説明

信号伝送構造

【課題】信号伝送端子を押すことで使用(或いは収納)でき、信号伝送端子の端部を押すだけで起動或いは終了する信号伝送構造を提供する。
【解決手段】連動構造と、信号伝送端子と、スライド部材と、リンケージ及び閉鎖部材を含む。連動構造は第一回転軸、第二回転軸、第三回転軸、第一弾性部材及び第二弾性部材を有する。信号伝送端子は連動構造の第一回転軸と第一弾性部材により旋回され展開される。信号伝送端子の収納時には、信号伝送端子はスライド部材を推進し、閉鎖部材はスライド部材により推進されることで旋回し、閉鎖部材の閉鎖片部に信号伝送端子をロックさせ、またリンケージのカムはスライドレールの斜面上を固定点まで移動する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、信号伝送構造に関し、より詳しくは、押すことで開閉する回転式信号伝送構造に関する。
【背景技術】
【0002】
昨今の携帯式電子製品、例えばデジタルカメラ、デジタルビデオカメラ、携帯電話、ノートパソコン或いはタブレット型パソコン等は主に軽さ、薄さ、小型化を追求しながらも高い機能性が要求され、小型軽量で、尚且つ機能性にも優れ携帯にも便利である等の長所を有し、消費者に広く受け入れられ様々な場面で使用されている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
携帯式電子製品、例えばデジタルカメラとデジタルビデオカメラは撮影した写真ファイル或いは映像ファイル等の出力に、通常は信号伝送用のケーブルを使用することで他の電子装置或いはシステムに接続されデータの伝送或いは装置の充電を行うが、このためには電子装置本体以外に信号伝送用ケーブルを携帯する必要がある。
しかし信号伝送用ケーブルが無い時は、ファイルの出力或いは充電が行えず、使用上非常に不便である。このため消費者の使用上の利便性を考慮すると、携帯式電子製品が直接他の製品、例えばパソコンに接続されデータファイルの伝送を行うのは、信号伝送用ケーブルを忘れた場合パソコンに接続不能となるため、非常に困難になる。
【0004】
このため本発明は携帯式電子装置に内臓される飛び出し式の信号伝送構造を提供し、ユーザーが信号伝送用ケーブルを携帯することなく、いつでもファイルの出力或いは充電を行え、携帯式電子装置の使用上の利便性を大幅に向上させる。
【0005】
本発明は、このような従来の問題に鑑みてなされたものである。上記課題解決のため、本発明は、信号伝送端子が押されることで使用(或いは収納)出来る信号伝送構造を提供することを主目的とする。信号伝送端子の端部を押すだけで起動或いは終了し、同時に使用上のスイッチ構造を持たないため、携帯式電子装置としての外観上も簡潔で省スペースである。
【0006】
また、本発明の飛び出し式信号伝送構造はデータ伝送用ケーブルを使用し他の電子装置に接続されることでデータの伝送或いは充電を行うあらゆる携帯式電子装置に適用される。飛び出し式設計方式の採用によりユーザーに直接信号伝送端子が押されることで、これが飛び出る。信号伝送端子を収納する時は、ユーザーが直接信号伝送端子を押せば、これが携帯式電子装置内に収納される。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る信号伝送構造は、
第一回転軸と、第二回転軸と、第三回転軸と、第一弾性部材及び第二弾性部材を有する連動構造と、
前記連動構造の前記第一回転軸と前記第一弾性部材に旋回され展開される信号伝送端子と、
スライドレールを有し、また前記スライドレールは少なくとも一つの斜面と固定点を含むスライド部材と、
前記第三回転軸で旋回する第一端及びカムで構成される第二端を有するリンケージと、
前記連動構造の前記第二回転軸と前記第二弾性部材により旋回される閉鎖片部を有する閉鎖部材を含み、
ここでは前記信号伝送端子の収納時には、前記信号伝送端子は前記スライド部材をスライドさせ、前記スライド部材に推進されることで前記閉鎖部材は旋回され、前記閉鎖部材の前記閉鎖片部に前記信号伝送端子をロックさせ、また前記リンケージの前記カムは前記スライドレールの前記斜面上を前記固定点まで移動することを特徴とする。
【0008】
さらに、本発明に係る信号伝送構造は、
構造本体と、
前記構造本体内に設置される信号伝送構造を含み、
前記信号伝送構造はさらに、
第一回転軸、第二回転軸、第三回転軸、第一弾性部材及び第二弾性部材を有する連動構造と、
前記連動構造の前記第一回転軸と前記第一弾性部材により旋回され展開される信号伝送端子と、
斜面と固定点で構成されるスライドレールを有するスライド部材と、
