説明

冷凍冷蔵庫

【課題】冷却制御を停止する設定にされた収納室内の食品保護を実現可能とする冷凍冷蔵庫を提供すること。
【解決手段】表示パネルにより冷却制御を停止する設定にされた収納室については、ダンパを閉塞して当該収納室への冷気の流入を停止させて冷却制御を停止するとともに、収納室内で異常温度が一定時間以上継続していることが検知された場合には、冷却制御を停止する設定中であっても、ダンパを開放し、当該収納室内の温度が正常温度に復帰するまで冷却制御を行う。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、冷凍冷蔵庫に関するものである。
【背景技術】
【0002】
近年、家庭用冷凍冷蔵庫は、大容量化、低消費電力化が進んでいる。また、節電志向の高まりから、冷凍冷蔵庫の使用者の使い方の工夫によって節電化を図るというニーズも増えてきている。
【0003】
このような問題を解決する方法として、各収納室の温度を高めに設定することが知られているほか、冷蔵室の冷却をオフにする設定を提供することも提案されている(例えば特許文献1)。すなわち、冷気の流路を切替える冷気流路切替手段により、冷却器で生成された冷気を、冷蔵温度帯室と冷凍温度帯室の両室に供給するモードと冷凍温度帯室のみに冷気を供給するモードとを切替え可能としたもので、冷蔵室の冷却をオフにする場合には、冷凍温度帯室のみに冷気を供給するモードを選択し、冷蔵室には冷気を供給しないよう制御している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2004−251515号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、上記従来の冷凍冷蔵庫では、冷却制御を一度停止すると、その後冷却制御を停止した収納室の温度が異常上昇したとしても、使用者が設定を解除するまで冷却停止状態が継続されるため、誤って冷却制御が停止された場合には、使用者が気付かないうちに収納室に保存していた食品が劣化するという課題があった。
【0006】
この発明は、上記に鑑みてなされたもので、冷却制御を停止する設定にされた収納室内の食品保護を実現可能とする冷凍冷蔵庫を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る冷凍冷蔵庫は、区画された複数の収納室と、周囲の空気を冷却して前記各収納室に供給する冷気を生成する冷却器と、前記冷却器の生成した冷気を前記各収納室に流入させる風路と、前記風路から前記各収納室への冷気の流入量を調整する風量調整部と、前記各収納室の温度をそれぞれ検知する温度検知部と、前記各収納室の冷却制御の停止を個別に設定することが可能な冷却停止設定部と、前記冷却停止設定部により冷却制御を停止する設定にされた収納室については、前記風量調整部により当該収納室への冷気の流入を停止させて冷却制御を停止するとともに、前記温度検知部が予め設定された第1の温度以上の温度である異常温度を一定時間以上継続して検知した場合には、冷却制御を停止する設定中であっても、前記風量調整部による当該収納室への冷気の流入を停止させる制御を解除し、前記温度検知部により検知された温度が前記第1の温度よりも低い温度であって予め設定された第2の温度以下に復帰するまで冷却制御を行う制御部と、を備えることを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
この発明によれば、冷却制御を停止する設定にされた収納室内の食品保護が実現可能になる、という効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【図1】図1は、この発明の実施の形態1に係る冷凍冷蔵庫の一例を示す正面図である。
【図2】図2は、図1の冷凍冷蔵庫のA−Aでの断面図である。
【図3】図3は、図1の冷凍冷蔵庫のB−Bでの断面図である。
【図4】図4は、冷凍冷蔵庫の制御ブロック図である。
【図5】図5は、実施の形態1の動作を示すフローチャートである。
【図6】図6は、実施の形態2の動作を示すフローチャートである。
【図7】図7は、実施の形態3の動作を示すフローチャートである。
【図8】図8は、実施の形態4に係る冷凍冷蔵庫の切替室の構成の一例を示す図である。
【図9】図9は、重量と検出電圧との関係の一例を示したグラフである。
【図10】図10は、実施の形態4の動作を示すフローチャートである。
【図11】図11は、実施の形態5に係る冷凍冷蔵庫の切替室の構成の一例を示す図である。
【図12】図12は、実施の形態5に係る冷凍冷蔵庫の切替室の構成の一例を示す別の図である。
【図13】図13は、距離と検出電圧との関係の一例を示したグラフである。
【図14】図14は、実施の形態6における表示パネルの構成の一例を示す図である。
