人体用保温冷体
【課題】保温冷体使用時の単独での安定立位を可能にし、保温冷体を身体に密着使用する場面において、同時に身体の4面以上を保温冷でき、接続部の選択的使用により、多用途使用できる保温冷体を提供する。
【解決手段】底面積が広くなるよう裾を広げ、体に密着しやすい凹形状の曲線形状を有する底面部35、排水を速やかにする2か所のねじ蓋部31、垂直圧に耐えられるよう就寝部の板状の柱、また、上からかぶせるだけの容易な着脱ができる正座椅子部やマッサージ部を付属し、この選択的併用使用を可能とする多用途保温冷体を形成する。
【解決手段】底面積が広くなるよう裾を広げ、体に密着しやすい凹形状の曲線形状を有する底面部35、排水を速やかにする2か所のねじ蓋部31、垂直圧に耐えられるよう就寝部の板状の柱、また、上からかぶせるだけの容易な着脱ができる正座椅子部やマッサージ部を付属し、この選択的併用使用を可能とする多用途保温冷体を形成する。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、身体の4面以上を同時に保温、または保冷することを目的とした人体用保温冷体に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来のプラスチック製や金属製の人体用保温冷体は、本体に曲線を有することを特徴とするものでも、輻射による緩やかな保温冷を除き、直に身体を保温冷する場面では、身体部位の1面、もしくは下肢部でも両内側の2面、両足底2面しか保温、保冷出来ない形状のものである(例えば、特許文献1、特許文献2参照。)。以下、図17、図18により従来の人体用保温冷体について説明する。
【0003】
上記の、身体の曲線部に密着した保温冷を可能にするものとして、従来のゲル剤を使用した保冷剤や、電子レンジで加熱して使用できる湯たんぽがある。しかしこれらは、ゲル剤が袋状に詰められたものであるため、一定以上の圧力が加わると、袋が破れ中身が出てしまうので、座位時の臀部から大腿部後面や足底面の使用には適さない(例えば、特許文献3参照。)。
【0004】
立位可能な形状を有する従来の人体用保温体(以下、保温体単独を表す場合は湯たんぽと表記)は、陳列時、給湯時に立位可能であることを目的として作られてきた。それで、睡眠時に布団の中で使用される時には、就寝時には立位であるが、睡眠中立位を保持することが難しく倒れてしまう。睡眠中には、これまで湯たんぽとして使われてきた扁平型のものと同等の効果しか果たせないでいる(例えば、特許文献4、特許文献5参照。)。
【0005】
従来の、指圧やマッサージ効果用の突起を有するプラスチックや金属製の湯たんぽは、突起の部分も本体完全固定となっている。そのため、部位により人体用保温冷体を身体に密着使用したい場合でも、突起の部分が邪魔し密着使用が容易ではない(例えば、特許文献5参照。)。
【0006】
人体用保温冷機能も備えた正座椅子は、正座椅子と直接密着している下肢後面について、大腿部、下腿部ともに保温冷が可能である。しかし正座椅子のその形状上、保温冷機能を1番の目的とはしていないため、下腿内側面、下腿前面の保温冷はできていない(例えば、特許文献6参照。)。
【0007】
水もしくはお湯を中に入れて使用する従来の人体用保温冷体は、注水・排水口が一か所である。その為、注水・排水時に同時に出入りする空気も同じ口より出入りしていることで、注水・排水に時間がかかる。また従来の保温冷体は注水・排水口が一つであるために、注水時に容器内の空気が抜けきらなく残ってしまうような変形をした形状の人体用保温冷体はなく、注水・排水口を中心とした楕円や丸、四角等のひと塊をした形状である。
【0008】
また、内容物の温度変化による容器の変形に対する耐久力の点からも、従来の人体用保温冷体は楕円や丸、四角等のひと塊をした形状である。
【特許文献1】特開2007−260147号
【特許文献2】特開2007−54590号
【特許文献3】実用新案登録第3055792号
【特許文献4】実公平04−020420
【特許文献5】特開2005−245773
【特許文献5】特開2007−26147
【特許文献6】実用新案登録第3136146号
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
本発明は、このように従来の人体用保温冷体にはいくつかの課題があった前記の点に着目して成されたものであり、その目的は、人体用保温冷体使用時の単独での安定立位が可能である上に、人体用保温冷体を身体に密着使用する場面において、同時に身体の4面以上を保温冷することを可能にし、身体の多面部に実用可能なだけの耐久力を備え、多面的な人体用保温冷体の形状でも、容易に湯水の出し入れを可能とする人体用保温冷体を提供することである。また本発明の他の目的は、人体用保温冷体の身体密着使用の場面で、マッサージ機能及び正座椅子機能を選択利用可能とする多目的人体用保温冷体を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0010】
