説明

半導体装置及び半導体装置の製造方法

【課題】ポスト状の電極を用いて大電流を通電した際の熱ストレスを緩和するとともに、このポスト状電極を確実に半導体チップの電極に接合できる半導体装置を提供する。
【解決手段】半導体チップ1のおもて面電極とポスト電極15との接合面の少なくとも一方に、有機被膜で保護された金属粒子を塗布し、前記半導体チップのおもて面電極とポスト電極15との間を加圧するとともに加熱して、前記有機被膜を破壊して前記金属粒子を露出させてこの金属粒子を活性接合させて、前記おもて面電極とポスト電極とを接合する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、パワー半導体デバイスを用いた半導体装置とその製造方法に関するものである。
【背景技術】
【0002】
パワー半導体デバイスは、半導体モジュールに組み込まれて半導体装置を構成し、電力変換装置のスイッチングデバイスとして用いられる。
半導体装置としての半導体モジュールの構造を図5に示す。
【0003】
図5において、良伝導体の材質で作られたヒートシンク(放熱ベース)3の上に絶縁基板2を固着している。絶縁基板2は、セラミック基板2bの一方の面(裏面)に裏面側パターン2aが、他方の面(おもて面)に導体パターン2cが形成されていて、裏面側パターン2aがヒートシンクに接合されている。
【0004】
パワー半導体デバイスとしての半導体チップ1は、その裏面電極が絶縁基板2の導体パターン2cに接合される。半導体チップ1のおもて面電極は、アルミワイヤ5を介して絶縁基板2の導体パターン2cや図示しない外部導出端子に接続される。
【0005】
そして、この半導体チップ1、絶縁基板2、ヒートシンク3の接合体は、樹脂ケース6に格納され、放熱フィン4に組み付けられる。
近年、省電力を志向した再生可能な発電設備が普及しつつあり、このような発電設備に適用する電力変換装置へのニーズが高まっている。そして、この電力変換装置に用いられる半導体モジュールには、大容量化が求められている。
【0006】
図5に示した半導体モジュールでは、半導体チップ1のおもて面電極と導体パターンあるいは外部導出端子との接続にはアルミワイヤ5が用いられている。図5の半導体モジュールを上記の電力変換装置に適用した場合、大電流通電動作時の信頼性は、アルミワイヤ5などの配線材と半導体チップ1との接合強度で律速される。
【0007】
特に、近年適用が進む高温動作可能な化合物半導体の適用においては、特に半導体チップ1の高温動作に耐える接合構造が求められる。
そこで、半導体チップのおもて面電極と外部導出端子との接続に、図5のようなアルミワイヤに代えて、絶縁性の部材にポスト状の電極を形成した接続部材を用いることが提案されている(特許文献1,2参照)
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
【特許文献1】特開2006−237429号公報(図1など)
【特許文献2】特開2009−64852号公報(図1など)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
図5に示した半導体モジュールでは、アルミワイヤを用いているため、大電流を通電したときにアルミニウムワイヤが発熱する。この発熱によりアルミニウムワイヤと半導体チップ1のおもて面電極との接合箇所に、両者の熱膨張係数の相違に伴うストレスが印加されるという問題がある。
【0010】
また、特許文献1,2に記載された構成においては、ポスト状の電極を半導体チップのおもて面電極に確実に接合するのが難しいという課題がある。
本発明の目的は、ポスト状の電極を用いて大電流を通電した際の熱ストレスを緩和するとともに、このポスト状電極を確実に半導体チップの電極に接合できる半導体装置とその製造方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0011】
