説明

光導波路、信号処理装置及び信号処理基板

【課題】光の減衰を抑えて、単数または複数の光出力部から単数または複数の光入力部へ確実に信号の伝送が可能な光セレクタを提供する。
【解決手段】光セレクタ1Aは、第1の屈折率を有した第1の導光部20Aを中心として、第1の導光部20Aの側方全周に、第2の屈折率を有した第2の導光部21Aが設けられると共に、第2の導光部21Aの外周面を露出させて、第1の導光部20Aと第2の導光部21Aの両面に反射材23Aが対向して設けられた光導波路2Aと、光導波路2Aの外周の任意の位置に配置され、第1の導光部20Aに向けて光を出射する単数または複数のLD3と、光導波路2Aの外周の任意の位置に配置され、光導波路2Aの外周から出射される光を受光する単数または複数のフォトディテクタ4とを備える。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
外周の任意の位置から入射された光が内部で伝搬され、外周の任意の位置から出射される導光部と、
前記導光部の外周から出射される光以外の光を、前記導光部の内部へ反射する光反射部とを備え、
前記光反射部は、光を乱反射する乱反射部を有する光導波路。
【請求項2】
前記導光部に入射される光は、所定の方向に設定された直進性を有する請求項1記載の光導波路。
【請求項3】
前記乱反射部は、前記導光部に入射される光の光路上に配置される請求項2記載の光導波路。
【請求項4】
前記乱反射部は、前記光反射部の中心付近に配置される請求項3記載の光導波路。
【請求項5】
前記光反射部は、前記導光部を挟むように対向して配置される請求項1記載の光導波路。
【請求項6】
前記導光部は、その内部で伝搬される光を屈折または回折させる光路変更部を有する請求項1記載の光導波路。
【請求項7】
前記導光部は、第1の屈折率を有する導光素材で形成された第1の導光部、及び前記第1の導光部に接すると共に第2の屈折率を有する導光素材で形成された第2の導光部を有し、
前記光路変更部は、屈折率が異なる前記第1の導光部と前記第2の導光部の境界部分である請求項6記載の光導波路。
【請求項8】
前記乱反射部は粗面である請求項1記載の光導波路。
【請求項9】
前記乱反射部は、入射される光を乱反射する配置の球状導光素材からなる請求項1記載の光導波路。
【請求項10】
前記導光部の外周の任意の位置に配置され、前記導光部に向けて光を出射する光出力部を更に備える請求項1記載の光導波路。
【請求項11】
前記導光部の外周の任意の位置に配置され、前記導光部の外周から出射される光を受光する光入力部を更に備える請求項1記載の光導波路。
【請求項12】
外周の任意の位置から入射された光が内部で伝搬され、外周の任意の位置から出射される導光部と、
前記導光部の外周から出射される光以外の光を、前記導光部の内部へ反射する光反射部と、
前記導光部の外周から出射される光以外の光を、前記導光部の内部へ散乱させる光散乱部とを備える光導波路。
【請求項13】
前記導光部に入射される光は、所定の方向に設定された直進性を有する請求項12記載の光導波路。
【請求項14】
前記光散乱部は、前記導光部に入射される光の光路上に配置される請求項13記載の光導波路。
【請求項15】
前記光散乱部は、前記光反射部の中心付近に配置される請求項14記載の光導波路。
【請求項16】
前記光反射部は、前記導光部を挟むように対向して配置される請求項12記載の光導波路。
【請求項17】
前記導光部は、その内部で伝搬される光を屈折または回折させる光路変更部を有する請求項12記載の光導波路。
【請求項18】
前記導光部は、第1の屈折率を有する導光素材で形成された第1の導光部、及び前記第1の導光部に接すると共に第2の屈折率を有する導光素材で形成された第2の導光部を有し、
前記光路変更部は、屈折率が異なる前記第1の導光部と前記第2の導光部の境界部分である請求項17記載の光導波路。
【請求項19】
前記光散乱部は、前記導光部と前記光反射部との間に配置され、
前記光反射部は、前記光散乱部により前記導光部の外側へ散乱される光を前記導光部の内部へ反射する請求項12記載の光導波路。
【請求項20】
前記光散乱部は粗面である請求項12記載の光導波路。
【請求項21】
前記光散乱部は、樹脂材料または紙類からなる請求項12記載の光導波路。
【請求項22】
前記導光部の外周の任意の位置に配置され、前記導光部に向けて光を出射する光出力部を更に備える請求項12記載の光導波路。
【請求項23】
前記導光部の外周の任意の位置に配置され、前記導光部の外周から出射される光を受光する光入力部を更に備える請求項12記載の光導波路。
【請求項24】
外周の任意の位置から入射された光が内部で伝搬され、外周の任意の位置から出射される導光部と、
前記導光部の外周から出射される光以外の光を、前記導光部の内部へ反射する光反射部とを備え、
前記導光部は、その内部で伝搬される光を屈折または回折させる光路変更部を有する光導波路。
【請求項25】
前記導光部に入射される光は、所定の方向に設定された直進性を有する請求項24記載の光導波路。
【請求項26】
前記光路変更部は、前記導光部に入射される光の光路上に配置される請求項25記載の光導波路。
【請求項27】
前記導光部は、第1の屈折率を有する導光素材で形成された第1の導光部、及び前記第1の導光部に接すると共に第2の屈折率を有する導光素材で形成された第2の導光部を有し、
前記光路変更部は、屈折率が異なる前記第1の導光部と前記第2の導光部の境界部分である請求項24記載の光導波路。
【請求項28】
前記光路変更部は、曲面を有する請求項27記載の光導波路。
【請求項29】
前記光路変更部は、角部を有する請求項27記載の光導波路。
【請求項30】
前記導光部の外周の任意の位置に配置され、前記導光部に向けて光を出射する光出力部を更に備える請求項24記載の光導波路。
【請求項31】
前記導光部の外周の任意の位置に配置され、前記導光部の外周から出射される光を受光する光入力部を更に備える請求項24記載の光導波路。
【請求項32】
外周の任意の位置から入射された光が内部で伝搬され、外周の任意の位置から出射される導光部と、前記導光部の外周から出射される光以外の光を前記導光部の内部へ反射する光反射部とを有する光導波路と、
前記光導波路と光学的に結合され、電気信号が光に変換されて出射される光出力部及び受光した光が電気信号に変換される光入力部の双方または何れか一方を含む光−電気信号変換部を有し、前記光導波路の外周に配置される複数の信号処理基板と
を備えた信号処理装置。
【請求項33】
前記光導波路は、光を遮蔽する光遮蔽部材を間に挟んで複数積層される請求項32記載の信号処理装置。
【請求項34】
前記光−電気信号変換部は、複数層のうちの任意の層に位置する前記光導波路に光学的に結合される請求項33記載の信号処理装置。
【請求項35】
前記光−電気信号変換部は、前記光導波路の積層方向に沿って前記光出力部を移動させ、任意の層の前記光導波路に前記光出力部を結合させる移動機構と、前記光導波路の積層方向に沿って前記光入力部を移動させ、任意の層の前記光導波路に前記光入力部を結合させる移動機構とを有する請求項34記載の信号処理装置。
【請求項36】
前記光−電気信号変換部は、前記光出力部から出射された光を反射させる反射部材を可動させ、積層された前記光導波路の任意の層に入射させる光路分配機構と、前記光導波路の積層方向に沿って前記光入力部を移動させ、任意の層の前記光導波路に前記光入力部を結合させる移動機構とを有する請求項34記載の信号処理装置。
【請求項37】