前記の課題を解決するため本発明は、プラスチック製もしくは金属製であり、上部にふたを備えた液体の注入排出口と、内部に液体収納室を有する筒状体を、底面部材に略垂直に設け、該底面部材の内部は液体収納室となっており前記筒状体の液体収納部とは互いに連通しており更に、該筒状体の外部下方は前記底面部材の上面に対し裾広がりの曲線形状からなる移行部で繋いだ形状であることから、内部に注入する液体の温度により、同時に身体の4面以上を局所的に保温、保冷することが可能となることを特徴とする人体用保温冷体である。
【0011】
この人体用保温冷体は、側面からの垂直圧に耐えられるよう、ねじ蓋下の側面部を、裾広がりかつ筒状の形を成型する。また、マッサージ効果を高めるため、ねじ蓋と筒状体を2つずつ設けた場合の人体用保温冷体は、側面からの垂直圧に耐えられるよう、2か所のねじ蓋下の2側面部を、裾広がりかつ筒状の形を成型し、その2本の筒の間に板状の柱を有する。
【0012】
本発明の人体用保温冷体は、マッサージ効果を高めるため、筒状体を2つ設けた場合は、形状上困難となる冷温水の注水・排水を速やかにすることを目的として、人体用保温冷体の上面に、2か所のねじ蓋を有する。
【0013】
安定立位可能な広い底面部の形状を有する本発明の人体用保温冷体は、上面の2か所のねじ蓋に、正座椅子型人体用保温冷体の凹部が上から垂直に固定できるよう、上面が一直線の形状をする。この選択的併用使用により、同時に身体の7面以上の保温、保冷が可能になる。
【0014】
また、この人体用保温冷体の安定立位可能な裾広がりの形状は、人体用保温冷体上面のねじ蓋部から側面にかけての2本の筒状部に、付属のマッサージ部を上からかぶせるだけの固定ができ、着脱を容易にし、選択的併用使用が可能となる。
【発明の効果】
【0015】
本発明は、上記のように構成されかつ作用するものであるから、人体用保温冷体単独の安定立位により、例えば、足関節周辺曲面部や、就寝時の腋窩周辺の上腕内側から後面部、体幹部外側面から後面など身体の多面に渡り、同時に保温冷することを可能にする。また、多面部に実用可能なだけの耐久力を備えた本体は、座位で蓋下の筒状体を大腿部に挟み使用すると、人体用保温冷体を挟むという動作をすることで使われる大腿内転筋群を、大腿部内側面から後面にかけて直に保温冷却し、血流促進をしながら鍛えることができる。そして、大腿部内側面から後面にかけて直に保温冷却することで、そこを通る大腿動静脈を皮膚表面から保温冷でき、体幹部や足部にも効果的に保温冷できる。また本発明の保温冷体は、単独安定立位により正座椅子型人体用保温冷体やマッサージ部の安定着脱を可能にし、一つの形状から多用途的な人体用保温冷体の使用を可能とするものである。
【発明を実施するための最良の形態】
【0016】
本発明を実施するには人体用保温冷体を構成する各部の部材は、プラスチック製が望ましい。以下図示の実施形態を参照して本発明をより詳細に説明する。図1は請求項1に記載した、本発明に係る人体用保温冷体の側面から見た斜視図である。人体用保温冷体は、上部にねじ蓋31を備えた液体の注入排出口と、内部に液体収納室を有する筒状体32を、底面部材35に略垂直に設け、該底面部材35の内部は液体収納室となっており前記筒状体32の液体収納部とは互いに連通しており更に、該筒状体32の外部下方と前記底面部材35の上面は、図1、図2、図3、図4に示すように体に密着する使用ができるための裾広がりの曲線形状からなる移行部36で繋いだ形状となる。なお、この移行部36は半径1cm以上であり、15cm以下が望ましい。上記を外れる半径で曲線形状を形成した場合は人体との接触部に隙間ができ好ましくない。
【0017】
本発明の人体用保温冷体の実施にあたって、液体収納室内に使用する液体は、使用者本人が温度調節をすることで、保温体としても保冷体としても使用できる本発明の特徴からも湯水が好ましい。
【0018】
図2で示す、2本の筒状の形状をする移行部32の間は、人体用保温冷体内容物の温度変化による、内部圧力の変化や、使用時にかかる体重の垂直圧による対変形手段の一つとして、人体用保温冷体内部を通り底面部材35に設置点を持つ柱部33を形成する。なお図中の斜線部は、保温冷体内を通り底面部材に設置するまでの柱部分である。またこの柱部33の上方には、持ち運び用の持ち手34を形成する。
【0019】
図2で示すねじ蓋31は、液体の注入口、排水口の蓋である。正座椅子型人体用保温冷体37を付属する際には、接続部として2か所あることで、正座椅子型人体用保温冷体37がより安定接続する。
【0020】
筒状体32の形状は、実施例図5の示すように使用時に内股のマッサージ効果をより高めるものである。また、付属マッサージ部41を接続する際には、ねじ蓋31に、かぶせるだけで簡単な着脱を可能にする。