【図15】図15は、実施の形態7の動作を示すタイムチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下に、本発明に係る冷凍冷蔵庫の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
【0011】
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1に係る冷凍冷蔵庫の一例を示す正面図である。図2は、図1の冷凍冷蔵庫のA−Aでの断面図であり、図3は、図1の冷凍冷蔵庫のB−Bでの断面図である。
【0012】
図1に示すように、冷凍冷蔵庫1は、区画された複数の収納室を備えて構成されており、具体的には、例えば観音開き式の左右1対の前面扉が設けられた冷蔵室100、冷蔵室100の下にて左右に並設された製氷室200及び切替室300、製氷室200及び切替室300の下に設けられた野菜室400、並びに野菜室400の下に設けられた冷凍室500を備えて構成されている。ここで、製氷室200、切替室300、野菜室400、及び冷凍室500はそれぞれ前面扉を備えている。切替室300は、温度切替が可能な収納室である。冷蔵室100の扉表面には各収納室の設定を調節可能な操作パネル5が設けられている。後述するように、操作パネル5には、冷凍冷蔵庫1の収納室の全て若しくは一部の冷却制御を停止設定することが可能なボタン(操作部)が設けられている。冷蔵室100の左右扉仕切部には露付き防止のための保温ヒータ42が設けられている。
【0013】
次に、図1〜図3を用いて、冷凍冷蔵庫1の内部構成を説明する。冷凍冷蔵庫1内の背面側には上下方向に風路4が延設され、この風路4は冷凍室500と冷蔵室100とを連通している。風路4内には、周囲の空気を冷却して各収納室に供給する冷気を生成する冷却器3と、この冷却器3の例えば上方に配置されて冷却器3にて生成された冷気を循環させるファン2(送風部)が設けられている。冷却器3及びファン2は例えば野菜室400の背面側に配置されている。また、冷凍冷蔵庫1内の背面側下部には冷媒を圧縮する圧縮機7が配置されている。冷却器3は圧縮機7とともに冷凍サイクルを構成する。
【0014】
冷凍冷蔵庫1内には、風路4から直接的又は間接的に流入する冷気の量を調整する風量調整部としてのダンパが冷蔵室100、製氷室200、切替室300、及び野菜室400の各収納室に対してそれぞれ設けられている。具体的には、冷蔵室100に対しては風路4の上端に冷蔵室用ダンパ21が設けられ、冷蔵室用ダンパ21を開閉することにより風路4から冷蔵室100に直接流入する冷気の流入量が調整される。製氷室200に対しては製氷室200と風路4とを連通する風路25aに製氷室用ダンパ24が設けられ、製氷室用ダンパ24を開閉することにより風路4から製氷室200に直接流入する冷気の流入量が調整される。また、製氷室200には、一端が冷蔵室100に連通し他端が野菜室400に連通する冷蔵室用帰還路8が設けられている。冷蔵室用帰還路8は、ファン2により冷蔵室100に送られた冷気の戻り風路を構成する。また、製氷室200内には製氷機210が設けられている。切替室300に対しては切替室300と風路4とを連通する風路25bに切替室用ダンパ22が設けられ、切替室用ダンパ22を開閉することにより風路4から切替室300に直接流入する冷気の流入量が調整される。また、切替室300には、一端が冷蔵室100に連通し他端が野菜室に連通する冷蔵室用帰還路8が設けられている。野菜室400に対しては、製氷室200及び切替室300内における冷蔵室用帰還路8上に野菜室用ダンパ23がそれぞれ設けられ、野菜室用ダンパ23を開閉することにより風路4から間接的に野菜室400に流入する冷気の流入量が調整される。野菜室400と冷凍室500とを連通する風路である野菜室用帰還路9は、ファン2により冷蔵室100に送られた冷気の戻り風路を構成する。なお、図示はしていないが、風路4に冷凍室ダンパを設けることができ、冷凍室用ダンパを開閉することにより風路4から直接的に冷凍室500に流入する冷気の流入量を調整することができる。また、風量調整部は、風路4から各収納室への冷気の流入量を調整することができるものであれば、ダンパ以外のものであってもよい。
【0015】
野菜室400内には保温ヒータ41が設けられており、室温を適切な温度に調整するために用いられる。また、給水用のタンク110から製氷機210に注水するためのパイプ61には、その凍結を防止する目的で保温ヒータ43が備え付けられている。
【0016】
冷凍冷蔵庫1の各収納室内にはそれぞれ温度測定部が設けられている。すなわち、冷凍室500内には冷凍室サーミスタ34が、野菜室400内には野菜室サーミスタ33が、製氷室200内には製氷室サーミスタ35が、切替室300内には切替室サーミスタ32が、冷蔵室100内には冷蔵室サーミスタ31が設けられている。
【0017】
