説明

内張り材

【課題】 ガスレンジのグリル庫内で魚肉の加熱調理時に受皿に水を入れずに、肉汁等の油脂を吸収し、焦げ付きや燃え上がりを防止し生臭さ等の不快臭を吸着し、且つグリル庫の底板の加熱を防止しながら熱効率良く加熱調理する方法を提供することにある。
【解決手段】 石膏粉又は石膏粉と炭素質体粉の混合粉を水と混合しスラリーとし、これを受け皿に直接流し込み硬化する事で受皿に内張を形成(以下石膏硬化体内張と記す)したことを特徴とし、石膏硬化体の吸水、吸油性を利用して、水や油脂の吸収材とすることで、油脂の焦げ付きや発火を防止し、且つ石膏硬化体の断熱性を活かし、底板の過度の加熱を効果的に防止することを可能とするものである。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、グリルで魚肉類の加熱調理時に魚肉から飛散滴下する水分や油脂分の受皿に関するものである。さらに詳細には加熱調理時に飛散滴下した水や油脂を吸収し、加熱効率よく調理するための部材を提供する。
【背景技術】
【0002】
加熱調理用ガスレンジ等のグリル庫は被調理物の上方にバーナーノズルがあり被調理物を上方から加熱し適宜被調理物を裏返し加熱調理する上火焼きが行われる。
グリル庫内には着脱自在に焼き網と受皿が配置され、加熱調理時に滴下する被調理物の肉汁やカス受けとなるが、肉汁やカスの焦げつきや燃え上がりを防止する必要がある。
【0003】
また加熱調理時間が長時間におよぶ場合であってもグリル庫の底板が過度に加熱されることを防止する必要がある。
【0004】
そこで、従来は上記問題の対処として、一般家庭用ガスレンジのグリル庫ではグリル庫内の受皿に水を入れて使用することが推奨されている。
また水をいれて使用することでグリル庫の底板の過度な加熱も防止している。
受皿は調理の度に水を捨て、洗浄することで生臭さを解消している。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ガスレンジのグリル庫内で魚肉の加熱調理時に受皿に水を入れずに、肉汁等の油脂を吸収し、焦げ付きや燃え上がりを防止し生臭さ等の不快臭を吸着し、且つグリル庫の底板の加熱を防止しながら熱効率良く加熱調理する方法を提供することにある。
また調理の度に調理後にその油脂が混在浮遊した水の入った受皿を洗剤等で洗浄する手間を省くと共に、その油脂が混在浮遊した水の入った受皿を洗剤等で洗浄し、排水することによって生じる、台所下水配管内における油脂類の固着による配管の詰まりなどの問題を解決する。
【0006】
さらに、従来技術の受皿に水を入れる方法は、水の蒸発により、気化潜熱を奪い、被調理物(魚肉食品)全体の加熱を非効率にしていることになる。而して魚肉食品の加熱調理時に余分な熱エネルギーを消費し、さらにはこれら魚肉食品の調理にあたって、充分な調理加熱温度が得られないために、一般家庭用ガスレンジのグリルでは「炭焼き」のような美味しい調理が不可能であった。
【0007】
また、食品類の加熱調理時に生じる受皿の水の蒸発は、グリル庫内の状態が目で確認しにくい構造のために、注意を怠ると蒸発による水の減少に気づかず、滴下した油脂の焦げ付きや、燃え上がりによる調理器具の汚染が起こり、最悪の場合は調理器具等の破損、飛散滴下した油脂の発火燃焼による火災の危険すらある。
【0008】
然るに、従来のように水を受皿に張って対処する手段に代わるような油脂吸収剤が求められていた。
【0009】
水に代わる油脂吸収剤として、特許第3383775号や実会平7−36963等が提案されているが、油脂吸収効果も底板の加熱防止効果も充分とはいえなかった。
【課題を解決するための手段】
【00010】
本発明は上記事情を考察してなされたものであり、石膏粉又は石膏粉と炭素質体粉の混合粉を水と混合しスラリーとし、これを受け皿に直接流し込み硬化する事で受皿に内張を形成(以下石膏硬化体内張と記す)したことを特徴とし、石膏硬化体の吸水、吸油性を利用して、水や油脂の吸収材とすることで、油脂の焦げ付きや発火を防止し、且つ石膏硬化体の断熱性を活かし、底板の過度の加熱を効果的に防止することを可能とするものである。すなわち石膏硬化体内張は吸水、吸油性が良いため水や油脂が滴下すれば、瞬時にこれらを吸収するため燃え上がることや焦げ付くことはなく、また断熱性が良いため底板の過度の加熱も防止できる。
【0011】