【0021】
図7、図9は、本発明の人体用保温冷体を使用し、取り外しにより選択的併用使用可能となる正座椅子型人体用保温冷体37の斜視図である。正座椅子型人体用保温冷体37には、図9で示すように、側面方側に持ち運び用持ち手38を、側面後方には排水口39を設ける。
【0022】
正座椅子型人体用保温冷体37には、正座椅子型人体用保温冷体37の選択的使用時に上からかかる垂直圧に対する対変形手段として、図10、図11、図12で示すように、中央柱部40を設ける。
【0023】
また、正座椅子型人体用保温冷体37下面には、人体用保温冷体30と接続時(図7参照)にねじ蓋31や、筒状体32、柱部33の上面と組み合わさるための、凹み40−1を形成する。凹み40−1は、図9、図11、図12で示すように、中央柱部40を、人体用保温冷体のねじ蓋部31、柱部33、ねじ蓋31から下の筒状体32が収まる形にくりぬくように形成する。
【0024】
図15は、本発明の人体用保温冷体を使用し、取り外しにより選択的併用使用可能となるマッサージ部の斜視図である。このマッサージ部は、図16に示すように、本発明に係わる人体用保温冷体の筒状体32に上から被せるだけの簡単な着脱を可能とする為、筒状体32がちょうど収まる円柱形で筒状の形状をする。そして、マッサージ部のその上面中央には、本発明に係る人体用保温冷体のねじ蓋31がちょうど出るだけの大きさの穴42を設け、筒状体32の上面が引っ掛かり、マッサージ部がそれより下にさがらないような天井部45を設ける。また、その天井部のマッサージ部の側面には、人体用保温冷体の柱部33と接続するためのスリット43を設ける。
【0025】
また、このマッサージ部には、その表面に図14、図15、図16に示すような、マッサージ部の全体に並ぶ半球形のマッサージ突起42を設ける。
【実施例1】
【0026】
図1参照の本発明に関わる人体用保温冷体は、直径20cmの円形の底面であり、人体用保温冷体全体の高さは14cmである。各部位の大きさは、底面から、3cmの高さまでに、移行部36の裾広がりの形状で、筒状体32の下端につながり、その筒状体32は、直径6cm高さ9cmとする。筒状体32の上に位置するねじ蓋31は、直径3cmの円柱形で高さを1.5cmとする。液体収納室までの厚さは、側面上面とも5mm、底面1cmとする。
【0027】
図2参照の、本発明に関わる人体用保温冷体の2本筒型は、楕円型の底面は縦25cm、横20cmであり、人体用保温冷体全体の高さは14cmである。各部位の大きさは、底面から3cmの高さまでに、移行部36の裾広がりの形状で、筒状体32の下端につながり、その筒状体32は、直径6cm高さ9cmとする。筒状体32の上に位置するねじ蓋31は、直径3cmの円柱形で高さを1.5cmとする。また、2個並立する筒状体32の間に位置する柱部33は、幅6cm、高さ12cm、厚さ1cm、中央に位置する持ち手34は縦2cm、横5cmの穴状とする。加えて、液体収納室までの厚さは、側面上面とも5mm、底面1cmとする。
【0028】
本発明に関わる人体用保温冷体付属の正座椅子型人体用保温冷体37は、縦25cm、横30cm、高さ5cmの楕円柱状で、その排水口のねじ蓋39は人体用保温冷体本体のねじ蓋31と同じ大きさのものとする。中央に位置する中央柱部40は縦20cm、横10cm、高さ5cmで正座部の液体収納室中央を埋めるものとする。また、人体用保温冷体本体との接続凹み40−1は、直径は本体のねじ蓋31と筒状体32の大きさと同じとし、筒状体32の上から1cmまでが接続するように、凹み中央部の深さを3cmとする。
【0029】
本発明に関わる人体用保温冷体付属のマッサージ部は、筒状体32に合わせ、直径6cm、高さ9cmの筒状とする。ねじ蓋31との接続する穴44の直径は3.5cmとする。人体用保温冷体との接続スリット43は、柱部33に合わせて、縦9cm、横1cmとする。また、マッサージ突起42は直径1cmの半球体を全体に32個等間隔で配置する。
【0030】
図5は、本発明の人体用保温冷体をイス座位で大腿内側に挟んで使用した場合の実施例である。この使用方法では、移行部36の裾広がりの形状により、臀部から大腿部内側面、後面にかけての両側5面以上を、同時に直に保温冷却することで、そこを通る大腿動静脈を皮膚表面から保温冷でき、体幹部や足部にも効果的に保温冷できる。また、座位で蓋下の筒状体32を大腿部に挟み使用すると、人体用保温冷体を挟むという動作をすることで使われる大腿内転筋群を、大腿部内側面から後面にかけて直に保温冷却し、血流促進をしながら鍛えることができる。
【0031】
図6は、本発明に係る人体用保温冷体をイス座位で両足に挟んで、足底面や足関節の保温冷に使用した場合の実施例である。側面の移行部36の裾広がりの凹曲線形のラインの形状あることにより、足底面から、かかと足関節にかけての体の曲線の面にも密着する使用ができる。
【0032】
