説明

原子力容器の外観検査のためのシステムおよび装置

【課題】原子力容器の外観検査のためのシステムおよび装置を提供する。
【解決手段】システムは、原子力容器101の中の領域へ移動可能である、潜水可能に遠隔作動される車両(SROV)システム105を含む。SROVシステム105は、原子力容器コンポーネントの外観検査のための操縦可能な検査カメラ組立体を含み、検査カメラ組立体は、SROVシステム105に関連して操縦可能である。また、システムは、原子力容器の中の領域から離れた領域に配置された制御システム115も含む。制御システム115は、SROVシステム105の移動および検査カメラ組立体の操縦を制御するように構成されている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、原子力容器の外観検査のためのシステムおよび装置に関する。
【背景技術】
【0002】
全ての原子力発電プラントは、特定の間隔で特定の溶接個所の外観検査を実施することが必要とされている。そのような外観検査の従来の方法では、長いポールまたはロープの一端部にカメラが取り付けられて、取り付けられたカメラが、ポールまたはロープによって検査領域へ下ろされる。専門家は、これらのカメラを炉心の真上に手動で送る。このことによって、専門家は中程度の量の放射線にさらされるので、専門家たちは危険な環境に置かれることになる。必要とされる検査の範囲が大きいため、最小限の期間でその範囲を実施するために多数の専門家が配置される。大量の人件費が、原子力操作者にかかる。異なる人材がこれらの検査を実施するということに関連して、それぞれの専門家/検査員が特定の検査を実施する方法においての相違が生じる。これらの専門家は、通常、水の中または上にある大きな突出したプラットフォームで吊り下げられ、このプラットフォームは、容器中での停止中の他の作業の妨げとなり、時間がかかり、維持、取り付け、および取り外しに費用がかかる可能性がある。
【0003】
さらに、試験プロセスの一部において、検査の前に溶接個所を洗浄する必要がある。従来の方法では、検査カメラのためのポールまたはロープに加えて、ブラシがけまたは加水分解をする棒のいずれかが、長いポールの一端部に搭載されることが必要である。そのように、検査および洗浄プロセスは、所定の検査を実施するために複数のポールまたはロープの取り付けおよび取り外しが必要であるので、時間のかかるプロセスである。
【発明の概要】
【0004】
実施形態は、原子力容器の外観検査のためのシステムおよび装置を提供する。
【0005】
本システムは、原子力容器の中の領域へ移動可能である、潜水可能に遠隔作動される車両(SROV)システムを含む。SROVシステムは、原子力容器コンポーネントの外観検査のための操縦可能な検査カメラ組立体を含み、検査カメラ組立体は、SROVシステムに関連して操縦可能である。また、本システムは、原子力容器の中の領域から離れた領域に配置された制御システムも含む。制御システムは、SROVシステムの移動および検査カメラ組立体の操縦を制御するように構成されている。
【0006】
一実施形態では、SROVシステムは、検査カメラ組立体に取り付けられた少なくとも1つの吐出デバイスを含み、少なくとも1つの吐出デバイスは、検査領域に洗浄流体を吐出するように構成されている。制御システムは、さらに、洗浄流体の吐出を制御するように構成されており、制御システムは、制御ケーブルを介してSROVシステムに接続されている。制御システムは、検査カメラ組立体によって実施された外観検査を表示するように構成された第1の表示ユニットと、原子力容器の中のSROVシステムの位置を表示するように構成された少なくとも1つの第2の表示ユニットと、少なくとも1つの吐出デバイスを介して吐出される洗浄流体の圧力および流量を制御するように構成された弁システムと、SROVシステムの移動、カメラ組立体の操縦、および弁システムのうちの少なくとも1つを、ユーザが制御することを可能とするように構成された動作制御ユニットとを含むことが可能である。さらに、動作制御ユニットは、原子力容器の中のSROVシステムの位置に基づいて、追跡情報を表示するように構成されることが可能である。
【0007】
SROVシステムは、SROVシステムを原子力容器の中の領域へ移動させるように構成された複数の推進デバイスを含むことが可能であり、複数の推進デバイスは制御システムによって遠隔制御される。複数の推進デバイスは、SROVシステムが、水平方向、垂直方向、および、SROVシステムの軸線の周りで回転方向に移動するのを可能とする。
【0008】
SROVシステムは、検査カメラ組立体を操縦するように構成された機構を含むことが可能である。例えば、機構は、検査カメラ組立体を垂直方向に移動させるために検査カメラ組立体に接続されたケーブルを駆動するように構成されている。また、機構は、検査カメラ組立体を水平方向に移動させるように構成されている。
【0009】
SROVシステムは、ケーブルを作動させるプーリと、プーリに接続された浮揚デバイスとを有するケーブル格納機構を含むことが可能であり、ケーブル格納機構は、ケーブルの緊張を維持するように構成されている。ケーブル格納機構は、ケーブルの緊張を維持するために他のコンポーネントを含むことが可能である。
【0010】