本発明では、半導体チップのおもて面電極にポスト電極を接合するにあたり、前記半導体チップのおもて面電極とポスト電極との接合面の少なくとも一方に、有機被膜で保護された金属粒子を塗布し、前記半導体チップのおもて面電極とポスト電極との間を加圧するとともに加熱して、前記有機被膜を破壊して前記金属粒子を露出させてこの金属粒子を活性接合させて、前記おもて面電極とポスト電極とを接合するものとする。
【0012】
そして、前記活性接合した金属粒子の接合層を第1の接合層とし、前記第1の接合層の周囲に、前記加熱より高温の再加熱によって液相化する接合材を液相化させて、前記半導体チップのおもて面電極,前記ポスト電極,前記第1の接合層に接合する第2の接合層を形成するものとする。
【0013】
さらに、前記再加熱によって液相化する接合材は鉛を含まないハンダ材であり、前記再加熱の温度は、前記ハンダ材の固相線温度より高い温度とする。
【発明の効果】
【0014】
本発明によれば、半導体装置の生産性を損なわず、電力変換装置の大容量化を効率良く行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【0015】
【図1】第1の実施例を示す図である。
【図2】第2の実施例を示す図である。
【図3】第3の実施例を示す図である。
【図4】第2,第3の実施例における後加熱後の状態を示す図である。
【図5】従来例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0016】
以下、図に沿って本発明を実施するための最良の形態を説明する。
(実施例1)
図1はこの発明の第1の実施例を示す図である。図1(a)は全体の構成を、同図(b)は、同図(a)の点線で囲んだ領域Aの拡大図である。図1において、1は半導体チップであって、接合材10を介して絶縁基板の導体パターン2cに接合されている。絶縁基板の絶縁層については図示を省略した。
【0017】
ここで、半導体チップとしては、IGBTやMOSFETなどのスイッチング素子や、フリーホイーリングダイオード(FWD)などがある。また、これらの半導体チップは、シリコン基板に形成したものの他、炭化珪素(SiC)基板や窒化ガリウム(GaN)基板などの化合物基板上に形成したものなどを用いることができる。
【0018】
9は配線基板の絶縁層であり、その少なくとも一方の面には導体パターン11が形成されている。配線基板にはスルーホールが形成されていて、スルーホールには導電体のポスト電極15が設けられている。ポスト電極15は導体パターン11に接続される。図1に示したポスト電極は、共通の導体パターン11に接続されているが、回路構成に応じて、別の導体パターン11に接続することもできる。
【0019】
また、図1の例では、スルーホールの側面にも導体パターン11が形成されていて、導体パターン11とポスト電極15との接続を確実に行なっている。
13は、ポスト電極15と半導体チップ1のおもて面電極(図示せず)とを接合するための接合材である。接合層13は、直径が数nm〜数100nm程度の極めて微細な金属粒子が固相間で活性接合した接合層である。
【0020】
次に、図1に示した、半導体装置の製造方法について説明する。
まず絶縁基板の導体パターン2c上に接合材10を介して半導体チップ1を固着する。そして、半導体チップのおもて面電極上の所定箇所もしくは、配線基板の金属ポストの半導体チップとの接合箇所、あるいはその双方に、接合層13となる接合材13’を塗布する(未硬化の接合材13’の状態は図示せず)。
【0021】
この接合材13’は、直径が数nm〜数100nm程度の極めで微細な金属粒子と、個々の粒子の表面を保護する有機被膜(表面保護膜)と、接合材13’の取り扱いを容易とするための揮発性のバインダー材から構成される。接合材13’は、接合前(加熱前)の状態では、例えばクリーム状であるので、ディスペンサなどを用いて、接合部の所望箇所に所望量を滴下(もしくは描画)することができる。
【0022】
