取引装置および電子マネーシステム
【課題】電子マネーが記憶されている携帯端末を所持している遊技者が先に貨幣を取引装置に挿入してしまった場合にも極力現金が手元に残るように制御する。
【解決手段】取引処理(玉貸しや入金)に使用するべく挿入された貨幣が識別されるまでの間に(S6101によりYESと判断されるまでの間に)電子マネーが記憶された携帯電話がかざされたときには、S6104によりYESt判断されて、挿入されている貨幣を返却するとともに(S6110)電子マネーを用いた取引処理を実行する。
【解決手段】取引処理(玉貸しや入金)に使用するべく挿入された貨幣が識別されるまでの間に(S6101によりYESと判断されるまでの間に)電子マネーが記憶された携帯電話がかざされたときには、S6104によりYESt判断されて、挿入されている貨幣を返却するとともに(S6110)電子マネーを用いた取引処理を実行する。
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【特許請求の範囲】
【請求項1】
店舗内に複数設置され、携帯端末に備えられている電子マネー情報記憶手段に記憶された電子マネー情報または貨幣を用いて取引処理を実行する取引装置であって、
貨幣を受付けて該貨幣の金額を識別する貨幣受付識別手段と、
該貨幣受付識別手段によって識別された識別金額の範囲内で前記取引処理を実行する貨幣取引処理実行手段と、
前記携帯端末を受付ける受付手段と、
該受付手段により受付けられた前記携帯端末の前記電子マネー情報記憶手段に記憶された前記電子マネー情報を用いて前記取引処理を実行する電子マネー情報取引処理実行手段と、を備え、さらに、
前記貨幣受付識別手段によって前記貨幣が受付けられてから少なくとも識別されるまでの期間に、前記受付手段によって前記携帯端末が受付けられたことに基づいて、前記電子マネー情報取引処理実行手段による前記取引処理を開始するとともに、前記貨幣受付識別手段にて受付けた前記貨幣を返却することを特徴とする、取引装置。
【請求項2】
前記受付手段により受付けた前記携帯端末の前記電子マネー情報記憶手段に前記取引処理に使用可能な電子マネー情報が記憶されているか否かを判定するための処理を行う記憶マネー判定処理手段をさらに備え、
前記貨幣受付識別手段によって前記貨幣が受付けられてから少なくとも識別されるまでの期間に、前記受付手段によって前記携帯端末が受付けられ、かつ、該受付けられた携帯端末について前記記憶マネー判定処理手段により前記取引処理に使用可能な電子マネー情報が記憶されていないと判定されたときに、前記貨幣取引処理実行手段による前記取引処理を実行することを特徴とする、請求項1に記載の取引装置。
【請求項3】
前記受付手段により受付けた前記携帯端末の前記電子マネー情報記憶手段に前記取引処理に使用可能な電子マネー情報が記憶されているか否かを判定するための処理を行う記憶マネー判定処理手段をさらに備え、
前記貨幣受付識別手段によって前記貨幣が受付けられてから少なくとも識別されるまでの期間に、前記受付手段によって前記携帯端末が受付けられ、かつ、該受付けられた携帯端末について前記記憶マネー判定処理手段により前記取引処理に使用可能な電子マネー情報が記憶されていないと判定されたときに、前記貨幣受付識別手段にて受付けた前記貨幣を返却することを特徴とする、請求項1に記載の取引装置。
【請求項4】
店舗内に複数設置され、携帯端末に備えられている電子マネー情報記憶手段に記憶された電子マネー情報または貨幣を用いて取引処理を実行する取引装置であって、
貨幣を受付けて該貨幣の金額を識別する貨幣受付識別手段と、
該貨幣受付識別手段によって識別された識別金額の範囲内で前記取引処理を実行する貨幣取引処理実行手段と、
前記携帯端末を受付ける受付手段と、
該受付手段により受付けられた前記携帯端末の前記電子マネー情報記憶手段に記憶された前記電子マネー情報を用いて前記取引処理を実行する電子マネー情報取引処理実行手段と、を備え、さらに、
