
該活動時間は、該オン持続時間に等しい第1の時間、または、非活動タイマの稼動の結果として該オン持続時間よりも長い第2の時間のうちの1つを含む、方法。
【請求項11】
前記オン持続時間(210)の開始の前の割り当てられた周期的CQI報告リソースを識別することは、該オン持続時間(210)の開始の直前の割り当てられた周期的CQI報告リソースを識別することとしてさらに特徴付けられる、請求項10に記載の方法。
【請求項12】
前記オン持続時間(210)の前のリードタイムの直前の割り当てられた周期的CQI報告リソースを識別することは、前記UE(10)から前記ENB(20)まで進行するように前記CQI伝送を送信する伝搬遅延と、該CQI伝送を受信および処理し、それに基づいて通信パラメータを適合させる該ENB(20)の処理遅延時間との合計として、該リードタイムを決定することとしてさらに特徴付けられる、請求項10に記載の方法。
【請求項13】
前記オン持続時間(210)中に発生する最後の割り当てられた周期的CQI報告リソースの後に、周期的CQI制御信号伝送を停止することをさらに含む、請求項10から12のうちのいずれか1項に記載の方法。
【請求項14】
UE(10)によって実行されると、該UE(10)に、請求項10から13のうちのいずれか1項に記載の方法のステップを実装させるコンピュータ実行可能命令を含むコンピュータ可読媒体。

【図1】
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【図2】
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【図3a】
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【図3b】
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【図3c】
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【図4a】
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【図4b】
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【図5a】
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【図5b】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図6】
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【公開番号】特開2013−51719(P2013−51719A)
【公開日】平成25年3月14日(2013.3.14)
【国際特許分類】
【外国語出願】
【出願番号】特願2012−234345(P2012−234345)
【出願日】平成24年10月24日(2012.10.24)
【分割の表示】特願2011−500964(P2011−500964)の分割
【原出願日】平成21年3月19日(2009.3.19)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.GSM
【出願人】(500043574)リサーチ イン モーション リミテッド (531)
【氏名又は名称原語表記】Research In Motion Limited
【住所又は居所原語表記】295 Phillip Street, Waterloo, Ontario N2L 3W8 Canada
【Fターム(参考)】