説明

入力装置

【課題】制御手段の有する入力部の数より多い検出手段を備える入力装置を提供すること。
【解決手段】指Fgの接近位置を検出するための複数の電極a1〜a8と、電極a1〜a8と接続している複数の入力端子ch0〜ch3を有するICチップ72と、を備える、入力装置A1であって、入力端子ch1は、電極a2,a5に接続しており、電極a2と隣り合う2つの電極a1,a3、電極a5と隣り合う2つの電極a4,a6は、入力端子ch1と異なる入力端子ch0,ch2,ch3に接続しており、電極a2と隣り合う2つの電極a1,a3、および、電極a5と隣り合う2つの電極a4,a6、に接続している入力端子chの組み合わせは、それぞれ異なっている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、入力装置に関する。
【背景技術】
【0002】
図5は、従来の入力装置の一例を示している。図6は、図5のVI−VI線に沿った要部平面図である。これらの図に示された入力装置Xは、液晶表示パネルYと重ねて用いられることにより、いわゆるタッチパネルを構成している。このタッチパネルは、たとえば携帯電話機Zの表示手段および操作手段として用いられる。
【0003】
入力装置Xは、透明基板91,92、透明帯状配線9a,9b、配線931,932、フレキシブル基板971、および、ICチップ972、を備えている。透明基板91,92は、互いに平行に配置されている。透明帯状配線9a,9bはそれぞれ、透明基板91,92に形成されている。透明帯状配線9aはいずれも、方向yに沿って延びており、互いに平行に配置されている。透明帯状配線9bはいずれも、方向xに沿って延びており、互いに平行に配置されている。配線931は、透明帯状配線9aと各別に接続している。配線932は、透明帯状配線9bと各別に接続している。フレキシブル基板971は、透明基板92の端部に設けられている。
【0004】
ICチップ972は、フレキシブル基板971に設けられている。図7に、透明帯状配線9aとICチップ972との接続状態を模式的に示している。ICチップ972は、複数の入力端子chを備えている。入力端子chはそれぞれ、配線931と各別に接続している。これにより、入力端子chはそれぞれ、透明帯状配線9aと各別に接続している。図示していないが、透明帯状配線9bについても同様である。
【0005】
図5に示すように、携帯電話機Zは、筺体の一部を構成する透明カバー98を有している。入力装置Xは、透明接着剤によって透明カバー98に接合されている。入力装置Xの図5の下方には、液晶表示パネルYが配置されている。携帯電話機Zの使用者が携帯電話機Zを操作するときに、指Fgを透明カバー98に対して接近させ、あるいは接触させるとにより、透明帯状配線9a,9bとの間に静電容量が生じる。図7には、指Fgを接近もしくは接触させたときの、透明帯状配線9aの静電容量の値を表すグラフを示している。静電容量が増加した入力端子chに接続している透明帯状配線9aを特定することにより、指Fgが平面視においてどの位置に接近してきたかを検出することができる。
【0006】
しかしながら、このような入力装置Xにおいては、入力端子chの数のみしか透明帯状配線9aを配置することができない。そのため、以下のような不都合が生じる。
【0007】
たとえば、入力装置Xの検出精度を上げるために、もしくは、入力装置Xの大型化を図るために、透明帯状配線9aの本数を増加したい場合がある。このような入力装置Xを製造する場合には、入力端子chの数を増加させた別のICチップ972を用意しなければならず、煩わしい。
【0008】
また、透明帯状配線9aの本数を増加することなく入力装置Xの大型化を図る場合には、指Fgを検出する領域の全体に透明帯状配線9aが占められている状態を維持するため、透明帯状配線9aの方向xにおける大きさを大きくする必要がある。このとき、指Fgが入力装置Xに接触する部分の大きさが、透明帯状配線9aの方向xにおける大きさよりも、極端に小さくなることがある。そのため、指Fgが方向xにおける異なる位置に接近しているにもかかわらず、同一の透明帯状配線9aのみにしか検出されないといった事態を招く。これは、指Fgの接近位置を的確に検出できないといった不具合の発生につながり、好ましくない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0009】