前記貨幣受付識別手段によって前記貨幣が受付けられてから少なくとも識別されるまでの期間に、前記受付手段によって前記携帯端末が受付けられたことに基づいて、前記電子マネー情報取引処理実行手段による前記取引処理を行うことなく前記貨幣受付識別手段にて受付けた前記貨幣を返却することを特徴とする、取引装置。
【請求項5】
店舗内に複数設置され、携帯端末に備えられている電子マネー情報記憶手段に記憶された電子マネー情報または貨幣を用いて取引処理を実行する取引装置と、記録媒体を個々に識別可能な記録媒体識別情報に対応付けて前記取引処理に使用される残額を管理する管理装置とを備えた電子マネーシステムであって、
前記取引装置は、
貨幣を受付けて該貨幣の金額を識別する貨幣受付識別手段と、
該貨幣受付識別手段によって識別された識別金額の範囲内で前記取引処理を実行する貨幣取引処理実行手段と、
前記携帯端末を受付ける受付手段と、
該受付手段により受付けられた前記携帯端末の前記電子マネー情報記憶手段に記憶された前記電子マネー情報を用いて前記取引処理を実行する電子マネー情報取引処理実行手段と、を有し、さらに、
前記貨幣受付識別手段によって前記貨幣が受付けられてから少なくとも識別されるまでの期間に、前記受付手段によって前記携帯端末が受付けられたことに基づいて、前記電子マネー情報取引処理実行手段による前記取引処理を開始するとともに、前記貨幣受付識別手段にて受付けた前記貨幣を返却することを特徴とする、電子マネーシステム。
【請求項6】
店舗内に複数設置され、携帯端末に備えられている電子マネー情報記憶手段に記憶された電子マネー情報または貨幣を用いて取引処理を実行する取引装置と、記録媒体を個々に識別可能な記録媒体識別情報に対応付けて前記取引処理に使用される残額を管理する管理装置とを備えた電子マネーシステムであって、
前記取引装置は、
貨幣を受付けて該貨幣の金額を識別する貨幣受付識別手段と、
該貨幣受付識別手段によって識別された識別金額の範囲内で前記取引処理を実行する貨幣取引処理実行手段と、
前記携帯端末を受付ける受付手段と、
該受付手段により受付けられた前記携帯端末の前記電子マネー情報記憶手段に記憶された前記電子マネー情報を用いて前記取引処理を実行する電子マネー情報取引処理実行手段と、を有し、さらに、
前記貨幣受付識別手段によって前記貨幣が受付けられてから少なくとも識別されるまでの期間に、前記受付手段によって前記携帯端末が受付けられたことに基づいて、前記電子マネー情報取引処理実行手段による前記取引処理を行うことなく前記貨幣受付識別手段にて受付けた前記貨幣を返却することを特徴とする、電子マネーシステム。
【請求項7】
前記取引装置は、前記記録媒体識別情報に対応付けて前記管理装置で管理されている残額である管理残額の範囲内で行う前記取引処理を含む各種処理を前記管理装置と連携して行い、
前記記録媒体は、前記各種処理のうち予め定められた特定処理に伴い更新される通番が記録され、
前記管理装置は、前記記録媒体識別情報に対応付けて通番を記憶し、
前記取引装置は、
前記特定処理に伴って前記記録媒体の通番を更新する第1の通番更新手段と、
前記特定処理が行われる旨を示す特定処理情報を前記管理装置に対して送信する特定処理情報送信手段とを含み、
前記管理装置は、
前記特定処理情報の受信に応じて前記記録媒体の記録媒体識別情報に対応付けられた通番を更新する第2の通番更新手段と、
前記取引装置から前記記録媒体に記録される通番を受信し、該受信した通番が該記録媒体の記録媒体識別情報に対応付けられた通番と一致するか否かを判定する通番判定手段とを含み、さらに、
該通番判定手段により通番が一致しないと判定したときには、予め定められた通番不一致時処理を行うことを特徴とする、請求項5または請求項6に記載の電子マネーシステム。
【請求項8】
前記貨幣取引処理実行手段は、前記貨幣受付識別手段によって識別された識別金額と前記記録媒体の記録媒体識別情報とを含む入金要求を前記管理装置に対して送信する入金処理要求送信手段を有し、
前記管理装置は、