前記第三回転軸で旋回する第一端及びカムを有する第二端を有するリンケージと、
前記連動構造の前記第二回転軸と前記第二弾性部材により旋回される閉鎖片部を有する閉鎖部材を含み、
前記信号伝送端子の収納時には、前記信号伝送端子は前記スライド部材を推進し、前記スライド部材に推進されることで前記閉鎖部材は旋回し、前記閉鎖部材の前記閉鎖片部に前記信号伝送端子をロックさせ、また前記リンケージの前記カムは前記スライドレールの前記斜面上を前記固定点まで移動することを特徴とする。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【図1】本発明に係る実施形態の携帯式電子装置の信号伝送構造の部分的構造の分解図である。
【図2】スライド部材上のスライドレールとリンケージの他の実施形態である。
【図3】本発明に係る実施形態の携帯式電子装置の信号伝送端子の飛び出し後の概略図である。
【図4】本発明に係る実施形態の携帯式電子装置の信号伝送端子収納時の概略図である。
【図5】本発明に係る実施形態の信号伝送端子が収納されロックされる時の概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下に図面を参照して本発明を実施するための形態について、詳細に説明する。なお、本発明は、以下に説明する実施形態に限定されるものではない。
【0011】
本発明の実施形態に係る信号伝送構造は携帯式電子装置に応用されるが、但し携帯式電子装置のみに限定されるわけではない。携帯式電子装置はハンドヘルドPC(Handheld PC)、携帯情報端末(Personal Digital Assistant、 PDA)、デジタルミュージック(MPEG Audio Layer 3、 MP3)プレイヤー、GPS(Global Positioning System、GPS)、モバイルコミュニケーションデバイス、デジタルカメラ、デジタルビデオカメラ等があるが、但しこれらだけに限られず、信号伝送端子を装備するあらゆる電子装置を含む。
【0012】
図1は、本発明に係る実施形態の携帯式電子装置の信号伝送構造の部分的構造の分解図である。携帯式電子装置は信号伝送構造100と構造本体101を含み、信号伝送構造100は構造本体101内に設置される。また携帯式電子装置の信号処理システム(図示せず)、制御システム(図示せず)とデータ保存システム(図示せず)等の部材構造本体101内に設置される。
【0013】
図1の、信号伝送構造100は信号伝送端子102と、スライド部材104と、リンケージ106及び閉鎖部材108からなる。信号伝送構造100は主要部材103、弾性部材110、112並びに114 と軸部材116をさらに含む。信号伝送端子102はUSB(Universal Serial Bus、 USB)インターフェース信号伝送端子或いはIEEE1394(IEEE 1394)インターフェース信号伝送端子を含むが、但しこの限りではない。主要部材103と構造本体101は一体射出成型され、或いは相互にロックまたは接続され、信号伝送端子102、軸部材116と弾性部材110は構造本体101上の回転軸121に挿入され、ねじ120は軸部材116、弾性部材110及び信号伝送端子102を構造本体101上に固定し、信号伝送端子102を弾性部材110により構造本体101上の回転軸121で旋回させる。
【0014】
図1の、閉鎖部材108は閉鎖片部113とストッパー115を含む。閉鎖部材108と弾性部材112は主要部材103上の回転軸118に挿入され、閉鎖部材108を主要部材103上の回転軸118で旋回させ弾性部材112を連動させ変形させ、同時に弾性部材112の変形からの回復力を利用し旋回前の位置へ復位させる。このほか、リンケージ106は第一端107と第二端109を有し、第一端107は主要部材103上の回転軸119に挿入され、ねじ122によりリンケージ106の第一端107を主要部材103上へ固定し、リンケージ106は主要部材103上の回転軸119を旋回の中心とする。ここでは弾性部材110、112はトーションスプリングである。
【0015】
