説明

個人用身体洗浄装置

本発明は、個人用ボディケア装置、とりわけ歯ブラシの形態に関し、手動で誘導可能なケアツール、とりわけ歯ブラシと、制御装置によってケアツールから対話形式で制御可能な対話式表示を示す表示装置とを有し、ボディケア及び/又はケアツールに関連する少なくとも1つの動作パラメーターを検知するための検知装置が設けられ、これに応じてこの表示が制御装置によって制御可能である。本発明によると、最初に参照された検知装置は、装置ユーザーのケア対象の身体部分に対するケアツールの相対位置を検知するための位置検知手段を有し、表示装置に示される表示は、検知された相対位置に応じて制御される。本明細書において、画面表示は、有利には、ボディケア手順をシミュレートする仮想の動画表示であることができ、この動画は、装置ユーザーの実際の身体部分に対する実際のケアツールの検知された相対位置に応じて制御される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、個人用ボディケア装置、とりわけ歯ブラシの形態に関し、手動で誘導可能なケアツール、とりわけ歯ブラシと、制御装置によってケアツールから対話形式で制御可能な対話式表示を示す表示装置とを有し、ボディケア及び/又はケアツールに関連する少なくとも1つの動作パラメーターを検知するための検知装置が設けられ、これに応じてこの表示が制御装置によって制御可能である。
【背景技術】
【0002】
一方では、定期的に歯磨きを行う意欲を高めるために、歯ブラシから対話形式で制御可能なビデオゲームが表示される画面又はディスプレイを備える歯磨き装置が提供される。特に子供は、追加的にもたらされる娯楽性によって意欲が高められ、定期的に歯を磨く。あるいは、又は純粋な娯楽用ゲームに加えて、効率的かつ効果的な歯磨き方法が、例えば、歯ブラシユーザーが示される画像シーケンスを真似るような方法でそれにより示されてもよい。
【0003】
例えば、国際公開第2007/112112 A1号は、画面が歯ブラシ充電用のベースステーションに設けられ、歯磨き中はこの画面にビデオゲームが表示される歯磨き装置について記載する。ここにおいてビデオゲームは、歯ブラシから制御可能である。一方では、歯ブラシは、ビデオゲームの制御コマンドを入力するための手動で作動可能な入力キーを有する。他方では、歯磨き動作中に発生する接触圧及び加速度などの歯磨きパラメーターは、様々なセンサーによって歯ブラシで検知され、画面上のビデオゲームは、これらの検知されたパラメーターに基づいて制御される。それぞれ好適なビデオゲームをそれぞれのユーザーに表示するために、歯ブラシのアタッチメントは識別コードによって識別され、これに応じてビデオゲーム又はそのゲームのルールが選択される。これらの手段によって、個々のユーザーに対するある程度の適応が保証されたとしても、パーソナル化の程度及びそれぞれのニーズへの適応性は限定的である。
【0004】
米国特許出願公開第2008/0102953 A1号からは、ゲーム機でビデオゲームを制御するために、ゲーム機を制御するための入力装置として構成される歯ブラシが同様に知られている。ブラシに取り付けられるセンサーはブラシの動作を検出し、歯ブラシの動作信号に基づいて、ビデオゲームの仮想のゲーム対象の動作が制御される。更なる動作パラメーターは、例えば、正しい練り歯磨きが使用されたときに追加のゲームボーナスポイント又は機能を有効化するために、ブラシの更なるセンサー、したがって、例えば、湿度センサー、化学物質センサー、pHセンサー、温度センサー、又は練り歯磨き検出器によって検知される。
【0005】
米国特許出願公開第2006/0040246 A1号は、ベースステーションに配置することができ、かつ充電可能な電動歯ブラシについて記載する。ベースステーションは、例えばPAC−MAN(登録商標)などの対話式ゲームが表示されるディスプレイを含む。歯ブラシは、制御装置と無線で通信してゲームを制御し、このゲームは、ベースステーションから歯ブラシを取り外すか、又は歯ブラシに取り付けられた開始ノブによって起動する。歯ブラシのセンサーは歯ブラシの動作を検知し、画面でゲームのキャラクター又はゲームパーツの動作を制御するためにこれらが使用される。別のゲームを実行可能にするために、別のチップを使用することができる。画面に表示されるゲームをより巧みに行うと、ユーザーには、より多くの勝利ポイントが与えられる。
【0006】
独国特許出願公開第10153863 A1号からは、球状ディスプレイ部を軸の端部に配置できる歯ブラシが知られ、このディスプレイ部には、センサーによって検知された歯磨きの結果を表示できるか、又は正しい歯磨き手順の後に子供用のゲームを表示できる。しかし、ディスプレイに表示されるゲームの、歯ブラシからの対話式制御はもたらされない。むしろ、ディスプレイに表示されるプログラムの制御は、ディスプレイ部自体に配置された入力キーによって行われるため、娯楽性及び学習効果は限定的である。ディスプレイ部の実際のディスプレイは、ここにおいて球形状ディスプレイ部に挿入され、傷付き防止及び耐酸プラスチックで作製される球状キャップ形状の透明カバーによって被覆される。
【0007】
米国特許出願公開第2008/0141478号及び同第2008/0141476号には、対話形式で制御可能なゲームが表示されるディスプレイを備える、更なる歯磨き装置が示され、相互に競い合って、例えば「じゃんけん」などのゲームを行うことができるようにするために、複数の歯ブラシが相互に通信可能である。しかし、ここにおいてディスプレイは、歯ブラシ自体のハンドピースに取り付けられており、正しい歯磨きを支援するゲームを歯磨き中に行うことはできない。
【0008】
かかる娯楽用ゲームが、例えば歯ブラシなどのボディケア装置も実際に使用しようとする意欲を増加させるとしても、子供にとってはまさにゲームが重要になって、子供の関心が大きくそれてしまうので、ボディケア及びボディブラッシングの効率性を向上するという実際の目的が疎かになる危険性が存在する。したがって、装置を使用するための遊び心を持った動機付けと、装置の効率的な使用を支援する操作性とを組み合わせることが望ましく、正しい操作方法を教え、操作が正しくない場合には、それを修正する方法で介入するための遊び心を持った学習支援を提供することが有利であろう。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0009】
【特許文献1】国際公開第2007/112112 A1号
【特許文献2】米国特許出願公開第2008/0102953 A1号
【特許文献3】米国特許出願公開第2006/0040246 A1号
【特許文献4】独国特許出願公開第10153863 A1号
【特許文献5】米国特許出願公開第2008/0141478号
【特許文献6】米国特許出願公開第2008/0141476号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
本発明の目的は、先行技術の不利益を回避し、先行技術を有利な方法で発展させる、最初に参照された種類の改善されたボディケア装置を作製することである。とりわけ、子供にとっても容易な操作性が達成され、これにより正しくない操作が回避され、ボディケア装置の更に効率的な使用が支援される。
【課題を解決するための手段】
【0011】
この目的は、請求項1によるボディケア装置を通じて本発明に従って達成される。本発明の好ましい実施形態については、従属請求項に記述する。
【0012】
ボディケア中には、ケア対象の身体部分に対するケアツールの位置が測定され、測定された相対位置に応じて、ケアツールがケア対象の身体部分に正しく、完全に、正しい部位において、及び/又は十分に長時間誘導されたかどうかを装置ユーザーにフィードバックするために、表示装置に示される表示が変化する。本発明によると、最初に参照された検知装置は、装置ユーザーのケア対象の身体部分に対するケアツールの相対位置を検知するための位置検知手段を有し、表示装置に示される表示は、検知された相対位置に応じて制御される。本明細書において、画面表示は、有利には、ボディケア手順をシミュレートする仮想の動画表示であることができ、この動画は、装置ユーザーの実際の身体部分に対する検知された実際のケアツールの相対位置に応じて制御される。