SROVシステムは、垂直構造体を有するフレーム組立体と、第1のモータによって駆動される垂直構造体に接続されたアーム組立体であって、アーム組立体は、第1のモータの軸線周りに移動可能であり、第1のモータは、制御システムによって遠隔制御される、アーム組立体とを含むことが可能である。
【0011】
一実施形態では、検査カメラ組立体は、ケーブルを介してアーム組立体に接続されており、ケーブルの移動を制御する第2のモータによって垂直方向に移動可能であり、第2のモータは、制御システムによって遠隔制御される。
【0012】
検査カメラ組立体は、チルトおよびパン機構を有するカメラマニピュレータと、検査カメラとを含むことが可能である。検査カメラは、カメラマニピュレータに接続されている。チルトおよびパン機構によって、検査カメラがカメラマニピュレータに対して移動可能となっており、カメラマニピュレータは、制御システムによって遠隔制御される。
【0013】
SROVシステムは、原子力容器の中のSROVシステムの第1の全体像を見るための第1の位置カメラと、原子力容器の中のSROVシステムの第2の全体像を見るための第2の位置カメラとを含むことが可能である。
【0014】
SROVシステムを原子力容器のある領域に取り付け、その領域の異なる位置へSROVシステムを移動させることを可能とするように構成された取り付け機構を、SROVシステムは含むことが可能である。原子力容器のその領域は、シュラウドまたは原子炉圧力容器(RPV)フランジのうちの1つであることが可能である。
【0015】
システムは、RPVフランジの上または近辺に位置付けられた観察カメラをさらに含むことが可能である。また、SROVシステムは、検査カメラ組立体の検査カメラを校正するように構成された、一体化された校正システムを含むことが可能である。
【0016】
また、本出願の実施形態は、原子炉の外観検査のための潜水可能に遠隔作動される車両(SROV)システムを提供する。SROVシステムは、原子力容器の中のある領域へ移動可能であるデバイスを含む。そのデバイスは、原子力容器コンポーネント外観検査のための操縦可能な検査カメラ組立体を含む。検査カメラ組立体は、デバイスに関連して操縦可能であり、デバイスの移動および検査カメラ組立体の操縦は、遠隔制御される。
【0017】
SROVシステムは、検査カメラ組立体に取り付けられた少なくとも1つの吐出デバイスを含むことが可能であり、少なくとも1つの吐出デバイスは、検査領域に洗浄流体を吐出するように構成されている。
【0018】
SROVシステムは、デバイスを原子力容器の中の領域へ移動させるように構成された複数の推進デバイスを含むことが可能であり、複数の推進デバイスは遠隔制御される。複数の推進デバイスは、デバイスが、水平方向、垂直方向、および、デバイスの軸線の周りで回転方向に移動するのを可能とする。
【0019】
SROVシステムは、検査カメラ組立体を操縦するように構成された機構を含むことが可能である。機構は、検査カメラ組立体を垂直方向に移動させるために検査カメラ組立体に接続されたケーブルを駆動するように構成されている。また、機構は、検査カメラ組立体を水平方向に移動させるように構成されている。
【0020】
SROVシステムは、ケーブルを作動させるプーリと、プーリに接続された浮揚デバイスとを有するケーブル格納機構を含むことが可能であり、ケーブル格納機構は、ケーブルの緊張を維持するように構成されている。ケーブル格納機構は、ケーブルの緊張を維持するために他のコンポーネントを含むことが可能である。
【0021】
SROVシステムは、垂直構造体を有するフレーム組立体と、第1のモータによって駆動される垂直構造体に接続されたアーム組立体であって、アーム組立体は、第1のモータの軸線周りに移動可能であり、第1のモータは遠隔制御される、アーム組立体とを含むことが可能である。
【0022】
一実施形態では、検査カメラ組立体は、ケーブルを介してアーム組立体に接続されており、ケーブルの移動を制御する第2のモータによって垂直方向に移動可能であり、第2のモータは遠隔制御される。
【0023】
検査カメラ組立体は、チルトおよびパン機構を有するカメラマニピュレータと、検査カメラとを含むことが可能である。検査カメラは、カメラマニピュレータに接続されている。チルトおよびパン機構によって、検査カメラがカメラマニピュレータに対して移動可能となっており、カメラマニピュレータは遠隔制御される。
【0024】
SROVシステムは、原子力容器の中のデバイスの第1の全体像を見るための第1の位置カメラと、原子力容器の中のデバイスの第2の全体像を見るための第2の位置カメラとを含むことが可能である。
【0025】
デバイスを原子力容器のある領域に取り付け、その領域の異なる位置へデバイスを移動させることを可能とするように構成された取り付け機構を、SROVシステムは含むことが可能である。また、SROVシステムは、検査カメラ組立体の検査カメラを校正するように構成された、一体化された校正システムを含むことが可能である。
【0026】
例示の実施形態は、本明細書で以下に提供される発明の詳細な説明および添付の図面によって、より完全に理解されることとなるであろう。ここで、類似の部材は、類似の参照番号によって表されており、参照番号は、単に説明として提供されており、したがって限定するものではない。
【図面の簡単な説明】
【0027】
【図1】ある実施形態による、原子炉の外観検査のためのシステムを示す図である。
【図2A】ある実施形態による、潜水可能に遠隔作動される車両(SROV)システムの様々な図を示す図である。
