説明

側面加熱式電磁調理器具

【課題】本発明は調理器具の側面を発熱体で直接加温することにより加熱時間を短縮するもので、電磁調理器からの漏れ磁束線をコイルで回収し、その時に生じる電力で発熱体を加熱するもである。
電磁調理器の電磁コイルの外周よりも小さい調理器具の外周に取り付けたコイル1に、電磁調理器の電磁コイルからの磁束線が当たりフレミングの法則により電力が生じる、その電力により発熱体2が加熱され調理器の側面を直接温めることが出来る。
【解決手段】電磁調理器での調理の際、電磁調理器の電磁コイルの外周よりも小さい調理器具では調理器具周辺の空中に磁束線を放出した状態であり、漏れ磁束線をコイルで回収して発熱体を加熱させる事により調理器具の側面を発熱体で直接加温することで調理にかかる加熱時間を短縮するものである。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、現在市販されている電磁調理器の調理器具は金属製であり電磁調理器からの磁束線を調理器具内の水分に伝えているが、電磁調理器の電磁コイルの外周よりも小さい調理器具も同じ構造であるので、調理器具の架からない部分では磁束線が漏れた状態でありこれを回収し自ら発熱する側面加熱式電磁調理器具を提供する。
【背景技術】
【0002】
現在市販されている電磁調理器の調理器具は金属製であり電磁調理器からの磁束線を調理器具内の水分に伝えている調理器具として広く一般に利用されている。
【0003】
しかし現在市販されている電磁調理器の調理器具は金属製であり電磁調理器からの磁束線を調理器具内の水分に伝えている、電磁調理器の電磁コイルの外周よりも小さい調理器具も同じ構造であるので、調理器具の架からない部分では磁束線が漏れた状態であり電力効率の無駄が生じる欠点があった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は電磁調理器から出る漏れ磁束線を、コイルで回収し加熱時間の短縮をする調理補助器具を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
電磁調理器の調理器具は金属製であり電磁調理器からの磁束線を調理器具内の水分に伝えている、電磁調理器の電磁コイルの外周よりも小さい調理器具も同じ構造であるので、調理器具の架からない部分では磁束線が漏れた状態であり、その漏れ磁束線をコイルで回収して電力を得て発熱体に電力を供給することにより発熱体を暖め、調理器具の側面を暖められた発熱体により加熱する事で調理にかかる加熱時間を短縮し家庭内の総エネルギー量を削減できる。
【発明の効果】
【0007】
以上の説明から明らかなように、本発明は調理器具の側面を加熱することにより加熱時間を短縮する効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【図1】側面加熱式電磁調理器具全体の構成図
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下本発明の実施の形態を図に基づいて説明する。
【0010】
本発明は調理器具の側面を発熱体で直接加温することにより加熱時間を短縮するもので、電磁調理器からの漏れ磁束線をコイルで回収しそのときに生じる電力で発熱体を加熱するもである。
電磁調理器の電磁コイルの外周よりも小さい調理器具の外周に取り付けたコイル1に、電磁調理器の電磁コイルからの磁束線が当たりフレミングの法則により電力が生じる、その電力により発熱体2が加熱され調理器の側面を直接温めることが出来る。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
漏れ磁束線を回収し電力を生み出すコイルと、コイルにより得た電力から発熱体による調理器具側面を加熱する事を特徴とする側面加熱式電磁調理器具。

【図1】
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【公開番号】特開2013−105738(P2013−105738A)
【公開日】平成25年5月30日(2013.5.30)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−266263(P2011−266263)
【出願日】平成23年11月16日(2011.11.16)
【出願人】(511258938)
【Fターム(参考)】