説明

内分泌前駆細胞、膵臓ホルモン発現細胞及びそれらの製造方法

内分泌前駆細胞、未熟膵臓ホルモン発現細胞及び成熟膵臓ホルモン発現細胞の細胞培養物及び濃縮された細胞集団が本明細書中に開示される。このような細胞培養物及び細胞集団を産生する方法も本明細書中に開示される。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
ヒト細胞を含むin vitro細胞培養物であって、該ヒト細胞の少なくとも約2%が、グレリン、インスリン、ソマトスタチン及びグルカゴンから成る群から選択される少なくとも1つの膵臓ホルモンを発現する膵島ホルモン発現細胞であり、該膵島ホルモン発現細胞がin vitroでヒト多能性細胞から誘導される、細胞培養物。
【請求項2】
前記ヒト細胞の少なくとも約5%が膵島ホルモン発現細胞である、請求項1に記載のin vitro細胞培養物。
【請求項3】
前記ヒト細胞の少なくとも約10%が膵島ホルモン発現細胞である、請求項1に記載のin vitro細胞培養物。
【請求項4】
前記ヒト細胞の少なくとも約10%がニューロゲニン3(NEUROG3)を発現するヒト内分泌前駆細胞である、請求項1〜3のいずれか1項に記載のin vitro細胞培養物。
【請求項5】
前記ヒト内分泌前駆細胞が、ペアードボックス4(PAX4)及びNKX2転写因子関連遺伝子座2(NKX2.2)から成る群から選択されるマーカーを発現する、請求項4に記載のin vitro細胞培養物。
【請求項6】
前記ヒト細胞の少なくとも約50%が、ニューロゲニン3(NEUROG3)を発現するヒト内分泌前駆細胞である、請求項1〜3のいずれか1項に記載のin vitro細胞培養物。
【請求項7】
前記ヒト内分泌前駆細胞が、ペアードボックス4(PAX4)及びNKX2転写因子関連遺伝子座2(NKX2.2)から成る群から選択されるマーカーを発現する、請求項6に記載のin vitro細胞培養物。
【請求項8】
前記膵島ホルモン発現細胞が、グレリン、インスリン、ソマトスタチン及びグルカゴンから成る群から選択される少なくとも2つのホルモンを発現する、請求項1に記載のin
vitro細胞培養物。
【請求項9】
前記膵島ホルモン発現細胞がグレリン、インスリン、ソマトスタチン及びグルカゴンを発現する、請求項1に記載のin vitro細胞培養物。
【請求項10】
前記膵島ホルモン発現細胞の少なくとも約5%がインスリンを発現するが、グレリン、ソマトスタチン及びグルカゴンを有意に発現しない、請求項1に記載のin vitro細胞培養物。
【請求項11】
前記膵島ホルモン発現細胞の少なくとも約10%がインスリンを発現するが、グレリン、ソマトスタチン及びグルカゴンを有意に発現しない、請求項1に記載のin vitro細胞培養物。
【請求項12】
前記膵島ホルモン発現細胞の少なくとも約20%がインスリンを発現するが、グレリン、ソマトスタチン及びグルカゴンを有意に発現しない、請求項1に記載のin vitro細胞培養物。
【請求項13】
前記膵島ホルモン発現細胞の少なくとも約30%がインスリンを発現するが、グレリン、ソマトスタチン及びグルカゴンを有意に発現しない、請求項1に記載のin vitr
o細胞培養物。
【請求項14】
インスリンがグルコース刺激に応じて分泌される、請求項10〜13のいずれか1項に記載のin vitro細胞培養物。
【請求項15】
C−ペプチドがグルコース刺激に応じて分泌される、請求項10〜13のいずれか1項に記載のin vitro細胞培養物。
【請求項16】
前記膵島細胞の少なくとも10%が膵島細胞クラスターに存在する、請求項1に記載のin vitro細胞培養物。
【請求項17】
前記膵島ホルモン発現細胞が、膵臓十二指腸ホメオボックス1(PDX1)、膵島アミロイドポリペプチド(IAPP)、膵臓ポリペプチド(PP)、ISL1転写因子(ISL1)、NKX6転写因子関連遺伝子座1(NKX6.1)及びペアードボックス6(PAX6)から成る群から選択されるマーカーをさらに発現する、請求項1に記載のin vitro細胞培養物。
【請求項18】
前記膵島ホルモン発現細胞が、ニューロゲニン3(NEUROG3)及びペアードボックス遺伝子4(PAX4)から成る群から選択されるマーカーを実質的に発現しない、請求項17に記載のin vitro細胞培養物。
【請求項19】
少なくとも約1つの膵島ホルモン発現細胞が、前記細胞培養物において約10個の内分泌前駆細胞毎に存在する、請求項1に記載のin vitro細胞培養物。
【請求項20】
少なくとも約1つの膵島ホルモン発現細胞が、前記細胞培養物において約5個の内分泌前駆細胞毎に存在する、請求項1に記載のin vitro細胞培養物。
【請求項21】
少なくとも約1つの膵島ホルモン発現細胞が、前記細胞培養物において約2個の内分泌前駆細胞毎に存在する、請求項1に記載のin vitro細胞培養物。
【請求項22】
前記膵島ホルモン発現細胞が非組み換え細胞である、請求項1に記載のin vitro細胞培養物。
【請求項23】
ニコチンアミド(NIC)、エキセンジン4(Ex4)、肝細胞増殖因子(HGF)、インスリン様増殖因子(IGF)及びそれらの組合せから成る群から選択される因子を含む培地をさらに含む、請求項1に記載のin vitro細胞培養物。
【請求項24】
エキセンジン4(Ex4)、肝細胞増殖因子(HGF)、インスリン様増殖因子1(IGF1)及びそれらの組合せから成る群から選択される因子を含む培地をさらに含む、請求項1に記載のin vitro細胞培養物。
【請求項25】
約10mMの濃度でニコチンアミド(NIC)を含む培地をさらに含む、請求項1に記載のin vitro細胞培養物。
【請求項26】
約40ng/mlの濃度でエキセンジン4(Ex4)を含む培地をさらに含む、請求項1に記載のin vitro細胞培養物。
【請求項27】
約25ng/mlの濃度で肝細胞増殖因子(HGF)を含む培地をさらに含む、請求項1に記載のin vitro細胞培養物。
【請求項28】
約50ng/mlの濃度でインスリン様増殖因子1(IGF1)を含む培地をさらに含む、請求項1に記載のin vitro細胞培養物。
【請求項29】
ヒト細胞を含むin vitro細胞培養物であって、該ヒト細胞の少なくとも約5%がニューロゲニン3(NEUROG3)を発現する内分泌前駆細胞であり、該内分泌前駆細胞がインスリン、ソマトスタチン及びグルカゴンから成る群から選択される少なくとも1つの膵臓ホルモンを発現する膵島ホルモン発現細胞に分化することができる多能性細胞である、ヒト細胞を含むin vitro細胞培養物。
【請求項30】
前記ヒト細胞の少なくとも約10%が内分泌前駆細胞である、請求項29に記載のin
vitro細胞培養物。
【請求項31】
前記ヒト細胞の少なくとも約25%が内分泌前駆細胞である、請求項29に記載のin
vitro細胞培養物。
【請求項32】
前記ヒト細胞の少なくとも約50%が内分泌前駆細胞である、請求項29に記載のin
vitro細胞培養物。
【請求項33】
前記ヒト細胞の少なくとも約10%が、ヒト膵臓十二指腸ホメオボックス1(PDX1)陽性膵臓内胚葉細胞である、請求項29〜32のいずれか1項に記載のin vitro細胞培養物。
【請求項34】
前記ヒト細胞の少なくとも約25%が、ヒト膵臓十二指腸ホメオボックス1(PDX1)陽性膵臓内胚葉細胞である、請求項29〜32のいずれか1項に記載のin vitro細胞培養物。
【請求項35】
前記ヒト細胞の少なくとも約50%が、ヒト膵臓十二指腸ホメオボックス1(PDX1)陽性膵臓内胚葉細胞である、請求項29〜32のいずれか1項に記載のin vitro細胞培養物。
【請求項36】
ヒト膵島ホルモン発現細胞を実質的に欠いている、請求項29〜32のいずれか1項に記載のin vitro細胞培養物。
【請求項37】
前記ヒト細胞の少なくとも約10%が、ヒト膵臓十二指腸ホメオボックス1(PDX1)陽性膵臓内胚葉細胞である、請求項36に記載のin vitro細胞培養物。
【請求項38】
前記ヒト細胞の少なくとも約25%が、ヒト膵臓十二指腸ホメオボックス1(PDX1)陽性膵臓内胚葉細胞である、請求項36に記載のin vitro細胞培養物。
【請求項39】
前記ヒト細胞の少なくとも約50%が、ヒト膵臓十二指腸ホメオボックス1(PDX1)陽性膵臓内胚葉細胞である、請求項36に記載のin vitro細胞培養物。
【請求項40】
前記内分泌前駆細胞がペアードボックス4(PAX4)及びNKX2転写因子関連遺伝子座2(NKX2.2)から成る群から選択されるマーカーを発現する、請求項29に記載のin vitro細胞培養物。
【請求項41】
少なくとも約1個の内分泌前駆細胞が、前記細胞培養物において約10個のPDX1陽性膵臓内胚葉細胞毎に存在する、請求項29に記載のin vitro細胞培養物。
【請求項42】
少なくとも約1個の内分泌前駆細胞が、前記細胞培養物において約5個のPDX1陽性
膵臓内胚葉細胞毎に存在する、請求項29に記載のin vitro細胞培養物。
【請求項43】
少なくとも約1個の内分泌前駆細胞が、前記細胞培養物において約2個のPDX1陽性膵臓内胚葉細胞毎に存在する、請求項29に記載のin vitro細胞培養物。
【請求項44】
前記内分泌前駆細胞が非組み換え細胞である、請求項29に記載のin vitro細胞培養物。
【請求項45】
