説明

免震装置

【課題】安価で容易に取り付け可能な免震装置を提供する。
【解決手段】互いの摩擦係数が低く設定された二枚の板材12と13,22と23,32と33を重ね合わせ急激な振動発生時(加速度発生時)の衝撃を、土間面と接地面間に円滑な滑りを発生させることにより吸収緩和する免震装置であって、2枚の板材上に取り付けられた芯金14,24,34と外周材15,25,35の組み合わせからなる垂直空間に緩衝材16,26,36を挿入してなる免震装置。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、免震装置に関する。
【背景技術】
【0002】
大規模地震等が発生すると住宅などが倒壊し、甚大な被害が出ると想定される。この被害を少しでも軽減するため各種の防振や免震装置または金具等が提供されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特許公開平9−60333
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
地震多発国である我が国にあって、地震発生時の安全を確保することは悲願ともいえる永遠の課題である。そうした中技術の進歩はめざましく優れた免震装置が開発供給されている。しかし、それは巨大なビルなど大型構築物に適用される程度であまり一般的といえる状況ではない。
【0005】
そこで、安価に供給できしかも簡単に装着可能な免震装置の開発・供給が切望されてきた。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するため本発明は、構造物が設置される土間面や基礎部との接触面に、接触面と構造物間の摩擦を軽減し滑り易くした上下二枚の板材からなるスライド板を挿入することにより地震動等の繰り返し振動を緩和・吸収する事を特長とする装置である。
【0007】
本発明は、前記した上下2枚のスライド板とそれらに取り付けられた芯金(心棒)と外周材とで生成される垂直空間内に緩衝材を挿入することにより衝撃を吸収する事が出来、装着が簡便で安価に製作出来ることを特長とする免震装置。
【発明の効果】
【0008】
本発明の免震装置によれば、構造が簡単で組立が容易であり低コストで製作可能で、しかも本装置が装着可能な構造物に対する制限も少なく広い分野に応用可能であり、構造物への装着も容易で総コストが低減されるため導入しやすく、以て地震等の水平外力を吸収緩和し倒壊などの危険を縮小することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【図1】本発明の実施形態を示す断面図である。(a)は、移動式構造物に対して(b),(c)は、固定構築物に対する実施形態である。
【図2】本発明に関わる図1(a)に示す一実施形態で移動可能な構造物に適用され、柱材が角形鋼管類の場合の対応を示す等角図。
【図3】図2の柱材が丸形鋼管類の場合の実施形態を示す等角図
【図4】図2の実施形態において使用する部品の等角図であり、(a)は、半硬質緩衝材の使用を想定した形態における緩衝材の等角図。(b)は、外周材となる柱材の断面部を支持すると共にスライド部下板との摩擦を大幅に軽減するためのスライド部上板の一実施形態を示す等角図。(c)は、土間面に接地する下板と芯金を持つ装置のベース部材で、緩衝材、スライド部上板を取り付けるスライド部下板の等角図
【図5】図2に示す実施形態において使用する構成部品の平面図であり、(a)は、スライド部下板の平面図、(a)−1は、(a)の正面図 (b)は、スライド部上板の平面図、(b)−1は、(b)の正面図 (c)は、緩衝材の平面図、(c)−1は、(c)の正面図
【図6】図3を構成する部品を分解し表示した等角図であり、(a)は、撓み性の高いスポンジ状緩衝材の使用を想定した実施形態での緩衝材の等角図。(b)は、柱材の断面部を支持すると共にスライド部下板との摩擦を大幅に軽減するためのスライド部上板の一実施形態を示す等角図。(c)は、スライド部下板を示す等角図で、土間面と接地し緩衝材および上板を取り付けるための芯金を持つ。
【図7】図2に示す柱材が角形鋼管で有る場合の実施形態で本発明品を装着する直前の(a)は、斜め上方からの(b)は、斜め下方からの等角図である。
【図8】図7の角形鋼管へ本発明品を装着完了後の状態を示す等角図
【図9】(a)は、一般的移動式ラックの単体の等角図。(b)は、同3段積み状態を示す等角図
【図10】免震装置を装着したラックを斜め上方より見た単体の等角図。
【図11】図1(b)の断面図に示す本発明の実施形態における組立完了時の状態を示す等角図
【図12】図11に示す実施形態に関し、その構成部品に分解した時の(a)は、斜め上方からの(b)は、斜め下方からの等角図である。
【図13】図1(c)の断面図に示す本発明の実施形態における組立完了時の状態を示す等角図