複数の前記信号処理基板(M1〜m)の中で、所定の信号処理基板(M1)の前記光出力部を、複数層の前記光導波路(N1〜n)の中で、所定の光導波路(N1)に結合させると共に、他の複数の信号処理基板(M2〜m)の全てまたは選択された一部の前記光入力部を、同一層の前記光導波路(N1)に結合させて、1つの前記信号処理基板から、複数の前記信号処理基板に信号が伝送される信号経路が形成される請求項33記載の信号処理装置。
【請求項38】
複数の前記信号処理基板(M1〜m)の中で、所定の信号処理基板(M1)の前記光出力部を、複数層の前記光導波路(N1〜n)の中で、所定の光導波路(N1)に結合させると共に、他の信号処理基板(M2)の前記光入力部を、同一層の前記光導波路(N1)に結合させ、
前記他の信号処理基板(M2)の前記光出力部を、他の層の光導波路(N2)に結合させると共に、別の信号処理基板(M3)の前記光入力部を、他の層と同一層の前記光導波路(N2)と結合させる形態が順に行われて、
複数の前記信号処理基板の全てまたは選択された一部が数珠つなぎで接続されて、複数の前記信号処理基板で、所定の順番に信号が伝送される信号経路が形成される請求項33記載の信号処理装置。
【請求項39】
数珠つなぎで接続された最終の信号処理基板(Mm)の前記光出力部を、所定の光導波路(Nn)に結合させると共に、数珠つなぎで接続された最初の前記信号処理基板(M1)の前記光入力部を、同一層の前記光導波路(Nn)と結合させて、
複数の前記信号処理基板がループ接続される請求項38記載の信号処理装置。
【請求項40】
複数の前記信号処理基板(M1〜m)の中で、所定の信号処理基板(M1)の前記光出力部を、複数層の前記光導波路(N1〜n)の中で、所定の光導波路(N1)に結合させると共に、他の複数の信号処理基板(M2〜m)の全てまたは選択された一部の前記光入力部を、同一層の前記光導波路(N1)に結合させ、
前記他の複数の信号処理基板(M2〜m)の中で、信号処理基板(M2)の前記光出力部を、他の層の光導波路(N2)に結合させると共に、他の信号処理基板(M3)の前記光入力部を、同一層の前記光導波路(N2)に結合させ、
前記他の信号処理基板(M3)の前記光出力部を、別の層の光導波路(N3)に結合させると共に、別の信号処理基板(M4)の前記光入力部を、別の層と同一層の前記光導波路(N3)と結合させる形態が順に行われて、
1つの前記信号処理基板から、複数の前記信号処理基板に信号が伝送される信号経路と、複数の前記信号処理基板で、所定の順番に信号が伝送される信号経路が形成される請求項33記載の信号処理装置。
【請求項41】
前記信号処理基板が着脱される接続機構を有した実装基板を備え、
前記信号処理基板は、前記実装基板に前記接続機構で実装されて、前記光導波路の外周に配置される請求項33記載の信号処理装置。
【請求項42】
前記光出力部は、波長の異なる光を出射する複数の発光素子を備え、
前記光入力部は、受光波長を異ならせた複数の受光素子を備える請求項32記載の信号処理装置。
【請求項43】
前記光出力部は、前記波長の異なる光を出射する複数の発光素子から出射された光を合波して、前記光導波路に入射する光合波手段を備え、
前記光入力部は、前記光導波路から出射した光を分岐する光分岐手段を備え、前記光分岐手段で分岐された光は前記受光波長を異なせた複数の受光素子に受光される請求項42記載の信号処理装置。
【請求項44】
前記光入力部は、特定の波長の光を透過させ前記受光素子に受光させる光フィルタを備えた請求項43記載の信号処理装置。
【請求項45】
前記光出力部は、波長の異なる光を出射する複数の発光素子が設けられ、前記光入力部は、前記複数の発光素子から出射された光を受光する単一の受光素子が設けられ、前記発光素子から出射された光を受光することで前記受光素子から出力される信号のレベルが、光を出射する前記発光素子の組み合わせに応じて異なる出力レベルが得られるように、前記発光素子の出力レベルが設定される請求項32記載の信号処理装置。
【請求項46】
前記光反射部は、光を乱反射する乱反射部を有する請求項32記載の信号処理装置。
【請求項47】
前記光導波路は、前記導光部の外周から出射される光以外の光を、前記導光部の内部へ散乱させる光散乱部を有する請求項32記載の信号処理装置。
【請求項48】
前記導光部は、その内部で伝搬される光を屈折または回折させる光路変換部を有する請求項32記載の信号処理装置。
【請求項49】
電気信号が光に変換され、所定の方向に設定された直進性を有する光が出射される光出力部及び受光した光が電気信号に変換される光入力部の双方または何れか一方を含む光−電気信号変換部を備え、
外周の任意の位置から入射された光が内部で伝搬され、外周の任意の位置から出射される導光部が、前記導光部の外周から出射される光以外の光を前記導光部の内部へ反射する光反射部を有する光導波路に接続される信号処理基板。
【請求項50】
前記光導波路が複数積層されており、
前記光−電気信号変換部は、複数層のうちの任意の層に位置する前記光導波路に光学的に結合される請求項49記載の信号処理基板。
【請求項51】
前記光−電気信号変換部は、前記光導波路の積層方向に沿って前記光出力部を移動させ、任意の層の前記光導波路に前記光出力部を結合させる移動機構と、前記光導波路の積層方向に沿って前記光入力部を移動させ、任意の層の前記光導波路に前記光入力部を結合させる移動機構とを有する請求項50記載の信号処理基板。
【請求項52】
前記光−電気信号変換部は、前記光出力部から出射された光を反射させる反射部材を可動させ、積層された前記光導波路の任意の層に入射させる光路分配機構と、前記光導波路の積層方向に沿って前記光入力部を移動させ、任意の層の前記光導波路に前記光入力部を結合させる移動機構とを有する請求項50記載の信号処理基板。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【図20】
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【図21】
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【図22】
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【図23】
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【図24】
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【図25】
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【図26】
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【図27】
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【図28】
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【図29】
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【図30】
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【図31】
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【図32】
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【図33】
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【図34】
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【図35】
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【図36】
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【図37】
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【図38】
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【図39】
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【図40】
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【図41】
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【図42】
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【図43】
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【図44】
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【図45】
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【図46】
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【図47】
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【図48】
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【図49】
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【図50】
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【図51】
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【図52】
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【図53】
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【図54】
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【図55】
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【図56】
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【図57】
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【図58】
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【図59】
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【図60】
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【図61】
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【図62】
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【図63】
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【図64】
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【図65】
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【図66】
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【図67】
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【図68】
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【図69】
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【図70】
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【図71】
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【図72】
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【図73】
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【図74】
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【図75】
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【図76】
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【図77】
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【図78】
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【図79】
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【図80】
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【図81】
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【図82】
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【図83】
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【図84】
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【図85】
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【図86】
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【公開番号】特開2009−9102(P2009−9102A)
【公開日】平成21年1月15日(2009.1.15)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−106178(P2008−106178)
【出願日】平成20年4月15日(2008.4.15)
【出願人】(000002185)ソニー株式会社 (34,172)
【Fターム(参考)】