N−[N−(3,5−ジフルオロフェナセチル)−L−アラニル]−S−フェニルグリシンt−ブチルエステル(DAPT)を含む培地をさらに含む、請求項29に記載のin
vitro細胞培養物。
【請求項46】
前記DAPTの濃度が少なくとも約1μMである、請求項45に記載のin vitro細胞培養物。
【請求項47】
前記DAPTの濃度が約3μMである、請求項45に記載のin vitro細胞培養物。
【請求項48】
レチノイン酸(RA)及びエキセンジン4(Ex4)から選択される因子をさらに含む、請求項45に記載のin vitro細胞培養物。
【請求項49】
前記培地がCMRLである、請求項45に記載のin vitro細胞培養物。
【請求項50】
ヒト膵島ホルモン発現細胞に分化することができる多能性細胞であるヒト内分泌前駆細胞を含む細胞集団を得る工程と、前記細胞集団においてヒト膵島ホルモン発現細胞の存在を検出することによって求められる、ヒト膵島ホルモン発現細胞が形成されるのに十分な時間、培養培地で該ヒト内分泌前駆細胞をインキュベートする工程とを含む、ヒト膵島ホルモン発現細胞を製造する方法。
【請求項51】
前記細胞集団におけるヒト細胞の少なくとも約2%が、ヒト膵島ホルモン発現細胞に分化する、請求項50に記載の方法。
【請求項52】
前記細胞集団におけるヒト細胞の少なくとも約5%が、ヒト膵島ホルモン発現細胞に分化する、請求項50に記載の方法。
【請求項53】
前記細胞集団におけるヒト細胞の少なくとも約10%が、ヒト膵島ホルモン発現細胞に分化する、請求項50に記載の方法。
【請求項54】
ヒト内分泌前駆細胞のヒト膵島ホルモン発現細胞への分化をさらに促進するのに十分な量で、ニコチンアミド(NIC)、エキセンジン4(Ex4)、肝細胞増殖因子(HGF)、インスリン様増殖因子−1(IGF1)及びそれらの組合せから成る群から選択される因子を前記ヒト膵臓内分泌細胞に供給することをさらに含み、該ヒト膵島ホルモン発現細胞が、インスリン、ソマトスタチン及びグルカゴンから成る群から選択される少なくとも1つの膵臓ホルモンを発現する、請求項50に記載の方法。
【請求項55】
前記因子がEx4、HGF及びIGF1から成る群から選択される、請求項54に記載の方法。
【請求項56】
Ex4が、約10ng/ml〜約100ng/mlの範囲の濃度で内分泌前駆細胞の前記細胞集団に供給される、請求項54に記載の方法。
【請求項57】
Ex4が、約40ng/mlの濃度で内分泌前駆細胞の前記細胞集団に供給される、請求項54に記載の方法。
【請求項58】
前記因子がIGF1である、請求項54に記載の方法。
【請求項59】
IGF1が、約10ng/ml〜約1000ng/mlの範囲の濃度で内分泌前駆細胞の前記細胞集団に供給される、請求項58に記載の方法。
【請求項60】
IGF1が、約10ng/ml〜約100ng/mlの範囲の濃度で内分泌前駆細胞の前記細胞集団に供給される、請求項58に記載の方法。
【請求項61】
IGF1が、約25ng/ml〜約75ng/mlの範囲の濃度で内分泌前駆細胞の前記細胞集団に供給される、請求項58に記載の方法。
【請求項62】
IGF1が、約50ng/mlの濃度で内分泌前駆細胞の前記細胞集団に供給される、請求項58に記載の方法。
【請求項63】
細胞集団におけるヒト膵島ホルモン発現細胞の存在を検出することが、該細胞集団の細胞において膵臓十二指腸ホメオボックス1(PDX1)、グレリン(GHRL)、膵島アミロイドポリペプチド(IAPP)、膵臓ポリペプチド(PP)、ISL1転写因子(ISL1)、NKX6転写因子関連遺伝子座1(NKX6.1)及びペアードボックス6(PAX6)から成る群から選択される少なくとも1つのマーカーの発現を検出することを含む、請求項50に記載の方法。
【請求項64】
少なくとも1つの前記マーカーの発現がQ−PCRによって求められる、請求項63に記載の方法。
【請求項65】
少なくとも1つの前記マーカーの発現が免疫細胞化学法によって求められる、請求項63に記載の方法。
【請求項66】
ヒト内分泌前駆細胞を含む細胞集団を得る工程が、
腸管の前部から誘導される細胞、組織又は器官に分化することができる、多能性細胞であるヒトPDX1陽性膵臓内胚葉細胞の集団を得る工程と、
γ−セクレターゼ阻害剤をヒトPDX1陽性膵臓内胚葉細胞の該集団に供給し、それによりヒト内分泌前駆細胞の集団を産生する工程を含む、請求項50に記載の方法。
【請求項67】
γ−セクレターゼ阻害剤が、N−[N−(3,5−ジフルオロフェナセチル)−L−アラニル]−S−フェニルグリシンt−ブチルエステル(DAPT)を含む、請求項66に記載の方法。
【請求項68】
DAPTが、約1μM〜約10μMの範囲の濃度でヒトPDX1陽性膵臓内胚葉細胞の前記集団に供給される、請求項67に記載の方法。
【請求項69】
DAPTが、約3μMの濃度でヒトPDX1陽性膵臓内胚葉細胞の前記集団に供給される、請求項67に記載の方法。
【請求項70】
エキセンジン4(Ex4)をヒトPDX1陽性膵臓内胚葉細胞の前記集団に供給することをさらに含む、請求項66に記載の方法。
【請求項71】
Ex4が、約10ng/ml〜約100ng/mlの範囲の濃度でヒトPDX1陽性膵臓内胚葉細胞の前記集団に供給される、請求項70に記載の方法。
【請求項72】
Ex4が、約40ng/mlの濃度でヒトPDX1陽性膵臓内胚葉細胞の前記集団に供給される、請求項70に記載の方法。
【請求項73】
ヒトPDX陽性膵臓内胚葉細胞の集団を得る工程が、
腸管の前部から誘導される、細胞、組織又は器官に分化することができるPDX1陰性多能性細胞であるヒト前腸内胚葉細胞の集団を得る工程と、
レチノイドをヒト前腸内胚葉細胞の該集団に供給し、それによりヒトPDX1陽性膵臓内胚葉細胞の集団を産生する工程を含む、請求項70に記載の方法。
【請求項74】
前記レチノイドがレチノイン酸(RA)である、請求項73に記載の方法。
【請求項75】
RAが、約1nM〜約10μMの範囲の濃度でヒト前腸内胚葉細胞の前記集団に供給される、請求項74に記載の方法。
【請求項76】
ヒト前腸内胚葉細胞の集団を得る工程が、
腸管の細胞又はそれから誘導される器官に分化することができる多能性細胞であるヒト胚体内胚葉細胞の集団を得る工程と、
線維芽細胞増殖因子10(FGF−10)及びヘッジホッグ経路阻害剤をヒト胚体内胚葉細胞の該集団に供給し、それによりヒト前腸内胚葉細胞の集団を産生する工程を含む、請求項73に記載の方法。
【請求項77】
胚体内胚葉細胞の前記集団に存在し得る前記TGF−βスーパーファミリーの任意の増殖因子を回収することをさらに含む、請求項76に記載の方法。
【請求項78】
TGF−βスーパーファミリーの前記増殖因子が、ノーダル、アクチビンA、アクチビンB及びそれらの組合せから成る群から選択される、請求項77に記載の方法。
【請求項79】
TGF−βスーパーファミリーの前記増殖因子がアクチビンAである、請求項77に記載の方法。
【請求項80】
ヘッジホッグ阻害剤がKAAD−シクロパミンを含む、請求項76に記載の方法。
【請求項81】
KAAD−シクロパミンが、約0.01μM〜約1μMの範囲の濃度でヒト胚体内胚葉細胞の前記集団に供給される、請求項80に記載の方法。
【請求項82】
KAAD−シクロパミンが、約0.2μMの濃度でヒト胚体内胚葉細胞の前記集団に供給される、請求項80に記載の方法。
【請求項83】
FGF−10が、約1ng/ml〜約1000ng/mlの範囲の濃度でヒト胚体内胚葉細胞の前記集団に供給される、請求項76に記載の方法。
【請求項84】
FGF−10が、約10ng/ml〜約100ng/mlの範囲の濃度でヒト胚体内胚葉細胞の前記集団に供給される、請求項76に記載の方法。
【請求項85】
FGF−10が、約50ng/mlの濃度でヒト胚体内胚葉細胞の前記集団に供給される、請求項76に記載の方法。
【請求項86】
ヒト胚体内胚葉細胞の集団を得る工程が、多能性ヒト胚性幹細胞の集団を得る工程と、前記TGF−βスーパーファミリーの少なくとも1つの増殖因子を該多能性ヒト胚性幹細胞の集団に供給する工程とを含む、請求項76に記載の方法。
【請求項87】
少なくとも1つの増殖因子がノーダルである、請求項86に記載の方法。
【請求項88】
少なくとも1つの増殖因子がアクチビンAである、請求項86に記載の方法。
【請求項89】
少なくとも1つの増殖因子がアクチビンBである、請求項86に記載の方法。
【請求項90】
ウィングレス型(wingless-type)MMTV組込部位ファミリー成員3A(Wnt3A)を多能性ヒト胚性幹細胞の前記集団に供給することをさらに含む、請求項86に記載の方法。
【請求項91】
TGFβスーパーファミリーの複数の増殖因子が供給される、請求項86に記載の方法。
【請求項92】
Wnt3Aも供給される、請求項91に記載の方法。
【請求項93】
少なくとも1つの増殖因子が、少なくとも約10ng/mlの濃度で供給される、請求項86に記載の方法。
【請求項94】
少なくとも1つの増殖因子が、少なくとも約100ng/mlの濃度で供給される、請求項86に記載の方法。
【請求項95】
少なくとも1つの増殖因子が、少なくとも約500ng/mlの濃度で供給される、請求項86に記載の方法。
【請求項96】
少なくとも1つの増殖因子が、少なくとも約1000ng/mlの濃度で供給される、請求項86に記載の方法。
【請求項97】