図7は、発明に係る人体用保温冷体を使用し、取り外しにより選択的併用使用可能となる正座椅子型人体用保温冷体37を組み合わせた場合の側面から見た斜視図である。
本発明の人体用保温冷体30は、保温冷体本体上面のねじ蓋31に、正座椅子型人体用保温冷体37の凹部が上から垂直に固定できるようになっている。図11のように、正座椅子型人体用保温冷体37の選択的併用使用により、同時に身体の7面(殿部、両大腿後面部、両下腿内側部、両下腿後面部)以上の保温、保冷が可能になる。
【0033】
図14は、本発明に係る人体用保温冷体に選択的併用使用可能となるマッサージ部を着けて、イス座位で大腿内側に挟んで使用した場合の実施例である。マッサージ部を取り付けることで、上記0029の本発明にかかわる人体用保温冷帯単独の効果に加え、大腿内側の部位にマッサージ効果を高めながら保温冷することができ、セルライト除去にも効果的が期待できる。
【図面の簡単な説明】
【0034】
【図1】本発明の人体用保温冷体の斜視図。
【図2】本発明に係る多用途保温冷体の側面から見た斜視図。
【図3】図2のもの平面図。
【図4】図3の切断面A−Aの断面図。
【図5】本発明を使用した場合の実施例。
【図6】本発明を使用した場合の実施例。
【図7】本発明の人体用保温冷体を使用し、選択的併用使用可能となる正座椅子型人体用保温冷体を組み合わせた斜視図。
【図8】本発明の人体用保温冷体を使用し、選択的併用使用可能となる正座椅子型人体用保温冷体を組み合わせた側面図。
【図9】正座椅子型人体用保温冷体の斜視図。
【図10】本発明に係る人体用保温冷体を使用し、選択的併用使用可能となる正座椅子型人体用保温冷体の水平断面。
【図11】図10の切断面B−Bの断面図。
【図12】本発明の人体用保温冷体と組み合わせることで、選択的利用が可能となる正座椅子型人体用保温冷体を組み合わせ、下肢7面を保温冷している実施例。
【図13】本発明の人体用保温冷体を使用し、選択的併用使用可能となるマッサージ部両側二つを組み合わせた斜視図。
【図14】本発明の人体用保温冷体を使用し、選択的併用使用可能となるマッサージ部片側単独一側の斜視図。
【図15】図14で示された断面C−Cの断面図。
【図16】本発明の人体用保温冷体に選択的併用使用可能となるマッサージ部を着けて、イス座位で大腿内側に挟んで使用した場合の実施例。
【図17】従来の人体用保温冷体を仰臥位で腹部と腰部に使用した場合の使用例。Aは従来の人体用保温冷体である。
【図18】従来の人体用保温冷体をイス座位で足底部と腰部に使用した場合の使用例。Aは従来の人体用保温冷体である。
【符号の説明】
【0035】
(A)従来の人体用保温冷体
30 人体用保温冷体
31 ねじ蓋
32 筒状体
33 柱部
34 人体用保温冷体の持ち手
35 底面部材
36 移行部
37 正座椅子型人体用保温冷体
38 正座椅子型人体用保温冷体の持ち手
39 正座椅子部型人体用保温冷体の排水口、ねじ蓋
40 正座椅子型人体用保温冷体の中央柱部
40−1 人体用保温冷体との接続凹み
41 マッサージ部
42 マッサージ突起
43 人体用保温冷体との接続スリット
44 穴
45 天井部
【技術分野】
【0001】
本発明は、身体の4面以上を同時に保温、または保冷することを目的とした人体用保温冷体に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来のプラスチック製や金属製の人体用保温冷体は、本体に曲線を有することを特徴とするものでも、輻射による緩やかな保温冷を除き、直に身体を保温冷する場面では、身体部位の1面、もしくは下肢部でも両内側の2面、両足底2面しか保温、保冷出来ない形状のものである(例えば、特許文献1、特許文献2参照。)。以下、図17、図18により従来の人体用保温冷体について説明する。
【0003】
上記の、身体の曲線部に密着した保温冷を可能にするものとして、従来のゲル剤を使用した保冷剤や、電子レンジで加熱して使用できる湯たんぽがある。しかしこれらは、ゲル剤が袋状に詰められたものであるため、一定以上の圧力が加わると、袋が破れ中身が出てしまうので、座位時の臀部から大腿部後面や足底面の使用には適さない(例えば、特許文献3参照。)。
【0004】
立位可能な形状を有する従来の人体用保温体(以下、保温体単独を表す場合は湯たんぽと表記)は、陳列時、給湯時に立位可能であることを目的として作られてきた。それで、睡眠時に布団の中で使用される時には、就寝時には立位であるが、睡眠中立位を保持することが難しく倒れてしまう。睡眠中には、これまで湯たんぽとして使われてきた扁平型のものと同等の効果しか果たせないでいる(例えば、特許文献4、特許文献5参照。)。
【0005】
従来の、指圧やマッサージ効果用の突起を有するプラスチックや金属製の湯たんぽは、突起の部分も本体完全固定となっている。そのため、部位により人体用保温冷体を身体に密着使用したい場合でも、突起の部分が邪魔し密着使用が容易ではない(例えば、特許文献5参照。)。
