説明

乗物乗員用サポート

横方向加速度の作用する間、子供を含む乗員に作用する最大慣性荷重を減ずる機構を提供し、相乗的に快適な、便利なおよび有用な特徴を有する、人用乗物の構成。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
[関連出願との相互参照]
この出願は、2005年12月19日出願の米国特許出願番号11/113,028、11/185,784および60/751,305、2006年9月29日出願の米国特許出願番号60/848,804、2006年10月5日出願の米国特許出願番号60/849,685、および本出願人による2006年9月20日出願の米国仮特許出願の優先権を主張し、それらを本書に参照して組み込む。
【0002】
[技術分野]
本発明は、人用乗物に組み込まれる手段である、安全性、快適性、実用性、利便性を高めるユニークな乗員サポートに関する。
【背景技術】
【0003】
乗物用チャイルドシートへの特別な要求は、過度な動きを制限するための硬い脇の部分や突起部分を有する動きの少ないプラスチック座席(シート)からあまり進歩していない。本発明によれば、乗員は動くことが可能で、記載した手段で乗員の快適さを向上することができる。
【発明の開示】
【0004】
[目的及び効果]
本発明の目的及び効果のいくつかは、特に横方向のあるいは側部の衝撃に対する安全な設備であり、エネルギ吸収、および最大加速度と乗員の占める空間への侵入との低減を提供し、乗客あるいは乗員を殺傷するその他の要因を低減する。本発明はまた、乗物の移動による横方向加速の不快感も取り扱う。本発明はまた、傷害を低減し、快適さを向上し、両親の利便性を改善するチャイルドサポートの特別な要求に取り組み、最終的に乗物で旅行中に受ける刺激による経験や関連する子供の発達を強化する。
【発明を実施するための最良の形態】
【0005】
[好適な実施の形態]
好適な実施の形態を図11〜20、31〜57に示す。この実施の形態はCISM(子供サポート機構:Child/Infant support mechanism)用である。CISMは、一対のISOFIXのラッチとロープで固く搭載されたベースを有する。ベースの剛性は、航空機用アルミのような硬い材料で強化され、ISOFIXのラッチとロープマウント間に接続され 、その全長でベースに固定された「ウィッシュボーン」で強化される。ウィッシュボーンは、周囲のプラスチック材料を変形することなく引張り荷重を受けられるような直線部分を有するのが最良である。さらに、ベースへの搭載がISOFIXのラッチとロープとともにその後部であることを考慮すると、乗物の横方向加速度が、子供および子供と接するサポートからの慣性力の荷重を、ベース搭載部の前方ベース部分をねじるように作用させる。それに抵抗するため、本発明は、硬いプラスチック材料を使用することに加え、1本はベースの前方、もう1本はベースの後方、の2本の横棒と、前方から後方に2本の横棒を連結する硬いロッドあるいは管を有する。慣性力の荷重によりベースの前部に作用するトルクは、その硬いロッドあるいは管で受けられる。さらに、プラスチック中に埋め込まれ、ISOFIXのラッチとロープに結合されたブレースと、図で示したように円筒形の部分に沿ったサブベースとを有してもよい。
【0006】
サブベース(図31参照)は、衝突バーを有し、衝突バーは、乗員の占める空間への侵入を防止し、侵入しても乗員の外殻(シェル)を押して侵入から離れるようになされている。衝突バー は側部スライド面246を有し、側部スライド面246はフレックスバー253の端部でピボットヘッドにスライド可能に接続し(図37)、フレックスバー253は別の端部でクレードル232に接続する。サブベースは2本の横方向スライドバー102を有し、横方向スライドバー102はピボットスライダ111を有する。ピボットスライダはその旋回する端部でクレードル232に取り付けられる。サブベースは円筒形の表面の共通部分でベース上に据えられる。したがって、サブベースがベースに関して取れる角度はたくさんあり、乗員の好みで異なった傾斜とすることを可能に、また前向きおよび後ろ向き外殻を取り付けることを可能にするのに役立つ。衝撃吸収装置(明瞭化のために図示せず)があり、衝撃吸収装置は、ポイント239Bでサブベースに接続されたスプリングダンパとして圧縮および膨張が可能で、他端は239Aでクレードル232に接続される。最終的に衝突バー247は旋回可能にサブベースに取り付けられ、ラッチを解放すると回り、それによりクレードルが外殻に対し回り、それにより乗り降りを容易にする。衝撃吸収装置は複数の別々の伸縮要素を有していてもよい。たとえば、直列の2要素で、一番目の要素が、乗物が道路を曲がりその結果子供とサポートに横方向加速度を生じるときに用いる0.3Gのオーダーの加速度に対して伸縮してもよい。この要素は所定のレベル以上の動きを避けるために、端部停止装置を有してもよい。二番目の要素は、衝撃状態用に20Gで作動し始める伸縮を有してもよい。特にここで伸縮の一番目の段階は、二番目の伸縮が始まる前に、大きな表面積でサポートするように子供を位置させる。
【0007】
クレードル232は2つのスライドするピボット254A、254Bとフレックスバー253に支持される。 フレックスバーは衝撃吸収能を有し、スプリング材料で作られてもよい。また、フレックスバーは、フレックスバーのたわみを減衰してエネルギを吸収する、押しつぶせるあるいはエネルギ吸収する材料で置き換えてもよい。前向きの外殻(シェル)252は、外殻の背部の縁をサポートバー258Aおよび一対のラッチ259と係合することにより、固定される。特に後ろ向き外殻は、乗員の脚部の縁と胴部下のラッチで反転される。図18は、後ろ向き外殻のこのラッチ用の取り付けバー260(用の孔)を示す。特に前向きおよび後ろ向き外殻は、いくつかの図面に示すように、アームレストを有していてもよい。
