説明

光ワンドおよびバルーンカテーテル

本発明の一側面は、患者の体腔における障害を治療するための装置からの光放射を該体腔の内面へ導くための発光部分を有する装置に関する。例えば、疾病は、胃炎、胃潰瘍、十二指腸潰瘍、胃癌、胃リンパ腫、潰瘍性大腸炎、またはクローン病等の患者の胃腸障害であってもよい。装置はまた、循環系、泌尿生殖器系およびその他の体腔の疾病を治療する目的で使用されてもよい。一実施形態において、装置は、患者の体腔(例えば、胃または結腸)へ挿入され、装置の遠位端を望ましい位置に置く。その後、バルーンは、例えば、一連の光ファイバー端部等、該装置の発光部分の周囲で膨張させられる。その後、患者の体腔は、患者の体内組織を著しく破壊することなく体腔内の微生物を殺す、または衰弱させるために、光放射で照射され、それにより、障害に関連する1つ以上の症状を改善または軽減する。治療に続いて、正常微生物叢の成長を再確立させるため、胃腸管治療後に共生細菌を患者に投与してもよい。


【発明の詳細な説明】
【背景技術】
【0001】
本出願は、2006年4月25日に出願された、米国仮特許出願第60/794,658号の優先権の利益を主張するが、その全体は参照により本明細書に組み込まれる。
【0002】
発明の背景
胃腸管への感染は、年間何百万という人々が関与し、極めて一般的である。これらの感染は、細菌、ウイルス、および菌類を含み、重大な疾患および罹患の原因となっている。世界中で最も一般的な胃腸感染症の1つが、胃および十二指腸に感染する病原菌である、ヘリコバクター・ピロリによるものである。米国では、例えば、ヘリコバクター・ピロリは、成人人口の約20%に認められる。それは、慢性消化管感染症であり、一度感染すると治療がはなはだ困難である。ほとんどの感染性の細菌はヒト免疫系で容易に破壊され得るが、ヘリコバクター・ピロリは胃の内腔、並びに胃および十二指腸細胞の表面に生存し、活発な免疫反応にさえ比較的耐性がある。
【0003】
ヘリコバクター・ピロリは、概して、ヒトにおいて不顕性感染であり、多くの場合、比較的害のない胃の炎症または胃炎を引き起こす。しかしながら、感染者のなかでもごく稀に、ヘリコバクター・ピロリが、症候性胃炎、胃潰瘍、十二指腸潰瘍、胃癌、および胃リンパ腫を引き起こす可能性がある。微生物は、すべての報告された十二指腸潰瘍のうちの約90%、胃潰瘍のうちの50%、胃癌のうちの85%、および実質的には、胃リンパ腫のうちの100%を占める。何百万人ものアメリカ人が、ヘリコバクター・ピロリによる症候性胃炎または上記のさらに多くの深刻な疾病の実体を有する。ヘリコバクター・ピロリは、米国において、複雑な潰瘍性疾病および癌による、何千人もの死亡の原因であり、世界保健機関(World Health Organization)では、ベンゼンおよびDDTと同一のクラス1の発癌物質であると考えられている。
【0004】
同一の症状、疾病、および死を生じる微生物は、世界中のすべての国々で発見されているが、不衛生、汚染された給水および人口密集状態のためであると推測され、発展途上国で最もまん延している。例えば、ペルーおよびその他の南アメリカ諸国では、ヘリコバクター・ピロリ感染の有病率は、90%に達する。
【0005】
ヘリコバクター・ピロリに利用できるワクチンはなく、数年の集中的な取り組みにもかかわらず、見通せる範囲では見込みが立たっていない。現在のところ、唯一の利用できる治療は、2週間にわたり投与される3つまたは4つの高価な抗生物質を含む長期かつ複雑な抗生物質の処方である。しかしながら、強力な抗生物質投与計画を使用しても、それらの治療を受けた者のうちの20%は、治癒されない。
【0006】
使用する抗生物質は、強力であり、時には良好な耐容性を示さず、嘔吐、味覚の変化、および下痢を生じ得る。アレルギー反応は珍しくない。有効性および副作用の問題に加えて、本微生物の抗生物質耐性が急激に高まっている。ヘリコバクター臨床分離株のうち最高50%が、現在、一つ以上の最高の抗生物質に耐性を示す。この抗生物質に対する耐性の問題は将来増加せざるを得ないと見込まれ、疾病の転帰の悪化および増え続ける医療費をもたらす。
【0007】
従って、ヘリコバクター・ピロリ感染に対する効果的、急速かつ良好な耐容性を示す治療の大きな必要性がある。また、腸管、肺、腹膜腔、および尿道等のその他の体腔内微生物の活力を無くさせ、または殺すための良好な耐容性を示しかつ効果的で、侵襲が最小限である方法の必要性がある。
【0008】
発明の要旨
本発明の一面は、患者の体腔内面の疾患を治療するために、装置からの光放射を該体腔の内面へ導くための発光部分を有する該装置に関する。例えば、該障害は、胃炎、胃潰瘍、十二指腸潰瘍、胃癌、胃リンパ腫、潰瘍性大腸炎、またはクローン病等の患者の胃腸障害であってもよい。該装置はまた、循環系、泌尿生殖器系およびその他の体腔の疾病を治療する目的で使用されてもよい。一実施形態において、該装置は該装置の遠位端を望ましい位置に置くために、患者の体腔(例えば、胃または結腸)へ挿入される。そこで、バルーンは、例えば、多数並んでいる光ファイバー端部等、該装置の発光部分の周囲で膨張する。その後、患者の体内組織の重大な破壊なく体腔内の微生物を殺す、または弱らせるために患者の体腔は光放射で照射され、それにより、疾病に関連する1つ以上の症状を改善または軽減する。治療に続いて、正常微生物叢の生育を回復させるために共生細菌を胃腸管の治療後に患者へ投与されてもよい。
【0009】
本発明の一側面は、ヘリコバクター・ピロリおよび/または患者の体内のその他の微生物を衰弱させる、または殺すための治療方法および装置に関する。ある実施形態において、本発明は、胃または十二指腸潰瘍を治療するために、特に適している。本発明の一側面は、放射線を生じるレーザーダイオードの使用を含み、本放射は、患者の体腔(例えば胃等)の内面内の、または担持する病原性微生物を除去する。ある実施形態において、引き伸ばしたようなカテーテルは、なんらかの様々な方法により身体へ挿入するように提供されている。例えば、カテーテルは、内視鏡的に(例えば、食道を介して)置かれるか、外科的に置かれるか、腹腔鏡的に置かれるか、または外部のイメージガイド経腔的または経皮的挿入で置かれてもよい。バルーンは、カテーテルの末端に取り付けてもよい。レーザーダイオードまたはいくつかのその他の外部の光源から体の内部に光(「光ワンド」と称される)を伝える手段は、体内の微生物を破壊するための放射線を与えるために、遠位発光部分がバルーン内に位置付けられるように、カテーテルに挿入され得る。ある実施形態において、光を伝える手段は、光ファイバーアセンブリである。ある実施形態において、本バルーンは、気体または液体(例えば、水または生理的食塩水)で満たされている。ある実施形態において、気体または液体は、カテーテルのルーメンを経てバルーンを通して循環することができる。ある実施形態において、流体は、光ワンドの光ファイバーにわたり循環してもよい。体腔内側面中のヘリコバクター・ピロリあるいは他の微生物を弱らせるか、あるいは殺すために十分な放射エネルギーは、このように機器の近位端部から、流動体で満たされた風船を通って機器の遠位端周囲の上皮に転送される。
【0010】
本発明の、これら並びにその他の詳細および特定の側面は、付帯の特許請求の範囲内における本発明のいくつかの形式を例として説明する以下の図および詳細な説明を参照することにより、さらに理解されるであろう。
【0011】
発明の詳細な説明
本発明の一側面は、インフレータブルバルーン内で局部光放射を生成するための要素を含む外科装置に関する。本発明は、様々な病原性微生物を殺す、または衰弱させるために使用することができる。本発明は、光放射を外部からまたは標準的な外科手術を介して容易に到達できない体の部分に送達するその他の障害と同様に、胃腸系への感染を治療するのに役立てるために使用することができる。本発明の一側面において、レーザーダイオードの配列等、光放射の光源は、光ファイバーの配列に結合される。光ファイバーの配列の遠位端部は、胃の内部を覆う被覆組織上に、またはその上皮組織内に運ばれる細菌性細胞を損傷する、または殺すことにより、H.ピロリ感染を治療するために、体腔(例えば、胃)に位置付けられる。従って、本発明は、胃潰瘍および癌への感染の進行を防ぐために使用することができる。
【0012】
本発明のある側面は、該胃内のヘリコバクター・ピロリ感染の治療における例を記載する。X線、アイソトープ、電波、マイクロ波、または光放射(例えば、紫外線)からの照射を含む、様々な照射の形式は、このような感染を治療する有利な方法を提供する。例えば、カテーテルを通して使用される光放射機器は、体腔の内面を照らす照射を形成し、この際、胃壁の円柱状上皮面またはいずれか他の通過管または管状器官の上皮が治療される(図1)。この治療中、該光放射は、細菌性細胞を損傷する、または殺す。本発明の重要な利点は、細菌等の多くの微生物が周囲のヒト細胞よりもはるかに大きい度合いで特定の光の波長に影響を受けやすいという事実にある。従って、宿主細胞を最小破壊することで微生物を殺す、または衰弱させることができる。
【0013】
図1は、本発明に従って、一使用法の例(例えば、胃のヘリコバクター・ピロリ感染の治療)を例示する。この際、カテーテルおよび光ワンドを含む器具を提供する。カテーテルは、遠位端部に液体または気体で満たすことができるバルーンを有する。光ワンドは、放射線を発する遠位発光部分を有し、カテーテルに挿入することができ、それによりバルーン内に遠位発光部分を置く。ある実施形態において、レーザーダイオードの配列は、光ファイバーの配列の近位端部に結合され、光ファイバーの遠位端部はすべて、光ワンドの遠位端部内に配置される。
【0014】
カテーテル 図2から5は、本発明のカテーテルの実施形態を例示する。カテーテルは、医師が、体内の治療部位で、(下記に記載される)光ワンドを導入し、位置付けることを可能にする。従って、食道および胃に容易に導入できるように、柔軟性があり、小径かつ丸い前端部を有することが、カテーテルにとっては有用である。ある特定の実施形態において、挿入期間中、カテーテルは、約10mm以下の外径を有する。ある特定の実施形態において、カテーテルは、約4mm以下の外径を有する。ある特定の実施形態において、挿入期間中、カテーテルは、約5mmの外径を有する。ある特定の実施形態において、挿入期間中、カテーテルは、約4mmの外径を有する。その他の適用において、該カテーテルの性質および寸法は、特定の作業の要件に合わせて異なってもよい。
【0015】
ある実施形態において、カテーテルは、該口および食道を経由して、胃に挿入してもよい。体腔の挿入は、内視鏡のルーメンまたは類似の道具を通して;機械的ガイドおよび挿入過程を視覚化する手段として役に立つ内視鏡上で;内視鏡または類似の道具とともに、サイドカー法で並列して;ガイドワイヤ上で;または独立して、X線透視法等、外部の視覚手段の補助の有無に関わらない方法等を含む様々な方法において達成されてもよい。
【0016】
ガイドワイヤは、カテーテルの導入を補助するために使用することができる。患者にガイドワイヤを位置付けると、患者の口から延ばすガイドワイヤの自由端はその後、該カテーテルチップを通して「後方に挿入」される。ある実施形態において、除去できるガイドワイヤルーメンは、ジップシースを確保するために仮結合コードとして使用することができ、カテーテルの端部で、バルーンを取り囲む。図4および5を参照。ある実施形態において、ガイドワイヤの除去は、ジップシースをカテーテルから分離し(ジップシースを開口、および放置または患者の口を介して除去することが可能)、それにより、ジップシースをカテーテルから分離し、バルーンを膨張させることが可能である。その他の実施形態において、ジップシースは独立して、カテーテルに固定し、ガイドワイヤを除去した(例えば、剥した)後、除去することができる。その他の実施例において、カテーテルに沿ってバルーン(下記参照)が挿入の際滑ることを未然に防ぐために、カテーテルには減圧が適用され、この到達法によりジッパー・シースの必要性をなくす。ある実施形態において、カテーテルは、光ワンドにより放出される光を分散する、または導く、あるいは形成するために役立つ。ある実施形態において、カテーテルの内部は、散乱管を含む。ある実施形態において、散乱管は、PebaxまたはFEPまたはPTFEまたはポリウレタンまたはポリエチレン等の光透過ポリマーであり、BaSO粒子のような散乱粒子が挿入されたものである。ある実施形態において、散乱管は、Pebaxで構成され、15重量%のBaSOが充填されたものである。ある実施形態において、散乱管は、Pebaxからで構成され、10重量%のBaSOが充填されたものである。ある実施形態において、散乱管は、Pebaxで構成され、20重量%のBaSOが充填されたものである。
【0017】
ある実施形態において、カテーテルバルーンの形状は、標的臓器の形状に適合するように柔軟性を備えたものが選択される。ある実施形態において、カテーテルバルーンの形状は、図2および3に示されるように、ベローズ形状である。ある実施形態において、該バルーン形状は、流体で満たされる場合、集光または成形要素として役立つ。
【0018】
ランプ、レーザーダイオード、およびその他の光源 様々な適用のために、可視光線を必要に応じて使用することができる。本発明の一形態において、約400nmの波長の可視的な青色または紫色の光を使用する。その他の適用において、例えば、連続広帯域光、または不連続帯域の光の組み合わせ、あるいは連続広帯域と不連続帯域の双方の組み合わせとして、多数の波長から成る光を必要に応じて使用することができる。本発明のこのような形態において、400nmから約450nmの可視光線を使用する。本発明の別の形態において、約350nmから450nmのUV−A光と可視光線との組み合わせを使用する。本発明の別の形態において、水銀−キセノン・アークランプで照射されるような約365nm、404nmおよび435nmでの輝線を使用する。本発明の別の形態において、光増感剤の特定の吸収帯に対応するために選択された可視光線および/または紫外線を使用する。本発明の別の形態において、選択された波長、または動作波長は、ポルフィリンであり、具体的には、プロトポルフィリンIXおよびコプロポルフィリン(Coproporphyrin)等の内因性光増感剤の吸収帯(すなわち、標的微生物内に自然に存在する感受性化合物)と対応する。多数の波長を使用する場合、該光は、いくつかの適した光源のいずれかにより供給されてもよい。本発明の一形態において、光源は、1つまたはいくつかのレーザーダイオードにより構成され、該レーザーダイオードは、いくつかの異なる波長を放出してもよい。本発明の別の形態において、光源は、例えば、キセノンまたは水銀−キセノン小型アークランプ、またはキセノン閃光ランプ、またはハロゲン化金属ランプ等の広帯域ランプより構成される。光エネルギーは、光ワンドの近位端部に結合される1つ以上の光源により供給することができる。レーザー、レーザーダイオード、発光ダイオード、放電灯、閃光ランプ、アークランプ、白熱灯、および蛍光灯等を含む光源を使用してもよいがこれらに限定されない。該光源を連続波動作において使用してもよく、またはパルスもしくは変調したものであってもよい。
【0019】
光ワンド 図6は、本発明の光ワンドの一実施形態を例示する。ある実施形態において、複数のレーザーダイオードは、光コネクタによって、本明細書では「ファイバー・バンドル」と称する、複数の光ファイバーの近位端部に結合される。光ファイバーは、光ワンドを形成するために、細長いシャフトの遠位端部に沿って間隔が空けられる。光ファイバーの遠位端部は、対象とする治療法の要件に合う型に分散されるまたはずらされる。ある実施形態において、光ファイバーは、近位部の相対位置で「開部に入れられ」または固定されるが、図6に示されるように、その他すべての位置で緩く束ねられる。ある実施形態において、該光ファイバーの遠位端部は、図7および8に示されるように、一様な長手方向パターンでずれている。このような方法で放出される光は、光ワンドの遠位端部にわたって均等に分布する。ある実施形態において、レーザーダイオードは、約25cmの長さにわたって分布される。ある実施形態において、光ファイバー端部間の離間距離は、約2cmである。図7および8は、光ファイバー端部の離間の一実施形態を示す。ある実施形態において、光ファーバー・バンドルを取り囲むシースは、透明なFEPから形成される。
【0020】
一実施形態において、ずれている光ファーバー・バンドルを含む光ファイバーの遠位部分は緩く束ねられる、すなわち、光ファイバーは、図6に示されるように基部の開部に入れられるが、各光ファイバーの遠位部分は結合されていないままであることが理解されるであろう。この配列は、遠位部分を曲げる場合に典型的に生じるように、光ファイバーの遠位部分を互いに対して滑るように動くことを可能にする。従って、ある実施形態において、該光ファーバー・バンドルを取り囲むシースは、各ファイバーの長手方向の滑り運動を抑制することなく、シース内の該光ファイバーのセンタリングを実質的に維持するために、遠位で先細りとなっている。
【0021】
その他の実施形態において、各光ファイバーの遠位部分は、各ファイバーの長手方向の滑り運動を抑制することなく、シースの流体運動を妨げることなく、該シース内のセンタリングを達成するために、1つまたはいくつかのセンタリング環または類似の付属品を装着する。別の実施形態において、光ファーバー・バンドルを取り囲むシースは、該シースの縦の滑り運動を抑制することなく、該光ワンドシースを取り囲む流体運動を妨げることなく、光ワンドシースが屈曲においてカテーテル内の実質的なセンタリングを保持し、該カテーテル内の光ワンドシースの横移動の範囲を最小化するように、1つまたはいくつかのセンタリング環または類似の付属品を装着する。
【0022】
ある実施形態において、ファーバー・バンドルは、13の光ファイバーを含む(図6を参照)。ある実施形態において、ファーバー・バンドルは、約200の個々の純シリカファイバーを含む。光ファイバーの露光劣化を防ぐために、該ファーバー・バンドルのコアガラスは、水素負荷された、または高OHシリカで構成されてもよい。光ファイバーの抗張力を増加するために、これらは、例えば、アルミニウム緩衝剤を使用して密閉コーティングされてもよい。適した光ファイバー型の一例は、アリゾナ州フェニックスのPolymicro Technologies社により製造されるUVIまたはUVMの光ファイバーである。本組成物の光ファーバー・バンドルの使用により、露光劣化による光ファーバー・バンドル内の放射の最小の減衰を生じる。露光劣化とは、ファイバーがエネルギー吸収により、望ましくなく黒くなることである。
【0023】
光ワンドの使用中、光エネルギーは、ファーバー・バンドルの遠位端部外へ複数のビームとして通過する。ファーバー・バンドルの遠位端部は、光スコープの遠位端部に沿ってずれ、流体に包まれている。蒸留水等の流体は、図6に示されるように、光ワンドにおいて連結管を通して光ワンドに導入することができる。ある実施形態において、流体は、約10mL/分、約12mL/分、約14mL/分、約16mL/分、約18mL/分、または約20mL/分の割合で、導入される。一実施形態において、流体は、約16.7mL/分で、導入される。本流体は、FEPシース内の光ファイバーを下方向に通過し、カテーテルの内部ルーメン中に光ワンドの遠位端部を抜け出し、そしてそこで流体は、光ワンドの外部に沿って、また最終的に手元側継手でカテーテルの外への経路をもどる。流体は、光ファイバー端部から出す光のための透過媒体とカテーテルの光ファイバーおよび内部ルーメンのための冷却液との双方の役割を果たしてもよい。ある実施形態において、流体は屈折率整合によるごとく、光ファイバー端部の外およびカテーテルに光を結びつけるために役立つ。場合によっては、流体は、光放射を散乱するために役立つ。
【0024】
光は、流体で満たされたバルーンを通過後、患者の体腔に入り、体腔の内表面に存在する病原性微生物を殺すまたは衰弱させるために、体腔の内表面に向けられる。前述の通り、光は、循環系の血管等の様々な体腔のいずれか、または消化管または泌尿生殖器系、腹腔、気道または鼻腔、口腔またはその他の体腔等の様々な部分のいずれかを治療するのに使用することができる。
【0025】
光線量 体内に適用される光線量は、通常、感染の重症度および治療する部位で生じている損傷等の個人の状態に基づいて選択される。ヘリコバクター・ピロリ感染を治療するために上皮表面のみを照射する必要がある。ある実施形態において、光は、短時間または長時間パルス照射される。その他の実施形態において、連続露光を使用する。その他の実施形態において、パルス照射および連続露光の組み合わせを使用する。
【0026】
ある実施形態において、光線治療は、約15分を超えないように持続する。その他の実施形態において、光線治療は、約2分から10分間、または約3分から5分間持続する。ある実施形態において、総光線量は、一連の15分間の長さの時間において適用される。ある実施形態において、照射期間中、レーザー光線を停止し、流体を該バルーンから除去して室温流体と置換し、同時に、医師は、胃の表面およびバルーンの位置に対する中間治療の内視鏡検査を実施してもよい。ある実施形態において、光ワンドおよび/またはカテーテルを通して循環する室温または冷却流体を使用して15分間より長く治療を持続することができる。
【0027】
光源は、治療を必要とする部位の大きさにより、治療の経過中、連続的あるいは断続的に、体腔の一部分から他に移動して再配置してもよい。ある実施形態において、光は、毎秒約1回から毎秒約10閃光、または毎秒約100閃光、または毎秒数千閃光のあらゆる適した間隔で照射することができる。ある実施形態において、光を連続的に照射することができる。
【0028】
光の分布 多くの疾患のために、体腔全域の光の均等分布が好ましい。均等分布を達成するために、治療が実施される間、体のある通路およびその他の内部部分を拡張する必要があるかもしれない。例えば、胃は、食後を除いて、柔らかく収縮した状態にある。胃粘膜皺または襞がその内部壁に存在する。本発明の一実施形態において、空気は、胃等の体の通過管を拡張し、それにより通過管(例えば、胃壁)を膨張させ、従って、光の均等分布を達成できるように、皺を広げるために使用される。ある実施形態において、カテーテルバルーンは、全体腔を満たし、送気のための追加手段が必要ないように、体腔に送気するために役立つ。ある実施形態において、バルーンの位置決めは、通過管または腔のすべての部分に同一の光線量を提供するために、特に、周囲の通過管(例えば、胃壁)のすべての部分から等距離である中央部分から所望の位置に、均等な光分布を形成するために重要である場合がある。ある実施形態において、カテーテルバルーンは体腔内の実質的に中心にあり、通路または腔(例えば、胃)のすべての部分に均等な光線量を提供するために、バルーンを通して通過する光はカテーテルの構造により分布される。その他の実施形態において、カテーテルバルーンは、体腔内の中心ではない代わりに、バルーンは、すべての表面ではないがいくつかと接触して、腔内に非対称的に位置付けられ、所望の配光は、体腔の表面からの多重反射を通して、一部分において達成される。ある実施形態において、腔内の光の分布は、選択的なバルーンの形状または大きさまたは腔内の位置付けによって、感染部位上に意図的に集中させる。
【0029】
ある実施形態において、バルーン材料は、所望の光の分布を達成するのに役立つように、半透明である、または部分的に散乱する、または部分的に反射するように選択してもよい。その他の実施形態において、バルーンを満たすために使用される流体は、光をさらに分布するための散乱手段を含んでもよい。その他の実施形態において、バルーンを満たすために使用されるバルーン材料および/または流体は、所望の幾何分布または光の波長分布を達成するために選択される蛍光物質を含んでもよい。
【0030】
いくつかの従来の治療法において、治療される部位にわたってビームを前後に通過させるために、光源の先端を左右に移動させる必要があるが、光源は、バルーンの中心にあるので、すべての光線は、カテーテルの構造を通して通過する場合、拡散し、それにより、治療される腔の壁上に所望の露光を達成することがわかるであろう。均等な照射露呈はまた、腔の壁の平坦化を通して、上記に記載の空気による送気によって助長される。ある実施形態において、例えば、外科手術中、光ワンドは、周囲のバルーンを使用して、体腔の内表面から約20mmから約30mmの位置にある。
【0031】
流体で満たされたバルーン いくつかの適用において、過度の熱が治療中生成される場合がある。この熱は、臓器組織による光の吸収により発生し、または機器の遠位部分による光の吸収、あるいはこの2つの組み合わせによって起こるかもしれない。しかしながら、バルーンが流体で満たされる、または流体がバルーン内部を通して循環する場合、光を分散する、または形成するために役立つだけでなく、体腔および機器の遠位部分を冷却し、生成した熱を消散するためにさらに役立つ。機器の遠位部分は、光ワンドを浸すために使用される流体および/またはカテーテル・バルーンを満たすために使用される流体を再循環させることにより、冷却することができる。流体で満たされたバルーンはまた、光ワンドと体腔壁との間に最小距離を形成するために役立ち、それにより、体腔の被照面で最大の光照射を形成する。このようにして組織吸収による熱を制御し、最小化する。ある実施形態において、バルーンを満たすために使用される流体は、等張の生理的食塩水である。ある実施形態において、流体圧は、バルーンの膨張を確保するために、約1.0psigに維持される。バルーン圧は、バルーン充填ラインと流体連通している電子圧力計手段により連続的に観察することができる。必要ならば、追加の流体を配置を維持するために、治療中バルーンに注入してもよい。これらの少量の容積の追加は、身体により温められるのでバルーン素材が若干引き伸ばされる場合があるので予期される。しかしながら、圧力の急激な減少は、バルーンが漏れているという指標である。電子ゲージは、バルーン圧があらかじめセットしてある値を下回る場合に警報音を出すように設定されてもよい。電子ゲージはまた、バルーン充填中に高圧となった場合、流体流入を停止するように設定されてもよい。
【0032】
必要に応じて、流体を体外からバルーンの内部に運び、流体をリターンパスに提供するために、バルーンは、カテーテルのシャフト内に配置されるルーメンと流体連通にあることができる。ある実施形態において、カテーテルの流体系および光ワンドの流体系は結合されている。必要に応じて、流体は、バルーンを膨張させながらバルーンの内部を循環することができ、その後、カテーテルの近位部に戻ることができる。循環ポンプは、流体を循環させ、所望のバルーンの大きさを達成するために必要とされる圧力を維持するために使用することができる。ポンプを流体ポートを介してカテーテルおよび光ワンドに結合させることができる。従来公知の技術におけるその他の方法と機器をバルーン内の流体を循環させるために使用してもよい。
【0033】
ある実施形態において、バルーンを膨張させる前にバルーンから残気を除去するために真空ポンプが使用される。使用中、ルーメン、膨張ポート、およびポンプに接続される管状材料を介して膨張流体はバルーンを拡大するために提供される。液体を空気等の気体の代わりに使用する場合、液体(例えば、水または生理的食塩水)をポンプの注入口に接続されるタンクから供給することができる。
【0034】
胃等のいくつかの適用において、バルーンの直径が患者の胃またはその他の通過管に適合するように調整することができるように、拡張したバルーンの直径は、適用した圧力によって異なる。ある実施形態において、一定の拡張した直径を有する非弾性バルーンを使用することが好ましい場合がある。ある実施形態において、バルーンの直径は、約2cmである。その他の実施形態において、バルーンの直径は、約3cm、または約4cmである。バルーンは、例えば、接着または熱接着または接合ラップ等の適した手段により、カテーテルに固定してもよい(図2を参照)。バルーンは、光ワンドの発光部分がバルーンに完全に挿入することができるように適した長さがある。
【0035】
ある実施形態において、流体またはその他の物質が制御された方法で、体腔に出るようにバルーン材料は透過性であり、またはカテーテル端部が開いている。本流体または物質は、冷却水として、および/または治療への補助として(例えば、標的病原菌を光線治療にさらに影響を受けやすい状態にする選択的光増感剤または阻害剤)の役割を果たしてもよい。
【0036】
内視鏡または喉頭鏡の使用 本発明の一実施形態によると、本発明の機器は、標準的な内視鏡または喉頭鏡内、またはその脇に、またはその周辺に置いてもよい。本明細書に記載の本発明の機器は、従来技術に周知の技法を使用して治療される通過管内へ導入され、その後、治療される部位付近に位置付けられるまで通過管を通って誘導される。治療される部位は、内視鏡を通して見ることができ、必要ならば内視鏡を使用して機器周辺部位を洗い流してもよい。その後、本明細書に記載の所望の位置に分散頭部からの光を分散させるために、流体ポンプからの液体あるいは気体の流体によりバルーンを所望の直径まで膨張させる。その後内視鏡を引っ込め、または除去し、機器を目的とする場所に置いておく。
細菌再増殖 多くの型の細菌がヒトの腸管に増殖する。しかしながら、体は病原性あるいは正常な細菌に交差反応することがある。時折、正常な腸内細菌叢の存在することを感知した後、身体は、患者を病気に感じさせる慢性の炎症の状態に陥らせる病原菌として、一つ以上の腸内細菌叢種属を攻撃する。その他の胃腸への感染は、ヘリコバクター・ピロリにより生じる。本発明に従えば、胃、大腸、または消化管のその他の部分の微生物は光照射により殺され、あるいは衰弱させられる。本発明に従ったある好ましいプロトコルにおいて、胃、大腸、または腸管のその他の部分の治療後、消化管には共生細菌、すなわち、体が有害に反応しない有益な細菌または無害の細菌が生息させられる。好ましい実施形態において、光線治療前あるいは光線治療後に、標的病原菌と置き換わる、または競合するために十分な数の共生細菌を投与する。投与した共生細菌の個体数は、過渡的であるが、それでも常在性感染症に取って代わるか、または弱めることにおいて効果的であるかもしれない。別の実施形態において、共生細菌は、正常な状態下で、腸で見られる細菌叢に近似する細菌叢を再建するために食事とともに投与される。腸に再生息させるために、あらゆる適している市販の共生細菌を使用することができる。好ましい共生細菌形成の一例を下表1に示す。共生細菌は、錠剤あるいはカプセル剤として投与され、通常、1日3回、または消化管の自然バックグラウンド細菌叢を再確立するまで投与される。
【0037】
【表1】