【0013】
作用を受けるそれぞれの身体部分及び/又はそのケア状態を表示することは、装置ユーザーにとってとりわけ有用であり、特に更に運動能力の低い子供の場合はとりわけ有用である。本発明の更に有利な態様によると、検知装置は、身体部分を認識するための物体認識手段を有し、制御装置は、検知された物体認識データとボディケア及び/又はケアツールに関連する少なくとも1つの動作パラメーターとに基づいて、表示装置の表示を制御する。ボディケア装置が、例えば歯ブラシである場合、装置ユーザーの歯をケア対象の身体部分として検知して識別し、例えば、汚れの状態などに関連するパラメーター又は既に実行されたケアを表示することは、有利であり得る。例えば、大量の汚れが付着した歯が認識される場合、この歯をとりわけ集中的に磨く必要があることを装置ユーザーに示すために、例えば一組の歯の仮想画像を再生できる表示装置の表示は、例えばマークの形態、又は例えば着色など強調の形態で特に汚れた歯の特別な認識を含むことができる。この方法により、物体認識は、磨く対象の身体部分に対するケアツールの相対位置を表示しなくても、利点をもたらすことができる。
【0014】
しかし、とりわけ物体認識は、それぞれ識別された身体部分に対するケアツールの相対位置を表示装置の表示に画像で表すために使用される。例えば、右上の切歯を磨く場合、物体認識手段は、表示装置の仮想表示内で対応する画像部分が強調される、及び/又はマーク付けされることができるように、作用を受ける歯を右上の切歯として認識する。
【0015】
先に参照された位置検知手段は、原則として、ケア対象の身体部分に対するケアツールの相対位置の様々なパラメーターを含むことができる。本発明の単純な実施形態によると、検知された相対位置データは、身体部分からケア対象までのケアツールの距離だけを含むことができる。しかし、あるいは又は更に、位置検知手段は、それぞれの身体部分に対するケアツールの相対位置をより複雑な方法、とりわけ動的にも検知できる。本発明の展開では、ケア対象の身体部分に対するケアツールの傾斜及び/又は空間における絶対的なケアツールの傾斜を検知するための傾斜センサー、移動距離及び/又はそれぞれの身体部分に対するケアツールの移動方向及び/若しくは空間における絶対的なケアツールの移動方向を検知するための動作センサー、それぞれの身体部分に対するケアツールの速度及び/又は空間における絶対的なケアツールの速度を検知するための速度センサー、及び/又は身体部分に対するケアツールの加速度及び/又は空間における絶対的なケアツールの加速度を検知するための加速センサーを設けることもできる。検知手段の実施形態に応じて、表示装置に示される表示は、ほぼ詳細にボディケア手順をシミュレートできる。
【0016】
それぞれの身体部分を認識する、及び/又は識別するための物体認識は、原則として様々な方法で実行できる。本発明の有利な実施形態によると、物体認識手段は、それぞれの身体部分の少なくとも1つの解剖学的特徴を光学的に検知するための光学検知ユニットを有することができ、このユニットに基づいてそれぞれの身体部分を識別できる。かかる解剖学的認識により、装置ユーザーの身体に対するケアツールの正確な位置を精密かつ効率的に識別し、その結果、仮想表示を制御できる。
【0017】
単純で実用的な使用を可能にするために、光学検知ユニットは、有利には、マーク付け無しで機能する。すなわち、このユニットは、これまでのように対応するマークを付けることなく、それぞれの身体部分を認識する。とりわけ、このために少なくとも1つの解剖学的特徴を検知し、評価できる。
【0018】
本発明の有利な展開では、物体認識手段は、色及び色の対比、表面構造及び構造差、材料の差異、表面輪郭、及び/又は身体部分の空間形状を測定できる。これからそれぞれの身体部分を識別するために、原則として様々な手順を用いることができる。例えば、歯の三次元輪郭を測定した後に、1組の参照データとの比較及び/又は複数組の参照データとの比較によって、それぞれの歯を識別できる。
【0019】
この身体部分の識別から、及び/又はその物体認識データに関連して、それぞれの身体部分に対するケアツールの相対位置を簡単に測定できるようにするために、本発明の有利な展開によると、物体認識手段が、ケアツールに設けられた少なくとも1つの検知ユニットを有すると有利である。とりわけ、本発明の有利な展開では、ケアツールが身体へと誘導されると、カメラ又は光学センサーも同様に身体へと誘導されるように、物体認識のためにカメラ及び/又は光学センサーをケアツールに設けることができる。例えば、一方でケアツールを検知し、他方でケア対象の身体部分を検知する、独立して配置されるカメラの形態で、別個の検知ユニットを設けることも原則として可能である。しかし、このためには、検知ユニットに対する特定の身体位置、したがって、装置ユーザーによって追加的に保持されなければならない境界条件パラメーターが必要である。より単純な操作性を達成するためには、先に参照した、ケアツールにカメラが設けられた実施形態は、とりわけ有利である。
【0020】
本発明の展開では、先に参照した更なる検知手段又は位置検知手段のセンサーもケアツールに設けることができる。
【0021】
本発明の展開では、検知装置は、少なくとも1つの関連する身体ケアパラメーターが、個々に識別された身体部分に対して個別に検知されるように構成される。とりわけ、例えば、歯磨き動作、歯磨き時間、接触圧力、及び/又は作用面は、現在作用を受けている身体部分について個別に検知可能である、及び/又は測定可能である。本発明の有利な展開では、物体認識データと検知された動作パラメーターとの対応する関連付けは、物体認識とボディケアパラメーターの検知とが本質的に並行して行われるように、例えば接触圧力センサーなど参照されたボディケアパラメーターの検知手段及び物体認識手段がケアツールに設けられるという単純な方法で行うことができる。
【0022】
正しい装置の操作を直感的に感知でき、また子供の手に遊び心のある学習支援を提供できるようにするために、本発明の有利な展開では、制御装置は、表示装置での仮想の動画表示によってボディケア手順をシミュレートするシミュレーション装置を有し、この動画は、ケア対象の身体部分に対するケアツールの検知された相対位置及び/又はそれぞれの身体部分の検知された物体認識データに応じて、動画制御ユニットによって制御される。動画表示と検知された動作及びケアツールの動作パラメーターとの同期制御は、本明細書においてとりわけ有用である。これを通してそれぞれの装置ユーザーは、学習効果をすぐに発揮できるように、ケア動作、並びに/又はケア動作及び/若しくは制御コマンドに対応する動画の反応を同時に、又はわずかな時間遅延を経て表示装置で確認する。
【0023】
既に作用済みの身体部分、及びまだ作用していない身体部分について装置ユーザーを支援するために、本発明の展開では、シミュレーション装置は、既に作用した身体部分及び/又はまだ作用していない身体部分及び/又はこれから作用する身体部分を表示するための表示手段を有する。表示は、本明細書において原則として様々な方法で構成することができる。例えば対応する表示部分の着色によって、例えば対応するマークをケア対象の身体部分の仮想表示に適用することができる。例えば、十分に長時間歯を磨いた場合、その仮想表示は、ベージュの色調から白の色調に切り換わることができる。
【0024】
あるいは、又はこれに追加して、他の表示手段、例えばテキストの挿入、動画のキャラクター若しくは仮想表示のアバターの身振り若しくは顔の表情、ビープ音若しくは発声などの音響信号、又は例えば発光ダイオードなどの光信号、又は例えば一時停止の標識、矢印に斜線が付いたものなどの記号表示を使用することもできる。
【0025】
