説明

原料包装を製造するための方法

【課題】提供時に好都合な混合をもたらすことができ、複数の原料を包装および提供するように機能する、原料を分離する包装の提供。
【解決手段】直列の、垂直に位置合せされた、形成、充填、および封止(VFFS)アセンブリは、原料包装を製造する方法を可能にする。内側原料担持包装は、第1の上方VFFSアセンブリによって製造され、この内側包装は次いで第2の下方VFFSアセンブリへと下向きに移動させられる。内側包装および第2の原料は、下方VFFSアセンブリによって形成された、端部が開いた外側包装材料内へと配置(充填)される。内側包装および第2の原料を、形成された外側包装内に配置した後、外側包装および内側包装が、その上方端部にて互いに封止され、最終的に原料包装を形成する。最終的に形成された包装は、その上方に隣接する部分的に形成された包装から、取り外すことができる。最終的に形成された包装は、第1および第2の原料を、後の消費者による消費のために区画化する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は一般に、原料または食品用の個別の区画を有する、原料または食品の包装を製造するための方法を開示する。より詳細には、本開示は、直列された垂直の、形成、充填、および封止アセンブリを用いた包装形成を可能にする、原料包装製造方法に関する。
【背景技術】
【0002】
ガス化キャンディは、水分に露出され、水分と長時間接触すると、溶解する傾向がある。(たとえば人の口に露出されるときなど)十分な時間水分に露出されると仮定すると、二酸化炭素ガスの泡を取り囲むキャンディのシェルが、基本的に溶解し、それにより二酸化炭素ガスを放出し、その作用がしばしば、人の口の中のはじける感覚と表される。キャンディは、意図された効果を有するために、好ましくは消費時に溶解させられるべきであり、したがって、キャンディのシェルを早まって溶解させ、はじけるガスを放出する傾向を有するおそれがある原料から、分離されるべきである。しかしキャンディは、多くの場合、プリンなど、かなりの水分量を含有する別の食料品または食品と関連付けて食べられる。プリンおよびガス化キャンディを同時に消費するためにうまく送達(提供)するために、2つの原料を消費前に分離しておく必要がある。したがって、両方の原料を、同時に消費し楽しむために、消費者が単一の包装内で同時に簡便に持ち運ぶことを可能にする包装が望ましい。
【0003】
ただし、ガス化キャンディおよびプリンは、例示的な原料である。消費前に区画化されて分離されることの利益を受けることがある、別の食品または原料は、砂糖を含有する原料、または果物、果物に基づく原料、ジャム、およびゼリーなどの食品と並置される、いかなる数のプロバイオティック製品(probiotic product)、および/または、ヨーグルトまたはカッテージチーズなど、活性培養物(active culture)を含有する製品も含む。活性化混合などの前に原料または構成成分を区画化することを対象とする包装に関する、さらなる関連従来技術のいくつかを、以下で説明する。
【0004】
Llewellynらの特許文献1は、体積可変区画を有する区画化された包装を開示している。特許文献1は、区画化された包装を教示し、この包装では、フィルムで製作された長手方向の隔壁が、同様にフィルムで製作された円管状部材の内壁に対して封止され、結果的に得られる区画の体積を変えることができるように、少なくとも2つの連続的な長手方向の直線的な接合部をそれらの間に形成する。両区画における無限の相対体積可変性を有する2区画包装が、好ましい実施形態として述べられている。
【0005】
Rowellの特許文献2は、いくつかの容器およびそれらを製作するための機械を開示している。特許文献2は、好ましくは板状プラスチックで製作された容器を教示し、容器は、管状形弁部材を有し各端部がシームで封止された袋と、弁部材内にアクセスチューブを入れるための開口部を内部に有する頂部封止部とを備え、弁部材は、弁部材を通して袋内へとアクセスチューブを貫通させることを容易にする、封止シームを有する。第1の袋の内側に、第2の袋を設けることができる。材料のシートから容器を連続的に製作するための、機械が開示されている。
【0006】
Kerryらの特許文献3は、水溶性の有毒な粉状または顆粒状製品が充填される包装を開示している。Kerryらは、いくつかの化学製品は非常に有毒であるので、人体の部分と接触させてはならないと述べている。特許文献3は、その充填および輸送中、ならびにそこからの製品の放出中に、誰かが製品と接触する危険性が最低限に抑えられる、そのような構造の包装を教示しており、製品が、水溶性の可撓性材料からなる閉じられた内側容器の内部にあり、充填された内側容器が、耐水性の可撓性材料からなる閉じられた外側容器の内側に配置され、内側容器および外側容器の両方が、横断接合部によって2つの端部付近が閉じられた可撓性のチューブからなり、内側容器の内容物と前記接合ストリップとの間にいくらかの距離があり、内側容器の一方の端部ストリップの露出された部分内に切取り線が作られるようなやり方で、内側容器の端部ストリップが外側容器の接合ストリップと連結されることを特徴とする。
【0007】
Benkusらの特許文献4は、従来の二重袋包装および穿孔ナイフの修正形態として構築される、二重袋包装、およびそれを製造するための方法を開示している。特許文献4は、いくつかの形成および充填包装機械、ならびに穿孔ナイフを教示している。その好ましい実施形態では、二重袋包装は、図が印刷されているフィルムのロールを、垂直な、形成、充填、および封止用包装機械内に、垂直にではなく横向きに供給し、また、横断封止部を交互に切削し穿孔するための新規の穿孔/切削ナイフを使用することによって、包装用フィルムの単一のシートから製作される。穿孔/切削ナイフは、それぞれ3つの刃先を有する、傾いた三角形のピラミッド形の歯をもつ。穿孔/切削ナイフは、方向性分離の二重安全性のための、切取りの逸脱を捉え方向を変えることができるT字形の自己修正穿孔パターンを作り出す。
【0008】
Richterらの特許文献5は、構成要素を混合して使用する前に別々に包装するための、多数のチャンバを有する容器を開示する。Richterらの公開は、少なくとも2つの構成要素を有する製品を収容するための包装を教示しており、その包装は、製品の個々の構成要素を、それらが互いに密封されて分離されるようなやり方で内部に保管することができる、少なくとも2つの内蔵型チャンバを有する。個々のチャンバは、少なくとも1つのチャンバの壁部を破壊することのみによって互いに分離することができるようなやり方で、互いに連結される。チャンバ壁の端部区域は、個々のチャンバのための共通の閉鎖部の形であり、そのため個々のチャンバは、同時にしか開くことができない。好ましい実施形態では、包装は、基本的に、前壁、後壁、側壁、底部フラップ、および頂部フラップを有する、少なくとも1つの折り曲げられたカートンを備え、そのカートン内に、構成要素のうちの1つをそれぞれ直接収容する少なくとも2つのチューブ様の内部小袋が、固定されるやり方で配列され、それらが個々の構成要素用のチャンバに相当し、折り曲げられたカートンの内側から突出するその頂端部区域は、内部小袋が個別に充填された後に、共通の閉鎖部を形成する。
【0009】
【特許文献1】米国特許第3,861,522号明細書
【特許文献2】米国特許第4,495,748号明細書
【特許文献3】米国特許第4,681,228号明細書
【特許文献4】米国特許第6,935,086号明細書
【特許文献5】国際公開第94/27886号パンフレット
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
これらの公開および当業界で一般に知られている別の従来技術の再検討により、従来技術が、最終的な混合物の構成原料を同軸に位置合せし区画化するための包装を教示していないことが分かるであろう。さらに従来技術は、包装アセンブリに対する軸方向移動により、最終的に食品を送達しまたは原料を提供し、複数の食品または原料が消費時に混合されるために同軸に提供されるための、確実な方法論を教示していない。すなわち従来技術は、原料の混合物の味の評価(delectable value)がその部分の合計よりもほぼ間違いなく高い、複数の原料を受け取り消費するための新規の手段を消費者に提供する、包装アセンブリおよびそれに関する方法論の必要性を認める。
