説明

二次的な床面の格納および一時的設置のためのシステム並びに方法

長パイル芝のような二次的な床面を巻き取り及び展開するシステム及び方法を提供する。このシステムは、二次的な床面がその上へ巻かれるコアを含んでおり、そのコアは、一次的な面上あるいは一次的な面内に取り付けられた走路に沿って移動する枠へ両端で連結されている。このシステムは、比較的短い時間の間で一次的な面を二次的な床面へ変換することを可能とする駆動システムを含む。この駆動システムは、走路に沿った枠の移動速度を制御する枠速度調整可能駆動装置とともに、コアを駆動するモータの速度とトルクとを制御するためのコア速度調整可能駆動装置とを含む。このコア速度調整可能駆動装置は、巻き上げの間のコアモータのトルクと展開の間のコアモータの速度を制御する。


【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
<関連出願への相互参照>
本願は、発明の名称が「人工芝の格納および一時的設置のためのシステム並びに方法」である2008年9月19日に出願した米国仮特許出願第61/098,543号と、発明の名称が「二次的な床面の格納および一時的設置のためのシステム並びに方法」である2009年5月11日に出願した米国仮特許出願第61/177,073号との優先権を主張した、発明の名称が「二次的な床面の格納及び一時的設置のためのシステム並びに方法」である2009年9月18日に出願した米国出願第12/562,773号の一部継続出願であり、これらの開示全体を援用してここに組み入れる。本願はまた、発明の名称が「二次的な床面の格納および一時的設置のためのシステム並びに方法」である2009年2月6日に出願した米国仮特許出願61/207,030の優先権を主張し、これらの開示全体を援用してここに組み入れる。
【0002】
合成芝としても知られている人工芝は、天然芝のように見え且つ機能するように設計された合成材料から製造された表面である。人工芝は競技(運動競技)業界で通常用いられている。また、商業的修景用途および住宅向け修景用途の両方にも用いられている。人工芝は、とりわけ、ナイロン繊維および/またはポリエチレン繊維から形成され得る。一部の人工芝表面は、人工繊維間に充填材を用いており、「充填された表面“infill surfaces”」と称される。充填材は、例えば、数ある材料の中でとりわけ、ゴム、低温粉砕ゴム、エチレンプロピレンジエンモノマーゴム(EPDMゴム)、コルク、ポリマービーズ、ポリマーフォーム、スチレン、パーライト、ネオプレン、砂、砂利、または粒状プラスチックで作られ得る、「弾性の“resilient”」顆粒から構成される。
【背景技術】
【0003】
天然芝の使用が不都合であるか、高価であるか、または実行不可能であるときに、人工芝は望ましい。ある種の環境は、競技チームに、屋内でのトレーニングおよび練習を余議なくさせる。またスポーツによっては、軟らかいかまたは芝のような表面が必要であるかもしれない。プロのスポーツチームが、屋内競技場で人工芝の使用を必要とする環境に本拠地を置かれるかもしれない。
【0004】
可搬式で、取り外し可能で、且つ格納可能な人工芝または他の二次的な床面を提供するシステムは有益である。なぜならば、それらは、一つの会場で一次的な床面(本来の面)および二次的な床面の両方を用いることを可能にするからである。例えば、二次的な床面は、屋内競技場の床または選択されたスポーツおよび活動のための他の一次的な面に一時的に置かれて、後で取り外され得る。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
一時的な人工芝を展開する(広げる)ように設計された少なくとも一つの現存する設置システムは、他の芝よりも粗いけれども、より耐久性があるニット裏当て層を有する、短パイルニットナイロンから形成される製品のみを収容することができる。この種の現存するシステムは、特に、短パイルニットナイロン型の芝と共に使用するために設計されており、長いパイル高さを有する他の材料またはシステムから形成される芝システムを効果的に用いることはできない。ニットナイロン芝とともに使用されるときでさえ、この種の現存するシステムは、ロールが巻き上げられるときにロールが入れ子状になる(roll telescoping)かまたは、ロールが展開されるときに撓んでしまうなどの欠点を有する。さらに、この種の現存するシステムは、制御することができない単一の速度でのみ作動され得る。このシステム制御の欠如は、方向性の問題を引き起こし、且つ、芝の皺、破れ、および変形を引き起こすことがある。
【0006】
ポリエチレン繊維から形成される人工芝は、伝統的なナイロン製品よりも比較的軟らかく且つ長いので、該人工芝が用いられている。ポリエチレン繊維から形成される人工芝は、タフトされ得る。ポリエチレン人工芝は、典型的には2.54cm(1インチ)の半分の高さもない短寸でコンパクトな伝統的なナイロン人工芝よりも、約5.08cm(約2インチ)高いパイル高さを有する。