【0008】
後部スパイン256はピン用ホール付きのサポートチューブを有し、ピンを移動することにより上下へ動かすことができ、その底部でサポートチューブに取り付けられる抗ねじれロッドを有する。前向きシートでは、これに、ヘッドレストと、ピローパッド、ハーネスおよび肩サポートを備えるアセンブリとが取り付けられる。これらのアイテムは、2軸のそれぞれで回ることができ、2軸は持ち上げられたときにハーネスとピローパッドとは乗員から離れるように確実に回転するような方向であり、それにより乗り降りを容易にする。ハーネスとピローパッドを上げるのは、スプリング仕掛けとし、解放するのを容易にする。このアセンブリの傾斜した軸により、ピローパッドと肩パッド/サポートは僅かでも子供より前方にあり、それにより場合によっては肩や頭部を隠す。肩パッド/サポートとピローパッドとは、調整できる異なった幅とし、本実施の形態では後退可能なピンと、軸上で旋回可能に取り付けられたスリーブの適切に配置された多くの孔(ホール)とで調整される。
【0009】
2部品のハーネスは、ウェビングあるいは他の材料の緩い片で一体に締められ、ハーネスが子供の頭上を引張られるときにウェビングにより2部品は分解される。特に2部品ハーネスは片手で操作して子供を固定できる。
【0010】
2部品半剛体ハーネスは腹部パッド(胴体をサポートするのに広い接触面積を提供する)の直上の接続点で長さを調節されるようになされ、クレードルの外殻直下の端部にラッチ構成を有するようになされる。ラッチは、前後に移動し、シートがどんな体形の子供にも使えるようになされる。
【0011】
ピローパッドが前方にそして横方向外側に僅かに傾斜していることが分かるであろう。このことは、子供の睡眠用枕としてピローパッドを使用するためである。外殻と乗員が横方向加速度を受けるとき、それらの慣性質量により外殻とクレードルは回転し、それにより加速度の方向と反対の方向のピローパッドを垂直に近い方向に向け(図40参照)、それにより激しい加速度を受けている頭部を支える。特に通常作動位置でのピローパッドの位置は、他の大きな脇を有するチャイルドシートと比較し、子供の視界の妨げを減じ、聞き取りの障害を減ずる。
【0012】
ヘッドレスト、ピローパッド、ハーネス、肩パッド/サポートを含む全体的上部アセンブリは、後部スパインのピンを外しサポートチューブを動かすことにより、上下に動かすことができる。 種々の実施の形態では、アセンブリの他の部分をサポートするチューブの内側のシャフト上にヘッドレストを有し、それによりヘッドレストを独立して調節することを可能にする。
【0013】
さらに、上部アセンブリサポートロッドは、上部アセンブリが頭部や肩の慣性荷重に抵抗しながら外殻の動きより遅れるように、その軸に対してねじれるようになされ、それにより頭部の最大加速度を低減することができる。このことは、図49および図50に示され、別の変形例の実施の形態では、頭部と胸部の間で所望される異なった動きを可能にするように曲がるフレックススパインを有する。このことは、図51と図52に図示される。
【0014】
さらに、ピローパッド用の材料は頭部との接触で変形するようになされ、それにより最大荷重状態を低減する。
【0015】
正面からの衝撃を最終的に処理するために、通常動作状態でのピローパッドは、顔面の正面および下の空間を小さくする。正面あるいは斜めの衝撃では、頸部で全荷重を受け、頸部が強い引張り荷重状態となることなく、ピローパッドで頭部をサポートする。この設計の変形例では、メイン上部アセンブリハブにスプリング式ピボット組合せを有する。胴がハーネスと接触すると、前進力が牽引軸を引張り、それによりピローパッド間のスペースを減じ、それにより正面の衝撃で頭部をサポートする可能性を高める。
【0016】
幼児用後ろ向きシートの場合、外殻はクレードルと反対向きに置かれる。たとえば図14参照。ハーネス, 肩パッドおよびピローパッドについては同じ配置が用いられるが、主要な正面衝撃荷重がシートの背後(乗物では前になる)に作用するので、従来型の柔らかいハーネスが使われる。
【0017】
側部衝撃および加速度に対し、同じクレードル回動機構が機能する。この実施の形態で、上部アセンブリの簡素化した変形を後ろ向きシートに用いることが、図14、図15、図16および図17に示される。ここで、トーション[T]バーを用いて頭部および胴体上部と横方向慣性荷重でクレードルと一緒に動く胴体下部との間に異なった動きを与える。トーション[T]バーを前部スパインに挿入し、前向きシート用半剛体ハーネス用のラッチでシャフトを保持するのと同じピンで保持する。頭部の慣性荷重でヘッドレストがトーションバーを押し、トーションバーは胸部に対し頭部が別の動きをできるようにねじれる。
【0018】
特に乗員の人体の各部の相対的な動きがすべて、自然な動きの軸に一致するように設計される。この場合、スパインおよび頸部の回転する動きと、スパインおよび頸部の曲げの動きである。
【0019】
外殻をクレードルから取り外して母親/保護者に便利なように車を付けたときの後ろ向きシートを後退できる車台と引き伸ばし可能なハンドルと共に示される。ハンドルは、ハンドルだけを引っ込めたり伸ばしたり制御できる後退機構を有するユニークな構成を有する。延長要素をハンドルに追加し、さらに長く引き伸ばせるようにしてもよい。
【0020】
方向変換できる外殻を備えるすべての実施の形態で、反力を生ずるサポート点に対する重心の位置が、方向変換する方向を決定する。加速度による慣性荷重に対し、より大きく動かざるを得ない側で反力が小さくなるようにするのがよい。
