説明

作業車両

【課題】エンジン周辺にコンプレッサ等の各種機器を集中配置してエンジン及び上記各種機器をエンジンルーム内にコンパクトに収容した作業車両において、構造を複雑化することなくラジエータホースの破損が防止される作業車両を提供することを課題とする。
【解決手段】本発明は、エンジンルーム12内におけるエンジン7上方にエアコン用のコンプレッサ16を設け、エンジン7及びコンプレッサ16の前方に隙間Sが形成されるようにラジエータ13を近接配置し、前記隙間Sにエンジン7側の動力をコンプレッサ16側に伝動してコンプレッサ16を駆動する駆動ベルト36を設置し、エンジン7とラジエータ13との間の冷媒流路を形成する弾性変形可能なラジエータホース23を設けた作業車両において、コンプレッサ16を支持部材33を介してエンジン7に取付固定するとともに、該支持部材33がラジエータホース23における少なくとも駆動ベルト36近傍部分をガイドして駆動ベルト36にラジエータホース23が接触しないように構成した。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、エンジン周辺にコンプレッサ等の各種機器を集中配置した作業車両に関する。
【背景技術】
【0002】
エンジンルーム内におけるエンジン上方にエアコン用のコンプレッサを設け、エンジン及びコンプレッサの前方に隙間が形成されるようにラジエータを近接配置し、前記隙間にエンジン側の動力をコンプレッサ側に伝動してコンプレッサを駆動する駆動ベルトを設置し、エンジンとラジエータとの間の冷媒流路を形成する弾性変形可能なラジエータホースを設けた特許文献1に示す作業車両が公知になっている。
【特許文献1】特開2004−66995号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
上記文献の作業車両は、エンジン周辺にコンプレッサ等の各種機器を集中配置しているため、上記各種機器をエンジンルーム内にコンパクトに収容できるというメリットがある一方で、ラジエータホースの長さが短くなるように、上記隙間を通してエンジンからのラジエータホースをラジエータに接続しているため、該隙間に配置された駆動ベルトにラジエータホースが接触してラジエータホースが破損することがある。
【0004】
このようなラジエータホースの破損を防止すべく、ラジエータホースをカバーして保護するガード部材を設けると、コンプレッサを支持する支持部材等も必要であるため、構造が複雑になり、製造コストが高くなるという課題がある。
本発明は上記課題を解決し、エンジン周辺にコンプレッサ等の各種機器を集中配置してエンジン及び上記各種機器をエンジンルーム内にコンパクトに収容した作業車両において、構造を複雑化することなくラジエータホースの破損が防止される作業車両を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記課題を解決するため本発明の作業車両は、第1に、エンジンルーム12内におけるエンジン7上方にエアコン用のコンプレッサ16を設け、エンジン7及びコンプレッサ16の前方に隙間Sが形成されるようにラジエータ13を近接配置し、前記隙間Sにエンジン7側の動力をコンプレッサ16側に伝動してコンプレッサ16を駆動する駆動ベルト36を設置し、エンジン7とラジエータ13との間の冷媒流路を形成する弾性変形可能なラジエータホース23を設けた作業車両において、コンプレッサ16を支持部材33を介してエンジン7に取付固定するとともに、該支持部材33がラジエータホース23における少なくとも駆動ベルト36近傍部分をガイドして駆動ベルト36にラジエータホース23が接触しないように構成したことを特徴としている。
【0006】
第2に、前記支持部材33が、ラジエータホース23と接触する端部に、弾性部材よりなるカバー体53を備えたことを特徴としている。
【発明の効果】
【0007】
