説明

印刷装置

【課題】複数の用紙を連結して形成されるポスターを作成する場合に、その複数の用紙を連結する連結作業を容易にすることができる印刷装置を提供すること。
【解決手段】1枚のポスターを形成する複数の記録用紙を貼り合わせる順番を示す貼り合わせ順番が、互いに重ね合わせられる糊代部分に印刷されるので、複数の記録用紙を貼り合わせる貼り合わせ作業を行う場合には、単に、その印刷された貼り合わせ順番に従って各記録用紙を貼り合わせていけば良く、貼り合わせ作業を容易にすることができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、印刷装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来より、複数の用紙を連結して形成される1枚のポスターを作成するために複数の用紙に画像を印刷する印刷装置が知られている。この種の印刷装置に関し、例えば、次の特許文献1には、各用紙の裏面に、各用紙毎に付与された識別番号121と、各用紙の配置を識別番号121で表した番号配置図122とを印刷する技術が記載されている。
【特許文献1】特開2007−249699(段落第「0028」、図5)
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかしながら、上述した特許文献1に記載された技術では、各用紙の全体に対する配置場所は分かるものの、各用紙を連結する連結作業を行う場合には、どのような順番で各用紙を連結していったら良いのかが分からず、その連結作業に手間取るという問題点があった。
【0004】
本発明は、上述した問題点を解決するためになされたものであり、複数の用紙を連結して形成されるポスターを作成する場合に、その複数の用紙を連結する連結作業を容易にすることができる印刷装置を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0005】
この目的を達成するために、請求項1記載の印刷装置は、複数の用紙を連結して形成されるポスターを作成するために前記複数の用紙に画像を印刷するものであって、前記複数の用紙を連結する順番を、連結する用紙の少なくとも一方の用紙に印刷する順番印刷手段を備えている。
【0006】
請求項2記載の印刷装置は、請求項1記載の印刷装置において、二枚の用紙の縁部を重ね合わせて連結する部分である糊代部分を作成する糊代作成手段を備え、前記順番印刷手段は、前記糊代部分の少なくとも一方に前記順番を印刷する。
【0007】
請求項3記載の印刷装置は、請求項2に記載の印刷装置において、前記順番印刷手段は、前記糊代部分の両方に同じ順番を印刷する。
【0008】
請求項4記載の印刷装置は、請求項1から3のいずれかに記載の印刷装置において、前記順番印刷手段は、一列に複数の用紙を連結して形成されるポスターを作成する場合に、一端側の用紙から他端側の用紙に向けて連続するように前記順番を印刷する。
【0009】
請求項5記載の印刷装置は、請求項1から3のいずれかに記載の印刷装置において、前記順番印刷手段は、複数列、複数行に複数の用紙を連結して形成されるポスターを作成する場合に、各列、または、各行を連結させた後、その各列毎、または、各行毎に連結させるように前記順番を印刷する。
【0010】
請求項6記載の印刷装置は、請求項5に記載の印刷装置において、前記順番印刷手段は、前記各列、または、前記各行を連結させる場合に、一端側の用紙から他端側の用紙に向けて連続するように前記順番を印刷する。
【0011】
請求項7記載の印刷装置は、請求項5又は6に記載の印刷装置において、前記順番印刷手段は、前記各列毎、または、前記各行毎に連結させる場合に、一端側の列または行から他端側の列または行に向けて連続するように前記順番を印刷する。
【発明の効果】
【0012】
請求項1記載の印刷装置によれば、ポスターを形成する複数の用紙を連結する順番が、連結する用紙の少なくとも一方の用紙に順番印刷手段によって印刷されるので、複数の用紙を連結する連結作業を行う場合には、単に、その印刷された順番に従って各用紙を連結していけば良く、連結作業を容易にすることができるという効果がある。
【0013】
請求項2記載の印刷装置によれば、請求項1に記載の印刷装置の奏する効果に加え、二枚の用紙の縁部を重ね合わせて連結する部分である糊代部分が糊代作成手段によって作成され、順番は、その糊代部分の少なくとも一方に印刷される。即ち、実際に連結する部分に順番が印刷されるので、順番が印刷されている位置と、糊代部分との2箇所を探す必要がなく、一層、連結作業を容易にすることができるという効果がある。また、印刷された順番は隠蔽されることになるので、両面にポスターを構成する画像を印刷することができるという効果がある。更に、片面だけに画像を印刷し、一方の糊代部分だけに順番を印刷する場合には、その画像を印刷する面に含まれる糊代部分に順番を印刷するように構成することで、順番を印刷するために用紙を反転させる必要がない分、高速に印刷を完了させることができるという効果がある。