図1に示す実施形態では、リンケージ106の第二端109はカム124を有し、スライド部材104はスライドレール105とストッパー123を有し、またスライドレール105は少なくとも一つの斜面と固定点111を含み、リンケージ106はカム124によりスライド部材104のスライドレール105上で移動する。具体的には、スライドレール105は複数の異なる高低差の斜面或いは傾斜角度の異なる平面と固定点111を含む。スライド部材104は主要部材103上に配置され、主要部材103上を移動する。スライド部材104が主要部材103上を往復移動できるように、スライド部材104に抵触する弾性部材114を使用する。弾性部材114は力を受けると変形し弾性位置エネルギーを溜め、受力が停止された後に弾性位置エネルギーを運動エネルギーに転換する。弾性部材114は収納槽117中に配置され、スライド部材104が信号伝送端子102に推進された時、収納槽117中の弾性部材114は力を受け圧縮され変形する。信号伝送端子102が旋回し展開する時、弾性部材114の変形からの回復力によりスライド部材104は移動させられ元の位置へ戻される。ここでは、弾性部材114はばねであり、リンケージ106の第二端はスライドレール105の斜面に接触しその上を移動し、軸部材116の挿入する回転軸121、回転軸118と119は弾性部材110、112、114と連動構造を構成する。
【0016】
続いて図1、図3、図4と図5は同時に、スライド部材上のスライドレールとリンケージの実施形態を図示する。スライド部材104のスライドレール105は複数の異なる高低差の斜面と固定点111を含み、リンケージ106の第一端107は主要部材103上の回転軸119に挿入され支点となり、リンケージ106の第二端109はカム124によりスライド部材104のスライドレール105上を移動する。同時に図1と図5に示す、スライドレール105の斜面の高度は時計の針と逆回転方向に逐次減少し高度差を生み、リンケージ106のカム124の反対方向への移動による逆回転は制限され、スライドレール105の斜面の高度変化の方向はあくまで範例であり、制限されない。
【0017】
図2はスライド部材上のスライドレールとリンケージの他の実施形態を示す。同時に図1と図2に示す、スライドレール205は平面208と固定点211を含み、リンケージ206は第一端207と第二端209を有し、第一端207は主要部材103上の回転軸119に挿入され支点となり、第二端209はスライドレール205の平面に接触しその上を移動する。
【0018】
図3は本発明に係る実施形態の携帯式電子装置の信号伝送端子が飛び出した後の概略図である。同時に図1と図3に示すのは、ユーザーが信号伝送端子102を携帯式電子装置に収納する時、信号伝送端子102へ向かって旋回力をかけ、構造本体上の回転軸121を信号伝送端子102の旋回の中心として旋回を行わせ弾性部材110に同程度の旋回方向への変形を起こさせる。信号伝送端子102が携帯式電子装置内へ収納された後、信号伝送端子102はスライド部材104のストッパー123と直接接触しスライド部材104を推進させリンケージ106の第一端107方向へ移動させる。また、スライド部材104は同時に弾性部材114を圧縮し、リンケージ106との対向運動を起こさせ、この時リンケージ106の第二端109のカム124はスライド部材104のスライドレール105の頂点126から固定点111へ移動し、同時にスライド部材104のストッパー123は閉鎖部材108のストッパー115に接触し閉鎖部材108を連動させ回転させる。ここでは信号伝送端子102の旋回し展開する方向と閉鎖部材108が旋回する方向は反対であり、リンケージ106の第二端109或いはカム124がスライドレール105の一辺を通過し固定点111に進入する時、スライド部材104はリンケージ106の第二端109或いはカム124が固定点111に固定されることで不動の状態を維持でき、この時閉鎖部材108の閉鎖片部113は信号伝送端子102を固定し、信号伝送端子102をロックし収納動作を完了させる。
【0019】
図4は本発明に係る実施形態の携帯式電子装置の信号伝送端子が収納される概略図である。同時に図1と図4は、ユーザーが信号伝送端子102を使用した信号伝送或いは充電を行う時、信号伝送端子102を押し弾性部材114を圧縮しスライド部材104を回転軸119の方向へ移動させ、この時リンケージ106の第二端109或いはカム124は固定点111から外され、弾性部材114の回復力によりスライド部材104を推進し回転軸119から離れる様に移動させ、この時リンケージ106の第二端109或いはカム124はスライドレール105の一辺を通過しスライドレール105の頂点126で止まる。スライド部材104が回転軸119から離れる様に移動すると同時に、リンケージ106の第二端109或いはカム124は固定点111から外れ、スライド部材104を弾性部材114の回復力により移動させ、スライド部材は弾性部材114が信号伝送端子102により旋回され展開された後、本来の位置へ復位する。同時にこの時スライド部材104のストッパー123は閉鎖部材108のストッパー115に再度の抵抗はできず閉鎖部材108の旋回を止められず、このため閉鎖部材108は弾性部材112の弾性の回復力により旋回し、閉鎖部材108の閉鎖片部113は信号伝送端子102の端部開口部から外れ、信号伝送端子102のロックを解除し、信号伝送端子102を弾性部材110により旋回させ展開させる。
