説明

印刷制御システムおよび印刷制御装置および印刷制御プログラム

【課題】
任意の印刷装置での操作内容に基づく印刷対象の他の印刷装置における印刷指示の操作を簡易にすることを可能にした印刷制御システムおよび印刷制御装置および印刷制御プログラムを提供する。
【解決手段】
プリントサーバ100によって管理するクライアントPC200から印刷要求された印刷ジョブに、当該印刷ジョブの印刷出力を行う印刷装置が指定される。この状態で、ある印刷装置から印刷指示が行われると、当該印刷装置が出力先の印刷装置として指定された印刷ジョブがある場合にはその印刷ジョブの印刷出力を実行する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、印刷制御システムおよび印刷制御装置および印刷制御プログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
印刷環境の整備によりネットワーク上に複数の印刷装置が設けられており、利用者の利用状態に応じた印刷出力を可能にする印刷制御システムがある。例えば、特許文献1に開示された技術では、利用者にとって必要なときに所望のプリンタで、必要な文書のプリント出力を得ることを可能にしている。また、この特許文献1において、このプリンタでは、利用状態に応じた適切な課金を行うことも可能としている。
【0003】
だが、ネットワーク上にある全てのプリンタが同一の構成であることはなく、そのプリンタごとに異なる機能構成であって、利用者が所望する印刷形式で印刷出力されないことがある。
【0004】
これに対して、特許文献2では、特許文献1に示す必要な文書を所望のプリンタからプリント出力できる環境で、文書を複数の印刷装置から分散印刷を行うことを可能にした技術を公開している。この特許文献2では、印刷対象の文書に設定された印刷設定に基づく印刷出力が可能なデバイス(印刷装置)を利用者に提示し、利用者により選択されたデバイスから必要なときに必要な文書のプリント出力を可能にしている。
【特許文献1】特開2002−032205号公報
【特許文献2】特開2007−030354号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は、任意の印刷装置での操作内容に基づく印刷対象の他の印刷装置における印刷指示の操作を簡易にすることを可能にした印刷制御システムおよび印刷制御装置および印刷制御プログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するため、請求項1の発明は、複数の印刷装置と、前記印刷装置における画像データの印刷を制御する印刷制御装置とを備え、前記印刷装置は、画像データの出力先となる他の印刷装置を指定する指定手段と、前記指定手段によって指定された前記他の印刷装置を識別する識別情報を前記印刷制御装置に送信する送信手段とを具備し、前記印刷制御装置は、画像データを記憶する記憶手段と、前記送信手段により送信された前記識別情報を当該画像データに対応付けて前記記憶手段に登録する登録手段と、前記他の印刷装置から前記識別情報を受信することにより、前記記憶手段に登録された該識別情報に対応する画像データを検索する検索手段と、前記検索手段により検索された画像データを前記他の印刷装置に送信して印刷指示する印刷指示手段とを具備する。
【0007】
また、請求項2の発明は、請求項1の発明において、前記印刷制御装置は、前記記憶手段で記憶する前記画像データに対して各印刷装置により印刷が可能であるか否かの印刷可否一覧情報を、前記画像データに対する印刷設定情報に基づいて生成する印刷可否一覧情報生成手段を具備し、前記印刷可否一覧情報生成手段によって生成された印刷可否一覧情報と前記受信した識別情報とに基づき、前記画像データの印刷が可能であると判断された前記印刷装置に対して当該画像データの印刷指示を行う。
【0008】
また、請求項3の発明は、請求項1または2の発明において、前記印刷制御装置は、前記印刷指示手段によって前記他の印刷装置に印刷指示した画像データを前記記憶手段から削除する削除手段を更に具備する。
【0009】
また、請求項4の発明は、請求項1乃至3のいずれかの発明において、前記印刷装置の操作者を認証する認証装置を更に備え、前記印刷制御装置は、前記認証装置により認証した操作者を識別する操作者情報を管理する操作者情報管理手段とを具備し、前記検索手段は、前記操作者情報管理手段で管理する操作者情報が対応付けられた画像データを前記記憶手段から検索する。
【0010】
また、請求項5の発明は、画像データを記憶する記憶手段と、画像データの出力先となる印刷装置を識別する識別情報を当該画像データに対応付けて前記記憶手段に登録する登録手段と、前記印刷装置から前記識別情報を受信することにより、前記記憶手段に登録された該識別情報に対応する画像データを検索する検索手段と、前記検索手段により検索された画像データを前記印刷装置に送信して印刷指示する印刷指示手段とを具備する。