【0014】
請求項3記載の印刷装置によれば、請求項2に記載の印刷装置の奏する効果に加え、糊代部分の両方に同じ順番が印刷されるので、同じ順番が印刷された糊代部分同士を連結すれば良く、一層、連結作業を容易にすることができるという効果がある。
【0015】
請求項4記載の印刷装置によれば、請求項1から3のいずれかに記載の印刷装置の奏する効果に加え、一列に複数の用紙を連結して形成されるポスターを作成する場合には、順番は一端側の用紙から他端側の用紙に向けて連続するように印刷される。よって、例えば、一列に6枚の用紙を連結する場合には、1番目の用紙をピックアップする作業を含めて6回用紙をピックアップすれば良い。一方、一端側から2枚ずつ連結し、連結された3組を、再び、一端側から連結するように順番を印刷した場合には、1番目の用紙をピックアップする作業を含めて9回用紙をピックアップしなければいけない。従って、連結しようとする用紙をピックアップする作業回数が減り、一層、連結作業を容易にすることができるという効果がある。
【0016】
請求項5記載の印刷装置によれば、請求項1から3のいずれかに記載の印刷装置の奏する効果に加え、複数列、複数行に複数の用紙を連結して形成されるポスターを作成する場合には、各列、または、各行を連結させた後、その各列毎、または、各行毎に連結させるように順番が印刷されるので、一枚ずつ順番で連結させるよりも、一層、連結作業を容易にすることができるという効果がある。
【0017】
請求項6記載の印刷装置によれば、請求項5に記載の印刷装置の奏する効果に加え、各列、または、各行を連結させる場合には、一端側の用紙から他端側の用紙に向けて連続するように順番が印刷されるので、請求項4と同様に、連結しようとする用紙をピックアップする作業回数が減り、一層、連結作業を容易にすることができるという効果がある。
【0018】
請求項7記載の印刷装置によれば、請求項5又は6に記載の印刷装置の奏する効果に加え、各列毎、または、各行毎に連結させる場合には、一端側の列または行から他端側の列または行に向けて連続するように順番が印刷されるので、請求項4,6と同様に、連結しようとする用紙をピックアップする作業回数が減り、一層、連結作業を容易にすることができるという効果がある。
【発明を実施するための最良の形態】
【0019】
以下、本発明の好ましい実施例について、添付図面を参照して説明する。図1は、本発明の印刷装置の一例である多機能周辺装置(以下、「MFP(Multi Function Peripheral)」と称す)10の外観斜視図である。MFP10は、プリンタ機能、スキャナ機能、及び、コピー機能などの各種の機能を有している。
【0020】
また、MFP10は、印刷要求がなされた画像を拡大し、拡大した画像を複数の部分に分けて、その各画像をそれぞれ別の記録用紙に印刷するポスター印刷機能を有している。ユーザは、このポスター印刷機能を使用して画像を印刷した後に、印刷が終了した記録用紙を所定の順番で貼り合わせて、M×N枚の記録用紙で形成されるポスターを形成することができる。以後、ポスター上に形成される画像、即ち、印刷要求がなされた画像の拡大画像のことを、ポスター画像と称する。
【0021】
本実施形態におけるMFP10は、ポスター印刷機能を使用してポスターを形成する場合に、合計M×N枚の記録用紙のそれぞれに、ポスター画像の一部分に加えて、記録用紙を貼り合わせる順番(貼り合わせ順番)を印刷することで、各記録用紙を貼り合わせる貼り合わせ作業を容易にすることができるものである。
【0022】
MFP10には、主に、下部に設けられるプリンタ11と、上部に設けられるスキャナ12と、正面上部に設けられる操作パネル92とが設けられている。プリンタ11は、記録用紙に画像を印刷するインクジェット方式のプリンタで構成されており、C(シアン)、M(マゼンダ)、Y(イエロー)、K(ブラック)の4色のインクを使用して、カラー印刷を行うものである。
【0023】
また、このプリンタ11は、両面印刷可能に構成されている。記録用紙の両面に画像が印刷される場合には、まず、記録用紙の表面に画像が印刷され、その後、プリンタ11の内部で記録用紙が反転されて、記録用紙の裏面に画像が印刷される。
【0024】
プリンタ11の正面には、開口13が形成されており、この開口13から一部が露呈するようにして給紙トレイ20及び排紙トレイ21が上下2段に設けられている。給紙トレイ20は、印刷前の記録用紙を積載するためのものである。この給紙トレイ20に積載された記録用紙は、プリンタ11の内部へ給送され、所望の画像が印刷された後に排紙トレイ21へ排出されるようになっている。
【0025】
スキャナ12は、いわゆるフラットベッドスキャナとして構成されている。原稿カバー30は、MFP10の天板として設けられており、その原稿カバー30の下には、図示しないプラテンガラスが配置されている。原稿は、プラテンガラス上に載置され、原稿カバー30に覆われた状態でスキャナ12に読み取られる。
