説明

医療検査用カセット

【課題】検体をカセットからトレイに移し替えることなく自動的又は半自動的にパラフィンブロックを形成することが可能で、更に、カセット(検体収容部)ごとミクロトームでスライスして顕微鏡標本の作成が可能な医療検査用カセットを提供する。
【解決手段】耐薬品性材料からなるカセット本体31と蓋32とを具備してなり、カセット本体31が、上面を開放した、検体を収容し得る方形の容器で、多数の透孔33を有し、蓋32が、カセット本体31に着脱可能で、多数の透孔37を設けてなる医療検査用カセットにおいて、前記カセット本体31が軟質材料からなる検体収容部35と、該検体収容部35の少なくとも1対の対向する側壁34に設けた硬質材料からなるアダプター固定部36とからなることを特徴とする医療検査用カセットである。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、医療検査用顕微鏡標本の作製に使用する医療検査用カセットに関し、更に詳しくは、検体をカセットからトレイに移し替えることなく自動的又は半自動的にパラフィンブロックを形成することが可能で、更に、カセットごとミクロトームでスライスして顕微鏡標本の作成が可能な、極めて効率的な医療検査用カセットに関する。
【背景技術】
【0002】
従来のこの種の代表的カセットは、図7および図8に示すように、耐薬品性合成樹脂からなるカセット本体1と蓋2とを具備してなる。カセット本体1は、上面を開放した方形の容器で、底部に多数の透孔3を有し、短辺側の一側壁の外側に底部に向かって末広がり状に傾斜した板状の記録部4を設け、両側部に係止溝5、6を有する。蓋2は、着脱可能な板状体で、板面に多数の透孔7を有し、両側部に係止片8、9を設けている。
【0003】
上記カセットを使用して顕微鏡標本を作製するには、まず、図83に示すように、採取した検体10をカセット本体1内に収容して蓋2を取り付け、記録部4に被検者の氏名等を記録しておく。蓋2の係止片8、9は、カセット本体1の係止溝5、6内に係合して蓋2を固定する。
【0004】
続いて、透孔3、7を通じて、検体10を水洗し、アルコールにより検体10の水分を除去し、キシレンにより後述する液状パラフィン12との親和性を付与する。
【0005】
次に、図9に示すように、ステンレス製又はプラスチック製のトレイ11内に液状(溶融)パラフィン12を入れ、検体10をカセット本体1から取り出して液状パラフィン12中に置いて検体10に液状パラフィンを浸透させる。続いて、トレイ11の段部にカセット本体1を載せ、カセット本体1の底部が液状パラフィン12に浸るまで、液状パラフィン12を検体10上に注ぎ足す。
【0006】
液状パラフィン12が冷却固化した後トレイ11を取り去ることにより、検体10を包埋したパラフィン12がカセット本体1の底部に付着してなるカセットブロック13(図10参照)を得る。
【0007】
次に、図10に示すように、ミクロトーム14上に装着したアダプター15の基台16上にカセットブロック13を裏返して載せ、固定する。アダプター15は、レバー17の操作により、基台16に設けた固定腕18と可動腕19との間にカセット本体1を挟持して固定する。その際、カセット本体1が記録部4の傾斜により浮き上がるのを防止するため、両腕18、19の先端に形成した係止爪20がカセット本体1の底部の角に係合する。続いて、パラフィン12の検体10を包埋した部分を図10の矢印方向にスライスし、スライスした薄片に染色、その他の所定の処理を施すことにより顕微鏡標本を得るのである。
【0008】
上記従来の方法にあっては、図8に示す如く、検体10をカセット本体1内に収容した状態で薬品処理を施した後、図9に示す如く、トレイ11内に液状パラフィン12を入れ、この液状パラフィン12の上にカセット本体1からピンセットで取り出した検体10を置き、更にカセット本体1の底部が液状パラフィン12に浸るまで注ぎ足すという煩雑な作業が必要で、作業性が極めて悪く、また検体10をカセット本体1からトレイ11内の液状パラフィン12の上にピンセットで移し替える際に、誤って検体1を落下させ、貴重な検体を台無しにするというトラブルも少なくない。
【0009】
上記の如き問題を解決するために、カセット本体の少なくとも検体を収容する部分がスライス可能である医療検査用カセットが本出願人により提案されている(例えば、特許文献1参照)。
【特許文献1】特開2001−296220号公報(図1、図6、図8、図10)
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
しかしながら、上記文献に記載されているカセットは軟質合成樹脂、エラストマー、ゴム等のスライス可能な材料からなるため、ミクロトームでスライスするに際し、アダプターで固定するために、(a)拡巾部に補強体を嵌め込んだり(図3)、(b)拡巾部にもパラフィンを注入固化させたり(図4、図5)、(c)蓋の裏面に設けた係止突起を拡巾部と同一長さに延設して補強体の役割をさせたり(図7)、(d)拡巾部の側壁を厚くして補強する(図9)必要がある。
【0011】
しかるに、(a)の場合は、別途補強体を準備する必要があり、また補強体を嵌め込んでアダプターに固定する作業は面倒で作業性が悪い。また、(b)の場合は多量の液状(溶融)パラフィンを必要とし、高価となるばかりでなく、液状パラフィンの冷却固化に長時間を要し、作業性が低下せざるを得ない。また、(c)の場合は、係止突起を嵌合させるという作業が必要となり、やはり作業性が低下し、更に、(d)の場合は側壁を少々厚くしてもスライス可能な軟質素材からなるため、その補強(座屈抵抗)には自ら限界があり、十分な強度を得ることが困難である。
【0012】
本発明は、上記従来の問題点を解消し、構造が簡単で、アダプターに固定する際に補強体等を嵌め込んだり、多量の液状パラフィンを使用する必要がなく、作業性が大幅に改善された医療検査用カセットを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0013】
