説明

充電器

【課題】充電端子や携帯機器の端子が磨耗し難い充電器を提供する。
【解決手段】携帯機器を充電する充電器であって、ケースと、スライド部材と、回動部材と、充電端子を有する。スライド部材は、ケースに対して第1位置と第2位置の間でスライド可能であり、携帯機器が充電器に載置されていないときに第1位置に位置し、携帯機器が充電器に載置されているときに第2位置に位置する。回動部材は、ケースに対して第3位置と第4位置の間で回動可能であり、スライド部材が第1位置から第2位置にスライドする際にスライド部材によって押されることによって第3位置から第4位置に回動する。充電端子は、回動部材に接続されている。第3位置は、充電器に載置されたときの携帯機器の端子の位置から充電端子が離れる位置である。第4位置は、充電器に載置されたときの携帯機器の端子に対して充電端子が接触する位置である。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、携帯機器のバッテリを充電する充電器に関する。
【背景技術】
【0002】
携帯型のRFIDリーダや携帯型のバーコードリーダ等の種々の携帯機器が知られている。このような携帯機器は、バッテリを有しており、バッテリからの電力により動作する。特許文献1には、携帯機器のバッテリを充電する充電器が開示されている。この充電器は、ケースと、スライド部材と、充電端子と、つるまきバネを備えている。ケースには、開口が形成されている。スライド部材は、ケースに対してスライドする。スライド部材は、開口を塞ぐ閉塞位置と、開口を開放する開放位置との間を移動する。充電端子とつるまきバネは、ケースの内部に固定されている。充電端子は、つるまきバネに接続されている。スライド部材が閉塞位置に位置している状態では、充電端子がスライド部材に当接されており、つるまきバネが充電端子をスライド部材に向けて付勢している。
【0003】
この充電器では、携帯機器が、ケースの開口を覆う位置に載置される。この充電器に携帯機器を載置すると、スライド部材が閉塞位置から開放位置に移動する。スライド部材が開放位置に移動するとスライド部材が充電端子を支えなくなる。すると、つるまきバネの力によって、充電端子が開口から外側(携帯機器側)に向かって移動する。これによって、充電端子が携帯機器の端子(以下、機器側端子という)と接触し、携帯機器のバッテリが充電される。充電器から携帯機器を取り外すと、スライド部材が開放位置から閉塞位置に移動する。すると、スライド部材が充電端子に当接し、充電端子が元の位置に押し戻される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2006−211844号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1の充電器では、充電器に携帯機器を載置する過程において、充電端子と機器側端子が摺動する。すなわち、携帯機器を載置する過程においては、スライド部材が開放位置側に移動するのに従って、つるまきバネの力が開放されて、充電端子が携帯機器と接触する位置に移動する。充電端子が機器側端子と接触した段階では、まだ、携帯機器は充電器によって安定して保持されていない。その位置からさらに携帯機器を下側に移動させると、携帯機器が充電器によって安定して保持される。すなわち、充電端子が機器側端子と接触してから、携帯機器が充電器によって安定して保持されるまでの間に、充電端子が機器側端子と接触している状態で携帯機器が移動する。したがって、この移動の間に、充電端子と機器側端子が摺動する。このとき、つるまきバネによって、充電端子は機器側端子に向かって押し付けられている。したがって、摺動時に強い摩擦力が生じ、充電端子と機器側端子が磨耗し易い。
【0006】
このように、特許文献1の充電器では、充電端子と機器側端子とが強く押し付けられた状態で摺動する。このため、充電器を繰り返し使用している間に、充電端子や機器側端子が磨耗し、これらの接触不良が生じ易くなるという問題があった。
【0007】