【0006】
人体用保温冷機能も備えた正座椅子は、正座椅子と直接密着している下肢後面について、大腿部、下腿部ともに保温冷が可能である。しかし正座椅子のその形状上、保温冷機能を1番の目的とはしていないため、下腿内側面、下腿前面の保温冷はできていない(例えば、特許文献6参照。)。
【0007】
水もしくはお湯を中に入れて使用する従来の人体用保温冷体は、注水・排水口が一か所である。その為、注水・排水時に同時に出入りする空気も同じ口より出入りしていることで、注水・排水に時間がかかる。また従来の保温冷体は注水・排水口が一つであるために、注水時に容器内の空気が抜けきらなく残ってしまうような変形をした形状の人体用保温冷体はなく、注水・排水口を中心とした楕円や丸、四角等のひと塊をした形状である。
【0008】
また、内容物の温度変化による容器の変形に対する耐久力の点からも、従来の人体用保温冷体は楕円や丸、四角等のひと塊をした形状である。
【特許文献1】特開2007−260147号
【特許文献2】特開2007−54590号
【特許文献3】実用新案登録第3055792号
【特許文献4】実公平04−020420
【特許文献5】特開2005−245773
【特許文献5】特開2007−26147
【特許文献6】実用新案登録第3136146号
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
本発明は、このように従来の人体用保温冷体にはいくつかの課題があった前記の点に着目して成されたものであり、その目的は、人体用保温冷体使用時の単独での安定立位が可能である上に、人体用保温冷体を身体に密着使用する場面において、同時に身体の4面以上を保温冷することを可能にし、身体の多面部に実用可能なだけの耐久力を備え、多面的な人体用保温冷体の形状でも、容易に湯水の出し入れを可能とする人体用保温冷体を提供することである。また本発明の他の目的は、人体用保温冷体の身体密着使用の場面で、マッサージ機能及び正座椅子機能を選択利用可能とする多目的人体用保温冷体を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0010】
前記の課題を解決するため本発明は、プラスチック製もしくは金属製であり、上部にふたを備えた液体の注入排出口と、内部に液体収納室を有する筒状体を、底面部材に略垂直に設け、該底面部材の内部は液体収納室となっており前記筒状体の液体収納部とは互いに連通しており更に、該筒状体の外部下方は前記底面部材の上面に対し裾広がりの曲線形状からなる移行部で繋いだ形状であることから、内部に注入する液体の温度により、同時に身体の4面以上を局所的に保温、保冷することが可能となることを特徴とする人体用保温冷体である。
【0011】
この人体用保温冷体は、側面からの垂直圧に耐えられるよう、ねじ蓋下の側面部を、裾広がりかつ筒状の形を成型する。また、マッサージ効果を高めるため、ねじ蓋と筒状体を2つずつ設けた場合の人体用保温冷体は、側面からの垂直圧に耐えられるよう、2か所のねじ蓋下の2側面部を、裾広がりかつ筒状の形を成型し、その2本の筒の間に板状の柱を有する。
【0012】
本発明の人体用保温冷体は、マッサージ効果を高めるため、筒状体を2つ設けた場合は、形状上困難となる冷温水の注水・排水を速やかにすることを目的として、人体用保温冷体の上面に、2か所のねじ蓋を有する。
【0013】
安定立位可能な広い底面部の形状を有する本発明の人体用保温冷体は、上面の2か所のねじ蓋に、正座椅子型人体用保温冷体の凹部が上から垂直に固定できるよう、上面が一直線の形状をする。この選択的併用使用により、同時に身体の7面以上の保温、保冷が可能になる。
【0014】
また、この人体用保温冷体の安定立位可能な裾広がりの形状は、人体用保温冷体上面のねじ蓋部から側面にかけての2本の筒状部に、付属のマッサージ部を上からかぶせるだけの固定ができ、着脱を容易にし、選択的併用使用が可能となる。
【発明の効果】
【0015】
本発明は、上記のように構成されかつ作用するものであるから、人体用保温冷体単独の安定立位により、例えば、足関節周辺曲面部や、就寝時の腋窩周辺の上腕内側から後面部、体幹部外側面から後面など身体の多面に渡り、同時に保温冷することを可能にする。また、多面部に実用可能なだけの耐久力を備えた本体は、座位で蓋下の筒状体を大腿部に挟み使用すると、人体用保温冷体を挟むという動作をすることで使われる大腿内転筋群を、大腿部内側面から後面にかけて直に保温冷却し、血流促進をしながら鍛えることができる。そして、大腿部内側面から後面にかけて直に保温冷却することで、そこを通る大腿動静脈を皮膚表面から保温冷でき、体幹部や足部にも効果的に保温冷できる。また本発明の保温冷体は、単独安定立位により正座椅子型人体用保温冷体やマッサージ部の安定着脱を可能にし、一つの形状から多用途的な人体用保温冷体の使用を可能とするものである。
