説明

中セクションの加圧状態測定装置、サージ電圧測定装置及びプログラム

【課題】VTや分圧抵抗器を測定対象導体に接続することなく、非接触で中セクションの加圧状態を精度良く測定できるようにする。
【解決手段】光源12の光は光ファイバ13からポッケルスセンサ11に導入され、測定対象導体10の電界の影響を受け、光ファイバ14からO/E変換器15により電気信号に変換される。中セクション導体である測定対象導体10の表面付近の電界は導体の形状や湿度等の環境により影響を受け、ポッケルスセンサ11で測定された電界と実際の電圧との関係は不明確である。電界値から正しい電圧値を求めるため、補正部16は、O/E変換器15の出力を定常状態の中セクション導体に加圧されている42Kvの交流電圧を参照電圧として演算し、測定対象導体10の加圧状態を示す出力信号17を得る。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、電気車のき電システムにおける中セクションの加圧状態測定装置、送配電線等の導体のサージ電圧を測定するサージ電圧測定装置及びこれらの装置で用いられるプログラムに関するものである。
【背景技術】
【0002】
図6は従来の新幹線等の電気車のき電システムを示す構成図である。
図6において、トロリ線1、2には、3相交流電源電圧を変圧器で変換してM座、T座巻線に得られるピーク値42KVで位相が90°異なる2つの単相交流電圧が給電される。M座のトロリ線1とT座のトロリ線2との間には、略1Kmの長さを有する中セクション(切替セクション)3のトロリ線が、電気的に絶縁されたエアセクション4、5を介して設けられている。トロリ線1と中セクション3との負の接続点pとの間には、切替開閉器6が接続点qを介して接続され、トロリ線2と中セクション3との接続点pとの間には、切替開閉器7が接続点qを介して接続されている。なお、上記T座、M座は、それぞれA座、B座と称される場合もある。
【0003】
列車8がM座のトロリ線1から矢印方向に進行して中セクション3に進入する場合、まず、切替開閉器6をON、切替開閉器7をOFFにして置く。従って、中セクション3にはM座の単相交流電圧が給電されている。列車8がエアセクション4を通過し、その全長が中セクション3に入った状態では、列車8にはM座の単相交流電圧がき電される。次に、切替開閉器6をOFFにして列車8へのき電を300msの間停止した後、切替器7をONにする。これにより中セクション3にはT座の単相交流電圧が給電される。
列車8がエアセクション5を通過し、その全長が中セクション3を抜け出すと、再び切
替開閉器6をON、切替開閉器7をOFFにして次の列車を待機する。列車8には引き続
いてT座の単相交流電圧がき電される。
【0004】
新幹線においては、このような中セクションが変電所又はき電区分所の各き電区間毎(30〜40km毎)に設けられ、これによって列車が異なる電源区間を短絡することなく通過できるようにしている。また、位相の異なる2つの単相交流電源を交互にき電することにより、3相交流電源の負荷の不平衡を軽減するようにしている。尚、このようなき電システムについては、例えば特許文献1に開示されている。また、後述する本発明に関してポッケルス電界センサを用いて雷サージ等を検知可能にした技術が例えば特許文献2に提案されている。
【特許文献1】特開2002−369311号公報
【特許文献2】特開平10−54850号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上述した中セクションにおける切替開閉器の動作により発生するサージ電圧等の過度現象を測定して事故原因の究明等のための参考データを得ることが行われている。その場合、従来は中セクションに分圧抵抗器やVT(voltage Transformer)を直接接続して測定する方法が行われていた。しかしながら中セクションは、列車が通過する度に切替開閉器が動作し、過電圧や変圧器の励磁突入電流の発生等の過酷な電気的な過度現象に曝されているため、VTが焼損しやすく、また、過渡現象が非常に早い(100kHz以上)ため測定が不可能になることがあると共に、測定の度に分圧抵抗器やVTを取り付けなければならない等の問題があった。
