説明

休憩所検索システム、休憩所検索方法および休憩所検索用プログラム

【課題】指定された休憩間隔時間ごとの休憩所を検索する休憩所検索システムを提供。
【解決手段】この休憩所検索システムは、移動手段の経路情報を記憶する経路情報DB31と休憩所の位置情報を記憶する休憩所DB32と、出発地A、目的地E及び休憩間隔時間Mの情報を入力する入力手段10と、経路情報DB31を検索して出発地Aから目的地Eまでの経路を特定する経路特定手段21と、特定された経路に基づいて出発地Aから目的地Eまでの所要時間Tを経路情報DB31を検索して算出する所要時間算出手段22と、所要時間Tと休憩間隔時間Mの情報から休憩回数Nを算出する休憩回数算出手段23と、休憩回数Nと経路とから休憩位置を特定する休憩位置特定手段24と、休憩所DB32を検索して休憩位置手前の付近に存する休憩所を特定する休憩所特定手段25とを含む休憩所検索装置20と、特定された休憩所情報を表示する出力手段40とを含む。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、休憩所検索システム、休憩所検索方法および休憩所検索用プログラムに関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来技術の中で、例えば、特許文献1のナビゲーション装置は、自己位置演算装置によって求めた現在地と記録媒体読み取り装置により読み取られた地図データから表示装置に地図画面または地図画面と共に自己位置マークを表示するナビゲーション装置において、車を運行中に立ち寄る施設の種類を指定すると、現在地から第1の指定距離内または第1の指定運行時間内の指定された種類の施設を検索し、立ち寄るのに最適の施設を決定し、現在地から前記決定された施設に至る推奨経路を算出してその推奨経路に沿って車を案内するように構成したものである。
【0003】
【特許文献1】特開平2001−147127号公報([0006]、図1,2)
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
解決しようとする問題点は、上記従来技術は、現在地から第1の指定距離内または第1の指定運行時間内の指定された種類の施設を検索するに過ぎず、休憩間隔時間を指定してその時間間隔ごとに施設を検索することはできない、ということである。
【0005】
そのため、例えば、病人が自宅から電車に乗って病院に行く場合、適度な時間間隔で休憩したり、トイレに行ったりする場合には、検索を繰り返し行わなくてはならないという問題がある。
【0006】
本発明の目的は、徒歩と経路交通手段とを利用して目的地に到着するまでの間の指定された休憩間隔時間ごとの休憩所を検索する休憩所検索システム、休憩所検索方法および休憩所検索用プログラムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の休憩所検索システムは、移動手段の経路情報を記憶する経路情報データベース(以下、DB)と休憩所の位置情報を記憶する休憩所DBとを含むDBと、
出発地、目的地及び休憩間隔時間の情報を入力する入力手段と、
前記出発地及び前記目的地の情報を基に前記経路情報DBを検索して前記出発地から前記目的地までの経路を特定する経路特定手段と、特定された前記経路に基づいて前記出発地から前記目的地までの所要時間を前記経路情報DBを検索して算出する所要時間算出手段と、前記所要時間と前記休憩間隔時間の情報から休憩回数を算出する休憩回数算出手段と、前記休憩回数と前記経路とから休憩位置を特定する休憩位置特定手段と、前記休憩位置を基に前記休憩所DBを検索して前記休憩位置手前の付近に存する休憩所を特定する休憩所特定手段とを含む休憩所検索装置と、
前記休憩所特定手段により特定された休憩所の前記休憩所情報を表示する出力手段とを含む。
【0008】
また、本発明の休憩所検索システムは、前記休憩回数算出手段が、前記出発地から前記目的地までの前記所要時間を前記休憩間隔時間で除して1を減じ、小数点以下を繰り上げることにより前記休憩回数を算出する。