前記入金要求の受信に応じて、該入金要求に含まれる識別金額を該入金要求に含まれる記録媒体識別情報に対応付けて記憶する処理を行い、該記録媒体識別情報に対応付けて管理している管理残額と前記識別金額との合算額を特定可能な残額通知を前記取引装置に対して送信する残額通知送信手段と、を有し、
前記貨幣取引処理実行手段は、前記残額通知を受信したことを条件として、前記特定処理として該残額通知から特定される当該合算額の範囲内で遊技媒体の貸与を可能とするための処理を行うと共に、前記第1の通番更新手段により前記記録媒体の通番を更新する通番更新処理を行い、かつ該通番更新処理を行った旨を示す通番更新通知を前記特定処理情報として前記管理装置に対して送信し、
前記管理装置は、
前記通番更新通知の受信に応じて、当該記録媒体の記録媒体識別情報に対応付けて記憶している前記識別金額を当該記録媒体の管理残額に対して加算する識別金額加算処理を行うと共に、前記第2の通番更新手段により前記記録媒体の通番を更新し、かつ前記識別金額が加算済であることを特定可能な状態に更新する加算済更新処理を行い、
前記通番判定手段により通番が一致しないと判定され、かつ前記識別金額が未加算の状態で記憶されていることを条件として、前記通番不一致時処理として前記識別金額加算処理と、前記加算済更新処理とを行い、さらに、
前記通番判定手段により通番が一致すると判定され、かつ前記識別金額が未加算の状態で記憶されていることを条件として、前記識別金額加算処理を行うことなく、前記加算済更新処理を行うことを特徴とする、請求項7に記載の電子マネーシステム。
【請求項9】
前記取引装置は、
前記管理装置と通信できる通信可能状態であるか通信できない通信不可能状態であるかを検知する通信可否検知手段と、
該通信可否検知手段により通信可能状態を検知しているときに前記記録媒体を受付け、該受付けた記録媒体の記録媒体識別情報に対応付けて前記管理装置で管理されている残額である管理残額の範囲内で前記取引処理を実行する管理残額取引処理実行手段と、
該取引処理の対象となった記録媒体の管理残額が零でないことを条件として、前記受付けた記録媒体に該管理残額が零でない旨を示す管理残額有り情報を記録し、前記管理残額を記録することなく排出する第1の排出処理を行う記録媒体排出処理手段と、を有し、
前記貨幣取引処理実行手段は、前記通信可否検知手段により通信不可能状態を検知しているときに前記貨幣受付識別手段が識別した識別金額の範囲内で前記取引処理を行い、
前記記録媒体排出処理手段は、前記識別金額から該取引処理に使用された使用額を減算した入金残額が零でないことを条件として、前記記録媒体に該入金残額を記録して排出する第2の排出処理を行い、
前記取引装置は、
前記記録媒体に前記管理残額有り情報が記録されているか否かを判定する管理残額有り情報記録判定手段と、
前記通信可否検知手段により通信不可能状態を検知しているときに前記入金残額が記録された記録媒体を受付けたことに基づいて、該入金残額を使用して前記取引処理を行う入金残額取引処理実行手段と、を有し、
前記記録媒体排出処理手段は、前記管理残額有り情報記録判定手段により管理残額有り情報が記録されていると判定されたことを条件として、前記入金残額が零の記録媒体を排出する処理を行うことを特徴とする、請求項5〜請求項8のいずれかに記載の電子マネーシステム。
【請求項10】
前記取引装置は、
前記貨幣受付識別手段によって識別された識別金額から前記貨幣取引処理実行手段による取引処理に使用された使用額および該使用額に対応する間接税額を減算した金額を前記残額として、前記記録媒体の記録媒体識別情報に対応付けて前記管理装置にて管理するための処理を行う残額処理手段と、
該残額処理手段による処理の対象となった記録媒体に前記残額を記録することなく排出する第1の排出処理を行う記録媒体排出処理手段と、
前記管理装置と通信できる通信可能状態であるか通信できない通信不可能状態であるかを検知する通信可否検知手段と、