少なくとも1つの増殖因子が、少なくとも約5000ng/mlの濃度で供給される、請求項86に記載の方法。
【請求項98】
多能性ヒト胚性幹細胞が、約2%未満の血清を含む培地でヒト胚体内胚葉細胞に分化する、請求項86に記載の方法。
【請求項99】
多能性ヒト胚性幹細胞が、桑実胚、胚のICM及び胚の生殖隆起から成る群から選択される組織から誘導される、請求項86に記載の方法。
【請求項100】
請求項86に記載の方法によって産生されるヒト膵島ホルモン発現細胞。
【請求項101】
(a)多能性ヒト胚性幹細胞の集団を得る工程と、
(b)前記TGF−βスーパーファミリーの少なくとも1つの増殖因子を多能性ヒト胚性幹細胞の前記集団に供給し、それによりヒト胚体内胚葉細胞の集団を産生する、工程と、
(c)少なくとも1つの線維芽細胞増殖因子をヒト胚体内胚葉細胞の前記集団に供給し、それによりヒト前腸内胚葉細胞の集団を産生する工程と、
(d)レチノイドをヒト前腸内胚葉細胞の前記集団に供給し、それによりヒトPDX1陽性膵臓内胚葉細胞の集団を産生する工程と、
(e)γ−セクレターゼ阻害剤をヒトPDX1陽性膵臓内胚葉細胞の前記集団に供給し、それによりヒト内分泌前駆細胞を含む集団を産生する工程と、
(f)ヒト膵島ホルモン発現細胞が形成されるのに十分な時間、培養培地でヒト内分泌前駆細胞の前記集団をインキュベートする工程を含む、
ヒト膵島ホルモン発現細胞を製造する方法。
【請求項102】
工程(b)が、ヘッジホッグ経路阻害剤を供給することをさらに含む、請求項101に記載の方法。
【請求項103】
線維芽細胞増殖因子が、FGF1、FGF2、FGF3、FGF4、FGF5、FGF6、FGF7、FGF8、FGF9、FGF10、FGF11、FGF12、FGF13、FGF14、FGF15、FGF16、FGF17、FGF18、FGF19、FGF20、FGF21、FGF22及びFGF23から成る群から選択される、請求項101に記載の方法。
【請求項104】
線維芽細胞増殖因子がFGF10を含む、請求項101に記載の方法。
【請求項105】
工程(d)が、インスリン又はインスリン様増殖因子を供給することをさらに含む、請求項101に記載の方法。
【請求項106】
TGF−βスーパーファミリーの少なくとも1つの増殖因子を実質的に回収することをさらに含む、請求項101に記載の方法。
【請求項107】
レチノイド及びγ−セクレターゼ阻害剤が、ほとんど同じ時間で供給される、請求項101に記載の方法。
【請求項108】
前記前腸内胚葉細胞が、膵臓細胞にさらに分化する能力がある、請求項101に記載の方法。
【請求項109】
ヒト膵島ホルモン発現細胞を製造する方法であって、
(a)多能性ヒト胚性幹細胞の集団を得る工程と、
(b)前記TGF−βスーパーファミリーの少なくとも1つの増殖因子を多能性ヒト胚性幹細胞の前記集団に供給し、それによりヒト胚体内胚葉細胞の集団を産生する工程と、
(c)レチノイドをヒト胚体内胚葉細胞の前記集団に供給し、それによりヒトPDX1陽性膵臓内胚葉細胞の集団を産生する工程と、
(d)ヒト膵島ホルモン発現細胞が形成されるのに十分な時間、レチノイドの存在下でヒトPDX1陽性膵臓内胚葉細胞の前記集団をインキュベートする工程と、
を含む、ヒト膵島ホルモン発現細胞を製造する方法。
【請求項110】
線維芽細胞ファミリー増殖因子をヒト胚体内胚葉細胞の前記集団に供給する工程をさらに含む、請求項109に記載の方法。
【請求項111】
線維芽細胞ファミリー増殖因子がFGF10又はFGF7を含む、請求項110に記載の方法。
【請求項112】
ヘッジホッグ経路阻害剤をヒト胚体内胚葉細胞の前記集団に供給する工程をさらに含む、請求項109に記載の方法。
【請求項113】
ヘッジホッグ経路阻害剤がKAAD−シクロパミンである、請求項112に記載の方法。
【請求項114】
前記レチノイドがレチノイン酸である、請求項109に記載の方法。
【請求項115】
γ−セクレターゼ阻害剤をヒトPDX1陽性膵臓内胚葉細胞の前記集団に供給する工程をさらに含む、請求項109に記載の方法。
【請求項116】
γ−セクレターゼ阻害剤が、N−[N−(3,5−ジフルオロフェナセチル)−L−アラニル]−S−フェニルグリシンt−ブチルエステル(DAPT)を含む、請求項115に記載の方法。
【請求項117】
神経細胞接着分子(NCAM)と結合する試薬を、ヒト内分泌前駆細胞を含む細胞集団に供給する工程と、該試薬と結合するヒト内分泌前駆細胞を該試薬と結合しない細胞から分離し、それによりヒト内分泌前駆細胞が濃縮された細胞集団を産生する工程とを含む、ヒト内分泌前駆細胞が濃縮された細胞集団を製造する方法。
【請求項118】
ヒト内分泌前駆細胞がin vitroでヒト多能性細胞から誘導される、請求項117に記載の方法。
【請求項119】
ヒト内分泌前駆細胞が、ニューロゲニン3(NGN3)を発現し、AFP、SOX7、SOX1、ZIC1、NFM、インスリン(INS)、グルカゴン(GCG)、ソマトスタチン(SST)及びグレリン(GHRL)から成る群から選択される少なくとも1つのマーカーを実質的に発現しない、請求項117に記載の方法。
【請求項120】
ヒト内分泌前駆細胞がペアードボックス遺伝子4(PAX4)を発現する、請求項119に記載の方法。
【請求項121】
ヒト内分泌前駆細胞がペアードボックス6転写因子(PAX6)を実質的に発現しない、請求項119に記載の方法。
【請求項122】
前記試薬が、抗NCAM抗体、抗NCAM抗体断片及びNCAMリガンドから成る群から選択される分子を含む、請求項117に記載の方法。
【請求項123】
NCAMリガンドがNCAM結合タンパク質10(NBP10)である、請求項122に記載の方法。
【請求項124】
抗NCAM抗体が標識される、請求項122に記載の方法。
【請求項125】
抗NCAM抗体が蛍光標識される、請求項124に記載の方法。
【請求項126】
前記試薬と結合する二次試薬を前記細胞集団及び該試薬に供給することをさらに含む、請求項117に記載の方法。
【請求項127】
前記試薬が抗NCAM抗体を含み、前記二次試薬が蛍光標識される、請求項126に記載の方法。
【請求項128】
前記分離する工程が、蛍光活性化細胞選別(FACS)を用いて、前記抗NCAM抗体と結合する前記内分泌前駆細胞を該抗NCAM抗体と結合しない該細胞から分離することを含む、請求項125又は127に記載の方法。
【請求項129】
NCAMと結合する前記試薬を前記細胞集団に供給する前に、ヒト内分泌前駆細胞を含
む該細胞集団において前記細胞を脱集塊化する工程をさらに含む、請求項117に記載の方法。
【請求項130】
腸管の前部から誘導される、細胞、組織又は器官に分化することができる多能性細胞である、ヒトPDX1陽性膵臓内胚葉細胞の集団を含む細胞集団を得る工程と、γ−セクレターゼ阻害剤をヒトPDX1陽性膵臓内胚葉細胞の該集団に供給し、それによりヒト内分泌前駆細胞の集団を産生する工程とをさらに含む、請求項117に記載の方法。
【請求項131】
γ−セクレターゼ阻害剤が、N−[N−(3,5,−ジフルオロフェナセチル)−L−アラニル]−S−フェニルグリシンt−ブチルエステル(DAPT)を含む、請求項130に記載の方法。
【請求項132】
DAPTが、約1μM〜約10μMの範囲の濃度でヒトPDX1陽性膵臓内胚葉細胞の前記集団に供給される、請求項131に記載の方法。
【請求項133】
DAPTが、約3μMの濃度でヒトPDX1陽性膵臓内胚葉細胞の前記集団に供給される、請求項131に記載の方法。
【請求項134】
エキセンジン4(Ex4)をヒトPDX1陽性膵臓内胚葉細胞の集団に供給することをさらに含む、請求項130に記載の方法。
【請求項135】
Ex4が、約10ng/ml〜約100ng/mlの範囲の濃度でヒトPDX1陽性膵臓内胚葉細胞の前記集団に供給される、請求項134に記載の方法。
【請求項136】
Ex4が、約40ng/mlの濃度でヒトPDX1陽性膵臓内胚葉細胞の集団に供給される、請求項134に記載の方法。
【請求項137】
ヒトPDX1陽性膵臓内胚葉細胞の集団を得る工程が、腸管の前部から誘導される、細胞、組織又は器官に分化することができるPDX1陰性多能性細胞である、ヒト前腸内胚葉細胞の集団を得る工程と、レチノイドをヒト前腸内胚葉細胞の該集団に供給し、それによりヒトPDX1陽性膵臓内胚葉細胞の集団を産生する工程とを含む、請求項130に記載の方法。
【請求項138】
前記レチノイドがレチノイン酸(RA)である、請求項137に記載の方法。
【請求項139】
RAが、約1nM〜約10μMの範囲の濃度でヒト前腸内胚葉細胞の前記集団に供給される、請求項138に記載の方法。
【請求項140】
ヒト前腸内胚葉細胞の集団を得る工程が、腸管の細胞又はそれから誘導される器官に分化することができる多能性細胞であるヒト胚体内胚葉細胞の集団を得る工程、線維芽細胞増殖因子10(FGF−10)及びヘッジホッグ経路阻害剤をヒト胚体内胚葉細胞の該集団に供給し、それによりヒト前腸内胚葉細胞の集団を産生する工程を含む、請求項137に記載の方法。
【請求項141】
胚体内胚葉細胞の前記集団に存在し得る前記TGF−βスーパーファミリーの外から加えられた因子を回収することをさらに含む、請求項140に記載の方法。
【請求項142】
TGF−βスーパーファミリーの前記増殖因子が、ノーダル(Nodal)、アクチビンA、アクチビンB及びそれらの組合せから成る群から選択される、請求項141に記載の方法。
