説明

写真撮影装置

【課題】年齢に応じた規定範囲内で、画像位置やサイズをユーザが選択することができる写真撮影装置を提供する。
【解決手段】写真撮影装置100では、操作部60を介して被撮影者の年齢情報が入力されると、制御部11により、当該入力された年齢情報に応じた規定範囲内で、目の位置又は顔画像のサイズを変更した候補画像が複数作成される。これらの候補画像のうち、ユーザにより選択された候補画像がプリンタ部70によりプリント出力される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、パスポートや履歴書等に使用される証明写真や、ポートレート、記念写真等を撮影する写真撮影装置に関する。
【背景技術】
【0002】
免許証やパスポート、履歴書等に貼付する証明写真等を撮影するためのボックス型の写真撮影装置が普及しており、街頭や店頭に設置されている。このような写真撮影装置では、撮影ボックス内に顧客が入り、ガイドに従って顧客自らが撮影操作を行うことにより、簡単にかつ短時間でプリント写真を得ることができる。
【0003】
パスポート用の写真等では、顔のサイズ等が規定されている。そのため、従来から写真撮影装置では、撮影された画像において顧客に頭頂部、下顎部の位置を指定させ、その指定された位置を元に頭頂部から下顎部までの顔画像が規定サイズとなるように自動的に撮影画像を拡大又は縮小する処理を行っていた(例えば、特許文献1参照)。
【特許文献1】特開2003−189296号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、パスポート写真におけるサイズ等の規定には、許容範囲が設けられている。それにも拘わらず、従来の写真撮影装置では、自動的に一律のサイズとなるように拡大処理又は縮小処理が行われるため、例えば写真に写る予定ではなかった服装の模様等もプリントされる等、ユーザの意図しないプリントとなることがあった。
【0005】
また、証明写真の最近の傾向として顔部分が大きいプリントが好まれている。しかし、パスポート用の証明写真では、目の位置についても規定されており、ユーザの傾向に応じて単に撮影画像の拡大を行うこととすると、規定外となることが考えられる。また、子供と大人では、顔のサイズや目の位置が異なるため、その規定範囲も異なることがあるが、従来は一律の縮小率(拡大率)でプリントを出力するしかなかった。
【0006】
本発明の課題は、年齢に応じた規定範囲内で、画像位置やサイズをユーザが選択することができる写真撮影装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
請求項1に記載の発明は、写真撮影装置において、
被撮影者を撮影し、撮影画像を生成する撮影手段と、
前記撮影画像における被撮影者の目の位置を指定するための位置操作手段と、
被撮影者の年齢情報を入力するための情報操作手段と、
目の位置についての規定範囲であって、前記入力された年齢情報に応じた規定範囲内に前記指定された目の位置が位置するように、前記撮影画像の位置を変更して異なる位置の候補画像を複数作成する候補画像作成手段と、
前記作成された複数の候補画像のうち、選択された候補画像をプリント出力するプリント手段と、
を備えることを特徴とする。
【0008】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の写真撮影装置において、
前記位置操作手段により、被撮影者の頭頂部、下顎部を指定することが可能であり、
前記候補画像作成手段は、頭頂部から下顎部までの長さについての規定範囲であって、
前記入力された年齢情報に応じた規定範囲内に、前記指定された頭頂部から下顎部までの長さが収まるように、前記撮影画像の縮小率を変更して異なる縮小率の候補画像を複数作成し、
前記プリント手段は、前記作成された複数の候補画像のうち、選択された候補画像をプリントすることを特徴とする。
【発明の効果】
【0009】
請求項1に記載の発明によれば、年齢により異なる規定範囲が定められている場合、その年齢に応じた規定範囲の中で、目の位置が異なる撮影画像をユーザが選択することができる。よって、規定を遵守しつつ、好みに応じたプリント写真をユーザに提供することができる。
【0010】
請求項2に記載の発明によれば、頭頂部から下顎部までの長さ、つまり顔画像のサイズについても、年齢に応じた規定範囲の中で、そのサイズが異なる撮影画像をユーザが選択することができ、規定を満たし、かつ好みのプリント写真を提供することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0011】
