説明

包装用紙箱

【課題】 包装用紙箱として、商品のボリュームを強調して見栄えよくでき、剛性及び強度に優れて保管や搬送時の積み重ねを大きくでき、蓋体を外した状態で斜めに立てかけて陳列展示する際に商品の安定性を確保できるものを提供する。
【解決手段】 矩形の底板部10及び四周側板部11,12を有して上方へ開放した箱本体1と、矩形の天板部20及び四周側板部21,22を有して箱本体1に外嵌する蓋体2とからなり、蓋体2の対向する一対の側板部21,21の両内面に、下向きの段部3,3が並行状に形成され、箱本体1の一方の対向する側板部12,12が他方の対向する側板部11,11よりも高く形成され、箱本体1に蓋体2を嵌着した状態において、箱本体1の低い両側板部11,11の上端縁が蓋体2の段部3に当接し、箱本体1の高い両側板部12,12の上端縁が蓋体2の天板部20の内面に当接するように構成されてなる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、進物品等の比較的高級な商品の陳列用を兼ねる包装用紙箱に関する。
【背景技術】
【0002】
一般的に、包装用紙箱は、商品を収容する箱本体と、この箱本体に被せる箱枠状の蓋体とから構成されるが、例えば贈答用のハムや酒類等の進物品を対象として、箱本体の四周側板部を箱内高の1/2程度に低くしたものが汎用されている。これは、箱本体を浅くすれば、蓋体を外した際に商品が箱本体よりも高く盛り上がった状態に見えるため、商品のボリュームを強調でき、陳列する際の見栄えも良くなることによる。
【0003】
ところが、上記のように箱本体の四周側板部を単に低くした場合、蓋体を嵌着した包装状態での剛性及び強度が低下することになる。そこで、従来より、蓋体の対向する一対の側板部の両内面に下向きの段部を並行状に設け、該蓋体を箱本体に嵌着した際に箱本体の低くした側板部の上縁が該段部に当接するように構成し、包装用紙箱としての剛性及び強度を高めるようにしたものが用いられている(特許文献1,2)。
【特許文献1】実用新案登録第2529940号公報
【特許文献2】実用新案登録第3044457号公報 しかしながら、前記従来のように浅い箱本体と段部付きの蓋体を用いた包装用紙箱でも、剛性及び強度は充分とは言えず、保管や搬送において重い商品を収容した状態で箱同士を積み重ねた場合に、その重量を蓋体の両側段部で支えることになるから、重量負荷の大きい下位の箱で段部が潰れ、箱全体の変形や商品の損傷を招く恐れがあった。また、浅い箱本体では、蓋体を外した状態で斜めに立てかけて陳列展示する際、商品の安定性が悪いという難点もあった。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
この発明は、上述の事情に鑑みて、包装用紙箱として、商品のボリュームを強調して見栄えよくでき、しかも剛性及び強度に優れて保管や搬送時の積み重ねを大きくできる上、蓋体を外した状態で斜めに立てかけて陳列展示する際に商品の安定性を確保できるものを提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記目的を達成するために、この発明の請求項1に係る包装用紙箱は、矩形の底板部及び四周側板部を有して上方へ開放した箱本体と、矩形の天板部及び四周側板部を有して該箱本体に外嵌する蓋体とからなり、蓋体の対向する一対の側板部の両内面に、下向きの段部が並行状に形成され、箱本体の一方の対向する側板部が他方の対向する側板部よりも高く形成され、箱本体に蓋体を嵌着した状態において、箱本体の低い両側板部の上端縁が蓋体の前記段部に当接すると共に、箱本体の高い両側板部の上端縁が蓋体の天板部の内面に当接するように構成されてなる。
【0006】
また、このような包装用紙箱において、請求項2の発明は、前記蓋体における各段部の両端部と該段部を設けていない側板部の内面との間に溝部が形成され、該蓋体を箱本体に嵌着した状態で、箱本体の高い側板部の両側部が前記溝部に嵌入するように構成されてなるものとしている。