【0011】
また、請求項6の発明は、請求項5の発明において、前記印刷指示手段により前記印刷装置に印刷指示した画像データを前記記憶手段から削除する削除手段を更に具備する。
【0012】
また、請求項7の発明は、コンピュータを、画像データの出力先となる印刷装置を識別する識別情報を当該画像データに対応付けて記憶手段に登録する登録手段、前記印刷装置から前記識別情報を受信することにより、前記記憶手段に登録された該識別情報に対応する画像データを検索する検索手段、前記検索手段により検索された画像データを前記印刷装置に送信して印刷指示する印刷指示手段として機能させる。
【発明の効果】
【0013】
本発明の請求項1によれば、任意の印刷装置での操作内容に基づく印刷対象の他の印刷装置における印刷指示の操作を簡易にすることが可能になるという効果を奏する。
【0014】
また、請求項2によれば、より少ない操作手順によって画像データに設定された印刷設定情報に基づく印刷出力を可能とする印刷装置から確実に印刷出力できるようになるという効果を奏する。
【0015】
また、請求項3によれば、印刷済みの画像データが削除され、必要な画像データのみを簡単な操作によって印刷出力することが可能になるという効果を奏する。
【0016】
また、請求項4によれば、任意の印刷装置で印刷指示を行った操作者ごとに管理する画像データを、簡単な操作によって印刷出力することが可能になるという効果を奏する。
【0017】
また、請求項5によれば、任意の印刷装置での操作内容に基づく印刷対象の他の印刷装置における印刷指示の操作を簡易にすることが可能になるという効果を奏する。
【0018】
また、請求項6によれば、画像データに設定された印刷設定情報に基づく印刷出力を可能とする印刷装置から、簡単な操作によって印刷出力できるようになるという効果を奏する。
【0019】
また、請求項7によれば、任意の印刷装置での操作内容に基づく印刷対象の他の印刷装置における印刷指示の操作を簡易にすることが可能になるという効果を奏する。
【発明を実施するための最良の形態】
【0020】
以下、本発明に係わる印刷制御システムおよび印刷制御装置および印刷制御プログラムの一実施例を添付図面を参照して詳細に説明する。
【実施例】
【0021】
図1は、本発明の実施の形態における印刷制御システムおよび印刷制御装置および印刷制御プログラムを適用して構成した印刷制御システムのシステム構成図の一例である。
【0022】
図1において、本印刷制御システムは、プリントサーバ100、印刷装置A101、印刷装置B102、印刷装置C103を具備して構成され、印刷要求元の一例であるクライアントPC200で生成された印刷ジョブの印刷要求が行われると、電気通信回線を介してプリントサーバ100がこれを受信する。
【0023】
プリントサーバ100は、印刷要求された印刷ジョブを記憶し、印刷装置A101、印刷装置B102、印刷装置C103のいずれかから当該印刷ジョブの印刷指示が行われることにより印刷指示を行った指示元に印刷ジョブを送信する印刷制御を行う印刷制御装置である。
【0024】
印刷装置A101、印刷装置B102、印刷装置C103は、印刷ジョブの印刷出力を行う画像形成装置の一例であって、印刷装置A101には、印刷ジョブに関する情報(以下では、「印刷ジョブ情報」という)を表示する表示ディスプレイを搭載する。また、印刷装置C103は、印刷装置A101に搭載する表示ディスプレイを装備していない。なお、印刷装置B102は、表示ディスプレイの搭載有無を問わない。
【0025】
この表示ディスプレイの表示有無の構成は、あくまでも一例であって、これに限定されることはなく、印刷装置C103が表示ディスプレイを装備するような構成であってもよい。
【0026】
図1に示す構成のほか、図10に示す構成であってもよい。図10に示す本印刷制御システムは、図1に示す構成と類似し、通信ネットワーク1と通信ネットワーク2とがルータ(120、121)を介して接続した構成である。通信ネットワーク1は、プリントサーバ100、印刷装置A101、印刷装置B102、認証サーバ110、クライアントPC200が電気通信回線を介して接続され、通信ネットワーク2は、印刷装置C103が接続された構成である。
【0027】
すなわち、プリントサーバ100に印刷指示する印刷装置は異なるネットワークに存在した場合でもよい。
【0028】
また、いずれかの印刷装置(印刷装置A101、印刷装置B102、印刷装置C103)でプリントサーバ100で記憶する印刷ジョブの印刷指示する際には、印刷装置を操作する操作者(以下、「ユーザ」ともいう)の識別情報(操作者情報)を認証サーバ110に送信し、認証された場合にのみ印刷出力を可能とする。
【0029】
プリントサーバ100は、図2に示すような構成からなり、以下では図2を用いてプリントサーバ100の処理を説明する。
【0030】