本発明は、分圧抵抗器やVTを接続することなく、非接触で中セクションの加圧状態を精度良く測定できるようにすることを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明による中セクションの加圧状態測定装置は、電気車のき電システムにおける中セクション導体からの電界を検出し光信号を出力するポッケルス電界検出手段と、前記光信号を電気信号に変換する変換手段と、前記変換された電気信号を、定常状態において前記中セクション導体に加圧される交流波形を参照電圧として補正する補正手段とを備えたことを特徴とするものである。
【0007】
本発明によるサージ電圧測定装置は、測定対象導体からの電界を検出し光信号を出力するポッケルス電界検出手段と、前記測定対象導体に所定の参照電圧を印加する参照電圧発生手段と、前記光信号を電気信号に変換する変換手段と、前記変換された電気信号を、前記参照電圧を用いて補正する補正手段とを備えたことを特徴とするものである。
【0008】
本発明による中セクションの加圧状態測定装置に用いられるプログラムは、電気車のき電システムにおける中セクション導体からの電界をポッケルス電界検出手段により検出し光信号を出力する電界検出処理と、前記光信号を電気信号に変換する変換処理と、定常状態において前記中セクション導体に加圧される参照電圧を用いて前記変換された電気信号に含まれる過渡電圧を演算する演算処理とをコンピュータに実行させるものである。
【0009】
本発明によるサージ電圧測定装置に用いられるプログラムは、測定対象導体に所定の参照電圧を印加する参照電圧印加処理と、前記測定対象導体からの電界をポッケルス電界検出手段により検出し光信号を出力する電界検出処理と、前記光信号を電気信号に変換する変換処理と、前記参照電圧を用いて前記変換された電気信号に含まれるサージ電圧を演算する演算処理とをコンピュータに実行させるものである。
【発明の効果】
【0010】
本発明による中セクションの加圧状態測定装置によれば、従来のように分圧抵抗器やVTを用いることなく、中セクションの加圧状態を非接触で高精度に測定することができる。また、過電圧を正確に測定して履歴に残すことができ、事故原因の解明の参考に供することができる。また、電界の早い過渡現象を測定することができる。
【0011】
また、本発明によるサージ電圧測定装置によれば、送配電線、その他の導体に発生するサージ電圧を周囲の環境等に影響されることなく、高精度に非接触で測定することができ、また電界の早い過渡現象も測定することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0012】
以下、本発明の実施の形態を図面と共に説明する。
図1は本発明の第1の実施の形態による中セクションの加圧状態測定装置のシステム構成を示すブロック図である。
図1において、10は測定対象導体で、ここでは中セクションのトロリ線である。11は測定対象導体10の加圧状態を検出するポッケルス電界センサ(以下、ポッケルスセンサという)、12は光源、13は光源12の光をポッケルスセンサ11に導入する光ファイバ、14はポッケルスセンサ11からの光信号を導出する光ファイバ、15は光ファイバ14からの光信号を電圧に変換するO/E変換器、16はO/E変換器15の出力値を補正する補正部、17は出力信号、18は全体の動作タイミング等を統括制御するCPU等を含む制御部である。ポッケルスセンサ11は、電界が光に影響を及ぼすポッケルス効果を有するBGO結晶からなるポッケルス素子と光学系からなるものである。
【0013】
上記構成によれば、測定対象10から図示のような電界が発生している場合、光源12から光ファイバ13を介してポッケルスセンサ11に導入された光は、周囲電界に応じた影響を受けた後、光ファイバ14を介してO/E変換器15に入力され、電気信号に変換される。この電気信号は補正部16により補正されることにより、測定対象導体10の加圧状態を示す出力信号17を得ることができる。
【0014】
上記補正部16による補正について説明する。
