説明

光ディスク再生装置、及び光ディスク

【課題】小型モニタにHD解像度の映像を表示する際に、HDコンテンツの主映像を画面サイズに合わせた縮尺で表示しても、字幕、ボタン等の副映像を見やすくする。
【解決手段】接続された表示モニタ(104)のモニタ情報を取得するためのモニタ情報解析手段(132)と、光ディスクに記録された複数の副映像データを管理する副映像データ管理情報(RD,RL)を取得するための副映像情報解析手段(133)と、取得したモニタ情報に基づいて、前記副映像データ管理情報(RD、RL)から、表示モニタに適した副映像データを選択する選択手段(134、135)と、前記表示モニタ(104)に適した副映像データを映像処理し、主映像と重ね合わせて表示する画像出力手段(103)とを備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、光ディスク再生装置及び光ディスクに関し、特に車載環境等で用いられる小型モニタに映像信号を提供するのに適した光ディスク再生装置、および光ディスクに関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、カーナビゲーションシステム等の車載装置では、ナビゲーション機能の他に、映像再生機能としてDVDビデオ等の光ディスクの再生が可能となっている。
【0003】
家庭用光ディスク再生装置ではDVDビデオを発展させて、インタラクティブ再生やハイビジョン(HD)再生を可能にしたBlu−ray Disc(BD)も普及している。BDではインタラクティブグラフィックと呼ばれる副映像を表示可能にした特許文献1がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】国際公開WO05/078727公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1に記載の光ディスク再生装置は、HD(High Definition)コンテンツを主映像として、インタラクティブグラフィック等を副映像として、HD解像度の映像を車載環境等における小型モニタに表示するために字幕やボタン等を画面サイズに合わせてそのまま縮小するために字幕やボタンが見えにくくなる問題があった。また、車載環境等における小型モニタはタッチパネルを採用しているものもあり、DVDのメニュー画面を表示した際のボタンをタッチパネルで選択することができるが、タッチパネルのセンサーの粒度が荒い場合、同様の理由でボタンが小さくなるためにセンサー位置とボタン表示の領域にずれが生じてしまう問題があった。
【0006】
そこで、本発明は、光ディスク再生装置に接続されたモニタのモニタサイズ又は再生装置環境に応じて、光ディスク内に記録された、異なる解像度で表示可能な字幕情報、及び/又はボタン情報をモニタサイズや再生装置環境に応じて判定し、前記判定に基づいた表示をすることができる光ディスク再生装置を得ることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の光ディスク再生装置は、
接続された表示モニタのモニタ情報を取得するためのモニタ情報解析手段と、
光ディスクに記録された複数の副映像データを管理する副映像データ管理情報を取得するための副映像情報解析手段と、
取得したモニタ情報に基づいて、前記副映像データ管理情報から、表示モニタに適した副映像データを選択する選択手段と、
前記表示モニタに適した副映像データを映像処理し、主映像と重ね合わせて表示する画像出力手段とを備える。
【発明の効果】
【0008】
上記のような構成を備えたことにより、光ディスク再生装置に接続された小型モニタにHD解像度の映像を表示する際に、HDコンテンツの主映像を画面サイズに合わせた縮尺で表示しても、字幕、ボタン等の副映像は上記縮尺で表示せずに個別の縮尺で表示させることで、小型モニタでも見やすい副映像を提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【図1】本発明の実施の形態1の光ディスク再生装置を示すブロック図である。
【図2】図1の制御部102の構成例を示す図である。
【図3】実施の形態1で用いられる光ディスク120に記録されているデータを示す概略図である。
【図4】実施の形態1で用いられる光ディスク120に記録されたディレクトリおよびファイル構造図である。
【図5】実施の形態1で用いられる光ディスク120に記録された各ファイル間の関係図である。
【図6】実施の形態1で用いられる、光ディスク120に記録されたプレイリストのメインパスとサブパスの構成例の図である。
【図7】本発明の実施の形態2の光ディスク再生装置を示すブロック図である。
【図8】図7の制御部140の構成例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
実施の形態1.