【0020】
図5は本発明に係る実施形態の信号伝送端子が収納されロックされる概略図である。図5に図示するように、信号伝送端子102が力を受け収納を行う過程において、信号伝送端子102が旋回し同時にスライド部材104のストッパー123に抵触する時、スライド部材104は収納槽117中に圧縮されて配置される弾性部材114の方向へ移動する。同時に図1と図5は、スライド部材104のストッパー123が同時に閉鎖部材108上のストッパー115を推進し、閉鎖部材108 を旋回させ、閉鎖部材108の閉鎖片部113を連動させ信号伝送端子102の端部の開口部内へ進入させ、弾性部材114の回復力により推進されたスライド部材104はリンケージ106の第二端109或いはカム124を固定点111に抵触させ、閉鎖部材108の閉鎖片部113に信号伝送端子102を固定させる。ここでは、ストッパー115の高度はスライド部材104の高度より高くても低くても良く、或いはスライド部材104と同じ高さでも良い。
同時に図2と図5に示すのは、もしスライド部材104のスライドレールが図2のスライドレール205であり、またリンケージ206を使用する場合、信号伝送端子102が旋回し弾性部材114を圧縮すると同時に閉鎖部材108を旋回させ、閉鎖部材108の閉鎖片部113を連動させ信号伝送端子102の端部開口部内へ進入させ、弾性部材114の回復力によりスライド部材104を推進させリンケージ206の第二端209を定点211に抵触させ、閉鎖部材108の閉鎖片部113に信号伝送端子102を固定させる。
【0021】
本発明が提供する信号伝送構造は主にスライド部材、閉鎖部材、リンケージ、信号伝送端子及び複数個の回転軸と弾性部材を有する連動構造により構成される。飛び出し方式の設計はユーザーが直接信号伝送端子を押すことで信号伝送端子が直接飛び出してくる。ユーザーが信号伝送端子を収納する時は、信号伝送端子を押すことでこれが旋回しスライド部材を推進させ、同時に閉鎖部材を連動させ信号伝送端子をロックし、リンケージを利用しスライド部材を固定し閉鎖部材に信号伝送端子のロック状態を維持させ、連動構造により信号伝送端子と閉鎖部材の回転及びスライド部材の移動を行う。ユーザーが信号伝送端子を使用する時、信号伝送端子を再び押しリンケージを停止させスライド部材に固定させ、同時に閉鎖部材の信号伝送端子のロック状態を解除し、信号伝送端子は連動構造により旋回され展開される
【0022】
本発明が提供する飛び出し式信号伝送構造は伝送ケーブルにより他の電子システムと電気的に接続され、データ伝送或いは充電を行うあらゆる携帯式電子装置に適用される。本発明の飛び出し式信号伝送構造を使用すれば伝送ケーブルの携帯或いはこれを使用してのデータ伝送或いは充電が必要なくなる。また、携帯式電子装置の信号伝送構造を増大させ、 携帯式電子装置を外部システム或いは装置、例えばパソコン、ノートパソコン等に直接接続でき、伝送ケーブルを使用する必要がなくなり、使用上の利便性の向上が望める。このほか、本発明が提供する飛び出し式信号伝送構造は携帯、データ伝送、充電の利便性の向上のほか、直接信号伝送端子を押すことで使用或いは信号伝送構造を収納でき、操作性も向上が望める。使用上別にスイッチ構造を作らず、携帯式電子装置の外観も簡潔で省スペースでもある。
【0023】
上述の実施形態は本発明の技術思想及び特徴を説明するためのものにすぎず、当前記技術分野を熟知する者に本発明の内容を理解させると共にこれをもって実施させることを目的とし、本発明の特許請求の範囲を限定するものではない。従って、本発明の精神を逸脱せずに行う各種の同様の効果をもつ改良又は変更は、特許請求の範囲に示す発明に含まれるものとする。
【符号の説明】
【0024】
100 信号伝送構造
101 構造本体
102 信号伝送端子
103 主要部材
104 スライド部材
105 スライドレール
106 リンケージ
107 第一端
108 閉鎖部材
109 第二端
110 弾性部材
111 固定点
112 弾性部材
113 閉鎖片部部
114 弾性部材
115 ストッパー
116 軸部材
117 収納槽
118 回転軸(芯棒)
119 回転軸(芯棒)
120 ねじ
121 回転軸(芯棒)
122 ねじ
123 ストッパー
124 カム
126 頂点
205 スライドレール
206 リンケージ
207 第一端
208 平面
209 第二端
211 固定点