まず、構成を説明する。
図1に、本実施形態における写真撮影装置100を示す。
図1に示すように、写真撮影装置100はボックス型に形成されており、その外壁にはプリントされた写真を取り出す取出口71が設置されている。また、ボックス内部(以下、撮影室という)には、回転により昇降可能に構成された、被撮影者M用の椅子Cが設置されている。さらに、被撮影者Mの正面には、操作手順やその他撮影に関する操作画面、撮影画像等を表示する表示部40、操作指示するための操作部60、被撮影者Mである顧客が撮影室内に入室したことを検出するためのセンサS、撮影料金を精算するためのコインメック50等が設置されている。
【0012】
図2に、写真撮影装置100の内部構成を示す。
図2に示すように、写真撮影装置100は、本体部10、ストロボユニット20、デジタルカメラ30、表示部40、コインメック50、操作部60、プリンタ部70、通信部80、センサSを備えている。
【0013】
本体部10は、制御部11、I/Oコントロール12、ROM(Read Only Memory)13、RAM(Random Access Memory)14、HDD(Hard Disk Drive)15、I/F16から構成されており、I/Oコントロール12を介してストロボユニット20、コインメック50、操作部60に接続されるとともに、I/F16を介してプリンタ部70に接続されている。
【0014】
制御部11は、ROM13に記憶されている撮影プリント処理(図3参照)等の各種制御プログラムをRAM14に展開し、当該プログラムとの協働により、各種演算を行うとともに各部の動作を集中制御する。これにより、候補画像作成手段を実現することができる。また、制御部11は、画像処理プログラムとの協働により、撮影画像に対し、階調変換処理、鮮鋭性強調処理、トリミング、サイズ調整等の各種画像処理を施す画像処理機能を有している。
【0015】
I/Oコントロール12は、本体部10と、ストロボユニット20、コインメック50及び操作部60との間で情報のやりとりを仲介するインターフェイスであり、制御部11からの制御信号をストロボユニット20、コインメック50に送信するとともに、操作部60からの操作信号を制御部11に送信する。
【0016】
ROM13は、各種制御プログラム、プログラムで必要なパラメータ、プログラムで処理された処理結果等を記憶している。
【0017】
RAM14は、制御部11によって実行される各種制御プログラム及びこれらプログラムに係るデータを一時的に記憶するワークエリアを形成する。また、RAM14は、デジタルカメラ30により撮影された撮影画像の画像データを一時的に記憶するエリアを有する。
【0018】
HDD15は、デジタルカメラ30により撮影された撮影画像(原画像)の画像データを記憶するとともに、制御部11により各種画像処理が施された処理画像の画像データを記憶する。
また、料金案内、プリント条件の設定等の各種操作画面の画像データを記憶するとともに、各操作画面におけるガイドアナウンス音声の音データを記憶している。
【0019】
I/F16は、本体部10と、プリンタ部70との間で情報のやり取りを仲介するインターフェイスであり、制御部11で生成されたプリントデータを本体部10からプリンタ部70へ送信する。
【0020】
ストロボユニット20は、制御部11からの制御信号に従って、撮影室内の各部に設置されたストロボ20aの発光タイミングや発光量を制御する。
【0021】
デジタルカメラ30は、光学レンズ、CCD(Charge Coupled Device)等の光学センサ、A/D変換部等から構成される撮影手段であり、光学レンズを介して入力される被写体像を光学センサにより光電変換して画像信号を生成する。そして、A/D変換部によりアナログ画像信号からデジタル画像データを得て、当該デジタル画像データを本体部10に出力する。なお、デジタルカメラに代えて動画を記録可能なデジタルビデオカメラを撮影手段として適用することとしてもよい。
【0022】
表示部40は、LCD(Liquid Crystal Display)等を備えて構成される表示手段であり、制御部11の指示に従って操作画面を表示したり、撮影画像のプレ表示を行う。
【0023】
コインメック50は、硬貨や紙幣の入金口、釣銭返金口等を備えた金銭登録機であり、入金口から入金された金額と規定の撮影料金とから釣銭金額を算出し、釣銭金額に応じた硬貨又は紙幣を釣銭返金口に排出する。
