説明

凹版印刷装置

凹版印刷用版胴(06)およびインキ装置(02)を備えた凹版印刷装置(1)が提案される。インキ装置(02)は、液状またはペースト状のインキを収容するインキつぼ(03)と、インキつぼ(03)の内側で回動可能であり、かつインキつぼ(03)および版胴の第1の幅区分にわたって延びる着色ローラ(12,13,14)とを備えている。第1の着色ローラ(12,13,14)の他に、別の少なくとも1つの着色ローラが設けられており、別の着色ローラは、版胴(06)もしくはインキつぼ(03)の第2の幅区分にわたって延びている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、請求項1または2の上位概念に記載の形式の凹版印刷装置に関する。
【0002】
版胴の外套面には、通常銅から製作される刷版が取り付けられており、刷版は彫刻された凹部を有している。このような凹部は、インキ装置によってインキで埋められる。印刷時に、巻紙ウェブは、対抗圧胴によって版胴に押し付けられ、凹部に存在するインキを吸収する。インキ装置によって着色された刷版が紙に接触するまえに、刷版上に位置する余分なインキはドクタ装置によって掻き落とされるので、インキは、凹部にしか残留しない。
【0003】
欧州特許第0980311号明細書から、凹版輪転印刷機のためのインキ装置が公知であり、インキ装置は、主にドクタ装置とインキつぼと捕集容器とから成っている。このインキ装置では、インキつぼも捕集容器も高さ調節可能である。
【0004】
欧州特許第0655328号明細書から、凹版輪転印刷機のためのインキ装置が公知であり、インキ装置は、インキを収容するためのインキつぼと、着色ローラと、版胴の外套面に作用するドクタ装置とを備えている。このようなインキ装置では、インキつぼは、インキに潜入する版胴の下方に配置されている。さらにインキつぼの幅は、版胴の幅よりも小さくなっている。
【0005】
今日では、比較的大きな巻紙ウェブ幅を有する補強された巻紙ウェブが処理される。このために1.5m〜4.5mの幅を有する比較的長い版胴が必要である。従来慣用のインキ装置では、そのような幅の版胴は、適当な幅を有する着色ローラによって着色される。版胴も着色ローラもそのような幅を有する場合、極めて撓みやすくなっている。この場合版胴および着色ローラは、直径が小さいほど、より大きく撓む。従来慣用の、比較的大きな幅を有する巻紙ウェブを処理するための凹版輪転印刷機では、完成品において色欠けをもたらすような色変動が生じる。なぜならば着色ローラは、不均等に版胴に当接して、これによって版胴の領域ごとにそれぞれ異なる強さで着色が行われるからである。
【0006】
着色ローラと版胴との間にギャップが生じ得るので、版胴によって支持される刷版は、部分的に全く着色されない。版胴が比較的大きな直径を有し、かつ着色ローラが比較的小さな直径を有している場合、そのようなギャップがたとえば両方の胴の間で中央の幅領域に生じるので、着色ローラは中央で版胴よりも大きく撓む。これに対して細い版胴では、版胴は着色ローラよりも大きく撓むので、縁部領域で版胴と着色ローラとの間のギャップが生じ、この場合刷版は縁部領域で着色されない。
【0007】
ドイツ連邦共和国特許第4238054号明細書には、一貫して延びる単個の着色ローラと比較的短い追加的な支持ローラとを備えた、凹版印刷用版胴のためのインキ装置が開示されている。
【0008】
スイス国特許公開第012232号明細書、米国特許第1259394号明細書およびドイツ連邦共和国実用新案登録第1768214号明細書には、軸方向で分割されたインキローラが記載されている。分割されたインキローラ部分は、共通の軸線上に配置されている。
【0009】
本発明の課題は、凹版印刷装置を提供することである。
【0010】
この課題は、請求項1または2の特徴部に記載した構成手段によって解決される。
【0011】
本発明によって得られる格別な利点によれば、そのようなインキ装置によって、広幅の版胴でも均等な着色が実現される。なぜならば複数の着色ローラが設けられており、これによって個々の着色ローラが版胴の問題となる領域を着色するために当接することができるからである。したがって個々の着色ローラは、版胴の着色しようとする表面の全幅にわたって延在しなくてよい。むしろ個々の着色ローラの幅は、版胴の問題なく着色できる表面領域に制限され、隣接する表面領域にそれぞれ独自の着色ローラが割り当てられる。そのようなインキ装置では、比較的短い複数の着色ローラ全体が、全幅にわたって版胴に当接することができる。