【特許文献1】特開2008−33777号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
本発明は、上記した事情のもとで考え出されたものであって、制御手段の有する入力部の数より多い検出手段を備える入力装置を提供することをその課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0011】
本発明によって提供される入力装置は、被検出体の第1の方向における接近位置を検出するための複数の検出手段と、上記検出手段と接続している複数の入力部を有する制御手段と、を備える、入力装置において、上記複数の入力部に含まれる第1の入力部は、上記複数の検出手段に含まれる複数の第1の検出手段に接続しており、上記第1の検出手段と上記第1の方向において隣り合う2つ以上の上記検出手段は、上記第1の入力部と異なる複数の上記入力部に接続しており、上記隣り合う検出手段に接続している2つ以上の上記入力部の組み合わせは、上記第1の検出手段ごとに異なることを特徴としている。
【0012】
このような構成によれば、上記被検出体が上記第1の検出手段に加え、上記隣り合う検出手段に検出される場合、上記2つの入力部の組み合わせが異なることから、いずれの上記第1の検出手段により上記被検出体が検出されたかを判断することができる。その結果、上記入力部の数に対して、上記検出手段の数を多くすることができる。
【0013】
本発明の好ましい実施の形態においては、上記複数の検出手段はそれぞれ、上記第1の方向と異なる第2の方向に沿って延びる電極であり、上記被検出体は、導電体であり、上記制御手段は、上記導電体が上記電極に接近したときの、上記電極と上記導電体との間の静電容量の変化を検出する。
【0014】
本発明の好ましい実施の形態においては、複数の上記電極は、互いに平行に配置されており、上記複数の第1の検出手段は、上記第1の方向における両端に配置されたものを含む。
【0015】
本発明の好ましい実施の形態においては、上記制御手段は、上記第1の検出手段、および上記隣り合う2つ以上の検出手段の検出値の大きさについて加重平均をすることにより、上記第1の方向における上記被検出体の接近位置を計算する。このような構成によれば、より正確に位置を検出できる。
【0016】
本発明の好ましい実施の形態においては、上記電極と各別に接続している複数の配線と、これらの配線の一部を構成している多層基板とをさらに備え、上記複数の配線は、上記多層基板において接続している。
【0017】
本発明の好ましい実施の形態においては、上記入力部の個数は4であり、上記電極の個数は13である。
【0018】
なお、上記第1の検出手段が上記第1の方向の端に配置されている場合、この検出手段に隣り合う上記検出手段が1つしか存在しない場合がある。このときには、この第1の検出手段は、この第1の検出手段と実際に隣り合う上記検出手段、および、上記第1の入力部以外の任意の入力部に接続している上記検出手段、と隣り合っているものとする。
【0019】
本発明のその他の特徴および利点は、添付図面を参照して以下に行う詳細な説明によって、より明らかとなろう。
【図面の簡単な説明】
【0020】
【図1】本発明の第1実施形態にかかる入力装置の一例を示した要部断面図である。
【図2】図1のII−II線に沿った要部平面図である。
【図3】本発明の第1実施形態にかかる制御手段と検出手段との接続関係について模式的に示した図である。
【図4】本発明の第2実施形態にかかる制御手段と検出手段との接続関係について模式的に示した図である。
【図5】従来の入力装置の一例を示した要部断面図である。
【図6】図5のVI−VI線に沿った要部平面図である。
【図7】図6に示した入力装置にかかる制御手段と検出手段との接続関係について模式的に示した図である。
【発明を実施するための形態】
【0021】
以下、本発明の実施の形態につき、図面を参照して具体的に説明する。
【0022】