【0024】
スピーカ55は、入力される音データに基づいてガイドアナウンス音声等を出力する音出力手段である。
【0025】
操作部60は、表示部40と一体的に構成されるタッチパネルや、撮影室の内壁に設けられた選択ボタン、撮影ボタン等の各種機能ボタンを備えて構成され、押下されたボタンに対応する操作信号を制御部11に出力する。すなわち、操作部60により位置操作手段、情報操作手段を実現することができる。
【0026】
プリンタ部70は、制御部11から入力されるプリントデータに基づいてプリント出力を行うプリント手段である。本実施形態では、プリント方式として、色材を昇華、転移させて画像を形成する昇華型熱転写方式を適用することとするが、記録媒体と受像材料とを重ね合わせて熱を加えることによって記録媒体の記録層を受像材料の受像層に転移させて画像を形成する溶融転写記録方式を適用することとしてもよいし、電子写真方式、インクジェット方式やその他のプリント方式であってもよい。また、銀塩写真像を形成するものであってもよい。
【0027】
通信部80は、ネットワークインターフェイスカード、モデム等の通信用インターフェイスから構成される通信手段であり、通信ネットワーク上の外部機器と相互に情報の送受信を行う。例えば、他の写真撮影装置に画像データを転送してプリント出力させたり、ホストサーバに画像データを転送して画像登録したりすることができる。
【0028】
センサSは、顧客が撮影室に入室したことを検出するものであり、顧客の入室を検出するとその検出信号を制御部11に出力する。センサSとしては、発光器と受光器とからなる光学式センサ等が適用可能である。
【0029】
次に、本実施形態における写真撮影装置100の動作について説明する。
写真撮影装置100では、センサSにより顧客が撮影室内に入室したことが検出されると、撮影料金の料金ガイドを行う操作画面が表示部40に表示される。そして、顧客によりコインメック50に撮影料金が投入されると、図3に示す撮影プリント処理が実行される。
【0030】
図3に示す撮影プリント処理では、写真種を選択するための操作画面d1(図4(a)参照)が表示部40に表示される(ステップS1)。写真種は、図4(a)に示すように、免許証、パスポート、履歴書、大型の4種が選択的に表示される。顧客は、操作部60を介して所望の写真種の選択操作を行う。ここでは、撮影画像に規定があるパスポートの写真種が選択されたこととする。
【0031】
パスポートの写真種が選択されると、写真撮影装置100では、パスポート操作メニューに切り替えられ、パスポート写真のプリントは規定に合わせたサイズや画像位置の調整が必要なため、時間を要する旨のメッセージが表示部40に表示される(ステップS2)。そして、顧客によりその旨承認する操作が行われると、図4(b)に示すように、被撮影者の年齢を入力するための操作画面d2が表示される。操作画面d2では、大人、小人を選択するための操作ボタン(年齢ボタンという)が表示されており、顧客は年齢に合わせて年齢ボタンを押下操作することにより年齢情報を入力することができる。
【0032】
写真撮影装置100では、操作部60を介して大人又は小人の何れかの年齢ボタンが操作されると、その操作に応じて制御部11によりRAM14に大人又は小人の年齢情報が記憶される(ステップS3)。次いで、写真撮影装置100では撮影操作についての操作画面(図示せず)が表示部40に表示される。
【0033】
顧客により撮影ボタンの押下操作が行われると、写真撮影装置100ではストロボユニット20の制御によりストロボ20aが発光されるとともに、デジタルカメラ30において撮影が行われる(ステップS4)。撮影後、その撮影画像のデータが生成されると、制御部11において確認表示用に撮影画像の拡大処理又は縮小処理、トリミング等が行われ、図5(a)に示すように、画像サイズ及び画像位置を調整するための操作画面d3上に表示される(ステップS5)。
【0034】
操作画面d3では、表示された確認用の撮影画像上に頭頂部、目、下顎部の位置合わせを行うための3つのラインL1〜L3が表示される。このラインL1〜L3は、操作部60を介して上下に移動可能に表示されており、顧客はこれらのラインL1〜L3の移動操作を行って撮影画像における頭頂部、目、下顎の位置を指定する。なお、ここでいう頭頂部とは、頭部ではなく毛髪の先端部分である。
【0035】
