説明

写真シール生成装置及び画像合成方法

【課題】広い撮像スペースを必要とすることなく、ユーザの顔の画像と合成用背景画像との合成を簡単且つ精度良く行うことのできる写真シール生成装置及び画像合成方法の提供。
【解決手段】所定範囲内を撮像する撮像手段と、撮像手段で撮像した画像から被写体画像を抽出する被写体画像抽出手段と、被写体画像の背景となる合成用背景画像を選択する選択手段と、選択手段で選択された合成用背景画像と被写体画像とを合成した合成画像を生成する画像合成手段と、合成画像をシール紙に印刷して出力する出力手段と、を備えた写真シール生成装置において、被写体となるユーザの顔の位置を規定する顔位置決め手段を備え、被写体画像抽出手段は、撮像手段で撮像した画像から背景画像を除いた画像のうち、顔位置決め手段により規定されるユーザの顔の最下位置よりも上方に位置する部分を被写体画像として抽出することを特徴とする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、主に娯楽施設に設置され、ユーザの顔や姿を撮像した画像とユーザが選択した合成用背景画像とを合成し、当該合成した画像をシール紙に印刷する写真シール生成装置及び画像合成方法に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来より、ユーザの撮像を行い、得られた画像をシール紙に印刷して当該ユーザに提供する写真シール生成装置が知られており、主にゲームセンターなどの娯楽施設に設置されて、若者を中心に広く親しまれている。
【0003】
さらに近年では、撮像したユーザの写真を背景画像や前景画像等と合成する機能を有する写真シール生成装置が開発されている。
【0004】
例えば、特許文献1に記載の写真シール生成装置は、撮像空間の背面に設置されるクロマキーの他に、このクロマキーと所定の間隔を開けて固定的に設置される当該クロマキーと同色のブロック体を備えており、このブロック体を用いることにより、バリエーションに富んだ合成画像の撮像方法をユーザに対して提供することができる構成となっている。
【0005】
すなわち、例えば、ブロック体の上に座って撮像すれば、ユーザが虹の上に座っているかのような合成画像を得ることができ、また、ブロック体で胸元から下が隠れるように撮像すれば、ユーザが温泉に浸かっているかのような合成画像を得ることができる。
【特許文献1】特開2007―267268
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、特許文献1に記載の写真シール生成装置のように、クロマキーと同色のブロック体によりユーザの身体を部分的に隠し、同ブロック体から露出した部分と合成用背景画像とを合成する構成とした場合、隠したい身体の部分が多くなるほど、ブロック体を大きくする必要がある。
【0007】
したがって、ユーザの顔の部分だけを合成用背景画像と合成させたい場合には、その他の部分を隠すためにかなり大きなブロック体が必要となるため、それを設置するのに十分な広さの撮像スペースが必要となり、結果として、装置全体が大型化してしまうという問題があった。
【0008】
また、特許文献1に記載の写真シール生成装置には、ユーザの顔の位置を規定するための手段が設けられていないため、ユーザの顔の画像を、例えばCG(Computer Graphics)等で描かれた胴体部分の画像と合成させるような場合、撮像が終わるまでの間にユーザの顔が最適な位置からずれてしまい易く、精度の良い合成画像を得ることが困難であった。
【0009】
そこで、本発明は、広い撮像スペースを必要とすることなく、ユーザの顔の画像と合成用背景画像との合成を簡単且つ精度良く行うことのできる写真シール生成装置及び画像合成方法を提供することを目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、所定範囲内を撮像する撮像手段と、前記撮像手段で撮像した画像から被写体画像を抽出する被写体画像抽出手段と、前記被写体画像の背景となる合成用背景画像を選択する選択手段と、前記選択手段で選択された合成用背景画像と前記被写体画像とを合成した合成画像を生成する画像合成手段と、前記合成画像をシール紙に印刷して出力する出力手段と、を備えた写真シール生成装置において、被写体となるユーザの顔の位置を規定する顔位置決め手段を備え、前記被写体画像抽出手段は、前記撮像手段で撮像した画像から背景画像を除いた画像のうち、前記顔位置決め手段により規定される前記ユーザの顔の最下位置よりも上方に位置する部分を前記被写体画像として抽出することを特徴とする。
【0011】
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記顔位置決め手段は、前記ユーザの顎を載せるための顎載せ台と、前記顎載せ台を所定の高さに支持する支持体とよりなり、前記被写体画像抽出手段は、前記撮像手段で撮像した画像から被写体画像を抽出する際、前記ユーザの顔の周囲を、前記顎載せ台の位置に基づき規定される仮想的な顔の輪郭に沿って抽出することを特徴とする。