表1.市販の共生細菌形成の例

【0038】
器具を使用する前に、病原菌を除去することを確認するために、in vitro kill studyを実施する。kill studyは、所望の細菌数を達成するために、どのくらいの照射を必要とするかを評価するために使用される。その後、器具を胃または腸において使用する場合、特定の波長の光の正確な量を知ることができる。従って、与えられた光ワンドの殺菌効力は、後にヒト患者を治療するために使用されるランプ用の体外において実施されるkill studyにより決定される。ある実施形態において、良好な結果は、レーザーダイオードからの青色の光で得られる場合がある。
【0039】
光増感化合物および補助剤 光がヒト細胞よりもむしろ、治療部位内の病原菌により優先的に吸収されるように、光増感薬が患者に投与されてもよい。さらに効果的な殺菌作用を提供するために光を優先的に吸収するための、当業者に周知であるあらゆる適切なポルフィリンを促進する、またはポルフィリン型化合物等のあらゆる適切な光増感剤を使用することができる。同様に、治療を強化するために、光線療法により病原菌を損傷させる、または殺しやすくする補助剤、または光線療法前または光線療法後に病原菌を殺し、または置き換えるのに効果的である補助剤を投与してもよい。補助剤は、病原菌の生育を阻害し、例えば接着を阻害することによる病原菌によるコロニー生成を阻害し、光線療法に対して病原菌を影響されやすくし、そして/または局域化、または再分布、または光線療法を可能にし、または強化するように身体腔から病原菌を追い出すこれらの薬剤を含むが、これらに限定されるものではない。
【0040】
光線感作物質 内因性光線感作物質が存在する場合、投与される、または外因性光線感作物質は、本発明の本質的特徴でない場合がある。当業者に既知のあらゆる適切な光線感作物質を必要に応じて、適用される照射に対して微生物を感作するために投与することができる。ある好ましい光線感作物質は、アミノレブリン酸であり、その他は、プロトポルフィリンIXであり、その他は、コプロポルフィリンである。別の適切な光線感作物質は、デメチルクロルテトラサイクリン等のプソルレン(psorlen)を含む。その他の適した既知の光線感作物質を必要に応じて使用することができる。提供された光の波長は、光が光線感作物質により吸収されるように、使用される光線感作物質または存在する自然の光線感作物質に一致させるべきである。
【0041】
本発明の選択された装置および方法 前述のように、本発明の治療法は、様々な体腔における使用に適しており、体腔の内面を覆う微生物を衰弱させる、または殺すのに十分な量の照射を用いて、患者の体内の様々な体腔または内部部位の壁を照射する様々な機器、製作技術、集成装置、システム、および使用法において使用することもできる。
本発明の一側面は、
近位端部および遠位端部を有する複数の発光光ファイバーと、
第1の流体と、
開口遠位端部を有する第1のシースと、
閉口遠位端部を有する第2のシースと、を備え、
前記複数の発光光ファイバーは、その遠位端部がずれているように配置され、それにより、ずれている一連の光ファイバーを形成し、
前記第1のシースは、前記ずれている発光光ファイバーの配列上に位置付けられ、前記第2のシースは、前記第1のシース上に置かれ、前記第1のシースおよび前記第2のシースは、前記第1の流体で満たされ、前記第1のシースおよび前記第2のシースは、流体連通にあり、それにより、流体で満たされた光拡散部分を形成する、装置に関する。
【0042】
ある実施形態において、本発明は、近位端部および遠位端部を有するカテーテルをさらに含む前述の装置に関し、該カテーテルは、
第2の流体と、
前記近位端部での任意の流体ポートと、
前記遠位端部のバルーンと、を含み、
前記バルーンは、前記流体で満たされた光拡散部分上に置かれ、
前記第2の流体の前記流体ポートへの導入は、前記バルーンを膨張させ、一方で、前記第2の流体の前記流体ポートからの除去は、前記バルーンを収縮させる。
【0043】
ある実施形態において、本発明は、該カテーテルの直径が約10mm未満である、前述の装置に関する。
【0044】
ある実施形態において、本発明は、該カテーテルの直径が約1mmから約10mmである、前述の装置に関する。
【0045】
ある実施形態において、本発明は、該カテーテルの直径が約3mmから約6mmである、前述の装置に関する。
【0046】
ある実施形態において、本発明は、該カテーテルの直径が約5mmである、前述の装置に関する。
【0047】
ある実施形態において、本発明は、該カテーテルの直径が約4mmである、前述の装置に関する。
【0048】
ある実施形態において、該複数の光ファイバーの該遠位端部に結合させる光源をさらに備える、前述の装置に関する。
【0049】
ある実施形態において、本発明は、該光源が、レーザー、レーザーダイオード、発光ダイオード、放電灯、閃光ランプ、アークランプ、白熱灯、および蛍光ランプから構成される群から選択される、前述の装置に関する。
【0050】
ある実施形態において、本発明は、該光源が1つ以上のレーザーダイオードである、前述の装置に関する。
【0051】
ある実施形態において、本発明は、該光源が、1つ以上のアークランプ、閃光ランプまたは放電灯である、前述の装置に関する。
【0052】
ある実施形態において、本発明は、該光源が、350nmから450nmの波長範囲にわたって、連続的または不連続的な波長で発光する、前述の装置に関する。
【0053】
ある実施形態において、本発明は、該光源が、CWもしくはパルスモード、またはこれらの組み合わせで操作される、前述の装置に関する。
【0054】
ある実施形態において、本発明は、該第1のシースが、遠位で先細りとなり、それにより、その中に置かれた該ずれている光ファイバーの配列の横移動を抑制する、前述の装置に関する。
【0055】
ある実施形態において、本発明は、該第1のシースが、部分的または完全に、該発光光ファイバーによって放出される該光を透過する、前述の装置に関する。
【0056】
ある実施形態において、本発明は、該第1のシースが、アセタール類、アクリル樹脂類、セルロース類、塩素化ポリエーテル類、フッ化炭素、ポリアミド類(ナイロン類)、ポリカーボネート類、ポリエチレン、ポリプロピレン類、ポリスチレン類、ポリウレタン類、ビニル樹脂類、ポリエーテルブロックアミド(Pebax)、ポリエチレンテレフタレート(PET)、シリコーン、またはそれらの組み合わせから構成される群から選択されるポリマーまたはコポリマーを含む、前述の装置に関する。
【0057】
ある実施形態において、本発明は、該第1のシースがフッ化炭素を含む、前述の装置に関する。
【0058】
ある実施形態において、本発明は、該第1のシースがフッ素化エチレンプロピレンを含む、前述の装置に関する。
【0059】
ある実施形態において、本発明は、該第1のシースの該近位端部が流体ポートで終わる、前述の装置に関する。
【0060】
ある実施形態において、本発明は、該第2のシースが、部分的または完全に、該発光光ファイバーによって放出される該光を透過する、前述の装置に関する。
【0061】
ある実施形態において、本発明は、該第2のシースが、アセタール類、アクリル樹脂類、セルロース類、塩素化ポリエーテル類、フッ化炭素、ポリアミド類(ナイロン類)、ポリカーボネート類、ポリエチレン、ポリプロピレン類、ポリスチレン類、ポリウレタン類、ビニル樹脂類、ポリエーテルブロックアミド(Pebax)、ポリエチレンテレフタレート(PET)、シリコーン、またはそれらの組み合わせから構成される群から選択されるポリマーまたはコポリマーを含む、前述の装置に関する。
【0062】
ある実施形態において、本発明は、該第2のシースが、フッ素化エチレンプロピレンまたはポリエーテルブロックアミドを含む、前述の装置に関する。
【0063】
ある実施形態において、本発明は、該第2のシースが、フッ素化エチレンプロピレンを含む、前述の装置に関する。
【0064】
ある実施形態において、本発明は、該第2のシースが、BaSOの約10重量%のフッ素化エチレンプロピレンを含む、前述の装置に関する。
【0065】
ある実施形態において、本発明は、該第2のシースが、BaSOの約20重量%のフッ素化エチレンプロピレンを含む、前述の装置に関する。
【0066】
ある実施形態において、本発明は、該第2のシースの該近位端部が、流体ポートで終わる、前述の装置に関する。
【0067】
ある実施形態において、本発明は、該第2のシースが有孔であり、それにより該第2のシースと該バルーンとの間の流体連通を可能にする、前述の装置に関する。
【0068】
ある実施形態において、本発明は、約100から約1,000の光ファイバーが存在する、前述の装置に関する。
【0069】
ある実施形態において、本発明は、約100以下の光ファイバーが存在する、前述の装置に関する。
【0070】
ある実施形態において、本発明は、約20以下の光ファイバーが存在する、前述の装置に関する。
【0071】
ある実施形態において、本発明は、約15以下の光ファイバーが存在する、前述の装置に関する。
【0072】
ある実施形態において、本発明は、13の光ファイバーが存在する、前述の装置に関する。
【0073】
ある実施形態において、本発明は、約10以下の光ファイバーが存在する、前述の装置に関する。
【0074】
ある実施形態において、本発明は、該光ファイバーが、各遠位端部がその他すべての遠位端部から少なくとも1.0mmであるように配置される、前述の装置に関する。
【0075】
ある実施形態において、本発明は、該光ファイバーが、各遠位端部がその他すべての遠位端部から少なくとも1.5mmであるように配置される、前述の装置に関する。
【0076】
ある実施形態において、本発明は、該光ファイバーが、各遠位端部がその他すべての遠位端部から少なくとも2.0mmであるように配置される、前述の装置に関する。
【0077】
ある実施形態において、本発明は、該光ファイバーが、該遠位端部が約25cmの長さにわたって離間するように配置される、前述の装置に関する。
【0078】
ある実施形態において、本発明は、該光ファイバーが、該遠位端部が約25cmの長さにわたって実質的に均等に分布するように配置される、前述の装置に関する。
【0079】
ある実施形態において、本発明は、該複数の発光光ファイバーが、その近位端部で、1つ以上の束に結合または結束される、前述の装置に関する。
【0080】
ある実施形態において、本発明は、該複数の発光光ファイバーが、その遠位端部で緩められる、すなわち、結合されない、前述の装置に関する。
【0081】
ある実施形態において、本発明は、該発光光ファイバーの該遠位端部が、1つ以上のセンタリング環をさらに含み、それにより該発光光ファイバーを該装置の中心に保持する、前述の装置に関する。
【0082】
ある実施形態において、本発明は、該光ファイバーが、約200nmから約810nmの範囲の波長の光を放出する、前述の装置に関する。
【0083】
ある実施形態において、本発明は、該光ファイバーが、約250nmから約600nmの範囲の波長の光を放出する、前述の装置に関する。
【0084】
ある実施形態において、本発明は、該光ファイバーが、約300nmから約500nmの範囲の波長の光を放出する、前述の装置に関する。
【0085】
ある実施形態において、本発明は、該光ファイバーが、約350nmから約450nmの範囲の波長の光を放出する、前述の装置に関する。
【0086】
ある実施形態において、本発明は、該光ファイバーが、約400nmの波長の光を放出する、前述の装置に関する。
【0087】
ある実施形態において、本発明は、該第1の流体が液体である、前述の装置に関する。
【0088】
ある実施形態において、本発明は、該第1の流体が、蒸留水、脱イオン水、または本質的に純粋な水である、前述の装置に関する。
【0089】
ある実施形態において、本発明は、該第1の流体が、蒸留水である、前述の装置に関する。
【0090】
ある実施形態において、本発明は、該第1の流体が、等張生理的食塩水溶液溶液である、前述の装置に関する。
【0091】
ある実施形態において、本発明は、該第1の流体が、蛍光色素、コロイド粒子、コロイド油、混合可能液、ポリオール類、ポリアミン類、および可溶性塩類から構成されるから選択される光重合調整剤を含む水溶液である、前述の装置に関する。
【0092】
ある実施形態において、本発明は、該第1の流体が、紫色または青色の蛍光発光物質、フルオレセイン、テトラメチルローダミン、カルボキシ−x−ローダミン、コロイド状硫酸バリウム、コロイド金、グリセロール、硫酸マグネシウム、水酸化マグネシウム、二酸化チタンおよび塩化ナトリウムから構成される群から選択される光重合調整剤を含む水溶液である、前述の装置に関する。
【0093】
ある実施形態において、本発明は、該第1の流体が、硫酸バリウムを含む水溶液である、前述の装置に関する。
【0094】
ある実施形態において、本発明は、該第1の流体が、補助剤を含む水溶液であり、該補助剤は、病原菌の増殖を抑制し、接着を抑制すること等により、病原菌のコロニー形成を抑制し、病原菌を光線療法に影響を受けやすい状態にする、および/または光線療法を可能にするまたは強化するために、体腔内の病原菌の位置を特定する、または再配分または一掃する、前述の装置に関する。
【0095】
ある実施形態において、本発明は、補助剤が、該光線治療との併用で(光線治療前、その間、またはその後)投与され、該補助剤は、病原菌の増殖を抑制し、接着を抑制すること等により、病原菌のコロニー形成を抑制し、病原菌を光線療法に影響を受けやすい状態にする、および/または光線療法を可能にするまたは強化するために、体腔内の病原菌の位置を特定する、または再配分または一掃する、前述の装置に関する。
【0096】
ある実施形態において、本発明は、該第2の流体が気体である、前述の装置に関する。
【0097】
ある実施形態において、本発明は、該第2の流体が空気である、前述の装置に関する。
【0098】
ある実施形態において、本発明は、該第2の流体が液体である、前述の装置に関する。
【0099】
ある実施形態において、本発明は、該第2の流体が、蛍光色素、コロイド粒子、コロイド油、混合可能液、ポリオール類、ポリアミン類、および可溶性塩類から構成される群から選択される光重合調整剤を含む水溶液である、前述の装置に関する。
【0100】
ある実施形態において、本発明は、該第2の流体が、紫色または青色の蛍光発光物質、フルオレセイン、テトラメチルローダミン、カルボキシ−x−ローダミン、コロイド状硫酸バリウム、コロイド金、グリセロール、硫酸マグネシウム、水酸化マグネシウム、二酸化チタンおよび塩化ナトリウムから構成される群から選択される光重合調整剤を含む水溶液である、前述の装置に関する。
【0101】
ある実施形態において、本発明は、該第2の流体が等張食塩水溶液である、前述の装置に関する。
【0102】
ある実施形態において、本発明は、該第1および第2の流体が同一であり、前記流体は、それらの流体により占有されるすべての部分内で循環する、前述の装置に関する。
【0103】
ある実施形態において、本発明は、該バルーンが、ベローズバルーン、センタリングウェブ付き単一バルーン、重畳バルーン、房状バルーン、交互ドッグボーン型バルーン、密集した交互バルーン、交互バルーンの組立て、カバーされた個々のバルーン、複数の管状バルーン、単一らせん状バルーン、複数のらせん状バルーン、管状サイドカー付きキルティング状バルーン、および編み束ねられたバルーンから構成される群から選択される、前述の装置に関する。
【0104】
ある実施形態において、本発明は、該バルーンがベローズバルーンである、前述の装置に関する。
【0105】
ある実施形態において、本発明は、該バルーンが、膨張時に、約2.5cmから約5.0cmの直径を有する、前述の装置に関する。
【0106】
ある実施形態において、本発明は、該バルーンが、膨張時に、約3.0cmの直径を有する、前述の装置に関する。
【0107】
ある実施形態において、本発明は、該バルーンが、膨張時に、約3.5cmの直径を有する、前述の装置に関する。
【0108】
ある実施形態において、本発明は、該バルーンが、膨張時に、約4.0cmの直径を有する、前述の装置に関する。
【0109】
ある実施形態において、本発明は、該バルーンが、膨張時に、約4.5cmの直径を有する、前述の装置に関する。
【0110】
ある実施形態において、本発明は、該バルーンが、約30cm未満の長さである、前述の装置に関する。
【0111】
ある実施形態において、本発明は、該バルーンが、約10cmから30cmの長さである、前述の装置に関する。
【0112】
ある実施形態において、本発明は、該バルーンが、約25cmの長さである、前述の装置に関する。
【0113】
ある実施形態において、本発明は、該バルーンが、約20cmの長さである、前述の装置に関する。
【0114】
ある実施形態において、本発明は、該バルーンが、約15cmの長さである、前述の装置に関する。
【0115】
ある実施形態において、本発明は、該バルーンが、該第2の流体を浸透する、前述の装置に関する。
【0116】
ある実施形態において、本発明は、該バルーンが、部分的または完全に、該発光光ファイバーによって放出される該光を透過する、前述の装置に関する。
【0117】
ある実施形態において、本発明は、該バルーンが、アセタール類、アクリル樹脂類、セルロース類、塩素化ポリエーテル類、フッ化炭素、ポリアミド類(ナイロン類)、ポリカーボネート類、ポリエチレン類、ポリプロピレン類、ポリスチレン類、ポリウレタン類、ビニル樹脂類、ポリエーテルブロックアミド(Pebax)、ポリエチレンテレフタレート(PET)、シリコーン、またはそれらの組み合わせから構成される群から選択されるポリマーまたはコポリマーを含む、前述の装置に関する。
【0118】
ある実施形態において、本発明は、該バルーンがポリウレタンを含む、前述の装置に関する。
【0119】
ある実施形態において、本発明は、該バルーンが白い半透明のポリエチレンを含む、前述の装置に関する。
【0120】
ある実施形態において、本発明は、該バルーンがポリウレタンを含み、該第1のシースがフッ素化エチレンプロピレンである、前述の装置に関する。
【0121】
ある実施形態において、本発明は、該バルーンが白い半透明のポリエチレンを含み、該第1のシースがフッ素化エチレンプロピレンである、前述の装置に関する。
【0122】
ある実施形態において、本発明は、該バルーンが光学的透過性材料から構成される、前述の装置に関する。
【0123】
ある実施形態において、本発明は、該バルーンが、蛍光色素およびコロイド粒子から構成される群から選択される光重合調整剤を含む、光学的透過性材料から構成される、前述の装置に関する。
【0124】
ある実施形態において、本発明は、該バルーンが、紫色または青色の蛍光発光物質、フルオレセイン、テトラメチルローダミン、カルボキシ−x−ローダミン、コロイド状硫酸バリウム、およびコロイド金から構成される群から選択される光重合調整剤を含む、光学的透過性材料から構成される、前述の装置に関する。
【0125】
ある実施形態において、本発明は、該バルーンが、硫酸バリウムを含む光学的透過性材料から構成される、前述の装置に関する。
【0126】
ある実施形態において、該光学的透過性媒質は、例えば、同伴固体、液体および気体でドープしたゲル、ガラス、ポリマー等の屈折率不整合領域を含む。
【0127】
ある実施形態において、本発明は、該バルーンが、金属性の薄膜コーティングを有する光学的透過性材料から構成される、前述の装置に関する。
【0128】
ある実施形態において、本発明は、該バルーンを抑制することが可能な第3のシースをさらに含む、前述の装置に関する。
【0129】
ある実施形態において、本発明は、該第3のシースが、アセタール類、アクリル樹脂類、セルロース類、塩素化ポリエーテル類、フッ化炭素、ポリアミド類(ナイロン類)、ポリカーボネート類、ポリエチレン類、ポリプロピレン類、ポリスチレン類、ポリウレタン類、ビニル樹脂類、ポリエーテルブロックアミド(Pebax)、ポリエチレンテレフタレート(PET)、シリコーン、またはそれらの組み合わせから構成される群から選択されるポリマーまたはコポリマーを含む、前述の装置に関する。
【0130】
ある実施形態において、本発明は、ガイドワイヤ、および該バルーンを抑制することが可能な該第3のシースをさらに含み、該第3のシースは、ガイドワイヤルーメンを含み、それにより、ガイドワイヤによる該第3のシースの接着を可能にする、前述の装置に関する。
【0131】
ある実施形態において、本発明は、該カテーテルの該遠位端部上に配列された非外傷性チップをさらに含む、前述の装置に関する。
【0132】
ある実施形態において、本発明は、該非外傷性チップが散乱挿入物を含む、前述の装置に関する。
【0133】
ある実施形態において、本発明は、該非外傷性チップがガイドワイヤルーメンを含む、前述の装置に関する。
【0134】
ある実施形態において、本発明は、該第1の流体を循環させるためのポンプをさらに含む、前述の装置に関する。
【0135】
ある実施形態において、本発明は、該第1の流体を循環させるためのポンプをさらに含み、該第1の流体の温度は、約25℃である、前述の装置に関する。
【0136】
ある実施形態において、本発明は、該第1の流体を循環させるためのポンプをさらに含み、該第1の流体の温度は、約20℃である、前述の装置に関する。
【0137】
ある実施形態において、本発明は、該第1の流体を循環させるためのポンプをさらに含み、該第1の流体の温度は、約15℃である、前述の装置に関する。
【0138】
ある実施形態において、本発明は、該第2の流体を循環させるためのポンプをさらに含む、前述の装置に関する。
【0139】
ある実施形態において、本発明は、該第2の流体を循環させるためのポンプをさらに含み、該第2の流体の温度は、約25℃である、前述の装置に関する。
【0140】
ある実施形態において、本発明は、該第2の流体を循環させるためのポンプをさらに含み、該第2の流体の温度は、約20℃である、前述の装置に関する。
【0141】
ある実施形態において、本発明は、該第2の流体を循環させるためのポンプをさらに含み、該第2の流体の温度は、約15℃である、前述の装置に関する。
【0142】
ある実施形態において、本発明は、ポンプをさらに含み、該第1および第2の流体は同一であり、該ポンプは、該流体を循環させるために使用される、前述の装置に関する。
【0143】
ある実施形態において、本発明は、該第1の流体の該圧力を計測するための電子ゲージをさらに含む、前述の装置に関する。
【0144】
ある実施形態において、本発明は、該第2の流体の該圧力を計測するための電子ゲージをさらに含む、前述の装置に関する。
本発明の別の側面は、
近位端部および遠位端部を有する複数の光ファイバーと、
第1の流体と、
開口遠位端部を有する第1のシースと、
開口遠位端部を有する第2のシースと、を含み、
前記複数の光ファイバーは、その遠位端部がずれているように配置され、それにより、ずれている光ファイバーの配列を形成し、
【0145】
前記第1のシースは、前記ずれている光ファイバーの配列上に位置付けられ、前記第2のシースは、前記第1のシース上に置かれ、前記第1のシースおよび前記第2のシースは、前記第1の流体で満たされ、それにより流体で満たされた光拡散部分を形成する、装置に関する。