【0021】
図34と図36は乗物中の乗員用シェル形サポート機構用の受動的空気調整システムを図解する。ここでサポート外殻(シェル)は実質的に剛な穿孔付の構造殻を有し、その内側に入れられ隣接して、穿孔付の柔軟な膜構造が構造殻の穿孔と互い違いにされ、膨張時に空気を吸収し圧縮時に空気を放出するフォーム層に隣接し、その内側は乗員に接するように用いられるガス透過膜で、第1の方向に乗物の一時的横方向加速度が作用する間、乗員の慣性質量がフォームを圧縮し、それにより、穿孔付構造殻に隣接する穿孔付膜が圧縮力の結果としてまた互い違いにされた穿孔の結果として構造殻を通じての空気の流通に対するシールを与えるので、空気を乗員側に押しやり、ここで、第2の方向に一時的横方向加速度が作用する間、慣性質量がフォームと透過膜から離れるように変化し、それによりフォームが両側から空気を吸い込み、ここで、穿孔付膜の隣で生じた低い圧力は、穿孔付構造殻から穿孔付膜を分離し、それにより互い違いにされた穿孔が構造殻の外面からフォーム内へ空気を注入することを可能にし、乗員が快適になるようにサポート外殻(シェル)に新鮮な空気を入れる機構を作り上げる。特に、構造殻と膜との互い違いにされた穿孔は統計的に互い違いとされてもよい。
【0022】
[代替の実施の形態]
図21から図30に示すCISMの実施の形態では、2つのスライダと2つの対応するピボットを備え、よって、それぞれCISMに旋回可能に連接する2軸の2つのスライドを有する。すべり機構のうちの一つあるいは両方は、衝撃吸収要素を有する。図では、チューブ102のすべり要素(スライダ)107/111のうちの一つがチューブ102の内部に一対の衝撃吸収要素を有し、ピボット233として作用するピンが圧縮時だけ衝撃吸収器に2つの側のそれぞれで係合する。スライダ107/111は、その本体を通過する孔を有し、次に102のスロットを通るピンを収納する。107/111に取り付けられるピン233の2つの側の2つの衝撃吸収器はそれぞれCISMに、乗物が曲がりを通るときの衝撃あるいは遠心力による横方向加速度が作用する場合に縮む。遠心力の小加速度と衝撃の大加速度に応ずるため、複数の圧縮特性を有する複数要素の衝撃吸収器であってもよい。
【0023】
図21から図30はまたヘッドレストサポートQ101を示し、ヘッドレストサポートQ101には旋回可能に取り付けられたヘッドレストフラップを備え、危険な横方向加速度を受けたときにフラップが押圧されそれにより広い表面積で支えて頭部を隠すように、出来るだけ大きく旋回するピボットを備える。図示のヘッドレストフラップはまた、耳の部分に1つ以上の孔を備え、子供の耳へ音がよく通るようにする。危険な加速度の下ではフラップは、孔の形成の必要がないヘッドレストサポートにもたれるので、孔はヘッドレストの構造強度を構成しない。ヘッドレストフラップはまた眼の前方の近くにくぼみ部分を有するように示され、子供の視界が狭くならないようにする。危険な加速度の間、CISMの回転が関係するヘッドフラップの高さを上げ、頭部に必要とされる極力高いサポートを提供する。したがってこの発明は、子供が発育のために乗物中に得られる刺激を犠牲にする必要がなく、安全性を強化する解決策となる。同様のサポートを提供するのに他のほとんどの設計では巨大な脇の部分を必要とする。
【0024】
図21から図30は、明確化のためにISOFIXあるいは他のラッチ機構を示していない。これらはシートの底に示される曲がったバーに取り付けられる。
【0025】
本書で説明するチャイルドシートおよびCISMのいかなる実施の形も、乗物で利用可能であればプリテンショナー装置を用いてもよい。安全ベルトはシート枠に旋回可能にあるいはスライド可能に取り付けられたバーまたはレバーに装着される。プリテンショナーが作動するとバーまたはレバーが動き、子供のハーネスを締め付けるケーブルあるいは他の機械的機構を起動する。
【0026】
サイドアーム239がチャイルドシートのドア側にあると、サイドアーム239が衝撃のバリアとして機能し、子供をさらに保護する。実施の形態によってはサイドアーム239は固定されておらず、外側に旋回できたり別のスライディング機構上で邪魔にならないところにスライドでき、CISMを外側に傾斜させて乗り降りを容易にする。
【0027】
乗員サポートの別の代替の実施の形態を図3から図10に図解する。この実施の形態では、安全ビーム下部要素102と安全ビーム上部要素107用に円筒形スライドを有し、安全ビーム上部要素を図10E22のアクセス/乗込み位置に動かし、ウォーム駆動を安全ビーム下部要素102の内側に動かし、ウォーム駆動用の駆動ナットあるいはボールねじが安全ビーム下部要素102のスロットC116を通じて安全ビーム上部要素107に取り付けられ、図から分かるように、保護遮蔽106側の横方向衝撃荷重は、中央部材101に固定された安全ビーム下部要素102および安全ビーム上部要素107にサポートされる。しかし、横方向衝撃時の慣性荷重は、補助スライド111(衝撃分離器なし)を安全ビーム上部要素107と相対的に安全ビーム上部要素107と補助スライド111との間に置かれたスプリングダンパー衝撃吸収器に寄せて動かし(不図示)、それにより乗員に掛かる最高加速度を減少する。さらに、乗物の小さな衝突の時には、乗員は図7に示す通常動作位置から複数の衝撃吸収器に接する初期荷重位置に図示のように動くことが出来、複数の衝撃吸収器は図8に示すように衝撃(加速度方向を向く)からそれるように乗員を回転するように異なったパラメータを有しており、図9および図10に示すように、その後、加速度波の減衰に続いて、乗物の中央に向け、衝突から離れるように動かす。