本実施例においては、半導体チップ1のおもて面電極の表面もしくはポスト電極15の半導体チップとの接合箇所、あるいはその双方に、接合材13’を塗布する。
次に、ポスト電極15半導体チップ1のおもて面電極上に来るように位置あわせをして配線基板を半導体チップ1上に載置する。
【0023】
続いて、配線基板もしくはポスト電極15に加重を印加し、ポスト電極15と半導体チップ1のおもて面電極との間の接合材13’を加圧する。そして、この状態で炉に入れて、あるいは局所的に加熱して、接合箇所を200℃〜250℃に加熱する。
【0024】
加熱により、接合材13’のバインダー成分が揮発し、さらに、金属粒子の表面保護膜が加熱分解して金属粒子の表面が露出する。この金属粒子は、加熱によって表面保護膜が分解されると金属粒子の表面が露出し、活性化した金属粒子同士、および金属粒子と、ポスト電極15,半導体チップのおもて面電極との間で溶着,焼結 が進行し粒子表面の接合活性が向上する。すなわち、緻密な固相間の活性接合を利用して、稠密な接合膜13を形成する。
【0025】
この金属粒子は、Au,Ag,Cu,Pd,Ptなどの貴金属に分類される純物質でも、Ag−Pd,Au−Si,Au−Ge,Au−Cuなどの合金組成のどちらでもよい。
例えば、貴金属の純物質の場合、上記のように200℃〜250℃の加熱で強固な接合層(焼結層)を形成することができるが、一旦接合した後は、その金属元来の融点(800〜1100℃程度)の耐熱性を有する構造となる。また、合金組成の場合も同様に、接合後は、280℃〜700℃程度の耐熱性を有する構成となる。
【0026】
なお、半導体チップ1のおもて面電極とポスト電極と接合する工程で200℃〜250℃に加熱されるため、半導体チップ1を絶縁基板の導体パターンに接合に使用する接合材10は、この加熱に堪えられるような材料を用いる。
【0027】
このようにして、半導体チップ1とポスト電極とを強固に接合することができる。
(変形例1)
上記の第1の実施例では、半導体チップ1を絶縁基板の導体パターンに接合した後に、半導体チップ1のおもて面電極とポスト電極とを金属粒子によって接合したが、半導体チップ1の裏面電極(図示せず)絶縁基板の導体パターン2cとの接合にも適用することができる。
【0028】
すなわち、図1の接合材10にも接合材13’を用いることができる。まず、絶縁基板の導体パターン2cの所望の位置に接合材13’を塗布して半導体チップ1を載置する。続いて、半導体チップ1のおもて面電極にも接合材13’を塗布し、ポスト電極の位置を合わせて配線基板を載置する。そして、配線基板(またはポスト電極)に加重を印加し、
絶縁基板の導体パターン2cと半導体チップ1の裏面電極との間、及び半導体チップ1のおもて面電極とポスト電極との間の接合材13’を同時に焼結させて接合層を形成するようにしてもよい。
【0029】
(実施例2)
図2は、この発明の第2の実施例を示す図である。図2(a)は全体の構成を、同図(b)は、同図(a)の点線で囲んだ領域Bの拡大図である。図1に示した第1の実施例と共通する部分には同じ符号を付して、詳しい説明は省略する。
【0030】
図1に示した例との相違点は、ポスト電極の露出した側面に、予め第2接合材12を設けている点である。
半導体チップ1は、絶縁基板2の導体パターン2cに固着される。そして、半導体チップ1のおもて面電極に第1の接合材13’を塗布し、第1の実施例と同様に、半導体チップ1のおもて面電極とポスト電極との間に接合層13を形成して両者を接合する。
【0031】
図2に示す第2の接合材12は、例えば、Sn−Ag,Sn−Ag−Cu,Sn−Sb,Bi,Bi−Ag,Bi−Cuなどの非鉛系ハンダとして一般的なペースト材を用いる。
【0032】
このような第2の接合材12をポスト電極の露出した側面に予め塗布しておく。そして、第1の接合材による上記の接合が完了した後、今度は非加圧の状態で260℃〜330℃の加熱を行なうべく、リフロー通炉を行う。
【0033】