したがって、本明細書は、充電端子や携帯機器の端子が磨耗し難い充電器を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本明細書が開示する充電器は、携帯機器のバッテリを充電する。この充電器は、ケースと、スライド部材と、回動部材と、充電端子を有している。スライド部材は、ケースに対してスライド可能であり、第1位置と第2位置の間でスライド可能であり、携帯機器が充電器に載置されていないときに第1位置に位置し、携帯機器が充電器に載置されているときに第2位置に位置する。回動部材は、ケースに対して回動可能であり、第3位置と第4位置の間で回動可能であり、スライド部材が第1位置から第2位置にスライドする際にスライド部材によって押されることによって第3位置から第4位置に回動する。充電端子は、回動部材に接続されている。第3位置は、充電器に載置されたときの携帯機器の端子の位置から充電端子が離れる位置である。第4位置は、充電器に載置されたときの携帯機器の端子に対して充電端子が接触する位置である。
【0009】
この充電器に携帯機器を載置する過程においては、スライド部材が第1位置から第2位置に向かって徐々に移動するとともに、そのスライド部材に押されることによって回動部材が第3位置から第4位置に向かって徐々に回動する。これによって、回動部材に接続された充電端子が機器側端子と接触する。回動部材は、スライド部材に押されることによってスライド部材の移動に応じて徐々に第4位置に向かって移動する。このため、充電端子が機器側端子と接触した段階では、充電端子は機器側端子に向かって強く押し付けられていない。その後、携帯機器は、充電器で安定して保持される位置まで移動される。この移動の間に、充電端子と機器側端子が摺動する。しかしながら、少なくとも摺動の開始時において充電端子が機器側端子に向かって強く押し付けられていないので、これらの磨耗を抑制することができる。
【0010】
上述した充電器は、ケースに開口が形成されており、第1位置はスライド部材が開口を塞ぐ位置であり、第2位置はスライド部材が開口を開放する位置であり、回動部材はケースの内部に設置されており、第3位置は、充電端子が開口から外側に突出しない位置であり、第4位置は、充電端子が開口から外側に突出する位置であることが好ましい。
【0011】
このような構成によれば、充電器に携帯機器が載置されていない場合に、充電端子が開口内に収容されているとともに、開口がスライド部材で塞がれる。このため、充電器を使用していない間に、充電端子にホコリ等が付着することを抑制することができる。
【0012】
上述した充電器は、携帯機器が充電器に載置されるときの携帯機器の移動方向と、回動部材が第4位置に移動するときの充電端子の移動方向との間の角度が90度未満であることが好ましい。
【0013】
このような構成によれば、充電端子が機器側端子に接触するときの充電端子の移動方向と機器側端子の移動方向が近似するので、これらが摺動する距離が短くなる。したがって、充電端子と機器側端子の磨耗をより抑制することができる。
【0014】
上述した充電器は、充電端子が、携帯機器の端子と面接触するように構成されていることが好ましい。
【0015】
このような構成によれば、充電端子と機器側端子とをより確実に導通させることができる。
【0016】
上述した充電器は、スライド部材と充電端子とが接触しないことが好ましい。
【0017】
このような構成によれば、スライド部材との摺動による充電端子の磨耗を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【0018】
【図1】充電器10の概略断面図。
【図2】充電器10の概略断面図。
【図3】充電器10の概略断面図。
【図4】充電器10の概略断面図。
【図5】回動部材30と捻りコイルバネ40の斜視図。
【図6】図3の接点部分の拡大図。
【発明を実施するための形態】
【0019】
以下に、実施例に係る充電器の特徴を列記する。
(特徴1)回動部材を第4位置から第3位置に向かう向きに付勢する付勢部材を有する。
(特徴2)スライド部材を第2位置から第1位置に向かう向きに付勢する付勢部材を有する。
【実施例】
【0020】
図1に示すように、充電器10には、携帯端末80が載置される。携帯端末80は、例えば、携帯型のRFIDリーダであり、無線通信によりRFIDタグから情報を読み出す。携帯端末80は、バッテリを内蔵している。携帯端末80の下端部の背面には、一対の端子82が形成されている。なお、図1の視点では一対の端子82が重なるので、図1では一対の端子82のうちの手前側の端子のみが示されている。充電器10は、端子82を通じて、携帯端末80のバッテリを充電する。図示するように、充電器10は、ケース12と、スライドカバー20と、回動部材30と、捻りコイルバネ40と、一対の充電端子50を備えている。
【0021】