これらの図ではシートは乗員サポート機構を示していないが、シート用の1組の前後調整サイドマウントだけを示す。この実施の形態では、C115にスライド可能に連結されるシート枠サポートの鉛直ピボットC112、前部要素C114および後部要素C113の近くを示し、衝撃分離器と衝撃吸収器が外されシート枠を回転できるときに荷重の作用下あるいは乗り降りの間に異なった位置となってスライドする補助スライド111の間隔を変化でき、乗員のアクセスをさらに容易にする。実施の形態の更なる改良(図示せず)は、1、2のCISMに類似し、乗員サポートは乗物の動きの方向を通る鉛直面の軸周りにある程度回転し(図1、2のCISMの233に類似)、それにより、乗員サポートを傾斜して、衝撃エネルギを利用して乗員サポート機構を回転しサポート面積を増やす一方で、頭部と胸部の動きを減じる。乗員サポート機構の前後への動きが邪魔されないと、図1、2のCISMのように、安全ビーム下部要素102と上部要素107は乗員サポート機構の後部でその下方に位置する。本実施の形態のCISMの変形は、安全ビーム下部要素102の端部に取り付けられるISOFIXのラッチを有し、安全ビーム上部要素107は補助スライド111(あるいはある実施の形態での同じ要素)に結合されてもよい。実施の形態でのCISMは、中央本体部材101あるいは保護遮蔽106に取り付けられなくてもよい。
【0028】
[追加の実施の形態]
さらに別の実施の形態では、補助室への通気付の粘性流体が充満された身体用微少空気クッションと補助室内の流体の移動速度を制限する内部狭窄とを用い、それにより, 通常の圧力下では後頭部や胸部のような身体部分の形状をとるが、衝突時のような急激な圧縮化では高レベルの抵抗となる。
【0029】
さらに別の実施の形態では、CISMに取り付けられた曲線の滑り面を有し、少なくともいくつかのローラは滑り面の両面になるように滑り面と係合するローラのセットを有し、それにより引張り・押圧反力をCISMからローラマウントに伝達する。さらに、ローラのセットは、ローラを僅かに横方向に動かすことと回転機軸に平行な軸に関するある程度の回転運動を出来るようにする枠に搭載され、回転運動と横方向への動きがCISMを回転して、乗員が衝撃(加速度の方向への)から外れて向くようにできる。
【0030】
[結論、効果、および範囲]
以上のように、提示の本発明は、重要な安全な快適性と利便な特徴とを実現し乗物へのアクセスでの有用性を提供する新しい範例を提供する。上記の説明では多くの詳細を提供するが、それらは本発明の範囲に限定を与えると解釈するべきではなく、むしろ好適なものの例示、その追加の実施の形態および代替の実施の形態である。多くの別の変形も可能である。
【符号の説明】
【0031】
101 内部骨組み構造の中央部材
102 安全ビームの下部要素
103 側部衝撃の衝撃吸収器
104 外部エアバッグ
105 穿孔遮蔽
106 保護遮蔽
107 安全ビーム上部要素
108 補助ビーム(固定あるいはスライド)
109 多成分輪郭乗員シート
110 乗物外殻/ボディ
111 補助スライド/衝撃分離器/ピボットスライダ
112 ロック装置
112A 保護遮蔽用ピボット
210 子供サポート機構(CISM)
211 CISPサポートピボット
212 ロックピン、安全ビーム下部要素付き内部エアバッグ等価物(IEA)
213 横方向衝撃移動用ピンスロット
214 内部エアバッグ等価衝撃吸収器
215 内部エアバッグ等価衝撃吸収器収納用スロット
216 ロックピン登録用ピン用ホール
217 サポートキー、外部ロータへの補助スライド
218 CISMサポートブラケット
219 CISMサポートブラケット用ピボットサポート
220 CISMサポートブラケットに取り付けられた内部エアバッグ等価物用ピボット
221 安全ビーム下部要素および内部エアバッグ等価物用固定サポート
222 補助スライド、CISMサポートブラケットおよび内部エアバッグ等価物用サポート
223 補助スライドと内部エアバッグ等価物作動端部との間のサポートフランジ
224 内部エアバッグ等価物、中央での二重移動動作端端部
225 内部エアバッグ等価物、二重移動極限、膨張/収縮
226 二重内部エアバッグ等価物センターサポートのロックピン用ホール
227 頂部ロックフランジ
228 側部ロックフランジ
229 前部ロックフランジ
230 側部サポートフランジ
231 横方向ブレース
232 CISMサポートブラケット/クレードル
233 CISMサポートブラケット用ピボットサポート
234 CISMあるいはCISMサポートブラケットの内の1つあるいは両方に取り付けられたスライダあるいは衝撃吸収器用ピボット
235 安全ビーム下部要素および衝撃吸収器用固定サポート
236 スライドピボット配列−補助スライド、CISMピボットブラケット 、衝撃吸収器を支持
237 補助スライドと衝撃吸収器動作端部間のサポートフランジ
238 衝撃吸収器中央での二重移動動作端
239 スライダあるいはスライド衝撃吸収器二重移動極限−膨張/圧縮
240 二重衝撃吸収器中央サポートのロックピン用ホール
240A 2つの衝撃吸収器の1つと係合し圧縮するスロット付ロックピンサポート
241 頂部ロックフランジ
242 側部ロックフランジ
243 前部ロックフランジ
244 側部サポートフランジ
245 横方向ブレース
246 側部スライド面
247 側部スライド面/衝突バー用ピボットサポート
248 ピローパッド
249 ヘッドレスト
250 2部品半固定ハーネス
251 ショルダーパッド/サポート
252 外殻
253 フレックスバー
254A 前部ピボットスライダ
254B 後部ピボットスライダ