【0007】
少なくとも1つの既存の設置システムを用いて、長パイルのポリエチレン繊維を有する人工芝を巻き且つ展開する試みは、裏当て層の破損、滑り、およびロールのどちらかの端部に集まる弛みをもたらす。例えば、より長いポリエチレン繊維は、人工芝が展開されるときおよび巻かれるときに、ロールの滑りを引き起こす。滑りは、人工芝への損傷をもたらすことがあるので望ましくない。対照的に、ナイロン繊維はそれほど滑りやすくないので、ナイロンの人工芝は、より「グリップ力“grip”」を有し、その結果、より平坦な(むらのない)巻き上げ工程が可能になる。従って、既存のシステムは、ポリエチレン繊維および充填システムから構成されるものを含む、長パイルから構成されるもののような、より新型の人工芝を効果的に用いることはできない。
【0008】
一部の従来知られたシステムは、ポリエチレン繊維を含む、より長いパイル高さを巻き且つ展開することができるが、これらのシステムは、人工芝または他の二次的な床の幅狭部分を、ロール上に収容することができるに過ぎず、パイル高さに依存している。それゆえに、人工芝または他の二次的な床は、より狭い幅に限定されてしまう。これらの既存のシステムに関しては、機械が移動して人工芝を巻き上げ且つ展開し、人工芝は静置したままである。人工芝が静置したままであるので、これらの従来知られたシステムは、ロールを運ぶためにリフトトラックを必要とする。このことは、用いることができるロールの幅を制限する。なぜならば、これらのリフトトラックは、人工芝または他の二次的な床の単独のロールの重量を取り扱うことができないかまたは、ロールの幅が広すぎるならば取り扱うことができないからである。
【0009】
従って、これらの従来知られたシステムは、幅狭のロールのみを収容することができるので、既設の一次的な面を覆うために、多部分の人工芝または他の二次的な床を必要とする。これらの複数の部分は、別々のロールに巻かれるので、人工芝または他の二次的な面の多数のロール全てを格納するために、大きな格納領域が必要とされる。これらの別々のロールが展開される場合は、二次的な床面を形成するために、個々の部分を継ぎ合わさなければならない。さらに、ロールを展開して二次的な床システムをレイアウトするときに、これらの複数の部分は適切な順序で設置されなければならず、それは面倒であり時間がかかる。従来知られたシステムで人工芝または他の二次的な床を展開することは時間がかかり、且つ、1ロール当たり1時間以上もの時間を必要とすることがある。従って、例えば競技場のような二次的な床面を巻き上げること、および、そのロールを格納することは、従来知られたシステムを用いると、5〜7時間以上かかることがある。
【0010】
従来知られたカーペット巻き上げシステムは、カーペット巻き上げシステムの張力が、カーペット以外の、人工芝および他の種類の床に適切ではないので、人工芝での使用に適さない。カーペットに張力を与える従来知られた方法は、その機械が幅広の芝を収容することができないので、人工芝で達成されることはできない。もし該システムが芝を収容するのに十分な幅に作られているならば、追加の支持が必要であろう。そのことは、人工芝を該システムに通す工程を妨げるであろう。
【0011】
従って、長パイルのポリエチレン芝および/または充填システムを含む、長パイルの人工芝のような二次的な床面を、効率的に巻き且つ展開することができるシステムが必要である。より大きなロール幅および重量を有する二次的な床面を、巻き且つ展開することができるシステムも必要である。タフトされた製品またはニット製品、長パイル製品または短パイル製品、ゴム引き床システム、床敷物、天然芝、充填製品および非充填製品、または一次的な面を覆い且つ/または保護するのに用いられる他の何らかの表面を含むがこれらに限定されない、種々の二次的な床面を効率的に巻き上げ且つ展開することができるシステムも必要である。更には、単一の会場において、複数の型の二次的な床面を収容することができるシステムを提供することが必要である。これらの二次的な床面は、競技業界で用いられるものに限定されない。
【課題を解決するための手段】
【0012】
長パイルの芝等の二次的な床面や、一次的な面を覆う及び/又は保護する他の何らかの床カバーを巻き且つ展開するシステム及び方法が提供される。このシステムは、コアと、各枠がコアの一端にそれぞれ連結されている2つの枠と、これに沿って2つの枠の各々が移動する2組の走路とを含む。このシステムはまた、更に、比較的短い間の時間で一次的な面を二次的な床面へ変換することを可能とする駆動システムを含む。一部の実施形態では、このシステムは、コア駆動装置によって制御される少なくとも1つのコアモータによって駆動されるコアを含む。一部の実施形態では、枠は、枠駆動装置によって制御される少なくとも1つの枠モータによって駆動される。一部の実施形態では、駆動システムは、枠が走路に沿って移動するときのその枠の速度を制御するための枠速度調整可能駆動装置とともに、コアを駆動するモータの速度とトルクとを制御するためのコア速度調整可能駆動装置とを含む。このコア速度調整可能駆動装置は、巻き上げの間のコアモータのトルクと展開の間のコアモータの速度を制御する。