【0026】
操作パネル92は、プリンタ11やスキャナ12を操作するためのものであって、操作キー93と、LCD94とが主に設けられている。ユーザは、操作キー93の各種ボタンを操作することで、各種機能の設定や動作を実行することができる。例えば、ポスター印刷機能を使用してポスターを形成する場合に、縦方向に並べる記録用紙の枚数Mや、横方向に並べる記録用紙の枚数Nなどを設定できる。また、記録用紙の種類(普通紙又は葉書)の設定や、解像度(ドラフトモード又はフォトモード)の設定を、操作パネル92を介して指示することができる。
【0027】
次に、図2を参照して、MFP10の電気的構成について説明する。図2は、MFP10の電気的構成を示すブロック図である。図2に示すように、MFP10は、CPU88、ROM89、RAM90、操作キー93、LCD94、プリンタ11、及び、スキャナ12を主に有している。
【0028】
CPU88、ROM89、及び、RAM90は、バスライン95を介して互いに接続されている。また、操作キー93、LCD94、プリンタ11、スキャナ12、及び、バスライン95は、入出力ポート96を介して互いに接続されている。
【0029】
CPU88は、ROM89やRAM90に記憶される固定値やプログラムに従って、MFP10が有している各機能の制御や、入出力ポート96と接続された各部を制御するものである。ROM89は、MFP10で実行される制御プログラムなどを格納した書換不能なメモリである。後述する図3のフローチャートに示すポスター印刷処理、図4のフローチャートに示す表面印刷処理、図6のフローチャートに示す裏面印刷処理を実行する各プログラムは、このROM89に格納されている。
【0030】
RAM90は、書換可能な揮発性のメモリであり、MFP10の各操作の実行時に各種のデータを一時的に記憶するためのメモリである。例えば、画像の印刷要求がなされた場合に、その印刷要求がなされた画像の拡大画像であるポスター画像のデータなどが一時的に記憶される。
【0031】
次に、図3を参照して、MFP10のCPU88により実行されるポスター印刷処理について説明する。図3は、MFP10のポスター印刷処理を示すフローチャートである。
【0032】
このポスター印刷処理は、特に、記録用紙を縦方向にM枚、横方向にN枚並べて貼り合わせて形成するポスターの各記録用紙に、ポスター画像の一部分と、記録用紙を貼り合わせる順番とを印刷するための処理である。また、このポスター印刷処理は、例えば、ユーザやパーソナルコンピュータからポスター印刷要求が入力された場合に実行される処理である。
【0033】
本実施形態では、ポスターにおいて、左上に位置する記録用紙を1枚目(1ページ目)とし、右方向に向かって順番に、2枚目、3枚目・・・とし、右端をN枚目とする。そして、1つ下の段の左端をN+1枚目とし、以後同様に、右方向に向かう順番で各記録用紙にページ数が増えるものとする。なお、合計M×N枚の各記録用紙は、このページ順で1枚ずつ印刷される。
【0034】
ポスター印刷処理では、まず、形成するポスターの縦方向に並べる記録用紙の枚数Mを変数Mに設定し、横方向に並べる並べる記録用紙の枚数Nを変数Nに設定する(S1)。そして、変数CNT1、及び、変数CNT2にそれぞれ1を設定して初期化し(S2)、さらに、変数i、及び、変数jにもそれぞれ1を設定して初期化する(S3)。
【0035】
なお、詳細については後述するが、変数CNT1には、記録用紙の表面の右端に印刷される貼り合わせ順番が、変数CNT2には、記録用紙の裏面の右端に印刷される貼り合わせ順番が設定される。また、変数i、及び、変数jには、合計M×N枚の記録用紙で形成されるポスターの中での記録用紙の配置を示す値が設定される。例えば、M(縦)×N(横)が、4×3である場合に、変数iが2であり、変数jが3であれば、上から2段目、左から3番目に位置する9枚の記録用紙が示される(図5参照)。
【0036】
次に、記録用紙を1枚取り込み(S4)、表面印刷処理を実行する(S5)。詳細については後述するが(図4参照)、表面印刷処理は、各記録用紙の表面に、ポスター画像の一部分を印刷すると共に、記録用紙を貼り合わせる順番を糊代部に印刷するための処理である。この表面印刷処理では(S5)、(変数N×(変数i−1)+変数j)ページ目の記録用紙の表面が印刷される。
【0037】
表面印刷処理(S5)が終了したら、次に、表面への印刷が終了した記録用紙の表裏を反転させて(S6)、裏面印刷処理を実行する(S7)。詳細については後述するが(図6参照)、裏面印刷処理は、各記録用紙の裏面の糊代部分に、記録用紙を貼り合わせる順番を印刷するための処理である。この裏面印刷処理では(S7)、(変数N×(変数i−1)+変数j)ページ目の記録用紙の裏面が印刷される。
【0038】