図2において、プリントサーバ100は、データ送受信部10、ジョブ管理制御部11、ジョブ保存部12、操作判定部13、ジョブ検索部14、一覧生成部15、デバイス能力判定部16、デバイス情報記憶部17、再操作ユーザ保持部18により構成される。
【0031】
クライアントPC等の印刷要求元から印刷要求として印刷ジョブが送信されると、プリントサーバ100は、通信インターフェースであるデータ送受信部10によってその印刷ジョブを受信する。受信した印刷ジョブは、ジョブ管理制御部11に通知される。
【0032】
ジョブ管理制御部11は、印刷ジョブをジョブ保存部12に登録して保存する処理を行うとともに、受信した印刷ジョブの印刷ジョブ情報を管理する。すなわち、印刷ジョブ情報を受信した印刷ジョブに関連付けて管理する。例えば、クライアントPC200を操作する操作者(ユーザ)の「ユーザX」と「ユーザY」からそれぞれ印刷ジョブの印刷要求を受信し、各ユーザにより印刷要求された印刷ジョブおよび各印刷ジョブの印刷ジョブ情報を対応付けて管理した「印刷要求ジョブ情報」を図6(a)に示す。
【0033】
図6(a)の印刷要求ジョブ情報では、「ユーザX」が3つの印刷ジョブを印刷要求し、「ユーザY」が1つの印刷ジョブを印刷要求したことを示す。また、各印刷ジョブに対して印刷設定が対応付けられて管理されている。
【0034】
このように印刷ジョブが管理されている状態で、印刷装置A101、印刷装置B102、印刷装置C103のいずれかから印刷指示が行われ、データ送受信部10でいずれかの印刷装置から当該印刷装置を識別する識別情報(以下、「デバイスID」)、印刷装置を操作するユーザを識別する識別情報(以下、「ユーザID」)を受信すると、この情報を操作判定部13に転送する。
【0035】
以下に示す例では、印刷装置A101により印刷指示が行われた場合について説明する。
【0036】
操作判定部13では、転送されたユーザIDが再操作ユーザ保持部18で保持する再操作ユーザのユーザIDとして保存されているかの判定、若しくは、ジョブ管理制御部11で管理する図6(b)に示すような情報のように、転送されたユーザIDに対する[出力先の印刷装置名]項目604に印刷装置が設定されているかの判定を行う。
【0037】
ユーザIDが保持されていない、又は[出力先の印刷装置名]項目604に印刷装置が設定されていない場合は、以前に行われた印刷指示の操作に対する再操作ではないと判断して、操作判定部13は、ジョブ検索部14に対して転送されたユーザIDで識別されるユーザが印刷要求した印刷ジョブの検索要求を行う。
【0038】
検索要求されたジョブ検索部14では、ユーザIDにより識別されるユーザが印刷要求を行った印刷ジョブがジョブ保存部12に保存されているか検索する。このジョブ検索部14では、ジョブ管理制御部11で管理する図6(a)若しくは図6(b)に示すような印刷要求ジョブ情報を元に、そのユーザが印刷要求した印刷ジョブを検索する。
【0039】
ジョブ検索部14によって印刷ジョブが検索されない場合には、データ送受信部10を介して印刷要求元の印刷装置A101にその旨を応答する。この場合は、クライアントPC等により印刷要求がされていない若しくは全ての印刷ジョブが印刷済みであることを示す。それに対して、印刷ジョブが検索された場合には、一覧生成部15に、検索された印刷ジョブの各印刷装置(印刷装置A101、印刷装置B102、印刷装置C103)における印刷可否の情報の生成要求を行う。
【0040】
一覧生成部15では、ジョブ検索部14により生成要求が行われ、ユーザIDを受信すると、当該ユーザIDのユーザが印刷要求した印刷ジョブの情報をジョブ管理制御部11から取得して、各印刷装置(印刷装置A101、印刷装置B102、印刷装置C103)における印刷可否を示す一覧情報(「印刷可否一覧情報」)を生成する。このときの一覧情報の一例を図8に示す。
【0041】
この一覧生成部15では、ジョブ管理制御部11から取得した印刷ジョブの印刷ジョブ情報と、デバイス情報記憶部17で記憶する各印刷装置の処理能力の情報とを用いてデバイス能力判定部16で印刷ジョブの印刷が可能であるかの判定結果を元に、各印刷装置における印刷可否を示す一覧情報を生成する。
【0042】
一覧生成部15で図8に示すような各印刷装置における印刷可否を示す印刷可否一覧情報を生成すると、この情報をジョブ検索部14に応答する。ジョブ検索部14では、データ送受信部10を介して指示元の印刷装置A101に送信する。
【0043】
印刷装置A101では、この情報を表示ディスプレイに表示し、ユーザによる印刷ジョブの選択、指定を受付可能とする。印刷装置A101に設けられたボタンや画面等のユーザインターフェースを操作してユーザが印刷ジョブを指定すると、印刷装置A101から指定された印刷ジョブに関する情報をデータ送受信部10で受信する。
【0044】