【請求項143】
TGF−βスーパーファミリーの前記増殖因子がアクチビンAである、請求項142に記載の方法。
【請求項144】
ヘッジホッグ阻害剤がKAAD−シクロパミンを含む、請求項140に記載の方法。
【請求項145】
KAAD−シクロパミンが、約0.01μM〜約1μMの範囲の濃度でヒト胚体内胚葉細胞の前記集団に供給される、請求項144に記載の方法。
【請求項146】
KAAD−シクロパミンが、約0.2μMの濃度でヒト胚体内胚葉細胞の前記集団に供給される、請求項145に記載の方法。
【請求項147】
FGF−10が、約1ng/ml〜約1000ng/mlの範囲の濃度でヒト胚体内胚葉細胞の前記集団に供給される、請求項140に記載の方法。
【請求項148】
FGF−10が、約10ng/ml〜約100ng/mlの範囲の濃度でヒト胚体内胚葉細胞の前記集団に供給される、請求項140に記載の方法。
【請求項149】
FGF−10が、約50ng/mlの濃度でヒト胚体内胚葉細胞の前記集団に供給される、請求項140に記載の方法。
【請求項150】
ヒト胚体内胚葉細胞の集団を得る工程が、ヒト多能性細胞の集団を得る工程と、前記TGF−βスーパーファミリーの少なくとも1つの増殖因子をヒト多能性細胞の該集団に供給する工程とを含む、請求項140に記載の方法。
【請求項151】
少なくとも1つの増殖因子がノーダルである、請求項150に記載の方法。
【請求項152】
少なくとも1つの増殖因子がアクチビンAである、請求項150に記載の方法。
【請求項153】
少なくとも1つの増殖因子がアクチビンBである、請求項150に記載の方法。
【請求項154】
ウィングレス型MMTV組込部位ファミリー成員3A(Wnt3A)をヒト多能性細胞の集団に供給することをさらに含む、請求項150に記載の方法。
【請求項155】
TGFβスーパーファミリーの複数の増殖因子が供給される、請求項150に記載の方法。
【請求項156】
Wnt3Aも供給される、請求項155に記載の方法。
【請求項157】
少なくとも1つの増殖因子が、少なくとも約10ng/mlの濃度で供給される、請求項150に記載の方法。
【請求項158】
少なくとも1つの増殖因子が、少なくとも約100ng/mlの濃度で供給される、請求項150に記載の方法。
【請求項159】
少なくとも1つの増殖因子が、少なくとも約500ng/mlの濃度で供給される、請求項150に記載の方法。
【請求項160】
少なくとも1つの増殖因子が、少なくとも約1000ng/mlの濃度で供給される、請求項150に記載の方法。
【請求項161】
少なくとも1つの増殖因子が、少なくとも約5000ng/mlの濃度で供給される、請求項150に記載の方法。
【請求項162】
ヒト多能性細胞が、約2%未満の血清を含む培地でヒト胚体内胚葉細胞に分化する、請求項150に記載の方法。
【請求項163】
ヒト多能性細胞が、桑実胚、胚のICM及び胚の生殖隆起から成る群から選択される組織から誘導されるヒト胚性幹細胞である、請求項150に記載の方法。
【請求項164】
濃縮されたin vitroヒト内分泌前駆細胞集団であって、該ヒト内分泌前駆細胞がNGN3を発現し、AFP、SOX7、SOX1、ZIC1、NFM、INS、GCG、SST及びGHRLから成る群から選択される少なくとも1つのマーカーを実質的に発現しない、濃縮されたin vitroヒト内分泌前駆細胞集団。
【請求項165】
in vitroでヒト多能性細胞から誘導される、請求項164に記載の濃縮されたin vitroヒト内分泌前駆細胞集団。
【請求項166】
請求項117に記載の方法によって産生される、請求項164に記載の濃縮されたin
vitroヒト内分泌前駆細胞集団。
【請求項167】
請求項150に記載の方法によって産生される、請求項164に記載の濃縮されたin
vitroヒト内分泌前駆細胞集団。
【請求項168】
少なくとも約5%が、ニューロゲニン3(NGN3)を発現し、AFP、SOX7、SOX1、ZIC1、NFM、INS、GCG、SST及びGHRLから成る群から選択される少なくとも1つのマーカーを実質的に発現しないヒト内分泌前駆細胞を含む、請求項164に記載の濃縮されたin vitroヒト内分泌前駆細胞集団。
【請求項169】
PAX4を発現する、請求項168に記載の濃縮されたin vitroヒト内分泌前駆細胞集団。
【請求項170】
in vitroでヒトPDX1陽性膵臓内胚葉から誘導される、請求項164に記載の濃縮されたin vitroヒト内分泌前駆細胞集団。
【請求項171】
in vitroでヒト前腸内胚葉細胞から誘導される、請求項170に記載の濃縮されたin vitroヒト内分泌前駆細胞集団。
【請求項172】
ヒト前腸内胚葉細胞がin vitroで胚体内胚葉細胞から誘導される、請求項171に記載の濃縮されたin vitroヒト内分泌前駆細胞集団。
【請求項173】
胚体内胚葉細胞がin vitroでヒト胚性幹細胞(hESC)から誘導される、請求項172に記載の濃縮されたin vitroヒト内分泌前駆細胞集団。
【請求項174】
ヒト未熟膵島ホルモン発現細胞が濃縮された細胞集団を製造する方法であって、神経細胞接着分子(NCAM)と結合する試薬を、ヒト未熟膵島ホルモン発現細胞を含む細胞集団に供給する工程と、該試薬と結合するヒト未熟膵島ホルモン発現細胞を該試薬と結合しない細胞から分離し、それによりヒト未熟膵島ホルモン発現細胞が濃縮された細胞集団を産生する工程とを含む、ヒト未熟膵島ホルモン発現細胞が濃縮された細胞集団を製造する方法。
【請求項175】
ヒト未熟膵島ホルモン発現細胞がin vitroでヒト多能性細胞から誘導される、請求項174に記載の方法。
【請求項176】
ヒト未熟膵島ホルモン発現細胞がMAFBを発現し、NGN3及びMAFAから成る群から選択されるマーカーを実質的に発現しない、請求項174に記載の方法。
【請求項177】
ヒト未熟膵島ホルモン発現細胞が、MOX1、CER、POU5F1、AFP、SOX7、SOX1、ZIC1及びNFMから成る群から選択される少なくとも1つのマーカーを実質的に発現しない、請求項176に記載の方法。
【請求項178】
ヒト未熟膵島ホルモン発現細胞が、シナプトフィジン(SYP)、クロモグラニンA(CHGA)、NKX2.2、Islet1(ISL1)、ペアードボックス遺伝子6(PAX6)、及び神経発生分化1(NEUROD)、PDX1及びHB9から成る群から選択される少なくとも1つのマーカーを発現する、請求項176に記載の方法。
【請求項179】
ヒト未熟膵島ホルモン発現細胞が、前記未熟膵島ホルモン発現細胞によって産生されたインスリンの約98%未満をプロセシングする、請求項174に記載の方法。
【請求項180】
ヒト未熟膵島ホルモン発現細胞が、前記未熟膵島ホルモン発現細胞によって産生されたインスリンの約70%未満をプロセシングする、請求項174に記載の方法。
【請求項181】
インスリンのプロセシングが、C−ペプチド放出によって測定される、請求項179又は180に記載の方法。
【請求項182】
前記試薬が、抗NCAM抗体、抗NCAM抗体断片及びNCAMリガンドから成る群から選択される分子を含む、請求項174に記載の方法。
【請求項183】
NCAMリガンドがNCAM結合タンパク質10(NBP10)である、請求項182に記載の方法。
【請求項184】
抗NCAM抗体が標識される、請求項182に記載の方法。
【請求項185】
抗NCAM抗体が蛍光標識される、請求項184に記載の方法。
【請求項186】
前記試薬と結合する二次試薬を細胞集団に供給することをさらに含む、請求項174に記載の方法。
【請求項187】
前記試薬が抗NCAM抗体を含み、該抗NCAM抗体と結合する前記二次試薬が蛍光標識される、請求項186に記載の方法。
【請求項188】
分離する工程が、蛍光活性化細胞選別(FACS)を用いて、抗NCAM抗体と結合するヒト未熟膵島ホルモン発現細胞を該抗NCAM抗体と結合しない該細胞から分離することを含む、請求項185又は187に記載の方法。
【請求項189】
CD133と結合する第2の試薬をヒト未熟膵島ホルモン発現細胞に供給する工程と、ヒト未熟膵島ホルモン発現細胞を該第2の試薬と結合する細胞から分離する工程とをさらに含む、請求項174に記載の方法。
【請求項190】
NCAMと結合する前記試薬を前記細胞集団に供給する前に該細胞集団を解離する工程
をさらに含む、請求項174に記載の方法。
【請求項191】
ヒト未熟膵島ホルモン発現細胞に分化することができる多能性細胞であるヒト内分泌前駆細胞を含む細胞集団を得ること、及びヒト未熟膵島ホルモン発現細胞が形成されるのに十分な時間、培養培地で該ヒト内分泌前駆細胞をインキュベートすることをさらに含む、請求項174に記載の方法。
【請求項192】
ヒト内分泌前駆細胞のヒト未熟膵島ホルモン発現細胞への分化をさらに促進するのに十分な量で、ニコチンアミド(NIC)、エキセンジン4(Ex4)、肝細胞増殖因子(HGF)、インスリン様増殖因子−1(IGF1)、グルコース依存性インスリン分泌促進ポリペプチド(GIP)、神経増殖因子(NGF)、血管内皮増殖因子(VEGF)及びそれらの組合せから成る群から選択される因子を前記ヒト内分泌前駆細胞に供給することをさらに含む、請求項191に記載の方法。
【請求項193】