裏面印刷処理(S7)が終了したら、次に、記録用紙を排出して(S8)、変数jに1を加算し(S9)、変数jが、変数N以下であるかを判定する(S10)。変数jが、変数N以下である場合は(S10:Yes)、まだi段目の記録用紙を全て印刷していない場合なので、S4の処理に戻り、上述したS4〜S10の各処理を繰り返す。
【0039】
一方、変数jが、変数Nを超えている場合は(S10:No)、i段目の記録用紙を全て印刷した場合なので、次の段に位置する記録用紙を印刷するために、変数iに1を加算する(S11)。
【0040】
次に、変数iが、変数M以下であるかを判定し(S12)、変数iが変数M以下である場合は(S12:Yes)、まだ記録用紙を印刷していない段が残っている場合なので、S4の処理に戻り、上述したS4〜S12の各処理を繰り返す。一方、変数iが、変数Mを超えている場合は(S12:No)、全ての段(1段〜M段)において記録用紙の印刷を行った場合なので、このポスター印刷処理を終了する。この図3のポスター印刷処理により、複数の記録用紙を貼り合わせる順番を示す貼り合わせ順番を、貼り合わせる記録用紙の少なくとも一方の記録用紙に印刷することができるのである。
【0041】
次に、図4および図5を参照して、MFP10のCPU88により実行される表面印刷処理(S5)について説明する。図4は、MFP10の表面印刷処理(S5)を示すフローチャートである。図5は、M×N枚の記録用紙で形成されるポスター表面を説明するための概略図である。
【0042】
表面印刷処理は、(変数N×(変数i−1)+変数j)ページ目の記録用紙の表面に、ポスター画像の一部分を印刷すると共に、記録用紙を貼り合わせる順番を糊代部分に印刷するための処理である。
【0043】
なお、図5に示すように、本実施形態では、記録用紙の表面に印刷する糊代部分のパターンが3つ設けられおり、記録用紙の右端および下端に印刷するパターンと、記録用紙の下端だけに印刷するパターンと、記録用紙の右端だけに印刷するパターンとがある。
【0044】
表面印刷処理では、まず、変数iが(変数M−1)以下であり、且つ、変数jが(変数N−1)以下であるかを判定する(S21)。この処理により、これから印刷開始するページが、ポスターの最右列以外、且つ、最下段以外のページであるかを判定している。具体的には、図5に示すポスターであれば、1〜2、4〜5、7〜8枚目であるかを判定している。
【0045】
S21の処理において、変数iが(変数M−1)以下であり、且つ、変数jが(変数N−1)以下である場合は(S21:Yes)、(変数N×(変数i−1)+変数j)ページ目のポスター画像を記録用紙に印刷すると共に、記録用紙の右端に糊代部分を作成し、その糊代部分に貼り合わせ順番である変数CNT1の値を印刷する(S22)。
【0046】
次に、記録用紙の下端の糊代部分を作成し、その糊代部分に貼り合わせ順番として(変数M×(変数N−1)+変数i)の値を印刷する(S23)。そして、変数CNT1に1を加算して(S24)、この表面印刷処理を終了する。
【0047】
例えば、図5に示すM(縦4)×N(横3)のポスターの1枚目(i=1、j=1)の記録用紙が印刷される場合には、ポスター画像の一部分に加え、記録用紙の右端の糊代部分に「1」という貼り合わせ順番と、記録用紙の下端の糊代部分に「9」という貼り合わせ順番とが印刷される。
【0048】
一方、S21の処理において、変数iが(変数M−1)以下でない場合、または、変数jが(変数N−1)以下でない場合は(S21:No)、変数iが(変数M−1)以下であり、且つ、変数jが変数Nと等しいかを判定する(S25)。この処理により、これから印刷開始するページが、ポスターの最右列のページであり、且つ、最終ページ以外であるかを判定している。具体的には、図5に示すポスターであれば、3、6、9枚目であるかを判定している。
【0049】
S25の処理において、変数iが(変数M−1)以下であり、且つ、変数jが変数Nと等しい場合は(S25:Yes)、(変数N×(変数i−1)+変数j)ページ目のポスター画像を記録用紙に印刷する(S26)。そして、記録用紙の下端の糊代部分を作成し、その糊代部分に貼り合わせ順番として(変数M×(変数N−1)+変数i)の値を印刷し(S27)。この表面印刷処理を終了する。
【0050】
例えば、図5に示すM(縦4)×N(横3)のポスターの6枚目(i=2、j=3)の記録用紙が印刷される場合には、ポスター画像の一部分に加え、記録用紙の下端の糊代部分に「10」という貼り合わせ順番とが印刷される。
【0051】
一方、S25の処理において、変数iが(変数M−1)以下でない場合、または、変数jが変数と等しくない場合は(S25:No)、変数iと変数Mとが等しく、且つ、変数jが(変数N−1)以下であるかを判定する(S28)。この処理により、これから印刷開始するページが、ポスターの最下段であり、且つ、最終ページ以外であるかを判定している。具体的には、図5に示すポスターであれば、10〜11枚目であるかを判定している。
