説明

合流式下水処理システム

【課題】分岐水路となる雨水処理池内に設置した自動除塵機による損失水頭を大きくすることなく、かつ下水処理場に流入する下水量の増減に対応して流入下水中の微細夾雑物を除去することができるようにした合流式下水処理システムを提供すること。
【解決手段】自動除塵機を設置した雨水処理池21、22、・・・、26を流入水路1より分岐して複数並設し、流入汚水を処理するようにした合流式下水処理システムにおいて、複数の雨水処理池21、22、・・・、26のうち、少なくともその1つの雨水処理池21に、雨水処理池21内の上流側に細目自動除塵機5を、その下流側に微細目自動除塵機6を所要間隔をあけて設置する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、合流式下水処理システムに関し、特に、分岐水路となる雨水処理池内に設置した自動除塵機による損失水頭を大きくすることなく、かつ下水処理場に流入する下水量の増減に対応して流入下水中の微細夾雑物を除去するようにした合流式下水処理システムに関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、下水処理場に設置される合流式下水処理システムは、家庭から排出される汚水と雨水とが合流して下水処理場に流入するようにし、該下水処理場に設置された自動除塵機にて予め定めた大きさの夾雑物を除去した後、雨水等にて流入する汚砂など沈殿させて処理するようにしている。
【0003】
また、合流式下水処理システムにおいては、降水量に応じて下水処理場に流入する流入量も大きく変化する。このため、下水処理場には各処理池内に細目の自動除塵機を設置した複数の処理池を並設するとともに、流入量に応じて流水させる処理池数を変えて少流入量から大流入量まで対応して処理できるようにしている。
【0004】
しかしながら、各処理池内に設置される自動除塵機のスクリーン目幅は、降雨時に流入する雨水量が増大しても対応できるように、例えば、スクリーン目幅が25mm前後となっているので、降雨時など除塵機のスクリーン目幅より微細な夾雑物が流入した場合、ほとんど除去されずに処理場から河川等へ排出され、景観を損ねたり、他の問題が生じたりするという問題があった。
【0005】
また、微細な夾雑物まで除去するように、細目自動除塵機に代えて微細なスクリーン目幅を有する微細目自動除塵機を処理池内に設置すれば、該微細目自動除塵機による損失水頭が大きくなり、その背水の影響により微細目自動除塵機より上流の水位が上昇し、浸水等の被害が発生するという問題があった。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明は、合流式下水処理システムの有する問題点に鑑み、分岐水路となる雨水処理池内に設置した自動除塵機による損失水頭を大きくすることなく、かつ下水処理場に流入する下水量の増減に対応して流入下水中の微細夾雑物を除去することができるようにした合流式下水処理システムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するため、本発明の合流式下水処理システムは、自動除塵機を設置した雨水処理池を流入水路より分岐して複数並設し、流入汚水を処理するようにした合流式下水処理システムにおいて、複数の雨水処理池のうち、少なくともその1つに、該雨水処理池内の上流側に細目自動除塵機を、その下流側に微細目自動除塵機を所要間隔をあけて設置したことを特徴とする。
【0008】
この場合において、微細目自動除塵機を、循環するスクリーンにより水中の夾雑物を捕捉し、該捕捉した夾雑物を水上で排出シュートに回収するようにすることができる。
【0009】
また、細目自動除塵機と微細目自動除塵機とを設置した雨水処理池の細目自動除塵機のスクリーン目幅を12〜18mmに、他の雨水処理池に設置した細目自動除塵機のスクリーン目幅を22〜28mmに設定することができる。
【0010】
また、降雨初期に降雨細目自動除塵機と微細目自動除塵機とを設置した雨水処理池に通水を行うようにした阻水扉を、各雨水処理池の入口部に配設することができる。
【0011】
また、細目自動除塵機と微細目自動除塵機とを設置した雨水処理池より流入水量の増加に対応して細目自動除塵機のみを設置した他の雨水処理池へ順次、通水を行うようにした阻水扉を、各雨水処理池の入口部に配設することができる。
【発明の効果】
【0012】
