説明

円盤刃研削装置

【課題】コストが低く、安全性がさらに高いとともに、研削精度の高い円盤刃研削装置を提供する。
【解決手段】円盤刃研削装置10を、円盤刃12を軸心部で固定させる円盤刃固定台14と、この円盤刃固定台14に固定させられた円盤刃12を所定角度ずつ一方向に回転させる所定角度回転手段16と、回転駆動させられる研削砥石18を有する研削装置20と、所定角度回転手段16による所定角度の回転に連動させられて、研削装置20と円盤刃12とを互いに離隔又は接近させるリンク機構22とを備えて構成した。また、円盤刃研削装置10のリンク機構22を、研削装置20が固定された移動台24と、基盤26及び移動台24をリンクするリンク棒28と、移動台24及びレバー31をリンクするリンク棒30とを備えて構成した。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、草刈り機等の円盤刃を研削するための円盤刃研削装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来から、草刈り機の円盤刃を使用後に廃却せずに何度も使用するために、円盤刃の研削作業が行われている。そこで、この円盤刃の研削作業を行うための円盤刃研削装置が本発明者によって案出されている(実願平2−9471,実願平4−74913)。また、企業等によっても、例えば、チップソー等の研磨機が案出されている(特開平7−112317等)。しかし、このチップソー等の研磨機は、構成要件が多いため、コストが高くなることが考えられる。また、円盤刃を移動させる構成であるため、安全性をさらに向上させることも必要があると考えられる。また、研削精度の面から改良する必要もある。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
そこで、本発明者は、このような課題の原因を究明してこのような課題を解決することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0004】
本発明に係る円盤刃研削装置の要旨とするところは、円盤刃を軸心部で固定させる円盤刃固定台と、該円盤刃固定台に固定させられた円盤刃を所定角度ずつ一方向に回転させる所定角度回転手段と、回転駆動させられる研削砥石を有する研削装置と、該所定角度回転手段による所定角度の回転に連動させられて、該研削装置と該円盤刃とを互いに離隔又は接近させるリンク機構とを備え、前記リンク機構が、前記研削装置を移動させることにより該研削装置と該円盤刃とを互いに離隔又は接近させる構成であることにある。特には、バネによって前記レバーと前記円盤刃固定台との間に摩擦力が生じるように構成され、該レバーを前記一方向に回動させた場合に該摩擦力によって該円盤刃固定台が回動し、レバーを逆方向へ回動させた場合に該摩擦力を上回る付勢力によって該円盤刃固定台が逆方向へ回動しないことを特徴とする。
【0005】
このような本発明の円盤刃研削装置は、研削装置側を移動させて研削装置と円盤刃とを互いに離隔又は接近させる構成であるため、円盤刃を回動させていく複雑な機構を有する所定角度回転手段側を移動させる必要がない。複雑な機構を有する所定角度回転手段側を移動させる必要がないため、円盤刃研削装置全体としての機構がシンプルとなる。また、研削装置側を移動させて研削装置と円盤刃とを互いに接近させる構成であるため、研削砥石が円盤刃の刃に接触する状態の確認が容易になされつつ研削装置と円盤刃とが互いに接近させられる。すなわち、作業者が研削機を手に保持して行っていた従来の研削作業と同じ態様で研削作業が行われ、作業者の自然な感性で研削作業がなされる。また、所定角度回転手段側を移動させる必要がないため、鋭利な刃物である刃を有する円盤刃を移動させる必要がなくなり、安全性が向上する。
【0006】
また、本発明に係る円盤刃研削装置の要旨とするところは、前記研削装置を略直線状に移動させることにある。
【0007】