前記因子がEx4、HGF及びIGF1から成る群から選択される、請求項192に記載の方法。
【請求項194】
前記因子がEx4である、請求項193に記載の方法。
【請求項195】
Ex4が、約10ng/ml〜約100ng/mlの範囲の濃度で内分泌前駆細胞の前記細胞集団に供給される、請求項194に記載の方法。
【請求項196】
Ex4が、約40ng/mlの濃度で内分泌前駆細胞の前記細胞集団に供給される、請求項194に記載の方法。
【請求項197】
前記因子がIGF1である、請求項193に記載の方法。
【請求項198】
IGF1が、約10ng/ml〜約1000ng/mlの範囲の濃度で内分泌前駆細胞の細胞集団に供給される、請求項197に記載の方法。
【請求項199】
IGF1が、約10ng/ml〜約100ng/mlの範囲の濃度で内分泌前駆細胞の細胞集団に供給される、請求項197に記載の方法。
【請求項200】
IGF1が、約25ng/ml〜約75ng/mlの範囲の濃度で内分泌前駆細胞の細胞集団に供給される、請求項197に記載の方法。
【請求項201】
IGF1が、約50ng/mlの濃度で内分泌前駆細胞の細胞集団に供給される、請求項197に記載の方法。
【請求項202】
腸管の前部から誘導される、細胞、組織又は器官に分化することができる多能性細胞である、ヒトPDX1陽性膵臓内胚葉細胞の集団を含む細胞集団を得る工程と、γ−セクレターゼ阻害剤をヒトPDX1陽性膵臓内胚葉細胞の該集団に供給し、それによりヒト内分泌前駆細胞の集団を産生する工程をさらに含む、請求項191に記載の方法。
【請求項203】
γ−セクレターゼ阻害剤が、N−[N−(3,5,−ジフルオロフェナセチル)−L−アラニル]−S−フェニルグリシンt−ブチルエステル(DAPT)を含む、請求項202に記載の方法。
【請求項204】
DAPTが、約1μM〜約10μMの範囲の濃度でヒトPDX1陽性膵臓内胚葉細胞の集団に供給される、請求項203に記載の方法。
【請求項205】
DAPTが、約3μMの濃度でヒトPDX1陽性膵臓内胚葉細胞の集団に供給される、請求項203に記載の方法。
【請求項206】
エキセンジン4(Ex4)をヒトPDX1陽性膵臓内胚葉細胞の集団に供給することをさらに含む、請求項202に記載の方法。
【請求項207】
Ex4が、約10ng/ml〜約100ng/mlの範囲の濃度でヒトPDX1陽性膵臓内胚葉細胞の集団に供給される、請求項206に記載の方法。
【請求項208】
Ex4が、約40ng/mlの濃度でヒトPDX1陽性膵臓内胚葉細胞の集団に供給される、請求項206に記載の方法。
【請求項209】
ヒトPDX1陽性膵臓内胚葉細胞の集団を得る工程が、腸管の前部から誘導される、細胞、組織又は器官に分化することができるPDX1陰性多能性細胞であるヒト前腸内胚葉細胞の集団を得る工程と、レチノイドをヒト前腸内胚葉細胞の該集団に供給し、それによりヒトPDX1陽性膵臓内胚葉細胞の集団を産生する工程とを含む、請求項202に記載の方法。
【請求項210】
レチノイドがレチノイン酸(RA)である、請求項209に記載の方法。
【請求項211】
RAが、約1nM〜約10μMの範囲の濃度でヒト前腸内胚葉細胞の集団に供給される、請求項210に記載の方法。
【請求項212】
ヒト前腸内胚葉細胞の集団を得る工程が、腸管の細胞又はそれから誘導される器官に分化することができる多能性細胞であるヒト胚体内胚葉細胞の集団を得る工程と、線維芽細胞増殖因子10(FGF−10)及びヘッジホッグ経路阻害剤をヒト胚体内胚葉細胞の該集団に供給し、それによりヒト前腸内胚葉細胞の集団を産生する工程とを含む、請求項209に記載の方法。
【請求項213】
胚体内胚葉細胞の集団に存在し得る前記TGF−βスーパーファミリーの外から加えられた因子を回収することをさらに含む、請求項212に記載の方法。
【請求項214】
TGF−βスーパーファミリーの増殖因子が、ノーダル、アクチビンA、アクチビンB及びそれらの組合せから成る群から選択される、請求項213に記載の方法。
【請求項215】
TGF−βスーパーファミリーの増殖因子がアクチビンAである、請求項214に記載の方法。
【請求項216】
ヘッジホッグ阻害剤がKAAD−シクロパミンを含む、請求項212に記載の方法。
【請求項217】
KAAD−シクロパミンが、約0.01μM〜約1μMの範囲の濃度でヒト胚体内胚葉細胞の集団に供給される、請求項216に記載の方法。
【請求項218】
KAAD−シクロパミンが、約0.2μMの濃度でヒト胚体内胚葉細胞の集団に供給される、請求項216に記載の方法。
【請求項219】
FGF−10が、約1ng/ml〜約1000ng/mlの範囲の濃度でヒト胚体内胚葉細胞の前記集団に供給される、請求項212に記載の方法。
【請求項220】
FGF−10が、約10ng/ml〜約100ng/mlの範囲の濃度でヒト胚体内胚葉細胞の前記集団に供給される、請求項212に記載の方法。
【請求項221】
FGF−10が、約50ng/mlの濃度でヒト胚体内胚葉細胞の前記集団に供給される、請求項212に記載の方法。
【請求項222】
ヒト胚体内胚葉細胞の集団を得る工程が、ヒト多能性細胞の集団を得る工程と、前記TGF−βスーパーファミリーの少なくとも1つの増殖因子をヒト多能性細胞の該集団に供給する工程とを含む、請求項212に記載の方法。
【請求項223】
少なくとも1つの増殖因子がノーダルである、請求項222に記載の方法。
【請求項224】
少なくとも1つの増殖因子がアクチビンAである、請求項222に記載の方法。
【請求項225】
少なくとも1つの増殖因子がアクチビンBである、請求項222に記載の方法。
【請求項226】
ウィングレス型MMTV組込部位ファミリー成員3A(Wnt3A)をヒト多能性細胞の前記集団に供給することをさらに含む、請求項222に記載の方法。
【請求項227】
前記TGFβスーパーファミリーの複数の増殖因子が供給される、請求項222に記載の方法。
【請求項228】
Wnt3Aも供給される、請求項227に記載の方法。
【請求項229】
少なくとも1つの増殖因子が、少なくとも約10ng/mlの濃度で供給される、請求項222に記載の方法。
【請求項230】
少なくとも1つの増殖因子が、少なくとも約100ng/mlの濃度で供給される、請求項222に記載の方法。
【請求項231】
少なくとも1つの増殖因子が、少なくとも約500ng/mlの濃度で供給される、請求項222に記載の方法。
【請求項232】
少なくとも1つの増殖因子が、少なくとも約1000ng/mlの濃度で供給される、請求項222に記載の方法。
【請求項233】
少なくとも1つの増殖因子が、少なくとも約5000ng/mlの濃度で供給される、請求項222に記載の方法。
【請求項234】
前記ヒト多能性細胞が、約2%未満の血清を含む培地でヒト胚体内胚葉細胞に分化する、請求項222に記載の方法。
【請求項235】
前記ヒト多能性細胞が、桑実胚、胚のICM及び胚の生殖隆起から成る群から選択される組織から誘導されるヒト胚性幹細胞である、請求項222に記載の方法。
【請求項236】
濃縮されたin vitroヒト未熟膵島ホルモン発現細胞集団であって、該ヒト未熟膵島ホルモン発現細胞がMAFBを発現し、NGN3及びMAFAを実質的に発現しない、濃縮されたin vitroヒト未熟膵島ホルモン発現細胞集団。
【請求項237】
in vitroでヒト多能性細胞から誘導される、請求項236に記載の濃縮された
in vitroヒト未熟膵島ホルモン発現細胞集団。
【請求項238】
請求項174に記載の方法によって産生される、請求項236に記載の濃縮されたin
vitroヒト未熟膵島ホルモン発現細胞集団。
【請求項239】
請求項222に記載の方法によって産生される、請求項236に記載の濃縮されたin
vitroヒト未熟膵島ホルモン発現細胞集団。
【請求項240】
前記濃縮されたヒト細胞集団の少なくとも約25%が、MAFBを発現し、NGN3及びMAFAを実質的に発現しないヒト未熟膵島ホルモン発現細胞を含む、請求項238又は239に記載の濃縮されたin vitroヒト未熟膵島ホルモン発現細胞集団。
【請求項241】
前記濃縮されたヒト細胞集団の少なくとも約50%が、MAFBを発現し、NGN3及びMAFAを実質的に発現しないヒト未熟膵島ホルモン発現細胞を含む、請求項238又は239に記載の濃縮されたin vitroヒト未熟膵島ホルモン発現細胞集団。
【請求項242】
前記濃縮されたヒト細胞集団の少なくとも約70%が、MAFBを発現し、NGN3及びMAFAを実質的に発現しないヒト未熟膵島ホルモン発現細胞を含む、請求項238又は239に記載の濃縮されたin vitroヒト未熟膵島ホルモン発現細胞集団。
【請求項243】
前記濃縮されたヒト細胞集団の少なくとも約90%が、MAFBを発現し、NGN3及びMAFAを実質的に発現しないヒト未熟膵島ホルモン発現細胞を含む、請求項238又は239に記載の濃縮されたin vitroヒト未熟膵島ホルモン発現細胞集団。
【請求項244】
前記濃縮されたヒト細胞集団の少なくとも約25%が、MAFBを発現し、NGN3及びMAFAを実質的に発現しないヒト未熟膵島ホルモン発現細胞を含む、請求項236に記載の濃縮されたin vitroヒト未熟膵島ホルモン発現細胞集団。
【請求項245】