【0012】
着色ローラは、インキ装置内で段状に配置してよい。着色ローラの段状配置は、インキつぼの幅に沿っても、長さに沿っても行うことができる。
【0013】
この場合特に有利には、少なくとも2つの着色ローラが同じ軸線に沿って配置されている。
【0014】
インキ装置は、それぞれ1つの着色ローラの延在する2つの幅区分が重畳するように、形成することができる。
【0015】
特に有利には、着色ローラは、少なくとも部分的にインキに潜入する。したがって着色ローラは、インキつぼからインキを直接版胴に伝達し、しかも介在するローラシステムは設けられていない。
【0016】
また特に有利には、着色ローラは、インキつぼの内側で個別的に高さ調節可能である。これによって着色ローラは、個別的に版胴の撓みに適合させることができ、また全ての着色ローラは同じ当接力で版胴に作用することができるので、刷版の均等な着色が得られる。
【0017】
刷版および特に刷版の凹部に対するインキ伝達を保証するために、着色ローラは、有利にはタオル地の被覆体または粘弾性的な被覆体を備えている。
【0018】
印刷装置は複数の着色ローラを備えており、着色ローラは版胴の幅のそれぞれ異なる部分に当接可能である。
【0019】
有利には、着色ローラは、前述のインキ装置に属する。各着色ローラに独自のインキつぼを対応配置することも考えられる。
【0020】
次に本発明の実施例を図示し、詳しく説明する。
【0021】
図1には、凹版輪転印刷機の公知の凹版印刷装置01を横断面図で示した。凹版印刷装置01は、インキ装置02と、胴06、たとえば版胴06と、胴07、たとえば対抗圧胴07と、ドクタ08と、ガイドシリンダ11とから成っている。版胴06は、外套面に、彫刻の施された凹部を有する刷版を備えている。版胴06は図示していないフレームに回動可能に支承されている。インキ装置02は、下方から版胴06に当接されている。ドクタ08は側方で版胴06に当接されている。対抗圧胴07は、上方から版胴06を押し付けて、版胴06と相俟って印刷ギャップを画成する。印刷装置01で印刷しようとする材料ウェブ09、たとえば巻紙ウェブ09は、印刷ギャップを通ってガイドされる。印刷ギャップに走入するまえ、もしくは印刷ギャップから走出したあとで、巻紙ウェブ09はそれぞれガイドシリンダ11に巻き掛けられる。
【0022】
インキ装置02は、インキつぼ(インキパン)03と着色ローラ(Einfaerbwalze;インキ着けローラ)04とを備えている。インキつぼ03に液状もしくはペースト状のインキが充填されている。着色ローラ04は、インキつぼ03の内側で回動可能に支承されていて、かつ部分的にインキに潜入している。着色ローラ04は表面で、繊維質でタオル地の被覆体または粘弾性の被覆体を備えている。インキ装置02全体は、版胴06に対して高さ調節可能である。インキ装置02の、図1に示した姿勢では、着色ローラ04は版胴06に当接されている。
【0023】
印刷装置01の運転中、版胴06は回動している。版胴06の、着色ローラ04との形状接続式(formschluessig;形状による束縛)の結合に基づいて、着色ローラ04は、版胴06によって連行して回動することができる。着色ローラ04は、版胴06とは無関係に、版胴06の周速度とは異なる周速度で回転駆動することもでき、そうしてインキを表面に沿って擦過することができる。インキつぼ03に収容されたインキに着色ローラ04が潜入するので、着色ローラ04は、インキを、回転運動に基づいて版胴06の表面に、正確に述べると版胴06の外套面に取り付けられた刷版に、伝達する。このような作用は、着色ローラ04の吸収力のある格別な被覆体によって有利なものとなる。被覆体の繊維質の構成または弾性的な構成に基づいて、インキは、特に刷版の凹部に導入することができる。
【0024】
版胴06がさらに回動すると、版に残存する、版の凹部に到達しない余分なインキは、ドクタ08によって掻き落とされるので、凹部に存在するインキだけが残留する。残留したインキは、印刷ギャップを通過する際に、巻紙ウェブ09によって吸収され、巻紙ウェブ09は、対抗圧胴07によって印刷ギャップにおいて版胴06に押し付けられる。
