説明

信号柱

本発明は、特に、積み重ねられた段から構成され、且つ回転によって互いに固定された光学交通信号柱に関する。各段のベースは、その周縁部に沿って分散配置された、楕円形通路(12)と固定されたコネクタ(30)とを有する。導体(20)は、それぞれが互いに角度がオフセットされた2つの端部(21、23)を有するロッドであり、共通ロッド(20C)は、他のロッド(20A)と同一である。諸コネクタは同一であり、それらのコネクタは、関連する段のロッド(20)の底部(23)と、隣接する段のそれぞれのロッドの頂部(21)とをそれぞれ固定し、2つの固定点間の角度オフセットは、ロッドの両端部の角度オフセットに対応する。コネクタ(30)とロッド(20A、20C)とは、一方の段から他方の段で、共通ロッドのほぼ同一の角度位置と、他のロッドの角度オフセットとをもたらすように相互に配置され取り付けられる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、積み重ねられた構成に固締(fasten)された、視覚、聴覚、又はその他の種類の信号段から構成された信号柱に関し、それらの段はそれぞれ、ベースと側壁とからなる本体と、電源と、本体内に収容された信号部材との接続をもたらす導体とを有する。
【背景技術】
【0002】
この種の信号柱が、仏国特許第2128998号から知られている。この特許文献に記載されている電源導体は、第1の雄型接続端部と第2の雌型接続端部とを備えるブレードからなる。積み重ねられた諸段内に配置された、相似した(homologous)諸導体が、一方の雄型端部を他方の雌型端部に挿入することによって直列に配置されている。相互接続機能に完全に頼る(assume)かかる導体の製造は、複雑である。さらに、これらの従来の柱では、各段は、2本の特有の導体によって電力供給され、このことは、柱のベースにおける導体の数を相当増加させることになる。
【0003】
欧州特許第755494号は、電源導体が折り曲げられて、一方の端部でU形ブリッジを、それらの他方の端部で肘部(elbow)を形成する信号柱を開示している。このようにして、積み重ねられた諸段内に配置された相似した諸導体が、一方の肘部を、他方の相似した導体のU形ブリッジと弾性に取り付けることによって、直列に配置されている。しかし、この構成は、接続の質が、導体の形状及び弾性に完全に頼られるので、接触不良が生じる恐れがある。さらに、先の特許文献にあるように、柱の各段は、2本の導体によって電力供給されているが、これらの導体の数は制限されなければならない。
【0004】
導体の数を制限するために、柱の各段には、各段同士を接続することによって最下段から最上段まで延びる共通導体が設けられ、各段に関しては、最下段から始まり、直ぐ上の段の方へと引き継がれる必要のない、割り振られた導体が設けられている。各段間の接続は、この目的で、仏国特許第2517021号に記載されているように、導体用接続点の角度オフセットを用いてもたらされる。その欠点は、様々な段に同じ角度でアセンブリを配置することが望まれる場合、割り振られた導体の形状とは異なる形状の共通導体が使用されなければならないことである。
【0005】
独国特許第10041202号は、いくつかの積重ね可能な信号要素を有する信号柱を記載している。各要素には、その側壁に沿って延びる導電体から電力供給される光源が設けられている。1本の導体が、全ての信号要素に共通しており、それらの信号要素のそれぞれに電力供給する。もう1本の導体が、各段の電力供給に特有となっている。各導体は、隣接する信号要素のための接合ブリッジを形成する第1の端部を有する。共通導体は、柱に沿って垂直に延びるという特有の特徴を有し、一方、各信号要素に特有の導体は、一方の段から他方の段で角度がオフセットされている。共通導体の接合ブリッジは、節(knot)の形を取り、従って、この垂直軸に沿って延びることができる。仏国特許第2517021号にあるように、この特許文献は、全ての段に共通な導体と、各段に割り振られた特有の導体とを使用することを提案している。従って、提案されたこの解決策は、導体の数を制限することを可能とする。しかし、この解決策は、特有の導体の形状とは異なる形状の特有の導体を使用することを必要とし、このことが製造方法を複雑にし、且つその費用を増大させている。