【課題を解決するための手段】
【0011】
したがって、提供時に好都合な混合をもたらすことができ、複数の原料を包装および提供するように機能する、原料を分離する包装が提供される。同軸および非同軸包装は、少なくとも1つの内側チューブまたは内側隔壁と、外側チューブまたは隔壁と、第1および第2の包装端部と、第1および第2の包装端部の間で延びる、長手包装軸とを備える。内側および外側チューブは、包装軸の周りで同軸に延びることができる。内側チューブは、内側原料を受け入れ、外側チューブは、内側原料を担持する内側チューブおよび外側原料の両方を受け入れる。内側および外側チューブは、第1および第2の包装端部にて封止される。それにより内側チューブは、タイミングの悪い原料の相互接触を防止し、それにより外側チューブは、空気、くず、または、適切な原料混合に影響を及ぼし問題であるとみなされることがある別の物体など、周囲の物体から同軸包装を封止する。
【0012】
内側および外側チューブは、第1および第2の包装端部にて互いに封止することができ、好ましくは、最先端の、一重、対、連続的、または破線状のレーザ切込みによって画成することができるような、手動で可能にされる、ある端部開放構造を備えることができる。それにより、使用者は、選択的な包装端部(通常、外側の図画指示部によって方向付けられるような頂部包装端部)の封止を選択的に解き、またはそれを選択的に開き、内側および外側原料を、さらなる効果または作用のために、同軸で取り出す。
【0013】
ある方法はさらに、同軸または非同軸原料提供、食品送達、および包装製造に関して、開示された構造を反映して提供される。この点に関して、まず原料受容内側チューブを形成することにより、その原料包装を最終的に形成することができ、内側チューブは、第1および第2の内側チューブ端部と、長手チューブ軸とを有し、第1の内側チューブ端部は封止され、第2の内側チューブ端部は開かれる。次いで、第1の原料は、第2の内側チューブ端部を通して、内側チューブ内に適切に配置され、第1の原料は、チューブ軸に径方向に隣接して延びる。物体を受容する外側チューブもまた形成され、この外側チューブは、第1および第2の外側チューブ端部を有し、第1の外側チューブ端部は封止され、第2の外側チューブ端部は開かれる。次いで、第2の原料および内側チューブを、第2の外側チューブ端部を通して外側チューブ内に配置することができ、内側および外側チューブと、第1および第2の原料とは、実質的に同軸である。次いで、第2の内側および外側チューブ端部を互いに封止し、それにより、同軸または非同軸原料包装を最終的に形成することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0014】
次に図面をより具体的に参照すると、原料または食品包装アセンブリを製造するための好ましい方法が、図16〜図18に示されており、同軸包装アセンブリ10の一実施形態が、図1〜図5、図14、図16、および図18で全体的に図示および参照される。原料または食品の非同軸包装アセンブリ102の一実施形態が、図19〜図21で全体的に参照される。同軸包装アセンブリ10は、主に、原料または食品を互いに同軸関係で区画化し包装するために、および同軸に位置合せされた原料または食品を消費者に提供するために設計される。非同軸包装アセンブリ102は、主に、消費者への原料または食品を区画化し包装するために設計される。図16〜図18を比較検討することにより、包装アセンブリ10を製造するための方法が、垂直に位置決めされ直列で協働する垂直の、形成、充填、および封止(VFFS;vertical form, fill, and seal)包装機械またはアセンブリによって、基本的に可能になることが分かるであろう。これに関して、第1のまたは上位VFFS包装アセンブリ15が、図16および図17に全体的に示され、第2のまたは下位VFFS包装アセンブリ19が、図16から図18に全体的に示される。
【0015】
当業界ではよく知られているように、VFFS包装機械またはアセンブリは、スナック食品などの包装を、形成、充填、および封止するために、一般的に使用される。そのような包装機械またはアセンブリは、上記の図で全体的に示され参照されるように、一般に、(目的の食品または原料を好ましく包装するために予め選択され、または作り出されるような)いくらかの包装フィルム51を、シートロール52から(進路矢印50のように)送り、フィルム51を、製品送出シリンダまたはカラー53の周りで形成し、垂直チューブにする。次いで、垂直チューブは通常、バックシールを形成するように、その長さに沿って、垂直にラップシールされ(lap−seal)され、または垂直にフィンシール(fin−seal)される。この場合、ラップバックシール(lapped back seal)またはラップシールは、図17に全体的に示され参照されるように、好ましくは、54にて円筒形上方チューブ11を最終的に形成するように形成され、フィンバックシールまたはフィンシールは、図18に全体的に示されるように、好ましくは、55にて円筒形下方チューブ12を最終的に形成するように形成される。上記の封止部、すなわちラップシール54対フィンシール55の選択を、以下でより詳細に説明する。
【0016】
バックシールを形成した後、典型的なVFFS機械またはアセンブリは、1対の熱シールジョーまたはフェーシング56を、(進路60のように)チューブに接触させて進め、上記の図でさらに図示および参照されるように、横断封止部57を形成する。この横断封止部57は、下方包装上の頂部封止部として、また、上方で充填および形成された上方包装上の底部封止部として働く。いくつかの食品または原料など、包装されるべき製品が、製品送出シリンダまたはカラー53を通り、端部が開いたチューブ内へと落とされ、長手包装軸に実質的に均一に径方向に隣接して、底部横断封止部の上方でチューブ内に保持される。端部が開いたチューブが、いくつかの原料を受容した後、フィルムチューブは、もう1つの包装長さを引き出すように、下向きに移動させられる。横断封止部が、製品の上方で形成され、製品をフィルムチューブ内に封止し、製品の包装を形成する。図16および図18を検討することにより、内側チューブ11が、その上方端部と下方端部の両方にて同様のやり方で横断方向に封止され、第1の食品または原料26を内側包装27内に封じ込めることを、理解することができる。ほとんどの場合、前記横断封止部の下方の包装は、封止された領域を横断して切り取ることにより、残りのフィルムチューブから分離される。ただし、この場合、内側包装27は、その上方に連続するフィルムから分離されるのではなく、図16および図18に全体的に示すように、アセンブリ19内へと下向きに移動させられる。すなわちアセンブリ19は、図16および図18に全体的に示すように、第2の食品または原料28および内側包装27の、両方を受け入れる。
【0017】
特に、図を検討することにより、図面が単純化されており、そのような機械またはアセンブリを通常取り囲むいくつかの支持構造を示さないことが、容易に理解されるであろう。ただし、包装フィルム51が、シートロール52から取り出され、フィルム51をピンと張った状態に維持する引っ張り装置内を通過させられることが、さらに分かるであろう。次いでフィルムは、製品送出シリンダまたはカラー53の周りでフィルムを垂直チューブに送る、形成装置上を通過する。この場合、内側チューブ11が、駆動ベルト58によって下方へと引っ張られ、または送られるとき、内側のフィルムチューブが、ラップシーラ61によりその長さに沿って封止され、それにより、好ましくはラップバックシール54を形成する。機械は次いで、1対の熱シールジョー56を、チューブに押し当て、横断封止部57を形成する。
【0018】