【0025】
図2および図3には、150cm以上の広幅の巻紙ウェブ09を印刷しようとする際に、前述した形式の公知の印刷装置01に広幅の版胴06が使用される場合に生じる問題について判りやすく示した。
【0026】
図2には、比較的大きな直径を有する版胴06を備えた印刷装置01における状況を示した。図2には、印刷装置01の一部、つまりインキ装置02の着色ローラ04の当接された版胴06を正面図で示した。対抗圧胴07については端部しか看取できない。なぜならば対抗圧胴07は、対抗圧胴07と版胴06とによって形成された印刷ギャップに走入する巻紙ウェブ09によって大部分で覆われているからである。
【0027】
図2から判るように、着色ローラ04は下向きに撓む。このことは版胴06にも当てはまるが、版胴06の撓みは着色ローラ04の撓みと比べて極めて小さくなっている。なぜならば版胴06は極めて大きな直径ひいては比較的高い強さを有しているからである。着色ローラ04の撓みに基づいて、着色ローラ04の中央に、着色ローラ04と版胴06との間のギャップSが形成される。ギャップSの領域で、着色ローラ04は、版胴06に接触しない。したがってこの領域では、版胴06に取り付けられた刷版に着色が行われない。結果として完成品に色欠けが生じる。
【0028】
図3には、比較的小さな直径を有する版胴06を備えた印刷装置01の、図2に類似の状況を示した。自重に基づいて、また版胴06を押し付ける対抗圧胴07によって、版胴06は、ここでは着色ローラ04よりも著しく大きく撓む。この場合着色ローラ04と版胴06との間のギャップSは縁部領域に形成され、これに対して着色ローラ04は中央で版胴06に接触している。したがって図3の場合、版胴06に取り付けられた刷版の縁部領域は着色されないので、ここでは完成品において縁部領域で色欠けが生じる。
【0029】
インキ装置02を印刷装置01に使用する際に、そのようなギャップSは回避可能であり、これについては図4に示した。
【0030】
図4には、そのようなインキ装置02を平面図で示した。インキつぼ03と、インキつぼ03の内側で回動可能に支承された3つの着色ローラ12;13;14とを図示した。各着色ローラ12;13;14は、専らインキつぼ03の、制限されたそれぞれ1つの幅区分にしか延びていない。ここでは着色ローラ12;13;14は、インキつぼ03の幅に沿って、またインキつぼ03の長さに沿って段状に配置されている。インキつぼ03の幅に沿った、着色ローラ12;13;14の段状配置によれば、着色ローラ12;13;14は、左から右に向かって次第に大きな符号で行われており、これに対してインキつぼ03の長さに沿った段状配置によれば、着色ローラ12;14は1軸線上に配置されていて、かつこの軸線を中心に回動可能になっており、しかも前記軸線は、着色ローラ13が中心に回動する1軸線に対して平行に変位されている。
【0031】
3つの着色ローラ12;13;14の全ては、インキつぼ03の内側で配置されていて、それも各幅区分に沿ってそれぞれ1つの着色ローラ12;13;14が延びていて、かつ各区分が波線で示した垂直線に重畳せずに接するように配置されている。インキ装置02の選択的な実施例では、前述の幅区分は重畳してもよい。
【0032】
凹版印刷用版胴06の、第1の着色ローラ13によって着色される領域と、凹版印刷用版胴の、別の少なくとも2つの着色ローラ12;14によって着色される少なくとも2つの領域とは、1実施例では、軸方向で重畳している(図6)。
【0033】
少なくとも3つの着色ローラ12;13;14は、それぞれ有利には凹版印刷用版胴06の丸み部よりも短くなっている。
【0034】
各着色ローラ12;13;14の丸み部L12;L13;L14の長さは、たとえば軸方向の着色ローラ12;13;14の数Nで割った、1.1倍の凹版印刷用版胴06の丸み部の長さL06よりも小さくなっており、つまりたとえば
【0035】
【数1】

が当てはまり、ここでは、
N=整数≧3である。
【0036】