【0009】
さらに、本発明の休憩所検索システムは、前記休憩位置特定手段が、出発から休憩間隔時間Mにnを乗算した時間だけ経過した後の到達地点をn回目の休憩位置として特定する。
【0010】
さらに、本発明の休憩所検索システムは、前記休憩位置特定手段が、出発から(所要時間T/(休憩回数N+1))×n時間だけ経過した後の到達地点をn回目の休憩位置として特定する。
【0011】
さらに、本発明の休憩所検索システムは、前記移動手段として徒歩と路線交通手段とを含み、前記経路情報DBは、前記徒歩の経路情報として地図情報を、前記路線交通手段の経路情報として路線情報をそれぞれ含む。
【0012】
さらに、本発明の休憩所検索システムは、前記入力手段と前記出力手段とが同一の携帯端末である。
【0013】
さらに、本発明の休憩所検索システムは、前記入力手段と前記出力手段と前記休憩所検索装置と前記DBとがインターネットに接続している。
【0014】
さらに、本発明の休憩所検索システムは、前記休憩所DBが、休憩所に最も近い車両に乗車を示す情報、休憩所への道順を示す情報、及び、休憩所の種類を示す情報のうち少なくとも一つを含む休憩所情報を含み、前記休憩所DBは特定された休憩所の休憩所情報を前記出力手段に供給する。
【0015】
さらに、本発明の休憩所検索システムは、前記移動手段として乗用車を含む。
【0016】
さらに、本発明の休憩所検索装置は、移動手段の経路情報を記憶する経路情報データベース(以下、DB)と休憩所の位置情報を記憶する休憩所DBと、
出発地及び目的地の情報を基に前記経路情報DBを検索して前記出発地から前記目的地までの経路を特定する経路特定手段と、特定された前記経路に基づいて前記出発地から前記目的地までの所要時間を前記経路情報DBを検索して算出する所要時間算出手段と、前記所要時間と休憩間隔時間の情報から休憩回数を算出する休憩回数算出手段と、前記休憩回数と前記経路とから休憩位置を特定する休憩位置特定手段と、前記休憩位置を基に前記休憩所DBを検索して前記休憩位置手前の付近に存する休憩所を特定する休憩所特定手段とを含む。
【0017】
さらに、本発明の休憩所検索方法は、出発地と目的地の位置及び休憩間隔時間を入力し受け取り、
前記出発地及び前記目的地の情報を基に、移動手段の経路情報を記憶する経路情報DBを検索して、前記出発地から前記目的地までの経路を特定し、
特定された前記経路に基づいて前記経路情報DBを検索して、前記出発地から前記目的地までの所要時間を算出し、
前記出発地から前記目的地までの前記所要時間と前記休憩間隔時間とから休憩回数を算出し、
前記休憩回数と前記経路とから休憩位置を特定し、
前記休憩位置を基に休憩所の位置情報を記憶する休憩所DBを検索して、前記休憩位置手前の付近に存する前記休憩所を特定する
ことを特徴とする。
【0018】
さらに、本発明の休憩所検索用プログラムは、コンピュータに、
出発地と目的地の位置及び休憩間隔時間を受け取り、
前記出発地及び前記目的地の情報を基に、移動手段の経路情報を記憶する経路情報DBを検索して、前記出発地から前記目的地までの経路を特定し、
特定された前記経路に基づいて前記経路情報DBを検索して、前記出発地から前記目的地までの所要時間を算出し、
前記出発地から前記目的地までの前記所要時間と前記休憩間隔時間とから休憩回数を算出し、
前記休憩回数と前記経路とから休憩位置を特定し、
前記休憩位置を基に休憩所の位置情報を記憶する休憩所DBを検索して、前記休憩位置手前の付近に存する前記休憩所を特定することを実現させる。
【発明の効果】
【0019】
本発明は、休憩回数算出手段が所要時間と休憩間隔時間の情報から休憩回数を算出した後に、休憩位置特定手段が休憩回数と経路とから休憩位置を特定し、さらに、休憩所特定手段が休憩位置を基に休憩所DBを検索して休憩位置の付近に存する休憩所を特定するため、移動手段を利用して目的地に到達するまでの間に所定の休憩間隔時間ごとに休憩をする場合に、休憩に最適な一連の休憩所を一度に検索することができるという効果を奏する。