ポッケルスセンサ11は、中セクション導体である測定対象導体10から例えば20cm程度離隔した位置に配され、測定対象導体10の導体電位がもたらす電界を検出するが、導体表面の電界の大きさは導体の形状や湿度等の環境により大きな影響を受ける。このため図2(a)に示すように、ポッケルスセンサ11で測定された電界E0と実際の電圧V0との関係は不明確なものとなる。このため電界値から正しい電圧値を求めるには、〇/E変換器15から得られるポッケルスセンサ11の検出値を補正部16により補正する必要がある。
【0015】
定常状態の中セクション導体には、ピーク値42Kvの単相交流電圧が加圧されており、サージが発生するとこの単相交流波形にサージ波形が重畳された図2(b)のような波形が現れる。ここでE1はサージ電圧、E2は交流波形のピーク値(42Kv)を示す。ポッケルスセンサ11はこの図2(b)の波形を検出する。この検出波形から次の演算を行うことにより、図2(c)の実際の電圧を求めることができる。
【0016】
図2(c)において、V1は実際のサージ電圧、V2は実際の交流波形を示す。ここで、
α=V2=42[Kv]
αE1=V1
∴V1=(42/E2)・E1[Kv] ・・・・(1)
となる。
【0017】
以上のように、本実施の形態によれば、サージ発生後数ms後に現れる既知の値(V2=42Kv)を参照電圧として用いることにより、図2(c)の実際の電圧値V1、V2を高い精度で測定することができる。尚、V2の値は、サージの無い定常状態のときに別に設けたVTにより計測したものであってもよい。この測定は50Hz前後であるために、汎用のVTを使用することが可能である。
【0018】
図3は本発明の第2の実施の形態による中セクションの加圧状態測定装置のシステム構成図であり、図1と対応する部分には同一番号を付して重複する説明は省略する。
本実施の形態においては、図示のようにポッケルスセンサ11を2つの半球型の椀状をなす電極19、20の中に配置している。電極19、20は絶縁スペーサ21を介して突き合わせられ、内部において電極19の接続点22と電極20の接続点23がそれぞれ電線24、25を介してポッケルスセンサ11におけるポッケルス素子の2つの端子26,27に接続されている。電極19、20の直径は例えば100mmであり、これが電極間隔5mmを以って測定対象導体10の直下約20cmの所に配置されている。
【0019】
上記構成によれば、測定対象導体10が加圧されると、浮遊電極である電極19,20の間に電位差が発生し(測定対象導体10に近い電極19が高電位)、これをポッケルスセンサ11により測定することにより、中セクションにおける過度電圧をさらに精度良く測定することができる。また、電極間隔を調整することにより上記電位差を調整することができる。
【0020】
図4は本発明の第3の実施の形態による切替セクションの加圧状態測定装置のシステム構成図であり、図1、図3と対応する部分には同一番号を付して重複する説明は省略する。本実施の形態は図3の装置を変電所の切替開閉器室に設置した場合の実際の構成を示すものである。
【0021】
図4において、6、7は図6の切替開閉器6、7であり、切替開閉器室30に設けられている。切替開閉器6、7の一方の接点は、接続点qに導線31、32を介して接続され、この接続点qは導線33を介して図6の中セクション3の接続点pに接続されている。切替開閉器6、7の他方の接点は、図6のM座,T座のトロリ線1、2に導線34、35を介して接続されている。また、内部にポッケルスセンサ11を有する電極19、20は導線32の近傍に配置されている。導線31,32は水平に配され、導線33、34、35は互いに平行に垂直に配されている。また、光源12、O/E変換器15は測定箱36に収納されており、O/E変換器15の出力信号波形をオシロスコープ37で観測できるようにしている。なおオシロスコープ以外の機器に表示させて観測しても良いのはもちろんである。
【0022】
以上説明した各実施の形態によれば、次の効果を得ることができる。
・ポッケルスセンサ11を用いたことにより、従来のように分圧抵抗器やVTを用いることなく、中セクションの加圧状態を非接触で高い精度で測定することができる。
・切替開閉器の極間閃絡の事象等が発生した場合に、実際にどのレベルの過電圧が発生したかを正確に測定して履歴に残すことができ、事故原因の解明等の参考に供することができる。
・電界の過渡変化を10MHz以上の周波数特性で測定することができる。
【0023】