図5には、インキ装置の別の1実施例を示した。ここでもインキ装置02は平面図で示した。ここでも3つの着色ローラ12;13;14が看取され、着色ローラ12;13;14はインキつぼ03の内側で回動可能に支承されている。前述の実施例に対して、図5の実施例の着色ローラ12;13;14は、同じ軸線に沿って3つ領域の全てが配置されている。ここでは幅区分に沿って着色ローラ12;13;14が延びており、幅区分は、相互間隔を有している。
【0037】
そのようなインキ装置は、巻紙ウェブ09に相並んで複数面(頁)を印刷するのに適している。これらの印刷面は常に被印刷域によって互いに分離されている。着色ローラ12;13;14の幅および数が、相並んで印刷しようとする印刷面の数に応じて選択される場合、版胴06の非着色領域は、巻紙ウェブ09の非印刷域と一致する。
【0038】
図7は、印刷装置01における、図4に示したインキ装置02の作用を示しており、ここでは図4に示したインキ装置02を備えた印刷装置01を横断面図で示した。この横断面図から保持手段16が看取され、保持手段16によって、着色ローラ12;13;14はインキつぼ03の内側で保持される。保持手段16を介して、着色ローラ12;13;14はインキつぼ03の内側で高さ調節可能である。3つの着色ローラ12;13;14の全ては、版胴06に直接的に当接する。保持手段16によって、着色ローラ12;13;14を版胴06に押し付ける当接力は、着色ローラ12;13;14に関してそれぞれ個別的に調節することができる。このようにして着色ローラ12;13;14は、版胴06の変形に適合させることができる。これについては図8に示しており、図8には、図7に示した印刷装置01の一部を正面から見て示した。各着色ローラ12;13;14に関する当接力の個別的な調節によって、3つの着色ローラ12;13;14の全ては面整合して版胴06に当接する。版胴06の幅に沿って、版胴06と着色ローラ12;13;14との間のギャップSの生じる箇所は存在しない。したがって版胴06の外套面に取り付けられた刷版は、版胴06の全幅にわたって均等に着色される。
【0039】
これに応じて図9には、比較的小さな直径を有する版胴06の場合について示した。ここでも全ての着色ローラ12;13;14は面整合して版胴06に当接する。版胴06の縁部領域に沿って、版胴06と着色ローラ12;14との間のギャップSの生じる箇所は存在しない。なぜならばインキつぼ03の内側で適当に高さ調節して、着色ローラ12;14は、縁部領域で、保持手段16によって、着色ローラ13と同じ当接力で版胴06に押し付けられるからである。
【図面の簡単な説明】
【0040】
【図1】公知の凹版輪転印刷機の印刷装置を示す横断面図である。
【図2】比較的大きな直径を有する版胴を備えた公知の印刷装置の一部を示す正面図である。
【図3】比較的小さな直径を有する版胴を備えた公知の印刷装置の一部を示す正面図である。
【図4】インキ装置の第1実施例を示す図である。
【図5】インキ装置の第2実施例を示す図である。
【図6】インキ装置の第3実施例を示す図である。
【図7】インキ装置を備えた凹版輪転印刷機の印刷装置を示す横断面図である。
【図8】比較的大きな直径を有する版胴とインキ装置とを備えた印刷装置の一部を示す正面図である。
【図9】比較的小さな直径を有する版胴とインキ装置とを備えた印刷装置の一部を示す正面図である。
【符号の説明】
【0041】
01 凹版印刷装置、 02 インキ装置、 03 インキつぼ、 04 着色ローラ、 06 胴、版胴、 07 胴、対抗圧胴、 08 ドクタ、 09 材料ウェブ、巻紙ウェブ、 11 ガイドシリンダ、 12 着色ローラ、 13 着色ローラ、 14 着色ローラ、 16 保持手段、 S ギャップ、 L06 丸み部長さ、 L12 丸み部長さ、 L13 丸み部長さ、 L14 丸み部長さ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
凹版印刷装置(1)であって、
凹版印刷用版胴(06)およびインキ装置(02)が設けられており、該インキ装置(02)が、版胴(06)に当接される少なくとも3つの着色ローラ(12;13;14)を備えている形式のものにおいて、
各着色ローラ(12;13;14)が、別の着色ローラ(12;13;14)とは無関係に、版胴に対して運動可能になっていることを特徴とする、凹版印刷装置。
【請求項2】
凹版印刷装置(1)であって、