上記課題を解決するための請求項1の発明は、耐薬品性材料からなるカセット本体と蓋とを具備してなり、カセット本体が、上面を開放した、検体を収容し得る方形の容器で、多数の透孔を有し、蓋が、カセット本体に着脱可能で、多数の透孔を設けてなる医療検査用カセットにおいて、前記カセット本体が軟質材料からなる検体収容部と、硬質材料からなるアダプター固定部とからなることを特徴とする医療検査用カセットを内容とする。
【0014】
好ましい態様としての請求項2は、アダプター固定部を検体収容部の少なくとも1対の対向する側壁に設けた請求項1記載の医療検査用カセットである。
【0015】
好ましい態様としての請求項3は、軟質材料が軟質高分子材料からなる請求項1又は2記載の医療検査用カセットである。
【0016】
好ましい態様としての請求項4は、硬質材料が硬質高分子材料からなる請求項1〜3のいずれか1項に記載の医療検査用カセットである。
【0017】
好ましい態様としての請求項5は、軟質材料と硬質材料とを用い2色射出成形してなる請求項1〜4のいずれか1項に記載の医療検査用カセットである。
【発明の効果】
【0018】
本発明の医療検査用カセットは、軟質材料からなる検体収容部の少なくとも1対の対向する側壁に硬質材料からなるアダプター固定部を設けたので、補強材等を必要とすることなく、該アダプター固定部をアダプターに固定して、検体をパラフィンで包埋する、軟質材料からなる検体収容部ごとスライスして顕微鏡標本に供することができる。
【0019】
軟質材料として軟質高分子材料を用い、硬質材料として硬質高分子材料を用いるのが安価で成形が容易である点で好ましい。
【0020】
本発明の医療検査用カセットは、軟質高分子材料と硬質高分子材料を用い、2色射出成形して得るのが生産性の点で好ましい。
【発明を実施するための最良の形態】
【0021】
本発明の医療検査用カセットは、耐薬品性材料からなるカセット本体と蓋とを具備してなり、カセット本体が、上面を開放した、検体を収容し得る方形の容器で、多数の透孔を有し、蓋が、カセット本体に着脱可能で、多数の透孔を設けてなる医療検査用カセットにおいて、前記カセット本体が軟質材料からなる検体収容部と、硬質材料からなるアダプター固定部とからなることを特徴とする。
【0022】
本発明に用いられる軟質材料は、ミクロトームでスライス可能な材料であり、軟質高分子材料が好ましく、このような高分子材料としては、例えば、ポリエチレン、軟質ポリ塩化ビニル、軟質アイオノマー等の軟質合成樹脂、ポリスチレン系、ポリオレフィン系、ポリ塩化ビニル系、ポリエステル系、ポリアミド系、ポリウレタン系等の熱可塑性エラストマー、ブタジエン(BR)、スチレン−ブタジエン(SBR)、クロロプレン(CR)、ブタジエン−アクリロニトリル(NBR)等のジエン系、イソブチレン−イソプレン(IIR)、エチレン−プロピレン(EPM、EPDM)、塩素化ポリエチレン等の非ジエン系等の合成ゴムや天然ゴム等が挙げられる。これらは単独で又は必要に応じ2種以上組み合わせて用いられる。
【0023】
本発明に用いられる硬質材料は、アダプターの可動腕の係止爪に係合させるアダプター固定部を形成するもので、例えば、ポリアセタール、ポリカーボネート、フッ素樹脂等が挙げられる。
【0024】
本発明において軟質材料は検体収容部を構成し、硬質材料はアダプター固定部を構成する。アダプター固定部は、従来の成形方法により軟質材料を用いてカセット本体を成形した後、硬質材料からなるアダプター固定部を接着、溶着等により設けてもよいが、金型のキャビティの検体収容部の部分には軟質材料を供給し、アダプター固定部の部分には硬質材料を供給して成形する2色射出成形が生産性の面で好適である。
【0025】
アダプター固定部は、カセット本体の2対の対向する側壁、即ち、4周に設けてもよいし、また、いずれか1対の対向する側壁に設けてもよい。強度の面からは、4周に設ける方が好ましい。
また、アダプター固定部は、カセット本体の側壁高さの開口部から概ね2/3程度にまで設けるのが好ましい。それよりも高い位置にまで設けた場合は、検体収容部が小さくなり、収容する検体のサイズに制約が生じるばかりでなく、スライス作業が困難となる場合がある。
【0026】
本発明のカセットは、仕切壁により複数の小室に区画することも可能である。小室の数はカセット本体を縦及び/又は横に仕切ることにより形成され、検体のサイズや数によるが2〜9個程度が好ましい。蓋の裏面にも仕切壁を設け、カセット本体の仕切壁と当接させてもよく、また、蓋の裏面に2条の仕切壁を設け、カセット本体の仕切壁を両側から挟着し、小室を形成してもよい。
【0027】
本発明のカセットを用いて顕微鏡標本を作製するには、水洗、薬液処理については従来の方法でよいが、液状パラフィンでカセットブロックを作製する際には、薬液処理済みの検体を収容したカセットを蓋を被着したまま、又は蓋を取り去った状態でトレイに載せ、液状パラフィンを注ぎ込む。この場合、液状パラフィンは検体収容部を満たすだけでなく、アダプター固定部の一部にもかかるように注ぎ込むことが好ましい。このようにすることにより、検体収容部の液状パラフィンの冷却固化した部分とアダプター固定部とが、上記アダプター固定部の一部にかかる部分の冷却固化したパラフィンを介して連結されるので十分な強度が出やすくなる。
【0028】
液状パラフィンが冷却固化した後、トレイが取り去られ、カセット本体の検体収容部に検体がパラフィンにより包埋されたカセットブロックを得、該カセットブロックを裏返して(開口部が下に向くように)アダプターの基台上に載せ、アダプター固定部を可動腕と固定腕との間に挟持して固定し、検体収容部ごとスライスし、得られた薄片に染色、その他の所定の処理を施して顕微鏡標本を得る。
【実施例】