【0146】
ある実施形態において、本発明は、近位端部および遠位端部を有するカテーテルをさらに含む前述の装置に関し、該カテーテルは、
前記近位端部の流体ポートと、
前記遠位端部のバルーンと、を含み、
前記バルーンは、前記流体で満たされた光拡散部分上に置かれ、
前記流体の前記導入は、前記バルーンを膨張させることができ、一方で、前記流体の除去は、前記バルーンを収縮させることができる。
【0147】
ある実施形態において、本発明は、該カテーテルの直径が約10mm未満である、前述の装置に関する。
【0148】
ある実施形態において、本発明は、該カテーテルの直径が約1mmから約10mmである、前述の装置に関する。
【0149】
ある実施形態において、本発明は、該カテーテルの直径が約3mmから約6mmである、前述の装置に関する。
【0150】
ある実施形態において、本発明は、該カテーテルの直径が約5mmである、前述の装置に関する。
【0151】
ある実施形態において、本発明は、該カテーテルの直径が約4mmである、前述の装置に関する。
【0152】
ある実施形態において、該複数の光ファイバーの該遠位端部に結合させる光源をさらに備える、前述の装置に関する。
【0153】
ある実施形態において、本発明は、該光源が、レーザー、レーザーダイオード、発光ダイオード、放電灯、閃光ランプ、アークランプ、白熱ランプ、および蛍光ランプから構成される群から選択される、前述の装置に関する。
【0154】
ある実施形態において、本発明は、該光源が、1つ以上のレーザーダイオードである、前述の装置に関する。
【0155】
ある実施形態において、本発明は、該光源が、1つ以上のアークランプ、閃光ランプまたは放電灯である、前述の装置に関する。
【0156】
ある実施形態において、本発明は、該光源が、350nmから450nmの波長範囲にわたって、連続的または不連続的な波長で発光する、前述の装置に関する。
【0157】
ある実施形態において、本発明は、該光源が、CWもしくはパルスモード、またはこれらの組み合わせで操作される、前述の装置に関する。
【0158】
ある実施形態において、本発明は、該第1のシースが、遠位で先細りとなり、それにより、その中に置かれた該ずれている光ファイバーの配列の横移動を抑制する、前述の装置に関する。
【0159】
ある実施形態において、本発明は、該第1のシースが、部分的または完全に、該発光光ファイバーによって放出される該光を透過する、前述の装置に関する。
【0160】
ある実施形態において、本発明は、該第1のシースが、アセタール類、アクリル樹脂類、セルロース類、塩素化ポリエーテル類、フッ化炭素、ポリアミド類(ナイロン類)、ポリカーボネート類、ポリエチレン類、ポリプロピレン類、ポリスチレン類、ポリウレタン類、ビニル樹脂類、ポリエーテルブロックアミド(Pebax)、ポリエチレンテレフタレート(PET)、シリコーン、またはそれらの組み合わせから構成される群から選択されるポリマーまたはコポリマーを含む、前述の装置に関する。
【0161】
ある実施形態において、本発明は、該第1のシースがフッ化炭素を含む、前述の装置に関する。
【0162】
ある実施形態において、本発明は、該第1のシースがフッ素化エチレンプロピレンを含む、前述の装置に関する。
【0163】
ある実施形態において、本発明は、該第1のシースの該近位端部が流体ポートで終わる、前述の装置に関する。
【0164】
ある実施形態において、本発明は、該第2のシースが、部分的または完全に、該発光光ファイバーによって放出される該光を透過する、前述の装置に関する。
【0165】
ある実施形態において、本発明は、該第2のシースが、アセタール類、アクリル樹脂類、セルロース類、塩素化ポリエーテル類、フッ化炭素、ポリアミド類(ナイロン類)、ポリカーボネート類、ポリエチレン類、ポリプロピレン類、ポリスチレン類、ポリウレタン類、ビニル樹脂類、ポリエーテルブロックアミド(Pebax)、ポリエチレンテレフタレート(PET)、シリコーン、またはそれらの組み合わせから構成される群から選択されるポリマーまたはコポリマーを含む、前述の装置に関する。
【0166】
ある実施形態において、本発明は、該第2のシースが、フッ素化エチレンプロピレンまたはポリエーテルブロックアミドを含む、前述の装置に関する。
【0167】
ある実施形態において、本発明は、該第2のシースがフッ素化エチレンプロピレンを含む、前述の装置に関する。
【0168】
ある実施形態において、本発明は、該第2のシースが、BaSOの約10重量%のフッ素化エチレンプロピレンを含む、前述の装置に関する。
【0169】
ある実施形態において、本発明は、該第2のシースが、BaSOの約20重量%のフッ素化エチレンプロピレンを含む、前述の装置に関する。
【0170】
ある実施形態において、本発明は、該第2のシースの該近位端部が流体ポートで終わる、前述の装置に関する。
【0171】
ある実施形態において、本発明は、該第2のシースが有孔であり、それにより該第2のシースと該バルーンとの間の流体連通を可能にする、前述の装置に関する。
【0172】
ある実施形態において、本発明は、約100から約1,000の光ファイバーが存在する、前述の装置に関する。
【0173】
ある実施形態において、本発明は、約100以下の光ファイバーが存在する、前述の装置に関する。
【0174】
ある実施形態において、本発明は、約20以下の光ファイバーが存在する、前述の装置に関する。
【0175】
ある実施形態において、本発明は、約15以下の光ファイバーが存在する、前述の装置に関する。
【0176】
ある実施形態において、本発明は、13の光ファイバーが存在する、前述の装置に関する。
【0177】
ある実施形態において、本発明は、約10以下の光ファイバーが存在する、前述の装置に関する。
【0178】
ある実施形態において、本発明は、該光ファイバーが、各遠位端部がその他すべての遠位端部から少なくとも1.0mmであるように配置される、前述の装置に関する。
【0179】
ある実施形態において、本発明は、該光ファイバーが、各遠位端部がその他すべての遠位端部から少なくとも1.5mmであるように配置される、前述の装置に関する。
【0180】
ある実施形態において、本発明は、該光ファイバーが、各遠位端部がその他すべての遠位端部から少なくとも2.0mmであるように配置される、前述の装置に関する。
【0181】
ある実施形態において、本発明は、該光ファイバーが、該遠位端部が約25cmの長さにわたって離間するように配置される、前述の装置に関する。
【0182】
ある実施形態において、本発明は、該光ファイバーが、該遠位端部が約25cmの長さにわたって実質的に均等に分布するように配置される、前述の装置に関する。
【0183】
ある実施形態において、本発明は、該複数の発光光ファイバーが、その近位端部で、1つ以上の束に結合または結束される、前述の装置に関する。
【0184】
ある実施形態において、本発明は、該複数の発光光ファイバーが、その遠位端部で緩められる、すなわち、結合されない、前述の装置に関する。
【0185】
ある実施形態において、本発明は、該発光光ファイバーの該遠位端部は、1つ以上のセンタリング環をさらに含み、それにより該発光光ファイバーを該装置の中心に保持する、前述の装置に関する。
【0186】
ある実施形態において、本発明は、該光ファイバーが、約200nmから約810nmの範囲の波長の光を放出する、前述の装置に関する。
【0187】
ある実施形態において、本発明は、該光ファイバーが、約250nmから約600nmの範囲の波長の光を放出する、前述の装置に関する。
【0188】
ある実施形態において、本発明は、該光ファイバーが、約300nmから約500nmの範囲の波長の光を放出する、前述の装置に関する。
【0189】
ある実施形態において、本発明は、該光ファイバーが、約350nmから約450nmの範囲の波長の光を放出する、前述の装置に関する。
【0190】
ある実施形態において、本発明は、該光ファイバーが、約400nmの波長の光を放出する、前述の装置に関する。
【0191】
ある実施形態において、本発明は、該第1の流体が液体である、前述の装置に関する。
【0192】
ある実施形態において、本発明は、該第1の流体が、蒸留水、脱イオン水、または本質的に純粋な水である、前述の装置に関する。
【0193】
ある実施形態において、本発明は、該第1の流体が蒸留水である、前述の装置に関する。
【0194】
ある実施形態において、本発明は、該第1の流体が等張食塩水溶液である、前述の装置に関する。
【0195】
ある実施形態において、本発明は、該第1の流体が、蛍光色素、コロイド粒子、コロイド油、混合可能液、ポリオール類、ポリアミン類、および可溶性塩類から構成される群から選択される光重合調整剤を含む水溶液である、前述の装置に関する。
【0196】
ある実施形態において、本発明は、該第1の流体が、紫色または青色の蛍光発光物質、フルオレセイン、テトラメチルローダミン、カルボキシ−x−ローダミン、コロイド状硫酸バリウム、コロイド金、グリセロール、硫酸マグネシウム、水酸化マグネシウム、二酸化チタンおよび塩化ナトリウムから構成される群から選択される光重合調整剤を含む水溶液である、前述の装置に関する。
【0197】
ある実施形態において、本発明は、該第1の流体が、硫酸バリウムを含む水溶液である、前述の装置に関する。
【0198】
ある実施形態において、本発明は、該第2の流体が、補助剤を含む水溶液であり、該補助剤は、病原菌の増殖を抑制し、接着を抑制する等により、病原菌のコロニー形成を抑制し、病原菌を光線療法に影響を受けやすい状態にする、および/または光線療法を可能にするまたは強化するために、体腔内の病原菌の位置を特定する、または再配分または一掃する、前述の装置に関する。
【0199】
ある実施形態において、本発明は、補助剤が、該光線治療との併用で(光線治療前、その間、またはその後)投与され、該補助剤は、病原菌の増殖を抑制し、接着を抑制する等により、病原菌のコロニー形成を抑制し、病原菌を光線療法に影響を受けやすい状態にする、および/または光線療法を可能にするまたは強化するために、体腔内の病原菌の位置を特定する、または再配分または一掃する、前述の装置に関する。
【0200】
ある実施形態において、本発明は、該バルーンが、ベローズバルーン、センタリングウェブ付き単一バルーン、重畳バルーン、房状バルーン、交互ドッグボーン型バルーン、密集した交互バルーン、交互バルーンの組立て、カバーされた個々のバルーン、複数の管状バルーン、単一らせん状バルーン、複数のらせん状バルーン、管状サイドカー付きキルティング状のバルーン、および編み束ねられたバルーンから構成される群から選択される、前述の装置に関する。
【0201】
ある実施形態において、本発明は、該バルーンが、ベローズバルーンである、前述の装置に関する。
【0202】
ある実施形態において、本発明は、該バルーンが、膨張時に、約2.5cmから約5.0cmの直径を有する、前述の装置に関する。
【0203】
ある実施形態において、本発明は、該バルーンが、膨張時に、約3.0cmの直径を有する、前述の装置に関する。
【0204】
ある実施形態において、本発明は、該バルーンが、膨張時に、約3.5cmの直径を有する、前述の装置に関する。
【0205】
ある実施形態において、本発明は、該バルーンが、膨張時に、約4.0cmの直径を有する、前述の装置に関する。
【0206】
ある実施形態において、本発明は、該バルーンが、膨張時に、約4.5cmの直径を有する、前述の装置に関する。
【0207】
ある実施形態において、本発明は、該バルーンが、約30cm未満の長さである、前述の装置に関する。
【0208】
ある実施形態において、本発明は、該バルーンが、約10cmから30cmの長さである、前述の装置に関する。
【0209】
ある実施形態において、本発明は、該バルーンが、約25cmの長さである、前述の装置に関する。
【0210】
ある実施形態において、本発明は、該バルーンが、約20cmの長さである、前述の装置に関する。
【0211】
ある実施形態において、本発明は、該バルーンが、約15cmの長さである、前述の装置に関する。
【0212】
ある実施形態において、本発明は、該バルーンが、該第2の流体を浸透する、前述の装置に関する。
【0213】
ある実施形態において、本発明は、該バルーンが、部分的または完全に、該発光光ファイバーによって放出される該光を透過する、前述の装置に関する。
【0214】
ある実施形態において、本発明は、該バルーンは、アセタール類、アクリル樹脂類、セルロース類、塩素化ポリエーテル類、フッ化炭素、ポリアミド類(ナイロン類)、ポリカーボネート類、ポリエチレン、ポリプロピレン類、ポリスチレン類、ポリウレタン類、ビニル樹脂類、ポリエーテルブロックアミド(Pebax)、ポリエチレンテレフタレート(PET)、シリコーン、またはそれらの組み合わせから構成される群から選択されるポリマーまたはコポリマーを含む、前述の装置に関する。
【0215】
ある実施形態において、本発明は、該バルーンがポリウレタンを含む、前述の装置に関する。
【0216】
ある実施形態において、本発明は、該バルーンが白い半透明のポリエチレンを含む、前述の装置に関する。
【0217】
ある実施形態において、本発明は、該バルーンがポリウレタンを含み、該第1のシースは、フッ素化エチレンプロピレンである、前述の装置に関する。
【0218】
ある実施形態において、本発明は、該バルーンは、白い半透明のポリエチレンを含み、該第1のシースは、フッ素化エチレンプロピレンである、前述の装置に関する。
【0219】
ある実施形態において、本発明は、該バルーンが、光学的透過性材料から構成される、前述の装置に関する。
【0220】
ある実施形態において、本発明は、該バルーンが、蛍光色素およびコロイド粒子から構成される群から選択される光重合調整剤を含む、光学的透過性材料から構成される、前述の装置に関する。
【0221】
ある実施形態において、本発明は、該バルーンが、紫色または青色の蛍光発光物質、フルオレセイン、テトラメチルローダミン、カルボキシ−x−ローダミン、コロイド状硫酸バリウム、およびコロイド金から構成される群から選択される光重合調整剤を含む、光学的透過性材料から構成される、前述の装置に関する。
【0222】
ある実施形態において、本発明は、該バルーンが、硫酸バリウムを含む光学的透過性材料から構成される、前述の装置に関する。
【0223】
ある実施形態において、該光学的透過性媒質は、例えば、同伴固体、液体および気体で化学処理されたゲル、ガラス、ポリマー等の屈折率不整合領域を含む。
【0224】
ある実施形態において、本発明は、該バルーンが、金属性の薄膜コーティングを有する光学的透過性材料から構成される、前述の装置に関する。
【0225】
ある実施形態において、本発明は、該バルーンを抑制することが可能な第3のシースをさらに含む、前述の装置に関する。
ある実施形態において、本発明は、該第3のシースが、アセタール類、アクリル樹脂類、セルロース類、塩素化ポリエーテル類、フッ化炭素、ポリアミド類(ナイロン類)、ポリカーボネート類、ポリエチレン、ポリプロピレン類、ポリスチレン類、ポリウレタン類、ビニル樹脂類、ポリエーテルブロックアミド(Pebax)、ポリエチレンテレフタレート(PET)、シリコーン、またはそれらの組み合わせから構成される群から選択されるポリマーまたはコポリマーを含む、前述の装置に関する。
【0226】
ある実施形態において、本発明は、ガイドワイヤ、および該バルーンを抑制することが可能な該第3のシースをさらに含み、該第3のシースは、ガイドワイヤルーメンを含み、それにより、ガイドワイヤによる該第3のシースの接着を可能にする、前述の装置に関する。
【0227】
ある実施形態において、本発明は、該カテーテルの該遠位端部上に配列された非外傷性チップをさらに含む、前述の装置に関する。
【0228】
ある実施形態において、本発明は、該非外傷性チップが、散乱挿入物を含む、前述の装置に関する。
【0229】
ある実施形態において、本発明は、該非外傷性チップが、ガイドワイヤルーメンを含む、前述の装置に関する。
【0230】
ある実施形態において、本発明は、該第1の流体を循環させるためのポンプをさらに含む、前述の装置に関する。
【0231】
ある実施形態において、本発明は、該第1の流体を循環させるためのポンプをさらに含み、該第1の流体の温度は、約25℃である、前述の装置に関する。
【0232】
ある実施形態において、本発明は、該第1の流体を循環させるためのポンプをさらに含み、該第1の流体の温度は、約20℃である、前述の装置に関する。
【0233】
ある実施形態において、本発明は、該第1の流体を循環させるためのポンプをさらに含み、該第1の流体の温度は、約15℃である、前述の装置に関する。
本発明の別の側面は、患者の体腔の病理学的微生物を殺す、または衰弱させるための装置に関し、
直径、長さ、近位端部、および遠位端部を有するカテーテル部を備え、該カテーテル部は、それを通して延在する第1のルーメンと、それを通して延在する第2のルーメン、および任意にそれを通して延在する第3のルーメンをその中に示し;
該バルーンの内部が該第2のルーメン、任意に該第3のルーメンを有する流体連通にあるように、該カテーテル部の遠位端部に固定された直径、長さ、近位端部、および遠位端部を有するバルーンを備え、該バルーンは、拡張しない形状と拡張した形状を有し;
直径、長さ、近位端部、および遠位端部を有する発光器具を備え、該発光器具は、それを通して延在する第4のルーメンをその中に示し;
複数の波長で放出され、該発光器具の遠位部に沿ってずれた複数の光ファイバーを備え;
該発光器具は、該第1のルーメンを通して送達されるように構成され、それにより該バルーンの内部に該複数の光ファイバーを置く。
【0234】
ある実施形態において、本発明は、近位端部および遠位端部を有するガイドワイヤをさらに含む前述の装置に関する。
【0235】
ある実施形態において、本発明は、拡張しない形状にある場合、該バルーンを取り囲むジップシースをさらに含む、前述の装置に関する。
【0236】
ある実施形態において、本発明は、該ジップシースがポリエチレンシートである、前述の装置に関する。
【0237】
ある実施形態において、本発明は、近位端部および遠位端部を有するガイドワイヤをさらに含み、該ジップシースがガイドワイヤを通してカテーテルに接続されている、前述の装置に関する。
【0238】
ある実施形態において、本発明は、約10から約15の光ファイバーが存在する、前述の装置に関する。
【0239】
ある実施形態において、本発明は、13の光ファイバーが存在する、前述の装置に関する。
【0240】
ある実施形態において、本発明は、各光ファイバーの遠位端部の間が約1.0mmである、前述の装置に関する。
【0241】
ある実施形態において、本発明は、該複数の波長はが、約200nmから約810nmである、前述の装置に関する。
【0242】
ある実施形態において、本発明は、該複数の波長が、約250nmから約600nmである、前述の装置に関する。
【0243】
ある実施形態において、本発明は、該複数の波長が、約300nmから約500nmである、前述の装置に関する。
【0244】
ある実施形態において、本発明は、該複数の波長が、約350nmから約450nmである、前述の装置に関する。
【0245】
ある実施形態において、本発明は、該複数の波長が、約400nmである、前述の装置に関する。
【0246】
ある実施形態において、本発明は、該バルーンが、ベローズバルーン、センタリングウェブ付き単一バルーン、重畳バルーン、房状バルーン、交互ドッグボーン型バルーン、密集した交互バルーン、交互バルーンの組立て、カバーされた個々のバルーン、複数の管状バルーン、単一らせん状バルーン、複数のらせん状バルーン、管状サイドカー付きキルティング状バルーン、および編み束ねられたバルーンから構成される群から選択される、前述の装置に関する。
【0247】
ある実施形態において、本発明は、該バルーンがベローズバルーンである、前述の装置に関する。
【0248】
ある実施形態において、本発明は、該バルーンがポリエチレン製である、前述の装置に関する。
【0249】
ある実施形態において、本発明は、該バルーンの長さが約25cmである、前述の装置に関する。
【0250】
ある実施形態において、本発明は、該拡張した形状が、約1cmから約15cmの直径を有する、前述の装置に関する。
【0251】
ある実施形態において、本発明は、該拡張した形状が約2cmから約4cmの直径を有する、前述の装置に関する。
【0252】
ある実施形態において、本発明は、該拡張した形状が約2cmの直径を有する、前述の装置に関する。
【0253】
ある実施形態において、本発明は、該拡張した形状が約3cmの直径を有する、前述の装置に関する。
【0254】
ある実施形態において、本発明は、該拡張した形状が約4cmの直径を有する、前述の装置に関する。
【0255】
ある実施形態において、本発明は、バルーンが膨張する前の該カテーテルの直径は、約10mmである、前述の装置に関する。
【0256】
ある実施形態において、本発明は、バルーンが膨張する前の該カテーテルの直径は、約3mmから約7mmである、前述の装置に関する。
【0257】
ある実施形態において、本発明は、該発光器具の直径が約5mmである、前述の装置に関する。
【0258】
ある実施形態において、本発明は、該発光器具の直径が約2mmから約5mmである、前述の装置に関する。
【0259】
本発明の一側面は、患者の体腔の微生物を衰弱させる、または殺すための方法であって、
前述の装置を提供するステップと、
前記装置を患者の前記体腔へ導入するステップと、
光を前記装置の前記光ファイバーから前記患者の前記体腔へ伝達させるステップと、を含む、方法。
【0260】
ある実施形態において、本発明は、該バルーンを膨張させるステップをさらに含む、前述の方法に関する。
【0261】
ある実施形態において、本発明は、空気で該体腔を拡張させるステップをさらに含む、前述の方法に関する。
【0262】
ある実施形態において、本発明は、該バルーンを膨張させることにより、該体腔を拡張させるステップをさらに含む、前述の方法に関する。
【0263】
ある実施形態において、本発明は、該体腔は、胃腸管、胃、口、食道、腸管、肺、腹膜腔、膀胱、子宮、または尿道のいずれかの部分である、前述の方法に関する。
【0264】
ある実施形態において、本発明は、該体腔が胃である、前述の方法に関する。
【0265】
ある実施形態において、本発明は、ガイドワイヤを挿入するステップをさらに含む、前述の方法に関する。
【0266】
ある実施形態において、本発明は、該患者の体腔へ光を伝達することを停止するステップと、該患者の体腔へ光を再度伝達させ、それにより光の不連続パルスまたは間欠を送達するステップと、をさらに含む、前述の方法に関する。
【0267】
ある実施形態において、本発明は、該光がパルス法および連続法の双方において送達される、前述の方法に関する。
【0268】
ある実施形態において、本発明は、該体腔において、該バルーンをセンタリングするステップをさらに含む、前述の方法に関する。