前記濃縮されたヒト細胞集団の少なくとも約50%が、MAFBを発現し、NGN3及びMAFAを実質的に発現しないヒト未熟膵島ホルモン発現細胞を含む、請求項236に記載の濃縮されたin vitroヒト未熟膵島ホルモン発現細胞集団。
【請求項246】
前記濃縮されたヒト細胞集団の少なくとも約70%が、MAFBを発現し、NGN3及びMAFAを実質的に発現しないヒト未熟膵島ホルモン発現細胞を含む、請求項236に記載の濃縮されたin vitroヒト未熟膵島ホルモン発現細胞集団。
【請求項247】
前記濃縮されたヒト細胞集団の少なくとも約90%が、MAFBを発現し、NGN3及びMAFAを実質的に発現しないヒト未熟膵島ホルモン発現細胞を含む、請求項236に記載の濃縮されたin vitroヒト未熟膵島ホルモン発現細胞集団。
【請求項248】
前記ヒト未熟膵島ホルモン発現細胞が、MOX1、CER、POU5F1、AFP、SOX7、SOX1、ZIC1及びNFMから成る群から選択される少なくとも1つのマーカーを実質的に発現しない、請求項236に記載の濃縮されたin vitroヒト未熟膵島ホルモン発現細胞集団。
【請求項249】
前記ヒト未熟膵島ホルモン発現細胞が、シナプトフィジン(SYP)、クロモグラニンA(CHGA)、NKX2.2、Islet1(ISL1)、ペアードボックス遺伝子6(PAX6)、及び神経発生分化1(NEUROD)、PDX1及びHB9から成る群から選択される少なくとも1つのマーカーを発現する、請求項236に記載の濃縮されたin vitroヒト未熟膵島ホルモン発現細胞集団。
【請求項250】
前記ヒト未熟膵島ホルモン発現細胞が、前記未熟膵島ホルモン発現細胞によって産生されたインスリンの約98%未満をプロセシングする、請求項236に記載の濃縮されたin vitroヒト未熟膵島ホルモン発現細胞集団。
【請求項251】
前記ヒト未熟膵島ホルモン発現細胞が、前記未熟膵島ホルモン発現細胞によって産生されたインスリンの約70%未満をプロセシングする、請求項236に記載の濃縮されたin vitroヒト未熟膵島ホルモン発現細胞集団。
【請求項252】
前記インスリンのプロセシングが、C−ペプチド放出によって測定される、請求項250又は251に記載の濃縮されたin vitroヒト未熟膵島ホルモン発現細胞集団。
【請求項253】
ヒト膵島ホルモン発現細胞が濃縮された細胞集団を製造する方法であって、該ヒト膵島ホルモン発現細胞がin vitroでヒト多能性細胞から誘導され、該方法が神経細胞接着分子(NCAM)と結合する試薬を、ヒト膵島ホルモン発現細胞を含む細胞集団に供給する工程と、該試薬と結合するヒト内分泌前駆細胞を該試薬と結合しない細胞から分離し、それによりヒト膵島ホルモン発現細胞が濃縮された細胞集団を得る工程とを含む、ヒト膵島ホルモン発現細胞が濃縮された細胞集団を製造する方法。
【請求項254】
前記試薬が、抗NCAM抗体、抗NCAM抗体断片及びNCAMリガンドから成る群から選択される分子を含む、請求項253に記載の方法。
【請求項255】
前記NCAMリガンドがNCAM結合タンパク質10(NBP10)である、請求項254に記載の方法。
【請求項256】
前記抗NCAM抗体が標識される、請求項254に記載の方法。
【請求項257】
前記抗NCAM抗体が蛍光標識される、請求項256に記載の方法。
【請求項258】
前記試薬と結合する二次試薬を前記細胞集団に供給することをさらに含む、請求項254に記載の方法。
【請求項259】
前記試薬が抗NCAM抗体を含み、該抗NCAM抗体と結合する前記二次試薬が蛍光標識される、請求項258に記載の方法。
【請求項260】
前記分離する工程が、蛍光活性化細胞選別(FACS)を用いて、前記抗NCAM抗体と結合する前記膵島ホルモン発現細胞を該抗NCAM抗体と結合しない該細胞から分離することを含む、請求項257又は259に記載の方法。
【請求項261】
CD133と結合する第2の試薬を前記ヒト未熟膵島ホルモン発現細胞に供給する工程と、該ヒト未熟膵島ホルモン発現細胞を該第2の試薬と結合する細胞から分離する工程とをさらに含む、請求項253に記載の方法。
【請求項262】
NCAMと結合する前記試薬を前記細胞集団に供給する前に該細胞集団を解離する工程をさらに含む、請求項253に記載の方法。
【請求項263】
ヒト膵島ホルモン発現細胞に分化することができる多能性細胞であるヒト内分泌前駆細胞を含む細胞集団を得ること、及びヒト膵島ホルモン発現細胞が形成されるのに十分な時間、培養培地で該ヒト内分泌前駆細胞をインキュベートすることをさらに含む、請求項253に記載の方法。
【請求項264】
前記ヒト内分泌前駆細胞のヒト膵島ホルモン発現細胞への分化をさらに促進するのに十分な量で、ニコチンアミド(NIC)、エキセンジン4(Ex4)、肝細胞増殖因子(HGF)、インスリン様増殖因子−1(IGF1)、グルコース依存性インスリン分泌促進ポリペプチド(GIP)、神経増殖因子(NGF)、血管内皮増殖因子(VEGF)及びそれらの組合せから成る群から選択される因子を前記ヒト内分泌前駆細胞に供給することをさらに含み、該ヒト膵島ホルモン発現細胞がインスリン、ソマトスタチン及びグルカゴンから成る群から選択される少なくとも1つの膵臓ホルモンを発現する、請求項263に記載の方法。
【請求項265】
前記因子がEx4、HGF及びIGF1から成る群から選択される、請求項264に記載の方法。
【請求項266】
前記因子がEx4である、請求項265に記載の方法。
【請求項267】
Ex4が、約10ng/ml〜約100ng/mlの範囲の濃度で内分泌前駆細胞の前記細胞集団に供給される、請求項266に記載の方法。
【請求項268】
Ex4が、約40ng/mlの濃度で内分泌前駆細胞の前記細胞集団に供給される、請求項266に記載の方法。
【請求項269】
前記因子がIGF1である、請求項265に記載の方法。
【請求項270】
IGF1が、約10ng/ml〜約1000ng/mlの範囲の濃度で内分泌前駆細胞の前記細胞集団に供給される、請求項269に記載の方法。
【請求項271】
IGF1が、約10ng/ml〜約100ng/mlの範囲の濃度で内分泌前駆細胞の前記細胞集団に供給される、請求項269に記載の方法。
【請求項272】
IGF1が、約25ng/ml〜約75ng/mlの範囲の濃度で内分泌前駆細胞の前記細胞集団に供給される、請求項269に記載の方法。
【請求項273】
IGF1が、約50ng/mlの濃度で内分泌前駆細胞の前記細胞集団に供給される、請求項269に記載の方法。
【請求項274】
腸管の前部から誘導される、細胞、組織又は器官に分化することができる多能性細胞である、ヒトPDX1陽性膵臓内胚葉細胞の集団を含む細胞集団を得る工程と、γ−セクレターゼ阻害剤をヒトPDX1陽性膵臓内胚葉細胞の該集団に供給し、それによりヒト内分泌前駆細胞の集団を産生する工程とをさらに含む、請求項263に記載の方法。
【請求項275】
前記γ−セクレターゼ阻害剤が、N−[N−(3,5−ジフルオロフェナセチル)−L−アラニル]−S−フェニルグリシンt−ブチルエステル(DAPT)を含む、請求項274に記載の方法。
【請求項276】
前記DAPTが、約1μM〜約10μMの範囲の濃度でヒトPDX1陽性膵臓内胚葉細胞の前記集団に供給される、請求項275に記載の方法。
【請求項277】
前記DAPTが、約3μMの濃度でヒトPDX1陽性膵臓内胚葉細胞の前記集団に供給される、請求項275に記載の方法。
【請求項278】
エキセンジン4(Ex4)をヒトPDX1陽性膵臓内胚葉細胞の前記集団に供給することをさらに含む、請求項274に記載の方法。
【請求項279】
前記Ex4が、約10ng/ml〜約100ng/mlの範囲の濃度でヒトPDX1陽性膵臓内胚葉細胞の前記集団に供給される、請求項278に記載の方法。
【請求項280】
前記Ex4が、約40ng/mlの濃度でヒトPDX1陽性膵臓内胚葉細胞の前記集団に供給される、請求項278に記載の方法。
【請求項281】
ヒトPDX1陽性膵臓内胚葉細胞の集団を得る工程が、腸管の前部から誘導される、細胞、組織又は器官に分化することができるPDX1陰性多能性細胞であるヒト前腸内胚葉細胞の集団を得る工程と、レチノイドをヒト前腸内胚葉細胞の該集団に供給し、それによりヒトPDX1陽性膵臓内胚葉細胞の集団を産生する工程とを含む、請求項274に記載の方法。
【請求項282】
前記レチノイドがレチノイン酸(RA)である、請求項281に記載の方法。
【請求項283】
RAが、約1nM〜約10μMの範囲の濃度でヒト前腸内胚葉細胞の前記集団に供給される、請求項282に記載の方法。
【請求項284】
ヒト前腸内胚葉細胞の集団を得る工程が、腸管の細胞又はそれから誘導される器官に分化することができる、多能性細胞であるヒト胚体内胚葉細胞の集団を得る工程と、線維芽細胞増殖因子10(FGF−10)及びヘッジホッグ経路阻害剤をヒト胚体内胚葉細胞の該集団に供給し、それによりヒト前腸内胚葉細胞の集団を産生する工程を含む、請求項281に記載の方法。
【請求項285】
胚体内胚葉細胞の前記集団に存在し得る前記TGF−βスーパーファミリーの外から加えられた因子を回収することをさらに含む、請求項284に記載の方法。
【請求項286】
前記TGF−βスーパーファミリーの前記増殖因子が、ノーダル、アクチビンA、アクチビンB及びそれらの組合せから成る群から選択される、請求項285に記載の方法。
【請求項287】
前記TGF−βスーパーファミリーの前記増殖因子がアクチビンAである、請求項286に記載の方法。