このような本発明の円盤刃研削装置は、研削装置を固定した移動台を略平行な2本のリンクによって基盤へ連結して、研削装置の瞬間中心を遠方又は無限遠方に位置させること等によって、研削装置を略直線状に移動させる構成である。研削装置を略直線状に移動させる構成であるため、研削砥石が略直線運動しつつ、円盤刃に接触する。研削砥石が略直線運動しつつ、円盤刃に接触するため、研削砥石が均一に円盤刃に接触しつつ円盤刃が研削され、研削精度が向上する。また、研削装置が略直線運動するため、研削装置の移動軌跡が簡易なものとなる。研削装置の移動軌跡が簡易なものとなるため、作業者による研削装置の移動軌跡の予測が容易になる。
【0008】
また、本発明に係る円盤刃研削装置の要旨とするところは、円盤刃を軸心部で固定させる円盤刃固定台と、該円盤刃固定台に固定させられた円盤刃を所定角度ずつ一方向に回転させる所定角度回転手段と、回転駆動させられる研削砥石を有する研削装置と、該所定角度回転手段による所定角度の回転に連動させられて、該研削装置と該円盤刃とを互いに離隔又は接近させるリンク機構とを備えた円盤刃研削装置において、前記所定角度回転手段が、基盤上に固定された固定軸と、該固定軸まわりに回動可能であるとともに前記円盤刃固定台に固定された回動部材と、該回動部材を略一定の摩擦力又は押圧力によって一方向に回転させるレバーと、前記円盤刃に付勢力を与えて逆回転させない付勢手段とを備えて構成されたことにある。
【0009】
このような本発明の円盤刃研削装置は、摩擦力又は押圧力を利用して、回動部材をレバーに連動させて回動させる構成である。摩擦力又は押圧力を利用しているため、掛止部材等を使用した連動機構を備える必要がなくなる
【発明の効果】
【0010】
本発明に係る円盤刃研削装置によれば、複雑な機構を有する所定角度回転手段側を移動させる必要がないため、円盤刃研削装置全体としての機構をシンプルにすることができる。このため、製造コストを低減することが可能となる。また、研削装置側を移動させて研削装置と円盤刃とを互いに接近させる構成であり、作業者が研削機を手に保持して行っていた従来の研削作業と同じ態様で研削作業を行うことができる。このため、研削砥石を円盤刃の刃に接触する状態の確認を容易に行うことができ、研削精度を向上させることができる。また、所定角度回転手段側を移動させる必要がないため、鋭利な刃物である刃を有する円盤刃を移動させる必要がない。このため、安全性を向上させることができる。
【0011】
また、円盤刃側を固定しておく構成にすることにより、円盤刃に安全カバーを容易に備えることが可能となる。また、研削液を円盤刃に吹き当てる装置や、研削による粉塵を吹き飛ばして掃除する装置等も、容易に取り付けることが可能となる。
【0012】
また、研削装置を略直線状に移動させることを特徴とする本発明の円盤刃研削装置によれば、研削装置を固定した移動台を略平行な2本のリンクによって基盤へ連結して、研削装置の瞬間中心を遠方又は無限遠方に位置させること等によって、研削砥石を略直線運動させつつ、円盤刃に接触させることができるため、研削砥石を均一に円盤刃に接触させて研削することができる。このため、円盤刃の刃部全体に渡って万遍なく研削できるだけでなく、円盤刃の外形が変化したり、円盤刃及び研削砥石が破損するのを防止できる。また、円盤刃の刃部全体に渡って研削できるため、研削精度を向上させることができる。また、研削砥石を略直線運動させつつ、円盤刃に接触させることができるため、作業者による研削装置の移動軌跡の予測が容易になる。このため、研削砥石を安全かつ確実に円盤刃の刃に接触させることができる。
【0013】
また、所定角度回転手段が、基盤上に固定された固定軸と、固定軸まわりに回動可能であるとともに円盤刃固定台に固定された回動部材と、回動部材を略一定の摩擦力又は押圧力によって一方向に回転させるレバーと、円盤刃に付勢力を与えて逆回転させない付勢手段とを備えて構成されたことを特徴とする本発明の円盤刃研削装置によれば、摩擦力又は押圧力を利用して、回動部材をレバーに連動させて回動させる構成であため、掛止部材等を使用した連動機構を備える必要がなくなる。このため、コストを低減できるとともに取扱いを容易なものとすることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0014】