【0012】
また、請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の発明において、前記仮想的な顔の輪郭の情報を複数記憶する記憶手段と、前記複数の仮想的な顔の輪郭の情報から一の情報を選択する選択操作手段と、を備え、前記被写体画像抽出手段は、前記選択操作手段によって選択した情報に基づいて、被写体画像を抽出することを特徴とする。
【0013】
また、請求項4に記載の発明は、請求項2又は請求項3に記載の発明において、前記顎載せ台は、前記ユーザの顔の傾きに応じて傾動可能に構成されており、前記被写体画像抽出手段は、前記顎載せ台の傾きに応じて、前記被写体の抽出範囲を変更することを特徴とする。
【0014】
また、請求項5に記載の発明は、請求項2〜4の何れか1項に記載の発明において、前記支持体は、前後移動可能に構成されており、前記被写体画像抽出手段は、前記支持体の前後位置に応じて、前記被写体の抽出範囲を変更することを特徴とする。
【0015】
また、請求項6に記載の発明は、請求項2〜5の何れか1項に記載の発明において、前記顎載せ台は、前記被写体の実際の背景と同じ色であることを特徴とする。
【0016】
また、請求項7に記載の発明は、請求項2〜6の何れか1項に記載の発明において、前記顎載せ台は、前方に装飾用の画像ボードが張着されていることを特徴とする。
【0017】
また、請求項8に記載の発明は、被写体となるユーザの顔の位置を規定する第1ステップと、所定範囲内に位置する被写体を撮像する第2ステップと、前記第2ステップで撮像した画像から被写体画像を抽出する第3ステップと、前記被写体画像の背景となる合成用背景画像を選択する第4ステップと、前記第4ステップで選択された合成用背景画像と前記被写体画像とを合成した合成画像を生成する第5ステップと、前記合成画像シール紙に印刷して出力する第6ステップと、を有し、前記第3ステップは、前記第2ステップで撮像した画像から背景画像を除いた画像のうち、前記第1ステップにより規定される前記ユーザの顔の最下位置よりも上方に位置する部分を前記被写体画像として抽出することを特徴とする画像合成方法とした。
【発明の効果】
【0018】
本発明によれば、顔位置決め手段により規定されるユーザの顔の最下位置よりも上方に位置する部分を抽出するとともに、被写体画像抽出手段により抽出した被写体画像と合成用背景画像とを合成することとしたため、ユーザの身体を隠すための部材を必要とせず、装置の大型化を防ぐことができる。
【0019】
また、ユーザの顔の位置を規定する顔位置決め手段を備えることにより、撮像が終了するまでの間に、ユーザの顔が最適な位置から大幅にずれることを防ぐことができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0020】
[写真シール生成装置の概略構成について]
以下に、本発明に係る写真シール生成装置の一実施の形態について、図面を参照して具体的に説明する。図1は本実施形態にかかる写真シール生成装置の概略構成図である。
【0021】
本実施形態にかかる写真シール生成装置1は、主にゲームセンターなどの娯楽施設に設置して使用されるものであり、被写体となるユーザを撮像するとともに、この撮像により得られた画像と合成用背景画像とを合成して合成画像を生成し、この合成画像をシール紙に出力して得られる写真シールをユーザに対して提供するものである。
【0022】
そして、本実施形態にかかる写真シール生成装置1では、特に、この画像合成の処理を、クロマキーと同色のブロック体など、ユーザの身体を隠すための部材を必要とすることなく、しかも、精度良く行うことを可能とするものである。
【0023】
本実施形態にかかる写真シール生成装置1は、図1に示すように、略六角柱状の箱型に形成された外形フレーム10内に、種々の処理及び制御を行う機器が設けられたユニット30と、撮像時にユーザが着座するための座席60とを設け、さらに、これらをキャスタ21付きの基台20に載置固定して構成されている。
【0024】
かかる構成の写真シール生成装置1において、外形フレーム10とユニット30との間に形成される空間が撮像スペースとなり、ユーザは、この撮像スペース内に設けられた座席60に座って撮像作業を行うこととなる。
【0025】
ここで、外形フレーム10のうち、この撮像スペースの後部、すなわちユーザの背後に位置する部分は、キーカラーとして青色に塗装されたクロマキー部11となっており、このクロマキー部11が被写体の実際の背景となる。
【0026】
ユニット30の撮像スペース側の面には、ユーザが各種操作を行うための操作パネル31と、デモ画面や撮像操作の手順等をユーザに対して表示するディスプレイ32と、コインを投入するコイン投入部33と、撮像後に写真シールを排出する写真シール排出部34とが設けられている。
【0027】