さらに石膏硬化体内張は遠赤外線放射特性があり、被調理物がおいしく且つ効率的に焼き上がる。グリル庫の受皿に石膏硬化体内張を形成することにより、より効果的な加熱調理方法および加熱調理用部材を提供できるのである。
また水を用いないため、水の蒸発による気化潜熱の吸収もなく、バーナーの熱を効率良く調理に利用できる。
さらにグリル庫の受皿の石膏硬化体内張表面を黒色等に有色化することにより、遠赤外線放射をより効率よく行うことが可能となる。
受皿に、被調理物に対し少なくとも最表面を黒色化した石膏硬化体内張を形成することにより、従来技術より優れた加熱調理が可能となる。
【0012】
また、前記石膏硬化体内張に炭素質粉を含有させることで、黒色化ができ、且つ水や油脂の吸収能、及び臭いの吸着効率をより高めることができる。
【0013】
なお、石膏は無水石膏、半水石膏いずれでも工業的に用いられているものであればすべて使用可能であり、特に、多孔質であって脱臭性、水膨潤性を高くするため含水量を40%から70%とするのが好適であるが、この範囲に限定されるものではない。
【0014】
而して、上記石膏の特性に着目し、従来の水やベントナイト顆粒等に代えて上記石膏硬化体内張を油脂吸収保持剤として用いれば、魚肉食品の加熱調理時に飛散滴下する魚肉の油脂は石膏硬化体に吸収されて焦げ付きや発火を防止し、生臭さ等の不快臭の拡散をも、含有する炭素質粉の脱臭作用によって防止される。
また、石膏硬化体内張は容易に離脱でき、無害な物質のため廃棄処理も容易となり、受皿の洗浄の手間も省ける。
さらには、受皿に水を入れた場合に比べて加熱に必要な熱エネルギーを減少させ、ガス代が節約できることになる。
【0015】
このように、石膏硬化体内張により油脂の吸収を効率よく行う、油脂吸収部材と高効率加熱を可能にする加熱調理部材がグリル庫内に形成される。
【発明の効果】
【0016】
以上説明したように、本発明に係る魚肉類の加熱調理器における受皿の内張材は、脱臭性と油脂類の吸収性をもち、とり扱いが容易で充分な油脂吸収保持効果及び断熱効果が得られる。
【0017】
特に、石膏を使用するので、低コストで炭焼きのような高品位な加熱調理がグリルで可能となる。また汚れがひどくなり、脱臭効果が低減するまで、繰り返し使用が可能である。また本発明の石膏硬化体内張は受皿と密着しているものの、受皿の上面を下にむけ底面を軽く叩くだけで取り外しが可能なため、油脂が相当内部にしみ込むほど汚れがひどくなり、脱臭効果が低減したら、内張を取り外し、再度石膏スラリーを流し込み、新しく内張を形成すればよい。
取り外した石膏硬化体は一般ゴミとして捨てるか、生ゴミと一緒に堆肥化してもよい。
受皿の洗浄の手間は全くいらず、受皿洗浄による下水排水の環境に対する負荷が低減できる。
【0018】
また、魚肉食品の加熱調理にあたって、底板への放熱を低減すると同時に気化熱等余分なエネルギーの消費がないため、ガス代が節約できるうえ、被加熱物の充分な加熱温度が得られ、調理時間も短縮できる。
【0019】
さらには、一般家庭用ガスレンジのグリルにおいても専門店の「炭焼き」と同等の美味しい調理が可能となるという優れた効果がある。
【0020】
以上説明したように、本発明に係る魚肉類の加熱調理器における受皿の内張材は、脱臭性と油脂類の吸収性をもち、とり扱いが容易で充分な油脂吸収保持効果及び断熱効果が得られる。特に、石膏を使用するので、低コストで炭焼きのような高品位な加熱調理がグリルで可能となる。また汚れがひどくなり、脱臭効果が低減するまで、繰り返し使用が可能である。
また本発明の石膏硬化体内張は受皿と密着しているものの、受皿の上面を下にむけ底面を軽く叩くだけで取り外しが可能なため、油脂が相当内部にしみ込むほど汚れがひどくなり、脱臭効果が低減したら、内張を取り外し、再度石膏スラリーを流し込み、新しく内張を形成すればよい。
取り外した石膏硬化体は一般ゴミとして捨てるか、生ゴミと一緒に堆肥化してもよい。
受皿の洗浄の手間は全くいらず、受皿洗浄による下水排水の環境に対する負荷が低減できる。
【0021】
また、魚肉食品の加熱調理にあたって、底板への放熱を低減すると同時に気化熱等余分なエネルギーの消費がないため、ガス代が節約できるうえ、被加熱物の充分な加熱温度が得られ、調理時間も短縮できる。
【0022】
さらには、一般家庭用ガスレンジのグリルにおいても専門店の「炭焼き」と同等の美味しい調理が可能となるという優れた効果がある。
【0016】
【発明を実施するための最良の形態】
【0023】