以上のように構成される本発明の作業車両によれば、エンジンに取付固定された支持部材を介してコンプレッサをエンジンに固定するとともに、該支持部材がラジエータホースにおける少なくとも駆動ベルト近傍部分をガイドして駆動ベルトにラジエータホースが接触しないように構成され、コンプレッサをエンジンに固定する支持部材がラジエータホースを保護するガード部材を兼ねるため、ラジエータ、エアコン用のコンプレッサ及びコンプレッサの駆動ベルトをエンジン周辺に集中配置してこれらの部材をエンジンルーム内にコンパクトに収容した場合でも、駆動ベルト等からラジエータホースをカバーして保護するガード部材を前記支持部材と別に設ける必要がなく、構造をシンプルに構成できるとともに製造コストを低く抑えることが可能になるという効果がある。
【0008】
前記支持部材が、ラジエータホースと接触する端部に、弾性部材よりなるカバー体を備えることにより、ラジエータホースの破損をより確実に防止できるという効果がある。
【発明を実施するための最良の形態】
【0009】
以下、図示する例に基づき本発明の実施形態について説明する。
図1は、本発明の作業車両を提供したトラクタの全体側面図である。本トラクタは、左右一対の前輪1,1及び後輪2,2に機体フレーム(シャーシフーレーム)3を介して支持される走行機体4と、走行機体4の後部にリンク機構6を介して昇降自在に連結されるロータリ耕耘装置等の作業機(図示しない)とを備えている。
【0010】
走行機体4前半部にはエンジン7(図2参照)を覆って保護するボンネット8が設置され、走行機体4後半部には操縦部9を覆うキャビン11が立設されている。なお、ボンネット8は後端部を回動支点として上下回動自在に支持されており、この上下回動によってボンネット8内に形成されたエンジンルーム12(図2参照)が開閉される。
【0011】
図2乃至4は、エンジンルーム内の構成を示す平面図、要部右後方斜視図及び要部左側面図であり、図5は、マフラーを取外した状態のエンジンルーム内の要部左側面図である。エンジンルーム12内における機体フレーム3上にはエンジン7が載置固定されており、機体フレーム3上におけるエンジン7の前方にはラジエータ13が配置され、該ラジエータ13の前面側にはエアコン用のコンデンサ(凝縮器)14が設置固定されている。
【0012】
また、エンジン7上面側の進行方向右(右)側には前後方向に延びる略円筒形状のエアコン用のコンプレッサ16が設置され、左側には前後方向のマフラー17が配置されている他、コンデンサ14の前方斜め上方には左右方向のエアクリーナ18が取付固定されている。
【0013】
上記ラジエータ13は、上部タンク、上部タンク下方のラジエータコア及びラジエータコア下方の下部タンクから構成されて全体として正面視上下方向に長い略長方形をなす本体部19と、本体部19を囲繞して本体部19を機体フレーム3上に固定するラジエータフレーム21と、本体部19後方に支持されてシュラウド22によって上下及び左右が囲繞されるファン(図示しない)とを備えている。なお、上記ラジエータ13は、ラジエータ13後面側と、エンジン7前面側との間に隙間Sが形成されるように位置決めされている。
【0014】
そして、エンジン7内部を冷却して温められた冷却水(冷媒)は、エンジン7とラジエータの本体部19(上部タンク)との間の冷媒流路を形成する弾性変形可能なアッパホース(ラジエータホース)23を介して、上部タンクに送られる。上部タンクに送られた冷却水は、ラジエータコア内を流下する過程で、ラジエータコアを前後に吹き抜けるエアによって冷却され、下部タンクに送られる。以上のようにして冷やされた下部タンク内の冷却水は、ロアホース(ラジエータホース)24(図6参照)を介して、再びエンジン7内に流入され、エンジン7の必要箇所を冷却する。なお、ラジエータコアを前後に吹き抜けるエアは、ボンネット8前方から機外に流入され、上記ファンによってラジエータコアに吹き込まれる。
【0015】
上記コンデンサ14は、コンデンサ14の前後及び左右を囲繞するコンデンサフレーム26によって機体フレーム3上に取付固定されている。本トラクタに搭載したエアコンは、上記コンプレッサ16によって圧縮された高温・高圧の冷媒蒸気をコンデンサ14で凝縮して再液化させ、蒸発器(図示しない)で気化し、その気化熱によってキャビン11内等を冷やすように構成されている。なお、蒸発器で気化した冷媒蒸気は、再びコンプレッサ16に送られ、コンプレッサ16→コンデンサ14→蒸発器の工程が繰返される。
