説明

収容箱

【課題】収容箱を床上に落とす等して落下時の衝撃が収容箱の底板に作用しても、この衝撃を緩衝して収容箱内の商品を保護し、商品が破損,損傷等するのを防ぐことができる収容箱を提供する。
【解決手段】箱本体1の底板が、所定の距離を隔てて相対向状に配設された上下一対の板(上側底板18と下板19)を用い上げ底構造に形成され、この底板の上側底板18上に物品配設用空間が形成され、この物品配設用空間が箱本体1の左右両側板12,13の間に、各側板12,13との間に所定の隙間をあけた状態で設けられている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、コンパクト容器,化粧皿,レフィル容器,レフィル用中皿等の化粧料容器,化粧品,化粧用具,割れ物,日用品,医薬品,食料品,雑貨品等の各種の商品を収容するのに用いられる収容箱に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来から、医薬品,化粧品やレフィル容器,レフィル用中皿等の化粧料容器を収容し包装する容器として、図29に示すような医薬品又は化粧品包装箱が出回っている。この包装箱は、内部に商品容器41が収容された4角筒の内箱42と、この内箱42と略同サイズに形成された4角筒の不開有底外箱43とを一体化したものからなり、上記内箱42の内底板(図示せず)上に商品容器41を載置した状態で、上記内箱42を外箱43の内部に嵌合して収容するようにしている(例えば、特許文献1参照)。図において、44は上記内箱42の上蓋、45は上記外箱43の方形蓋板、46は上記外箱43の中蓋片、47は上記外箱43の方形底板、48は上記外箱43の中底片である。
【特許文献1】特開平10−29629号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかしながら、上記の包装箱では、内箱42を外箱43の内部に収容しているものの、上記内箱42を、その内底板上に商品容器41を載置した状態で、外箱43の内部に嵌合しているため、上記外箱43の底板47,中底片48と内箱42の内底板とが密着状に当接している。したがって、上記の包装箱を床上に落とす等して落下時の衝撃が包装箱の底板47に作用すると、この衝撃が外箱43の中底片48,内箱42の内底板を介して商品容器41に直接に作用し、この商品容器41が破損,損傷等する。
【0004】
本発明は、このような事情に鑑みなされたもので、収容箱を床上に落とす等して落下時の衝撃が収容箱の底板に作用しても、この衝撃を緩衝して収容箱内の商品を保護し、商品が破損,損傷等するのを防ぐことができる収容箱の提供をその目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記の目的を達成するため、本発明の収容箱は、底板が、所定の距離を隔てて相対向状に配設された上下一対の板を用い上げ底構造に形成され、この底板の上側板上に物品配設用空間が形成され、この物品配設用空間は、相対向する一対の横側板の間に、各横側板との間に所定の隙間をあけた状態で設けられているという構成をとる。
【発明の効果】
【0006】
すなわち、本発明の収容箱は、底板が、所定の距離を隔てて相対向状に配設された上下一対の板を用い上げ底構造に形成され、この底板の上側板上に物品配設用空間が形成されている。また、この物品配設用空間は、相対向する一対の横側板の間に、各横側板との間に所定の隙間をあけた状態で設けられている。このように、本発明の収容箱では、その底板が、所定の距離を隔てて相対向状に配設された上下一対の板を用い上げ底構造に形成されているため、この上げ底構造の部分に空気層が形成されている。そして、この空気層は緩衝作用を有していることから、上記収容箱を床上に落とす等して落下時の衝撃が収容箱の底板に作用しても、この衝撃を上記空気層の緩衝作用で緩衝することができ、上記(底板の上側板上に形成された)物品配設用空間に配設された商品を保護して、商品が破損,損傷等するのを防ぐことができる。しかも、上記物品配設用空間は、相対向する一対の横側板の間に、各横側板との間に所定の隙間をあけた状態で設けられているため、上記物品配設用空間に配設された物品の両横側空間にも空気層(すなわち、所定の隙間)が形成されており、上記落下時の衝撃が収容箱の両横側板もしくは一方の横側板に作用しても、この衝撃を上記空気層の緩衝作用で緩衝することができ、より一層商品を保護することができる。
【0007】