【0052】
S28の処理において、変数iと変数Mとが等しく、且つ、変数jが(変数N−1)以下である場合は(S28:Yes)、(変数N×(変数i−1)+変数j)ページ目のポスター画像を記録用紙に印刷すると共に、記録用紙の右端に糊代部分を作成し、その糊代部分に貼り合わせ順番である変数CNT1の値を印刷する(S29)。そして、変数CNT1に1を加算して(S30)、この表面印刷処理を終了する。
【0053】
例えば、図5に示すM(縦4)×N(横3)のポスターの11枚目(i=4、j=2)の記録用紙が印刷される場合には、ポスター画像の一部分に加え、記録用紙の右端の糊代部分に「8」という貼り合わせ順番とが印刷される。
【0054】
一方、S28の処理において、変数iと変数Mとが等しくない場合、または、変数jが(変数N−1)以下でない場合は(S28:No)、これから印刷開始するページは、ポスターの最終ページである。具体的には、図5に示すポスターであれば、12枚目である。この場合は、糊代部分を印刷する必要がないので、(変数N×(変数i−1)+変数j)ページ目のポスター画像を記録用紙に印刷して(S31)、この表面印刷処理を終了する。この図4の表面印刷処理により表面の糊代部分に貼り合わせ順番を印刷することができるのである。
【0055】
次に、図6および図7を参照して、MFP10のCPU88により実行される裏面印刷処理(S7)について説明する。図6は、MFP10の裏面印刷処理(S7)を示すフローチャートである。図7は、M×N枚の記録用紙で形成されるポスター裏面を説明するための概略図であり、図5のポスターの右端を軸として全体を裏返した状態を示している。
【0056】
裏面印刷処理は、(変数N×(変数i−1)+変数j)ページ目の記録用紙の裏面に、記録用紙を貼り合わせる順番を糊代部分に印刷するための処理である。
【0057】
なお、図7に示すように、本実施形態では、記録用紙の裏面に印刷する糊代部分のパターンが3つ設けられおり、記録用紙の裏面の上端および右端に印刷するパターンと、記録用紙の裏面の右端だけに印刷するパターンと、記録用紙の裏面の上端だけに印刷するパターンとがある。
【0058】
裏面印刷処理では、まず、変数iが1であり、且つ、変数jが2以上であるかを判定する(S41)。この処理により、これから印刷開始するページが、(ポスターを裏面から見た場合の)ポスターの最上段における2列目以降であるかを判定している。具体的には、図7に示すポスターであれば、2〜3枚目であるかを判定する。
【0059】
S41の処理において、変数iが1であり、且つ、変数jが2以上である場合は(S41:Yes)、記録用紙の右端に糊代部分を作成し、その糊代部分に貼り合わせ順番である変数CNT2の値を印刷する(S42)。そして、変数CNT1に1を加算して(S43)、この裏面印刷処理を終了する。
【0060】
例えば、図7に示すM(縦4)×N(横3)のポスターの3枚目(i=1、j=3)の記録用紙が印刷される場合には、記録用紙の右端の糊代部分に「2」という貼り合わせ順番とが印刷される。
【0061】
一方、S41の処理において、変数iが1でない場合、または、変数jが2以上でない場合は(S41:No)、変数iが2以上であり、且つ、変数jが2以上であるかを判定する(S44)。この処理により、これから印刷開始するページが、ポスターの最上段以外、且つ、ポスターを裏面から見た場合の最右列以外のページであるかを判定している。具体的には、図7に示すポスターであれば、5、6、8、9、11、12枚目であるかを判定する。
【0062】
S44の処理において、変数iが2以上であり、且つ、変数jが2以上である場合は(S44:Yes)、記録用紙の右端に糊代部分を作成し、その糊代部分に貼り合わせ順番である変数CNT2の値を印刷する(S45)。次に、記録用紙の上端に糊代部分を作成し、その糊代部分に貼り合わせ順番として(変数M×(変数N−1)+(変数i−1))の値を印刷する(S46)。そして、変数CNT2に1を加算して(S47)、この裏面印刷処理を終了する。
【0063】
例えば、図7に示すM(縦4)×N(横3)のポスターの8枚目(i=3、j=2)の記録用紙が印刷される場合には、記録用紙の右端の糊代部分に「5」という貼り合わせ順番と、記録用紙の上端の糊代部分に「10」という貼り合わせ順番とが印刷される。
【0064】
一方、S44の処理において、変数iが2未満である場合、または、変数jが2未満である場合は(S44:No)、変数iが2以上であり、且つ、変数jが1であるかを判定する(S48)。この処理により、これから印刷開始するページが、ポスターを裏面から見た場合のポスターの最右列であり、且つ、2段目以降であるかを判定している。具体的には、図7に示すポスターであれば、4、7、10枚目であるかを判定する。
【0065】