データ送受信部10は、ジョブ管理制御部11に指定された印刷ジョブに関する情報を通知し、ジョブ管理制御部11は、印刷装置A101で印刷可能であることが示された印刷ジョブを印刷対象の印刷ジョブとして指定されたかを判断する。印刷可能である印刷ジョブが指定されている場合には、その印刷ジョブをジョブ保存部12より取得してデータ送受信部10を介して指示元の印刷装置A101に送信する。印刷ジョブを送信すると、図6(a)に示すような印刷要求ジョブ情報から送信した印刷ジョブの情報を削除し、また、図8に示す印刷可否一覧情報からも送信した印刷ジョブの情報を削除する。
【0045】
続いて、ジョブ管理制御部11における、印刷装置A101で印刷可能である印刷ジョブが印刷対象として指定されたかの判断で、印刷装置A101で印刷可能な印刷ジョブが指定されていない場合には、さらに、印刷装置A101で印刷可能な印刷ジョブ以外の指定された印刷ジョブに対して出力先の印刷装置が指定されたかを判断する。このときの印刷装置は、印刷装置A101以外の他の印刷装置(印刷装置B102、印刷装置C103)である。
【0046】
印刷ジョブに出力先の印刷装置(印刷装置B102、印刷装置C103)が指定された場合には、印刷ジョブ情報を管理する図6(a)に示すような情報に当該印刷ジョブに対して指定された印刷装置を設定する。設定後の状態を図6(b)に示す。なお、図6(b)のように設定するのではなく、別途、図9に示すような再操作ユーザ情報に出力先の印刷装置を指定しユーザと、ユーザにより指定された印刷装置の情報を対応付けて再操作ユーザ情報として管理するような構成であってもよい。
【0047】
図6(b)に示す印刷要求ジョブ情報は、「ジョブ2」と「ジョブ3」に出力先の印刷装置として印刷装置Cが設定された状態を示している。また、図9の再操作ユーザ情報には、「ユーザX」および「ユーザY」が印刷ジョブに対して出力先の印刷装置を指定したことを示し、出力先の印刷装置として「ユーザX」に「印刷装置C」が対応付けられ、「ユーザY」に「印刷装置A」、「印刷装置B」が対応付けられている。
【0048】
また、印刷装置A101で印刷可能な印刷ジョブが指定されておらず、かつ、印刷ジョブの出力先の印刷装置が指定されていない場合には、印刷装置A101で印刷出力することができない、若しくは、印刷設定に基づく印刷出力ができない旨のメッセージを印刷装置A101に通知する。
【0049】
図6(b)のように印刷ジョブに対して出力先の印刷装置が指定されている場合若しくは図9のように印刷指示を行ったユーザのユーザIDを管理している場合には、操作判定部13で、印刷装置A101からの印刷指示は以前に印刷指示されたものの再操作であると判定する。
【0050】
再操作であると判断されると、印刷指示元の印刷装置A101を出力先の印刷装置として指定された印刷ジョブ全てを、その印刷装置A101に送信するようにジョブ検索部14を介してジョブ管理制御部11に通知する。
【0051】
ジョブ管理制御部11では、指定された印刷ジョブをジョブ保存部12より取得して印刷指示元の印刷装置A101にデータ送受信部10を介して送信する。送信後、図6に示すような印刷要求ジョブ情報から印刷装置A101に送信した印刷ジョブの情報を削除し、図8に示すような印刷可否一覧情報からも削除する。さらに、図9の再操作ユーザ情報から印刷指示を行ったユーザの情報を削除する。
【0052】
図3は、本発明の実施の形態における印刷制御システムのプリントサーバにより行われる処理の流れを示すフローチャートを示す図である。
【0053】
図3において、まず、クライアントPC等の印刷要求元から、印刷装置による印刷指示によって印刷出力を行うことが指定された印刷ジョブを受信する(301)。この印刷ジョブには、印刷要求を行ったユーザを識別するユーザ識別情報(ユーザID)が設定されている。
【0054】
次に、印刷出力を行ったユーザのユーザ識別情報(ユーザID)を受信した印刷ジョブおよび印刷ジョブ情報に対応付けて保存する(302)。このときの保存状態の一例を図6に示す。
【0055】
図6には、クライアントPC等の印刷要求元から印刷要求された印刷ジョブにユーザIDを対応付けて保存したテーブル構成を示し、[ユーザ名]項目601、[印刷ジョブ名]項目602、[印刷設定]項目603、[出力先の印刷装置名]項目604から構成される。
【0056】
[ユーザ名]項目601は、印刷要求を行ったユーザの識別情報の一例であるユーザ名称を示し、[印刷ジョブ名]項目602は、受信した印刷ジョブを識別する情報の一例である印刷ジョブの名称を示し、[印刷設定]項目603は、受信した印刷ジョブに設定された印刷設定情報を示し、[出力先の印刷装置名]項目604は、印刷出力を行う印刷装置として指定された印刷装置の名称を示す。
【0057】
図6(a)は、クライアントPC等から印刷要求を受け付けた時点における情報を示し、図6(b)は、印刷要求された印刷ジョブに対して印刷指示を行い、その際に出力先の印刷装置を設定した情報を示している。
【0058】