また、上記物品配設用空間に対応する上記両横側板の部分が、所定の隙間をあけた状態で相対向状に配設された内外一対の板で構成されていると、これら内外一対の板のうち内側の板同士間に形成される空間に物品を配設する(すなわち、上記空間を物品配設用空間として利用する)ことで、上記空間の両横側に、上記内外一対の板間に形成される空気層を設けることができる。
【0008】
また、上記物品配設用空間に配設される物品が、容器本体と、この容器本体の上端部に着脱自在に固定され上記容器本体の上面を蓋する蓋体とを備え、上記両横側板に対応する上記蓋体の外周部の部分を上記容器本体の外周面より外側に突出させ、これら両突出部分が、上記物品を物品配設用空間に配設した状態で上記両横側板に当接するように構成されていると、上記蓋体の外周部に両突出部分を設けることにより、上記物品配設用空間に配設された容器本体の外周面と上記両横側板との間に所定の隙間(すなわち、空気層)を設けることができる。
【0009】
また、上記物品配設用空間に配設される物品が、容器本体と、この容器本体の上面もしくは上記底板の上側板に着脱自在に載置され上記容器本体の上面を蓋する蓋体とを備え、上記蓋体が、上記容器本体の上面を覆う天板と、上記両横側板に相対向状に配設される一対の隙間形成板とを有し、これら両隙間形成板により上記両横側板と、これら両横側板に対応する上記容器本体の外周面の部分との間に所定の隙間が形成されていると、上記両隙間形成板により、上記物品配設用空間に配設された容器本体の外周面と上記両横側板との間に所定の隙間(すなわち、空気層)を設けることができる。
【0010】
また、上記蓋体の上面に凸部が形成され、もしくは上記蓋体の上面が凸曲面に形成されていると、上記凸部もしくは凸曲面により、上記蓋体の上方空間(すなわち、蓋体の上面と箱本体の上面間の空間)にも空気層を形成することができ、より一層商品を保護することができる。また、上記蓋体の天板部の上面に凸部が形成され、もしくは上記天板の上面が凸曲面に形成されている場合にも、同様の効果を奏する。なお、本発明において、「上面が凸曲面に形成されている」とは、上面だけが凸曲面に形成されている場合だけではなく、蓋体もしくは蓋体の天板部の全体が、凸曲面状に曲成された板状体である場合を含む意味である。
【発明を実施するための最良の形態】
【0011】
つぎに、本発明の実施の形態を図面にもとづいて詳しく説明する。
【0012】
図1〜図3は本発明の収容箱の一実施の形態を示している。この実施の形態では、上記収容箱に収容される物品として、レフィル用中皿を用いている。これらの図において、1は直方体形状のプラスチック製もしくは紙製の箱本体であり、1枚の折り曲げ線入りプラスチックシート(罫線入りプラスチックシート)(図示せず)を折り曲げて所定の箇所を接着等することにより作製したものである。
【0013】
上記箱本体1は、その一横側面(図1では、前側面)が開口しており、この前側開口部のうち、上板11の前端縁から前側蓋板11aが折り曲げ自在に突設されており、左右両側板12,13の前端縁から左右一対の突片12a,13aが折り曲げ自在に突設されている。また、図3に示すように、上記箱本体1の左側板13の上端縁から上下一対の固定板14,15、左右一対の支受板16,17および上側底板(上側板)18が、上側固定板14,右側支受板16,上側底板18,左側支受板17,下側固定板15の順で折り曲げ自在に延設されている。そして、上板11に上側固定板14を接着,固定し、この上側固定板14に下側固定板15を接着,固定した状態では、上側底板18と下板(下側板)19とが所定の距離を隔てて相対向状に配設され、右側板12と右側支受板16とが所定の距離を隔てて相対向状に配設され、左側板13と左側支受板17とが所定の距離を隔てて相対向状に配設されている。
【0014】
このように、上記箱本体1の底部分が、上側底板18と下板19とからなる上げ底構造(上下二重板構造)に形成され、この上げ底構造の部分に空気層が形成されており、右側部分が、右側板12と右側支受板16とからなる内外二重板構造に形成されているとともに、左側部分が、左側板13と左側支受板17とからなる内外二重板構造に形成されており、これら両内外二重板構造の部分にそれぞれ空気層が形成されている。図2において、11bは上記箱本体1の後側開口部を蓋する後側蓋板である。
【0015】
上記箱本体1の内部には、蓋体3で蓋されたレフィル用中皿2(図4〜図8参照)が収容されている。このレフィル用中皿2は、図9〜図12に示すように、内部にファンデーション等の固形化粧料2a(図8参照)が充填された金属製もしくはプラスチック製の中皿であり、その上端開口部の外周部の前後両側面には、後述する蓋体3の係合爪6に着脱自在に係合する突条4が突設されている。