【図14】図13に示す実施形態に関し、その構成部品に分解した時の等角図である。
【図15】図1(a)の断面図に示す実施形態において最大滑り移動距離を示す立面断面図
【図16】図8のX−X矢印部で示す部分の断面図。
【発明を実施するための形態】
【0010】
本発明の実施形態を図を用いて説明する。
【0011】
まず、本発明を構成する部品について説明する。
【0012】
本発明の免震装置は、図1に示す様に、本免震装置を適用する構造や構築物により若干形態が変わるが、基本的には、次の部品の三部品で構成される。一つ目は、11、21、31で示すスライド部で、スライド部は、下板と上板とで構成され、構造物の支承部となる。
【0013】
二つ目は、芯金(心棒)と外周材で、図1に示す14,15 24,25 34,35で、芯金と外周材間に垂直空間61が形成される。この垂直空間は、厚肉の円筒状または角形筒状の空間となりスライド部の移動量を規制する。
【0014】
三つ目は、この空間61部に挿入して地震動による衝撃を緩和する緩衝材16、26,36である。従って、緩衝材は、芯金と外周材とによって自動的におおよその形状が設定される。
【0015】
本来、免震装置は、前記したスライド部のみで構成されるのがベストである。それは、空中を飛ぶ飛行機が一切地震による影響を受けない様にスライド部の滑り抵抗を極限まで下げることにより、飛行機の様に地震の震動が回避出来るのかもしれない。しかし、スライド部の下板は、その大きさに自ずと制限があり移動量にも制限を設けざるを得ない。
【0016】
さて、そのスライド部は、下板と上板で構成され、図1(a),(b),(c)の12、22、32に示すスライド部下板は、土間面や基礎部上面に設置される。この下板の上面は、上板との摺動面(滑り面)となるので、摩擦係数が小さくなる様平坦度が求められる。
【0017】
同図 13、23、33に示すのがスライド部上板である。上板の下面は、上板同様摺動面となるので、平坦度が求められる。
【0018】
このスライド部の移動量を制限するために、小型構造物にあっては、図1(a),(b)に示す様に芯金(心棒)14,24とスライド部の上板の芯金用開口部17(図4〜図6参照),27(図12(b)参照)とで規制され、大型構築物に有っては、図1(c)に示す様に、外周材35の内面部と芯金からなる短柱材34によって生成される空間61内に規制される。この規制領域は、図1(a)に示す実施形態を例に、図15で最大滑り距離SDとして示している。
【0019】
構築部の接地面に滑り抵抗がないスライド部が取りつけられ地震動等を受けてスライド部下板のみが振動し、上板が一切動かないとすれば理想的であるが、実際には、上板もなにがしか移動する。この移動範囲の制限を前記の芯金と上板の開口部若しくは、外周材の内面に衝突させて行うと急制動となり反って大きな衝撃を構築物等に与えることになる。
【0020】
そこで、この急制動を緩和するため緩衝材を芯金と外周材間の垂直空間61に挿入する。本免震装置では、緩衝材挿入空間は、前記した垂直空間61とほぼ同じとなる。
【0021】
図1(a)に示す様な移動物件に装着する場合、緩衝材は、本装置を組み立てるための媒体(つなぎ剤的役割)ともなる。従って、媒体としての機能を果たすため緩衝材の外法寸法と芯金用開口寸法に若干の規制、即ち、装置が簡単に部品ごとにばらばらに分離したり、装着物件から脱落しないための寸法調整が必要となる。
【0022】
次に第一番目の具体的実施形態に(本項は、請求項2に該当する。)ついて説明する。
【0023】
図2・図3は、柱材が角形や丸形鋼管等の中空鋼管で構築された移動可能な既存の構造物の土間接地面に装着する免震装置11の実施形態である。この実施例では、外周材は、被装着物の柱材を流用するため表示していない。
【0024】
図4・図5に図2の実施形態に使用する部品を、図6に図3に使用する部品を図示している。被装着物の柱材形状により各部品形状は異なるが、各部品の有する機能は同じである。
【0025】
スライド部は、下板12の上面に芯金(心棒)14を取り付け、上板13は、図4・図5および図6に示す様に中央部に開口部17を設け上板13の摺動を芯金と共に規制する。また上板の周辺部4ヶ処に突起18持ち、外周材となる角形鋼管(図7・8参照)を設置した時上板から離脱するのを阻止する。
【0026】
緩衝材16は、図7・図8に示す様に外周材15となる既存の構造物の柱材である角形鋼管の内部に挿入し、図8に示す様に取り付けられた本免震装置11が容易に柱材(外周材15)から脱落しない様保持する要件を持つため若干大きめの形状が求められる。緩衝材15の厚さ(図5(c)−1のTに示す)は、緩衝材が負荷した荷重により水平方向の変形を受けた際、垂直面への変形(例えば、緩衝材の極端に厚みが小さい垂直面方向に変形し緩衝材の効力を発揮しない。)を起こさない様厚さを確保することが求められる。
【0027】
