説明

切断針

【課題】さらに改良された切断刃(18)を提供する。
【解決手段】本発明に従う切断針(1)は、例えばラッチニードルであり、柄(2)に固定されたナイフ要素(11)を有する。ナイフ要素(11)は、柄から斜め上方に突出した切断刃(18)を画定する。ナイフ要素(11)はラッチ(4)の運動範囲の外側に配置され、外側にオーバードライブしたときに柄に位置するループを切り開く。ナイフ要素(11)は例えば適切なばね鋼から作られ、柄(2)に外れないように保持される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ループ形成織物機械のための切断針に関する。本発明は特にプラッシュ及びベロア製品の製造のための切断針(カッティングニードル)、具体的にはジャカードベロアプラッシュパターンを作る切断針と、横編機の製品の糸を切断するための切断針に関する。
【背景技術】
【0002】
編機でのカットパイルベロアの製造では、ループ状に張られたプラッシュタックが編機のすぐ上の適切な切断工具で切り開かれる。これに関して、プラッシュ製品の製造のための丸編機を開示する特許文献1を参照されたい。編機は、プラッシュシンカーが挿入される案内溝を具備したダイアルを有する。針シリンダのラッチニードルでガイドされるプラッシュ糸はノックオーバーされ、プラッシュシンカーでループにされる。それぞれのプラッシュシンカーは切断部分を有し、この部分は、固定した切断シンカーの外側に向いた切断刃(カッティングエッジ)とはさみのように協働する内側に向いた切断刃を具備する。
【0003】
ループ形成織物機械におけるカットパイルベロアの製造とは別に、他の理由のために編工程の際に個々の糸を切断する必要が時々生じる。これに関して、ストッキングのための丸編機について述べた特許文献2を参照されたい。丸編機は、針シリンダの針溝に挿入される切断針により作動する。切断針は、柄の長手方向に対して傾斜した研磨された鋭い切断刃を柄に有するラッチニードルとして形成される。針がそれらの切断位置に移動すると、切断刃は柄から吊り下がったループを切断する。
【0004】
ラッチなどのフックを閉じるための装置のない切断針が特許文献3に記述されている。フックから間隔を置いた柄の位置に、切断針は柄の長手方向に対して傾いた切断刃を具備する。切断刃は、切断針の耐用寿命を増加させる波形形状に研磨されている。
【0005】
【特許文献1】独国特許発明第1153482号明細書
【特許文献2】独国特許出願公開第2003301号明細書
【特許文献3】独国特許発明第4402707号明細書
【特許文献4】独国特許発明第10227533号明細書
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
切断針の耐用寿命は切断刃により決められる。従って、本発明の目的はさらに切断刃を改良することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
この目的は、ループ形成織物機械のための本発明の切断針により達成される。
【0008】
本発明に従う切断針は少なくとも二部構造であり、すなわち、柄とそれに設けられたナイフ要素を有する。ナイフ要素は別個に作られ、例えば溶接、スエージ加工、リベット、接着又は他の適切な結合手段により好ましくは取り外せないように柄に結合される。しかしながら、必要ならば、ナイフ要素は取り外せるように柄に連結してもよい。
【0009】
ナイフ要素は柄の材料と異なる材料から作られるのが好ましい。従って、ナイフ要素はその切断特性に基づいて選択された材料から作られる一方、柄又は切断針自体は他の基準に基づいた材料から選択される。このようにして、切断針の耐用寿命が延びる。
【0010】
本発明に従う切断針は、ジャカードカットパイルベロア機械、横編機械及び丸編機械に用いられる。それぞれは少なくとも2列の切断ヘッドを有する。ゆえに、切断針はループを切り開き、糸端部を正確に切り取る働きをする。編んだ織物に残る糸端部は実質的に所望の短さに切られる。針の製造において、型押し工具は普通のラッチニードル又は移送針を作るのに用いられる用途がある。例えば、特別なナイフ要素が移送ばねの使用で知られた様式で針に設けられる。