そして、操作部60を介して顧客によりラインL1〜L3が設定され、頭頂部、目、下顎部分の各位置が指定されると、制御部11において、撮影画像の上下方向における頭頂
部、目、下顎部分の位置が認識される。次いで、RAM14に記憶された年齢情報に基づいて、被撮影者は大人か小人かが制御部11により判別される(ステップS6)。
【0036】
パスポート写真の場合、大人と小人では顔のサイズや目の位置が異なるため、異なる規定範囲が設定されている。大人の場合、顔画像のサイズ(頭頂部から下顎部までの長さをいう)がプリント範囲の上下方向の長さに対して70%〜80%、目の位置がプリント範囲の上下方向の長さに対して、プリント範囲の下限から50%〜70%の範囲内となるように規定がなされている。これに対して、小人の場合、顔画像についての規定範囲はプリント範囲の上下方向の長さに対して50%〜80%、目の位置についての規定範囲はプリント範囲の下限から40%〜70%である。
【0037】
よって、被撮影者は大人であると判別された場合(ステップS6:大人)、大人に応じた規定範囲内で目の位置及び顔画像のサイズを変更した候補画像が制御部11により複数作成される(ステップS7)。
【0038】
図6を参照して、具体的に説明する。
例えば、図6(a)に示す撮影画像g1が得られた場合、プリント範囲の上下方向における長さをaとすると、指定された目の位置がプリント範囲の下方から0.5a(つまり、aに対して50%)のところに位置するように撮影画像の位置が移動され、かつ指定された頭頂部から下顎部までの長さが0.7a(つまり、aに対して70%)となるように、撮影画像に拡大処理又は縮小処理が施され、図6(b)に示す候補画像g2が作成される。
【0039】
また、指定された目の位置がプリント範囲の下方から0.65a(つまり、aに対して65%)のところに位置するように撮影画像の位置が移動され、かつ指定された頭頂部から下顎部までの長さが0.8a(つまり、aに対して80%)となるように、撮影画像に拡大処理又は縮小処理が施され、図6(b)に示す候補画像g3が作成される。
【0040】
一方、被撮影者が小人であると判別された場合(ステップS6;小人)、小人に応じた規定範囲内で目の位置及び顔画像のサイズを変更した候補画像が制御部11により複数作成される(ステップS8)。
【0041】
図7を参照して、具体的に説明する。
例えば、図7(a)に示す撮影画像g4が得られた場合、上記と同じくプリント範囲の上下方向における長さをaとすると、指定された目の位置がプリント範囲の下方から0.6a(つまり、aに対して60%の長さ)のところに位置するように撮影画像の位置が移動され、かつ指定された頭頂部から下顎部までの長さが0.5a(つまり、aに対して50%の長さ)となるように、撮影画像に拡大処理又は縮小処理が施され、図7(b)に示す候補画像g5が作成される。
【0042】
また、指定された目の位置がプリント範囲の下方から0.4a(つまり、aに対して40%)のところに位置するように撮影画像の位置が移動され、かつ指定された頭頂部から下顎部までの長さが0.6a(つまり、aに対して60%)となるように、撮影画像に拡大処理又は縮小処理が施され、図7(b)に示す候補画像g6が作成される。
【0043】
このようにして、目の位置及び顔画像のサイズが異なる複数の候補画像が作成されると、当該複数の候補画像が図5(b)に示す操作画面d4上に選択的に表示される(ステップS9)。この操作画面d4において、顧客が表示された複数の候補画像のうち、所望の候補画像を選択すると、図8(a)に示す操作画面d5上に選択された候補画像が表示される。操作画面d5では、表示された候補画像の位置及びサイズをさらに顧客が微調整す
ることが可能であり、操作部60を介してその位置の移動量、移動移動方向及び縮小率を入力することができる。
【0044】
写真撮影装置100では、操作部60を介して撮影画像の位置移動又は拡大/縮小が指示操作されると、制御部11によりその操作に応じて撮影画像の移動又は拡大処理又は縮小処理が行われ、その処理画像が再度操作画面d5上に表示される(ステップS10)。なお、予め微調整可能な移動量、縮小率の範囲が定められており、この範囲を超えての操作は無効とするものとする。
【0045】
微調整後に、その調整結果を了承する旨の操作指示が操作部60を介してなされると、図8(b)に示す操作画面d6が表示部40に表示される。操作画面d6では、微調整された撮影画像とともに、この画像でプリントする旨のメッセージが表示される。
【0046】