本実施形態の免震装置11は、図9で示す様な移動式ラック等に装着される。図9(a)(b)においてRは、移動式ラックを示し、15は、本免震装置を構成する外周材となる柱材である。図10は、本免震装置11をラックRの柱材15に装着した状態を示す。
【0028】
本実施形態では、適用される物件が移動物件であるため、地震発生時など土間面とラック間にも滑りが発生しうる。この土間間との滑りを発生し易くすることにより、2面の滑り面で地震動などの急激な振動の大幅緩和を図ろうとするものである。
【0029】
即ち、本実施形態では、図1(a)S1,S2に示す様に2重の滑り部を有することになる。図のS1は、土間面Gとスライド部下板との滑り面で比較的大きな地震動に対応し、S2は、スライド部下板と同上板との滑り面は、小さな地震動にも対応でき更に緩衝材16により衝撃がコントロールされる2面を有する。なお、スライド部下板の土間部と接する下面は、図5(a)−1の12cに示す様な角取りを施し滑り抵抗を軽減する等の配慮も必要となる。
【0030】
このように、2種類の特徴を持つ滑り面を備えることで、最低限の滑りが得られ、地震動など急激な振動時にラック等の構造物に伝わる荷重を軽減することが出来る。
【0031】
他の具体的実施形態その2(本項は、請求項3に該当する。)について説明する。
【0032】
図11は、図1(b)に示す断面図に関わる免震装置21の等角図である。基礎部となるコンクリートの部分の図示を省略している。また、図12は、図11を構成する部品に分解図示したものである。
【0033】
図12に示す様に、スライド部下板22に芯金24およびアンカー24aを取り付け、スライド部上板23には角形筒状の外周材25を固定取り付けし、芯金と外周材とで形成される垂直空間61部(図1(b)参照)に緩衝材26を挿入する。
【0034】
外周材25上端には、本免震装置が取り付けられる部材Bを固定するためのボルト孔を有する取り付け金25fが取り付けられている。尚、図の27は、スライド部上板23のスライド域を規制する開口部(芯金スライド部)で、29は、緩衝材に明けられた芯金挿入用開口である。
【0035】
図11は、セット完了した状態を示す。アンカー付きスライド部下板22を現場に設置する場合水平の確保が必要となり、上面は上板がスライドするため表面の円滑度が求められ、同面上に不揮発性潤滑剤を塗布しておく等により摩擦抵抗を低減し免震性能を高める処置も必要となる。
【0036】
他の具体的実施形態その3(本項は、請求項4に該当する。)について説明する。
【0037】
図13は、図1(c)に示す断面図に関わる免震装置31の等角図である。基礎部となるコンクリートの部分の図示を省略している。また、図14は、図13を構成する部品に分解図示したものである。
【0038】
図14に示す様に、スライド部下板32に外周材35を取り付け、スライド部上板33の上面には角形筒状の外部材で代用した芯金34を固定取り付けし、芯金と外周材とで形成される垂直空間61部(図1(c)参照)に緩衝材36を挿入する。
【0039】
芯金34上端に、本免震装置が取り付けられる部材Fを固定する。尚、39は、緩衝材に明けられた芯金挿入用開口である。
【0040】
図13は、セット完了した状態を示す。外周材付きスライド部下板32を現場に設置する場合、前記の実施例同様水平の確保が必要であり、上面は、上板がスライドするため表面の円滑度が求められ、不揮発性潤滑剤を塗布しておく等により免震性能を高める処置も必要となる。
【0041】
本発明の各免震装置は、構造物の重量を支持する水平支持部(支承部)を2枚の板材で構成し、板材間をスムースに滑らせ地震等の衝撃力から分離し、通常の免震装置では、水平面に取り付けられる緩衝部を垂直面に設け衝撃力の吸収・緩和することを特長としている。そのことを説明するため、図15に第一番目に示した具体的形態(図1(a)に示す形態)における本免震装置を使用した場合における最大滑り距離を図示したものである。図15の(a)(b)は、図の右位置と左位置の差SDが最大滑り距離である。
【0042】
この最大滑り距離SDは、前記した実施形態その2およびその3に示す免震装置21、31では、滑りによる芯金と外周材とで構成される垂直空間61を変えることにより、滑り量SDを自由に変えることが出来、また、緩衝材の硬度(変形が可能な柔軟性)を変えることによっても調整が可能である点が特長と言える。ただし、その2の実施形態の免震装置21に示す様に、外周材の大きさ(外径)を調整した量に応じ、芯金スライド孔27の開口寸法を調節する必要があることは言うまでもない。
【0043】
ただし、第1番目の実施形態の免震装置11のように外周材として外部構造材を代用する場合は、前記垂直空間61の調整は出来ない。
【0044】
また、本発明の各免震装置は、スライド部の下板と上板間に潤滑剤を塗布するなどして滑り抵抗の抵抗を調節することも可能となる。
【0045】