上記で具体的に述べたように、この横断封止部57は、(図16および図18に比較して示すように)シールジョー56の下の下方包装上の頂部封止部として働き、また、ジョー56の上方で充填および形成された上方包装上の底部封止部として働く。横断封止部57が形成された後、包装27は、もう1つの包装長さを引き出すように、下向きに移動させられる。封止ジョー56が横断封止部57を形成する前に、第1の食品26が、製品送出シリンダ53を通って落とされ、横断封止部57の上方で、内側チューブ11内に保持される。次いで、内側包装27および第2の食品28は、チューブ11と実質的に同じやり方で形成される(がより大きい横断直径を有する)下方外側チューブ12内に配置される。横断封止部58が形成された後、結果的に得られる同軸の原料包装アセンブリ10は、外側包装フィルムのもう1つの包装長さを引き出すように、下向きに移動させられる。次いで、最終的に形成された包装10を、封止部58の上方の部分的に形成された包装10から分離するように、58にて封止領域を横断して切断部を形成することができる。
【0019】
すなわち、開示される製造方法は、第1のまたは内側包装材料の長手縁部を垂直に封止し、それにより、上方および下方開端部を有する内側チューブ11など第1の管状スリーブを形成する、ステップを有するということができる。第1の管状スリーブを形成した後、その下方端部が好ましくは横断方向に封止され、それにより、端部が開いた内側食品受容区画を形成する。次いで、第1の食品または原料を、端部が開いた内側食品受容区画内に配置することができ、その後、図18で全体的に参照されるように、内側食品受容区画を、チューブ包囲位置62へと下向きに移動させることができる。
【0020】
内側食品受容区画または包装27が、チューブ包囲位置に受け入れられた後に、チューブ包囲位置にて第2の包装材料の長手縁部を垂直に封止することにより、外側チューブ12など第2の外側管状スリーブを、内側食品受容区画の周りに形成することができる。したがって、第2のまたは外側管状スリーブは、この時点でスリーブの両端部が開いたままとなる。次いで、第2の管状スリーブの下方端部を、好ましくは横断方向に封止して、第2の食品または原料28を内部に配置することができる端部が開いた外側食品受容区画を、形成することができる。第2の食品が配置された後に、内側および外側食品受容区画の上方端部を、58にて互いに同時に封止し(このプロセス中に、横断封止部57が好ましくは封止部58に対して封止されることに留意されたい)、同軸の食品包装アセンブリ10を最終的に形成することができる。次いでアセンブリ10を、切断位置へと下向きに移動させることができ、その後、同軸食品包装を第1および第2の包装材料から取り外すために、包装アセンブリ10を切断し、または別の方法で、内側および外側チューブの上方端部に隣接する第1および第2の包装材料から取り外すことができる。
【0021】
言い換えると、同軸原料包装の製造方法は、図17および図18で図示および参照したように、第1および第2の原料送出シリンダまたはカラー(カラー53など)を、垂直チューブ形成軸101の周りに同軸に位置合せさせるステップを含むということができる。特に、第1および第2の原料送出カラーを同軸に位置合せさせるステップは、好ましくは、実質的に垂直な同軸位置合せによって規定することができる。これに関して、チューブ形成軸101は製造中に、以下でより詳細に述べられる包装軸100と同軸であることに留意されたい。次いで、原料受容内側チューブ11を、第1の原料送出シリンダの周りで形成することができ、内側チューブが、第1の包装フィルムの連続的なシートで形成され、第1の包装フィルムは、第1のフィルムの内側表面および外側表面を有する。第1のフィルムの内側表面を、たとえばラップシールプロセスにより、好ましくは、第1のフィルムの外側表面に封止し、第1および第2の開いた内側チューブ端部をもたらすことができる。次いで、第1の内側チューブ端部が、好ましくは封止される。
【0022】
第1の内側チューブ端部を封止した後に、第1の原料を、第1の原料送出シリンダを通して、内側チューブおよび依然開いている第2の内側チューブ端部内へと送出および配置することができる。次いで、第2の原料送出シリンダを通して、内側チューブおよび第1の原料を同軸で移動させることができ、その後、物体を受容する外側チューブ(外側チューブ12など)を、第2の原料送出シリンダなどによって、内側チューブの周りに形成することができる。内側チューブと同様、外側チューブもまた、好ましくは、第2の包装フィルムの連続的なシートから形成され、第2の包装フィルムは、第2のフィルムの内側表面および外側表面を有し、第2のフィルムの外側表面は、予め印刷され、あるいは、包装の内容物を見る人に知らせるための図画またはその他同様のマークが、予め施されている。第2のフィルムの内側表面は、好ましくは、垂直に、それ自体に対してフィンシールされ、第1および第2の開いた外側チューブ端部を有する外側チューブをもたらす。
【0023】
第2の原料を外側チューブへと送出または配置する前に、その第1の端部を、好ましくは、第1の内側チューブ端部の周りで封止することができる。特に、第2の原料は、第2の原料送出シリンダによって内側チューブおよび第2の外側チューブ端部の周りに配置され、その後、第2の内側および外側チューブ端部を互いに封止して、同軸原料包装を最終的に形成することができる。最終的に形成された同軸原料包装を、第1および第2の包装フィルムから切断し、または別のやり方で取り外すことができる。同軸原料包装は、第1および第2の包装フィルムから切断される前に、図18の参照符号64のような包装取外し位置へと、同軸で移動させることができる。以下でより詳細に説明されるように、第2の内側および外側チューブ端部の封止後に、包装原料へのアクセスの容易化を可能にするために、選択的な包装端部に好ましくは(かつ横断方向に)切り目を入れることができる。
【0024】
最終的に形成された同軸包装アセンブリ10は、主に、原料または食品を互いに同軸関係で区画化し包装するために、および同軸に位置合せさせられた原料または食品を消費者に提供するために設計されることが企図される。この最後の点に関して、いくつかの食品および/または原料は、消費または混合時まで最も良好に収納され、または区画化される。すなわち、同軸原料包装アセンブリは、複数の原料または食品を別々の同軸の区画内に包装するために、良好に機能することができ、好ましくは、図1〜図4、図6、図8〜図13、および図16で図示および参照されるような、少なくとも1つの、プラスチックの、柔軟な、または締付け可能な、内側食品隔壁またはチューブ11と、図1〜図5および図7〜図16で図示および参照されるような、プラスチックの、柔軟な、締付け可能な外側食品隔壁またはチューブ12とを備える。さらに、包装アセンブリ10は、好ましくは、図1、図3〜図5、および図9〜図15で全体的に図示および参照されるような、第1および第2の包装端部13と、図1〜図4、図8、および図14で図示および参照されるような、長手包装軸100を備えるということができる。
【0025】
次に、図19〜図21の実施形態に移ると、包装102は、構造および製造方法が、上記で議論された包装10のそれらと同様であるが、同軸ではない。より具体的には、包装102は、外側食品隔壁112内に配置された、内側食品隔壁111を備える。内側食品隔壁111は、外層116を有することができ、外層116は、内側食品126を収容し、外側食品隔壁111の外層124、およびその中に収容される外側食品128から、内側食品126を離隔する。内側食品126と外側食品128は、異なっていても、同じであってもよい。また、上記で議論された包装10と同様、包装110は、図18に示すように、封止された第1および第2の端部113と、内側食品隔壁111の外層116の端部間のラップシール120と、外側食品隔壁112の外層124の端部間のフィンシール122とを有する。図21に示すように、外側食品128は、必ずしも内側食品隔壁111を取り囲む必要はない。
【0026】