【0016】
上記蓋体3は、上記レフィル用中皿2の上面を蓋する蓋部5と、この蓋部5の外周寄り部分(上記レフィル用中皿2の両突条4に対応する部分)の下面から相対向状に垂下する係合爪6とからなり、これら両係合爪6が上記レフィル用中皿2の両突条4に着脱自在に係合している。また、上記蓋部5は、外周部から中央部に向かって上向きに緩やかに湾曲する(凸曲する)湾曲板(すなわち、凸曲面状に曲成された板状体)で構成されており、その外形は、レフィル用中皿2の外形より大きく(すなわち、レフィル用中皿2の外形から突出する形状に)形成されている(図7参照)。
【0017】
上記の構成において、レフィル用中皿2の上面を蓋体3で蓋する場合には、レフィル用中皿2の上面上に蓋体3を位置決めし、その状態で蓋体3を下降させてレフィル用中皿2の上面開口部に押し込むことを行う。これにより、蓋体3の両係合爪6が上記レフィル用中皿2の両突条4に着脱自在に係合し、蓋部5でレフィル用中皿2の上面を蓋することができる。
【0018】
また、このようにして、それ自体の上端開口部に蓋体3が着脱自在に固定されたレフィル用中皿2を箱本体1の内部に収容する場合には、レフィル用中皿2を上記箱本体1の上側底板18上に載置するようにして前側開口部から奥側に押し込んだのち、上記前側開口部を前側蓋板11aで蓋することを行う。この状態では、上記蓋体3の蓋部5の外周面が上記箱本体1の左右両支受板16,17および前後両蓋板11a,11bの内面に当接しており、これにより、レフィル用中皿2の外周面と上記箱本体1の左右両支受板16,17、前後両蓋板11a,11bの内面との間に所定の隙間(すなわち、空気層)が形成されている。また、上記蓋体3の蓋部5の上面頂部が上記箱本体1の上板11の内面に当接しており、これにより、上記蓋体3の蓋部5と上記箱本体1の上板11との間にも空気層が形成されている。
【0019】
上記のように、この実施の形態では、上記箱本体1の底部分および左右両側部分に空気層が形成されており、しかも、レフィル用中皿2の外周面と上記箱本体1の左右両支受板16,17、前後両蓋板11a,11bの内面との間および蓋体3の蓋部5の上面と上記箱本体1の上板11の内面との間にも空気層が形成されており、これら各空気層は緩衝作用を有しているため、上記箱本体1を床上に落とす等して落下時の衝撃が収容箱の左右両側板12,13や上下両板11,19に作用しても、この衝撃を上記各空気層の緩衝作用で緩衝することができ、上記箱本体1の上側底板18上に載置されたレフィル用中皿2を保護して、レフィル用中皿2やその内部に充填された固形化粧料2aが破損,損傷等するのを防ぐことができる。
【0020】
図15〜図17は本発明の収容箱の他の実施の形態を示している。この実施の形態では、上記箱本体1の内部に、蓋体3が載置されたレフィル用中皿2(図18参照)が収容されている。このレフィル用中皿2は、内部にファンデーション等の固形化粧料2aが充填された金属製もしくはプラスチック製の中皿である。図15において、8は上記箱本体1の上板11に穿設された窓部である。
【0021】
上記蓋体3は、図19〜図21に示すように、上記レフィル用中皿2の上面を蓋する平板状の天板21と、この天板21の前後両端縁から下側・外方に向かって傾斜状に延設される前後一対の隙間形成板22と、上記天板21の左右両端縁から上方に向かって延設される左右一対の連結板(凸部)23と、これら両連結板23の上端縁から下側・外方に向かって傾斜状に延設される左右一対の隙間形成板24とからなっている。それ以外の部分は上記実施の形態と同様であり、同様の部分には同じ符号を付している。
【0022】
上記の構成において、レフィル用中皿2の上面を蓋体3で蓋する場合には、レフィル用中皿2の上面上に蓋体3の天板21を着脱自在に載置することを行う。また、このようにして、それ自体の上面上に蓋体3が載置されたレフィル用中皿2を箱本体1の内部に収容する場合には、レフィル用中皿2を上記箱本体1の上側底板18上に載置するようにして前側開口部から奥側に押し込むことを行う。この状態では、上記蓋体3の各隙間形成板22,24により、レフィル用中皿2の外周面と上記箱本体1の左右両支受板16,17および前後両蓋板11a,11bの内面との間に所定の隙間(すなわち、空気層)が形成されている。また、上記蓋体3の両連結板23の上端縁が上記箱本体1の上板11の内面に当接し、蓋体3の天板21と上記箱本体1の上板11との間に所定の隙間(すなわち、空気層)が形成されている。したがって、この実施の形態でも、上記実施の形態と同様の作用・効果を奏する。
