説明

印刷ジョブ制御方法

【課題】 印刷装置において、フェースアップ排紙機能を使用しない、また中綴じ製本装置の用紙受け入れ方法に依存しない、正しい小冊子印刷結果を得るための汎用的な印刷ジョブ制御方法を提供する。
【解決手段】 印刷制御装置がホストコンピュータから受信した中綴じジョブを、中綴じ製本装置の印刷用紙の受け入れ方法に従い、物理ページを並べ替えるステップを有し、中綴じ製本装置の印刷用紙の受け入れ方法が降順の場合、印刷制御装置がフェースダウン排紙により中綴じジョブの物理ページを並べ替えて中綴じ製本された小冊子を得る。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、中綴じ製本機能を備えた印刷装置において、中綴じ製本された小冊子を得るための印刷ジョブ制御方法に関するものである。
【背景技術】
【0002】
印刷装置には印刷だけでなく、印刷後の後処理として中綴じ製本を行い、小冊子印刷物を得るための中綴じ製本装置がある。
【0003】
小冊子印刷は、図6に示すように、ホストコンピュータ上で作成された中綴じジョブ(見開きのページ順となるように2面付けされた物理ページ(左開き)と両面印刷(短辺とじ)および中綴じ製本を指定するコマンド記述を含む)を印刷制御装置にて短辺とじ方向で両面印刷し、中綴じ製本装置にて2面付けされた物理ページの中心で2つに折られ(中折り)、中綴じステープルされて得られるものである。例えば、小冊子印刷物としては、週刊誌やカタログなどが当てはまる。
【0004】
小冊子印刷物を得るための中綴じ製本装置には、図7のように、印刷用紙の受け入れ方法として正順と降順がある。例えば、8ページのドキュメントで考えた場合、正順では「1/8→7/2→3/6→5/4」(“a/b”は、aページとbページ目を2面付けした物理ページを表す)のページ順の中綴じジョブ、降順では「5/4→3/6→7/2→1/8」のページ順の中綴じジョブが正しい製本結果となる。
【0005】
また、降順の場合、印刷装置において逆順印刷機能およびフェースアップ排紙機能を持っていれば、正順と同じページ順の中綴じジョブでも、印刷装置側で物理ページを逆順に並べ替えてフェースアップ排紙できるため、正しい小冊子印刷結果を得ることができる。
【0006】
なお、特許文献1には、製本印刷が可能な出力装置の属性に応じて面付けする技術が記載されている。これは、製本印刷が可能なプリンタの排紙口、フィニッシャーのタイプから製本印刷時の印刷面を決定し、出力装置へ送出する印刷データを生成するものである。
【0007】
また、特許文献2のように、製本加工する場合に、後処理機の製本手段に従い、対応するフェースアップ/フェースダウンの排紙モードを適切に変更して製本出力する構成が知られている。
【0008】
また、特許文献3には、印刷データ出力順序決定手段が、製本部による印刷用紙のピックアップが「フェイスアップ」が「フェイスダウン」であるかにより、面付済み印刷データの出力順序を調整することが記載されている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
しかしながら、上記従来の方法では以下の問題が生じる。
【0010】
特許文献1では、製本印刷が可能なプリンタの排紙口、フィニッシャーのタイプから製本印刷時の印刷面を決定できるものの、プリンタドライバおよびスプーラにより印刷データを生成するため、予め面付けされている中綴じジョブには適用できないという問題があった。
【0011】
また、特許文献2では、コントローラ側でページ面付け順序を変えて製本機へ出力している構成が記載されているものの、中綴じジョブの場合については考慮されていない。
【0012】
また、中綴じ製本装置の用紙受け入れ方法が降順の場合、期待する小冊子印刷結果を得るためには印刷制御装置側で物理ページを逆順に並べ替え、フェースアップ排紙させることが必要であった。
【0013】