図6(a)において、[ユーザ名]項目601に「ユーザX」、「ユーザY」が示されていることから、これらのユーザにより印刷要求された印刷ジョブを保存した状態にあることを示す。また、「ユーザX」が印刷要求した印刷ジョブが、[印刷ジョブ名]項目602に示す「ジョブ1」、「ジョブ2」、「ジョブ3」であり、「ユーザY」が印刷要求した印刷ジョブが、[印刷ジョブ名]項目602に示す「ジョブ4」である。
【0059】
また、各印刷ジョブに対して設定された印刷設定が[印刷設定]項目603に示されており、例えば、「印刷ジョブ1」の印刷設定として「白黒、フィニッシャ指定なし」が設定されている。すなわち、「印刷ジョブ1を白黒で印刷し、ステープル(印刷文書を束ねる部品)等によるフィニッシャを行う必要はない」という印刷設定により印刷出力することを示す。
【0060】
図8は、クライアントPC等から印刷要求された印刷ジョブに対する各印刷装置での印刷可否を設定した印刷可否一覧情報を示す図である。
【0061】
プリントサーバがクライアントPCから印刷ジョブを受信すると、印刷ジョブに設定された印刷設定(図6の[印刷設定]項目603に示す情報)とプリントサーバが予め保存する図7に示すような各印刷装置における処理機能の情報とから、各印刷装置における印刷ジョブの印刷可否を設定する。
【0062】
図8は、[印刷ジョブ名]項目801、[印刷装置Aでの処理可否]項目802、[印刷装置Bでの処理可否]項目803、[印刷装置Cでの処理可否]項目804から構成され、[印刷ジョブ名]項目801に示される名称の印刷ジョブが、設定された印刷設定情報に基づいて印刷装置1で印刷可能である場合には[印刷装置Aでの処理可否]項目802に「○」を示し、印刷可能でない場合には[印刷装置Aでの処理可否]項目802に「×」を示す。
【0063】
また、他の印刷装置(印刷装置2および印刷装置3)についても同様、受信した印刷ジョブが印刷可能である場合には「○」を、印刷可能でない場合には「×」を示す。
【0064】
例えば、[印刷ジョブ名]項目801に示す「ジョブ1」の名称である印刷ジョブは、印刷装置A、印刷装置B、印刷装置Cのいずれの印刷装置からも印刷出力が可能であることを示し、[印刷ジョブ名]項目801に示す「ジョブ3」の名称である印刷ジョブは、印刷装置Cの印刷装置からのみ印刷出力が可能であることを示す。
【0065】
図7は、プリントサーバに登録された各印刷装置により可能な処理機能の一覧を示す図であって、[印刷装置名称]項目701、[処理能力]項目702から構成される。
【0066】
[印刷装置名称]項目701は、プリントサーバに登録された印刷装置の名称を示し、[処理能力]項目702は、印刷装置の処理能力として処理可能な機能を示す。例えば、[印刷装置名称]項目701が「印刷装置A」である印刷装置は、[処理能力]項目702に示す「白黒印刷が可能であり、フィニッシャを行わない」という処理が可能であることを示す。
【0067】
図3に示すようなフローチャートの処理によってプリントサーバに印刷ジョブが保存された状態で、ユーザが所定の印刷装置(例えば、印刷装置A)を操作することによりユーザIDを入力して印刷ジョブの印刷指示を行うと、その印刷装置は、プリントサーバに対して所定の情報を送信する。このときのプリントサーバにおける処理の流れを図4に示す。
【0068】
図4は、印刷装置がユーザにより操作されてユーザIDが入力されると処理が開始され、印刷装置からユーザIDおよび操作元の印刷装置を識別する情報(デバイスID)を含む印刷指示を受信する(401)。受信した印刷指示に含まれるユーザID、デバイスIDを元にその印刷装置で行われた操作が「通常操作」であるか、「再操作」であるかの判定処理を行う(402)。この判定処理の結果、通常操作であるかを判断する(403)。
【0069】
この判断処理は、印刷装置から受信したユーザIDにより識別されるユーザに対して、図6に示す印刷要求ジョブ情報の[出力先の印刷装置名]項目604に印刷装置の名称が指定されている場合は「再操作」であると判断し、[出力先の印刷装置名]項目604に印刷装置が指定されていない場合は「通常操作」であると判断する。または、図9に示す再操作ユーザ情報にそのユーザが指定されている場合は、「再操作」と判断し、指定されていない場合は「通常操作」と判断する。
【0070】
図6(a)のように[出力先の印刷装置名]項目604に印刷装置が指定されていない場合(403でYES)には、「通常操作」であると判断され、受け付けたユーザIDに対する印刷ジョブを検索する(404)。
【0071】
例えば、ユーザIDにより識別されるユーザが「ユーザX」である場合、図6(a)により「ジョブ1」、「ジョブ2」、「ジョブ3」の3つの印刷ジョブが検索される。
【0072】