【0007】
更に、請求項3の発明では、前記箱本体及び蓋体は、それぞれ厚紙又は段ボールからなる一枚シートの折り曲げによって形成されてなるものとしている。そして、この請求項3の構成において、請求項4の発明は、前記箱本体及び蓋体の四周側板部が前記シートの折り返しによる二重壁をなすと共に、隣接する一方の側板部の二重壁間に、他方の側板部に延設された折り込み片もしくは他方の側板部との間に設けた折り込み片を挟み込むように構成されてなるものとしている。
【0008】
一方、請求項5の発明では、上記請求項1〜3の包装用紙箱において、前記箱本体は、上下を逆にした反転状態の前記蓋体を台座として、該蓋体の両側の前記段部上に載置可能であるものとしている。
【発明の効果】
【0009】
請求項1の発明に係る包装用紙箱では、箱本体が、低い両側板部の上端縁を蓋体の段部に、同じく高い両側板部の上端縁を蓋体の天板部の内面に、それぞれ当接して四周側板部の全体で蓋体を支承する構造であるため、大きな剛性及び強度を確保でき、保管や搬送時に多段に積み重ねても箱の変形やこれに伴う商品の損傷を生じにくいものとなる。しかして、箱本体は、四周側板部の一方の対向する側板部を低く、特に長手方向に沿う一対の側板部を低くできるから、蓋体を外した際の商品のボリューム感を充分に付与できると共に、蓋体を外した状態で斜めに立てかけて陳列展示する際、その上下位置に高い側板部を位置させることにより、商品の下端を下位側の広い側板部で支承でき、もって商品の安定性が向上する。
【0010】
請求項2の発明によれば、上記の包装用紙箱において、箱本体の高い側板部の両側部が蓋体の溝部に嵌入するから、蓋体を箱本体に嵌着した状態での剛性及び強度がより向上するという利点がある。
【0011】
請求項3の発明によれば、箱本体及び蓋体を、それぞれ厚紙又は段ボールからなる一枚シートの折り曲げによって容易に低コストで組立製作できる。
【0012】
請求項4の発明によれば、前記一枚シートからなる箱本体及び蓋体は、それぞれ四周側板部が二重壁構造で大きな剛性を有することに加え、該二重壁の間に隣接する側板部の一方に形成又は両方にわたって形成した折り込み片が挟み込まれることにより、側板部相互が強く一体化しているため、より高強度となる。
【0013】
請求項5の発明によれば、反転状態の前記蓋体を台座として、その上に箱本体を載置できるから、陳列展示の際に商品の位置を高くして見栄えを更に向上できる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0014】
以下、この発明に係る包装用紙箱の一実施形態について、図面を参照して具体的に説明する。図1は該包装用紙箱を構成する箱本体と反転状態の蓋体の斜視図、図2は箱本体に蓋体を外嵌した状態の縦断面図、図3は陳列展示状態の斜視図、図4は陳列展示状態の縦断面図、図5は箱本体に用いる打ち抜きシートの平面図、図6は蓋体に用いる打ち抜きシートの平面図、図7は箱本体の組立途上の斜視図、図8は蓋板の折畳み状態の平面図、図9は組立後の蓋板の底面図及び縦断面図を示す。
【0015】
図1に示すように、この包装用紙箱の箱本体1は、段ボール製であり、長方形の底板部10と、長手方向に沿う一対の側板部11,11と、褄側の一対の側板部12,12とで構成されており、側板部11,11の高さが側板部12,12の略半分に設定されている。また、蓋体2は、板紙製であり、長方形の天板部20と、長手方向に沿う一対の側板部21,21と、褄側の一対の側板部22,22とで構成されており、側板部21,21の内面側の中間高さの位置には下向き(図では反転のために上向き)の段部3,3が並設され、且つ各段部3の両端と両側の側板部22,22の内面との間に、上下方向に沿う溝部4,4が形成されている。
【0016】