【図面の簡単な説明】
【0013】
【図1】図1は、一次的な面が変換されるときの、二次的な床システムの格納及び一時的設置のためのシステムの実施形態の平面図である。
【図2】図2は、図1のシステムの端面図である。
【図3】図3は、図2のシステムの部分断面図である。
【図4】図4は、本発明の一つの態様に従うコアの部分平面図である。
【図5】図5は、図1のシステムの部分正面透視図である。
【図6】図6は、図1のシステムの側面透視図である。
【図7】図7は、図1のシステムの走路の一部の拡大図である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
本発明のシステム及び方法は、例えば人工芝、カーペット、ゴム引き床、天然芝、または他の好適な二次的な床などの、一時的な二次的な床面40を格納し、且つ、該二次的な床面40を、既設の一次的な面38上に設置し且つ取り外すものである。例えば、本発明のシステムは、例えば屋内競技場の床またはドーム状の競技場のような一次的な面を一時的に覆うために、二次的な床面を展開する。使用後は、二次的な床面を格納のために巻き上げることができる。本発明のシステムおよび方法は、限られた量の労働力を用いて、大きな一次的な面の、二次的な床面への短時間での変換を可能にする。一次的な面は一般に平坦であり得るかまたは、排水を可能にするドーム状であり得る。二次的な床面は下にパッドを随意に含んで、二次的な床面に、追加の強度、緩衝性、および安定性を提供し得る。
【0015】
本発明のシステムはまた、例えば、タフトされた製品またはニット製品、長パイル製品または短パイル製品、ゴム引き床システム、天然芝、カーペット、充填された面または充填されていない面、または一次的な面を覆い且つ/または保護する他の何らかの好適な表面などの、しかしこれらに限定されない、多数の異なる種類の二次的な床面から、ユーザが選択することも可能にする。これらの二次的な床面の全てが一次的な面上に展開され得て、そして巻き上げられ、取り外され得る。一実施形態においては、例えば、本発明のシステムは、短時間で、長パイルの充填されている合成人工芝を巻き上げ且つ展開する。一次的な面を二次的な床面に変換するために必要な時間は、ある程度、一次的な面の面積次第であり、特に、一次的な面の長さ次第である。
【0016】
本発明のシステムのある利益は、二次的な床面の変形、伸長、およびバンチングがないこと、充填材の移動および損失の減少、および二次的な床面の損傷およびゆがみの減少を含む。つまり、二次的な床面は、平らに整然とかつより効率的に巻き上げられ且つ展開される。平らでない巻き上げ工程は、おそらく、二次的な床面への製品損傷をもたらすであろう。さらに、平らでない巻き上げ工程は、おそらく、特定の場所に二次的な床面の集まりおよびバンチングをもたらすであろう。そのことは、表面性能または競技のパフォーマンスに悪影響を与えることがあり、最終的には、機能しないシステムをもたらすことになる。本発明のシステムの別の利益は、このシステムが移動可能であり、例えば、多目的屋内競技場や屋外競技場などの様々な異なる設備で使用し得ることにある。
【0017】
本発明の一部の実施形態は、一次的な面と概ね同一の幅であるコア上に二次的な床面を巻き上げ、且つ、二次的な床面を展開する。このように、二次的な床面は、単一のロールから一次的な面に設置されることができ、このことは、いくつかの断片化したロールから二次的な床面を作り出すよりも、より速く且つより容易である。本発明のこれらの実施形態は、巻き上げられる二次的な床面が、単一のロールに巻き上げられて、その後、単一のロールとして格納されることも可能にする。
【0018】
本発明に係る特定の実施形態では、図1〜図4に示すように、変換システム10は、スチールまたは他の好適な材料から形成されるコア12を含む。変換システム10は、一次的な面38上に直接取り付けられ得る。二次的な床40は、巻き上げ工程の間にコア10の周りに巻かれる。図1に示すように、この変換システム10は、少なくとも1つの枠14及び少なくとも1つの走路22を含む。一部の実施形態では、走路22は、概ね、この一次的な面38の長さ又は幅全体に沿って延びている。一部の実施形態では、走路22は、一次的な面38の下方の窪みに常設されている。これらの実施形態においては、システムを使用しない場合には、走路22を覆ってもよい。他の実施形態では、走路22を、一次的な面38に直接かつ一時的に取り付けてよく、システムを使用しない場合に取り除いてよい。
【0019】