さらに、汎用的な中綴じ製本印刷システムを考えた場合、中綴じ製本装置の用紙受け入れ方法は、正順のケースを想定して作成された中綴じジョブの場合が多い。そのため、もし、中綴じ製本装置の用紙受け入れ方法が降順の場合には、図8のように製本結果が全く逆の結果となってしまう。従って、印刷装置側で期待する結果が得られるよう処理する必要があった。
【0014】
本発明は、印刷装置において、フェースアップ排紙機能を使用しない、また、中綴じ製本装置の用紙受け入れ方法に依存しない、正しい小冊子印刷結果を得るための汎用的な印刷ジョブ制御方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0015】
上記目的を達成するために、本発明の第1の手段は、ホストコンピュータから、両面印刷および中綴じ製本指定され中綴じ面付けのページ順序で並べ替えられた印刷データである中綴じジョブを受信し、その受信した前記中綴じジョブを解析して印刷処理する印刷制御装置と、前記中綴じジョブを格納する外部記憶装置および両面印刷機能を備えた印刷装置と、中綴じ製本機能を備えた中綴じ製本装置における印刷ジョブ制御方法であって、
前記印刷制御装置が前記ホストコンピュータから受信した中綴じジョブを、前記中綴じ製本装置の印刷用紙の受け入れ方法に従い、物理ページを並べ替えるステップを有し、前記中綴じ製本装置の印刷用紙の受け入れ方法が降順の場合、前記印刷制御装置がフェースダウン排紙により中綴じジョブの物理ページを並べ替えて中綴じ製本された小冊子を得ることを特徴とするものである。
【0016】
本発明の第2の手段は前記第1の手段において、前記中綴じ製本装置が印刷用紙の受け入れモードを通知するステップと、前記印刷制御装置が印刷用紙の受け入れモードを取得するステップとを有し、前記印刷制御装置が取得した用紙受け入れモードにより、自動で中綴じジョブの物理ページを並べ替えることを特徴とするものである。
【0017】
本発明の第3の手段は前記第2の手段において、前記中綴じジョブが用紙受け入れモードを指示するステップと、前記印刷制御装置が印刷用紙の受け入れモードを前記中綴じジョブにより認識するステップとを有し、前記印刷制御装置が前記中綴じジョブで指定された用紙受け入れモードにより、自動で中綴じジョブの物理ページを並べ替えることを特徴とするものである。
【発明の効果】
【0018】
本発明によれば、中綴じ製本装置の用紙受け入れ方法が降順の場合にフェースダウン排紙出力で小冊子印刷結果が得られるように、中綴じジョブの物理ページを並べ替えることで、フェースアップ排紙機能を不要とした、中綴じ製本装置の用紙受け入れ方法に依存しない、小冊子印刷結果が得られるようになる。
【図面の簡単な説明】
【0019】
【図1】本発明に係る印刷ジョブ制御方法の実施例を示す全体ブロック図である。
【図2】本発明の実施例1におけるページ順序制御部のフローチャートである。
【図3】本発明の実施例1におけるページ順序制御部の中綴じジョブ処理結果を示す図である。
【図4】本発明の実施例2におけるページ順序制御部のフローチャートである。
【図5】本発明の実施例2におけるページ順序制御部の中綴じジョブ処理結果を示す図である。
【図6】中綴じ製本印刷における印刷制御装置、中綴じ製本装置の印刷イメージを示す図である。
【図7】中綴じ製本装置の用紙受け入れ方法ごとの小冊子印刷イメージを示す図である。
【図8】中綴じ製本装置の用紙受け入れ方法が降順の場合の小冊子印刷例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0020】
中綴じジョブを送信するホストコンピュータとそれらを受信し中綴じ製本処理する印刷装置において、中綴じジョブの物理ページ順序を変更することなく、正しく小冊子印刷させるという目的を、中綴じページ順序、または中綴じ製本装置の用紙受け入れ方法を確認し、常に見開きのページ順序となるよう、必要に応じて物理ページの並べ替えを行うことで実現した。
【実施例1】
【0021】
本発明の実施例1を、図1の本発明に係る印刷ジョブ制御方法の実施例を示す全体ブロック図、図2のページ順序制御部のフローチャートにより説明する。
【0022】