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明の目的は、簡単且つ安価に製造され得る信号柱を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明によれば、信号柱は、主軸に沿って積み重ねられた構成で取り付けられ、且つ回転によって互いに固締された信号段、特に視覚信号段から構成され、それらの段はそれぞれ、ベースと円筒壁とを備えた本体を有し、また、信号部材と、本体の周縁部にわたって分散配置され、且つ軸に平行に延び、それによって電源と信号部材との電気的接続をもたらす導体を収容し、段内に収容されたそれらの導体は、導電ロッドであり、段内に収容されたそれらのロッドは、共通ロッドと、少なくとも1本の段特有ロッドとを備える。本発明による柱は、以下の特定の特徴、即ち、
・共通ロッドは、他のロッドと同一であることと、
・共通ロッドは、一方の段から他方の段で、互いにほぼ同一の角度位置を有し、また、特有のロッドは、互いに角度オフセットを有することという特徴を有する。
【0008】
特定の特徴の1つによれば、ベースは、コネクタを有し、各コネクタは、当該段のロッドの第1の端部と、隣接する段のそれぞれのロッドの第2の端部とをそれぞれ固締するための2つの固締点を備える。
【0009】
別の特定の特徴によれば、導電ロッドはそれぞれ、互いに角度がオフセットされた2つの端部を有する。
【0010】
別の特定の特徴によれば、コネクタの2つの固締点は、角度オフセットを有し、この角度オフセットは、ロッドの2つの端部間で示される角度オフセットに対応する。
【0011】
特有の一実施形態によれば、導電ロッドは、柱の主軸に沿って向けられ、それにより脚部と頭部とを介してそれぞれのコネクタと協働する、直線の両端部と、中間オフセット区画とを有するクランクの形である。
【0012】
特定の一特徴によれば、段内に収容された共通ロッドは、同じ段内に収容された他のロッドの脚部/頭部角度オフセットとは逆方向の脚部/頭部角度オフセットで配置される。このようにして、共通ロッドは、一方の段から他方の段で同一の角度位置を示す。
【0013】
別の特定の特徴によれば、コネクタは、共通ロッドと他のロッドとで同一であり、各コネクタは、下側段からのロッドの頭部用固締点と、当該段のロッドの脚部用固締点との間に、ロッドの脚部と頭部との間のオフセットにほぼ等しい間隔にわたって延びている。従って、このコネクタは、ロッドの2つの端部間の角度オフセットを補償することができ、それによって、共通ロッドが柱の軸に平行に延びることを可能としている。
【0014】
別の特定の特徴によれば、各コネクタは、当該段の導電ロッドの第1の端部を固締するための要素と、隣接する段のそれぞれの導電ロッドの第2の端部を接続するための弾性クリップとを有する。
【0015】
別の特定の特徴によれば、各コネクタのクリップは、ほぼ接線方向となるように向けられ、且つ本体のベースの周縁部に形成された楕円形通路に向けて開口している。
【0016】
別の特定の特徴によれば、コネクタはベースに固定されている。
【0017】
別の特定の特徴によれば、各コネクタは、本体のベースと一体に成形された絶縁スタッド内に嵌合又はスナップ嵌めされている。
【0018】
別の特定の特徴によれば、段の本体は、段のベースとは反対側の端部に、その段に特有の導電ロッドの頭部をしっかりと保持するための固締孔を周縁部に備えた支持部を有する。
【0019】
別の特定の特徴によれば、段内には、その段に特有の信号部材用の2つの接続部片が設けられており、各接続部片は、それぞれの導電ロッドの脚部が貫通する開口を有する。
【0020】
別の特定の特徴によれば、導電ロッドの脚部は、コネクタ内に形成された固締孔と、接続部片内の開口とのどちらとも接触して嵌合される。
【0021】
添付の図面を参照して以下に続く詳細な説明は、例によって示される実施形態を表すものである。
【発明を実施するための最良の形態】
【0022】
諸図において示される信号柱Cは、いくつかの積み重ねられた信号段又はモジュールAを備える。図1から分かるように、柱Cは、垂直軸Xに沿って延び、且つ、互いに固締された4つの段A1〜A4を有し、最下段A1は、導電体が通ることを保証する台座Sに固締され、最上段A4は、例えば、カバーで覆われている。当然ながら、この柱は、異なる数の段を有してもよい。
【0023】