以下、図面を参照してこの発明の実施の形態1を説明する。この発明の光ディスク再生装置は、Blu−ray Disc(以下、BD)ビデオ等の映像フォーマットで記録された光ディスクを再生することができる。
【0011】
図1はこの発明の実施の形態1における光ディスク再生装置を示すブロック図であり、図2は、図1の制御部102の構成例を示す図である。図1及び図2を参照して、実施の形態の1における光ディスク再生装置の構成について説明する。
【0012】
図示の光ディスク再生装置は、映像再生部108と、画像出力部103と、音声出力部105と、リモコン受光部101と、制御部102と、光ディスクドライブ119とを備える。
制御部102は、図2に示すように、CPU129と、プログラムメモリ130と、データメモリ131と、モニタ情報取得部132と、副映像情報解析部133と、グラフィック決定部134と、フォントサイズ決定部135とを有する。
【0013】
映像再生部108は、光ディスク120に記録された映像及び音声データ等をデジタル映像データおよびデジタル音声データに変換処理する。
画像出力部103は、映像再生部108で処理されたデジタル映像データと、後述のCPU129で生成されたOSD(オンスクリーンディスプレイ)データを重畳し、後段の1つ又は複数のモニタ104に出力可能な映像信号フォーマットに変換して出力する。
モニター104は、画像出力部103の出力を表示する。
【0014】
音声処理部105は、映像再生部108で処理されたデジタル音声データを後述の1つ又は複数のスピーカー106に出力可能な音声信号フォーマットに変換して出力する。
スピーカー106は、音声処理部105の出力を音声に変換する。
【0015】
プログラムメモリ130は、例えばROM(read only memory)で構成され、CPU129で実行するプログラム等を格納している。
CPU129は、プログラムメモリ130に格納されたプログラムを実行する。この光ディスク再生装置の各ブロックの動作を制御する。
データメモリ131は、CPU129の動作に伴うデータの読み書きに用いられる。データメモリ131は例えば光ディスク120から読み出されたデータ、リモコン受光部101からのデータ等を保持する。
【0016】
リモコン受光部101は、リモコン107より発信された操作信号を受信し、受信した操作信号をCPU129に伝達する。
リモコンで107は、ユーザにより操作される再生、停止等のユーザ操作を入力するものであり、ユーザが前記リモコン107を操作することにより、リモコンより赤外線等の操作信号を発信する。
【0017】
光ディスク120は、図3に示すデータを記憶するものであり、対応する映像フォーマットの光ディスクドライブ119に挿入される。
【0018】
光ディスク120は、映像フォーマットで記録されており、1つ又は複数の記録された映像コンテンツを有し、また記録された映像コンテンツの中から再生するものを選択するためのメニュー画面を表すデータを有している。メニュー画面は、メニュー画面の背景となる映像コンテンツと、背景の映像コンテンツとは別に、他の記録された映像コンテンツを再生するための選択、字幕や音声言語の設定等を行うためのボタンを有し、ボタンを表示する際のグラフィック情報や、ボタンの選択や実行時に実行されるナビゲーションコマンド情報を含むボタン情報を持つことができる。また、ボタンに文字を表示する際には文字をグラフィック情報の一つとして持たせる以外に、文字をテキストデータとして持ち、ボタン情報とは別に記録されたフォントデータを利用して、ボタンのグラフィック情報に重畳して文字を表示することもできる。また、本編再生の字幕表示時の字幕情報がテキストデータで記録されている場合はフォントデータを利用して表示する。
【0019】
図3には、光ディスク120に、主映像データ121、副映像データ122、フォントデータ123、音声データ124、及び再生制御データ125が記録されていることが示されている。
主映像121は、光ディスクに記録された1つ又は複数の主たる映像コンテンツの映像情報を含む映像データとなる主映像データである。
音声データ124は、光ディスクに記録された1つ又は複数の主たる映像コンテンツの音声情報を含む。
【0020】
副映像データ122はメニュー画面表示時のボタンのグラフィック情報やナビゲーションコマンド情報や、本編再生中の字幕等を表示する際の字幕情報等の副映像情報を有する。副映像データ122は、異なる解像度で表示可能な複数の副映像データを含む。
フォントデータ123は副映像データ122で表示する文字がテキストデータで記録されていた場合に利用するフォント情報であり、複数のフォントサイズに対応する。
再生制御データ125は、光ディスクに記録された、主映像データ121、副映像データ122、フォントデータ123、音声データ124の各データの再生制御を行うためのものである。
【0021】
主映像データ121、副映像データ122、フォントデータ123の映像データはそれぞれ主映像処理部111、副映像処理部112、フォント処理部113で処理された後、互いに重畳されて画像出力部103にデジタル映像データとして出力される。音声データ124の音声データは音声処理部114で映像データの各処理部と同期をとりながら音声出力部にデジタル音声データとして出力する。
【0022】
モニタ情報取得部132は、接続されたモニタ104のモニタ情報を取得する。
副映像情報解析部133は光ディスク120から読み込んだ再生制御情報125および副映像データ122を解析し、利用可能なメニューのグラフィック情報をグラフィック決定部134に送信する。
【0023】