次に、本発明に係る円盤刃研削装置の実施の形態について、図面に基づいて詳しく説明する。
【0015】
図1において、符号10は本発明に係る円盤刃研削装置である。この円盤刃研削装置10は、円盤刃12を軸心部で固定させる円盤刃固定台14と、この円盤刃固定台14に固定させられた円盤刃12を所定角度ずつ一方向に回転させる所定角度回転手段16と、回転駆動させられる研削砥石18を有する研削装置20と、所定角度回転手段16による所定角度の回転に連動させられて、研削装置20と円盤刃12とを互いに離隔又は接近させるリンク機構22とを備えて構成されている。
【0016】
ここで、リンク機構22は、研削装置20が固定された移動台24と、基盤26及び移動台24をリンクするリンク棒28と、移動台24及びレバー31をリンクするリンク棒30とを備えて構成されている。すなわち、レバー31を回動させることにより、移動台24がリンク点32のまわりに回動し、研削装置20自体は略直線状に移動するようにされている。
【0017】
また、所定角度回転手段16は、基盤26上に固定された固定軸34と、固定軸34まわりに回動可能であるとともに円盤刃固定台14に固定された回動部材36と、回動部材36を略一定の摩擦力又は押圧力によって一方向に回転させるレバー31と、円盤刃12に付勢力を与えて逆回転させない付勢手段38とを備えて構成されている。なお、レバー31は回動部材36に回動可能に掛合されるとともに、バネ40によって回動部材36との間に略一定の摩擦力又は押圧力が生じるようにされている。また、付勢手段38は、バネ42の付勢力によってピン44を円盤刃12の溝に押し当てるように構成されている。すなわち、レバー31を一方向へ回動させた場合には、この摩擦力又は押圧力によって回動部材36が連動して固定軸34のまわりに回動し、レバー31を逆方向へ回動させた場合には、この摩擦力又は押圧力を上回る付勢手段38の付勢力によって回動部材36が逆方向へ回動しないようにされている。
【0018】
このような円盤刃研削装置10は、まず、円盤刃12を円盤刃固定台14に固定した状態で、研削装置20が回転駆動させられる。次に、レバー31が所定角度だけ時計まわりに回動させられることにより、移動台24が略直線状に移動し、図1に示すように、研削刃18が円盤刃12の刃に接触することとなる。研削刃18が円盤刃12の刃に接触した状態で円盤刃12が研削される。
【0019】
次に、一の刃の研削が終了すると、レバー31が逆方向に回動させられることにより、移動台24が円盤刃12から離隔させられつつ、円盤刃12が同時に回動させられる。なお、レバー31を回動させる所定角度は円盤刃12の刃のピッチ1個分である場合の他、ピッチ複数個分であっても良い。このようにして、円盤刃12の複数の刃が順次研削されていく。ここで、図1においては、刃の面の中、円盤刃12の円周方向面を研削する場合を示しているが、円盤刃12の半径方向面を研削することも可能である。すなわち、螺子46を緩めることにより研削台48を基盤26上で移動させて、図2に示すように、研削砥石18を円盤刃12の略半径方向に向けることにより、半径方向面をも研削することが可能である。
【0020】
このような円盤刃研削装置10によれば、所定角度回転手段16側を移動させる必要がないため、円盤刃研削装置10全体としての機構をシンプルにすることができる。また、研削装置20側を移動させて研削装置20と円盤刃12とを互いに接近させる構成であり、作業者が研削機を手に保持して行っていた従来の研削作業と同じ態様で研削作業を行うことができる。このため、研削砥石18を円盤刃12の刃に接触する状態の確認を容易に行うことができ、研削精度を向上させることができる。また、所定角度回転手段16側を移動させる必要がないため、鋭利な刃物である刃を有する円盤刃12を移動させる必要がない。このため、安全性を向上させることができる。
【0021】
また、研削装置20を略直線状に移動させる構成であるため、作業者による研削装置20の移動軌跡の予測が容易になる。このため、研削砥石18を安全かつ確実に円盤刃12の刃に接触させることができる。
【0022】