【図2B】ある実施形態による、潜水可能に遠隔作動される車両(SROV)システムの様々な図を示す図である。
【図2C】ある実施形態による、潜水可能に遠隔作動される車両(SROV)システムの様々な図を示す図である。
【図2D】ある実施形態による、潜水可能に遠隔作動される車両(SROV)システムの様々な図を示す図である。
【図3A】ある実施形態による、原子炉の中の原子力容器の一部分を示す図である。
【図3B】ある実施形態による、原子炉の中の原子力容器の一部分を示す図である。
【図4】ある実施形態による、原子力容器の別の部分を示す図である。
【図5】ある実施形態による、SROVシステムの上の一体化された校正システムを示す図である。
【図6】ある実施形態による、SROVシステムを制御するための制御システムを示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0028】
ここで、様々な例示の実施形態を、いくつかの例示の実施形態が示された添付の図面を参照してより詳細に説明する。図の説明を通して、類似の数字は、類似の部材を参照する。
【0029】
本明細書において、第1、第2、第3などの用語は、様々な部材を説明するために使用される可能性があるが、これらの部材は、これらの用語によって限定されるべきではないということが理解されるであろう。これらの用語は、単に、ある部材を別の部材から区別するために使用されている。例えば、実施形態の範囲から逸脱することなく、第1の部材は、第2の部材と称されることも可能であり、同様に、第2の部材は、第1の部材と称されることも可能である。本明細書で使用されているように、用語「および/または」は、リストアップされた関連する項目の1つまたは複数のものの任意のおよび全ての組み合わせを含む。
【0030】
部材またはコンポーネントが、別の部材または層「の上に」、「に接続されて」、「に連結されて」、または「を覆っている」と表現されるときは、直接、他の部材もしくは層の上に、接続されて、連結されて、もしくは覆っているという可能性があり、または、介在部材もしくはコンポーネントが存在する可能性があるということが理解されるべきである。対照的に、部材が、別の部材または層「の直接上に」、「に直接接続されて」、または「に直接連結されて」と表現されるときは、介在部材もしくは層は存在しない。
【0031】
空間的に相対的な用語(例えば、「の下方に(beneath)」、「の下に(below)」、「より下に(lower)」、「の上に(above)」、「より上に(upper)」など)は、本明細書では、説明を容易にする目的で、図の中で示されているような、別の(1つまたは複数の)部材または(1つまたは複数の)特徴に対するある部材または特徴の関係を説明するために使用される可能性がある。空間的に相対的な用語は、図で示されている配向に加えて、使用中のまたは作動中のデバイスの異なる配向を包含するように意図されているということが理解されるべきである。例えば、図の中のデバイスがひっくり返されれば、他の部材または特徴「の下に」または「の下方に」と説明された部材は、次に、他の部材または特徴「の上に」方向づけされることになる。したがって、用語「の下に」は、「の下に」および「の上に」の両方の配向を包含する可能性がある。デバイスは、他にも方向づけされる(90度または他の配向に回転される)ことが可能であり、本明細書で使用される空間的に相対的な記述は、それに応じて解釈されることが可能である。
【0032】
単数形「a」、「an」、および「the」は、文中にそうでないと明示していなければ、複数形も同様に含むことが意図されている。さらに、用語「含む(comprise)」、「含んでいる(comprising)」、「含む(includes)」、および/または「含んでいる(including)」は、本明細書で使用されるときは、記載された特徴、整数、ステップ、作動、部材、および/またはコンポーネントの存在を特定するが、1つまたは複数の他の特徴、整数、ステップ、作動、部材、コンポーネント、および/または、そのグループの存在または追加を排除しないということが理解されるであろう。
【0033】
そうでないと規定されていなければ、本明細書で使用される全ての用語(技術用語および科学用語を含む)は、本実施形態が属する技術分野の当業者が通常理解するのと同じ意味を有する。さらに、例えば、通常使用される辞書の中に規定されている用語など、用語は、関連する技術の関連でのそれらの意味と一致する意味を有するものとして解釈されるべきであり、本明細書でそのように明確に規定されていなければ、理想化された意味または過度に形式的な意味で解釈されないということが理解されるであろう。
【0034】
本開示の外観検査システムおよび装置は、原子炉の原子力容器の中の検査を実施するためにカメラを遠隔操作する能力を提供する。システムおよび装置は、操作者が過酷な放射性環境から離れて位置することを可能にする移動制御システムを利用する。例えば、操作者は、潜水可能に遠隔作動される車両(SROV)システムを原子力容器の特定の領域(例えば、シュラウドまたは原子炉圧力容器フランジ)へ操縦するために制御システムを使用し、特定の領域において、特定のコンポーネントが、原子炉容器内の複数の位置において検査されることになる。SROVシステムが概略位置にくると、SROV上に搭載された検査カメラ組立体が、検査を実施することが必要なより具体的な位置へと操縦される。