変数iが2以上であり、且つ、変数jが1である場合は(S48:Yes)、記録用紙の上端に糊代部分を作成し、その糊代部分に貼り合わせ順番として(変数M×(変数N−1)+(変数i−1))の値を印刷する(S49)。そして、この表面印刷処理を終了する。
【0066】
例えば、図7に示すM(縦4)×N(横3)のポスターの10枚目(i=4、j=1)の記録用紙が印刷される場合には、記録用紙の上端の糊代部分に「11」という貼り合わせ順番とが印刷される。
【0067】
一方、S48の処理において、変数iが2未満である場合、または、変数jが1でない場合は(S48:No)、これから印刷開始するページは、ポスターの最初のページである。具体的には、図7に示すポスターであれば、1枚目である。この場合は、糊代部分を印刷する必要がないので、何もせずに、この裏面印刷処理を終了する。この図6の裏面印刷処理により、表面の糊代部分と重ね合わせられる裏面の糊代部分に、表面の糊代部分に印刷した貼り合わせ順番と同じ順番を印刷することができるのである。
【0068】
次に、図8を参照して、記録用紙の貼り合わせ手順について説明する。図8(a),(b)は、図5および図7に示す合計12枚の記録用紙を貼り合わせてポスターを形成する場合の、各記録用紙の貼り合わせ手順の一例を説明するための概略図である。
【0069】
上述した通り、本実施形態では、各記録用紙の糊代部分に、記録用紙を貼り合わせる順番を示す貼り合わせ順番が印刷されており、その貼り合わせ順番の順番に、記録用紙を貼り合わせていくだけで、簡単にポスターを形成できる。なお、以下の説明において、nページ目の記録用紙の糊代部分のことを、単に、nページ目の糊代部分と称する。
【0070】
図8(a)に示すように、貼り合わせ順番1は、1ページ目の表面の右端と、2ページ目を表面から見た左端の裏側とに印刷されている。つまり、ユーザは、その貼り合わせ順番1が印刷されている糊代部分にのり付けして、1ページ目の表面の右端と、2ページ目を表面から見た左端の裏側とを貼り合わせる。
【0071】
次に、貼り合わせ順番2は、2ページ目の右端と、3ページ目を表面から見た左端の裏側とに印刷されている。つまり、ユーザは、その貼り合わせ順番2が印刷されている糊代部分にのり付けして、2ページ目の表面の右端と、3ページ目を表面から見た左端の裏側とを貼り合わせる。このように、1〜3ページ目までを貼り合わせることで、ポスターの最上段が形成される。
【0072】
以下同様に、貼り合わせ順番3〜8について貼り合わせを行い、ポスターの2〜4段目までを形成すると、図8(b)に示すように、ポスターの最上段〜4段目がそれぞれ形成される。
【0073】
次に、貼り合わせ順番9は、ポスターの最上段の下端と、ポスターの2段目を表面から見た上端の裏側とに印刷されている。つまり、ユーザは、その貼り合わせ順番9が印刷されている糊代部分にのり付けして、ポスターの最上段の下端と、ポスターの2段目を表面から見た上端の裏側とを貼り合わせる。これにより、ポスターにおいて、最上段から2段目までが形成される。
【0074】
次に、貼り合わせ順番10は、ポスターの2段目の下端と、ポスターの3段目を表面から見た上端の裏側とに印刷されている。つまり、ユーザは、その貼り合わせ順番10が印刷されている糊代部分にのり付けして、ポスターの最上段の下端と、ポスターの3段目を表面から見た上端の裏側とを貼り合わせる。これにより、ポスターにおいて、最上段から3段目までが形成される。以下同様に、貼り合わせ順番10,11について貼り合わせを行うと、ポスター全体を形成できる。
【0075】
このように、本実施形態のMFP10によれば、ポスターを形成する複数の記録用紙を貼り合わせる順番を示す貼り合わせ順番が、貼り合わせる記録用紙の少なくとも一方の記録用紙に印刷されるので、複数の記録用紙を貼り合わせる場合には、単に、その印刷された貼り合わせ順番に従って各記録用紙を貼り合わせていけば良いので、貼り合わせ作業を容易にすることができる。
【0076】
また、貼り合わせ順番は、糊代部分に印刷されるので、糊代部分を貼り合わせることで印刷された貼り合わせ順番は隠蔽されることになる。よって、両面にポスター画像を構成することもできる。また、互いに重ね合わせられる糊代部分の両方に同じ貼り合わせ順番が印刷されるので、貼り合わせ作業をする場合には、同じ貼り合わせ順番が印刷された糊代部分同士を貼り合わせれば良く、一層、貼り合わせ作業を容易にすることができる。
【0077】
また、M(縦4)×N(横3)のポスターを作成する場合には、図5に示すように、最上段の左端から1,2、次に2段目の左端から3,4、次に3段目の左端から連続して5,6、次に4段目の左端から連続して7,8というように、各横列を貼り合わせた後、その後、最上段の3枚に9、2段目の3枚に10、3段目の3枚に11というように、各横列毎に貼り合わせる貼り合わせ順番を印刷するので、一枚ずつ順番で貼り合わせるよりも、貼り合わせ作業を容易にすることができる。
【0078】