本発明の合流式下水処理システムによれば、自動除塵機を設置した雨水処理池を流入水路より分岐して複数並設し、流入汚水を処理するようにした合流式下水処理システムにおいて、複数の雨水処理池のうち、少なくともその1つに、該雨水処理池内の上流側に細目自動除塵機を、その下流側に微細目自動除塵機を所定間隔をあけて設置することにより、上流側の細目自動除塵機で予め大きな夾雑物を除去した後、除去されなかった微細な夾雑物が微細目自動除塵機のスクリーンにて捕捉除去されるようになるので、微細目自動除塵機の目詰まりを防止し、かつ微細目自動除塵機の上流側水位の上昇を抑えて流入する微細な夾雑物を効果的に除去することができる。
【0013】
また、微細目自動除塵機を、循環するスクリーンにより水中の夾雑物を捕捉し、該捕捉した夾雑物を水上で排出シュートに回収するようにすることにより、継続して流入する雨水や汚水に含まれる夾雑物も循環するスクリーンにより順次掻き揚げ排出されるので、自動除塵機に目詰まりを生じることなく、かつ連続的に夾雑物の除去を効率的に行うことができる。
【0014】
また、細目自動除塵機と微細目自動除塵機とを設置した雨水処理池の細目自動除塵機のスクリーン目幅を12〜18mmに、他の雨水処理池に設置した細目自動除塵機のスクリーン目幅を22〜28mmに設定することにより、微細目自動除塵機の目詰まりを防止し、かつ微細目自動除塵機の上流側水位の上昇を抑えて流入する微細な夾雑物を効果的に除去することができる。
【0015】
また、降雨初期に降雨細目自動除塵機と微細目自動除塵機とを設置した雨水処理池に通水を行うようにした阻水扉を、各雨水処理池の入口部に配設することにより、降雨初期のファーストフラッシュの際に流入する多量の夾雑物の除去を効率的に行うことができる。
【0016】
また、細目自動除塵機と微細目自動除塵機とを設置した雨水処理池より流入水量の増加に対応して自動除塵機のみを設置した他の雨水処理池へ順次、通水を行うようにした阻水扉を、各雨水処理池の入口部に配設することにより、降雨時に流入する雨水量が増大しても、その流入量に応じて他の雨水処理池へ順次、通水することで処理が確実に行うことができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0017】
以下、本発明の合流式下水処理システムの実施の形態を、図面に基づいて説明する。
【実施例1】
【0018】
図1〜図3に、本発明の合流式下水処理システムの一実施例を示す。
本発明の合流式下水処理システムは、特に限定されるものではないが、例えば、図1に示すように、家庭から排出される汚水と雨水とを合流して下水処理場に流入するようにした流入水路1の端部を、複数に分岐するようにして複数の雨水処理池21、22、・・・、26と1つの分岐水路3とを配設し、そのうち分岐水路3を直接汚水処理池4に接続して流入汚水を該汚水処理池4に流入するようにするとともに、他の複数の雨水処理池21、22、・・・、26内には細目自動除塵機5、5’を設置し、かつ各雨水処理池21、22、・・・、26を並列的に配設するようにし、この細目自動除塵機5、5’を設置した各雨水処理池の端部を雨水導水渠7に接続して、夾雑物除去後の汚水を雨水導水渠7を経て雨水ポンプ井8へ導入するようにする。
【0019】
この水路より分岐された各雨水処理池21、22、・・・、26には、その流入口部に選択的に開閉する雨水阻水扉10を、また該雨水処理池22、・・・、26の下流域に細目自動除塵機5、5’を設置するが、該雨水処理池のうち、少なくともその1つ、例えば、雨水処理池21には、細目自動除塵機5と微細目自動除塵機6の2台の自動除塵機を設置するようにする。
この1つの分岐水路となる雨水処理池21内に、細目自動除塵機5と微細目自動除塵機6の2台の自動除塵機とを設置する場合は、雨水処理池21内上流側に細目自動除塵機5を、そして下流側に微細目自動除塵機6を、所定の間隔をあけて設置するものとする。
【0020】
より具体的には、本実施例では、流入水路1より分岐される複数の雨水処理池21、22、・・・、26を、分岐水路3に沿って並列に配設するとともに、この各雨水処理池21、22、・・・、26を中央部にて2分割してその両端部に各雨水処理池の流入口部を、中央部に排水口部を形成し、同一の軸線に沿って対向する2つの雨水処理池21と24、22と25、23と26の排水口部及び他の列の雨水処理池の排水口部を導通するようにし、これを雨水導水渠7に接続されるようにし、この雨水導水渠7の端部には複数の雨水ポンプ9を配設した雨水ポンプ井8を接続する。
この場合、汚水処理池4に接続される分岐水路3をさらに分岐してその一方を汚水処理池4へ、他方を後列側の雨水処理池24、25、26に接続するようにして汚水を導入するようにする。
なお、前列側の雨水処理池21、22、23には、流入水路1を分岐して直接これらの雨水処理池と接続して汚水を流入水路1から直接導入するようにする。
【0021】
分岐水路3の端部に接続される汚水処理池4には、その流入口部に雨水処理池と同様に選択的に開閉する汚水阻水扉11を、汚水処理池4内の上流域に汚水自動除塵機12をそれぞれ設置する。