【0011】
ナイフ要素は好ましくは、少なくとも1つの鋭利なエッジ、すなわち切断刃を構成するエッジを有するばね要素である。ばね要素は全体的に平坦であり、この場合移送ばねとして機能しない。しかしながら、ナイフ要素は柄の側面に弾性的に載るのが好ましい。このようにして、ナイフ要素はある程度側方の糸経路に従う。切断刃は柄に対して少なくとも僅かに移動できる。このようにして、切断刃上の糸の磨耗効果が著しく制限され、長い耐用寿命が実現される。切断要素の側方移動性に関して、ナイフ要素を柄と一端だけにおいて、好ましくはフックから離れる方の端において結合させるのが特に有利である。
【0012】
ナイフ要素を平坦でなくすること、例えばそれを側方にずらすことも可能であり、それでナイフ要素は移送ばねとしても使用される。この場合、ナイフ要素は、切断刃と移送部分を担持する切断部分を有する。移送部分は、ボックススプリングとして柄からある距離に延び、別な針のための貫通スペースを画定する。移送ステップの際のループの所定の位置決めのためにループ保持部が設けられる。従来の針では、ループ保持部は針ボディの肩で形成される。対照的に、本発明に従う針におけるループ保持部はナイフ要素に形成される。この場合、ループ保持部はナイフ要素の機能部分である。このような部分は、移送又は切断の際の移送針の貫通の経過に依存して、移送機能と切断機能のどちらかが実行されるように設計・配置される。従って、移送ステップを用いて又は用いず編機によってカットパイルベロア又はカットパイルベロアジャカードパターンを作ることが可能である。移送ばねとして設計されたナイフ要素の場合も、糸を正確に切断し又はループを切り開く利点が保存される。
【0013】
ナイフ要素に形成された切断刃は好ましくは柄の上に位置し、好ましくは柄の長手方向に対して傾斜して延びる。切断刃は研磨されたナイフ刃である。必要ならば、切断刃は波形に研磨されてもよい。これら手段は、ループが正確に切り開かれる一方、極めて短い糸端部しか残さないことを保証する。さらには、長い耐用寿命が得られる。
【0014】
弓形の切断刃又は弓形部分を有する切断刃を設けることができる。このような構造は高レベルの作動信頼性をもたらす。
【0015】
本発明の有利な実施形態のさらなる詳細は図面、明細書又は従属請求項から明らかになろう。
【0016】
図面は本発明の様々な実施形態を示す。
【発明を実施するための最良の形態】
【0017】
図1は、編み物を作るループ形成システムの一部として、編機、すなわち編システムに好ましくは利用される切断針1を示す。切断針1は、フック3が形成される端部を備えた柄2を有する。切断針1はラッチニードルとして構成される。従って、これはフック3を開閉するためのピボット5による柄2上の前後運動のために旋回可能に保持されたラッチ4を有する。ラッチは自由に旋回できるように保持され、糸自体及び/又はブラシなどの適切な作動手段により移動する。ラッチ4をその閉位置又は逆位置に安定化させるために、図示されていないラッチスプリングがラッチ4に結合している。さらに、切断針1を複合針として構成することが可能である。この場合、ラッチ4に代えてスライダ(図示せず)が設けられる。このスライダは柄2に平行で、フック3を開閉するために長手方向にスライドできる。
【0018】
図1に概略的に示されるように、柄2は細長い構造であり、好ましくは長方形の断面を有する。概略的に示された長手方向Lに沿って、柄2は2つの平らな側面6,7の間のある厚さを有する。針裏面8と上側針面9の間の柄高さは変化する。つまり、例えば、それは1つ又は複数の階段10を具備する。
【0019】
フック3から離れた柄2の端又は別な適切な位置に、柄2は、上側針面9から上方に垂直に突出した支持部を具備する。支持部は、切断針1を駆動させる、すなわち、それを長手方向Lに移動させる働きをする。編み物を製造するために、切断針は、長手方向Lに針ベッドの針溝内を前後に移動する。
【0020】