ケース12は、内部に空間12aが形成された中空構造を備えている。ケース12の上面には、凹部14が形成されている。凹部14には、携帯端末80が載置される。凹部14は、載置された携帯端末80を安定して保持することができる形状に形成されている。凹部14の1つの側面14aには、開口16が形成されている。開口16によって、ケース12の内部の空間12aと外部の空間とが連通されている。凹部14の底面14bには、側面14aの延長線に沿って伸びる凹部18が形成されている。凹部14の側面14aと凹部18の側面18aは、同一平面上に形成されている。
【0022】
スライドカバー20は、略平板状の部材である。スライドカバー20は、下端部が凹部18内に挿入されている。凹部18内には、コイルバネ28が圧縮された状態で設置されている。図示していないが、ケース12には、スライドカバー20を案内するガイドが形成されている。スライドカバー20は、ガイドに案内されることによって、ケース12に対して上下に移動することができる。充電器10に携帯端末80が載置されていない状態では、スライドカバー20は、コイルバネ28によって上向きに付勢されており、図1に示す開口16を塞ぐ位置に配置されている。充電器10に携帯端末80が載置されると、図4に示すように、スライドカバー20が下側(凹部18内)に移動して、コイルバネ28が圧縮される。携帯端末80が充電器10から持ち上げられると、コイルバネ28が伸びて、スライドカバー20が図1に示す位置に戻る。また、スライドカバー20の裏面(ケース12の内部の空間12a側の面)には、凸部22が形成されている。凸部22は、開口16を通ってケース12の内部の空間12a内に伸びている。
【0023】
回動部材30と捻りコイルバネ40と充電端子50は、ケース12の内部の空間12a内に配置されている。ケース12の内部の空間12a内には、支持軸38が設置されている。支持軸38は、図1の紙面に対して垂直方向に伸びている。回動部材30は、支持軸38に回動可能に取り付けられている。図5、6に示すように、回動部材30は、支持軸38が挿入されている2つの筒部32と、筒部32から上方向に伸びる第1板部34と、筒部32から横方向(開口16側)に伸びる第2板部36を有している。支持軸38を中心として、回動部材30の全体がケース12に対して回動することができる。
【0024】
図5、6に示すように、捻りコイルバネ40は、ワイヤが螺旋状に巻回されたコイル部42と、コイル部42からワイヤが線状に伸びているアーム部44、46を備えている。コイル部42は、回動部材30の2つの筒部32の間に配置されている。コイル部42の中心には、支持軸38が挿入されている。アーム部44は、回動部材30の第1板部34の下面側に位置している。アーム部44の先端は、折り曲げられてケース12に固定されている。アーム部46は、回動部材30の第2板部36の下面に接している。アーム部46は、回動部材30の第2板部36に対して、図1の矢印100に示す向きにトルクを加える。したがって、図1に示す状態では、第1板部34がアーム部44と当接した状態で回動部材30が停止している。
【0025】
図1に示すように、一対の充電端子50は、回動部材30の第1板部34の上面に固定されている。なお、図1の視点では一対の充電端子50が重なるため、図1では手前側の充電端子50のみが示されている。図示していないが、充電端子50は、充電器10の充電回路(図示省略)に電気的に接続されている。充電端子50は、回動部材30が回動することによって、開口16から外側に突出しない位置(すなわち、図1に示す位置)と、開口16から外側に突出する位置(すなわち、図4に示す位置(図4に示す充電端子50は、携帯端末80が存在していなかった場合には開口16から外側に突出する))との間を移動する。なお、図4に示すように、充電器10に携帯端末80が載置されると、開口16の外側に携帯端末80の端子82が位置する。すなわち、充電端子50は、回動部材30が回動することによって、充電器10に携帯端末80が載置されたときの端子82の位置から離れる位置(すなわち、図1に示す位置)と、端子82と接触する位置(すなわち、図4に示す位置)との間を移動する。なお、図4に示す状態において、充電端子50は端子82と面接触する。
【0026】