また、摩擦力又は押圧力を利用して、回動部材36をレバー31に連動させて回動させる構成であため、掛止部材等を使用した連動機構を備える必要がなくなる。このため、コストを低減できるとともに取扱いを容易なものとすることができる。
【0023】
以上、本発明の実施の一形態について説明したが、本発明に係る円盤刃研削装置は、その他の形態でも実施し得るものである。
【0024】
例えば、本発明の円盤刃研削装置10において、図3に示すようなリンク機構112によって構成しても良い。このリンク機構112は、レバー31と移動台24とを連結するリンク114、並びに、移動台24と基盤26とを連結するリンク116及び118を備えて構成されている。
【0025】
このリンク機構112において、リンク116を移動台24に回動可能に結合するピン120と、リンク118を移動台24に回動可能に結合するピン122とを結ぶ直線bの瞬間中心は、図3で3瞬間中心の定理(ケネディーの定理)によって求めている通り、リンク116の中心線aの延長線と、リンク118の中心線cの延長線との交点Oである。ここで、直線bは、研削装置20の固定されている移動台24上にあるため、研削装置20の瞬間中心は点Oである。この点Oは、図3に示すように、基盤26よりも外の遠方にある。点Oが外の遠方にあるため、研削装置20の研削砥石18は、図4に示すように、略直線運動をしつつ円盤刃12に接近していくこととなる。研削砥石18が略直線運動をしつつ円盤刃12に接近して、刃の外周部124に接触するため、研削砥石18が外周部124へ均一に接触することとなる。
【0026】
なお、ピン120及び122の移動速度は、移送法によると、瞬間中心点Oまでの距離に比例するため、ピン120及び122から瞬間中心点Oまでの距離が長ければ、ピン120の移動速度とピン122の移動速度との差は少なくなる。例えば、ピン120から瞬間中心点Oまでの距離をL1、ピン122から瞬間中心点Oまでの距離をL2、ピン120の移動速度をV1、ピン122の移動速度をV2とすると、V2=(L2/L1)・V1であるため、L1及びL2が長ければL2/L1が1に近くなり、V2がV1と略同じになる。すなわち、本発明の円盤刃研削装置10のリンク機構112は、瞬間中心手Oが遠方であり、L1及びL2が長いため、V2がV1と略同じである。V2がV1と略同じであるため、研削装置20が全体に渡って略同じ速度で移動する。研削装置20が全体に渡って略同じ速度で移動するため、研削砥石18が外周部124へ均一に接触することとなる。また、図示は省略するが、ピン120及び122の加速度も略同じになる。
【0027】
なお、瞬間中心が近方にあり、研削装置20が円弧運動をする場合には、図5に示すように、研削砥石18が、先に外周部124の中でチップ126側に接触することとなり、研削砥石18が外周部124へ均一に接触できない。すなわち、本発明の円盤刃研削装置10に使用するリンク機構112は、研削砥石18を外周部124全体に渡って略同時に接触させることができ、このような課題を解決できるものである。
【0028】
このようなリンク機構112によれば、研削砥石18を略直線運動させつつ、刃の外周部124に接触させることができるため、研削砥石18を均一に外周部124に接触させて研削することができる。このため、外周部124全体に渡って万遍なく研削できるだけでなく、円盤刃12の外形が変化したり、円盤刃12及び研削砥石18が破損するのを防止できる。また、外周部124全体を万遍なく研削できるため、研削精度を向上させることができる。なお、螺子46を緩めることにより研削台48を基盤26上で移動させて、図2に示すように、研削砥石18を円盤刃12の略半径方向に向けることにより、半径方向面を研削する場合も、同様の効果が得られる。
【0029】
なお、このリンク機構112において、リンク116と118とが平行になるように構成し、瞬間中心を無限遠方にして、研削装置20が完全な直線運動をするように構成しても良い。また、ピン120、122、125及び127の位置を変えることができるように構成して、瞬間中心の点oの位置を調節することにより、研削砥石18と外周部124との接触状態を調節できるようにしても良い。例えば、ピン120等を基盤26の溝孔に挿入して螺子等に止めることにより、ピン120等の位置を変えることができる。また、ピン120等を固定する孔を基盤26に複数個設けることによっても、ピン120等の位置を変えることができる。