本発明の実施の形態と使用例を図面に基づき説明する。図1は魚肉類の加熱調理に使用される一般家庭用ガスレンジのグリル部の受皿に、本発明の石膏硬化体内張を形成した状態を示す斜視図である(1部切欠いて内部を示す)。
グリル庫の受け皿を水平に置いておき、ポリ容器に水400CC入れ、そこに石膏粉と炭素質粉とパーライトの混合粉を400gいれ、よく攪拌しスラリーとし、30秒程静置した後、前記受け皿に前記スラリーをポリ容器から全部流し込み、1時間静置し凝結硬化することで、石膏硬化体内張を形成した。
本実施例では石膏粉対炭素質粉対パーライトは重量比で75:5:15とした。
図2にその断面図を示す。
加熱調理用グリル庫の焼き網下部に置かれる受皿1の底部には、従来の油脂吸収材としての水に代えて本発明に係る石膏硬化体内張2が密着して形成されている。
【0024】
上記石膏硬化体内張2は厚さが3mm〜10mmに成形されたものであり、石膏スラリーの流し込み量で適宜調整する。仮に石膏硬化体の厚さが3mm未満であると吸収した油脂が受け皿の底部まで達し石膏硬化体が受皿と膨潤接着し剥がしにくくなり、また受け皿の掃除が手間になる。また逆に厚さが10mmを超えても、材料が無駄になるだけで、目的に対する効果は飛躍的に向上することはない。
【0025】
ところで、前述石膏硬化体内張は水や油に対する膨潤性と、臭いの吸着性能をよくするため炭素質粉を混合したが、ゼオライト、ベントナイトやシリカゲル等を混合しても水や油脂の吸収性及び断熱性は同等に得られ、配合剤として有効である。
また炭素質粉や他の物質の混合により石膏硬化体の強度が低下するが、本発明の目的を達成するには十分な強度であり、逆に強度が低下した分粉砕が容易となり、廃棄処理が容易となる。
【0026】
水を用いた場合の気化潜熱による熱エネルギーのロスは本発明の石膏硬化体内張2では問題にならない。この点について、一般家庭用ガスレンジのグリル内での加熱調理時間の比較を行ったところ、被調理物の大きさによって時間は大きく異なるが、石膏硬化体内張があった場合は概ね調理時間が2〜3割削減された。
以上から水を用いた場合に比して魚や肉の加熱調理時に必要なトータルの加熱エネルギーが減少し、ガス代の節約となることが分かる。
また、グリル庫の底板の温度を測定すると、水を入れた時と同様であった。
【0027】
次に図3に本発明の別の実施態様を示す。グリル庫の受皿を水平に置いておき、ポリ容器に水200CCに石膏粉を300gいれ、よく攪拌しスラリーとし、30秒程静置した後、受皿にスラリーをポリ容器から全部流し込み、30分間静置し凝結硬化することで、石膏硬化体内張の第一の層を形成し、ポリ容器に水200CCに石膏粉と炭素質粉の混合粉を200gいれ、よく攪拌しスラリーとし、30秒程静置した後、受皿の第一の層の上にスラリーをポリ容器から全部流し込み、1時間静置し凝結硬化することで、下層が石膏で上層が炭素質粉を含有する石膏からなる、石膏硬化体内張を形成した。ここでは石膏粉対炭素質粉は重量比で90:10とした。
結果は前記図2の実施態様と全く同等であった。
【0028】
本発明では石膏粉と炭素質粉体の混合としたが、本組み合わせが油脂の吸収及び臭いの吸着特性と遠赤外線の放出特性において最も優れている。
遠赤外線効果は石膏に黒色顔料を含有することでも得られるが、この場合は臭いの吸着性能が低下するものの本発明の目的は達成する。
また他になにも混合しない石膏単身でも本発明の目的に対して限定的ではあるが効果がある。
【0029】
石膏の化学構造式は概ね、CaSO1/2HOの半水石膏とCaSOの無水石膏があり、水と反応し二水石膏となり凝結硬化することが知られている。
【0030】
念のために付言すれば、上記石膏硬化体内張材は石膏単身の一層構造でも、油脂の吸収と底板との断熱という目的は達成するが、少なくとも最上面に炭素質粉又は黒色顔料を混合し、黒色化することにより油脂吸収材としての効果と遠赤外線放出効果による焼き上がり具合の良好さに関してより効果的である。
【0031】
また、本発明に係る炭素質粉体は、カーボンブラック、活性炭、木炭粉砕粉、竹炭粉砕粉等のなかから選ばれた1種又は複数種の混合からなる。
【0032】
以上の説明から明らかなように、本発明の受皿の石膏硬化体内張を加熱調理部材として用いる加熱調理方法によれば、油脂吸収性、脱臭性が得られる外、加熱効率を向上し、ガスレンジ底板の断熱も得られる。
また石膏硬化体内張の形成方法もスラリー化したものを流し込み、そのまま硬化するという極めて簡単な方法であり専門的知識を必要としない。