図面に示される実施形態においては、変換システム10は、2つの枠14と2つの走路22とを含んでいる。具体的には、枠14は、各枠が、走路22に沿って移動可能であると同時に、コア12の両端と連結している。枠14は、いかなる好適な形状及び構成で有り得るけれども、枠14は、枠へ安定性をもたらすように、概A文字形状として示されている。
【0020】
図2〜3に示されるように、枠14は、走路22へ連結されており、走路22に沿って移動可能である。走路22は、図3に示されるラック歯車24または他の何らかの好適な歯車歯を含んでいる。一部の実施形態では、走路22は、それが、平らな平面状に、溝状に、または他の状態で、一次的な面38に取り付けられる。図3に示されるように、枠14は、スプロケット32と少なくとも1つの平歯車30と、また、他の適した歯車とを収容する複数のギアボックス28を含んでいる。後述するように、巻き上げ工程あるいは展開工程の間に、二次的な床面40がコア12の周りに巻かれるあるいは展開されるときであって、枠14が走路22に沿って左右に移動するときに、平歯車30は、走路22のラック歯車24と協調して動作する。図面に示される実施形態では、各枠14は4つのギアボックス28を含んでいるが、より少ないまたはより多くのギアボックス28を使用してもよい。
【0021】
変換システム10はまた、走路22に沿って枠14を駆動するための駆動機構を含む。図2〜3に示されるように、1つのそのような好適な駆動機構は枠モータ18を含む。特定の実施形態では、駆動機構はまた、一端又は両端に、歯車減速機を含み得る。巻き上げ工程の間に、枠モータ18は、走路22に沿って枠14を駆動する。具体的には、枠モータ18は、チェーン34とスプロケット32とを係合させ、このスプロケット32は、同様に、平歯車30と係合する。平歯車30の歯は走路22のギア歯24と協調して動作して、走路22の長さに沿って枠14を駆動する。
【0022】
図1に示されるように、コアモータ20はコア12の各端に配置されており、アーム16を介して枠14へ連結されている。図4は、コア12と中央軸36との一部を示す。このコアは、スチール支持ヘッダ74を含んでいる。一実施形態では、スチール支持ヘッダ74は、このコアの長さに沿って1.524m(5フィート)の間隔で設けられている。この中央軸36は、このコア12から延在し、中央軸36の回転によってコア12が回転することになる。コアモータ20は、コア12を回転させるのに必要な動力を供給し、この枠14が走路22の長さに沿って進むに時に、コア12上へ二次的な床40を巻きつける。このようにして、コア12は、コアモータ20により駆動される中心巻取機となる。この中心巻取機は、枠14の駆動機構とともに動作して、コア12の周りに二次的な床面40を巻き上げる。一次的な面上に設置されるべき二次的な床の種類に応じて、様々な異なるサイズのコアを変換システム10に使用してもよい。このシステムは、多様なサイズのコア直径を使用し得るけれども、一実施形態では、このコアの直径は0.914m(36インチ)である。異なる種類の二次的な床40を望む場合には、既存のコア12を、所望の種類の二次的な床を収容する他のコアに置き換える。
【0023】
一実施形態では、コアモータ20と枠モータ18とはそれぞれは、個別速度調整可能駆動装置によって制御される。一実施形態用の例示的なモータと駆動装置とは、5.59kW(7.5hp)、480ボルト、3相、1750RPMのモータとG9速度調整可能駆動装置(5.59kW(7.5hp)モデル)とを含んでおり、両者ともに東芝社製のものが利用可能である。この実施形態では、コアと枠との双方を駆動するのに同じサイズのモータを使用しているが、別の実施形態では、コアを駆動するのと枠を駆動するのとで異なるモータを使用してもよい。コア駆動装置は、少なくともトルクモード及び速度モードをサポートしており、両方のモードでコアモータを制御できる。このコア駆動装置は、コアへ取り付けられる軸であってもよいし(図示)、あるいは、代替的に、チェーンとスプロケットとを介して取り付けられる、または、別の何らかの好適な態様でこのコアヘ連結される、ベルト駆動であってもよい。一部の実施形態では、コア駆動装置は、展開する間に、コア12の速度を変更する速度調整可能駆動装置である。コアモータ20は、二次的な床40がコア12上に巻きつけられるときに、コア12を駆動するのに十分な動力を有している。枠駆動装置は、速度モードを備えており、枠モータ18の速度を制御できる。コア駆動装置と枠駆動装置とは互いに独立していてもよいし、あるいは、巻き上げる間に一定の張力が維持されることを保証するために速度を調整する通信システムを用いて、互いに通信してもよい。図面では、コアと枠とが一対のモータによって駆動されることが示されているけれども、全ての実施形態で一対のモータを使用するのではない。二次的な床面の幅及び/又は長さに応じて、枠及び/又はコアを、コアの各端にある単一のモータで駆動してもよいし、または、コアの各端にある3個以上のモータで駆動してもよい。
【0024】