切断針1の柄2に、柄2上の適当な位置にある開ループを切る働きをするナイフ要素11が固定されている。図1の実施形態に従うナイフ要素11は、平坦で薄いシートメタルスプリングである。その厚さは柄2の厚さより小さい。ナイフ要素11を柄2の一方の平らな側面7に収容するために、凹部12が設けられている。その深さは、ナイフ要素11の厚さより僅かに大きいか、等しい。
【0021】
ナイフ要素11は、例えば適切なばね鋼から作られ、柄2に外れないように取り付けられる。この目的のために、ナイフ要素11は、側面から見えるように、僅かな遊び又は全く遊びを有さずに凹部12に保持されたほぼ長方形の設置部分13を有する。例えば、設置部分13の下側エッジ14、すなわち針裏面8に指向したエッジは凹部12のエッジに当接する。反対側では、設置部分13はノッチ状凹部15を具備する。そこにエッジ14に指向した突出部16が延在する。突出部16はリベットとして機能し、凹部12に捕捉された設置部分13を保持するように適切なリベット工具又はレーザビームで変形させられる。
【0022】
それに代えて、単にナイフ要素を凹部12に挿入することができ、それでナイフ要素は凹部15と突出部16により確動的に長手方向Lに保持されるが、横に取り外すことができる。従って、切断針1が針ベッドの針溝に位置している限り、ナイフ要素は切断針1に捕捉されて保持される。
【0023】
突出部16はリベット状固定装置であり、すなわち、ナイフ要素は柄2にスエージ加工される。しかしながら、ナイフ要素11を柄2に固定するために他の手段も選択される。例えば、固定部分13は、レーザ溶接工程で行われた個々の溶接ドット又は溶接継目により柄2に連結される。さらに、ナイフ要素11を柄2に、ある位置に又は全表面にわたって接着することも可能である。超音波溶接工程、摩擦溶接工程、抵抗溶接工程、はんだ工程などの別な溶接工程も使用される。
【0024】
それに代えて、特許文献4に従い、ナイフ要素は、平らな側面6,7に平行又は鋭角に指向した細いスロットに収容されてもよい。ナイフ要素11の固定部分13は、中間部材との確動及び/又は摩擦及び/又は接着によりスロットに保持される。
【0025】
ナイフ要素11は切断部分17を有し、この部分は上側針面9を超えて突出し、例えばフック3から離れる上方傾斜を有するランプを形成する。従って、切断部分17は側面から見ると三角形である。切断部分17は鋭く研がれた切断刃18を有する。このエッジは、例えば柄2からすぐに始まり、上側コーナー19まで延びる。ナイフ要素の切断刃18の下に延長部20が設けられる。延長部はフック3に向かって突出し、フック3に隣接した凹部12の端内に位置している。フック3に向いた端部28は完全に凹部12に位置する一方、フック3から離れた方の端部30は僅かに凹部から突出するように、延長部20は構成される。従って、切断針1の柄2の長手方向Lに垂直に測定される延長部20の厚さは、端部28から端部30に向かって連続的に増加する。この構造のために、ループが切り開かれるとき、延長部20は柄2に保持されたループをランプまでスライドさせる働きをする。ナイフ要素は弾性のために、長手方向Lに垂直な僅かな横運動を行う。この垂直方向は図1においてQで表されており、他の図及び実施形態にも当てはまる。
【0026】
図2は、切断針1の変形例を示す。この変形例が前記の切断針1に一致する部分は同じ参照番号を用いた先の説明を参照されたい。
【0027】
図2に従う切断針1は移送機能を行う。ナイフ要素11が移送針として成形され、従って、図3に示されるように切断部分17と移送部分21を有する。また、ナイフ要素11は固定部分13により柄2に保持されている。図6に示されるように、固定部分13の端部では、ナイフ要素11が柄2から曲がっている。曲部22の位置では、ナイフ要素11は平らな側面7に平行な面に変わる。この面に、切断刃18を備えた切断部分17と移送部分21の両方が延びる。フック3に向いたナイフ要素11の端領域23は柄2に向かって曲がり、弾性的にそれと係合する。このようにして、ナイフ要素11は自由貫通スペース24を備えた移送ばねを同時に構成する。このスペースに、ナイフ要素11又はより正確には移送部分21から未切断のループを除去するために、協働針が貫通する。従って、特に図3に見られる切断刃18はナイフ要素11の長さの一部だけを占める。切断刃18のフック側端部25は移送部分21の始まりを示し、上側針面9の僅かに上のナイフ要素11の上側エッジに位置する。特に移送部分21の領域ではナイフ要素11のエッジは丸くなっており、切断特性を有しない。これは特にエッジ部分25aにも当てはまる。この部分は上側針面9の上のナイフ要素11に形成され、端部25に至る。エッジ部分25aはループ保持部27として機能する。柄に位置したループはループ保持部27に駆け上がり、そこに位置決めされ、貫通針に取られる。