【0023】
図22および図23は本発明の収容箱のさらに他の実施の形態を示している。この実施の形態では、上記箱本体1は、図23に示すように、上板11の右端縁から左右一対の固定板31,32および上側底板(上側板)33が、右側固定板31,上側底板33,左側固定板32の順で折り曲げ自在に延設されており、右側固定板31を右側板12に接着,固定し、左側固定板32を左側板13に接着,固定した状態では、上記上側底板33と下板(下側板)19とが所定の距離を隔てて相対向状に配設されている。これにより、上記箱本体1の底部分が、上側底板33と下板19とからなる上げ底構造(上下二重板構造)に形成され、この上げ底構造の部分に空気層が形成されている。それ以外の部分は、図1〜図14に示す実施の形態と同様であり、同様の部分には同じ符号を付している。
【0024】
上記のように、この実施の形態では、上記箱本体1の左右両側部分に空気層が形成されていないものの、上記箱本体1の底部分に空気層が形成されており、図1〜図14に示す実施の形態と同様の作用・効果を奏する。
【0025】
図24および図25は本発明の収容箱のさらに他の実施の形態を示している。この実施の形態では、上記箱本体1として、図22および図23に示すものを用いている。それ以外の部分は、図15〜図21に示す実施の形態と同様であり、同様の部分には同じ符号を付している。この実施の形態でも、上記箱本体1の左右両側部分に空気層が形成されていないものの、上記箱本体1の底部分に空気層が形成されており、図15〜図21に示す実施の形態と同様の作用・効果を奏する。
【0026】
図26は本発明の収容箱のさらに他の実施の形態を示している。この実施の形態では、図1〜図14に示す実施の形態において、上記箱本体1に収容される物品として、容器本体35aと、この容器本体35aの一端部にヒンジ連結され上記容器本体35aの上面を蓋する蓋体35bとを備えた化粧料容器35を用いている。それ以外の部分は、図1〜図14に示す実施の形態と同様であり、同様の部分には同じ符号を付している。この実施の形態でも、上記箱本体1の底部分および左右両側部分に空気層が形成されているため、図1〜図14に示す実施の形態と同様の作用・効果を奏する。
【0027】
図27は上記箱本体1の変形例を示している。この例では、上記箱本体1は、四角形箱体36の上板36aに、コ字状に折り曲げられた折り曲げ片37のコ字状の両縦片37aの上端面を接着,固定したもので構成されており、これにより、上記箱本体1の底部分および左右両側部分に空気層が形成されている。
【0028】
図28は上記箱本体1の他の変形例を示している。この例では、上記箱本体1は、四角形箱体36の左右両側板36bに横板38を接着,固定し、この横板38の左右両側部から左右一対の側板38aを接着,固定して立設したもので構成されており、これにより、上記箱本体1の底部分および左右両側部分に空気層が形成されている。
【0029】
なお、図15〜図21に示す実施の形態および図24,図25に示す実施の形態では、蓋体3がレフィル用中皿2の上面上および箱本体1の上側底板18上の双方に載置されているが、これに限定するものではなく、レフィル用中皿2の上面上および箱本体1の上側底板18上の一方にだけ載置されていてもよい。
【0030】
また、上記各実施の形態において、上記箱本体1を型成形等により一体に成形してもよい。また、上記各実施の形態において、物品として、コンパクト容器,レフィル容器を用いる場合には、皿状(底面があるもの)であってもよいし、枠状(底面がないもの)であってもよい。
【図面の簡単な説明】
【0031】
【図1】本発明の収容箱の一実施の形態を示す斜視図である。
【図2】上記収容箱の断面図である。
【図3】上記収容箱の要部の断面図である。
【図4】蓋体を固定したレフィル用中皿の斜視図である。
【図5】上記蓋体を固定したレフィル用中皿の側面図である。
【図6】上記蓋体を固定したレフィル用中皿の断面図である。
【図7】上記蓋体を固定したレフィル用中皿の底面図である。
【図8】上記蓋体を固定したレフィル用中皿の分解斜視図である。
【図9】レフィル用中皿の平面図である。
【図10】上記レフィル用中皿の側面図である。
【図11】上記レフィル用中皿の底面図である。
【図12】上記レフィル用中皿の断面図である。
【図13】上記蓋体の側面図である。
【図14】上記蓋体の底面図である。
【図15】本発明の収容箱の他の実施の形態を示す斜視図である。