そして、操作画面d6において、プリント指示の操作がなされると、制御部11により撮影画像がプリントフォーマット上に合成されたプリントデータが生成され、当該プリントデータに基づいてプリンタ部70によりプリント出力が行われ(ステップS12)、プリント出力を終えると、本処理を終了する。
【0047】
以上のように、本実施形態によれば、大人か小人かで適用する規定範囲を変更し、その規定範囲内で目の位置又は画像サイズを変更した候補画像を複数作成してこのうちプリント出力する画像を選択できることとした。これにより、規定範囲内で顧客が望む最適な画像位置又は画像サイズの画像をプリント出力することができる。
【0048】
なお、上記実施形態では、撮影画像における目の位置及び顔画像のサイズをともに変更した候補画像を作成する例を説明したが、何れか一方を固定して他方のみを変更することとしてもよい。
【0049】
また、上述した説明では、年齢に応じて大人又は小人を選択する年齢ボタンにより、年齢情報を入力することとしたが、これに限らず、年齢情報として直接年齢の数字を入力することとしてもよい。
【0050】
さらに、上述した説明では、写真撮影装置100側で自動的に年齢に応じた規定範囲内で所定量づつ画像位置、顔画像のサイズを変更した候補画像を複数作成し、この複数の候補画像のうち、ユーザがプリント対象のものを選択することとしたが、年齢に応じた規定範囲内でユーザが自由に画像位置、顔画像のサイズを変更可能な構成としてもよい。例えば、撮影画像が得られるとすぐに図8(a)の操作画面d5上に表示して、ユーザが画像位置の移動、縮小率を指示操作可能とする。このとき、年齢に応じた目の位置又は顔画像のサイズの規定範囲を超えての操作を無効とすることにより、年齢に応じた規定範囲内でユーザが所望する画像位置及び画像サイズのプリント写真を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0051】
【図1】本実施形態における写真撮影装置を示す図である。
【図2】図1の写真撮影装置の内部構成を示す図である。
【図3】写真撮影装置により実行される撮影プリント処理を説明するフローチャートである。
【図4】撮影プリント処理において表示される操作画面例を示す図である。
【図5】撮影プリント処理において表示される操作画面例を示す図である。
【図6】被撮影者が大人の場合に作成される候補画像例を示す図である。
【図7】被撮影者が小人の場合に作成される候補画像例を示す図である。
【図8】撮影プリント処理において表示される操作画面例を示す図である。
【符号の説明】
【0052】
100 写真撮影装置
11 制御部
40 表示部
70 プリンタ部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
被撮影者を撮影し、撮影画像を生成する撮影手段と、
前記撮影画像における被撮影者の目の位置を指定するための位置操作手段と、
被撮影者の年齢情報を入力するための情報操作手段と、
目の位置についての規定範囲であって、前記入力された年齢情報に応じた規定範囲内に前記指定された目の位置が位置するように、前記撮影画像の位置を変更して異なる位置の候補画像を複数作成する候補画像作成手段と、
前記作成された複数の候補画像のうち、選択された候補画像をプリント出力するプリント手段と、
を備えることを特徴とする写真撮影装置。
【請求項2】
前記位置操作手段により、被撮影者の頭頂部、下顎部を指定することが可能であり、
前記候補画像作成手段は、頭頂部から下顎部までの長さについての規定範囲であって、前記入力された年齢情報に応じた規定範囲内に、前記指定された頭頂部から下顎部までの長さが収まるように、前記撮影画像の縮小率を変更して異なる縮小率の候補画像を複数作成し、
前記プリント手段は、前記作成された複数の候補画像のうち、選択された候補画像をプリントすることを特徴とする請求項1に記載の写真撮影装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2006−304161(P2006−304161A)
【公開日】平成18年11月2日(2006.11.2)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−126279(P2005−126279)
【出願日】平成17年4月25日(2005.4.25)
【出願人】(303050159)コニカミノルタフォトイメージング株式会社 (1,066)
【Fターム(参考)】