また、この汚水処理池4の端部には複数の汚水ポンプ13を備えた汚水ポンプ井14を配置するとともに、該汚水ポンプ井14と雨水ポンプ井8とを開閉可能とした連絡ゲート15を介して連結するようにする。
【0022】
細目自動除塵機5、5’及び汚水自動除塵機12は、特に限定されるものではないが、例えば、従来公知の前面降下前面掻揚式除塵機や、図3に示すような、スクリーン循環式除塵機を採用し、また、微細目自動除塵機6は、特に限定されるものではないが、例えば、図3に示すような、スクリーン循環式除塵機を採用することができる。
そして、雨水処理池21に設置する細目自動除塵機5は、そのスクリーン目幅を12〜18mm(本実施例においては、15mm前後)に、他の雨水処理池22、23、・・・、26に設置する細目自動除塵機5’及び汚水自動除塵機12は、そのスクリーン目幅を22〜28mm(本実施例においては、25mm前後)に、また、微細目自動除塵機6は、そのスクリーン目幅を4〜8mm(本実施例においては、6mm前後)に、それぞれ設定するようにする。
微細目自動除塵機6(細目自動除塵機5、5’及び汚水自動除塵機12)として使用するスクリーン循環式除塵機は、循環するスクリーンSにより水中の來雑物を捕捉し、捕捉した來雑物を水上でシュートTに回収するものであり、スクリーンSに洗浄水又は空気を噴射し、該スクリーンSから來雑物をシュートに脱荷する夾雑物脱荷用ノズルNを設ける。
【0023】
スクリーン循環式除塵機は、例えば、図3に示すように、多数のスクリーンプレートを櫛歯状に並設したスクリーンパネルPをリンクして無端状のスクリーンSを形成し、該無端状のスクリーンSをその下部内側に水が流入するように張架配設するとともに、該無端状のスクリーンSを循環させ、スクリーンパネルPにて捕捉した來雑物をスクリーンSの上部内側に配設したシュート内に落下させるようにしている。
なお、スクリーンSは、スプロケットWによりレールRに沿って駆動するコンベアチェーンCによって循環させている。また、スクリーンパネルPを構成するスクリーンプレートの内側に突設した爪により大きめの來雑物も上まで掻き揚げることも可能である。
【0024】
夾雑物脱荷用ノズルNは、このスクリーン循環式除塵機の上部で、外側からスクリーンSと対向するように複数設置されており、水上にてスクリーンSの外側から高圧水又は圧縮空気を噴射することにより、捕捉された來雑物をスクリーンSから脱荷し、シュート内に噴き落とすようにする。
【0025】
次に、本発明の合流式下水処理システムの作用について説明する。
流入水路1を経て下水処理場に流入する下水の流入量が少なく、1つの雨水処理池21にて処理できる場合や多量の夾雑物が流入する降雨初期のファーストフラッシュの場合、図1に示すように、細目自動除塵機5と微細目自動除塵機6の2台の自動除塵機を設置した雨水処理池21の雨水阻水扉10のみを開放し、他の雨水処理池22、・・・、26の雨水阻水扉10を閉じるとともに、分岐水路端部に接続された汚水処理池4の汚水阻水扉11をすべて全開するようにすると、流入水路1を経て流入する汚水は、その一部が2台の自動除塵機を設置した雨水処理池21に、一部が分岐水路3を経て汚水処理池4に流入する。
【0026】
この雨水処理池21内に流入した汚水は、まず上流側に配置した細目自動除塵機5にて、予め定めたスクリーン目幅以上の比較的細かい夾雑物が該スクリーンにて捕捉され、シュート内に排出されるようにして除去される。この細目自動除塵機5にて除去されなかった細目自動除塵機のスクリーン目幅以下の微細な夾雑物は、さらに雨水処理池21内を流下して下流側の微細目自動除塵機6に達する。
この微細目自動除塵機6のスクリーン目幅は、景観上問題が生じない程度の予め定めた微細なものとしているため、これは特に限定されるものではないが、例えば、6mm程度としているので、該微細目自動除塵機6のスクリーンSにて微細夾雑物が捕捉され、シュート内に排出されるようにして除去される。
【0027】
このように微細夾雑物が微細目自動除塵機6にて除去される場合、その上流側で既に細目自動除塵機5にて細かい夾雑物が除去されているので、微細目自動除塵機6による損失水頭もあまり大きくならず、微細目自動除塵機6の上流側での水位が上昇することがないので、微細夾雑物の除去が継続して行うことができる。
これにより、それぞれの自動除塵機への夾雑物の負荷が分散されるようになり、スクリーン閉塞率の上昇を抑えて微細夾雑物の除去が可能となる。また、上流側への背水の影響を与えず、ポンプ場又は処理場の排水機能を低下させることなく夾雑物の除去を連続的に行うことができる。
微細夾雑物まで除去された汚水は雨水導水渠7を経て雨水ポンプ井8内に導かれ、ここから雨水ポンプ9にて排水される。この場合、1台(もしくは2台程度)の雨水ポンプ9の駆動にて排水することができる。