各収納室に設けられたドアスイッチ(扉開閉検知部)は、各収納室の扉の開閉状態を検出する。すなわち、冷蔵室ドアスイッチ11は冷蔵室扉の開閉状態に応じて制御基板6に信号を出力する。切替室ドアスイッチ12、野菜室ドアスイッチ13、冷凍室ドアスイッチ14、製氷室ドアスイッチ15についても同様である。制御基板6は、冷凍冷蔵庫1の背面に設けられている。
【0018】
次に、図1〜図3を用いて、冷凍冷蔵庫1の冷却の概略を説明する。冷却器3は、圧縮機7が運転することで冷媒が循環し、周囲の空気と熱交換をすることで冷却される。冷却された冷却器3にファン2で風を当てることで冷気が風路4を通り、冷蔵室100、製氷室200、切替室300、野菜室400、及び冷凍室500を循環することで、各収納室が冷却される。この際、冷蔵室用帰還路8及び野菜室用帰還路9は、ファン2によって送られてきた冷気の戻り風路を構成する。
【0019】
冷却器吹き出しの温度は、一般に−20℃以下と低いため、冷気をそのまま各収納室に送り込むと、庫内の温度を0℃以上の温度に保つ冷蔵温度帯の収納室(冷蔵室100、野菜室400、及び冷蔵温度帯に設定された切替室300)は、設定温度に制御できず食品が凍ってしまう。これを防ぐため、冷蔵室用ダンパ21、切替室用ダンパ22、野菜室用ダンパ23、及び製氷室用ダンパ24を開閉制御して、風路4からの冷気の流入量を調整したり、保温ヒータ41を通電させることで適切な温度に維持している。適切な温度とは、例えば、冷蔵室100が約4℃、野菜室400が約7℃である。また、庫内の温度を0℃以下の温度に保つ冷凍温度帯の収納室(製氷室200、冷凍室500、及び冷凍温度帯に設定された切替室300)の場合は、適正な温度は、例えば、約−18℃である。
【0020】
図4は、冷凍冷蔵庫1の制御ブロック図である。制御基板6はマイクロコンピュータ51,52を備えている。マイクロコンピュータ51には、冷蔵室サーミスタ31、切替室サーミスタ32、野菜室サーミスタ33、冷凍室サーミスタ34、及び製氷室サーミスタ35で得られた各収納室の温度が入力され、制御基板6は各収納室の温度を検知している。マイクロコンピュータ51は、得られた各収納室の温度に基づき、各収納室のダンパ(冷蔵室用ダンパ21、切替室用ダンパ22、野菜室用ダンパ23、及び製氷室用ダンパ24等)の開閉制御、ファン2の回転数の制御、圧縮機ドライバであるマイクロコンピュータ52に指令を出すことで圧縮機7の回転数の制御、及び保温ヒータ41〜43の制御を行うなど、冷凍冷蔵庫1全体の制御を司っている。また、マイクロコンピュータ51は、冷蔵室ドアスイッチ11、切替室ドアスイッチ12、野菜室ドアスイッチ13、冷凍室ドアスイッチ14、及び製氷室ドアスイッチ15からの信号の入力により、各収納室の扉開閉状態及び扉開閉頻度を検知することが可能となっている。すなわち、マイクロコンピュータ51は、各ドアスイッチからの出力信号に基づいて扉開閉回数を計数する機能を有し、これにより一定期間内の扉開閉回数として扉開閉頻度を求めることができる。
【0021】
また、操作パネル5には、冷凍冷蔵庫1の全ての収納室若しくは一部の収納室の冷却制御を停止設定することができるボタンが設けられており(冷却停止設定部)、当該ボタンの操作により入力された情報はマイクロコンピュータ51に送られ、冷却制御を停止する設定に合わせて、冷凍冷蔵庫1が制御される。具体的には、収納室の冷却制御を停止する設定がなされた場合、マイクロコンピュータ51は、当該収納室に流入する冷気を調整可能なダンパを閉塞する。
【0022】
次に、本実施の形態の冷凍冷蔵庫1において、冷凍温度帯の収納室の冷却を停止した場合の動作について説明する。ここでは、冷凍温度帯の収納室として例えば製氷室200の冷却を停止した場合を例に図5のフローチャートを用いて説明する。図5は、本実施の形態の動作を示すフローチャートである。
【0023】
まず、マイクロコンピュータ51は、冷却停止設定の有無について判定する(S1)。冷却停止設定の有無は、操作パネル5から入力された設定情報に応じて判定することができる。すなわち、マイクロコンピュータ51は、操作パネル5を介して冷却停止設定がなされている場合には、冷却停止設定有りと判定し、それ以外は冷却停止設定なしと判定する。判定の結果、冷却停止設定がされていない場合(S1,No)は、マイクロコンピュータ51は、通常運転を継続するよう制御する(S2)。一方で、製氷室200の冷却停止設定されている場合(S1,Yes)は、マイクロコンピュータ51は、製氷室サーミスタ35からの温度情報の入力により、異常温度がある一定時間T1継続しているかどうか判定する(S3)。ここで、異常温度は予め設定された温度θ1(第1の温度)以上の温度として定義されており、θ1は収納室内の食品保護の観点から設定される。この判定の結果、異常温度が一定時間T1継続していないと判定された場合(S3,No)は、マイクロコンピュータ51は、冷却停止制御を継続し、製氷室用ダンパ24を閉塞したままとする(S5)。
【0024】