【発明を実施するための最良の形態】
【0016】
本発明を実施するには人体用保温冷体を構成する各部の部材は、プラスチック製が望ましい。以下図示の実施形態を参照して本発明をより詳細に説明する。図1は請求項1に記載した、本発明に係る人体用保温冷体の側面から見た斜視図である。人体用保温冷体は、上部にねじ蓋31を備えた液体の注入排出口と、内部に液体収納室を有する筒状体32を、底面部材35に略垂直に設け、該底面部材35の内部は液体収納室となっており前記筒状体32の液体収納部とは互いに連通しており更に、該筒状体32の外部下方と前記底面部材35の上面は、図1、図2、図3、図4に示すように体に密着する使用ができるための裾広がりの曲線形状からなる移行部36で繋いだ形状となる。なお、この移行部36は半径1cm以上であり、15cm以下が望ましい。上記を外れる半径で曲線形状を形成した場合は人体との接触部に隙間ができ好ましくない。
【0017】
本発明の人体用保温冷体の実施にあたって、液体収納室内に使用する液体は、使用者本人が温度調節をすることで、保温体としても保冷体としても使用できる本発明の特徴からも湯水が好ましい。
【0018】
図2で示す、2本の筒状の形状をする移行部32の間は、人体用保温冷体内容物の温度変化による、内部圧力の変化や、使用時にかかる体重の垂直圧による対変形手段の一つとして、人体用保温冷体内部を通り底面部材35に設置点を持つ柱部33を形成する。なお図中の斜線部は、保温冷体内を通り底面部材に設置するまでの柱部分である。またこの柱部33の上方には、持ち運び用の持ち手34を形成する。
【0019】
図2で示すねじ蓋31は、液体の注入口、排水口の蓋である。正座椅子型人体用保温冷体37を付属する際には、接続部として2か所あることで、正座椅子型人体用保温冷体37がより安定接続する。
【0020】
筒状体32の形状は、実施例図5の示すように使用時に内股のマッサージ効果をより高めるものである。また、付属マッサージ部41を接続する際には、ねじ蓋31に、かぶせるだけで簡単な着脱を可能にする。
【0021】
図7、図9は、本発明の人体用保温冷体を使用し、取り外しにより選択的併用使用可能となる正座椅子型人体用保温冷体37の斜視図である。正座椅子型人体用保温冷体37には、図9で示すように、側面方側に持ち運び用持ち手38を、側面後方には排水口39を設ける。
【0022】
正座椅子型人体用保温冷体37には、正座椅子型人体用保温冷体37の選択的使用時に上からかかる垂直圧に対する対変形手段として、図10、図11、図12で示すように、中央柱部40を設ける。
【0023】
また、正座椅子型人体用保温冷体37下面には、人体用保温冷体30と接続時(図7参照)にねじ蓋31や、筒状体32、柱部33の上面と組み合わさるための、凹み40−1を形成する。凹み40−1は、図9、図11、図12で示すように、中央柱部40を、人体用保温冷体のねじ蓋部31、柱部33、ねじ蓋31から下の筒状体32が収まる形にくりぬくように形成する。
【0024】
図15は、本発明の人体用保温冷体を使用し、取り外しにより選択的併用使用可能となるマッサージ部の斜視図である。このマッサージ部は、図16に示すように、本発明に係わる人体用保温冷体の筒状体32に上から被せるだけの簡単な着脱を可能とする為、筒状体32がちょうど収まる円柱形で筒状の形状をする。そして、マッサージ部のその上面中央には、本発明に係る人体用保温冷体のねじ蓋31がちょうど出るだけの大きさの穴42を設け、筒状体32の上面が引っ掛かり、マッサージ部がそれより下にさがらないような天井部45を設ける。また、その天井部のマッサージ部の側面には、人体用保温冷体の柱部33と接続するためのスリット43を設ける。
【0025】
また、このマッサージ部には、その表面に図14、図15、図16に示すような、マッサージ部の全体に並ぶ半球形のマッサージ突起42を設ける。
【実施例1】
【0026】
図1参照の本発明に関わる人体用保温冷体は、直径20cmの円形の底面であり、人体用保温冷体全体の高さは14cmである。各部位の大きさは、底面から、3cmの高さまでに、移行部36の裾広がりの形状で、筒状体32の下端につながり、その筒状体32は、直径6cm高さ9cmとする。筒状体32の上に位置するねじ蓋31は、直径3cmの円柱形で高さを1.5cmとする。液体収納室までの厚さは、側面上面とも5mm、底面1cmとする。
【0027】
図2参照の、本発明に関わる人体用保温冷体の2本筒型は、楕円型の底面は縦25cm、横20cmであり、人体用保温冷体全体の高さは14cmである。各部位の大きさは、底面から3cmの高さまでに、移行部36の裾広がりの形状で、筒状体32の下端につながり、その筒状体32は、直径6cm高さ9cmとする。筒状体32の上に位置するねじ蓋31は、直径3cmの円柱形で高さを1.5cmとする。また、2個並立する筒状体32の間に位置する柱部33は、幅6cm、高さ12cm、厚さ1cm、中央に位置する持ち手34は縦2cm、横5cmの穴状とする。加えて、液体収納室までの厚さは、側面上面とも5mm、底面1cmとする。