該通信可否検知手段により通信不可能状態を検知しているときに前記貨幣受付識別手段により貨幣を受付けたことに基づいて、該受付貨幣の識別金額から、前記残額を前記取引処理に使用する際の予め定められた一単位である単位使用額と該単位使用額に対応する間接税額との合算額である税込単位額の整数倍に相当する取引対象額と、該税込単位額未満の端数額とを特定する特定手段と、を有し、
前記貨幣取引処理手段は、携帯端末所有者の操作によることなく、前記特定手段により特定された取引対象額を前記取引処理に使用し、
前記記録媒体排出処理手段は、前記特定手段により特定された端数額を記録した前記記録媒体を排出する第2の排出処理を行い、
前記取引装置は、前記通信可否検知手段により通信可能状態を検知しているときに前記第2の排出処理により排出された記録媒体を受付けたことに基づいて、該受付けた記録媒体に記録されている記録媒体識別情報と端数額とを含む端数額加算更新要求を前記管理装置に対して送信する端数額加算更新要求送信手段をさらに有し、
前記管理装置は、
前記端数額加算更新要求送信手段から送信されてきた端数額加算更新要求に含まれる記録媒体識別情報に対応付けて管理している残額に対して該端数額加算更新要求に含まれる端数額を加算更新するための端数額加算更新処理を行う端数額加算更新処理手段と、
該端数額加算更新処理が完了した旨を示す端数額加算完了通知を前記取引装置に対して返信する端数額加算完了通知返信手段と、をさらに有し、
前記取引装置は、前記端数額加算完了通知返信手段から返信されてきた端数額加算完了通知を受信したことを条件として、前記受付けた記録媒体に記録されている端数額を消去する端数額消去処理を行う端数額消去処理手段をさらに有することを特徴とする、請求項5〜請求項9のいずれかに記載の電子マネーシステム。
【請求項1】
店舗内に複数設置され、携帯端末に備えられている電子マネー情報記憶手段に記憶された電子マネー情報または貨幣を用いて取引処理を実行する取引装置であって、
貨幣を受付けて該貨幣の金額を識別する貨幣受付識別手段と、
該貨幣受付識別手段によって識別された識別金額の範囲内で前記取引処理を実行する貨幣取引処理実行手段と、
前記携帯端末を受付ける受付手段と、
該受付手段により受付けられた前記携帯端末の前記電子マネー情報記憶手段に記憶された前記電子マネー情報を用いて前記取引処理を実行する電子マネー情報取引処理実行手段と、を備え、さらに、
前記貨幣受付識別手段によって前記貨幣が受付けられてから少なくとも識別されるまでの期間に、前記受付手段によって前記携帯端末が受付けられたことに基づいて、前記電子マネー情報取引処理実行手段による前記取引処理を開始するとともに、前記貨幣受付識別手段にて受付けた前記貨幣を返却することを特徴とする、取引装置。
【請求項2】
前記受付手段により受付けた前記携帯端末の前記電子マネー情報記憶手段に前記取引処理に使用可能な電子マネー情報が記憶されているか否かを判定するための処理を行う記憶マネー判定処理手段をさらに備え、
前記貨幣受付識別手段によって前記貨幣が受付けられてから少なくとも識別されるまでの期間に、前記受付手段によって前記携帯端末が受付けられ、かつ、該受付けられた携帯端末について前記記憶マネー判定処理手段により前記取引処理に使用可能な電子マネー情報が記憶されていないと判定されたときに、前記貨幣取引処理実行手段による前記取引処理を実行することを特徴とする、請求項1に記載の取引装置。
【請求項3】
前記受付手段により受付けた前記携帯端末の前記電子マネー情報記憶手段に前記取引処理に使用可能な電子マネー情報が記憶されているか否かを判定するための処理を行う記憶マネー判定処理手段をさらに備え、
前記貨幣受付識別手段によって前記貨幣が受付けられてから少なくとも識別されるまでの期間に、前記受付手段によって前記携帯端末が受付けられ、かつ、該受付けられた携帯端末について前記記憶マネー判定処理手段により前記取引処理に使用可能な電子マネー情報が記憶されていないと判定されたときに、前記貨幣受付識別手段にて受付けた前記貨幣を返却することを特徴とする、請求項1に記載の取引装置。
【請求項4】