一方で、異常温度が一定時間T1継続していると判定された場合(S3,Yes)は、マイクロコンピュータ51は、製氷室用ダンパ24を開放し、冷却を再開させる(S4)。続いて、マイクロコンピュータ51は、製氷室200の温度が温度θ2(第2の温度)以下まで低下したかどうかを判定する(S6)。ここで、θ2はθ1よりも低い温度として予め設定されており、異常温度とは異なる正常温度である。そして、製氷室200の温度がθ2以下まで低下した場合(S6,Yes)は、マイクロコンピュータ51は、製氷室用ダンパ24を閉塞し、冷却停止制御に復帰させる(S5)。一方で、製氷室200の温度がθ2以下まで低下していない場合(S6,No)は、S1の処理に戻る。なお、T1,θ1,θ2は、例えば、T1=10分、θ1=0℃、θ2=−10℃である。
【0025】
以上の説明は、冷凍室500又は冷凍温度帯に設定された切替室300の冷却を停止した場合についても同様である。
【0026】
また、冷凍冷蔵庫1において、冷蔵温度帯の収納室の冷却を停止してもよく、同様に図5のフローチャートに従って制御される。例えば冷蔵室100の冷却を停止設定した場合、T1=10分、θ1=15℃、θ2=4℃とすることができる。
【0027】
以上のように、本実施の形態によれば、冷却制御を停止する設定にされた収納室において異常温度が一定時間継続した場合には、冷却制御を停止する設定中であっても、一時的にダンパの閉塞を解除し正常温度に復帰するまで冷却制御を実施するようにしたので、冷却制御を停止する設定にされた収納室内の食品保護を実現することができる。ここで、冷却制御を停止することができる収納室は、冷凍温度帯若しくは冷蔵温度帯又は双方の収納室である。特に、冷凍冷蔵庫周囲温度との温度差が大きい冷凍温度帯の収納室の冷却を停止することで、約10%以上の大きな節電効果を得ることが可能となる。これに対し、従来の冷凍冷蔵庫では、冷蔵温度帯の収納室についてのみ冷却制御を停止していたため、当該収納室の温度と冷凍冷蔵庫周囲温度との温度差が小さく、大きな節電効果が得られなかった。
【0028】
実施の形態2.
図6は、本実施の形態の動作を示すフローチャートである。なお、本実施の形態の冷凍冷蔵庫1の構成は実施の形態1と同様であるので、その詳細な説明は省略する。以下では、図6を参照して、例えば、野菜室400、製氷室200、又は冷蔵室100の冷却制御が停止される場合の動作について説明する。
【0029】
まず、マイクロコンピュータ51は、冷却停止設定の有無について判定する(S11)。判定の結果、冷却停止設定がされていない場合(S11,No)は、マイクロコンピュータ51は、通常運転を継続するよう制御する(S12)。
【0030】
冷却停止設定されている場合(S11,Yes)において、マイクロコンピュータ51は、野菜室400の冷却制御が停止されているか否かを判定する(S13)。すなわち、実施の形態1で説明したように野菜室用ダンパ23を閉塞することにより野菜室400が冷却停止状態にあるか否かを判定する。判定の結果、野菜室400が冷却制御停止されている場合(S13,Yes)は、マイクロコンピュータ51は、保温ヒータ41をオフする(S14)。すなわち、保温ヒータ41の通電が停止される。なお、通電を停止する代わりに、通電を弱めるようにしてもよい。保温ヒータ41の通電を停止し又は弱めるのは、冷却制御を停止する設定にされた収納室では、ダンパを閉塞することにより室温が上昇するので、保温ヒータを用いて加熱する必要がないからである。野菜室400が冷却制御停止されていない場合(S13,No)は、S15の処理に進む。
【0031】
次に、マイクロコンピュータ51は、製氷室200の冷却制御が停止されているか否かを判定する(S15)。判定の結果、製氷室200が冷却制御停止されている場合(S15,Yes)は、マイクロコンピュータ51は、保温ヒータ43をオフする(S16)。すなわち、保温ヒータ43の通電が停止される。なお、通電を停止する代わりに、通電を弱めるようにしてもよい。製氷室200が冷却制御停止されていない場合(S15,No)は、S17の処理に進む。
【0032】
次に、マイクロコンピュータ51は、冷蔵室100の冷却制御が停止されているか否かを判定する(S17)。判定の結果、冷蔵室100が冷却制御停止されている場合(S17,Yes)は、マイクロコンピュータ51は、保温ヒータ42をオフする(S18)。すなわち、保温ヒータ42の通電が停止される。なお、通電を停止する代わりに、通電を弱めるようにしてもよい。冷蔵室100が冷却制御停止されていない場合(S17,No)は、S11の処理に戻る。
【0033】
以上のように、本実施の形態によれば、冷却制御を停止する設定にされた収納室に合わせて、加熱が不要となる保温ヒータをオフするよう制御することで、より大きな節電効果を得ることが可能となる。なお、本実施の形態が保温ヒータを備えた任意の収納室に適用できることは言うまでもない。本実施の形態のその他の動作及び効果は実施の形態1と同様である。
【0034】
実施の形態3.