操作パネル31は、各種操作を行うための上下左右ボタンや決定ボタンなどから構成されており、ユーザが座席60に座った状態で操作し易いように、ユニット30の撮像スペース側の面の略中央に配設されている。この操作パネル31は、選択手段及び選択操作手段等として機能するものであって、ユーザがこの操作パネル31を操作することにより、当該操作内容に応じて撮像作業を進行していくこととなる。
【0028】
ディスプレイ32は、透過型液晶パネル等で構成されており、撮像時の操作手順や選択肢等を表示したり、撮像した画像と合成用背景画像とを合成した合成画像をユーザに対してリアルタイムで表示したりするものである。このディスプレイ32は、ユーザが座席60に座った状態のときに視認し易いように、操作パネル31と後述するカメラの覗き窓35との間に設けられている。
【0029】
そして、このユニット30には、本実施形態にかかる写真シール生成装置1の特徴的な構成である顔位置決め部36がさらに設けられている。
【0030】
この顔位置決め部36は、被写体となるユーザの顔の位置を規定する顔位置決め手段として機能するものであり、ユーザの顎を載せるための顎載せ台37と、この顎載せ台37を所定の高さに支持する支持体38とより構成されている。
【0031】
顎載せ台37は、一般的なユーザの顎の形状に合わせて湾曲させた受け台であり、撮像中、ユーザの顎を痛めないように発泡体やシリコン等の弾力性のあるクッション材で形成されている。
【0032】
支持体38は、金属製のパイプで形成される部材であり、その一端に顎載せ台37が取り付けられるとともに、他端は、ユニット30に取り付けられている。この支持体38により、顎載せ台37は、ユーザが座席60に座った状態において、ユーザが顎を載せ易い位置となるように支持される。なお、この支持体38は、撮像スペース内でのユーザの移動を妨げないように、所定位置において略90度に折曲させるとともに、座席60と支持体38との間に、着座したユーザが移動可能な程度の間隔を開けて、他端を操作パネル31と同程度の高さ位置に取り付けられている。
【0033】
ここで、顎載せ台37は、ユニバーサルジョイントを介して支持体38に取り付けられており、これにより、ユーザの顔の傾きに伴って左右方向に傾動可能となっている。このように、顎載せ台37をユーザの顔の傾きに応じて傾動可能に構成することで、ユーザは、正面を向いたポーズ以外にも、例えば、首を傾げているようなポーズ等を取ることが可能となる。
【0034】
さらに、この顎載せ台37は、被写体の実際の背景と同じ色としている。すなわち、顎載せ台37は、クロマキー部11と同色の青色としており、これにより、本実施形態にかかる写真シール生成装置1は、撮像した画像から被写体としてユーザの顔の画像を抽出する際に、当該ユーザの顔の画像とともに顎載せ台の画像が抽出されることを確実に防止することができる。
【0035】
また、この顎載せ台37の前方に、例えば、蝶ネクタイをかたどったような装飾用の画像ボードを張着することもできる。このような装飾用の画像ボードを張着することにより、本実施形態にかかる写真シール生成装置1は、写真シール生成装置1の意匠性を高めることができる。
【0036】
また、支持体38の他端は、所定長さをユニット30内部に収容可能としており、これにより、ユーザの前後移動に応じた前後移動が可能となっている。このように、支持体38をユーザの前後移動に応じて前後移動可能に構成することにより、ユーザは、合成用背景画像に対するユーザの顔の大きさを自在に変更することができる。例えば、ユーザは、支持体38を前方へ移動させることにより、ユーザの顔をズームインさせることができ、逆に、支持体38を後方へ移動させることにより、ユーザの顔をズームアウトさせることができる。
【0037】
また、ユニット30は、その内部に、被写体としてのユーザを撮像するためのカメラなど、種々の処理及び制御を行う機器を収容している。
【0038】
以下、このユニット30の内部に設けられた機器の説明及び各機器の接続形態について、図2を参照して説明する。図2は本実施形態にかかるユニット内部の接続形態を説明するための構成図であり、図3は本実施形態にかかる写真シール生成装置に設けられたデジタルカメラにより撮像される画像の一例を示す図である。
【0039】
図2に示すように、ユニット30の内部40には、被写体としてのユーザの撮像を行うデジタルカメラ41と、このデジタルカメラ41により撮像した画像から被写体画像を抽出する処理や、当該抽出した被写体画像と合成用背景画像との合成処理等を行う主制御装置42と、この主制御装置42により合成された合成画像をシール紙に出力するプリンタ43と、が配設されている。
【0040】
デジタルカメラ41は、撮像スペースの所定範囲内を撮像する撮像手段として機能するものであり、レンズ群、絞り、CCD(Charge Coupled Device)撮像素子などを備えて構成される。このデジタルカメラ41による撮像により、図3に示すように、ユーザの上半身の他に、顔位置決め部36及びクロマキー部11が映し出された画像が得られる。
【0041】