装置ユーザーに装置の正しい使用方法についての学習支援を行うために、本発明の展開では、シミュレーション装置は、例えば、ケア対象の身体部分におけるケアツールの移動経路などボディケアパラメーターの目標値及び/又は実測値を表示するための表示手段を有することができる。したがって、他の動作パラメーター又はボディケアパラメーターの目標値及び/又は実測値も表示でき、とりわけ、仮想の動画表示に組み込むことができる。したがって、とりわけ、動作速度、接触圧力、ケア時間、動作振幅、及び/又はケアツールの入射角の表示を組み込むことができ、有利には、目標値及び実測値がそれぞれ挿入される。
【0026】
本発明の展開では、本明細書において制御装置は、装置の動作におけるエラーを測定するために、動作パラメーター又はボディケアパラメーターの目標値と検知された実測値との比較を実行する評価ユニットを含むことができる。本発明の展開では、シミュレーション装置は、誤った操作が認識された場合、とりわけ1つ以上のボディケアパラメーター及び/又は動作パラメーターの目標値と実測値との差異が過剰な場合、仮想表示内でエラー表示を示すための表示手段を有することができる。
【0027】
先に参照した目標値及び実測値の表示は、原則として表示装置の動画表示に恒久的に挿入することができる。あるいは、シミュレーション装置は、誤った操作が実際に検知された、及び/又は所定の量を超えた場合にだけ、目標値及び/又は実測値及び/又はエラー表示を有効にする制御手段も含むことができる。
【0028】
本発明の有利な展開では、とりわけ、正しい装置の操作を支援するための画像表示を動画表示に組み込むことができる。例えば、歯ブラシの形態のボディケア装置では、目標の移動経路と実際の移動経路の線とを動画表示で示して、装置ユーザーがこれら2つの線を一致させようとすることができることはとりわけ有利であり、この結果、ケアツールの最適な操作に相当する。一方で圧力センサーが装備される場合、ユーザーは、推奨される接触圧について通知されることができ、これと比較して、実際の接触圧についても通知されることができ、この差は、例えば画像及び色によって示される。例えば、接触圧が高すぎる場合、直前に作用を受けた歯、つまりその仮想表示が赤色になることがある。あるいは、又は更に、赤色の棒で示される棒グラフ(長さは変更可能)も高すぎる接触圧を表示可能であり、かつ/又は緑色の棒で正しい接触圧を表示可能である。
【0029】
本発明の有利な展開では、先に参照した位置測定装置及び/又は物体認識手段と組み合わせて、それぞれの身体部分に関するケア時間を設け、とりわけそれぞれの歯の歯磨き時間を検知することができ、目標ケア時間が達成されると、仮想表示内で次の歯に進むための表示を有効にできる。これは、例えば、歯ブラシを更に移動させるときに、隣の歯の画像を強調することによって行うことができる。あるいは、又は更に、目標歯磨き時間が経過する前に歯ブラシが次の歯に移動したときには、エラー表示を生成することができる。
【0030】
本発明の展開では、ビデオゲームの表示若しくは経過、及び/又はボディケアシミュレーションの仮想の動画表示の表示のためだけではなく、様々なボディケアに関する他の情報を表示し、それぞれの装置ユーザーにビデオゲーム及び/又はシミュレーションゲームと所望の情報の表示との間を行き来して切り替えることを可能にするために、表示装置の画面を使用することが提案される。かかる情報は、本質的に多様であり得、例えば、対象として装置の充電状態を有することがあり、既に経過した歯磨き時間に関連することがあり、又は、使用されたアタッチメントを表示することがある。それぞれの装置ユーザーは、必要に応じて様々な表示モード間で切り替えることができ、したがって、画面の表示とユーザーのニーズとを一致させることができる。本発明によると、制御装置は、表示装置でビデオゲームを制御するためのゲームコントローラ及び/又はシミュレーションコントローラと、表示装置で情報を提供するための情報コントローラとを含み、ゲームコントローラ及び/又はシミュレーションコントローラによって生成されたゲーム表示から情報コントローラによって表示装置で生成された情報表示に切り替える、及び/又はその逆の切り替えを行うために、切り替えキーによって作動可能な切り替え装置が設けられる。本明細書で参照されたゲームコントローラ、シミュレーションコントローラ、及び情報コントローラは、別個のハードウェア構成要素である必要はないが、共同マイクロコントローラに様々なソフトウェアモジュールの形態で実現できる。
【0031】
ビデオゲーム及び/又は動画シミュレーションに加えて表示され得る情報は、本明細書において原則として本質的に多様であり得、例えば、使用される作業装置に関して事前に記憶された固定情報又は動作パラメーターの現測値を再現できる。本発明の展開では、ボディケア装置の事前に検知された動作パラメーター及び/又は検知された環境パラメーターから生成される評価も、表示装置に表示できる。本発明の展開では、制御装置は、検知された動作パラメーター及び/又は検知された環境パラメーターを評価するための評価ユニットを含み、切り替え装置は、切り替えキーを作動させることにより、それぞれの装置の操作者がビデオゲームから評価表示に切り替えられるように、評価ユニットと一体化することができる。
【0032】
切り替えキーは、本明細書において原則として様々な位置に配置することができる。歯磨き中の単純な操作を可能にし、歯磨き中の単純な方法での切り替えも可能にするために、切り替えキーをケアツールに設けて、装置ユーザーが、手動でケアツールを誘導している間に、所望の方法で画面表示を切り替えることができるようにする。有利には、本明細書において切り替えキーは、ケアツールのハンドル部、とりわけ、装置操作者の指先が置かれる領域に設けられる。
【0033】
あるいは、又は更に、所望の画面表示を表示装置に直接呼び出すことができるように、切り替えキーを表示装置自体に設けることもできる。これは、先に参照した評価ユニットに関連してとりわけ有利であり、歯磨き手順の終了後に、動作パラメーターの評価を表示装置に呼び出すことができる。これにより、例えば、切り替えキーを作動させて、制御装置に接続されているメモリに記憶された評価データを呼び出すことによって、親が子供の歯磨き行動を単純な方法で監視できるようになる。
【0034】
あるいは、又は更に、切り替えキーは、ケアツール及び/又は表示装置を配置できる、及び/又は接続できる、及び/又は充電できるベースステーションに設けることもできる。
【0035】
画面内用の切り替えは、本明細書において原則として様々な方法で実行することができる。例えば、画面表示への挿入を実行できる。あるいは、又は更に、分割表示の形態で、両方の画面表示の同時簡略表示を実行できる。しかし、本発明の好ましい展開では、それぞれ所望の画面内容は、他によって完全に置き換えられる。
【0036】
本発明の有利な展開では、画面表示間の切り替えを自動的に行うこともできる。このために提供される切り替え制御は、事前に設定されたボディケア装置の動作状態に応じて、好ましくは自動的に切り替え装置を作動させる。本発明の単純な展開では、これは時間制御を含むことができ、例えばゲームが開始されてから、例えば事前に設定された時間が経過すると、画面表示は、自動的に情報画面へと切り替わる。あるいは、又は更に、情報画面への切り替えは、ゲームコントローラによって制御されるビデオゲームの事前に設定されたゲーム結果に応じて行われることができる。例えば、歯磨き手順に関するデータ評価は、ゲームを正常終了した後にだけ表示される。
【0037】
あるいは、又は更に、ケア装置の誤った又は不完全な使用法が、制御装置の評価ユニットによって認識され、評価されたときに、切り替え装置が情報表示を挿入することもできる。例えば、歯磨き手順が、高すぎる歯磨き圧を加えながら正しくない歯磨き動作で実行される場合、ビデオゲームの代わりに操作方法を挿入できる。
【0038】