・図4の第3の実施の形態のような変電所の切替開閉器室30の場合、位相が90°異なる電圧が加わる2つの垂直な導線34、35が数mの間隔で平行に配置されているが、これらの導線34、35から等距離にポッケルスセンサ11を配置することにより、双方からの電界の影響を最小限にすることができる。
・電極18、19を、測定対象である水平な導線31、32からの電界に対しては垂直で、かつ外乱の要因となる垂直な導線33、34、35からの電界に対しては水平となるように配置することにより、ポッケルスセンサ11の感度を最大にすることができる。
・その他の回線からの電界を擾乱として受けるが、センサ配置、電極形状等を工夫することにより十分な精度を確保できる。
【0024】
図5は本発明の第4の実施の形態によるサージ電圧測定装置のシステム構成を示すブロックであり、図1と対応する部分には同一番号を付して重複する説明は省略する。
図1の第1実施の形態は、本発明を中セクションの加圧状態測定装置に適用した場合であったが、本装置は電気車のき電システムのみならず、送配電線等における雷等によるサージ電圧等のように測定対象導体10に発生するサージ電圧の測定装置として応用することができる。
【0025】
その場合、測定対象導体10に参照電圧発生部40から参照電圧41を印加し、この参照電圧41にサージ電圧が重畳された波形をポッケルスセンサ11で検出し、その検出値を前記(1)式を用いて補正部16で補正することにより、正確なサージ電圧を測定することができる。
【0026】
参照電圧41としては、測定対象導体10が送配電線の場合は送電される交流電圧を用いることができる。測定対象導体10が定常状態で無電圧の場合は、何らかの参照電圧発生部41を設けて、測定期間のみ測定対象導体10に参照電圧41を印加する。また、参照電圧41は直流電圧であってもよい。尚、新幹線き電システムにおける第1〜第3の実施の形態における参照電圧発生部41は変電所である。また、測定対象導体10が送配電線の場合は、参照電圧発生部41は送配電所等である。
また、このサージ電圧測定装置は、図3の電極19、20に収納されたポッケルスセンサ11を用いることもできる。
【0027】
本実施の形態によるサージ電圧測定装置によれば、測定対象導体10の環境状態に拘らず測定対象導体10に発生するサージ電圧を高精度で測定することができる。
【0028】
次に、本実施の第5の形態によるプログラムについて説明する。
前述した本発明による中セクションの加圧状態測定装置及びサージ電圧測定装置の動作に基づく処理を、上記各装置におけるコンピュータシステムのCPUが実行するためのプログラムは、本発明によるプロラムを構成する。
【0029】
このプログラムを記録するための記録媒体としては、光磁気ディスク、光ディスク、半導体メモリ、磁気記録媒体等を用いることができ、これらをROM、RAM、CD−ROM、フレキシブル・ディスク、メモリカード等に構成して用いてよい。この記録媒体は、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムが送信された場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部のRAM等の揮発性メモリのように、一定時間プロラムを保持するものも含まれる。
【0030】
また上記プログラムは、このプログラムを記憶装置等に格納したコンピュータシステムから伝送媒体を介して、あるいは伝送媒体中の伝送波により他のコンピュータシステムに伝送されるものであってよい。上記伝送媒体とは、インターネット等のネットワーク(通信網)や電話回線等の通信回線(通信線)のように、情報を伝送する機能を有する媒体をいうものとする。
【0031】
また上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためであってもよい。さらに、前述した機能をコンピュータシステムに既に記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であってもよい。
【0032】
従って、このプログラム及び記録媒体を図1、図3、図5のシステム又は装置とは異なるシステム又は装置において用い、そのシステム又は装置のコンピュータがこのプログラムを実行することによっても、各実施の形態で説明した機能及び効果と同等の機能及び効果を得ることができ、本発明の課題を解決することができる。