【0033】
本発明に於いては加熱源をガスで説明したが、加熱源が電気でも同様の態様で実施できることは言うまでもない。
また図示してはいないが、石膏硬化体内張の取り外しがし易いよう、L金具金具等をスラリー注入前に受け皿上に載置しておき、スラリーを注入固化し一体に固めてしまい、汚れがひどくなって取り外す時の引き手とすることも可能である。
【0034】
本発明において石膏硬化体内張としたが、石膏以外にも水との水和反応で硬化する通常のセメント、ポルトランドセメント、アルミナセメント等も同様の態様で使用できるが、アルカリ性が強く、受皿腐蝕の問題があるうえ危険性もある。
また石膏以外の水硬性のものは水や油脂の吸収性能が格段に悪いことが判っている。
石膏は中性である上、人体に無害で、豆腐の凝固剤(にがり)の代わりとして用いられることが知られており、安全上全く問題がない。
また実施例で用いたパーライトの添加や硬化時に空気を送り込み発泡体とすることも可能である。
【0035】
請求項6に受皿にスラリを流し込み硬化するまえにアルミニウム箔を敷いておくことが記載されているが、これは石膏硬化体の内張りが汚れ新たに内張りを形成する再に取り外しやすくするためである。
実施の態様としては図4の様な形状のアルミ箔を4個組み合わせて受皿に敷いたのちスラリーを流し込み硬化し内張りを形成する。
【図面の簡単な説明】
【0036】
【図1】本発明に係る魚肉類の加熱調理に使用される一般家庭用ガスレンジのグリル部の受皿に本発明の石膏内張りを形成した状態及び焼き網を示す斜視図である。
【図2】本発明に係る一層の場合の内張部分の断面構造図である。
【図3】本発明に係る二層の場合の内張部分の断面構造図である。
【図4】本発明に係る受け皿に敷くアルミニウム箔の図である。図4−aはアルミ箔の平面図。図4−bは受皿に敷く前に折り曲げた図を示す。
【符号の説明】
【0037】
1 受け皿
2 石膏内張り
3 焼網

【特許請求の範囲】
【請求項1】
石膏粉に水を加えスラリーとし、加熱調理用グリル庫の着脱自在に備えられた受皿に該スラリーを直接流し込み硬化して、受皿の底部に密着させたことを特徴とする受皿用内張材及びこれを用いた加熱調理方法。
【請求項2】
石膏粉と炭素質粉の混合粉に水を加えスラリーとし、加熱調理用グリル庫の着脱自在に備えられた受皿に該スラリーを直接流し込み硬化して、受皿の底部に密着させたことを特徴とする受皿用内張材及びこれを用いた加熱調理方法。
【請求項3】
石膏粉と炭素質粉とパーライトの混合粉に水を加えスラリーとし、加熱調理用グリル庫の着脱自在に備えられた受皿に該スラリーを直接流し込み硬化して、受皿の底部に密着させたことを特徴とする受皿用内張材及びこれを用いた加熱調理方法。
【請求項4】
石膏粉に水を加え第一のスラリーとし、加熱調理用グリル庫の着脱自在におかれた受皿に該第一のスラリーを直接流し込み、硬化後その上に石膏粉と炭素質粉の混合粉に水を加え第二のスラリーとし、該第二のスラリーを流し込み、硬化し2層構造とし、受皿の底部に密着させたことを特徴とする受皿用内張材及びこれを用いた加熱調理方法。
【請求項5】
石膏粉と黒色顔料粉の混合粉に水を加えスラリーとし、加熱調理用グリル庫の着脱自在に備えられた受皿に該スラリーを直接流し込み、硬化し受皿の底部に密着させたことを特徴とする受皿用内張材及びこれを用いた加熱調理方法。
【請求項6】
石膏粉に水を加え第一のスラリーとし、加熱調理用グリル庫の着脱自在におかれた受皿に該第一のスラリーを直接流し込み、硬化後その上に石膏粉と黒色顔料粉の混合粉に水を加え第二のスラリーとし、該第二のスラリーを流し込み、硬化し2層構造とし、受け皿の底部に密着させたことを特徴とする受皿用内張材及びこれを用いた加熱調理方法。
【請求項7】
加熱調理用グリル庫の着脱自在におかれた受け皿にアルミニウム箔を敷きその上に、スラリーを流し込み硬化する請求項1から6記載の受皿用内張材及びこれを用いた加熱調理方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2007−130410(P2007−130410A)
【公開日】平成19年5月31日(2007.5.31)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−351213(P2005−351213)
【出願日】平成17年11月7日(2005.11.7)
【出願人】(505449184)
【Fターム(参考)】