切り替え装置の手動作動は、原則として様々な方法で実行することができる。本発明の展開では、このために提供される入力装置は、キーを押す、キーに触る、及び/又はキーに接近することにより切り替え装置を作動させる作動キーを有することができる。とりわけ、機械的圧力キー及び/又はグラフィックタッチスクリーンキーを、本明細書において使用できる。
【0039】
あるいは、又は触知的方法で機能する作動キーに加えて、入力装置は、非接触式方法で機能するようにも構成でき、好ましくは、身体の手足の動きを検知する動作センサーを有する。
【0040】
表示装置に示される表示とそれぞれの装置操作者とのより適切な適合を可能にするために、とりわけ、それぞれのユーザーに対して表示装置で実行するゲームを適合できるようにするために、本発明の有利な展開によると、装置ユーザーにそれぞれ適合するゲームを表示できるように、表示装置に表示する複数のゲームを選択するための選択装置を設けることができる。このために、複数のゲーム及び関連する表示データは、表示装置に設けられ、選択装置による選択後にゲームコントローラによって制御されるメモリ装置に記憶できる。例えば、より単純なゲームは、年長の子供よりも年少の子供に対して選択することができる。
【0041】
あるいは、又は更に、ボディケア装置は、本明細書において取り外し可能な記憶装置及び/又は異なるゲームを有する様々な記憶媒体を挿入するためのインターフェイスを含むことができ、異なる記憶媒体によって選択を行うことができる。記憶装置及び/又は記憶装置のインターフェイスは、本明細書において原則として様々な位置に設けることができる。例えば、表示装置の上に直接配置することができる。あるいは、又は更に、インターフェイスは、新しいゲームソフトウェアをインポートするため、及び/又はソフトウェアをダウンロードするために設けることができる。
【0042】
本発明の代替の展開では、表示装置に表示されるゲーム又は動画シミュレーションの単純な個別化を行うこともでき、それぞれの記憶媒体は、ケアツールのハンドピースに配置できる、及び/又は接続できるアタッチメントに割り当てられる。例えば、RFIDチップがアタッチメントに存在することができ、このチップは、対応するゲーム情報を記憶し、この情報は、ケアツールのハンドピースから呼び出してゲームコントローラに転送でき、その結果、表示装置に対応するゲーム情報が表示される。あるいは、又は更に、参照されたアタッチメントに識別コードだけを記憶させることもでき、これにより、共に関連付けられた対応するゲーム情報がある時点でメモリに保存され、別の時点でそれぞれ接続されたアタッチメントの識別コードを要求することにより、このために記憶されたゲーム情報を呼び出すことができる。
【0043】
本発明の有利な展開では、特定のアタッチメントが識別されたときに、表示装置に表示するために呼び出すデータセットを装置ユーザーが指定できるように、記憶されたデータのアドレス指定は、本明細書においてプログラム可能である。
【0044】
画面表示の更なる個別化を可能にするために、以前設定された画面表示間から選択するだけではなく、画面表示の修正、変更、及び/又は生成を行うことができる。とりわけ、表示装置上で表示するために、記憶された表示は、ボディケア装置に設けられた入力装置によって個別に変更可能及び/又は個別に設定可能であり、かつ個別コードに関連付けられた記憶構成要素に記憶できるように構成される。事前に記憶された変形の選択を介して、表示を個別にプログラム可能であることにより、様々なニーズに応じた表示装置の使用法に多様に適応できる。表示の可変性は、本明細書において原則として様々な方法で構成することができる。例えば、記憶された表示は、それぞれ変更不能な基本部分と、個別に設定された表示によって記憶された表示を補足する、少なくとも1つの補足部分とを有することができる。例えば、記憶された表示の名前ウィンドウは、例えば、特定の名前で動画のアバターを指定し、次に表示装置上でアバターと共に表示するように個別にプログラム可能である。これにより、例えば、ビデオゲームで個別に指定した人物を生成できるようになる。
【0045】
表示の個々の変更及び/又は設定を行うための参照された入力装置は、本明細書において原則として様々な方法で構成することができる。例えば、個々の変更及び/又は設定を入力するためにタッチスクリーンを設けることができ、とりわけ、表示に対する変更を個別に実行できるようにするために、表示装置自体がタッチスクリーンなどの形態でディスプレイ要素を有することができる。
【0046】
あるいは、又は更に、プログラミング制御キーの形態、好ましくは、ディスプレイのボタン及び/又は入力コマンドをクリックするためのカーソル制御キーの形態で入力装置を設けることができ、かかるプログラミング制御キーは、表示装置及び/又はベースステーションに設けることができる。有利には、かかるプログラミング制御キーは、表示装置の表示をケアツールから個別に変更及び/又は設定できるようにするために、ケアツールに設けることもできる。
【0047】
本発明の展開では、かかる制御キーは、とりわけケアツールに設けられる場合に、画面に示される表示に応じて変更可能な方法で関与でき、好ましくは、ビデオゲーム中に、制御キーが、表示装置のビデオゲームを制御するための制御キー、とりわけ、表示装置及び/又はそこに表示される背景画像で、仮想画面要素をナビゲートする、及び/又はアバターをナビゲートするナビゲーションキーを形成するような方法で関与できる。一方、かかるビデオゲームではなく、設定メニューが表示装置に表示される場合、参照されたケア装置の制御キーは、メニューによって制御するためのナビゲーションキーを形成することができ、例えば、様々なメニューボタンをクリックできる。したがって、ケアツールの制御キーは、有利には、2つ又は多数の機能を有する。ビデオゲームの代わりに、又はビデオゲームに加えて、歯磨き行動に関する情報及び評価、並びに現在及び/又は過去の歯磨き時間を表示できる。情報内容に関する限りは大人を対象グループとしてより重視した他の大人用機能も、この表示装置に表示できる。
【0048】
本発明の展開では、個別に変更可能な、及び/又は生成された表示及び/又は情報は、個別に、好ましくはケアツールのそれぞれのアタッチメントを識別するコードと共に、及び/又はアタッチメントに設けられた記憶構成要素内に記憶されることができ、それぞれのアタッチメントが取り付けられると、個別に生成されたデータが呼び出され、表示装置の画面のディスプレイにもたらされることができる。
【0049】
ケアツールによって制御可能であるという事実にもかかわらず、表示装置は、有利には、それぞれ最も好ましい位置に配置することができるように、ベースステーション又はケアツールのいずれにも固定されて配置されず、いわば自由に配置することができた。本発明の展開では、表示装置は、ベースステーション及びケアツールとは独立して構成されるとともに、独立して配置可能である構成要素を形成し、この構成要素は、独立した場合であっても、ベースステーション及び/又はケアツールと通信を行うための通信インターフェイスを有する。独立型モジュールとして表示装置を構成することにより、表示装置は、ベースステーションの位置とは関係なく、子供にとって、又は大人にとっても容易に目に見える位置に配置でき、ケアツールの特定の前後の動き(歯ブラシの場合は、口腔内の歯磨き動作に対応する)を行っている間でも、可視性は良好である。それにもかかわらず、好ましくはビデオゲーム形態の画面表示は、ディスプレイの通信インターフェイスを介してケアツールから対話形式で制御できる。このために、ケアツールは、ディスプレイ構成要素への通信リンクを直接有することができる、又はベースステーションを介してディスプレイ構成要素と間接的に通信できる。
【0050】
表示装置の任意の所望の配置可能性にもかかわらず、ベースステーションに依存した行動半径を持たずに、表示装置への単純かつ効率的な電源供給を達成するために、本発明の有利な展開では、表示装置には、表示装置をベースステーションに接続することによって充電できる、充電式のエネルギー貯蔵素子が備えられる。本発明の展開では、表示装置及びケアツールの両方をベースステーションで充電できる。