【0035】
さらに、本実施形態のシステムは、検査領域を洗浄するために洗浄組立体を提供する。例えば、高圧水ポンプおよび一連のコンピュータ制御された数値が、制御システムにおいて提供され、SROVシステムのカメラ検査組立体に搭載された吐出デバイス(例えば、ノズル)を介して吐出される洗浄流体の流量および圧力が制御される。そのように、検査領域を洗浄している間、SROVシステムは、操作者に視覚的な概観を提供する。
【0036】
図1は、ある実施形態による、原子炉の外観検査のためのシステム100を示している。システム100は、原子力容器101の中で作動されることになる、潜水可能に遠隔作動される車両(SROV)システム105を含み、原子力容器101において、SROVシステム105は、制御ケーブル109を介して制御システム115へ接続されている。制御ケーブル109は、制御信号を伝送するための複数の電気制御ワイヤと、洗浄流体を伝送するための最低1つのホースとを含む。制御システム115は、原子力容器101の中の領域から離れた領域に位置付けられる。例えば、制御システム115は、放射線の影響が最小化された領域に位置付けられることが可能である。制御システム115は、SROVシステム105に(および/またはSROVシステム105から)信号を伝送する(および/または受け取る)ことによって、SROVシステム105の移動、SROVシステム105の様々な機能(例えば、洗浄機能)、および、SROVシステム105の中の特定のコンポーネントの操縦を制御するように構成されている。これらの特徴は、以下にさらに説明される。
【0037】
図2A〜図2Dは、ある実施形態によるSROVシステム105の様々な図を示している。
【0038】
図2Aでは、SROVシステム105は、主要デバイス110およびケーブル格納機構106を含む。ケーブル格納機構106は、ケーブル108の緊張を維持するように構成されている。例えば、ケーブル格納機構106は、原子力容器101の水の中を潜水可能であり、主要デバイス110からの作動に必要な余分なケーブル108を維持する。このことによって、ケーブル108は緊張し続けることが可能となる。図2Bおよび図2Dを参照すると、ケーブル108の一端部は、検査カメラ組立体120(図2D)に接続されており、ケーブル108の他端部は、少なくとも1つのコネクタ112(図2B)を介してジャンクションユニット114に接続されている。検査カメラ組立体120が下ろされるとき、ケーブル格納機構106によって、ケーブル108の緊張が維持されることが可能である。ケーブル格納機構106は、ケーブル108を作動させるプーリと、プーリに接続された浮揚デバイスとを含むことが可能である。しかし、ケーブル格納機構106は、ケーブル108の緊張を維持する任意の他のコンポーネントを含むことも可能である。ケーブル108を利用する検査カメラ組立体120の操縦は、以下にさらに説明される。
【0039】
図2B〜図2Dを参照すると、主要デバイス110は、SROVシステム105を原子力容器101の中の特定の領域へ移動させるように構成された複数の推進デバイス113を含む。複数の推進デバイス113は、制御システム115によって遠隔制御される。例えば、制御システム115を使用する操作者は、動作制御ユニットを作動させることによって、SROVシステム105を原子力容器101の中のある領域へ向かわせることが可能である。制御システム115の詳細は、図6を参照してさらに説明される。操作者の指示に基づいて、制御システム115は、制御ケーブル109を介してSROVシステム105の主要デバイス110へ制御信号を伝送する。この制御信号が、それぞれの推進デバイス113が発生させる推進力の量を制御する。さらに、制御システム115は、それぞれの推進デバイス113が発生させる推進力の量を自動的に制御するように構成されることが可能である。このSROVが特定の深さに降下するよう命じられたとき、または、ピッチ方向もしくはロール方向のレベルを維持するよう命じられたとき、自動制御が開始する。制御ケーブル109は、少なくとも1つのコネクタ112およびケーブル支持部111を介してSROVシステム105に接続されている。それぞれの推進デバイス113の配置が、以下にさらに説明される。
【0040】
図2B〜図2Dを参照すると、SROVシステム105の主要デバイス110は、フレーム組立体135と、フレーム組立体135に接続されたアーム組立体140と、ケーブル108を介してアーム組立体140に接続された検査カメラ組立体120と、SROVシステム105を原子力容器101の領域に取り付けるように構成された取り付け機構130とを含む。フレーム組立体135は、ジャンクションユニット114と、ケーブル支持部111と、コネクタ112とを含む。ジャンクションユニット114は、ケーブル109を介した制御システム115からの制御信号を分配する。ケーブル108の一端部は、コネクタ112を介してジャンクションユニット114に接続されており、コネクタ112は、ケーブル支持部111によって固定されている。また、フレーム組立体135は、第1の浮揚デバイス116−1および第2の浮揚デバイス116−2を含み、それらは、原子力容器101の水の中に潜っているときに上昇させるために主要デバイス110に浮力を提供する。また、フレーム組立体135は、第1の推進デバイス113−1、第2の推進デバイス113−2、第3の推進デバイス113−3、第4の推進デバイス113−4、第5の推進デバイス113−5、および第6の推進デバイス113−6を含む。第1、第2、および第3の推進デバイス113−1〜113−3は、SROVシステム105が垂直方向に移動するのを可能とし、第4、第5、および第6の推進デバイス113−4〜113−6は、SROVシステム105が水平方向および回転方向に移動するのを可能とする。