【特許請求の範囲】
【請求項1】
信号伝送構造であって、
第一回転軸と、第二回転軸と、第三回転軸と、第一弾性部材及び第二弾性部材を有する連動構造と、
前記連動構造の前記第一回転軸と前記第一弾性部材に旋回され展開される信号伝送端子と、
スライドレールを有し、また前記スライドレールは少なくとも一つの斜面と固定点を含むスライド部材と、
前記第三回転軸で旋回する第一端及びカムで構成される第二端を有するリンケージと、
前記連動構造の前記第二回転軸と前記第二弾性部材により旋回される閉鎖片部を有する閉鎖部材と、
を含み、
前記信号伝送端子の収納時には、前記信号伝送端子は前記スライド部材をスライドさせ、前記スライド部材に推進されることで前記閉鎖部材は旋回され、前記閉鎖部材の前記閉鎖片部に前記信号伝送端子をロックさせ、また前記リンケージの前記カムは前記スライドレールの前記斜面上を前記固定点まで移動することを特徴とする信号伝送構造。
【請求項2】
前記スライドレールの前記斜面等は複数の異なる高低差の斜面であることを特徴とする、請求項1に記載の信号伝送構造。
【請求項3】
前記スライド部材は前記連動構造の第三弾性部材が前記信号伝送端子で旋回され展開した後、本来の位置へ復位することを特徴とする、請求項1に記載の信号伝送構造。
【請求項4】
前記スライド部材は前記信号伝送端子を推進させるストッパーをさらに含むことを特徴とする、請求項1に記載の信号伝送構造。
【請求項5】
前記信号伝送端子が旋回し展開する方向と前記閉鎖部材が旋回する方向は相反することを特徴とする、請求項1に記載の信号伝送構造。
【請求項6】
前記信号伝送端子が旋回し展開する時、前記カムは前記固定点から外れ、前記スライド部材は前記第三弾性部材により移動させられ、前記信号伝送端子を前記閉鎖片部から外させ旋回させ展開させることを特徴とする、請求項3に記載の信号伝送構造。
【請求項7】
携帯式電子装置であって、
構造本体と、
前記構造本体内に設置される信号伝送構造を含み、
前記信号伝送構造はさらに、
第一回転軸、第二回転軸、第三回転軸、第一弾性部材及び第二弾性部材を有する連動構造と、
前記連動構造の前記第一回転軸と前記第一弾性部材により旋回され展開される信号伝送端子と、
斜面と固定点で構成されるスライドレールを有するスライド部材と、
前記第三回転軸で旋回する第一端及びカムを有する第二端を有するリンケージと、
前記連動構造の前記第二回転軸と前記第二弾性部材により旋回される閉鎖片部を有する閉鎖部材を含み、
ここでは前記信号伝送端子の収納時には、前記信号伝送端子は前記スライド部材を推進し、前記スライド部材に推進されることで前記閉鎖部材は旋回し、前記閉鎖部材の前記閉鎖片部に前記信号伝送端子をロックさせ、また前記リンケージの前記カムは前記スライドレールの前記斜面上を前記固定点まで移動することを特徴とする携帯式電子装置。
【請求項8】
前記信号伝送端子が旋回し展開する時、前記カムは前記固定点から外れ、前記信号伝送端子を前記閉鎖片部から外させ旋回させ展開させることを特徴とする、請求項7に記載の携帯式電子装置。
【請求項9】
前記スライド部材は前記連動構造の第三弾性部材が前記信号伝送端子により旋回され展開された後に本来の位置へ復位されることを特徴とする、請求項7に記載の携帯式電子装置。
【請求項10】
信号伝送構造であって、
第一回転軸、第二回転軸、第一弾性部材及び第二弾性部材を有する連動構造と、
前記連動構造の前記第一回転軸と前記第一弾性部材により旋回され展開される信号伝送端子と、
固定点からなるスライドレールを有するスライド部材と、
支点となる第一端及び前記スライドレール上を移動する第二端を有するリンケージと、
前記連動構造の前記第二回転軸と前記第二弾性部材により旋回される閉鎖片部を有する閉鎖部材を含み、
前記信号伝送端子の収納時には、前記信号伝送端子は前記スライド部材を推進し、前記閉鎖部材は前記スライド部材に推進されることで旋回し、前記閉鎖部材の前記閉鎖片部に前記信号伝送端子をロックさせ、また前記リンケージの前記第二端は前記スライドレールの前記固定点まで移動することを特徴とする信号伝送構造。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2012−129967(P2012−129967A)
【公開日】平成24年7月5日(2012.7.5)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−20757(P2011−20757)
【出願日】平成23年2月2日(2011.2.2)
【出願人】(510103336)佳能企業股▲分▼有限公司 (18)
【Fターム(参考)】