段Aの本体10は、いくつかの導電ロッド20を収容している。分かりやすいように、図2は段Aの単一のロッドを示している。本体10は、軸Xを有する円筒又は角柱形であり、いくつかの湾曲通路12と、これらの通路に隣接し、且つ、コネクタ30を受けるためのスタッド13とが周縁部の周りに設けられたベース11を有する。ベースとは反対側の端部(即ち図の頂部の方)には、本体10は、上側段Ai+1の本体10のベースを据えるように設計されたキャップ又はフレーム等の支持部14を有する。フレーム14は、段Aのそれぞれのロッド20の上側端部用の保持孔18aがそれぞれ設けられた固締タブ18を有する。
【0024】
ベース11は、その中央に、取付け部17上に配置又は固締された信号部材16を有する。この部材は、2本のロッド20、即ち一方が段Aの部材16に割り振られたロッド20A、他方が各段の部材16に接続するための共通ロッド20Cである、2本のロッドから電力供給されなければならない。従って、この「割り振られた」ロッド20Aは、後続の(上側)段Ai+1に接続されないが、共通ロッド20Cは、後続の段に接続され、上側の諸段に割り振られたロッド20Aにも同じことが当てはまる。段Ai+1は、ガイド、停止、及び係止装置を使用して、軸Xの周りを限られただけ回転させることによって、下にある段Aに固締されており、こうした装置類は本発明の一部分をなすものではなく、本明細書では示されていない。
【0025】
さらに詳細には、各ロッド20はクランクの形であり、頭部21で終端する上側部分と、軸Xの周りでの角度オフセットを決定する中間区画22と、脚部23で終端する下側部分とを備える。角度オフセット、即ち対応する周縁部の間隔が、図4及び5でaとして示されている。ロッドの上側及び下側部分は、直線で、且つ軸Xに沿って延び、一方、中間区画22は、ほぼ水平且つ接線方向に延び、従って、脚部と頭部との間の所望の角度オフセットを決定することになる。頭部21は、要素Aのフレーム14のタブ18内に形成された保持孔18a内に固締され、一方、脚部23は、要素Aの本体10の底部に配置されたコネクタ30に係合され保持される。さらに、頭部21は、上にある段Ai+1に属する関連したコネクタ30に現れ、それにより、このコネクタに保持されることになる(図4参照)。変形形態では、コネクタ内での頭部と脚部との配置は、当然ながら、ベース11と支持部14とによって遂行される機能に合わせて逆にされてもよい。
【0026】
本発明によれば、共通ロッド20Cは、割り振られたロッド20Aと同一であることに留意されたい。しかし、段内の割り振られたロッド20Aは全て、同じ方向に配置され(例えば、頭部21が、脚部23に対して反時計回りの方向にオフセットされる)、共通ロッド20Cは、逆方向に配置される(例えば、頭部21が、脚部23に対して時計回りの方向にオフセットされる)。この様子が、図3、及び5〜8から分かる。
【0027】
コネクタ30は、現段のロッドの脚部23と、下側段の関連したロッドの頭部21とのどちらともを固締するように折り曲げられた導電性金属部品であり、頭部21は取外し可能に固締される。このコネクタは、関連したロッドの脚部23用の固締受口31を有し、この受口は、例えば取付けパッド32を切り抜くことによって得られる。コネクタ30は、クリップ33の弾性分岐の通路12に向けて開口し、それによって、下側段から現れる頭部21用のハウジング34を形成している。各コネクタは、スタッド13又はベース11のハウジング内に嵌合又はスナップ嵌めされ、且つ、ベース内の穴に係合された固締タブ35によって定位置に保持されている。
【0028】
諸図から分かるように、頭部用のハウジングと脚部を固締するための孔との間に見られるコネクタの長さは、ロッド20のオフセット区画22の長さaとほぼ等しいか、又は、ほぼ同程度の長さである。言い換えれば、回動によって段A上に段Ai+1を組み立てるとき、このオフセットが周縁方向に吸収(take up)されることが可能となる。従って、様々な段の共通ロッド20Cの頭部21は、同じ角度位置となる。これに対して、「割り振られた」ロッドの頭部21は、各段間で、2aに相当する角度だけ相互にオフセットされる。
【0029】