一部の実施形態では、砂または、液体のような他の材料を、コア12へ加えてもよい。そのようにする場合には、その材料をコアの中央部分に加えて、端に向かうにつれて漸減する。例えば、一実施形態においては、コアの所定部に砂があり、砂はコアの中点に集められ得る。この砂は、それがコアの中点で最も重く、かつ、この部分の端に近づくにつれて漸減するように、振り分けられている。砂がなければ、この実施形態におけるコアの最も重い部分はコアの端の方にあり、このため、二次的な床がコア上へ巻き付けられる時には、二次的な床40は、コアの端の方へしわが寄り易い。砂によって、コアの重量を平準にし易くなり、また、コア上への二次的な床材のより均一な巻き上げ工程が容易なものとなる。
【0025】
更に後述するように、コア12は、二次的な床40のロールの、コア12の周りの直径が増加あるいは減少するにつれて、コア12の端のどちらか一方にある中心として上下に移動可能である可動アーム16に、その各端で取り付けられている。コア12がアーム16を介して浮き上がりかつ沈むことを可能とすることによって、巻き上げ工程及び展開工程の間において略一定の張力を維持し易くなる。
【0026】
他の実施形態では、例えば、アーム16を用いることなく、コア12が枠14に直接的に取り付けられるならば、コア12のいずれかの端で、コア12の持ち上げ及び下げを補助するために随意の油圧リフトを使用してもよい。具体的には、油圧リフトのシリンダが延長するにつれて、圧力によってピストンに上方に力が加えられて、コア12の重量を支持し易くする。シリンダが延長する時は、一定の速度でコア12を持ち上げるように、一定の圧力が維持される。コアが下げられる時には、一定の圧力を維持するように、逃がし弁を使用しても良い。
【0027】
一部の実施形態では、線形電圧変位変換器(「LVD」)は、コア12の位置を特定するように使用され、コア速度調整可能駆動装置へ情報を与える。他の実施形態では、この位置を、一次的な面38に対する中央軸36の位置で特定してもよい。これらの実施形態のいずれであっても、コアの位置によって、ロールの直径の情報が与えられ、コアの位置は展開工程の間に使用され得る。LVDは、全ての実施形態で必須のものではない。
【0028】
図に示される実施形態では、変換システム10は、2つの枠14と2組の走路22の2つの組とを含む。一部の実施形態では、枠14は、互いに独立して動作する。言い換えると、1つの枠14の動作は他の枠14の動作に関連付けられていない。これらの例では、第2の枠14の位置に対する1つの枠14の位置を登録する登録工程を用いてもよい。このようにして、登録工程によって、二次的な床40の巻き上げの間及び展開の間及びそれらの前に、互いに対する2つの枠のアラインメントが保証される。一部の実施形態では、この登録工程は、各走路22における歯車歯24の数を数えて、走路に沿った枠の各々の位置を特定すること、次いで、1つの枠の位置と別の枠の位置とを比較すること、及び、その位置を通信することからなる。一部の実施形態では、プロセッサベースのコントローラが歯車の歯の数を数えて、2つの枠間の比較を行う。この比較に基づいて、走路上の互いに対する枠の位置が同じでなければ、自動調整が行われ得る。例えば、一旦、枠14の一つの相対位置が通信されたら、このプロセッサベースのコントローラは枠の相対速度を調整することができる。一実施形態では、1つの枠14の枠モータ18の速度が上がり、別の実施形態では、別の枠14の枠モータ18の速度が下がる。また、さらに他の実施形態では、1つの枠の枠モータ18の速度が上がり、一方で、他の枠モータ18の速度が下がる。一部の実施形態では、この通信システムはワイヤレスでもあり得るけれども、プロセッサベースのコントローラは、配線による結線を含む。
【0029】
上述のシステムを用いて二次的な床40を巻き上げ及び展開する方法もまた開示する。一部の実施形態では、システムは、約6.096m(20ft)/分の速度で、上記のシステムを用いた二次的な床システムを巻くようにプログラムされている。同様に、一部の実施形態では、そのシステムは、約6.096m(20ft)/分の速度で、上記のシステムを用いた二次的な床システムを展開するようにプログラムされている。巻き上げ工程を開始するために、コア12を制御するコアモータ20と枠モータ18とは起動して、これらは、枠14が走路22に沿って左右に移動するに従って二次的な床40がコア12上に巻かれるように、コア12が回転するときに第1方向42の方に走路22に沿って枠14を駆動するよう構成されている。二次的な床40が、第1方向42に巻き上げられるものとして図1に示されているけれども、二次的な床40は、その反対方向に巻き上げられ得る。コア12のいずれかの端の枠14は、ラック歯車24と平歯車30とを介して走路22に沿ってガイドされる。
【0030】