【図16】上記収容箱の断面図である。
【図17】上記収容箱の要部の断面図である。
【図18】蓋体を載置したレフィル用中皿の斜視図である。
【図19】上記蓋体の断面図である。
【図20】上記蓋体の要部の断面図である。
【図21】上記蓋体の斜視図である。
【図22】本発明の収容箱のさらに他の実施の形態を示す断面図である。
【図23】上記収容箱の要部の断面図である。
【図24】本発明の収容箱のさらに他の実施の形態を示す断面図である。
【図25】上記収容箱の要部の断面図である。
【図26】本発明の収容箱のさらに他の実施の形態を示す断面図である。
【図27】上記箱本体の変形例を示す断面図である。
【図28】上記箱本体の他の変形例を示す断面図である。
【図29】従来例を示す斜視図である。
【符号の説明】
【0032】
1 箱本体
12,13 左右両側板
18 上側底板
19 下板

【特許請求の範囲】
【請求項1】
底板が、所定の距離を隔てて相対向状に配設された上下一対の板を用い上げ底構造に形成され、この底板の上側板上に物品配設用空間が形成され、この物品配設用空間は、相対向する一対の横側板の間に、各横側板との間に所定の隙間をあけた状態で設けられていることを特徴とする収容箱。
【請求項2】
上記物品配設用空間に対応する上記両横側板の部分が、所定の隙間をあけた状態で相対向状に配設された内外一対の板で構成されている請求項1記載の収容箱。
【請求項3】
上記物品配設用空間に配設される物品が、容器本体と、この容器本体の上端部に着脱自在に固定され上記容器本体の上面を蓋する蓋体とを備え、上記両横側板に対応する上記蓋体の外周部の部分を上記容器本体の外周面より外側に突出させ、これら両突出部分が、上記物品を物品配設用空間に配設した状態で上記両横側板に当接するように構成されている請求項1または2記載の収容箱。
【請求項4】
上記物品配設用空間に配設される物品が、容器本体と、この容器本体の上面もしくは上記底板の上側板に着脱自在に載置され上記容器本体の上面を蓋する蓋体とを備え、上記蓋体が、上記容器本体の上面を覆う天板と、上記両横側板に相対向状に配設される一対の隙間形成板とを有し、これら両隙間形成板により上記両横側板と、これら両横側板に対応する上記容器本体の外周面の部分との間に所定の隙間が形成されている請求項1または2記載の収容箱。
【請求項5】
上記蓋体の上面に凸部が形成され、もしくは上記蓋体の上面が凸曲面に形成されている請求項3記載の収容箱。
【請求項6】
上記蓋体の天板の上面に凸部が形成され、もしくは上記天板の上面が凸曲面に形成されている請求項4記載の収容箱。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【図20】
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【図21】
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【図22】
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【図23】
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【図24】
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【図25】
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【図26】
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【図27】
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【図28】
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【図29】
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【公開番号】特開2007−39068(P2007−39068A)
【公開日】平成19年2月15日(2007.2.15)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−224347(P2005−224347)
【出願日】平成17年8月2日(2005.8.2)
【出願人】(000158781)紀伊産業株式会社 (327)
【Fターム(参考)】