図1は中綴じジョブ処理における印刷ジョブ制御方法の実施例を示す印刷装置の全体ブロック図であり、それぞれ以下の機能を有する。
【0023】
ホストコンピュータ100で作成された物理ページ順序が正順である中綴じジョブを、双方向インターフェイス200を介して印刷装置300内の印刷制御装置310へ送信する。
【0024】
印刷制御装置310ではデータ受信部311でその中綴じジョブを受信し、不揮発性の記憶装置330へ格納する。印刷ジョブ解析展開部312では受信した中綴じジョブをコマンド解析し、画像データ列に展開して、フレームメモリ340へ格納する。またコマンド解析時、中綴じ製本を指定するサドルステッチ、両面印刷(短辺とじ)モードを設定する。
【0025】
ページ順序制御部313では後述するエンジン制御部314から中綴じ製本装置360の用紙受け入れモードを取得し、本モードに従って記憶装置330に格納された物理ページの送信順序を決定する。
【0026】
エンジン制御部314では、印刷ジョブ解析展開部312の展開終了を受け、ページ順序制御部313で決定された物理ページの送信順序に従い、フレームメモリ340上の画像データをビデオデータとして、エンジン機構部350へ送信する。またこのとき中綴じ製本指令を表すサドルステッチ、両面印刷(短辺とじ)モードをエンジン機構部350へ指示する。
【0027】
エンジン機構部350では、受信したビデオデータ、指定された両面印刷モードに従い、記録紙に両面印刷し、中綴じ製本装置360へ排紙する。
【0028】
中綴じ製本装置360では、中綴じ製本指令のサドルステッチモードを受け、中綴じステープルおよび中折りした小冊子印刷物が中綴じジョブとして排紙される。
【0029】
なお、操作パネル320は印刷装置300の状態を表示し、印刷装置300の印刷設定を行うためのものであり、その設定された印刷設定値は記憶装置330に格納される。
【0030】
ここで、本実施例のページ順序制御部313について、図2を用いて説明する。ただし、中綴じジョブの物理ページ順序は正順とする。
【0031】
図2は、本発明の第1実施例におけるページ順序制御部のフローチャートである。
【0032】
ページ順序制御部313は、まず、次のように初期値を設定しておく(S10)。
【0033】
総物理ページ数 → TP
総中綴じ枚数 → BK=(TP+3)/4
現在の中綴じ枚数 → BP=1
現在の物理ページ番号(用紙正順) → MP=1
現在の物理ページ番号(用紙降順) → NP=TP

次に、エンジン制御部314から用紙受け入れモードを取得する(S11)。取得した用紙受け入れモードをチェックし(S12)、正順の場合は受信した物理ページ順で出力する。中綴じ1枚目の表面に物理ページ1面目、裏面に物理ページ2面目を割り付け(S15)、物理ページ番号(用紙正順)カウンタを2面分インクリメントする(S16)。
【0034】
一方、降順の場合は受信した物理ページの降順から、および表裏面を逆にして出力する。中綴じ1枚目の表面に物理ページ(NP−1)面、裏面に物理ページNP面を割り付け(S13)、物理ページ番号(用紙降順)カウンタを2面分デクリメントする(S14)
次に、中綴じ枚数カウンタをインクリメントし(S17)、総中綴じ枚数と比較する(S18)。中綴じ枚数カウンタが総中綴じ枚数以内であれば、ステップS102から繰り返し行い、物理ページの並べ替えを決定し、そうでなければ終了する。
【0035】
例えば、図3に示す中綴じジョブ(左開き)を印刷処理する場合を考える。
【0036】
ホストコンピュータから送信される中綴じジョブは中綴じ製本装置へ後処理を指示するための中折り&中綴じステープルコマンド、および両面印刷(短辺とじ)が指定され、物理ページは2面付けされた正順のページ順(1/8→7/2→3/6→5/4)になっているものとする。
【0037】
印刷制御装置はホストコンピュータから中綴じジョブ#1を受信すると、記憶装置へのジョブ格納およびジョブ解析展開を行い、両面印刷(短辺とじ)およびサドルステッチモードであることを認識し、エンジン制御部へ指示する。
【0038】