グラフィック決定部134は、副映像情報解析部133から利用可能なメニューのグラフィック情報GRAと、モニタ情報取得部132で取得したモニタ情報MDからモニタサイズを受け取り、利用するグラフィックを決定(異なるサイズのうちのいずれかを選択)する。
グラフィック決定部134で決定したグラフィックGRを映像再生部108の副映像処理部112に送信し、副映像処理部112では、副映像データを処理する際にグラフィック決定部135で決定したグラフィックに基づいて処理する。
【0024】
また、光ディスク120の副映像データ122がフォントデータ123を利用するものである場合、副映像情報解析部133は副映像の再生制御情報125および副映像データ122及びフォントデータ123を解析し、利用可能な利用可能なフォントサイズ情報FSAをフォントサイズ決定部135に送信する。
【0025】
フォントサイズ決定部135は、副映像情報解析部133から利用可能なフォントサイズ情報FSAと、モニタ情報取得部132で取得したモニタ情報MDのモニタサイズを受け取り、利用するフォントサイズFSUを決定する。
フォントサイズ決定部135で決定したフォントサイズFSUを映像再生部108のフォント処理部113に送信し、フォント処理113では、フォントデータを処理する際にフォントサイズ決定部135で決定したフォントサイズFSUに基づいて処理する。
【0026】
次に、光ディスク120に記録された映像フォーマットがBDビデオの場合を例に、本実施の形態の処理を説明する。光ディスク再生装置の電源がONされると、CPU129はモニタ情報取得部132にモニタ情報取得要求MAaを出す。要求を受け取ったモニタ情報取得部132はモニタ104に対してHDMI等の接続ケーブルを介してモニタ情報の取得要求MAbを行う。モニタ104はモニタ情報取得部132からのモニタ情報取得要求MAbに従い、モニタ解像度、モニタインチサイズ、設置位置情報(「助手席付近」、「後部座席付近」等)を含むモニタ情報MDをモニタ情報取得部132に対して送信する。
【0027】
なお、上記のように、モニタ情報の取得を光ディスク再生装置の電源ON時に行なう代わりに、モニタの電源をONにした際に、モニタ情報取得部132がモニタの電源ONを検知して、これに基づきモニタ情報の取得を行なうようにしても良い。
【0028】
次に、光ディスク再生装置の図示しない光ディスクドライブ119にBD−ROMメディア/BDビデオの映像フォーマットで記録された光ディスク120が挿入された場合について説明する。
【0029】
CPU129は光ディスクドライブ119にディスクが挿入されたことを検知すると、光ディスクドライブ119に挿入された光ディスクがどのような物理フォーマットなのかを問い合わせる物理情報取得要求PAを行う。光ディスクドライブ119はCPU129に対して、物理情報取得要求PAの返答として挿入された光ディスクの物理情報PDとしてBD−ROMであることを示すデータを送信する。
【0030】
CPU129は取得した物理情報PDを基に、対応するファイルシステムの解析処理を実行し、光ディスクに記録された映像フォーマットの論理情報を読込可能な状態にする。光ディスク120の場合はUDF(Universal Disk Format)ファイルシステムの解析処理を行う。
【0031】
CPU129は、ファイルシステムの解析処理によって、光ディスクに記録されたディレクトリやファイルをアクセス可能になり、どのような映像フォーマットで記録されているのかを判断可能となる。
【0032】
図4は、BDビデオの映像フォーマットで記録された光ディスク120のディレクトリ・ファイル構成を示したものである。本図において、Rootディレクトリ下に、BDMVディレクトリがある。BDMVディレクトリ下には、インデックスファイル“Index.bdmv”、ムービーオブジェクトファイル“MovieObject.bdmv”、プレイリストディレクトリ“PLAYLIST”、クリップ情報ディレクトリ“CLIPINF”、ストリームディレクトリ“STREAM”、BD−Jオブジェクトディレクトリ“BDJO”、BD−Jアーカイブディレクトリ“JAR”、およびバックアップディレクトリ“BACKUP”が記録される。
【0033】
インデックスファイル “Index.bdmv”には、BDMVディレクトリの内容について記録される。インデックスファイルは、メディア全体を管理するファイルであり、ユーザに見せるタイトルとモービーオブジェクトの対応関係を管理している。
また、ムービーオブジェクトファイル“MovieObject.bdmv”は、1つ以上のムービーオブジェクトの情報が記録される。ムービーオブジェクトは、再生されるプレイリストを管理しているファイルである。
【0034】
プレイリストディレクトリ“PLAYLIST”は、1つ以上のAVストリームと、そのAVストリームにおける再生経路とから構成されるプレイリストのデータベースを記録した、拡張子“mpls”を持つプレイリストファイル00001.mpls、00002.mpls、00003.mpls、…を、記録したディレクトリである。
【0035】
クリップ情報ディレクトリ“CLIPINF”は、後述のストリームディレクトリに記録されたAVストリームの所定データ単位としたクリップAVストリームを再生する上で必要な情報を記録した、拡張子“clpi”を持つクリップ情報ファイルを記録したディレクトリである。
【0036】
ストリームディレクトリ“STREAM”は、MPEG2−TSで記録されたストリームを記録した、拡張子“m2ts”を持つAVストリームファイルを、記録したディレクトリである。
【0037】
