説明

伝熱管及び熱交換器

【課題】螺旋状に巻回された伝熱管であって、比較的簡易な構成にて、巻回ピッチを小さくしても高い熱交換能力を有する伝熱管と、この伝熱管を用いた熱交換器とを提供する。
【解決手段】伝熱管1は星型多角形の螺旋状に巻回されている。この星型多角形は、正n/m角形であり、nは17以下、mは2以上5以下の自然数であることが好適である。熱交換器は、この伝熱管1と、この伝熱管1が接する媒体とを有する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、伝熱管と、この伝熱管を用いた熱交換器に関するものである。
【背景技術】
【0002】
容器内に伝熱管を配置し、この伝熱管と接するように該容器内に媒体を充填するか又は流通させる熱交換器がある。この伝熱管に熱媒を流し、容器内の媒体と該熱媒との間で熱交換させる。
【0003】
この熱交換器として、螺旋状に巻回された伝熱管を用いたものがある(特開2011−7352号公報、特開2002−21035号公報、特開2000−283597号公報)。
【0004】
第15図(a),(b)にこの螺旋状伝熱管の従来例を示す。第15図(a)は、この螺旋状伝熱管を螺旋軸心線の延長方向から見た平面図(第15図(b)のA−A線矢視図)であり、第15図(b)は、この螺旋状伝熱管を螺旋軸心線と直交方向から見た側面図(第15図(a)のB−B線矢視図)である。以下、上下方向は、第15図(b)における上下方向をいう。
【0005】
第15図(a),(b)の通り、伝熱管100は、その延在方向の途中部が円形の螺旋状に巻回され、螺旋状巻回部110とされている。伝熱管100は、この螺旋状巻回部110が熱交換器の容器(図示略)内に配置され、一端側100aが熱媒循環装置(図示略)の熱媒送り出し口に接続され、他端側100bが該熱媒循環装置の熱媒戻り口に接続される。
【0006】
特開2007−298266号公報には、伝熱管の外面にフィンを設けることにより、媒体との接触面積を増大させて熱交換効率を向上させることが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
【特許文献1】特開2011−7352号公報
【特許文献2】特開2007−298266号公報
【特許文献3】特開2002−21035号公報
【特許文献4】特開2000−283597号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
上記伝熱管100にあっては、螺旋状巻回部110は、環状に延在した伝熱管100が上下多段に積層された如き構造となっており、上下に隣接した伝熱管100同士が該螺旋状巻回部110の全周にわたって重なり合っている。そのため、螺旋状巻回部110の巻回ピッチが小さくなると、この上下に隣接した伝熱管100の対向面同士が十分に熱交換に寄与できなくなり、熱交換効率が低下する可能性がある。
【0009】
この場合、熱交換器の媒体が水などの流体であれば、ポンプ等を用いて容器内で媒体を循環させることにより、熱交換効率の低下を防止ないし抑制することが可能であるが、媒体が例えば固液相の潜熱を利用した氷やパラフィンなどの蓄熱材であると、媒体をポンプ等で循環させることが難しいので、熱交換効率の低下を防止ないし抑制することが難しくなる。
【0010】
上記特開2007−298266号公報のように、伝熱管の外面にフィンを設けて熱交換効率の向上を図ることも考えられるが、構成が複雑になり、コスト高となる。
【0011】
本発明は、螺旋状に巻回された伝熱管であって、比較的簡易な構成にて、巻回ピッチを小さくしても高い熱交換能力を有する伝熱管と、この伝熱管を用いた熱交換器とを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0012】
本発明(請求項1)の伝熱管は、星型多角形の螺旋状に巻回されたものである。
【0013】
請求項2の伝熱管は、請求項1において、該星型多角形は正n/m角形であり、nは17以下、mは2以上5以下の自然数であることを特徴とするものである。
【0014】
本発明(請求項3)の伝熱管は、媒体と、該媒体と接する請求項1又は2に記載の伝熱管とを有するものである。
【0015】
請求項4の熱交換器は、請求項3において、該媒体は蓄熱材であることを特徴とするものである。
【発明の効果】
【0016】