【発明を実施するための最良の形態】
【0020】
次に、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
【0021】
本発明の一実施の形態の構成を示す図1を参照すると、この実施の形態の休憩所検索システムは、入力手段10と休憩所検索装置20とDB30と出力手段40とを含む。
【0022】
DB30は、経路情報DB31と休憩所DB32とを含む。経路情報DB31は、移動手段の経路情報を記憶している。経路情報DB31に記憶される経路情報は、一般的な鉄道経路検索ソフトウエアが有する路線に関する情報や、カーナビゲーション装置が有する道路情報などの地図情報と同じである。休憩所DB32は、休憩所の位置情報を記憶している。休憩所DB32に記憶される情報は、一般的な鉄道経路検索ソフトウエアやカーナビゲーション装置が有する地図情報に、休憩所の位置情報を付加したものである。
【0023】
入力手段10は、出発地A、目的地E及び休憩間隔時間Mの情報を入力する。
【0024】
休憩所検索装置20は、経路特定手段21と所要時間算出手段22と休憩回数算出手段23と休憩位置特定手段24と休憩所特定手段25とを含む。
【0025】
経路特定手段21は、出発地A及び目的地Eの情報を基に経路情報DB31を検索して出発地Aから目的地Eまでの経路を特定する。経路特定手段21の動作は、路線移動手段による移動経路に対応する部分は、一般的な鉄道路線検索ソフトウエアのものと同じであり、徒歩及び乗用車による移動経路に対応する部分は、一般的なカーナビゲーション装置のものと同じである。
【0026】
所要時間算出手段22は、特定された経路に基づいて出発地Aから目的地Eまでの所要時間を経路情報DB31を検索して算出する。所要時間のうち路線移動手段による移動経路に対応する部分は、経路情報DBに記憶された各駅間の所要時間に関する情報を基に算出される。所要時間のうち徒歩及び乗用車による移動経路に対応する部分は、経路特定手段で特定された移動経路の総距離を、平均的な移動速度で除することにより算出される。乗用車又はバスによる移動の場合、外部から供給される渋滞情報を考慮して、所要時間を算出することが出来る。
【0027】
休憩回数算出手段23は、出発地Aから目的地Eまでの所要時間Tを休憩間隔時間Mで除して1を減ずることにより休憩回数Nを算出する。このとき小数点以下は繰り上げる。小数点以下を繰り上げることにより、休憩間隔時間内に少なくとも一回の休憩を確保することが出来る。これにより、病気等により所定の休憩時間間隔ごとに処置又は休憩が必要な場合でも、必要な休憩を確実に確保できる。
【0028】
休憩位置特定手段24は、休憩回数Nと経路とから休憩位置を特定する。n回目の休憩位置を特定する方法(順次特定法)としては、出発から休憩間隔時間Mにnを乗算した時間だけ経過した後の到達地点をn回目の休憩位置とする方法と、出発から(所要時間T/(休憩回数N+1))×n時間だけ経過した後の到達地点をn回目の休憩位置とする方法(均等特定法)とがある。
【0029】
休憩所特定手段25は、休憩位置を基に休憩所DB32を検索して休憩位置手前の付近に存する休憩所を特定する。休憩位置が徒歩による移動経路上に存する場合は、休憩位置から最も近い休憩所が特定される。休憩位置が路線移動手段の移動系路上に存する場合は、休憩位置に最も近い駅を特定した上で、この駅の中又はその付近の休憩所を特定する。休憩位置が高速道路上に存する場合は、休憩位置に最も近いサービスエリアを特定した上で、このサービスエリア内又はその付近の休憩所を特定する。休憩所の特定に当たっては、休憩位置から休憩所までの移動時間によって、休憩間隔時間を大幅に超過することがないように配慮される。例えば、駅を特定する際には、休憩位置の手前側に存する駅を特定する。
【0030】