255 前部スパイン
256 後部スパイン
257 アンカー
258A 後部サポートバー
258B 前部サポートバー
259 外殻ラッチ
260 外殻ラッチ取付けバー
261 トーション[T]バー
P101 圧縮性横方向スライド(取り外されたとき)腰部支え
P102 輪郭付シート底部
P103 衝撃分離補助スライド要素
P104 補助スライドサポートレール用後退スロット(レールは図示せず)
P105 補助スライド用後退スロット、 乗り降り口で後退
P106 後部シートの前部
P107 シート底部の裏
P108 乗り降り口に対し後退した位置の側部支え
P109 衝撃中に衝突した側部支え(腰部へ入り込まない)
P110 側部支えエアバッグ
P111 肩支え/サポート−作動中の位置と幅
P112 バックレスト
P113 ヘッドレスト
P114 頭部および頚部エアバッグ (ヘッドレストは横方向の衝撃時にバックレストと一緒に動くように、バックレストに固定される)
P115 横方向の衝撃時に胴体を保持し動かす、胴体エアバッグ。エアバッグは、装備したときに邪魔にならずに腕を押すように形成される。
P116 衝突した肩支え/サポート(制御された衝突)
P117 バックレスト
Q101 ヘッドレストサポート
Q102 旋回可能に取り付けられたヘッドレストフラップ(左右)
P101 圧縮性横方向スライド(取り外されたとき)腰部支え
P102 輪郭付シート底部
P102 輪郭付シート底部
P103 衝撃分離補助スライド要素
P104 補助スライドサポートレール用後退スロット(レールは図示せず)
P105 補助スライド用後退スロット、 乗り降り口で後退
P106 後部シートの前面
P107 シート底部の裏
P108 乗り降り口に対し後退した位置の側部支え
P109 衝撃中に衝突した側部支え(腰部へ入り込まない)
P110 側部支えエアバッグ
P111 肩支え/サポート−作動中の位置と幅
P112 バックレスト
P113 ヘッドレスト
P114 頭部および頚部エアバッグ (ヘッドレストは横方向の衝撃時にバックレストと一緒に動くように、バックレストに固定される)
P115 横方向の衝撃時に胴体を保持し動かす、胴体エアバッグ。エアバッグは、装備したときに邪魔にならずに腕を押すように形成される。
P116 衝突した肩支え/サポート(制御された衝突)
P117 バックレスト
C101 ISOFIXラッチ
C102 CISM傾斜ピボット
C103 側部スライドハンドル(オプションで開くピボットを解放するラッチ付き)
C104 側部スライダ
C105 側部スライド
C106 CISMサポートに取り付けられたアーム
C107 側部スライド用ピボット
C108 CISMサポートに取り付けられたアーム用側部スライダのピボット
C109 シートを接近位置にスライドするウォーム駆動(安全ビーム下部要素102のスロットを通じて安全ビーム上部要素107と係合するウォーム駆動のナットは、図示せず)
C110 ウォーム駆動用モータ
C111 衝撃吸収器要素用のスプリング/ダンパを支持するフランジ(111の両サイド)
C112 衝撃時のシート枠回転用あるいは乗り降り口用鉛直ピボット
C113 シート枠サポート後部要素
C114 シート枠サポート前部要素
C115 前部および後部シート枠サポート要素間のスライド接合部
C116 ウォーム駆動の駆動ナット用の102のスロットで、107を膨張位置へまた膨張位置から駆動する。
C117 前後制御用シートスライド(シートは不図示)
【図面の簡単な説明】
【0032】
【図1】図1は、CISM(子供サポート機構)とサポートの実施の形態を図示する。CISMを動かす機構は、以下なる乗員サポート機構にも使用できる。図示の位置は乗物の横方向加速度が作用する間のものである。
【図2】図2は、CISM(子供サポート機構)とサポートの実施の形態を図示する。CISMを動かす機構は、以下なる乗員サポート機構にも使用できる。図示の位置は乗物の横方向加速度が作用する間のものである。
【図3】図3は、横方向加速度の作用する間に方向を変えるのに用いられる乗員サポート機構を図示する。乗員サポート機構は、飛出しを起動するウォーム駆動で乗り降り用スライドに沿って飛び出すようにも成される。
【図4】図4は、別の方向から見た同一の乗員サポート機構を図示する。
【図5】図5は、別の方向から見た同一の乗員サポート機構を図示する。
【図6】図6は、別の方向から見た同一の乗員サポート機構を図示する。
【図7】図7は、別の方向から見た同一の乗員サポート機構を図示する。
【図8】図8は、横方向加速度が作用している乗員サポートを図示し、乗員が襲撃から外れて向くような方向変換を示す。
【図9】図9は、乗員が襲撃から外れて動く、初期衝撃後の動きを図示する。
【図10】図10は、乗員が襲撃から外れて動く、初期衝撃後の動きを図示する。
【図11】図11は、ハーネスが2部品で、それぞれが独立して固定される前向きCISMを図示する。ハーネス部品は、乗員から離れて上方に回り、乗り降りを可能にする。さらに、子供をサポートする外殻は容易にアクセスできるように外側に回転できる。
【図12】図12は、乗物内で横方向加速度下にある瞬間の、同一の前向きCISMを示す。
【図13】図13は、横方向加速度がない通常の作動位置の、同一の前向きCISMを示す。
【図14】図14は後向きCISM(前向きCISM用と同じベース、サブベースおよびサポートクレードルを用いる)を示し、後向きCISMは通常の作動位置で示される。図は、後退したハンドルと一緒に後退した車台とタイヤを示す。外殻が外されたときにそれらは伸びて、子供の親や保護者により外殻を押すのに用いられる。
【図15】図15は、通常の作動位置の後向きCISMの別の図である。