【0269】
ある実施形態において、本発明は、本発明は、該体腔において、該バルーンを位置決めし、それにより該体腔の特定領域を標的にするステップと、をさらに含む、前述の方法に関する。
【0270】
ある実施形態において、本発明は、該カテーテルの直径が約10mm未満である、前述の方法に関する。
【0271】
ある実施形態において、本発明は、該カテーテルの直径が約1mmから約10mmである、前述の方法に関する。
【0272】
ある実施形態において、本発明は、該カテーテルの直径が約3mmから約6mmである、前述の方法に関する。
【0273】
ある実施形態において、本発明は、該カテーテルの直径が約5mmである、前述の方法に関する。
【0274】
ある実施形態において、本発明は、該カテーテルの直径が約4mmである、前述の方法に関する。
【0275】
ある実施形態において、本発明は、該複数の光ファイバーの該近位端部に結合させる光源をさらに備える、前述の方法に関する。
【0276】
ある実施形態において、本発明は、該光源が、レーザー、レーザーダイオード、発光ダイオード、放電灯、閃光ランプ、アークランプ、白熱灯、および蛍光ランプから構成される群から選択される、前述の方法に関する。
【0277】
ある実施形態において、本発明は、該光源が、1つ以上のレーザーダイオードである、前述の方法に関する。
【0278】
ある実施形態において、本発明は、該光源が、1つ以上のアークランプ、閃光ランプまたは放電灯である、前述の方法に関する。
【0279】
ある実施形態において、本発明は、該光源が、350nmから450nmの波長範囲にわたって、連続的または不連続的な波長で発光する、前述の装置に関する。
【0280】
ある実施形態において、本発明は、該光源が、CWもしくはパルスモード、またはこれらの組み合わせで操作される、前述の方法に関する。
ある実施形態において、本発明は、該第1のシースが、遠位で先細りとなり、それにより、その中に置かれた該ずれている光ファイバーの配列の横移動を抑制する、前述の方法に関する。
【0281】
ある実施形態において、本発明は、該第1のシースが、部分的または完全に、該発光光ファイバーによって放出される該光を透過する、前述の方法に関する。
【0282】
ある実施形態において、本発明は、該第1のシースが、アセタール類、アクリル樹脂類、セルロース類、塩素化ポリエーテル類、フッ化炭素、ポリアミド類(ナイロン類)、ポリカーボネート類、ポリエチレン、ポリプロピレン類、ポリスチレン類、ポリウレタン類、ビニル樹脂類、ポリエーテルブロックアミド(Pebax)、ポリエチレンテレフタレート(PET)、シリコーン、またはそれらの組み合わせから構成される群から選択されるポリマーまたはコポリマーを含む、前述の方法に関する。
【0283】
ある実施形態において、本発明は、該第1のシースがフッ化炭素を含む、前述の方法に関する。
【0284】
ある実施形態において、本発明は、該第1のシースがフッ素化エチレンプロピレンを含む、前述の方法に関する。
【0285】
ある実施形態において、本発明は、該第1のシースの該近位端部が流体ポートで終わる、前述の方法に関する。
【0286】
ある実施形態において、本発明は、該第2のシースが、部分的または完全に、該発光光ファイバーによって放出される該光を透過する、前述の方法に関する。
【0287】
ある実施形態において、本発明は、該第2のシースが、アセタール類、アクリル樹脂類、セルロース類、塩素化ポリエーテル類、フッ化炭素、ポリアミド類(ナイロン類)、ポリカーボネート類、ポリエチレン類、ポリプロピレン類、ポリスチレン類、ポリウレタン類、ビニル樹脂類、ポリエーテルブロックアミド(Pebax)、ポリエチレンテレフタレート(PET)、シリコーン、またはそれらの組み合わせから構成される群から選択されるポリマーまたはコポリマーを含む、前述の方法に関する。
【0288】
ある実施形態において、本発明は、該第2のシースが、フッ素化エチレンプロピレンまたはポリエーテルブロックアミドを含む、前述の方法に関する。
【0289】
ある実施形態において、本発明は、該第2のシースがフッ素化エチレンプロピレンを含む、前述の方法に関する。
【0290】
ある実施形態において、本発明は、該第2のシースが、BaSOの約10重量%のフッ素化エチレンプロピレンを含む、前述の方法に関する。
【0291】
ある実施形態において、本発明は、該第2のシースが、BaSOの約20重量%のフッ素化エチレンプロピレンを含む、前述の方法に関する。
【0292】
ある実施形態において、本発明は、該第2のシースの該近位端部が流体ポートで終わる、前述の方法に関する。
【0293】
ある実施形態において、本発明は、該第2のシースが有孔であり、それにより該第2のシースと該バルーンとの間の流体連通を可能にする、前述の方法に関する。
【0294】
ある実施形態において、本発明は、約100から約1,000の光ファイバーが存在する、前述の方法に関する。
【0295】
ある実施形態において、本発明は、約100以下の光ファイバーが存在する、前述の方法に関する。
【0296】
ある実施形態において、本発明は、約20以下の光ファイバーが存在する、前述の方法に関する。