【0016】
上記マフラー17は、エンジン7からの排気ガスを、テールパイプ27を介して機外に排出する。このマフラー17は、エンジン7上方から前述した隙間S上方に至る範囲を覆うように配置固定されている。
【0017】
上記エアクリーナ18は、エアクリーナパイプ28によって、エアクリーナ18内で浄化したエアをエンジン7内に流入させる。
【0018】
次に、図5及び6に基づき、動力伝動構造について説明する。
図6は、コンプレッサへの動力伝動構造を示す要部正面図である。エンジン7で発生された動力は、エンジン7正面側における下部から前方に突出した出力軸(図示しない)に出力される。出力軸には出力軸と一体回転する第1出力プーリ29及び第1出力プーリ29後方の第2出力プーリ31が取付固定されている。
【0019】
一方、コンプレッサ16の前面側にはコンプレッサ16を駆動するコンプレッサ駆動用プーリ32が回転可能に支持されている他、コンプレッサ16をエンジン7に取付固定するための後述する支持部材33にはテンションプーリ34が回転自在に支持されている。上記第1出力プーリ29、コンプレッサ駆動用プーリ32及びテンションプーリ34は、前後位置が略同一になるように配置されており、この3つのプーリ29,32,34には第1駆動ベルト(駆動ベルト)36が巻き掛けられている。くわえて、上記テンションプーリ34は左右位置調整可能に支持部材33に取付支持されており、このテンションプーリ34の左右位置調整により上記第1駆動ベルト36のテンションが調整される。
【0020】
そして、エンジン7の動力を出力軸に出力することにより、第1駆動ベルト36を介して、コンプレッサ駆動用プーリ32にエンジン7側の動力が回転伝動され、コンプレッサ16が駆動される。
【0021】
また、エンジン7前部における下部左側方にはオルタネータ(発電機)37が設置されており、該オルタネータ37の前面側にはオルタネータ37を駆動させるオルタネータ駆動用プーリ38が支持されている他、該オルタネータ駆動プーリ38の上方には、上記ファンを回転駆動させるファン用駆動プーリ39が設けられている。くわえて、第2出力プーリ31と、オルタネータ駆動用プーリ38と、ファン用駆動プーリ39とは前後位置が略同一となるように配置されている。
【0022】
そして、第2出力プーリ31に出力されるエンジン7側の回転動力は、第2出力プーリ31、オルタネータ駆動用プーリ38及びファン用駆動プーリ39に巻き掛けられる第2駆動ベルト41によって、ファン及びオルタネータ37に伝動され、これらを駆動させる。オルタネータ37の駆動により発電された電気は、本トラクタに搭載された各種機器に供給される。
【0023】
次に、図5乃至7に基づき、コンプレッサ16の支持構造について説明する。
図7は、支持部材の構成を示す斜視図である。コンプレッサ16をエンジン7側に支持固定する支持部材33は、主に、側面視L字状に形成され左右方向に延びるガイドブラケット42と、水平な板の右端部を下方に屈曲形成して背面視逆L字状をなす載置ブラケット43と、載置ブラケット43における水平部分の上面の前端部から後端部に至る範囲から上方に突設された前側支持ブラケット44と、載置ブラケット43における水平部分の上面後部から上方に突出形成されて表裏が前後を向く板状の後側支持ブラケット46と、載置ブラケット43における水平部分の下面から下方に突設されて表裏が前後を向く板状の第1固定ブラケット47と、載置ブラケット43における水平部分の下面から下方に突設されて表裏が左右を向く板状の第2固定ブラケット48と、ガイドブラケット42の後方突出部分における左側箇所の後端面に固着される上下方向の第3固定ブラケット49とから構成されている。
【0024】
上記ガイドブラケット42は、垂直に立ち上がる起立部51と、起立部51下端部から後方に延設される略水平な水平部52とにより側面視L字状に形成されている。この起立部51が正面視山形をなすように成形されており、起立部51の左右方向の最上端縁にはゴムや合成樹脂等の弾性部材からなるカバー体53が設けられている。
【0025】