次に、充電器10に携帯端末80を載置する際の各部の動きについて説明する。図1に示す状態から携帯端末80を下側に移動させて、携帯端末80を凹部14内に進入させると、携帯端末80の底面が、スライドカバー20の上端と接触する。さらに携帯端末80を下側に移動させると、スライドカバー20が携帯端末80によって押し下げられる。図2に示す位置までスライドカバー20が移動すると、スライドカバー20の凸部22が回動部材30の第2板部36と接触する。図2に示す位置からさらにスライドカバー20を下側に移動させると、スライドカバー20の凸部22が回動部材30の第2板部36を押し下げる。このため、捻りコイルバネ40のトルクに逆らって、回動部材30が図2の矢印102に示す向きに徐々に回動する。このように回動部材30が回動することで、充電端子50が開口16側に向かって徐々に移動する。図2に示すように、開口16のスライドカバー20に覆われていない領域は携帯端末80に覆われているので、充電端子50は携帯端末80に向かって徐々に移動する。その結果、図3に示すように、充電端子50が、開口16を覆っている携帯端末80と接触する。このとき、充電器10の充電端子50は、携帯端末80の端子82と接触する。上述したように、充電端子50は、スライドカバー20の移動に伴って徐々に回動する。したがって、充電端子50が端子82と接触した段階では、充電端子50は端子82に対して押し付けられていない。図3に示す位置から図4に示す位置まで微小距離だけ携帯端末80を下側に移動させると、携帯端末80が充電器10によって安定して保持される。また、スライドカバー20が図3に示す位置から図4に示す位置に移動する間に、回動部材30は微小角度だけ図3の矢印102に示す向きに回動する。これによって、充電端子50が端子82に向けて付勢される。すなわち、図3に示す接触し始めの段階では充電端子50は端子82に向けて押し付けられておらず、図3に示す状態から図4に示す状態になるまでの間に充電端子50を端子82に向けて付勢する力が徐々に増大する。これによって、充電端子50と端子82の間での確実な接続が確保される。これによって、携帯端末80のバッテリに確実に電力が供給され、バッテリが充電される。携帯端末80が図3に示す位置から図4に示す位置に移動する際には、充電端子50と端子82が互いに接触した状態で、これらが相対移動する。すなわち、充電端子50が端子82と摺動する。しかしながら、図3に示す接触し始めの段階では充電端子50が端子82に向けて押し付けられていないので、この接触し始めの段階においてはこれらの間に生じる摩擦力が低減される。これによって、充電端子50と端子82の磨耗が、従来の充電器よりも抑制される。
【0027】
次に、充電器10から携帯端末80を取り外す際の各部の動きについて説明する。図4に示す状態から携帯端末80を上側に移動させると、コイルバネ28の付勢力によってスライドカバー20が上側に移動する。また、スライドカバー20が上側に移動するに従って、捻りコイルバネ40の付勢力によって回動部材30が図4の矢印100に示す向きに徐々に回動する。図4に示す状態から図3に示す状態になった段階で、充電端子50が端子82から離れる。すなわち、携帯端末80が図4に示す位置から図3に示す位置に移動する間に、充電端子50と端子82が互いに接触した状態で、これらが互いに相対移動する。すなわち、充電端子50が端子82と摺動する。しかしながら、図4に示す位置から図3に示す位置に移動する間に、回動部材30が徐々に矢印100に示す向きに回動するので、充電端子50を端子82に向けて付勢する力が徐々に減少する。したがって、摺動時における摩擦力が低減される。これによって、充電端子50と端子82の磨耗が、従来の充電器よりも抑制される。図3に示す位置からさらに携帯端末80を上方に向かって移動させると、図1に示すように、スライドカバー20と回動部材30が元の位置に戻る。
【0028】
以上に説明したように、実施例の充電器は、携帯機器と共に移動するスライド部材に押されることによって回動部材が回動し、これによって、回動部材に接続されている充電端子が携帯機器の端子と接触しない位置から接触する位置に移動する。したがって、充電器の充電端子と携帯機器の端子とが摺動する際における摩擦力が低減され、これらの端子の磨耗が抑制される。また、実施例の充電器では、付勢部材(すなわち、捻りコイルバネ)によって回動部材が携帯機器の端子と接触しない位置側に向かって付勢されている。このため、携帯機器を充電器から取り外す際に、充電器の充電端子が携帯機器の端子に向かって付勢される力がスライド部材の移動に伴って徐々に減少する。これによって、携帯機器を取り外す際においても、充電器の充電端子と携帯機器の端子とが摺動する際における摩擦力が低減され、これらの端子の磨耗が抑制される。