【0297】
ある実施形態において、本発明は、約15以下の光ファイバーが存在する、前述の方法に関する。
【0298】
ある実施形態において、本発明は、13の光ファイバーが存在する、前述の方法に関する。
【0299】
ある実施形態において、本発明は、約10以下の光ファイバーが存在する、前述の方法に関する。
【0300】
ある実施形態において、本発明は、該光ファイバーが、各遠位端部がその他すべての遠位端部から少なくとも1.0mmであるように配置される、前述の方法に関する。
【0301】
ある実施形態において、本発明は、該光ファイバーが、各遠位端部がその他すべての遠位端部から少なくとも1.5mmであるように配置される、前述の方法に関する。
【0302】
ある実施形態において、本発明は、該光ファイバーが、各遠位端部がその他すべての遠位端部から少なくとも2.0mmであるように配置される、前述の方法に関する。
【0303】
ある実施形態において、本発明は、該光ファイバーが、該遠位端部が約25cmの長さにわたって離間するように配置される、前述の方法に関する。
【0304】
ある実施形態において、本発明は、該光ファイバーが、該遠位端部が約25cmの長さにわたって実質的に均等に分布するように配置される、前述の方法に関する。
【0305】
ある実施形態において、本発明は、該複数の発光光ファイバーが、その近位端部で、1つ以上の束に結合または結束される、前述の方法に関する。
【0306】
ある実施形態において、本発明は、該複数の発光光ファイバーが、その遠位端部で緩められる、すなわち結合されない、前述の方法に関する。
【0307】
ある実施形態において、本発明は、該発光光ファイバーの該遠位端部が、1つ以上のセンタリング環をさらに含み、それにより該発光光ファイバーを該装置の中心に保持する、前述の方法に関する。
【0308】
ある実施形態において、本発明は、該光ファイバーが、約200nmから約810nmの範囲の波長の光を放出する、前述の方法に関する。
【0309】
ある実施形態において、本発明は、該光ファイバーが、約250nmから約600nmの範囲の波長の光を放出する、前述の方法に関する。
【0310】
ある実施形態において、本発明は、該光ファイバーが、約300nmから約500nmの範囲の波長の光を放出する、前述の方法に関する。
【0311】
ある実施形態において、本発明は、該光ファイバーが、約350nmから約450nmの範囲の波長の光を放出する、前述の方法に関する。
【0312】
ある実施形態において、本発明は、該光ファイバーが、約400nmの波長の光を放出する、前述の方法に関する。
【0313】
ある実施形態において、本発明は、該第1の流体が液体である、前述の方法に関する。
【0314】
ある実施形態において、本発明は、該第1の流体が、蒸留水、脱イオン水、または本質的に純粋な水である、前述の方法に関する。
【0315】
ある実施形態において、本発明は、該第1の流体が蒸留水である、前述の方法に関する。
【0316】
ある実施形態において、本発明は、該第1の流体が等張食塩水溶液である、前述の方法に関する。
【0317】
ある実施形態において、本発明は、該第1の流体が、蛍光色素、コロイド粒子、コロイド油、混合可能液、ポリオール類、ポリアミン類、および可溶性塩類から構成される群から選択される光重合調整剤を含む水溶液である、前述の方法に関する。
【0318】
ある実施形態において、本発明は、該第1の流体が、紫色または青色の蛍光発光物質、フルオレセイン、テトラメチルローダミン、カルボキシ−x−ローダミン、コロイド状硫酸バリウム、コロイド金、グリセロール、硫酸マグネシウム、水酸化マグネシウム、二酸化チタンおよび塩化ナトリウムから構成される群から選択される光重合調整剤を含む水溶液である、前述の方法に関する。
【0319】
ある実施形態において、本発明は、該第1の流体が、硫酸バリウムを含む水溶液である、前述の方法に関する。
【0320】
ある実施形態において、本発明は、該第2の流体が、補助剤を含む水溶液であり、該補助剤は、病原菌の増殖を抑制し、接着を抑制する等により、病原菌のコロニー形成を抑制し、病原菌を光線療法に影響を受けやすい状態にする、および/または光線療法を可能にするまたは強化するために、体腔内の病原菌の位置を特定する、または再配分または一掃する、前述の方法に関する。
【0321】
ある実施形態において、本発明は、補助剤が、該光線治療との併用で(光線治療前、その間、またはその後)投与され、該補助剤は、病原菌の増殖を抑制し、接着を抑制する等により、病原菌のコロニー形成を抑制し、病原菌を光線療法に影響を受けやすい状態にする、および/または光線療法を可能にするまたは強化するために、体腔内の病原菌の位置を特定する、または再配分または一掃する、前述の方法に関する。
【0322】
ある実施形態において、本発明は、該第2の流体が気体である、前述の方法に関する。
【0323】
ある実施形態において、本発明は、該第2の流体が空気である、前述の方法に関する。
【0324】
ある実施形態において、本発明は、該第2の流体が液体である、前述の方法に関する。
【0325】
ある実施形態において、本発明は、該第2の流体が、蛍光色素、コロイド粒子、コロイド油、混合可能液、ポリオール類、ポリアミン類、および可溶性塩類から構成される群から選択される光重合調整剤を含む水溶液である、前述の方法に関する。
【0326】
ある実施形態において、本発明は、該第2の流体が、紫色または青色の蛍光発光物質、フルオレセイン、テトラメチルローダミン、カルボキシ−x−ローダミン、コロイド状硫酸バリウム、コロイド金、グリセロール、硫酸マグネシウム、水酸化マグネシウム、二酸化チタンおよび塩化ナトリウムから構成される群から選択される光重合調整剤を含む水溶液である、前述の方法に関する。
【0327】
ある実施形態において、本発明は、該第2の流体が等張食塩水溶液である、前述の方法に関する。
【0328】
ある実施形態において、本発明は、該第1および第2の流体が同一であり、前記流体は、それらの流体により占有されるすべての部分内で循環する、前述の方法に関する。
【0329】
ある実施形態において、本発明は、該バルーンが、ベローズバルーン、センタリングウェブ付き単一バルーン、重畳バルーン、房状バルーン、交互ドッグボーン型バルーン、密集した交互バルーン、交互バルーンの組立て、カバーされた個別のバルーン、複数の管状バルーン、単一らせん状バルーン、複数のらせん状バルーン、管状サイドカー付きキルティング状のバルーン、および編み束ねられたバルーンから構成される群から選択される、前述の方法に関する。
【0330】
ある実施形態において、本発明は、該バルーンがベローズバルーンである、前述の方法に関する。
【0331】
ある実施形態において、本発明は、該バルーンが、膨張時に、約2.5cmから約5.0cmの直径を有する、前述の方法に関する。
【0332】
ある実施形態において、本発明は、該バルーンが、膨張時に、約3.0cmの直径を有する、前述の方法に関する。
【0333】
ある実施形態において、本発明は、該バルーンが、膨張時に、約3.5cmの直径を有する、前述の方法に関する。
【0334】
ある実施形態において、本発明は、該バルーンが、膨張時に、約4.0cmの直径を有する、前述の方法に関する。
【0335】
ある実施形態において、本発明は、該バルーンが、膨張時に、約4.5cmの直径を有する、前述の方法に関する。
【0336】
ある実施形態において、本発明は、該バルーンが約30cm未満の長さである、前述の方法に関する。
【0337】
ある実施形態において、本発明は、該バルーンが、約10cmから30cmの長さである、前述の方法に関する。
【0338】
ある実施形態において、本発明は、該バルーンが約25cmの長さである、前述の方法に関する。
【0339】
ある実施形態において、本発明は、該バルーンが約20cmの長さである、前述の方法に関する。
【0340】
ある実施形態において、本発明は、該バルーンが約15cmの長さである、前述の方法に関する。
【0341】
ある実施形態において、本発明は、該バルーンが該第2の流体を浸透する、前述の方法に関する。
【0342】
ある実施形態において、本発明は、該バルーンが、部分的または完全に、該発光光ファイバーによって放出される該光を透過する、前述の方法に関する。
【0343】
ある実施形態において、本発明は、該バルーンが、アセタール類、アクリル樹脂類、セルロース類、塩素化ポリエーテル類、フッ化炭素、ポリアミド類(ナイロン類)、ポリカーボネート類、ポリエチレン類、ポリプロピレン類、ポリスチレン類、ポリウレタン類、ビニル樹脂類、ポリエーテルブロックアミド(Pebax)、ポリエチレンテレフタレート(PET)、シリコーン、またはそれらの組み合わせから構成される群から選択されるポリマーまたはコポリマーを含む、前述の方法に関する。
【0344】
ある実施形態において、本発明は、該バルーンがポリウレタンを含む、前述の方法に関する。
【0345】
ある実施形態において、本発明は、該バルーンが白い半透明のポリエチレンを含む、前述の方法に関する。
【0346】
ある実施形態において、本発明は、該バルーンがポリウレタンを含み、該第1のシースは、フッ素化エチレンプロピレンである、前述の方法に関する。
【0347】
ある実施形態において、本発明は、該バルーンが白い半透明のポリエチレンを含み、該第1のシースは、フッ素化エチレンプロピレンである、前述の方法に関する。
【0348】
ある実施形態において、本発明は、該バルーンが、光学的透過性材料から構成される、前述の方法に関する。
【0349】
ある実施形態において、本発明は、該バルーンが、蛍光色素およびコロイド粒子から構成される群から選択される光重合調整剤を含む、光学的透過性材料から構成される、前述の方法に関する。
【0350】
ある実施形態において、本発明は、該バルーンが、紫色または青色の蛍光発光物質、フルオレセイン、テトラメチルローダミン、カルボキシ−x−ローダミン、コロイド状硫酸バリウム、およびコロイド金から構成される群から選択される光重合調整剤を含む、光学的透過性材料から構成される、前述の方法に関する。
【0351】
ある実施形態において、本発明は、該バルーンが、硫酸バリウムを含む光学的透過性材料から構成される、前述の方法に関する。
【0352】
ある実施形態において、該光学的透過性媒質は、例えば、同伴固体、液体および気体で化学処理されたゲル、ガラス、ポリマー等の屈折率不整合領域を含む。
【0353】
ある実施形態において、本発明は、該バルーンが、金属性の薄膜コーティングを有する光学的透過性材料から構成される、前述の方法に関する。
【0354】
ある実施形態において、本発明は、該バルーンを抑制することが可能な第3のシースをさらに含む、前述の方法に関する。
【0355】
ある実施形態において、本発明は、該第3のシースが、アセタール類、アクリル樹脂類、セルロース類、塩素化ポリエーテル類、フッ化炭素、ポリアミド類(ナイロン類)、ポリカーボネート類、ポリエチレン、ポリプロピレン類、ポリスチレン類、ポリウレタン類、ビニル樹脂類、ポリエーテルブロックアミド(Pebax)、ポリエチレンテレフタレート(PET)、シリコーン、またはそれらの組み合わせから構成される群から選択されるポリマーまたはコポリマーを含む、前述の方法に関する。
【0356】
ある実施形態において、本発明は、ガイドワイヤ、および該バルーンを抑制することが可能な該第3のシースをさらに含み、該第3のシースは、ガイドワイヤルーメンを含み、それにより、ガイドワイヤによる該第3のシースの接着を可能にする、前述の方法に関する。
【0357】
ある実施形態において、本発明は、該カテーテルの該遠位端部上に配列された非外傷性チップをさらに含む、前述の方法に関する。
【0358】
ある実施形態において、本発明は、該非外傷性チップが散乱挿入物を含む、前述の方法に関する。
【0359】
ある実施形態において、本発明は、該非外傷性チップがガイドワイヤルーメンを含む、前述の方法に関する。
【0360】
ある実施形態において、本発明は、該第1の流体を循環させるステップをさらに含む、前述の方法に関する。
【0361】
ある実施形態において、本発明は、該第1の流体を循環させるためのステップをさらに含み、該第1の流体の温度は、約25℃である、前述の方法に関する。
【0362】
ある実施形態において、本発明は、該第1の流体を循環させるためのステップをさらに含み、該第1の流体の温度は、約20℃である、前述の方法に関する。
【0363】
ある実施形態において、本発明は、該第1の流体を循環させるためのステップをさらに含み、該第1の流体の温度は、約15℃である、前述の方法に関する。
【0364】
ある実施形態において、本発明は、該第2の流体を循環させるステップをさらに含む、前述の方法に関する。
【0365】
ある実施形態において、本発明は、該第2の流体を循環させるためのステップをさらに含み、該第2の流体の温度は、約25℃である、前述の方法に関する。
【0366】
ある実施形態において、本発明は、該第2の流体を循環させるためのステップをさらに含み、該第2の流体の温度は、約20℃である、前述の方法に関する。
【0367】
ある実施形態において、本発明は、該第2の流体を循環させるためのステップをさらに含み、該第2の流体の温度は、約15℃である、前述の方法に関する。
【0368】
ある実施形態において、本発明は、ポンプをさらに含み、該第1および第2の流体は同一であり、該ポンプは、該流体を循環させるために使用される、前述の装置に関する。
【0369】
本発明の別の側面は、患者の体腔の病理学的微生物を殺す、または衰弱させるための装置であって、
直径、長さ、近位端部、および遠位端部を有するカテーテル部を備え、該カテーテル部は、それを通して延在する第1のルーメンと、それを通して延在する第2のルーメン、任意にそれを通して延在する第3のルーメンをその中に示し;
該バルーンの内部が該第2のルーメン、任意に該第3のルーメンを有する流体連通にあるように、該カテーテル部の遠位端部に固定された直径、長さ、近位端部、および遠位端部を有するバルーンを備え、該バルーンは、拡張しない形状と拡張した形状を有し;
直径、長さ、近位端部、および遠位端部を有する発光器具を備え、該発光器具は、それを通して延在する第4のルーメンをその中に示し;
複数の波長で放出され、該発光器具の遠位部に沿ってずれた複数の光ファイバーを備え;
該発光器具は、該第1のルーメンを通して送達されるように構成され、それにより該バルーンの内部に該複数の光ファイバーを置く。
【0370】
ある実施形態において、本発明は、近位端部および遠位端部を有するガイドワイヤをさらに含む前述の装置に関する。
【0371】
ある実施形態において、本発明は、拡張しない形状にある場合、該バルーンを取り囲むジップシースをさらに含む、前述の装置に関する。
【0372】
ある実施形態において、本発明は、該ジップシースがポリエチレンシートである、前述の装置に関する。
【0373】
ある実施形態において、本発明は、近位端部および遠位端部を有するガイドワイヤをさらに含み、該ジップシースがガイドワイヤを通してカテーテルに接続されている、前述の装置に関する。
【0374】
ある実施形態において、本発明は、約10から約15の光ファイバーが存在する、前述の装置に関する。
【0375】
ある実施形態において、本発明は、13の光ファイバーが存在する、前述の装置に関する。
【0376】
ある実施形態において、本発明は、各光ファイバーの遠位端部の間が約1.0mmである、前述の装置に関する。
【0377】
ある実施形態において、本発明は、該複数の波長が約200nmから約810nmである、前述の装置に関する。
【0378】
ある実施形態において、本発明は、該複数の波長が約250nmから約600nmである、前述の装置に関する。
【0379】
ある実施形態において、本発明は、該複数の波長が約300nmから約500nmである、前述の装置に関する。
【0380】
ある実施形態において、本発明は、該複数の波長が約350nmから約450nmである、前述の装置に関する。
【0381】
ある実施形態において、本発明は、該複数の波長が約400nmである、前述の装置に関する。
【0382】
ある実施形態において、本発明は、該バルーンが、ベローズバルーン、センタリングウェブ付き単一バルーン、重畳バルーン、房状バルーン、交互ドッグボーン型バルーン、密集した交互バルーン、交互バルーンの組立て、カバーされた個別のバルーン、複数の管状バルーン、単一らせん状バルーン、複数のらせん状バルーン、管状サイドカー付きキルティング状のバルーン、および編み束ねられたバルーンから構成される群から選択される、前述の装置に関する。
【0383】
ある実施形態において、本発明は、該バルーンがベローズバルーンである、前述の装置に関する。
【0384】
ある実施形態において、本発明は、該バルーンがポリエチレン製である、前述の装置に関する。
【0385】
ある実施形態において、本発明は、該バルーンの長さが約25cmである、前述の装置に関する。
【0386】
ある実施形態において、本発明は、該拡張した形状が約1cmから約15cmの直径を有する、前述の装置に関する。
【0387】
ある実施形態において、本発明は、該拡張した形状が約2cmから約4cmの直径を有する、前述の装置に関する。
【0388】
ある実施形態において、本発明は、該拡張した形状が約2cmの直径を有する、前述の装置に関する。
【0389】
ある実施形態において、本発明は、該拡張した形状が約3cmの直径を有する、前述の装置に関する。
【0390】
ある実施形態において、本発明は、該拡張した形状は、約4cmの直径を有する、前述の装置に関する。
【0391】
ある実施形態において、本発明は、バルーンが膨張する前の該カテーテルの直径が約10mmである、前述の装置に関する。
【0392】
ある実施形態において、本発明は、バルーンが膨張する前の該カテーテルの直径が、約3mmから約7mmである、前述の装置に関する。
【0393】
ある実施形態において、本発明は、該発光器具の直径が約5mmである、前述の装置に関する。
【0394】
ある実施形態において、本発明は、該発光器具の直径が約2mmから約5mmである、前述の装置に関する。
【0395】
本発明の別の側面は、患者の体腔の微生物を衰弱させる、または殺すための方法であって、
直径、長さ、近位端部、および遠位端部を有するカテーテル部を提供するステップであって、該カテーテル部は、それを通して延在する第1のルーメンと、それを通して延在する第2のルーメンと、任意にそれを通して延在する第3のルーメンと、をその中に示すステップと、
該バルーンの内部が該第2のルーメン、任意に該第3のルーメンを有する流体連通にあるように、該カテーテル部の遠位端部に固定された直径、長さ、近位端部、および遠位端部を有するバルーンを提供するステップであって、該バルーンは拡張しない形状を有するステップと、
直径、長さ、近位端部、および遠位端部を有する発光器具を提供するステップであって、該発光器具は、それを通して延在する第4のルーメンをその中に示すステップと、
複数の波長で放出され、該発光器具の遠位部に沿ってずれた複数の光ファイバーを提供するステップと、
該カテーテルを該患者の該体腔へ導入するステップと、
該発光器具を該第1のルーメンに挿入するステップであって、それにより該バルーンの内部に該複数の光ファイバーを置くステップと、
該第4のルーメンを通って、該光ファイバーにわたって、該カテーテルの該遠位端部へ、該第1のルーメンを通って第1の流体を通過させるステップと、
該第2のルーメンを通って、該バルーンへ該第2の流体を通過させるステップと、それにより該バルーンを拡張させるステップと、
光を該光ファイバーの端部から該患者の該体腔へ伝達させるステップと、を含む方法に関する。
【0396】
ある実施形態において、本発明は、空気で該体腔を拡張させるステップをさらに含む、前述の方法に関する。ある実施形態において、該体腔は、該胃である。
【0397】
ある実施形態において、本発明は、拡張しない形状にあるバルーンを取り囲むジップシースを提供するステップをさらに含む、前述の方法に関する。
【0398】
ある実施形態において、本発明は、該カテーテルを導入するために、ガイドワイヤを使用するステップをさらに含む、前述の方法に関する。
【0399】
ある実施形態において、本発明は、該ガイドワイヤを除去するステップと、それにより該ジップシースを該カテーテルから分離させるステップをさらに含む、前述の方法に関する。
【0400】
ある実施形態において、本発明は、該ジップシースを除去するステップをさらに含む、前述の方法に関する。
【0401】
ある実施形態において、本発明は、該流体が水、生理的食塩水、硫酸バリウム水溶液、または水酸化マグネシウム溶液である、前述の方法に関する。
【0402】
ある実施形態において、本発明は、該流体が、光を散乱することができる粒子を含む、前述の方法に関する。
【0403】
ある実施形態において、本発明は、該第2の流体が、該バルーンを通して循環する、前述の方法に関する。
【0404】
ある実施形態において、本発明は、該第2の流体を該バルーンから除去し、第3の流体と置換する、前述の方法に関する。
【0405】
ある実施形態において、本発明は、該第2の流体が、約5℃から約25℃の温度で導入される、前述の方法に関する。
【0406】
ある実施形態において、本発明は、該第2の流体が、約5℃から約15℃の温度で導入される、前述の方法に関する。
【0407】
ある実施形態において、本発明は、該第2の流体が、約15℃から約20℃の温度で導入される、前述の方法に関する。
【0408】
ある実施形態において、本発明は、該第2の流体が、約20℃から約25℃の温度で導入される、前述の方法に関する。
【0409】
ある実施形態において、本発明は、該光をパルスするステップをさらに含む、前述の方法に関する。
【0410】
ある実施形態において、本発明は、該体腔の温度を観察するステップをさらに含む、前述の方法に関する。
【0411】
ある実施形態において、本発明は、該体腔が、胃、腸管、肺、腹膜腔、または尿道である、前述の方法に関する。
【0412】
ある実施形態において、本発明は、該体腔が、胃である、前述の方法に関する。
【0413】
ある実施形態において、本発明は、該ジップシースがポリエチレンシートである、前述の方法に関する。
【0414】
ある実施形態において、本発明は、約10から約15の光ファイバーが存在する、前述の方法に関する。
【0415】
ある実施形態において、本発明は、13の光ファイバーが存在する、前述の方法に関する。
【0416】
ある実施形態において、本発明は、各光ファイバーの端部の間が約1.0mmである、前述の方法に関する。
【0417】
ある実施形態において、本発明は、該複数の波長が約200nmから約810nmである、前述の方法に関する。
【0418】
ある実施形態において、本発明は、該複数の波長が約250nmから約600nmである、前述の方法に関する。
【0419】
ある実施形態において、本発明は、該複数の波長が約300nmから約500nmである、前述の方法に関する。
【0420】
ある実施形態において、本発明は、該複数の波長が約350nmから約450nmである、前述の方法に関する。
【0421】
ある実施形態において、本発明は、該複数の波長が約400nmである、前述の方法に関する。
【0422】
ある実施形態において、本発明は、該バルーンが、ベローズバルーン、センタリングウェブ付き単一バルーン、重畳バルーン、房状バルーン、交互ドッグボーン型バルーン、密集した交互バルーン、交互バルーンの組立て、カバーされた個別のバルーン、複数の管状バルーン、単一らせん状バルーン、複数のらせん状バルーン、管状サイドカー付きキルティング状のバルーン、および編み束ねられたバルーンから構成される群から選択される、前述の方法に関する。
【0423】
ある実施形態において、本発明は、該バルーンがベローズバルーンである、前述の方法に関する。
【0424】
ある実施形態において、本発明は、該バルーンがポリエチレン製である、前述の方法に関する。
【0425】
ある実施形態において、本発明は、該バルーンの長さが約25cmである、前述の方法に関する。
【0426】
ある実施形態において、本発明は、該拡張した形状が約1cmから約15cmの直径を有する、前述の方法に関する。
【0427】
ある実施形態において、本発明は、該拡張した形状が約2cmから約4cmの直径を有する、前述の方法に関する。
【0428】
ある実施形態において、本発明は、該拡張した形状が約2cmの直径を有する、前述の方法に関する。
【0429】
ある実施形態において、本発明は、該拡張した形状が約3cmの直径を有する、前述の方法に関する。
【0430】
ある実施形態において、本発明は、該拡張した形状が約4cmの直径を有する、前述の方法に関する。
【0431】
ある実施形態において、本発明は、該拡張した形状が該患者の該体腔に関与しない、前述の方法に関する。
【0432】
ある実施形態において、本発明は、バルーンが膨張する前の該カテーテルの直径が、約10mmである、前述の方法に関する。
【0433】
ある実施形態において、本発明は、バルーンが膨張する前の該カテーテルの直径が、約3mmから約7mmである、前述の方法に関する。
【0434】
ある実施形態において、本発明は、該発光器具の直径が約5mmである、前述の方法に関する。
【0435】
ある実施形態において、本発明は、該発光器具の直径が、約2mmから約5mmである、前述の方法に関する。
【0436】
本発明の選択された利点 重要なことには、本発明の前述の装置は、体腔に容易かつ安全に挿入することができるように設計されている。例えば、非外傷性チップ(すなわち、柔らかく、適合性があり、滑面を有する生体適合性のある医療グレード材)、柔軟性のあるアセンブリ(挿入および配置中、体の形状に準拠する柔軟性のある光ファイバーおよび軟質ポリマー)、および薄い断面(薄い光ファイバーおよび収縮可能なバルーンを有する薄型のアセンブリおよび任意に除去できるカバーシース)を含む非外傷性の表面の使用は、ほとんど、または全く損傷なく、該患者の軟組織への装置の挿入を可能にする。ある実施形態において、該装置は、使いやすさに加えて、ガイドワイヤに互換性がある。さらに、該治療法は、標準的な医療行為および類似の手順(例えば、内視鏡検査)と合致しており、該患者は、快適な状態を保つことができる。
【0437】
ある実施形態において、本発明は、選択的な光による根絶のために使用することができる。言い換えれば、体の組織をほとんど、または全く損傷なく、標的病原菌への優先的傷害を達成することができる。該装置および方法は、上記の記載のように、最も効果的な光学(および補助剤)パラメータを達成し、治療に必要とされる時間を最小化するために調整することができる。ある実施形態において、光源を分割し、またはパルス化する選択肢により、動態および酸素拡散効果の双方の最適化を可能にし、不要な光退色効果を最小化でき、温度の制御が可能になる。光による根絶が、概して、総照射量(総照射量は、送達した出力に時間を乗じたものに相当する)と関係がある場合、本発明は、必要とされる用量を治療される該体腔への実質的に加熱することなく送達できるように、そのような方法(例えば、脈動)で実施することができる。ある実施形態において、あらゆる外部電源からの光は、光ファイバーに送り込んでもよく、それによって病原菌に最大の損傷を生じる波長帯域幅を選択することができる(例えば、ヘリコバクター・ピロリ、プロトポルフィリンIXおよびコプロポルフィリンソレー吸収帯は、約400nmで集中される)。さらに、ある実施形態において、低吸収材の使用は、本質的に使用した機器の構造から独立している、広範囲の外部から送り込まれた出力を可能にする。さらに、機器の構造から独立している、外部からのパルス状の、cw、または分割(すなわち、デューティーサイクル駆動型)光源の使用は、該治療の最適化を可能にする。ある実施形態において、ファイバーのずれパターン、バルーンの直径および送り込まれた出力を使用して、選択的な表面照射を達成することができる。
【0438】
本発明の別の利点は、特定の標的域への光の送達、および特定の標的域内への分布を可能にすることである。例えば、ある実施形態において、光を深部器官へ送達させることができ、広範な器官の表面部位を照射でき、不整形な体腔を照射でき、光の選択的な様式を特異的に感染した部位を治療するために使用することができる。ある実施形態において、使用した光ファイバーは、経腔送達によく適応しており、長く、薄い。ある実施形態において、使用した光照射型は、広範な表面部位への光の滑らかな分布を可能にする(時には、散乱シースおよび/または選択的なバルーンの直径による)拡散である。さらに、ある実施形態において、光照射型は、チップ、チップの形状、流体で満たされたバルーンの形状(レンズのような役目を果たす場合がある)、光ファイバーのずれパターン、光ファイバーの総数、ファイバーあたりの可変出力、使用した材料の散乱特性の選択、およびアセンブリの全長への散乱挿入物のステップに使用して、標的部位に最良適合するために「成形」されてもよい。
【0439】
ある実施形態において、本発明のさらに別の利点は、該装置および周囲の体腔の温度を照射中、制御することができることである。温度の制御は、体の組織への熱損傷を回避し、最適の根絶(例えば、病原菌への熱損傷)に対する局部温度の調整(受忍限度内)を可能にする。ある実施形態において、温度の制御は、低吸収材の使用、カテーテルバルーンおよび光ワンドにおける高熱容量の流体(例えば、水)の使用、バルーン流体の循環またはバルーンの連続形成/空にすること、並びに散乱シースおよび十分なバルーンの直径を使用し、冷却および照射「ホットスポット」の最小化を可能にするための光の分割等を通して得られる。
【0440】
本発明は、商業的に実現可能である。ある実施形態において、カテーテルおよび/または光ワンドは、それぞれ使い捨てを可能にし、安価な材料で作製することができる。さらに、カテーテルを光源およびポンプおよびモニタリング装置から分離している標準寸法設計は、カテーテルのみの廃棄処分を可能にする。
【0441】
定義 本明細書に定義され、使用されるすべての定義が、辞書の定義、参照により取り込まれる文書の定義、および/または定義された用語の通常の意味にわたって制御することを理解するべきである。
【0442】
本明細書および特許請求の範囲で用いられるように、不定冠詞「a」および「an」は、それとは反対に明確に指示されない限りは、「少なくとも1つ」を意味することを理解するべきである。
【0443】
本明細書および特許請求の範囲で用いられるように、句「および/または」は、等位結合した「一方または両方の」要素、すなわち、場合によっては、接続的に存在する要素、別の場合では、離接的に存在する要素を意味することを理解するべきである。「および/または」で記載される複数の要素は、同じ方法、すなわち、等位結合した「1つ以上の」要素で解釈されるべきである。その他の要素は、明示的に特定される要素に関連するかどうかに関わらず、「および/または」節により明示的に特定される要素より他で任意に存在してもよい。従って、限定されない例として、「Aおよび/またはB」への参照は、「〜を含む」等の非制限の言語とともに使用される場合、一実施形態において、Aのみ(任意に、Bより他の要素を含む)、別の実施形態において、Bのみ(任意に、Aより他の要素を含む)、さらに別の実施形態において、AおよびBの双方(任意に、その他の要素を含む)等を参照することができる。
【0444】
本明細書および特許請求の範囲で用いられるように、「または」は、上記に定義されるように、「および/または」と同一の意味を有することを理解するべきである。例えば、一覧表に項目が分類される場合、「または」または「および/または」は、包括的な、すなわち、少なくとも1つの含有だけでなく、複数の要素または要素の一覧表の1つ以上を含み、任意に追加の表に記載されない項目もまた含めるものとして解釈されるべきである。それとは反対に明確に指示される「〜のうちの1つのみ」または「〜のうちのまさに1つ」等の限定する用語、または特許請求の範囲で使用される場合の「〜から成る」は、複数の要素または要素の一覧表のうちのまさに1つの要素を意味する。概して、本明細書において、「または」は、「どちらか一方の」、「〜のうちの1つ」、または「〜のうちのまさに1つ」等の独占的な用語に先行される場合、独占的な選択肢(すなわち、「1つまたは双方ではないその他」)を示すものとしてのみ解釈されるべきである。特許請求の範囲で使用される場合、「本質的に〜から成る」は、特許法の分野において使用される通常の意味を有するべきである。
【0445】
本明細書および特許請求の範囲で用いられるように、1つ以上の要素の一覧表を参照して、句「少なくとも1つ」は、要素の一覧表内に明示的に記載のそれぞれの要素、およびすべての要素の少なくとも1つを必ずしも含まず、要素の一覧表における要素のあらゆる組み合わせに限定されない、要素の一覧表におけるあらゆる要素の1つ以上から選択される、少なくとも1つの要素を意味することを理解するべきである。また、本定義は、要素が、明示的に特定される要素に関連するかどうかに関わらず、句「少なくとも1つ」を意味する要素の一覧表内で明示的に特定される要素より他を任意に提示することが可能である。従って、限定されない例として、「AおよびBのうちの少なくとも1つ」(または、同様に、「AまたはBのうちの少なくとも1つ」、または、同様に、「Aおよび/またはBのうちの少なくとも1つ」)とは、一実施形態において、少なくとも1つである、BがないAである1つ以上(および任意にBより他の要素を含む)を任意に含み、別の実施形態において、少なくとも1つである、AがないBである1つ以上(および任意にAより他の要素を含む)を任意に含み、さらに別の実施形態において、少なくとも1つである、A、および少なくとも1つである、Bを任意に含む(および任意に、その他の要素を含む)等を参照することができる。
【0446】
また、それとは反対に指示されない限りは、本明細書に記載のあらゆる方法において、該方法のステップまたは行為の順序は、該方法のステップまたは行為を列挙する順序に限定されない、1つ以上のステップまたは行為を含むことを理解するべきである。
【0447】
上記の本明細書に加えて特許請求の範囲において、「comprising(備える)」、「including(含む)」、「carrying(運ぶ)」、「having(有する)」、「containing(含む)」、「involving(含む)」、「holding(保有する)」、「composed of(〜から成る)」等のすべての移行句は、非制限、すなわち、上記を含むが限定されないことを意味することを理解するべきである。但し、「consisting of(〜から構成される)」および「consisting essentially of(本質的に〜から構成する)」の移行句はそれぞれ、米国特許商標庁の特許審査便覧(Manual of Patent Examining Procedures)、2111.03に記載の、限定される、または半限定の移行句であるものとする。
【0448】
ある実施形態において、本発明により標的とされた微生物は、スタヒロコッカス属、ボルデテラ属、コリネバクテリウム属、マイコバクテリウム属、ナイセリア、ヘモフィルス属、放線菌類、ストレプトマイセス属、ノカルジア菌、エンテロバクター属、エルシニア属、フランシセラ属、パストウーレラ属、モラクセラ属、アシネトバクター属、エリジペロスリックス属、ブランハメラ亜属、アクチノバチルス属、ストレプトバシラス属、リステリア菌、カリマトバクテリウム属、ブルセラ菌、バシラス属、クロストリジウム属、トレポネーマ属、エシェリキア属、サルモネラ属、クレブシエラ属(Kleibsiella)、ビブリオ属、プロテウス属、エルウィニア属、ボレリア属、レプトスピラ属、スピリルム属、カンピロバクター菌、赤痢菌、レジオネラ菌、シュードモナス菌、アエロモナス属、リケッチア属、クラミジア属、ボレリア属およびマイコプラズマ属を含むが、これらに限定されない、ストレプトコッカスの一員であり、A群溶連菌、B群溶連菌、C群溶連菌、D群溶連菌、G群溶連菌、肺炎連鎖球菌、化膿連鎖球菌、アガラクチア菌、大便連鎖球菌、フェカリス菌、ストレプトコッカスデュランス、淋菌、髄膜炎菌、黄色ブドウ球菌、表皮ブドウ球菌、コリネバクテリウムジフテリア(Corynebacterium diptheriae)、膣桿菌、ヒト型結核菌、ウシ型結核菌、マイクロバクテリアウレセランス(Mycobacterium ulcerans)、ハンセン菌、アクチノマイセスイスラエリ(Actinomyctes israelii)、リステリアモノサイトゲネス(Listeria monocytogenes)、百日咳菌、ボルデテラパラパーツシス(Bordatella parapertusis)、気管支敗血症菌、大腸菌、シゲラディゼンテリエ(Shigella dysenteriae)、インフルエンザ菌、ヘモフィルスエジプチウス(Haemophilus aegyptius)、ヘモフィルスパラインフルエンゼ(Haemophilus parainfluenzae)、ヘモフィルスデュクレイ(Haemophilus ducreyi)、ボルデテラ属、サルモネラチフス菌(Salmonella typhi)、シトロバクターフロインデイ(Citrobacter freundii)、プロテウスミラビリス(Proteus mirabilis)、プロテウスブルガリス(Proteus vulgaris)、ペスト菌(Yersinia pestis)、肺炎桿菌、セラチオマルセッセンス(Serratia marcessens)、セラチアリクファシエンス(Serratia liquefaciens)、コレラ菌、シゲラディセンテリ(Shigella dysenterii)、シゲラフレクスネリ(Shigellaflexneri)、緑膿菌、野兎病菌、ブルセラアボーチス(Brucella abortis)、炭疽菌、セレウス菌、ウェルシュ菌、破傷風菌、ボツリヌス菌、梅毒トレポネーマ、リケッチアリケッチイ(Rickettsia rickettsii)、ヘリコバクター・ピロリおよびクラミジアトラコミティス(Chlamydia trachomitis)等をさらに含むがこれらに限定されない、種または群の一員である、原核生物である。ある実施形態において、本発明により標的とされる微生物は、ヘリコバクター・ピロリである。
【0449】
本明細書において、「カテーテル」は、患者へ導入することができる、柔軟性のある中空管である。カテーテルは、遠位端部および近位端部を有する。本明細書において、カテーテルの遠位端部は、該患者に置かれる最も遠い遠位端部であり、該近位端部は該患者の外部に維持する。
【0450】
本明細書において、「流体ポート」は、流体の導入および/または除去を可能にする開口である。
【0451】
本明細書において、「シース」は、管状の、周辺または方位する構造である。シースは、下記に示されるように、開口または閉口である可能性がある。開口シースは、飲用ストローに類似し、閉口シースは、試験管に類似する。