図1は、本発明の第1実施形態にかかる入力装置の一例を示す要部断面図である。図2は、図1のII−II線に沿った要部平面図である。これらの図に示された入力装置A1は、透過板11,12、電極a,b、配線31,32、シールド層4、スペーサ51、樹脂層52、フレキシブル基板71、およびICチップ72、を備えている。図2においては、理解の便宜上、シールド層4、スペーサ51、樹脂層52、フレキシブル基板71、ICチップ72を省略している。図2においては、電極aについて、図左端に配置されたものから順に、a1,a2,a3といった具合に番号を付している。入力装置A1は、導電体である指Fgが接近したことを静電容量の変化により検出するためのものである。入力装置A1は、液晶表示パネルBと重ね合わせられることにより、いわゆるタッチパネルを構成している。
【0023】
透過板11,12は、たとえばポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリエチレンナフテタレート(PEN)、ポリカーボネイト(PC)などの透明樹脂の単層樹脂体、あるいは、ガラスからなる透明な板である。
【0024】
複数の電極aは、透過板11の図1における上面に形成されている。電極aは、たとえばITO,IZOなどの透明な導電性材料から構成されている。図2に示すように、電極aはそれぞれ、ほぼ菱形状に膨らんだ部分とくびれた部分とが、方向yに沿って交互に配置された形状である。この膨らんだ部分は、菱形状に限らず、丸型状、多角形状、その他の形状であっても構わない。
【0025】
複数の電極bは、透過板12の図1における下面に形成されている。電極bは、たとえばITO,IZOなどの透明な導電性材料から構成されている。図2に示すように、電極bはそれぞれ、ほぼ菱形状に膨らんだ部分とくびれた部分とが、方向xに沿って交互に配置された形状である。この膨らんだ部分は、菱形状に限らず、丸型状、多角形状、その他の形状であっても構わない。電極bの膨らんだ部分は、電極aの膨らんだ部分と方向z視において重ならないように配置されている。また、複数の電極bの膨らんだ部分どうしの隙間には、複数の電極aの膨らんだ部分がはまり込むように配置されている。
【0026】
シールド層4は、透過板11の図1の下面に形成されている。シールド層4は、たとえばITO,IZOなどの透明導電性材料から構成されている。シールド層4は、リア保護層(図示略)により覆われている。シールド層4は、外来のノイズを遮断する役割を果たす。
【0027】
配線31,32は、透過板11,12およびフレキシブル基板71に形成されている。配線31,32は、電極a,bと各別に接続している。配線31,32は、ICチップ72と接続している。
【0028】
図1に表れているように、複数のスペーサ51は、透過板11,12に挟まれた空間に収容されている。スペーサ51は、透過板11,12のいずれにも接している。各スペーサ51は、シリカまたはアクリル樹脂(たとえば、清水化学工業:ミクロパールシリーズ)からなる。樹脂層52は、上記空間に形成されている。樹脂層52は、光を良好に透過するとともに、電極a,bを互いに絶縁可能なものを用いればよい。
【0029】
フレキシブル基板71は、透過板12の方向xにおける端部に設けられている。
【0030】
ICチップ72は、フレキシブル基板71に搭載されている。ICチップ72は、配線31,32を介して、電極a,bと接続している。
【0031】
以下、ICチップ72と電極aとの接続関係について説明する。ここでは、ICチップ72と電極aとの接続関係について述べるが、ICチップ72と電極bとの接続関係についても同様である。
【0032】
図3は、ICチップ72と電極aとの接続関係について模式的に示した図である。ICチップ72は、4つの入力端子chを備えている。これらの入力端子chをそれぞれ、入力端子ch0,ch1,ch2,ch3としている。電極aについて、図左端に配置されたものから順に、a1,a2,a3といった具合に番号を付している。なお、同図に示すように、異なる電極aに導通している配線31どうしが接続している部分は、フレキシブル基板71に形成されている。
【0033】
入力端子ch0は、電極a1,a6、に接続している。入力端子ch1は、電極a2,a5に接続している。入力端子ch2は、電極a3,a8に接続している。入力端子ch3は、電極a4,a7に接続している。