上述のように、コア12は、二次的な床面40を巻き上げやすくする中心巻取機となる。巻上げの間に、枠駆動装置は固定速度を維持するようにプログラムされており、コア12の速度は、枠14が走路22に沿って進み且つこの二次的床がコアの周りに巻かれるときに、コア12の所定トルクの設定を維持するように調整する。巻き上げ工程の間では、枠モータ18は、所定の固定速度を維持しかつコア12の速度を落とすブレーキモードにある。巻き上げの間のコア12の所望のトルク設定は、そのシステムで用いられる二次的な床の重量によって決まる。この速度は、典型的には、巻き上げ及び展開の所望の時間及び二次的な床40の長さによって決まる。巻き上げ時間は、コア12上へ二次的な床を巻きつけるのにかかる時間であり、展開時間は、コア12から二次的な床40を展開するのにかかる時間である。
【0031】
枠モータは、上記の登録工程に基づいた何らかの調整を条件として所定の固定速度で動作する。これらの例では、一旦枠14の位置が再調整されたら、枠モータの速度は所定の固定速度に戻る。
【0032】
コア速度調整可能駆動装置は、枠モータの速度と二次的な床40の量や種類とを考慮した上で、比較的に堅く締まったロールを提供するために、コアモータ20用のトルクを設定するようにプログラムされている。そのシステムは、例えば、とりわけ、異なった糸や構造やパイル高さや充填物から作られる芝のような、異なる種類の二次的な床面を収納するので、特に、複数の種類の二次的な床面が使用され得るならば、そのシステムは、使用される二次的な床面40の特定の種類と各会場の特定の必要性とに適するように、モータのパラメータを調整できることが望ましい。二次的な床40の量と種類とによって、コア12上に巻かれたときの二次的な床40の重量と直径とが決定する。しわにならずかつ入れ子状になったりせずに二次的な床40を展開できかつパイルが過度に潰れることもない場合には、堅くロールすることは容認できる。二次的な床40があまりに堅く巻かれると、そのパイルは、潰れてしまうかもしれないし、多くの手入れ時間を必要とするかもしれず、変換時間が増加する。二次的な床40のロールのサイズが増加するにつれて、コア12が取り付けられるアーム16は、支点を介して上方へ移動する。一旦、二次的な床40がコア12上へ巻かれると、コアモータ20と枠モータ18とは停止される。一部の実施形態において、そのシステムの開始及び停止は手動により、そのため、操作者はコントロールボックスを用いて、モータを開始し停止する。他の実施形態では、システムは、自動的に開始及び停止する。一部の状況下では、システムは部分的にのみ自動化されている。例えば、一部の実施形態でのシステムは、コア上の二次的な床の量を検知して、モータを停止する時を決めるセンサを含む。一部の例では、二次的な床の一部のみが展開されて、そのため、二次的な床が一次的な面の一部だけを覆っている。これは、一つの種類の床が会場の所望の一部で望まれており、異なる種類の床が会場の部分で望まれている状況においては有益なものとなる。
【0033】
本発明のシステムは、従来のシステムで要求されていた、二次的な床面が、特定の傾きまたはパイル角を有することを必要としていない。二次的な床面が、特定のパイル角度を維持して適切に巻き上げられるように、二次的な床面を戻さなければならない従来のシステムとは違い、本発明のシステムは、二次的な床面の傾きや角度に関わらず、適切に機能する。なぜならば、このシステムは、傾きや角度にあわせて調整するように、且つコアモータのトルク及び/又は速度を調整していかなる変化も補償するように、プログラムされているからである。
【0034】
コア12から二次的な床40を展開する方法も提供する。上述のように、一部の実施形態では、そのシステムは、二次的な床を、6.096m(20ft)/分の速度で展開するようにプログラムされている。(コア12と枠14とをそれぞれ制御する)モータ20及び18は、展開工程を開始するように起動し、枠モータは、走路22に沿って第2方向44に枠14を駆動するように構成されている。二次的な床40は第2方向44に展開されるものとして、図1に示されるけれども、二次的な床40は反対方向にも展開され得る。枠14が走路22に沿って移動するにつれて、二次的な床40はコア12から展開される。展開工程において、枠速度調整可能駆動装置は、走路22に沿った枠14の固定速度を維持するようにプログラムされている。コアの周りに巻かれた二次的な床の直径が変わるにつれて、コアの速度は、これに適応して変化する。具体的には、より多くの二次的な床がコアから展開されて、コア12の直径が減少するにつれて、コア12の速度が増加する。巻き上げ時と同様に、枠が走路に沿って進むに従って、二次的な床40が展開されている一方で、走路のラック歯車と枠の平歯車(24と30との各々)とは、コア12のアライメントを維持する。その速度は、巻き上げ工程を通じて用いられる速度と同じであってもよいし、異なっていてもよい。展開工程の間には、コア12は、ブレーキモードで動作してもよい、あるいは、言い換えると、コア12から展開される二次的な床40の速度を制御するブレーキとして作用してもよい。