【0041】
さらに、フレーム組立体135は、アーム組立体140および取り付け機構130をフレーム組立体135に接続する垂直脊柱118を含む。さらに、第6の推進デバイス113−6は、SROVシステム105をその軸線周りに移動させるために、垂直脊柱118に接続されることが可能である。例えば、第6の推進デバイス113−6は、垂直脊柱118上において、アーム組立体140の下であって取り付け機構130の上に接続されることが可能である。
【0042】
図2Cおよび図2Dに示されているように、アーム組立体140が第1のモータ136−1の軸線周りに移動可能であるように、第1のモータ136−1がアーム組立体140を駆動する。その結果、検査カメラ組立体120は、より具体的な位置へ操縦されることが可能である。例えば、アーム組立体140は、少なくとも1つの接続点を介して垂直脊柱118に接続されている。第1のモータ136−1は、接続点のうちの1つとアーム組立体140との間に備えられており、アーム組立体140は、第1のモータ136−1の軸線周りに旋回するようになっている。第1のモータ136−1は、制御システム115によって制御される。例えば、制御システム115を使用する操作者は、動作制御ユニットを作動させることによって、第1のモータ136−1の軸線に関連する特定の位置へアーム組立体140を向かわせることが可能である。操作者の指示に基づいて、制御システム115は、制御ケーブル109を介してSROVシステム105の主要デバイス110へ制御信号を伝送する。この制御信号が、アーム組立体140の位置を制御する。
【0043】
また、検査カメラ組立体120に接続され、検査カメラ組立体120を垂直方向に移動させるケーブル108を駆動するように構成された機構を、SROVシステム105は含む。例えば、検査カメラ組立体120は、ケーブル108を介してアーム組立体140に接続されている。アーム組立体140は、ケーブル108の移動を制御する第2のモータ136−2を含む。例えば、第2のモータ136−2の制御に基づいて、ケーブル108は、アーム組立体140の上部部分を通ってスライドし、それによって検査カメラ組立体120を下降または上昇させる。その結果、検査カメラ組立体120は、垂直方向に移動可能である。第2のモータ136−2は、制御システム115によって制御される。例えば、制御システム115を使用する操作者は、動作制御ユニットを作動させることによって、検査カメラ組立体120の移動を指示することが可能である。操作者の指示に基づいて、制御システム115は、制御ケーブル109を介してSROVシステム105の主要デバイス110へ制御信号を伝送する。この制御信号が、ケーブル108を移動させるために第2のモータ136−2を制御し、それによってカメラ組立体120を垂直方向に移動させる。
【0044】
さらに、アーム組立体140は、第3の浮揚デバイス116−3および第4の浮揚デバイス116−4を含み、それらは、原子力容器101の水の中に潜っているときに主要デバイス110に浮力を提供する。
【0045】
また、図2Bを参照すると、アーム組立体140は、原子力容器101の中のSROVシステム105の第1の全体像を見るための第1の位置カメラ117−1と、原子力容器101の中のSROVシステム105の第2の全体像を見るための第2の位置カメラ117−2とを含む。例えば、第1および第2の位置カメラ117は、SROVシステム105の操作者に、SROVシステム105がどのように位置付けられているかということについて異なる全体像を提供する。第1および第2の位置カメラ117は、制御ケーブル109に接続されている。主要デバイス110は、第1および第2の位置カメラ117から制御ケーブル109を介して制御システム115へ位置情報を伝送する。制御システム115の表示デバイス(または複数の表示デバイス)は、操作者がSROVシステム105の異なる全体像を見ることができるように位置情報を表示する。これは、操作者が、SROVシステム105を正確な位置へ操縦するように支援する。
【0046】
検査カメラ組立体120は、チルトおよびパン機構を有するカメラマニピュレータ121と、検査カメラ122とを含む。検査カメラ122は、検査の対象である原子力容器101のコンポーネントに関する外観情報を獲得する。検査カメラ122からの外観情報は、一連の内部ワイヤおよび制御ケーブル109を介して制御システム115へ伝送され、制御システム115の表示ユニット上で見られる。検査カメラ122は、カメラマニピュレータ121に接続されている。カメラマニピュレータ121のチルトおよびパン機構によって、検査カメラ122がカメラマニピュレータ121に対して移動可能となる。例えば、検査カメラ122は、チルトおよびパン機構によって、上方および下方にチルトされることが可能であり、カメラマニピュレータ121の軸線の周りを回転させられることが可能である。カメラマニピュレータ121は、制御システム115によって遠隔制御される。例えば、制御システム115を使用する操作者は、上方および下方方向および/または回転方向に、検査カメラ122の移動を指示することが可能である。操作者の指示に基づいて、制御システム115は、制御ケーブル109を介してSROVシステム105の主要デバイス110へ制御信号を伝送する。この制御信号が、検査カメラ122の移動を調整するようにカメラマニピュレータ121を制御する。