続いて、検索された印刷ジョブがプリントサーバで管理する各印刷装置で印刷可能であるかを判定した印刷可否一覧情報を作成する(405)。上記のように「ジョブ1」、「ジョブ2」、「ジョブ3」の3つの印刷ジョブが検索され、プリントサーバで図1に示すような「印刷装置A」、「印刷装置B」、「印刷装置C」を管理する場合には図8に示すような印刷可否一覧情報が作成される。
【0073】
そして、このように作成された印刷可否一覧情報を印刷指示元の印刷装置に対して送信する(406)。もちろん、印刷指示元の印刷装置に対する印刷可否の一覧情報のみを送信するような構成であってもよい。印刷指示元の印刷装置では、受信した印刷可否一覧情報が表示ディスプレイ等に表示され、ユーザにより印刷出力を行う印刷ジョブの指定が可能となる。
【0074】
印刷指示元の印刷装置でユーザにより印刷ジョブが指定され、指定された印刷ジョブに関する情報をプリントサーバで受信すると、プリントサーバでは、印刷指示元の印刷装置で印刷可能であることが示された印刷ジョブを印刷対象の印刷ジョブとして指定されたかを判断する(407)。
【0075】
印刷装置で印刷可能な印刷ジョブが印刷指示元の印刷装置で指定された場合(407でYES)には、指定された印刷ジョブの保持状態を解除して操作元の印刷装置に指定された印刷ジョブを送信する(408)。
【0076】
これにより、印刷ジョブが印刷装置により印刷されることから当該印刷ジョブの情報を図6に印刷要求ジョブ情報から削除する(409)。
【0077】
また、印刷装置で印刷可能な印刷ジョブが指定されない場合(407でNO)には、続いて、印刷指示元の印刷装置で印刷出力が可能であることが指定された印刷ジョブ以外の印刷ジョブに、当該印刷ジョブの印刷出力を行う印刷装置が指定されたかを判断する(410)。
【0078】
出力先の印刷装置が指定されない場合(410でNO)には、印刷ジョブの印刷出力ができない状態であることにより処理を終了する。また、出力先の印刷装置が指定された場合(410でYES)には、印刷要求された印刷ジョブに、受信した印刷出力先の情報を設定する(411)。
【0079】
例えば、図6(a)の[出力先の印刷装置名]項目604に当該印刷ジョブを印刷出力する印刷装置の名称を設定する。このときの印刷装置を指定した例を図6(b)に示す。
【0080】
図6(b)に示す例は、「ジョブ1」の印刷ジョブが印刷完了するとともに、「印刷装置A」の印刷装置によって、「ジョブ2」と「ジョブ3」の印刷ジョブを「印刷装置C」で印刷することが指定された状態を示す。
【0081】
すなわち、「ジョブ2」と「ジョブ3」の印刷ジョブが印刷装置Cからの操作により印刷出力する印刷ジョブであることを示す。このほか、印刷指示元の印刷装置で印刷出力が可能であることが指定された印刷ジョブ以外の印刷ジョブに、当該印刷ジョブの印刷出力を行う印刷装置を指定したユーザを管理し、このユーザに対して印刷出力先の印刷装置として指定した印刷装置を対応付ける。このときの一例を図9に示す。
【0082】
図9は、[ユーザ名]項目901、[出力先の印刷装置名]項目902から構成され、[ユーザ名]項目901にそのユーザを示し、[出力先の印刷装置名]項目902にユーザにより指定された印刷装置を示す。
【0083】
上記には、ユーザにより印刷装置で行われた操作が「通常操作」であると判断した場合の処理を示したが、「再操作」であると判断した場合の処理を図5に示し、以下で説明する。
【0084】
図6(b)のように[出力先の印刷装置名]項目604に印刷装置が指定され、印刷装置から受信した印刷指示が再操作であると判断する場合(403でNO)は、受信した印刷指示に含まれるユーザIDに対して設定された印刷ジョブを検索する(501)。
【0085】
検索した印刷ジョブのうち、印刷指示元の印刷装置が出力先として指定された印刷ジョブを選出する(502)。図6(b)に示す例では、「ジョブ2」と「ジョブ3」が選出される。
【0086】
この処理により印刷ジョブが選出されたかを判断し(503)、選出されない場合(503でNO)には、図4に示す処理地点Cに遷移して、「通常操作」であると判断された場合(403でNO)と同様の処理を行う。
【0087】
それに対して、印刷ジョブが選出された場合(503でYES)には、選出した印刷ジョブの保持を解除して操作元の印刷装置にその印刷ジョブを送信する(504)。そして、図4に示す処理地点Bに遷移し、図6に示すような印刷出力した印刷ジョブに関する情報を削除する(408)。
【0088】
例えば、印刷指示元の印刷装置が「印刷装置C」であって、上記に示す例の「ジョブ2」と「ジョブ3」が選出された場合、この「ジョブ2」と「ジョブ3」の印刷ジョブが印刷装置Cにより印刷出力される。そして、図6に示す印刷要求ジョブ情報から印刷出力した「ジョブ2」と「ジョブ3」の情報が削除される。
【0089】
これにより、図6(b)は、[ユーザ名]項目601が「ユーザY」であって、[印刷ジョブ名]項目602が「ジョブ4」であるレコードのみが登録された状態となる。
【0090】