「開口シース」 「閉口シース」
閉口シースは、下記に示されるように、開口シース内に置くことができる。

「開口シース内に置かれた閉口シース」
【0452】
本明細書において、装置の2つの部分が「流体連通にある」と称される場合、流体が装置の一部を通して装置の別の部分に通過することができることを示す。すぐ上に示される閉口シースおよび開口シースは、流体連通にある。
【0453】
本明細書において、「流体」は、液体(例えば、水または食塩水)であっても気体(例えば、空気)であってもよい。
【0454】
本明細書において、「蒸留水」は、すべての無機物およびその他の不純物が蒸留工程により除去された水であり、「脱イオン水」は、ナトリウム、カルシウム、鉄、および銅等からイオンを除去した水の形状であり、「本質的に純粋」とは、可視光線範囲内に光学的に吸収される外来物質がない水である。
【0455】
本明細書において、「バルーン」は、1つまたは複数のバルーンを意味する。「バルーン」の例は、図に示される。
【0456】
本明細書において、「非外傷性チップ」は、機器を選択された体腔に、組織損傷を最小とした挿入を容易にする機器の遠位端部に位置付けられる材料の形状および物質を示す。
【0457】
本明細書において、「フルオロポリマー」は、フッ素の原子を含むポリマーである。ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)は、フッ素化エチレンプロピレン(FEP)のようなフルオロポリマーの一例である。
【0458】
本明細書において、「コロイド状」とは、少なくとも1方向において、約1nmから1μmの大きさを有する媒質において、またはその順番の距離で見られるシステムの不連続において、分散される分子または重合分子を意味する再分割の状態を意味する。すべての3次元がコロイドの範囲である必要はない。同様に、「コロイド分散系」は、異なる組成物(または状態)の連続相において、コロイド粒子があらゆる性質(例えば、固体、液体または気体)に分散している系である。本明細書において、連続相は、流体、好ましくは液体である。「コロイド」は、コロイド系の短縮形として使用されてもよい。上記の与えられた大きさの限度は、考慮中である性質における範囲によるため、固定していない。この用語は、特に、段階的移行の性質を考慮する場合、より粗粒の体系に適用することができる。金属(例えば、銀、金またはバリウム)および油(例えば、グリセロール、ポリアミン等のポリオール)は、コロイド分散系を形成することができる。
【0459】
本明細書において、「蛍光色素」は、(例えば、分布帯の可視領域において)選択的に光を吸収する分子から成る染料である。染料は、光を吸収するため蛍光性であり、吸収した光よりも長い波長の光を瞬時に放射する。蛍光色素の例は、フルオレセイン、テトラメチルローダミンおよびカルボキシ−x−ローダミンを含む。ある実施形態において、本発明の蛍光色素は、4−フルオロ−7−アミノスルホニルベンゾフラザン;6−((7−アミノ−4−メチルクマリン−3−アセチル)アミノ)ヘキサン酸;6−((7−アミノ−4−メチルクマリン−3−アセチル)アミノ)ヘキサン酸、スクシンイミジルエステル;4’−(アミノメチル)フルオレセイン、塩酸塩;5−カルボキシローダミン6G、塩酸塩;5−カルボキシローダミン6G、スクシンイミジルエステル;6−カルボキシローダミン6G、塩酸塩;6−カルボキシローダミン6G、スクシンイミジルエステル;5(6)−カルボキシローダミン6G、塩酸塩;5(6)−カルボキシローダミン6G、スクシンイミジルエステル;5−ジメチルアミノナフタレン−1−(N−(5−アミノペンチル))スルホンアミド;5−ジメチルアミノナフタレン−1−スルホニルクロリド;5−(4,6−ジクロロトリアジニル)アミノフルオレセイン;6−(4,6−ジクロロトリアジニル)アミノフルオレセイン;5−カルボキシフルオレセイン;フルオレセイン−5−カルボキサミドカダベリン;フルオレセイン−5−カルボキサミドリシン;5−カルボキシフルオレセイン、スクシンイミジルエステル;6−(フルオレセイン−5−カルボキシアミド)ヘキサン酸、スクシンイミジルエステル;6−カルボキシフルオレセイン;6−カルボキシフルオレセイン、スクシンイミジルエステル;5(6)−カルボキシフルオレセイン;5(6)−カルボキシフルオレセイン、スクシンイミジルエステル;フルオレセイン−5−イソチオシアネート;5−((5−アミノペンチル)チオウレイジル)フルオレセイン;フルオレセイン−6−イソチオシアネート;フルオレセイン−5−チオセミカルバジド;フルオレスカミン;フルオレセイン−5−マレイミド;7−ヒドロキシクマリン−3−カルボン酸;7−ヒドロキシクマリン−3−カルボン酸、スクシンイミジルエステル;5−ヨードアセトアミドフルオレセイン;6−カルボキシ−4’,5’−ジクロロ−2’,7’−ジメトキシフルオレセイン、スクシンイミジルエステル;4−クロロ−7−ニトロベンゾフラザン;4−フルオロ−7−ニトロベンゾフラザン;5−カルボキシ−X−ローダミン;5−カルボキシ−X−ローダミン、スクシンイミジルエステル;6−カルボキシ−X−ローダミン;6−カルボキシ−X−ローダミン、スクシンイミジルエステル;5(6)−カルボキシ−X−ローダミン;5(6)−カルボキシ−X−ローダミン、スクシンイミジルエステル;4−クロロ−7−スルホベンゾフラザン、アンモニウム塩;4−フルオロ−7−スルホベンゾフラザン、アンモニウム塩;スルホローダミン、スルホニルクロリド;スルホローダミン、スルホンアミドカダベリン;スルホローダミン、スルホンアミドリシン;5−カルボキシテトラメチルローダミン;5−カルボキシテトラメチルローダミン、スクシンイミジルエステル;6−カルボキシテトラメチルローダミン;6−カルボキシテトラメチルローダミン、スクシンイミジルエステル;5(6)−カルボキシテトラメチルローダミン;5(6)−カルボキシテトラメチルローダミン、スクシンイミジルエステル;6−(テトラメチルローダミン−5(6)−カルボキシアミド)ヘキサン酸、スクシンイミジルエステル;5−((N−(5−アミノペンチル)アミノ)−カルボニル)テトラメチルローダミン;テトラメチルローダミン5−カルボキサミドカダベリン;5−((N−(5−アミノ−5−カルボキシペンチル)アミノ)カルボニル);テトラメチルローダミン;テトラメチルローダミン−5−カルボキサミドリシン;6−((N−(5−アミノペンチル)アミノ)カルボニル)テトラメチルローダミン;テトラメチルローダミン6−カルボキサミドカダベリン;5(6)−((N−(5−アミノペンチル)アミノ)カルボニル)テトラメチルローダミン;テトラメチルローダミン5(6)−カルボキサミドカダベリン;テトラメチルローダミン−5−ヨードアセトアミドジヒドロヨウ素;およびその誘導体から構成される群から選択される。
【0460】
本明細書において、「マグネシアミルク」は、約8重量%/容積の水で、水酸化マグネシウムの溶液を記載するために使用される。
【0461】
実施例
現在、一般的に記述される本発明は、以下の実施例の参照により、より容易に理解され、本発明のある側面および実施形態の単なる説明目的のために含まれるものであって、本発明を限定する意図はない。
【0462】
実施例1.以下の症状、胃の不快感、「胸焼け」および/または痛みを含めた医師による胃潰瘍の暫定診断は、内視鏡検査により後に確認される。その後、診断は、ヘリコバクター・ピロリの存在を検出する標準的な酵素試験でさらに確認することができる。その後、本発明を使用する治療を始める。標準的な鎮静状態後に、光ワンドをカテーテルに挿入し、カテーテルは、食道を通して挿入される。その後、カテーテルの遠位端部またはチップ端部を医師の監視下で必要とされる位置に置く。ある実施形態において、ジップシースを取り去り、バルーンを膨張させる。その後、電源のスイッチを入れる。流体をバルーンを通して循環することができる。光は、連続的、またはパルス状態であり得る。カテーテルは、細菌を殺すあるいは無能力にされるまで、すべての患部に十分な治療を与えるために、必要に応じて、再配置することができる。その後、器具を撤収する。
【0463】
実施例2.潰瘍性大腸炎またはクローン病等の炎症性腸疾患の診断後、腸管を慣習的に洗浄する。患者は、通常の方法で鎮静状態とし、光ワンドをカテーテルに挿入し、カテーテルは、その後、直腸を通して挿入され、治療される感染部位に進められる。その後、該器具の遠位端部は治療を必要とする部位に位置付けられ、治療を必要とする大腸の内面における病巣に近接して置かれる。ある実施形態において、ジップシースを除去し、バルーンを膨張させる。流体をバルーンを通して循環することができる。その後、病原菌を殺すまたは衰弱させるまで、光放射に最適露光を提供する一連のフラッシュを生成するために、レーザーダイオードを使用する。その後、患者は、腸管内の無害の細菌叢の成長を回復するために、不定期間、既に記載されるように共生細菌の療法に置かれる。
【0464】
実施例3.図17において、照射範囲は、3本の異なるカテーテル(直径3cmの「散乱」バルーン、直径3cmの「透明な」バルーン、直径4cmの「透明な」バルーン)のいくつかの測定試験のために図上に記入されている。それぞれの試験に対して、約30〜40の照射測定を光ワンド/カテーテルの長さに沿って行われた。その後、範囲(最大〜最小)を計算した。範囲は、照射の平均の割合として示す棒グラフの上部は、(最高値−平均値)/平均値であり、棒グラフの下部は、(平均値−最小値)/平均値である。範囲が小さいほど、放射照度分布がさらに均一である。3cmの「散乱」バルーンは、直径4cmの「透明」バルーンのように実施することに留意する。本発明の器具は、真っ直ぐな構成の状態において、すべての測定を行った。使用したバルーンはベローズバルーンであった。
【0465】
参照による援用
本明細書に引用されたすべての米国特許および米国で発行された特許出願は、参照により本明細書に組み込まれる。米国特許番号第6,890,346号(Ganzら)、第6,464,625号(Ganzら)、および第6,491,618号(Ganzら)は、その全体は参照により本明細書に組み込まれる。
【0466】
同等物
本発明のいくつかの実施形態は、本明細書に記載および例示されるが、当業者は、機能を実施するため、および/または本明細書に記載の結果および/または1つ以上の利点を得るための、様々なその他の手段および/または構造を容易に予測し、それぞれのこのような変化および/または修正は、本発明の範囲内であると考えるであろう。さらに、通常、当業者には、本明細書に記載のすべてのパラメータ、寸法、材料、および形状は、例示的であることを意図されており、実際のパラメータ、寸法、材料および/または形状は、本発明の内容を使用する具体的な適用により異なるものであることを容易に理解するであろう。当業者は、型通りの実験を越えない実験を使用して、本明細書に記載の本発明の具体的な実施形態への多くの相当物を認識し、それを解明することができる。従って、前述の実施形態は、数例として、および添付の特許請求の範囲内およびそれへの同等のもので示され、本発明は、そうでなければ、明確に記載され、特許請求されるように実施されてもよい。本発明は、本明細書に記載のそれぞれの個々の特徴、システム、品目、材料、キット、および/または方法を対象にする。さらに、2つ以上のこのような特徴、システム、品目、材料、キット、および/または方法のあらゆる組み合わせは、このような特徴、システム、品目、材料、キット、および/または方法が相互に一貫性のない場合、本発明の範囲内に含まれる。
【図面の簡単な説明】
【0467】
【図1】図1は、被検者の胃に配置される新規の光ワンドおよびバルーンカテーテルと被験者の概略図を示す。
【図2】図2は、本発明のバルーンカテーテルの一実施形態を示す。
【図3】図3は、バルーンカテーテルの一実施形態の特定の側面を示す。
【図4】図4は、バルーンカテーテルおよび対応するカバーシースまたは「ジップシース」の一実施形態の特定の側面を示す。
【図5】図5は、本発明のジップシースの特定の側面を示す。
【図6】図6は、本発明の光ワンドの一実施形態を示す。
【図7】図7は、新規の光ワンドの遠位端部の一実施形態を示す。
【図8】図8は、本発明の光ワンドの光ファイバー束アセンブリの一実施形態を示す。
【図9】図9は、[a]本発明のガイドワイヤ、ラップジップシース、カテーテルおよび光ワンド;[b]アンラップ・ジップシースおよびカテーテルバルーン;および[c]膨張したカテーテルバルーンを示す。
【図10】図10は、本発明のベローズバルーンの一実施形態を示す。
【図11】図11は、本発明のバルーンの以下のいくつかの実施形態を示す。[a]センタリングウェブ付き単一バルーン;[b]重畳バルーン;[c]房状バルーン;[d]交互ドッグボーン型バルーン;[e]密集した交互バルーン;および[f]交互バルーンの組み立て。
【図12】図12は、本発明のバルーンの以下のいくつかの実施形態を示す。[a]カバーされた個々のバルーン;[b]複数の管状バルーン;[c]単一らせん状バルーン;[d]複数のらせん状バルーン;および[e]管状サイドカー付きキルティング状バルーン。
【図13】図13は、本発明のバルーンの以下の一実施形態を示す。[a]編み束ねられたバルーン;および[b]実施形態のモデルの写真。
【図14A】図14Aは、光ワンドがカテーテルに挿入された装置の発光部分の光照射型を示し、該カテーテルは空気で満たされた直径3cm×長さ30cmの透明なベローズバルーンから成り、該光ワンドは、散乱流体により取り囲まれた13の光ファイバーの千鳥配列から成り、該散乱流体はMg(OH)水溶液(「濃度A」)である。Mg(OH)溶液は、6mLのマグネシアミルクを水と混合させることにより、60mLの容積が生成される(「濃度A」)。光ワンドの光ファイバーは透明なFEP管で覆われている。カテーテルの内部は、散乱管を含み、該散乱管は、FEPからなり、10重量%のBaSO粒子が充填されている。
【図14B】図14Bは、光ワンドがカテーテルに挿入された装置の発光部分の光照射型を示し、該カテーテルは散乱流体で満たされた直径3cm×長さ30cmの透明なベローズバルーンから成り、該散乱流体はMg(OH)水溶液(「濃度A」)であり、該光ワンドは、透明な蒸留水により取り囲まれた13の光ファイバーの千鳥配列から成る。光ワンドの光ファイバーは透明なFEP管で覆われている。カテーテルの内部は、散乱管を含み、該散乱管は、FEPからなり、10重量%のBaSO粒子が充填されたものである。Mg(OH)溶液は、6mLのマグネシアミルクを水と混合させることにより、60mLの容積が生成される(「濃度A」)。
【図15A】図15Aは、光ワンドがカテーテルに挿入された装置の発光部分の光照射型を示し、該カテーテルは散乱流体で満たされた直径3cm×長さ30cmの透明なベローズバルーンから成り、該散乱流体はMg(OH)水溶液(「50%の濃度A」)であり、該光ワンドは、透明な蒸留水により取り囲まれた13の光ファイバーの千鳥配列から成る。光ワンドの光ファイバーを透明なFEP管で覆う。カテーテルの内部は、散乱管を含み、該散乱管は、FEPからなり、10重量%のBaSO粒子が挿入されたものである。Mg(OH)溶液は、6mLのMilk of Magnesiaを水と混合させることにより、120mLの容積を生成している。
【図15B】図15Bは、光ワンドがカテーテルに挿入された装置の発光部分の光照射型を示し、該カテーテルは散乱流体で満たされた直径3cm×長さ30cmの透明なベローズバルーンから成り、散乱流体はMg(OH)水溶液(「25%の濃度A」)であり、該光ワンドは、透明な蒸留水により取り囲まれた13の光ファイバーのずれパターン配列から成る。光ワンドの光ファイバーは透明なFEP管で覆われている。カテーテルの内部は、散乱管を含み、該散乱管は、FEPからなり、10重量%のBaSO粒子が挿入されたものである。Mg(OH)溶液は、6mLのMilk of Magnesiaを水と混合させることにより、240mLの容積を生成している。
【図16】図16は、光ワンドがカテーテルに挿入された装置の発光部分の光照射型を示し、該カテーテルは空気で満たされた直径3cm×長さ30cmの半透明なベローズバルーン(「散乱」ベローズバルーン)から成り、該光ワンドは、透明な蒸留水により取り囲まれた13の光ファイバーの千鳥配列から成る。バルーン材料は、白い半透明のポリエチレンである。光ワンドの光ファイバーは透明なFEP管で覆われている。カテーテルの内部は、散乱管を含み、該散乱管は、FEPからなり、10重量%のBaSO粒子が充填されている。
【図17】図17は、3つの変法に関する装置構造に対する光照射の均一性の比較を示す。「直径3cmの散乱バルーン」は、図16に対応し、「直径3cmの透明バルーン」は、図21に類似する(直径4.5cmではなく直径3cmを有する)および「直径4cmの透明バルーン」は、図21に類似する(直径4.5cmではなく直径4cmを有する)。グラフの各縦棒は、得られた測定試験に対する光照射の範囲(カテーテルバルーンの全長を測定)を示す。
【図18】図18は、本発明の選択された実施形態を示す。パート[A]は、体腔または臓器内に挿入される場合があり、光学的に透過するシース内にずれパターンで終わる複数の光ファイバーを含む柔軟性のある遠位光拡散部分から成る柔軟性のある光伝達系を示し、該シースは、光学的に透過する流体媒質で満たされ、それにより取り囲まれることが可能であり、該流体媒質は、遠位で、閉鎖された光学的に散乱シース内に含まれる。パート[B]は、光学的に透過する柔軟性のあるバルーンアセンブリにより取り囲まれる[A]に示されるアセンブリを示し、第2の透過流体が柔軟性のあるバルーンアセンブリに体腔においてアセンブリの挿入後、複数回伝達されてから回収されてもよい手段を含み、従って任意にバルーンを膨張させたり収縮させたりする手段を提供する。パート[C]は、2つの分離可能なユニットを含む[B]の光伝達系を示す。光ファイバー「光ワンド」として記載される第1のユニットは、第1の透過流体をアセンブリ上の近接点から伝達されてもよい透過シース内のずれパターンで終わる光ファイバーから成り、「散乱カテーテル」として記載される第2のユニットは、該透過流体を近接点から除去してもよい遠位で、閉鎖された散乱シースから成り、該第1および第2のユニットは、使用前後に組み立ておよび分解することができる。
【図19】図19は、本発明の選択された実施形態を示す。パート[A]は、図18[C]の光伝達系を示し、該柔軟性のある「散乱カテーテル」は、光透過性の柔軟性のあるバルーンアセンブリを含み、それは、体腔においてアセンブリの挿入後、第2の光透過性流体が柔軟性のあるバルーンアセンブリに複数回伝達されてから回収されてもよい手段を含み、従って任意にバルーンを膨張させたり収縮させたりする手段を提供する。パート[B]は、図18[B]の光伝達系を示し、流体シールは、「光ワンド」に、またはそこから第1の光透過流体を伝達するための手段、および「散乱カテーテル」に、またはそこから第1の光透過流体を伝達するための手段を用いて、組み立て後、ユニット上の近位部で「散乱カテーテル」と「光ワンド」との間で達成され、該シールは、使用後、「散乱カテーテル」と「光ワンド」の分解のために開口してもよい。パート[C]は、図18[A]の光伝達系を示し、光ファイバーのずれパターンは、光の特定の分布を提供するために選択され、光拡散部分の長さにわたって実質的に同量の光を含み、治療される体器官または体腔の要件により、光ファイバーの横移動を抑制するために、光学的に透過するシースは、遠位で先細りである。
【図20】図20は、本発明の選択された実施形態を示す。パート[A]は、図18[B]の光伝達系を示し、柔軟性のあるバルーンアセンブリは、柔軟性のあるバルーンアセンブリ内の「散乱シース」のセンタリングを実質的に維持するために構成される「ベローズバルーン」として記載される連続した部位の配列から成る。パート[B]は、[A]の光伝達系を示し、散乱シースの閉じた端部は柔軟性のある光学的に透過する「非外傷性チップ」を含み、アセンブリが体腔に挿入される場合、柔らかい、丸い形状を示し、該「非外傷性チップ」は、医療ガイドワイヤの通路のためのルーメンを含み、それを使用してアセンブリを体腔に誘導することができる。無傷性チップはまた、光ワンドにより放出される前方方向光を分散する、または再度導くために役立つ任意の「散乱挿入物」を含む。該散乱挿入物は、対象とする治療法の要件により、拡散散乱、正反射、または部分反射を提供してもよい。パート[C]は、図18[B]の光伝達系を示し、「光ワンド」および膨張していない「散乱カテーテル」から成るアセンブリは、柔軟性のあるシース内にさらに含まれ、「カバーシース」(また、本明細書では「ジップシース」と称する)は全アセンブリが体腔に挿入後除去でき、「光ワンド」および「散乱カテーテル」は、「カバーシース」の除去後体腔内に保持し、さらに、「カバーシース」は、医療ガイドワイヤの通路のための除去できる「ガイドワイヤルーメン」を含み、それを使用してアセンブリを体腔に誘導することができる。
【図21】図21は、光ワンドがカテーテルに挿入された装置の発光部分の光照射型を示し、該カテーテルは透明な食塩水溶液で満たされた直径4.5cm×長さ30cmの透明なベローズバルーンから成り、該光ワンドは透明な蒸留水により取り囲まれた13の光ファイバーのずれパターン配列から成る。光ワンドの光ファイバーを透明なFEP管で覆う。カテーテルの内部は、散乱管を含み、該散乱管は、Pebaxからなり、20重量%のBaSO粒子が充填されている。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
近位端部および遠位端部を有する複数の発光光ファイバーと、第1の流体と、
開口遠位端部を有する第1のシースと、閉口遠位端部を有する第2のシースと、
を備え、前記複数の発光光ファイバーは、その遠位端部がずれるように配置され、
それにより、ずれている光ファイバーの配列を形成し、前記第1のシースは、前
記ずれている発光光ファイバーの配列上に位置付けられ、前記第2のシースは、
前記第1のシース上に置かれ、前記第1のシースおよび前記第2のシースは、前
記第1の流体で満たされ、前記第1のシースおよび前記第2のシースは、流体連
通にあり、それにより、流体で満たされた光拡散部分を形成する、装置。
【請求項2】
近位端部および遠位端部を有するカテーテルをさらに含み、該カテーテルは、第
2の流体と、前記近位端部での任意の流体ポートと、前記遠位端部のバルーンと、
を含み、前記バルーンは、前記流体で満たされた光拡散部分上に置かれ、前記第
2の流体の前記流体ポートへの導入は、前記バルーンを膨張させ、一方で、前記
第2の流体の前記流体ポートからの除去は、前記バルーンを収縮させる、請求項
1に記載の装置。
【請求項3】
前記カテーテルの直径は、約10mm未満である、請求項2に記載の装置。
【請求項4】
前記カテーテルの直径は、約1mmから約10mmである、請求項2に記載の装
置。
【請求項5】
前記カテーテルの直径は、約3mmから約6mmである、請求項2に記載の装置。
【請求項6】
前記カテーテルの直径は、約5mmである、請求項2に記載の装置。
【請求項7】
前記カテーテルの直径は、約4mmである、請求項2に記載の装置。
【請求項8】
前記複数の光ファイバーの前記近位端部に結合する光源をさらに含む、請求項1
または2に記載の装置。
【請求項9】
前記光源は、レーザー、レーザーダイオード、発光ダイオード、放電灯、閃光ラ
ンプ、アークランプ、白熱ランプ、および蛍光ランプから構成される群から選択
される、請求項8に記載の装置。
【請求項10】
前記光源は、1つ以上のレーザーダイオードである、請求項8に記載の装置。
【請求項11】
前記光源は、1つ以上のアークランプ、閃光ランプまたは放電灯である、請求項
8に記載の装置。
【請求項12】
前記光源は、350nmから450nmの波長範囲にわたって、連続的または不
連続的な波長で発光する、請求項8に記載の装置。
【請求項13】
前記光源は、CWもしくはパルスモード、またはこれらの組み合わせで操作され
る、請求項8に記載の装置。
【請求項14】
前記第1のシースは、遠位で先細りとなり、それにより、その中に置かれた前記
ずれている光ファイバーの配列の横移動を抑制する、請求項1または2に記載の
装置。
【請求項15】
前記第1のシースは、部分的または完全に、前記発光光ファイバーによって放出
される前記光を透過する、請求項1または2に記載の装置。
【請求項16】
前記第1のシースは、アセタール類、アクリル樹脂類、セルロース類、塩素化ポ
リエーテル類、フッ化炭素、ポリアミド類(ナイロン類)、ポリカーボネート類、
ポリエチレン類、ポリプロピレン類、ポリスチレン類、ポリウレタン類、ビニル
樹脂類、ポリエーテルブロックアミド、ポリエチレンテレフタレート(PET)、
シリコーン、またはそれらの組み合わせから構成される群から選択されるポリマ
ーまたはコポリマーを含む、請求項1または2に記載の装置。
【請求項17】
前記第1のシースは、フッ化炭素を含む、請求項1または2に記載の装置。
【請求項18】
前記第1のシースは、フッ素化エチレンプロピレンを含む、請求項1または2に
記載の装置。
【請求項19】
前記第1のシースの前記近位端部は、流体ポートで終わる、請求項1または2に
記載の装置。
【請求項20】
前記第2のシースは、部分的または完全に、前記発光光ファイバーによって放出
される光を透過する、請求項1または2に記載の装置。
【請求項21】
前記第2のシースは、アセタール類、アクリル樹脂類、セルロース類、塩素化ポ
リエーテル類、フッ化炭素、ポリアミド類(ナイロン類)、ポリカーボネート類、
ポリエチレン類、ポリプロピレン類、ポリスチレン類、ポリウレタン類、ビニル
樹脂類、ポリエーテルブロックアミド、ポリエチレンテレフタレート(PET)、
シリコーンまたはそれらの組み合わせから構成される群から選択されるポリマー