【0047】
また、SROVシステム105は、検査カメラ組立体120に接続された少なくとも1つの吐出デバイス124(例えば、ノズル)を含む。少なくとも1つの吐出デバイス124は、検査領域に洗浄流体を吐出するように構成されている。洗浄流体は、ポンプおよび弁システムからケーブル109を介して少なくとも1つの吐出デバイス124へ伝送される。制御システム115は、検査領域への洗浄流体の吐出を制御するように構成されている。この特徴は、図6を参照してさらに説明される。
【0048】
取り付け機構130は、主要デバイス110を原子力容器101のある領域に取り付け、その領域の異なる位置へ主要デバイス110を移動させることを可能とするように構成されている。例えば、取り付け機構130は、吸引デバイス131と、最低1つの車輪132を含むことが可能である。吸引デバイス131は、SROVシステム105が表面に接続することを可能とし、吸引デバイス131が、SROVシステム105を接続された状態に維持している間、車輪132は、SROVシステム105がその表面の異なる領域へ移動することを可能とする。取り付け機構130の動作は、制御システム115によって制御される。
【0049】
図3Aおよび図3Bは、ある実施形態による、原子力容器101の一部分を示している。
【0050】
図3Aおよび図3Bを参照すると、原子力容器101はシュラウド190を含む。原子力容器101は、当業者によく知られた他のコンポーネントを含むことが可能である。SROVシステム105は、複数の推進デバイス113および位置カメラ117によって、シュラウド190のある位置へ移動することが可能であり、取り付け機構130によって、それ自体をシュラウド190に取り付けることが可能である。上記に示されているように、取り付け機構130は、シュラウド190の上の異なる位置へ移動している間、SROVシステム105がシュラウド190に取り付けられた状態に維持されることを可能とする。シュラウド190は、原子力容器101の周りを半径方向に延在している。SROVシステム105がシュラウド190に取り付けられると、検査カメラ組立体120は、上述の方式で操縦可能である。そのようにして、操作者は、シュラウド190を取り囲む様々なコンポーネントを見ることが可能である。
【0051】
図4は、ある実施形態による、原子力容器101の別の部分を示している。図4を参照すると、原子力容器101は、原子炉圧力容器(RPV)フランジ191を含む。SROVシステム105は、RPVフランジ191のある領域へ移動し、RPVフランジ191にそれ自体を取り付けることが可能である。RPVフランジ191は、原子力容器101の周りを半径方向に延在している。同じ方式で、取り付け機構130は、SROVシステム105がRPVフランジ191の上の異なる位置へ移動している間、SROVシステム105がRPVフランジ191に取り付けられた状態に維持されることを可能とする。さらに、その実施形態は、SROVシステム105が原子力コンポーネントの外観検査のためにそれ自体を取り付けることができる、原子力容器101の任意の他の領域を包含する。
【0052】
また、システム100は、RPVフランジ191の上または近辺に位置付けられた観察カメラ175をさらに含むことが可能である。観察カメラ175は、SROVシステム105の位置について別の全体像を提供する。例えば、観察カメラ175は、RPVフランジ191を取り囲む領域に関する外観情報を獲得する。この外観情報は、カメラケーブル176を介して制御システム115に伝送される。
【0053】
図5は、ある実施形態による、SROVシステム105の上の一体化された校正システムを示している。例えば、SROVシステム105は、検査カメラ122を校正するように構成された、一体化された校正システム180を含むことが可能である。一体化された校正システム180は、複数の校正コンポーネント、すなわち、第1の校正コンポーネント180−1、第2の校正コンポーネント180−2、第3の校正コンポーネント180−3、および第4の校正コンポーネント180−4を含む。これらのコンポーネントのそれぞれは、カメラ122よって見える参照基準を提供し、カメラ122が試験のために適切に校正されることを確実にする。
【0054】
図6は、ある実施形態による制御システム115を示している。制御システム115は、制御ユニット205と、弁システム210と、動作制御ユニット215と、複数の表示ユニット220と、ポンプシステム225とを含む。一端部がSROVシステム105に延在する制御ケーブル109は、制御ユニット205に接続されている。さらに、制御システム115は、当業者によく知られた他のコンポーネントを含むことが可能である。洗浄流体の吐出、SROVシステム105の移動、検査カメラ組立体120の操縦、および、ユーザに制御されたシステム100の任意の他の機能を、操作者が制御することを可能にするユーザインターフェイスを、動作制御ユニット215は含む。動作制御ユニット215を介した操作者の命令に基づいて、SROVシステム105、弁システム210、およびポンプシステム225の動作を制御するための、ならびに、システム100のカメラからの外観情報の伝送を制御するための、少なくとも1つのプロセッサおよびメモリストレージを、制御ユニット205は含む。