【0028】
図4及び5に示されるように、一方でループを誤って切る恐れなく移送ステップの際にループを効率的に位置決めし、他方で切断針1を外側にオーバードライブさせて慎重な切断を可能にするために、ループ保持部27と切断刃は異なる長さ、傾斜及び湾曲を有してもよい。ループ保持部27を構成するエッジ部分25aは、エッジ18の残りより柄2に対して険しい傾斜になっている。図5に示されるように、端部25と結合する切断刃18の部分18aは、意図しない切断ステップを確実に排除するために尖っていない。
【0029】
上側コーナー19へのさらなる行程では、切断刃18は、切断部分17の切断効果を改良するために弓形部分26を有する。
【0030】
ナイフ要素11の下側エッジが直線的で、針裏面8と本質的に平行に延びるのに対し、ナイフ要素11の上側エッジは、例えば互いに鈍角に指向した2つのエッジにより形成される。それぞれのエッジは上側針面9と鋭角をなす。2つのエッジの1つが少なくともその部分に沿って切断刃18を形成する。移送部分21の直線上側エッジと切断部分17の直線上側エッジは、ほぼ上側針面9の高さで互いに隣接する。
【0031】
図6に見られるように、切断部分17と移送部分21は一片のナイフ要素11のプレート状部分から形成される。それらは平らな面7から間隔を置いた共通の面に位置する。ナイフ要素11の端部23はばね力で凹部12の底部に当接する。端部23は弾性力に抗して柄2から離れるほうに力を加えられてもよい。
【0032】
図7は、切断針1の別な変形例を示す。この実施形態が前記の切断針に一致する部分は先の説明と同じ参照番号を参照されたい。この実施形態は、切断部分17と移送部分21が共通の面に配置されていない点で前記の実施形態と異なる。むしろそれらは、好ましくは互いに平行に配置された2つの面に位置している。従って、貫通スペース24はもっぱら移送部分21の領域に形成されるのに対し、図1の切断針と同様に切断部分17は平らな面7で本質的に終端している。この実施形態の利点は、切断部分17で取られたループが本質的に対称に切り開かれることにある。
【0033】
逆位置にあるラッチ4と切断刃18の間にある距離のために、切断針1は付加的な切断機能を有する従来のラッチニードルのように作動する。ループがナイフ要素11に接触し、フックから離れて切断刃18に駆け上がる程度に切断針1が長さ方向Lに外側に駆動すると、ループが切り開かれる。このようにしてループは切ら開かれ、又は制御により切られない。
【0034】
これまで述べた実施形態の変形として、図8に示されるように、ループ保持部27は柄2に形成されてもよい。ナイフ要素11の上側エッジの部分25aは柄2に形成された肩を牽引し、それで柄2から吊り下がったループは肩まで駆け上がる。肩はランプ又はS形曲線として形成され、切断針1が外側にオーバードライブするとき、ループは肩をこえてスライドし、切断刃18に達することができる。
【0035】
切断針1の前記の実施形態では、ループ保持部27は固定している。他方で、図9は可動なループ保持部27を有する切断針1を示す。ループ保持部27はスライダ29に形成されている。スライダは、フック3に向いた端部に、上側針面9にほぼ垂直に配置された面を有する。前進したスライダの位置では、スライダ29は切断刃を覆うのに対し、引いた位置では、スライダは切断刃をむき出しにする。切断針1の大きさの異なる外側ストロークに関連するスライダ位置の適切な制御により、切断刃は移送針と切断針の両方として機能する。
【0036】