【0051】
参照され、独立して構成された表示装置に加えて、ケアツールは、例えば、独立して構成された表示装置を補足する特定のイベントを示す、又は他の情報を移送するために、ケアツール自体に取り付けられた表示装置を含むことができる。本発明の展開では、ケアツールは、独立した表示装置でのゲームの経過に応じて、及び/又はケアツール自体の動作パラメーターに応じて、制御装置によってディスプレイ自体を制御できるディスプレイを含むことができる。例えば、ケアツール自体に設けられるディスプレイは、特に興味深い、又は重要なゲームの状況を独立した表示装置に示すために、使用することができる。
【0052】
ツールの表示装置は、原則として様々な方法で構成することができ、本発明の展開では、単純なディスプレイ手段が、独立した表示装置よりもケアツール自体に設けられる。本発明の有利な展開では、ケアツールは、点灯可能なハウジング部を有することができる、及び/又はツールのハウジングに配置できる照明要素を含むことができる。歯ブラシの形態のケアツールの場合、本発明の展開では、ハンドピースの前端部に点灯リングを設けることができ、これにより、例えば点滅する、及び/又は異なる色など異なる照明状態をもたらすことができる。
【0053】
本発明の展開におけるツールのディスプレイが、独立した表示装置のゲームの経過に応じて制御される場合、例えば、独立した表示装置のゲームが入力として制御コマンドを期待する、又はこれらを必要とするときには、例えば点滅の形態で、ツールのディスプレイに信号を与えることができる。
【0054】
しかし、独立した表示装置の表示要素は、有利には、より複雑な方法で構成される。とりわけ、電子表示パネルが、例えばLCDスクリーンの形態で設けられる。
【0055】
特許請求の範囲によるか、図面及び以降の説明によるかにかかわらず、これらの特徴及び他の特徴が示され、これらによって本発明の好ましい実施形態が図面に基づいて説明され、特許請求の範囲に包含されたかどうかに関係なく、特徴自体又はサブコンビネーションの特徴は、本発明の主題をなす。図は、以下を示す。
【図面の簡単な説明】
【0056】
【図1】歯磨き装置の形態のボディケア装置の略図であり、歯ブラシ及び対話形式で制御可能な歯磨きゲームを表示するための表示装置を含み、これらの両方はベースステーションで充電できる。
【図2】表示装置の画面に示される対話形式で制御可能な歯磨きゲームの経過の略図であり、参照された表示装置は、ゲーム中の異なる時点での複数の表示を示す。
【図3】ベースステーションに配置された歯ブラシの概略図であり、磁気的に機能する保持手段を示すために、歯ブラシはベースステーション上で揺動可能であることを示す。
【図4】手動で作動させて、対話形式で制御可能なゲームのアバターを制御できる、歯ブラシのナビゲーションスイッチの部分的表示。
【図5】画面の内容を切り替えるための表示装置の切り替えキーの概略図。
【図6】歯ブラシの形態のケアツールのハンドピースの画面制御キーの概略の部分的表示。
【発明を実施するための形態】
【0057】
図1に示される歯磨き装置1は、ハンドルを形成するハンドピース3及びハンドピース3に着脱可能に固定されたアタッチメント4を含む電動歯ブラシ2を含み、示されている実施形態の形態では、アタッチメント4は、剛毛面5を有するアタッチメントブラシであるが、プラスチックストリップ、歯間ブラシなど他の歯磨き要素を任意に有してもよい。
【0058】
ハンドピース3の内部には、好適に構成された動力伝達系を介してアタッチメント4の剛毛面5を駆動できる駆動モーターが収容されている。更に、電池の形態のエネルギー貯蔵要素がハンドピース3の内部に設けられており、この電池は、充電接続部6を介して充電できる。参照された充電接続部6は、有利には、ハンドピース3の後端部に配置されており、これにより、一方では通常動作時に収納し、もう一方では充電可能であるために、ベースステーション7に設置又は配置できる。
【0059】
図3が示すように、歯ブラシ3は、ベースステーション7のステーション本体8上に直立し、このステーション本体は、本質的に平板の形態で構成され、本発明の有利な実施形態によると、直立位置は、ロッキング係合又は同様の係合なしで達成され、図3から明らかになるように、直立状態の歯ブラシ2が前後に揺動できる。
【0060】
このためには、一方で、形状の一致する、一対の軸受表面10が軸受け手段9として設けられ、この軸受け手段は、表面の片が相互にもたれかかる、それぞれ多軸の一対の湾曲した揺動面を形成する。具体的には、示される実施形態の形態では、ステーション本体8の軸受表面10aは、回転対称のトラフの形態で構成されるが、歯ブラシ2のハンドピース3の前面端部は、卵形又は球状キャップ形状の面片又は別の方法では、回転対称の凹状に湾曲する面片を形成し、この面片は、参照された回転軸トラフ10aに収まる。有利には、軸受表面10a若しくは10bの1つ、又はその両方は、中心位置を実現するために平坦部を有することができる。
【0061】
直立位置に配置された歯ブラシ2を維持するために、歯ブラシ2とベースステーション7との間で作用する磁気的保持手段11は、軸受け手段9の領域に設けられ、この軸受け手段9はセンタリング効果を有し、参照された歯ブラシ2を静止位置で垂直の直立状態に保持する。参照された磁気的保持手段11は、本明細書においてベースステーション7内に永久磁石を含むことができ、磁石は、ハンドピース3の端部片の金属製軸受要素に、例えば軸受リングの形態で作用する。したがって磁気的保持手段11は、有利には、ハンドピース3が所望の中心位置から動かされたときに、自己修復運動量がハンドピース3に作用するように構成される。示される実施形態では、この自己修復装置は、磁気的保持手段11によって形成される。
【0062】
したがって歯ブラシ2は、有利には、ベース部7から誘導的に充電される。したがって、ベースステーション7に設けられ、充電接続部6と相互作用する充電接続部12と同様に、ハンドピース3の充電接続部6は、誘導的に機能する方法で構成される。充電接続部6及び12の両方は、有利には、周囲から遮蔽される、又は被包される。とりわけ、これらは、充電電流の非接触伝送が実行されるように、ハンドピース3又はベースステーション7のハウジングの下に配置されることができる。直立装置の磁気面が相互に弱化する方法で電磁気交番磁界に干渉できないようにするために、2つの装置は、相互に対して「入れ子」状に配置できる。例えば変形では、直立磁石は、(充電電流を伝導するための)電磁結合用誘導コイルを含むように構成される。直立磁石を取り囲むスプールを有する反対の構成も、更なる変形として提供される。直立磁石は、ベースステーション及び/又はハンドルの下部に配置される。直立磁石を有する誘導性エネルギー伝導のこの対象は、所望の方法で実施形態の他の形態と組み合わせることができ、本発明の独立した対象であることもできる。
【0063】
ベースステーション7は、有利には、画面又はディスプレイの形態、例えばLCD画面として構成できる電子的表示要素14を含む表示装置13のトラフとして更に機能する。
【0064】
参照された表示装置13は、本明細書においてベースステーション7から独立した、独立型ユニットとして構成され、この独立型ユニットは、ベースステーション7によって充電されるためにベースステーション7に接続できるが、ベースステーション7から独立して作動することもできる。
【0065】
示される実施形態の形態では、本明細書における表示装置13は、表示装置13の下部を形成し、参照された表示要素14を担持する、ベース本体15を含む。本発明の有利な実施形態では、透明なカバーベル16が参照された表示要素14に被せられ、このベルは表示要素12を被覆又は封入し、有利には、参照されたベース本体15に流体密封法で接続され、表示要素12をカバーベル13の下で構成する。
【0066】