【0030】
以上、本発明の実施例について、図面に基づいて説明したが、本発明の円盤刃研削装置はその他の態様でも実施し得るものである。
【0031】
例えば、本発明の円盤刃研削装置10において、チップを有する上述のような円盤刃12の研削に利用する場合に限定されず、チップを有しない円盤刃12の研削に利用しても良い。逆に、円盤刃研削装置50をチップを有する円盤刃の研削に利用しても良い。また、摩擦力又は押圧力によって回動部材をレバーに連動させる手段は、上述のバネ40に限定されず、ゴムや樹脂等の部材を回動部材又はレバーに固定することにより、ゴムや樹脂等の部材と回動部材又はレバーとの間に摩擦力又は押圧力を生じさせるものでも良い。また、このゴムや樹脂等の部材同志の摩擦力又は押圧力を利用したものでも良い。
【0032】
また、本発明の円盤刃研削装置において、研削装置を略直線状に移動させる手段は、上述のリンク機構に限定されず、リンクをスライダにピンによって回動可能に取り付けた機構を備えたもの、シリンダのピストン運動を利用したもの、螺子棒と、この螺子棒に螺合して螺子棒が回動させられることにより摺動する摺動部材とを備えたもの、又はケージトングを利用したもの等であっても良い。
【0033】
その他、本発明はその趣旨を逸脱しない範囲で当業者の知識に基づき種々なる改良、修正、変形を加えた形態で実施できるものである。
【図面の簡単な説明】
【0034】
【図1】本発明に係る円盤刃研削装置の実施形態を示す図であり、同図(a)は平面図、同図(b)は一部側面図である。
【図2】図1に示す円盤刃研削装置の他の使用状態を示す一部拡大平面図である。
【図3】図1に示す円盤刃研削装置のリンク機構の他の実施例を示す概略図である。
【図4】図3に示す円盤刃研削装置の研削状態を説明するための拡大平面図である。
【図5】図1に示す円盤刃研削装置のリンク機構の効果を説明するための拡大平面図である。
【符号の説明】
【0035】
10;円盤刃研削装置
12;円盤刃
14;円盤刃固定台
16;所定角度回転手段
18;研削砥石
20;研削装置
22,112;リンク機構
26,100;基盤
31;レバー
34;固定軸
36;回動部材
38;付勢手段
40;バネ
126;チップ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
円盤刃を軸心部で固定させる円盤刃固定台と、
レバーを軸心部のまわりに回動させることにより、該円盤刃固定台に固定させられた円盤刃を所定角度ずつ一方向に回転させる所定角度回転手段と、
回転駆動させられる研削砥石を有する研削装置と、
該所定角度回転手段による所定角度の回転に連動させられて、該研削装置と該円盤刃とを互いに離隔又は接近させるリンク機構と、を備え、
前記研削装置が、前記円盤刃に対して離隔又は接近するように、前記リンク機構を構成し、
前記レバーと前記円盤刃固定台との間に摩擦力が生じるように構成され、該レバーを前記一方向に回動させた場合に該摩擦力によって該円盤刃固定台が回動し、レバーを逆方向へ回動させた場合に該摩擦力を上回る付勢力によって該円盤刃固定台が逆方向へ回動しないことを特徴とする円盤刃研削装置。
【請求項2】
前記研削装置を略直線状に移動させることを特徴とする請求項1に記載する円盤刃研削装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2006−130655(P2006−130655A)
【公開日】平成18年5月25日(2006.5.25)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−14541(P2006−14541)
【出願日】平成18年1月24日(2006.1.24)
【分割の表示】特願平8−273592の分割
【原出願日】平成8年10月16日(1996.10.16)
【出願人】(000243984)
【Fターム(参考)】