出力手段40は、特定された休憩所情報を表示する。
【0031】
移動手段として徒歩と路線交通手段を含み、経路情報DB31は徒歩の経路情報として地図情報を、路線交通手段の経路情報として路線情報をそれぞれ含む。経路情報DB31は、一般的な鉄道経路検索ソフトウエアや、カーナビゲーション装置が有する地図情報を備えている。また移動手段として、乗用車を含めることも出来る。乗用車の経路情報は、一般的なカーナビゲーション装置が有する地図情報と同じである。
【0032】
路線交通手段とは、バス、鉄道のように指定された路線を走行し、乗降は特定された駅による公共交通機関である。
【0033】
なお、この実施の形態における休憩所は、喫茶店などの休憩施設、トイレ等を意味する。出発地Aを自宅とし、目的地Eを病院として、病院通院システムとすることもできる。
【0034】
次に、図1と、この実施の形態の動作を説明する流れ図である図2と、この実施の形態の動作を説明する図3とを参照して、この実施の形態の動作を具体的に説明する。
【0035】
まず、入力手段10により、出発地Aと目的地Eの位置を経路特定手段21に入力し、休憩間隔時間Mを休憩回数算出手段23に入力する(S1)。休憩間隔時間Mは休憩を要する時間間隔を意味し、図3に示す例では、0.5H(30分)としている。
【0036】
次に、経路特定手段21により、出発地A及び目的地Eの情報を基に経路情報DB31を検索して、出発地Aから目的地Eまでの経路を特定する(S2)。図3(1)の例では、出発地Aから徒歩で最寄り駅Bに行き、駅Bから電車に乗り目的地Eの最寄り駅Dで下車して、徒歩で目的地Eに達する経路を特定している。
【0037】
次に、所要時間算出手段22により、特定された経路に基づいて経路情報DB31を検索して、出発地Aから目的地Eまでの所要時間Tを算出する(S3)。図3(1)の例では、出発地Aから目的地Eまでの所要時間Tは1.4Hとする。
【0038】
次に、休憩回数算出手段23により、出発地Aから目的地Eまでの所要時間Tを休憩間隔時間Mで除して−1することにより、休憩回数Nを算出する(S4)。ただし、休憩回数Nの少数点以下は繰り上げとする。図3(2)の例では、所要時間T(1.4H)を休憩間隔時間M(0.5H)で除して−1することにより、休憩回数N(2回)を算出する。
【0039】
次に、休憩位置特定手段24により、休憩回数Nと経路とから休憩位置を特定する。順次特定法の場合は、図3(2)の例では、出発地Aから0.5H後の位置P1と、さらに0.5H後の位置P2を休憩位置と特定する。均等特定法の場合は、図3(2)の例では、1.4/3Hごとに位置P1,P2を休憩位置と特定する。
【0040】
次に、休憩所特定手段25により、休憩位置を基に休憩所DB32を検索して、休憩位置手前の付近に存する休憩所を特定する(S6)。図3(3)の例では、休憩位置P1手前の駅C1付近の休憩所Q1、及び休憩位置P2手前の駅C2付近の休憩所Q2を特定する。
【0041】
次に、出力手段40により、特定された休憩所情報を表示する(S7)。出力手段40に表示される休憩所情報の例として、図3に表示してある例のほかに、休憩所の場所を表示するものとして、「C1駅:後方の階段を上がり、右手に公衆トイレ」、「C2駅:前から5両目付近に喫煙所」等を表示する。このような表示を行うために、休憩所DB32には、各駅内の休憩所の位置又はそこへ最短で移動するための道順を説明するための情報が記憶されている。このような情報として、例えば、「前から6両目乗車」のように休憩所に最も近い車両に乗車できるようにするための情報、並びに、「後方の階段を上り、右手に公衆トイレ」及び「前から4両目、6両目付近にベンチ設置」のように休憩所への道順、目印、及び、休憩所の種類(トイレ、ベンチ、及び、喫煙所等)を示す情報がある。
【0042】
本発明の他の実施の形態として、入力手段10と出力手段40とを同一の携帯端末とすることができる。また、この携帯端末と休憩所検索装置20とDB30とをインターネットに接続するシステムとしても良い。