【図16】図16は横方向加速度下の後向きCISMを示す。
【図17】図17は、外殻をサポートする「クレードル」を示す(ここでは、後向きCISMが示される。同じクレードルは前向きCISMをサポートするのにも使える。)
【図18】図18は、クレードルから外された後向きCISM外殻を示し、車台とハンドルは伸ばされ、子供を押す準備ができている。
【図19】図19は、タイヤとハンドルを後退した後向きCISMを示す。
【図20】図20は、横方向加速度下の後向きCISMを示す。
【図21】図21は、代替の実施の形態を図示する。
【図22】図22は、代替の実施の形態を図示する。
【図23】図23は、代替の実施の形態を図示する。
【図24】図24は、代替の実施の形態を図示する。
【図25】図25は、代替の実施の形態を図示する。
【図26】図26は、代替の実施の形態を図示する。
【図27】図27は、代替の実施の形態を図示する。
【図28】図28は、代替の実施の形態を図示する。
【図29】図29は、代替の実施の形態を図示する。
【図30】図30は、代替の実施の形態を図示する。
【図31】図31は、好適な実施の形態の変形を図示する。
【図32】図32は、好適な実施の形態の変形を図示する。
【図33】図33は、好適な実施の形態の変形を図示する。
【図33A】図33Aは、好適な実施の形態の変形を図示する。
【図34】図34は、乗員の質量の運動エネルギを用いる、快適性のため新鮮な空気を外殻内に取り込むための受動的空気調整システム詳細を示す。
【図35】図35は、好適な実施の形態の変形を図示する。
【図36】図36は、乗員の質量の運動エネルギを用いる、快適性のため新鮮な空気を外殻内に取り込むための受動的空気調整システム詳細を示す。
【図37】図37は、好適な実施の形態の変形を図示する。
【図38】図38は、好適な実施の形態の変形を図示する。
【図39】図39は、好適な実施の形態の変形を図示する。
【図40】図40は、好適な実施の形態の変形を図示する。
【図41】図41は、好適な実施の形態の変形を図示する。
【図42】図42は、好適な実施の形態の変形を図示する。
【図43】図43は、好適な実施の形態の変形を図示する。
【図44】図44は、好適な実施の形態の変形を図示する。
【図45】図45は、好適な実施の形態の変形を図示する。
【図46】図46は、好適な実施の形態の変形を図示する。
【図47】図47は、好適な実施の形態の変形を図示する。
【図48】図48は、好適な実施の形態の変形を図示する。
【図49】図49は、好適な実施の形態の変形を図示する。
【図50】図50は、好適な実施の形態の変形を図示する。
【図51】図51は、好適な実施の形態の変形を図示する。
【図52】図52は、好適な実施の形態の変形を図示する。
【図53】図53は、代替の実施の形態を図示する。
【図54】図54は、代替の実施の形態を図示する。
【図55】図55は、代替の実施の形態を図示する。
【図56】図56は、代替の実施の形態を図示する。
【図57】図57は、代替の実施の形態を図示する。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
乗物内乗員用サポート機構であって、前記サポートは乗物に横方向荷重が作用すると方向変換するようになされた;
乗物内乗員用サポート機構。
【請求項2】
前記サポートは、異なる動きのできる複数の部品を備え、それぞれの質量に一時的加速度が作用すると乗員の人体の部分を支えるサポート要素に異なった動きを与えるようになされた多部品サポートであり、乗員人体の自然な柔軟性を乗物内の限られた空間で利用して、乗員の人体の部分の向きを変え、移動し、前記乗員への衝撃あるいは荷重による、最大加速度、乗員空間への乗り物要素の侵入、および結果としての怪我の内のすくなくとも1つを低減する;
請求項1の乗物内乗員用サポート機構。
【請求項3】
前記サポートは、異なる動きのできる複数の部品を備え、乗物内の限られた空間でそれぞれの質量に一時的加速度が作用すると乗員の人体の部分を支えるサポート要素に異なった動きを与えるようになされた多部品サポートであり、第1の人体の部分の前記一時的速度の慣性荷重を利用して、サポート要素の向きを変え、2の人体の部分を保護する;
請求項1の乗物内乗員用サポート機構。
【請求項4】
前記サポートは多部品サポートであり、前記多部品サポートは、ヘッドサポート、肩サポートおよび胴体サポートの少なくとも1つを備える;
請求項1の乗物内乗員用サポート機構。
【請求項5】
前記一時的加速度は前記乗物への横方向衝撃である;
請求項1の乗物内乗員用サポート機構。
【請求項6】
前記第1の人体の部分は胴であり、前記第2の人体の部分は頭部である;
請求項3の乗物内乗員用サポート機構。
【請求項7】
頭部は頭部アセンブリで支えられ、胴は胴部アセンブリで支えられ、
前記頭部アセンブリは、乗物に一時的加速度が作用すると前記胴部アセンブリと相対的に所定の軸回りに回転し、あるいは、一時的加速度が作用すると前記胴部アセンブリと相対的に軸に沿って横方向に曲がるようになされ、前記頭部あるいは胴の最大加速度を減ずる;
請求項6の乗物内乗員用サポート機構。
【請求項8】
前記乗員は子供であり、
子供を支える前向きあるいは後ろ向きの、取り外し可能なサポート外殻を備える;
請求項1の乗物内乗員用サポート機構。
【請求項9】
前記乗員は子供であり、
前記サポートは前記乗物に固く取り付けられるベースであって、
一時的加速度が作用すると子供の向きを変えるようになされたクレードルであって、前記子供に直接接するサポート外殻をサポートするクレードル、あるいは、
より年長の子供用の補助椅子