段Aの部材16に電力供給する目的で(図5〜8参照)、段の本体10には、コネクタ30と部材16のそれぞれの端子との間にほぼ半径方向に延びる2つの接続部片36が設けられている。好ましくは、この部片36は単に、孔37が設けられた接点ブレードからなる。関連したロッドの脚部23は、ロッドと接続部片とが接触した状態で、この孔37を貫通している。従って、この部片は、脚部23を収容するコネクタ30の、切り抜かれた受口31上に配置される。さらに、この部片は、ベース11の耳部19内に圧力嵌めされることによって定位置に保持される(図9参照)。
【0030】
段に特有の2つの接続部片36A、36C(図5〜8参照)は、その段に割り振られたロッド20Aと、共通ロッド20Cとにそれぞれ接続されていることを指摘しておきたい。従って、段A1(図5)は、1つの共通コネクタと4つの他のコネクタ(1つはA1用、他の3つはA2、A3、A4用)とを有し、段A2は、1つの共通コネクタと3つの他のコネクタ(1つはA2用、他の2つはA3、A4用)を有し、段A3は、1つの共通コネクタと2つのコネクタ(A3及びA4用)を有し、段A4は、1つの共通コネクタと1つの指定されたコネクタとを有する。ロッド20A、20Cと関連したコネクタは全て同一である。
【0031】
説明された柱の要素は、以下のように嵌合される。コネクタ30は、それらのそれぞれのスタッド13内に挿入され、それらのタブ35によって固締され、次いで、段の2つの接続部片36A、36Cがそれぞれのコネクタ30A、30Cのパッド32上で中央に合わせられる(center)。次いで、ロッド20の脚部23が、コネクタと接触するように、受口31内に力を加えて挿入され、一方、頭部21は、タブ18内の孔18aに嵌め込まれて、確実な配置となる。上側段Ai+1は、段Aのフレーム14上にあるそのベース11によって、ロッド20の頭部21が、クリップ33に入らずにそれぞれの通路12内に係合するように配置される。その後、上側段は、軸Xの周りで回転され(図2の水平矢印)、従って、頭部21は、クリップ33に入るまで、それぞれの通路12内に進入することになる。回転が完了すると、各頭部21は、そのハウジング34内に維持され、その結果、Aの極と、対応するAi+1の極との所望の接続が保証される。共通ロッド20Cは、他のロッド20Aとは逆に、接線方向にオフセットされており、また、コネクタ30の長さは、ロッドの区画22によってもたらされる、接線方向オフセットaに等しいので、段Aのロッド20Cの頭部21は、段Ai−1のロッド20Cの頭部21と同じ角度位置となる。これに対して、Aのロッド20Aの頭部は、対応するAi−1のロッド20Aの頭部に対して反時計回り方向に2aだけ進められることになる。
【0032】
図6〜8は、段Ai−1に割り振られたロッドが、段Aには引き継がれていないことを示し、従って、引き継がれたロッドの頭部21は、間隔(step)2aだけ進められていた。
【図面の簡単な説明】
【0033】
【図1】段化(staged)信号柱を側面図で示す。
【図2】本発明による柱の段を軸方向拡大断面で概略的に示す。
【図3】2つのコネクタと、関連したロッドとを、拡大尺且つ平面図で示す。
【図4】導体の両端部と、関連したコネクタとの分解図である。
【図5】図1に示された柱の様々な段において作成される接続部を平面図で概略的に示す。
【図6】図1に示された柱の様々な段において作成される接続部を平面図で概略的に示す。
【図7】図1に示された柱の様々な段において作成される接続部を平面図で概略的に示す。
【図8】図1に示された柱の様々な段において作成される接続部を平面図で概略的に示す。
【図9】相互に接続された2つの段の部分斜視図である。
【符号の説明】
【0034】
A 段
X 主軸
10 本体
11 ベース
12 楕円形通路
13 絶縁スタッド
14 支持部
15 円筒壁
16 信号部材
18a 固締孔
20 導体(ロッド)
20A 段特有ロッド
20C 共通ロッド
21 第2の端部(頭部)
22 中間オフセット区画
23 第1の端部(脚部)
30 コネクタ
31 固締点(要素)
34 固締点(固締孔)
33 弾性クリップ
36 接続部片
37 開口

【特許請求の範囲】
【請求項1】
主軸に沿って積み重ねられた構成で取り付けられ、且つ回転によって互いに固締された信号段、特に視覚信号段から構成され、前記段がそれぞれ、ベースと円筒壁とを備えた本体を有し、また、信号部材と、前記本体の周縁部にわたって分散配置され、且つ前記軸に平行に延び、それによって電源と前記信号部材との電気的接続をもたらす導体とを収容し、段内に収容された前記導体が、導電ロッドであり、段内に収容された前記ロッドが、共通ロッドと、少なくとも1本の段特有ロッドとを備える信号柱であって、