【0029】
また、図6は、図3の接点部分の拡大図を示している。図6の矢印104は、携帯機器を充電端子に載置する過程において充電器の充電端子50が携帯機器の端子82に接触するときの充電端子50の接点部分の移動方向を示している。また、図6の矢印106は携帯機器を充電端子に載置するときの携帯機器の移動方向を示している。図示するように、これらの移動方向の間の角度θ1が、90度未満である。したがって、移動方向が逆方向(角度θ1が90度以上)である場合等に比べて、充電器の充電端子50が携帯機器の端子82と摺動する距離が短くなる。これによっても、端子の磨耗が抑制される。
【0030】
また、この充電器では、充電端子がケースの内部の空間に設置されており、携帯機器が載置されていない間は開口がスライドカバーによって開閉される。したがって、充電端子にホコリ等の異物が付着することが抑制される。また、この充電器では、スライドカバーと充電端子とが接触しないので、スライドカバーと充電端子との間の摺動による磨耗が生じない。
【0031】
以上、本発明の具体例を詳細に説明したが、これらは例示にすぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術には、以上に例示した具体例をさまざまに変形、変更したものが含まれる。
本明細書または図面に説明した技術要素は、単独であるいは各種の組み合わせによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時請求項記載の組み合わせに限定されるものではない。また、本明細書または図面に例示した技術は複数目的を同時に達成するものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである。
【符号の説明】
【0032】
10:充電器
12:ケース
14:凹部
16:開口
20:スライドカバー
28:コイルバネ
30:回動部材
38:支持軸
40:捻りコイルバネ
50:充電端子
80:携帯端末
82:充電端子













【特許請求の範囲】
【請求項1】
携帯機器のバッテリを充電する充電器であって、
ケースと、
ケースに対してスライド可能であり、第1位置と第2位置の間でスライド可能であり、携帯機器が充電器に載置されていないときに第1位置に位置し、携帯機器が充電器に載置されているときに第2位置に位置するスライド部材と、
ケースに対して回動可能であり、第3位置と第4位置の間で回動可能であり、スライド部材が第1位置から第2位置にスライドする際にスライド部材によって押されることによって第3位置から第4位置に回動する回動部材と、
回動部材に接続されている充電端子、
を有しており、
第3位置は、充電器に載置されたときの携帯機器の端子の位置から充電端子が離れる位置であり、
第4位置は、充電器に載置されたときの携帯機器の端子に対して充電端子が接触する位置である、
ことを特徴とする充電器。
【請求項2】
ケースに、開口が形成されており、
第1位置は、スライド部材が開口を塞ぐ位置であり、
第2位置は、スライド部材が開口を開放する位置であり、
回動部材は、ケースの内部に設置されており、
第3位置は、充電端子が開口から外側に突出しない位置であり、
第4位置は、充電端子が開口から外側に突出する位置である、
ことを特徴とする請求項1の充電器。
【請求項3】
携帯機器が充電器に載置されるときの携帯機器の移動方向と、回動部材が第4位置に移動するときの充電端子の移動方向との間の角度が90度未満であることを特徴とする請求項1または2に記載の充電器。
【請求項4】
充電端子が、携帯機器の端子と面接触するように構成されていることを特徴とする請求項1〜3の何れか一項に記載の充電器。
【請求項5】
スライド部材と充電端子とが接触しないことを特徴とする請求項1〜4に記載の充電器。


【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2012−139005(P2012−139005A)
【公開日】平成24年7月19日(2012.7.19)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−288627(P2010−288627)
【出願日】平成22年12月24日(2010.12.24)
【出願人】(501428545)株式会社デンソーウェーブ (1,155)
【Fターム(参考)】