AVストリームは、主映像としての“プライマリビデオストリームデータ”及び“セカンダリビデオストリームデータ(PinP(picture-in-picture表示)時に利用)”、副映像としての“プレゼンテーショングラフィックストリームデータ(字幕やテロップ等)”、“テキストサブタイトルストリームデータ(字幕)”及び“インタラクティブグラフィックストリームデータ(メニューやポップアップメニューのボタン操作等)”、音声としての“プライマリオーディオストリームデータ”及び“セカンダリオーディオストリームデータ(PinP時に利用)”等のストリームデータをMPEG2−TS形式で多重化したものである。
【0038】
図5は、インデックスファイル(“Index.bdmv”)のインデックスと、ムービーオブジェクトファイル(“MovieObject.bdmv”)のムービーオブジェクトと、プレイリストディレクトリ(“PLAYLIST”)のプレイリストと、クリップ情報ディレクトリ(“CLIPINF”)のクリップ情報、ストリームディレクトリ(“STREAM”)のAVストリームファイルの一部として所定データ単位としたクリップAVストリームの関係を示したものである。
【0039】
なお、所定データ単位のクリップAVストリームファイルと対応するクリップ情報ファイルをまとめて便宜上クリップと呼ぶことがある。
【0040】
再生管理情報としてのプレイリスト(PlayList)は、いくつかのプレイアイテム(PlayItem)の並びによる再生経路を持ち、これをメインパス(Main path)と称する。また、プレイリストはメインパスと平行して、サブプレイアイテム(SubPlayItem)の並びによる再生経路を持つサブパス(Sub path)を持つことができる。図6はメインパスとサブパスの構成例を示すものである。プレイアイテム同様に、サブプレイアイテムも、クリップ(クリップ情報、クリップAVファイル)を持つことができる。
【0041】
図6の例の場合、PlayListは、3つのPlayItemの並びにより作られる1つのメインパスと、3つのサブパスを有している。メインパスを構成するPlayItemには、先頭から順番にそれぞれID(Identification)が付されている。具体的には、メインパスは、PlayItem_id=0、PlayItem_id=1、およびPlayItem_id=2のPlayItemからなる。3つのサブパスにはSubpath_id=0、Subpath_id=1、およびSubpath_id=2とそれぞれIDが付されている。Subpath_id=0のサブパスには、1つのSubPlayItemが含まれ、Subpath_id=1のサブパスには、2つのSubPlayItemが含まれ、Subpath_id=2のサブパスには、1つのSubPlayItemが含まれる。
【0042】
本実施の形態の光ディスク120には、互いに異なる解像度で表示可能な複数の副映像情報として、“プレゼンテーショングラフィックストリームデータ”、“テキストサブタイトルストリームデータ”及び“インタラクティブグラフィックストリームデータ”が含まれている。これらの“プレゼンテーショングラフィックストリームデータ”、“テキストサブタイトルストリームデータ”及び“インタラクティブグラフィックストリームデータ”の各々には、互いに異なる解像度で、互いに同一内容の表示を行うための複数のデータが含まれ、内容を示す内容識別子(互いに同一内容であることを示す同一内容識別子)RDと、表示解像度に応じて重み付けされた解像度レベル情報(異なる表示解像度をレベル分けした情報、即ち解像度を示す情報)RLとが付加されている。これらの同一内容識別子RD及び解像度レベル情報RLは、ストリームデータの属性情報の一部をなす。
これらの同一内容識別子RD及び解像度レベル情報RLは、「副映像データ管理情報」の一部をなす。
【0043】
CPU129は、挿入された光ディスクのファイルシステムデータをデータメモリ131に読込み、解析することで上記のディレクトリおよびファイルを光ディスクから読込むことができ、BDビデオの映像フォーマットで記録されていることを判断する。
CPU129は、BDビデオの再生処理としてインデックスファイルIndex.bdmvをデータメモリ131に読込み、ファーストプレイ再生のためのムービーオブジェクト(BD−Jの場合、BD−Jオブジェクト)を特定する。
【0044】
以下、ムービーオブジェクトの場合を例に説明を行う。CPU129は、ムービーオブジェクトをデータメモリ131に読込むと、ムービーオブジェクト内に記録されたナビゲーションコマンドを実行する。ナビゲーションコマンドの実行によりプレイリストの再生要求があった場合、指定されたプレイリスト番号に対応したプレイリストファイルをデータメモリ131に読込む。
【0045】
CPU129は、データメモリ131に読込まれたプレイリストファイル00001.mpls、00002.mpls、00003.mpls、…から、プレイアイテム(メインパス)およびサブパスの再生経路で用いられる、STN_Table(ストリーム番号テーブル)情報を読み出す。
【0046】
STN_Table情報には、多重化されたクリップAVストリーム内のストリームデータの登録情報(stream_entry)と、ストリームデータの属性情報(stream_attributes)が記録されており、CPU129は、上記登録情報で特定される再生経路に従い、再生処理する主映像の“ビデオストリームデータ”および音声の“オーディオストリームデータ”を決定する。
【0047】
一方、再生処理する副映像においては、“プレゼンテーショングラフィックストリームデータ”及び“インタラクティブグラフィックストリームデータ”に該当するストリームデータの登録情報には同一内容識別子RDと解像度レベル情報RLが、“テキストサブタイトルストリームデータ”に該当するストリームデータの登録情報には同一内容識別子RDと解像度レベル情報RL、フォントサイズに関する情報が記録されているため、副映像情報解析部133にSTN_Table情報を送信する。