構造で使用される好ましい包装フィルム、または材料構造もしくは層は、必然的に、包装の隔壁によって包装される(1つまたは複数の)製品または原料に基づく。内側チューブの材料外層は、好ましくは、外側チューブの材料内層との相溶性を有する。この点に関して、エチレン酢酸ビニルコポリマー(EVA)シーラント層を、好ましくは、内側チューブの外層に加え、また外側チューブの内層として加えることができることが企図される。より強固な酸素/水分隔壁層の効果をもたらすために、好ましくは、フォイルまたは金属化されたフィルムの層を、シーラント層の中間に挟むことができる。あるいは、内側チューブが、シーラント層に押出ポリプロピレン(PP)または低密度ポリエチレンを組み込むことができ、また、外側チューブ上に押出PPシーラント層を有することができることが企図される。
【0027】
内側原料または食品隔壁11は、好ましくは、図16に全体的に示すように、第1のまたは上方VFFSアセンブリ15として形成され、好ましくは、ポリプロピレン、ポリエステル、紙、ポリオレフィンの押出成形物、接着性ラミネート、およびその他のそのような材料などの最先端の材料を含む、複合ポリマー材料を含むことができる。多くの原料、食品、または食物製品にとって、風味の維持が非常に重要であることに留意されたい。この点に関して、また従来技術で述べたように、食品に接触する金属化層または表面は、原料に隣接して並置されるときに、非常に優れた風味の維持をもたらす。すなわち、好ましくは、または代わりに、酸素/水分隔壁層、または食品もしくは原料保護層を形成するために、フォイルまたは金属化フィルムが組み込まれることが企図される。フォイルまたは金属化フィルム層が、好ましくは、シーラント層の中間に挟まれる。食品隔壁11の、最も内側の表面または層14、および最も外側の表面または層16も、図6で全体的に参照される。
【0028】
包装アセンブリ10の構築に用いられる方法が、好ましくは、図16に全体的に示すような直列のVFFS機械またはアセンブリの使用を伴うので、図6に全体的に示される内側食品隔壁11のフィルムの組成は、どのような場合も、食品原料および/または食物製品を包装するための垂直な形成および充填機械上での使用に、理想的に適しているべきである。隔壁11の最も内側の表面14、および隔壁11の最も外側の表面または層16は両方とも、(たとえばEVAシーラント層がフォイルまたは金属化フィルム層を被覆する場合)非常に優れた食品接触−隔壁包囲特性をもたらすべきである。さらに、隔壁11の最も外側の表面16は、最も内側の表面14への封止付着を可能にするべきである。
【0029】
この点に関して、好ましい長手方向ラップシールを形成するための最先端の技術が、3層積層の中間層として、OPPまたは金属化されたポリエチレンテレフタラート(PET)の使用を含むことができ、この場合の外側シーラント層は、好ましくは、EVAシーラントで形成されることに留意されたい。EVAタイプのシーラントで被覆されたOPPまたはPETを、隔壁11の外側または最も外側の表面16として使用することにより、非常に優れた結果を得ることができ、同じものが、フィルムの長手バックシール(または横断封止部)の最先端の熱シールを可能にする。このタイプのシーラントはさらに、外側チューブの最も内側のシーラント層とのより協働的な封止を保証する。特に、視認可能な図画などは余計であり、あるいは外側隔壁12によって視野から隠されまたは遮られるので、内側原料または食品隔壁11のためのインク層は不必要である。
【0030】
図6および図8を参照すると、内側表面層14の一部は、(図8で参照される)ラップシール20を形成するために、(図6の)矢印によって指示される領域内の外側表面または層16の一部と一致させられる。この領域内のラップシール20は、通常、そのような領域内のフィルムに熱および圧力を加えることによって実現することができる。すなわち、言及された図面に示されるラップシールの設計は、形成される包装の内部に配置される製品が、内側食品隔壁11の径方向外側の物体から保護または隔離されることを保証するのに役立つ。
【0031】
内側食品隔壁11が、好ましくは、図8で全体的に説明および図示されるタイプの長手方向ラップシール20を備えることができ、それにより、内側食品隔壁11と外側食品隔壁12との間の、図8で全体的に参照される間隙17内に延びる、包装材料の体積を最小限に抑えることが企図される。図2および図8の比較検討から、隔壁11上にラップシール20を設けることは、包装材料の体積を最小限に抑えるだけではなく、外側食品体積18を最大にし、外側食品または原料28の軸方向移動中の(1つまたは複数の)障害物を、最小限に抑えることが分かるであろう。外側食品体積18は、図2で全体的に参照され、外側食品28は、図4、図9、図14、および図16で全体的に図示および参照される。
【0032】
外側食品隔壁12は、好ましくは、図16にさらに全体的に示すように、アセンブリ15の下方に隣接して直列に配置される、第2のまたは下方VFFSアセンブリ19により形成される。また、外側食品隔壁12は好ましくは、ポリプロピレン、ポリエステル、紙、ポリオレフィンの押出成形物、接着性ラミネート、およびその他のそのような材料などの最先端の材料を含む、複合ポリマー材料を含むことができる。上記で述べてきたように、多くの食品または食物製品が、食物の風味を維持するために、フォイルまたは金属化フィルムの酸素/水分隔壁層の使用による利益を受ける。すなわちフォイルまたは金属化フィルムの隔壁層を、好ましくは、外側食品隔壁12を形成するために、3層積層の中間層として挟むことができることが企図される。食品隔壁12の、最も内側の層または表面23、および最も外側の層または表面24が、図7で全体的に参照される。
【0033】
包装アセンブリ10の構築に使用される方法は、好ましくは直列VFFS機械またはアセンブリ15および19の使用を伴うので、図7に全体的に示される外側食品隔壁12のフィルムの組成もまた、いかなる場合も、食物ベースの原料または食物製品を包装するための垂直の形成および充填機械上での使用に、理想的に適合させられるべきである。隔壁12の最も内側の表面23は、非常に優れた接着特性(たとえばEVAシーラント層など)をもたらすべきであり、それ自体への封止付着を可能にするべきである。この最後の点において、フィンシール22を形成するための最先端の技術もまた、3層フィルムの中間層としての、OPPまたはPETの使用を伴うことができることに留意されたい。OPPまたはPETを、隔壁12の最も内側の表面23と最も外側の層または表面24との中間に挟まれる中間層として使用することにより、非常に優れた結果を実現することができ、表面23の好ましいEVAシーラント層は、フィルムの長手方向バックシール(または横断封止部)の、最先端の熱シールを可能にする。特に、外側食品隔壁12は、透明の外側層24を通して見ることができる図画を呈示するための、外側インクまたは図画層を備えることができ、この外側層24は、好ましくは、食物を保護するOPPまたはPET材料を覆う、ポリプロピレンまたは別の同様の材料により画成することができる。
【0034】
この最後の点において、図2、図8、および図9に全体的に図示される長手フィンシール22が、外側食品隔壁12の後部を長手方向に封止するのに好ましいことに留意されたい。外側食品隔壁12は、好ましくは、包装アセンブリの最も外側の(密封)封止の完全性を最大にするように、全体的に説明および図示されるタイプの長手フィンシール22を備えることができ、フィンシールが一般的により優れた密封封止をもたらすことが、一般に理解されている。さらに、間隙包装材料の体積を低減させることによる利益をもたらすように機能する、内側ラップシール20とは対照的に、包装外部のこのタイプの封止部には同等の利益はなく、すなわち外側フィンシール22は、空気、細菌、くずなど包装アセンブリ10の外側の物体に対する、より優れた封止部および隔壁を提供することが好ましい。ただし、あるいは、たとえば材料の保存を必要とする状況などにおいて、外側食品隔壁12をバックシールするために、ラップシールを使用することもできることが企図される。
【0035】