更に、この場合、各横列毎に印刷する同じ貼り合わせ順番は上段から下段に連続するように付与されるので、貼り合わせようとする用紙をピックアップする作業回数が減り、一層、貼り合わせ作業を容易にすることができる。具体的には、例えば、最上段の3枚に9、3段目の3枚に10、2段目の3枚に12というように貼り合わせ順番を印刷した場合には、まず最上段の3枚、次に2段目の3枚をピックアップして、用紙を貼り合わせ、次に3段目の3枚、次に4段目の3枚をピックアップして、用紙を貼り合わせ、更に、貼り合わせた最上段と2段目、次に貼り合わせた3段目と4段目をピックアップして、その用紙を貼り合わせる必要があり、合計6回用紙をピックアップしなければならない。一方、本実施形態の場合であれば、まず最上段の3枚、次に2段目の3枚、次に3段目の3枚、次に4段目の3枚と、合計4回、用紙をピックアップして、そのピックアップした用紙を貼り合わせていけば良いのである。
【0079】
以上、実施形態に基づき本発明を説明したが、本発明は上述した実施形態に何ら限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で種々の改良変更が可能であることは容易に推察できるものである。
【0080】
例えば、本実施形態では、記録用紙の表面および裏面の両方に、貼り合わせ順番を印刷しているが、貼り合わせる面(向かい合う面)の何れか一方の面にだけ印刷するように構成しても良い。特に、表面だけに印刷する構成とした場合には、両面印刷しなくて済むので、記録用紙の裏表を反転させる処理や、裏面に貼り合わせ順番を印刷する処理が不用となり、印刷開始から全ページ分の印刷が終了するまでの印刷時間を短縮できる。また、両面印刷の機構が不用となるので、本発明を片面印刷のMFPにも搭載できる。
【0081】
また、本実施形態では、記録用紙の端部に設けられる糊代部分に、貼り合わせ順番を印刷しているが、各記録用紙内であれば、糊代部分に限らずどの位置に印刷しても良い。例えば、ポスター画像上に印刷しても良い。
【0082】
また、本実施形態は、ポスター画像を複数の部分に分け、その各画像をそれぞれ別の記録用紙の表面に印刷し、合計M×N枚の記録用紙を貼り合わせることで、ポスターの表面にポスター画像を形成するものである。しかしながら、ポスター画像の印刷は、記録用紙の表面に限らず、裏面に行っても良いし、記録用紙の表裏の両面に行っても良い。例えば、記録用紙の両面に異なるポスター画像を印刷するように構成すれば、両面ポスターを形成できるので、片面ポスターを形成する場合よりも、記録用紙の消費を抑制できる。
【0083】
また、本実施形態では、記録用紙の端部に設けられる糊代部分に、貼り合わせ順番を印刷しているが、この貼り合わせ順番に重なる位置のポスター画像よりも薄い濃度で、貼り合わせ順番を印刷しても良い。
【0084】
また、貼り合わせ順番に重なる位置のポスター画像と同じ色(又は、近似色)であり、且つ、薄い濃度で印刷しても良い。貼り合わせ順番に重なる位置のポスター画像と同じ色(又は、近似色)で印刷しても良い。これにより、記録用紙を貼り合わせてポスターを形成した場合に、貼り合わせ順番が、ポスターの表面から透けて見えるのを防止できる。
【0085】
また、本実施形態では、上述した通り、各記録用紙を貼り合わせてポスターを形成する場合に、まず、ポスターの最上段の記録用紙を全て貼り合わせ、順番に一段ずつ下段に向かって各段の記録用紙を全て貼り合わせて、最後に各段を貼り合わせる手順となるように、貼り合わせ順番を各記録用紙に印刷しているが、この順番に限定するものではない。
【0086】
例えば、番号を逆順に印刷するように構成しても良い。また、ポスターを形成する場合には、各段の記録用紙を、何れの段から貼り合わせても良いので、各段において貼り合わせ順番が連続するように、貼り合わせ順番を印刷しても良い。例えば、図8(b)に示すポスターであれば、1段目→3段目→2段目→4段目という貼り合わせ順番となるように、貼り合わせ順番を印刷する。
【0087】
また、本実施形態では、1段分の記録用紙を貼り合わせる場合に、ポスターの左側から右側に向かって各記録用紙を貼り合わせるように、各記録用紙に貼り合わせ順番を印刷しているが、ポスターの右側から左側に向かって各記録用紙を貼り合わせるように、貼り合わせ順番を印刷しても良い。例えば、図8(a)に示すポスターであれば、1枚目→2枚目→3枚目という順番で記録用紙を貼り合わせるように、貼り合わせ順番が印刷されているが、3枚目→2枚目→1枚目という順番で記録用紙を貼り合わせるように、貼り合わせ順番を印刷しても良い。
【0088】