表示要素14に電源をもたらすために、電池の形態のエネルギー貯蔵要素はベース本体15と一体化されており、この電池は、充電接続部17を介してベースステーション7から充電できる。有利には、表示装置13の充電接続部17及び充電接続部17と相互作用するベースステーション7の充電接続部18も、本明細書において誘導的に機能する方法で構成され、充電電流を非接触法で伝導でき、充電接続部17又は18は、湿度に備えて埋め込まれる、とりわけ、各部分のハウジングの下で被覆されることができる。
【0067】
図1が示すように、表示装置13のベース本体15の下面は接触領域を形成し、表示装置13は、これにより任意の平坦面に配置されることができる。
【0068】
特に図示されない通信インターフェイス19により、表示装置13は、歯ブラシ2と通信できる。無線通信を行うためには、送信側/受信側構成要素が本明細書において表示装置13に設けられ、歯ブラシのハンドピース3の対応する送信側/受信側構成要素はこの構成要素を使用して通信することができ、データは、有利には、両方向に伝送されることができる。例えば、表示装置13と歯ブラシ2とのBluetooth接続を確立するために、これら2つの部分にBluetoothインターフェイスを設けることができる。
【0069】
表示装置13は、表示要素12の表示を制御し、歯ブラシ2のハンドピース3から受信した制御コマンドを画面表示の対応するグラフィックコマンドに変換する、制御装置20を更に有する。
【0070】
とりわけ、参照された制御装置21は、表示要素14にビデオゲームを表示し、これを対話式に制御することができ、このビデオゲームは、例として図2に示されるようにボディケア周期をシミュレートする。
【0071】
少なくとも1つのアバター22及び/又は仮想要素が、有利には、表示要素14に示されるが、これらは、画面で移動若しくは誘導できる、及び/又は画面背景で移動若しくは誘導できる。示される実施形態では、アバター22は、子供の形で形成され、歯磨き対象の一組の歯を象徴する水中の砂礁を磨くために、島の上及び島の前の水中世界を移動できる。
【0072】
参照されたアバター22は、本明細書において歯ブラシ2によって画面表示又は表示要素14上でナビゲートされることができる。このために、歯ブラシ2のハンドピース3は、参照された通信インターフェイス19又は20を介して制御装置21に伝送され、表示要素14でアバター22の動作を制御するナビゲーション、コマンドを生成するためのナビゲーション制御手段を含む。図4によって示される実施形態では、参照されたナビゲーション制御手段は、本明細書において、一方では手動で作動できるナビゲーションスイッチ23を含み、これは、原則として様々な方法で構成することができ、例えば、ラップトップコンピュータで知られ、様々な方向の力の引加又は作動を認識し、様々な方向のナビゲーション制御信号に変換する、マウストラックボールの形態で設計されることができる。
【0073】
子供用にアバター22のナビゲーションを単純化するには、ハンドピース3のナビゲーションスイッチ23が、有利には、4つの方向に配向された圧力部分を有する4つの位置を持つ圧力スイッチとして構成され、このスイッチは、有利には相互に対して十字の形状で配置される。1つ又は2つの隣接する圧力部分を押すことにより、対応する方向に向かう、所望により多層でもあるナビゲーション制御信号を生成することができ、この信号は、対応する方向へのアバターの動作に変換される。圧力部分と画面との間の固定方向の割り当ては、本明細書において、例えば、アタッチメント4に向けて配向される圧力部分を押し下げると、常にアバター22が画面の上端部に向かって上方に移動するなどのような方法で指定できる。あるいは、方向の割り当ては仮想表示内に示されるブラシの向きに依存することもでき、したがって、ブラシの仮想表示は、例えば、実際の歯ブラシの右側にある圧力部分が押し下げられる場合、画面におけるその回転位置に関係なく、仮想のブラシ表示の長手方向軸に対して直角に常に右に動く。しかし、これは子供にはあまり好適ではない、より複雑な制御方法であるが、この方法は、大人のゲームに対する意欲を同様に良好に増加させることができる。あるいは、ナビゲーションスイッチ23は、ディスプレイにおいて特定の位置/構成を認識できるとすぐに作動する、非固定キーである。更に、あるいは、ナビゲーションスイッチ23は、電動歯ブラシの電源スイッチとしても構成される(例えば、歯ブラシのオンとオフとを切り替えるためには、表示機能の操作時よりも長時間の圧力をかける)。更なる別の方法では、電動歯ブラシの電源スイッチ及びナビゲーションスイッチ23は別個に構成され、好ましくは歯ブラシのハンドルの2つの対向する側、つまり反対側で構成される。
【0074】
あるいは、又は参照された手動で作動可能なナビゲーションスイッチ23に加えて、一方では、ハンドピース3のナビゲーション制御信号は、歯ブラシの動作パラメーター及び/又はボディケアパラメーター2から得ることもできる。とりわけ、好適な検知装置、例えば、動作センサー及び/又は加速センサーよって、アバター22及び/又はアバターによって把持される仮想ブラシ部の仮想表示が、歯ブラシ2の実際の動作に従ってナビゲートされるように、動作、とりわけ、歯ブラシ2の歯磨き動作に対応する動作信号又は加速度信号を生成することができる。傾斜センサーは、有利には、歯ブラシ2に組み込まれることもでき、このセンサーは、アバター22を前後に動かすだけではなく、揺動させることもできるように、空間における歯ブラシ2の傾斜又は配向を検知する。アバター22の画面表示は、有利には、動作及び/又は歯ブラシ2の圧力スイッチの作動に同期して移動する。
【0075】
とりわけ、歯ブラシ2は、位置検知手段28を有する検知装置27を有することができ、これにより、歯磨き対象の歯に対する歯ブラシ2の相対位置を検知できる、又は対応するデータを検知でき、そのデータに基づいて相対位置を測定できる。
【0076】
とりわけ、カメラ29を歯ブラシ2に、好ましくはアタッチメント4及び/又は剛毛面5の領域に設けることができ、このカメラは、剛毛の自由端によって形成される剛毛面5の表面前側にある歯の輪郭の画像を検知する。図1及び6が示すように、カメラ29は、その視軸が、大まかに言うと剛毛面5の剛毛の主軸に対して平行又は鋭角にだけ傾斜した状態で配向される。示される実施形態の形態は、1つのカメラ29だけが歯ブラシヘッドの剛毛面5に隣接して配置されているが、本発明の展開では、複数のカメラを設けることもできる。
【0077】
カメラ29は、物体認識手段30の構成要素を形成しており、物体認識手段30は、カメラ29の画像に基づいて、それぞれの歯及び/又は一組の歯の一部及び/又は口腔の一部を識別し、歯ブラシの剛毛面5がその上又はその中にそれぞれ配置される。
【0078】
先に参照したセンサー、例えば、速度センサー、接触圧センサー、傾斜センサーなどのデータと共に、これらの手段によって、歯ブラシ2がどのように歯又は一組の歯の部分を移動したかをそれぞれ測定できる。
【0079】
制御装置21の評価構成要素は、図2による仮想表示内のアバター22を歯磨き対象の装置ユーザーの歯を象徴する、図2に示される砂礁部分で制御するために、測定した位置データ、動作データ、及び/又はボディケアデータから、及び物体認識データから、ナビゲーション制御信号を生成できる。
【0080】
最初に参照された方法では、ソフトウェア技術に関する限り、参照された制御装置21で構成できるシミュレーション装置は、先に参照した方法で図2による仮想表示の動画を制御でき、例えば、ボディケアパラメーターの目標値と実測値、望ましい移動経路と比較して検知された移動経路、及び/又は例えば接触圧が高すぎる場合の動画の変化の表示を参照された方法でシミュレートすることもできる。
【0081】