また、汚水処理池4に流入した汚水は、汚水自動除塵機12にて夾雑物が除去された後、下流側の汚水ポンプ井14内に導かれ、ここから汚水ポンプ13にて外部へ排水されるようになる。
【0028】
また、降水時等流入水路1を経て下水処理場に流入する下水の流入量が多く、1つの雨水処理池21にて処理できない場合は、図2に示すように、流入量に応じて雨水処理池22、・・・、26の雨水阻水扉10を開放する。
図2に示す場合は、全雨水処理池21、22、・・・、26の雨水阻水扉10を開放した状態を示している。
【0029】
この場合、合流式下水処理システムを保護し、かつ排水機能の低下を招かないようにするため、流入水路1を経て流入した下水は、すべての雨水処理池21、22、・・・、26に導かれて、各雨水処理池内にて夾雑物の除去が行われた後、すべての汚水は雨水導水渠7を経て雨水ポンプ井8内に導かれ、ここから、すべての雨水ポンプ9の駆動にて排水されるが、微細夾雑物の除去は行われない。
なお、汚水処理池4に流入した汚水は、流水量が少ない場合と同様に、汚水自動除塵機12にて夾雑物が除去された後、下流側の汚水ポンプ井14内に導かれ、ここから汚水ポンプ13にて外部へ排水されるようになる。
【0030】
以上、本発明の合流式下水処理システムについて、実施例に基づいて説明したが、本発明は上記実施例に記載した構成に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲において適宜その構成を変更することができるものである。
【産業上の利用可能性】
【0031】
本発明の合流式下水処理システムは、雨水処理池内に設置した自動除塵機による損失水頭を大きくすることなく、かつ下水処理場に流入する下水量の増減に対応して流入下水中の微細夾雑物を除去するという特性を有していることから、合流式下水処理の用途に好適に用いることができるほか、例えば、合流式又は分流式の汚水沈殿池の用途にも用いることができる。
【図面の簡単な説明】
【0032】
【図1】本発明の合流式下水処理システムの一実施例を示す平面図である。
【図2】同合流式下水処理場の並設する全処理池に流水させた場合の平面図である。
【図3】微細目自動除塵機の外観説明図である。
【符号の説明】
【0033】
1 流入水路
21、22、・・・、26 雨水処理池
3 分岐水路
4 汚水処理池
5 細目自動除塵機
5’ 細目自動除塵機
6 微細目自動除塵機
7 雨水導水渠
8 雨水ポンプ井
9 雨水ポンプ
10 雨水阻水扉
11 汚水阻水扉
12 汚水自動除塵機
13 汚水ポンプ
14 汚水ポンプ井
15 連絡ゲート
S スクリーン


【特許請求の範囲】
【請求項1】
自動除塵機を設置した雨水処理池を流入水路より分岐して複数並設し、流入汚水を処理するようにした合流式下水処理システムにおいて、複数の雨水処理池のうち、少なくともその1つに、該雨水処理池内の上流側に細目自動除塵機を、その下流側に微細目自動除塵機を所要間隔をあけて設置したことを特徴とする合流式下水処理システム。
【請求項2】
微細目自動除塵機を、循環するスクリーンにより水中の夾雑物を捕捉し、該捕捉した夾雑物を水上で排出シュートに回収するようにしたことを特徴とする請求項1記載の合流式下水処理システム。
【請求項3】
細目自動除塵機と微細目自動除塵機とを設置した雨水処理池の細目自動除塵機のスクリーン目幅を12〜18mmに、他の雨水処理池に設置した細目自動除塵機のスクリーン目幅を22〜28mmに設定したことを特徴とする請求項1又は2記載の合流式下水処理システム。
【請求項4】
降雨初期に降雨細目自動除塵機と微細目自動除塵機とを設置した雨水処理池に通水を行うようにした阻水扉を、各雨水処理池の入口部に配設したことを特徴とする請求項1、2又は3記載の合流式下水処理システム。
【請求項5】
細目自動除塵機と微細目自動除塵機とを設置した雨水処理池より流入水量の増加に対応して細目自動除塵機のみを設置した他の雨水処理池へ順次、通水を行うようにした阻水扉を、各雨水処理池の入口部に配設したことを特徴とする請求項1、2、3又は4記載の合流式下水処理システム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公開番号】特開2008−104901(P2008−104901A)
【公開日】平成20年5月8日(2008.5.8)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−287572(P2006−287572)
【出願日】平成18年10月23日(2006.10.23)
【出願人】(000005452)株式会社日立プラントテクノロジー (1,767)
【Fターム(参考)】