【0028】
本発明に関わる人体用保温冷体付属の正座椅子型人体用保温冷体37は、縦25cm、横30cm、高さ5cmの楕円柱状で、その排水口のねじ蓋39は人体用保温冷体本体のねじ蓋31と同じ大きさのものとする。中央に位置する中央柱部40は縦20cm、横10cm、高さ5cmで正座部の液体収納室中央を埋めるものとする。また、人体用保温冷体本体との接続凹み40−1は、直径は本体のねじ蓋31と筒状体32の大きさと同じとし、筒状体32の上から1cmまでが接続するように、凹み中央部の深さを3cmとする。
【0029】
本発明に関わる人体用保温冷体付属のマッサージ部は、筒状体32に合わせ、直径6cm、高さ9cmの筒状とする。ねじ蓋31との接続する穴44の直径は3.5cmとする。人体用保温冷体との接続スリット43は、柱部33に合わせて、縦9cm、横1cmとする。また、マッサージ突起42は直径1cmの半球体を全体に32個等間隔で配置する。
【0030】
図5は、本発明の人体用保温冷体をイス座位で大腿内側に挟んで使用した場合の実施例である。この使用方法では、移行部36の裾広がりの形状により、臀部から大腿部内側面、後面にかけての両側5面以上を、同時に直に保温冷却することで、そこを通る大腿動静脈を皮膚表面から保温冷でき、体幹部や足部にも効果的に保温冷できる。また、座位で蓋下の筒状体32を大腿部に挟み使用すると、人体用保温冷体を挟むという動作をすることで使われる大腿内転筋群を、大腿部内側面から後面にかけて直に保温冷却し、血流促進をしながら鍛えることができる。
【0031】
図6は、本発明に係る人体用保温冷体をイス座位で両足に挟んで、足底面や足関節の保温冷に使用した場合の実施例である。側面の移行部36の裾広がりの凹曲線形のラインの形状あることにより、足底面から、かかと足関節にかけての体の曲線の面にも密着する使用ができる。
【0032】
図7は、発明に係る人体用保温冷体を使用し、取り外しにより選択的併用使用可能となる正座椅子型人体用保温冷体37を組み合わせた場合の側面から見た斜視図である。
本発明の人体用保温冷体30は、保温冷体本体上面のねじ蓋31に、正座椅子型人体用保温冷体37の凹部が上から垂直に固定できるようになっている。図11のように、正座椅子型人体用保温冷体37の選択的併用使用により、同時に身体の7面(殿部、両大腿後面部、両下腿内側部、両下腿後面部)以上の保温、保冷が可能になる。
【0033】
図14は、本発明に係る人体用保温冷体に選択的併用使用可能となるマッサージ部を着けて、イス座位で大腿内側に挟んで使用した場合の実施例である。マッサージ部を取り付けることで、上記0029の本発明にかかわる人体用保温冷帯単独の効果に加え、大腿内側の部位にマッサージ効果を高めながら保温冷することができ、セルライト除去にも効果的が期待できる。
【図面の簡単な説明】
【0034】
【図1】本発明の人体用保温冷体の斜視図。
【図2】本発明に係る多用途保温冷体の側面から見た斜視図。
【図3】図2のもの平面図。
【図4】図3の切断面A−Aの断面図。
【図5】本発明を使用した場合の実施例。
【図6】本発明を使用した場合の実施例。
【図7】本発明の人体用保温冷体を使用し、選択的併用使用可能となる正座椅子型人体用保温冷体を組み合わせた斜視図。
【図8】本発明の人体用保温冷体を使用し、選択的併用使用可能となる正座椅子型人体用保温冷体を組み合わせた側面図。
【図9】正座椅子型人体用保温冷体の斜視図。
【図10】本発明に係る人体用保温冷体を使用し、選択的併用使用可能となる正座椅子型人体用保温冷体の水平断面。
【図11】図10の切断面B−Bの断面図。
【図12】本発明の人体用保温冷体と組み合わせることで、選択的利用が可能となる正座椅子型人体用保温冷体を組み合わせ、下肢7面を保温冷している実施例。
【図13】本発明の人体用保温冷体を使用し、選択的併用使用可能となるマッサージ部両側二つを組み合わせた斜視図。
【図14】本発明の人体用保温冷体を使用し、選択的併用使用可能となるマッサージ部片側単独一側の斜視図。
【図15】図14で示された断面C−Cの断面図。
【図16】本発明の人体用保温冷体に選択的併用使用可能となるマッサージ部を着けて、イス座位で大腿内側に挟んで使用した場合の実施例。
【図17】従来の人体用保温冷体を仰臥位で腹部と腰部に使用した場合の使用例。Aは従来の人体用保温冷体である。
【図18】従来の人体用保温冷体をイス座位で足底部と腰部に使用した場合の使用例。Aは従来の人体用保温冷体である。
【符号の説明】
【0035】
(A)従来の人体用保温冷体
30 人体用保温冷体
31 ねじ蓋
32 筒状体
33 柱部
34 人体用保温冷体の持ち手
35 底面部材