娯楽性を増加させるために、歯磨き手順の動画シミュレーションは、手動で入力できる制御コマンド及び/又は歯ブラシ2の特定の動作によって参照された方法で制御できる、他のゲーム機能と組み合わせることができる。例えば、図2の大きい表示で上側の砂礁を磨くアバターの下に示されるカニは、先に参照したナビゲーションキー23を作動させることによってアバター22から遠ざけることができる。他の、又は追加のゲーム制御コマンドは、同様に要求に応じて組み入れることができる、及び/又は所望に応じて入力できる。あるいは、ナビゲーションスイッチ23は、ディスプレイにおいて特定の位置/構成を認識できるとすぐに作動する、非固定キーである。更なる別の方法では、ナビゲーションスイッチ23は、電動歯ブラシの電源スイッチとしても構成される(例えば、歯ブラシのオンとオフを切り替えるためには、表示機能の操作時よりも長時間の接触圧力をかける)。更なる別の方法では、電動歯ブラシの電源スイッチ及びナビゲーションスイッチ23は別個に構成され、好ましくは歯ブラシのハンドルの2つの対向する側、つまり反対側で構成される。
【0082】
図5が示すように、表示装置13の画面表示は、切り替え装置によってこれまでの図に示されるビデオゲームからビデオゲームとは関係ない情報内容に切り替えることができ、この画面では、本明細書において原則として、最初に参照された方法で様々な情報を表示できる。示される実施形態の形態では、制御装置21の評価構成要素によって生成される、様々な日の歯磨き時間の静的評価が示される。原則として他の動作パラメーターも評価され、表示されることができる。評価された動作データは、有利には個別に記憶される。つまり、これらのデータは、個別の再呼び出しが可能な方法で、記憶され、それぞれのユーザーに割り当てられる。これは、有利には、評価された動作パラメーター及び/又は他の情報が、歯ブラシのアタッチメントに割り当てられる識別コードと共に記憶されるような方法で実行されることができる。表示される例示の実施形態では、Joeyという名前のユーザーの歯磨き時間が示される。
【0083】
ビデオゲームから評価へ、及び評価からビデオゲームへと画面表示を切り替えるための切り替え装置は、図5に示される実施形態の形態で表示装置13に押しボタンスイッチの形態で設けられる、切り替えキー25によって作動できる。例えば、ユーザーの様々な動作パラメーターの様々な評価又は様々なユーザーの評価された動作パラメーターを準備するために、異なる評価データのセットが制御装置21の評価構成要素によって生成された場合、様々な画面表示間での切り替えは、参照された切り替えキー25を連続して複数回押すことによって達成することができる。図6が示すように、画面制御キー26も、歯ブラシ2のハンドピース3に設けることができ、このキーは、原則として画面の様々な機能を制御できる。とりわけ、かかる制御キー26は切り替えキーを形成することができ、これにより、画面の内容を参照された方法で更に切り替える、及び/又は切り替えて元に戻すことができる。
【0084】
図6が示すように、制御キー25は、本明細書において原則として様々な位置に配置できる、及び/又は複数のかかる制御キー26を設けることができる。制御キーは、有利には、ハンドピース3の前側、とりわけ親指が置かれる部分に配置できる。あるいは、又は更に、制御キー26は、ハンドピース3の後ろ側、とりわけ指が置かれる領域に配置できる。
【0085】
あるいは、又は更に、制御キー26は、ハンドルの別の部分に設けることもできる。
【0086】
制御キー26の関与は、原則として様々な方法で構成することができ、とりわけ、変更可能な方法で、例えば、歯ブラシ2の動作状態に応じて、及び/又は表示装置13に示される表示内容に応じて、様々な機能が制御キー26に割り当てられるような方法で構成されることができる。例えば、表示装置13でビデオゲームが行われている場合、制御キー26は、画面内容を切り替えるための参照された切り替えキーを形成することができる。表示装置13でビデオゲームが実行されている場合、参照された、又は更なる制御キー26はまた、ゲーム機能、例えばアバター22の動作を作動するための作動キーを形成することができる。しかし、例えば表示装置が、画像の記憶源から画像がインポートされる電子写真フレームとして使用される場合、参照された制御キー26の1つは、画像から画像への更なる切り替えをもたらす方法で関与することができる。一方、特定のゲームを選択するために、例えばゲームの開始前に、表示装置13の画面に制御メニューが表示されている場合、参照された制御キー26は、ボタンを作動させるための入力キーを形成することができる。
【0087】
あるいは、又は更に、先に参照したナビゲーションキー23も様々に関与することができ、とりわけ、ケアツールの動作状態に応じて、及び/又は表示装置13に表示される画面内容に応じて変更される。例えば、先に参照した方法で制御メニューが表示される場合、参照されたナビゲーションキー23は、コントロールメニュー内をナビゲートし、クリック、例えば、作動部分を素早く続けてダブルクリックすることによって対応するボタンを選択するために、ナビゲーションカーソルを形成することができる。しかし、表示装置13でビデオゲームが表示されている場合、参照されたナビゲーションキー23は、アバター22を制御するために、記載の方法で使用することができる。
【0088】
あるいは、又は更に、参照された制御キー26及び/又は参照されたナビゲーションキー23をプログラミングモードで使用して、画面内容を個別に変更できる、及び/又は個別に生成若しくは設定することができ、例えば、個別にプログラミング可能な名前をアバター22に割り当てられた名前ウィンドウで生成し、次にこの名前をビデオゲームの画面表示で使用する。
【0089】
歯ブラシ2のハンドピース3の参照されたナビゲーションキー23又は制御キー26の技術的実施形態は、原則として様々な方法で実施することができる。本発明の有利な展開では、それぞれ可撓性の柔らかい構成要素であるそれぞれのスイッチは、それぞれその背後にある非固定キーの作動を可能にし、したがって、防湿性を確保するように配置される。参照された可撓性の柔らかい構成要素は、ハンドピース3のハウジングの不可欠な構成要素を形成することができ、例えば、2成分射出成形法で製造できる。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
個人用ボディケア装置、とりわけ歯磨き装置であって、手動で誘導可能なケアツール、とりわけ歯ブラシ(2)と、制御装置(21)によって前記ケアツールから対話形式で制御可能な対話式表示を示す表示装置(13)とを有し、
前記ボディケア及び/又は前記ケアツールに関連する少なくとも1つの動作パラメーターを検知するための検知装置(27)が設けられ、これに応じて前記表示が前記制御装置(21)によって制御可能であり、
前記検知装置(27)は、前記装置ユーザーのケア対象の身体部分に関連する前記ケアツールの相対位置を検知するための位置検知手段(28)を有し、前記表示は、検知された相対位置に応じて前記制御装置(21)によって制御可能であることを特徴とする、ボディケア装置。
【請求項2】
前記位置検知手段(28)が、距離、傾斜、移動経路、動作程度、及び/又は動作方向、及び/又は前記身体部分に対する前記ケアツールの加速度を検知するための、少なくとも1つの距離センサー、傾斜センサー、動作センサー、及び/又は加速センサーを有する、請求項1に記載のボディケア装置。
【請求項3】
前記検知装置(27)が身体部分を認識するための物体認識手段(30)を有し、前記制御装置(21)が、検知された物体認識データと前記ボディケア及び/又は前記ケアツールに関連する少なくとも1つの動作パラメーターとに基づいて、前記表示装置(13)の前記表示を制御する、請求項1の前提部又は請求項1又は2に記載のボディケア装置。
【請求項4】
前記物体認識手段(30)が、前記身体部分の少なくとも1つの解剖学的特徴を光学的に検知するための光学検知ユニットを有し、これに基づいて前記身体部分を識別できる、請求項3に記載のボディケア装置。
【請求項5】
前記光学検知ユニットが、マーク付けなしで機能するように構成される、請求項4に記載のボディケア装置。
【請求項6】
前記物体認識手段(30)が、色、色の対比、表面構造、構造差、材料の差異、表面輪郭、及び/又は空間形状を測定するための少なくとも1つの測定ユニットを有する、請求項3〜5のいずれか一項に記載のボディケア装置。