本発明の伝熱管は、星型多角形の螺旋状に巻回されたものである。伝熱管を星型多角形の螺旋状に巻回することにより、円形螺旋状に巻回した場合に比べて、螺旋軸心線方向に隣接する伝熱管同士の間で互いに重なり合う部分を少なくすることができる。そのため、仮に巻回ピッチを小さくした場合であっても、伝熱管同士の干渉が少ないので、伝熱管の外面にフィン等を設けることなく、高い熱交換効率を達成することができる。
【0017】
伝熱管をn/m角形の螺旋状に巻回する場合、n/mの値が小さくなるほど、このn/m角形の各頂点の内角が小さくなるので、伝熱管をこのn/m角形状に屈曲させることが難しくなる。また、n/mの値が大きくなるほど、このn/m角形の各頂点の内角が大きくなるので、伝熱管をこのn/m角形状に屈曲させるのは容易になる。しかしながら、n/mの値が大きくなるほど、星型多角形の頂点の数が多くなり、且つ各頂点の内角が大きくなるため、この星型多角形の平面視形状が円形に近くなる。その結果、螺旋軸心線方向に隣接する伝熱管同士の間で互いに重なり合う部分が多くなるので、熱交換効率において従来の円形螺旋状伝熱管と大差ないものとなる。本発明では、この星型多角形は正n/m角形であり、nは17以下、mは2以上5以下の自然数であることが好ましい。なお、星型正多角形の定義から、n及びmは、同じ数で割り切れない値であり、且つn>2mである。
【0018】
かかる本発明の伝熱管を備えた本発明の熱交換器にあっては、該熱交換器内で循環させにくい蓄熱材を媒体として用いた場合でも、効率よく伝熱管と媒体との間で熱交換させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0019】
【図1】実施の形態に係る伝熱管の平面図及び側面図である。
【図2】図1の伝熱管の星型螺旋状巻回部を成形するための成形型の平面図である。
【図3】図2の成形型を用いた伝熱管の星型螺旋状巻回部の成形手順を示す平面図である。
【図4】図2の成形型を用いた伝熱管の星型螺旋状巻回部の成形手順を示す平面図である。
【図5】図2の成形型を用いた伝熱管の星型螺旋状巻回部の成形手順を示す平面図である。
【図6】図2の成形型を用いた伝熱管の星型螺旋状巻回部の成形手順を示す平面図である。
【図7】図2の成形型を用いた伝熱管の星型螺旋状巻回部の成形手順を示す平面図である。
【図8】図2の成形型を用いた伝熱管の星型螺旋状巻回部の成形手順を示す平面図である。
【図9】図2の成形型を用いた伝熱管の星型螺旋状巻回部の成形手順を示す平面図である。
【図10】図2の成形型を用いた伝熱管の星型螺旋状巻回部の成形手順を示す平面図である。
【図11】図2の成形型を用いた伝熱管の星型螺旋状巻回部の成形途中を示す斜視図である。
【図12】実施の形態に係る伝熱管の平面図である。
【図13】実施の形態に係る伝熱管の平面図である。
【図14】実施の形態に係る伝熱管の平面図である。
【図15】従来例に係る伝熱管の平面図及び側面図である。
【発明を実施するための形態】
【0020】
以下、図面を参照して実施の形態に係る伝熱管について説明する。
【0021】
第1図(a)は、実施の形態に係る伝熱管を螺旋軸心線の延長方向から見た平面図(第1図(b)のA−A線矢視図)であり、第1図(b)は、この伝熱管を螺旋軸心線と直交方向から見た側面図(第1図(a)のB−B線矢視図)である。以下、上下方向は、第1図(b)における上下方向をいう。
【0022】
第1図(a),(b)の通り、伝熱管1は、その延在方向の途中部が星型多角形の螺旋状に巻回された星型螺旋状巻回部10となっている。この伝熱管1の延在方向の一端側1aは熱媒循環装置(図示略)の熱媒送り出し口に接続され、他端側1bは該熱媒循環装置の熱媒戻り口に接続され、該熱媒循環装置から伝熱管1に熱媒が流される。
【0023】
第1図(a)の通り、この実施の形態では、星型螺旋状巻回部10において、伝熱管1を正7/2角形の螺旋状に巻回している。
【0024】
以下の表1に、正n/m角形(n,mは自然数)の内角の大きさを示す。
【0025】
【表1】

【0026】
表1の通り、正n/m角形は、n/mが小さくなるほど、各頂点の内角が小さくなる。従って、伝熱管1を正n/m角形の螺旋状に巻回する場合、n/mの値が小さくなるほど、このn/m角形の各頂点の内角が小さくなるので、伝熱管をこのn/m角形状に屈曲させることが難しくなる。また、n/mの値が大きくなるほど、このn/m角形の各頂点の内角が大きくなるので、伝熱管をこのn/m角形状に屈曲させるのは容易になる。しかしながら、n/mの値が大きくなるほど、星型多角形の頂点の数が多くなり、且つ各頂点の内角が大きくなるので、この星型多角形の平面視形状が円形に近くなる。その結果、螺旋軸心線方向に隣接する伝熱管1,1同士の間で互いに重なり合う部分が多くなるので、熱交換効率において従来の円形螺旋状伝熱管と大差ないものとなる。