【0029】
以下、実施例を挙げて本発明を更に詳細に説明するが、本発明はかかる実施例のみに制限されないことは云うまでもない。
【0030】
実施例1
本実施例のカセットは、図1に示すように、カセット本体31と蓋32とを具備してなり、カセット本体31は上面を開放した方形の容器で軟質素材からなり、底部に多数の透孔33を有し、側壁34の4周に、検体収容部35を残して、開口部側より略1/2の高さにまで、硬質材料からなるアダプター固定部36が貼設されている。
【0031】
一方、蓋32は多数の透孔37を有する板状体で、その裏面にカセット本体31の開口部と内嵌め式に嵌合する係止突起38を有する。
尚、記録部は図示しないが、例えば、カセット本体31の側壁34又はアダプター固定部35の表面を梨地模様等の処理を施すことにより設けられる。
【0032】
実施例2
本実施例のカセットは、図2に示すように、軟質素材からなる検体収容部35と硬質素材からなるアダプター固定部36とが2色射出成形により設けられている。
この場合は、実施例1のように、アダプター固定部を接着、溶着等により貼設する必要がないので生産性が向上する。
【0033】
実施例3
本実施例のカセットは、図3に示すように、実施例1のカセット本体31において、2枚の仕切壁39により仕切られるとともに、各仕切壁39が蓋32の裏面に設けた2条の係止突起40a、40bにより挟着され、3個の小室41に区画されている。
尚、本実施例では3個の小室を示したが、短辺方向にもクロスするように仕切壁を設けることもでき、例えば、1枚の仕切壁を設けた場合は6個の小室が形成され、2枚の仕切壁を設けた場合は9個の小室が形成される。
【0034】
参考例
上記実施例2のカセットを用いて、顕微鏡標本を作製する方法について説明する。
図4に示すように、被検者から採取した検体42はカセット本体31の内部に収容し、蓋32を取り付け、記録部(図示せず)に被検者の氏名等を記録した後、透孔33、37を通じて水洗、薬液処理を施す。
【0035】
次いで、図5に示すように、薬液処理を施したカセットをトレイ43上に載置し、液状(溶融)パラフィン44を少なくとも検体42がパラフィン44内に包埋されるように注ぎ込む。好ましくは、検体収容部35を越えアダプター固定部36の部分に少し達する程度の高さH(数mm程度)まで注ぎ込む。このようにすることにより、液状パラフィンが冷却固化した際には、Hの部分のパラフィンが、検体収容部35のパラフィンとアダプター固定部36とを強固に連結する役割を果たし、十分な強度を付与することができる。
この場合、蓋32は被着したままでもよいし、また、取り去った状態でもよい。蓋32を取り去った場合は、液状パラフィンが蓋32の透孔37を塞ぐというトラブルが回避される。
液状パラフィンが冷却固化した後、トレイ43を取り去り、カセット本体31内に検体42を包埋したカセットブロック45を得る(図6)。
【0036】
次に、図6に示すように、ミクロトーム14上に装着したアダプター15の基台16上にカセットブロック45を裏返して載せ、固定する。アダプター15は、レバー17の操作により、基台16に設けた固定腕18と可動腕19の係止爪20、20との間にアダプター固定部36を挟持して固定し、カセットブロック45を固定する。続いて、パラフィン44の検体42を包埋した部分を検体収容部35ごと矢印方向にスライスし、得られた薄片に染色、その他の所定の処理を施すことにより顕微鏡標本を得る。
尚、本例では蓋32を取り去った状態を示したが、必要に応じ、蓋32を被着した状態でカセットブロック45をアダプター15の基台16上に固定することもでき、この場合は、蓋32が補強体の役割を果たす。
【産業上の利用可能性】
【0037】
叙上のとおり、本発明のカセットは、カセット内で検体を水洗、薬剤処理を施した後、検体をカセット内からトレイ内に移し替える必要がなく、そのままトレイ上に置きパラフィン包埋処理ができ、更に、得られたカセットブロックをミクロトームによりカセット(検体収容部)ごとスライスして顕微鏡標本を作成できるので、作業性は飛躍的に向上する。
また、従来の如く、上記カセット内からトレイ内に検体を移し替える際に検体を誤って落下させ台無しにするといったトラブルを完全に回避することができる。
従って、本発明の医療検査用カセットを使用すれば、カセットブロックの作成を自動化又は半自動化することもでき、大巾な省力化が可能である。
【図面の簡単な説明】
【0038】
【図1】本発明のカセットの実施例を示す概略断面図である。
【図2】本発明のカセットの他の実施例を示す概略断面図である。
【図3】本発明のカセットの他の例を示す概略断面図である。
【図4】図2のカセットを用い、検体を水洗、薬液処理する状態を示す概略図である。
【図5】図4の水洗、薬液処理後のカセットを用いてカセットブロックを作製する状態を示す概略図である。
【図6】図5で得られるカセットブロックをミクロトームでスライスする状態を示す概略図である。
【図7】従来のカセットの一例を示す一部切り欠き平面図である。
【図8】図7のX−X断面図である。
【図9】従来のカセットを用いて検体をパラフィンに包埋させる状態を示す概略断面図である。
【図10】図9で得られるパラフィンブロックをミクロトームでスライスする状態を示す概略図である。
【符号の説明】
【0039】
1 カセット本体
2 蓋
3、7 透孔
4 記録部
5、6 係止溝
8、9 係止片
10 検体
11 トレイ
12 (液状)パラフィン
13 カセットブロック
14 ミクロトーム
15 アダプター
16 基台
17 レバー
18 固定腕
19 可動腕
20 係止爪
31 カセット本体
32 蓋
33、37 透孔
34 側壁
35 検体収容部
36 アダプター固定部
38 係止突起
39 仕切壁
40a、40b 係止突起
41 小室
42 検体
43 トレイ
44 (液状)パラフィン
45 カセットブロック