プリンタ43は、デジタルカメラ41で撮像した画像と合成用背景画像とを合成して生成した合成画像をシール紙に印刷する出力手段として機能するものであり、このプリンタ43により出力された写真シールは、図1に示す写真シール排出部34より排出される。
【0042】
主制御装置42は、画像の抽出、合成処理を行う他、操作パネル31、ディスプレイ32、コイン投入部33、デジタルカメラ41、プリンタ43等と電気的に接続されており、これら各機器の制御を行うものである。
【0043】
以下、この主制御装置42のより具体的な構成及び動作の一例について、図面を参照して説明する。
[主制御装置の構成について]
先ず、主制御装置42の構成について、図面を用いて具体的に説明する。図4は本実施形態にかかる主制御装置42の構成を示す図であり、図5は本実施形態にかかる主制御装置42に記憶される合成用背景画像の一例を示す図であり、図6は本実施形態にかかる写真シール生成装置の被写体画像抽出処理により抽出される領域の一例を示した図であり、図7は本実施形態にかかる写真シール生成装置の画像合成処理により合成された合成画像の一例を示した図である。
【0044】
図4に示すように、主制御装置42は、複数の合成用背景画像や各種設定情報などを保持するためのハードディスク装置100と、デジタルカメラ41から画像データを取得するためのカメラインターフェイス101と、カメラインターフェイス101を介して取得した画像データに所定の処理を施す画像処理回路102と、この画像処理回路102から出力される画像データをディスプレイ32に入力するためのディスプレイインターフェイス103と、コイン投入部33へ投入されるコインの枚数等の情報等を取得するためのコイン投入部インターフェイス104と、ユーザによる操作パネル31への操作の情報を取得するための操作パネルインターフェイス105と、合成画像の画像データをプリンタ43へ入力するためのプリンタインターフェイス106と、顎載せ台37の傾き角度や支持体38の前後位置を検出する状態検出部107と、主制御装置42全体を制御する制御部108とを備えて構成され、これらの各種要素はバス109を介して相互に接続される。
【0045】
ハードディスク装置100は、記憶手段等として機能するものであり、デジタルカメラ41よりカメラインターフェイス101を介して取得した画像データ、この画像データと合成するための画像である合成用背景画像のデータ、合成して生成した合成画像のデータ、複数の仮想的な顔の輪郭の情報、状態検出部107により検出した顎載せ台37の傾き角度や支持体38の前後位置の情報等を記憶している。
【0046】
ここで、合成用背景画像とは、図5に示すように、景色の画像と、頭部を除く人物の画像とにより構成されるものであり、様々な景色と、様々なポーズや服装の人物画像との組合せからなる複数の合成用背景画像がハードディスク装置100の所定の領域に記憶されている。ユーザは、操作パネル31への操作により、これら複数の合成用背景画像から所望の合成用背景画像を選択する。
【0047】
画像処理回路102は、制御部108による制御に基づいて、カメラインターフェイス101を介してデジタルカメラ41から取得した画像に対して、当該画像のうちの所定範囲を被写体画像として抽出する処理や、抽出した被写体画像と合成用背景画像との合成処理等を行う。このように加工処理され生成された合成画像は、ディスプレイインターフェイス103を介してディスプレイ32に入力される。
【0048】
状態検出部107は、一般的な角度センサ及び位置センサ等からなり、顎載せ台37の傾き角度や支持体38の前後位置を検出する。この状態検出部107により検出した顎載せ台37の傾き角度や支持体38の前後位置の情報は、ハードディスク装置100の所定の記憶領域に記憶される。
【0049】
制御部108は、CPU(Central Processing Unit),ROM(Read Only Memory),RAM(Random Access Memory)などを内蔵しており、CPUがROMに予め格納されたプログラムを読み出して実行することによって、主制御装置42を、被写体画像抽出手段、画像合成手段等として機能させる。
【0050】
制御部108は、画像処理回路102とともに被写体画像抽出手段として機能し、デジタルカメラ41で撮像した画像から被写体画像を抽出する。
【0051】
ここで、被写体画像とは、デジタルカメラ41により撮像した画像から、ユーザの実際の背景画像となっているクロマキー部11の画像を取り除いた画像のうち、顔位置決め部36により規定されるユーザの顔の最下位置よりも上方に位置する部分の画像を示すものである。
【0052】
ここで、制御部108は、この被写体画像の抽出を、クロマキー合成技法を用いて行うこととしている。
【0053】
このクロマキー合成技法とは、特定の色(キーカラー)を背景に画像を撮像しておき、そのキーカラーに別な画像を重ねることで合成を行なう技術である。キーカラーとして一般的に用いられている色は、青である。それは、人間の肌色と最も対極にあるのが青色なため、人間の顔等を抜き出す処理には適しているためである。