店舗内に複数設置され、携帯端末に備えられている電子マネー情報記憶手段に記憶された電子マネー情報または貨幣を用いて取引処理を実行する取引装置であって、
貨幣を受付けて該貨幣の金額を識別する貨幣受付識別手段と、
該貨幣受付識別手段によって識別された識別金額の範囲内で前記取引処理を実行する貨幣取引処理実行手段と、
前記携帯端末を受付ける受付手段と、
該受付手段により受付けられた前記携帯端末の前記電子マネー情報記憶手段に記憶された前記電子マネー情報を用いて前記取引処理を実行する電子マネー情報取引処理実行手段と、を備え、さらに、
前記貨幣受付識別手段によって前記貨幣が受付けられてから少なくとも識別されるまでの期間に、前記受付手段によって前記携帯端末が受付けられたことに基づいて、前記電子マネー情報取引処理実行手段による前記取引処理を行うことなく前記貨幣受付識別手段にて受付けた前記貨幣を返却することを特徴とする、取引装置。
【請求項5】
店舗内に複数設置され、携帯端末に備えられている電子マネー情報記憶手段に記憶された電子マネー情報または貨幣を用いて取引処理を実行する取引装置と、記録媒体を個々に識別可能な記録媒体識別情報に対応付けて前記取引処理に使用される残額を管理する管理装置とを備えた電子マネーシステムであって、
前記取引装置は、
貨幣を受付けて該貨幣の金額を識別する貨幣受付識別手段と、
該貨幣受付識別手段によって識別された識別金額の範囲内で前記取引処理を実行する貨幣取引処理実行手段と、
前記携帯端末を受付ける受付手段と、
該受付手段により受付けられた前記携帯端末の前記電子マネー情報記憶手段に記憶された前記電子マネー情報を用いて前記取引処理を実行する電子マネー情報取引処理実行手段と、を有し、さらに、
前記貨幣受付識別手段によって前記貨幣が受付けられてから少なくとも識別されるまでの期間に、前記受付手段によって前記携帯端末が受付けられたことに基づいて、前記電子マネー情報取引処理実行手段による前記取引処理を開始するとともに、前記貨幣受付識別手段にて受付けた前記貨幣を返却することを特徴とする、電子マネーシステム。
【請求項6】
店舗内に複数設置され、携帯端末に備えられている電子マネー情報記憶手段に記憶された電子マネー情報または貨幣を用いて取引処理を実行する取引装置と、記録媒体を個々に識別可能な記録媒体識別情報に対応付けて前記取引処理に使用される残額を管理する管理装置とを備えた電子マネーシステムであって、
前記取引装置は、
貨幣を受付けて該貨幣の金額を識別する貨幣受付識別手段と、
該貨幣受付識別手段によって識別された識別金額の範囲内で前記取引処理を実行する貨幣取引処理実行手段と、
前記携帯端末を受付ける受付手段と、
該受付手段により受付けられた前記携帯端末の前記電子マネー情報記憶手段に記憶された前記電子マネー情報を用いて前記取引処理を実行する電子マネー情報取引処理実行手段と、を有し、さらに、
前記貨幣受付識別手段によって前記貨幣が受付けられてから少なくとも識別されるまでの期間に、前記受付手段によって前記携帯端末が受付けられたことに基づいて、前記電子マネー情報取引処理実行手段による前記取引処理を行うことなく前記貨幣受付識別手段にて受付けた前記貨幣を返却することを特徴とする、電子マネーシステム。
【請求項7】
前記取引装置は、前記記録媒体識別情報に対応付けて前記管理装置で管理されている残額である管理残額の範囲内で行う前記取引処理を含む各種処理を前記管理装置と連携して行い、
前記記録媒体は、前記各種処理のうち予め定められた特定処理に伴い更新される通番が記録され、
前記管理装置は、前記記録媒体識別情報に対応付けて通番を記憶し、
前記取引装置は、
前記特定処理に伴って前記記録媒体の通番を更新する第1の通番更新手段と、
前記特定処理が行われる旨を示す特定処理情報を前記管理装置に対して送信する特定処理情報送信手段とを含み、
前記管理装置は、
前記特定処理情報の受信に応じて前記記録媒体の記録媒体識別情報に対応付けられた通番を更新する第2の通番更新手段と、