【0027】
本発明者らが伝熱管1を種々の星型多角形の螺旋状に巻回して検討した結果、伝熱管1を第12図の星型螺旋状巻回部10Aのように正5/2角形の螺旋状に巻回する場合、この正5/2角形の各頂点の内角は36°と小さく、各頂点において伝熱管1を小さな曲げ半径にて曲げる必要があるので、伝熱管1を正5/2角形の螺旋状に巻回するのは比較的難しいことが分かった。従って、正5/2角形よりもn/m値の大きい星型多角形の螺旋状に伝熱管1を巻回するのが好ましい。さらに従来の円形螺旋状伝熱管との性能差を考慮すると、nは17以下、mは2以上5以下であることが好ましく、特に、頂点の数の少ない方から順に7/2角形〜17/5角形が好ましい。より具体的には、この星型多角形としては、第1図(a)の星型螺旋状巻回部10の如き正7/2角形、第13図の星型螺旋状巻回部10Bの如き正13/3角形、又は第14図の星型螺旋状巻回部10Cの如き正17/4角形が好適である。なお、これらは星型多角形の一例であり、これらに限定されるものではない。
【0028】
伝熱管1は合成樹脂製であることが好ましく、この合成樹脂としては、ポリオレフィン系樹脂が好ましく、架橋ポリオレフィン樹脂がより好ましいが、これに限定されない。
【0029】
次に、第2〜10図を参照して、第1図(a)の正7/2角形の星型螺旋状巻回部10の成形方法について説明する。第2図は、この正7/2角形の星型螺旋状巻回部10を成形するための成形型20の平面図、第3〜10図は、この成形型20を用いた星型螺旋状巻回部10の成形手順を示す平面図、第11図は、この成形型20を用いた星型螺旋状巻回部10の成形途中を示す斜視図である。
【0030】
第2,11図の通り、成形型20は、ベース部21から7個の伝熱管屈曲用治具31,32,33,34,35,36,37が立設されている。伝熱管屈曲用治具31,32,33,34,35,36,37は、それぞれ、正7/2角形の各頂点に対応する位置に配置されている。第2図においては、図の右斜め下側の頂点から時計回りに順に伝熱管屈曲用治具31,32,33,34,35,36,37が配置されている。この正7/2角形のうち、伝熱管屈曲用治具31,33同士を結ぶ辺を辺aとし、伝熱管屈曲用治具33,35同士を結ぶ辺を辺bとし、伝熱管屈曲用治具35,37同士を結ぶ辺を辺cとし、伝熱管屈曲用治具37,32同士を結ぶ辺を辺dとし、伝熱管屈曲用治具32,34同士を結ぶ辺を辺eとし、伝熱管屈曲用治具34,36同士を結ぶ辺を辺fとし、伝熱管屈曲用治具36,31同士を結ぶ辺を辺gとする。
【0031】
伝熱管屈曲用治具31〜37は、それぞれ、正7/2角形の各頂点における伝熱管1の曲げ半径と同一半径の円柱状となっている。なお、伝熱管屈曲用治具31〜37の断面形状は円形に限定されない。伝熱管屈曲用治具31〜37は、伝熱管1を構成する材質よりも硬度の高い金属製であることが好ましいが、これに限定されない。伝熱管1が合成樹脂製の場合、各伝熱管屈曲用治具31〜37は、ヒータによって該合成樹脂の軟化点温度まで加熱される。
【0032】
星型螺旋状巻回部10を成形する場合、まず第3図の通り、伝熱管1を辺aに沿って引き回す。次に第4図の通り、伝熱管1を伝熱管屈曲用治具33に当てて伝熱管屈曲用治具35側へ屈曲させ、辺bに沿って引き回す。次に第5図の通り、伝熱管1を伝熱管屈曲用治具35に当てて伝熱管屈曲用治具37側へ屈曲させ、辺cに沿って引き回す。次に第6図の通り、伝熱管1を伝熱管屈曲用治具37に当てて伝熱管屈曲用治具32側へ屈曲させ、辺dに沿って引き回す。その際、この辺dに沿う伝熱管1を、辺aに沿う伝熱管1の上方を横切るように引き回す。次に第7図の通り、伝熱管1を伝熱管屈曲用治具32に当てて伝熱管屈曲用治具34側へ屈曲させ、辺eに沿って引き回す。その際、この辺eに沿う伝熱管1を、辺aに沿う伝熱管1及び辺bに沿う伝熱管1の上方を横切るように引き回す。次に第8図の通り、伝熱管1を伝熱管屈曲用治具34に当てて伝熱管屈曲用治具36側へ屈曲させ、辺fに沿って引き回す。その際、この辺fに沿う伝熱管1を、辺bに沿う伝熱管1及び辺cに沿う伝熱管1の上方を横切るように引き回す。次に第9図の通り、伝熱管1を伝熱管屈曲用治具36に当てて伝熱管屈曲用治具31側へ屈曲させ、辺gに沿って引き回す。その際、この辺gに沿う伝熱管1を、辺cに沿う伝熱管1及び辺dに沿う伝熱管1の上方を横切るように引き回す。次に第10図の通り、伝熱管1を伝熱管屈曲用治具31に当てて伝熱管屈曲用治具33側へ屈曲させ、辺aに沿って引き回す。その際、この辺aに沿う伝熱管1を、辺dに沿う伝熱管1及び辺eに沿う伝熱管1の上方を横切るように引き回す。