しかして、蓋体2は箱本体1に対して適嵌状態に被さる大きさに設定されており、図2(A)の長手方向の縦断面図と同(B)の幅方向の縦断面図にて示すように、箱本体1に蓋体2を外嵌した状態において、箱本体1の長手方向に沿う低い側板部11,11の各上端縁が蓋体2の段部3に当接すると共に、箱本体1の褄側の高い側板部12,12が各々左右両側を溝部4,4に嵌入して上端縁で蓋体2の天板部20の内面に当接している。
【0017】
このような包装用紙箱では、箱本体1が四周側板部の全体で蓋体2を支承する形になり、箱全体としての大きな剛性及び強度が得られるから、例えば贈答用のハムや酒類等の重い商品を収容した状態で保管や搬送時に多段に積み重ねても、箱の変形やこれに伴う商品の損傷が防止される。しかして、蓋体2を外せば、収容されていたハムや酒類等の商品が箱本体1の長手方向に沿う低い両側板部11,11を越えて上方へ膨らみ、ボリューム感たっぷりで見栄え良く視認されることになる。
【0018】
なお、商品の陳列展示においては、図3及び図4に示すように、反転状態の蓋体2を台座として、その上に箱本体1を載置することにより、該箱本体1が蓋体2の両側の段部3,3で支承され、もって商品の展示位置が高くなるため、該商品の見栄えが更に向上する。また、この陳列展示において、箱本体1を単独もしくは上記のように蓋体2を台座に用いて斜めに立てかけた状態で陳列展示した場合、商品の下端が下位側に位置した広い側板部12で支承されるため、商品の展示安定性が良好となる。
【0019】
この包装用紙箱の箱本体1及び蓋体2は、図5及び図6に示す打ち抜きシート1a,2aよりそれぞれ組み立てられている。なお、図5及び図6では打ち抜きシート1a,2aの組立後の内面側となる面を示している。
【0020】
図5に示す箱本体1に用いる打ち抜きシート1aは、原材の段ボールシートを所要形状に打ち抜くと同時に折り目付けを行ったものであり、中央に長方形の底板部10、この底板部10の両長辺側に対称的に連設された低い側板部11用の外側壁部11a及び内側壁部11bと両壁部11a,11b間の帯状頂面部11c、内側壁部11bの長手方向両端に連設されたロック片14,14、底板部10の両短辺側に対称的に連設された高い側板部12用の外側壁部12a及び内側壁部12bと両壁部12a,12b間の帯状頂面部12c、外側壁部12bの基部両側に連設された幅広の折り込み片15,15、内側壁部12bの先部両側に連設された幅狭の折り込み片16,16を有しており、これら各部の境界が全て図示破線の折罫線となっている。そして、高い側板部12用の内側壁部12bには、その内面側に2条の両面接着テープ5a,5bが高さ方向中間位置と先端位置とに平行に貼着されると共に、先端の両側から各折り込み片16の基部にかけて切欠部17を設けている。
【0021】
この打ち抜きシート1aは、高い側板部12用の内側壁部12bを内側へ折り返し、両面接着テープ5a,5bによって外側壁部12aに貼着することにより、予め褄側の二重壁構造の高い側板部12,12を形成した状態で出荷される。なお、形成した各側板部12においては、その左右両側に折り込み片15,16が重なって配置すると共に、基部内面の左右両側に切欠部17によってシート厚み分の係止凹部18が形成されている。
【0022】
しかして、箱本体1を組み立てるには、図7(A)(B)に示すように、褄側の高い側板部12,12を底板部10に対して垂直に折り起こし、その両側の重なった折り込み片15,16を前方へ突出させ、次いで長手方向に沿う低い側板部11用の外側壁部11a及び内側壁部11bを折り起こし、更に両壁部11a,11bを間に折り込み片15,16を挟み込みながら帯状頂面部11cが頂になるように折り曲げ、最後に内側壁部11bの両端の各ロック片14を側板部12の係止凹部18に嵌合させる。かくして組み立てられた箱本体1は、四周側壁部11,11,12,12が二重壁構造で、且つ側板部11,12相互が折り込み片15,16の挟み込みで強く一体化し、もって剛性及び強度の大きい箱枠を構成している。