前記取引装置から前記記録媒体に記録される通番を受信し、該受信した通番が該記録媒体の記録媒体識別情報に対応付けられた通番と一致するか否かを判定する通番判定手段とを含み、さらに、
該通番判定手段により通番が一致しないと判定したときには、予め定められた通番不一致時処理を行うことを特徴とする、請求項5または請求項6に記載の電子マネーシステム。
【請求項8】
前記貨幣取引処理実行手段は、前記貨幣受付識別手段によって識別された識別金額と前記記録媒体の記録媒体識別情報とを含む入金要求を前記管理装置に対して送信する入金処理要求送信手段を有し、
前記管理装置は、
前記入金要求の受信に応じて、該入金要求に含まれる識別金額を該入金要求に含まれる記録媒体識別情報に対応付けて記憶する処理を行い、該記録媒体識別情報に対応付けて管理している管理残額と前記識別金額との合算額を特定可能な残額通知を前記取引装置に対して送信する残額通知送信手段と、を有し、
前記貨幣取引処理実行手段は、前記残額通知を受信したことを条件として、前記特定処理として該残額通知から特定される当該合算額の範囲内で遊技媒体の貸与を可能とするための処理を行うと共に、前記第1の通番更新手段により前記記録媒体の通番を更新する通番更新処理を行い、かつ該通番更新処理を行った旨を示す通番更新通知を前記特定処理情報として前記管理装置に対して送信し、
前記管理装置は、
前記通番更新通知の受信に応じて、当該記録媒体の記録媒体識別情報に対応付けて記憶している前記識別金額を当該記録媒体の管理残額に対して加算する識別金額加算処理を行うと共に、前記第2の通番更新手段により前記記録媒体の通番を更新し、かつ前記識別金額が加算済であることを特定可能な状態に更新する加算済更新処理を行い、
前記通番判定手段により通番が一致しないと判定され、かつ前記識別金額が未加算の状態で記憶されていることを条件として、前記通番不一致時処理として前記識別金額加算処理と、前記加算済更新処理とを行い、さらに、
前記通番判定手段により通番が一致すると判定され、かつ前記識別金額が未加算の状態で記憶されていることを条件として、前記識別金額加算処理を行うことなく、前記加算済更新処理を行うことを特徴とする、請求項7に記載の電子マネーシステム。
【請求項9】
前記取引装置は、
前記管理装置と通信できる通信可能状態であるか通信できない通信不可能状態であるかを検知する通信可否検知手段と、
該通信可否検知手段により通信可能状態を検知しているときに前記記録媒体を受付け、該受付けた記録媒体の記録媒体識別情報に対応付けて前記管理装置で管理されている残額である管理残額の範囲内で前記取引処理を実行する管理残額取引処理実行手段と、
該取引処理の対象となった記録媒体の管理残額が零でないことを条件として、前記受付けた記録媒体に該管理残額が零でない旨を示す管理残額有り情報を記録し、前記管理残額を記録することなく排出する第1の排出処理を行う記録媒体排出処理手段と、を有し、
前記貨幣取引処理実行手段は、前記通信可否検知手段により通信不可能状態を検知しているときに前記貨幣受付識別手段が識別した識別金額の範囲内で前記取引処理を行い、
前記記録媒体排出処理手段は、前記識別金額から該取引処理に使用された使用額を減算した入金残額が零でないことを条件として、前記記録媒体に該入金残額を記録して排出する第2の排出処理を行い、
前記取引装置は、
前記記録媒体に前記管理残額有り情報が記録されているか否かを判定する管理残額有り情報記録判定手段と、
前記通信可否検知手段により通信不可能状態を検知しているときに前記入金残額が記録された記録媒体を受付けたことに基づいて、該入金残額を使用して前記取引処理を行う入金残額取引処理実行手段と、を有し、
前記記録媒体排出処理手段は、前記管理残額有り情報記録判定手段により管理残額有り情報が記録されていると判定されたことを条件として、前記入金残額が零の記録媒体を排出する処理を行うことを特徴とする、請求項5〜請求項8のいずれかに記載の電子マネーシステム。
【請求項10】
前記取引装置は、