【特許請求の範囲】
【請求項1】
耐薬品性材料からなるカセット本体と蓋とを具備してなり、カセット本体が、上面を開放した、検体を収容し得る方形の容器で、多数の透孔を有し、蓋が、カセット本体に着脱可能で、多数の透孔を設けてなる医療検査用カセットにおいて、前記カセット本体が軟質材料からなる検体収容部と、硬質材料からなるアダプター固定部とからなることを特徴とする医療検査用カセット。
【請求項2】
アダプター固定部を検体収容部の少なくとも1対の対向する側壁に設けた請求項1記載の医療検査用カセット。
【請求項3】
軟質材料が軟質高分子材料からなる請求項1又は2記載の医療検査用カセット。
【請求項4】
硬質材料が硬質高分子材料からなる請求項1〜3のいずれか1項に記載の医療検査用カセット。
【請求項5】
軟質材料と硬質材料とを用い2色射出成形してなる請求項1〜4のいずれか1項に記載の医療検査用カセット。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate

【図7】
image rotate

【図8】
image rotate

【図9】
image rotate

【図10】
image rotate


【公開番号】特開2007−292580(P2007−292580A)
【公開日】平成19年11月8日(2007.11.8)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−120273(P2006−120273)
【出願日】平成18年4月25日(2006.4.25)
【出願人】(591242450)村角工業株式会社 (38)
【Fターム(参考)】