【0048】
副映像情報解析部133は、STN_Table情報を解析し、利用可能な“プレゼンテーショングラフィックストリームデータ”及び“インタラクティブグラフィックストリームデータ”の登録情報と属性情報のリストをグラフィック決定部134に送り、グラフィック決定部134はモニタ情報取得部132からのモニタ情報MDに基づいて、利用する“プレゼンテーショングラフィックストリームデータ”及び“インタラクティブグラフィックストリームデータ”を決定する。
【0049】
また、副映像情報解析部133は、利用可能な“テキストサブタイトルストリームデータ”の登録情報と属性情報のリストをフォントサイズ決定部135に送り、フォントサイズ決定部135は、モニタ情報取得部132からのモニタ情報MDに基づいて、利用する“テキストサブタイトルストリームデータ”のフォントサイズを決定する。
【0050】
グラフィック決定部134、およびフォントサイズ決定部135で決定した、利用する“プレゼンテーショングラフィックストリームデータ”及び“インタラクティブグラフィックストリームデータ”、およびフォントサイズが指定された“テキストサブタイトルストリームデータ”は、副映像処理部112内のプレゼンテーショングラフィックデコーダ112A、インタラクティブグラフィックデコーダ112B、フォント処理部113内のテキストサブタイトルデコーダ113Aにおいてデコード処理され、それぞれデジタル映像データ化される。
【0051】
同時に“ビデオストリームデータ”をビデオデコーダでデコード処理することで得られるデジタル映像データと、副映像のデジタル映像データを重畳し、画像処理部103に出力される。画像出力部103では再生処理部108から出力された重畳されたデジタル映像データと、CPU129で生成されたOSDデータを重畳して、モニタ104に対応した映像信号フォーマットに変換して出力する。一方、“オーディオストリームデータ”はオーディオデコーダでデコード処理され、デジタル音声データとして音声出力部105に出力され、音声出力部105はスピーカー106に対応した音声信号フォーマットに変換して出力する。
【0052】
本実施の形態では、同一内容識別子RDと解像度レベル情報RLをストリームデータの登録情報に(登録情報の一部として)記録した際の例を説明したが、ストリームデータの属性情報等の別の場所に(別の情報の一部として)記録してもよい。
以下に、同一内容識別子RDと解像度レベル情報RLをストリームデータの属性情報に(属性情報の一部として)記録した場合の例を記載する。
【0053】
STN_Table情報には、多重化されたクリップAVストリーム内のストリームデータの登録情報(stream_entry)と、ストリームデータの属性情報(stream_attributes)が記録されており、“プレゼンテーショングラフィックストリームデータ”及び“インタラクティブグラフィックストリームデータ”の属性情報には、言語コードの他に、同一の言語コードであっても異なる内容を表示することを防ぐための同一内容識別子RDと、表示解像度に応じて重み付けされた解像度レベル情報RLが記録されている。
【0054】
副映像情報解析部133は、利用可能な“プレゼンテーショングラフィックストリームデータ”及び“インタラクティブグラフィックストリームデータ”の登録情報と属性情報のリストをグラフィック決定部134に送り、グラフィック決定部134はモニタ情報取得部132からのモニタ情報に基づいて、利用する“プレゼンテーショングラフィックストリームデータ”及び“インタラクティブグラフィックストリームデータ”を決定する。この場合、“テキストサブタイトルストリームデータ”の属性情報では同一内容識別子RDと表示解像度を持つことができないが、フォントサイズ決定部135はモニタ情報取得部132からのモニタ情報に基づき、光ディスクに記録されたデフォルトのフォントサイズより大きなフォントサイズを指定するか否かを判断し、フォント処理部113に命令し、フォント処理を行うようにしてもよい。
【0055】
なお、視覚効果のさらなる向上のため、光ディスクに記録された同一内容の異なる表示解像度の副映像毎に配色を変えた、同一内容の異なる表示解像度の副映像データを記録してもよい。
【0056】
また、視覚効果のさらなる向上のため、1つ又は複数のボタンの配置が成され、選択されたボタン(カーソル)が表示されるメニュー画面等の副映像データにおいて、異なる表示解像度毎にカーソル配色を変えた、同一内容の異なる表示解像度の副映像データを記録してもよい。
【0057】
実施の形態1の光ディスク再生装置は、車載環境におけるモニタ設置位置として、カーナビゲーション機器の地図情報を表示するためのモニタとの兼用による前席用(主に助手席用)モニタや、前席頭部に搭載するヘッドレストタイプや天井に搭載するフリップダウンタイプ等のモニタが想定され、使用するモニタのモニタサイズに合わせて、字幕やボタンの情報を自動で切り替えることができるために、見やすい字幕やボタンを表示することができる。
【0058】
また、解像度の大きい副映像を利用することにより、表示モニタのタッチパネルのセンサーの粒度が荒い場合でも、メニュー表示時でセンサーと副映像のボタンずれをより少なくすることができる。
【0059】
さらに、複数の副映像データを管理する副映像データ管理情報に、同一内容識別子RDを持つことで複数の副映像データの中から同一内容の副映像データの分類を短時間で探索することができる。
【0060】
さらに副映像データを管理する副映像データ管理情報に、解像度レベル情報RLを持つことで複数の同一内容の副映像データから必要な表示解像度の副映像データを短時間で選択することができる。
【0061】
実施の形態2.