【請求項7】
前記物体認識手段(30)が、前記ケアツールに設けられた少なくとも1つの検知ユニットを有する、請求項3〜6のいずれか一項に記載のボディケア装置。
【請求項8】
前記物体認識手段(30)がカメラ(29)を有する、請求項3〜7のいずれか一項に記載のボディケア装置。
【請求項9】
前記検知装置(27)が、それぞれ識別される身体部分のボディケアパラメーターを個別に検知するための検知手段を有し、参照された前記ボディケアパラメーターが、好ましくは、ケア期間、ケア動作、接触圧力、作用表面、及び入射角を含む群からの1つの変数を含む、請求項1〜8のいずれか一項に記載のボディケア装置。
【請求項10】
前記制御装置(21)が、前記表示装置(13)での仮想の動画表示によって前記ボディケア手順をシミュレートするためのシミュレーション装置を有し、この動画は、検知された相対位置及び/又は検知された物体認識データに応じて動画制御ユニットによって制御可能である、請求項1〜9のいずれか一項に記載のボディケア装置。
【請求項11】
前記動画表示が、前記検知された相対位置に同期して、及び/又は前記ボディケアに関連する前記少なくとも1つの動作パラメーターに同期して制御される仮想画像部分及び/又はアバター(22)を含む、請求項10に記載のボディケア装置。
【請求項12】
前記シミュレーション装置が、既に作用した身体部分、及び/又はまだ作用していない身体部分を表示するための表示手段を有する、請求項10又は11に記載のボディケア装置。
【請求項13】
前記シミュレーション装置が、仮想表示内でボディケアパラメーターの目標値及び/又は実測値を表示するための表示手段を有し、表示された前記目標値及び/又は前記実測値が、好ましくは、前記ケアツールの移動経路、前記ケアツールの速度、前記ケアツールの接触圧、ケア期間、作用表面を含む群からの少なくとも1つの変数を含む、請求項1〜12のいずれか一項に記載のボディケア装置。
【請求項14】
前記シミュレーション装置が、1つ以上のボディケアパラメーターの目標値と実測値との差が過剰な場合に、仮想表示内でエラー表示を示すための表示手段を有する、請求項1〜13のいずれか一項に記載のボディケア装置。
【請求項15】
前記制御装置(21)が、前記表示装置(13)でビデオゲーム及び/又は動画シミュレーションを制御するためのゲームコントローラ及び/又はシミュレーションコントローラと、前記表示装置(13)で情報を提供するための情報コントローラとを含み、
前記ゲームコントローラによって生成されたゲーム表示から前記情報コントローラによって生成された情報表示に切り替え、及び/又は前記情報コントローラによって生成された情報表示から前記ゲームコントローラによって生成されたゲーム表示に切り替えるために、前記表示装置(13)に、切り替えキー(25、26)によって作動可能な切り替え装置が設けられる、請求項1〜14のいずれか一項に記載のボディケア装置。
【請求項16】
参照された前記情報コントローラが、検知された動作パラメーターを評価するための評価ユニットを有し、かつ/又は評価ユニットに接続可能であり、
前記切り替え装置によって、前記ゲームコントローラにより表示される前記ゲーム表示を、評価された動作パラメーターを再生する評価表示に切り替えることができ、かつ/又は評価された動作パラメーターを再生する評価表示を、前記ゲームコントローラにより表示される前記ゲーム表示に切り替えることができ、
評価されることができる前記動作パラメーターが、好ましくは、ケアの継続期間、ケア時間、ケア動作、ケア位置、ケアツールの速度、ケアツールの加速度、及びケアツールの接触圧力を含む群からの少なくとも1つのパラメーターを含む、請求項15に記載のボディケア装置。
【請求項17】
前記切り替えキー(25)が前記表示装置(13)に設けられる、請求項16に記載のボディケア装置。
【請求項18】
前記ケアツールから前記表示装置(13)の画面内容を切り替えるために、前記ケアツールに前記切り替えキー(26)又は更なる切り替えキー(26)が設けられる、請求項16又は17に記載のボディケア装置。
【請求項19】
前記表示装置(13)上で表示するために、記憶された表示は、前記ボディケア装置に設けられた入力装置(23、26)によって個別に変更可能、及び/又は個別に設定可能であり、かつ個別コードに関連付けられた記憶構成要素に記憶できるように構成され、
前記入力装置は、好ましくは、前記個別の変更及び/若しくは設定を入力するためのタッチスクリーンを含み、及び/又は、
前記記憶された表示の前記個別の変更及び/又は設定を行うための前記入力装置がプログラミング制御キーを有し、前記プログラミング制御キーは、好ましくは、ディスプレイのボタン及び/又は前記表示装置(13)に表示される入力要素をクリックするためのカーソル制御キーの形態からなる、請求項1〜18のいずれか一項に記載のボディケア装置。
【請求項20】
前記表示装置(13)に表示するための複数の記憶可能なゲームを選択するための選択装置が設けられ、
好ましくは、前記選択可能なゲームの少なくとも1つが、参照された前記入力装置から個別に変更可能、及び/又は設定可能であるように構成された、記憶された表示を含む、請求項1〜19のいずれか一項に記載のボディケア装置。
【請求項21】
前記表示装置(13)が、独立して構成されるとともに前記ベースステーション(7)及び前記ケアツールから独立して配置可能である構成要素を形成し、前記表示装置(13)が、これから独立した状態で、前記ベースステーション(7)及び/又は前記ケアツールと通信するための通信インターフェイス(19)を有する、請求項1〜20のいずれか一項に記載のボディケア装置。
【請求項22】
前記ケアツールが追加の表示装置(24)を有し、前記追加の表示装置(24)は、イベント、とりわけ独立して構成された前記表示装置(13)でのゲームシーケンスに応じて、及び/又は前記ケアツールの動作パラメーターに応じて制御され、
前記ケアツールに設けられる前記表示装置(24)が、好ましくは点灯可能な表示要素、とりわけ点灯可能な表示リングを、前記ハンドピース(3)に、好ましくは前記ケアツールの前記ハンドピース(3)の前端部に有する、請求項1〜21のいずれか一項に記載のボディケア装置。
【請求項23】
前記ケアツールが、前記表示装置(13)を介して、及び/又はそこに表示される背景画像を介して仮想画面要素及び/又はアバター(22)をナビゲートするためのナビゲーション制御手段を有し、
前記ナビゲーション制御手段が、好ましくは手動で作動可能なナビゲーションスイッチ(23)を含み、このナビゲーションスイッチが、有利には、様々な方向を指すナビゲーション制御信号を生成するために様々な方向に配置された複数の圧力部分を有し、かつ/又は前記ナビゲーション制御手段が、前記アバター(22)を併進移動させるための移動 手段及び前記アバター(22)を回転させるための回転手段を有し、
好ましくは、前記移動手段及び前記回転手段が相互に独立して構成されるが、所望により同時に作動可能である、請求項1〜22のいずれか一項に記載のボディケア装置。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate


【公表番号】特表2012−526597(P2012−526597A)
【公表日】平成24年11月1日(2012.11.1)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−510435(P2012−510435)
【出願日】平成22年5月20日(2010.5.20)
【国際出願番号】PCT/IB2010/052258
【国際公開番号】WO2010/134050
【国際公開日】平成22年11月25日(2010.11.25)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.BLUETOOTH
【出願人】(508117514)ブラウン ゲーエムベーハー (32)
【Fターム(参考)】