図7は本実施の形態の動作を示すフローチャートである。なお、本実施の形態の冷凍冷蔵庫1の構成は実施の形態1と同様であるので、その詳細な説明は省略する。以下では、図7を参照して、例えば製氷室200の冷却制御が停止される場合の動作について説明する。
【0035】
まず、マイクロコンピュータ51は、冷却停止設定の有無について判定する(S21)。判定の結果、冷却停止設定がされていない場合(S21,No)は、マイクロコンピュータ51は、通常運転を継続するよう制御する(S22)。
【0036】
製氷室200の冷却停止設定がされている場合(S21,Yes)においては、マイクロコンピュータ51は、製氷室200の扉開閉頻度をカウントする(S23)。すなわち、マイクロコンピュータ51は、製氷室ドアスイッチ15からの出力信号により、一定時間T2内での製氷室200の扉開閉回数をカウントし、これから扉開閉頻度を求める。ここで、一定時間T2は予め設定された時間である。
【0037】
続いて、マイクロコンピュータ51は、所定時間T2内での扉開閉回数がN1回未満であるか否かを判定する(S24)。ここで、N1は予め設定された自然数である。判定の結果、扉開閉回数がN1回以上である場合(S24,No)は、マイクロコンピュータ51は、通常運転を継続するよう制御する(S22)。一方で、扉開閉回数がN1回未満である場合(S24,Yes)は、マイクロコンピュータ51は、累計の扉開閉回数をカウントする。すなわち、マイクロコンピュータ51は、ある基準時からの扉開閉回数の累計を求め、その回数がN2回未満であるか否かを判定する(S25)。ここで、N2は予め設定された自然数である。判定の結果、累計の扉開閉回数がN2回以上である場合(S25,No)は、マイクロコンピュータ51は、通常運転を継続するよう制御する(S22)。累計の扉開閉回数がN2回未満である場合(S25,Yes)は、マイクロコンピュータ51は、冷却停止制御を継続する(S26)。なお、上記において、例えば、N1=3回、N2=10回、T2=1時間である。
【0038】
また、冷蔵室100、切替室300、野菜室400、又は冷凍室500の冷却を停止した場合も、同様に図7に示すフローチャートに従って制御される。
【0039】
以上のように、本実施の形態によれば、冷却制御を停止する設定にされた収納室の扉開閉回数を計測し、扉開閉頻度が高い場合には、冷却制御を停止する設定中であっても、通常運転制御に復帰するよう制御したので、収納室内の食品保護が実現可能となる。なお、本実施の形態のその他の動作及び効果は実施の形態1と同様である。また、本実施の形態と実施の形態2を組み合わせることもできる。
【0040】
実施の形態4.
図8は、本実施の形態に係る冷凍冷蔵庫1の切替室300の構成の一例を示す図である。図8に示すように、切替室300内には、切替室扉301と分離した収納ケース302が配置されている。収納ケース302は、重量センサ71を介して仕切303上に配置されている。すなわち、収納ケース302の底部と仕切303との間に重量センサ71が設置されており、重量センサ71と収納ケース302とが接している。また、収納ケース302内には食品81が収納されている。重量センサ71は、食品81を含んだ収納ケース302の重量を計測するものである。なお、本実施の形態の冷凍冷蔵庫1のその他の構成は実施の形態1と同様である。
【0041】
図9は、重量センサ71により計測される重量と検出電圧との関係の一例を示したグラフである。重量センサ71からの出力は、重量センサ71の計測対象の重量に応じて図9のように変化する。図9において、食品81が入っていないときの収納ケース302の重量がm0であり、このときの検出電圧がV0である。また、m1は、収納ケース302内に食品81が入っているときに検出可能な最小の重量で、このときの検出電圧がV1である。m2は任意の食品81を入れたときの重量で、このときの検出電圧がV2である。このように、重量センサ71の検出電圧から収納ケース302内の食品81の有無を判定することができる。
【0042】
重量センサ71の検出電圧は、制御基板6のマイクロコンピュータ51に入力され、マイクロコンピュータ51は、図9のような重量と検出電圧との関係に基づいて重量を検出することで、収納ケース302内の食品81の有無を検知している。
【0043】
次に、本実施の形態の冷凍冷蔵庫1において、食品81が収納されている例えば切替室300の冷却を停止した場合の動作について図10を参照して説明する。図10は、本実施の形態の動作を示すフローチャートである。
【0044】