【0054】
従って、撮像スペースの背後(すなわち、ユーザの背後に相当する位置)をキーカラー(例えば青色)に構成し、カメラ画像においてクロマキーで青色部分を抜き取ることにより、ユーザの画像だけが残るため、このユーザの画像のみを、背景画像として用意されている合成用背景画像と合成することができる。なお、ユーザの画像の抽出及び合成には他の方法、例えば、ルミナンスキー合成技術(画像の輝度とコントラストの情報を含むルミナンス信号(Luminance)のうちのある輝度信号を指定してその信号以下または以上のみを抜く方法)等を用いてもよい。
【0055】
さらに、制御部108は、この被写体画像を抽出する際、ユーザの顔の周囲を、顎載せ台37の位置に基づき規定される仮想的な顔の輪郭に沿って抽出することとしている。
【0056】
すなわち、制御部108は、図6に示すように、顎載せ台37の周囲以外の部分については、顎載せ台37の中心より所定距離高い位置70(例えば、顎載せ台37の両端の位置)よりも上方に位置する部分を抽出範囲とするとともに、顎載せ台37の周囲については、仮想的な顔の輪郭71よりも上方に位置する部分を抽出範囲としている。
【0057】
かかる構成とすることにより、ユーザの顔以外の部分、特に、ユーザの肩の周辺がユーザの顔とともに抽出されてしまうことを防ぐことができる。
【0058】
また、上述したように、顔位置決め部36の顎載せ台37は、ユーザの顔の傾きに応じて傾動可能に構成されており、制御部108は、顎載せ台37の傾きに応じて被写体の抽出範囲を変更する。
【0059】
すなわち、例えば、ユーザの顔の傾きに伴って顎載せ台37が左に傾いた場合、制御部108は、状態検出部107により検出した顎載せ台37の傾き角度に応じて、当該顎載せ台37の周囲の抽出範囲となる仮想的な顔の輪郭を顎載せ台37と支持体38との取り付け位置(すなわち、ユニバーサルジョイント)を中心として左に回転させる。このように、ユーザの顔が傾いたとしても、その傾きに応じて仮想的な顔の輪郭も傾くため、ユーザの顔が途切れることがなく、したがって、単にユーザが正面を向いた画像だけでなく、首を傾げたような画像なども得ることができ、自由度の高い撮像が可能となる。
【0060】
また、上述したように、顔位置決め部36の支持体38は、前後移動可能に構成されており、制御部108は、支持体38の前後位置に応じて、被写体の抽出範囲を変更する。
【0061】
すなわち、例えば、ユーザの前方(ユニット30側)への移動に伴って、支持体38が前方へ移動すると、ユーザの顔は、デジタルカメラ41により撮像される画像に対してより大きく映し出されることとなる。そこで、制御部108は、状態検出部107により検出した支持体38の前後位置に応じて、仮想的な顔の輪郭をより大きいものへ変更する。これにより、ユーザは、合成用背景画像と合成する際の顔の大きさを自由に変更することができるため、撮像時の娯楽性をより一層高めることができる。なお、ユーザの顔の拡大・縮小は、デジタルカメラ41のズーム機能により行うこととしてもよい。
【0062】
また、制御部108は、画像処理回路102とともに画像合成手段として機能し、ユーザの操作パネル31への操作により選択された合成用背景画像と被写体画像とを合成した合成画像を生成する。これにより、図7に示すように、ユーザがあたかも二頭身のキャラクターになったかのような合成画像が得られる。
【0063】
(主制御装置の具体的動作について)
次に、主制御装置42の具体的動作の一例について、図面を参照して説明する。図8は、本実施形態における主制御装置42のメイン処理フローチャートである。なお、以下の各処理は、主制御装置42の制御部108が上述した各手段等として機能することによって実行されるものである。
【0064】
図8に示すように、主制御装置42の電源スイッチ(図示せず)が押下されたとき、主制御装置42の制御部108は、待機処理として、ディスプレイ32にデモ画面の映像信号を入力し、ディスプレイ32にデモ画面を表示する(ステップS10)。
【0065】
次に、制御部108は、コイン投入部33に所定金額のコインが投入されたか否かを判定する(ステップS11)。この処理において、コイン投入部33に所定金額のコインが投入されたと判定すると(ステップS11:Yes)、制御部108は、ハードディスク装置100に記憶されている複数の合成用背景画像の一覧をディスプレイ32に表示する(ステップS12)。
【0066】
次に、制御部108は、ユーザの操作パネル31への操作により、複数の合成用背景画像から一の合成用背景画像が選択されたか否かを判定する(ステップS13)。この処理において、複数の合成用背景画像から一の合成用背景画像が選択されていないとき(ステップS13:No)、制御部108は、所定時間が経過したか否かを判定し(ステップS14)、所定時間が経過していないとき(ステップS14:No)、制御部108は、処理をステップS13へ移行する。
【0067】