【0043】
次に、本発明の他の実施態様について説明する。
【0044】
また、この実施態様では、時刻表情報を記憶した時刻表DBをDB30に加えることにより、各駅の時刻表を検索して、列車の乗り換え時刻を考慮した休憩所検索システムとすることができる。
【0045】
時刻表DBに記憶される情報は、一般的な乗り換え検索システムが備えるものと同じである。休憩所特定手段25は、休憩所の特定とともに、出発時に乗車する電車等の発車時刻、及び、各休憩所での休憩後に乗車すべき電車等の発車時刻を検索する。この検索を行うため、休憩所DBには、各駅における休憩所への往復時間と休憩時間の合計の平均的な値(所要休憩時間)が記憶されている。
【0046】
休憩所特定手段25は、休憩所が存する駅の降車時刻を特定し、この降車時刻から所要休憩時間が経過した後の時点を基準として、次に乗車すべき電車の発車時刻を特定する。降車時刻及び発車時刻の特定方法は、一般的な乗り換え検索ソフトウエアのものと同じである。
【0047】
このような検索の結果、「出発地A8:30発、(徒歩10分)、B駅8:40分発(電車20分)、C駅(第1回目休憩)9:00着20分休憩(トイレ)9:20発、(電車30分)、D駅(第2回目休憩)9:50着10分休憩(喫煙所)10:00発、(徒歩30分)、目的地E10:30着」のような表示が行われる。時刻の検索は、出発時間を指定して行うことも、到着時間を指定して行うことも出来る。
【0048】
また、休憩間隔時間Mを上述の例では30分ごとの固定時間としたが、任意の時間を指定することができる。
【0049】
また、病人が自宅から電車に乗って病院に行く場合、適度な時間間隔で休憩したり、トイレに行ったりすることを要するので、休憩間隔時間ごとに事前に休憩所やトイレを検索することに、上述の休憩所検索システムは有効である。
【0050】
なお、上述の休憩所検索システムは、コンピュータに実現させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0051】
【図1】本発明の一実施の形態の構成を示すブロック図である。
【図2】この実施の形態おける動作の一例を示す流れ図である。
【図3】この実施の形態の具体例を示す図である。
【符号の説明】
【0052】
10 入力手段
20 休憩所検索装置
21 経路特定手段
22 所要時間算出手段
23 休憩回数算出手段
24 休憩位置特定手段
25 休憩所特定手段
30 DB
31 経路情報DB
32 休憩所DB
40 出力手段

【特許請求の範囲】
【請求項1】
移動手段の経路情報を記憶する経路情報データベース(以下、DB)と休憩所の位置情報を記憶する休憩所DBとを含むDBと、
出発地、目的地及び休憩間隔時間の情報を入力する入力手段と、
前記出発地及び前記目的地の情報を基に前記経路情報DBを検索して前記出発地から前記目的地までの経路を特定する経路特定手段と、特定された前記経路に基づいて前記出発地から前記目的地までの所要時間を前記経路情報DBを検索して算出する所要時間算出手段と、前記所要時間と前記休憩間隔時間の情報から休憩回数を算出する休憩回数算出手段と、前記休憩回数と前記経路とから休憩位置を特定する休憩位置特定手段と、前記休憩位置を基に前記休憩所DBを検索して前記休憩位置手前の付近に存する休憩所を特定する休憩所特定手段とを含む休憩所検索装置と、
前記休憩所特定手段により特定された休憩所の前記休憩所情報を表示する出力手段とを含むことを特徴とする休憩所検索システム。
【請求項2】
前記休憩回数算出手段が、前記出発地から前記目的地までの前記所要時間を前記休憩間隔時間で除して1を減じ、小数点以下を繰り上げることにより前記休憩回数を算出することを特徴とする請求項1記載の休憩所検索システム。
【請求項3】
前記休憩位置特定手段が、出発から休憩間隔時間Mにnを乗算した時間だけ経過した後の到達地点をn回目の休憩位置として特定することを特徴とする請求項1記載の休憩所検索システム。