凹版印刷用版胴(06)およびインキ装置(02)が設けられており、該インキ装置(02)が、版胴(06)に当接される少なくとも3つの着色ローラ(12;13;14)を備えている形式のものにおいて、
少なくとも3つの着色ローラ(12;13;14)のうちの少なくとも1つの着色ローラ(13)が、別の少なくとも2つの着色ローラ(12;14)に軸方向で重畳していることを特徴とする、凹版印刷装置。
【請求項3】
少なくとも3つの着色ローラ(12;13;14)のうちの少なくとも1つの着色ローラ(13)が、別の少なくとも2つの着色ローラ(12;14)に軸方向で重畳している、請求項1記載の凹版印刷装置。
【請求項4】
各着色ローラ(12;13;14)が、別の着色ローラ(12;13;14)とは無関係に、版胴に対して運動可能になっている、請求項2記載の凹版印刷装置。
【請求項5】
凹版印刷用版胴(06)の、第1の着色ローラ(13)によって着色される領域と、凹版印刷用版胴(06)の、別の少なくとも2つの着色ローラ(12;14)によって着色される少なくとも2つの領域とが、軸方向で重畳している、請求項1または2記載の凹版印刷装置。
【請求項6】
インキ装置(02)が、高さ調節可能である、請求項1または2記載の凹版印刷装置。
【請求項7】
凹版印刷用版胴(06)を押し付ける対抗圧胴(07)が配置されており、両方の胴(06;07)が、印刷ギャップ(S)を画成している、請求項1または2記載の凹版印刷装置。
【請求項8】
少なくとも3つの着色ローラ(12;13;14)が、段状に配置されている、請求項1または2記載の凹版印刷装置。
【請求項9】
少なくとも2つの着色ローラ(12;13;14)が、同じ軸線に沿って配置されている、請求項1または2記載の凹版印刷装置。
【請求項10】
凹版印刷用版胴(06)の周方向で、少なくとも2つの着色ローラ(12;13;14)が変位して配置されている、請求項1または2記載の凹版印刷装置。
【請求項11】
少なくとも2つの着色ローラ(12;13;14)が幅区分に沿って延びており、これらの幅区分が、互いに重畳せずに接している、請求項1記載の凹版印刷装置。
【請求項12】
少なくとも2つの着色ローラ(12;13;14)が幅区分に沿って延びており、これらの幅区分が、相互間隔を有している、請求項1または2記載の凹版印刷装置。
【請求項13】
着色ローラ(12;13;14)が、インキを有するインキつぼ(03)に少なくとも部分的に潜入している、請求項1または2記載の凹版印刷装置。
【請求項14】
着色ローラ(12;13;14)が、個別的にインキつぼ(03)の内側で高さ調節可能になっている、請求項13記載の凹版印刷装置。
【請求項15】
着色ローラ(12;13;14)が、タオル地の被覆体または粘弾性的な被覆体を備えている、請求項1または2記載の凹版印刷装置。
【請求項16】
少なくとも3つの各着色ローラ(12;13;14)が、凹版印刷用版胴(06)の丸み部よりも短くなっている、請求項1または2記載の凹版印刷装置。
【請求項17】
各着色ローラ(12;13;14)の丸み部(L12;L13;L14)の長さが、軸方向の着色ローラ(12;13;14)の数Nで割った、凹版印刷用版胴(06)の丸み部の長さ(L06)の1.1倍よりも小さくなっており、つまり、
【数1】

が当てはまり、ここでは、
N=整数≧3である、請求項16記載の凹版印刷装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【公表番号】特表2007−533482(P2007−533482A)
【公表日】平成19年11月22日(2007.11.22)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−524352(P2006−524352)
【出願日】平成16年7月9日(2004.7.9)
【国際出願番号】PCT/EP2004/051441
【国際公開番号】WO2005/035249
【国際公開日】平成17年4月21日(2005.4.21)
【出願人】(390014188)ケーニツヒ ウント バウエル アクチエンゲゼルシヤフト (50)
【氏名又は名称原語表記】Koenig & Bauer Aktiengesellschaft
【住所又は居所原語表記】Friedrich−Koenig−Strasse 4, Wuerzburg, Germany
【Fターム(参考)】