全体的に図示されるフィンシールの変形形態でも、形成される包装内に配置されるべき製品が、内側表面または層23により、インク層から保護される。この場合も、外側層24は通常、包装されたいかなる食品製品にも接触しない。図7に示す好ましい実施形態では、内側表面または層23が折り重ねられ、矢印によって指示される領域内で、それ自体の上に封止される。この場合も、この封止は、図16の参照符号25の概観から理解できるように、図示された領域内のフィルムに熱および圧力を加えることによって実現される。
【0036】
図16に示される、形成、充填、および封止機械内に供給される包装材料は、好ましくは、ポリプロピレン、ポリエステル、紙、ポリオレフィンの押出成形物、接着性ラミネート、およびそのようなその他の材料など、(1つまたは複数の)包装フィルムであり、または、上記の層状の組合せで製作されることは、おそらく繰り返されるべきである。風味の維持が重要である多くの食物製品では、金属化された層が、最も内側の層を形成することができ、内側食品隔壁11の場合、金属化された層は、最も内側の表面または層14、および最も外側の表面または層16の、両方を形成することができる。
【0037】
図16を検討することによりさらに理解することができるように、内側食品隔壁11は、内側原料または内側食品26を受け入れるように機能し、それにより内側(食物)包装27を形成する。内側原料または内側食品26は、図2、図4、図9、および図14で、さらに図示および参照される。外側食品隔壁12は、内側食品包装27および外側食品28を、包装軸100の周りにおいて実質的に同軸関係で受け入れる。内側食品隔壁11は、図2、図4、図9、図14、および図16においてさらに示すように、基本的に、内側食品26と外側食品28の間の接触を防止するように機能する。外側食品隔壁12は、基本的に、外側食品28と、径方向周囲の物体または包装アセンブリ10の径方向外部の物体(空気またはくずなど)との間の、接触を防止するように機能する。
【0038】
最後に、第1および第2の包装端部13は、好ましくは、包装アセンブリ10を最終的に封止するために、熱−圧力で封止される。封止された第1および第2の包装端部13は、内側食品26および外側食品28と、軸方向周囲の物体または包装アセンブリ10の軸方向外側の物体との間の接触を、選択的に防止するよう有効に機能する。この最後の点において、内側食品26および外側食品28と、軸方向周囲の物体との間の接触を選択的に防止するという発想は、使用者が、たとえば包装アセンブリ10を開くことなどにより、それらの間の接触を可能にすることを選択することができることを意味する。すなわち、同軸の食品包装または包装アセンブリ10は、さらに好ましくは、使用者が手動で(すなわち人の手および/または指で)選択的な包装端部を開くことを可能にするための、いくつかの手動で作動される、端部開放手段を備え、選択的な包装端部は、第1および第2の包装端部13からなる群から選択されるが、好ましくは、外側包装構造を通して見ることができる図画的な表示により示唆されることにより方向付けられるように、頂端部に隣接して配置することができることが企図される。
【0039】
図11および図13に全体的に示すような一重の切込み線30、図3、図10、図12、および図14に全体的に示すような対の切込み線31、図12〜図14に全体的に示すような連続的な切込み線32、ならびに、図3、図10、および図11に全体的に示すような破線状の切込み線33を含む群から選択されるいくつかの選択的な切込みによって、端部開放手段を画成することができることがさらに企図される。図10および図14に比較して示すように、選択的な包装端部を使用者が除去することを可能にするために、選択的な切込みを、好ましくは横断方向に位置合せし、または包装軸100と直交させることができることが、上述の図を検討することにより分かるであろう。さらに、それぞれ内側食品26および外側食品28を収容する区画38および39を、図15に全体的に示すように使用者の口101を含めた周囲の物体に対して手動で均等に同時に開く、使用者の能力を高めるための手段として、選択的な切込みを好ましくはレーザで切り込むことができることがさらに企図される。
【0040】
この最後の点に関して、好ましい開放技術が、レーザ切込みの形をとり、またはそれによって画成されることが企図される。レーザ切込みは、内側チューブ11および外側チューブ12の両方の上に形成される。包装が形成されてチューブとなる前のウェブ構成である間に、好ましくはレーザ切込みを適用することができることが、さらに企図される。上述のように、切込みは、実線状の切込み、(点線で示されるような)破線状の切込み、切込み同士が好ましくは約1mm離れており、各チューブの選択的な包装端部(すなわち頂部)をきれいに除去するために内側および外側の切込みの位置合せを容易にする二重の切込みなど、多くの異なる設計とすることができる。レーザ切込みを使用することにより、チューブの選択的な包装端部(すなわち頂部)全体を除去することができ、内部の原料または内側食品26および外側食品28の取出しを、大幅に清潔にし、または軸方向の(1つまたは複数の)障害物を最低限に抑えることができる。
【0041】
本開示は、上記で開示および説明された構造によって本質的に教示される、ある食品送達および/または提供方法をさらに提供する。たとえば、最終的な食品送達前の複数の食品同士の接触を防止することができる、ある食品送達方法が企図される。この点に関して、方法は、内側食品26など内側食品を包装軸100など食品軸の周りで位置合せするステップを含めた、いくつかのステップを含むよう企図される。内側食品の位置合せステップは、図15の35にて全体的に示すように、内側食品隔壁11など第1の食品隔壁を用いて、内側食品の境界を画し、またはそれを包装することにより、構造的に実現することができる。この方法は、外側食品28など少なくとも1つの外側食品を、内側食品(および食品軸)の周りにて同軸で位置合せするステップを、さらに含むことができる。外側食品の同軸位置合せステップは、図15の36で全体的に示すように、外側食品隔壁12など(1つまたは複数の)第2のまたは2次食品隔壁を用いて、外側食品の境界を画し、またはそれを包装することにより、構造的に実現することができる。
【0042】
それぞれの食品が軸方向に位置合せされた後に、原料または食品を収納し、かつ/または移送するために、それぞれの食品を(空気またはくずなど)周囲の物体から封止することができ、最終的な食品送達に、(皿または人の口など)周囲の物体に対して、食品の封止を解き、または開くことができる。封止されている食品を開き、または封止を解いた後、方法が、内側および外側食品を食品の消費者に最終的に送るステップを含むことができることが企図される。たとえば食品の消費者の前に同軸に位置合せされた食品が置かれ、或いは、たとえば図15に全体的に示すように、内容物が人の口の中に直接送られ、食品が同軸配置から食品消費者に直接送られる。
【0043】
特に、食品の位置合せおよび食品の封止の(1つまたは複数の)ステップは、内側食品隔壁11および外側食品隔壁12など、それぞれの食品シース内に食品を包装するプロセスにより、規定することができる。すなわち、ここで企図される方法は、同軸食品位置合せのステップ中に、食品の接触を防止するステップをさらに伴うことができる。さらに、内側および外側食品は、最終的な食品送達時に、たとえば、ここで特定される構造から食品を、搾り、挟み(図9および図14の37のように)、またはそれ以外の方法で押し出すことなどにより、同時に軸方向に移動させることができ、この構造は、いずれも図8で全体的に参照される、内側チャンバ38および外側チャンバ39として画成することができる。
【0044】
この最後の点に関して、使用者は、図14に全体的に示すように、食品およびその他の原料内容物を、重力により内側チャンバ38および外側チャンバ39から引き出すことを可能にすることを選択することができ、重力(すなわち、ベクトル矢印40で示すような包装内容物の重量)および使用者の挟む動作37の両方が、食品26および28をさらなる処理のためにチャンバ38および39から押し出すように動作することができることが、企図される。すなわち、内側および外側の食品は、食品を食品軸に沿って挟むことにより、手動で押し出して軸方向に移動させることができるということができる。