前記貨幣受付識別手段によって識別された識別金額から前記貨幣取引処理実行手段による取引処理に使用された使用額および該使用額に対応する間接税額を減算した金額を前記残額として、前記記録媒体の記録媒体識別情報に対応付けて前記管理装置にて管理するための処理を行う残額処理手段と、
該残額処理手段による処理の対象となった記録媒体に前記残額を記録することなく排出する第1の排出処理を行う記録媒体排出処理手段と、
前記管理装置と通信できる通信可能状態であるか通信できない通信不可能状態であるかを検知する通信可否検知手段と、
該通信可否検知手段により通信不可能状態を検知しているときに前記貨幣受付識別手段により貨幣を受付けたことに基づいて、該受付貨幣の識別金額から、前記残額を前記取引処理に使用する際の予め定められた一単位である単位使用額と該単位使用額に対応する間接税額との合算額である税込単位額の整数倍に相当する取引対象額と、該税込単位額未満の端数額とを特定する特定手段と、を有し、
前記貨幣取引処理手段は、携帯端末所有者の操作によることなく、前記特定手段により特定された取引対象額を前記取引処理に使用し、
前記記録媒体排出処理手段は、前記特定手段により特定された端数額を記録した前記記録媒体を排出する第2の排出処理を行い、
前記取引装置は、前記通信可否検知手段により通信可能状態を検知しているときに前記第2の排出処理により排出された記録媒体を受付けたことに基づいて、該受付けた記録媒体に記録されている記録媒体識別情報と端数額とを含む端数額加算更新要求を前記管理装置に対して送信する端数額加算更新要求送信手段をさらに有し、
前記管理装置は、
前記端数額加算更新要求送信手段から送信されてきた端数額加算更新要求に含まれる記録媒体識別情報に対応付けて管理している残額に対して該端数額加算更新要求に含まれる端数額を加算更新するための端数額加算更新処理を行う端数額加算更新処理手段と、
該端数額加算更新処理が完了した旨を示す端数額加算完了通知を前記取引装置に対して返信する端数額加算完了通知返信手段と、をさらに有し、
前記取引装置は、前記端数額加算完了通知返信手段から返信されてきた端数額加算完了通知を受信したことを条件として、前記受付けた記録媒体に記録されている端数額を消去する端数額消去処理を行う端数額消去処理手段をさらに有することを特徴とする、請求項5〜請求項9のいずれかに記載の電子マネーシステム。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図20】
【図21】
【図22】
【図23】
【図24】
【図25】
【図26】
【図27】
【図28】
【図29】
【図30】
【図31】
【図32】
【図33】
【図34】
【図35】
【図36】
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【図38】
【図39】
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【図31】
【図32】
【図33】
【図34】
【図35】
【図36】
【図37】
【図38】
【図39】
【図40】
【図41】
【図42】
【公開番号】特開2008−23204(P2008−23204A)
【公開日】平成20年2月7日(2008.2.7)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−201357(P2006−201357)
【出願日】平成18年7月24日(2006.7.24)
【出願人】(000144153)株式会社三共 (5,148)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成20年2月7日(2008.2.7)
【国際特許分類】
【出願日】平成18年7月24日(2006.7.24)
【出願人】(000144153)株式会社三共 (5,148)
【Fターム(参考)】
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