次に、ページ順序制御部でエンジン制御部から取得した用紙受け入れモードが降順なので、中綴じ1枚目の用紙表面に中綴じジョブ#1の「3/6」ページ面、裏面に「5/4」ページ面を割り付け、中綴じ2枚目の用紙表面に「1/8」ページ面、裏面に「7/2」ページ面を割り付ける。
【0039】
そして、エンジン制御部から、上記の割り付け順「3/6→5/4→1/8→7/2」で対応する物理ページのビデオデータが出力され、エンジン機構部で両面印刷(短辺とじ)モードで印刷される。
【0040】
印刷された用紙がフェースダウンで中綴じ製本装置に排紙され、中綴じステープルおよび中折りされた小冊子印刷結果が得られる。
【0041】
以上により、中綴じジョブの印刷処理において、フェースアップ排紙機能を持たなくても、用紙受け入れ方法に応じた印刷制御装置の並び替えのみで正しい小冊子印刷結果を得ることができる。
【0042】
なお、ここでは左開きの例を取り上げたが、もちろん右開きも同様に適用できる。
【実施例2】
【0043】
本発明の実施例2を、図4のページ順序制御部のフローチャートにより説明する。
【0044】
本実施例は実施例1と比較し、印刷制御装置が中綴じジョブの物理ページ順を認識可能なコマンドとして付加し、本コマンドと用紙受け入れモードにより、物理ページの並べ替えを行うように変更している(図中の太字部および点線部)。
【0045】
ページ順序制御部313は、まず次のように初期値を設定しておく(S100)。
【0046】
【表1】

【0047】
次に、エンジン制御部314から用紙受け入れモードを取得し(S101)、またジョブ解析により得られた中綴じジョブ順序モードを取得する(S200)。
【0048】
そして、取得した中綴じジョブ順序モードをチェックし(S201)、正順の場合はステップS102から行う。一方、降順の場合は用紙受け入れモードをチェックし、降順の場合は物理ページの並べ替えを行う必要がないのでステップS105以降を実行する。正順の場合は物理ページの降順から出力する。中綴じ1枚目の表面に物理ページOP面、裏面に物理ページ(OP−1)面を割り付け(S203)、物理ページ番号(降順)カウンタを2面分デクリメントする(S204)
次に、中綴じ枚数カウンタをインクリメントし(S107)、総中綴じ枚数と比較する(S108)。総中綴じ枚数以内であれば、ステップS102から繰り返し行い、物理ページの並べ替えを決定し、そうでなければ終了する。
【0049】
例えば、図5に示す中綴じジョブ(左開き)を印刷処理する場合を考える。
【0050】
ホストコンピュータから送信される中綴じジョブは中綴じ製本装置へ後処理を指示するための中折り&中綴じステープルコマンド、および両面印刷(短辺とじ)が指定され、物理ページに2面付けされた降順のページ順(5/4→3/6→7/2→1/8)になっているものとする。
【0051】
印刷制御装置はホストコンピュータから中綴じジョブ#2を受信すると、記憶装置へのジョブ格納およびジョブ解析展開を行い、両面印刷(短辺とじ)およびサドルステッチモードであることを認識し、エンジン制御部へ指示する。
【0052】
次に、ページ順序制御部でエンジン制御部から取得した用紙受け入れモードが正順なので、中綴じ1枚目の用紙表面に中綴じジョブ#2の「1/8」ページ面、裏面に「7/2」ページ面を割り付け、中綴じ2枚目の用紙表面に「3/6」ページ面、裏面に「5/4」ページ面を割り付ける。
【0053】
そして、エンジン制御部から、上記の割り付け順「1/8→7/2→3/6→5/4」で対応する物理ページのビデオデータが出力され、エンジン機構部で両面印刷(短辺とじ)モードで印刷される。
【0054】
印刷された用紙がフェースダウンで中綴じ製本装置に排紙され、中綴じステープルおよび中折りされた小冊子印刷結果が得られる。
【0055】
以上により、中綴じジョブの印刷処理において、用紙受け入れ方法だけでなく、中綴じページ順序モードにより中綴じジョブの物理ページ順も印刷制御装置にて考慮できるため、中綴じジョブの物理ページ順に合わせた正しい小冊子印刷結果を得ることができる。
【0056】