以下、図7及び図8を参照してこの発明の実施の形態2を説明する。実施の形態2の光ディスク再生装置も、実施の形態1と同様に、Blu−ray Disc(以下、BD)ビデオ等の映像フォーマットで記録された光ディスクを再生することができる。
【0062】
図7はこの発明の実施の形態2の光ディスク再生装置を示すブロック図である。図7において図1と同様のブロックについては、同一符号を付し、説明を省略する。
【0063】
実施の形態2の光ディスク再生装置は、実施の形態1と概して同じであるが、以下の点で異なる。即ち、実施の形態1では、モニタ104に対してモニタ情報取得処理を行っていたが、実施の形態2では行っていない。
図7に示される、実施の形態2の光ディスク再生装置は、図1の制御部102の代わりに制御部140を備えている。
制御部140は、例えば図8に示されるように構成されている。図8に示される制御部140は、図1に示される制御部102と概して同じであるが、モニタ情報取得部132を備えておらず、代わりに、再生環境設定部141を備えている。
【0064】
再生環境設定部141は、再生するタイトル番号、チャプター番号、プレイリスト番号、プレイアイテム番号、再生するクリップAVストリームデータに多重化された、主映像、副映像および音声のストリームデータの属性情報の一つであるストリーム番号、光ディスク再生装置のハードウェア仕様に関する情報等が設定されたレジスタ群である。
【0065】
再生環境設定部141は、車載環境設定部142を含む。車載環境設定部142は、再生環境設定部141のハードウェア仕様に関する情報の一つとして、当該光ディスク再生装置が車載環境で用いられるものであることを示す情報を設定するためのものである。車載環境部142は光ディスク再生装置を車載環境下で利用する場合にあらかじめ(例えば出荷前に、或いは車車両に搭載する際に)設定しておく。
【0066】
本実施の形態の光ディスク再生装置にて光ディスクを再生する際、実施の形態1と同様に、CPU129は光ディスク120の物理情報の取得、ファイルシステムデータの解析処理を行い、光ディスクに記録された映像フォーマットの論理情報を読込可能な状態にする。続いて、CPU129はインデックスファイル、ムービーオブジェクトフィル、プレイリストファイルを実施の形態1と同様に処理し、副映像情報処理部133にSTN_Table情報を送信する。
【0067】
副映像情報解析部133は、STN_Table情報を解析し、利用可能な“プレゼンテーショングラフィックストリームデータ”及び“インタラクティブグラフィックストリームデータ”の登録情報と属性情報のリストをグラフィック決定部134に送り、グラフィック決定部134は車載環境設定部142に設定された車載環境であることを示す情報MBがあるかを読込み、車載環境であると判断すれば、利用可能な“プレゼンテーショングラフィックストリームデータ”及び“インタラクティブグラフィックストリームデータ”の登録情報に記録された同一内容識別子RDと解像度レベル情報RLに基づいて大きい解像度のグラフィックを選択する。
【0068】
また、副映像情報解析部133は、利用可能な“テキストサブタイトルストリームデータ”の登録情報と属性情報のリストをフォントサイズ決定部135に送り、フォントサイズ決定部135は、車載環境設定部142に設定された車載環境であることを示す情報があるかを読込み、車載環境であると判断すれば、利用する“テキストサブタイトルストリームデータ”の登録情報に記録された同一内容識別子RDと解像度レベル情報RLに基づいて大きいフォントサイズを決定する。
【0069】
グラフィック決定部134、およびフォントサイズ決定部135で決定した、利用する“プレゼンテーショングラフィックストリームデータ”及び“インタラクティブグラフィックストリームデータ”、およびフォントサイズが指定された“テキストサブタイトルストリームデータ”は、副映像処理部112に送られ、以後実施の形態1同様の処理を行うことで主映像と副映像とで異なる縮尺の表示が可能となる。
【0070】
なお、実施の形態2では、車載環境設定部142に車載環境であることを示す情報を設定しているが、それ以外にモニタサイズ等のモニタ情報を持つことで、グラフィック決定部134、フォントサイズ決定部135が接続されたモニタに最適な“プレゼンテーショングラフィックストリームデータ”、“インタラクティブグラフィックストリームデータ”、及び“テキストサブタイトルストリームデータ”を選択してもよい。
【0071】
本実施の形態では、同一内容識別子RDと解像度レベル情報RLをストリームデータの登録情報に(登録情報の一部として)記録した際の例を説明したが、実施の形態1同様にストリームデータの属性情報等の別の場所に(属性情報等の他の情報の一部として)記録して利用してもよい。
【0072】