のいずれか1つあるいは両方をサポートするようになされた;
請求項1の乗物内乗員用サポート機構。
【請求項10】
背と座る部分を有し、前記背に少なくとも2つのラッチ取け付け点を有する自動車シート上にあり、
前記ベースは、ハーネス取け付け点を前記少なくとも2つのラッチ取け付け点に接続し、その全長にわたり前記ベースに固く取り付けられたウィッシュボーンを備え、ベースに3点以上の剛なサポートを提供する;
請求項9の乗物内乗員用サポート機構。
【請求項11】
前記サポートは後部で固くサポートされ、
軸に沿って作用するトルクに抵抗するようになされ、前記ベースの後部に一端で固く取り付けられ、一時的横方向加速度の結果生ずる前記ベースの後部の前方の点の横方向荷重から生ずる前記ベースのねじれを減ずる;
請求項9の乗物内乗員用サポート機構。
【請求項12】
乗物内乗員用サポート機構であって、前記サポート機構は子供用であり、タイヤとハンドルを有する外殻を備え、前記サポート機構から取り外されると前記外殻を輸送できるようになされた;
乗物内乗員用サポート機構。
【請求項13】
前記サポート外殻のタイヤとハンドルのいずれか1つあるいは両方は後退でき、前記サポート機構に取り付けられるときに乗物内の必要空間を減ずる;
請求項12の乗物内乗員用サポート機構。
【請求項14】
実質的に乗物の外側を向くように方向変換するようになされた乗員用サポート外殻を供え、乗り降りを容易にする;
請求項1の乗物内乗員用サポート機構。
【請求項15】
前記サポートは子供用サポート外殻と、前記乗員を実質的に前記サポート外殻内に拘束するようになされたハーネスを備え、前記ハーネスは右部分と左部分とを備え、それぞれは実質的に前記乗員の背中の後ろで前記サポート機構に旋回可能に取り付けられ、それぞれは前記乗員の脚の間の前記サポート機構上の点、あるいは、前記乗員の横の点の1つか両方で別々に取り付けられ、別々に取り付けられたハーネスを取り外すと、前記ハーネスの部分のそれぞれは、それぞれが上昇すると旋回する点に拘束されて前記乗員から離れるように動き、前記サポート機構からの前記乗員の乗り降りを容易にする;
請求項1の乗物内乗員用サポート機構。
【請求項16】
別々の取り付け点は、移動し、乗員方向でまたは乗員から離れる方向で固定され、異なった胴囲や胸囲の子供をしっかり固定するのを容易にする;
請求項15の乗物内乗員用サポート機構。
【請求項17】
ハーネスの左右部分用のサポートの軸の高さ、あるいは、ハーネスの左右部分のそれぞれの長さ、の1つあるいは両方を調整でき、背の高い子供も背の低い子供も収容できる;
請求項15の乗物内乗員用サポート機構。
【請求項18】
ハーネスの左右部分用のそれぞれは、前方あるいは斜めの衝撃で前記乗員の胴部を支える腹部パッドを有する;
請求項15の乗物内乗員用サポート機構。
【請求項19】
ハーネスの左右部分用のそれぞれは、乗物に前方あるいは斜めの衝撃が生じたときに前記乗員を支える、前記乗員の胴に隣接するエアクッションを有する;
請求項15の乗物内乗員用サポート機構。
【請求項20】
ハーネスの左右部分用の両方は、乗物に前方衝撃が生じたときの頭部用サポートパッドを有する;
請求項15の乗物内乗員用サポート機構。
【請求項21】
前記サポートは子供用で一時的加速度状態で支えられた子供の向きを変えるようになされ、
一時的横方向加速度が生じたとき頭部は前記頭部の両側の1対のピローパッドで支えられ、
前記サポート機構の方向変換は同時に頭部への反力で前記ピローパッドを横方向反力の方向に実質的に直行する方向に向きを変える;
請求項1の乗物内乗員用サポート機構。
【請求項22】
前記サポートは子供用で一時的加速度状態で支えられた子供の向きを変えるようになされ、
頭部は前記頭部の両側の1対のピローパッドで支えられ、横方向加速度がないときの前記ピローパッドの位置は頭部の僅かにしたの傾斜した位置にあり、前記子供は前記ピローパッドに頭を乗せられ、脇の部分より少ない視野の障害を与え、聞くことへの障害を減ずる;
請求項1の乗物内乗員用サポート機構。
【請求項23】
前記サポートは一時的加速度状態で支えられた乗員の向きを変えるようになされ、
前記方向変換は、多段の衝撃吸収装置で、増大する加速度につれ多段階的である;
請求項1の乗物内乗員用サポート機構。
【請求項24】
乗物内の乗員のサポート機構であって:
実質的に剛体の穿孔付構造殻を備えるサポート外殻と;
その中に入り接する柔軟な膜であって、前記外殻の穿孔と互い違いの穿孔を有する膜と;
前記外殻に接するフォーム層であって、膨張すると空気を吸引し、圧縮すると空気を放出するフォーム層と;
その中のガス透過膜であって、乗員に接するガス透過膜とを備え;
第1方向に前記乗物に一時的横方向加速度が作用する間、前記乗員の慣性質量が前記フォーム層を圧縮して、前記穿孔付構造殻に接する前記穿孔を有する膜が、圧縮力と互い違いの穿孔の結果として構造殻を通過する空気の流通に対しシールとなるので、空気を乗員側に送り;
第2方向に一時的横方向加速度が作用する間、前記慣性質量が前記フォーム層とガス透過膜から外れて、前記フォーム層が両側から空気を吸引でき、前記フォーム層と前記穿孔を有する膜との間に生じた負圧が前記穿孔を有する膜を前記穿孔付構造殻から分離し、前記互い違いの穿孔が前記構造殻の外面から前記フォーム層への空気の注入を可能にし、乗員の快適性の向上のためにサポート外殻内に新鮮な空気を送る機構を構成する;
サポート機構。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【図20】
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【図21】
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【図22】
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【図23】
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【図24】
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【図25】
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【図26】
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【図27】
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【図28】
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【図29】
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【図30】
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【図31】
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【図32】
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【図33】
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【図33A】
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【図34】
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【図35】
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【図36】
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【図37】
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【図38】
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【図39】
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【図40】
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【図41】
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【図42】
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【図43】
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【図44】
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【図45】
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【図46】
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【図47】
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【図48】
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【図49】
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【図50】
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【図51】
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【図52】
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【図53】
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【図54】
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【図55】
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【図56】
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【図57】
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【公表番号】特表2009−531209(P2009−531209A)
【公表日】平成21年9月3日(2009.9.3)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−545860(P2008−545860)
【出願日】平成18年12月15日(2006.12.15)
【国際出願番号】PCT/US2006/048016
【国際公開番号】WO2007/075467
【国際公開日】平成19年7月5日(2007.7.5)
【出願人】(500132731)
【Fターム(参考)】