また、上記起立部51の左部には、左右方向の長孔51aが穿設されており、この長孔51aに前後方向のボルト等を介して、上記テンションプーリ34が回転自在に支持されている。そして、ボルトを緩めこの長孔51aの形成方向である左右方向にテンションプーリ34の移動させることにより、前述したテンションプーリ34の左右位置調整を行う。
【0026】
上記載置ブラケット43は、その前端部をガイドブラケット42の起立部51後面に溶接等で固着することにより、ガイドブラケット42に取付固定される。
【0027】
上記前側支持ブラケット44は、表裏が左右を向いた板状の本体部における上端部から右方に延設される上側突出部54と、本体部における下端部から前方に延設された後に右方に屈曲形成される下側突出突出部56とを有しており、本体部や下側突出部56の下端を載置ブラケット43の水平箇所上面に溶着等で固着することにより、前側支持ブラケット44を載置ブラケット43に取付固定している。上記上側突出部54及び下側突出部56の先端部には、それぞれ前後方向のボルト孔54a,56bが穿設されている。
【0028】
上記後側支持ブラケット46は、その下端部を載置ブラケット43の水平箇所上面に溶接等で固着することにより、載置ブラケット43に取付固定している。後側支持ブラケット46には、前後方向のボルト孔46aが穿設されている。
【0029】
そして、上記上側突出部54のボルト孔54aにボルト57を挿通させた後、コンプレッサ16上部に突出形成された取付座16aに挿入固定し、上記下側突出部56ボルト孔56aにボルト59を挿通させた後、該ボルト59をコンプレッサ16の下部前側に突出形成された取付座16bに挿入固定し、後側支持ブラケット46のボルト孔46にボルト61を挿通させた後、該ボルト61をスペーサ62に通してコンプレッサ16の下部後側に突出形成された取付座16cに挿入固定することにより、コンプレッサ16を支持部材33(前側支持ブラケット44及び後側支持ブラケット46)に強固にボルト固定している。
【0030】
上記第1固定ブラケット47は、その下端部を載置ブラケット43の水平箇所下面に溶接等で固着することにより、載置ブラケット43に取付固定されている。そして、第1固定ブラケット47下端部には、前後方向のボルト孔47aが穿設されている。
【0031】
上記第2固定ブラケット48は、その下端部を載置ブラケット43の水平箇所下面に、その前端部を第1固定ブラケット47の後面に、それぞれ溶接等で固着することにより、載置ブラケット43及び第1固定ブラケット47に取付固定されている。そして、第2固定ブラケット48の下端部には、左右方向のボルト孔48aが穿設されている。
【0032】
上記第3固定ブラケット49は、上下方向に形成され本体部分の上端部が後方に屈曲形成されるとともに、下端部から前方に向かって突出片63が突設されている。この突出片63の上端縁をガイドブラケット42の水平部52下面に溶接等で固着することにより、第3固定ブラケット49がガイドブラケット42に取付固定される。この第3固定ブラケット49の本体部における上部屈曲箇所に上下方向のボルト孔49aが穿設される他、本体部の下端部に前後方向のボルト孔49bが穿設される。
【0033】
そして、第1固定ブラケット47のボルト孔47aに前側からボルト64を挿通させエンジン7に挿入固定し、第2固定ブラケット48のボルト孔48aに右側からボルト66を挿通させエンジン7に挿入固定し、第3固定ブラケット49のボルト孔49aに上側からボルト67を挿通させエンジン7に挿入固定し、第3固定ブラケット49のボルト孔49bに前側からボルト68を挿通させエンジン7に挿入固定することにより、支持部材33をエンジン7に強固にボルト固定している。
【0034】
次に、図4乃至6,8及び9に基づき、アッパホース23の配索構造について詳述する。
図8及び9は、アッパホースの配索構造を示す要部側面図及び要部斜視図である。アッパホース23の上流側(エンジン7側)端がエンジン7の一部を構成する鉄パイプ69に接続され、下流側端がラジエータ13の本体部19(上部タンク)に接続されている。
【0035】