そして、本発明の各免震装置によれば、装置そのものの組み立ても容易であることもその特長の1つで有る。
【符号の説明】
【0046】
11 免震装置1
12 スライド部下板
12c スライド部下板角取り
13 スライド部上板
14 芯金
15 外周材
16 緩衝材
16h 緩衝材軽減孔
16u 緩衝材凹み部孔
17 芯金スライド孔
18 突起
19 芯金挿入孔
21 免震装置2
22 スライド部下板
23 スライド部上板
24 芯金
24a アンカー
25 外周材
25f 外周材フランジ
26 緩衝材
27 芯金スライド孔
29 芯金挿入孔
31 免震装置3
32 スライド部下板
33 スライド部上板
34 芯金
35 外周材
36 緩衝材
39 芯金挿入孔
61 垂直空間
B 免震装置が取り付けられるベース材
F 免震装置が取り付けられるフレーム材
PS 鋼管断面
R ラック
G 土間または、コンクリート、アスファルト部
S1 滑り面その1・・土間面とスライド部下板との滑り面
S2 滑り面その2・・スライド部下板と上板との滑り面(本来の滑り面)
SD 最大滑り距離
T 緩衝材の厚み













【特許請求の範囲】
【請求項1】
構築物の全荷重を滑り抵抗の小さい自由に移動することが可能な2枚の板組み合わせからなる水平スライド材で支持し(本発明では、この組み合わせをスライド部と呼び、このスライド部は、上板と下板とで構成される。)地震動などの振動発生時、滑りにより地面と構造物を分離することにより振動から構造物を解放し、垂直面に緩衝材を設け地震動等の急激な衝撃を吸収することを特長とする免震装置であって、スライド部の滑り量をコントロールするために下記の要件を満たす免震装置。
1.スライド部上板または下板の上面に取り付けるかまたは設置される芯金(心棒)と筒状の外周材とその組み合わせによって生成される垂直空間内に振動をコントロールするための緩衝材を装入し地震動等の衝撃を緩衝する。
ただし、芯金(心棒)または外周材は、本免震装置が装着される部材で代用しても良い。
【請求項2】
中空の鋼管を使用した移動式構造物、例えば、移動式ラック等の接地部分に脱着可能な装置であって、下記の要件を満たす部品により構成される請求項1に記載の免震装置。
1.スライド部下板の中心部片面に緩衝材の取り付けと制止機能を果たす芯金(心棒)を有すること。
2.スライド部上板上面に、外周材を乗せた時、外周材を移動させないための突起を備え、且つその中心に前記下板上面の芯金がスライドするための開口を有すること。ここで外周材は、本免震装置が装着される構造物の部材を代用する。。
3.緩衝材は、前記芯金(心棒)に挿入することにより地震動等による衝撃の緩和機能を果たし、緩衝材を芯金に挿入することそのものが本装置の組み立て媒体となること。
4.本免震装置が適用される構造物の柱材が外周材となり、緩衝材はその内部に挿入されため外周材の内径に合致する外部形状と中心部に芯金(心棒)に合致する開口を有していること。
【請求項3】
住宅等の基礎部分のコンクリート等の基礎部に設置される免震装置であって、下記の要件を満たす部品により構成される請求項1に記載の免震装置。
1.スライド部下板の中央下部面にアンカーボルトを、上面に芯金を取り付けていること。前記のアンカーボルトを下板の上面まで貫通させ芯金としても良い。
2.スライド部上板の上面に上端部が解放された筒状の枠材を取りつけ外周材とする。また、上板の中心部に下板上の芯金がスライドするための開口を有すること。
3.緩衝材は、下板上の芯金と上板上の外周材の内部に挿入する。緩衝材の形状は、筒状枠材に合致する外部形状と中心部に芯金に合致する開口を有していること。
【請求項4】
住宅等の基礎部分のコンクリートと共に基礎部に設置される免震装置であって、下記の要件を満たす部品により構成される請求項1に記載の免震装置。
1.スライド部下板の上面は、免震装置が適用される柱材の滑り量に見合う大きさの筒状金具を取りつけこれを外周材とする。
2.本装置が取りつけられる構築物の柱材等を芯金(心棒)とし、スライド部上板を芯金の下面に取りつけ、スライド部上板の筒状金具内部に挿入する。
3.緩衝材は、スライド部上板筒状金具(外周材)とスライド部上板に取り付けられた柱材(芯金)間の垂直空間に挿入する。






【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図8】
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【公開番号】特開2012−158904(P2012−158904A)
【公開日】平成24年8月23日(2012.8.23)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−19296(P2011−19296)
【出願日】平成23年1月31日(2011.1.31)
【出願人】(710008257)
【Fターム(参考)】