またはコポリマーを含む、請求項1または2に記載の装置。
【請求項22】
前記第2のシースは、フッ素化エチレンプロピレンまたはポリエーテルブロック
アミドを含む、請求項1または2に記載の装置。
【請求項23】
前記第2のシースは、フッ素化エチレンプロピレンを含む、請求項1または2に
記載の装置。
【請求項24】
前記第2のシースは、BaSOの約10重量%のフッ素化エチレンプロピレンを
含む、請求項1または2に記載の装置。
【請求項25】
前記第2のシースは、BaSOの約20重量%のフッ素化エチレンプロピレンを
含む、請求項1または2に記載の装置。
【請求項26】
前記第2のシースの前記近位端部は、流体ポートで終わる、請求項1または2に
記載の装置。
【請求項27】
前記第2のシースは、有孔であり、それにより前記第2のシースと前記バルーン
との間の流体連通を可能にする、請求項2に記載の装置。
【請求項28】
約100から約1,000の光ファイバーが存在する、請求項1または2に記載
の装置。
【請求項29】
約100以下の光ファイバーが存在する、請求項1または2に記載の装置。
【請求項30】
約20以下の光ファイバーが存在する、請求項1または2に記載の装置。
【請求項31】
約15以下の光ファイバーが存在する、請求項1または2に記載の装置。
【請求項32】
13の光ファイバーが存在する、請求項1または2に記載の装置。
【請求項33】
約10以下の光ファイバーが存在する、請求項1または2に記載の装置。
【請求項34】
前記光ファイバーは、各遠位端部がその他すべての遠位端部から少なくとも1.
0mmであるように配置される、請求項1または2に記載の装置。
【請求項35】
前記光ファイバーは、各遠位端部がその他すべての遠位端部から少なくとも1.
5mmであるように配置される、請求項1または2に記載の装置。
【請求項36】
前記光ファイバーは、各遠位端部がその他すべての遠位端部から少なくとも2.
0mmであるように配置される、請求項1または2に記載の装置。
【請求項37】
前記光ファイバーは、前記遠位端部が約25cmの長さにわたって離間するよう
に配置される、請求項1または2に記載の装置。
【請求項38】
前記光ファイバーは、前記遠位端部が、約25cmの長さにわたって実質的に均
等に分布するように配置される、請求項1または2に記載の装置。
【請求項39】
前記複数の発光光ファイバーは、その近位端部で、1つ以上の束に結合または結
束される、請求項1または2に記載の装置。
【請求項40】
前記複数の発光光ファイバーは、その遠位端部で緩められる、請求項1または2
に記載の装置。
【請求項41】
前記発光光ファイバーの前記遠位端部は、1つ以上のセンタリング環をさらに含
み、それにより前記発光光ファイバーを前記装置の中心に保持する、請求項1ま
たは2に記載の装置。
【請求項42】
前記光ファイバーは、約200nmから約810nmの範囲の波長の光を放出す
る、請求項1または2に記載の装置。
【請求項43】
前記光ファイバーは、約250nmから約600nmの範囲の波長の光を放出す
る、請求項1または2に記載の装置。
【請求項44】
前記光ファイバーは、約300nmから約500nmの範囲の波長の光を放出す
る、請求項1または2に記載の装置。
【請求項45】
前記光ファイバーは、約350nmから約450nmの範囲の波長の光を放出す
る、請求項1または2に記載の装置。
【請求項46】
前記光ファイバーは、約400nmの波長の光を放出する、請求項1または2に
記載の装置。
【請求項47】
前記第1の流体は、液体である、請求項1または2に記載の装置。
【請求項48】
前記第1の流体は、蒸留水、脱イオン水、または本質的に純粋な水である、請求
項1または2に記載の装置。
【請求項49】
前記第1の流体は、蒸留水である、請求項1または2に記載の装置。
【請求項50】
前記第1の流体は、等張食塩水溶液である、請求項1または2に記載の装置。
【請求項51】
前記第1の流体は、蛍光色素、コロイド粒子、コロイド油、混合可能液、ポリオ
ール類、ポリアミン類、および可溶性塩類から構成される群から選択される光重
合調整剤を含む水溶液である、請求項1または2に記載の装置。
【請求項52】
前記第1の流体は、紫色または青色の蛍光発光物質、フルオレセイン、テトラメ
チルローダミン、カルボキシ−x−ローダミン、コロイド状硫酸バリウム、コロ
イド金、グリセロール、硫酸マグネシウム、水酸化マグネシウム、二酸化チタン
および塩化ナトリウムから構成される群から選択される光重合調整剤を含む水溶
液である、請求項1または2に記載の装置。
【請求項53】
前記第1の流体は、硫酸バリウムを含む水溶液である、請求項1または2に記載
の装置。
【請求項54】
前記第2の流体は、補助剤を含む水溶液であり、前記補助剤は、病原菌増殖を抑
制し、接着を抑制する等により、病原菌のコロニー形成を抑制し、病原菌を光線
療法に影響を受けやすい状態にする、および/または光線療法を可能にするまた
は強化するために、体腔内の病原菌の位置を特定する、または再配分または一掃
する、請求項1または2に記載の装置。
【請求項55】
補助剤は、前記光線治療との併用で投与され、前記補助剤は、病原菌増殖を抑制
し、病原菌のコロニー形成を抑制し、病原菌を光線療法の影響を受けやすい状態
にする、光線療法を可能にするまたは強化するために、体腔内の病原菌の位置を
特定する、または再配分または一掃する、またはそれらの組み合わせである、請
求項1または2に記載の装置。
【請求項56】
前記第2の流体は、気体である、請求項2に記載の装置。
【請求項57】
前記第2の流体は、空気である、請求項2に記載の装置。
【請求項58】
前記第2の流体は、液体である、請求項2に記載の装置。
【請求項59】
前記第2の流体は、蛍光色素、コロイド粒子、コロイド油、混合可能液、ポリオ
ール類、ポリアミン類、および可溶性塩類から構成される群から選択される光重
合調整剤を含む水溶液である、請求項2に記載の装置。
【請求項60】
前記第2の流体は、紫色または青色の蛍光発光物質、フルオレセイン、テトラメ
チルローダミン、カルボキシ−x−ローダミン、コロイド状硫酸バリウム、コロ
イド金、グリセロール、硫酸マグネシウム、水酸化マグネシウム、二酸化チタン
および塩化ナトリウムから構成される群から選択される光重合調整剤を含む水溶
液である、請求項2に記載の装置。
【請求項61】
前記第2の流体は、等張食塩水溶液である、請求項2に記載の装置。
【請求項62】
前記第1および第2の流体は、同一であり、前記流体は、それらの流体により占
有されるすべての部分内で循環する、請求項2に記載の装置。
【請求項63】
前記バルーンは、ベローズバルーン、センタリングウェブ付き単一バルーン、重
畳バルーン、房状バルーン、交互ドッグボーン型バルーン、密集した交互バルー
ン、交互バルーンの組立て、カバーされた個別のバルーン、複数の管状バルーン、
単一らせん状バルーン、複数のらせん状バルーン、管状サイドカー付きキルティ
ング状のバルーン、および編み束ねられたバルーンから構成される群から選択さ
れる、請求項2に記載の装置。
【請求項64】
前記バルーンは、ベローズバルーンである、請求項2に記載の装置。
【請求項65】
前記バルーンは、膨張時に、約2.5cmから約5.0cmの直径を有する、請
求項2に記載の装置。
【請求項66】
前記バルーンは、膨張時に、約3.0cmの直径を有する、請求項2に記載の装
置。
【請求項67】
前記バルーンは、膨張時に、約3.5cmの直径を有する、請求項2に記載の装
置。
【請求項68】
前記バルーンは、膨張時に、約4.0cmの直径を有する、請求項2に記載の装
置。
【請求項69】
前記バルーンは、膨張時に、約4.5cmの直径を有する、請求項2に記載の装
置。
【請求項70】
前記バルーンは、約30cm未満の長さである、請求項2に記載の装置。
【請求項71】
前記バルーンは、約10cmから30cmの長さである、請求項2に記載の装置。
【請求項72】
前記バルーンは、約25cmの長さである、請求項2に記載の装置。
【請求項73】
前記バルーンは、約20cmの長さである、請求項2に記載の装置。
【請求項74】
前記バルーンは、約15cmの長さである、請求項2に記載の装置。
【請求項75】
前記バルーンは、前記第2の流体を浸透する、請求項2に記載の装置。
【請求項76】
前記バルーンは、部分的または完全に、前記発光光ファイバーによって放出され
る前記光を透過する、請求項2に記載の装置。
【請求項77】
前記バルーンは、アセタール類、アクリル樹脂類、セルロース類、塩素化ポリエ
ーテル類、フッ化炭素類、ポリアミド類(ナイロン類)、ポリカーボネート類、
ポリエチレン類、ポリプロピレン類、ポリスチレン類、ポリウレタン類、ビニル
樹脂類、ポリエーテルブロックアミド、ポリエチレンテレフタレート(PET)、
シリコーンまたはそれらの組み合わせから構成される群から選択されるポリマー
またはコポリマーを含む、請求項2に記載の装置。
【請求項78】
前記バルーンは、ポリウレタンを含む、請求項2に記載の装置。
【請求項79】
前記バルーンは、白い半透明のポリエチレンを含む、請求項2に記載の装置。
【請求項80】
前記バルーンは、ポリウレタンを含み、前記第1のシースは、フッ素化エチレン
プロピレンである、請求項2に記載の装置。
【請求項81】
前記バルーンは、白い半透明のポリエチレンを含み、前記第1のシースは、フッ
素化エチレンプロピレンである、請求項2に記載の装置。
【請求項82】
前記バルーンは、光学的透過性材料から構成される、請求項2に記載の装置。
【請求項83】
前記バルーンは、蛍光色素およびコロイド粒子から構成される群から選択される
光重合調整剤を含む、光学的透過性材料から構成される、請求項2に記載の装置。
【請求項84】
前記バルーンは、紫色または青色の蛍光発光物質、フルオレセイン、テトラメチ
ルローダミン、カルボキシ−x−ローダミン、コロイド状硫酸バリウム、および
コロイド金から構成される群から選択される光重合調整剤を含む、光学的透過性
材料から構成される、請求項2に記載の装置。
【請求項85】
前記バルーンは、硫酸バリウムを含む、光学的透過性材料から構成される、請求
項2に記載の装置。
【請求項86】
前記バルーンは、同伴固体、液体および気体で化学処理されたゲル、ガラス、ポ
リマーから構成される群から選択される屈折率不整合領域を含む光学的透過性材
料から構成される、請求項2に記載の装置。
【請求項87】
前記バルーンは、金属性の薄膜コーティングを有する光学的透過性材料から構成
される、請求項2に記載の装置。
【請求項88】
前記バルーンを抑制することが可能な第3のシースをさらに含む、請求項2に記
載の装置。
【請求項89】
前記第3のシースは、アセタール類、アクリル樹脂類、セルロース類、塩素化ポ
リエーテル類、フッ化炭素類、ポリアミド類(ナイロン類)、ポリカーボネート
類、ポリエチレン類、ポリプロピレン類、ポリスチレン類、ポリウレタン類、ビ
ニル樹脂類、ポリエーテルブロックアミド、ポリエチレンテレフタレート(PE
T)、シリコーンまたはそれらの組み合わせから構成される群から選択されるポ
リマーまたはコポリマーから構成される、請求項88に記載の装置。
【請求項90】
ガイドワイヤ、および前記バルーンを抑制することが可能な第3のシースをさら
に含み、前記第3のシースは、ガイドワイヤルーメンを含み、それにより、ガイ
ドワイヤによる前記第3のシースの接着を可能にする、請求項2に記載の装置。
【請求項91】
前記カテーテルの前記遠位端部上に配列された非外傷性チップをさらに含む、請
求項2に記載の装置。
【請求項92】
前記非外傷性チップは、散乱挿入物を含む、請求項91に記載の装置。
【請求項93】
前記非外傷性チップは、ガイドワイヤルーメンを含む、請求項91に記載の装置。
【請求項94】
前記第1の流体を循環させるためのポンプをさらに含む、請求項1または2に記
載の装置。
【請求項95】
前記第1の流体を循環させるためのポンプをさらに含み、前記第1の流体の温度
は、約25℃である、請求項1または2に記載の装置。
【請求項96】
前記第1の流体を循環させるためのポンプをさらに含み、前記第1の流体の温度
は、約20℃である、請求項1または2に記載の装置。
【請求項97】
前記第1の流体を循環させるためのポンプをさらに含み、前記第1の流体の温度
は、約15℃である、請求項1または2に記載の装置。
【請求項98】
前記第2の流体を循環させるためのポンプをさらに含む、請求項1または2に記
載の装置。
【請求項99】
前記第2の流体を循環させるためのポンプをさらに含み、前記第2の流体の温度
は、約25℃である、請求項2に記載の装置。
【請求項100】
前記第2の流体を循環させるためのポンプをさらに含み、前記第2の流体の温度
は、約20℃である、請求項2に記載の装置。
【請求項101】
前記第2の流体を循環させるためのポンプをさらに含み、前記第2の流体の温度
は、約15℃である、請求項2に記載の装置。
【請求項102】
ポンプをさらに含み、前記第1および第2の流体は同一であり、前記ポンプは、
前記流体を循環させるために使用される、請求項2に記載の装置。
【請求項103】
前記第1の流体の前記圧力を計測するための電子ゲージをさらに含む、請求項1
または2に記載の装置。
【請求項104】
前記第2の流体の前記圧力を計測するための電子ゲージをさらに含む、請求項2
に記載の装置。
【請求項105】
近位端部および遠位端部を有する複数の光ファイバーと、第1の流体と、開口遠
位端部を有する第1のシースと、開口遠位端部を有する第2のシースと、を含み、
前記複数の光ファイバーは、その遠位端部がずれるように配置され、それにより、
ずれている光ファイバーの配列を形成し、前記第1のシースは、前記ずれている
光ファイバーの配列上に位置付けられ、前記第2のシースは、前記第1のシース
上に置かれ、前記第1のシースおよび前記第2のシースは、前記第1の流体で満
たされ、それにより流体で満たされた光拡散部分を形成する、装置。
【請求項106】
近位端部および遠位端部を有するカテーテルをさらに含み、該カテーテルは、前
記近位端部の流体ポートと、前記遠位端部のバルーンと、を含み、前記バルーン
は、前記流体で満たされた光拡散部分上に置かれ、前記流体の前記導入は、前記
バルーンを膨張させることができ、一方で、前記流体の除去は、前記バルーンを
収縮させることができる、請求項105に記載の装置。
【請求項107】
前記カテーテルの直径は、約10mm未満である、請求項106に記載の装置。
【請求項108】
前記カテーテルの直径は、約1mmから約10mmである、請求項106に記載
の装置。
【請求項109】
前記カテーテルの直径は、約3mmから約6mmである、請求項106に記載の
装置。
【請求項110】
前記カテーテルの直径は、約5mmである、請求項106に記載の装置。
【請求項111】
前記カテーテルの直径は、約4mmである、請求項106に記載の装置。
【請求項112】
前記複数の光ファイバーの前記近位端部に結合する光源をさらに含む、請求項1
05または106に記載の装置。
【請求項113】
前記光源は、レーザー、レーザーダイオード、発光ダイオード、放電灯、閃光ラ
ンプ、アークランプ、白熱ランプ、および蛍光ランプから構成される群から選択
される、請求項112に記載の装置。
【請求項114】
前記光源は、1つ以上のレーザーダイオードである、請求項112に記載の装置。
【請求項115】
前記光源は、1つ以上のアークランプ、閃光ランプまたは放電灯である、請求項
112に記載の装置。
【請求項116】
前記光源は、350nmから450nmの波長範囲にわたって、連続的または不
連続的な波長で発光する、請求項112に記載の装置。
【請求項117】
前記光源は、CWもしくはパルスモード、またはこれらの組み合わせで操作され
る、請求項112に記載の装置。
【請求項118】
前記第1のシースは、遠位で先細りとなり、それにより、その中に置かれた前記
ずれている光ファイバーの配列の横移動を抑制する、請求項105または106
に記載の装置。
【請求項119】
前記第1のシースは、部分的または完全に、前記発光光ファイバーによって放出
される前記光を透過する、請求項105または106に記載の装置。
【請求項120】
前記第1のシースは、アセタール類、アクリル樹脂類、セルロース類、塩素化ポ
リエーテル類、フッ化炭素、ポリアミド類(ナイロン類)、ポリカーボネート類、
ポリエチレン、ポリプロピレン類、ポリスチレン類、ポリウレタン類、ビニル樹
脂類、ポリエーテルブロックアミド、ポリエチレンテレフタレート(PET)、
シリコーン、またはそれらの組み合わせから構成される群から選択されるポリマ
ーまたはコポリマーを含む、請求項105または106に記載の装置。
【請求項121】
前記第1のシースは、フッ化炭素を含む、請求項105または106に記載の装
置。
【請求項122】
前記第1のシースは、フッ素化エチレンプロピレンを含む、請求項105または
106に記載の装置。
【請求項123】
前記第1のシースの前記近位端部は、流体ポートで終わる、請求項105または
106に記載の装置。
【請求項124】
前記第1のシースは、部分的または完全に、前記発光光ファイバーによって放出
される光を透過する、請求項105または106に記載の装置。
【請求項125】
前記第1のシースは、アセタール類、アクリル樹脂類、セルロース類、塩素化ポ
リエーテル類、フッ化炭素、ポリアミド類(ナイロン類)、ポリカーボネート類、
ポリエチレン類、ポリプロピレン類、ポリスチレン類、ポリウレタン類、ビニル
樹脂類、ポリエーテルブロックアミド、ポリエチレンテレフタレート(PET)、
シリコーンまたはそれらの組み合わせから構成される群から選択されるポリマー
またはコポリマーを含む、請求項105または106に記載の装置。
【請求項126】
前記第1のシースは、フッ素化エチレンプロピレンまたはポリエーテルブロック
アミドを含む、請求項105または106に記載の装置。
【請求項127】
前記第1のシースは、フッ素化エチレンプロピレンを含む、請求項105または
106に記載の装置。
【請求項128】
前記第1のシースは、BaSOの約10重量%のフッ素化エチレンプロピレンを
含む、請求項105または106に記載の装置。
【請求項129】
前記第1のシースは、BaSOの約20重量%のフッ素化エチレンプロピレンを
含む、請求項105または106に記載の装置。
【請求項130】
前記第1のシースの前記近位端部は、流体ポートで終わる、請求項105または
106に記載の装置。
【請求項131】
前記第1のシースは、有孔であり、それにより前記第2のシースと前記バルーン
との間の流体連通を可能にする、請求項105または106に記載の装置。
【請求項132】
約100から約1,000の光ファイバーが存在する、請求項105または10
6に記載の装置。
【請求項133】
約100以下の光ファイバーが存在する、請求項105または106に記載の装
置。
【請求項134】
約20以下の光ファイバーが存在する、請求項105または106に記載の装置。
【請求項135】
約15以下の光ファイバーが存在する、請求項105または106に記載の装置。
【請求項136】
13の光ファイバーが存在する、請求項105または106に記載の装置。
【請求項137】
約10以下の光ファイバーが存在する、請求項105または106に記載の装置。
【請求項138】
前記光ファイバーは、各遠位端部がその他すべての遠位端部から少なくとも1.
0mmであるように配置される、請求項105または106に記載の装置。
【請求項139】
前記光ファイバーは、各遠位端部がその他すべての遠位端部から少なくとも1.
5mmであるように配置される、請求項105または106に記載の装置。
【請求項140】
前記光ファイバーは、各遠位端部がその他すべての遠位端部から少なくとも2.
0mmであるように配置される、請求項105または106に記載の装置。
【請求項141】
前記光ファイバーは、前記遠位端部が約25cmの長さにわたって離間するよう
に配置される、請求項105または106に記載の装置。
【請求項142】
前記光ファイバーは、前記遠位端部が、約25cmの長さにわたって実質的に均
等に分布するように配置される、請求項105または106に記載の装置。
【請求項143】
前記複数の発光光ファイバーは、その近位端部で、1つ以上の束に結合または結
束される、請求項105または106に記載の装置。
【請求項144】
前記複数の発光光ファイバーは、その遠位端部で緩められる、請求項105また
は106に記載の装置。
【請求項145】
前記発光光ファイバーの前記遠位端部は、1つ以上のセンタリング環をさらに含
み、それにより前記発光光ファイバーを前記装置の中心に保持する、請求項10
5または106に記載の装置。
【請求項146】
前記光ファイバーは、約200nmから約810nmの範囲の波長の光を放出す
る、請求項105または106に記載の装置。
【請求項147】
前記光ファイバーは、約250nmから約600nmの範囲の波長の光を放出す
る、請求項105または106に記載の装置。
【請求項148】
前記光ファイバーは、約300nmから約500nmの範囲の波長の光を放出す
る、請求項105または106に記載の装置。
【請求項149】
前記光ファイバーは、約350nmから約450nmの範囲の波長の光を放出す
る、請求項105または106に記載の装置。
【請求項150】
前記光ファイバーは、約400nmの波長の光を放出する、請求項105または
106に記載の装置。
【請求項151】
前記第1の流体は、液体である、請求項105または106に記載の装置。
【請求項152】
前記第1の流体は、蒸留水、脱イオン水、または本質的に純粋な水である、請求
項105または106に記載の装置。
【請求項153】
前記第1の流体は、蒸留水である、請求項105または106に記載の装置。
【請求項154】
前記第1の流体は、等張食塩水溶液である、請求項105または106に記載の
装置。
【請求項155】
前記第1の流体は、蛍光色素、コロイド粒子、コロイド油、混合可能液、ポリオ
ール類、ポリアミン類、および可溶性塩類から構成される群から選択される光重
合調整剤を含む水溶液である、請求項105または106に記載の装置。
【請求項156】
前記第1の流体は、紫色または青色の蛍光発光物質、フルオレセイン、テトラメ
チルローダミン、カルボキシ−x−ローダミン、コロイド状硫酸バリウム、コロ
イド金、グリセロール、硫酸マグネシウム、水酸化マグネシウム、二酸化チタン
および塩化ナトリウムから構成される群から選択される光重合調整剤を含む水溶
液である、請求項105または106に記載の装置。
【請求項157】
前記第1の流体は、硫酸バリウムを含む水溶液である、請求項105または10
6に記載の装置。
【請求項158】
前記第1の流体は、補助剤を含む水溶液であり、前記補助剤は、病原菌の増殖を
抑制し、接着を抑制する等により、病原菌のコロニー形成を抑制し、病原菌を光
線療法に影響を受けやすい状態にする、および/または光線療法を可能にするま
たは強化するために、体腔内の病原菌の位置を特定する、または再配分または一
掃する、請求項105または106に記載の装置。
【請求項159】
補助剤は、前記光線治療との併用で投与され、前記補助剤は、病原菌増殖を抑制
し、病原菌のコロニー形成を抑制し、病原菌を光線療法に影響を受けやすい状態
にする、光線療法を可能にするまたは強化するために、体腔内の病原菌の位置を
特定する、または再配分または一掃する、またはそれらの組み合わせである、請
求項105または106に記載の装置。
【請求項160】
前記バルーンは、ベローズバルーンである、請求項106に記載の装置。
【請求項161】
前記バルーンは、膨張時に、約2.5cmから約5.0cmの直径を有する、請
求項106に記載の装置。
【請求項162】
前記バルーンは、膨張時に、約3.0cmの直径を有する、請求項106に記載
の装置。
【請求項163】
前記バルーンは、膨張時に、約3.5cmの直径を有する、請求項106に記載
の装置。
【請求項164】
前記バルーンは、膨張時に、約4.0cmの直径を有する、請求項106に記載
の装置。
【請求項165】
前記バルーンは、膨張時に、約4.5cmの直径を有する、請求項106に記載
の装置。
【請求項166】
前記バルーンは、約30cm未満の長さである、請求項106に記載の装置。
【請求項167】
前記バルーンは、約10cmから30cmの長さである、請求項106に記載の
装置。
【請求項168】
前記バルーンは、約25cmの長さである、請求項106に記載の装置。
【請求項169】
前記バルーンは、約20cmの長さである、請求項106に記載の装置。
【請求項170】
前記バルーンは、約15cmの長さである、請求項106に記載の装置。
【請求項171】
前記バルーンは、前記第2の流体を浸透する、請求項106に記載の装置。
【請求項172】
前記バルーンは、部分的または完全に、前記発光光ファイバーによって放出され
る前記光を透過する、請求項106に記載の装置。
【請求項173】
前記バルーンは、アセタール類、アクリル樹脂類、セルロース類、塩素化ポリエ
ーテル類、フッ化炭素類、ポリアミド類(ナイロン類)、ポリカーボネート類、
ポリエチレン類、ポリプロピレン類、ポリスチレン類、ポリウレタン類、ビニル
樹脂類、ポリエーテルブロックアミド、ポリエチレンテレフタレート(PET)、
シリコーンまたはそれらの組み合わせから構成される群から選択されるポリマー
またはコポリマーを含む、請求項106に記載の装置。
【請求項174】
前記バルーンは、ポリウレタンを含む、請求項106に記載の装置。
【請求項175】
前記バルーンは、白い半透明のポリエチレンを含む、請求項106に記載の装置。
【請求項176】
前記バルーンは、ポリウレタンを含み、前記第1のシースは、フッ素化エチレン