以上に示すように、印刷装置Cが表示ディスプレイを装備していない場合でも、また、ユーザがプリントサーバに格納されている自身が印刷可能なジョブのうちから選択することなく、再操作である印刷装置Cからの印刷指示により出力先の印刷装置が印刷装置Cに指定された印刷ジョブを印刷出力されることとなる。
【0091】
図11は、図10に示す本発明の印刷制御システムの構成における処理の流れを示すフローチャートである。
【0092】
図11に示すフローチャートは、図4に類似し、図4と同様、印刷装置がユーザにより操作されてユーザIDが入力されると処理が開始される。
【0093】
印刷装置からユーザIDおよび操作元の印刷装置を識別する情報(デバイスID)を含む印刷指示を受信し(401)、受信した印刷指示に含まれるユーザID、デバイスIDを元にその印刷装置で行われた操作が「通常操作」であるか、「再操作」であるかの判定処理を行う(402)。この判定処理の結果、通常操作であるかを判断する(403)。
【0094】
図6(a)のように[出力先の印刷装置名]項目604に印刷装置が指定されていない場合(403でYES)には、「通常操作」であると判断され、受け付けたユーザIDを認証サーバに送信してユーザIDに対するユーザの認証を要求する(1101)。ユーザが認証されたかを判断し(1102)、認証されない場合(1102でNO)には、印刷指示に基づく印刷処理を中止する。
【0095】
また、ユーザが認証された場合(1102でYES)には、ユーザIDに対する印刷ジョブを検索する(404)。続いて、検索された印刷ジョブがプリントサーバで管理する各印刷装置で印刷可能であるかを判定した印刷可否一覧情報を作成する(405)。
【0096】
そして、このように作成された印刷可否一覧情報を印刷指示元の印刷装置に対して送信する(406)。印刷指示元の印刷装置でユーザにより印刷ジョブが指定され、指定された印刷ジョブに関する情報をプリントサーバで受信すると、プリントサーバでは、印刷指示元の印刷装置で印刷可能であることが示された印刷ジョブを印刷対象の印刷ジョブとして指定されたかを判断する(407)。
【0097】
印刷装置で印刷可能な印刷ジョブが印刷指示元の印刷装置で指定された場合(407でYES)には、指定された印刷ジョブの保持状態を解除して操作元の印刷装置に指定された印刷ジョブを送信する(408)。
【0098】
これにより、印刷ジョブが印刷装置により印刷されることから当該印刷ジョブの情報を図6に印刷要求ジョブ情報から削除する(409)。
【0099】
また、印刷装置で印刷可能な印刷ジョブが指定されない場合(407でNO)には、続いて、印刷指示元の印刷装置で印刷出力が可能であることが指定された印刷ジョブ以外の印刷ジョブに、当該印刷ジョブの印刷出力を行う印刷装置が指定されたかを判断する(410)。
【0100】
出力先の印刷装置が指定されない場合(410でNO)には、印刷ジョブの印刷出力ができない状態であることにより処理を終了する。また、出力先の印刷装置が指定された場合(410でYES)には、印刷要求された印刷ジョブに、受信した印刷出力先の情報を設定する(411)。
【0101】
なお、本発明は、通信機能を備えた印刷制御システムで上述の動作を実行させ、あるいは上述の手段を構成させるためのプログラムを格納した記録媒体(CD−ROM、DVD−ROM等)から該プログラムをコンピュータにインストールし、これを実行させることにより、上述の処理を実行する印刷制御システムを構成することも可能である。印刷制御システムを構成するコンピュータは、システムバスを介してCPU(Central Processor Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、ハードディスクが接続されている。CPUは、ROMまたはハードディスクに記憶されているプログラムに従い、RAMを作業領域にして処理を行う。
【0102】
また、プログラムを供給するための媒体は、通信媒体(通信回線、通信システムのように一時的または流動的にプログラムを保持する媒体)でもよい。例えば、通信ネットワークの電子掲示板(BBS:Bulletin Board Service)に該プログラムを掲示し、これを通信回線を介して配信するようにしてもよい。
【0103】
本発明は、上記し、且つ図面に示す実施例に限定することなく、その要旨を変更しない範囲内で適宜変形して実施できるものである。
【図面の簡単な説明】
【0104】
【図1】本発明の実施の形態における印刷制御システムおよび印刷制御装置および印刷制御プログラムを適用して構成した印刷制御システムのシステム構成図の一例。
【図2】本発明の実施の形態における印刷制御システムを構成するプリントサーバの詳細な構成を示すブロック図。
【図3】本発明の実施の形態における印刷制御システムを構成するプリントサーバで印刷要求を受信する際の処理の流れを示すフローチャート。
【図4】本発明の実施の形態における印刷制御システムのプリントサーバにより行われる通常操作であると判断された場合の処理の流れを示すフローチャート。