図2〜8に従う切断針1の実施形態は拡張した機能を有する。移送ばねとして形成された切断要素のために、針は通常の移送針として利用される。例えば、針は、ループが移送位置21に達する程度に駆動する。ループはそこで切り開かれないが、切断針1と垂直に貫通スペース24までガイドされる針により取り上げられる。しかしながら、ループが切り開かれる場合、切断針1はさらに移送位置を超えて駆動し、それでループが切断部分17に達する。ループは、部分26に達すると切り開かれる。このようにして、裁断プラッシュジャカードパターンが移送ステップにより又はそれを用いず作られる。
【0037】
本発明に従う切断針1は、例えばラッチニードルであり、柄2に固定されたナイフ要素11を有する。ナイフ要素11は柄から斜め上方に突出した切断刃18を画定する。ナイフ要素11はラッチ4の運動範囲の外側に配置され、外側にオーバードライブしたときに柄に位置するループを切り開く。ナイフ要素11は、例えば適切なばね鋼から作られ、柄2に外れないように保持される。
【図面の簡単な説明】
【0038】
【図1】本発明に従う切断針の基本的斜視図である。
【図2】切断針の変形例の基本的斜視図である。
【図3】図2に従う切断針の部分側面図である。
【図4】図2と同様な切断針の変形例の側面図である。
【図5】図2と同様な切断針の変形例の側面図である。
【図6】図2,3,4又は5に従う切断針の部分平面図である。
【図7】図2,3,4又は5と同様な切断針の部分平面図である。
【図8】針本体にループ保持部を有する切断針の変形例の側面図である。
【図9】可動ループ保持部を有する切断針の変形例の側面図である。
【符号の説明】
【0039】
1 切断針
2 柄
3 フック
4 ラッチ
5 ピボット
6 側面
7 側面
8 針裏面
9 上側針面
10 階段、ループ保持部
11 ナイフ要素
12 凹部
13 設置部分
14 エッジ
15 凹部
16 突出部
17 切断部分
18 切断刃
18a 部分
19 コーナー
20 延長部
21 移送部分
22 曲がり位置
23 端領域
24 貫通スペース
25 端部
25a エッジ部分
26 部分
27 ループ保持部
28 端部
29 スライダ
30 端部
L 長手方向
Q 垂直方向

【特許請求の範囲】
【請求項1】
一方の端部にフック(3)を備えた柄(2)と、柄(2)に固定されたナイフ要素(11)とを有するループ形成織物機械のための切断針(1)。
【請求項2】
ナイフ要素(11)が切断ばねであることを特徴とする請求項1に記載の切断針。
【請求項3】
ナイフ要素(11)が柄(2)の側面(7)に保持されていることを特徴とする請求項1に記載の切断針。
【請求項4】
ナイフ要素(11)が、柄(2)の長手方向に対して傾斜して上がっている切断刃(18)を有することを特徴とする請求項1に記載の切断針。
【請求項5】
ナイフ要素(11)が、弓形部分(26)を有する切断刃を具備することを特徴とする請求項1に記載の切断針。
【請求項6】
ナイフ要素(11)が柄(2)の溝に保持されることを特徴とする請求項1に記載の切断針。
【請求項7】
ナイフ要素(11)が移送ばねとして形成されることを特徴とする請求項1に記載の切断針。
【請求項8】
ナイフ要素(11)が、切断部分(17)と、切断部分(17)から間隔を置いた移送部分(21)とを有することを特徴とする請求項1に記載の切断針。
【請求項9】
切断部分(17)と移送部分(21)が柄(2)から距離を置いて保持されることを特徴とする請求項8に記載の切断針。
【請求項10】
ナイフ要素(11)が切断刃(18)に垂直な方向に弾性的であることを特徴とする請求項1に記載の切断針。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【公開番号】特開2006−291442(P2006−291442A)
【公開日】平成18年10月26日(2006.10.26)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−78952(P2006−78952)
【出願日】平成18年3月22日(2006.3.22)
【出願人】(598132646)グロツ・ベッケルト コマンディートゲゼルシャフト (77)
【Fターム(参考)】