プロピレンである、請求項106に記載の装置。
【請求項177】
前記バルーンは、白い半透明のポリエチレンを含み、前記第1のシースは、フッ
素化エチレンプロピレンである、請求項106に記載の装置。
【請求項178】
前記バルーンは、光学的透過性材料から構成される、請求項106に記載の装置。
【請求項179】
前記バルーンは、蛍光色素およびコロイド粒子から構成される群から選択される
光重合調整剤を含む、光学的透過性材料から構成される、請求項106に記載の
装置。
【請求項180】
前記バルーンは、紫色または青色の蛍光発光物質、フルオレセイン、テトラメチ
ルローダミン、カルボキシ−x−ローダミン、コロイド状硫酸バリウム、および
コロイド金から構成される群から選択される光重合調整剤を含む、光学的透過性
材料から構成される、請求項106に記載の装置。
【請求項181】
前記バルーンは、硫酸バリウムを含む、光学的透過性材料から構成される、請求
項106に記載の装置。
【請求項182】
前記バルーンは、同伴固体、液体および気体で化学処理されたゲル、ガラス、ポ
リマーから構成される群から選択される屈折率不整合領域を含む光学的透過性材
料から構成される、請求項106に記載の装置。
【請求項183】
前記バルーンは、金属性の薄膜コーティングを有する光学的透過性材料から構成
される、請求項106に記載の装置。
【請求項184】
前記バルーンを抑制することが可能な第3のシースをさらに含む、請求項106
に記載の装置。
【請求項185】
前記第3のシースは、アセタール類、アクリル樹脂類、セルロース類、塩素化ポ
リエーテル類、フッ化炭素類、ポリアミド類(ナイロン類)、ポリカーボネート
類、ポリエチレン類、ポリプロピレン類、ポリスチレン類、ポリウレタン類、ビ
ニル樹脂類、ポリエーテルブロックアミド、ポリエチレンテレフタレート(PE
T)、シリコーンまたはそれらの組み合わせから構成される群から選択されるポ
リマーまたはコポリマーから構成される、請求項184に記載の装置。
【請求項186】
ガイドワイヤ、および前記バルーンを抑制することが可能な第3のシースをさら
に含み、前記第3のシースは、ガイドワイヤルーメンを含み、それにより、ガイ
ドワイヤによる前記第3のシースの接着を可能にする、請求項106に記載の装
置。
【請求項187】
前記カテーテルの前記遠位端部上に配列された非外傷性チップをさらに含む、請
求項106に記載の装置。
【請求項188】
前記非外傷性チップは、散乱挿入物を含む、請求項187に記載の装置。
【請求項189】
前記非外傷性チップは、ガイドワイヤルーメンを含む、請求項187に記載の装
置。
【請求項190】
前記第1の流体を循環させるためのポンプをさらに含む、請求項105または1
06に記載の装置。
【請求項191】
前記第1の流体を循環させるためのポンプをさらに含み、前記第1の流体の温度
は、約25℃である、請求項105または106に記載の装置。
【請求項192】
前記第1の流体を循環させるためのポンプをさらに含み、前記第1の流体の温度
は、約20℃である、請求項105または106に記載の装置。
【請求項193】
前記第1の流体を循環させるためのポンプをさらに含み、前記第1の流体の温度
は、約15℃である、請求項105または106に記載の装置。
【請求項194】
患者の体腔の微生物を衰弱させる、または殺すための方法であって、請求項1に
記載の装置を提供するステップと、前記装置を患者の前記体腔へ導入するステッ
プと、光を前記装置の前記光ファイバーから前記患者の前記体腔へ伝達させるス
テップと、を含む、方法。
【請求項195】
患者の体腔の微生物を衰弱させる、または殺すための方法であって、請求項2に
記載の装置を提供するステップと、前記装置を患者の前記体腔へ導入するステッ
プと、光を前記装置の前記光ファイバーから前記患者の前記体腔へ伝達させるス
テップと、を含む、方法。
【請求項196】
患者の体腔の微生物を衰弱させる、または殺すための方法であって、請求項10
5に記載の装置を提供するステップと、前記装置を患者の前記体腔へ導入するス
テップと、光を前記装置の前記光ファイバーから前記患者の前記体腔へ伝達させ
るステップと、を含む、方法。
【請求項197】
患者の体腔の微生物を衰弱させる、または殺すための方法であって、請求項10
6に記載の装置を提供するステップと、前記装置を患者の前記体腔へ導入するス
テップと、光を前記装置の前記光ファイバーから前記患者の前記体腔へ伝達させ
るステップと、を含む、方法。
【請求項198】
前記バルーンを膨張させるステップをさらに含む、請求項195または197に
記載の方法。
【請求項199】
空気で前記体腔を拡張させるステップをさらに含む、請求項194から197の
いずれか一項に記載の方法。
【請求項200】
前記バルーンを膨張させることにより、前記体腔を拡張させるステップをさらに
含む、請求項195または197に記載の方法。
【請求項201】
前記体腔は、胃腸管、胃、口、食道、腸管、肺、腹膜腔、膀胱、子宮、または尿
道のいずれかの部分である、請求項194から197のいずれか一項に記載の方
法。
【請求項202】
前記体腔は胃である、請求項194から197のいずれか一項に記載の方法。
【請求項203】
ガイドワイヤを挿入するステップをさらに含む、請求項194から197のいず
れか一項に記載の方法。
【請求項204】
前記患者の体腔へ光を伝達することを停止するステップと、前記患者の体腔へ光
を再度伝達させ、それにより光の不連続パルスまたは間欠を送達するステップと、
をさらに含む、請求項194から197のいずれか一項に記載の方法。
【請求項205】
前記光がパルス法および連続法の双方において送達される、請求項194から1
97のいずれか一項に記載の方法。
【請求項206】
前記体腔において、前記バルーンをセンタリングするステップをさらに含む、請
求項195または197に記載の方法。
【請求項207】
前記体腔において、前記バルーンを位置決めし、それにより前記体腔の特定領域
を標的にするステップと、をさらに含む、請求項195または197に記載の方
法。
【請求項208】
前記カテーテルの直径は、約10mm未満である、請求項195または197に
記載の方法。
【請求項209】
前記カテーテルの直径は、約1mmから約10mmである、請求項195または
197に記載の方法。
【請求項210】
前記カテーテルの直径は、約3mmから約6mmである、請求項195または1
97に記載の方法。
【請求項211】
前記カテーテルの直径は、約5mmである、請求項195または197に記載の
方法。
【請求項212】
前記カテーテルの直径は、約4mmである、請求項195または197に記載の
方法。
【請求項213】
前記複数の光ファイバーの前記近位端に結合された光源をさらに含む、請求項1
94から197のいずれか一項に記載の方法。
【請求項214】
前記光源は、レーザー、レーザーダイオード、発光ダイオード、放電灯、閃光ラ
ンプ、アークランプ、白熱ランプ、および蛍光ランプから構成される群から選択
される、請求項197に記載の方法。
【請求項215】
前記光源は、1つ以上のレーザーダイオードである、請求項197に記載の方法。
【請求項216】
前記光源は、1つ以上のアークランプ、閃光ランプまたは放電灯である、請求項
197に記載の方法。
【請求項217】
前記光源は、350nmから450nmの波長範囲にわたって、連続的または不
連続的な波長で発光する、請求項197に記載の方法。
【請求項218】
前記光源は、CWもしくはパルスモード、またはこれらの組み合わせで操作され
る、請求項197に記載の方法。
【請求項219】
前記第1のシースは、遠位で先細りとなり、それにより、その中に置かれた前記
ずれている光ファイバーの配列の横移動を抑制する、請求項194から197の
いずれか一項に記載の方法。
【請求項220】
前記第1のシースは、部分的または完全に、前記発光光ファイバーによって放出
される前記光を透過する、請求項194から197のいずれか一項に記載の方法。
【請求項221】
前記第1のシースは、アセタール類、アクリル樹脂類、セルロース類、塩素化ポ
リエーテル類、フッ化炭素、ポリアミド類(ナイロン類)、ポリカーボネート類、
ポリエチレン類、ポリプロピレン類、ポリスチレン類、ポリウレタン類、ビニル
樹脂類、ポリエーテルブロックアミド、ポリエチレンテレフタレート(PET)、
シリコーン、またはそれらの組み合わせから構成される群から選択されるポリマ
ーまたはコポリマーを含む、請求項194から197のいずれか一項に記載の方
法。
【請求項222】
前記第1のシースは、フッ化炭素を含む、請求項194から197のいずれか一
項に記載の方法。
【請求項223】
前記第1のシースは、フッ素化エチレンプロピレンを含む、請求項194から1
97のいずれか一項に記載の方法。
【請求項224】
前記第1のシースの前記近位端部は、流体ポートで終わる、請求項194から1
97のいずれか一項に記載の方法。
【請求項225】
前記第2のシースは、部分的または完全に、前記発光光ファイバーによって放出
される前記光を透過する、請求項194から197のいずれか一項に記載の方法。
【請求項226】
前記第2のシースは、アセタール類、アクリル樹脂類、セルロース類、塩素化ポ
リエーテル類、フッ化炭素、ポリアミド類(ナイロン類)、ポリカーボネート類、
ポリエチレン類、ポリプロピレン類、ポリスチレン類、ポリウレタン類、ビニル
樹脂類、ポリエーテルブロックアミド、ポリエチレンテレフタレート(PET)、
シリコーン、またはそれらの組み合わせから構成される群から選択されるポリマ
ーまたはコポリマーを含む、請求項194から197のいずれか一項に記載の方
法。
【請求項227】
前記第2のシースは、フッ素化エチレンプロピレンまたはポリエーテルブロック
アミドを含む、請求項194から197のいずれか一項に記載の方法。
【請求項228】
前記第2のシースは、フッ素化エチレンプロピレンを含む、請求項194から1
97のいずれか一項に記載の方法。
【請求項229】
前記第2のシースは、BaSOの約10重量%のフッ素化エチレンプロピレンを
含む、請求項194から197のいずれか一項に記載の方法。
【請求項230】
前記第2のシースは、BaSOの約20重量%のフッ素化エチレンプロピレンを
含む、請求項194から197のいずれか一項に記載の方法。
【請求項231】
前記第2のシースの前記近位端部は、流体ポートで終わる、請求項194から1
97のいずれか一項に記載の方法。
【請求項232】
前記第2のシースは、有孔であり、それにより前記第2のシースと前記バルーン
との間の流体連通を可能にする、請求項195または197に記載の方法。
【請求項233】
約100から約1,000の光ファイバーが存在する、請求項194から197
のいずれか一項に記載の方法。
【請求項234】
約100以下の光ファイバーが存在する、請求項194から197のいずれか一
項に記載の方法。
【請求項235】
約20以下の光ファイバーが存在する、請求項194から197のいずれか一項
に記載の方法。
【請求項236】
約15以下の光ファイバーが存在する、請求項194から197のいずれか一項
に記載の方法。
【請求項237】
13の光ファイバーが存在する、請求項194から197のいずれか一項に記載
の方法。
【請求項238】
約10以下の光ファイバーが存在する、請求項194から197のいずれか一項
に記載の方法。
【請求項239】
前記光ファイバーは、各遠位端部がその他すべての遠位端部から少なくとも1.
0mmであるように配置される、請求項194から197のいずれか一項に記載
の方法。
【請求項240】
前記光ファイバーは、各遠位端部がその他すべての遠位端部から少なくとも1.
5mmであるように配置される、請求項194から197のいずれか一項に記載
の方法。
【請求項241】
前記光ファイバーは、各遠位端部がその他すべての遠位端部から少なくとも2.
0mmであるように配置される、請求項194から197のいずれか一項に記載
の方法。
【請求項242】
前記光ファイバーは、前記遠位端部が約25cmの長さにわたって離間するよう
に配置される、請求項194から197のいずれか一項に記載の方法。
【請求項243】
前記光ファイバーは、前記遠位端部が約25cmの長さにわたって実質的に均等
に分布するように配置される、請求項194から197のいずれか一項に記載の
方法。
【請求項244】
前記複数の発光光ファイバーは、その近位端部で、1つ以上の束に結合または結
束される、請求項194から197のいずれか一項に記載の方法。
【請求項245】
前記複数の発光光ファイバーは、その遠位端部で緩められる、請求項194から
197のいずれか一項に記載の方法。
【請求項246】
前記発光光ファイバーの前記遠位端部は、1つ以上のセンタリング環をさらに含
み、それにより前記発光光ファイバーを前記装置の中心に保持する、請求項19
4から197のいずれか一項に記載の方法。
【請求項247】
前記光ファイバーは、約200nmから約810nmの範囲の波長の光を放出す
る、請求項194から197のいずれか一項に記載の方法。
【請求項248】
前記光ファイバーは、約250nmから約600nmの範囲の波長の光を放出す
る、請求項194から197のいずれか一項に記載の方法。
【請求項249】
前記光ファイバーは、約300nmから約500nmの範囲の波長の光を放出す
る、請求項194から197のいずれか一項に記載の方法。
【請求項250】
前記光ファイバーは、約350nmから約450nmの範囲の波長の光を放出す
る、請求項194から197のいずれか一項に記載の方法。
【請求項251】
前記光ファイバーは、約400nmの波長の光を放出する、請求項194から1
97のいずれか一項に記載の方法。
【請求項252】
前記第1の流体は、液体である、請求項194から197のいずれか一項に記載
の方法。
【請求項253】
前記第1の流体は、蒸留水、脱イオン水、または本質的に純粋な水である、請求
項194から197のいずれか一項に記載の方法。
【請求項254】
前記第1の流体は、蒸留水である、請求項194から197のいずれか一項に記
載の方法。
【請求項255】
前記第1の流体は、等張食塩水溶液である、請求項194から197のいずれか
一項に記載の方法。
【請求項256】
前記第1の流体は、蛍光色素、コロイド粒子、コロイド油、混合可能液、ポリオ
ール類、ポリアミン類、および可溶性塩類から構成される群から選択される光重
合調整剤を含む水溶液である、請求項194から197のいずれか一項に記載の
方法。
【請求項257】
前記第1の流体は、紫色または青色の蛍光発光物質、フルオレセイン、テトラメ
チルローダミン、カルボキシ−x−ローダミン、コロイド状硫酸バリウム、コロ
イド金、グリセロール、硫酸マグネシウム、水酸化マグネシウム、二酸化チタン
および塩化ナトリウムから構成される群から選択される光重合調整剤を含む水溶
液である、請求項194から197のいずれか一項に記載の方法。
【請求項258】
前記第1の流体は、硫酸バリウムを含む水溶液である、請求項194から197
のいずれか一項に記載の方法。
【請求項259】
前記第2の流体は、補助剤を含む水溶液であり、前記補助剤は、病原菌の増殖を
抑制し、接着を抑制する等により、病原菌のコロニー形成を抑制し、病原菌を光
線療法に影響を受けやすい状態にする、および/または光線療法を可能にするま
たは強化するために、体腔内の病原菌の位置を特定する、または再配分または一
掃する、請求項194から197のいずれか一項に記載の方法。
【請求項260】
補助剤は、前記光線治療との併用で投与され、前記補助剤は、病原菌増殖を抑制
し、病原菌のコロニー形成を抑制し、病原菌を光線療法に影響を受けやすい状態
にする、光線療法を可能にするまたは強化するために、体腔内の病原菌の位置を
特定する、または再配分または一掃する、またはそれらの組み合わせである、請
求項194から197のいずれか一項に記載の方法。
【請求項261】
前記第2の流体は、気体である、請求項195に記載の方法。
【請求項262】
前記第2の流体は、空気である、請求項195に記載の方法。
【請求項263】
前記第2の流体は、液体である、請求項195に記載の方法。
【請求項264】
前記第2の流体は、蛍光色素、コロイド粒子、コロイド油、混合可能液、ポリオ
ール類、ポリアミン類、および可溶性塩類から構成される群から選択される光重
合調整剤を含む水溶液である、請求項195に記載の方法。
【請求項265】
前記第2の流体は、紫色または青色の蛍光発光物質、フルオレセイン、テトラメ
チルローダミン、カルボキシ−x−ローダミン、コロイド状硫酸バリウム、コロ
イド金、グリセロール、硫酸マグネシウム、水酸化マグネシウム、二酸化チタン
および塩化ナトリウムから構成される群から選択される光重合調整剤を含む水溶
液である、請求項195に記載の方法。
【請求項266】
前記第2の流体は、等張食塩水溶液である、請求項195に記載の方法。
【請求項267】
前記第1および第2の流体は、同一であり、前記流体は、それらの流体により占
有されるすべての部分内で循環する、請求項195に記載の方法。
【請求項268】
前記バルーンは、ベローズバルーン、センタリングウェブ付き単一バルーン、重
畳バルーン、房状バルーン、交互ドッグボーン型バルーン、密集した交互バルー
ン、交互バルーンの組立て、カバーされた個別のバルーン、複数の管状バルーン、
単一らせん状バルーン、複数のらせん状バルーン、管状サイドカー付きキルティ
ング状のバルーン、および編み束ねられたバルーンから構成される群から選択さ
れる、請求項195または197に記載の方法。
【請求項269】
前記バルーンは、ベローズバルーンである、請求項195または197に記載の
方法。
【請求項270】
前記バルーンは、膨張時に、約2.5cmから約5.0cmの直径を有する、請
求項195または197に記載の方法。
【請求項271】
前記バルーンは、膨張時に、約3.0cmの直径を有する、請求項195または
197に記載の方法。
【請求項272】
前記バルーンは、膨張時に、約3.5cmの直径を有する、請求項195または
197に記載の方法。
【請求項273】
前記バルーンは、膨張時に、約4.0cmの直径を有する、請求項195または
197に記載の方法。
【請求項274】
前記バルーンは、膨張時に、約4.5cmの直径を有する、請求項195または
197に記載の方法。
【請求項275】
前記バルーンは、約30cm未満の長さである、請求項195または197に記
載の方法。
【請求項276】
前記バルーンは、約10cmから30cmの長さである、請求項195または1
97に記載の方法。
【請求項277】
前記バルーンは、約25cmの長さである、請求項195または197に記載の
方法。
【請求項278】
前記バルーンは、約20cmの長さである、請求項195または197に記載の
方法。
【請求項279】
前記バルーンは、約15cmの長さである、請求項195または197に記載の
方法。
【請求項280】
前記バルーンは、前記第2の流体を浸透する、請求項195または197に記載
の方法。
【請求項281】
前記バルーンは、部分的または完全に、前記発光光ファイバーによって放出され
る前記光を透過する、請求項195または197に記載の方法。
【請求項282】
前記バルーンは、アセタール類、アクリル樹脂類、セルロース類、塩素化ポリエ
ーテル類、フッ化炭素類、ポリアミド類(ナイロン類)、ポリカーボネート類、
ポリエチレン類、ポリプロピレン類、ポリスチレン類、ポリウレタン類、ビニル
樹脂類、ポリエーテルブロックアミド、ポリエチレンテレフタレート(PET)、
シリコーンまたはそれらの組み合わせから構成される群から選択されるポリマー
またはコポリマーを含む、請求項195または197に記載の方法。
【請求項283】
前記バルーンは、ポリウレタンを含む、請求項195または197に記載の方法。
【請求項284】
前記バルーンは、白い半透明のポリエチレンを含む、請求項195または197
に記載の方法。
【請求項285】
前記バルーンは、ポリウレタンを含み、前記第1のシースは、フッ素化エチレン
プロピレンである、請求項195または197に記載の方法。
【請求項286】
前記バルーンは、白い半透明のポリエチレンを含む、前記第1のシースは、フッ
素化エチレンプロピレンである、請求項195または197に記載の方法。
【請求項287】
前記バルーンは、光学的透過性材料から構成される、請求項195または197
に記載の方法。
【請求項288】
前記バルーンは、蛍光色素およびコロイド粒子から構成される群から選択される
光重合調整剤を含む、光学的透過性材料から構成される、請求項195または1
97に記載の方法。
【請求項289】
前記バルーンは、紫色または青色の蛍光発光物質、フルオレセイン、テトラメチ
ルローダミン、カルボキシ−x−ローダミン、コロイド状硫酸バリウム、および
コロイド金から構成される群から選択される光重合調整剤を含む、光学的透過性
材料から構成される、請求項195または197に記載の方法。
【請求項290】
前記バルーンは、硫酸バリウムを含む、光学的透過性材料から構成される、請求
項195または197に記載の方法。
【請求項291】
前記バルーンは、金属性の薄膜コーティングを有する光学的透過性材料から構成
される、請求項195または197に記載の方法。
【請求項292】
前記バルーンを抑制することが可能な第3のシースをさらに含む、請求項195
または197に記載の方法。
【請求項293】
前記第3のシースは、アセタール類、アクリル樹脂類、セルロース類、塩素化ポ
リエーテル類、フッ化炭素類、ポリアミド類(ナイロン類)、ポリカーボネート
類、ポリエチレン類、ポリプロピレン類、ポリスチレン類、ポリウレタン類、ビ
ニル樹脂類、ポリエーテルブロックアミド、ポリエチレンテレフタレート(PE
T)、シリコーンまたはそれらの組み合わせから構成される群から選択されるポ
リマーまたはコポリマーを含む、請求項195または197に記載の方法。
【請求項294】
ガイドワイヤ、および前記バルーンを抑制することが可能な第3のシースをさら
に含み、前記第3のシースは、ガイドワイヤルーメンを含み、それにより、ガイ
ドワイヤによる前記第3のシースの接着を可能にする、請求項195または19
7に記載の方法。
【請求項295】
前記カテーテルの前記遠位端部上に配列された非外傷性チップをさらに含む、請
求項195または197に記載の方法。
【請求項296】
前記非外傷性チップは、散乱挿入物を含む、請求項271に記載の方法。
【請求項297】
前記非外傷性チップは、ガイドワイヤ・ルーメンを含む、請求項271に記載の
方法。
【請求項298】
前記第1の流体を循環させるステップをさらに含む、請求項194から197の
いずれか一項に記載の方法。
【請求項299】
前記第1の流体を循環させるステップをさらに含み、前記第1の流体の温度は、
約25℃である、請求項194から197のいずれか一項に記載の方法。
【請求項300】
前記第1の流体を循環させるステップをさらに含み、前記第1の流体の温度は、
約20℃である、請求項194から197のいずれか一項に記載の方法。
【請求項301】
前記第1の流体を循環させるステップをさらに含み、前記第1の流体の温度は、
約15℃である、請求項194から197のいずれか一項に記載の方法。
【請求項302】
前記第2の流体を循環させるステップをさらに含む、請求項195に記載の方法。
【請求項303】
前記第2の流体を循環させるステップをさらに含む、前記第2の流体の温度は、
約25℃である、請求項195に記載の方法。
【請求項304】
前記第2の流体を循環させるステップをさらに含む、前記第2の流体の温度は、
約20℃である、請求項195に記載の方法。
【請求項305】
前記第2の流体を循環させるステップをさらに含む、前記第2の流体の温度は、
約15℃である、請求項195に記載の方法。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

image rotate

【図4】
image rotate

image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate

【図7】
image rotate

【図8】
image rotate

【図9】
image rotate

【図10】
image rotate

【図11】
image rotate

【図12】
image rotate

【図13】
image rotate

【図14A】
image rotate

【図14B】
image rotate

【図15A】
image rotate

【図15B】
image rotate

【図16】
image rotate

【図17】
image rotate

【図18】
image rotate

【図19】
image rotate

【図20】
image rotate

【図21】
image rotate


【公表番号】特表2009−535116(P2009−535116A)
【公表日】平成21年10月1日(2009.10.1)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−507904(P2009−507904)
【出願日】平成19年4月20日(2007.4.20)
【国際出願番号】PCT/US2007/067045
【国際公開番号】WO2008/066943
【国際公開日】平成20年6月5日(2008.6.5)
【出願人】(508320778)ルーメックス, インク. (1)
【氏名又は名称原語表記】LUMERX, INC.
【住所又は居所原語表記】100 Locke Drive Marlborough MA 01752 (US)
【Fターム(参考)】