【0055】
弁システム210は、洗浄流体の流量および圧力を制御するための複数のコンピュータ制御された動作弁を含み、ポンプシステム225は、洗浄流体の量を制御するための少なくとも1つのポンプを含む。例えば、操作者は動作制御ユニット215を使用して、洗浄流体の流量および圧力を制御する指示を入力することが可能である。この指示は、制御ユニット205によって受け取られ、弁システム210およびポンプシステム225へ伝送される。操作者の指示に基づいて、ポンプシステム225は、適切な量の洗浄流体をポンプで汲み上げ、弁システム210は、洗浄流体の流量および圧力を制御する。次に、洗浄流体は、ケーブル109を介して吐出デバイス124へ供給される。
【0056】
また、制御ユニット205は、複数の表示ユニット220に接続されている。第1の表示ユニット220−1は、検査カメラ組立体120からの外観情報を表示することが可能であり、第2の表示ユニット220−2は、第1の位置カメラ117−1からの外観情報を表示することが可能であり、第3の表示ユニット220−3は、第2の位置カメラ117−2からの外観情報を表示することが可能であり、第4の表示ユニットは、観察カメラ175からの外観情報を表示することが可能である。しかし、本出願の実施形態は、任意の数の表示ユニット220を包含する。例えば、カメラからの外観情報は、1つの表示ユニットか、2つの表示ユニットか、または任意の数の表示ユニットに表示されることが可能である。制御ユニット205は、制御ケーブル109を介して受け取った外観情報をそれぞれの表示ユニット220へ向かわせる。表示ユニット220を通して表示された情報に基づいて、操作者は、SROVシステム105の動作を遠隔制御することが可能である。
【0057】
さらに、一実施形態によれば、表示ユニット220、制御ユニット205、および動作制御ユニット215は、1つまたは複数のデバイスに具現化されることが可能である。例えば、制御システム115は、タッチパネルのパーソナルコンピュータ(PC)などのデバイスを含むことが可能である。このインターフェイスデバイスによって、SROVシステム105の位置を追跡することが可能となる。例えば、SROVシステム105が原子炉容器101の中に位置付けられ、基準ゼロが設定され、そして、制御システム115にロードされた一連のパラメータ、およびSROVシステム105自身からのフィードバック位置情報に基づいて、SROVシステム105が取り付け機構130によってRPVフランジまたはシュラウドにそれ自体を取り付けた後に、SROVシステム105の位置が得られる。この追跡情報は、タッチパネルPCに表示されることが可能である。そのようにして、制御システム115は、基準点が確立されたとき(例えば、主要デバイス110が、取り付け機構130によって検査領域の一部分に取り付けられたとき)、SROVシステム105の位置を追跡する能力を可能にする。さらに、制御システム115は、表示ユニット220、制御ユニット205、および動作制御ユニット215を1つのユニットに統合するコンボタッチパネルPCなどのデバイスを含むことが可能である。しかし、本出願の実施形態は、制御システム115の任意のタイプの構成を包含する。
【0058】
例示の実施形態の変形例は、例示の実施形態の精神および範囲から逸脱するものとして考えられるべきではなく、当業者に明らかであるようなそのような変形例の全ては、この開示の範囲の中に含まれるということが意図されている。
【符号の説明】
【0059】
100 システム
101 原子力容器
105 潜水可能に遠隔作動される車両(SROV)システム
106 ケーブル格納機構
108 ケーブル
109 制御ケーブル
110 主要デバイス
111 ケーブル支持部
112 コネクタ
113 推進デバイス
113−1 第1の推進デバイス
113−2 第2の推進デバイス
113−3 第3の推進デバイス
113−4 第4の推進デバイス
113−5 第5の推進デバイス
113−6 第6の推進デバイス
114 ジャンクションユニット
115 制御システム
116−1 第1の浮揚デバイス
116−2 第2の浮揚デバイス
116−3 第3の浮揚デバイス
116−4 第4の浮揚デバイス
117−1 第1の位置カメラ
117−2 第2の位置カメラ
118 垂直脊柱
120 検査カメラ組立体
121 カメラマニピュレータ
122 検査カメラ
124 吐出デバイス
130 取り付け機構
131 吸引デバイス
132 車輪
135 フレーム組立体
136−1 第1のモータ
136−2 第2のモータ
140 アーム組立体
175 観察カメラ
176 カメラケーブル
180 一体化された校正システム
180−1 第1の校正コンポーネント
180−2 第2の校正コンポーネント
180−3 第3の校正コンポーネント
180−4 第4の校正コンポーネント
190 シュラウド
191 (RPV)フランジ
205 制御ユニット
210 弁システム
215 動作制御ユニット
220 表示ユニット
220−1 第1の表示ユニット