36 移行部
37 正座椅子型人体用保温冷体
38 正座椅子型人体用保温冷体の持ち手
39 正座椅子部型人体用保温冷体の排水口、ねじ蓋
40 正座椅子型人体用保温冷体の中央柱部
40−1 人体用保温冷体との接続凹み
41 マッサージ部
42 マッサージ突起
43 人体用保温冷体との接続スリット
44 穴
45 天井部
【特許請求の範囲】
【請求項1】
上部にふたを備えた液体の注入排出口と、内部に液体収納室を有する筒状体を、底面部材に略垂直に設け、該底面部材の内部は液体収納室となっており前記筒状体の液体収納部とは互いに連通しており更に、該筒状体の外部下方は前記底面部材の上面に対し裾広がりの曲線形状からなる移行部で繋いだ形状であることから、内部に注入する液体の温度により、同時に身体の4面以上を局所的に保温、保冷することが可能となることを特徴とする人体用保温冷体。
【請求項2】
前記筒状体は、底面部材の上面に対し2個の筒状体を並立して設けたことを特徴とする請求項1記載の人体用多用途保温冷体。
【請求項3】
請求項1記載の人体用保温冷体の上面に乗せ使用するために外に設けたもので、下面には、請求項1記載の人体用保温冷体本体上面のねじ蓋に上から垂直に付属するだけで安易な着脱ができるように、請求項1記載の人体用保温冷体のねじ蓋がちょうど収まる大きさの凹部を形成し、ねじ蓋と固定併用使用時には、同時に身体の7面以上を保温・保冷することを可能にする正座椅子型を備えたことを特徴とする請求項1記載の人体用保温冷体。
【請求項4】
請求項1記載の人体用保温冷体の筒状体に外から覆い被せ組み合わせて使用するために外に設けたもので、請求項1記載の人体用保温冷体の筒状体の上から垂直に付属するだけで安易な着脱ができるように、請求項1記載の人体用保温冷体の筒状体がちょうど収まる円柱の筒形を形成し、外面には半球体のマッサージ突起を等間隔に設置したことで、請求項1記載の人体用保温冷体との併用使用時にマッサージ効果を高めながら使用できるマッサージ部を特徴とする請求項1記載の人体用保温冷体。
【請求項1】
上部にふたを備えた液体の注入排出口と、内部に液体収納室を有する筒状体を、底面部材に略垂直に設け、該底面部材の内部は液体収納室となっており前記筒状体の液体収納部とは互いに連通しており更に、該筒状体の外部下方は前記底面部材の上面に対し裾広がりの曲線形状からなる移行部で繋いだ形状であることから、内部に注入する液体の温度により、同時に身体の4面以上を局所的に保温、保冷することが可能となることを特徴とする人体用保温冷体。
【請求項2】
前記筒状体は、底面部材の上面に対し2個の筒状体を並立して設けたことを特徴とする請求項1記載の人体用多用途保温冷体。
【請求項3】
請求項1記載の人体用保温冷体の上面に乗せ使用するために外に設けたもので、下面には、請求項1記載の人体用保温冷体本体上面のねじ蓋に上から垂直に付属するだけで安易な着脱ができるように、請求項1記載の人体用保温冷体のねじ蓋がちょうど収まる大きさの凹部を形成し、ねじ蓋と固定併用使用時には、同時に身体の7面以上を保温・保冷することを可能にする正座椅子型を備えたことを特徴とする請求項1記載の人体用保温冷体。
【請求項4】
請求項1記載の人体用保温冷体の筒状体に外から覆い被せ組み合わせて使用するために外に設けたもので、請求項1記載の人体用保温冷体の筒状体の上から垂直に付属するだけで安易な着脱ができるように、請求項1記載の人体用保温冷体の筒状体がちょうど収まる円柱の筒形を形成し、外面には半球体のマッサージ突起を等間隔に設置したことで、請求項1記載の人体用保温冷体との併用使用時にマッサージ効果を高めながら使用できるマッサージ部を特徴とする請求項1記載の人体用保温冷体。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【公開番号】特開2010−57589(P2010−57589A)
【公開日】平成22年3月18日(2010.3.18)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−224522(P2008−224522)
【出願日】平成20年9月2日(2008.9.2)
【特許番号】特許第4281074号(P4281074)
【特許公報発行日】平成21年6月17日(2009.6.17)
【出願人】(708003949)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成22年3月18日(2010.3.18)
【国際特許分類】
【出願日】平成20年9月2日(2008.9.2)
【特許番号】特許第4281074号(P4281074)
【特許公報発行日】平成21年6月17日(2009.6.17)
【出願人】(708003949)
【Fターム(参考)】
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