一方、ステップS13において、複数の合成用背景画像から一の合成用背景画像が選択されたと判定すると(ステップS13:Yes)、或は、ステップS14において、所定時間が経過したと判定すると(ステップS14:Yes)、制御部108は、処理をステップS15へ移行する。そして、ステップS15において、制御部108は、選択された画像を被写体画像と合成する合成用背景画像として決定する。
【0068】
次に、制御部108は、デジタルカメラ41による撮像を開始する(ステップS16)。この処理より、図3に示すように、ユーザの上半身の他、顔位置決め部36及びクロマキー部11が映し出された画像が得られる。
【0069】
なお、撮像を行う際、ユーザは、ユニット30に設けられた顔位置決め部36によって顔の位置を規定された状態で撮像する。具体的には、ユーザは、顔位置決め部36の顎載せ台37上部に自身の顎を載せた状態となっている。
【0070】
次に、制御部108は、画像合成処理を行う(ステップS17)。この画像合成処理は、デジタルカメラ41により撮像した画像から被写体画像を抽出するとともに、当該抽出した被写体画像を合成用背景画像と合成するものである。この画像合成処理は、図9におけるステップS30〜36までの処理であり、後述する。
【0071】
次に、制御部108は、出力処理を行う(ステップS18)。この出力処理は、プリンタ43を用いて、画像合成処理において合成した合成画像をシール紙に印刷して得られる写真シールを出力するものである。この出力処理は、図11におけるステップS70〜74までの処理であり、後述する。
【0072】
次に、制御部108は、主制御装置42の電源がOFFされたか否かを判定する(ステップS19)。この処理において、電源がOFFされていないとき(ステップS19:No)、制御部108は、処理をステップS10へ移行し、電源がOFFされたと判定すると(ステップS19:Yes)、メイン処理を終了する。
【0073】
次に、ステップS17における、画像合成処理について、図9を参照して具体的に説明する。図9は本実施形態における主制御装置42の画像合成処理フローチャートである。
【0074】
図9に示すように、画像合成処理を開始すると、制御部108は、抽出範囲決定処理を行う(ステップS30)。この抽出範囲決定処理は、デジタルカメラ41により撮像した画像から被写体画像を抽出する際の抽出範囲を決定するものである。この抽出範囲決定処理は、図10におけるステップS50〜51までの処理であり、後述する。
【0075】
次に、制御部108は、抽出範囲決定処理により決定された被写体画像の抽出範囲に基づいて、デジタルカメラ41により撮像した画像から被写体画像を抽出する(ステップS31)。
【0076】
すなわち、図9に示すように、図8のステップS16の処理により得られる画像から背景画像を除いた画像のうち、顔位置決め部36により規定されるユーザの顔の最下位置よりも上方に位置する部分を被写体画像として抽出する。この際、ユーザの顔の周囲は、顎載せ台の位置に基づき規定される仮想的な顔の輪郭71に沿って抽出する。
【0077】
次に、制御部108は、ステップS31において抽出した被写体画像と、図8のステップS15において決定した合成用背景画像との合成処理を行う(ステップS32)。これにより、図7に示すように、ユーザがあたかも二頭身のキャラクターになったかのような合成画像が得られる。
【0078】
次に、制御部108は、ステップS32において生成した合成画像をディスプレイ32へ表示する(ステップS33)。
【0079】
次に、制御部108は、所定時間が経過したか否かを判定する(ステップS34)。この処理において、所定時間が経過していないとき(ステップS34:No)、制御部108は、処理をステップS30へ移行する。一方、所定時間が経過したと判定すると(ステップS34:Yes)、制御部108は、合成画像をハードディスク装置100の所定の領域に記憶し(ステップS35)、デジタルカメラ41による撮像を終了する(ステップS36)。この処理を終了すると、制御部108は、画像合成処理を終了する。
【0080】
次に、ステップS30における抽出範囲決定処理について、図10を用いて具体的に説明する。図10は本実施形態における主制御装置42の抽出範囲決定処理フローチャートである。
【0081】
図10に示すように、抽出範囲決定処理を開始すると、制御部108は、状態検出部107により検出した顎載せ台37の傾き角度に応じて仮想的な顔の輪郭の傾き角度を決定するとともに、決定した角度の情報をハードディスク装置100の所定の領域に記憶する(ステップS50)。
【0082】
すなわち、例えば、ユーザの顔の傾きに伴って顎載せ台37が左に傾いた場合、仮想的な顔の輪郭71は、状態検出部107により検出した顎載せ台37の傾き角度に応じて回転することとなる。これにより、本実施形態にかかる写真シール生成装置1は、ユーザが正面を向いている合成画像のみならず首をかしげている合成画像などを得ることが可能となる。
【0083】