まず、マイクロコンピュータ51は、冷却停止設定の有無について判定する(S31)。判定の結果、冷却停止設定がされていない場合(S31,No)は、マイクロコンピュータ51は、通常運転を継続するよう制御する(S32)。ここでは、切替室300が冷却停止されていると仮定しているので(S31,Yes)、S33に進み、マイクロコンピュータ51は、切替室300の重量を測定する。すなわち、マイクロコンピュータ51は、重量センサ71(食品検知部)からの出力である検出電圧と図9の関係に基づいて、収納ケース302の重量を検出する。
【0045】
続いて、マイクロコンピュータ51は、検出された重量がm1未満かどうか判定し(S34)、m1未満の場合(S34,Yes)は、冷却停止制御を実施する(S35)。一方で、m1以上であった場合(S34,No)は、マイクロコンピュータ51は、通常運転制御に復帰する(S32)。すなわち、マイクロコンピュータ51は、冷却制御を停止する設定がなされている場合であっても、切替室300内に食品81が収納されているときは、冷却制御を停止する設定を解除し、冷却制御を行う。例えば、当初は切替室300内に食品81が収納されていなかった場合でも、その後、切替室300内に新たに食品81が収納された場合は、切替室300の冷却停止設定が解除され、冷却制御が実施される。
【0046】
なお、冷蔵室100、製氷室300、野菜室400、又は冷凍室500の冷却を停止した場合も、同様の構成を適用することで図10に示すフローチャートに従って制御される。
【0047】
以上のように、本実施の形態によれば、冷却停止する収納室を誤って設定した場合、又は冷却停止設定されたまま収納室に食品を収納した場合でも、収納室の重量を測定することで収納室内の食品を検知して、通常制御に復帰するよう制御したので、収納室内の食品保護が実現可能となる。
【0048】
また、本実施の形態において、通常制御に復帰したことを例えば表示パネル5にて表示により報知しても良いし、同様の効果を得る手段として、収納室内に食品があることを報知しても良い。なお、本実施の形態のその他の動作及び効果は実施の形態1と同様である。また、本実施の形態と実施の形態2,3を組み合わせることもできる。
【0049】
実施の形態5.
実施の形態4では、食品の有無を検知する食品検知部として重量センサを用いたが、距離センサを用いて、食品の有無を検知しても良い。
【0050】
図11は、本実施の形態に係る冷凍冷蔵庫1の切替室300の構成の一例を示す図であり、収納ケース内に食品が存在しない場合の図である。図12は、本実施の形態に係る冷凍冷蔵庫1の切替室300の構成の一例を示す別の図であり、収納ケース内に食品が存在する場合の図である。図11及び図12に示すように、本実施の形態では、収納ケース302の背面底部に距離センサ72が備え付けられている。距離センサ72は赤外線を放射し、その赤外線が反射されて戻ってくるまでの時間を計測することにより食品の有無を検知する。すなわち、距離センサ72から放射された赤外線が反射されて距離センサ72に戻ってくるまでの時間は食品の有無によって変化する。距離センサ72は、計測時間に応じた検出電圧を出力する。なお、図11及び図12において、図8と同一の構成要素には同一の符号を付している。また、本実施の形態の冷凍冷蔵庫1のその他の構成は実施の形態1と同様である。
【0051】
図13は、距離センサ72が測定した距離と検出電圧との関係の一例を示したグラフである。図13において、d0は収納ケース302内に食品が何も入っていない状態で距離センサ72が検出する距離(距離センサ72から収納ケース302の正面までの距離)であり、このときの検出電圧がV0である。d1は、収納ケース302内に食品81が入っている場合において検出可能な最大の距離で、このときの検出電圧がV1である。d2は距離センサ72から食品81までの距離が任意の距離の場合で、このときの検出電圧がV2である。
【0052】
距離センサ72の検出電圧は、制御基板6のマイクロコンピュータ51に入力され、マイクロコンピュータ51は、図13のような距離と検出電圧との関係に基づいて距離を検出することで、収納ケース302内の食品81の有無を検知している。
【0053】
本実施の形態の動作は、実施の形態4と同様である。具体的には、図10のフローチャートにおいて、S33では「重量測定」を「距離測定」と置き換え、S34では「重量がm1未満?」を「距離がd1より大きい?」と置き換えればよい。
【0054】
以上のように、本実施の形態によれば、冷却停止する収納室を誤って設定した場合、又は冷却停止設定されたまま収納室に食品を収納した場合でも、距離センサ72の反射時間から食品81を検知し、通常制御に復帰するよう制御したので、収納室内の食品保護が実現可能となる。なお、本実施の形態のその他の動作及び効果は実施の形態4と同様である。
【0055】
実施の形態6.