【0034】
ここでは、電極a2と隣り合う電極a1,a3はそれぞれ、入力端子ch0,ch2と接続している。一方、電極a5と隣り合う電極a4,a6はそれぞれ、入力端子ch3,ch0と接続している。すなわち、同一の入力端子ch1に接続している電極a2,a5ごとに、それぞれ隣り合う電極aの接続している入力端子chの組み合わせが異なっている。入力端子ch1が、本発明にかかる第1の入力部に相当する。電極a2,a5は、本発明にかかる第1の検出手段に相当する。
【0035】
なお、本実施形態では、入力端子ch1について上述したのと同様に、同一の入力端子ch2に接続している電極a3,a8ごとに、それぞれ隣り合う電極aの接続している入力端子chの組み合わせが異なっている。入力端子ch0,ch3に接続している電極aについても同様である。
【0036】
次に、ICチップ72による、指Fgの接近位置の検出方法について説明する。
【0037】
図3に示すように、指Fgが電極a5,a6,a7に重なるように接近した場合を説明する。ここでは、指Fgは、やや電極a7寄りの位置に接近している。このとき、入力端子chごとにそれぞれ、図3の下図に表すような静電容量の値を示す。まず、ICチップ72において、最大の静電容量を示した入力端子chを特定する。本実施形態では、この入力端子chは、入力端子ch0である。つぎに、2番目、3番目に大きい静電容量を示した入力端子chを特定する。本実施形態では、これらの入力端子chは、入力端子ch3,ch1である。そのため、中心の電極aが入力端子ch0に接続しており、それに隣り合う電極aが入力端子ch1,ch3に接続していると考えられ、指Fgが電極a5,a6,a7に接近していると判断する。つぎに、入力端子chごとの静電容量の値について加重平均を計算することにより、方向xにおける、指Fgのより正確な接近位置を検出できる。同様に、方向yにおける指Fgの接近位置を検出できる。
【0038】
次に、本実施形態にかかる入力装置A1の作用について説明する。
【0039】
本実施形態によれば、入力端子chの数以上の電極aを形成しつつ、指Fgがどの電極aに接近したかを判断できる。そのため、入力端子chの数を増加させることなく、電極aの数を増加させることができる。これにより、入力端子chの数を増加させずに、入力装置A1の位置検出精度を向上させることができる。また、位置検出精度を維持しつつ、入力装置A1の大型化を図ることもできる。
【0040】
また、指Fgの接近位置を把握するために、入力端子chごとの静電容量の値について加重平均を計算している。これは、指Fgの接近位置をより正確に把握するのに好適である。
【0041】
フレキシブル基板71において、配線31が接続している。そのため、配線31どうしを透過板11上において接続する必要がない。これは、入力装置A1を容易に製造するのに適している。
【0042】
図4は、本発明の他の実施形態を示している。なお、本図において、上記実施形態と同一または類似の要素には、上記実施形態と同一の符号を付している。図4は、本実施形態にかかるICチップ72と電極aとの接続関係について模式的に示した図である。本実施形態では、電極aが13個形成されている点において、上記実施形態と相違する。
【0043】
図4に表された入力装置A2においても、同一の入力端子chに接続している電極aに隣接している電極aが接続している入力端子chの組み合わせは、電極aごとに異なっている。また、図4の左端および右端に配置された電極aはいずれも、入力端子ch0に接続している。これらの電極aに隣接する電極aはそれぞれ、入力端子ch1,ch2に接続している。
【0044】
本実施形態によれば、方向xの両端に配置された電極aに隣り合う電極aに接続している入力端子chを異ならせることによって、方向xの両端に、同一の入力端子chに接続している電極aを配置することができる。これにより、方向xの両端の2つの電極aのみに指Fgが接近した場合でも、正確に指Fgの接近位置を検出できる。
【0045】
また、本実施形態においても、上述の実施形態と同様の効果を奏する。
【0046】