次に、制御部108は、ハードディスク装置100の所定の記憶領域に記憶された複数の仮想的な顔の輪郭の情報の中から、状態検出部107により検出した支持体38の前後位置に応じた情報を、被写体画像の抽出に用いる仮想的な顔の輪郭の情報として決定するとともに、決定した前後位置の情報をハードディスク装置100の所定の領域に記憶する(ステップS51)。
【0084】
すなわち、例えば、ユーザの前方(ユニット30側)への移動に伴って、支持体38が前方へ移動すると、仮想的な顔の輪郭の情報は、当該支持体38の前後位置に応じて輪郭の大きさがより大きなものへ変更される。これにより、本実施形態にかかる写真シール生成装置1は、合成用背景画像と合成するユーザの顔の画像の大きさをユーザの意思で自由に変えることが可能となる。
【0085】
ステップS51の処理を終了したとき、制御部108は、抽出範囲決定処理を終了する。
【0086】
次に、ステップS18における、出力処理について、図11を用いて具体的に説明する。図11は本実施形態における主制御装置42の出力処理フローチャートである。
【0087】
図11に示すように、出力処理を開始すると、制御部108は、被写体画像の抽出範囲を変更する操作が行われたか否かを判定する(ステップS70)。この処理において、被写体画像の抽出範囲を変更する操作が行われたと判定すると(ステップS70:Yes)、制御部108は、当該操作に応じて被写体画像の抽出範囲を変更する(ステップS71)。
【0088】
すなわち、例えば、ユーザの操作パネル31への操作により、左右ボタンの何れかが押下されると、現在決定されている仮想的な顔の輪郭の情報からハードディスク装置100に記憶している他の仮想的な顔の輪郭の情報への変更を行う。ここで、仮想的な顔の情報を変更する際は、ハードディスク装置100に記憶された顎載せ台37の傾き角度の情報及び支持体38の前後位置の情報を参照することにより、撮像が行なわれたときの顔位置決め部36の状態を基準に変更を行う。なお、この処理において、被写体画像の抽出範囲の変更が行われると、制御部108は、図9のステップS31〜33の処理を行う。
【0089】
このように、本実施形態における写真シール生成装置1は、ユーザの操作パネル31への操作に応じて、仮想的な顔の輪郭を、ユーザの顔の輪郭に合うように調整することができるため、より精度の高い画像合成が可能となる。
【0090】
ステップS71の処理を終了したとき、或は、ステップS70において、被写体画像の抽出範囲の変更操作がなされていないとき(ステップS70:No)、制御部108は、ユーザの操作パネル31への操作に基づき、プリント実行操作が行われたか否かを判定する(ステップS72)。この処理において、プリント実行操作が行われていないとき(ステップS72:No)、制御部108は、処理をステップS70へ移行し、一方、プリント実行操作が行われたと判定すると(ステップS72:Yes)、処理をステップS73へ移行する。
【0091】
ステップS73において、制御部108は、図9のステップS32において合成した合成画像をプリンタ43によりシール紙に出力する。そして、当該出力して得られた写真シールを写真シール排出部34より排出する(ステップS74)。この処理を終えたとき、制御部108は、出力処理を終了する。
【0092】
このように、本実施形態にかかる写真シール生成装置1によれば、顔位置決め部36により規定されるユーザの顔の最下位置よりも上方に位置する部分を抽出するとともに、抽出した被写体画像と合成用背景画像とを合成することとしたため、ユーザの身体の一部と合成用背景画像とを合成する際に、クロマキーと同色のブロック体など、ユーザの身体を隠すための部材を必要とせず、装置の大型化を防ぐことができる。
【0093】
また、ユーザの顔の位置を規定する顔位置決め部36を備えることにより、撮像が終了するまでの間に、ユーザの顔が最適な位置から大幅にずれることを防ぐことができる。
【0094】
しかも、被写体画像を抽出する際、ユーザの顔の周囲を、顎載せ台37の位置に基づき規定される仮想的な顔の輪郭に沿って抽出することとしているため、ユーザの顔以外の部分、特に、ユーザの肩の周辺がユーザの顔とともに抽出されてしまうことを防ぐことができる。
【0095】
そのうえ、顎載せ台37や支持体38をユーザの動作に随伴可能に構成するとともに、これら顎載せ台37や支持体38の傾動或いは前後移動に伴って、被写体の抽出範囲を変更することとしたため、撮像の自由度や娯楽性をより一層高めることができる。
【0096】
以上、本発明の実施の形態のうちのいくつかを図面に基づいて詳細に説明したが、これらは例示であり、当業者の知識に基づいて種々の変形、改良を施した他の形態で本発明を実施することが可能である。
【0097】
例えば、本実施形態においては、ユーザが各種操作を行うための操作パネル31を設けているが、この操作パネル31に変えて、ディスプレイ32上で操作可能なタッチパネルを設けた構成としてもよい。
【図面の簡単な説明】
【0098】
【図1】本実施形態にかかる写真シール生成装置の全体斜視図である。