なお、本発明は、中綴じジョブを送信するホストコンピュータとそれらを受信し中綴じ製本処理する印刷装置において適用できる。特に、中綴じ製本装置の用紙受け入れ方法が降順の場合にでも適用できる。
【0057】
上記したように、本発明によれば、中綴じ製本装置の用紙受け入れ方法が降順の場合にフェースダウン排紙出力で小冊子印刷結果が得られるように、中綴じジョブの物理ページを並べ替えることで、フェースアップ排紙機能を不要とした、中綴じ製本装置の用紙受け入れ方法に依存しない、小冊子印刷結果が得られるようになる。
【0058】
また、印刷制御装置が中綴じ製本装置の用紙受け入れ方法を取得できることで、自動的に中綴じ製本装置の用紙受け入れ方法が認識できるため、より汎用的な印刷装置を形成することができる。
【0059】
さらに、印刷制御装置が中綴じページ順を認識可能な中綴じページ順序モードを設け、中綴じジョブに中綴じページ順序モードを付加することで、印刷制御装置は中綴じジョブで指定されたページ順に従い、物理ページの並べ替えを行うことができるため、中綴じジョブに合わせた正しい小冊子印刷結果を得ることができ、さらなる汎用性ある印刷装置を形成することができる。
【符号の説明】
【0060】
100はホストコンピュータ、200は双方向インターフェイス、300は印刷装置、310は印刷制御装置、311はデータ受信部、312は印刷ジョブ解析展開部、313はページ順序制御部、314はエンジン制御部、320は操作パネル、330は記憶装置、340はフレームメモリ、350はエンジン機構部、360は中綴じ製本装置。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0061】
【特許文献1】特開2002−36669号公報
【特許文献2】特開2006−146652号公報
【特許文献3】特開2004−78449号公報

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ホストコンピュータから、両面印刷および中綴じ製本指定され中綴じ面付けのページ順序で並べ替えられた印刷データである中綴じジョブを受信し、その受信した前記中綴じジョブを解析して印刷処理する印刷制御装置と、前記中綴じジョブを格納する外部記憶装置および両面印刷機能を備えた印刷装置と、中綴じ製本機能を備えた中綴じ製本装置における印刷ジョブ制御方法であって、
前記印刷制御装置が前記ホストコンピュータから受信した中綴じジョブを、前記中綴じ製本装置の印刷用紙の受け入れ方法に従い、物理ページを並べ替えるステップを有し、前記中綴じ製本装置の印刷用紙の受け入れ方法が降順の場合、前記印刷制御装置がフェースダウン排紙により中綴じジョブの物理ページを並べ替えて中綴じ製本された小冊子を得ることを特徴とする印刷ジョブ制御方法。
【請求項2】
前記中綴じ製本装置が印刷用紙の受け入れモードを通知するステップと、前記印刷制御装置が印刷用紙の受け入れモードを取得するステップとを有し、前記印刷制御装置が取得した用紙受け入れモードにより、自動で中綴じジョブの物理ページを並べ替えることを特徴とする請求項1記載の印刷ジョブ制御方法。
【請求項3】
前記中綴じジョブが用紙受け入れモードを指示するステップと、前記印刷制御装置が印刷用紙の受け入れモードを前記中綴じジョブにより認識するステップとを有し、前記印刷制御装置が前記中綴じジョブで指定された用紙受け入れモードにより、自動で中綴じジョブの物理ページを並べ替えることを特徴とする請求項2記載の印刷ジョブ制御方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2010−184452(P2010−184452A)
【公開日】平成22年8月26日(2010.8.26)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−30725(P2009−30725)
【出願日】平成21年2月13日(2009.2.13)
【出願人】(000006747)株式会社リコー (37,907)
【Fターム(参考)】