本発明の範囲は、上述した実施形態に限定されるものではない。本発明に係る入力装置の各部の具体的な構成は、種々に設計変更自在である。上記実施形態では、静電容量方式の入力装置について説明したが、本発明にかかる入力装置はこれに限られない。たとえば、抵抗膜方式や赤外線方式のものであってもよい。また、本発明にかかる入力部が4つである例を示した。だが、入力部の数はこれに限られず、5や6などでもよいのはもちろんである。
【0047】
本実施形態では、電極aに接続している入力端子chの例について示したが、電極bについても同様に適用できる。
【0048】
本実施形態では、2層の電極a,bを有する構造の入力装置を示したが、電極が一層の構造である入力装置であっても本発明の範囲には含まれる。たとえば、本発明にかかる入力装置が液晶表示パネルBとともに用いられる必要はない。また、電極a,bは、必ずしも透明である必要はない。これらの電極層は銅などの不透明な金属により構成されていてもよい。
【0049】
また、電極aが直交座標系において平行に配置されている例を示したが、複数の電極aがいずれも、ある中心から径方向に延びているものであってもよい。この場合、径方向、周方向がそれぞれ、本発明にかかる第1の方向、第2の方向に相当する。
【0050】
本発明にかかる入力装置は、必ずしもスペーサを備えている必要はない。また、本発明にかかる入力装置は、携帯電話機に用いられるものに限られない。たとえば、デジタルカメラ、パーソナルナビゲーションデバイス、自動預入支払機、等その他のタッチパネルを用いる機器において用いることができる。
【符号の説明】
【0051】
A1,A2 入力装置
B 液晶表示パネル
11,12 透過板
a,a1〜a13 電極(検出手段)
b 電極
31,32 配線
4 シールド層
51 スペーサ
52 樹脂層
71 フレキシブル基板(多層基板)
72 ICチップ
ch,ch0〜ch3 入力端子(入力部)
Fg 指(被検出体)
x (第2の)方向
y (第1の)方向
z 方向

【特許請求の範囲】
【請求項1】
被検出体の第1の方向における接近位置を検出するための複数の検出手段と、
上記検出手段と接続している複数の入力部を有する制御手段と、
を備える、入力装置において、
上記複数の入力部に含まれる第1の入力部は、上記複数の検出手段に含まれる複数の第1の検出手段に接続しており、
上記第1の検出手段と上記第1の方向において隣り合う2つ以上の上記検出手段は、上記第1の入力部と異なる複数の上記入力部に接続しており、
上記隣り合う検出手段に接続している2つ以上の上記入力部の組み合わせは、上記第1の検出手段ごとに異なることを特徴とする、入力装置。
【請求項2】
上記複数の検出手段はそれぞれ、上記第1の方向と異なる第2の方向に沿って延びる電極であり、
上記被検出体は、導電体であり、
上記制御手段は、上記導電体が上記電極に接近したときの、上記電極と上記導電体との間の静電容量の変化を検出する、請求項1に記載の入力装置。
【請求項3】
複数の上記電極は、互いに平行に配置されており、
上記複数の第1の検出手段は、上記第1の方向における両端に配置されたものを含む、請求項2に記載の入力装置。
【請求項4】
上記制御手段は、上記第1の検出手段、および上記隣り合う2つ以上の検出手段の検出値の大きさについて加重平均をすることにより、上記第1の方向における上記被検出体の接近位置を計算する、請求項3に記載の入力装置。
【請求項5】
上記電極と各別に接続している複数の配線と、
これらの配線の一部を構成している多層基板と
をさらに備え、
上記複数の配線は、上記多層基板において接続している、請求項2ないし4のいずれかに記載の入力装置。
【請求項6】
上記入力部の個数は4であり、上記電極の個数は13である、請求項3に記載の入力装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2010−160604(P2010−160604A)
【公開日】平成22年7月22日(2010.7.22)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−1438(P2009−1438)
【出願日】平成21年1月7日(2009.1.7)
【出願人】(000116024)ローム株式会社 (3,539)
【Fターム(参考)】