【0023】
一方、図6に示す蓋体2に用いる打ち抜きシート2aは、原材の板紙シートを所要形状に打ち抜くと同時に折り目付け及び切り込みを行ったものであり、中央に長方形の天板部20、この天板部20の両長辺側に対称的に連設された側板部21用の外側壁部21a、内側上壁部21b、段面形成部21c、内側下壁部21d、貼着フラップ部21e、天板部20の両短辺側に対称的に連設された側板部22用の外側壁部22a、内側壁部22b、ロックフラップ部22cを有している。そして、側板部21用の外側壁部21aと側板部22用の外側壁部22aとの間の隅角部には、それぞれ中央部が斜め方向の切り込み線23aにて山折りされる折り込み片23が連設され、更に各折り込み片23から側板部22側へ延設する副折り込み片24と、側板部21用の内側上壁部21bの両側に突設された副折り込み片25とを備えており、打ち抜きシート1aと同様に各部の境界が全て折罫線となっている。
【0024】
この打ち抜きシート2aの内面側には、図示のように、側板部21用の内側上壁部21bと貼着フラップ部21dに2条の両面接着テープ6a,6bが平行に貼着されると共に、各折り込み片23の切り込み線23a沿いにも両面接着テープ6cが貼着されている。そして、出荷形態では、側板部21用の外側壁部21aの内面に折り返した内側上壁部21bを両面接着テープ6aで貼着すると共に、貼着フラップ部21eを天板部20の側端縁から少し内側へ入った位置に両面接着テープ6bで貼着することにより、天板部20、外側壁部21a、段面形成部21c、内側下壁部21dを四面として平行四辺形状に変形可能な段形成枠部30(図1〜3、図9参照)を設けると共に、山折りにした各折り込み片23の半部を両面接着テープ6cにて側板部22用の外側壁部22aの内面に貼着し、両側の側板部21形成部分を互いに内側に折り付けて、図8に示すように全体を帯板状に平坦化した折畳み状態とする。なお、図8では、隠れ線の破線と区別するために折罫線を実線で示している。
【0025】
なお、上記箱本体1及び蓋体2の所要箇所の貼着には、両面接着テープ5a、5b、6a、6bを用いるものとしたが、製函機を用いて大量に製造する場合は、前記接着テープの位置に接着剤が塗布されることになる。
【0026】
しかして、蓋体2を組み立てるには、図8の折畳み状態から、まず両側の側板部21形成部分を天板部20に対して垂直に引き起こす。これにより、段形成枠部30が縦断面矩形になって段部3を構成すると共に、各側板部22用の外側壁部22aが半部を貼着した両側の折り込み片23を介して起き上がるから、該側板部22用の内側壁部22bを内側へ折り返し、内外両側壁部22a,22bを間に折り込み片23及び副折り込み片24,25を挟み込んで重ね、更に先端のロックフラップ部22cの両端部を、天板部20に貼着している貼着フラップ部21e,21bの端部に係止させ、もって図9(A)〜(C)で示す組立形態とすればよい。かくして組み立てられた蓋体2は、四周側壁部21,21,22,22が二重壁構造で、且つ側板部21,22相互が折り込み片23〜25の挟み込みで強く一体化しているから、剛性及び強度の大きい箱枠を構成する。
【0027】
なお、この発明の包装用紙箱における箱本体1及び蓋体2としては、例示した実施形態とは異なる様々な組立て仕様のものを採用可能であり、この組立て仕様によって打ち抜きシートの形態も様々に異なるものとなる。しかして、箱本体1及び蓋体2は、複数枚の紙材から組み立てることも可能であるが、実施形態のように一枚シートの折り曲げによって容易に低コストで組立製作できる。また、蓋体2の対向する内面に設ける段部3,3を側板部21の全長にわたって形成し、箱本体2の高い側板部12を両側の段部3,3間の距離に対応した左右幅に設定してもよいが、実施形態のように段部3の両側に溝部4,4を設け、箱本体2の高い側板部12が蓋体2の内側に弛みなく嵌合させることにより、箱全体としての剛性及び強度をより大きくできる。