【図5】本発明の実施の形態における印刷制御システムのプリントサーバにより行われる再操作であると判断された場合の処理の流れを示すフローチャート。
【図6】印刷要求ジョブ情報の一例を示す図。
【図7】印刷装置により可能な処理機能の一覧を示す図。
【図8】印刷可否一覧情報の一例を示す図。
【図9】再操作ユーザ情報の一例を示す図。
【図10】本発明の実施の形態における印刷制御システムおよび印刷制御装置および印刷制御プログラムを適用して構成した印刷制御システムのシステム構成図の一例。
【図11】本発明の実施の形態における印刷制御システムのプリントサーバにより行われる処理の流れを示すフローチャートを示す図。
【符号の説明】
【0105】
10 データ送受信部
11 ジョブ管理制御部
12 ジョブ保存部
13 操作判定部
14 ジョブ検索部
15 一覧生成部
16 デバイス能力判定部
17 デバイス情報記憶部
18 再操作ユーザ保持部
100 プリントサーバ
101 印刷装置A
102 印刷装置B
103 印刷装置C
110 認証サーバ
120 ルータ
121 ルータ
200 クライアントPC

【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数の印刷装置と、
前記印刷装置における画像データの印刷を制御する印刷制御装置と
を備え、
前記印刷装置は、
画像データの出力先となる他の印刷装置を指定する指定手段と、
前記指定手段によって指定された前記他の印刷装置を識別する識別情報を前記印刷制御装置に送信する送信手段と
を具備し、
前記印刷制御装置は、
画像データを記憶する記憶手段と、
前記送信手段により送信された前記識別情報を当該画像データに対応付けて前記記憶手段に登録する登録手段と、
前記他の印刷装置から前記識別情報を受信することにより、前記記憶手段に登録された該識別情報に対応する画像データを検索する検索手段と、
前記検索手段により検索された画像データを前記他の印刷装置に送信して印刷指示する印刷指示手段と
を具備する印刷制御システム。
【請求項2】
前記印刷制御装置は、
前記記憶手段で記憶する前記画像データに対して各印刷装置により印刷が可能であるか否かの印刷可否一覧情報を、前記画像データに対する印刷設定情報に基づいて生成する印刷可否一覧情報生成手段
を具備し、
前記印刷指示手段は、
前記印刷可否一覧情報生成手段によって生成された印刷可否一覧情報と前記受信した識別情報とに基づき、前記画像データの印刷が可能であると判断された前記印刷装置に対して当該画像データの印刷指示を行う請求項1記載の印刷制御システム。
【請求項3】
前記印刷制御装置は、
前記印刷指示手段によって前記他の印刷装置に印刷指示した画像データを前記記憶手段から削除する削除手段を更に具備する請求項1または2記載の印刷制御システム。
【請求項4】
前記印刷装置の操作者を認証する認証装置
を更に備え、
前記印刷制御装置は、
前記認証装置により認証した操作者を識別する操作者情報を管理する操作者情報管理手段と
を具備し、
前記検索手段は、
前記操作者情報管理手段で管理する操作者情報が対応付けられた画像データを前記記憶手段から検索する請求項1乃至3のいずれかに記載の印刷制御システム。
【請求項5】
画像データを記憶する記憶手段と、
画像データの出力先となる印刷装置を識別する識別情報を当該画像データに対応付けて前記記憶手段に登録する登録手段と、
前記印刷装置から前記識別情報を受信することにより、前記記憶手段に登録された該識別情報に対応する画像データを検索する検索手段と、
前記検索手段により検索された画像データを前記印刷装置に送信して印刷指示する印刷指示手段と
を具備する印刷制御装置。
【請求項6】
前記印刷指示手段により前記印刷装置に印刷指示した画像データを前記記憶手段から削除する削除手段を更に具備する請求項5記載の印刷制御装置。
【請求項7】
コンピュータを、
画像データの出力先となる印刷装置を識別する識別情報を当該画像データに対応付けて記憶手段に登録する登録手段、
前記印刷装置から前記識別情報を受信することにより、前記記憶手段に登録された該識別情報に対応する画像データを検索する検索手段、
前記検索手段により検索された画像データを前記印刷装置に送信して印刷指示する印刷指示手段
として機能させる印刷制御プログラム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【公開番号】特開2010−79510(P2010−79510A)
【公開日】平成22年4月8日(2010.4.8)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−245857(P2008−245857)
【出願日】平成20年9月25日(2008.9.25)
【出願人】(000005496)富士ゼロックス株式会社 (21,908)
【Fターム(参考)】