【0045】
通常、食品を最終的に出した後に、使用者は、同軸または同心配置から出た、食品の混合を選択することができる。これは、図15に暗に示すような食品の口での混合によるだけではなく、多くのいかなる方法で実現することもできる。特に、使用者が、開いた選択的な包装端部から容器の内容物を口の中へ直接取り出すことを選択した場合、原料の混合が効果的になされ、これにより、混合された食品または原料の消費の前に、風味および楽しみを味わうことができる。
【0046】
ここでの教示による、(1つまたは複数の食品を)提供するプロセスは、上記で説明された食品送達(提供)方法といくらか異なることが企図される。提供方法または、複数の食品を食品の消費者に同軸で提供する方法は、複数の食品を食品軸の周りに同軸に位置合せするステップを基本的に含むと考えられる。同軸の食品位置合せステップは、食品軸に沿った食品の軸方向移動のプロセスを準備すると考えられ、そのプロセスは、同様に食品の消費者への食品の同軸提供のプロセスを準備する。すなわち、同軸に位置合せされた食品を軸方向に移動させた後、食品を、食品の消費者に提供することができる。以前と同様に、複数の食品が同軸食品位置合せ中に互いに接触することを、防止することができる。さらに、食品が、(たとえば店の棚上に収納されている間などに)周囲の物体から封止されることの利益を受ける場合、食品が周囲の物体から封止され、食品の軸方向移動の前に開けられることがさらに企図され、移動は、上記で企図されたような挟む動作または別の強力な手段により、有効に実現または実行することができる。
【0047】
上記の説明は、かなりの具体性を含むが、この具体性は、本発明の範囲の限定ではなく、本発明の例示であると解釈されるべきである。開示される好ましい実施形態は、2つのチャンバを有する食品包装を説明してきた。ただし、本明細書で説明される教示による、2つより多い別個の区画を備える食品包装が企図される。製造業者が、3つ以上の区画の形成を選択する場合、内側隔壁は内側食品隔壁11の形をとるべきであり、最も外側の隔壁は外側食品隔壁12の形をとるべきであることが、企図される。
【0048】
さらに、複数の食品または原料を梱包または提供するための、食品または別の原料包装が開示される。包装は、基本的に、少なくとも1つの内側食品または原料隔壁(隔壁11など)と、外側食品または原料隔壁(隔壁12など)と、第1および第2の包装端部と、少なくとも1つの長手包装軸(軸100など)とを備える。内側食品隔壁は、内側食品を受け入れ、1つまたは複数の内側食品包装を形成するために、外側食品隔壁と包装軸との間に延びる。外側食品隔壁は、(1つまたは複数の)内側食品包装と、外側食品を受け入れ、外側食品は、外側隔壁と内側食品包装との間の間隙キャビティを基本的に充填する。内側食品隔壁は、基本的に、内側食品と外側食品の間の接触を防止するように機能し、外側食品隔壁は、外側食品と径方向周囲の物体との間の接触を防止するように機能する。
【0049】
第1および第2の包装端部は、内側および外側食品と軸方向周囲の物体との間の接触を選択的に防止するために、封止される。この点に関して、前述の教示から、多軸食品包装を学ぶことができることが企図される。これにおいて、食品包装は、いくつかの内側食品隔壁によって仕切られた複数の内側食品と、(1つまたは複数の)内側食品隔壁及び外側食品隔壁の間の間隙空間を充填する単一の外側食品とを含むことができる。さらに、食品提供方法に関して、複数の食品を食品消費者に提供するための方法は、複数の食品を食品消費者へと軸方向に提供するために、軸方向に位置合せされた複数の食品を食品軸に沿って軸方向移動させるステップと、軸方向に位置合せされ軸方向に移動させられる食品を、食品消費者に提供するステップとを含むということができる。この方法は、好ましくは、複数の食品または原料を、軸方向に移動させる前に同軸に位置合せすることにより、規定することができる。
【0050】
包装内に保管可能な原料のタイプは、必ずしも、ガス化キャンディとプリンなど水分を有する原料の場合のように明らかに互いに反応性である必要はないことが、分かるであろう。包装は、外側のカッテージチーズと内側の果物ソース(BREAKSTONE’S(登録商標)/KNUDSEN(登録商標)COTTAGE DOUBLES(登録商標)の(1つまたは複数の)ブランドのスナックパックの原料と同様)、外側のチョコレートソースと内側のマシュマロクリーム、外側のプリンと内側のホイップクリーム、外側のピーナツバターと内側のゼリー、外側のケチャップと内側のマスタード、および外側のプリンと内側のガス化キャンディなどの、原料の対などを分離するために良好に機能することができる。両方の食品を含めた内容物を、包装に使用される透明なフィルムを通して見ることができ、または、必要に応じて外側包装に製造業者のブランド名および広告を載せることもできるよう、透明なフィルムを通して外側の製品を部分的に見ることができるように、包装を製造することができる。
【0051】
上記は、同軸原料包装を製造するための、ある方法をさらに教示または開示するということができる。この点に関して、最初に原料受容内側チューブを形成することにより、同軸原料包装を最終的に形成することができ、内側チューブが、第1および第2の内側チューブ端部と、長手チューブ軸とを有し、第1の内側チューブ端部は封止され、第2の内側チューブ端部は開かれることに留意されたい。次いで、第1の原料は、第2の内側チューブ端部を通して内側チューブ内に適切に配置され、第1の原料は、チューブ軸に径方向に隣接して延びる。また、物体を受け入れる外側チューブを形成することもでき、この外側チューブは、第1および第2の外側チューブ端部を有し、第1の外側チューブ端部は封止され、第2の外側チューブ端部は開かれる。次いで、第2の原料および内側チューブを、第2の外側チューブ端部を通して外側チューブ内に配置することができ、内側および外側チューブと、第1および第2の原料とは、実質的に同軸である。次いで、第2の内側および外側チューブ端部を、(互いに)(同時に)封止し、それによって同軸原料包装を最終的に形成することができる。
【0052】
第2の原料および内側チューブを外側チューブ内に配置する前に、内側チューブと外側チューブを垂直および/または同軸で位置合せすることができることが、さらに企図される。さらに、最終的に形成される同軸原料包装が、第1および第2の包装端部を有することに留意されたい。この点に関して、第2の内側および外側チューブ端部を封止した後に、第1および第2の包装端部からなる群から選択される選択的な包装端部に、切込みを入れることができることが企図される。好ましくは、内側チューブは、内側チューブの形成中にラップシールされるが、外側チューブは、外側チューブの形成中に選択的に封止することができる。この点に関して、ラップシールおよびフィンシールからなる封止タイプの群から、外側チューブを選択して封止することができることが企図される。
【0053】
内側チューブは、上方および下方端部が開いた状態で、第2の形成カラーを通して供給することができ、内側および外側チューブの底部封止を、同時に形成することができることが、さらに企図される。次いで、内側および外側製品、または第1および第2の原料を、開いた端部を通して、内側および外側チューブ内に同時に供給または配置することができ、内側および外側チューブの両方のための頂部封止部を、同時に作ることができる。この手法は、内側製品が外側に曲がり外側包装を詰まらせる傾向を有する場合に、充填プロセスに役立つ。
【0054】