【図面の簡単な説明】
【0033】
【図1】本発明の第1の実施の形態による中セクションの加圧状態測定装置を示すブロック図である。
【図2】動作を説明するための各部の波形図である。
【図3】本発明の第2の実施の形態による中セクションの加圧状態測定装置のシステム構成図である。
【図4】本発明の第3の実施の形態による中セクションの加圧状態測定装置システム構成図である。
【図5】本発明の第4の実施の形態によるサージ電圧測定装置を示すブロック図である。
【図6】本発明を適用し得る中セクション(切替セクション)付近のき電システムの構成図である。
【符号の説明】
【0034】
1 M座トロリ線
2 T座トロリ線
3 中セクション
6,7 切替開閉器
10 測定対象導体
11 ポッケルス電界センサ
12 光源
13,14 光ファイバ
15 O/E変換器
16 補正部
17 加圧状態を示す出力信号
18 制御部
19,20 電極
31〜35 導線
40 参照電圧発生部
41 参照電圧


【特許請求の範囲】
【請求項1】
電気車のき電システムにおける中セクション導体からの電界を検出し光信号を出力するポッケルス電界検出手段と、
前記光信号を電気信号に変換する変換手段と、
前記変換された電気信号を、定常状態において前記中セクション導体に加圧される交流電圧波形を参照電圧として補正する補正手段とを備えたことを特徴とする中セクションの加圧状態測定装置。
【請求項2】
前記補正手段は、前記中セクション導体に発生する過渡電圧波形が前記参照電圧の交流電圧波形に重畳された波形に基づいて前記過渡電圧を演算することを特徴とする請求項1記載の中セクションの加圧状態測定装置。
【請求項3】
前記ポッケルス電界検出手段は、一対の電極間に配置され、各電極間の電位差を検出することを特徴とする請求項1又は2記載の中セクションの加圧状態測定装置。
【請求項4】
測定対象導体からの電界を検出し光信号を出力するポッケルス電界検出手段と、
前記測定対象導体に所定の参照電圧を印加する参照電圧発生手段と、
前記光信号を電気信号に変換する変換手段と、
前記変換された電気信号を、前記参照電圧を用いて補正する補正手段とを備えたことを特徴とするサージ電圧測定装置。
【請求項5】
前記補正手段は、前記中セクション導体に発生するサージ電圧波形が前記参照電圧波形に重畳された波形に基づいて前記サージ電圧を演算することを特徴とする請求項4記載のサージ電圧測定装置。
【請求項6】
前記ポッケルス電界検出手段は一対の電極間に配置され、各電極間の電位差を検出することを特徴とする請求項4又は5記載のサージ電圧測定装置。
【請求項7】
前記参照電圧発生手段は、前記サージ電圧の測定期間に前記参照電圧を前記測定対象導体に印加することを特徴とする請求項4、5又は6記載のサージ電圧測定装置。
【請求項8】
電気車のき電システムにおける中セクション導体からの電界をポッケルス電界検出手段により検出し光信号を出力する電界検出処理と、
前記光信号を電気信号に変換する変換処理と、
定常状態において前記中セクション導体に加圧される参照電圧を用いて前記変換された電気信号に含まれる過渡電圧を演算する演算処理とをコンピュータに実行させるプログラム。
【請求項9】
測定対象導体に所定の参照電圧を印加する参照電圧印加処理と、
前記測定対象導体からの電界をポッケルス電界検出手段により検出し光信号を出力する電界検出処理と、
前記光信号を電気信号に変換する変換処理と、
前記参照電圧を用いて前記変換された電気信号に含まれるサージ電圧を演算する演算処理とをコンピュータに実行させるプログラム。


【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2007−132698(P2007−132698A)
【公開日】平成19年5月31日(2007.5.31)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−323460(P2005−323460)
【出願日】平成17年11月8日(2005.11.8)
【出願人】(000221616)東日本旅客鉄道株式会社 (833)
【出願人】(505415640)
【Fターム(参考)】