さらに、BD等の光ディスク再生装置では、フラッシュメモリ151やHDD152等の記録媒体(点線で示す)をローカル記録領域として利用可能であり、光ディスクとローカル記録領域をあたかも一つのパッケージメディアとして利用できる仕組みを有している。ローカル記録領域は、インターネットとのネットワーク接続可能な光ディスク再生装置において、光ディスクに記録された、インターネット接続を行うプログラムを実行された際にインターネット上にある光ディスクの関連サイトに接続され、光ディスクに関連した主映像及び副映像並びに音声をダウンロードして記録するために利用される。
【0073】
例えば、図7に点線で示すように、インターネットとのネットワーク接続のための入出力I/F153を設け、該入出力I/F153を用いたネットワーク接続を通じて、光ディスクに関連した主映像及び副映像並びに音声をダウンロードする場合に、車載環境設定部142を読込み、異なる解像度で表示可能な“プレゼンテーショングラフィックストリームデータ”、“インタラクティブグラフィックストリームデータ”、及び“テキストサブタイトルストリームデータ”、複数のフォントサイズを有するフォントデータ、およびそれらを再生させるための再生経路の情報を有するプレイリストファイルをローカル記憶領域(151、152)にダウンロードして利用してもよい。
【0074】
この場合、インターネット上の関連サイトへのアクセスを、光ディスクに記録されたプログラムに基づいて、CPU129が行うようにしても良い。
【0075】
なお、実施の形態1および2では、主映像、副映像及びフォントデータ並びに音声および再生制御情報を記録したリムーバブル記憶媒体である、光ディスクで説明してきたが、主映像及び副映像及びフォントデータ並びに音声および再生制御情報が記録されたHDD等の内部記録領域から映像再生する再生装置や、主映像、副映像及びフォントデータ並びに音声および再生制御情報が記録された再生装置外の記憶媒体から、放送波やネットワークを通じて映像再生する再生装置でも同様の処理をしてもよい。
【0076】
実施の形態2の光ディスク再生装置のローカル記録領域が可搬型記録媒体の場合、別の光ディスク再生装置で、光ディスクに関連した主映像及び副映像並びに音声をダウンロードする場合に、車載環境設定部142のデータを読込み、異なる解像度で表示可能な“プレゼンテーショングラフィックストリームデータ”、“インタラクティブグラフィックストリームデータ”、及び“テキストサブタイトルストリームデータ”、複数のフォントサイズを有するフォントデータ、およびそれらを再生させるための再生経路の情報を有するプレイリストファイルを記録した可搬型記録媒体を、実施の形態2の光ディスク再生装置のローカル記録領域として利用してもよい。
【0077】
実施の形態2では、実施の形態1と同様の効果が得られる以外に、ローカル記録領域およびネットワーク接続を用いることで、光ディスクに同一内容の異なる解像度の副映像が記録されていなくても、インターネット上に光ディスクに対応した同一内容の異なる解像度の副映像があれば入手して利用することができる。
【0078】
なお、上記の実施の形態では、モニタ情報取得部132、副映像情報解析部133、グラフィック決定部134、フォントサイズ決定部135がCPU129とは別のものとして説明されているが、これらの機能をソフトウエアにより、即ちプログラムに従って動作するCPU(CPU129、あるいはこれらとは別個のCPU)によって実現することとしても良い。
【符号の説明】
【0079】
101 リモコン受光部、 129 CPU、 103 画像出力部、 104 モニタ、 105 音声出力部、 106 スピーカー、 108 映像再生部、 111 主映像処理部、 111 副映像処理部、 112 フォント処理部、 114 音声処理部、 120 光ディスク、 121 主映像データ、 122 副映像データ、 123 フォントデータ、 124 音声データ、 125 再生制御データ、 131 メモリ、 133 副映像情報解析部、 134 グラフィック決定部、 135 フォントサイズ決定部、 141 再生環境設定部、 142 車載環境設定部。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
接続された表示モニタのモニタ情報を取得するためのモニタ情報解析手段と、
光ディスクに記録された複数の副映像データを管理する副映像データ管理情報を取得するための副映像情報解析手段と、
取得したモニタ情報に基づいて、前記副映像データ管理情報から、表示モニタに適した副映像データを選択する選択手段と、
前記表示モニタに適した副映像データを映像処理し、主映像と重ね合わせて表示する画像出力手段と
を備えた光ディスク再生装置。
【請求項2】
前記副映像情報解析手段は、前記副映像データ管理情報として、複数の副映像データのうち互いに異なる解像度で表示可能な互いに同一内容の複数の副映像データ同士を識別する同一内容識別子を取得する
ことを特徴とする請求項1に記載の光ディスク再生装置。
【請求項3】