一部の実施形態においては、ブレーキの割合は、コアモータの馬力の全能力の割合である。コア12の速度を制御することによって、コア12から離れる時に二次的な床40が弛むことを防ぐ。このように、二次的な床上の一定の張力を維持するように、コアモータの速度と枠モータとの速度との間の関係が一定である。一部の実施形態では、展開工程の間中、コアモータ20用の単一の速度が維持されている。しかしながら、二次的な床40の寸法がより大きく、よって直径がより大きい他の実施形態においては、展開工程の間、速度が調整される。これらの実施形態では、コア速度調整可能駆動装置は、LVDから位置情報を受信し、コア12に残っている二次的な床40の量に基づいてコアモータ20の速度を調整する。上記で論じられているように、LVDは、枠14に対するコアの位置を示し、これにより、コア12上の二次的な床40の直径を示す。コア速度調整可能駆動装置は、コアモータ20の速度を線形的に制御する。
【0035】
一実施形態では、コアモータ20と枠モータ18とが、巻き上げ及び展開の両方のために、略同時に作動及び非作動となる。モータの加速特性と減速特性とは概ね同じであり、線形のパターンを辿る。他の実施形態では、モータ間で特性が共通である限り、非線形のパターンのような、異なった加速特性と減速特性を用いてもよい。
【0036】
このシステムによって、エンドユーザは、従来のシステムと比べて少ない労働量を用いて短い時間で、既存の一次的な面を二次的な床面へ変換することが可能になる。このシステムによって、また、エンドユーザは、例えば、タフトされた合成芝またはニットされた合成芝のいずれか、長パイル製品または短パイル製品、ゴム引き床システム、充填製品および非充填製品、天然芝、または、一次的な面を覆い且つ/または保護するのに用いられる他のいかなる表面のような、幾つかの異なった種類の二次的な床面から選択可能となる。この開示されたシステムは競技産業で使用することに限られるものではなく、一次面が二次的な床面に変換される時であればいつでも、利用可能である。展開及び巻き上げの手続きを手早く行うことができるので、従来の変換システムで掛った時間の一部の時間で、一次的面を二次的な床面へ変換できる。
【0037】
上述の記述は、本発明に関連する様々な実施形態や構造を説明するのに提供されている。発明の精神及び範囲から逸脱することなく、様々な改変、加入、削除を、これらの実施形態及び/または構造に行ってもよい。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
一次的な床面上に二次的な床面を設置または取り外すための変換システムであって、
使用していないときに前記二次的な床面を格納するためのコアであって、前記コアの回転は少なくとも1つのコアモータによって駆動され、前記少なくとも1つのコアモータはコア駆動装置によって制御されるコアと、
少なくとも1つの走路と、
前記走路に沿って少なくとも1つの枠モータにより駆動され、かつ、前記コアに接続される少なくとも1つの枠であって、前記少なくとも1つの枠モータは枠駆動装置により制御される少なくとも1つの枠と、を含み、
前記コアモータ駆動装置は、前記二次的な床面が前記コア上に巻かれる間に、前記少なくとも1つのコアモータのトルクを制御し、且つ前記二次的な床面が前記コアから展開される間に、前記少なくとも1つのコアモータの速度を制御し、
前記少なくとも1つの枠駆動装置は、前記少なくとも1つの走路上の前記少なくとも1つの枠の速度を制御するように、前記少なくとも1つの枠モータの速度を制御する、一次的な床面上に二次的な床面を設置または取り外すための変換システム。
【請求項2】
前記コアと前記二次的な床面とを支持するためのアームを更に含み、前記アームは、前記少なくとも1つの枠に取り付けられ、前記二次的な床面が前記コアに巻かれる又は前記コアから展開されるときに、前記少なくとも1つの枠に対して回転する請求項1に記載のシステム。
【請求項3】
前記枠は、前記走路上に配置される歯車歯に協調して動作する少なくとも1つの歯車を更に含む請求項1に記載のシステム。
【請求項4】
前記少なくとも1つの枠は2つの枠を含み、かつ前記少なくとも1つの走路は2つの走路を含む請求項1に記載のシステム。
【請求項5】
前記システムは、前記2つの枠の一方の、前記2つの枠の他方に相対した位置を特定する登録システムを更に含む請求項4に記載のシステム。
【請求項6】
前記登録システムは、前記2つの枠の相対速度が異なるように、少なくとも1つの前記枠の速度を調整する請求項5に記載のシステム。
【請求項7】
前記コアを支持する前記アームの垂直動作を補助する前記枠に接続されている油圧リフトを更に含む請求項2に記載のシステム。
【請求項8】
前記少なくとも1つの歯車は、前方歯車と後方歯車と左歯車と右歯車とを含む請求項3に記載のシステム。
【請求項9】
二次的な床面を設置または取り外すためのシステムであって、