第2の接合材12は、リフロー加熱により液相化し、ポスト電極の側面を伝って、第1の接合材13’による接合層13の部分の側面にぬれ広がる。
図4は、この発明の第2の実施例と、後述の第3の実施例における接合後の様子を示す図であり、図4(a)は全体の構成を、同図(b)は、同図(a)の点線で囲んだ領域Dの拡大図である。
【0034】
図4に示すように、第2の接合材12は、リフロー加熱により液相化し、ポスト電極の側面を伝ってフィレット状の端部保持構造を形成する。この第2の接合材12により、接合層13の結合が疎(ポーラス)な部分に浸透する。そして、接合層13,ポスト電極15,半導体チップ1が接合材12によって一体化されるため、結合が強化された構造となる。
【0035】
なお、第2の接合材12上記のように非鉛系ハンダを用い、ペースト状のハンダを塗布してもよいし、導体パターン11の表面膜としてスパッタもしくはメッキなどで予め形成しておいてもよい。
【0036】
(実施例3)
図3は、この発明の第3の実施例を示す図である。図3(a)は全体の構成を、同図(b)は、同図(a)の点線で囲んだ領域Cの拡大図である。図2に示した第2の実施例と共通する部分には同じ符号を付して、詳しい説明は省略する。
【0037】
図2に示した例との相違点は、第2の接合材を半導体チップのおもて面電極上に塗布した点である。この第2の接合材は、第2の実施例と同様に非鉛系のハンダである。
そのほかは、第2の実施例と同様に、半導体チップ1のおもて面電極に第1の接合材13’を塗布し、第1の実施例と同様に、半導体チップ1のおもて面電極とポスト電極との間に接合層13を形成して両者を接合する。
【0038】
そして、第1の接合材による上記の接合が完了した後、今度は非加圧の状態で260℃〜330℃の加熱を行なうべく、リフロー通炉を行う。
第2の接合材12は、リフロー加熱により液相化し、半導体チップ1のおもて面電極上を濡れ広がって図4に示すように、第1の接合材13’による接合層13の部分の側面にぬれ広がるとともに、フィレット状の端部保持構造を形成する。この第2の接合材12により、接合層13の結合が疎(ポーラス)な部分に含浸する。そして、接合層13,ポスト電極15,半導体チップ1が接合材12によって合一体化されるため、結合が強化された構造となる。
【0039】
なお、第2の接合材12上記のように非鉛系ハンダを用い、ペースト状のハンダを塗布してもよいし、導体パターン11の表面膜としてスパッタもしくはメッキなどで予め形成しておいてもよい。
【0040】
ここで、上記の第2,第3の実施例について、第1の接合材13に純銀(Ag)の粒子を用いた例を説明する。
純銀の粒子を用いた接合材は、現在実用化が進んでいて、直径が数nm〜数100nmの純銀粒子(ナノ粒子)を用いている。
【0041】
この純銀の粒子を用いた接合材を用いた場合、半導体チップのおもて面電極とポスト電極との接合には、接合部を250℃付近まで加熱する。これにより純銀の粒子(ナノ粒子)間の粉体結合(焼結)が形成される。
【0042】
第1の実施例のように、純銀粒子のみの接合であっても、半導体チップのおもて面電極とポスト電極とは強固に接合されている。
しかしながら、接合層13の周辺部分に疎な欠陥が存在する場合がある。
【0043】
そこで、第2,第3の実施例のように、第2の接合材として、Bi−2.5Agなどの融点が271℃の非鉛ハンダを、予めポスト電極の側面もしくは半導体チップのおもて面電極に塗布しておき、接合層13による接合後、上記のハンダを溶融させて液相接合を行えば、ポスト電極の側面もしくは半導体チップのおもて面電極に膜状に濡れ広がる。そして、接合層13のポーラスな欠陥に溶融したハンダが浸透拡散する。さらに、Ag粒子とハンダとの界面において、両者の金属間接合を形成するので、接合層13で接合された一体化の状態をさらに強化する構造となる。
【0044】
なお、図1〜4の各例において、16は半導体チップの表面に形成されたパッシベーション層もしくはレジスト層である。