上記接続構造のアッパホース23は、エンジン7から、前記隙間Sにおける第2駆動ベルト41上方且つマフラー7下方を通り、前記隙間Sにおける第1駆動ベルト36とエンジン7との間を通過して、エンジン7前面側に沿って斜め上方に延びた後、前方に延びてラジエータ13の上部タンクに至るように延設されている。すなわち、アッパホース23は、隙間Sでは、平面視左右方向に形成されている。
【0036】
この際、支持部材33のガイドブラケット42の起立部51は、アッパホース23における第1駆動ベルト36と近接する箇所が第1駆動ベルト36に接触しないように、アッパホース23と第1駆動ベルト36とを隔てるとともにアッパホース23をエンジン7側にガイドしている。くわえて、載置ブラケット43の水平箇所の上面にアッパホース23の一部が載置されることにより、アッパホース23の姿勢が安定した状態で位置決めされる。
【0037】
すなわち、コンプレッサ16をエンジン7に支持固定するとともにテンションプーリ34を左右位置調整可能な状態で回転自在に支持する支持部材33は、アッパホース23における第1駆動ベルト36近傍部分をガイドして第1駆動ベルト36にアッパホース23が接触しないように構成されている。
【0038】
また、支持部材33におけるアッパホース23との接触端部となる起立部51の最上端縁には、前述したように、弾性変形可能なカバー体53が設けられているため、アッパホース23が支持部材33の端部と接触することによるアッパホース23の破損を効率的に防止できる。
【図面の簡単な説明】
【0039】
【図1】本発明の作業車両を提供したトラクタの全体側面図である。
【図2】エンジンルーム内の構成を示す平面図である。
【図3】エンジンルーム内の構成を示す要部右後方斜視図である。
【図4】エンジンルーム内の構成を示す要部左側面図である。
【図5】マフラーを取外した状態のエンジンルーム内の要部左側面図である。
【図6】コンプレッサへの動力伝動構造を示す要部正面図である。
【図7】支持部材の構成を示す斜視図である。
【図8】アッパホースの配索構造を示す要部側面図である。
【図9】アッパホースの配索構造を示す要部斜視図である。
【符号の説明】
【0040】
7 エンジン
12 エンジンルーム
13 ラジエータ
16 コンプレッサ
23 アッパホース(ラジエータホース)
33 支持部材
36 第1駆動ベルト(駆動ベルト)
53 カバー体
S 隙間

【特許請求の範囲】
【請求項1】
エンジンルーム(12)内におけるエンジン(7)上方にエアコン用のコンプレッサ(16)を設け、エンジン(7)及びコンプレッサ(16)の前方に隙間(S)が形成されるようにラジエータ(13)を近接配置し、前記隙間(S)にエンジン(7)側の動力をコンプレッサ(16)側に伝動してコンプレッサ(16)を駆動する駆動ベルト(36)を設置し、エンジン(7)とラジエータ(13)との間の冷媒流路を形成する弾性変形可能なラジエータホース(23)を設けた作業車両において、コンプレッサ(16)を支持部材(33)を介してエンジン(7)に取付固定するとともに、該支持部材(33)がラジエータホース(23)における少なくとも駆動ベルト(36)近傍部分をガイドして駆動ベルト(36)にラジエータホース(23)が接触しないように構成した作業車両。
【請求項2】
前記支持部材(33)が、ラジエータホース(23)と接触する端部に、弾性部材よりなるカバー体(53)を備えた請求項1の作業車両。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate

【図7】
image rotate

【図8】
image rotate

【図9】
image rotate


【公開番号】特開2009−279978(P2009−279978A)
【公開日】平成21年12月3日(2009.12.3)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−131482(P2008−131482)
【出願日】平成20年5月20日(2008.5.20)
【出願人】(000001878)三菱農機株式会社 (1,502)
【Fターム(参考)】