使用されていない時に前記二次的な床面を格納するためのコアであって、前記コアは少なくとも1つのコアモータによって駆動され、且つ前記少なくとも1つのコアモータはコアモータ駆動装置によって制御されるコアと、
互いに略平行に位置付けられた2つの走路と、
前記2つ走路のうちの1つと協調して動作するように各々が構成される2つの枠であって、前記枠のうちの1つが、前記コアの第1端に位置付けられており、且つ前記枠のうちの第2の1つが、前記コアの第2端に位置付けられている2つの枠を含み、
前記2つの枠の各々が、少なくとも1つの枠モータによってその各走路の長さに沿って駆動し、且つ、前記少なくとも1つの枠モータは枠駆動装置によって制御され、
前記コア駆動装置は、前記二次的な床面が前記コア上に巻かれる間、前記少なくとも1つのコアモータのトルクを制御し、且つ、前記コアモータ駆動装置は、前記二次的な床面が前記コアから展開される間前記少なくとも1つのコアモータの速度を制御し、
前記枠駆動装置は、前記少なくとも1つの枠モータの速度を制御する、二次的な床面を設置または取り外すためのシステム。
【請求項10】
前記コアと前記二次的な床面とを支持するための2つのアームを更に含み、1つのアームは、前記2つの枠の各々に接続され、前記アームの各々は前記コアの端に対して位置付けられており、前記アームは、前記二次的な床面が前記コアに巻かれる時、あるいは前記コアから展開される時に、前記枠に対して回転する請求項9に記載のシステム。
【請求項11】
前記コアの相対的な位置を決定する変換器を更に含む請求項9に記載のシステム。
【請求項12】
前記二次的な床は、前記2つの枠が前記2つの走路に沿った第1方向に駆動されるときに、前記コアから一次的な面上へ展開される請求項9に記載のシステム。
【請求項13】
前記二次的な床は、前記2つの枠が前記2つの走路に沿った第2方向に駆動されるときに、一次的な面から前記コア上へ巻かれる請求項9に記載のシステム。
【請求項14】
前記2つの枠の各々は、前記走路に配置されている歯車歯と協調して動作する少なくとも1つの歯車を更に含む請求項9に記載のシステム。
【請求項15】
二次的な床面を巻き上げる方法であって、
予め定められたトルクで動作するようにコアモータを制御して、前記二次的な床面がコア上へ巻かれる時に前記コアモータが前記コアの回転を制御し、
前記コアを枠へ連結し、
予め定められた速度で動作するように枠モータを制御して走路の長さに沿って前記枠を駆動し、前記枠モータは前記走路に沿った前記枠の速度を制御する、ことを含み、
前記予め定められた速度は、前記二次的な床面の長さと前記二次的な床面を巻き上げるのに割り当てられる時間とに基づいており、前記予め定められた速度は登録工程に基づいた調整を可能としている、二次的な床面を巻き上げる方法。
【請求項16】
前記二次的な床面が前記コア上へ巻かれるときには、前記予め定められたトルクが維持されている請求項15に記載の方法。
【請求項17】
前記登録は、前記枠の相対速度が異なるように、前記枠の、他の枠に対する前記速度を調整することを含んでいる請求項15に記載の方法。
【請求項18】
二次的な床面を展開するための方法であって、
コアモータの速度を制御して、前記コアモータは前記二次的な床面がコアから展開されるときに前記コアの回転を制御し、
前記コアを枠へ連結し、
予め定められた速度で動作するように枠モータを制御して走路の長さに沿って前記枠を駆動し、前記枠モータは前記走路に沿った前記枠の速度を制御し、前記予め定められた速度は前記二次的な床面の長さと前記二次的な床面を展開するのに割り当てられる時間とに基づいており、
前記コア上の前記二次的な床面の量を特定し、
前記コアモータの前記速度を調整するために前記コア上の前記二次的な床面の前記量を用いる、二次的な床面を展開するための方法。
【請求項19】
前記枠モータを前記予め定められた速度で動作するように制御することは、前記二次的な床面が前記コアから展開されるときに、前記枠の位置に基づく調整がなされた、前記予め定められた速度を維持することを含む請求項18に記載の方法。
【請求項20】
登録工程を用いて、他の枠に対する前記枠の前記速度を調整することを更に含む請求項18に記載の方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公表番号】特表2012−517543(P2012−517543A)
【公表日】平成24年8月2日(2012.8.2)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−549285(P2011−549285)
【出願日】平成22年2月5日(2010.2.5)
【国際出願番号】PCT/US2010/023319
【国際公開番号】WO2010/091252
【国際公開日】平成22年8月12日(2010.8.12)
【出願人】(511070020)テクスタイル マネジメント アソシエイツ, インコーポレイテッド (2)
【Fターム(参考)】