特に図2〜4に示す例では、溶融した第2の接合材としてのハンダが意図しない箇所に付着するのを防ぐハンダダムとして機能する。
【0045】
また、上記の図1〜4に図示したように、ポスト電極15の、半導体チップのおもて面電極側の面について、端部を面取りしている。このように、面取りを行なうことで、接合材13’を挟んでポスト電極15と半導体チップのおもて面電極側の面との間を加圧したときの加圧力が、接合面に集中しやすくなる。加圧力が集中することで、ポスト電極15と半導体チップのおもて面電極側の面との間の接合をより強固なものとすることができる。
【0046】
特に、図2〜4に示す例では、溶融した第2の接合材としてのハンダがポスト電極15に這い上がりやすくなり、ハンダフィレットを形成し、ポスト電極15と半導体チップのおもて面電極側の面との間の接合をより強固なものとすることができる。
【符号の説明】
【0047】
1:半導体チップ
2:絶縁基板
2c:導体パターン
10:接合材
11:導体パターン
12:第2の接合材
13:接合層
15:ポスト電極


【特許請求の範囲】
【請求項1】
半導体チップのおもて面電極と、ポスト電極とを、活性結合した金属粒子層を介して接合したことを特徴とする半導体装置。
【請求項2】
請求項1に記載の半導体装置において、前記金属粒子層の周囲をハンダで覆うことを特徴とする半導体装置。
【請求項3】
請求項1に記載の半導体装置において、前記金属粒子は、Ag, Pd, Cu, Au, Ag-Cu, Ag-Pd, Au-Si, Au-Geの少なくとも1種類から選択した金属粉体であることを特徴とする半導体装置。
【請求項4】
請求項2に記載の半導体装置において、前記ハンダは、Sn, Sn-Ag, Sn-Ag-Cu, Sn-Sb, Bi, Bi-Ag, Bi-Cu, Bi-Ag-Sbの少なくとも1種類から選択した鉛をふくまないハンダ材であること特徴とした半導体装置。
【請求項5】
半導体チップのおもて面電極にポスト電極を接合してなる半導体装置の製造方法において、
前記半導体チップのおもて面電極とポスト電極との接合面の少なくとも一方に、有機被膜で保護された金属粒子を塗布し、前記半導体チップのおもて面電極とポスト電極との間を加圧するとともに加熱して、前記有機被膜を破壊して前記金属粒子を露出させてこの金属粒子を活性接合させて、前記おもて面電極とポスト電極とを接合することを特徴とする半導体装置の製造方法。
【請求項6】
請求項5に記載の半導体装置の製造方法において、前記活性接合した金属粒子の接合層を第1の接合層とし、前記第1の接合層の周囲に、前記加熱より高温の再加熱によって液相化する接合材を液相化させて、前記半導体チップのおもて面電極,前記ポスト電極,前記第1の接合層に接合する第2の接合層を形成することを特徴とする半導体装置の製造方法。
【請求項7】
請求項6に記載の半導体装置の製造方法において、前記再加熱によって液相化する接合材は鉛を含まないハンダ材であり、前記再加熱の温度は、前記ハンダ材の固相線温度より高いことを特徴とする半導体装置の製造方法。
【請求項8】
請求項6または請求項7のいずれか一項に記載の半導体装置の製造方法において、前記前記再加熱によって液相化する接合材は、前記ポスト電極の前記第1の接合層で接合される部位以外の露出部または前記半導体チップのおもて面電極の前記第1の接合層で接合される部位以外の露出部に予め配置しておき、前記再加熱によって溶融させることを特徴とする半導体装置の製造方法。


【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2012−74433(P2012−74433A)
【公開日】平成24年4月12日(2012.4.12)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−216494(P2010−216494)
【出願日】平成22年9月28日(2010.9.28)
【出願人】(000005234)富士電機株式会社 (3,146)
【Fターム(参考)】