【請求項4】
前記休憩位置特定手段が、出発から(所要時間T/(休憩回数N+1))×n時間だけ経過した後の到達地点をn回目の休憩位置として特定することを特徴とする請求項1記載の休憩所検索システム。
【請求項5】
前記移動手段として徒歩と路線交通手段とを含み、前記経路情報DBは、前記徒歩の経路情報として地図情報を、前記路線交通手段の経路情報として路線情報をそれぞれ含むことを特徴とする請求項1記載の休憩所検索システム。
【請求項6】
前記入力手段と前記出力手段とが同一の携帯端末であることを特徴とする請求項1記載の休憩所検索システム。
【請求項7】
前記入力手段と前記出力手段と前記休憩所検索装置と前記DBとがインターネットに接続していることを特徴とする請求項1記載の休憩所検索システム。
【請求項8】
前記休憩所DBが、休憩所に最も近い車両に乗車を示す情報、休憩所への道順を示す情報、及び、休憩所の種類を示す情報のうち少なくとも一つを含む休憩所情報を含み、前記休憩所DBは特定された休憩所の休憩所情報を前記出力手段に供給することを特徴とする請求項1記載の休憩所検索システム。
【請求項9】
前記移動手段として乗用車を含むこと特徴とする請求項1記載の休憩所検索システム。
【請求項10】
移動手段の経路情報を記憶する経路情報データベース(以下、DB)と休憩所の位置情報を記憶する休憩所DBと、
出発地及び目的地の情報を基に前記経路情報DBを検索して前記出発地から前記目的地までの経路を特定する経路特定手段と、特定された前記経路に基づいて前記出発地から前記目的地までの所要時間を前記経路情報DBを検索して算出する所要時間算出手段と、前記所要時間と休憩間隔時間の情報から休憩回数を算出する休憩回数算出手段と、前記休憩回数と前記経路とから休憩位置を特定する休憩位置特定手段と、前記休憩位置を基に前記休憩所DBを検索して前記休憩位置手前の付近に存する休憩所を特定する休憩所特定手段とを含むことを特徴とする休憩所検索装置。
【請求項11】
出発地と目的地の位置及び休憩間隔時間を入力し受け取り、
前記出発地及び前記目的地の情報を基に、移動手段の経路情報を記憶する経路情報DBを検索して、前記出発地から前記目的地までの経路を特定し、
特定された前記経路に基づいて前記経路情報DBを検索して、前記出発地から前記目的地までの所要時間を算出し、
前記出発地から前記目的地までの前記所要時間と前記休憩間隔時間とから休憩回数を算出し、
前記休憩回数と前記経路とから休憩位置を特定し、
前記休憩位置を基に休憩所の位置情報を記憶する休憩所DBを検索して、前記休憩位置手前の付近に存する前記休憩所を特定する
ことを特徴とする休憩所検索方法。
【請求項12】
コンピュータに、
出発地と目的地の位置及び休憩間隔時間を受け取り、
前記出発地及び前記目的地の情報を基に、移動手段の経路情報を記憶する経路情報DBを検索して、前記出発地から前記目的地までの経路を特定し、
特定された前記経路に基づいて前記経路情報DBを検索して、前記出発地から前記目的地までの所要時間を算出し、
前記出発地から前記目的地までの前記所要時間と前記休憩間隔時間とから休憩回数を算出し、
前記休憩回数と前記経路とから休憩位置を特定し、
前記休憩位置を基に休憩所の位置情報を記憶する休憩所DBを検索して、前記休憩位置手前の付近に存する前記休憩所を特定することを実現させるための休憩所検索用プログラム。


【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate


【公開番号】特開2006−38565(P2006−38565A)
【公開日】平成18年2月9日(2006.2.9)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−217284(P2004−217284)
【出願日】平成16年7月26日(2004.7.26)
【出願人】(000232092)NECソフト株式会社 (173)
【Fターム(参考)】