こうして、一方向または同軸の原料包装の製造方法が企図され、この製造方法は、少なくとも1つの原料受容内側チューブと、((1つまたは複数の)内側チューブを受容するための)外側原料を受容する外側チューブとを、まず形成するステップを含むことができ、内側および外側チューブはそれぞれ、第1および第2のチューブ端部と、一方向のチューブ軸とを有する。特に、一方向チューブ軸は、好ましくは、同軸の一方向包装を形成するために、同軸に位置合せすることができる。内側および外側チューブが形成された後に、第1の内側および外側のチューブ端部を、(同時に)封止することができ、それにより、第2の内側および外側のチューブ端部を、後続の原料配置のために開いたままにすることができる。開いた第2のチューブ端部を通して、第1の原料を内側チューブ内に、第2の原料を外側チューブ内に配置した後に、第2の内側および外側チューブ端部を封止して、一方向原料包装を最終的に形成することができる。
【0055】
したがって、好ましい実施形態、いくつかの代替実施形態、およびいくつかの方法を参照することにより、本発明を説明してきたが、新規のアセンブリまたは方法がそれに限定されることは意図されず、それらの修正は、上記の開示、添付の特許請求の範囲、および添付の図面の、広い範囲および思想内に包含されることが意図される。
【図面の簡単な説明】
【0056】
【図1】同軸原料包装アセンブリの好ましい実施形態を示す前部および頂部斜視図である。
【図2】図1に示す同軸原料包装アセンブリを示す横方向断面図である。
【図3】隠れた内側原料区画を破線で描く、同軸原料包装アセンブリの好ましい実施形態を示す前部または頂部平面図である。
【図4】同軸の内側および外側原料区画を示す、図3に示される同軸原料包装アセンブリの長手断面図である。
【図5】図3に示す同軸原料包装アセンブリを示す端面図である。
【図6】ラップシールタイプの長手封止部用に構成された、同軸原料包装アセンブリの内側原料隔壁を示す後部または底部斜視図である。
【図7】フィンシールタイプの長手封止部用に構成された、同軸原料包装アセンブリの外側原料隔壁を示す後部または底部斜視図である。
【図8】長手包装軸の周りで同軸に位置合せされた、同軸原料包装アセンブリの内側原料隔壁および外側原料隔壁を示す後部または底部斜視図である。
【図9】第1および第2の同軸に位置合せされた原料を包装アセンブリから同軸に移動させるために、使用者が第2の端部を挟みまたは圧搾することを示す、第1の端部が除去された同軸原料包装アセンブリの後部または底部斜視図である。
【図10】手動の端部除去を可能にするための破線状の対の切込み線を示す、同軸原料包装アセンブリから手動で除去される選択的な包装端部を示す部分図である。
【図11】さらなる手動の端部除去を可能にするための破線状の一重の切込み線を示す、端部除去が図の左側で開始された選択的な包装端部を示す部分図である。
【図12】手動の端部除去を可能にするための連続的な対の切込み線を示す、同軸原料包装アセンブリの選択的な包装端部を示す部分図である。
【図13】手動の端部除去を可能にするための連続的な一重の切込み線を示す、同軸原料包装アセンブリの選択的な包装端部を示す部分図である。
【図14】第1の包装端部が除去され、使用者が第2の包装端部を挟みまたは圧搾することにより第1および第2の原料の軸方向移動を手動で助け、第1および第2の原料が開いた第1の包装端部にて同軸で提供されることを示す、同軸原料包装アセンブリの前部または頂部拡大図である。
【図15】使用者が、封止された第1の包装端部付近で同軸原料包装アセンブリを挟みまたは圧搾し、それにより、同軸に位置合せされた第1および第2の原料を、口で混合するために、開いた第2の包装端部を通して使用者の口の中に直接軸方向に移動させることを示す部分図である。
【図16】同軸原料包装アセンブリを形成する、第1および第2の直列された垂直の、形成、充填、および封止アセンブリを示す、頂部斜視型の図である。
【図17】図16に示す、第1の、垂直の、形成、充填、および封止アセンブリを示す、頂部斜視型の拡大図である。
【図18】図16に示す、第2の、垂直の、形成、充填、および封止アセンブリを示す、頂部斜視型の拡大図である。
【図19】原料包装アセンブリの別の実施形態を示す前部および頂部斜視図である。
【図20】図19の線20−20に沿った、図19の原料包装アセンブリを示す断面図である。
【図21】図20の線21−21に沿った、図19の原料包装アセンブリを示す断面図である。
【符号の説明】
【0057】
10 包装アセンブリ
11 上方チューブ(内側チューブ)
12 下方外側チューブ
15 第1のまたは上位VFFS包装アセンブリ
19 第2のまたは下位VFFS包装アセンブリ
26 第1の食品
27 内側包装
28 第2の食品
51 包装フィルム
53 カラー
54 ラップシール
55 フィンシール
57 横断封止部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
同軸食品包装の製造方法であって、
第1の包装材料の長手縁部を垂直に封止し、それにより、対向するスリーブ端部が開かれたままの第1の筒形スリーブを形成するステップと、
前記第1の筒形スリーブの下方端部を横断方向に封止し、端部が開いた内側食品受容区画を形成するステップと、
前記端部が開いた内側食品受容区画内に、第1の食品を配置するステップと、
前記内側食品受容区画を、チューブ包囲位置へと下向きに移動させるステップと、
第2の包装材料の長手縁部を、前記チューブ包囲位置にて垂直に封止し、それにより、対向するスリーブ端部が開かれたままの第2の筒形スリーブを、前記内側食品受容区画の周りに形成するステップと、
前記第2の筒形スリーブの下方端部を横断方向に封止し、端部が開いた外側食品受容区画を形成するステップと、
前記端部が開いた外側食品受容区画内に、第2の食品を配置するステップと、
同軸食品包装を形成するために、前記内側および外側食品受容区画の上方端部を封止し、前記第1および第2の食品が、同軸で区画化されるステップと、
前記同軸食品包装を前記第1および第2の包装材料から取り外すために、前記同軸食品包装を前記上方端部の付近で、前記第1および第2の包装材料から切断するステップとを含むことを特徴とする方法。
【請求項2】
同軸原料包装の製造方法であって、
第1および第2の原料送出カラーを、垂直チューブ形成軸の周りで同軸に位置合せするステップと、
原料受容内側チューブを、前記第1の原料送出カラーの周りで形成するステップであって、前記内側チューブが、第1の包装フィルムの連続的なシートから形成され、前記第1の包装フィルムが、第1のフィルムの内側および外側表面を有するステップと、
第1のフィルムの前記内側表面を、第1のフィルムの前記外側表面へと垂直にラップシールするステップであって、前記内側チューブが、第1および第2の内側チューブ端部を有するステップと、
前記第1の内側チューブ端部を、横断方向に封止するステップと、
前記第1の原料送出カラーおよび前記第2の内側チューブ端部を通して、第1の原料を前記内側チューブ内に配置するステップと、
前記内側チューブおよび前記第1の原料を、前記第2の原料送出カラーを通して同軸で移動させるステップと、
物体を受容する外側チューブを、前記内側チューブの周りで前記第2の原料送出カラーにより形成するステップであって、前記外側チューブが、第2の包装フィルムの連続的なシートから形成され、前記第2の包装フィルムが、第2のフィルムの内側および外側表面を有するステップと、
第2のフィルムの前記内側表面を、それ自体の上に垂直にフィンシールするステップであって、前記外側チューブが、第1および第2の外側チューブ端部を有するステップと、
前記第1の外側チューブ端部を、横断方向に封止するステップと、
前記内側チューブの周りで前記第2の原料送出カラーおよび前記第2の外側チューブ端部を通して、第2の原料を前記外側チューブへと配置するステップと、
前記第2の内側および外側チューブ端部を封止し、それにより同軸原料包装を形成するステップとを含むことを特徴とする方法。
【請求項3】
前記第1の外側チューブ端部は、前記第1の内側チューブ端部の周りで横断方向に封止されることを特徴とする請求項2に記載の方法。
【請求項4】
前記第2の内側および外側チューブ端部の封止後に、前記同軸原料包装が、前記第1および第2の包装フィルムから切断されることを特徴とする請求項2に記載の方法。
【請求項5】