前記共通ロッドが、他のロッドと同一であることと、
前記共通ロッドが、一方の段から他方の段で、互いにほぼ同一の角度位置を有し、また、前記特有のロッドが、互いに角度オフセットを有することとを特徴とする、信号柱。
【請求項2】
前記ベースが、コネクタを有することと、各コネクタが、当該の前記段のロッドの第1の端部と、隣接する段のそれぞれの前記ロッドの第2の端部とをそれぞれ固締するための2つの固締点を備えることとを特徴とする、請求項1に記載の信号柱。
【請求項3】
前記導電ロッドがそれぞれ、互いに角度がオフセットされた2つの端部を有することを特徴とする、請求項2に記載の信号柱。
【請求項4】
前記コネクタの前記2つの固締点が、角度オフセットを有し、この角度オフセットが、ロッドの前記2つの端部間で示される角度オフセットに対応することを特徴とする、請求項3に記載の信号柱。
【請求項5】
前記ロッドが、前記柱の前記主軸に沿って向けられ、それにより脚部と頭部とを介してそれぞれの前記コネクタと協働する直線の両端部と、中間オフセット区画とを有するクランクの形であることを特徴とする、請求項2乃至4のいずれかに記載の信号柱。
【請求項6】
段内に収容された前記共通ロッドが、同じ段内に収容された他のロッドの脚部/頭部角度オフセットとは逆方向の前記脚部/頭部角度オフセットで配置されることを特徴とする、請求項5に記載の信号柱。
【請求項7】
前記コネクタが、前記共通ロッドと前記他のロッドとで同一であることと、各コネクタが、下側段からのロッドの前記頭部用の前記固締点と、当該の前記段の前記ロッドの前記脚部用の前記固締点との間に、前記ロッドの前記脚部と前記頭部との間の前記オフセットにほぼ等しい間隔にわたって延びることとを特徴とする、請求項5又は6に記載の信号柱。
【請求項8】
各コネクタが、当該の前記段の前記導電ロッドの第1の端部を固締するための要素と、隣接する段のそれぞれの前記導電ロッドの第2の端部を接続するための弾性クリップとを有することを特徴とする、請求項3乃至7のいずれか一項に記載の信号柱。
【請求項9】
各コネクタの前記クリップが、ほぼ接線方向となるように向けられ、且つ前記本体の前記ベースの前記周縁部に形成された楕円形通路に向けて開口していることを特徴とする、請求項8に記載の信号柱。
【請求項10】
前記コネクタが、前記ベースに固定されていることを特徴とする、請求項3乃至9のいずれか一項に記載の信号柱。
【請求項11】
各コネクタが、前記本体の前記ベースと一体に成形された絶縁スタッド内に嵌合又はスナップ嵌めされていることを特徴とする、請求項10に記載の信号柱。
【請求項12】
前記段の前記本体が、前記段の前記ベースとは反対側の端部に、前記段に特有の前記導電ロッドの前記頭部をしっかりと保持するための固締孔を周縁部に備えた支持部を有することを特徴とする、請求項5乃至11のいずれか一項に記載の信号柱。
【請求項13】
段内に、前記段に特有の前記信号部材用の2つの接続部片が設けられ、各接続部片が、それぞれの導電ロッドの前記脚部が貫通する開口を有することを特徴とする、請求項12に記載の信号柱。
【請求項14】
前記導電ロッドの前記脚部が、前記コネクタ内に形成された前記固締孔と、前記接続部片内の前記開口とのどちらとも接触して嵌合されていることを特徴とする、請求項13に記載の信号柱。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【公表番号】特表2007−535096(P2007−535096A)
【公表日】平成19年11月29日(2007.11.29)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−506760(P2007−506760)
【出願日】平成17年3月24日(2005.3.24)
【国際出願番号】PCT/EP2005/051384
【国際公開番号】WO2005/108856
【国際公開日】平成17年11月17日(2005.11.17)
【出願人】(594083128)シュネーデル、エレクトリック、インダストリーズ、エスアーエス (52)
【氏名又は名称原語表記】SCHNEIDER ELECTRIC INDUSTRIES SAS
【Fターム(参考)】