図14は、本実施の形態における表示パネル5の構成の一例を示す図である。表示パネル5は、各種の設定が可能な操作部(ボタン等)及びその操作結果等を表示可能な表示部を備えている。実施の形態1で説明したように、表示パネル5は冷却停止設定部としての機能を備えるが、本実施の形態では、冷却制御を停止する設定が行われ又は冷却制御を停止する設定中である場合は、表示部にて以下に示すような点灯又は点滅表示を行う。すなわち、図14に示すように操作パネル5に冷却停止設定の表示と冷却停止設定されている収納室の表示を点灯又は点滅させることで、冷却停止設定中である旨と、どの収納室が冷却停止されているか知覚させるようにしている。
【0056】
例えば、製氷室200の冷却を停止した場合、冷却停止の表示(「冷却停止」)と製氷室の表示(「製氷」)を点灯又は点滅させる。この時、節電していることを報知するために、「ECO」表示を点灯又は点滅させても良い。
【0057】
本実施の形態によれば、冷却停止設定中であること、及びどの収納室が冷却停止されているかなどを容易に認識することができる。また、ECO表示を点灯又は点滅させることで、節電中であることを容易に認識することができる。なお、本実施の形態のその他の構成、動作、及び効果は実施の形態1〜5と同様である。
【0058】
実施の形態7.
図15は、本実施の形態の動作を示すタイムチャートである。以下では、図15を参照して、例えば製氷室200の冷却制御を停止した場合の動作について説明する。なお、本実施の形態の冷凍冷蔵庫1の構成は実施の形態1と同様である。
【0059】
図15に示すように、時刻t=t1において、製氷室200の冷却停止設定がなされると、製氷室200の冷却を停止するため、ダンパ(製氷室ダンパ用24)を閉塞する。これにより、製氷室200の容積分冷却能力を落とすことが可能となるため、ファン2の回転数をf3からf1に、圧縮機7の回転数をF3からF1に低下させる。また、製氷室200内の保温ヒータ43も加熱不要となるためOFFする。この時の製氷室200の温度をθ11とする。
【0060】
時刻t=t2で、冷却停止した製氷室200の温度がθ13まで上昇すると、食品保護制御によりダンパ(製氷室用ダンパ24)が開となる。この時、ファン2の回転数をf1からf2に、圧縮機7の回転数をF1からF2に上昇させて、製氷室200を再び急速に冷却する。時刻t=t3で、製氷室200の温度がθ12以下となったら、再びダンパ(製氷室用ダンパ24)を閉塞し、ファン2の回転数をf2からf1に、圧縮機の回転数をF2からF1に低下させる。なお、上記の制御の主体は、制御回路6(マイクロコンピュータ51)である。また、例えば、f1=800rpm, f2=1000rpm,f3=1200rpm、F1=18rps,F2=30rps,F3=40rps,θ11=−20℃,θ12=−7℃、θ13=0℃である。
【0061】
なお、上記説明では製氷室200を例に挙げたが、冷蔵室100、切替室300、野菜室400、又は冷凍室500の冷却を停止する場合も同様である。冷蔵室100の冷却を停止した場合は、保温ヒータ42をオフし、野菜室400の冷却を停止した場合は、保温ヒータ43をオフする。
【0062】
以上のように、本実施の形態によれば、冷却停止された収納室に応じて、ファン2の回転数及び圧縮機7の回転数を低下させたので、より大きな節電効果を得ることが可能となる。
【0063】
また、食品保護温度(異常温度)θ13に達した後、ファン2の回転数及び圧縮機7の回転数を上昇させることで、すばやく冷却させるため、より確実に食品を保護することが可能となる。
【0064】
なお、実施の形態1〜7では、いずれか1つの収納室の冷却制御を停止する場合について説明したが、2以上の収納室について同時に冷却制御を停止しても良い。この場合、より大きな節電効果を得ることが可能となる。
【産業上の利用可能性】
【0065】
本発明は、冷凍冷蔵庫の節電技術として有用である。
【符号の説明】
【0066】
1 冷凍冷蔵庫
2 ファン
3 冷却器
4 風路
5 操作パネル
6 制御基板
7 圧縮機
8 冷蔵室用帰還路
9 野菜室用帰還路
11 冷蔵室ドアスイッチ
12 切替室ドアスイッチ
13 野菜室ドアスイッチ
14 冷凍室ドアスイッチ
15 製氷室ドアスイッチ
21 冷蔵室用ダンパ
22 切替室用ダンパ
23 野菜室用ダンパ
24 製氷室用ダンパ
31 冷蔵室サーミスタ
32 切替室サーミスタ
33 野菜室サーミスタ
34 冷凍室サーミスタ
35 製氷室サーミスタ
41〜43 保温ヒータ
51,52 マイクロコンピュータ
71 重量センサ
72 距離センサ
81 食品
100 冷蔵室
110 タンク
200 製氷室
210 製氷機
300 切替室
301 切替室扉
302 収納ケース
400 野菜室
500 冷凍室

【特許請求の範囲】
【請求項1】
区画された複数の収納室と、
周囲の空気を冷却して前記各収納室に供給する冷気を生成する冷却器と、
前記冷却器の生成した冷気を前記各収納室に流入させる風路と、