前記同軸原料包装は、前記第1および第2の包装フィルムから切断される前に、包装取外し位置へと同軸で移動させられることを特徴とする請求項4に記載の方法。
【請求項6】
前記同軸原料包装は、第1および第2の包装端部を有し、前記第2の内側および外側チューブ端部の封止後に、選択的な包装端部に横断方向に切込みが入れられ、前記選択的な包装端部は、前記第1および第2の包装端部からなる群から選択されることを特徴とする請求項2に記載の方法。
【請求項7】
原料包装の製造方法であって、
第1および第2の、包装を形成する原料送出カラーを位置決めするステップと、
前記第1の原料送出カラーの周りで、第1および第2の内側チューブ端部を有する原料受容内側チューブを形成するステップと、
前記第1の内側チューブ端部を、横断方向に封止するステップと、
前記第1の原料送出カラーおよび前記第2の内側チューブ端部を通して、第1の原料を前記内側チューブ内に配置するステップと、
前記第2の原料送出カラーを通して、前記内側チューブを移動させるステップと、
前記内側チューブの周りで、前記第2の原料送出カラーにより、物体を受容する外側チューブを形成するステップであって、前記外側チューブが、第1および第2の外側チューブ端部を形成するステップと、
前記第1の外側チューブ端部を、横断方向に封止するステップと、
前記内側チューブの周りで、前記第2の原料送出カラーおよび前記第2の外側チューブ端部を通して、第2の原料を前記外側チューブへと配置するステップと、
前記第2の内側および外側チューブ端部を同時に封止し、それにより原料包装を形成するステップとを含むことを特徴とする方法。
【請求項8】
前記第1および第2の原料送出カラーを位置決めするステップは、実質的に垂直の同軸位置合せによって規定されることを特徴とする請求項7に記載の方法。
【請求項9】
前記内側チューブは、内側チューブの形成中にラップシールされ、前記外側チューブは、外側チューブの形成中に選択的に封止され、前記外側チューブは、ラップシールおよびフィンシールからなる封止タイプの群から選択されるように封止されることを特徴とする請求項8に記載の方法。
【請求項10】
前記第1の外側チューブ端部は、前記第1の内側チューブ端部の周りで横断方向に封止されることを特徴とする請求項9に記載の方法。
【請求項11】
前記内側および外側チューブはそれぞれ、包装フィルムの連続的なシートから形成されることを特徴とする請求項10に記載の方法。
【請求項12】
前記原料包装は、包装フィルムの前記連続的なシートから取り外されることを特徴とする請求項11に記載の方法。
【請求項13】
前記原料包装は、包装フィルムの前記連続的なシートから切断されるステップの前に、包装取外し位置へと同軸で移動させられることを特徴とする請求項12に記載の方法。
【請求項14】
前記原料包装は、第1および第2の包装端部を有し、前記第2の内側および外側チューブ端部の封止後に、選択的な包装端部に横断方向に切込みが入れられ、前記選択的な包装端部は、前記第1および第2の包装端部からなる群から選択されることを特徴とする請求項7に記載の方法。
【請求項15】
同軸原料包装の製造方法において、
原料受容内側チューブを形成するステップであって、前記内側チューブは、第1および第2の内側チューブ端部と、長手チューブ軸とを有し、前記第1の内側チューブ端部は封止され、前記第2の内側チューブ端部は開かれるステップと、
前記第2の内側チューブ端部を通して、第1の原料を前記内側チューブ内に配置するステップであって、前記第1の原料は、前記チューブ軸と径方向に隣接して延びるステップと、
物体を受容する外側チューブを形成するステップであって、前記外側チューブは、第1および第2の外側チューブ端部を有し、前記第1の外側チューブ端部は封止され、前記第2の外側チューブ端部は開かれるステップと、
第2の原料および前記内側チューブを、前記第2の外側チューブ端部を通して前記外側チューブ内へと配置するステップであって、前記内側および外側チューブと、前記第1および第2の原料とは、実質的に同軸であるステップと、
前記第2の内側および外側チューブ端部を封止し、それにより同軸原料包装を最終的に形成するステップとを含むことを特徴とする方法。
【請求項16】
前記第2の原料および前記内側チューブを前記外側チューブ内に配置する前に、前記内側および外側チューブが、同軸に位置合せされることを特徴とする請求項15に記載の方法。
【請求項17】
前記第2の原料および前記内側チューブを前記外側チューブ内に配置する前に、前記内側および外側チューブが、垂直に位置合せされることを特徴とする請求項15に記載の方法。
【請求項18】
前記第2の内側および外側チューブ端部は、前記同軸原料包装を形成するために同時に封止されることを特徴とする請求項15に記載の方法。
【請求項19】
前記同軸原料包装は、第1および第2の包装端部を有し、前記第2の内側および外側チューブ端部の封止後に、選択的な包装端部に切込みが入れられ、前記選択的な包装端部は、前記第1および第2の包装端部からなる群から選択されることを特徴とする請求項15に記載の方法。
【請求項20】
前記内側チューブは、内側チューブの形成中にラップシールされ、前記外側チューブは、外側チューブの形成中に選択的に封止され、前記外側チューブは、ラップシールおよびフィンシールからなる封止タイプの群から選択されるように封止されることを特徴とする請求項15に記載の方法。
【請求項21】
一方向原料包装の製造方法において、
原料を受け入れる内側および外側チューブを形成するステップであって、前記内側および外側チューブがそれぞれ、第1および第2のチューブ端部と、一方向のチューブ軸を有するステップと、
前記第1のチューブ端部を同時に封止し、前記第2のチューブ端部が開かれるステップと、
前記開いた第2のチューブ端部を通して、第1の原料を前記内側チューブ内に配置し、第2の原料を前記外側チューブ内に配置するステップと、
前記第2のチューブ端部を封止し、それにより一方向原料包装を最終的に形成するステップとを含むことを特徴とする方法。
【請求項22】
前記第1および第2の原料を前記内側および外側チューブ内に配置する前に、前記内側および外側チューブが同軸に位置合せされることを特徴とする請求項21に記載の方法。
【請求項23】
前記第1のチューブ端部は、第1および第2の原料の配置を可能にするように同時に封止されることを特徴とする請求項21に記載の方法。
【請求項24】
前記一方向原料包装は、第1および第2の包装端部を有し、前記第2のチューブ端部の封止後に、選択的な包装端部に切込みが入れられ、前記選択的な包装端部は、前記第1および第2の包装端部からなる群から選択されることを特徴とする請求項21に記載の方法。
【請求項25】
前記内側チューブは、ラップシールされ、前記外側チューブは、内側および外側チューブの形成中に選択的に封止され、前記外側チューブは、ラップシールおよびフィンシールからなる封止タイプの群から選択されるように封止されることを特徴とする請求項21に記載の方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【図20】
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【図21】
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【公開番号】特開2008−273630(P2008−273630A)
【公開日】平成20年11月13日(2008.11.13)
【国際特許分類】
【外国語出願】
【出願番号】特願2008−119701(P2008−119701)
【出願日】平成20年5月1日(2008.5.1)
【出願人】(501360131)クラフト・フーヅ・ホールディングス・インコーポレイテッド (49)
【氏名又は名称原語表記】KRAFT FOODS HOLDINGS, INC.
【住所又は居所原語表記】Three Lakes Drive, Northfield, Illinois 60093 United States of America
【Fターム(参考)】