【図2】本実施形態にかかる写真シール生成装置内部の接続形態を説明するための構成図である。
【図3】本実施形態にかかる写真シール生成装置に設けられたデジタルカメラにより撮像される画像の一例を示す図である。
【図4】本実施形態にかかる主制御装置の構成図である。
【図5】本実施形態にかかる写真シール生成装置に記憶される合成用背景画像の一例を示す図である。
【図6】本実施形態にかかる写真シール生成装置の被写体画像抽出処理により抽出される領域の一例を示した図である。
【図7】本実施形態にかかる写真シール生成装置の画像合成処理により合成された合成画像の一例を示した図である。
【図8】本実施形態にかかる主制御装置のメイン処理フローチャートである。
【図9】本実施形態にかかる主制御装置の画像合成処理フローチャートである。
【図10】本実施形態にかかる主制御装置の抽出範囲決定処理フローチャートである。
【図11】本実施形態にかかる主制御装置の出力処理フローチャートである。
【符号の説明】
【0099】
1 写真シール生成装置
31 操作パネル
32 ディスプレイ
33 コイン投入部
34 写真シール排出部
36 顔位置決め部
37 顎載せ台
38 支持体
41 デジタルカメラ
42 主制御装置
43 プリンタ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
所定範囲内を撮像する撮像手段と、
前記撮像手段で撮像した画像から被写体画像を抽出する被写体画像抽出手段と、
前記被写体画像の背景となる合成用背景画像を選択する選択手段と、
前記選択手段で選択された合成用背景画像と前記被写体画像とを合成した合成画像を生成する画像合成手段と、
前記合成画像をシール紙に印刷して出力する出力手段と、を備えた写真シール生成装置において、
被写体となるユーザの顔の位置を規定する顔位置決め手段を備え、
前記被写体画像抽出手段は、
前記撮像手段で撮像した画像から背景画像を除いた画像のうち、前記顔位置決め手段により規定される前記ユーザの顔の最下位置よりも上方に位置する部分を前記被写体画像として抽出する
ことを特徴とする写真シール生成装置。
【請求項2】
前記顔位置決め手段は、
前記ユーザの顎を載せるための顎載せ台と、前記顎載せ台を所定の高さに支持する支持体とよりなり、
前記被写体画像抽出手段は、
前記撮像手段で撮像した画像から被写体画像を抽出する際、前記ユーザの顔の周囲を、前記顎載せ台の位置に基づき規定される仮想的な顔の輪郭に沿って抽出する
ことを特徴とする請求項1に記載の写真シール生成装置。
【請求項3】
前記仮想的な顔の輪郭の情報を複数記憶する記憶手段と、
前記複数の仮想的な顔の輪郭の情報から一の情報を選択する選択操作手段と、を備え、
前記被写体画像抽出手段は、
前記選択操作手段によって選択した情報に基づいて、被写体画像を抽出する
ことを特徴とする請求項2に記載の写真シール生成装置。
【請求項4】
前記顎載せ台は、前記ユーザの顔の傾きに応じて傾動可能に構成されており、
前記被写体画像抽出手段は、
前記顎載せ台の傾きに応じて、前記被写体の抽出範囲を変更する
ことを特徴とする請求項2又は請求項3に記載の写真シール生成装置。
【請求項5】
前記支持体は、前後移動可能に構成されており、
前記被写体画像抽出手段は、前記支持体の前後位置に応じて、前記被写体の抽出範囲を変更する
ことを特徴とする請求項2〜4の何れか1項に記載の写真シール生成装置。
【請求項6】
前記顎載せ台は、前記被写体の実際の背景と同じ色であることを特徴とする請求項2〜5の何れか1項に記載の写真シール生成装置。
【請求項7】
前記顎載せ台は、前方に装飾用の画像ボードが張着されていることを特徴とする請求項2〜6の何れか1項に記載の写真シール生成装置。
【請求項8】
被写体となるユーザの顔の位置を規定する第1ステップと、
所定範囲内に位置する被写体を撮像する第2ステップと、
前記第2ステップで撮像した画像から被写体画像を抽出する第3ステップと、
前記被写体画像の背景となる合成用背景画像を選択する第4ステップと、
前記第4ステップで選択された合成用背景画像と前記被写体画像とを合成した合成画像を生成する第5ステップと、
前記合成画像をシール紙に印刷して出力する第6ステップと、を有し、
前記第3ステップは、
前記第2ステップで撮像した画像から背景画像を除いた画像のうち、前記第1ステップにより規定される前記ユーザの顔の最下位置よりも上方に位置する部分を前記被写体画像として抽出する
ことを特徴とする画像合成方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【公開番号】特開2009−222912(P2009−222912A)
【公開日】平成21年10月1日(2009.10.1)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−66483(P2008−66483)
【出願日】平成20年3月14日(2008.3.14)
【出願人】(501267313)株式会社 システム・プロ (6)
【Fターム(参考)】