前記選択手段は、前記取得したモニタ情報に基づいて、前記同一内容識別子を参照して、互いに異なる解像度で表示可能な互いに同一内容の複数の副映像データのうち、表示解像度が大きい副映像データを選択する
ことを特徴とする請求項2に記載の光ディスク再生装置。
【請求項4】
前記副映像情報解析手段は、前記副映像データ管理情報として、複数の副映像データのうち互いに異なる解像度で表示可能な互いに同一内容の複数の副映像データ同士を識別する同一内容識別子と、異なる表示解像度をレベル分けした解像度レベル情報を取得し、
前記選択手段は、取得したモニタ情報に基づいて、前記同一内容識別子および前記解像度レベル情報を参照して、前記互いに異なる解像度で表示可能な互いに同一内容の複数の副映像データのうち、前記モニタ情報の解像度に応じた解像度レベルの副映像データを選択する
ことを特徴とする請求項1に記載の光ディスク再生装置。
【請求項5】
再生環境に応じて設定される再生環境設定部に車載環境であることを特定する車載環境設定情報があるか否かを読み込む手段と、
光ディスクに記録された複数の副映像データを管理する副映像データ管理情報を取得するための副映像情報解析手段と、
前記車載環境設定情報に基づいて、前記副映像データ管理情報から、表示解像度が大きい副映像データを選択する選択手段と、
前記表示解像度が大きい副映像データを映像処理し、主映像と重ね合わせて表示する画像出力手段と
を備えた光ディスク再生装置。
【請求項6】
前記副映像情報解析手段は、前記副映像データ管理情報として、複数の副映像データのうち互いに異なる解像度で表示可能な互いに同一内容の複数の副映像データ同士を識別する同一内容識別子を取得する
ことを特徴とする請求項5に記載の光ディスク再生装置。
【請求項7】
前記選択手段は、前記車載環境設定情報に基づいて、前記同一内容識別子を参照して、互いに異なる解像度で表示可能な互いに同一内容の複数の副映像データのうち、表示解像度が大きい副映像データを選択する
ことを特徴とする請求項6に記載の光ディスク再生装置。
【請求項8】
前記副映像情報解析手段は、前記副映像データ管理情報として、複数の副映像データのうち互いに異なる解像度で表示可能な互いに同一内容の複数の副映像データ同士を識別する同一内容識別子と、異なる表示解像度をレベル分けした解像度レベル情報を取得し、
前記選択手段は、前記車載環境設定情報に基づいて、前記同一内容識別子および解像度レベル情報を参照して、前記互いに異なる解像度で表示可能な互いに同一内容の複数の副映像データのうち、前記モニタ情報の解像度に応じた解像度レベルの副映像データを選択する
ことを特徴とする請求項5に記載の光ディスク再生装置。
【請求項9】
インターネットへの接続のための手段と、
光ディスクに記録されたプログラムに基づいてインターネット上の、前記光ディスクの関連サイトにアクセスする手段と、
前記光ディスクの関連サイトからダウンロードする際に、前記再生環境設定部の車載環境設定情報に基づいて、前記互いに異なる解像度で表示可能な互いに同一内容の複数の副映像データをダウンロードする手段と、
ダウンロードした、前記副映像データを保存するローカル記憶領域と、
ダウンロードした、互いに異なる解像度で表示可能な互いに同一内容の複数の副映像データ、およびそれらの副映像データを管理する副映像データ管理情報を前記ローカルな記録領域にデータを保存する手段と、
前記光ディスクと前記ローカル記録領域を一つの記憶媒体として再生する手段とを備え、
これらにより、ダウンロードした、互いに異なる解像度で表示可能な、互いに同一内容の複数の副映像データの中から再生する副映像データを選択する
ことを特徴とする請求項5に記載の光ディスク再生装置。
【請求項10】
映像コンテンツの主映像データと、
字幕やメニュー用グラフィックとして利用する、互いに異なる解像度で表示可能な互いに同一内容の複数の副映像データと、
前記複数の副映像データを管理する副映像データ管理情報と
を記録した光ディスク。
【請求項11】
前記副映像データ管理情報として、
互いに異なる解像度で表示可能な互いに同一内容の複数の副映像データ同士を管理する同一内容識別子を記録した
ことを特徴とする請求項10に記載の光ディスク。
【請求項12】
前記副映像データ管理情報として、
互いに異なる解像度で表示可能な互いに同一内容の複数の副映像データ同士を管理する同一内容識別子と、
異なる表示解像度をレベル分けした解像度レベル情報と
を記録したことを特徴とする請求項10に記載の光ディスク。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2010−277640(P2010−277640A)
【公開日】平成22年12月9日(2010.12.9)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−128876(P2009−128876)
【出願日】平成21年5月28日(2009.5.28)
【出願人】(000006013)三菱電機株式会社 (33,312)
【Fターム(参考)】