また、本実施形態では、上述した通り、各記録用紙を貼り合わせてポスターを形成する場合に、まず、ポスターの最上段の記録用紙を全て貼り合わせ、順番に一段ずつ下段に向かって各段の記録用紙を全て貼り合わせて、最後に各段を貼り合わせるように、貼り合わせ順番を各記録用紙に印刷している。これに代えて、まず、ポスターの最左列の記録用紙を全て貼り合わせ、順番に一列ずつ右側の列に向かって各列の記録用紙を全て貼り合わせて、最後に各列を貼り合わせるように、貼り合わせ順番を各記録用紙に印刷しても良い。または、まず、ポスターの最右列の記録用紙を全て貼り合わせ、順番に一列ずつ左側の列に向かって各列の記録用紙を全て貼り合わせて、最後に各列を貼り合わせるように、貼り合わせ順番を各記録用紙に印刷しても良い。
【0089】
そして、1列分の記録用紙を貼り合わせる場合に、ポスターの上側から下側に向かって各記録用紙を貼り合わせるように、各記録用紙に貼り合わせ順番を印刷しても良いし、ポスターの下側から上側に向かって各記録用紙を貼り合わせるように、各記録用紙に貼り合わせ順番を印刷しても良い。
【0090】
また、本実施形態では、記録用紙の表面、または、裏面に印刷する糊代部分のパターンをそれぞれ3つ設けているが(図5および図7参照)、これらの位置に糊代部分の位置を限定するものではない。例えば、上述した各記録用紙において、記録用紙の表面の糊代部分を、裏面の糊代部分とし、記録用紙の裏面の糊代部分を、表面の糊代部分としても良い。また、図5に示す各記録用紙の位置を変えずに180度回転させると、ポスターにおける糊代部分の位置が変化する。この回転させた各記録用紙の糊代部分の位置を、回転前の各記録用紙にそれぞれ対応させても良い。具体的には、180度回転させた12枚目の糊代部分の位置を、回転前の1枚目の糊代部分の位置とし、180度回転させた11枚目の糊代部分の位置を、回転前の2枚目の糊代部分の位置とし、以下同様に対応づける。この場合は、図7に示す各記録用紙(裏面)でも同様に、糊代部分を180度回転させて対応づける。
【図面の簡単な説明】
【0091】
【図1】本発明の印刷装置の一例であるMFPの外観斜視図である。
【図2】MFPの電気的構成を示すブロック図である。
【図3】MFPのポスター印刷処理を示すフローチャートである。
【図4】MFPの表面印刷処理を示すフローチャートである。
【図5】ポスター表面の各記録用紙を説明するための概略図である。
【図6】MFPの裏面印刷処理を示すフローチャートである。
【図7】ポスター裏面の各記録用紙を説明するための概略図である。
【図8】図5および図7に示す各記録用紙の貼り合わせ手順を説明するための概略図である。
【符号の説明】
【0092】
10 MFP(印刷装置の一例)
S5、S7 順番印刷手段、糊代作成手段

【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数の用紙を連結して形成されるポスターを作成するために前記複数の用紙に画像を印刷する印刷装置において、
前記複数の用紙を連結する順番を、連結する用紙の少なくとも一方の用紙に印刷する順番印刷手段を備えていることを特徴とする印刷装置。
【請求項2】
二枚の用紙の縁部を重ね合わせて連結する部分である糊代部分を作成する糊代作成手段を備え、
前記順番印刷手段は、前記糊代部分の少なくとも一方に前記順番を印刷することを特徴とする請求項1に記載の印刷装置。
【請求項3】
前記順番印刷手段は、前記糊代部分の両方に同じ順番を印刷することを特徴とする請求項2に記載の印刷装置。
【請求項4】
前記順番印刷手段は、一列に複数の用紙を連結して形成されるポスターを作成する場合に、一端側の用紙から他端側の用紙に向けて連続するように前記順番を印刷することを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の印刷装置。
【請求項5】
前記順番印刷手段は、複数列、複数行に複数の用紙を連結して形成されるポスターを作成する場合に、各列、または、各行を連結させた後、その各列毎、または、各行毎に連結させるように前記順番を印刷することを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の印刷装置。
【請求項6】
前記順番印刷手段は、前記各列、または、前記各行を連結させる場合に、一端側の用紙から他端側の用紙に向けて連続するように前記順番を印刷することを特徴とする請求項5に記載の印刷装置。
【請求項7】
前記順番印刷手段は、前記各列毎、または、前記各行毎に連結させる場合に、一端側の列または行から他端側の列または行に向けて連続するように前記順番を印刷することを特徴とする請求項5又は6に記載の印刷装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2010−105293(P2010−105293A)
【公開日】平成22年5月13日(2010.5.13)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−280553(P2008−280553)
【出願日】平成20年10月30日(2008.10.30)
【出願人】(000005267)ブラザー工業株式会社 (13,856)
【Fターム(参考)】