220−2 第2の表示ユニット
220−3 第3の表示ユニット
225 ポンプシステム

【特許請求の範囲】
【請求項1】
原子炉の外観検査のためのシステム(100)であって、前記システムは、
原子力容器(101)の中の領域へ移動可能である、潜水可能に遠隔作動される車両(SROV)システム(105)であって、前記SROVシステムは、原子力容器コンポーネントの外観検査のための操縦可能な検査カメラ組立体(120)を含み、前記検査カメラ組立体は、前記SROVシステムに関連して操縦可能である、SROVシステム(105)と、
前記原子力容器の中の前記領域から離れた領域に配置された制御システム(115)であって、前記制御システムは、前記SROVシステムの移動および前記検査カメラ組立体の操縦を制御するように構成されている、制御システム(115)とを含む、システム(100)。
【請求項2】
前記SROVシステムは、前記検査カメラ組立体に取り付けられた少なくとも1つの吐出デバイス(124)を含み、前記少なくとも1つの吐出デバイスは、検査領域に洗浄流体を吐出するように構成されている、請求項1記載のシステム。
【請求項3】
前記制御システムは、さらに、前記洗浄流体の吐出を制御するように構成されており、前記制御システムは、制御ケーブル(109)を介して前記SROVシステムに接続されている、請求項2記載のシステム。
【請求項4】
前記制御システムが、
前記検査カメラ組立体によって実施された前記外観検査を表示するように構成された第1の表示ユニット(220)と、
前記原子力容器の中の前記SROVシステムの位置を表示するように構成された少なくとも1つの第2の表示ユニット(220)と、
前記少なくとも1つの吐出デバイスを介して吐出される前記洗浄流体の圧力および流量を制御するように構成された弁システム(210)と、
前記SROVシステムの前記移動、前記カメラ組立体の前記操縦、および前記弁システムのうちの少なくとも1つを、ユーザが制御することを可能とするように構成された動作制御ユニット(215)とを含み、
前記動作制御ユニットは、前記原子力容器の中の前記SROVシステムの前記位置に基づいて、追跡情報を表示するように構成されている、請求項3記載のシステム。
【請求項5】
前記SROVシステムは、前記検査カメラ組立体を操縦するように構成された機構を含む、請求項1記載のシステム。
【請求項6】
前記機構は、前記検査カメラ組立体を移動させるために前記検査カメラ組立体に接続されたケーブル(108)を駆動するように構成されている、請求項5記載のシステム。
【請求項7】
前記SROVシステムは、前記ケーブルの緊張を維持するように構成されたケーブル格納機構(106)を含む、請求項6記載のシステム。
【請求項8】
前記SROVシステムは、
垂直構造体を有するフレーム組立体(135)と、
第1のモータ(136−1)によって駆動される前記垂直構造体に接続されたアーム組立体(140)であって、前記アーム組立体は、前記第1のモータの軸線周りに移動可能であり、前記第1のモータは、前記制御システムによって遠隔制御される、アーム組立体(140)とを含む、請求項1記載のシステム。
【請求項9】
前記検査カメラ組立体は、ケーブル(108)を介して前記アーム組立体に接続されており、前記ケーブルの移動を制御する第2のモータ(136−2)によって垂直方向に移動可能であり、前記第2のモータは、前記制御システムによって遠隔制御される、請求項8記載のシステム。
【請求項10】
前記検査カメラ組立体は、チルトおよびパン機構(121)を有するカメラマニピュレータと、検査カメラ(122)とを含み、前記検査カメラは、前記カメラマニピュレータに接続されており、前記チルトおよびパン機構によって、前記検査カメラが前記カメラマニピュレータに対して移動可能となっており、前記カメラマニピュレータは、前記制御システムによって遠隔制御される、請求項1記載のシステム。

【図1】
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【図2A】
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【図2B】
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【図2C】
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【図2D】
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【図3A】
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【図3B】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2013−40927(P2013−40927A)
【公開日】平成25年2月28日(2013.2.28)
【国際特許分類】
【外国語出願】
【出願番号】特願2012−167878(P2012−167878)
【出願日】平成24年7月30日(2012.7.30)
【出願人】(508177046)ジーイー−ヒタチ・ニュークリア・エナジー・アメリカズ・エルエルシー (101)
【氏名又は名称原語表記】GE−HITACHI NUCLEAR ENERGY AMERICAS, LLC
【Fターム(参考)】