【0028】
その他、この発明の包装用紙箱においては、箱本体1及び蓋体2と共に商品の収容姿勢を安定化するための補助パッドや天パッドを用いてもよい。また、箱本体1及び蓋体2の各部の形状及び寸法、係合構造、止着構造等、細部構成については実施形態以外に種々設計変更可能である。
【図面の簡単な説明】
【0029】
【図1】この発明の一実施形態に係る包装用紙箱を構成する箱本体と反転状態の蓋体の斜視図である。
【図2】同包装用紙箱の箱本体に蓋体を外嵌した状態を示し、(A)図は長手方向の縦断側面図、(B)図は幅方向の縦断正面図である。
【図3】同包装用紙箱の陳列展示状態の斜視図である。
【図4】同陳列展示状態における幅方向の縦断正面図である。
【図5】箱本体に用いる打ち抜きシートの平面図である。
【図6】蓋体に用いる打ち抜きシートの平面図である。
【図7】箱本体の組立途上を示し、(A)図は組立初期の斜視図、(B)図は組立末期の斜視図である。
【図8】蓋体の折り畳んだ出荷形態を示す平面図である。
【図9】蓋体の組立状態を示し、(A)図は底面図、(B)図は(A)図のB−B線の断面矢視図、(C)図は(A)図のC−C線の断面矢視図である。
【符号の説明】
【0030】
1 ・・・箱本体
1a ・・・打ち抜きシート
10 ・・・底板部
11 ・・・低い側板部
12 ・・・高い側板部
15,16・・・折り込み片
2 ・・・蓋体
20 ・・・天板部
21,22・・・側板部
23 ・・・折り込み片
24,25・・・副折り込み片
3 ・・・段部
4 ・・・溝部
5a,5b・・・両面接着テープ
6a〜6c・・・両面接着テープ


【特許請求の範囲】
【請求項1】
矩形の底板部及び四周側板部を有して上方へ開放した箱本体と、矩形の天板部及び四周側板部を有して該箱本体に外嵌する蓋体とからなり、
蓋体の対向する一対の側板部の両内面に、下向きの段部が並行状に形成され、
箱本体の一方の対向する側板部が他方の対向する側板部よりも高く形成され、
箱本体に蓋体を嵌着した状態において、箱本体の低い両側板部の上端縁が蓋体の前記段部に当接すると共に、箱本体の高い両側板部の上端縁が蓋体の天板部の内面に当接するように構成されてなる包装用紙箱。
【請求項2】
前記蓋体における各段部の両端部と該段部を設けていない側板部の内面との間に溝部が形成され、該蓋体を箱本体に嵌着した状態で、箱本体の高い側板部の両側部が前記溝部に嵌入するように構成されてなる請求項1記載の包装用紙箱。
【請求項3】
前記箱本体及び蓋体は、それぞれ厚紙又は段ボールからなる一枚シートの折り曲げによって形成されてなる請求項1又は2に記載の包装用紙箱。
【請求項4】
前記箱本体及び蓋体の四周側板部が前記シートの折り返しによる二重壁をなすと共に、隣接する一方の側板部の二重壁間に、他方の側板部に延設された折り込み片もしくは他方の側板部との間に設けた折り込み片を挟み込むように構成されてなる請求項3記載の包装用紙箱。
【請求項5】
前記箱本体は、上下を逆にした反転状態の前記蓋体を台座として、該蓋体の両側の前記段部上に載置可能である請求項1〜3のいずれかに記載の包装用紙箱。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate

【図7】
image rotate

【図8】
image rotate

【図9】
image rotate


【公開番号】特開2006−27674(P2006−27674A)
【公開日】平成18年2月2日(2006.2.2)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−210048(P2004−210048)
【出願日】平成16年7月16日(2004.7.16)
【出願人】(000106715)ザ・パック株式会社 (28)
【Fターム(参考)】