【請求項288】
前記ヘッジホッグ阻害剤がKAAD−シクロパミンを含む、請求項284に記載の方法。
【請求項289】
KAAD−シクロパミンが、約0.01μM〜約1μMの範囲の濃度でヒト胚体内胚葉細胞の前記集団に供給される、請求項288に記載の方法。
【請求項290】
KAAD−シクロパミンが、約0.2μMの濃度でヒト胚体内胚葉細胞の前記集団に供給される、請求項288に記載の方法。
【請求項291】
FGF−10が、約1ng/ml〜約1000ng/mlの範囲の濃度でヒト胚体内胚葉細胞の前記集団に供給される、請求項284に記載の方法。
【請求項292】
FGF−10が、約10ng/ml〜約100ng/mlの範囲の濃度でヒト胚体内胚葉細胞の前記集団に供給される、請求項284に記載の方法。
【請求項293】
FGF−10が、約50ng/mlの濃度でヒト胚体内胚葉細胞の前記集団に供給される、請求項284に記載の方法。
【請求項294】
ヒト胚体内胚葉細胞の集団を得る工程が、ヒト多能性細胞の集団を得る工程と、前記TGF−βスーパーファミリーの少なくとも1つの増殖因子をヒト多能性細胞の該集団に供給する工程とを含む、請求項284に記載の方法。
【請求項295】
少なくとも1つの増殖因子がノーダルである、請求項294に記載の方法。
【請求項296】
少なくとも1つの増殖因子がアクチビンAである、請求項294に記載の方法。
【請求項297】
少なくとも1つの増殖因子がアクチビンBである、請求項294に記載の方法。
【請求項298】
ウィングレス型MMTV組込部位ファミリー成員3A(Wnt3A)をヒト多能性細胞の前記集団に供給することをさらに含む、請求項294に記載の方法。
【請求項299】
前記TGFβスーパーファミリーの複数の増殖因子が供給される、請求項294に記載の方法。
【請求項300】
Wnt3Aも供給される、請求項299に記載の方法。
【請求項301】
少なくとも1つの増殖因子が、少なくとも約10ng/mlの濃度で供給される、請求項294に記載の方法。
【請求項302】
少なくとも1つの増殖因子が、少なくとも約100ng/mlの濃度で供給される、請求項294に記載の方法。
【請求項303】
少なくとも1つの増殖因子が、少なくとも約500ng/mlの濃度で供給される、請求項294に記載の方法。
【請求項304】
少なくとも1つの増殖因子が、少なくとも約1000ng/mlの濃度で供給される、請求項294に記載の方法。
【請求項305】
少なくとも1つの増殖因子が、少なくとも約5000ng/mlの濃度で供給される、請求項294に記載の方法。
【請求項306】
前記ヒト多能性細胞が、約2%未満の血清を含む培地でヒト胚体内胚葉細胞に分化する、請求項294に記載の方法。
【請求項307】
前記ヒト多能性細胞が、桑実胚、胚のICM及び胚の生殖隆起から成る群から選択される組織から誘導されるヒト胚性幹細胞である、請求項294に記載の方法。
【請求項308】
in vitroでヒト多能性細胞から誘導される濃縮されたin vitroヒト膵島ホルモン発現細胞集団。
【請求項309】
請求項253に記載の方法によって産生される、請求項308に記載の濃縮されたin
vitroヒト膵島ホルモン発現細胞集団。
【請求項310】
請求項294に記載の方法によって産生される、請求項308に記載の濃縮されたin
vitroヒト膵島ホルモン発現細胞集団。
【請求項311】
前記濃縮されたヒト細胞集団の少なくとも約25%が、グレリン、膵島アミロイドポリペプチド(IAPP)、インスリン(INS)、グルカゴン(GCG)、NKX6転写因子関連遺伝子座1(NKX6.1)、ソマトスタチン(SOM)、及び膵臓ポリペプチド(PP)から成る群から選択される少なくとも1つのマーカーを発現し、AFP、SOX7、SOX1、ZIC1及びNFMから成る群から選択される少なくとも1つのマーカーを実質的に発現しないヒト膵島ホルモン発現細胞を含む、請求項309又は310に記載の濃縮されたin vitroヒト膵島ホルモン発現細胞集団。
【請求項312】
前記濃縮されたヒト細胞集団の少なくとも約50%が、グレリン、膵島アミロイドポリペプチド(IAPP)、インスリン(INS)、グルカゴン(GCG)、NKX6転写因子関連遺伝子座1(NKX6.1)、ソマトスタチン(SOM)、及び膵臓ポリペプチド(PP)から成る群から選択される少なくとも1つのマーカーを発現し、AFP、SOX7、SOX1、ZIC1及びNFMから成る群から選択される少なくとも1つのマーカーを実質的に発現しないヒト膵島ホルモン発現細胞を含む、請求項311に記載の濃縮されたin vitroヒト膵島ホルモン発現細胞集団。
【請求項313】
前記濃縮されたヒト細胞集団の少なくとも約90%が、グレリン、膵島アミロイドポリペプチド(IAPP)、インスリン(INS)、グルカゴン(GCG)、NKX6転写因子関連遺伝子座1(NKX6.1)、ソマトスタチン(SOM)、及び膵臓ポリペプチド(PP)から成る群から選択される少なくとも1つのマーカーを発現し、AFP、SOX7、SOX1、ZIC1及びNFMから成る群から選択される少なくとも1つのマーカーを実質的に発現しないヒト膵島ホルモン発現細胞を含む、請求項311に記載の濃縮されたin vitroヒト膵島ホルモン発現細胞集団。
【請求項314】
NCAMを発現するヒト内分泌前駆細胞を含むex vivo試薬−細胞複合体であって、該内分泌前駆細胞が、ヒト膵島ホルモン発現細胞に分化することができる多能性細胞、及び該NCAMと結合する試薬である、NCAMを発現するヒト内分泌前駆細胞を含むex vivo試薬−細胞複合体。
【請求項315】
前記試薬が抗NCAM抗体、抗NCAM抗体断片及びNCAMリガンドから成る群から選択される分子を含む、請求項314に記載のex vivo試薬−細胞複合体。
【請求項316】
前記NCAMリガンドがNCAM結合タンパク質10(NBP10)である、請求項315に記載のex vivo試薬−細胞複合体。
【請求項317】
前記試薬が抗NCAM抗体である、請求項315に記載のex vivo試薬−細胞複合体。
【請求項318】
前記抗NCAM抗体が標識される、請求項317に記載のex vivo試薬−細胞複合体。
【請求項319】
前記抗NCAM抗体が蛍光標識される、請求項318に記載のex vivo試薬−細胞複合体。
【請求項320】
前記試薬と結合する二次試薬をさらに含む、請求項314に記載のex vivo試薬−細胞複合体。
【請求項321】
前記試薬が抗NCAM抗体を含み、該抗NCAM抗体と結合する前記二次試薬が蛍光標識される、請求項320に記載のex vivo試薬−細胞複合体。
【請求項322】
NCAMを発現するヒト未熟膵島ホルモン発現細胞及び該NCAMと結合する試薬を含むex vivo試薬−細胞複合体であって、該ヒト未熟膵島ホルモン発現細胞が、ヒト膵島ホルモン発現細胞に分化することができる多能性細胞である、ex vivo試薬−細胞複合体。
【請求項323】
前記試薬が抗NCAM抗体、抗NCAM抗体断片及びNCAMリガンドから成る群から選択される分子を含む、請求項322に記載のex vivo試薬−細胞複合体。
【請求項324】
前記NCAMリガンドがNCAM結合タンパク質10(NBP10)である、請求項323に記載のex vivo試薬−細胞複合体。
【請求項325】
前記試薬が抗NCAM抗体である、請求項323に記載のex vivo試薬−細胞複合体。
【請求項326】
前記抗NCAM抗体が標識される、請求項325に記載のex vivo試薬−細胞複合体。
【請求項327】
前記抗NCAM抗体が蛍光標識される、請求項326に記載のex vivo試薬−細胞複合体。
【請求項328】
前記試薬と結合する二次試薬をさらに含む、請求項322に記載のex vivo試薬−細胞複合体。
【請求項329】
前記試薬が抗NCAM抗体を含み、該抗NCAM抗体と結合する前記二次試薬が蛍光標識される、請求項328に記載のex vivo試薬−細胞複合体。
【請求項330】
前記ヒト多能性細胞が、着床前胚から誘導されるヒト胚性幹細胞である、請求項86、150、222又は294のいずれか1項に記載の方法。
【請求項331】
ヒト膵臓ホルモン発現細胞を製造する方法であって、
(a)前記TGF−βスーパーファミリーの少なくとも1つの増殖因子を多能性ヒト胚性幹細胞(hESC)の集団に供給し、それによりヒト胚体内胚葉細胞の集団を産生する工程と、
(b)少なくとも1つの線維芽細胞増殖因子をヒト胚体内胚葉細胞の前記集団に供給し、それによりヒト前腸内胚葉細胞の集団を産生する工程と、
(c)ノギンをヒト前腸内胚葉細胞の前記集団に供給し、それによりヒト内分泌前駆細胞を含む集団を産生する工程と、
(d)前記細胞集団におけるヒト膵臓ホルモン発現細胞の存在を検出することによって求められている、ヒト膵島ホルモン発現細胞が形成されるのに十分な時間、培養培地でヒト内分泌前駆細胞の前記集団をインキュベートする工程と、
を含む、ヒト膵臓ホルモン発現細胞を製造する方法。
【請求項332】
前記細胞集団において前記ヒト細胞の少なくとも約2%がヒト膵臓ホルモン発現細胞に分化する、請求項331に記載の方法。
【請求項333】
前記細胞集団において前記ヒト細胞の少なくとも約5%がヒト膵臓ホルモン発現細胞に分化する、請求項331に記載の方法。
【請求項334】