前記風路から前記各収納室への冷気の流入量を調整する風量調整部と、
前記各収納室の温度をそれぞれ検知する温度検知部と、
前記各収納室の冷却制御の停止を個別に設定することが可能な冷却停止設定部と、
前記冷却停止設定部により冷却制御を停止する設定にされた収納室については、前記風量調整部により当該収納室への冷気の流入を停止させて冷却制御を停止するとともに、前記温度検知部が予め設定された第1の温度以上の温度である異常温度を一定時間以上継続して検知した場合には、冷却制御を停止する設定中であっても、前記風量調整部による当該収納室への冷気の流入を停止させる制御を解除し、前記温度検知部により検知された温度が前記第1の温度よりも低い温度であって予め設定された第2の温度以下に復帰するまで冷却制御を行う制御部と、
を備えることを特徴とする冷凍冷蔵庫。
【請求項2】
前記複数の収納室の少なくとも一部は、温度を上昇させるため又は温度の低下による凍結若しくは結露を防止するための保温ヒータを備え、
前記制御部は、前記保温ヒータを備えた収納室について前記冷却制御を停止する設定がされている場合には、当該保温ヒータの通電を停止し又は弱めることを特徴とする請求項1に記載の冷凍冷蔵庫。
【請求項3】
前記各収納室の扉の開閉を検知する扉開閉検知部を備え、
前記制御部は、前記扉開閉検知部からの出力に基づいて扉開閉回数を計数する機能を有し、
前記制御部は、前記冷却制御を停止する設定にされた収納室について、当該収納室の扉開閉頻度を一定時間内の扉開閉回数として計数し、当該扉開閉頻度が予め設定された一定の回数以上の場合は、冷却制御を停止する設定中であっても、冷却制御を停止する設定を解除することを特徴とする請求項1又は2に記載の冷凍冷蔵庫。
【請求項4】
前記複数の収納室の少なくとも一部は、当該収納室内に食品が収納されているか否かを判定可能な食品検知部を備え、
前記制御部は、前記食品検知部を備えた収納室について前記冷却制御を停止する設定がされた場合において、前記食品検知部からの出力に基づいて当該収納室内に食品が収納されているか否かを判定し、この判定の結果、当該収納室内に食品が収納されているときは、冷却制御を停止する設定を解除し、冷却制御を行うことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の冷凍冷蔵庫。
【請求項5】
前記収納室が冷却制御を停止された状態である場合において、当該収納室に新たに食品が収納されたときは、前記制御部は、前記食品検知部からの出力に基づいて当該新たな食品が当該収納室に収納されたことを検出し、当該収納室の冷却停止の設定を解除して、冷却制御を行うことを特徴とする請求項4に記載の冷凍冷蔵庫。
【請求項6】
前記冷却停止設定部は、前記制御部により前記収納室の冷却停止の設定が解除され冷却制御が開始されたときは、冷却停止の設定が解除されたことを報知することを特徴とする請求項5に記載の冷凍冷蔵庫。
【請求項7】
前記冷却停止設定部は、冷却停止を設定可能な操作部及びその操作結果を表示可能な表示部を備え、
前記冷却停止設定部は、冷却制御を停止する設定が行われ又は冷却制御を停止する設定中である場合は、前記表示部にて冷却停止設定の表示と冷却停止設定されている収納室の表示を点灯又は点滅させることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の冷凍冷蔵庫。
【請求項8】
前記冷却器とともに冷凍サイクルを構成する圧縮機と、
前記冷却器により生成された冷気を循環させるファンと、
を備え、
前記制御部は、前記複数の収納室のすべて又は一部の収納室の冷却制御を停止する設定がなされた場合、前記圧縮機の回転数及び前記ファンの回転数を低下させることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の冷凍冷蔵庫。
【請求項9】
前記複数の収納室は、庫内の温度を0℃以上の温度に保つ冷蔵温度帯の収納室と、庫内の温度を0℃未満の温度に保つ冷凍温度帯の収納室とから成り、
前記冷却停止設定部は、前記冷凍温度帯の収納室に対して冷却制御を停止する設定を可能とすることを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項に記載の冷凍冷蔵庫。
【請求項10】
前記冷却停止設定部は、2以上の収納室に対して同時に冷却制御を停止する設定を可能とすることを特徴とする請求項1〜9のいずれか1項に記載の冷凍冷蔵庫。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【公開番号】特開2013−61126(P2013−61126A)
【公開日】平成25年4月4日(2013.4.4)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−200720(P2011−200720)
【出願日】平成23年9月14日(2011.9.14)
【出願人】(000006013)三菱電機株式会社 (33,312)
【Fターム(参考)】