【0033】
その後、第4図〜第10図の工程を必要回数繰り返すことにより、伝熱管1が正7/2角形の螺旋状に巻回された星型螺旋状巻回部10が形成される。
【0034】
伝熱管1として、例えば架橋ポリエチレンパイプを用いた場合には、この架橋ポリエチレンパイプを上記の手順にて星型螺旋状に巻回した後、それを架橋槽に入れてポリエチレンを架橋させる。この架橋により、ポリエチレンパイプの分子間にネットワークが生じ、ポリエチレンパイプが星型螺旋形状を記憶するようになる。
【0035】
本発明の熱交換器(図示略)は、この伝熱管1と、この伝熱管1が接する媒体(図示略)とを有する。この伝熱管1は、例えば該熱交換器の媒体充填又は流通用の容器(図示略)内に星型螺旋状巻回部10が配置され、一端側1aが熱媒循環装置の熱媒送り出し口に接続され、他端側1bが該熱媒循環装置の熱媒戻り口に接続される。この伝熱管1に熱媒を流すことにより、容器内の媒体と該熱媒との間で熱交換される。
【0036】
この熱交換器の媒体としては、各種の液体、気体、スラリー状流体などのいずれでもよい。本発明は、媒体が氷やパラフィン等の熱伝導性が低い蓄熱材である場合に採用するのに好適である。
【0037】
伝熱管1に流される熱媒としては、例えば水や、エチレングリコール等の不凍液などを用いることができ、該不凍液としては、適宜、成分に防食剤や消泡剤等を添加したものを使用してもよい。
【0038】
この伝熱管1は、星型螺旋状巻回部10において、星型多角形(この実施の形態では正7/2角形)の螺旋状に巻回されている。そのため、円形螺旋状に巻回された従来の伝熱管100に比べて、この星型螺旋状巻回部10において、伝熱管1,1同士が重なり合っている部分が少ない。これにより、仮に星型螺旋状巻回部10の巻回ピッチを小さくした場合であっても、伝熱管1,1同士の干渉が少ないので、例えば伝熱管1の外面にフィン等を設けることなく、高い熱交換効率を達成することができる。
【0039】
従って、この伝熱管1を備えた熱交換器にあっては、該熱交換器内で循環させにくい蓄熱材を媒体として用いた場合でも、効率よく伝熱管1と媒体との間で熱交換させることができる。
【0040】
上記の実施の形態は、本発明の一例であり、本発明は上記の実施の形態に限定されない。
【0041】
例えば、成形型20を用いて伝熱管1を星型螺旋状に巻回した後、この星型多角形の各辺a〜gの途中部で伝熱管1を切断することにより、所定の内角を有するL字ないしV字形の曲げパイプを量産しておき、これらの曲げパイプを、給水給湯や床暖房の分野において省スペースで曲がり部が必要な箇所に使用する曲げ継手として使用することもできる。このような場合において、曲げパイプを量産する方法として、本発明のように星型螺旋状に加工した伝熱管を使用することも可能であることを、予めここに記載しておく。
【符号の説明】
【0042】
1 伝熱管
10,10A〜10C 星型螺旋状巻回部
20 星型螺旋状巻回部成形用の成形型
31〜37 伝熱管屈曲用治具

【特許請求の範囲】
【請求項1】
星型多角形の螺旋状に巻回された伝熱管。
【請求項2】
請求項1において、該星型多角形は正n/m角形であり、nは17以下、mは2以上5以下の自然数であることを特徴とする伝熱管。
【請求項3】
媒体と、
該媒体と接する請求項1又は2に記載の伝熱管と
を有する熱交換器。
【請求項4】
請求項3において、該媒体は蓄熱材であることを特徴とする熱交換器。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【公開番号】特開2012−184860(P2012−184860A)
【公開日】平成24年9月27日(2012.9.27)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−46575(P2011−46575)
【出願日】平成23年3月3日(2011.3.3)
【出願人】(000006172)三菱樹脂株式会社 (1,977)
【Fターム(参考)】