前記細胞集団において前記ヒト細胞の少なくとも約10%がヒト膵臓ホルモン発現細胞
に分化する、請求項331に記載の方法。
【請求項335】
前記細胞集団において前記ヒト細胞の少なくとも約20%がヒト膵臓ホルモン発現細胞に分化する、請求項331に記載の方法。
【請求項336】
前記細胞集団において前記ヒト細胞の少なくとも約40%がヒト膵臓ホルモン発現細胞に分化する、請求項331に記載の方法。
【請求項337】
前記細胞集団において前記ヒト細胞の少なくとも約50%がヒト膵臓ホルモン発現細胞に分化する、請求項331に記載の方法。
【請求項338】
前記細胞集団において前記ヒト細胞の少なくとも約70%がヒト膵臓ホルモン発現細胞に分化する、請求項331に記載の方法。
【請求項339】
前記細胞集団において前記ヒト細胞の少なくとも約90%がヒト膵臓ホルモン発現細胞に分化する、請求項331に記載の方法。
【請求項340】
前記細胞集団におけるヒト膵島ホルモン発現細胞の存在を検出することが、該細胞集団の細胞において膵臓十二指腸ホメオボックス1(PDX1)、グレリン(GHRL)、膵島アミロイドポリペプチド(IAPP)、膵臓ポリペプチド(PP)、ISL1転写因子(ISL1)、NKX6転写因子関連遺伝子座1(NKX6.1)及びペアードボックス6(PAX6)から成る群から選択される少なくとも1つのマーカーの発現を検出することを含む、請求項331に記載の方法。
【請求項341】
少なくとも1つの前記マーカーの発現がQ−PCRによって求められる、請求項340に記載の方法。
【請求項342】
少なくとも1つの前記マーカーの発現が免疫細胞化学法によって求められる、請求項340に記載の方法。
【請求項343】
γ−セクレターゼ阻害剤を前記細胞集団に供給することをさらに含む、請求項331に記載の方法。
【請求項344】
前記γ−セクレターゼ阻害剤が、N−[N−(3,5−ジフルオロフェナセチル)−L−アラニル]−S−フェニルグリシンt−ブチルエステル(DAPT)を含む、請求項343に記載の方法。
【請求項345】
前記γ−セクレターゼ阻害剤が、ノギンを添加するのとほぼ同時又はノギンを添加した後に、前記細胞集団に供給される、請求項343に記載の方法。
【請求項346】
前記γ−セクレターゼ阻害剤が、約0.1μM〜約10μMの範囲の濃度で前記細胞集団に供給される、請求項344に記載の方法。
【請求項347】
少なくとも1つの線維芽細胞増殖因子が線維芽細胞増殖因子7(FGF−7)である、請求項331に記載の方法。
【請求項348】
前記FGF−7が、約1ng/ml〜約1000ng/mlの範囲の濃度で前記細胞培養物に供給される、請求項347に記載の方法。
【請求項349】
少なくとも1つの線維芽細胞増殖因子を添加するのとほぼ同時に、ヘッジホッグ阻害剤
を前記細胞集団に供給することをさらに含む、請求項331に記載の方法。
【請求項350】
前記ヘッジホッグ阻害剤がKAAD−シクロパミンを含む、請求項349に記載の方法。
【請求項351】
前記KAAD−シクロパミンが、約0.01μM〜約10μMの範囲の濃度で前記細胞集団に供給される、請求項350に記載の方法。
【請求項352】
胚体内胚葉細胞の前記集団に存在し得る前記TGF−βスーパーファミリーの任意の増殖因子を回収することをさらに含む、請求項331に記載の方法。
【請求項353】
前記TGF−βスーパーファミリーの前記増殖因子が、ノーダル、アクチビンA、アクチビンB及びそれらの組合せから成る群から選択される、請求項331に記載の方法。
【請求項354】
前記TGF−βスーパーファミリーの前記増殖因子がアクチビンAを含む、請求項353に記載の方法。
【請求項355】
前記アクチビンAが、約10ng/ml〜約1000ng/mlの範囲の濃度で前記hESCに供給される、請求項354に記載の方法。
【請求項356】
ウィングレス型MMTV組込部位ファミリー成員3A(Wnt3A)を前記hESCに供給することをさらに含む、請求項331に記載の方法。
【請求項357】
前記Wnt3Aが、約1ng/ml〜約1000ng/mlの範囲の濃度で供給される、請求項356に記載の方法。
【請求項358】
前記hESCが、約2%未満の血清を含む培地においてヒト胚体内胚葉細胞に分化する、請求項331に記載の方法。
【請求項359】
前記hESCが、桑実胚、胚のICM及び胚の生殖隆起から成る群から選択される組織から誘導される、請求項331に記載の方法。
【請求項360】
ノギンを供給するのとほぼ同時に、レチノイドを前記細胞集団に供給することをさらに含む、請求項331に記載の方法。
【請求項361】
少なくとも1つの線維芽細胞増殖因子を添加するのとほぼ同時又は添加した後に、レチノイドを前記細胞集団に供給することをさらに含む、請求項331に記載の方法。
【請求項362】
前記レチノイドがレチノールである、請求項360又は361に記載の方法。
【請求項363】
前記レチノイドがレチノイン酸である、請求項360又は361に記載の方法。
【請求項364】
前記レチノイン酸が、約0.01μM〜約10μMの範囲の濃度で供給される、請求項363に記載の方法。
【請求項365】
少なくとも幾つかの前記細胞が非組み換え細胞である、請求項1〜49、164〜173、236〜252又は308〜313のいずれか1項に記載の細胞培養物又は細胞集団。
【請求項366】
前記細胞が非組み換え細胞である、請求項1〜49、164〜173、236〜252
又は308〜313のいずれか1項に記載の細胞培養物又は細胞集団。
【請求項367】
前記細胞がヒストンデアセチラーゼ阻害剤の存在下では培養されていない、請求項1〜49、164〜173、236〜252又は308〜313のいずれか1項に記載の細胞培養物又は細胞集団。
【請求項368】
前記ヒストンデアセチラーゼ阻害剤が酪酸ナトリウムを含む、請求項367に記載の細胞培養物又は細胞集団。
【請求項369】
少なくとも幾つかの前記細胞が非組み換え細胞である、請求項50〜163、174〜235、253〜307又は331〜364のいずれか1項に記載の方法。
【請求項370】
前記細胞が非組み換え細胞である、請求項50〜163、174〜235、253〜307又は331〜364のいずれか1項に記載の方法。
【請求項371】
前記細胞がヒストンデアセチラーゼ阻害剤の存在下では培養されていない、請求項50〜163、174〜235、253〜307又は331〜364のいずれか1項に記載の方法。
【請求項372】
前記ヒストンデアセチラーゼ阻害剤が酪酸ナトリウムを含む、請求項371に記載の方法。

【図1】
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【図2−1】
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【図2−2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【図20】
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【図21】
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【図22−1】
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【図22−2】
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【図23】
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【図24−1】
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【図24−2】
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【図25】
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【図26】
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【図27】
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【図28】
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【図29】
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【図30】
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【公表番号】特表2009−528066(P2009−528066A)
【公表日】平成21年8月6日(2009.8.6)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−557431(P2008−557431)
【出願日】平成19年3月2日(2007.3.2)
【国際出願番号】PCT/US2007/005541
【国際公開番号】WO2007/103282
【国際公開日】平成19年9月13日(2007.9.13)
【出願人】(503431792)サイセラ,インコーポレイテッド (9)
【Fターム(参考)】